ワイが文章をちょっと詳しく評価する![39]

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1名無し物書き@推敲中?
点数の意味
10点〜39点 日本語に難がある!
40点〜59点 物語性のある読み物!
60点〜69点 書き慣れた頃に当たる壁!
70点〜79点 小説として読める!
80点〜89点 高い完成度を誇る!
90点〜99点 未知の領域!
満点は創作者が思い描く美しい夢!

ここまでの最高得点79点!(`・ω・´)

前スレ
ワイが文章をちょっと詳しく評価する![38]
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bun/1396053440/
2名無し物書き@推敲中?:2014/05/05(月) 01:26:37.88
炎が夜空を焦がしている。まだ明けるには早い真夜中の大地が真紅に彩られ、風を受けた帆のように膨らみ続ける黒煙が星の散らばった大空を覆いつくすように拡がっていた。
普段であれば、遠慮がちな夜間通行人のかがり火や、宿場町から漏れる明かりとその内側に起こるささやかな喧騒はあっただろう。しかしそのほとんどが静謐な静けさに包まれ
ているはずの城砦都市は今や、街も王城も全て激しい炎に包まれ、人々は成す術も無く逃げ惑い、またある者たちは荒れ狂う火の手を消し止めようと必死に、文字通り死を賭し
て、無謀で絶望的な炎への戦いを挑んでいるが、徒に死傷者を増やすだけに過ぎない。
どのみちこの城塞都市はもう終わりだ。誰が見てもそうだと分るほどの壊滅的な打撃を受けている。強大な炎の軍勢に蹂躙され、もはや焼け落ちるに任せて鎮火を待つしかない
区画が大半を占めている。生き残った者はここを捨て去るか、気の遠くなるような時間を掛けてもう一度、自分たちの手でやり直すしかない。

火の手が迫る王室へ、王たちを救出すべく駆けつけた親衛隊の剣士長ドナテルロと魔術師グレンダはそこで凄惨な光景を目の当たりにした。
床が血に塗れ、神官や大臣たちが倒れている。侍女たちも血を流して転がり、ほとんどの死体は首を切り取られていた。
「ははははは! 見ろ! これが裁きの火だ。お前たちの望んだ欲深い渇望の源泉が今ここに溢れ出し、お前たちをそっくりそのまま取り込んでいるのだ!」
王が血走った目を見開き、口から涎を垂れ流しながら大声で笑う。手には血塗れた剣を持ち、炎に包まれる城塞都市を一望するバルコニーと豪奢な調度品に彩られた自室の間を
うろうろと歩き回る。
バルコニーには切り取られた首がいくつか、街の方へ向けられるように置かれていた。
王の側に、黒い衣装に身を包んだ何者かが王の行動を見守っていた。顔を伏せローブに隠されているため、その顔かたちや表情の多くは見えない。まるで濃い影のような掴みど
ころの無い立ち姿であった。ドナテルロには黒ずくめのマントを羽織った剣士、グレンダには漆黒のローブを纏った魔術師に見えた。
3名無し物書き@推敲中?:2014/05/05(月) 01:29:08.66
「王様! ご乱心めされるな」王宮魔術師であるグレンダは、簡素ではあるが凝った装飾の施された白いローブを身に纏っている。両手は開けられ、魔法発動の動作に邪魔な剣
や短刀などの武器や、他の魔術師のほとんどが装備する杖の類すらも携行しない。独特の流儀を貫く異型の精鋭である。彼女は王室へ駆け込みその様子を見て取るや咄嗟に両手
で魔術の印を結んでいた。すぐにでも発動できるように構えて、すっかり変わり果ててしまったように見える王へ、今日までに奇跡のように計略と進軍を完遂させ、この王国を
まとめ上げる事に成功した城塞都市の領主、絶対なる己が君主への諫言を叫ぶ。
一方、ドナテルロは黒衣の侵入者へ向かい剣を抜く。深緑の服装に身を包んだ長身痩躯の剣士に見える彼は、必要最小限に軽量化した防具を光が反射しないよう鏡面を落とし、
部位によっては衣服の下に装着している。極力目立たず素早く動く事を身上とした剣の使い手である。その彼が油断無く黒衣の者と対峙するそこへ、王がまるで素人同然の無茶
苦茶な振りで切り掛かる。
「おやめください! 王様、この者は誰なのですか!」剣をかわし一歩退いたドナテルロは問う。しかし王の表情は正気ではなかった。
クククと、側に立つ黒衣の者が笑い声を漏らす。その刹那輪郭がぼやけ、消えた。その様子を二人とも目撃したが、瞬く間に薄くなり、影となって王の中に吸い込まれていった
ように見えた。
突然、王は剣を落とし苦しそうに目を瞑る。頭痛に苛まれるようにこめかみを指で押さえしばらくの間微動だにしなかった。
「……王様? ご無事で?」ほどなく王の呼吸が整うのを感じ取ったグレンダが恐る恐る声を掛ける。
王は静かに目を開いた。目に光が宿り、落ちつた様子で辺りを見回す「どうしたのだ? グレンダ、それにドナテルロ。それではまるで余を打ち倒さんとする構えではないか」
二人ははっとして警戒を解くと王に向き直った。しばし王室の厳かな空気が三人の間に流れたが、周囲に流れた夥しい血や転がる死体、並べられた首、燃えさかる王宮や火の海
に包まれる街の光景は変わらない。
4名無し物書き@推敲中?:2014/05/05(月) 01:31:03.66
「王様、この状況は一体……」ドナテルロが絞り出すように声を出す。王は口元を歪め俯くと、微かに……嗤った。王の瞳に狂気の濁りが生じる。
「分をわきまえぬ愚か者が」王は唐突に、誰に言うのではなく、民衆に演説するかのような声を発した。王の声に何者かの声が重なり、ゆがんだ声音が二人の頭の中に生じ、吐
き気と眩暈を起こさせるような圧倒的な邪悪さを持って響く「魔の力点を誤りし人間どもよ。度重なる負荷を己が世界に与え続ける愚行の果てに遂に均衡は破れた。人間どもの
世界に流れ込み続けた魔の力はすでにお前らの手を離れ我が手中に在る、我が顕在する世界にお前らはただ在るのみとなる」
ドナテルロは一度納めた剣に再び手を遣る。グレンダは王の瞳を伺う、光はあるがつい今しがた宿っていたものとは違う異質な濁り。数歩後退し再び印を結び身構える。
「この王の身を傷つけても何も変わらん」王は見る者を圧倒する炎ような光、狂気の光、を増す瞳を二人に向ける「来るがいい。この王宮の地下、王族の棺を据えた部屋の向こ
うにある祭壇へ。この身はそこによって世の理を逸する偉業を幾度と無く成し遂げた。そして今まさにその対価を支払わんとす! お前らも来るがいい。そこで我が供物となり
永遠の欲望を得るか、臆して有限のままこの世界の絶望に身を沈めるか、選べ!」
王は床に落ちた血濡れの剣を掴んだ。その血が付いた刃先に顔を近づけると嘗め回すように眺め、だしぬけに自らの腹を突き刺した。
「……!」咄嗟の事で身動きが取れなかった二人は目を見開き、その行動に唖然とする。そして血を吐きながら嗤う王の姿にかつて感じたことが無かった程の戦慄を覚えた。
「ククク、カカカカ……腸が、千切れたぞ……ぶぉっ」王は全身を痙攣させて前屈みになると嘔吐を始めた。血の混じった胃の中身がぶちまけられ、さらに身を捩じらせてあら
ゆるものを吐き出そうとする。目は飛び出さんばかりに見開かれ、あごが外れるのもかまわず口を一杯に開き、顔が充血してどす黒く変色した。
ぞろぞろぞろぞろ……王の口から大量の何かが吐き出される。それはおびただしい生肉の塊に見えた。目を覆うような光景。ドナテルロはややあって、それが裏返しに吐き出される王の内臓だと気付いた。
5名無し物書き@推敲中?:2014/05/05(月) 01:32:21.79
王は全てを吐き出すと血走った目を二人に向けた。全身を痙攣させながら震える手で己の内臓を掴み、手にした血濡れの剣で食道のあたりから下を乱暴に切り捨てる。
「ぶわえたひぶわ」口から垂れ下がった食道がラッパのように音を発し、巨大な蛭のようにぐねぐねと動く。それ自身が意思を持つ生き物のように鎌首をもたげる。
「お前たちのお」食道がその気管を震わせ、奇妙な音を発す。もう聞きなれた王のものではないが、それは声だ。
「仕えるべき主人んはあ、もう使い物にいならなあい」王の口から生える肉のパイプのようになった内臓が不快な音を、声として発生させる。何も出来ずにただ見ることしか出
来なかったグレンダの顔は見る見る蒼白になり、気を失い倒れた。
「お前らはあもう好きにするがいいい存分にい欲望のおままにいふるまうがよいいいい」
王、だった者は力尽き、臓物と血の海の中に倒れた。ドナテルロは恐る恐る近付き王を抱え起こそうとしたが、手に触れたそれはすでに事切れているのが分り、もはや目の前に
転がっているそれは、今しがたまで王と呼ばれた者の亡骸、もう単なる肉塊でしかなかった。

投下ここまで
6ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/05(月) 07:03:35.83
>>1
スレッドを立ててくれてありがとう!(`・ω・´)
7ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/05(月) 07:07:04.72
>>2-5
目に光が宿り、落ちつた様子で〜
(脱字がある!)

>王は見る者を圧倒する炎ような光〜
(脱字がある!)

>〜食道のあたりから下を乱暴に切り捨てる。
(変換ミス!)

人称に関して少し引っ掛かる一文があった!
>ドナテルロには黒ずくめのマントを羽織った剣士、グレンダには漆黒のローブを纏った魔術師に見えた。
二人の心情を同時に伝えていると考えた場合、神視点に見える! 三人称を明確にするのであれば、
黒い衣装の者を目にした二人の行動で気持ちを吐露すればよい!
剣士のドナテルロは身構えることで相手を相応の者と判断した!
魔術師のグレンダとは衣装の色は違っても類似点が多い! 自ら印を結ぶことで同類と見做した!

冒頭の文章としては悪くなかった69点!(`・ω・´)
8記憶喪失した男 忍法帖【Lv=31,xxxPT】(3+0:5) :2014/05/05(月) 14:47:14.92
  犯罪という芸術を憎む 第一話

 謎というものが存在する。謎である。未知と言い変えてもいいかもしれない。謎というものは、いまだその正体が明かされないものとは、ひどく人の興味をひくものだ。これは、謎を巡る物語だ。
 謎を解決するには、方法は決まっている。すべての最終的な真理を見通す鑑定眼を持った識者に頼むのである。人類には知恵の宝庫というものがあり、謎を解決するために大規模に活動している。
 その顕著な例が『探偵』である。
 探偵は、すべての謎の真相を知っており、見抜く目を持っている。探偵に解けない謎はない。探偵に解けない謎は存在しない。探偵の中でも特にその洞察力の鋭いものを指して、我々は『名探偵』と呼ぶ。
 ぼくは、謎を解決してもらうために探偵事務所を訪れた。探偵事務所には探偵がいる。探偵であるなら、あらゆる謎を解決してくれるはずであって、探偵に頼みさえすれば、すべての謎が解決される。
 探偵事務所は、街中のビルの二階にあり、きれいな整然とした事務室だった。ぼくは緊張しながら探偵事務所に入っていった。もし、探偵がいなかったらどうしよう。いや、探偵がぼくの依頼を受けてくれないかもしれない。
探偵というものは奇人変人が多いと聞く。探偵事務所などを訪れてもまともな相手はされないかもしれない。
 探偵がヤクザの手先だというものもいる。おかげで、日本最大の探偵社は信用を売りにした健全な上場企業になってしまった。
 果たして、探偵は信用できるのだろうか。ぼくは深く悩んだ末に探偵事務所を訪れた。
 ギイッと音のするドアを押すと、探偵事務所の中に入っていくしかなかった。大きな事務室に整然とした事務用品が置いてある。ここは探偵事務所だ。
まだ二十代であろう男の人が一人と、女の人が一人いた。女の人は黒髪を長く伸ばした幽霊系美女だった。怪しげな視線に魂がとられそうだ。
「探偵さんはどちらですか」
 とぼくが聞いたら、
「こちらが探偵です」
 と幽霊系美女が教えてくれた。どうやら、探偵なのは男の方らしい。すると、このお姉さんは誰なのだろうか不思議に思ったが、ぼくは女性の個人情報について気軽に聞ける性質ではない。黙ったまま、探偵の方へ足を向けた。
9記憶喪失した男 忍法帖【Lv=31,xxxPT】(3+0:5) :2014/05/05(月) 14:48:05.71
「わかったぞ。きみは依頼人だろう」
 探偵がぼくに言い放った。なぜわかったのだろう。さすが探偵だ。
「そうです。ぼくは依頼人です」
 驚いて感嘆の声をあげてみる。すごいや、やっぱり本当に探偵なんだ。
 探偵はずんずんぼくの方に近づいて来て、ぼくの顔の真ん前まで来て顔を近づけてきて、そしていった。
「じゃあ、ぼくが何者かわかるかい」
 探偵の目は、宇宙の深遠に通じるように奥深かった。
 ぼくは少し迷う。そして、頭をちゃんと動かし、冷静に返答する。
「探偵さんでしょ」
 すると、探偵と幽霊系美女がわははははっと激しく笑った。
 ぼくは呆気にとられて、身動きもできなかった。
「そうだ、探偵だよ、よくわかったね」
 探偵は気楽に答える。さっき何がおかしかったのだろうか、ぼくは気になったが、考えても答えは出ない気がした。
「でも、きみはいったい何をしにここに来たのかな。依頼人は嘘をつく。探偵作法の鉄則だ。ぼくはきみから依頼を聞いたところで、まちがった情報しか手に入れることができない。だとしたら、きみはぼくに何をいいに来たんだろうね」
 探偵がいう。
 ぼくはたじろいでしまう。ぼくは、味方を求めて探偵事務所に来た。それがまさか叶わぬ願いだとは思わなかったのだ。
10記憶喪失した男 忍法帖【Lv=31,xxxPT】(4+0:5) :2014/05/05(月) 14:48:42.09
「お願いです。助けてください、探偵さん」
「助けるだって? それは本気でいっているのかい。探偵がそんな頼みを聞くとでも思っているのかい。だって、事件の犯人はきみかもしれないじゃないか。
探偵は何もきみの味方だというわけじゃないんだよ。きみは自分が犯人でない自信があるのかい?
それとも、きみは自分が犯人だと思われない自信があるのかい? そんなみすぼらしい格好をした冴えない、見れば十代のようだが、そんなきみが疑われないとでも思っているのかい」
 探偵の迫力にぼくは恐怖を覚えた。なぜだ。なぜ、捜査の依頼をする前からぼくは脅されているんだ。
「ぼくは犯人じゃありません。ですから、正当に捜査してもらえれば、ぼくは犯人でないことははっきりと判明すると思います」
 わははははっとまた探偵が笑った。そして、意地悪く顔を近づけていう。
「きみは、ぼくの調査書で犯人にしたてあげられないとでも思っているのかい。もし、ぼくが調査書を捏造して、きみを犯人にしたてあげるようにお膳立てしたらどうなるかな。
それでも、きみは自分が犯人じゃないと主張するのかい。きみを死刑台へ送ることが決まった裁判の後でも。なぜ、探偵に事件を依頼するなんて愚かな真似をするんだ。探偵は警察じゃないぞ」
 ぼくは絶句した。この探偵は、何かがおかしい。

第一話おわり。
11記憶喪失した男 忍法帖【Lv=32,xxxPT】(1+0:5) :2014/05/05(月) 17:59:18.31
感想くれよ。
ぷうぎゃああああああ以外も。
12名無し物書き@推敲中?:2014/05/05(月) 18:04:56.22
読む気にさせるような書き方をしろよ
バカか
13名無し物書き@推敲中?:2014/05/05(月) 18:18:27.77
話が短すぎる
最初の二文で飽きた
14名無し物書き@推敲中?:2014/05/05(月) 18:29:50.61
ワイの評価は信用できる
ワイ杯入賞常連のおれが言うんだから間違いない
15記憶喪失した男!ninja:2014/05/05(月) 18:46:21.15
>>13
小説家になろうにこの題で三話まで書いてある。
16ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/05(月) 19:13:44.81
三話までざっと目を通した!
バカミスのジャンルかと思ったが、そうでもなかった!

全ての事柄が決め付けで進行していて推理らしい部分が見当たらない!
内容は不条理に近く、整合性は考えない方がいいだろう!
そうなると評価の比重が文章に傾く!
言葉の重複や省ける主語が多くあり、肝心な描写も大雑把!
仔細には見ていないので断定はしないが点数は伸び悩むと予想!

うーん、どうしたものかと思いつつ、ビールを嗜む!(`・ω・´)
17ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/05(月) 19:18:04.39
おかしな一文になったので修正!
>そうなると評価の比重が文章に傾く!
○そうなると文章に比重を置くことになる!

ちょっと米を研いでくる! (`・ω・´)ノシ
18名無し物書き@推敲中?:2014/05/05(月) 22:41:36.05
シュールな物語を目指したのかな
ちょいちょいポカーンてなってしまってシュールさを
楽しめなかったです
探偵というものは浮気調査や企業の経営状態調査とかが
主な仕事になると思うんですが、
いきなり事件解決と犯人特定というまるで小説か名○探○偵○コ○ナ○ンのような
探偵の常識設定がかなり違和感感じましたね
それは基本的に警察の仕事ですので。事件を探偵が解決するという
世界観から作って行くのであればその限りではないですが
19名無し物書き@推敲中?:2014/05/05(月) 23:27:12.11
>>8-10
一行目からよたよたした書き回しで期待感ががっつり損なわれた
文体の野暮ったさは読者の目を悪い意味で引き止める
俺も気を付けようと思った
20記憶喪失した男 忍法帖【Lv=32,xxxPT】(1+0:5) :2014/05/06(火) 01:32:36.09
「犯罪という芸術を憎む」四話目を書きました。
21ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/06(火) 04:27:26.13
>>8-10
第一話だけの評価になることを明言して置く!

>探偵事務所は、街中のビルの二階にあり、きれいな整然とした事務室だった。
(中に入らないとわからない情報!)
>ギイッと音のするドアを押すと、探偵事務所の中に入っていくしかなかった。大きな事務室に整然とした事務用品が置いてある。
(この時点でようやく中に入った! 主人公にとって馴染みの場所ではない!
 一人称では知り得ない情報なので明らかに人称がおかしい!)

省ける主語が多い! 過剰なまでに畳み込む! 強調にしてもくどいと感じた!

この探偵がおかしいと云うよりも、全てがおかしい!
幽霊系美女が主人公に男の方を探偵だと答えた後に本人が何者かと訊いてきた!
それを切っ掛けにして猜疑心に満ちた話に突入する!
付き合う主人公も同類なのか! 相手を不審に思ったのならば、
別の探偵事務所を当たればいいのではないのか! 固執する理由が無いので、
どうにも普通ではない状態に見える!

犯罪を芸術と見做しながらも憎むと云う相反するタイトルが全てを物語っていた61点!(`・ω・´)
22名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 07:08:57.12
ボロクソw w
23名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 12:02:14.37
前スレのスカーフェイスのつづきです。
結末は決まっているのですが途中でいき詰まってます。
ワイさんの発言で物語が動き出す事も多いのでよろしくおねがいします。

 滋賀屋の依頼は簡単なものだった。滋賀屋が今手がけている新興住宅地のイメージリーダー
となるパンフレットの製作を手伝う事だった。しかし考えてみればおかしい。このような雑務に
わざわざボスが打ち合わせに出てくる必要があるのだろうか。何かきな臭い。にこにこと人懐っこく
笑う滋賀屋が主導で打ち合わせは進んだ。俺は専門家としてアドバイスを与えるだけだ。住宅開発には
ありきたりなコンセプトと幸せな家族のストーリー。しかし笑顔というものは不思議だ。その人の背景
によっては不気味にも見える。
24名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 12:04:04.03
「そういえば写真館を構えたのは最近らしいですね」
「ええ、まあおかげさまで長年の夢が叶いました」
 滋賀屋の顔つきが突然変わった。眉を吊り上げてギロリと睨むように俺を見て、僅かに顔を傾けて言った。
「長年の夢?」
 背中に冷たいものが走る。何か気に触ったのだろうか。
「は…はい」
 思わず声が裏返った。俺はどこを間違えたのか考えた。時間にして僅かだったとは思うが俺はヘビに
睨まれたカエルの気持ちを理解した。滋賀屋から目が離せず見詰め合ったままゴクリと唾を飲む。やがて
滋賀屋は笑顔を戻した。
「そうですか、それでは私も微力ながら発展に貢献させてもらいます」
 打ち合わせは滞りなく終わり、時間を調節して現場を案内するからと、再び会う約束をして携帯番号を
交換した。滋賀屋がレシートを掴んで店を出る際、何人かの従業員が慌てて整列して頭を下げていた。
 そしてタイミングをずらして店を出ようとした俺にも…。
 何故忙しい本人がこんなくだらない案件に自ら出てくるのだろうか。今更ながらにやばい気がしてきた。
 そもそも最初からおかしかった。俺はなんらかの陰謀に巻き込まれつつあるのではないだろうか。写真館は
別段評判がいいわけでもなく、いくつかのブライダルコンサルタントと契約しているだけで正直儲かっていない。
 個人的には様々な賞に応募してはいるが、取った賞といえば官公庁や企業のキャンペーン企画ばかり。
 俺は無名に等しく、わざわざ俺を指名してまで使いたがる人物など初めてだ。そう考えれば使い捨ての小悪党を
演じるにはうってつけのような気がしてきた。しかし一介の写真家にどんな役者が考えられるだろうか。
 凡庸な俺の思考能力では思いつかない。万年赤字の俺が大口客の予感に安易に飛びついた事は正しかったのか。
 思いを巡らせれば巡らせるほど後悔の念に染まっていく。
25名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 12:06:58.29
 俺は厄介な事に巻き込まれないよう、その開発地を事前に見ておこうと考えた。愛車に乗り、故郷のこの町に
帰ってきてからはまだ通った事が無い道を走った。かつては町だった海沿いのバイパス。彼女の言っていた
開発地がここから県境に向かって数キロの所にあるはずだ。開発の途中だというその土地は、ある開発会社が
見切り発車で開発を始めたが水利権で揉めてしまい、工事が止まっている間に施主の資金が続かなくなり倒産。
 それを彼女が買い取ったという物だった。 ある程度宅地として均されているので工事費が節約できて利益率が
いいのだとか。こうやって丘陵地帯や内陸部で開発が進む中。この辺の土地は20年経った今でも更地ばかりだ。
 皆高所へと移住していった。黒いあれから逃げるために。そう、人々の暮らしも笑顔も皆あれが奪った。
 俺の夢さえも。そうだ、これでも若い頃は夢があったのだった。安月給の報道記者兼カメラマンだった俺は
いつか成り上がってワールドプレスフォトアワードを取る。そしてテレビや雑誌でもてはやされて有名女優の
ヌード写真集を出すなどという事も考えた。まだ二十代で夢に燃える俺は一つの事件を追っていた。この町選出の
元代議士の黒い噂だ。
自分のセンスを信じて疑わないわりに、鳴かず飛ばずで編集長にも嫌われていた俺が、土地勘があるという
理由で担当に選ばれた事はラッキーだった。数ある疑惑の中で目をつけたのは全長46.5qの広域農道計画。
 計画は大手建設会社と暴力団や政治結社、果ては人権団体まで入り混じって強引に推し進められていた。
 これらを纏めていたのが元代議士の武市真三だと言われていた。武市やその周りの人間に張り付いていた
俺と小菅はある日闇討ちに合い、ボロボロにされた挙句にこれ以上嗅ぎ回ったら殺すと脅された。相棒が居なく
なった後も俺は執拗に食い下がった。そう、あの頃の俺はヤクザの理不尽な暴力や恫喝ぐらいで引き下がるような
人間ではなかった。俺は攻めて行く角度を変えた。武市本人から少し離れて別の方面から切り崩す事にしたのだ。
26名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 12:08:27.40
 そしてその鍵となる人物はこの先の…。そう、ずっと避けていたこの道の先に…。俺はある出来事を
いやおうなく思い出して胸が苦しくなった。思い出したというよりは、自分を誤魔化してひた隠しにしていた
ものが抑えきれずに頭を出したというのが正確かもしれない。俺は急に開発地の事はどうでもよくなって行き先を変更した。

 災害の象徴として残された漁協の建物。窓も無く躯体しか残さない退廃的な雰囲気は、さながら滅びの美学を解く
画家の絵のようだった。活気のあった揚場で次々とコンテナを運びながら、少年が時々こちらを見ながら笑うのを
思い出す。俺は旧堤防に立って沖の新堤防を眺めた。もうこの場所で水平線から昇る朝日を見る事はできない。
 あの日、少年の持つ船上の旗から見え隠れする光の条がレンズに乱反射して当時、太陽を味方につける新しい方法を
思いついた俺は夢中でシャッターを切ろうとしていた。それは言葉に表すことのできない、気高く崇高な美しさだったのだ。
27名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 12:09:50.81
 数日後、俺は滋賀屋女史と開発予定地に向かった。高級モデルのアウディで水溜りのあるガタガタ道を涼しい顔で
運転する滋賀屋。俺は漁港に立ち寄った後日再び開発地を調査に行き、少し離れた小高い公園から単眼鏡で造成地を
観察した。丘の半分を切り取ったような造成地は重機やトラックがまばらに動いている普通の工事現場だった。
 やがて滋賀屋の車は開けた造成地に着き、現場事務所の前に車を止めると滋賀屋は車のトランクを開けた。
「ちょっと待ってね」
 車の天上越しに俺に向かってにこりとするとトランクまで回って長靴を出し、ヒールと履き変えている。少し
よろけてスカートを気にしつつ照れくさそうにこちらを見ながらケンケンしている姿に普通の女を感じる。
「行きましょうか」
 二人で世間の景気等について談笑しながら歩いて行く。見たところ造成地に構造物は無いものの、赤茶けた地山に
段々になった宅地と道路の形が粘土細工風に出来上がっている。先の開発会社が手がけてから時間がたっているせいか
宅地が若干崩壊していたり、アワダチソウがはびこっている。
 すぐ近くまで来ると重機の下で現場監督らしき男とスーツの男が作業服にスラックスの男性二人組と向かい合って
揉めているようだった。
28名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 12:14:43.89
その内こちらに気づいたスーツの男が慌てて頭を下げた。
「どうしたの?」
「滋賀屋ディレクター、こんな所にわざわざ」
「いいから、何を揉めてんの」
 相手の二人組みも気づいてこちらを見たが、途端に顔色が変わって頭を下げた。
「いえその、道路幅についてなんですが、幹線と補助幹線以外は5mで進めていたんですが、全線6mでないとダメ
だって言うんですよ」
 滋賀屋はチラリと二人組を見た。どうやら市の担当者のようだ。二人が青い顔を見合わせて少し身を引いた。
「そう、5mの場合はいくつ取れるの」
「248戸です」
「全部6mにしたら?」
「おそらく210戸あまりかと」
「損益分岐は」
「195戸です」
 滋賀屋の機嫌がどんどん悪くなっていく。難しい顔をしながら横目で市の職員を見ると組んだ腕から右手を
起こして二人組みのうちの年配の方を指差した。
「えーっと」
「都市計画課の田原です」
 右側の年配の男が慌てた様子で深々と頭を下げ、続いて左の若い男もやや後ろから頭を下げた。
「田原さん、この町の人口がもう何年も横這いで30代40代の働き盛りが下げ傾向なのはご存知ですね」
「はい、その通りです」
「ここは経済基盤の初浦からも近いし、自然が豊かで、10分も走れば大型ショッピングモールもあるわりには
土地が安いです、難点を言えば食料品店が近くにない事ぐらいですが、その建設も我々の計画の中に折込み済みです」
 滋賀屋の視線はいつのまにか厳しいものに変化していた。田原は引き攣った顔のまま硬直している。
「私達は私財を投げ打ってこの町の発展に貢献しています、荒廃した土地に人は住みません、それにもう20年も
戻りたくても戻れない人達もいるんです、足の遅い行政に任せていたのではいつまでたってもこのままです、わかりますね」
「それは重々承知しております滋賀屋様、しかしながらまだ開発申請も通っていないうちから工事を進められて
しまったのではこちらとしても立場がございません」
「ふむ、開発申請ね、しかしこちらとしては建築基準法は遵守しているはずですが何故認められないのですか?」
29名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 12:18:12.24
 滋賀屋がチラリとスーツの男を見ると、男が応える。
「はい、どの道も十分な幅員をとってあり、さらに広い迂回路に繋がっていますし、行き止まりには回転広場もあります
一番上の土地と下の調整池に蓋をして公園を作るので避難場所も問題ありません」
 滋賀屋が勝ち誇って田原を見た。
「法律は犯してないそうですよ、ならば申請を通さない方が間違っているんじゃありませんか」
「し…市の規則が建築基準法より幾分厳しくなっております、特例を許すわけにもいきませんので、我々の立場も
察して頂いてここはなにとぞ」
 汗をダラダラと流しながら正論で健闘している田原だが何故か勝てる気がしない。ふむ、と言った表情で顎に手を
当てて少し考えた滋賀屋が顔を上げた。
「わかりました、あなたの上司に直接かけあってみましょう」
 滋賀屋は携帯を取り出すとぴっぴっと操作を始めた。
「しょおおおおしょうお待ちを!」
 田原は大慌てで電話を止めた。焦り方からしてはたして上司と呼べるレベルの物なのかどうか怪しい。田原は部下
らしき男と頭を寄せて相談し始めた。やがておずおずと進み出ると憔悴しきった顔で言った。
「あの、滋賀屋様、私どもとしましてはKAIKAI快適開発株式会社様が滋賀屋様の傘下というのも今日が初耳でして」
 滋賀屋はきょとんとして田原からスーツの男に目を移した。
「あら、そうなの?あたしもその会社初耳だわ、ネーミングセンス最悪ね」
 スーツの男が応えた。
「先月設立して本部からの専属専任をもらいました、KKKKKKでシックスKです」
「どこの白人至上主義者よ、商標名登録し直しなさい、口にするのが恥ずかしいわ」
「かしこまりました」
 田原が勘弁してくれといった表情で続ける。
「つきましては、できるだけのご協力をお約束したいと思います、一旦持ち帰らせて頂いて検討すると言う事で
今日はご納得をいただけないでしょうか」
30名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 12:22:52.08
「わかりました、そもそも今は重機を使ってはいますが元々あった地形をメンテナンスしてるだけですよ、育ちすぎた
草原をなぎ倒したり、流水で荒れた道路を整形したり」
 滋賀屋はにっこりと笑った。
「はあ、よろしくおねがいします」
「こちらこそよろしくお願いしますね、色よいお返事お待ちしてますよ田原さん、上にはとっても優秀な人材だと
報告しときますね」
 完璧だ。言ってる内容は殆どヤクザだが表面上はビジネストークに聞こえる。揺ぎ無い力を背景に選択肢のない
脅しをかけつつ表面上は相手の顔も立てる。これ以上揉めたらどうなるのかに興味はあるが、見たくないような気もする。
 そそくさと逃げ出すように去って行った二人を尻目に滋賀屋が言う。
「ここの頂上眺めがいいのよ、写真アングルには最適だと思うけど」
 そう言ってこちらに振り返り気味に歩き出した滋賀屋に慌てて着いていく。しばらく歩いて行くと下で重機が動き出した。
 振り返ってみるとガツガツと土を掘っている。
「いいんですか?」
「ん?何が」
「開発進めて」
 俺が下の重機を指差すとそれを見てから滋賀屋は軽く笑った。
「地形の三次元モデルがあるわけじゃないから、誰にもわからないし、気づいたとして証明する手段が無いわ」
「はあ、そうですか」
「ってやだあたしさっきからタメ口」
 少女のように笑いながら黒い事を平気で言い放つ滋賀屋。さきほどのやり取りといいそら恐ろしさを感じる。
「いえ、いいんですよ」
「そう、じゃああたしにもタメ口利いてね」
 そう言ってにっこりと笑う笑顔にはやはり不気味さしか感じない。滋賀屋にタメ口を利く人間は今の所見た事ないどころか
殆どの人間にとって畏怖の対象である事は間違いない。いったい俺をどうしようと言うのだろう。
31名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 12:52:32.76
>>21
確かに無駄が多いね。
たとえばこれ。

>ぼくは、謎を解決してもらうために探偵事務所を訪れた。探偵事務所には探偵がいる。
>探偵であるなら、あらゆる謎を解決してくれるはずであって、探偵に頼みさえすれば、すべての謎が解決される。

その前の能書きで探偵について散々語ってるから、「探偵事務所には(中略)すべての謎が解決される。」は不要だよね。
失礼な事を書くと、記憶喪失した男は、濃厚な描写をしたつもりなんだろうけど、単にくどくなってしまってる。
32名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 13:54:08.76
文章の下手上手よりも
重箱のスミつつくしか能がないつまらないコメントはいらないから
話の内容の評価が聞こえてこないんだが
アイディアやストーリーはどこがどう面白いか言ってみろよ
33名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 14:28:46.51
いくら素材や調味料がよかろうと、炭化したオムレツは食えない。そんだけ
34名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 14:50:46.59
文章はダメでもストーリーは良いと聞こえてしまうぞ
誤解を与えて投稿者が調子に乗ったらどうするんだ?
35名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 15:01:41.36
そうかね。じゃ、書き直すか
炭化したオムレツの味は評価しようがない
36名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 15:03:23.72
頑張れ、きっちり33分持たせろ
37名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 15:29:10.08
最初の1〜2行でつまらない投稿かすぐ分かるよな全部読まなくても
これって何かの能力か、それとも、まともな感覚か?
38名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 15:33:47.89
まともだろ。
39記憶喪失した男!ninja:2014/05/06(火) 15:52:07.48
わかったぜよ。
ぷうぎゃああああああとは趣味が合わん。

もう投稿することもないだろう。
不条理なんだから不条理なんだよ。それ以外に何もない。
40名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 15:59:23.90
不思議だよな、下手な奴は途中で上手くなることもなくダラダラ下手なまま終わるんだよな。
上手い奴は最初から最後まで上手いんだよな。俺はこの法則から外れた奴を見たことない。
41名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 17:12:19.35
>>11
あんた一人称は向いてない
三人称で書きなさい
要は下手なんだよ、話が
全然おもろーない
一人称にした為、話下手な欠点がより強調されてしまった
ワイも言ってたな、同じ語の繰り返しがくどいって
探偵という言葉70%減らせ
しばらくは我慢して客観的描写を心がけよ
主観的描写はやめた方が良い、あんたの場合は
61点なんてないよ、ワイは甘すぎ
20点だな
さあ、がんばろう
42名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 17:14:24.83
テスト
43名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 18:16:34.97
その妙に軽い文体は村上春樹の影響なのか?
44名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 18:38:35.57
>>43
誰の投稿文へのレスなの?
アンカーつけて
45名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 19:16:33.00
>>44
謎謎うるせえ奴に対するレス
46記憶喪失した男!ninja:2014/05/06(火) 19:23:30.75
>>45
村上春樹みたいだといわれたことはあんまりないなあ。
文体は筒井に似ているらしい。
47名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 19:41:28.34
そうなの?
西尾が好きなのかと思ってた
48名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 19:42:31.01
謎謎君、とりあえず読書量増やそう
49名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 19:54:38.85
まあ単純に文章の整理が甘い気がする
ところでワイの評価って使う点数の幅狭いよね
あんまり下に広げると荒れそうだからだろうが
50記憶喪失した男!ninja:2014/05/06(火) 19:58:01.99
>>48
1100冊読んでますけど、何か?

