1 :
名無し物書き@推敲中? :
2013/12/24(火) 13:50:58.01 オリジナルの文章を随時募集中!
点数の意味
10点〜39点 日本語に難がある!
40点〜59点 物語性のある読み物!
60点〜69点 書き慣れた頃に当たる壁!
70点〜79点 小説として読める!
80点〜89点 高い完成度を誇る!
90点〜99点 未知の領域!
満点は創作者が思い描く美しい夢!
ここまでの最高得点79点!(`・ω・´)
前スレ
ワイが文章をちょっと詳しく評価する![33]
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bun/1385217720/
2 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/24(火) 13:59:52.14
>>1 |ω・´)……うん、まあ、ありがとう……。
ワイスレ杯……やるの?
3 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/24(火) 14:21:59.36
4 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/24(火) 16:08:53.25
ごく普通の高校生――ではなくクラスで友達ゼロの暗く陰気でぼっちな高校生な俺、神童(しんどう)零(れい)は、いつものように真面目に掃除当番をこなしていた。 そんな時、学校一の美少女、桃花(ももばな)春香(はるか)に放課後、体育館裏に来てくれとお願いされる。 それを易々と承諾してしまった俺に待ちうけていたのは、存在抹消かデスライフ開始かの選択だった。
>>4 |ω・´)……ワイスレ杯のお題のように見える。
しんどうれいって奇面組か
あれはいちどうれいか
桃花と春香で二人いるように見える なんか松尾スズキみたいだね
9 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/24(火) 21:09:44.08
ワイ杯マダー?(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン
10 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/24(火) 21:31:52.74
11 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/24(火) 22:32:11.87
第二十六回ワイスレ杯のルール! 名無しの書き込みを必須とする!(名乗った場合は通常の評価に移行する!) 設定を活かした内容で一レスに収める!(目安は千文字程度、三十二行前後!) 一人による複数投稿も可! 通常の評価と区別する為に名前欄、もしくは本文に『第二十六回ワイスレ杯参加作品』と明記する! ワイが参加作品と書き込む前に作者が作品を修正する行為は認める! 今回の設定! 男は最終電車で終着駅に運ばれた! 忘年会で呑んだ酒が災いした! 駅の周辺に営業している店はなかった! 閑散としたバス停のベンチには女性が独りで座っている! 男は同じベンチに座った! 女性に動きは見られない! その後、二人はどのような夜を過ごすのか! 応募期間! 今から土曜日の日付が変わるまで! 上位の発表は投稿数に合わせて考える! 締め切った当日の夕方に全作の寸評をスレッドにて公開! 同日の午後八時頃に順位の発表を行う! 少し早いがお題を公開!(`・ω・´)中編の評価は明朝に行う!
うあああああああああああああああああああああああああああ きたあああああああああああああああああああああああああああああ
歴たるってどういう読み方するの?
14 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/24(火) 23:04:00.47
結末があれしか浮かばないw
15 :
秋吉君@不愉快なタリスマン :2013/12/25(水) 00:11:29.00
女は実はスライムだったって落ちだな。
16 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/25(水) 00:11:35.28
本当のアナル拡張を見せてやる
17 :
第二十六回ワイスレ杯参加作品 :2013/12/25(水) 00:50:36.99
「やべえ寝過ごした!終点まで来ちゃったよ!」 ツイッターでそうつぶやいて、ひとつ溜息をついた。数時間前に自分がアップした忘年会での写真を恨めしいような気持ちで眺めてから、携帯を仕舞う。 ちらりと横を見るも、隣に坐る彼女はうなだれたまま、顔を上げようとしない。長い黒髪が前に垂れて、横側からはちいさな耳が覗いていた。腿の上で揃えた両手がかたかたと震えている。見れば、コートこそ着ているものの、それほど厚着をしているわけでもない。 「……お酒臭いね」やがて、彼女がそっと口を開いた。 「まーな」吐き捨てるように応じる。それから「どうしてた? 最近」と訊いた。 「まぁ、なんとかやってるよ」 「そっか」 白々しい、と我ながら苦笑してしまいそうになる。一年前、彼女にまともな言葉のひとつも言わずに、ほとんど失踪同然でこの地を離れたあとも、俺は様々な手段を用いて彼女の近況を逐一チェックしていた。 俺が消え、彼女はひとりきりになった。しかし彼女は半年後の六月、ひとりの男と出会い、恋に落ちた。ほどなくして、ふたりは一緒に暮らし始めた。 彼女がその男と幸せに過ごしている、と知って、彼女を捨てたことに罪悪感を感じていた俺も安堵した。 だが、その男は彼女の孤独につけ込んだだけの詐欺師であり、彼女から金を巻き上げ、消えた。……それが三週間前のことだ。 俺は何度も傷ついた彼女のことを思ったけれど、この地に戻りはしなかった。怖かったのだ。彼女は、彼女をひとりにした俺を、間違いなく恨んでいるだろう、と。 「ここを出ていきたかったなら」彼女は相変わらずうつむいたまま、言う。「ひと言、相談してくれればよかったのに」 「悪かったよ。……俺のこと、恨んでる?」 訊くと、彼女は少しじっとしてから、小さくかぶりを振った。 「猛が向こうで頑張ってるって、あたしも知ってるからね。……今日だって、本当は逢いに来たんだから」 どういうこと、と訊くと、彼女は俺のポケットの携帯を指さした。 「猛はお酒呑むとすぐ寝ちゃうからね、昔から。忘年会に参加してるって知って、ひょっとしたらここに来るんじゃないかと思って」彼女は小さくわらった。「まさかほんとに来るとは思わなかったけど」 絶句する俺を尻目に、彼女は……母は、立ち上がった。それから、震えた声で言った。 「じゃ、帰ろっか。うちに」
18 :
17 :2013/12/25(水) 00:55:02.56
すいません、
>>17 は修正しますのでエントリーはその修正版をアップするまで待ってください
19 :
17修正版 :2013/12/25(水) 01:03:46.77
「やべえ寝過ごした!終点まで来ちゃったよ!」 ツイッターでそうつぶやいて、ひとつ溜息をついた。数時間前に自分がアップした忘年会での写真を恨めしいような気持ちで眺めてから、携帯を仕舞う。 ちらりと横を見るも、隣に坐る彼女はうなだれたまま、顔を上げようとしない。長い黒髪が前に垂れて、横側からはちいさな耳が覗いていた。腿の間で重ねた両手がかたかたと震えている。見れば、コートこそ着ているものの、それほど厚着をしているわけでもない。 「……お酒臭いね」やがて、彼女がそっと口を開いた。 「まーな」吐き捨てるように、応じる。それから、「どうしてた? 最近」と訊いた。 「まぁ、なんとかやってるよ」 「そっか」 白々しい、と我ながら苦笑してしまいそうになる。一年前、彼女にまともな言葉のひとつも言わずに、ほとんど失踪同然でこの地を離れたあとも、俺は様々な手段を用いて彼女の近況を逐一チェックしていた。 俺が消え、彼女はひとりぼっちになった。しかし半年後の六月、彼女はひとりの男と出会い、恋に落ちた。ほどなくして、ふたりは一緒に暮らし始めた。彼女がその男と幸せに過ごしている、と知って、彼女を捨てたことに罪悪感を感じていた俺も安堵した。 だが、その男は彼女の孤独につけ込んだだけの詐欺師であり、彼女から金を巻き上げ、消えた。……それが三週間前のことだ。 俺は何度も傷ついた彼女のことを思ったけれど、この地に戻りはしなかった。怖かったのだ。彼女は、彼女をひとりにした俺を、間違いなく恨んでいるだろう、と。 「出ていきたかったなら」相変わらずうつむいたまま、彼女は言う。「ひと言、相談してくれればよかったのに」 「悪かったよ。……俺のこと、恨んでる?」 訊くと、彼女は少しじっとしてから、小さくかぶりを振った。 「猛が向こうで頑張ってるって、あたしも知ってるからね。……今日だって、本当は逢いに来たんだから」 どういうこと、と訊くと、彼女は俺のポケットの携帯を指さした。 「猛はお酒呑むとすぐ寝ちゃうからね、昔から。忘年会に参加してるってツイートを見て、ひょっとしたらここに来るんじゃないか……って」彼女は薄くわらった。「まさかほんとに来るとは思わなかったけど」 絶句する俺を尻目に、彼女は……母は、立ち上がった。それから、震えた声で言った。 「じゃ、帰ろっか。うちに」