「1000冊読んでるワナビだけど読書量が足りないって編集者が」ってスレがアフィだけど、
おれのことまとめてる。
51名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 20:13:04.43
>>48
無責任な指導だな
つーか、読書はしてるんじゃない
52名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 20:21:18.39
ふつう1000冊読んだらプロになれるだろ
53名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 20:23:31.47
そうだな、わかった
一人称はよっぽど語りに自信のある奴だけがやるべきだ
わけのわからない独りよがりの感性は苦痛以外の何物でもない
54名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 20:26:57.93
久美沙織もいってたな
一人称は止めなさい!
って
それがあの指南書のポイントだった
上達の鍵なのだろう
55名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 20:29:49.04
1000冊なんて年に100冊で10年 誰だってそれくらい読むだろ
56名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 20:34:51.11
ネカマがいるのか?
57名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 20:37:28.44
1000冊読んであれなら無理。
58名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 20:38:41.14
そう思うおまえも無理。
59名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 21:19:07.72
本なんか何十年も読んでないけどワイさんに一定の評価もらってるし
関係ないんじゃないかな
あ、この前何十年かぶりにコンビニで本買った
日本刀の本だけどね
60名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 21:23:41.28
つか、読んだ本の数なんて数えてるもんなのかね
61名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 21:33:12.44
フェルミ推定
62名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 21:39:25.29
いちいち数えんでも本棚を見れば目算できるだろ。
63名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 22:46:56.65
サッカーボールが青空へ跳ね上がった。それを追って小学生の男の子がひとり、マンションに囲まれた小さな公園を走る。
エントランスの傍を、駐輪場へと若い女性が小走りに向かう。それなりにおめかししたピンクのブラウスがふわりと揺れて、女性は自転車に乗って出かける。
マンションのバルコニーから道端を眺める男性は、スウェット地のパーカーを着てぼんやりと煙草を吸い、外の空気を確かめるように煙を吐く。
この歩道は、路線バスだって走るしまあまあの人通りはある。とは言ってもやっぱりここは住宅街を通り抜けるただの裏通り、今はまだ静まり返っている。ここが僕の居場所。
春の穏やかな風が通り過ぎる。今日は少し肌寒く、休日の朝10時という時間にしては道行く人々の姿は少ない。
昼へ向かう晴れた陽射しは徐々に暖かさを増して、もうじきこの通りも賑やかになるだろう。

「ねえ、あなたはここにいるのが好きなのかな? それとも、ここにずっといなくてはならないの?」
マンション前の緩やかに曲がる閑散とした歩道に現れた彼女は、ここで風景を眺めている僕に、そんな言葉を投げかけてきた。
実際、僕はここにいてここの光景を眺めるのは好きだ。けれどもずっとここにいなくてはならないのも事実だ。仮に僕がここが好きじゃなくなっても、僕はここを離れられない。
だしぬけに僕の前に現れて、僕にまつわるのっぴきならない状況をさもわかっている風に、唐突に問うこの女性を、僕は眺めた。
おかっぱが少し伸びた黒い髪に、化粧気の無い小ぶりで色白で、とてもきれいな顔立ち。休日なのに服装はセーラー服で、小柄な女の子。
「小学生がセーラー服を着ているみたいだね」僕は見たままの感想を率直に述べた。
女の子は、色白の顔がさらに白くなったような表情になって目を見開く「失礼ね。わたしはこれでも高校生なのよ、先月なったばかりだけど。もうすぐバイクの免許だって
取れる……はずなんだから」
64名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 22:47:51.87
女の子は背が低いことを気にしてるみたいだった。バイクの免許も、取る気があるのか無いのか分らないが、少しだけ自信の無いそぶりを見せた。バイクはとてもスピードの出
る乗り物だから、ひょっとしたらジェットコースターみたいに身長制限のバーがあってその水準に達しないかもしれないと心配しているのだろうか。
「大丈夫だよ、免許は取れるよ……たぶん」僕は根拠の無い励ましで彼女を慰めた。
「いいのよわたし、もし取るのなら原付の免許だから。筆記で取れる簡単な免許なのよ」彼女は駐輪場の自転車の中に混ざって置いてある白いスクーターを指差した。
「ああ、あれね。女の子も男の子もみんな乗っているね」
このあたりで見かける二輪の乗り物では、自転車の次に多い小さなバイク、あれが原付なんだ。
「あれに乗るとさ」女の子は緩やかに曲がる道路のその先の、カーブで見えなくなる登り坂のまだ向こうを見つめる「どこへでも行けるんだよ。歩くよりも早く、自転車よりも
遠くへ。大人に混じって大きな通りに乗って、まだ行ったことも無い遠くの場所へだって行ける。しかもガソリンで走るから疲れないんだよ。うらやましいよね」
ふうん、と僕は女の子と同じ方向を見た。この向こうのそのまた先は一体どうなっているのだろう、まだ面白い場所がたくさんあるのだろうか。
「ねえ、お父さんとお母さんはどうしてるの?」女の子は話題を変えた。僕の意識は遠くの見知らぬ風景からこの通りの向こうにある、よく知った実家の景色へ切り替わる。
「……たまに見に来るよ。お菓子も持ってきてくれるから、あんまりお腹も空かない」
ふうん、と今度は女の子が何かを考えるように僕の顔を見つめた。
「いつからここにいるのかな、君は」
65ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/06(火) 22:48:15.84
>>39
不条理の話を書いたので整合性は関係ない!
ワイと感性が違うので点数が低い!

では、改めて問う!
不条理で整合性が取れていない物語が一般の読者に受け入れられると思うのか!
人称がおかしい点は、どのような詭弁を弄するつもりなのか!
自分にとって都合の悪い記憶を忘れる為の固定ハンドルなのか!

ワイは物語の面白さよりも、基本の文章に目を向けている!
斬新なアイデアを活かすのは文章である!
何年も指摘されていながら変わらないのであれば、
ワイに作品を見せる必要はない! 自身が思った通りにすればよい!

ワイの考え!(`・ω・´) 今の記憶に酌むべき要素は無い! 酔ったので寝る!
66名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 22:49:08.69
女の子はやさしく微笑みかけてきた。急に大人のおねえさんのような顔になっていたので、僕はなんだか恥ずかしくなって、少し照れたように笑った。
僕はずっとここにいる。ここで、ここに起こる様々な風景を見て、僕はそれに憧れている。誰も僕に関心が無いから、僕はその穏やかな孤独を受け入れようと努力している。
お家に帰ろう、女の子は言った。でも僕は帰れない、なつかしいあの家に僕の居場所は無かった。
僕はつらい出来事を思い出した、自然に言葉が漏れる「早く遊びに行こうと思ってあわてたら牛乳を、こぼして……」俯いたら涙が零れてきた「それがお母さんの携帯電話を濡
らして壊してしまった。お母さんは怒ってもう帰ってくるなと言った……帰ったらまた怒られるよ」
「でもお母さんはもう牛乳のことも、携帯電話のことも怒っていないんだよ?」
僕にも何となくそれは分る。ここへくるお父さんもお母さんもみんな悲しそうな顔をして、泣いている。僕のせいで泣いているから、怒られるよりも、つらい。
「車に気をつけなさいって、いつも言われていたのに。その約束も守れなかったんだ」
「それは運が悪かったわね。でも、みんな君が帰るのを待っているんだよ」
そんなはずないじゃないか、と僕は思わず叫んでいた。涙がとめどなく溢れ出した。みんながここへやって来る、最初は嬉しくて、みんなにいろんな事を伝えたかったが、伝わ
らない。みんなは僕のためにここへやって来たと言うけれども、僕自身には関心が無い。
「帰ろうよ、ね」女の子はもう一度言った。歩道の、ガードレールの片隅に置かれた花束やお菓子の包みが微かな風に揺れる。
僕は、サッカーボールを蹴る男の子も、自転車に乗る女の人も、煙草を吸う人も、ここにいる人たちのいろんな姿を見たい。もっと、この場所を見ていたい。それは、僕にしか
出来ない事だから。僕が僕としてやったことは、悲しくてつらい結果しか残らなくて、僕の居場所はとっくに無くなってしまっている。僕にはここしかない。
67名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 22:49:39.11
http://ncode.syosetu.com/n2383cc/
小説家になろうから失礼します。
評価よろしくお願いします。

これから作ろうと思う小説の冒頭部分です。
おかしな点など教えていただければありがたいです。
68名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 22:50:29.04
「ずっと向こうに大きな川が流れていてね」女の子は楽しそうに言った「夏には花火が上がるんだよ。広い河川敷にたくさんの人が集まって、みんなで夜空を見上げてそれを楽
しむんだよ。近くで見る花火はね、とても大きくて、とっても綺麗だよ」
花火かあ、僕は涙を拭いて女の子を見上げた。まだお昼前の青空に重なった彼女の表情は明るく、その瞳の向こうにあるまだ見ぬ夜空の賑やかな光景を僕も想像した。
だからね、君のいる場所はここじゃないよ。彼女は言った。帰ろう、そして遠くへ出掛けよう。ここへはいつだって戻ってこれる。
僕は一歩踏み出した。とても不安で、すこし怖かったけど、勇気を出して僕は家へ向かう。
ただいま、僕の写真がお花と一緒に飾られている。ここにも僕の居場所はあって、僕の帰りを待ってくれていた。言いようのない、ほっとした、暖かな喜びが僕の心に拡がる。
おかえり、そんな空気が家の中を満たしている。
お帰り、僕は家を出る。帰る、在るべき場所へ。空へ還る。上って家を見下ろし、あの公園やマンションを見下ろした。
女の子が歩いている。あの歩道を少し歩いたところにあるバス停へ。いつも数分遅れでやってくる本数の少ないバスに乗り込んで、彼女はどこかへ帰る。
「おーい!」声を上げてみたけど、きっと届かなかったろう。僕はどんどん上がっていき、町がどんどん小さくなる。町のそばには緑の木々に覆われた丘があって、それが小さ
くなると大きな川が見えてきた。
どこまでも、どこまでも広がる風景は、みんなひとつにつながっている。僕もあの中のひとつだったんだと、なんとなくわかった気がする。
夏になったら僕は、あの川へも、かえろう。
69名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 22:52:27.01
おわり


……挟んでしまいました失礼><
70名無し物書き@推敲中?:2014/05/06(火) 22:53:51.63
>>69
こちらこそ失礼しました。
ごめんなさい。
71名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 00:21:33.15
わいさん、久しぶりにワイ杯参加したいんですけど忙しいですか?
72ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/07(水) 07:29:26.36
>>23-30
>しかし一介の写真家にどんな役者が考えられるだろうか。
(役者を演じる訳ではないので「役」とした方がよい!)

>やがて滋賀屋の車は開けた造成地に着き、現場事務所の前に車を止めると滋賀屋は車のトランクを開けた。
(重複が多い一文! 最初の「滋賀屋の」は省ける! 「車を止めると」は「停車して」に置き換えればよい!)

>焦り方からしてはたして上司と呼べるレベルの物なのかどうか怪しい。
(物でいいのだろうか! ワイは「者」のように思った!)

主人公を介して滋賀屋の人物像がはっきりとわかる回であった!
文章量に対して体言止めの手法が多いように思った!
あまり重要ではない箇所での多用を避けた方がよい!

しっかりとした文章で書かれていた73点!(`・ω・´) 主人公を起用した真の理由が気になるところ!
73ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/07(水) 07:30:06.71
>>63-64>>66>>68
削れる主語が多い! 意味のない多用は文章を拙く見せる!
主人公は「ここにいる」と書いてあった! 「ここ」の範囲が広い! 彼女とどのような姿で話しているのか!
小さい彼女よりも主人公は背が低いのか! 彼女を見上げたとなっていた!
主人公が天に還る時に目にした彼女は、話をしていた彼女のことなのだろうか!
他の人には見えない主人公に普通の状態で接した彼女は何者なのだろう!

主人公に注力したせいなのか、彼女の扱いが少し雑に見えた67点!(`・ω・´)
74ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/07(水) 07:31:10.56
>>67
>(洗濯物中に入れるか……)
(一人称は地の文が心の声と受け取ることができる!
 従って()のような約物を使用する意味は希薄と云える!
 指摘の重複を避ける為、同じような箇所は全て省く!)

主人公はアパートの何階に住んでいるのだろうか!
頬を掠めた矢は畳に突き刺さった! 斜め上から射られたのだろうか!
六畳一間と云う狭さではあるが、斜め上から飛来した矢が部屋の中央に到達するのだろうか!
窓枠が邪魔をしないのか! 素直に壁に突き刺した方が自然に思えた!

>きっとそうに違いないだろう。
(「きっと」と「違いない」で確定かと思いきや、「だろう」で締め括られていた!
 一人称で動揺しているとしても引っ掛かる言い回しであった!)

>警察に電話するのは確定だが、まず、手紙を破いてやることにした。
(手紙は肉筆で書かれてはいないのだろうか! 指紋の検出が期待できるのではないのか!
 主人公が頭の良くない大学生だとしても、それくらいは思い付くような気がしないでもない!)

>〜意識も徐々に途絶えていった。
(途絶えるとは、ふつりと切れることである!
 「徐々に」を使いたいのであれば「薄れていった」等の表現にとどめた方がよい!)

>これってもしかして閉じ込めらてる?
(脱字がある!)

真っ先に「リア○鬼ごっこ」が頭に浮かんだ! 主人公を気絶させた方法は問わないことにする!
白い部屋に隔離されてモニターによるゲームの説明を受けた!
最初の矢文の意味は何だったのか! 有無を言わさずに拉致することができるのであれば必要のない行動と云える!
鬼ごっこで逃げ切ったとして、勝者には何が得られるのか! ゲームの意味は話が進めばわかるのだろう!

もう少し設定を煮詰めた方がよい66点!(`・ω・´)
75ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/07(水) 07:32:52.55
>>71
今週は忙しい!
出来るとすれば最短で来週になる!

遅めの朝食をいただく!(`・ω・´)ノシ
76名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 07:35:05.95
>>65
きつーいお言葉
77名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 08:10:55.00
>>65
いや、これは記憶喪失さんが正しい
ワイはプロの不条理小説を読んだことないんだな
78名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 09:09:17.25
>>74
アドバイスありがとうございます
指摘されて初めて気づくことも多いので助かりました。
不自然さをなくすよう努力しようと思います。
79名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 10:24:08.00
>>77
いや、ワイが正しい
自演するなよ、みっともない
80名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 10:31:49.77
読者の心に訴えてこそ不条理小説だ
つまらなければ、つまらない間違いの方に目が行ってしまうのは当たり前
面白くないので、些細なミスが許せなくなってしまう
美女は少々ミスを犯しても許されるものだ

つまり読者に訴えるものを書けという事だ
81名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 10:47:12.00
ワイは物語の面白さよりも、基本の文章に目を向けている!


正直そうは思えなかったのでちょっと驚いた
82名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 10:52:48.49
てかさ、記憶喪失さんの場合、
文章の基本がなってないのと
面白くないのと
両方あるんだけど……
83名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 10:56:34.80
文章の基本さえクリアしてれば文章自体にはそれ以上はもとめずに物語のおもしろさに行ってる ってあたりかな。
毎回誤字脱字変な単語は指摘してるし。
84名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 10:58:26.23
ワイ1人の選評を鵜呑みにするのは危険
ひょっとしたら、これは傑作なのかも知れない
複数に審査してもらうべき
記憶喪失さん、ここに行け
俺が許す
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bun/1290795984/
85名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 11:02:47.96
>>84
失礼、場所を間違えた
記憶喪失さん、ここに行け
たぶん、その作品は傑作だから
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bun/1388833371/
86名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 11:44:08.31
>>84
辛辣だなぁオイと思ったら間違いかーい
87名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 11:54:32.02
その不条理小説
良いと思うよ
ワイ以外の所で審査してもらったら良いよ
88名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 12:32:36.07
ワイの評価を盲信するな
こいつは俺の小説も読み取れなかった
89名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 12:34:59.16
不条理で整合性がとれてなくても受け入れられてる作品なんていっぱいあるよ
自分がそういうの嫌いだからって一般の読者も求めてないよみたいな嘘までつくのは間違ってる
90名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 12:44:24.47
叩いたり持ち上げたりして遊んでないでちゃんと読んであげろよ
91名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 12:48:29.96
いいと言っている奴はどこが良かったのか詳細に書いてやれよ
適当なこと言っているようで、作者が余計に可哀想だろ
92名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 12:50:33.43
> 自分にとって都合の悪い記憶を忘れる為の固定ハンドルなのか!

ワイってたまにわけわからんとこで毒吐くよな。お互い趣味合わなかったなってだけの話なのに、なんでちょっと傷つけてやろうみたいなことするんや?
93名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 12:56:12.64
言える事
複数に評価してもらうべき
1人の選評を鵜呑みにするな
そもそも選考が複数で行われるのは、文芸界でのルール
94名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 13:06:46.06
>>92
前にも似たようなことがあったってことじゃねーの?
95名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 13:23:56.03
>>94
もう来ないと言いつつ何度も来てるコテなん?そりゃあかんな
96名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 13:31:04.54
>>95
そっちじゃなくて、単なる力不足を評者のせいにするような発言をということな
よりにもよって、あの出来で趣味の違いなんて言葉を持ち出すのは、物書きとして終わっているわけで
97名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 13:39:45.40
>>95
>>96
記憶喪失に以前別のスレで別の小説の感想聞かれて、率直に文章下手だし内容は幼稚でつまらないって答えたら、やっぱり「趣味があわない」って返事だったよ
早い話都合の悪い評価する奴はそいつの趣味が悪い、自分の小説は悪くないってこと
コテでググればわかるけどガチの統失さんで札付きの荒らしだからあんまり関わらない方がいい
98名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 13:59:30.97
なるほど、あちこちで同じようなこと繰り返してるってことね。
でも俺はそれで物書きとして終わってるとは思わないけどな
99名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 15:23:00.90
良いと言ってる奴もいるわけだし
ここで記憶喪失の文章の良し悪しの結論なんて出せないだろうよ
100名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 15:55:07.14
ぷぅぎゃああああああさんは
一人称視点の小説と三人称視点の小説どちらが好みですか?
今までの評価点数を見た感じ三人称のほうが高得点になっている気がしますが。
101名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 16:36:40.58
先の投稿にも書かれていた通り
一人称は書き手の欠点を目立たせやすい
わけのわからない、つまらない主観が入るとね
客観的視点に立っている場面を多く入れた三人称の方が
どちらかというと、無難という事じゃないの
でも腕に自信があるなら一人称視点で自分の思いを堂々と書けば良い
でも、下手な奴は、下手なところを隠すべき
102記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(1+0:5) :2014/05/07(水) 16:46:37.52
文章は文章で直してくれる人がいると助かるけどさあ。
単純に面白さで評価してくれるところないかな。

なんか、おれ、あんまり文章とか気にしてないんだよね。

それは、十七年前、書き始めた時、
純文学派の連中が文章がどうの文体がどうのといっていて、
それはたいして意味のないことではないかと判断したからなんだ。

その考えは今でも変わらず、ぼくは文体がどうだとかいう見当ちがいな文学批評に異議を唱えるため、
文体にはあまり気にせず書いている。

これは、ぼくの思想的背景があるものだ。
103名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 16:50:00.56
だから文体以前に国語能力の問題!
104名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 16:51:29.40
散々つまらないって言われてるのにこんな態度できるのか……
105名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 16:56:19.06
>>102
まだ言ってんのかよ
文章が下手なのと文体の問題はまったくの別
話下手が拙くしゃべったジョークでは、例え気の利いたことを言っていたとしても笑えないんだ
106記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(2+0:5) :2014/05/07(水) 17:01:11.20
ミステリには詳しくないんだけどさ、おれのアイデアってよくあるアイデアなの?

探偵が依頼人を疑う。
依頼人が探偵を疑う。
探偵が依頼人を抑圧された無意識が生んだ幻覚だと思う。

とかさ。

探偵を調べるのに、別の探偵を使ったところはギャグなんだけど、笑えなかったかなあ?
107名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 17:03:33.58
笑えない
108記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(2+0:5) :2014/05/07(水) 17:08:55.60
>>105
そんなやつは大嫌いだ。
おれは話下手だ。

がんばって面白いギャグ考えているのに、人気者ばかりがウケて、
おれがギャグいうとすべるのは、大嫌いだ。

滅亡しろ。大嫌いだ。
109名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 17:10:10.96
>>108
何切れてんの?
110名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 17:27:22.94
>>108
あのねー、ギャグってお前ら笑えよって言って笑わすものじゃないの
わかる?
面白いから自然に笑うものなの

自分の考えたギャグがすべったからって
滅亡しろ。大嫌いだ。 っていうの?
最底
111名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 17:27:29.24
>>108
テレビやラジオで流暢に話をする連中は最初からそうだったのだろうか
そんなわけがなく、裏では上手く話せるよう積み重ねたものがある
だから連中の話はおもしろいわけだ

小説も同じで話術に相当する文章力の研鑽が重要になる
幸い文章はゆっくりと考えながら書くことができるし、話下手でも戦える分野
文章なんて気にしないとか寂しいこというなよ

つか、>>108みたいに考えていることや思ったことを素直に書けばよかったのに
112記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(3+0:5) :2014/05/07(水) 17:32:23.67
>>110
ギャグがすべったから滅亡しろといってるわけではない。
話下手のギャグは笑えないという連中が大嫌いなのだ。
113名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 17:36:06.11
>>108
話しべた以前に
面白くないんだもん
114名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 17:42:47.80
>>112
話が下手なんだから笑えないのは当たり前だろ
笑わせたかったら話術の練習しろよ
文章で笑わせたいなら笑わせられるような文章書くように努力しろっての
何の努力もせず滅亡しろとか甘ったれるなよ
115記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(3+0:5) :2014/05/07(水) 17:44:39.34
話術を練習するというのも、思想的におれは反対なのだ。
話術は練習してみがくものではない。

話術を練習するとか、寒いと思うねん。
116名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 17:47:29.73
>>115
ちょっとそのギャグは笑えない
117名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 17:49:23.38
笑いを取らないかん、みたいな関西系の話術はもういいから。
てか昭和で終わっとるだろ。まだやってんのか。
118白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/07(水) 17:51:36.95
文体を否定するとか斬新な考え方ですね。
119名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 17:52:53.50
おまえのペンネームはこれから、白鷺文体、にしろ。
かっこいいな。
120名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 17:54:59.79
ポメラDM100がよさげなんだよな。縦書き入力ができるし。
誰か使っている奴いるか?
121名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 17:56:05.23
読み手を楽しませる努力はしないとだめだと思うんだよね
俺はこう思う、どうだ面白いだろうって言われても困るよ
お笑いの人だって面白いと思う事じゃなくて実験を重ねて
より笑ってくれる話術を鍛えたはずなんだ
122白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/07(水) 17:57:18.36
>>119
それは……^^;
123名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 17:58:32.21
>>106
ところでさ、

「探偵が依頼人を抑圧された無意識が生んだ幻覚だと思う。」

この文章、日本語として不自然じゃないか?
意味がわからなければ笑えないよ
読者の苦痛、反発は必至!
124名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:00:24.30
>>115
じゃあ別に一生話術の下手なつまらない男でいればいいよ
ご自由にどーぞ
125名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:02:33.90
最低でも義務教育程度の国語力は必要
書かれている文章の意味がとれなければ笑えない
126記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(2+0:5) :2014/05/07(水) 18:05:49.29
あのさ、話術の練習とかダサくないか?
127名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:11:36.94
>>126
先ずは
「探偵が依頼人を抑圧された無意識が生んだ幻覚だと思う。」
の意味を解説してくれ
勘違いするな
俺は早く笑いたいんだよ
128名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:12:43.92
>>126
お笑い芸人は話術の練習してないと思うの?
129記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(2+0:5) :2014/05/07(水) 18:13:52.69
>>127
「犯罪という芸術を憎む」を読んでこればいいだろう?
それ以上でも以下でもない。
130名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:14:03.28
>>126
だから一生話下手でいればいいんじゃね?
131名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:14:31.54
>>123
文脈で読み取る文章だな。

わかりやすくすると、

探偵が依頼人を、抑圧された無意識が生んだ幻覚、だと思う。

順番を入れ換えると、

依頼人を、抑圧された無意識が生んだ幻覚だと、探偵が思う。
132名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:15:03.29
>>129
意味不明なこと書かないでください
133記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(3+0:5) :2014/05/07(水) 18:15:40.35
>>128
ツッコみの練習とかはするなあ。

でも、あれは練習というよりそういう遊びだからなあ。
本当に向上するとは思ってないだろ。ああいう芸なんだよ、たぶん。
134名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:21:04.95
>>127
探偵が、依頼人に無意識のうちに抑圧されてしまった。
探偵が無意識に生んだ幻覚だと思う。
って直せばちゃんとした日本語になるんじゃね
これでは駄目でしょうか?
記憶喪失さん
135名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:24:18.69
>>133
じゃあ一生話下手の人間のままおわればいいよ

終了
136名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:24:48.61
気にするな。
下手だと思うのはおまえだけだ。
137名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:25:14.74
>>131
ますます意味がわからなくなった
あんたこそ記憶喪失の男以下だ
138名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:25:23.98
重症だなぁ
人の言うことに耳を貸さないならなぜ評価スレに書き込むのか
人の感想をききたいのではないのか
139白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/07(水) 18:25:25.89
>>133
とりあえず、練習とは「学習を行うために繰り返し行う操作のこと。」です。
日本語を正確に使うことを心がけていれば、自然と文章力は向上しますよ。
140記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(3+0:5) :2014/05/07(水) 18:26:59.39
>>139
それは本当か、白鷺いいいいいいいいいいい。
まちがってる気がするんだけどおおおおおおおおお。
141名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:27:09.22
>>137
意味がわからないのは、おまえが勝手に何かを想像しているからだ。
その何かがわからないから意味がわからないだけ。

素直に読めばわかる。
そんだけの話。
142名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:28:57.56
記憶喪失さんは
しばらく複文を使わないと良いんじゃね
俺からのアドバイス
たぶん、思ったように笑いもとれるんじゃね
143名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:29:01.68
なんなんこいつ
そんなに認めてもらいたいなら、こんなとこ書くなよ
ご自慢の文体とやらで新人賞でもなんでも取ってきてくれよ
144白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/07(水) 18:29:18.56
>>140
ワイさんと並んで創文板の竜虎と呼ばれている私を信じてください(^^)。
145名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:31:04.27
白詐欺と呼ばれてたのは知っている。
146記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(2+0:5) :2014/05/07(水) 18:31:55.19
>>144
どちらが竜で、どちらが虎なのかを聞こう。
147名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:34:44.74
探偵が依頼人を幻覚だと思う
(探偵の無意識が生んだ幻覚)
に直せば良いよ
148白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/07(水) 18:35:38.99
私が竜です。ドラゴンですよ。
149名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:37:52.22
つまり句読点が変だから読みづらいのか
よかったな、ここの人はみんな頑張って解読してくれるんだからよ
150記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(2+0:5) :2014/05/07(水) 18:40:03.61
>>147
なんか、釈然としない。

>>148
うむ。竜はよい。
まるで、中日ドラゴンズのようだからな。

阪神でなくてよかった。阪神はいかん。なっとらん。道頓堀に飛び込んでくだばるがよい。

竜だというのなら、従おう。練習は、くり返し行わなくてはならず、操作するものでなければならないと。
151名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:40:29.70
解読が目的ではない。

たんなる、読解力自慢、だ。
152白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/07(水) 18:47:29.76
……今記憶喪失さんの作品を読んできましたが、何とも個性的というか、独自の世界観のある作品ですね……
153名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:48:50.79
結局、オレサマちゃんの崇高なアイディアを解さない凡夫どもには迎合しない、で続行か
で、明日どころかもう言われたこと忘れちゃってるんだろうな

何この嫌な一週間フレンズ。嫌なことだけ忘れる高二病とか救えない
154記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(2+0:5) :2014/05/07(水) 18:49:06.45
>>152
そうだろう。
で、きみはどう思うかね。
これを凡庸だと思うかね? それとも、斬新な要素があると見てくれるかね?

国語の勉強はどうでもいいんだ、ぼくは。
155名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:50:40.95
>>うむ。竜はよい。
まるで、中日ドラゴンズのようだからな。
阪神でなくてよかった。阪神はいかん。なっとらん。道頓堀に飛び込んでくだばるがよい。


絶望的につまんねえな、こいつ
文章以前にセンスのかけらもないわ
156名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:51:37.42
>>153
高二に失礼だぞ
157名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:53:02.06
>>154
じゃあ一生下手くそな文章のままでいればいいよ
158白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/07(水) 18:53:57.36
>>154
続きを読んでみないと判断できないですが、とりあえず名探偵コナン的な子供向けの作品なのかなと思いました。
文章や世界観は独特のものですが、凡庸か斬新かは今後の展開を見てみないと何とも。
159名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:54:52.31
>>154
同感です
国語の勉強なんかしなくても良い
社会化された生産性重視の文章を生んでもしょうがない
生きた文章
新しい文章
勢いのある文章
を今後も書いて行って下さい
雑音は気にするな
雑音に影響される程つまらない事はない
そして文章は複数の人に見てもらえ
多くの反論を受けようが1人でも誰かが認めてくれたらそれで良い
160名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:55:10.98
>>154
俺は才能あると思ったよ
文章なんて気にするな

ストーリーテラーとしての資質は十分にある
奇抜な発想は他の追随を許さないレベルだ

ちょっと変人っていうのは天才の証でもある
たしかフランスの作家だったかな、インクに薬を混ぜて舐めてた作家が変人だけど天才として名を遺してる
161記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(2+0:5) :2014/05/07(水) 18:55:54.64
>>158
ありがとう。
そういう感想が聞きたかった。

つまり、ぼくの作品は別に斬新でもなく、面白くもないんだな。

ありがとう。
この作品はあきらめることにするよ。
162名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 18:58:43.29
>>73
ありがとうございます。
「もういいや」って投下した時に感じていた違和感が掴めたような気がします。
プロットなしで書きましたが、そうやってしまうとどれだけ読み直しても推敲に時間が足りないって感じでした><
163名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:02:59.97
地の底に落としては
救ってあげる
又、地の底に落としては
救ってあげる
この繰り返し
誰だよ、記憶喪失の男を持て遊んで楽しんでいるのは……


の繰り返し
164名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:03:02.44
記憶喪失はリアル鬼ごっことかの読者によんでもらえばいいよ!
165名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:06:05.76
>>154
才能あるよ
てか、俺にはワイの目指す方向性が良くわからない
文章の書き方ルール厳守第一のつまらない人間を育ててどうするんだよ
166記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(2+0:5) :2014/05/07(水) 19:08:34.43
>>160 >≫165 お、なんだ。好評な意見もでてきたじゃないか。

これは、まだがんばってみるべきか? あの作品にこだわってみるべきか。
167名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:10:03.29
>>163
つまりスレにも起伏が必要だという事だ
一方的な流れだとベタになるからね
反論や反発や転があるからこそ広がりが出て豊かになるんだよ
168名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:11:19.53
まさか、文章評価スレで文章なんてどうでもいいとか言ってるのがギャグだったんだろうか
もしも本気なんだとしたら、いったい何をしに来たんだろう
169名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:12:20.64
ちゃんとした文章が書けてその上であえて
難解な仕掛けを施すならまだしも(*´-`)
ピカソだってそうでしょ
妙な文章を指摘されてどこが妙なのか理解できないんじゃ話にならないでしょ
170記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(2+0:5) :2014/05/07(水) 19:13:21.41
おれだけいつも点数が低いのは何なんだよ。
171名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:14:19.09
>>163
弄んでるわけじゃない
文章力のみを重視する批評がつまらないと言ってるんだ
大体にしてプロの場合、校正がかかるんだぜ
少々問題があっても何とかなるんだよ
ワイはそんなくだらない問題に拘っている
172名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:14:19.33
>>169
記憶喪失はデッサンはできるレベル
173名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:14:21.85
>>170
スレタイを十回くらい読み直してから自分で考えろ
174記憶喪失した男 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(3+0:5) :2014/05/07(水) 19:16:03.78
つれえわあ。
おれ、天才だから、みんなに理解されなくてつれえわあ。
175名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:16:06.64
何だよ、この流れ???
176名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:18:34.14
こうしてスレが無駄に消費され、次回のワイスレ杯でスレまたいでまた面倒なことになるのであった
177名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:19:32.73
俺は記憶喪失した男のいう事に一票!
文章力がどうのこうのって言ってる奴の器の狭さはどうだろうか?
と思う
投稿文もなかなか面白いと思った
178名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:20:03.20
なんか段々キャラが確立してきたwww
記憶喪失さんをテーマになんか書けそうな気がしてきたw
179名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:22:14.82
記憶喪失さんは長編を瑕の少ない文章で書ききる地力はあると思った
180名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:23:22.15
やめれ!
181記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 19:25:10.28
>>179
長編が、長編が書けねえんだ。
今までに書き上げた文庫本一冊に満たす長編はたった二編しかないんだ。

おいらは短編作家だよ。
182名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:27:07.64
気にするな。
おまえの短編は世界一だ。
183名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:29:01.02
評価を求めておいて、低評価は認めないスタイルぅ!
ワイ杯やるならスレまたがない位置にしておきたいよな
184名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:31:32.05
>>174
うぜえよデブ
185名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:33:36.45
記憶喪失の自演がひどいな
186名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:36:07.94
記憶さんの人気に嫉妬するな
誰もなにも言ってくれない
187名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:38:37.07
記憶喪失さんは文豪レベルの実力を記憶と一緒になくしちゃっただけなんだ。やさしくしてあげて!
188名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:55:04.61
ブルーの文章に似てる
189記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 19:55:52.22
>>188
何? おれに似た天才がいたのか。いったい何者だ。
190ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/07(水) 19:58:17.33
(`≖ω≖´)
191名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:59:10.23
その猿芝居なに。。。
192ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/07(水) 19:59:22.17
クロームだと文字化けするのか!(`≖ω≖´)
193名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 19:59:40.99
>189
かかりつけの精神病院の医者に言えよ、おれは天才だってさ
194名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 20:01:22.58
ワイ渾身の変顔
195探偵ワイ 1/3:2014/05/07(水) 20:13:48.43
 身体に重く圧し掛かる感触があり、息苦しさから目が覚めた。
 仰向けで寝ている俺に馬乗りになり、包丁を振りかざしている男がいた。
俺は恐怖に身悶えしながらも男と格闘し、何とか男を払いのけた。気が付くと、男の姿は既になかった。

 ワイ探偵事務所――俺の住む田舎町には、ここしか探偵事務所はなかった。
 ドアを開けて事務所に入ると、頭頂部が禿げていて、残った髪を胸元まで伸ばし、顎鬚を臍あたりまで生やした
見るからに変人風の初老の男が安っぽい皮椅子にどっかりと座っていた。
「私がカール・マルクスです!」
 男は立ち上がると、そう言って握手の手を差し伸べてきた。こいつ、頭おかしいんじゃないのか?と思ったが、
反射的に手が出て、握手してしまった。すると男はおかしくもないのににやにやと笑い出した。
「あの、探偵のワイ氏は?」
「ぼくっちんがワイ・カール・マルクスです!」
 男は満面の笑みを浮かべた。まあ、容姿は言われてみればマルクスに似てなくはないが……本当に探偵なんだろうか?
「実はあなたにご相談したい事があってきました」
 俺は自分の身に起きた事をワイに話して聞かせた。
 始まりは一年前。仕事の帰り道、深夜の公園で、男が若い女を殺しているところを目撃してしまった。
俺は偶々、街灯の近くにいて、女を何度も包丁で刺しているところを見てしまった為、驚きのあまりに身動きが取れなくなった。
そうしていると男が俺の存在に気づき、目が合ってしまったのだ。顔を見られた。そう思ってその場を逃げ出した。
 翌日、朝刊に目を通すと、最終面に女性の刺殺体が発見されたという記事があり、住所も俺が目撃した場所で合っていた。
 どうしようかと考えたが、出頭して目撃証言をできない理由があった。俺には傷害致死事件の前科があり、
現在は別件で執行猶予を受けていて、出頭すれば、確実に犯人に仕立て上げられる。警察の体質は嫌というほど理解しているので、
とてもじゃないが出頭して証言する事はできなかった。
 それから犯人は何人も、性別や年齢を問わず人を殺して歩き、連続通り魔事件として世間を騒がせるようになった。
196探偵ワイ 2/3:2014/05/07(水) 20:15:08.71
 俺は初めの事件を目撃したトラウマで、あいつが人を殺す場面を目撃する悪夢を、何回も見た。あいつに殺されるのではないかという
恐怖から精神が蝕まれていき、頭がおかしくなりそうだった。
 そんな時に、男に襲われた。
 あいつが事件を起こした場所は、幾つかある俺が会社から帰るルートの付近で発生している為、出頭して証言する事が
初めの事件を目撃した直後以上に困難となっていた。警察は犯人を捕まえられず焦っていたので、前科持ちの怪しい奴が
事件を見たと名乗り出れば、それこそ渡りに船と犯人扱いし、証拠をでっち上げて逮捕状を取り、自白させて刑務所に
送ろうとするだろう。冤罪事件は大抵、警察が世論のプレッシャーに晒された時に生じている。
 そこで探偵事務所を訪れたわけなのだが……。
「つまり真犯人を私に捕まえて欲しい、ということですね」
 ワイは話を聞き終えると、そう言った。俺は頷いた。すると通り魔がどこからともなく現れて、俺に襲い掛かってきた。
ワイのいた方に目を向けると、どこかに逃げたのか、ワイは既にいなくなっていた。通り魔が包丁を振り回し、俺を刺そうとしてくる。
通り魔の攻撃を幾度か躱した後、俺は躓いてしまい、背中から倒れてしまった。通り魔が馬乗りになり、包丁を振り上げた。
 その時、通り魔の顔を見て、愕然とした。ワイだった。ワイの顔は極悪人そのものだった。
「そんな馬鹿な!」
「一件目の事件を起こした時、きみはぼくの顔を見たよね。あの時からずっといつかはこうしないといけないって思ってたんだよ」
「あの事件の時に見た男と、お前の顔は違う!」
「きみは真実を知る必要はない。何も知らないんだから」
 ワイは含み笑いした。そして包丁を振り下ろしてきた。
197名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 20:17:17.77
記憶喪失の読んだけど悪くなかったよ。
ただ自分の主張する前にお礼ぐらい言うべきよ
198探偵ワイ 3/3:2014/05/07(水) 20:18:44.66
「そこまでだ!」
 男の怒鳴り声がした。声がした方に顔を向けると、背広姿の初老の男がいた。
 ワイの姿は消えていた。何故か俺は、両手に、逆手で包丁を持っていて、自分で自分を刺そうとしていた。
「警察だ。きみを逮捕しに来た」
 複数の私服警官があっと言う間に俺を取り押さえ、包丁を手から奪った。
 警察官だと名乗った男が、俺を凝視して
「きみは多重人格者なんだ。連続通り魔事件を起こしたサイコパスの殺人鬼は、きみの中にいるワイというおぞましい人格が引き起こしたもの」
と言った。
 多重人格者? ワイという人格? 俺は混乱した。すると急にワイの顔が目の前に現れた。
「そうだよ。ぼくはきみの中に住んでいる、もう一人のきみなんだ。ここも探偵事務所なんかじゃない、きみの家だよ。
きみは悪夢を見たと思っているようだけど、あの時、きみは、通り魔殺人を犯していたんだよ。
きみにも殺人の快楽を教えてあげようと思ってね、だからぼくが、プレゼントしてあげたんだ」
 ワイの顔はそれだけ言うとすっと消えたのだった。俺は自分が大量殺人者になったという現実を受け入れられず、激しく嘔吐した。
199記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 20:20:25.33
>>197
おお、読んでくれたか。ありがとう。

確かに、お礼がまだだったな。忘れていた。おれとしたことが。

このスレのみなさん、ぷうぎゃああああああ、おれの駄作に付き合ってくれてありがとです。
200記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 20:21:41.97
>>198
なんとつまらない話だ。よくある話だし、低評価。
201名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 20:25:41.80
>>194
          iヽ       /ヽ
           | ゙ヽ、    /  ゙i
            |   ゙''─‐'''"    l
         /:::\::::::::<○ >   `ヽ     
    ((   / <○>::::::::::⌒      )  プロ作家 匿名投稿者
        |  ⌒(_人__)       ノ | | ハンドルネーム ワイ  
        ヽ    )vvノ:      / ノノ 得意技 変顔攻撃
          ヽ (__ン       人
         人           \
        /
202ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/07(水) 20:27:10.87
>>199
ワイから言葉を贈る!

基本なくして応用なし!

ワイの信条でもある!(`・ω・´)
203記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 20:37:11.42
  軽犯罪法違反

 わたしは精神を病んでいるのだそうだ。医者がわたしに精神異常の病名をつけ、障害者として扱っている。
そういえば、わたしの小学生の頃の夢は、狂人になることだったので、夢叶うというやつかもしれない。
ただ、いわせてもらえば、狂人になっても面白いことなんて何もない。狂人の考え出すことが独創的だということもない。
独創的な発案は、まだわたしの精神が正常だった頃に思いついたものであり、精神を患ってからのわたしは頭の働きは悪くなっている。
もう、平凡なことしか思いつかない。心が死んでいく。
 この小説サイトへの小説の投稿も最近は質が下がったと思っている。昔は、もっと独創的なアイデアがなければ投稿などしなかった。
それなのに、今は、わたしはこのサイトで最も大量の投稿をする作家になっている。自制心が壊れたのだろうか。
 隔週で、精神科に通院しなければならないから、自動車を走らせて、わたしは精神病院に行った。待合室で本を読みながら長々と順番を待ち、
半日つぶして、診察の順番を待つ。文庫の舞城王太郎の『世界は密室でできている。』を読んで、順番を待っていると、果たして、永劫に来るとは思えなかった順番がやってくる。
 そして、わたしは精神科医と会う。
「はいはい、お変わりはありませんか」
 医者はいつも通りの決まりきった文句をいう。
「特に変わったことはないです」
「はいはい。いつも通り、お薬を出しておきますからね。注射がありますからね」
 わたしが何もいわなければ、これで診察は終わる。しかし、わたしは気になって、医者に聞いてみた。
早まっている。おかしなことを聞いて、医者に不安を抱かせては強制入院させられてしまう。だが、精神を病んだわたしの口は止まらず、思わずことばが漏れる。
「最近、銃声や爆発音が聞こえるんですが」
204白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/07(水) 20:37:19.81
まあ、文章には個性が出ますから、地道に高めていけば自然と個性的な作品が書けますよね。
205記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 20:38:15.92
 わたしがたずねると、医者はいつも通りに平然として、
「ああ、はいはい、今、日本は内戦をしていますからね」
 と答えた。内戦! わたしはテレビでも新聞でもネットでも、日本が内戦しているなどという話は聞いたことがない。
「いつから内戦が始まっているんですか」
 わたしの質問に答えずに、医者は釘をさす。
「あなた当然、知っているでしょ。はい、今日はこれでいいですよ。お大事にしてくださいね」
 診察は三分で終わった。
 会計と薬の準備ができるまで、時間があるので、わたしは病院を出て、外を見渡してみた。銃声と爆発音は聞こえるが、戦っている兵士は見えない。内戦など、起きて、わたしはいつ殺されるかもしれない。
「戦争が起きているんですか?」
 わたしは待合室の患者に聞いてみたが、
「そうらしいね」
 とだけしか答えない。興味がないそぶりだ。
「なぜ、報道されないんです」
「そんなもの、情報統制に決まっているでしょ」
 戦争になれば、情報統制されるのが当たり前かといわんばかりの解答。
 わたしは、日本が内戦を起こしているなら、少しでも、善悪の判断に参加しなければならないのではないだろうかと思った。正しいものが勝たなければならない。
経済とは、お互いが得をする物々交換だ。正しいものが勝てば、敵も味方も幸せになるだろう。わたしはその役に立たなければならない。
 わたしは病院の会計をすませると、薬を受けとり、自宅に帰った。内戦しているという事実を確かめなければならない。ネットに、今日本は内戦している旨を書き込んだら、
「おまえ、消されるぞ」
 と返答があった。わたしの書き込みは、数十秒で削除されてしまった。
 二時間後、わたしのところに見知らぬ制服の男がやってきた。
「あなたが殺されても、内戦のどさくさにまぎれて犯人はわからないでしょうね」
 わたしは答えた。
206記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 20:38:49.04
「誰と誰が戦っているんだ」
「権力者と暴徒ですよ。お金の利権にまみれた官僚と、努力しなかった者が努力しない者に利益を流すように日本を変えようと暴動を起こして戦っているんですよ」
「あなたはどっちの味方なんだ」
「それは喋るわけにはいかないでしょう。戦いが終わった最後に決めることです。わたしは勝った方の味方ですよ」
「腐っている。日本はこのままでは、滅びるぞ」
「どちらも、あなたのようなまともな方はいらないのですよ。給料制の階級社会に従い、奴隷のように働くことですね」
「そんなことでは、日本は滅ぶといっているんだ。アメリカと中国が日本からすべてを奪っていくだろう」
「だから、そういうまともな意見をいう人はいらないのですよ。国が滅びるまで、美味しい汁を吸うつもりです」
 そして、男は消えた。わたしに興味をなくしたかのように。
 それから、町を歩いていて、夜のコンビニの前に人が血を流して死んでいるのを見た。時々、人の死体を見るようになった。
 わたしは警察署に行って、たずねてみた。
「町で人が死んでいるんですが」
「そりゃ、内戦をしているからね」
「何十人と死んでいるんですよ!」
「はははは、何十人くらいで驚いてはいかんよ。今、日本の内戦で死んでいる者が何人いると思う。数百万人だよ」
 わたしは気が遠くなるような気がして、自分の無力感を感じ、家に帰った。家族は無事だ。わたしは戦う。
武器を探し、木の棒を見つけて、それで満足し、木の棒で敵の武器を奪い勝とうとした。わたしはまだ見ぬ兵隊を待ちかまえ、焦っていた。
テレビでも新聞でもラジオでも、ネットでも、日本が内戦しているという情報は入らない。家族も協力してくれない。わたしは一人、孤独に、まだ見ぬ兵隊を待ちかまえていた。
現代の戦争において、一般人は軍隊にまったく対抗することができない。軍隊はそれくらいに強い。マシンガンを持った索敵装置を装備した敵に勝てるわけがない。
いつか、この町は虐殺されるのだろうか。内戦をしている両軍とも、わたしのことを真面目に働く奴隷だと思っているようだ。
もはや、勝ち目のないことを悟ったわたしは、『世界平和』とビルにペンキで大きく落書きした。わたしは、軽犯罪法違反で捕まった。地獄だ。
  おわり。
207名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 20:39:31.74
>>202
ぷぎゃあも絡まれて大変だなw
今回の件ではあんたを支持するよ
208白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/07(水) 20:42:32.64
ところで記憶喪失さんは執筆歴何年くらいですか?
209記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 20:48:34.40
>>208 十七年だねえ。推敲するのは、最初の三年間でさんざんやったので、
それ以降はあんまり推敲しないかな?
210名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 20:51:50.09
どうりで、プロ級のはずだ。
211名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 20:53:15.34
>>209
入賞したことあるの?
212名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 20:54:07.51
>>210
褒め殺しのつもりなら記憶喪失には通用しないよ。本気にするだけ。
213白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/07(水) 20:54:25.30
うお、十七年ですか。私より長いです。
214名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 20:55:14.85
どう考えても推敲が必要な文章なんですがそれは
215記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 21:00:32.31
>>211
十六回一次落ちかな。全滅だよ。一回も一次を通ったことがない。
216名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:01:35.39
  軽犯罪法違反

 わたしは精神を病んでいるのだそうだ。医者が精神異常の病名をつけ、障害者として扱っている。
そういえば、小学生の頃の夢は、狂人になることだったので、夢叶うというやつかもしれない。
ただ、いわせてもらえば、狂人になっても面白いことなんて何もない。狂人の考え出すことが独創的だということもない。
独創的な発案は、まだ精神が正常だった頃に思いついたものであり、精神を患ってからは頭の働きは悪くなっている。
もう、平凡なことしか思いつかない。心が死んでいく。
 この小説サイトへの投稿も最近は質が下がったと思っている。昔は、もっと独創的なアイデアがなければ投稿などしなかった。
それなのに、今は、このサイトで最も大量の投稿をする作家になっている。自制心が壊れたのだろうか。
 隔週で精神科に通院しなければならないから、自動車を走らせて精神病院に行った。待合室で本を読みながら長々と順番を待ち、
半日つぶして診察の順番を待つ。文庫の舞城王太郎の『世界は密室でできている。』を読んで順番を待っていると、果たして、永劫に来るとは思えなかった順番がやってくる。
 そして精神科医と会う。
「はいはい、お変わりはありませんか」
 医者はいつも通りの決まりきった文句をいう。
「特に変わったことはないです」
「はいはい。いつも通り、お薬を出しておきますからね。注射がありますからね」
 わたしが何もいわなければ、これで診察は終わる。しかし、気になって、医者に聞いてみた。
早まっている。おかしなことを聞いて、医者に不安を抱かせては強制入院させられてしまう。だが、精神を病んだ口は止まらず、思わずことばが漏れる。
「最近、銃声や爆発音が聞こえるんですが」
217名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:02:44.26
>>212
何かウケた
君に座布団2枚進ぜる
218名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:04:02.09
>>215
どこに出してるかが問題だな
219名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:05:34.03
>>215
とりあえず不要な「わたし」だけを省いてみたが、この文章で一時通過は無理だぞ。
冗談抜きで文章で落とされる。
220名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:06:54.46
軽犯罪法違反いいじゃん 。雑だけど
221記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 21:08:05.48
>>219
どういうことだ?
222名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:09:22.61
>>202
いや、それは間違いだ
むしろ、基本なんて学ぶ必要はない、本を読むな、ネットを遮断しろ、だな
新人賞選考に勝ち抜く新しいものを書こうとするなら
文学界選考委員花村満月の言葉を贈る
223記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 21:11:46.20
>>220
ありがと。
もともとは京極堂ものの鵺の碑のネタを妄想していて思いついたものなのだが、
映画「スクリーム2」のホラーの法則、続編は死者も血の量も増加する、というもので、
塗仏より死者が増えるなら、もう内戦しかないだろうと思って書いたものだ。
224名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:12:38.63
>>221
不要な語は省く。これは引き締まった文章を書く上での基本中の基本。
225記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 21:14:48.75
>>224
主語がはっきりしないと文句をつける輩もいるだろ。
要はどっちでもいいんだよ。
作者の自由だ。
226名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:15:02.80
>>215
仮に文章に問題なくておもしろい小説なら、何で落選ばっかなの?
227名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:16:21.46
>>225
じゃあ自由に落選し続けてください
228名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:18:15.33
>>222
そいつは
自分が読めない漢字を使っていた為に、逆切れして応募者を落とす奴だぜ
中卒の俺でも読める漢字だけを使え、と言ってる奴だぜ
229記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 21:18:22.40
>>226
わあわあぎゃあぎゃあ、2ちゃんで騒いでるよ。
五年間、選考がおかしいって。

そしたら、五年目には、日本語小説の最高傑作ではないかという作品が受賞したんで、
満足しているところだ。

その受賞した人も、何度も落選していたらしい。おれより年上。
小野寺整の「テキスト9」ね。
230名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:21:24.66
作品のタイプによっては文章の体裁を整えることで魅力が失われることってあるよ。215読んでそう思った。
231名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:22:53.33
いい文にしたければ無駄な語とかわたしとか省けってのでいいんだろうが、
この場合はそれがいいとは限らないんじゃないの。
変な方が狂ってる感がでるわけで。
改善の余地はあるけど、そこじゃない気がする
232名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:24:07.46
下手なのと崩しているのを混合しちゃいけないと思うんだ
233名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:24:18.84
いつもいつも傑作が思い浮かぶわけではない
10本書いて2本くらいが予選通過に当たる出来ってのがだいたいの人だろう
普通に100本書けばどれかは受賞できると思う
234名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:26:41.67
主語(人称)を省け、とか、無駄な文章を書くな、というのは昭和時代の教えだろ。
今、そんなことをいう奴はいないよ。
235記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 21:26:55.45
おれは別にプロになりたいわけではなく、傑作が書きたいのだ。

傑作が書けないなら、いくらプロになっても無意味だ。
236名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:27:57.05
>>235
やはりな。
おまえは天才だ。
237名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:29:28.77
>>234
たくさんいるよ
238名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:33:30.78
>>236
まず自演を不自然さ無くこなす練習からしたらどうだ?
239名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:34:45.82
・会話以外の病室その他の情景描写がまったくないといっていいほどない
・最初の数行、主人公が自分の病をどう捉えているのかわからない(あるいは漠然と受け入れているだけなのがつまらない)

このへん書き込んでいけば、文体のどこが悪いかも今よりわかりやすくなって直しやすくもなる気がする。
240名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:38:03.45
>>237
旧世代の人間だろ。そんな奴を勘定に入れるな。どうせすぐ死ぬ。
241名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:42:34.05
自己肯定のための論理ではなく、自己成長のための論理を組めよ
242名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:53:53.18
いい大人が「成長」とかいうな。
一昔前のアイドルかよ。
243名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 21:56:19.70
そんなことよりも、いいかげん記憶を取り戻せよ
244名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 22:01:50.50
ぶっちゃけ記憶喪失自体が妄想だから、一生記憶はよみがえらないよ
245名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 22:10:01.54
文章は全く駄目でつまらんけど、
記憶喪失した男
この名前だけは光ってる
246名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 22:17:51.90
>>236
すごいwww
痛快なレスを久しぶりに見た
小説ってのは壮大な自演なのだから人を騙す、あるいは騙されたとしてもしょうがない
と思わせるほどのおお嘘つかなければならない
記憶喪失さんにはそんな考えは毛頭無いようですが
247記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 22:18:41.56
>>236
わかってくれるのは、きみだけだよ。
248名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 22:23:03.43
ブレんなよ
お前だけじゃなくて大勢なんだろ
249名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 22:45:00.24
文章が致命的に悪い場合、それを擁護する奴はいない
特にアイデアが良いという話なら、文章を磨けとアドバイスするのが普通
記憶喪失は自演のやり過ぎ
250名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 22:47:06.89
「致命的に悪い」と指摘する奴の馬鹿さ加減を教えてやるためにレスを入れることがある。
それが擁護に見えることもあるのではないか。
251名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 22:48:32.96
みっともないからやめれw
252名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 22:49:49.99
ご、ごめん…、なんだか泣けてきた…。
暖簾に腕押しがこんなに辛い事だっただなんて、知らなかったよ!
253名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 22:50:49.11
気にするな。
おまえの人生はいつもそんなもんだ。期待しすぎるな。
254名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 22:55:42.06
>>247
一人しか理解者いないって設定でいいの?
255名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 22:57:02.46
辛さで言うなら、馬に延々と念仏を唱えさせられてる坊主の方がやばい
256名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 22:57:32.03
>>250
でもいくらなんでも記憶喪失が天才とか世界一の短編は盛りすぎじゃね?
257記憶喪失した男!ninja:2014/05/07(水) 22:57:47.26
>>254
それなりの自信作だからね。複数の支持者がいるのはわかるんだけど、
まあ、「犯罪という芸術を憎む」よりは自信ありますよ。
258名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 23:02:03.10
>>257
それなりの自信作の評価者が一人でいいんかよ
だったら悪い評価の時いちいち騒ぐなっての
259名無し物書き@推敲中?:2014/05/07(水) 23:45:18.08
なんやて!(´⊙ω⊙`)
260名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 01:39:12.19
わーい わーい ʕ•̫͡ʕ•̫͡ʕ•̫͡ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ みんな応援してるよ
261ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/08(木) 07:25:56.66
>>195-196>>198
話が澱みなく進む!
その中でも特に気になったのは多重人格の部分である!
受け入れ難い事実に直面して新たな人格を作り出す!
解離性同一性障害と云う名からも窺える!
過去の主人公に何があったのか! 傷害致死事件の時に発症したのか!
またはそれ以前に症状に侵されていたのか!

都合の良すぎる展開に少し引っ掛かった67点!(`・ω・´)
262ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/08(木) 07:27:30.61
>>203>>205-206
主人公の状態によって話が大きく変わる!
二通りに読めるがどちらにも大きな疵がある!
以下に書き出すとしよう!

@主人公の頭が正常で、国から疎まれていた場合は理路整然とした考え方ができる!
 しかし、主人公は自分で認めていた! 精神異常と診断されたあと、頭の働きが悪くなっていると!
 話が食い違っているせいで何がおかしいのかわからない間に読み終わった!

A主人公が医師の診断の通り、頭に異常があった場合!
 自己申告で頭の回転の悪さを嘆いた! それ以降の思考が正常に見えるので違和感を覚えた!
 異常と診断されて正常に見える! やはり、どこがおかしいのかわからない間に読み終わる!

@とA、どちらも読後がすっきりとしない!
可能性として挙げると、主人公が異常で全ての事柄が妄想の類いであれば話の辻褄は合う!
ただし、そうとわかるように書かれていないので「拙い」と云う印象は拭い去れない!

今回は文章よりも内容がダメ64点!(`・ω・´)
263白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/08(木) 07:29:42.51
記憶喪失さんは公募経験豊富なんですね……私は13年書いてて片手で数えられるくらいしか公募に送ったことがありません。
私も頑張らねば……
264名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 07:35:14.97
記憶喪失した男でググッみたら色々面白い書き込みが
小説よりこっちのが面白い


775 記憶喪失した男 忍法帖【Lv=24,xxxPT】(1+0:3) @転載禁止 2014/04/27(日) 21:26:09.11 ID:ikf2TeQ90
やべ、音声が「強姦ショー」とかでブレる。
まあ、健康の範囲内だな。
空耳、空耳。
265記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 08:27:15.65
>>262
評価ありがと。
しかし、まさか、わざとリドルストーリーにして幻想感を出しているのが伝わらなかったわけじゃないよね?
あの平凡な多重人格ミステリより点数が低いとは、やってられないわ。

本当に、趣味が合わないとしかいいようがないよ。
266名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 08:38:10.59
なんでこいつこんなに偉そうなの?
伝わらねえよそんなの
267名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 08:40:07.00
>>265
読者のレベルを想定して書くのも大事
268名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 08:42:25.60
記憶喪失の文章のレベルが低すぎて読者のレベルにあわなかったということですね、わかります
269記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 08:46:54.43
ぷうぎゃああああああはどっかのプロ作家なんだろ?
こんな連中が評価しているんなら、絶対に受からないんで、もう二度と公募には送らないと
心に誓うわ。
本当に。
くだらない。
270名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 08:54:11.50
記憶より自信を喪失したほうがいいんじゃないかな
271ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/08(木) 08:58:31.98
>>269
書いた小説を誰にも見せなければよい!
自分が書いた小説は世界一の出来栄え!
圧倒的な筆力! 凡夫には考えも及ばないレトリックの数々!
新しいジャンルを開拓したといっても過言ではない!
そのように思い込むことで易々と夢は叶えられるだろう!