うーん、修正したい……。けどこれ以上やるとさすがに顰蹙だよな……
ワイにレスつけられるまでは好きに修正していい決まりだろ
22 :
17再修正版。すいません :2013/12/25(水) 01:33:15.49
「やべえ寝過ごした!終点まで来ちゃったよ!」 ツイッターでそうつぶやいて、ひとつ溜息をついた。数時間前に自分がアップした忘年会での写真を恨めしい気持ちで眺めてから、携帯を仕舞う。 ちらりと横を見るも、隣に坐る彼女はうなだれたまま、顔を上げようとしない。長めの茶髪が前に垂れて、横側からはちいさな耳が覗いていた。腿の間で重ねた両手がかたかたと震えている。見れば、コートこそ着ているものの、それほど厚着をしているわけでもない。 「……お酒臭いね」やがて彼女がそっと口を開いた。 「まーな」吐き捨てるように応じる。それから「どうしてた? 最近」と訊いた。 「まぁ、なんとかやってるよ」 「そっか」 白々しい、と我ながら苦笑してしまいそうになる。一年前、彼女にまともな言葉のひとつも言わずに、ほとんど失踪同然でこの地を離れたあとも、俺は様々な手段を用いて密かに彼女の近況を逐一チェックしていた。 俺が消え、彼女はひとりぼっちになった。しかし半年後の六月、彼女はひとりの男と出会い、恋に落ちた。ほどなくして、ふたりは一緒に暮らし始めた。彼女がその男と幸せに過ごしている、と知って、彼女を捨てたことに罪悪感を感じていた俺も安堵した。 だが、その男は彼女の孤独につけ込んだだけの詐欺師であり、彼女から金を巻き上げ、消えた。……それが三週間前のことだ。 俺は傷ついた彼女のことを思ったけれど、この地に戻りはしなかった。怖かったのだ。彼女は、彼女をひとりにした俺を、間違いなく恨んでいるだろう、と。 「出ていきたかったなら」相変わらずうつむいたまま、彼女は言う。「ひと言、相談してくれればよかったのに」 「悪かったよ。……俺のこと、恨んでる?」 訊くと、彼女は少しじっとしてから、小さくかぶりを振った。 「猛が向こうでどれくらい頑張ってるか、一年間、陰から見守り続けてきたから」 どういうこと、と訊くと、彼女は俺のポケットの携帯を指さした。 「猛はお酒呑むとすぐ寝ちゃうからね、昔から。忘年会に参加してるってツイートを見て、ひょっとしたらここに来るんじゃないか……って」彼女は薄くわらった。「まさかほんとに来るとは思わなかったけど」 絶句する俺を尻目に、彼女は……母は、立ち上がった。それから、震えた声で言った。 「じゃ、帰ろっか。うちに」
見るからに習作なんだろうしそんな固執してねーで次書きゃいいのに
24 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/25(水) 01:42:56.94
>>23 固執というか、凝り性、みたいな。大したことでもないのに気になって気になって
……次の話考えるかな
☑︎手洗いで水の流れる音は信じられない程大きく頭に響いた。下りる筈の駅でなく終着駅にとは言え、奇跡的に電車に乗り又降りることに成功した俺は手洗いに駆け込むとしたたかに吐いた。 ☑︎毎年定例の忘年会で嫌という程呑まされた俺は、こんな時は嘔吐が有効と心得ていた。吐けるだけ吐くと込み上げるような激しい気分の悪さは幾分マシになって思える。 ☑︎手を濡らし手洗いを後にすると、自販機で水を買った。栓を開け口に含ませるとノンアルコールに違いないそれからアルコールの味がする。 「頭痛ぇ」 ☑︎俺は兎に角、改札を潜り駅を出た。漫画喫茶かファミレスかカラオケにでも落ち着いて、少しでも身を横たえられればそれでいいと思っていた。 ☑︎結果としてその寂れた駅の外には俺の望んだそれらは一つもなかった。というか開いている店屋さえ一つもなかった。 ☑︎時代を逆行するような寂しい街で、あるのはバスの来ないバス停位だった。その前に置かれたベンチの端に俺は腰を落ち着ける。ありもしない開いた店屋を途方なく捜し歩くのはうんざりだった。 ☑︎先程買った水を飲み、温かい飲み物も買わなかったことを後悔しながらベンチの反対側を見遣ると、女性が座っていた。 ……こんな時間に?先からいたか? ☑︎女性がバス停のベンチに一人で腰掛けるのに適した時間でも街でもなかった。不信でないよう再び女性を見遣り理解した。 ☑︎細面の女性は髪が長く、時代遅れのコートを身につけ、美しい顔立ちで、紅い瞳をし、生者の気配がなかった。 ☑︎霊感だか何だか知らないが、俺には時折死者が見え、そうして彼らは自分を見ることの出来る者に飢えていた。 ☑︎どん、と俺はベンチの中央に水のボトルを置き此方を向いた女の紅い瞳を射た。 「飲め」 「酷い悪酔いで頭痛がするし夜は長いから俺も飲むけどお前も飲め」 ☑︎ボトルの栓を開けてやる。女の紅い瞳から涙のようなものが一滴落ちた。 ――今日はお前の話を訊いてやる。 ☑︎但し、始発電車のくる時刻まで。付け足すと、透けた女の紅い瞳が、涙を浮かべたまま可笑しそうに一間綻んだ。了
定番の死人ネタ潰しキター
27 :
第二十六回ワイスレ祭参加 :2013/12/25(水) 02:20:10.09
手持ちのスマホで行始めの一マス開けを反映させる方法が分からず意味不明の記号が行始めについてしまいごめんなさい。 本当どうやるんだろう…… リミットまでに方法が分かったら投稿し直します。すみません 宜しくお願いします。
28 :
第二十六回ワイスレ祭参加 :2013/12/25(水) 02:22:16.55
>>26 えっ、ごめん
これ定番でネタ潰しなんだ、知らなかった
他も考えられたら考えてみます
すみません
いやまあ誰かやるだろうなとは思ってたよ
げ。それは想像力の浅さを露呈したみたいで凄い悔しい…… 何か別も考えてみます はぁ、落ち込む
_酒が好きだ。 _教職者不適合と言われ兼ねないが、仕事が終わるとどんな時であれ私は酒を呑んだ。 _臆病な性格が功を奏してか災いしてか、スナック等でなく居酒屋で一人呑むのが定例。咎める者の不在も手伝い、私は呑まずにはいられなかった。便所の鏡に映った自分の顔を見、老けたものだと思う。 _だからこんな風に最終電車で終着駅まで来てしまうことも別に初めてではなかった。頻繁という程ではなかったが、今日は忘年会で呑むのが一人でなかったことが私を油断させた。 _情けないことだ。生徒たちが知ったらどのように思うか。苦笑して打ち消した。生徒たちは私に何の期待も興味も持っていない。 _寂れた駅でこの時間唯一腰を落ち着けられるバス停のベンチに向かう。死なない為に自販機で温かい緑茶を買って。例年より寒い冬だった。 _バス停には先客がいた。二十代と思しき若い女性だった。金に近い茶の髪に縦巻きのパーマがあててあり、ニーブーツを履いたナマ脚を組み携帯に向かっていた。 _こんな時間に若い女性が、と思うが性別と若さを除けば私も同様だ。離れて腰を下ろし倣うように携帯でニュースを見ていると視線を感じた。顔を向けると若い女性が目を丸くして此方を見ていた。 「邪魔して申し訳ない」 _言うと、女性の長い睫毛が一間瞬き、柔和な笑顔になった。 「やっと会えた」 ……先生。目眩がした。 _自分は過去の生徒だと彼女は言った。名前を訊いてやっと分かったが、控えめだった彼女と今の彼女が結びつかず苦心した。 _読み図るよう彼女は、がっかりしました?と訊き、そんなことはない、と私は繕った。今風の彼女はそれはそれで愛らしかったからだ。 _どうしてこんな時間にこんな所にいるのか訊くと近くに務め先の呑み屋があるのだと言い難そうに言い、ここで先生を見かけたから、と二の句を繋いだ。本日二度目の目眩だった。 _彼女は、虐めに合っていた頃、虐めっ子達に注意をした私に礼が言いたかったのだという。元気にしているのかと訊くともちろん、彼氏もいるし、と笑った。 _タクシーを呼び、これに乗り帰るよう言うと、申し訳なさそうに礼を言い、乗り際にこう言った。先生、老けたけど今も素敵。呑み過ぎないでちゃんと帰って。と。私は苦笑して見送った。 _胸が変にほの温かい。冷えた緑茶を口に含み、酒を辞めてみようか、と思った。了