ワイの考え!(`・ω・´)ノシ お達者で!
272名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 09:08:55.28
2ちゃんの屁みたいな書き込みから始まって執筆経験1年ぐらいだけど
そんな俺でも公募したら受かる可能性あるのかな
ちなみに文章の知識はほぼこのスレでワイさんや
他の人の発言で覚えました
273名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 09:09:54.38
ちなみに昨日は体言止めという言葉を覚えました
274名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 09:12:50.44
連投すいません
昨日は携帯だったのでお礼が言えませんでした
スカーフェイスの評価ありがとうございます
275名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 09:19:53.76
>>269
くだらないと思うならもう来なきゃいい
評価を頼んでおいて自分の都合ののいい評価でなかったら「こんな連中」「くだらない」とか、文章力以前に人間としてダメだよ君は
276白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/08(木) 09:24:00.79
67点も64点も似たようなものじゃありませんか。
277名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 09:50:53.76
普通の人
公募に落ちたら、今度は落ちないように文章力や構成力を高めるように努力する

記憶喪失の人
評価してる人を罵倒する
278名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 12:32:16.05
>>271
ワイって何かにつけて投稿者を馬鹿にしないといられないの?
279名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 12:37:13.50
>>225
あまりいないんじゃないの
主語がはっきりしない、という人は
アンタの場合、はっきりというよりもくどくて読むのが疲れる
280名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 13:12:17.26
>>272
小説っぽい文章を書く為に必要な事は、

1 まずは好きな作家を見つけ出す

2 好きな作家の小説ばかりを読みまくる

3 好きな小説家になったつもりで、その作家の文体を真似して小説を書いてみる

4 自分が書こうとする小説を、その作家の文体を用いて、表現したい事が表現できるようになる

というので完了。
文章力が元々ある人なら、2については、好きな作家の小説を数冊から多くても二十冊も読めば、模倣可能になる。
好きな作家の文体を真似て、完全に模倣できるようにするというのは、非常にオーソドックスな小説作法だよ。
で、その上で自分なりの文体の追求をしたい人は、他の作家の文章で、良い表現だと思ったものを書き留めるとか、
接ぎ木のように良い表現を取り込んでいき、文章力を伸ばす努力を重ねていく。

乱読っていうのは、あれは文章力を高める為に必要な事ではなくて、お話のパターンを脳にインプットする為の作業。
斬新なプロットを組み立てるには、過去の作品を知らなければ出来ない(斬新と思ったプロットが、過去に発表済みってミスをやる)。
純粋に文章力を高めたいという事であれば、複数の作家の文章を読みまくって模倣するのは、むしろ危険。
各作家の文章技法の良いとこどりが出来ればいいけど、悪い面ばかり取り込むと、目も当てられない事態になる。
文美観(文体の美醜を見分けるセンス)が悪い人だと、表現がごちゃごちゃになるとか、本当に酷い事になる。

余り言いたくないが、記憶喪失は乱読して複数の作家の技法を吸収し、文章がグチャグチャになっちゃった典型例だと思う。
281名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 13:25:14.22
吸収なんてしてるかなぁ?
俺は記憶喪失の書いた文はあらすじ書いただけに見える
282名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 13:40:00.21
すいません
好きな作家は居ないです
っていうかあんまり本読みません
283記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 13:40:20.92
今まで寝ていた。

おれってそんなに文章下手かなあ。
もう一度、文章作法からやりなおした方がよいのだろうか。

しかし、軽犯罪法違反で、内容がダメといわれるとは思わなかったわ。
284名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 13:44:01.54
ああ下手だよ
285名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 13:44:38.82
> しかし、軽犯罪法違反で、内容がダメといわれるとは思わなかったわ。

意味がわからん。
286記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 13:44:56.44
もしかしたら、純文学の賞に応募してみようかなってのは完全にやめるわ。
ありがとね。

しかし、わからないなあ。
287名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 13:52:31.72
>わたしは気が遠くなるような気がして、自分の無力感を感じ、家に帰った。家族は無事だ。わたしは戦う。

「わたしは」で始まってるんだから「自分の」なんていらない
無力感を感じ、は頭痛が痛いみたいで格好悪い
無力感を覚えた、でいい

>武器を探し、木の棒を見つけて、それで満足し、木の棒で敵の武器を奪い勝とうとした。

一つの文に木の棒二回も出すな
288記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 13:56:31.46
>>287
そんなことどうでもいいわ。
精神病院に通わせることで幻惑感を出し、
内戦という中心となる着想を披露し、
何百万人の死体が転がっているというオチに至る。

この展開が内容がないとは、理解できない。
289名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 14:04:13.39
夢野久作みたいな感じなのか。
290名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 14:05:51.13
291名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 14:15:24.11
>>288
全然面白くない
292名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 14:29:13.18
>>288
僕はとても面白かったですよ先輩。
正直ここまで書ける人だとは思ってませんでした。
293記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 14:32:25.59
>>291
ふうむ。

>>292
ああ、上級でしょ。ありがとね。自信作だったんだけどなあ。
内容がダメとは。
294白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/08(木) 14:32:46.92
>小説という言葉は、君主が国家や政治に対する志を書いた大説や、君主の命などを受けて編纂された国史に分類される伝統的な物語や説話に対して、個人が持つ哲学的概念や人生観などの主張を、
一般大衆により具体的に分かりやすく表現して示す、小編の言説という意味を持たされて、
坪内逍遙らによって作られて定着していったものとも言われている。

 主張するものがないから内容が無いと言われたのでは?
295記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 14:35:23.75
>>294
白鷺もか。
あれを読んで、主張するものがなかったといわれるのがわけわからないんだよ。
296名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 14:39:14.81
続けろ
297名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 14:43:09.59
スレ主は内容がないなんて一言も言ってないんだが。
298名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 14:52:03.74
>>293
内容が駄目ってことはないです。凄みがありました。
文章をリライトされた方もいましたが、どちらに力があるかは歴然です。
そういうの分かるでしょ? 自分で。なら自信持っていいです。
299名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 14:52:42.35
つーか、スレ主は精神疾患を何か勘違いしているんだろう。
300名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 14:54:03.11
軽犯罪法違反のやつは結構好きだよ
小説として面白いっていうよりは、2chの書き込みとしては面白いって感じだけど
301白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/08(木) 14:57:45.00
私も新作を書きたいですね。
302記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 14:58:39.79
>>299
そうだよ。
ぷうぎゃああああああは、精神病を何か明確な論理だった異常があると思ってるみたいだけど、
そんなもん、銃声と爆発音が聞こえたら、精神病だよ。
303名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 15:11:12.26
>精神病院に通わせることで幻惑感を出し、

出ないわw
題材にするならせめてggrよ
とりあえず、インザプールを記憶喪失が読んだ(またはアニメを観た)ってのは分かった。
精神科で注射なんてしないもんよー…

>内戦という中心となる着想を披露し、
>何百万人の死体が転がっているというオチに至る。

記憶喪失の中で、物語の主軸に正解があるのか疑問。
雰囲気だけで書いてないか?
「実は○○なんだけど、分からないように書いてる」すら
出来てないように感じる。
304記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 15:13:39.44
>>303
精神科で注射はあるぞ。おれ、隔週で打たれてる。打つのは医者じゃなくて看護士だけど。

あと、くり返すけど、これは、幻覚か本当に内戦しているのかわからないリドルストーリーだから。
305名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 15:24:46.76
精神科ってナースに剃毛してもらえるの?
306記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 15:30:30.90
>>305
そんな治療をしたという話は一回も聞いたことがないな。
307名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 15:34:27.08
>>295
主張って何を主張してんの?
308名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 15:34:38.72
だからさー、リドルストーリーってさー、伏線あってのものでさー。
初めから設定を決めてないのならー、それは最早リドルストーリーでは無い訳でさー。
ワイも大変だな……
309名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 15:36:09.63
>>304
全然面白くない
精神病なら内線は幻覚かもしれないとは容易に想像がつく
310名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 15:38:20.35
>>309
だよなぁ。
幻想感出すなら、むしろ精神病院への通院って邪魔だよなぁ。
311記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 15:40:04.65
>>309
作者の気持ちとしては、より高度なことをしようと幻覚の可能性を残しているけど、
内戦はあったんだよ。内戦ネタを書くのが主体だよ。
312名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 15:43:44.04
本人の主張を踏まえて読み直したけどやっぱりつまらん
313名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 15:44:15.61
何言ってんだマジで。
314名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 15:50:44.02
いつだったか忘れたけど、ワイ杯で今回とまったく同じようにリドルストーリーがあああ! て吠えてた奴いなかったっけ
315記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 15:53:04.79
読者が何考えてるんだかわからない。
どうしよう。
何考えてるんだ、読者って?
316記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 15:56:28.13
また、投稿する。

 ジョナとトムヤン

ジョナ「なあ、トムヤン、相談があるんやけど」
トムヤン「なんだよ、ジョナ」
ジョナ「これから、わてを呼ぶ時はさん付けしてほしいのね」
トムヤン「嫌だぞ、ジョナ。それだったら、ジョナはおれを君付けしろ」
ジョナ「でもな、本当はわての名前、ジョナサンていうのね」
トムヤン「それをいったら、おれの本当の名前はトムヤンクンだぞ」

トムヤン「ジョナは女なのにジョナサンっていうのか」
ジョナ「うん、親が間違ってつけたのね。外国の名前付けるから、男の名前か女の名前かわからへん。トムヤンは、何で料理の名前しとるん」
トムヤン「おれも親が適当でな」
ジョナ「そうなのね」
トムヤン「うん」
ジョナ「トムが本名かと思ってたわ」
トムヤン「ちがう。トムヤンと呼ばれるおれの本名はトムヤンクン」
317名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 16:01:33.52
あたたー、やっちまったな
318名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 16:10:54.11
何これ。
319名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 16:13:43.98
深いなあ
320記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 16:18:00.79
一作入魂で新しく作ろうと思ってたけど、完璧に意欲がなくなった。
腹いせに、一日二作目を投稿する。

  世界の果てへと出かける旅 第一話

 ここは世界の果て。
 ここは世界の終わり。
 誰にも気づかれず、誰も気に留めず、誰もやって来ない寂しい場所。

 世界の果てへ旅に出た。
 ぼくの世界を終わらせるために旅に出た。
 世界の果てはきっと何もなくて、純粋で、何もかもが死にそうになっているそんな弱弱しい世界にちがいない。その弱さを期待して、ぼくは世界の果てへ旅に出た。
 もう、故郷へ帰ることもない。ぼくは世界の果てへ行き、そこで力尽きて息絶えるのだ。故郷に思い残すことはない。思いを残す人もいない。思いを残すものもない。何もかもを捨てて、ぼくは世界の果てへ旅に出た。
 世界の果てならば、世界で最も弱い土地ならば、きっとぼくでも胸を張って生きていけるのだろうと驕り高ぶり、自分より弱いものを求めて世界の果てへ旅に出た。

 ああ、ぼくが求めているのは弱さなのだ。自分より弱いものばかりがいたら、それはきっと楽しいだろうと、そう思ってぼくは世界の果てへ旅に出たのだ。もう、現実にはいられない。
 ぼくより弱いもの。
 枯れ果てた木々。
 飛べない鳥。
 歩けない獣。
 誰も助けられない天使。
 罪悪感にかられた悪魔。
 何もかもがぼくに都合がいい。
321記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 16:18:26.77
 おお、弱さよ。何よりも尊く魅力的な弱さよ。ぼくはその弱さを求めて世界の果てへやってきた。

 世界の果てに少年はいない。
 ぼくが一人ぼっちだ。
 ここは世界の果て。世界の終わるところ。

 世界の果て。
 世界の終わり。
 誰にも気づかれず、誰も気に留めず、誰もやって来ない寂しい場所。

おわり。
322名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 16:18:55.31
つか、散文詩じゃね?
323記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 16:24:54.66
>>322
文章力が高いのってこういうのじゃないの?
324名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 16:37:47.88
>故郷に思い残すことはない。思いを残す人もいない。思いを残すものもない。
なんか重複して感じる

>ぼくは世界の果てへ行き、そこで力尽きて息絶えるのだ。
 ↓
>世界で最も弱い土地ならば、きっとぼくでも胸を張って生きていけるのだろうと驕り高ぶり
気が変わっちゃった
325記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 16:40:43.61
もはや、ぷうぎゃああああああとこのスレ住人に怒りを感じ始めてきた。一日三作目を投下する。

暇なので書く三十一歳のおれの読書感想文
「斜陽」ネタバレあり。

 この物語の中心は、弟にあるのだと思う。この弟のような人生を歩む人が現実に存在するのか疑わしいが、この弟の物語には心に訴えかけてくるものがある。
 なぜ、弟は自殺したのか。この物語はただその一点に集約して考えられるものだと思う。弟は特に悩みがあるわけでもない、どちらかといえば、幸せな充実した遊びをしている人物である。
その人生の勝ち組である弟はなぜ死ななければならなかったのか。
 それは、世間でよくある話として語られる人生に苦しんで死んだとは、別の原因があるのだと思う。
人生が八方ふさがりになったものは時として死を選ぶのかもしれないが、この弟はちがう。弟は若くして遊び呆けており、決して、人生の敗者などではないのである。
悩みがないのになぜ死ぬのか。これは、一回の人生を生きただけでは凡人は知ることのできない解答であろう。
 わたしが思うに、弟は、幸せになっても、人生に充実感を得られなかったのである。だから死んだ。死を選んだ。
 この物語における自殺には、社会の悪などまったく関与してはいない。弟は、人生を最高とはいえないまでも、楽しんで生きて、それで若くして自殺を選んだのである。それはなぜか。
326記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 16:41:09.43
 わたしが思うに、弟は、幸せになったのに、その幸せ具合に満足できずに失望したのである。人の人生の幸せとはこの程度か、と思い、生きることをあきらめたのである。
 これは幸せになったものにしかわからない問題であろう。若輩者のわたしには、とても理解しがたい自殺である。
 この物語が名作と呼ばれつづけるのは、弟の自殺の原因が誰にも理解できないからではないだろうか。そこから、わたしたちは、生きることのむなしさを感じとるのである。
 わたしはこの物語を読んで、むなしくてしかたがなかった。だが、同時に感動していた。弟の自殺は、まぎれもない一個の人生の形であるからである。
 この物語を一行で要約すると、「人は時として衝動的に死にたくなる」ではないだろうか。例え、どんな生き方をしても死にたくなる人という存在の生きることの不確かさを、この弟の自殺は訴えかけてくるのである。
 この弟のように自殺するものは少数であろう。弟が自殺する前に、ほんのわずかに美学を見せるところに感銘を受ける。
それは、自殺するから見せられる弟が心の奥底に隠しもっていた絶対に知られたくない本音であり、それは遊びに付き合ってくれる女たちを本当は好きではないという告白であり、本当に弟が心の奥にしまいこんでおきたかった秘密だと思う。
 このような自殺をするものはまれだろうが、この自殺は、人生のむなしさを訴えかけるとともに、わたしたちの心に残るのである。
 そして、癒される。自殺しようと考えても、それは決して特別に悪いことではないのだと教えられるから。

おわり。
327名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 17:08:05.26
流れも読まずに投下
どうぞヨロシク

 イニミニマニモ

 昨日も夜遅くまで残業していたし、疲れていたことは事実だ。
うまく腕に力も入らない。しかし、ここで気を抜くわけにはいかない。俺はまだ生きたいのだ。

 そもそもこの現象は、俺が物心つくまえから当たり前に存在していた。
名前をアトランダム・ホールという。皆が存在を知っているにも関わらず、その先に一体何があるのか、落ちたらどうなるのか、誰も知らない。
おそらく知る術が無いからだろう。
そう、帰還しないから。

 穴は突然開く。その名のとおり、完全にアトランダムらしい。幅1メートルの暗い穴が、すっと開くのだ。
この世界に居る限り、誰しもがその場面に出くわしたことがある。俺も何度か遠巻きに見た事がある。
足元にうまくぽっかり開くこともあれば、人から少し外れたところに開くこともある。自然現象なのだから、そんなものなのだろう。
しかし、飲み込むものは人だけだ。有機物、無機物関係なく、人以外のものは微動だにしない。
元からそういう現象なのだ。

 諸手を挙げて飛び込む者を見たことがある。突如現れた穴めがけてダッシュするも間に合わず、悔しそうに地面に這い蹲る者も見た。だから、その先に何か良いことが待ち受けているのかもしれない、と思ったこともある。
ならば手を離してもいいのではないか。この縁に引っかかる肘と腕を、ほんの少し引けば落ちるではないか。だって笑っていたんだ。飲み込まれる奴等、みな笑っていたんだ。
もう窄まりつつある穴から胸から上だけを残して抵抗する俺を、羽虫が集る街灯の下で女が見ていた。眉根を寄せ、口を開く。声は聞こえない。ただ、その口は「うらやましい」とつぶやいたように見えた。

 うらやましいもんか、ここで人生が終わるかもしれないのに。落ちて何か良いことがあるって言うのかよ。
そう思った途端、俺の頭の中にひとつ浮かんだ。

「もう、残業しなくていいぞ」

俺は嘆息を漏らしつつ笑みと共に脱力させられた。
なんだ、そうだったのか。元からそういう現象なのだ。
女は間に合わなかった。
328名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 17:13:51.34
九州だからしゃーない。
329記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 17:18:53.64
みんなも感想くれよ。

>>324は、つまり、未練が残っていて揺れ動いている様を表しているのだね。
330ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/08(木) 17:23:42.73
>>316
この二人はどこの国の人間なのか!
>ジョナ「トムが本名かと思ってたわ」
(見た目が日本人ではないのか! タイ王国の出身なのか!)

「さん」は女性で「くん」が男性!
語尾に「さん」と「くん」が付いた言葉を考えて捻り出した話なのだろう!

舞台や人物の年齢が書かれていない脚本の会話文だけを抜き出したような話であった!(`・ω・´)

>>320-321
意味と言葉の重複が多い! 漠然と旅に出る者の背景や素性がまるでわからない!
締りのない文章が長々と続く! その中で物語を端的に語っている部分があった!
>もう、故郷へ帰ることもない。ぼくは世界の果てへ行き、そこで力尽きて息絶えるのだ。
(これが全て! 世界の果ては主人公の想像でしかない! 世界に果てがあるのかも定かではない!)

雰囲気だけを纏った中身のない話なので点数は控える!(`・ω・´)

>>325-326
読書感想文は読んだ人間が感じた事を綴った文章なので、特にワイが語ることはない!
どのように読んでも正しい! どのように感じてもおかしくはない!
その人物が読んで感じた事は全てが正しいのである!

ワイの考え!(`・ω・´)ノシ ちょっと忙しいので!
331記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 17:30:24.42
ちゃんとした文章じゃないとダメか。
なら、再挑戦する。

もう、読者が何を考えているのかわからない。
ぼくが狙ったものが面白いと思われないので、何を書いていいかもわからない。

身動きが今、できなくなってしまった。

なのに、他人のすごく平凡な話は褒められるのだから、ぼくにはわけわからない。
332名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 17:32:15.85
このスレはスレ主の好みに合わせて高得点を狙うスレだから。
333記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 17:35:09.62
  この神は脆弱だ 二十話より抜粋

「もうすぐ、すべての星の回転が止まる。宇宙が死ぬんだ」
 サントロがいった。
 天体反動銃はあと少しで、この宇宙すべての星の回転を止めてしまうところだった。あと少しだ。二十秒もかからない。
「宇宙が死ぬのではござらん。ただ、そのあり方を変えて変化するにすぎん。焦りすぎであるぞ、サントロ殿」
 ミヤウラがたしなめた。
「いいや、死ぬんだ。少なくとも、宇宙がその根源的な本質の一部を失って、解きほぐれるはずだ。その時、まだ未解明の宇宙の本質を垣間見るのかもしれない」
 サントロがいった。
「拙者の刀を見よ。これは遥か昔に宇宙鍛冶職人ドウナガタヌキが鍛えた一本の直線の刀でござる。これが存在するということは、
かつて一度はすでに、人類がこの宇宙の形を変えてしまったという証拠でござる。あまり心配なされるな。
宇宙工学というものは、確かに人類のどこかに継承されておる。お主もその一人でござろう」
 ミヤウラが指摘した。確かに当たっていた。サントロは未熟な宇宙工学者の一人だ。
そして、本人にその自覚はなくとも、死んでしまったジェスタも、もうすぐ宇宙工学者といえる存在に変わるだろう。
サントロがビッグバンを起こすために握っている道具は確かにジェスタがつくったものなのだから。いや、正確には、ジェスタがつくったものをミタノアがコピーしたものだが。
 すべての星の回転が止まればエネルギーは最大になる。その時、サントロはスイッチを押そうと考えていた。ビッグバンのスイッチを。
 平凡な創造神か。かつて、ミタノアがいったことばが頭をよぎる。サントロのつくる宇宙が、今のこの宇宙より面白い宇宙になる可能性は低かった。
サントロは平凡な創造神になるのかもしれない。だが、思い止まるわけにはいかない。異端の研究者といわれ、異端の異端を歩いてきたサントロには、ここで決してしまう決意があった。
 一方、目の前にいるのはミヤウラだ。たった一人で軍隊と呼ばれ、人類の正統の正統を継承するものだ。負けるわけにはいかない。
 時間が来た。この宇宙のあらゆる天体の回転が止まった。この宇宙のあらゆる位置エネルギーが一箇所に集まったのだ。
334名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 17:39:45.71
175:記憶喪失した男 ◆cnhIMeWufo [] 2008/09/24(水) 11:05:45 ID:cubwgf9i0 (9/11)
おはよ。
地軸回転パンチは、まず、回転することから会得しなければいけない。
上空50メートルの高さから落下しても、落下寸前で手で地面を払うことによって、
落下するエネルギーを横に転がるエネルギーに変換することができる。
横に長々と転がることによって、落下したにも関わらず無傷で着地できるのだ。
まず、これができるようになるのが第一歩だ。
この落下横回転流しは、なれると、横に転がらず、
落下地点で体をただ回転させるだけで落下エネルギーをすべて発散させることができる。
この落下した時、回転して着地する技は、日本伝統の国家機関の少年たちに継承される基本技である。
この技の習得から、地軸回転パンチへの道は始まる。
この落下回転している状態で人を殴ると、かなり威力がある。これを普通のパンチと呼ぶ。
つづいて、国家機関が地球の自転エネルギーを利用する研究で弾き出した自転エネルギーと同調する角度で回転パンチを当てる。
これが地軸回転パンチだ。この角度を生身で読みとることは難しいため、
小道具を付け、地軸の自転軸と一致する角度を計算してモニターしてくれる
コンピュータの支援を受けるのが一般的な使われ方だ。
そして、実践では、自分が上空50メートルから落下することはできないため、
自らジャンプして落下する時に地面を払い、回転して相手の頭上に飛びこんでいくことが必要となる。
すなわち、回転飛びこみ地球拳となるのである。
335名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 17:46:50.66
>>311
お前の気持ちなんか知るかっての
336記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 17:52:43.13
これは、評価してほしいんじゃなくて、自作の紹介。「世界の果てへと出かける旅 二話 前半」

 世界の果ては日本のどこかにあり、そこに世界の端がある。日本を旅していて、ふと訪れた町が世界の果てであることもありえる話だ。
 世界の果てには、弱弱しい人たちが集まっている。みんなで死を待っている。
 ぼくは世界の果てを目指して旅に出た。
 電車に乗って旅に出た。
 日本の駅は数多くあるけれど、名駅珍駅数多くあるけれど、その中でも最も奇妙な駅は「世界の果て」だ。駅の路線図を見ていると、
「世界の果て」と書かれた駅があるのが見つかる。毎年、何人かがこの駅を訪れる。駅名に「世界の果て」と書いてある。
 ぼくは「世界の果て」を目指して、旅に出る。
「あなた、世界の果てを目指しているんですか」
 乗り合わせた浮浪者が聞いてくる。この浮浪者は世界の果ての存在を知っている。ならば、ただものではないだろう。
その叡智でもって、世界の果てへと転がり降る人類の姿を思い描いているはずだ。世界の果ては最後の駅。
「そうです」
 ぼくは素直に肯定した。この浮浪者にとっては、世界の果てはどんな存在なのだろうか。ぼくにとっては、ぼくより弱い生き物がいる安息の地でしかないけど。
 ぼくは願わくば、ぼくより弱い生き物だけがいる安息の地で残りの人生をすごしたい。だから、世界の果てに向かうのだ。
「怖くないですか? そこで世界が終わっているんですよ」
 と浮浪者はいう。なんだ。この浮浪者は、世界の果てを恐れていたのか。世界の果てを忌み嫌い、そこから逃避し、逃げ出そうとしていたのか。
それはそうだ。世界の果てには、希望も未来もない。世界の終わる世界の果てなのだから。
「終わっているってどういう風に?」
「わたしも行ったことがないのでわかりませんが、何でも世界の果てから先の世界はないんだそうです」
337名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 17:54:47.43
>>316
それって本気で面白いと思ってるの?
338名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 17:56:59.15
>>311
今の日本で内戦の可能性どんだけあるの?
最初から精神病の妄想のとしか思えない
リドルストーリーにしたいなら、本当に内戦かも!?って読者に思わせるリアリティがなきゃダメ
339記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 17:58:35.61
>>337
これは好評だよ。

すまない。このスレのみんな。

一作入魂で新しく書き始めるぞと思い、何かのヒントが得られるのではないかとこのスレを
訪れたのだが、逆に興奮してしまった。
新作のネタは一向に浮かばないというか、「犯罪という芸術を憎む」がやはりあんまり人気がないので、
行き詰まってしまい、ぼくは今、混乱している。
340名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 17:59:09.00
>>331
どさくさまぎれて人の話を平凡扱いとかクソだなおまえ
341名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:00:26.13
>>339
どこで好評なんだ?
おまえの妄想の中での話か?
342名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:00:58.32
>>339
薬飲んで寝ろやアホ
343名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:11:26.66
読者の気持ちを考えてないんだからわかるわけないでしょ
魔王の中学生はそれなりに面白かったよ
難解にしようとしないで普通に物語つくれば
344記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 18:14:09.20
>>343
まさか、ぼくの作品の中でも最低を争う「自分の作った世界で魔王退治」のこと?
345名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:19:21.63
フォーローしてくれた人にまでケチつけるとかどんだけ屑なんよ?
まるで343がセンスないみたいじゃねえか
346名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:20:45.89
けなしてもほめてもどっちにしろ胸くそ悪い反応しかしないのな、記憶喪失ってよ。
347記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 18:20:49.47
いや、おれって難解なのかなと思って。
おれが読みやすいと思ったSFが難解とかいわれてるし。
348名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:22:03.39
>>347
どのSFのこと?
349名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:23:39.52
>>347
おまえの小説が難解じゃなくて、おまえが難解ってどういう意味なんだ?
350記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 18:23:49.60
>>348
「みずは無間」と「テキスト9」
351名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:25:14.67
>>350
どっちも普通のSFじゃね?
難解なんて評価は聞いたことがないぞ
352記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 18:27:50.72
>>350
読書メーターに用語が難しいって。

というか、この二つを普通のSFという時点でわかってないなあ。
この二つは、日本SFの最高峰を競う傑作だよ。
353名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:31:09.45
>>352
難解じゃなくって普通に読めるってことだ
いつ傑作かどうかの話になったんだよバカかお前
354名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:32:59.65
なるほど。会話にならないのか。
355名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:33:28.73
>>352
おまえ、頭悪いってよく言われるだろ?
356名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:34:04.58
いや女子中学生と子分が世界制服企むんだけど魔王が風邪で倒れるやつ
357名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:35:12.87
SFのほうは傑作だな
面白い
358名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:36:31.52
ここまで来ると荒らしだろ
記憶喪失は何しにここに来てるの?
359記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 18:37:14.99
>>356
ああ、「魔王さまが体調がおかしいようです」だね。
このスレで70点もらったやつだ。
あれは、他人のアイデアで書いてるだけあって、評判はすごくいいね。
ありがとね。
あれは、後期ぼくの中での最高傑作の呼び声も高い。
360名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:37:45.70
あんな、俺を批判すんならお前らも自作をうpしろよ
361名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:43:29.22
どんなスレかと思ってちらと見に来たら、何か記憶氏がSF新人賞スレから出張してきてるな。

以前あちらのスレに「この神は〜」のurlを貼ってたときにも同じようなことを書いた気がするけれど、記憶氏の
文章は書いてきた期間が長いだけあって、日本語して大きく破綻しているわけではなく、一文一文については
とくに問題を感じることはない。
しかしながら小説の文章として読んだ場合、読んだ人がどういう風に理解するかという点が抜けている、
読者を想定した文章が書けていないという印象がある。
情景描写は気迫で、動作の描写はわからなくはないが、その場で起こっている事柄が理解しにくい。
SFとして難しいことをうまく書こうとしているのはわからなくはないが、映像的でも理論的でもないために、
ものすごく抽象的で「これはいったいなんなの?」と思ってしまうような文章になってる。
作品として見た場合、ネタについてはとりあえずとして、基本的に最初から最後まで全部クライマックス! と
いった感じで書き進めていて、上記の文章と組み合わさることにより誰が何のために何をしていくのかわからない
間に、読者を置き去りにしてどんどん先に行ってしまう感じで、書いてる本人にとっては楽しいかも知れないけど、
波長のあった一部の読者を除くと記憶氏の作品はどこを楽しんでいいのかわからないものになってしまっている。

>>343も言っているけれど、魔王の話とか、ネタで奇をてらったものではなく、すごくオーソドックスな話を
一度書いてみるといいと思う。
個人的にお勧めはコメディではないラブストーリー。
どんな風に始めてどんな結末になるかはともあれ、人の心の機微を扱う物語を、短編でもいいから何作か書いて
みると、ずいぶん変わりそうな気はする。
うん、難しいと思うんだけどね、記憶氏には。

ともあれスレの趣旨からはズレるかと思うので、これにて失礼。
362名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:46:08.41
>>360
俺って誰?
363名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:47:51.07
>>360
いきなり名無しで俺って誰だよ?
記憶の自演失敗か?
364名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:51:12.79
>>360
名無しでいきなり俺とか言い出すバカ
365名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 18:52:29.43
>>359
まともな作品が無い中の最高傑作って意味あるのかい?
366白鷺不動産 ◆2MHB.ZyCAk :2014/05/08(木) 20:13:19.22
自演ワロタw
367名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 20:26:48.18
記憶喪失さんは自分の掌編を理解できないみんなが大嫌いだと叫んでいたくせに、
何でここに掌編を何遍も投稿するの?
打たれ強いのか
面白い人だねー
368名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 20:28:59.09
記憶喪失さんをテーマに俺が小説書いたら売れる気がしてきた
369名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 20:31:32.34
寂しいんだよ、きっと
馬鹿呼ばわりだろうが、苛めだろうが、相手にしてもらいたいんだよ
370名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 20:35:30.02
>>367
未練がましいだけだろ
捨て台詞吐いておいてまたのこのこ現れるってどんだけ恥知らずなんだか
371名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 20:35:41.39
あるよ、あるよ、
他校から転向して来た時とかさ、
みんなが変に気をつかってなかなか話しかけてくれない時ってあるんだよ
なんかさ、早く苛められたい、というかさ、寂しくてさ
苛められると安心するんだよね
372名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 20:38:43.83
>>370
逆にその太い神経が笑える
何度、馬鹿呼ばわりされたら気が済むんだ、こいつ?
373記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 20:40:42.64
>>371
そんなことあるわけねえだろ。
374名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 20:41:23.51
>>367
>>370
単に記憶を喪失するからじゃね
375記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 20:43:07.48
>>367 >>374 ちがうだろ。おれがいったのは、話下手のギャグは笑えないってやつだ。
376名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 20:43:59.76
記憶喪失する男じゃないか
377名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 20:44:33.44
記憶を喪失するわけだから
恥も外聞も知った事じゃないさ
378名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 20:46:24.09
ホント都合の良い名前だよな
良く考えたなー、その名前
379名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 20:47:58.04
という事で
記憶喪失した男
その名前に80点!
上手いよ、あんた
380名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 20:48:59.95
それがオチか
381記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 20:50:26.40
いやあ、なんか、おれだけ点数低くない?
みんなの作品と何がちがうんだろう?

独創性があると点数が下がるのかな?
382名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 20:53:25.62
読葬性?
383名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 20:54:02.86
>>381 
それだけ隅から隅までも真剣に見られてるって事だよ
ありがたく思え
384名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 21:00:54.89
独創性があって面白いなら高得点になるよ
俺は独創性がないから正攻法でいっていの点を頂いてると思う
メシマズ主婦のアレンジャー料理みたいになってるのがいけないんじゃないかな
よくわからない言語のスパイスをバサバサ入れるより、まず醤油と砂糖と酒とミリンのバランスを極めて
美味しい肉じゃがでも作ってみてはいかがか
385名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 21:03:21.96
完成度がひくいんだと思うんだ。
下手な人は下手なりにその世界が低い水準で完結してるのが多い。

完成度低くても得体の知れない力があるかというとそこはほぼない。
緻密に書ければおもしろそうだって基準でみれば決してわるくはないんだけど、
書き飛ばしてるようにみえる。
386記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 21:03:36.15
いや、ワイ杯をおれが選評してみた時も思ったんだけど、
きみたちが何を目指しているのか、まったく理解できないんだよね。

おれがおかしいのかな?
387名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 21:12:01.53
文章力が無いんだよ、文章力が。
もっと丁寧に本読め。
388記憶喪失した男!ninja:2014/05/08(木) 21:19:04.71
ラノベにも、純文にも、SFにも、ミステリにも、居場所がなくなってしまった。
ぼくはどうしたらいいんだ。

これが天才ゆえの宿命か。天才は迫害される運命なのか。
389名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 21:23:02.37
まあ多分記憶喪失の男という存在自体が小説のキャラ…みたいな叙述トリック()なんだろ
390名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 21:38:25.67
>>375
話下手のギャグが笑えるわけないだろ
391名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 21:40:07.30
>>388
お前の人間性に問題があるだけの話
392名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 21:41:46.01
記憶喪失の妄想自体がギャグだな

499 記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(3+0:30) 2013/07/31(水) NY:AN:NY.AN 発信元:115.39.228.148 BE:1231837092-2BP(427)
  記憶喪失した男の組織体験の年表
正常
2001年3月:OLの毒殺を疑う。
2002年8月:どこからともなく声を聞く。
異常
2002年11月:電車に乗っている人がみんなおれを待ち伏せていたと思う。どこからともなく聞こえる声(幻聴)が始まる。
2002年12月:警察に目に見えない攻撃できる機械があるかを聞き、ないといわれる。
2003年2月:大学の講堂に連れて行かれ、神経を攻撃される。アンケートをする。
2003年3月:天皇の振りまきとして、学校洗脳を体験する。
2003年4月:会社を幻聴に耐えられなくなり、退社。
2003年5月:何者かが訪れて連れ去っていくことはつづいている。裏科学に飛ぶ。
2003年8月:何百人の人が自宅に押し寄せる。一週間くらい人が訪れつづける。
393名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 21:48:21.40
>>392
なんだよアンケートをするってw
394名無し物書き@推敲中?:2014/05/08(木) 22:01:00.67
○天才の宿命
○天才ゆえの不幸

?天才ゆえの宿命 みたいな微妙な甘さは感じる
395名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 01:30:15.27
評価して頂きたいのですが、よろしいでしょうか?
星空文庫に上げています。url張ります。
書式などあるようでしたら、申し訳ございません。
ttp://slib.net/30409
396名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 01:41:29.69
>>395
最初がまずダメ
前置きが長すぎ
397名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 02:06:42.07
>>396
読む気になれないとは、つらい。トホホ
丸々端折ってもいいのかもしれませんね。
セールスレディとの掛け合いとか個人的に出来がいいと勘違いしてたのですが、
面白くなきゃ仕方ありませんね。
いやぁ見てくださってありがとうございます。
398ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/09(金) 06:52:42.41
>>327
冒頭の単語はタイトルなのだろうか! 博多の商業施設の名称が書かれていた!
本編との繋がりはよくわからない! 福岡の街並みを描いている訳ではなかった!
一人称が方言でもないので気にしないことにする!

アトランダム・ホールはと云う穴が突然に開く! その存在は巷間に広く知れ渡っていた!
主人公は穴の縁に辛うじてとどまっている状態であった! 穴に落ちて生還した者はいないと云う情報を知りながらも、
この不思議な現象について思索に耽る! 生きたい、と願う人間にしては非常に落ち着いているように見えた!
最後は自ら進んで穴に落ちた! 過去に見て来た人々の笑顔の理由がわかる仕掛けになっていた!

穴の正体はわからないままに話が終わる!
ワイは目に見える寿命を頭に浮かべた!
終わりを迎えたあとに始まることがあるのか!
その為にはもう少し人間味のある話を加えた方がいいように思った!

最後に一点、嘆息は悲しい時に吐く溜息なので、
穴に落ちる時には相応しくない漢字に思えた!