>>25 >>31 です。
名前欄に間違いがありすみません。
それぞれ、名前欄を「第二十六回ワイスレ杯参加作品」と置き換えさせて頂き、何卒宜しくお願いいたします。
33 :
第二十六回ワイスレ杯参加作品 :2013/12/25(水) 05:03:08.03
「ねぇ、そこのお兄さん、悪いんだけど、その自販機でポカリ買ってきてくんない?」 突然、今まで停留所の柱に寄りかかるようにして眠っていた女性から、声を掛けられた。その息からはかなりのアルコール臭が漂っている。 「あ、まぁ、いいですよ」 「……あんたも大概、酒臭いよ」 「忘年会だったもので。……お姉さんは?」 「あたしは合コン。……乗り過ごしたって、家どこなの?」 「○■町です」「なんだ、二つ隣の駅じゃん」 「お姉さんはどこ住んでるんですか?」 「……××区よ」 「××区!遠っ!隣の県じゃないですか!なんでこんなとこにいるんですか」 「乗り過ごしたからよ」「あー……」 なんだかあまりに可哀想で笑えてきて、ふふ、と息をもらしたら、弾みで空気以外の物も出てきた。それも、大量に。 ゲロを女性に吐きかけたのは、生まれて初めてだった。 「ふんぎゃぁあああぁあぁ!」 女性が尻尾を踏まれた猫のような悲鳴を上げる。 「うわあ!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」 「飛んでる!ゲロが唾みたいに飛んでるからっ!お願い黙って!」 「……」 「なによちくしょー!おニューの服だったのにぃぃぃ!」「おニューだったんですか!」 「だって合コンだもぉぉぉん!」 「べ、弁償します!」 「あたり前でしょー!でもこんなゲロまみれじゃ一晩やり過ごすにしても漫喫にもカラオケ屋にも入れないじゃん!服屋も絶対開いてないし」 「さすがに××区までのタクシー代の全額負担は……」「なんでよ!」 「半額なら……」「半額も払えるわけないでしょ!あたしが!手持ちなんて駅で乗り過ごした分清算した時にふっとんだわ!」 「それなら俺のアパート来ます?」 「うわあキモイ!泥酔女お持ち帰りぃだなんて安いAVじゃねーんだよ!あんたヴァカぁ?A(あんた)V(ヴァカ)?!」 「じゃあどうすんですか!そのゲロまみれじゃ朝になって始発来ても電車乗れねーでしょ!」 「開き直んじゃねーよ!ゲロまみれにしたやつが開き直んじゃねーよ!」 「開き直ってねーよ!俺は!具体的に!言っただけ!どうすればいいのかを!」 結局彼女は俺のアパートに来て風呂に入り、ジャージを借り、なんだかんだで睦み合った後に、始発で帰って行った。あの時俺がゲロを吐いたのが、わざとだったとも知らずに。
34 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/25(水) 06:39:15.35
>>10 プロローグは三人称に見えない! 三人称一元視点に見える!
>ひどくかび臭かった。
>うす暗くてはっきりとは見えないけれども
>頭の皮にちくりとした痛みを覚えて
>……それでも、案外慣れるものだ。
(これらの感覚は白髪の少女のもので、俯瞰から得られる情報に思えない!
従って三人称一元視点を頭に入れて読み進めることにする!)
>一緒に落ちてきた数本の髪の毛をつまんで〜
(僅かに漏れる灯りに物体を翳さないと見えない状況! これ以降、二人の少女の表情や仕草が書かれているので、
暗がりによる妨げはないものと考える!)
>片膝を立てて坐る黒髪の少女は自嘲気味な笑みを浮かべて、静かに言った。
(「一段と暗くなる」と前の文にある! その状態で黒髪の少女の姿がはっきりと地の文に書かれていた!)
>白髪の少女は、自分の頬にも流れるものを感じた。
(同じ状況下で白髪の少女の涙は見えなくなった!
地の文が特定の人物の視点に見える! 頬に流れる涙を感じ取れる部分も三人称とは言い難い! 涙に気付いた動作があれば話は変わる!)
>それくらいこの地下室はよく反響する――だ。
(「――だ」と云う表現が少し気になった!)
>言葉を紡ぐごとに込められる意志は大きくなり〜
(行頭の一字下げが行われていなかった!)
最後の兵士の待ち伏せが見せ場! 呆気なく消し去られて危機を脱した! ご都合主義の展開が垣間見える!
文章は俯瞰による三人称ではなかった! 地の文に「けれど」が多く見られ、会話文のように見えた!
一番の問題は本人しか知り得ない感覚が地の文に書かれている点にある!
前半よりも後半の文章の方が三人称に見えた68点!(`・ω・´)
35 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/25(水) 06:43:32.54
36 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/25(水) 06:59:53.17
>>35 >>26 >>31 です。
ワイさんごめんなさい。
>>32 でも改めましたが、名前欄の表記を間違えていました。
>>27 で書きました行前空けの件もですが、改めて大変申し訳ありません。
御手数お掛けするかと思いますが、ワイさんの進行のご負担にならなければ、何卒宜しくお願いいたします。
37 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/25(水) 07:04:08.08
38 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/25(水) 07:05:54.33
何が何だかさっぱり分からん 新手の荒らしか?
39 :
ゲッパリラ :2013/12/25(水) 07:08:05.75
アメリカンジョーク考えたので感想下さい
40 :
ゲッパリラ :2013/12/25(水) 07:10:29.17
A「その家、建て替えたほうが良いんじゃないかい?」 B「建て替えてくれる大工がいない」 A「じゃあ、その家を建てた大工はどこに行ったんだい?」 B「この家は自分で建てたのさ」
41 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/25(水) 07:25:01.33
>>36-37 行頭の問題はないものとして考える!
>>40 自分で建て替えればよい!
さて、朝食にしよう!(`・ω・´)
>>38 ごめん、荒らすつもりは全くないのだけど
ワイさんの言う「変わった表記」=
自分の書いた参加作品
>>25 と
>>31 の、
1.自分の使っている携帯端末で行前の一マス空けが反映出来ないため一マス空けする筈の部分が記号になっていること
(これについて自分が説明したのが
>>27 )
2.「第二十六回ワイスレ杯参加作品」とするべき名前欄の表記がちょっと違うこと
(これについて自分が説明したのが
>>32 )
に当たるのかな?と思い、ワイさんに謝罪したかったんだ
で、
>>36 で
>>25 と
>>31 とするべき自分の書いた当該作を
誤って
>>26 と
>>31 と書いてしまったため
>>37 で訂正しました
自分でも頭痛くなってきた……
荒らしに当たろうかという位分かり難いレスを書いてしまって、又、名前欄の確認不足のケアレスミス他諸々、本当に申し訳ないです
44 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/25(水) 07:37:55.48
>>41 有難う御座います!