不思議な話ではあるが上手く纏まっていた71点!(`・ω・´)
399ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/09(金) 06:53:26.07
>>395
主人公は訪れた旅行代理店で回想に入る! その中で更に回想に入る入れ子状態!
ソロツアーを探して各店舗を回った末に小さな旅行代理店に辿り着いた、と云う風に書いた方がすっきりする!

>〜刃が立たなかった。
(変換ミス!)

>「まずお客様自身が機体の操作をすることは全くございませんが〜
(タイムトラベルを可能にするシャトルを客は操作する必要がない! 操作が出来ないようにはなっていないのか!
 特定の日を越えて過去に遡ると終身刑に処されると云う! その場合は代理店も罪に問われるような気がする!
 重大な事案を孕んだ内容にしては杜撰な管理! 少し引っ掛かった!)

>空港内のコンビニエンスストアでおつまみのするめとビールをたんまり買い込んで〜
(過去に現在の物を持ち込むことは可能なのだろうか! 注意事項で語られてはいなかった!)

>それでも座った時の居心地は良かった。
(座った時は感触で、のちに居心地が良くなるのでは!)

>次第に明るくなり、機内の影との明暗がそのコントラストを強めた。
(意味の重複! 物語を左右する場面ではないので、わかり易く書いた方がよい!)

>そうやって生きていいるうちに急に帰りたくなった。
(打ちミス!)

小説の中に粗筋が混ざっているような話であった!
とにかく粗筋パートが長い! 頭に映像が残るような書き方ではなかった!
その中で桃源郷の話は悪くなかった! この部分だけが小説とも云える!

最初の方の文章が拙い! 中盤以降は書き慣れてきたのか、読めるものになってきた!
読者が真っ先に目にする冒頭は書き直した方がいいかもしれない!

前半は57〜59点で後半は63点前後!(`・ω・´) 未来の設定がぼんやりしていて可能な範囲がよくわからなかった!
400ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/09(金) 06:58:04.56
>>398
>アトランダム・ホールはと云う穴が突然に開く!
○アトランダム・ホールと云う穴が突然に開く!

余計な「は」が入ったので訂正!(`・ω・´)
401名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 08:23:02.39
てs
402名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 09:22:57.25
>>395
何々した。何々だった。何々と思った。という短い説明文が小学生の作文みたい。
アメリカの独立記念日にハワイに到着予定だった事に何か布石があるのかと思ったのは俺の勝手な思い込みか。
パイロットに無駄にキャラがあるわりにすぐ死んだ。
大佐と中将もキーマンのように見せて何もなかった。
ダラダラとしょうもない話が続いて山場が無い。

逃走の後、ワイさんが言うようにいきなり雰囲気が変わる。
もうここだけでいいんじゃないか。
403395:2014/05/09(金) 11:32:04.95
>>399
誤字脱字添削推敲までお恥ずかしい・・・いやいや、ご丁寧にありがとうございます。
やはり前半に難有りのようですね。
書いている時にも、頭のなかで画がぼんやりしておりました。
桃源郷に関しては古典の土台がありますので、本作品のぼんやりとしたヴィジョンが助けられたのだと思います。
見透かしたようなご意見感嘆しました。

>>402
文体に関しまして、やはり筆者自身に筆力がございませんから、
少しでも読みやすいようにと逃げの結果であろうと思います。
一文の長い流麗な文章を書こうとすると、述語動詞が何を指しているのか不明瞭な、読者に混乱させるような日本語になってしまいます。
そろそろ小学生は卒業したいものです。
桃源郷に至るまでは早く主人公を桃源郷に送り届けたい一心でしたので、
今にして思えば確かに前半いらないですね。
『時間旅行で事故に会い、紆余曲折の末中国辺境に迷い込んだ。』のような。
レスありがとうございます。大変参考になりました。トホホ
404395:2014/05/09(金) 11:34:06.91
>>403
あぁ、『遭う』ですね。
405記憶喪失した男:2014/05/09(金) 14:59:49.92
忍法帖が使えなくなった。
406名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 15:02:50.00
魔法が使えるだろ。
407327:2014/05/09(金) 15:14:30.31
>>398
ありがとうございます、色々と参考になりました!
以下、無様な釈明を書き連ねることをお許しいただきたい。

冒頭はタイトルですが、博多の商業施設? ではありません。
和訳で「どれにしようかな」という意味合いなのですが、いまいちメジャーな単語ではないようですね、申し訳ない。

「嘆息」問題ですが、実は嘆息で間違いないのです。
描写不足を思い知りました、私の悪い癖です。

「いいにおいのする食虫植物」や「蛇の毒」と同じ原理でして、「獲物を逃がさない自然の摂理」の一種のようにホールに備わる力があり、心の奥底で抗いながらも逆らえない催眠波のようなものがある、という設定でした。

主人公は「残業しなくてもいい」という本人にしてはくだらない理由で納得してしまった自分に、己の精神状態がノーマルで無い事とそれがホールの影響であることを悟ります。
ホールのチカラで「笑みと脱力」が同時に訪れる仕組みを体感し、助からない事実に嘆息したという設定です。

自殺願望がある人にはホールの影響も顕著になり、歓喜と共に飛び込む人もいるでしょう。
妙に冷静なのはホールの催眠波の伏線でした。
逃げられないように、抗う獲物にはおとなしくして貰わないとって事です。

いやはや、分かるように書かないといけませんね。
長々と失礼しました、また来ます!
408名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 17:38:49.73
 数日後俺は滋賀屋にクルージングに誘われた。これからビジネスパートナーになるのだから親睦を深めたいというのだ。あまり
いい予感がしないが、いくらなんでも何もしないうちにコンクリートのブーツを履かされる事もないだろうと誘いを了承した。
 湾奥にあるマリーナで待ち合わせをしたが2号桟橋としか聞かなかった。俺はボートハウスで2号桟橋の場所を聞くと、教えられた
方に向かって歩いた。詳しい場所は聞かなかったが来ればわかるとの事だった。某有名人がカジキを釣るために使うようなクルーザーや
船上パーティーをするようなクルーザーがたくさん係留してあり、こんなものを所有できる人というのは一体何をしている人達なのか
半分腹立たしく思いながらも桟橋の先端に向かって歩いた。船はみな舳先を桟橋に向ける形で繋いであるので歩くごとに順番に全容が
見えてくる。俺は一際大きな船の前で足を止めた。20m以上はあるだろうか、白いミサイルのような形の船体にスーパーカーのような
キャビンが乗った、いかにもな船だったがそのキャビンの上に駆け上って来た人影を見て俺は苦笑した。滋賀屋が満面の笑みで手を
振っている。真っ赤なアウトドア系のジャケットにジーンズと、ラフな格好が意外と板についている。キャビンの上から風防を飛び越え
乱暴にフロントガラスの上を駆け下りて舳先までやって来た滋賀屋は化粧をしていないようだった。
「いらっしゃい、どうぞ」
 滋賀屋が桟橋より少し高い舳先からこちらに手を伸ばした。

 高級ホテルのようなキャビンでソファーに座り、出されたコーヒーを一口すする。滋賀屋女史はキャビン横の通路をドタドタと走ったり、桟橋に降りてロープ
を解いたりと忙しく動いている。船がゆっくりと桟橋を離れ始めたのに焦って滋賀屋は船の舳先に飛びついた。舌をぺろりと出して気恥ずかしそう
にしながら後ろへ回ってキャビンの中に入って来た。俺の目の前を通り過ぎて操舵席に座るとなにやら複雑な操作パネルのスイッチをカチカチと
やっている。舵は想像していたような物ではなくて高級車の革ハンドルのような仕様だ。なにやら操作を終えると今度は外に出て階段を登っているような
気配がする。キャビンの天上からコトコトと物音がするのに耳をすませていると、それまでアイドリング状態だったエンジンが唸りを上げて船が後退
し始めた。
409名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 17:39:54.09
「この先の島にいいレストランがあるのよ、新鮮な魚介を使ったフレンチ」
 大小の島々が美しい湾内を抜け、外洋に出て航路が安定すると滋賀屋がキャビンの中に戻って来た。俺の対面に座り、まるでドライブを楽しむような
雰囲気でにこにこと笑う滋賀屋が目的地について話した。
「そうなんですか」
 愛想笑いをしながら生返事を返すと滋賀屋が不満そうに言った。
「タメ口でいいって言ったじゃない」
「ええ、ああ、うん、そ、そう、楽しみだよ」
 ぎこちなく言葉をひねり出した俺に滋賀屋はにっこり笑ってコーヒーをすすった。のん気にくつろいでいる航海士を見て俺は船が心配になり操舵席
を見た。レーダーや海図が表示されたディスプレイの前で舵が勝手に動いている。
「あの、これ滋賀屋さんの船です…船なの?」
「ん?まさか、これ700万ユーロもするのよ、それに維持費が年間何千万もかかるから大富豪でもない限り所有は無理、これ会社の税金対策なの
赤字経営のクルーズ船、主に接待に利用するの」
「な、なるほど」
 こんな豪華なクルーザーを貸切状態で使う事など一生無いはずだったが、せっかくだから写真を撮らせてもらいたい。それに怪物呼ばわり
される女のプライベートに俺は怖いもの見たさと言えばいいのか、滋賀屋に被写体としての魅力を感じ始めていた。
「ちょっといいですか」
 ん?という表情でこちらを見た滋賀屋の目を見ながら鞄からカメラを取り出すと、顔色を伺いながらゆっくりとカメラを向けた。滋賀屋は
意外にも軽く笑みを作ると言った。
「自然にしている方がいいのよね」
「うん」
 滋賀屋は上着を脱いでTシャツ姿になるとコーヒーを飲んだり窓の外を眺めたりした。俺が夢中でシャッターを切っていると、横顔だった
滋賀屋が目線はそのままに思わせぶりに言った。
「これも見たいんでしょう?」
 滋賀屋が右手で髪をかき上げて額の傷が露出した。俺は滋賀屋の底知れぬ迫力にゴクリと唾を飲んだが、プロの意地とばかりにシャッターを切った。
410名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 17:41:50.29
 島について巨大なクルーザーを縦列駐車と言えばいいのか、停泊させる滋賀屋の手際は見事だった。キャビンの天上にある操舵席から巧みな操船で
ピタリと堤防際で静止させ、キャビンを駆け下りると、ロープを掴んで堤防に飛び降り、素早くフックにロープを巻きつける。前と後ろを繋ぎ
終えるとボケっと見ていた俺に手を差し出す。なにか男前すぎて言葉にならない。
 港に下りた俺は滋賀屋に促されて未舗装の駐車場のような所まで連れて来られた。ジャラジャラとたくさんついた鍵束の中から鍵を探しているようだが
問題は目の前にある軽トラックだ。あちこち錆びてリアウィンドウはヒビが入り、いやそんな事はどうでもいい、どこからどう見てもナンバーが
付いていないのだがまさかこれに乗るのか。鍵を探し当てた滋賀屋が軽トラに鍵を突っ込み、ドアを開けて助手席に手を伸ばすとコトンと鍵を
開けて振り向いた。
「どうぞ」
 背後の乗用車ではないのかという最後の望みが今断たれた。
 軽トラはスポポポという間抜けな音を立てながら港町を軽快に走る。信じられないような狭い道を通り、低い民家の軒先が当たるのではとハラハラ
しながら生活圏を抜け、これまた信じられないような急勾配の坂を上る。まるでロケットのコックピットにいる気持ちだ。先ほどの豪華クルーズからの
ギャップが激しい。坂はすぐに終わり、目の前に月桂冠のエンブレムのような旗とトリコロールの旗が見えた。続いて白い木製のデッキに椅子が並べられた
小さなレストランが見えた。車は2台ほどしか止まっていないが店の中は結構人がいるようだ。
 車を降りて、青い空と緑の斜面を背景に鎮座する白い建物はなかなか絵になるなと思いながら見ていると、滋賀屋が腕を掴んで引っ張った。
「ほら、早くいくべ、いきなり腹へったべ」
 方言を喋りながら無邪気に振舞い、腕を抱えて密着して来る滋賀屋に少し戸惑いながら、俺はこの時心の壁が少し無くなったような気がしていた。
 不思議な感覚が俺を覆っていく。方言のせいだろうか、不思議と滋賀屋に対する警戒心が、まるで霧が晴れるように薄まっていったのだ。
 
411名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 17:43:45.22
 店ではやはり滋賀屋はVIP待遇だった。いきなりの訪問だったのか店員に呼ばれた店主が大慌てで奥から出てきて頭を下げ、店員に何かを
買い付けるように指示したようだ。気を使うなと軽く笑う滋賀屋を2階の個室に案内する。連れだっている俺にも平身低頭だ。少し気後れ
するが決して気分の悪いものではない。小物の俺らしい反応だと言える。昔の俺はこんな事で喜ぶ人間ではなかったはずなのだが。

「あたしってどうかな」
 食事中、滋賀屋の突然の質問に俺はきょとんとしてその真意を考えた。あたしってどう。女性が男性にする質問という方向性が俺に妙な考えを抱かせる。
俺はまた滋賀屋の不自然な俺への興味の事について考えた。 どこかで俺を見かけて一目惚れでもしたのだろうか。いやうぬぼれるな、そんな男前ではない。
「どうって…」
 滋賀屋は少し表情を曇らせて言った。
「面白くないかな、被写体として」
 そこかよ、と心の中で突っ込みながら俺はズルい言葉を検索しはじめた。知る人ぞ知る裏のドン。その素顔やいかにとでも言おうか。
 まるでヤクザを取材するような、スリリングな意味で面白いと思っていたが、そんな事を本人に言えるわけがない。
「いや、滋賀屋さんは綺麗だし被写体には最適だよ」
 滋賀屋の顔が更に暗いものになった。 おかしい、俺はまた何かを間違えただろうか。
412名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 17:44:32.19
 帰りの船ではキャビン上のフライングデッキと呼ばれる操舵席に滋賀屋が座り、俺は横のベンチに座って風を浴びて楽しんだ。思いのほか目線が
高くてまるで天守閣のようだ。風の音に負けないように滋賀屋が少し大きな声で俺を呼んだ。
「ねえ」
「ん?何」
 俺は少しタメ口の会話に慣れてきていた。
「船には酔わないの?」
「あんまり揺れるとダメだけどこれぐらいなら大丈夫」
 滋賀屋が笑いながら手を伸ばして俺の手首を掴んで引っ張り、操舵席に入れ替わるように座らせると舵を握らせた。
「ちょっと代わって」
 俺は少し驚きながらもしっかりと舵を握ると今度は右手が導かれてスロットルレバーにあてがわれた。
「合図したら全開にしてね」
 そういうと滋賀屋は階段を下りて行った。ほどなくしてキャビンの横を通って舳先に現れた滋賀屋はオールバック気味にポニーテールで
髪を纏めていた。右手には白いポールを持っていて、布のような物が巻かれている。滋賀屋は舳先の手すりに片足をかけるとポールから
布を開放した。バタバタと翻ったのは丸の中に秤のマークがある旗だった。滋賀屋はそのポールをドンと甲板に突き立てると大声で叫んだ。
「全速前進!」
 俺は一気にスロットルを空けた。午前中より少し風が強くなって波立っていた海面にぶつかり、船は大きく舳先を上げた。
「夢を追ええええええ!」
 俺の脳に電撃が走った。この光景は、あの時にあまりにも似ている。俺は過去に見たある光景を思い出していた。
「撮って!早く!」
 滋賀屋の声に我に返り、慌ててベンチの上の鞄からカメラを出してシャッターを切っていると、滋賀屋が振り返った。
「僕、夢を見つけたよ、アキちゃんは諦めちゃったの?」
 俺はカメラをガシャリと取り落とした。
「そんな…バカな…」
413名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 17:50:28.85
>>403
記憶喪失よりは上手いよ
414名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 18:08:06.74
いや、同じくらいだ。ライバル出現だな。
これはハイレベルの争いだ。
415名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 18:56:11.50
>>413
詩ね
416名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 20:44:28.11
基本的に掌編は点数高くて、長めになってくると点数低くなるな。
417名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 20:49:01.96
尺が長くなれば矛盾も生まれやすいし、作者の集中力が切れてちょいちょい荒がでる
まあ俺の事なんだけどね
418名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 20:50:50.47
>>417
それな。でも産みの苦しみというかそういう所プロ作家ならわかってくれないかな。
正直ちょっと気が向いて書いた掌編が高得点で、気合入れて書いた奴の点数が低いとへこむ。
まあしょうがないんだろうとは思うけど……。
419名無し物書き@推敲中?:2014/05/09(金) 21:42:11.02
所詮作り話だ。嘘は必ず矛盾としてほころびが出る。いちいち気にしてたら作家なんて成り立たんだろう。
インチキ臭い話で飯を食ってるのが小説家だ。
420ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/10(土) 06:17:57.00
>>408-412
>車は2台ほどしか止まっていないが店の中は結構人がいるようだ。
(車が停車した状態なので「停まって」の方がよい!)

作者の書き込みなのだろうか! 小説を書き始めて一年くらいだという!
ワイの立場からすれば、たったの一年になる!
たったの一年で、ここまで上達するものなのか!
程良い人物の描写! 巧いと思わせる比喩!
まるで連載小説を読むような余韻を残した終わり方は見事である!

文章には、まだブラッシュアップする余地が残されている!
滋賀屋の魅力は主人公の目を通して十分に伝わった!
主人公の過去には触れていないので「臆病な小者」と云う印象しかない!
今後の展開で、どのような扱いに変わるのか! 作者の努力に期待する!

声を大にして言おう、かなりよい76点!(`・ω・´)
421名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 06:54:36.04
>>420
どこに一年って書いてあるの?
422ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/10(土) 07:08:41.18
>>421
>>272-274
レスが単独であれば違うのかもしれない!
書き込みの流れでワイが作者と判断した!

今から朝ごはん!(`・ω・´)ノシ
423名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 07:25:47.34
>>422
確かにそのとおりだわ。
わざわざどうも
424名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 08:18:45.41
自己最高得点来たー
ありがとうございます
でも既に用意してある結末へのプレッシャーはんぱない
425名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 16:46:51.88
ワイ氏はどういうお話を書くの?
426名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 16:55:23.89
>>425
シェフの作った本格派ラーメンってカップラーメンを買ったら中に出張シェフを頼むための電話番号が入ってた、って感じの
427ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/10(土) 17:05:49.39
>>425
フキノトウにツクシが頭を突っ込んで心が凍えるような話!

もひょおおおおおおおお!(`・ω・´) ちょっとした息抜き!
428名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 17:49:38.08
>>425
ちんぽはまんこと出会った。
しかしまんこには既に別のちんぽがいた。
ちんぽはまんこのちんぽを亡き者して、まんこを手に入れた。

というような高尚な話を書いているらしい。
う〜ん、マンダム!
429名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 18:23:04.60
>>427
フキノトウに尽くしが頭を突っ込んでいるとはどのような意味を持った比喩表現なのだろうか!
心が凍えるとあるから怖い話なのか!
作者の伝えたい意図が理解できない!62点!(`・ω・´)

(笑)
430名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 18:48:57.27
>>429
ワイの文章の特徴を的確に模倣出来ている!100点(`・ω・´)
431名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 18:51:54.93
>>424
俺の最高得点の82点には及ばないな
俺は切れ端ではなく完結作だったし
432名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 18:59:16.44
ここまでの最高得点って79じゃないの?
433名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 19:40:26.75
ドラえもん最終回の二次創作漫画を小説化したようなのが79点とってたな
434名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 19:41:13.45
>>432
それは記録を始めてから
435名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 20:29:50.83
初期のころか
436名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 20:31:23.17
へえ、39スレも続くと色々あったんだろうな
437名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 21:33:42.43
まずドラえもんの最終回をおぼえてないな
恐竜は覚えてるけど
438名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 21:47:35.35
あげてしまってすいません
環境が異なるもので
439名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 21:54:56.52
>>437
誰かがドラえもんの最終回を勝手に作って同人漫画として売ったら話題になって小学館と裁判沙汰になった作品をさらにパクってアレンジ加えてオリジナル小説としてここに晒したら79点あげちゃった事件でしょ?
440名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 22:17:07.14
橋田壽賀子は自分が見ていない作品に橋田賞を与えている。
そんなもんだ。
441名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 22:17:36.34
ドラえもんって言われてるロボットの79点のやつはこれ
http://www.logsoku.com/r/bun/1298499050/137-141/145
442名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 22:36:08.59
13 : ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs [] 投稿日:2009/08/02(日) 00:42:08
   ⌒/ヽ-、___ <……閉店!
/ _/____/


15 : ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs [] 投稿日:2009/08/02(日) 00:56:55
>>14
     _, ,_ ∩
    ( `Д´)/  <一般の読者を狙った方がストライクゾーンは広い!
   ⊂   ノ
    (つ ノ
     (ノ
  ___/(___
/   (____/


   ⌒/ヽ-、___ <……再び、閉店!
/ _/____/






(´・ω・`)またこれやってよ
443ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/10(土) 22:44:24.53
|ω・´)……懐かしい。
444名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 23:15:52.47
電波拾えた
ガスの圧力低くて麺作りを前におあ付け状態ですw
445名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 23:17:43.80
誤爆です
446名無し物書き@推敲中?:2014/05/10(土) 23:23:24.35
>>441
良い作品だな。
描き方がラノベ的な一人称だが、凄く優れた作品だと思う。
447名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 00:08:53.30
02:10 ELAPSED TIME(経過時間) 
月が覗く夜空、雲も無く晴れ渡った、ほんのりと明るい空が、笑う。
夜で、ましてや明るい月夜であれば月が笑っているんじゃないかと思っただろう? 違う違う、それは妥当な表現であっても、その場の、正しい事象を表してはいないのだ。
空が笑っている、これが今の正しい情景。
月はほぼ新月。輪郭が細い線をかすかに描いているだけで、その妖しい御姿はほとんど見えていない。
だったら闇夜かといえばそうでもない。闇夜を決然と押し返す都会のまばゆい光たち。街の明かりに照らされた夜空。それがここから見える風景。
状況を整理すると、都会近くの月も雲もほとんど出てはいないがさりとて星がたくさん見えるわけでもない地上の明かりに侵食された夜の空が、笑っている。なのだ。
そもそも空が笑っているというのは視覚表現ではなくて、そういった音がするわけで、どういうわけか深夜の大空から笑うような声が聞こえてくる、という状況だ。
あはははは、いひひひひ、うふふふふ、えへへへへ、おほほほほ。アイウエオ順に並べてみたが所詮擬音だ、文字に大した意味は無い、問題は夜空の笑い声だ。
ところで、蝙蝠って見たことある? だいたいの人は見たことがあると思うがどうだろう。まだという方はインターネットで調べるのもいいが、ぜひライブで体験して欲しい。
方法は簡単。日が落ちて、あたりが薄暗くなり始めた頃に襲い来るやぶ蚊たちを凌ぎながらずっと外で待つ。その方法でおそらくあなたは彼らを簡単に目撃できるだろう。
待つうちに周囲は暗くなってしまうが、ずっと外にいたあなたの目は暗さに慣れているはずだ。すると、すーっ、すっ、すぅーっとあたりを飛び回る黒い影を見るだろう。
448名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 00:09:31.02
その黒い影が蝙蝠だ。彼らの飛び回る速度はあまりにも速く、意外にもすぐ近くをすれすれに飛び抜けられたりもするが、咄嗟に手を出すこともままならないだろう。それほど
速い。もし仮にあなたが子供であったり、その心を持った御仁であるのなら、辛抱堪らず虫取り網を取りに帰るかもしれない。だがその行動も結局は徒労に終わるだろう。蝙蝠
は虫取り網など余裕で避けてしまうからだ。速く、そして正確。それが蝙蝠。だからもし彼らを本気で捕らえたければ、昼になってから物置のひさしの裏側とか見てみると
いい、つまり寝込みを襲うわけだが、運よく彼らに遭遇することがある。だけどそうなったとしても、だいたいはお互いがびっくりして取り乱した末に抵抗され取り逃がしてし
まうのが関の山である。お互いのためにも興味本位の軽率な行動はやめておいたほうがいいだろう。異形との出会いとはつまりそんなものだ。
話が逸れた。蝙蝠は目が見えない代わりに耳がいい。超音波の反響を聞き分けて、視力に頼らずに障害物を避けながら飛び回ることが出来る。あたりが暗ければ暗いほどその真
価は発揮され、光に頼って生きる者に対しての暗闇の中での彼らのアドバンテージは否が応にも増してゆく。いわく夜間飛行の達人。いわく夜の種族。ゆえに彼らは夜に飛ぶ。
00:00
その夜、わたしは夜釣りに出かけた。車を1時間ほど走らせて、町外れの漁港にたどり着く。その近くに橋がかかっており、それを渡ってすぐの空き地に車を止める。
橋は漁港へつながる河口をまたいでおり、それなりの大きさがある。歩道もあり、トラックがすれ違っても問題ない程度には幅のある対面通行路として機能している。
その橋には街灯がいくつも並び、その明かりは主に欄干のある歩道部分を照らしているが、橋の上を歩くだけならばライトを必要としない程度には明るい。橋の歩道では、2人
の若者がルアーフィッシングを楽しんでいた。
449名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 00:10:44.53
わたしは車のバックドアを開けて竿とタックルケースを取り出すと、それらを担いでこれから釣りを始めるポイントへ向かう。
橋を渡った対岸部分、護岸した防波堤へ。辿り着いたそこで、適当なところにタックルケースを降ろし、仕掛けを付けて釣りを始めた。
橋の上と比べると、この場所は街灯も無くあたりは暗い。目が慣れてしまったので不都合は感じないが、周囲には何が潜んでいても気付かないような暗闇が点在しており、目の
前の橋のを支える大きな柱や、対岸に見える付近の山々は影のように黒く、街灯や建物の明かりを反射している夜空のほうが逆に明るく見えているほどだ。
……30分ほど糸を垂れていただろうか、今日は全く釣れない。新月を過ぎたばかりの大潮で、時合いも良いはずなのに一向に魚信の来ない状況にわたしは退屈した。
どこか他所へ移ろうか。深く息をついてあたりの様子を確かめて見ると、何か様子がおかしい。
橋の上では、迷惑にならない程度に笑いはしゃいでいた若者の声がいつの間にかぴたりと止んでいる。だが笑い声がする、明らかに橋の上からではなく、声色も違う。
「あははははは……」声はわたしの頭上を周るように響いていた。右へ、左へ、近付き、離れ。空から聞こえてくる不気味な声。
さっと黒い影が目の前をかすめた。暗闇に目が慣れていたわたしはそれを目で追った。さらに他方から2つめの影がこちらへ向かい飛んでくる。
「ぎゃははははは」その影も笑い声を上げていた。
――街灯に群がる虫を狙って飛び回る蝙蝠――夜釣りをしているとよく目にするものだが、わたしに向かって飛んできたそれは形は蝙蝠のようではあったが、その姿には不釣合いな人間の顔が付いていた。あれは、人面蝙蝠なのか?
450名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 00:11:49.75
02:30
人面犬って知ってる? だいたいの人はそんなもの見たこともないよね。それが蝙蝠なら尚更。人面犬は犬の姿に人の顔、人面蝙蝠は蝙蝠の頭部に人のそれが付いている。
その顔もね、だいたい不気味なやつなんだよ。イケメンとか美人じゃない。
でさ、その人面蝙蝠だが笑いながら飛ぶんだよ。気味の悪い人面が醜くゆがんで笑う。しかも良く見ると、可笑しいとか楽しいとか、そんな表情をしていない。
苦悶の表情? 違う。無表情? ああ近いね、無表情で笑っているっていうのもおかしいけど、そんな感じ。無理に笑っているのか笑わされているのか、考える言語や言いたい
言葉はあるんだが、うまく声として出せない。口を開けば笑い声しか出ない、それは叫びとも付かぬものもあれば、密かに含み笑う隠微な響きの声もある。
ところで真っ当な蝙蝠の話をしよう。
普通の蝙蝠は、ほとんど音も立てずに夜空をすいすい飛び回っているように見えるけれども、本当は彼らなりにやかましい音を出しながら飛んでいるわけさ。
その音域が人間の耳には聞こえないだけで、実は奴らぎゃあぎゃあと常に騒ぎながら飛んでいるのよ。音を出してその反響が掴めないと色んなものにぶつかってしまうから。
そして人面蝙蝠。これらが笑うのもやっぱり、障害物にぶつからずに飛ぶため。真っ当な蝙蝠と同じようなシステムを『笑い声』によって機能させているという仕組みなのさ。
01:37
わたしは人の顔の付いた奇妙なその蝙蝠、人面蝙蝠を見て言葉を失った。ぞっとする寒気が全身を覆う。
恐怖に負けまいと、パニックに陥らぬようにと、冷静に感情を抑える。目の前に広がる満潮の深い海が街灯の光を反射してせわしなく波打っている。その現実を意識に刻む。
わたしは自分が正気を保てていることを何度も自分に問いかけては確認しつつ、その場を離れた。冷静に逃げた。そして急いで先程来た道を引き返して橋の上まで辿り着いた。
橋の歩道は無機質な街灯の明かりに照らされて、あたりは不気味なほど静まり返ってる。
つい今しがたまで笑いはしゃぎ合っていた若者たちの姿はやはりどこにもない。移動したのか、帰ってしまったのか、それにしてもこの静けさは何だ。
わたしはすぐにこの場所を離れようと決めた。しかし、今にして思えば、後悔の念に駆られるが、わたしは急いで釣り道具を回収しようと防波堤へ戻っていったのである。
451名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 00:13:22.61
02:35
笑い声を出して、その音の反射を聞き分けて障害物を避けて飛び回る。これが人面蝙蝠の飛行システム。
だがそもそも、人面蝙蝠は何のために飛ぶのだろうね?
答え、人面蝙蝠はシステムの一部だから。
仕組みの一部として人面蝙蝠は笑って、飛ぶ。
01:48
警鐘を鳴らす自分の心臓の鼓動をどうにか抑えながら、わたしは防波堤に戻った。
先程からのせわしない波音以外は何も聞こえず。よりいっそう暗さを増したように見えるあたりの景色はしかし、現在わたしがいる現実の空間としてそこに間違いなく在るとい
う実感を持たせてくれている。先程の笑い声はもう聞こえず、蝙蝠も飛んでいない……少し安心したわたしは道具を片付け始めた。
02:47
人面蝙蝠が喰らうのは、科学的に言うところの脳に発生する信号。文学的に云えば心。
姐さんが喰らうのは、冷徹なほど科学的に、身体。生命。
01:51
リールを急いで巻き上げる。少し重たい、かといって根掛かりでもないので強引に巻く。思った通り海藻が引っ掛かっていた。
上がってきた釣針に絡んだ海藻を外して捨てようと掴む。しかしそれは海藻ではなく、真っ黒で長い、ひと房の髪の毛だった。またあの気味の悪い笑い声が響く、人面蝙蝠がわ
たしの頭上を舞う……。
452名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 00:58:46.19
02:50
小一時間前に起こっていた出来事を簡単に話そう。男性が海中に落ちて死んでいた。首や手首や足首などには本人のものではない長い髪の毛が絡みついていた。
まあ、朝になれば遺体も発見されるだろう。
02:00
暗い、何も見えない。声を発することは出来るが、言葉にならない。しかしその音の反響が、わたしに座標を与えてくれる。何か、随分昔には自分にもあったような懐かしい香
りがする。空腹を満たすために、その微かな標し向かって、飛ぶ。
02:55
え? 人面蝙蝠が獲物となる人間に近付き、隙の出来た獲物を姐さんが捕らえて命を奪う。そういうシステムだろうって? 違う違う。
たしかにあれは連係プレーに見えたかもしれない。だがあの場面ではもうすでに詰んでいたっていうか、そもそも主体が違う。
ひと房の髪の毛に人間を海中に引きずりこむ力があると思う? そもそも海中の死体が釣りなんてできないだろう?
男性が水死体となっていた橋の袂、そこで釣っていたのはわたしだ。
00:00 RESET …… START
夜、暗闇のどこからか笑い声が聞こえる。笑い声というものも色々あるが、今はどのような笑い声を聞いてもあまり良い心地がしない。
453名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 01:14:11.53
面白そうなんだけど、よくわかんなかった…
454名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 01:20:56.17
3日前の週末、帰り際のオフィスで同僚のあいつは俺に人面蝙蝠の話をした。他愛のない怪談話。それから帰宅したあいつは一人で釣りに出かけた。そして今病院にいる。
あいつが保護された漁港近くの橋の袂で男性の水死体が揚がったという。警察はまだあいつから調書を取れていない。
何を聞かれても笑うことしか出来ないあいつは、精神病院に入院して治療を受けている。
先週、その同僚から聞かされた奇妙で馬鹿馬鹿しい話。
455名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 01:33:40.33
人の顔を持つ蝙蝠が笑いながら飛び回る、という話。
しかも、人面蝙蝠の話を聞いたものは、3日以内にその話を誰かに話さなくてはならないというありがちなオチまで付いている。
本当に馬鹿馬鹿しいが、どうしてもあいつにこの話を聞かされた時の余韻のようなものが抜け切っていない。未だに何か気持ちの悪い感触が拭えずにいる。
昨日あたりからやけにあちこちから笑い声が聞こえる−―――。


END
456名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 01:36:39.89
解説ありがとう。
でも全然わかんなかったわwそんな話だったのかw
457名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 01:37:20.33
ん、どっちだ?
458名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 01:39:59.51
ああ、続いてたのか。スマソ
459ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/11(日) 06:51:37.82
>>447-452
現実のわたしと語り手が織り成す物語!
語り手は第三者に補足の説明を行う!
この場合の第三者は読者を想定しているのかもしれない!
わたしの行動に沿って語り手が随所に補足を入れる!
どのような作用なのか! わたしは人面蝙蝠になったように思われる!
無数の人面蝙蝠も元は人間だったのか! 想像させる怖さはあった!
リセットされる理由や原理はよくわからない!