参加出来て嬉しいです。これから集まる他作品もとても愉しみです
よい朝食を
宜しくお願いします。
『これが競馬だ!』 よし、当たった―― 「お客さん、終点です」 「ん? てことは夢かよ……」 俺は忘年会帰りの終電で寝ていたようだ。いい夢を見ていただけに、頭を抱える。 「早く降りてください」 駅員は淡々と言う。しぶしぶ席を立ち、よれたスーツを直した俺は電車を降り、飲み直そうと周辺をぶらつく。だが開いている飲み屋はない。 歩き疲れた頃、バス停が目に入った。ベンチにはコートを着た若い女が座っている。新聞を読んでいるようだ。 夜遅くに何やってんだと思いつつ、女の横に座った。女は俺を全く気にせず、新聞に夢中だ。 「バスってもう来ませんよね?」 「来ないでしょうね。そんなことより、これどう思います?」 俺が訊ねると、女は競馬新聞をこちらに向けてきた。そこには明日開催される、ビッグレースの情報が記されている。さっき俺が夢で見たのと同じレースだ。 「私はこれだと思うんだけど、お兄さんは?」 「まあ、コイツが本命で、相手はこの二頭で間違いないんじゃないすか?」 「競馬詳しいのね。信じていいの? 私これに懸けてるから、外れたら困るのよ」 女は必死な顔で見つめてくる。迫力に押され不安になったが、このレースには自信があった。 「まあ、まず間違いないと思うけど……」 「それなら明日付き合ってよ、お兄さんも行くんでしょ? 今日泊まっていいから。私の部屋、ここから歩いてすぐだし」 思わぬ提案に一度は断ったが、女に押され泊まることにした。だが、外れたらどうなるだろう。女からすれば、さしずめ俺は人質といったところか。 スケベ心を抱く余裕もなく、不安になった俺は、ソファーでなかなか寝付けなかった。 翌朝、二人で食事を済ませ、電車で競馬場へ向かう。今年最後の大レースなだけに、場内は混雑していた。 前売り場券を購入し、人混みを掻き分け正面スタンド近くに陣取る。メインが近付くにつれ、心臓が激しく高鳴った。 「いよいよね、興奮する」 ファンファーレが響くと、女は言った。ゲートが開き、全馬スタートを決める。購入した三頭の位置取りはまずまずだ。 最終コーナーが近付くにつれ、大歓声が沸き起こる。俺は目の前の光景にデジャブを感じ、全身が震えた。 「あなたのおかげよ、ありがとう!」 レースが終わると、女は満面の笑みで抱き付いてきた――来年はいい年になりそうだ。
やっぱり会話文ばっかりになったらまずいよね、 1000文字に収めようとしたら地の文がほとんどなくなっちゃってこまった
47 :
名無しビギナー :2013/12/25(水) 17:57:57.40
評価していただきありがとうございました。自分では気がつかないところを指摘していただき、助かりました。
最終電車に乗ったが、忘年会で酒を飲み過ぎて寝入ってしまった。 気が付くと康彦は終着駅にいた。寂れた駅でホテルも居酒屋もない。 行く当てのなくなった康彦はバス停のベンチへとたどり着いた。 月のない夜だった。ふと、隣に女が座っていることに気づいた。暗い影のようなその人は――由利だった。 「この指輪、綺麗」繁華街の露店に安物のアクセサリーが並べられている。由利は銀色の指輪を手に取った。 「そんな安物のどこがいいんだ?」康彦は由利の微笑んだ顔に戸惑う。女なら高級な指輪を欲しがるはずだ。 「だって、ここにY.Yって刻まれてる。康彦と由利。私たちの事だわ」 ベンチに座る由利は康彦に気づかないかのように、じっと前方を見つめている。康彦は由利にそっと手を伸ばした。 「康彦がそんな人だったなんて……」康彦は酒席で知り合った女と浮気したのだ。 「誤解だよ」康彦はそう言うしかなかった。 「あなたは私を騙していたのよ!」由利は頬に涙を流し、康彦の頬を叩いた。 康彦はその痛みで我を忘れた。理由もなく、同じ言葉を返した。 「お前だって、俺を騙しているだろう!」由利は、びくりと目を見開いた。 暗闇に縁取られた由利の肩に康彦の手が触れると、由利の首がとてもゆっくりした動きで、康彦の方向へ動く。 「由利。どうして……」呆然とその光景を康彦は見つめていた。 深夜、由利が一人で暮らすアパートへ呼び出された康彦は、そこで首をくくった由利を見つけた。 月のない夜、宙に浮いた由利はゆらりゆらりと揺れている。その近くに手紙が置いていることに気づいた。 影が差した由利の顔が康彦のほうを向いた。その瞳は閉じられている。ゆっくりと瞳が開く。口元が歪んでいく。 手紙にはただただ謝りの言葉が並べられていた。父親が金を使い込み、由利はその借金を背負っているという。 そして、康彦を裏切り、風俗で男たちに奉仕し、金を得ていたという。 騙していて、ごめんなさい。あなたの恋人ではいられない―― 優しげな瞳に、笑みを作る口元。由利は微笑んでいた。 指輪を使ってくれてありがとう、その口が感謝の言葉を紡いだ。 俺たち、恋人同士だからな、と康彦が答えると、笑んだ由利は闇に溶けた様に消え去った。左手の薬指にはめた銀の指輪が夜の底で、きらりと輝いた――
「ちっ、どこの店も閉まってやがる」 会社の忘年会の帰り道、俺は終電に乗っていた。飲み過ぎたせいか、眠ってしまい終点まで来てしまった。 閑散とした駅周辺を、苛々しながら歩き回る。もうやけくそでとことん飲みたかったからだ。 「しけてんな、何が景気がいいだ。ちっとも良くねえじゃねえか」 近年大規模な円安政策が進み、マスコミが騒いでいるが、俺の会社にとってはいい迷惑だった。円安になればなる程、利益が減る業種だからだ。 その影響か忘年会でさえも、ショボい内容にされてしまった。全くやってらんねえ――そんな事を思いながら歩いていると、街灯に照らされたバス停が目に入ってきた。 ベンチにはプレゼントらしき包みを抱えた、若い女が座っている。だがうつむき加減で、その表情は曇っていた。 深夜だけに、女の事が少し気になった俺は、休憩がてらにベンチに座った。女は俺を気にする様子もなく、じっとうつむいている。 「あの、どうかしたんですか? こんな夜中に」 「待ち合わせなんです、今日クリスマスでしょ。だから好きな人を誘ったの……だけどアタシ、フラれちゃったみたい」 俺が訊ねると、女は肩を震わせて泣き出した。おそらく長い間、男を待っていたんだろう。今日がクリスマスなんてことはすっかり忘れていたが、俺はなんとか女をなだめてやろうと思った。 「泣くなよ、お姉さん可愛いんだからさ。もっといい男見つかるよ。そんな奴のことは忘れちまいな」 「……だったらお兄さん、今夜アタシと付き合ってくれますか? せっかく作ったケーキ、捨てちゃうのもったいないし」 なんとか泣き止んだ女は、両手に抱えた包みを見つめながら俺に言った。 「ケーキか。いいね。世間も景気いいし、俺で良ければパーっとやろうぜ!」 俺は無理矢理テンションを上げて、女に言った。これ以上しけた気分は味わいたくなかったからだ。 「でもここじゃあれだし、どこ行こうか?」 「アタシの部屋で良ければ、どうですか?」 俺は二つ返事でOKすると、女の部屋に向かった。可愛いらしい部屋の中で、シャンパンを開ける。 「メリークリスマス! ケーキに乾杯!」 グラスを合わせた彼女は、俺の無理矢理なテンションを見たせいか、クスリと笑った――たまにはケーキも、悪くない。
50 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/25(水) 19:27:36.20
51 :
ワイ杯参加作品 :2013/12/25(水) 20:12:57.67
「希望を失った人間は、祈ることにも躊躇するものさ」 男はバス停のベンチに腰掛けた。隣の女はマフラーに顔を埋め、俯いている。 「世界中の誰もが幸せに、なんて大それたことじゃない。ただあの二人が先へ進んでくれれば いい。俺に出来ることは、祈ってやることだけだ」 職場の忘年会、花束は二つ用意されていた。定年退職する男と、結婚する部下の男女のために。 「いい笑顔だったよ、あいつら。きっとあの時の俺もさ、あんな顔だったんだろうな」 女は表情を変えなかった。怒っているようにも微笑んでいるようにも見えた。 ちょうど三十年前、やはり大雪の日だった。忘年会。一次会、二次会と景気よく飲み、三次会 あたりから記憶が怪しくなった。男は嬉しくてならなかった、ボーナスがうんと出たこと よりも、係長へ昇進したことよりも、もうすぐ父親になることが嬉しかった。 千鳥足になって歌いながらアパートへ帰ると、集まっていた近所の人たちが血相を変えて男の肩 を揺さぶった。 「どうしてお前、無理して買い物になんか出たんだよ」 女は俯いたまま答えない。 「俺が帰ったら、また一杯やると思ったのか。バカな奴だ」 酒屋へ向かう途中の交差点で、スリップした軽トラックにはねられた。 病院へ駆けつけたときには、すっかり酒は抜けてしまって、酔いから醒めると男は全てを失って いた。 その時から男は、先へ進むことが出来なくなった。色も音もない茫漠とした世界で、ただ 機械のように、同じ場所で足踏みしているだけ。朝起きて、働いて、飯を食い、酒を飲んで寝る。 年だけを重ねた。その繰り返しも、今日でようやく終わる。 「……もう、いいだろ」 男は闇に向けて深く息を吐き、目を閉じた。花束が男の体から離れて落ちる。 朝、エサを求めてうろついている犬がベンチに近づき、男の靴に鼻先をつけた。 男は胸の辺りで祈るように両手を合わせ、花束を抱えた格好で、動かなかった。犬は男を見上げて 鼻を鳴らしたが、エサをもらえる望みがないと分かったのだろう、頭を垂れ、のろのろと立ち去った。 陽を浴びて輝く雪の上に、点々と小さな足跡がついた。
男は死んだの?