構成のバランスが悪く、最後は書き急いだ感がある67点!(`・ω・´) 原理のわからない話はややこしい!
460名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 08:29:28.56
ts
461名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 08:57:02.95
>>459
ありがとう御座います。
454-455 も入れて一編としていましたが、投下時に問題発生しました。ちょっとした「怪談あるある」になってしまった。

00:42
連投規制の警告を受ける
01:02
バイバイさるさんと言われる
01:10
投下までの時間を置くためにネットゲームを立ち上げたらPCフリーズ
投下に際して大幅に改稿していたテキストを未保存のまま強制終了
01:12
PC再起動
保存されていないテキストに絶望
再改稿。
ガラケーを使って454-455を投下。
01:30
わたしはとても疲れていた。わたしは力尽きたend
08:56
ありがとうございますよかったら残りも読んでください
462ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/11(日) 09:14:53.70
>>454-455
種明かしの通りに読めない箇所がある!
>暗い、何も見えない。声を発することは出来るが、言葉にならない。しかしその音の反響が、わたしに座標を与えてくれる。
冒頭で説明された蝙蝠の特徴に似ている! この時点で意識障害を起こして自身を人面蝙蝠と錯覚したのだろうか!

>>454-455があることで話の辻褄は合う!
しかし、無くて困ることもないので蛇足に近いようにも感じる!
>>447-452の中に>>454-455を上手く混ぜ込むことができれば、
現状の点数を上回ることができたと思う!

やはり構成に難がある!(`・ω・´) ワイの考え!
463名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 11:29:28.29
ワイさんお願いします。
http://ncode.syosetu.com/n3076bw/

題材が特殊かつ時節を逸した感がありますが、二次創作に打ち込む人間の心情みたいなものが描けているかどうか
464名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 13:27:16.17
プロか?
465名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 13:42:21.97
ワイさんはアニメとか見るんかな
466名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 13:47:40.38
ワイ信者なら知ってるだろ。
467名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 14:00:33.59
自分もこのように歳を取りたいものだw
ライトヲタの俺にもわかるオマージュがいくつかあった!(`・ω・´)  ww

今回は文章荒い気がしたけど好きだわ
ラストの孫への対応が最高に笑えたw
拙者さんあんたチャレンジャーというよりはテロリストだねww
468名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 14:12:08.13
     /\___/ヽ   ヽ
    /    ::::::::::::::::\ つ
   . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| わ
   |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|ぁぁ
.    |    ::<      .::|あぁ
    \  /( [三] )ヽ ::/ああ
    /`ー‐--‐‐―´\ぁあ
469名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 14:52:07.27
普通に面白くてわろた
470記憶喪失した男:2014/05/11(日) 17:09:46.16
  福島原発秘密基地

 ここは福島原発地下にある自衛隊の秘密基地である。2011年3月11日、東日本大震災が起こった時の津波によって上にある原子力発電所は炉心溶融したが、地下の秘密基地はびくともしなかった。
「管総理、福島原発地下秘密基地は無事です。住民なんて避難させればいいんです。自衛隊運営には問題ありません」
「ふっふっふっ、枝野くん、地下の秘密基地さえ無事なら、我らが大日本帝国の再興はまちがいなしではないか。
ははははははっ、笑いが止まらんよ。津波さまさまだなあ。記者会見ではうまくやっておいてくれたまえ。くれぐれも、地下の秘密基地のことは秘密にな。はっはっはっはっ」
「はい、わかりました、総理」
 そして、福島原発は地上で自衛隊が大げさに復旧活動をしていたが、肝心の地下秘密基地は宴会騒ぎだった。
「ははははっ、上の原発が吹っ飛んだらしいぞ。これは愉快だ。我らが大日本帝国軍に勝てる国などあるものか。世界中に核ミサイルを打つ準備は整っている。あれくらいの地震じゃ、この秘密基地はびくともしないよ。わはははははっ」
「この事故のどさくさに紛れて、核戦争始めちゃいましょうか。米露がびっくりするでしょうね」
「よし、総理の許可などいるものか。核戦争を始めよう」
 その時、福島の土地からかなり離れた太平洋沖合で、未確認生物が発見された。
「管総理、たいへんです」
「はっはっはっはっ、なんだね。世界を支配する前日だというのに、まだ報告が残っていたのか。
あとにせんか、あとに。どうせ、明日には核戦争を始めて、福島原発地下秘密基地から世界中に核ミサイルを発射するんだから。こんなに面白い政治はないなあ、はははは」
「いえ、それが、ゴジラです。東北沿岸沖にゴジラが出現しました」
「なんだと。ゴジラ?」
「はい。ゴジラは福島原発へ向かっています」
「応戦しろ」
 航空自衛隊発進。どがーん、どがーん、とゴジラを攻撃するも、ゴジラの爪に捕まれて大破する。そして、ゴジラは福島原発までやって来た。
「ぴぎゃあああおおお」
 ゴジラは福島原発地下秘密基地を破壊して海へ帰って行った。
 ありがとう、ゴジラ。ありがとう、福島原発地下秘密基地。
471名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 17:13:05.95
つまらん
幼稚すぎ
472名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 18:09:04.49
>>470
そうか、政治ネタがあったなw
473名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 19:15:25.16
ありがとう、ゴジラ ← これは分かる。
ありがとう、福島原発地下秘密基地 ← なんでだよw
474名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 19:43:13.80
ツッコミ待ちタイプのギャグ。やるやん
475名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 21:28:11.07
>>467
感想ありがとうございます。
自分の理想の老後です。

>>469
ありがとうございます。
476名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 21:33:08.42
>>474
褒め殺し乙です
477名無し物書き@推敲中?:2014/05/11(日) 22:02:44.72
徳川家康のチキータがネットになった瞬間、大きなどよめきが起こった。

  豊臣秀吉 4ー3 徳川家康

「ヒィィハーw」奇声をあげながらベンチに突進する宮本と
それを迎え入れる男泣きの織田信長
隣には、がっくり肩を落としてうなだれる金正日の姿が。
松平定信の優勝から4年、あまりにも長かった。
熱い、熱いぞ!
478ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/12(月) 07:13:25.24
>>463
>後半のカタストロフ向かって〜
(脱字があるように見える!)

軽いの乗りの内容で執拗に趣味を追求する話であった!
地の文には作者の声が意図して書かれ、老人の声と混ざり合う!
とは言え、ちゃんと区別はされていた!
文章にはメリハリがあった! ぞんざいな扱いの箇所は作品の趣向と云えよう!
内容には偏りがある! 長い説明は読ませようとする工夫が散りばめられていた!
その反動として動的な場面は少なく、多少の物足りなさを覚えた!
スレッドの書き込みにもある通り、祖父が孫にした仕打ちにも等しい行為には不意打ち的な笑いを誘う!

大袈裟な話なのでもっと話を飛躍させてもいいと思った! その場合は続編になるのか!
フィギュアの完成後、老人の果てのない野望はとどまることを知らない!
なんと潤沢な資金に物を言わせて『魔法少女まじか&めらら』の権利の全てを買い取り、
続編の映画を自らの手で完成させたのだ! 孫の琉詩葉には明かされておらず、二人は映画館で鑑賞する!
本編の最後に流れるエンドクレジットの監督名で全容を知り、琉詩葉の驚嘆の声が館内に響き渡るのであった!

等と云う妄想を抱かせる内容がよい72点!(`・ω・´) 読者を楽しませようとする姿勢がよい!
479ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/12(月) 07:15:34.96
>>470
まあ、あれだよ。また、あれの話だよ。
うん、キミもなにを書かれるのか、予想がつくとは思うんだけど、
また整合性の問題なんだ。すまないね、柔らかい物腰で語っていくから、
心穏やかにして読んで欲しいんだ。いいね、じゃあ、始めるとしよう。

地震とか、津波とかの被害は物語に関係ないよね。地下施設にはなんの影響もないんだから。
それと総理が二人もいるの? 総理の許可ってなんのことかな。管は秘密基地にいるよね。
核ミサイルを発射するにしてもだよ。いつでも実行に移せる状態なんだよね。災害に関係なく、さっさと撃てば、って思ったよ。
最後はゴジラね。うん、ゴジラ。なんで地下施設をピンポイントで攻撃しているのかな。
地下施設を破壊するってことは、上で作業している人達はどうなるの? 皆殺しってことだよね。
そんな暴挙に出たゴジラに「ありがとう」はないよね。絶対にないよ。

まあ、そういうことなんだ。毎度のことだけど点数を付けるのはやめておくよ。
なぜかって? ぼくとキミの仲じゃないか。書かなくてもわかるよね、そういうことで!(`・ω・´)
480ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/12(月) 07:16:33.80
>>477
(`・ω・´)
481名無し物書き@推敲中?:2014/05/12(月) 07:22:44.33
記憶さんは何度でも立ち上がる。
482名無し物書き@推敲中?:2014/05/12(月) 07:26:16.07
記憶さんとスレ主の熱い友情に泣けてきた。
483名無し物書き@推敲中?:2014/05/12(月) 07:32:10.85
   ⌒/ヽ-、___ <……閉店!
/ _/____/
484:2014/05/12(月) 07:44:26.98
>>479
おまい、記憶さんの才能に嫉妬してるだけだろ。
485名無し物書き@推敲中?:2014/05/12(月) 07:57:28.23
才能のある人はこんなスレにはこないよ
486記憶喪失した男:2014/05/12(月) 08:32:29.79
「福島原発秘密基地」はアイデアは光ってると思うから、
改変して、コピペに使えるまで遊んでくれたらうれしいな。

ぷうぎゃああああああも評価ありがとね。
487:2014/05/12(月) 08:40:47.52
>>486
ありがとう!
あんなすばらしいアイディアを無償で提供するなんて、さすが天才は太っ腹だね!
488ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/12(月) 08:41:39.30
>>478
>軽いの乗りの内容で〜
○軽い乗りの内容で〜

余計な「の」が挟まっていた!(`・ω・´)
489名無し物書き@推敲中?:2014/05/12(月) 08:42:24.28
ま、次からは何度も推敲しろよ。
490名無し物書き@推敲中?:2014/05/12(月) 08:44:16.17
>>484
>>487
コテハン一文字消し忘れてますよ、記憶喪失した男さん
491名無し物書き@推敲中?:2014/05/12(月) 13:30:39.67
計算だとしたら凄いな
492名無し物書き@推敲中?:2014/05/12(月) 15:35:47.22
>>482
絡まれたワイが上手にかわしたね
お見事!
493記憶喪失した男:2014/05/12(月) 17:08:23.74
漠然と想像していたものを具体的な形までもっていくのに、
数か月、時には数年かかります。

福島原発秘密基地も、数年かかった作品なのですが、
前衛的すぎて評価されないのではないかという懸念を吹き飛ばし、
多くの人に賞賛されたことを?まことに喜ばしく思います。
494名無し物書き@推敲中?:2014/05/12(月) 17:13:26.70
こんなので数年とかまじht…いや、言うまい
495名無し物書き@推敲中?:2014/05/12(月) 18:53:39.64
小説歴一年の人は今まで何作ぐらい書いたの
496名無し物書き@推敲中?:2014/05/12(月) 20:04:52.73
>>478

やったー70点超え!
ワイさんありがとござる…………………………………………


























|∀・)今書いてる不条理SFが、25万字いきそうなんですが、書きあがったらまた評価お願いしますね。
497名無し物書き@推敲中?:2014/05/12(月) 20:07:36.08
つかそろそろ何かに応募しろよww
498名無し物書き@推敲中?:2014/05/13(火) 09:40:01.32
>>495
僕の事かな。
小説を意識して書いたものはほとんどワイスレで発表してますよ。
美世ちゃんシリーズ、血の繋がらない妹綾香、ローマ帝国、鏡獅子、俺達とほたる。
完結していないものではサラリーマン田中魔界出世道が良くも悪くもレス頂いてうれしかったです。
ワイさんの疑問にも答える形になりますが、釣りとキャンプが趣味なのでそれに関した体験談などを
書いていたのが元で、評判がよかったので嬉しくて調子こいてたらネタが切れたので創作に走りました。
美世ちゃんシリーズは釣りに関する中年童話の派生で生まれました。
元になった作品はゾウガメの涙と命題しましたが、これが事実上の処女作でしょうか。去年か一昨年かって所です。
恥ずかしいので誰に発表する事も無く暖めていましたが、創作文芸スレを見つけて見ているうちに
俺でもイケんじゃね?と思って発表に踏み切りました。
するとワイさんから人物像がはっきりしない、事情がよくわからない等の指摘を受けてそこを注意するようになりました。
今はスカーフェイスと、グラシア・エル・カサドレス(グレイスという名の女ハンター)を書いています。ヨーコ・アレハンドロが主役のやつです。
499名無し物書き@推敲中?:2014/05/13(火) 10:23:52.40
ワイより上手いよな
500名無し物書き@推敲中?:2014/05/13(火) 10:41:11.47
>>493
前衛的の意味わかってる?
501無題 1/2:2014/05/13(火) 18:31:22.06
 ワイは芸能活動49年の大物俳優。新人女優Aに個人レッスンをつけることになっていた。
 Aは浴衣に着替え、稽古場にいた。ワイが現われるまではいつもの光景だった。ワイは現れると彼女を正座させ、じっと上から見下ろしたままだった。稽古がはじまる様子がない。
「俺とお前の間には信頼関係ができた。だからもっともっと、おれに心を開いてくれ。今日は気持ちを柔らかくする稽古だ」
 ワイが手招きしたので、彼女は膝立ちで近づいた。「もう少しこっちに来い」。二人の距離は50センチに縮まった。
「芝居は、言われてすぐにその役に入らなきゃならない。切り替えが大事だ。だから……まずは、おれを好きになってみろ!」
「はいっ」
 恋する女性の役を得たつもりで、ワイの目を見つめる。一瞬でも目をそらすとワイの檄が飛ぶ。
 稽古始めから1時間すぎた頃、Aは急に身体が浮く感覚に襲われた。貧血だった。相沢は畳に座り込んだ。
ワイは彼女の背後から浴衣の帯を緩め、介抱しながらいった。
「横になっていろ。顔色が良くなったら、おれが言ってやる。それまで寝ていろ」
 そして横たわる彼女に、滔々と語り始めた。
「俺には何でも見える。俺の手相には、霊界が見える線が入っているからな。俺だけはお前の気持ちが分かる。
お前のことをこれだけ考えている人間は、俺だけだ。だから、お前は俺の言うことだけを聞いていればいい」
 二人の目が合うと、ワイは一呼吸おいて、
「俺を好きになれ。じっと俺を見つめろ」
と言った。
 まだ朦朧としていたAだったが、稽古が再開したと思った。そしてなんとか「演技」をしてみせた。
「よし、気持ちが伝わってきた。そのまま近くに来い」
502無題 2/2:2014/05/13(火) 18:31:54.10
 彼女はワイに言われた通り、膝立ちになり少しずつ距離を詰めた。
「もっと、もっとだ」
 徐々に近づくと、いきなり手をにぎられ、ワイに抱き寄せられた。
「俺に甘えてみろ。もっと身体を預けろ」
 どうすればいいのか分からないまま、彼女は頭をコツンとワイの肩に乗せた。
「A、ああ、そうだ、そうだよ……」
 ワイは満足そうな声を上げる。
「A……お前、塾長のことが好きか?」
 ワイが耳元でささやく。
「お芝居でも好きっていうことはあるだろ? さあ俺を好きだっていってみろ」
 (これは本当に稽古なの……)うずまく不安に、うまく声を出ずにいると、突然ワイは彼女の口に自分の唇を重ねた。Aの閉じた唇を、ワイが舐めまわす。
(密室に二人。もし叫んだとしても誰にも声は届かず、ワイさんの怒りを買うだけかもしれない。どうしようどうしよう……)
 Aが逡巡している内に、ワイの舌が力ずくで入ってきて……閉じた歯の間を、舌で押してきた。
 ちょっとすると、動きを止め、一瞬、Aの目を見つめる。それから、また舌を入れようとする。10回以上、ワイはこの行為を繰り返した。
 突然、ニコっと笑うと、ワイはAを強く抱きしめ、背中をポンポンと叩き、身体を離した。
503名無し物書き@推敲中?:2014/05/13(火) 18:58:13.91
http://blog.livedoor.jp/inagawajunji-kowainaa/archives/35069339.html
これ、ワイスレ住み着く前にオカルト板を徘徊していて、怖がらせりゃいいんだろってな
乗りで創作したものですけど笑われてしまいました。
海の民の風習にも似ているともいわれました。
パクられるぐらいだから一定の評価をもらったってことじゃないでしょうか。
コメントすくないけどw
スレチですが箸休めにどうぞ。
ワイさんもよかったらコメントください。
504名無し物書き@推敲中?:2014/05/13(火) 22:04:19.34
 残弾は一発。ワイは商品搬送用の大きな木箱に身を隠しながら考える。敵はあと七人。
ボス格の男を射殺しても、自衛隊の特殊部隊で実戦訓練を受けた連中なので、敵が霧散することは考えられない。
一番近くにいる敵のところまで突っ走って仕留め、武器を奪って戦い続ける事も考えたが、その前に敵のサブマシンガンで蜂の巣にされる。
「出てこい! ワイ!」
 リーダー格の男が叫ぶ。敵が一斉にワイが身を隠す木箱に銃弾を浴びせた。木片と木の粉が舞い、木箱は嵐の後の流木のような姿になり、硝煙の臭いが鼻につく。
ワイは斜め前にあるコンテナに飛び込んだ。
 どうする? ワイは考える。二人の敵を同一線上に捉えれば、一発の弾で二人射殺できる。
そのまま死んだ敵のところまで突っ走って武器を奪えれば、勝算が全くないとは言えない。
戦闘場所が倉庫内なので、行動を制約されるのは敵も同じで、数の多さを活かせる場所ではないという点も、ワイに有利に働いていた
……ワイが戦闘中に片目を負傷し、射撃の正確性が低下する前であれば、だが。
「お前ら、捕獲しろ」
 ボスの命令に従い、敵がサブマシンガンを構えたまま、ワイににじり寄っていく。捕まれば拷問と辱めの果てに惨殺される事は目に見えていた。
「ここらが潮時らしいな」
 ワイは観念して含み笑いした。銃口を眉間に押し当て、自ら引き金を引いたのだった。
5051/3:2014/05/14(水) 05:27:31.01
 再開発から取り残された、地方都市の端に存在する築四十年のぼろアパート。
周りは古い賃貸平屋と田畑だけ。たまにある立派な建物は、全て昔からの住民のものだった。
鉄骨二階建て、部屋は四畳半でトイレ・風呂共用。ただし家賃は一万五千円と格安。
まあ、貧乏学生向けの物件と言ってしまえばそれまでの、お粗末な代物だった。
「こちらです」
 県警OBで案内役を任されていた神谷は、二階角部屋の合板の玄関ドアを開けた。
探偵ワイが滑り止め付の軍手をはめながら室内に入る。
「あっ、靴は脱いで下さい」
 ワイは土足で上がった事を窘められると「これは失敬」と言って靴を脱いだ。
靴の中の臭いを嗅いで「おえっ」とえずいてから、靴を玄関に置いた。
それを見ていた神谷はワイの行動の意図が判らず首を傾げた。
「殺しがあったのは今から三年前の五月二十日、推定死亡時刻は午後三時半から午後五時半。
死因は失血性ショック死で、ナイフで心臓を一突きされてお陀仏です」
 この部屋ではかつて、殺人事件があった。被害者は四十代のスナックのママ、姉小路小百合。多額の借金があった為にこんな場所で暮らしていた。
捜査は遅々として進まず、捜査本部も縮小されて犯人が捕まる気配がない事に業を煮やした遺族が、
私立探偵のワイを雇い、事件捜査を依頼したのだった。
「つまり部屋のドアと窓には鍵が掛けられていて、密室殺人だったという事だね」
「いえ、ドアは無施錠でしたし、窓も開けっ放しになってました」
「うぬぬ……」
 ワイは推理を否定されて唸った。
「ならば物盗りか」
「この部屋から盗まれたものはありません。被害者は借金で火達磨だったので、金自体持ってませんしね」
「だとしたら暴行目的の犯行だな」
「被害者には性的暴行を受けた形跡は全くありませんでした」
5062/3:2014/05/14(水) 05:28:02.33
「ぐぬぬ……」
 連続して推理を否定され続けたワイは、悔しくて唸るしかなかった。一方、神谷は、ワイの能力について疑問を覚え始めていた。
ワイには事前に捜査資料が渡されており、物取りの犯行説はないこと、暴行目的でないこと、全て記載されていたからだった。
「少し待っていてくれないか?」
 ワイはそう言って部屋を飛び出した。
十分後、何故かホイールつきの自動車のタイヤを転がしながら戻ってきて、タイヤの前に跪いてタイヤのホイールナットを掴み、
「だからイエーローハッ!!」と急にとても良い声で叫んだ。
http://blog-imgs-52.fc2.com/m/o/n/mongahouse/yh04.jpg
「イエロハ??? なんなんですか、それは?」
 神谷は目を丸くした。
「げん担ぎだよ、神谷くん」
 ワイは神谷の肩を機嫌よさそうにぼんぼん叩いた。
「リストにのぼった顔ぶれの内、動機のあった者は?」
「二人います。一人は元夫の上川和臣。被害者に多額の保険金を掛けていました。もう一人は常連客だった門田仁一。
門田は被害者の店に一千万以上注ぎ込んでいて、振られています」
「アリバイはどうなってる?」
「上川は犯行時刻に会社で仕事をしていますし、門田は別件で地元署に呼ばれ、事情を聞かれています」
「犯人は、上川と門田ですね」
 ワイは静かに手を組んだ。
「はあ? 何言ってるんですか。上川は会社、門田は別件で署にいたと言ってるじゃないですか。まさか上川の会社の奴や、
門田から事情を聞いた署員が嘘を吐いているとでも?」
5073/3:2014/05/14(水) 05:28:42.43
「地元署と門田との間に因果はない。しかし、そのアリバイには、何らかの作為があったものと考えています。今はまだわかりませんが」
 ワイは神妙の面持ちで語った。往年の名刑事ばりの貫録と説得力があったのだが、話している内容は支離滅裂で、全く信用するに値しないものだった。
「あんたふざけてるんだったら帰ってくれ」
 とうとう神谷が怒り出した。
「例えば死亡推定時刻が、本当は前日五月十九日だったとしたら? また逆に一日遅くて、二十一日だったとしたらどうなる?」
「被害者は十九日の夜に店に出ていますし、二十日の午後三時半に、外廊下で隣の住民と顔を合わせています。遺体の発見時刻が二十日の午後六時。そんな事はあり得ません」
「被害者が双子か、あるいは瓜二つの娘がいて、被害者に成りすまして、被害者の死後も生活していたとしたらどうだね」
「被害者は一人っ子ですし、子供もいません。あっ、先に言っておきますけど、顔の似た従姉妹もいませんよ」
 神谷がため息を吐いた。
「うぬぬ……」
 ワイは腕を組んで思案顔になった。
「犯人はぼくっちんでぇ~すぅ!!」
 ワイはいきなり自分に手錠をかけた。
「いい加減にしろ」
 神谷がワイの後頭部をハリセンで叩いた。
508ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/14(水) 06:38:55.35
>>501-502
ワイの発言が不安定! 俺とおれで揺れ動くが問わないことにする!

>相沢は畳に座り込んだ。
(Aではないのか!)

推敲不足なのだろうか! 話は進展しないで終わる!
練り込みも足りないように思った!

全体的に不味い寄りの薄味64点!(`・ω・´)
509ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/14(水) 06:39:35.32
>>503
>〜普通4,5人はいる堤防で一人だった
(漢数字の書き方は統一した方がよい! 句点がないのは仕様と考える!)

>やはり顔を半分だけ出して睨んでいる
(距離は書かれていないが海にいる!)
>〜女の顔の前に恐る恐るカップ酒を置くとビクッと手を下げた
(女の顔の前にカップ酒を置けるのか! 二人の位置関係が気になるところ!)

丁寧と大雑把が混ざり合った文章であった!
主人公と幽霊の距離感がわからない部分がある!
月による逆光で見えなかった女はヘッドランプの明かりではっきりと見えるようになるのか!
最初の登場の時には二人の距離が書かれていないところも少し気になった!
得体の知れないものが絡む話ではあるが怖さはあまり感じられなかった!
タイソンの例えや主人公の言動はギャグのように思えた!

何を目指した作品だったのだろうか65点!(`・ω・´)
510ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/14(水) 06:40:39.58
>>504
>ワイに有利に働いていた
(句点がない!)

背景はわからないが場面は理解できる!
ワイの描写が極端に少ないのには理由があった!
残った弾丸の使い道を考えるくだりもよい!

一レスで完結した一場面になっていた71点!(`・ω・´)
511ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/14(水) 06:41:12.28
>>505-507
>ワイは神妙の面持ちで語った。
(「神妙な面持ち」ではないのか! 珍しい使い方と云える!)

>「犯人はぼくっちんでぇ~すぅ!!」
> ワイはいきなり自分に手錠をかけた。
>「いい加減にしろ」
> 神谷がワイの後頭部をハリセンで叩いた。
(ワイはどこから手錠を出したのか! 神谷にも同じことが云える! ハリセンはどこから取り出したのか!)

ワイは最初からふざけていた!
真面目に答えていた神谷もハリセンの小道具によって不真面目に変わった!
二人が共にやる気はなく、犯行現場で遊んでいたように見えた!

寒いコントを見せられたような読後であった64点!(`・ω・´)
512名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 07:03:45.56
ワイの評価基準は小説の体をなしてるかどうかなわけね。
513名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 10:36:46.04
「そんな…バカな…」

 素晴らしい思い出だった。だからこそその直後に起こった事が無情で、残酷で、思い出したくない。
 20年前、俺は夜明け前に漁港出口の堤防に立っていた。次々と唸りを上げる漁船のエンジン音がオーケストラのように一帯に響き、俺は
何か素晴らしい事が始まるに違いないと胸を躍らせた。瞬時に仕事を忘れて余計な物を撮るのも編集長が俺を嫌う理由の一つだった。だが関係ない。
 試したかったカメラの設定をセットしていると、エンジン音がさらに大きくなった。ここからはアングル的に漁船は見えないが、空気中に
響き渡る音の気配で船が方向を変えている事がわかる。急速に登ってきた朝日の位置と沖堤に立つ灯台を見て背景アングルが決まった。
 主役の登場までにそのアングルがはまる角度を探さねばならない。そうして堤防の先端に向かって歩いている時だった。
「マナーげーんしゅ!港内スロー5ノットヨーソロー」
 朝の澄んだ空気を貫くような、よく通る声が聞こえてきた。それと同時に中堤防の影から船団が現れ、閉空間から開放されたエンジン音が
吼えるように腹に響いた。先頭の船の船首に人が立っている。次々と現れる漁船は、堤防の先端で立ち止まった俺の30mほど先を通過しようと
していた。旗艦の先端にいるのは家業を手伝う少年なのか、体が出来上がっていないようだ。ウエストが余り気味の胴長靴の片足を船首に掛け
2mほどの棒を傍らに付き立てるように持っている。あらかた姿を現した朝日の中で少年は棒を両手で持ち上げ、頭の上で180度回転してふたたび
ドンと甲板に突き立てた。棒の正体はトビ口だった。そのトビ口に巻きつけてあった布がパラパラとほどけた。海風を孕んで翻ったのは
布団ほどもありそうな巨大な大漁旗だった。少年の体に不釣合いに大きいその旗の柄は、旭日を背景にした荒波に跳ねるカツオ。
「全速前進!カツオを追えぇぇえええ!」
514名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 10:38:21.98
 腹の底から響かせた、まだ幼さの残る声に甲板に立つ船員達が呼応する。
「おおー!」
 一斉にエンジン全開になった船団は思い思いにプーっと警笛を鳴らしている。シャッターチャンスだ。俺は少年に狙いを絞り、灯台と
朝日に交錯して少年が駆け抜ける瞬間を狙った。外海に出て強くなった波がパーンと音を立てて船首にぶつかり、船は跳ね馬のように
鼻っ面を上げた。強い風に旗がヘビのようにぞろりとうねる。少年の帽子の後ろから一つに纏めた長い髪が踊り、旗から透ける太陽はチラリ
チラリと顔を出しては閃光を放って少年の輪郭を輝かせた。
「お…おお…」
 俺は思わずファインダーから目を離して肉眼で少年を見た。激しく上下する船首の上で少年は胸を張り、ぴたりと垂直に立ったままだ。
 その時俺はぼんやりと考えていた。今俺はシャッターを押しただろうか。わからない。プロにあるまじき事だがそんな事はどうでもよかった。
 俺は少年に恋をした。
515名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 10:39:48.39
 俺がこの港町に来た理由は、武市が所属していた派閥の長である坂本元首相を議員初当選以来、長年に渡って支援してきた秤屋源一の事務所が
あったからだ。源一は坂本と同じく既に死去しており、現在は息子の秤屋直太郎が秤屋組の看板を受け継いでいる。先代から秤屋組は周辺港の
荷役と港湾土木を牛耳っていて、バブル時代にはご多分に漏れずゴルフ場を開発し、ビルを林立させていた。秤屋組本部とされる事務所は街中に
ある立派なビルだが、闇の首脳陣が集まる事務所は埋立地の中にある。トタンで増築を重ねたような昭和の建物は関係者以外が近づくのは難しかった。
 だだっ広い敷地には障害物が少なく人の行動が目立つのだ。防壁が無い構造が逆に防御力を高めていた。アメリカのテロ以前でソーラス条約
も緩かったため、港湾敷地に入るのは簡単だったが事務所に近づくのは難しかった。俺は作業服とヘルメットを購入して作業員を偽装した。
 