53 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/25(水) 20:58:06.69
酔っ払った挙句一人で勝手に盛り上がってワイスレ杯参加条件を満たしてないけど せっかく書いたので投下させてちょうだい(スルー推奨)
「ビンゴ」「はい?」ベンチの一番端っこに力なく座っていた俺は、真っ暗な町外れの、なんとも心もとない空気を切り裂く女の声に振 り返った。 手でピストルの形を作ってこちらを指しながらニヤけている女は20代中ばに見えた バス停の背後にある自動販売機に照らされた横顔と、風で少し浮き上がった数本の髪の毛が白く輝いている ベンチの端に女性らしき影があったのには気づいていたが、正直そんな事を気にしている状況にはなかった、タクシーしかないよなと考 えながら沈んでいた俺の周りの空気がその時ガラリと変わった 「なんですか?」「乗り過ごしたんだ」いたずらっぽくニヤける女に俺は少し憤慨して言った「関係ないでしょ」憮然として答えた俺に 女はそれまでの前のめりな態度 を一変させてがっかりしたように前を向いて背もたれにもたれた。これからどうするか考えようとしていた俺に突然訪れた奇妙な空気に 正直戸惑っていた 「なんで乗り過ごしたと思うの、ここが目的地かもしれないじゃん」女はこちらをチラリと見るとまた前を向いて言った 「最終電車の終点で駅員に起こされて、来るはずもないバス停に座り込んどいてまだ言うかな」 一部始終を見ていたのか、この女も同じ電車に乗っていたのだ、さしずめ俺よりは早く終点が近い事に気づいたって所か「それを言うな ら君だって」 「私は違うわ、ちゃんと自分の意思でここまで乗ってきた、ここが目的地なの」「じゃ自転車なり徒歩で家帰るんだろ、行けよ」女は何 か含んだように笑うと言った 「言ったでしょ、ここが目的地だって」掴みどころのない女の言動に俺はため息をついた「ていうかさ、あぶねーだろ、こんな夜中に女 一人でこんな寂しい所」 「女一人じゃないもん」「ええ〜、俺組み入れられてんの?ていうかじゃあ俺が暴漢だったらどうすんだよ」女は終始にこにこしながら 言う「大丈夫、そんな人じゃないから」
「何言ってんだおめ、俺の何がわかるんだ?」「そんな気がするだけ」だいぶ醒めたとは言え、相変わらず体をめぐるアルコールと特殊 な状況が俺の言動を荒いものにする。また女もそれをわかってか 最初からやけに馴れ馴れしい態度だった事にいまさらながらに気づく。俺は立ち上がってベンチの後ろに回りこんだ「あったかいもん飲 む?」女は一瞬ぽかんとしたが再びにこりと笑った 「ブラック無糖」自動販売機の前に立つ俺に顔を向けた彼女が灯りに照らし出された。胸元まである黒いストレートヘア、意思の強そう な大きな目と丹精な口元 俺は何かが心に引っかかるのを感じたがこの時はさして気に留めなかった。缶コーヒーを買って彼女に手渡すと彼女はにっこり笑った「 ありがと、しんちゃん」「おう」 ん?「お前なんで俺の名前しってんの!?」「ふふーん」意味ありげに笑う彼女の顔を見ながら戦慄に震え上がった俺はあれこれと思い 巡らせたが、面倒になりとりあえず逃げるように歩き出した すると背後からコツコツとヒールの音がついてくる。俺は立ち止まって振り返った「なんでこっちに来る」「目的地が動いたから」俺は 少し目線を夜空にやるとはたと思いついた 「さてはお前ストーカーだな」「出たよ出たよ、しんちゃんの自信過剰、ストーキングされるほど男前だとでも思ってんの?」確かに俺 は知らない女に付きまとわれるほどの男ではない
「でもやっと見つけた、しんちゃんの話してた町で、しんちゃんの話してた電車で」俺は言葉を失っていたがそんな俺を尻目に 彼女はバッグからゴムひもを取り出すと髪を後ろで纏め上げてバッグを置いた。そしておもむろにコートを脱いでバッグの上に投げ捨て ると下に着ていたブラックスーツのジャケットも脱ぎ捨て シルク地のインナーだけになり、軽く足を広げて腰に手をやった「お・・・お前は・・・」何か思い出しそうな感覚に俺は目を細めた すると彼女はバス停に戻って風除けの脇に立てかけてあった竹箒を取って戻ってくると逆さになった箒をアスファルトに立てて胸を張っ た「誰なんだ」俺の言葉に一瞬イラっとした表情を浮かべた彼女は箒を一度浮かすと再びドンとアスファルトに突き立てた 「復興者、ユウキ!私は運命なんかに負けない!」頭の中に稲妻が走り、全てを思い出した。あの大災害で両親を失い、親戚と一緒に仮 設住宅に住んでた12歳の少女だ 毎日泣いてばかりだった彼女に、ボランティアをやっていた俺が教えたキャッチフレーズを今確かに言った。彼女は涙をポロポロと落と した「しんちゃん、私大人になったよ、しんちゃんの言葉を信じてがんばったよ」 「ユウキなのか」「だからそう言ってるじゃない」俺は思わずユウキに一歩二歩と近づいたがユウキが脱兎の如く胸に飛び込んできた「 会いたかった」「どうしてこんな所に」 「待ってた、ずっと待ってた、しんちゃんがいつか電車に乗り込んでくるの、始発から終点まで乗って、今日眠ってるしんちゃんの顔を 見て心臓が飛び出しそうだった」 そうか、終点近くは殆ど人がいねーもんな、そりゃ見つかるわけだ 「アパート来るでしょ?」茫然自失としている俺に抱きついたままのユウキが言った「こ・・・この辺なのか」「歩いて10分」 俺達はユウキのアパートに向かって歩いていた、唐突にユウキが口を開いた「ね、式はいつにする?」「はい?」「私達の結婚式」「お うえぇ?!」
「しんちゃん言ったよ、大人になったらお嫁さんにしてくれるって」「い、いやそれはだな」「嘘なの?」俺は言葉に詰まった 「その場限りでここからバイバイしちゃえばこっちのものとでも思ってたの?」「そーじゃねーが急すぎるだろ」 「ちっとも急じゃないもん、私はずっと待ってたんだもん、大人になってしんちゃんと結婚するんだって」 「ていうかお前、俺が所帯持ちだとは思わないの」 「指輪してないじゃん」 「指輪しねー旦那だっているだろ」 「式をいつにするかからのくだりで独身てのは確定しました」 抜かりがない、あのいつ命の火が消えてもおかしくないほど弱々しかった少女の面影はもうない 俺は頭を掻いた 「慌てんなよ、まずはこの10年間何があったか、それから話そうか」
>>55-58 流石にこれを一レスに纏めるには無理があるか!
大半の行末に句点がないのは仕様なのか!
ワイスレ杯の後に読むとしよう!(`・ω・´)
60 :
秋吉君@腐りかけの水豚 :2013/12/25(水) 21:51:43.11
まだまだ時間はあるぞー
61 :
参加 :2013/12/25(水) 22:45:00.11
忘年会で呑んだ酒が災いした。俺は最終電車で終着駅に運ばれていた。 駅の周辺に営業している店はない。ふと見ると、閑散としたバス停のベンチには女性が独りで座っていた。 俺は同じベンチに座った。女性に動きは見られなかった。 煙草を箱から出して咥え、ふう、とため息をつく。思えば色々なことがあった。 普通に小学校、中学校と進み、安全策を取って合格した私立の男子高校へ行く羽目になった。公立に落ちたからだ。 男だらけの高校はそれなりに面白かった。ローカル線の無人駅でキセルして海へ遊びに行ったり、皆で煙草をふかしたり。 通学路でふざけすぎて警察を呼ばれたり。昼休みに学校を抜け出したら先生が本気で追いかけてきたので、ガチの『逃走中』が開始されたこともある。 悪さばっかりでもない。むさ苦しい男子校でも、淡い恋の話ぐらいあった。 振られた奴を元気付けるために、皆で裸になって奇声を上げながら川に飛び込んだこともある。この時も警察が来た。 やんちゃと恋と警察は、男子の青春には欠くべからざるものであったろうとこの歳になって強く思う。 逃走は、それらを味付けるスパイスであり、友情は、あって当たり前の空気のようなものであった。 そう思うと、昔の空気のなんとうまかった事か! とはいっても、俺はまだ三十路で人生の折り返し地点にすら到達してない。 けちな己の半生を振り返っている間、結構時間が経つと思うが、同じベンチに座る女性はまだ動かない。 「ところでお姉さん、ちょっと火を貸してもらえませんか?」 女性は全く動かない、怯えているのか?死んでるのか?蝋人形の物真似か? まあいい、高校時代に淡い恋を知って此の方、俺は女性に興味が無い。
居酒屋で私は体格の良い男と隣同士の席になり言葉を交わした。男は最近会社を辞めたという。イカれちまったんだと寂しく笑った。 男が酒を一杯飲み干すと自分の事を語り始めた。 忘年会で部下たちに説教をして、俺は気分が良かった。 部下の一人が涙を流し、俺に土下座するのを見てから店を出た。もう深夜も近い。 俺は急いで最終電車に乗り込んだが、うっかり寝入ってしまい、終着駅で下されることになる。途方に暮れた俺はバス停のベンチに腰を下ろした。 その時、隣に女が座っていることに気づいたんだ。 男はそこで自嘲気味に笑った。誰だったと思うと私に尋ねてきた。見当もつかない。 「自殺した部下の女だよ」 俺は小さな出版社でそこそこの地位にいた。 そこにある時、女が新入社員としてやってきた。美里という名の女だった。 美里は細かなところに気がつき、周囲とも馴染んでいた。だが、欠点があった。あいつは不正を許せない奴だったんだ。 不正なんてどこの会社でもやっている。うちでは雑誌に載る読者プレゼント、あれの当たる景品の数がな、全て上乗せされていたんだ。 美里はそれに気づいて、わざわざ景品担当者に確認をしてから、不正が行われていると俺に進言してきたんだ。黙って働いていればいいんだと俺は怒鳴ったよ。そしたら、今度は美里は内部通報窓口に話を持って行った。 だがな、会社というのは狭い村と同じなんだ。話は俺に筒抜けだった。俺は上の人間と話した結果、美里を追い出すことにしたんだ。部下にもその事を言い渡し、無視、嫌がらせ、罵声、やれることは何でもやった。 美里が日に日に弱っていった。そして、ある朝、美里は電車に身を投げた―― 私は眉を寄せた。男はそんな私を見て、天罰は落ちたんだよと薄く笑った。 「あの夜、バス停で死んだはずの美里と出会った。あいつは顔中が傷だらけで、傷口から赤い綿のようなものが噴き出ていた。半ば白濁化した瞳で俺をじいっと見つめていたんだ」 「それが天罰?」 私が問うと、男は、いいやと首を振り、私を涙ぐんだ目で見つめた。 「あれ以来、誰もが美里に見えるんだ。ここの店員も客も、もちろん、あんたも――血まみれの美里に、見えちまうんだよ――」 そう言うと男は私を見て、いや、美里を見て、声を殺して泣くのだった――
今回結構集まりよさそうだね
>>61 こういう爽やかな奴がかけるようになれればいいなあ
落ちは爽やかじゃないかもだけど
65 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/26(木) 04:23:45.97
こんなに書き込みないってどういうこと?