 俺は事務所に出入りする人間を遠くから撮影して身元を洗う作業の傍ら、あの少年にもレンズを向け続けた。
 少年が船首に立つ事はあれ以来無かった。どうやら初鰹漁開始の日だったようだ。
 その少年は名を真島テツオと言った。
「おいテツ、おんつぁんこれから会合さあるがら、すべだらアスタンしてマルカンさ通しで、いぼっこしどけ、のらこがすでねっぞぉ」
 地声の大きい船長らしき男の声が聞こえてくる。
 少年は乗組員と協力して黙々と魚をベルトコンベアに乗せていた。真っ黒に日焼けしてわんぱくを絵に描いたような気の強そうな顔つき。
 だが同時に美少年でもあった。中学生ぐらいだろうか、顎のラインはシャープで目元はどちらかというと狐タイプだった。組合名が書かれた
キャップの後ろの穴から出した20pほどのポニーテールが揺れていた。俺は少し離れていて人気の無い物陰から陸で働く少年を狙った。
 声をかけてもよかったのだが、素人は意識するといい顔にならない。しばらくは盗み撮りをしてから接触しようと思っていた。
516名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 10:45:49.89
 そんなある日、船が接岸したというのに少年の姿が見あたらなかった。眉を寄せて口を尖らせながら少年の姿を探している時だった。
 突然肩にトンと硬いものが乗り、それが背後に引き付けられて尖った冷たいものが喉に食い込んだ。俺は咄嗟に顎を上げて硬直した。
「おまえは誰だ、爺ちゃんの敵か」
 幼さの残る声にあの少年である事を確信する。勘の鋭い子だ。どこでバレたのだろう。しかしそんな事よりとんでもない誤解を
解かねばならない状況にあるようだ。
 俺はカメラをストンとストラップ任せに落としてゆっくりと両手を上げた。
「な、なんの事だ」
「とぼけんな!」
 怒りを露にした少年を説得する方法を見つけようと、とりあえずは何をしていたかを説明した。
「悪いことはしてないよ、写真を撮ってただけだよ」
 グイっと得物が引き付けられた。
「言え!えぐるぞ!」
「待って待って!君、あの船の子かい?君の写真が撮りたかっただけなんだよ」
「では死ね」
 喉に突き立っている突起物がグリっとコネられて力が篭った。
「ちょちょちょ待って待って、本当だって、この前の出漁の日船首に立ってたでしょ、あれ見て勇壮な姿に感動しちゃって
まじ格好よかったよ」
 少年は沈黙したが喉に食い込んだ物はまんじりともしない。なんて血の気の多い子だ。本気ではないだろうがはっきり言って
この状況は怖い。しかしここでこの少年を諦めるわけにもいかない。
「信じてくれ、俺はプロを目指してんだ、いや今でもプロだけどそうじゃなくて世界的な芸術写真を撮って有名になりたいんだ」
「世界…」
 喉からぱっと得物が離れた。
「詳しく聞かせろ」
 恐る恐る振り返ると胴長靴姿の少年がカツンとトビ口の石突を地面に突き立てた。
517名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 10:50:02.54
「そ…その前にそれ仕舞ってくれよ」
「ダメだ、変な事したら即座に脳天ぶち抜く」
 俺は慌ててたすき掛けにしていた鞄から切り抜きのスクラップブックを出して、世界報道写真賞やナショナルジオグラフィック
といった記事を見せた。悲惨な香りがするピュリッツァ等は避けて美しい現象や生き生きとした人が写った写真を選んだ。
「見て、綺麗でしょ、これ全部実際にこの世のどこかで起こった事なんだよ」
 俺は女を口説くようにしてこの素晴らしい被写体を自分の物にしようとした。少年はスクラップにチラリと目線を落としてすぐに
俺の目を見ると右手で突き立てていたトビ口の先を左手に落とし、両手に構えるようにしてゆっくりと近づきながら屈んでスクラップを覗き込んだ。
「この人達は凄い、世界に認められた人達なんだ、見てこれ信じられる?絵じゃないんだよ」
 俺はいつの間にか自分の世界に入り込んだ。俺の悪い癖が爆発したのだ。相手が興味あるか無いかを見失ったままどれぐらいカメラ
談義をしていたろうか。俺は強い口調で少年の目を見ながら夢を口にした。
「この世は輝きに満ちている、ただ人はそれに気づけないだけなんだ、俺は必ず見つけてみせる、どんな宝石よりも美しい命の輝きを
そして俺もいつかはこの人達と肩を並べるんだ」
 気持ちよくフィニッシュが決まった所ではっと我に返った。少年はいつの間にか俺の顔をじっと見ながら口を膨らませて複雑な表情を
していた。
「ご、ごめん、興味ないよねこんな話、でも脳天ブチ抜かれたとしても俺は君の写真を撮る、できれば協力してほしい」
 じっと俺の顔を見ながらしばらく考えていた様子の少年はすっと背筋を伸ばしてトビ口を再び地面に突き立てた。
518名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 10:51:56.75
「いいだろう、アンタの本気はわかった」
 そう言ったきり少年は黙ったが、相変わらずこちらを睨んだまま動かなかった。
「えーと」
「僕を撮りたいんだろう?存分に撮るがいいさ」
「いや、そういうんじゃなくて…」
 途中で言葉を止めた。ここでさらにこちらの希望を言っても仕方が無い。せっかく同意を得られたのだ、俺は女(被写体)を口説く
ことに成功した。俺は女のご機嫌を損ねないようにこの状況で出来るだけいい絵になるように、フィルムが尽きるまで撮り続けた。
「受賞できるといいな、有名になったらサインくれよ、僕真島テツオ、アンタは?」
 態度がうって変わった少年に戸惑いながらも自己紹介する。
「佐門明弘だ」
「じゃアキちゃんでいいな、僕はテツでいいよ」

 それ以来俺とテツは急速に親しくなった。作業の邪魔にならない程度に近づいて撮る事も許してくれ、他の乗組員とも親しくなった。
 俺のリクエストに応えて大漁旗を翻して出航してもらったり、船に乗せてもらい、実際の漁を撮らせてもらったりしたが、邪魔だから
舳先から動くなと怒鳴られて、揺れの激しい舳先でファインダーを覗き続けた俺は1時間と経たずに吐いた。
519名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 10:57:54.55
「ぷはー、これのために生きてるね」
 テツは砕氷が入った発泡スチロールのトロ箱からビールを投げてよこすと自らもビールを開けて悠々と飲んだ。
「おいおい、小学生が酒飲んでいいのか?おっさんみたいな事言って、さすがにお兄さん見逃せないよ」
 テツは小学六年生だった。俺自身の見積もりでは中学生だと思っていたが、意外とませている。
「漁師が酒を飲めないでは務まんねぇべ、男が宴席で酒を断ったらどやされるだぞ」
「そういうもんなの?」
 今日はテツの秘密の場所だという小島に小型ボートで連れて来てもらった。モラル的に発表できるかどうかわからないが、俺は
喉を鳴らしてビールを飲んではケラケラと笑うテツにレンズを向けた。テツはボートの上から箱眼鏡で覗きながら竹の先に3本の針金がついた
刺又のような道具でウニを取った。上陸してからラジオペンチで割って俺に差し出すテツを撮っていると、テツが不思議そうに言った。
「こんなもんが世界に通用するだか」
「素人はこれだからな、いい絵ってのはどこに落ちてるかわかんないもんだよ」
「いい絵?」
「そうだ、世界中の人の心を掴むようないい絵だ」
 テツは俺の顔を見ているような見ていないような遠い目をキラキラと輝かせた。しばらくするとビール二本目を空けたテツがウニの
殻を海に投げ捨てながら立ち上がった。
「ちょっくらしょんべん」
 そういうとゴロタ石の海岸を歩き始めた。俺がまたカメラを向けて後ろ姿を撮っていると、シャッター音に気づいたテツが
怒ったような顔で振り向いてシッシッとやっているが無視だ。しょんべん如きでどこまで歩いて行くのかテツは岩陰に姿が見えなくなるまで
歩いて行った。怒って手の甲を振る姿が思いのほかよかった。うん、やはりテツは絵になる。
520名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 11:02:15.63
 豪華絢爛な床の間や欄間がある和室に、今では殆ど見なくなった大人数用のガラスの灰皿に置きっぱなしの煙草から煙が上がっている。
「わっはははは、ぬさなんとした、もうあがらいだが」
 巨大な高級座卓の向こうから杯を差し出すのが面倒になった真島氏は俺の隣に移動して豪快に笑いながらトックリを差し出す。
「もう勘弁してください」
「無理強いはいけませんよ、啓太郎さん」
 俺は定まらない手元で杯を差し出すと、真紀子さんが啓太郎氏を諌める。啓太郎氏は代々網元で多数の網子を持つ、この辺では
最大の船団の長だった。長男と次男は既に自立、長女は嫁に行ってこの高台にある1000坪の豪邸に80になる母親と、真紀子さんと
テツで住んでいるようだ。
「なんだべ、そいだばよったいねいでなんとす、んだばテツ、お前、飲み比べすっぺし」
「啓太郎さん!」
「多分、僕の方がアキちゃんより強いべ」
 真島氏の母親は小さな置物のように黙ってにこにこと笑いながら見ている。
 俺は真島家に食事に招かれ、もとい食事という名の飲み会に招かれるまでになっていた。テツの母親の真紀子さんは綺麗な人だった。
 テツは母親似のようだが、父親の姿は見当たらない。啓太郎さんと呼んで真島氏に接する真紀子さんはどうやら義父と娘の関係でも
無いようだ。一般的な図式にはまらない母子というのは少し事情が込み入っているような気がして詳しい詮索はしなかった。俺自身は
自分の身分を売れないフリーのカメラマンで、ローカルネタを地方紙に買ってもらいながら夢を追っていると偽った。
521名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 11:03:53.82
 テツはよく俺と出合った時の独演会の話を持ち出したが、俺がそれに乗ってウンチクを垂れようとすると嫌な顔をした。
「アキちゃんそれはいいから」
「テツが振ったんだろ」
 漁協の自動販売機でジュースを買い、傍らにあるベンチで話していた。
「アキちゃんあの時僕の姿に感動したって、カッコいいって言ってたべ?」
「ああ、本当の事だ」
「俺はアキちゃんの言葉に感動したんだ、カッコいいって思ったんだ」
 不思議そうな顔をしているであろう俺にテツは少し言葉を所々詰まらせながらも恥ずかしそうに言った。
「最初は何をおべっか使って逃れようとしてんだと思ったけど、この人本気だって、そして世界的な写真家になるって真剣な目で語るのを
見て感動したんだ」
 顔を赤くしながらそう語るテツを見て俺は尻がむずがゆくなった。しかしあの時、敵意の塊のような少年の気迫は本当に殺されるかもと予感
させられるものだった。そういえばあの時もう一つ気になる事をテツが言ってたのを思い出す。
「なあ、あんとき俺の事、爺ちゃんの敵って言ってたよな」
「あ?うん、じいちゃん敵が多いからな、変な奴が家族に付きまとったりするんだ」
「へえ、そうなの、何してる人?」
 テツは外海を指差した。その先の海上に浮かんでいるものはグラブ浚渫船だった。ここいらであの手の船といえば秤屋組の系列会社、秤屋クレーン
の船だ。俺は少し苦々しく思いながら聞いた。
「あの船に乗ってるの?」
「ううん、あの船を持ってるの、他にもいろいろ器械持ってて港を作ったりしてるよ、パナマックスの貨物船だって持ってるんだ」
「パナマックス?」
「パナマ運河をギリギリ通れる船、225mもあるんだ」
「へぇー」
 俺は関心しながらもある種の予感を感じたが、まさかと思いながら軽い気持ちで試してみる事にした。
「凄い人なんだね、それなら有名人かな、名前は?」
「秤屋直太郎」
 言葉を失った。偶然にも俺が今張り付いている秤屋直太郎の孫に出会っていたのだ。
522名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 11:05:14.39
「特に最近は変なやつが多くて、爺ちゃんの足手まといになるからお母さんと僕はおじさんに世話になってんだ、だから夏休みの間はこう
やって漁を手伝ってるんだ」
「へ、へえ、お父さんは?」
 動揺のあまり避けてきた質問をしてしまった。急に笑顔が消えたテツにやはり地雷を踏んでしまった事を確信する。
「死んじゃった…殺されたんだ、鉄砲で撃たれて」
 テツの父親もやはり道々の者なのか。言いたくないであろう話を赤裸々にするテツに俺への信頼感を感じるが、このままではその信頼を
裏切る事になる。俺は焦りを覚えた。もし俺の活動がバレれば秤屋直太郎の事について調べるためにテツに接近したという図式は誰の
目からも明らかだからだ。しかしそんな事をつゆぞ知らぬテツは微妙な顔をする俺を見て笑った。
「おじさんはね、ほんとうはおじさんなんかじゃないんだけど、爺ちゃんや父ちゃんと仲良しで俺の事も昔から可愛がってくれるんだ、だから寂しくねぇ」 
「そ、そう」
「それとね、僕実は…」
 テツが何か言いかけた時、数人の男がこちらへ向かって歩いて来た。更地兼駐車場に車が数台入ってきて男達が降りるのは視界には入っていた。
「あ、爺ちゃん達だ」
 俺はギクリとした。最悪のタイミングだ。今この周辺に居る人間は俺達だけだ。テツに用事があるのか。真っ黒なスラックスと詰め襟のシャツを着た男
ラインの入った白いジャージの上下を着た男。あまり柄のよくない連中は皆体格がいい。その中でブラウンのジャケットを着た白髪の小柄な老紳士が先頭に立って
歩いて来た。秤屋直太郎だ。一団はまっすぐに俺達の所まで来ると目の前で立ち止まった。
「爺ちゃんどうしたの」
「お前は家に帰ってなさい」
 俺は目の前が暗くなった。俺に用件があると言っているのだ。
「佐門さんと言いましたか、一緒に来てもらいましょうか」
 取り巻きの一人が傍らに置いてあったカメラバッグをひったくって中を探り始めた。
「何するんですか、やめてください」
 慌ててバッグを取り返そうと腰を浮かすと秤屋直太郎の持っていた杖が肩にめり込んだ。
「じっとしてなさい」
 テツは顔色を変えて立つと直太郎が突き出している杖を握った。
「何すんだ、僕の友達にこんな事して、爺ちゃんでも許さないぞ」
523名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 11:06:03.94
赤川次郎に匹敵する筆力
プロだろw
524名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 11:07:42.14
「お前はこの男に騙されてるんだよ、こいつは悪者だ」
「違う、アキちゃんは世界一のカメラマンを目指してるんだ、悪い人間じゃないよ、爺ちゃんの敵じゃないよ」
「お前はまだ子供だ、何もわかっちゃいない」
 テツが同意を求めるように俺に振り返った。そして………俺は目を逸らした。
「アキちゃん…」
 テツは呆然とした。
「アキちゃん、どうしたの?違うんだよね」
 眉を下げ、黙って見上げた俺にやがてテツは愕然としながら杖から手を離してブルブルと震え始めた。歯を食いしばって悔しそうに身を揺らせながら
憤慨と悲哀の混じった声を絞り出すように言った。
「僕を利用したの?」
「違う!それは違うテツ!」
 テツは真っ赤になった顔をグシャリと崩して泣きはじめた。
「さ、これでわかったろ、家に帰ってなさい」
「聞いてくれテツ!俺は新聞記者だ、それは隠してて悪かった、でも他の事は全部本当なんだ!」
 テツはかすれた声を上げながら子供のように泣いた。
「お願いだ、信じてくれ、誓って嘘は言ってない」
 俺は切迫した状況にも関わらず、テツへの弁明に執着した。テツは横目で恨みがましく俺を見たが泣くのをやめなかった。
「酷いよ…酷いよ、友達だって信じてたのに」
「友達だよ、言ったろ、俺は世界の写真家になる、そしたら一番にサインしてやるよ、今はその準備をしているだけなんだ」
 その時それは起こった。体に違和感を感じて俺が動きを止めると、周りの人間も何かきょろきょろとし始めた。突然ドシーンと地面が浮いた
ような感覚に陥り、テツと男達はよろけた。地震だ、大きい。俺はガタガタと踊るベンチにしがみついたが意味が無いと悟って建物に手をついた。
525名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 11:17:28.04
 堤防の継ぎ目が20cmほども互い違いに浮いたり沈んだりしている。カメラは? 俺は咄嗟に思ったがそれは目の前の男がしっかりと持っている。
 その場に膝をつく者、低く腰を落として踏ん張っている者がいる中で、一人が直太郎を抱えて非難させようとしている。
「テツオ!テツオ!」直太郎が孫の名を呼んだ。見ると建物の軒下からよろよろとよろけて外にでたテツの周りにタイルのようなもの
やガラスがガチャガチャと降り注いだ。
「あぶない!」
 俺は咄嗟に飛び出してテツに覆いかぶさるようにして広い場所に連れて行こうとした。しかし一歩足を踏み出した所で衝撃が体を襲った。
 1秒にも満たない時間だと思うが俺は意識が途切れた。
「アキちゃん!」
 俺は地面に寝ていた。揺れは続いている。膝をついたテツが俺の襟を引っ張って引きずろうとしていた。周りを見ると厚さ2、3cmの
板状のコンクリート片が散らばっている。どうやら脆くなっていた外壁が剥がれて落ちてきたようだ。漁船や電柱が揺れて常夜灯の支柱がありえないほどしなっている。
 暖かいものが頬を伝って来たが構っている暇は無いようだ。俺とテツはよろよろと立ち上がり。肩を組んで空き地を目指した。反復横飛びと千鳥足の中間
のような歩き方で空き地まで来ると、抱き合って回りを見渡した。男達もそれぞれ障害物の無い所に逃げたようだ。建設資材がガラガラと崩れ、家も木も、車も
何もかもが揺れている。少し収まってきたかと思うとまた衝撃が来て揺れが強くなる。永遠とも思える揺れがようやく収まり、町の方向を見ると、家々の周りを
うっすらと埃の幕が覆ったようになっている。
「本社に戻るぞ、おい、マサオ、あいつを連れてこい」
 秤屋直太郎が慌てた様子で車に戻る。マサオなる一際体のごつい男が俺の方に向かってきた。放心状態の俺に胸元から顔を上げたテツが泣き顔のまま言った。
「逃げて」
 俺は我に帰ってテツを少し見詰めると、悲しそうな表情に後ろ髪引かれながら走り出した。男もバっと腰を落として俺の進路を塞ごうと横っ飛びに走りだした。
 それを振り切ろうとした俺だったが頭を打ったせいか、少しバランスを崩して足がもつれた。豪快にヘッドスライディングをした所に男がニードロップ気味に
押さえ込みに来た。
526名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 11:18:02.36
「うがぁ」
 あまりの痛さと苦しさに悲鳴を上げながらなんとか逃れようともがく俺に男はせせら笑った。
「へへ、どごさいぐだ、無駄だ、オラがおしゃみつげだらっあぎゃああああああ!」
 男の悲鳴と同時に背中にかかる過重がふっと軽くなった。体を捻って後ろを見るとテツが愛用のトビ口で男の尻を引っ掛けている。
「アキちゃんから離れろ」
「やめれ、尻に穴さあいだでねがいででででで!」
 トビ口が本当に刺さっているようだがテツは容赦なくトビ口を軸方向にグリグリと回している。膝の戒めがなくなり俺は慌てて立ち上がって手近に転がっていた
蛸壺で男の頭を殴った。昏倒して低くうめき声を上げる男を尻目にテツの手首を掴むと崩れた資材の影に隠れてしゃがんだ。俺はテツへの弁明を諦めていなかった。
 地震などそっちのけで懇々と経緯を説明する俺に、涙の跡が残る顔で頷くテツも、こっちの問題の方が深刻だったようだ。やがてテツは納得したが、俺が直太郎の
敵である事には変わりは無い。先ほどの心理的ダメージも手伝って元気を無くしていたテツに俺は言った。
「お前の大事な爺ちゃんからは手を引く、そして必ずお前の為に世界を取るから、それまで待っててくれ」
 そう言う俺にようやくテツは無理やり笑顔を作った。
「よし、お母さんやおじさんが無事か確かめなきゃな」
「お母さんは大丈夫だよ、おじさん言ってたもん、100年はビクともしないように頑丈な家を建てたからって、おじさんは殴っても死なない人だし」
「そうか」
 俺は笑ってテツの頭を撫でた。
 しかしその時何か遠くで地鳴りのような音がして俺はビクっとした。余震だろうか。じっと耳をすまして、俺は音のする方にゆっくりと顔を向けた。
 海だ。いつの間にか水位が下がって水平線のあたりがうごめいているように見える。俺は気づいた。
「テツ!走るぞ!」
527名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 11:21:25.12
 手首を掴むと荒々しく立ち上がった俺によろけながら立ったテツが素っ頓狂に言った。
「どうしたのアキちゃん」
「津波だ!」
 テツは振り返って海を見たが、強引に引き戻し、倒れている男の所まで走っていって頬を叩いた。
「おい!」
「て…めぇ」
「津波だ!逃げろ!」
 驚いて身を起こした男が海を見てシャキっと立ち上がった。男の無事を確認すると落ちていたカメラバッグを引っ掛け、漁協の裏を抜けて植え込みを飛び越えた。
駐車場に駆け込んでオンボロセダンに乗り込み、助手席に手を伸ばして鍵を開けた。テツが乗り込むのを待って荒っぽい運転で車をゲートに回したが焦っているせいで
駐車券が見つからない。
 するとサイドウィンドウから横目に何か動いているものが見えた。顔を向けるとそれは波頭が砕け始めた津波だった。俺はアクセルを床まで踏み込んでゲートをぶち破った。
「くそ、震源が海だったんだ、しかもかなり近い、なぜ気づかなかった!」
 町内放送のサイレンが響き。津波が発生した旨と避難指示が流れ始めた。
「おせーよ!」
 悪態をついて道に散らばった看板やアルミサッシ等を弾き飛ばしながら山を目指していると、山手と海を分けるように走る鉄道の踏み切りの前で渋滞が起こっていた。
「おいおい、まさか一時停止してんじゃねーだろうな」
「アキちゃん」
「ちょっと黙ってろ」
「アキちゃんあれ」
 このくそ忙しいのにと苛立ちながらテツを見ると車の後方を指差してる。振り向いてみるとそれは悪夢の光景だった。巨大な自走式の粉砕機が迫ってくる光景。
 黒い津波の先端では瓦礫が巻き込まれてぐるぐると回転していた。俺はハンドルを切って路肩の荒地を暴走した。横の車を擦ったりドアミラーを吹っ飛ばしているが
関係ない。遮断機の機関部分に衝突してなぎ倒すと、線路にタイヤが乗り上げて車が跳ね馬のように暴れた。線路を抜けて舗装路に出るとハンドルが右側に
引っ張られる。タイヤがパンクしたようだが俺はハンドルを強引に戻しながらアクセルを踏み込んだ。ボンネットから煙が上がり、右のタイヤハウスから火花が散り始めた。
528名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 11:23:18.91
 ルームミラーを見ると踏み切りで詰まっていた車が次々と波に呑まれていた。アクセル全開で一気に波を引き離したオンボロセダンだったが、数百m走った所で
ついにもうもうと煙を上げながら止まってしまった。車の外に出て周りを見渡すと、そこは農地を開発して建てられた住宅街で、どれも建物が低い。
「アキちゃん…」
 遅れて出てきたテツが不安そうな表情で俺を見る。海の方向を見ると住宅の奥の方から次々と土煙が上がり、メキメキと不気味な音が聞こえてくる。そしてほどなく
黒いそれは表れた。まるで掴むように触手を伸ばす悪魔は次々と家を握り潰していく。選択肢が無い。俺は近くの家の玄関を叩き、反応が無いと見るやドアを蹴破った。
 テツを家に引っ張り込む頃には、浅く、スピードの速い水が道路を覆いはじめていた。
「バカ、靴を脱ぐな!」
 玄関で靴を脱ごうとしたテツを止めて土足で家に上がり込み、2階に駆け上がる。サッシの鍵を開けて窓を開け放ち、体を乗り出すと俺の車が波に押されてズルズルと
引きずられている。
「頼む、おさまってくれ」
 そう言いながらカメラを出してシャッターを切る俺の願いも空しく水位はどんどん上がり、ゴオっと唸りを上げながら隣の家を押し流した。
「テツ、屋根に上がるぞ!」
 通路側ではないバルコニーに回って手すりに足を掛けさせて尻を押し上げてテツを屋根に上げる。テツに鞄を投げ渡してカメラより重いものを持ったことがない俺が
火事場のバカ力を発揮して自力でよじのぼった。
 そこで見た光景は、見た事もないような大河の中を家や瓦礫が漂流しているさまだった。俺は震える手でカメラを取り出してシャッターを切った。隣の家がこちらの
家を押してミシミシと音を立てていたがそれはやがてバキンバリバリと破滅の時を知らせる音に変わった。俺とテツは東屋状になった屋根のてっぺんにへたり込み
抱き合いながら、なすすべもなくその時を待った。
 ついに家は少し回転しながら基礎を離れて流れ出した。家は徐々に流れに埋もれていくようだったが水位が上がっているのか家が沈んでいるのか、目標物が無いため
わからない。俺達の『乗った』家は道路らしき場所を早いスピードで流れて行った。家はついに軒の所まで沈み、徐々に面積を狭めてきた。
「アキちゃん…」
529名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 11:27:53.40
 泣きの入った声で縋るテツをしっかりと抱きしめると、俺は助かるヒントが周囲に無いか、必死に探した。するとその時背後でゴンと閉空間が反響するような音がした。
振り返ってみると白いサーフボードのようなものが屋根に乗り上げるように浮いている。転覆したボートである事を理解するのに時間はかからなかった。キールと呼ばれる
船底を縦断する突起があったからだ。
「いける!」
 俺は屋根を駆け下りて下半身を水に浸しながら船尾側のキールを掴んだ。
「テツ!早く乗り移れ」
 テツが立ち上がって屋根を降りようとした時乗っていた家が他の家に激しく衝突した。テツはバランスを崩して倒れ、ズルズルと滑り落ちて半分水に浸かった状態で
止まった。ピラミッド型の東屋で、俺がいる面の隣の面でテツは屋根にしがみついている。屋根はギギギギギと音を立てて変形し、破裂するように弾けてテツは流れの
中に放り出された。
「テツ!」
 俺はボートに這い上がり、腹ばいに寝そべって両手で水を掻いた。手で起こす推進力は知れたものだったが運よく流れでテツと船が近づいた。
俺は精一杯体を乗り出して手を伸ばした。
「手を伸ばせえぇ」
「アキちゃん…」
 テツの手と俺の手が触れそうになった瞬間、音が無くなった。目の前にファインダーが現れ、絶望に覆われつつあるテツの顔と精一杯伸ばした手が見える。そして
テツを中心にぐるぐると回る背景。俺は一瞬カメラマンの本能に支配された。
530名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 11:36:28.10
つーか推敲してないだろ
531名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 12:16:53.01
>>523
ほめてんのそれ?
532名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 12:22:54.84
褒めているに決まっているだろう。
赤川次郎は正真正銘のプロだ。
533名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 12:31:33.27
この作者はトキハと同類で達者すぎる気がする。
534名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 12:57:59.25
 俺は無力感と絶望に打ちひしがれながら漂流した。山手の陸に流れ着いた俺に誰かが必死な表情で何か言っているが、言葉が理解できない。俺は生き残った。
 だが大切な物を全て失ってしまった。
 
 俺は失った宝物を探し続けた。真島テツオという名を頼りに探し続けた。絶望せずに心を保つのには大変な努力が必要だった。避難所や遺体安置所を全て
回り、そしてその道すがら凄惨な現場を撮りつづけた。あちこちに転がる遺体同様、テツもどこかで息絶えているのだろうかと考えると、俺の心は
徐々に磨り減っていき、そしてテツの捜索を諦めた時、俺は写真が撮れなくなった。カメラにフィルムを入れ、シャッターを押し、現像する事はできる。
 だが写真が撮れなくなったのだ。
535名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 13:01:08.44
テツオが志賀屋なんだろ?
536名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 14:11:43.60
 音が戻って来た。ゴオオと渦巻く水の中で翻弄されるテツと俺の手が離れていく。
 やがてテツは船とは違う流れに乗って瓦礫の影に埋もれていった。

 俺は無力感と絶望に打ちひしがれながら漂流した。山手の陸に流れ着いた俺に誰かが必死な表情で何か言っているが、言葉が理解できない。俺は生き残った。
 だが大切な物を全て失ってしまった。
 
 俺は失った宝物を探し続けた。真島テツオという名を頼りに探し続けた。絶望せずに心を保つのには大変な努力が必要だった。避難所や遺体安置所を全て
回り、そしてその道すがら凄惨な現場を撮りつづけた。あちこちに転がる遺体同様、テツもどこかで息絶えているのだろうかと考えると、俺の心は
徐々に磨り減っていき、そしてテツの捜索を諦めた時、俺は写真が撮れなくなった。カメラにフィルムを入れ、シャッターを押し、現像する事はできる。
 だが写真が撮れなくなったのだ。
537名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 14:12:24.61
>>534はコピペミスです>>536で改変お願いします。
538名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 14:25:18.76
ワイ氏、長編の推敲ってどれくらいかかるの?
何度くらい読み直すの?
539名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 22:14:49.69
雑音だらけのストーリー
540名無し物書き@推敲中?:2014/05/14(水) 22:43:35.68
雑踏の中のヒストリーyo♪
541占い 1/5:2014/05/15(木) 04:45:46.48
 あれはある晴れた日のことだった。朝食を家で済ませて店に向かう。道中で空を見上げると、雲一つなく群青色だった。今日はいい一日になりそうだと店の前で背伸びしてから中に入った。
 俺は売れない占い師をしてる。年収は何とか500万はあるので食っていけてるが、四十にして独身の典型的な負け犬人生だった。とはいえ好きな事をして食っていけてるんだから不満は特にない。
 店を開けたのは午前十時。占い屋が五軒連なる占い長屋の一店で、十畳しかない小さな店だ。店内には占いの小道具を除けば、テーブルが一つ、椅子が二つあるのみ。
ドアがゆっくりと開いて、この日、最初の客が入ってきた。見た目から七十は過ぎてるだろうと思しき爺さんだった。顔は厳格な印象を与え、
身なりはノーネクタイの灰色のくたびれたスーツ姿で、金はあまり持っていない感じだった。
「頼むよ」
 爺さんが俺の顔を見てそう言ってきたので、俺の向かいの席を手で指し示して「どうぞ、おかけください」と促した。爺さんはゆっくりと椅子を引き、腰を下ろした。
「では、まず、生年月日を」
「四柱推命をして貰う為に来たわけではない。この子が今どうしているのかを知りたいんだ」
 爺さんは懐に手を入れて、テーブルに一葉の写真を置いた。若い女の子の写真だ。ただし撮影されたのは今から二十年は前のものと思われた。
「この女性は?」
「私の娘です。二十五年前にいなくなりました」
 爺さんの答えを聞いて、俺は嫌な予感がした。
「一体、何を占え、と?」
「生きているのか、死んでいるのか」
 爺さんは即答した。俺は困った。これは占いが取り扱うべき分野ではない。占い師は数々の質問と相手の表情や声音から相手が言って欲しい答えを見つけ出して気持ち良くさせる、
心のセラピストであり、実態はオカルチストというわけではない。占いと心霊は地続きどころか全くの別物だ。
542占い 2/5:2014/05/15(木) 04:46:18.14
「こういうことは、占い師でなく、霊能力者にお願いされた方が……」
 俺は少し考えてから答えた。占いだから当たるも八卦、当たらぬも八卦ということでやれなくはないが、内容的に考えても、
そうしたいい加減な取り扱いが許されるとは思えなかった。いや、より正確には、俺のポリシーに反するということだった。
「それでも構わないからやってくれ」
 爺さんは強い口調で言った。決意が滲んでいるように感じた。
「わかりました。ただしこれは専門外ですので、外れることもありますが、それでもよろしいですか」
「結構だ」
 俺は五円玉の詰まった白いタッパーを持ってきた。
「この占いは?」
 爺さんが物珍しそうにタッパーを見て訊いてきた。
「五円玉占いです」
「どうやるんですか?」
 爺さんは興味津々といった表情を浮かべている。顔の印象とは異なり、占い好きらしい。
「五円玉には必ず製造年数が記載されていますでしょう。製造年数を数霊に置き換えて、意味を読み取るんです」
「ほお……」
 爺さんが感嘆の声を上げた。
 この占い方法は霊感がある者にのみ有効で、例えば、コンビニのレジで精算する際、わざと釣銭で五円が出るようにしておいて、
自分の知りたいことを念じながら五円玉を受け取ると、数霊から進むべき方向性が定まる。俺には霊感があったのだが、ある時、考え事をしている時に
店で受け取った五円玉の製造年数に意味が必ずある事に気づいた。俺の悩みに対する答えを、正確に導いていたのだ。
543占い 3/5:2014/05/15(木) 04:47:15.67
もちろん外れる時もあるのだが、正解率は90%以上だった。そのことに気づいてから、独自に開発した占い方法だった。
店で受け取る釣銭でも可能な方法なので、全ての数字が必要なわけではないのだが、仕事でやる以上は、より正確性を高める必要がある。
そこで欠けている数霊の分は、五円玉にその数字を書いたスチールを半田鏝で接着し、補ってある。
「失礼します」
と俺は断わって、写真に掌をくっつけた。あなたは生きているのか、死んでいるのか、と心の中で彼女に問いかけた。
 タッパーを激しく振り、蓋を開け、中身が見えないように用心しながら、一枚だけ取る。出て来た数字は90だった。
この数字は非常に凶暴で、全てを滅殺するものだった。言うまでもなく、死を意味する。
「残念ながら、お亡くなりになられている可能性が高いかと」
「そうですか。では、自殺ですか? それとも誰かに?」
 爺さんは死んでいると言われたのに動揺することなく、次の質問をしてきた。俺は違和感を覚えたが、再びタッパーの五円玉をシャッフルし、一枚だけ取った。
出て来た数字は9だった。数霊9は事件、事故を暗示する不吉な数とされる。事故か事件か調べる為、事故運を司る数霊19の五円玉と数霊9の五円玉を紙コップに入れ、
シャッフルし、目を閉じて一枚取った。すると数霊は9だった。間違いなくこれは……。
「占い師さん、私は何を言われても動揺しないので、仰ってください」
 俺が押し黙っていると、爺さんが促してきた。だから仕方なく、
「まことに言い難いのですが、数字は、事件を伝えています。何者かに命を奪われたようです……」
 言った後、本当に嫌な気分になった。爺さんがどんな顔をするのかじっと様子を見ていたが、爺さんは顔色を変えることはなく、至って冷静だった。
「では、犯人は、誰なんですか?」
「それはわかりません」
544占い 4/5:2014/05/15(木) 04:47:49.68
 俺は即答した。五円玉占いではそんなことまではわからない。
「娘の友達なのか、知り合いなのか、赤の他人なのか、その辺はわからないんですか?」
 爺さんが縋りつくように訊いてきた。やれなくはない。数霊の持つ意味を検討すれば、真相に近づくことはできるだろうが、
簡単なことではない。第一、こんな繊細な問題を占いで調べていいのか?
「やれるならやってください」
 爺さんが懇願してきた。もうやるしかなくなっていた。
 またタッパーを振り、一枚だけ取る。今度の数霊は……。
「どうしたんですか?」
 爺さんが訊いてくる。
 ありえない。絶対にありえない。数霊1だなんてそんな馬鹿な。これは父親を意味する。つまり目の前にいるこの爺さんが娘を殺したと言っている。
 俺はもう一度、タッパーを振り、一枚だけ取る。やはり数霊は1だ。あくまでも占いは占いだから、外れる時がないとは言わない。
しかし俺の五円玉占いは、当たる確率が9割以上。外す時の方が珍しい。
「1ですな」
 俺が動揺してる隙に、いつの間にかスマホを家庭に持った爺さんが数字を覗き込んでいた。
「1は創始運、太陽、男、父とありますな。つまり犯人は私ということですか」
 爺さんは俺の目を見てそう言うと、何故かにこにこした。
「怒らないんですか?」
 俺は恐る恐る訊いた。
「占いは所詮占い。外れる時もあるとあなたは言われた。それでも良いからやってくれと私からお願いしたんだから、怒るわけがない」
「申し訳ない」
 俺は謝りながらほっとした。
545占い 5/5:2014/05/15(木) 05:05:12.42
「あの子が今、あの世で元気にしているかを教えてください」
 俺は爺さんの求めに応じ、タッパーを振って一枚だけ取った。出て来た数字は6だった。数霊では愛、恋、美しい物、名声、富を意味する幸福運を意味する。
「とても楽しく過ごされているようですよ」
「そうですか。お教え頂き、大変ありがとうございました」
 爺さんは満足そうに笑みを浮かべ、店を後にした。
 爺さんが出てすぐくらいに、隣の店のタロット占い師が入ってきた。
「あんたもあの爺さんを占ったのか」
 まるで噂話をする主婦のような調子で話し掛けてきた。俺は一瞬笑いかけた。
「ああ、そうだよ」
「あの爺さん、変な女の写真を持ってただろ」
 タロット占い師は客の椅子に勝手に座った。
「それで占ったんだ」
「あの爺さん、駆け落ちしようとしていた自分の娘を二十五年前に殺したんだ。十五年前に出所して来たらしいんだが、それ以来、娘があの世で元気にやってるのか知りたくて、
あちこちの占い師のところに行っては、ずっとその事を聞いて回ってるらしい」
 俺は背筋が寒くなった。やはり五円玉占いは当たっていたのだ。
 その時だった。
 確かに出入り口に写真の若い女が笑みを浮かべて立っていた。
「ありがとうございました」
 そう言って女の姿は消えた。
 俺は恐ろしさのあまり、椅子から転げ落ちたのだった。
546占い 補足:2014/05/15(木) 05:06:19.19
1/5の下記の表現について。