ワイ杯中はこんなもんだろ
68 :
第二十六回ワイスレ杯参加作品 :2013/12/26(木) 19:13:12.75
まるで家畜のように全身をホースで水を掛けられデッキブラシで擦られる……そんな夢から醒めると、電車はすでに終点へと着いていた。乗り過ごしたな、と思いつつ、ホームへと降りる。 忘年会での酒がまだ残っているのか、頭痛がひどい。記憶や思考が混濁しているのが自分でもわかる。視界も端々が白く明滅している。あまりに体調が悪いので、駅前のバス停のベンチで休むことにした。 腰を下ろした後で、反対側にすでに坐っている人がいることに気が付いた。……女子高生だ。電燈の下で文庫本を一心不乱に読んでいる。 それから暫くして、「ん?」と、彼女はようやく顔を上げ、私のほうを見た。それからあからさまに好奇の混じった目でじろじろ眺めた後に、「おじさんは、なんでここに?」と訊いてきた。 「飲みすぎてね、寝てたら終点まで運ばれたんだ」 そう答えると、彼女は明るく笑った。「うわ、かわいそ」 「ほんとにね。情けない」 大仰な身振りを交えて言うと、彼女はにやにやとしながら「ほんとにねー」と冗談っぽく鸚鵡返しに相槌をうった。 「あたしみたいに望んでそうなったならともかく、おじさんの場合は本当に可哀想」 望んでそうなった、とはどういうことだろう。家出でもしているのだろうか。 「こんな遅くまで外に出てて平気? 明日も学校でしょ?」 遠回しにそう尋ねると、彼女は、何言ってんの? と驚いた表情を返した。 「学校なんて、もう行くわけないじゃん」 「そうなの?」 「どうせいじめられんだもん。全然楽しくないよ、学校なんて。……それよりお話ししようよ。ここで逢ったのも、何かの縁だし」 「お話はいいけど、どこか店に入らないか?ここは寒い」 「寒い?」彼女は不思議そうに首を傾げた。「寒くなんてないでしょ」 「え?」 「寒いなんて、感じるわけないじゃん」可笑しそうに歯を見せて、彼女は私に言った。「もう死んでるんだから」 「え?」「……え?」 ぽかんとした私に反応に逆に戸惑ったのか、彼女は呆れたようにこちらを見た。それから、少しの間口に手を当てて目をきょろきょろさせたあと、言いにくそうに口を開いた。「あれ?気づいてなかった?」 「死んでる?」 「憶えてないのは飲みすぎたせいかな。気をつけなきゃ。人身事故の半分以上は、泥酔した人がホームから落ちて起きるんだから。……もう遅いけど」
>>55-57 ですが今度は一レスにまとめましたので参加します
文章を削ぎ落とすのに苦労しました。
私は異様な物を感じた、なぜならばこんな夜中にこんな場所で一人で静かに佇むうら若い女がいるはずがない、これはきっと幽霊だ、そうに違いない。 しかしそうであるならば幽霊と言うものがいかなるものかこの目で確かめたい、きっと初めての体験が私の知的好奇心を満足させてくれるに違いない。 なぜこの賢い私がこんな時間にこんな所で途方にくれているのか、思いのほか酒が進んだ私は家路につく終電でちょっと目を瞑って開いたらここにいた。 あてどなく駅を出たがタクシーはいないし店も無い、いかな田舎とて探せばネカフェの一つもあるはずだが私は目の前のバス停に賭けた。 時刻表を電話で照らしてみると、最終便が出たのは10分前。「10分前、何故合わせない、終電に」思わず一句できてしまったではないか。 この私がこんな無様な形で今日を終わらせてはいけない。なんとか華麗にかわす策を考えねばと ベンチに座った私だったが、10mほど先の交差点を右折する車のヘッドライトがバス停を舐めるように照らした時だった。 すぐ横に座る人影に気づいて私はギクリとした。 この距離でまるで気配を感じさせないとは只者ではない。そうこうしているうちにまた車が右折した。 私は注意深く横に座っている人物について観察した。 髪の長い若い女だ。これは怪しい、状況と光景が一致しない、これは人ならざる物に間違いないという結論に至ったわけだ。 髪を分ければ醜いタイプか、目が真っ黒なやつか、はたまた高速で這って追いかけてくるやつか、確かめるにはどうすればいい。 そうだとりあえず声をかけてみようと思った時だった。 「川柳、上手いね」「あぎゃあああああ!」私は悲鳴を上げて飛び上がったが同時に女も飛び上がった 「び・・・びっくりさせないでよね」「なななんなん」私はパニックになりながらも相手が人間である事を理解し、いまだパニック状態の体に 落ち着くように言って聞かせた。「な、な、何してんのこんな所で」「あっれぇ?、お客さんじゃないの」「お客?」「まいっか、3万でどう?」 私は冷静に状況を分析してから言い放った「2万」「じゃあ2万5千」「買った」 女はにこりと笑うと私の腕に抱きついて私を立たせた。 そうだ、私は今日ここに女を買いに来たのだ、決して無様な失態ではない、女も綺麗だし今日一日の締めくくりとしては上々だ。 最果てで 一夜の恋の 物語。
71 :
68修正版 :2013/12/26(木) 19:32:25.61
まるで家畜のようにホースで全身に水を掛けられデッキブラシで擦られる……そんな夢から醒めると、電車はすでに終点へと着いていた。乗り過ごしたな、と思いつつ、ホームへと降りる。 忘年会での酒がまだ残っているのか、頭痛がひどい。記憶や思考が混濁しているのが自分でもわかる。視界も端々が白く明滅している。あまりに体調が悪いので、駅前のバス停のベンチで休むことにした。 腰を下ろした後で、反対側にすでに坐っている人がいることに気が付いた。……女子高生だ。電燈の下で文庫本を一心不乱に読んでいる。 それから暫くして、「ん?」と、彼女はようやく顔を上げ、私のほうを見た。それからあからさまに好奇の混じった目でじろじろ眺めた後に、「おじさんは、なんでここに?」と訊いてきた。 「飲みすぎてね、寝てたら終点まで運ばれたんだ」 そう答えると、彼女は明るく笑った。「うわ、かわいそ」 「ほんとにね。情けない」 大仰な身振りを交えて言うと、彼女はにやにやとしながら「ほんとにねー」と冗談っぽく鸚鵡返しに相槌をうった。 「あたしみたいに望んでここに居るならともかく、おじさんの場合は本当に可哀想」 望んでそうなった、とはどういうことだろう。家出でもしているのだろうか。 「こんな遅くまで外に出てて平気? 明日も学校でしょ?」 遠回しにそう尋ねると、彼女は、何言ってんの? と驚いた表情を返した。 「学校なんて、もう行くわけないじゃん」 「そうなの?」 「いじめられてたしね。全然楽しくないよ、学校なんて。……それよりお話ししようよ。ここで逢ったのも、何かの縁だし」 「お話はいいけど、どこか店に入らないか?ここは寒い」 「寒い?」彼女は不思議そうに首を傾げた。「寒くなんてないでしょ」 「え?」 「寒いなんて、感じるわけないじゃん」可笑しそうに歯を見せて、彼女は私に言った。「もう死んでるんだから」 「え?」「……え?」 ぽかんとした私に反応に逆に戸惑ったのか、彼女は呆れたようにこちらを見た。それから、少しの間口に手を当てて目をきょろきょろさせたあと、言いにくそうに口を開いた。「あれ?気づいてなかった?」 「死んでる?」 「憶えてないのは飲みすぎたせいかな。気をつけなきゃ。人身事故の半分以上は、泥酔した人がホームから落ちて起きるんだから。……もう遅いけど」
72 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/26(木) 19:33:39.39
74 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/26(木) 19:48:49.01
その駅は驚くほど辺鄙な場所にあり、そこから見える風景はこの世の果てといった風情でとても人の住んでいる土地には見えない。星が見たことがない程に綺麗でそれが遠くまで来たことを実感させる。ここは一体どこだろう。 少し歩くとバス停が目に留まった。一服しようと近づくと、深夜だというのに女性が一人ベンチに座っていた。僕が不審者でないことを説明しようと経緯を話すと、「お酒って怖いですよね」と言って笑った。 今日は会社の忘年会で、飲めない酒を無理やり飲まされふらふらになってしまった。おかげで電車で寝過ごし、終点まで運ばれた。帰りの電車はもうない。 今年も最後まで碌なことがない年だった。去年も似たようなものだ。来年もきっと同じだろう。僕の人生は暦みたいに同じ所をぐるぐると回っていて、どこにも辿り着けない。もう、新しい年なんてこなくていいのにな。 「どうして12月の次は13月じゃないのかな。なんで1月に戻っちゃうんだ」 酔いのせいか、僕はそんなよくわからない愚痴をこぼしてしまう。 「数字をリセットすることで生まれ変わることが出来るんですよ。心機一転新しい自分になってまた一年頑張ることが出来るんです。電池の充電みたいなものですね」 彼女はそんな酔っ払いの呟きにもしっかりと答えてくれた。 「でもその電池は不良品も多くて、すぐに充電が効かなくなる人もいるんです。そういう人は業者が年末に回収します」 「業者って?」 「多分神様とかでしょうね」 不良品?神様?何の話だろう。そもそも彼女はここで何をしているのか。 「あなたも充電が効かなくなったのでしょう?寝過ごしたんでしたっけ、ここは自分の意思で来れる場所では無いですからね。私が何を待っていると思います?聞こえませんか?私達を迎えに来る音が」 周囲に存在するのは風の音と木々が擦れ合う音だけだった。やがて風がごうごうと何かの唸り声のような音を立て始める。僕は背筋が冷たくなった。何か足を踏み入れてはいけない場所に来てしまったのではないか、ああ、忘年会なんていくんじゃなかった。 「なんてね、冗談です。冴えない顔をしているのでからかってみました。あなたのお迎えはずっと先でしょう。それまではそうやってふらふらと生きていくことがきっと出来ますよ。私はそろそろ行きます、さようなら」 彼女は少し寂しそうな笑みを浮かべて立ち上がり、暗闇の中へ消えていった。
すみません
>>75 はワイスレ杯参加作品です。記入を忘れました。
字数がギリギリで一字下げもなんのそのになってしまいました。
「今夜は散々だよ。なんでこんな田舎町に来なくちゃならないんだ。早く帰ってMKTのDVD見たいのに、莉奈ちゃんが見たいのに」 アイドルオタクの拓也は、バイト先の忘年会で酒をしこたま飲まされ、終電の車内で眠りこけてしまい、深夜の田舎町をさまようはめになった。 土地勘のない寂れた商店街を、あてもなく歩き続ける。 「ネットカフェもないじゃんか。どうすればいいんだよう」 沸き上がる文句をぶつぶつ呟きながら、街灯に照らされたバス停を見つけた彼は、必死の思いで近づいていく。そばにあるベンチには、若い女が座っていた。 お姉系の格好をした女に近づくにつれ、彼は彼女に見覚えがあることに気が付いた。それはなんと、大好きなアイドル莉奈ちゃんだったのだ。 衝撃の展開に目を見開き、身体中がガクガク震え出した彼は、キョドりながらもなんとか彼女の横に腰を下ろした。 普段なら声を掛ける程の度胸はないが、このチャンスを逃したくない一心で、彼は震える声を絞り出した。 「あ、あの、莉奈ちゃんですよね? こ、こんな所で、なにしてるんですか?」 「アンタ、アタシの事知ってるんだ。人を待ってるの。だけど、なかなか来なくて、ヒマなのよね」 「と、当然ですよ。莉奈ちゃんは僕の、不動の推しメンですから」 MKTには亜理砂という一番人気のセンターがいるが、拓也にとっては目の前にいる莉奈が何よりも至高の存在だった。 「そうなんだ。しかし、ターゲットが来ないわね。もうつまんないから、アンタでいいわ」 そう言うと彼女は、懐から拳銃を取り出し、拓也に銃口を向けた。 「ちょ、な、なにしてんですか? 莉奈ちゃん?」 「ゴメンね、アタシ実は殺し屋なのよ」 びっくりして立ち上がり、震え上がる拓也めがけて、彼女は冷たい目付きで引き金を引いた。 乾いた火薬音が闇夜に響き渡ると共に、彼は情けない叫び声をあげながら、地面に崩れ落ちた。直後に色とりどりの紙吹雪が拓也の身体中に降り注ぐ。 「年末ドッキリ、年忘れMKTスペシャルでーす! ハイ、大成功!」 大きな看板を持った、MKTの亜理砂が、カメラマンやスタッフと共に脇道から姿を現し、倒れた拓也に手を差しのべる。 「お兄さん、驚かせちゃってゴメンね。よいお年をー」 震える手で、亜理砂の手を握り締めた拓也は、これからは一生亜理砂についていくと、心に誓ったのだった。
78 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/26(木) 22:00:58.48
みんなの自由な発想にあっと驚かされます。
80 :
秋吉君@腐りかけの水豚 :2013/12/26(木) 23:30:46.92
女=ユウレイってのはありがちな発想だが あえてありがち展開に挑むのが漢ってもんだ
81 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/26(木) 23:34:35.86
>>80 他者の尻馬に乗って秋吉君が幽霊ネタをするはずがない!