 爺さんは懐に手を入れて、テーブルに一葉の写真を置いた。若い女の子の写真だ。ただし撮影されたのは今から二十年は前のものと思われた。
「この女性は?」
「私の娘です。二十五年前にいなくなりました」

今から二十年は前のものと思われた、というのは、あくまでも主人公がその写真を見た時に抱いた印象。
写真の女性が二十五年前に死んだという情報を聞く前の印象をそのまま書いてるだけ。
547ワイの復讐 1/3:2014/05/15(木) 06:15:42.31
 鬼頭組若頭の三叉の右太股にはボウガンの矢が突き刺さっている。両手と両脚が縄で縛られていて、身動きが取れないようにしてあった。
射られた後、痛みと突然の出来事に抵抗できないでいるところに、ワイはスタンガンで襲撃して気絶させて、
北海道・屈斜路湖の近くにある粉ミルクを製造していた廃工場に連れ込んだのだった。
「ううっ、うっ、ううっ……」
 三叉は意識を取り戻すと、痛みで瞼をきつく閉じた。
「ようやくお目覚めかい、蛆虫さん」
 ワイは三叉に言葉を掛けた。
「お前は、ワイ……」
「ああ、そうさ、貴様らに犯罪者に仕立て上げられたワイだ」
 ワイは安全靴で三叉の胸を思い切り蹴り上げた。骨の折れる嫌な音がして、三叉は黒い血を吐いた。
「ああ、汚いねえ……。吐く血もどす黒い色してやがる。お前の根性みてえによぉ」
 ワイは憎々しげに言いながら、三叉の太股を蹴り上げた。三叉は「ぐばぁ」と小さく声を上げた。
「俺は散々言ったよなあ。無実だ、何もしてないって。なのにお前は自分が組で出世したいばかりにライバルだった俺を
シャブを盗んだ犯人に仕立て上げようとした。色々とやってくれたよなあ」
 コラァ! と巻き舌で怒りを吐くと、ワイは狂ったように無抵抗な三叉の腹、胸、腕、脚を全てを蹴り上げまくり、体重を掛けて踏みつけまくった。
ただし殺さないように心臓と顔面だけは狙わなかった。三叉は血まみれになってぐったりとした。
「どうしたんだてめえ? こんなもんじゃねえだろ」
 ワイはバケツに汲んだ、工場内に残っていた汚水をぶっかけた。三又の濃紺の高価なスーツが土塗れ、汚水塗れになった。
「汚いお前には汚水がぴったりだ」
 ワイは心底嬉しそうに笑った。
548ワイの復讐 2/3:2014/05/15(木) 06:18:22.17
「どうしたんだ? 何か言いたそうじゃねえか? あ?」
 ワイが三叉の髪を掴み上げて、三叉に顔を近づけて聞いた。
「俺の実力を……舐めんな……よ」
 三叉は途切れ途切れにそう言って、血の混じった唾をワイの顔に吐いた。
「まだ反省してねえのか!」
 ワイは絶叫してタオルを巻いた拳で三叉の右頬をぶん殴った。
「ああそうか、お前は何があっても絶対に反省しない、非を認めない、責任は全て相手に転化して自分は正しいとのたまう糞野郎だったな!」
 ワイは三叉の腹を思い切り蹴り上げた。三叉は「ふわぁ」と変な小さな声を出してまた血を吐いた。
「こんな事して……ただで済むと……思うなよ……」
 三叉がそう言うと、ワイは大声で笑った。
「あそこを見ろよ、この馬鹿が」
 ワイが指を差した先には、全身血まみれの、拷問を受けて殺されたものと思われる死体が二十体、十字架に磔にされていた。
ワイを罠にはめて犯罪者に仕立て上げた組員達と協力した県警の刑事だった。
「お前のヘボ兵隊と愉快な仲間なら全員始末したぜ」
 ワイは不気味な笑みを浮かべた。
「お前は……ただの……精神異常者だ……」
 三叉は呟いた。ワイを怒鳴りつけるだけの力が残ってなかった。
「お前に言われたかないよ」
 ワイは三叉の顔を蹴り上げた。
「お前、警察に嗅ぎ薬嗅がせて状況証拠をでっち上げまくっただろ? しかも真犯人が現れて、俺が疑われた件について自分がやったと自供したのに、
県警の色狂い取調官を買収して、調書からその部分を削除して捏造までさせたそうじゃねえか」
「なっ……なんでお前が……それを知ってる……」
549ワイの復讐 3/3:2014/05/15(木) 06:20:01.38
「同房の奴が、真犯人の知り合いだったからさ。そいつは娑婆にいる時に本当はやったのは俺だと周囲に吹聴しまくってたそうじゃねえか。
あとの情報はヤメ検の弁護士経由で全部筒抜けだ」
 ワイは三叉の頬を安全靴の靴底で踏みつけ、煙草を揉み消すように足を動かした。
「能力もねえ癖に、俺を罠にはめて押しのけて、組長後継の座なんか狙うからこういう事になるんだよ。恥を知れ、このゴキブリ野郎!」
 ワイが怒鳴った。三叉は笑った。
「隙を見せた……お前が悪いんだ。恨むなら……自分を……恨っ……めっ」
「だったらてめえも他人から殺されて当然の卑劣な行いをしたんだから、自分を怨め」
 ワイは三叉を外に引きずり出した。そして用意してあった十トンダンプの運転席に乗り込み、エンジンに火を入れ、アクセルを踏んだ。
そのまま走り、三叉の腹部をダンプで轢いた。運転席にも人を轢いた感覚が伝わってきて、ワイはその事に満足した。
ワイは運転席に置いてあった500MLの天然水のペットボトルを持って降りると、三叉のところに行った。三叉は腹部がまっ平らになっていた。
ダンプの重みで内臓が破裂してグチャグチャになった上、圧縮されて縮んだので、本当にタイヤの形にきれいに平らになっていた。まるで漫画のようだった。
「寝るなっつってんだろ、ボケが!」
 ワイは三叉に水を掛けたが、意識が戻る事はなかった。
「死んだか。糞が」
 ワイは三又の顔に唾を吐きかけて、死んでも許さんと侮辱したのだった。
550ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/15(木) 07:51:20.28
>>513-522>>524-529>>536
>急速に登ってきた朝日〜
(太陽の場合は「昇ってきた」の方がよい!)

>〜線路にタイヤが乗り上げて車が跳ね馬のように暴れた。
(跳ね馬の表現は二回目! 見栄えの観点で暴れ馬としてもよい!)

○○感を感じる、と云う表現は広く使われている!
見た目の問題で、少し気にはなった!
シリアスな展開が多い話なので擬音語が少し拙く感じた!
この話は完結しているのだろうか! テツの性別は匂わせただけで終わった!
新聞記者が追い掛けていた老人も顔見せ程度である!

登場人物の多さが展開を遅くしたのかもしれない69点!(`・ω・´)
551ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/15(木) 07:52:01.34
>>541-545
>あれはある晴れた日のことだった。
(このあとに晴れた日の様子が書かれていた! この一文は必要ないかもしれない!)

>〜椅子が二つあるのみ。
(数える対象が椅子なので二脚の方がよい!)

>〜いつの間にかスマホを家庭に持った爺さんが数字を覗き込んでいた。
(家庭は片手の打ちミスなのか!)

>「ありがとうございました」
(この落ちの意味は微妙!
 父親が安心するような言葉を掛けてくれてありがとう!
 父親は殺した娘のことを引きずって残りの余生を過ごす!
 その片棒を担いでくれている占い師に感謝しているのか!)

しがない占い師の日常! 訳ありの客! 幽霊の微妙な感謝の言葉!
話の方向性が定まらないせいなのか、中身が薄いように思った!

ワイなりに話を考えてみた!
老人は罪を償った! 時間の経過と共に事件は風化していく!
しかし、有能な占い師が事件を掘り起こす! そこで老人は言い当てる人物を片っ端から手に掛けていた!
決め台詞は「占い師が自分を占えないというのは本当なのですね」としてもよい!

短い文章で多くの要素を取り込むと内容がぼやけてしまう66点!(`・ω・´)
552ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/15(木) 08:06:04.53
>>547-549
>責任は全て相手に転化して〜
(変換ミス!)

>ただし殺さないように心臓と顔面だけは狙わなかった。
>ワイは三叉の顔を蹴り上げた。
(とどめで蹴った訳ではない! 話は続くので少し引っ掛かった!)

>自分を……恨っ……めっ」
>自分を怨め」
(言葉の「うらめ」ではあるが、鸚鵡返しのくだりなので漢字は統一した方がよい!)

少し文章が粗い! 凄惨な場面ではあるが、凄味はそれほど感じられなかった!
痛さと怖さを伝える描写が少ないせいかもしれない!

警察ネタが好きな作者だと思った67点!(`・ω・´)
553名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 08:39:34.73
>>550
うお、書き慣れた頃の壁に当たっちゃってる。
自分でも少し気になった所指摘されてます。
擬音を文章で表現する手法を考えないといけませんね。

自分の脳内で話は完結しています。
今はそれに向かっている途中ですね。
始まりと完結をまず脳内で生み出して、ストーリーはぼんやりとイメージします。
細部はキーボードを叩きながら考えるスタイルです。
普通はプロットって作業するんでしたっけ。

評価ありがとうございます。
554名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 09:40:20.35
ワロタw
555名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 17:18:07.84
 新聞社に戻った俺はあれだけのスクープを現場にいながら何故逃したと叱責された。現場で撮った写真は全て封印したからだ。黙っていてもクビになって
いたであろうが、俺は依願退職した。俺は辛い記憶から逃げた。知り合いを頼って関西に移り住み、主に老人ホームやケアハウスのパンフレットを作る会社に
拾ってもらった。時代はデジタル化が進み、高性能のデジタル一眼レフカメラも出回るようになった。魂の無い俺にはうってつけだとばかりにいち早く導入した事が
逆に経費節減になり、俺の評価は上がった。写真以外に特に趣味も無かった俺は貯金を溜め、去年の暮れにこの町に帰ってきた。海から離れていて災害を
まぬがれた実家に戻り、親戚のの土地つき建物を借りて改装し、写真館を始めたのだ。記者時代の後輩で俺の後を引き継いだ小菅とは頻繁に連絡を
取っていて、こちらの情報についてはある程度知っていた。開店後、コネを頼って仕事を取っていたが、ほどなくして一見さんから仕事の依頼があり
特徴的な名前が小菅の話に出てきた人物と一致するという事で、再度小菅にいかなる人物なのか確かめたのだった。
556名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 17:19:31.70
 スカーフェイス。マフィアのような女らしからぬ通り名。フライングデッキから見下ろす舳先で旗を立て、こちらに振り返って太陽のように笑う滋賀屋翼が
あの日のテツとだぶって見える。
「この世は輝きに満ち溢れてるんだよ、ただ人はそれに気づけないだけなの」
「まさか、そんな…」
 俺は風防を飛び越えてフロントガラスを駆け下り、デッキを走って滋賀屋の前で立ち止まった。わなわなと震える両手を差し出すと頬を包んで引き寄せた。
「顔をよく見せてくれ…」
 滋賀屋は視線を落として再び目を合わせると、優しく微笑んだ。俺は涙が溢れてきた。俺は色眼鏡で滋賀屋を見ていたのだ。有名人、女、化粧、そして
名前。全て取り去ってしまえば目の前にいるのは紛れも無くテツだった。少々性別が変わっているようだがそんな事は些細な事だった。テツが生きていた。
 それが全てだ。
「よかった…」
 疾走する船の上で、俺は力いっぱいテツを抱きしめた。カランとポールが倒れる音がする。
「会いたかったよ、アキちゃん」
「俺も会いたかった、てっきり死んでしまったものと…」
 どれぐらい抱きしめて体を揺らしていただろうか、テツが困ったように言った。
「苦しいよ」
「うるせー、お前は俺と再会していたかもしれないが、俺は今再会したんだ」
 俺が腕の力を少し緩めると、テツは俺の首に顔を埋めて言った。
「ずっとこうしたかった、我慢してたんだよ」
「バカ野郎、なんで最初に言わなかった」
557名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 17:20:34.17
 両肩を掴み、体を離して言った俺にテツは悪戯っぽく笑って言った。
「いつ気づくのかなと思って、この素晴らしい被写体に」
 ポケットからハンカチを出して、ぐしゃぐしゃになっているであろう俺の顔を拭くテツを改めてしげしげと見た。
「化けすぎだろう」
 俺はおもむろに胸を掴んだ。
「きゃっ」
 小さく悲鳴を上げてハンカチを落としたテツに構わず少し揉んでみた。少し手に余る乳房はまるで本物の感触だ。まさかと思って股間に手を滑りこませてさぐる。
どうやらあるべきものが無いようだ。少し腰を引いて俺の肩を掴み体をこわばらせたテツが言う。
「は…恥ずかしいよアキちゃん、いきなり何するの」
「取っちゃったのか?」
「バカ、最初から…無いよ…」
 俺はキョトンとしてしまった。
「男の振りしてたの」
 時間が止まった。唖然として固まった俺は意味に気づいて股間の手をさっと引っ込めた。そういえば体もやけに華奢で柔らかい。急に二人の間に
距離が出来たような錯覚に陥り、俺は大胆にも滋賀屋翼の胸を揉んで股間をまさぐった事に気づいた。自分の知っているテツと滋賀屋翼という他人
が同一人物である事に、いまさらながらに混乱したのだ。
「なっ、あの、男の振りて…」
「お爺ちゃんずっと男の子が欲しくて、でも子供は女ばっかりで孫も女ばっかりだったから、最後の孫のあたしの時、我慢しきれなくなって
ずっと暖めてきた徹男って名前であたしを呼んだの、本名には翼って男だか女だかよくわかんない名前もらったんだけど、あの時は真島のおじさん
に世話になってたから真島徹男って名乗ったの、結構かっこいいでしょ?」
 俺が口をぱくぱくさせていると少し恥ずかしそうにテツこと滋賀屋翼は言った。
「あたしもずっと女である必要なんかないって思ってたから…その…アキちゃんに出会うまでは」
 そう言って滋賀屋翼は顔を伏せた。
558名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 17:22:06.76
 船はアンカーを落として停泊している。夕日が山々の間に落ちる頃、滋賀屋翼はローブを着て俺の前を通過し、カメラバッグを指差して目線を残しながら
階下へと誘った。バッグを肩に掛けて滋賀屋に遅れて階下に下りると、ベッドに体を投げ出して帯を解いた滋賀屋が言う。
「あたしの全部を撮って」
 俺はカメラを取り出し、ベッドに片膝をついてシャッターを切った。デジタルのシャッター音に反応して滋賀屋の体がなまめかしく動く。ローブが徐々に
はだけて片方の乳房が露になった。俺は反対側の襟に手をかけてゆっくりとめくった。シャッターを切りながら脇腹に手を当てて腰に向かって手を滑らせた。
 ローブが手の甲を滑って徐々にめくれて行く。腰を通過して腿を通り膝に達した所で手を払った。反対側も同じようにしながらシャッターを切る。脇腹や
腿にもいくつかの傷跡が残っていた。
「こんな傷だらけの女嫌い?」
 俺は指で脇腹の傷跡をなぞった。人差指と親指の間ほどの傷は指先の感触ではわからないほど薄くなっている。
「あたしはアキちゃんが好き」
「テツ…」
「テツは死んだわ、翼って呼んで」
 白いシーツに広がった黒髪、白い肌と滑らかな曲線の肢体。そして過去の出来事を示す傷跡。俺は滋賀屋翼の纏う妖艶な空気に酔っていた。目の前の人間が
明らかに大人の女である事を認識して、俺は思い出の中の少年テツを心の引き出しに仕舞いこんだ。
「綺麗だよ、翼」
 翼は切なそうに体をくねらせ、膝を交互にすり合わせながら言った。
「さっきみたいにして」
 俺はファインダーから目を外して翼の顔を見た。潤んだ目をして半開きの口が何かを訴えている。
「触って…女かどうか確かめて…」
 半分泣いているような声に俺はカメラを置くと翼の目を見ながらゆっくりと腿に手を置いた。腿の間に指を割り入れ、そのまま滑らせて秘部に触れると
翼が小さく呻いて膝と胸が跳ね上がった。異常に熱を帯びたそこは俺に撮影者以外のものを求めていた。
559名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 17:28:28.20
 再びローブを纏った翼がボトルが10本ほど入るワインセラーからワインを出して開けた。グラスにワインを注ぐと、ベッドを少し起こして寝そべっている俺に差し出した。
「ありがとう」
 翼は軽く微笑むと自らもワインを注いだ。あまり経験が無いという翼は、事に及んだ後の雰囲気が苦手なのか、リモコンでテレビをつけた。
 そしてワインを飲みながら我慢していたものを思い切ったように言う。
「ねえ、夢は忘れちゃったの?」
 俺は言葉に詰まったが、言い訳をしても始まらないと思い、正直に言った。
「地震以降写真が撮れなくなったんだ」
 翼は首をかしげた。
「お前を救う事ができずに…荒れ果てた町を彷徨って…心が潰れちゃったんだ、何を見ても感動しなくなった」
 翼は少しがっかりしたような顔をして目を伏せたが、すぐに顔を上げて笑った。
「あたしは夢を見つけたわ、あの地震以降」
 俺が見詰めると翼は誇らしげに言い放った。
「この町を私の手で楽園に変える事」
 俺はなんとも複雑な気持ちになった。町を楽園に変える。壮大な夢だ。そのためには手段を選ばないという事だろうか。しかしあながち不可能でもないような気は
する。俺が肯定的なコメントしようとしたその時テレビから聞こえてきたアナウンスに翼が振り返った。汚職が発覚して証人喚問中だったこの地域選出の衆議院議員が
先週車を降りた所で暴漢に刺殺された。その犯人の動機が判明したという内容だった。犯人はひたすら天誅を口にしているという。いかにもうさんくさい証言だ。
 しかし翼がそれに同意した。
「まさに天誅ね、調子乗ってたから、去年お爺ちゃんが亡くなってから急に反旗を翻して」
 秤屋直太郎も去年までは権勢を振るっていたのか。しかし満足そうにニヤニヤと笑う翼に少し不気味なものを感じる。
560名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 17:31:51.88
「先月任侠会の組長が射殺されたの知ってる?」
「あ…ああ…」
「あいつも同類、いい気味だわ」
 そう言って満足そうにワインを一気に煽ってグラスを置いた。
「もうすぐこの町はあたしの物になる」
 先ほどまでの少女のような翼が噂どおりの怪物の片鱗を見せた。少年テツの頃の無邪気な笑顔を思い出す。純朴で真っ直ぐで、傷つきやすくて、俺の語る夢に目を
輝かせていた。俺と同じようにやはり地震が彼女を変えてしまったのだろうか。俺の頭を考えたくない可能性が覆っていく。
 
 翌朝、船を停泊させてクローゼットからスーツを出して着替えた翼の顔は完全にビジネスモードだった。少し頬を緩めて俺にキスを求めると俺の顔を見て言った。
「大丈夫だから、1回寝たぐらいでアキちゃんの女面なんかしないから心配しないで」
 少し寂しそうにそういうと顔を引き締めた。船を下りて2人で桟橋を歩いてボートハウスに向かった。ボートハウスの前まで来ると翼が言った。
「じゃあここで、あたしちょっとボートハウスに用事があるから」
「そ、そう、楽しかったよ、またね」
「うん、またね」
561名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 17:32:26.24
 手を振る翼に軽く手を振り返して反転すると駐車場に向かった。車の所まで来ると。俺の横に停めてあった車からカップルが出てきた。ドアが邪魔なので
2人が出て行くのを待って車に乗ろうとしたが、腕を組んだカップルの女の方を見て少したじろいだ。ピンクのジャケットにスカート、ハイヒールのいでたち
だがやけに背が高い。オカッパ頭の下からのぞく顔も少しゴツいように見えるのでオカマカップルなのかもしれないなと思いながら、キーのスイッチを押した。
 ボートハウスの方に向かって歩いて行くオカマが気になって後姿を見ていると、ボートハウスの小窓に肘をついて話をしている翼も見える。俺は運転席に片足を掛けたが
その時オカマが右肩に掛けたバックに手を突っ込んで抜いたものに息を呑んだ。拳銃だ。男の方も胸から何か抜く動作をした。
「滋賀屋翼!」
 そう叫んだのはオカマの方だったが声が男だ。翼が振り返って目に入った光景に身構えた。3,4発の爆竹のような音を伴って銃は煙を吹いている。倒れた翼に銃を向け
さらに数発。こちらに走りだした男と踵を返しながら右腕を残してとどめの1発を打つオカマ。俺は走り出した。こちらに走って来るサングラスの男が俺に銃を向けるが
俺が別の所を見ていると知るや銃を下げて駆け抜ける。オカマもこちらに向かって走って来た。すれ違う瞬間、相対位置の変化に合わせて俺に銃口を向け続けてきたが
発砲はしなかった。
「翼!」
 俺は勢いのままスライディングするように両膝をつくと翼を見た。胴体のあちこちに空いた穴を中心に黒い染みが広がっていく。ブラウスの部分に空いた穴は真っ赤に染まり
血の泡を吹いている。俺は両手を近づけたが触れる事ができずに空中で泳がせた。
 俺はポケットを探ったが携帯電話がどこに入っているかわからない。恐る恐る窓から顔を出した管理人が目に入って俺は叫んだ。
「救急車呼んでくれ!」
 目を見開いてコクコクとうなづく管理人を見ていると翼が俺の手を握った。
562名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 17:32:58.87
「アキ…ちゃん…アキちゃん…」
 喋るたびに血の泡が激しく吹き出す。肺に穴があいているのだ。
「ああ、そんな…なんでこんな…」
 息を吸って吐く度に笛のような音を出しながら翼は弱々しい腕のうごきでポケットに手を入れるとボイスレコーダーを取り出して握りこんだ。
「アキ…ちゃん…夢を…思い出して」
「バカ喋るな、こんな時に何言ってんだ!」
「あた…しを…撮って…あた…しで…夢を…掴んで」
 背中側に流れ出た血が地面に広がっていく。
「あた…しを…撮って…おね…がい…」
 俺はわなわなと震える唇を噛んでカメラを取り出した。
「夢を…掴んで…」
 俺はカメラを構えてシャッターを切った。涙で目が曇らないように何度も裾で拭いながらひたすらシャッターを切った。
「あたし…で…必ず…賞を…取っごほっ」
 翼が喋っている途中でむせて口から血が吹き出た。俺は自分の顔が崩壊しているのを感じながら嗚咽を我慢してシャッターを切り続けた。
「これ…遺言…にせん…じゅう…よねん…ごがつ…じゅう…ごにち…しがや…つば…さ」
 そう言い切ると俺にボイスレコーダーを差し出した。
「やく…たてて…」
 俺がボイスレコーダーを受け取ると、翼は安心したように微笑んだ。
「アキ…ちゃん…あい…してる」
 俺は嗚咽を我慢しながら声を絞り出した。
「おれもだ!俺も愛してるぞ!」
 俺はカメラを捨てて翼を抱き上げた。滋賀屋は満足そうな笑顔を作って俺を見上げると、やがてその目から光りを失った。
「うおおおおおおおおお」
 空に向かって咆哮する俺を警官が囲んで銃を向けた。
563名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 17:33:55.65
 あれからもうすぐ一年が経とうとしていた。俺は去年まで封印していた写真の束を見ていた。凛々しい顔でコンテナを運ぶ少年がいる。一枚めくって後ろに回す。
 大漁旗を翻して船首に立つ少年の輪郭が輝いていて美しい。これが命の輝きというものだ。美しいという事は決して命のともし火が消える瞬間の輝きなどではない。
 人生は皮肉だ。俺は写真を箱に仕舞うとテーブルの上に置いてあるニューヨークへのチケットとコロンビア大学への招待状を鞄に突っ込んだ。
 五月初旬。急いでとんぼ返りしないと翼の命日に報告ができない。
564ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/15(木) 18:03:15.41
|ω・´)……完結した?
565名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 18:06:10.47
しました。よろしくお願いします。
566ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/15(木) 18:11:30.77
|ω・´)……仕事が終わってないので、翌朝にでも……。
567名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 19:21:56.63
え、そんな、僕は仕事そっちのけで仕上げたのに。
いい歳こいたおっさんが昼間っからエロ描写がんばったのに。
568名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 20:21:12.19
これは褒め殺しとかじゃなくて。
ワイは作品を見る目はいいもんを持ってるね。
評価も妥当だし。
2ちゃんにもできる人がいたもんだなと。
569名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 20:43:31.30
仏作ってなんたら、って言葉思い出しちゃった
570名無し物書き@推敲中?:2014/05/15(木) 23:39:01.16
>>541
ワイではないが、暇なので感想

時間帯が分からない。「ある晴れた日」「朝食を」「雲一つ無く群青色」。さまざまなマテリアルが散りばめられているが
朝だとイメージ出来ない。「小鳥の囀り」「スクランブルエッグ」「今日は良く晴れた。ぐいっと背を伸ばしあくびをする」、
このような分かりやすい表現があると読者に優しい。

売れない占い師なのに年収500万。明らかに売れている。

五円玉占い。読者に興味を持たせる事に成功している。自信を持って良い描写だ。
残念なのは興味を持って読んでゆくと、中身がまったくない、ぺらっぺらのチープな内容であることだ。
箱を振って中身を出すだけなら、福引きでも良い。却って娘の殺人というドラマが分かりづらかった。
無駄な枝が多い茂った植木のような凡雑さを感じる。もっとシェイプすべき。

オチ。自らを殺した父。その真相を暴いた占い師に娘が礼を述べる。
どことなく愛憎を感じる切ない描写だが、「俺」が転げ落ちた時に、読者の期待も転げ落ちた。
なぜ娘が孤独な父を見守りに来たのか、その愛が読者に伝われば良かった。


文体。ライトノベルと割り切っても単調で、後半に向かえば向かうほど書き疲れが見え隠れしている。
手抜き癖は200枚超の作品において出やすいので、なるべく直して欲しい。
571名無し物書き@推敲中?:2014/05/16(金) 00:05:56.83
570の続き
>>541

今度は良い点、伸ばすべき点を述べる。

自分の殺した娘が幸せか占い師に尋ねに来た。これは狂気の沙汰であるが切なかった。
殺された娘が憎しみでなく微笑みというのも、胸が痛くなった。娘は初め父を憎んだであろうが、
15年ブタ箱に入れられているのを眺め続け許していたのだ。
個人的には好みのテイストで、このまま泣いてしまいたかったが、作者がまだ発展途上で泣かせては貰えなかった。

ドラマ作りのセンスは所々感じるので、ドラマ性を伸ばしていったら素敵な物語になると思う。
ミステリとして見た場合は、まだまだ腕を磨く必要があると思う。
ただどんどん伸びる人だとは思う。
572名無し物書き@推敲中?:2014/05/16(金) 00:43:26.96
ワイ杯マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
573名無し物書き@推敲中?:2014/05/16(金) 01:19:29.33
なんかすげえ批評もらってうらやましいなあ。
574名無し物書き@推敲中?:2014/05/16(金) 03:07:50.86
んだなっし。
拙作なんぞ大概話題にもならんから羨ましいべよー。
575ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/16(金) 06:40:05.03
>>555-563
>〜あれだけのスクープを現場にいながら何故逃したと叱責された。
(そんな瞬間があったのか! どのような写真を撮ったのかもわからない!
 当然のことながら封印された写真を関係者は見ていないので、
 この叱責の理由にも少しの引っ掛かりを覚えた)

殺人の現場にいた主人公に誰も発砲しないのか! あまりにも不自然な展開!
車で突っ込み、車体に銃弾を受けながらも滋賀屋の元に向かった方が自然に思えた!
瀕死の状態にしても「…」の多用は拙い! 擬音語の時の指摘と同様に描写で表現した方がよい!
「ア、アキちゃん……夢に、生きて」
 すでに激しく咳き込む力もない。生命が静かに流れてゆく。逆流した血で口元を濡らす滋賀屋は溺れているように見えた。
「あ、あたしの、ためにも……生きて、アキちゃ……」
(このように書くことで三点リーダーの多用を避けられる!)

読後にワイが思ったことは、呆気ない、の一言に尽きる! 凶弾に斃れる場面はいつでもできる!
幕引きが早過ぎて内容が中途半端な状態で放置された! 老人の凄さは一要素に過ぎなかったのか!
滋賀屋の性別は隠されていてもいいが、性格の変貌はどのような過程で形成されたのか!
仄めかしておきながら何も解決していない点に不満が募る!
秘密を明かしたことで二人の関係はどのように変化するのか! 主人公の活躍を否応なく期待させる!
町の楽園化は容易ではないと想像できる! 幾多の不測の事態が生じることだろう!
それらの障害を機転や奇策で乗り越える二人の姿を描いてこそ、小説ではないのか!
敵対関係が明確でない現状で滋賀屋は物語から退場した! 種明かしの直後に終わりでは、
小説と云うよりもショートショートの感が強い! または冴えない主人公の為に犠牲になったのか!

結果的に見れば話が大き過ぎた! 長編で扱う内容を無理矢理に短編の枠に押し込んだことで、
長編の旨味成分の大半が失われてしまった! 旨味を堪能できないので必然的に読後の印象が悪くなる!

主人公が完全な傍観者の序盤! 内容が未消化で唐突な幕引きの終盤!
滋賀屋の魅力と物語の展開で楽しませる中盤の良さを相殺した!

諸々の理由で作品の総合点は68点とする!(`・ω・´) 性別を明かしたあとの展開が不味かった!
576ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/16(金) 06:49:14.59
>>572
やるにしても始まりは水曜日!

次作の構想の進み方にもよるが!(`・ω・´)
577名無し物書き@推敲中?:2014/05/16(金) 08:58:39.80
>>575
うお、また壁が厚くなった。

スクープの件ですが、主人公が何も持ち帰らず手ぶらだったという事に編集が怒ったという事ですが、おかしかったですか。

ヒットマンに関しては、大勢の人がいる白昼の犯行や、最悪の場合懲役も想定していますので無駄な殺人はしません。
制圧を警戒したが、その必要は無かったというところです。

三点か…三点…また課題が増えましたね。息も絶え絶えを表現すんの難しいなぁ。

あと布石巻きすぎました。ストーリーに関してはもうちょっと引っ張る予定だったんですが、結末を急ぎ過ぎたのがミエミエだったようですね。

ありがとうございました。この話は個人的に練ってみます。
578名無し物書き@推敲中?:2014/05/16(金) 10:11:42.63
壁が厚くなった?
普通は壁が高くなったって言わないだろうか
579名無し物書き@推敲中?
彼にとって、壁は乗り越えるもんじゃなくて、壊すもんなんだろうさ、きっと。