ワイのプレッシャー!(`・ω・´)ノシ
今年の飲み納めだと言って同僚達と街に繰り出した。 学生の様に飲んで笑って、いい気分でS駅からの最終便に乗り込んだ僕は、暖かいシートに座った途端、魔法にかかったみたいにすとんと眠ってしまった。 「I駅です。終点ですよ」駅員に起こされて漸く目を開けても、 「ああ、そう…」と答えるのがやっとで、自分が家とは正反対の電車に乗ってしまったことにさえ気がついていなかった。 よろめく足で電車を降りて、改札を抜けた。それからやっと、目の前の見慣れない風景に、立ち尽くした。 高台に建てられた駅の周囲はがらんとして、動いているのはロータリーの向こう、外の通りの小さな交差点で点滅する信号だけだった。 街灯のオレンジ色の光の中に、背の低い建物がまばらに立ち並んでいた。潮の香りがして、海が近いのがわかった。懐かしい香りだった。 ロータリー脇の公園のベンチに誰かが座っていた。シルエットで髪の長い女性だと気づいた時、僕の足は自然に彼女の方にむいていた。 酔いが醒めないせいだったかもしれないし、途方にくれたせいかもしれなかった。 「こんばんは…」声をかけても、彼女は無言でまっすぐ前を見たままだった。すっと伸びた鼻筋と、顎から首にかけてのラインが美しかった。 僕は軽い調子で言葉を継いだ。 「この辺りでタクシーを拾えそうな場所知りませんか?…コーヒーが飲める場所でもいいんです。もしよかったら…」 それでも彼女は何も言わず、身じろぎひとつしない。そして僕は気づいた。それから弾けるように酔いから醒めた。 彼女はブロンズの像だった。胸に小さな子を抱いていた。彼女の視線の先の闇の中には、海があるはずだった。 10年前、大きな地震が起きて、その直後の津波がこの町をのみ込んだ。 線路も家も、なにもかもが瓦礫に変わり果て、多くの人が町を離れた。まだ学生だった僕もその一人だった。 ついこの間、それまで不通だった区間が開通したとニュースで聞いた。 あれから長い年月が過ぎたのに、昔親しんだ駅の名に酔いも加わって、こんな間違いをしでかしたのだ。 ブロンズの母子に別れを告げて、新しい町や昔暮らした場所を、ずっと歩いた。 高台の新しい駅に戻った頃、海の向こうから朝日が昇ってきた。光の中を走る船が見えた。 新しい朝が来て、それを幾度か繰り返す。そしてもうすぐ新しい年が始まる。
83 :
秋吉君@腐りかけの水豚 :2013/12/26(木) 23:48:55.20
幽霊でもいい! 幽霊でもいいんだ・・・>(ToT)rz
84 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/26(木) 23:53:21.57
Yちゃん、無理は寄席
しまった。バス停だったかー。またやっちまった。 ...orz
瑠依という女は俺の全てだった。まったく馬鹿げてる。瑠璃には全財産を貢いだんだぞ。 暗い照明。流れるジャズ。落ち着いた店内。背の高いバーテンダー。いつもの店だ。他の場所で何かを悔いていたような気がする。 「お待たせ」紫の布地にパールをちりばめた服装は彼女の肢体にぴったりと吸着し、その豊満な胸を強調している。 「ん、待ってねえよ。お前、また金が要るんだって?」俺の言葉に瑠依は妖艶に微笑んだ。 「てめえ、土こぼしてんじゃねえよ」 現場監督の怒声に俺は我に返った。考え事をしていたようだ。工事用一輪車が横に倒れ、盛ってあった土が地面に流れていく。 「すみません」俺は不愛想に答え、土を戻していく。 どうして、こんなことになった? そうだ。瑠依が俺から金を搾り取り終わると、電話さえ通じなくなった。金を借りてまで、あいつにつぎ込んだってのに。 がやがやとうるさい。周囲は酔い客が溢れている。見知った顔だ。思い出した。今は会社の忘年会だ。 おかしいな。上場企業に勤める俺が日雇いの仕事をしている夢を見ていた。 「お前さ、いい女がいるんだけど、紹介しようか?」同僚の声に俺は振り向く。 同僚の掲げた携帯電話の画面に女が映っている。紫にパールをあしらった服を着た美女の微笑んだ顔。おかしい。俺はこいつを知っている、確か名前は バス停のベンチに座っている俺は、隣に瑠依が座っていることに気づく。 俺は目を見開く。この女のせいで俺の人生は無茶苦茶だ。今は日雇いの仕事をしている。借りた金を返すために奴隷のような毎日だ。 ちくしょう。こいつが憎い。どうして、愛してやった俺がこんな目に遭わなければいけないんだ。 「瑠依、どこへ逃げてやがった。渡した金を返せ」瑠依は微動だにしない。かっとなり瑠依を殴りつけた。その感触はぬめりとしていて、まるで粘液の塊のようだった。 「他人を粘着質に恨むことにより本人の前に現れる粘液性の宇宙生物に注意せよ、と国連が警告を発しました。触れてしまえば、時空をさまよう事態に陥るという事です。現在NASAを中心に調査が進んでいます」 ニュースが不思議な事件について報じている。まあ、俺には関係ない。俺は携帯を取出し、愛しい瑠依に電話する。
瑠依という女は俺の全てだった。まったく馬鹿げてる。瑠依には全財産を貢いだんだぞ。 暗い照明。流れるジャズ。落ち着いた店内。背の高いバーテンダー。いつもの店だ。他の場所で何かを悔いていたような気がする。 「お待たせ」紫の布地にパールをちりばめた服装は瑠依の肢体にぴったりと吸着し、その豊満な胸を強調している。 「ん、待ってねえよ。お前、また金が要るんだって?」俺の言葉に瑠依は妖艶に微笑んだ。 「てめえ、土こぼしてんじゃねえよ」 現場監督の怒声に俺は我に返った。考え事をしていたようだ。工事用一輪車が横に倒れ、盛ってあった土が地面に流れていく。 「すみません」俺は不愛想に答え、土を戻していく。 どうして、こんなことになった? そうだ。瑠依が俺から金を搾り取り終わると、電話さえ通じなくなった。金を借りてまで、あいつにつぎ込んだってのに。 がやがやとうるさい。周囲は酔い客が溢れている。見知った顔だ。思い出した。今は会社の忘年会だ。 おかしいな。上場企業に勤める俺が日雇いの仕事をしている夢を見ていた。 「お前さ、いい女がいるんだけど、紹介しようか?」同僚の声に俺は振り向く。 同僚の掲げた携帯電話の画面に女が映っている。紫にパールをあしらった服を着た美女の微笑んだ顔。おかしい。俺はこいつを知っている、確か名前は バス停のベンチに座っている俺は、隣に瑠依が座っていることに気づく。 俺は目を見開く。この女のせいで俺の人生は無茶苦茶だ。今は日雇いの仕事をしている。借りた金を返すために奴隷のような毎日だ。 ちくしょう。こいつが憎い。どうして、愛してやった俺がこんな目に遭わなければいけないんだ。 「瑠依、どこへ逃げてやがった。渡した金を返せ」瑠依は微動だにしない。かっとなり瑠依を殴りつけた。その感触はぬめりとしていて、まるで粘液の塊のようだった。 「他人を粘着質に恨むことにより本人の前に現れる粘液性の宇宙生物に注意せよ、と国連が警告を発しました。触れてしまえば、時空をさまよう事態に陥るという事です。現在NASAを中心に調査が進んでいます」 ニュースが不思議な事件について報じている。まあ、俺には関係ない。俺は携帯を取出し、愛しい瑠依に電話する。 「この前、渡した金で足りるか? ああ、あと十万か。ん、俺が破産? そんなこと、ありえねえよ」
酔っていた、小生は泥酔に近かった。だから、僻陬の町まできたのだ。もう、都心へ戻る電車はない。 えっ、自分の意思で、きたんだろうって、ふざけるな。怒鳴って、すまない、駅員どの。仕事納めの酒が すぎた独りごとだ。小生は、顔をおおいつくしていた、マフラーを手に握りしめた。「電車でいらしたんですか? なんの御用で。もう、駅長はお帰りです」わかってるって、すべてを、わかっていて、ここまできたんだ、 不安な顔をするな。改札奥のバス亭、ベンチでうずくまる女、その女に小生はあごを差し向けた。駅員が、 「そうですか」とすべてを察したふうに敬屈してきた。 「しばらく」小生は、女にいった。「お、お、おー」女は、手袋を脱いだ手で、かたわらに座した小生の両手を 握りしめてきた。元気でいたかって、あんただけには、いわれたくない、あの日から、小生がどれだけ、 空腹と、希望と、貧困と、それから、愛、を満たすことを渇望してきたか。そのことを、駅舎前の雪だるまへ、 ぶつけたってこころは晴れない。小生は、閑散とした、ロータリーに停まる車へ顔を向けた。そこに、たむろする 白衣の、どの眼も事の成り行きを興味深く見守っている。「この女性には感謝をしている。私を修行の道へ放り 出してくれたからね」小生は、すがるような女の、凍る手に小袋を押しつけた。元気で、あんたが、天国にゆく ことをこころから願う。窮屈な通りから、サイレンが、静粛を騒がせてきた、おもったほど早い迎えだった。 「わが国の公僕は、優秀じゃないか」小生は迎えの一団に手をかかげた。それから、背後を振り返る、 侘しいバス亭の、灯りに浮かぶ、ベンチの上で、女はまだじっと寒風に吹かれていた。 「総理、官邸は大混乱です」 「すまん、六十年前に別れた女が、どうにもききわけがなくてね」 「はあ?」 小生はふたたび、半身に構える。おさな子を見すてたあんたに、それでも充分のことをしてきた。 まんぞくではなかったのか。 「年が明ければ首脳会談だ。私はより非常になるだろう」 小生は手のひらに残っていたカイロの空き袋を握り締めた。
30くらいいきそうだ
92 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/27(金) 07:39:08.71
一番おおいとき何作品だったの?
>>93 第八回の三十九作品!
遅刻しなければ四十に届いていた!
今日も寒い!(`・ω・´)
このお題ってなぜ女は動かないのかって所が肝なんじゃないの? 多少はお題に反してても評価に影響しない感じ?
人間なんてベンチに座ってたらなんか行動起こさない限り普通はたいして動かないだろ
だから設定でストーリーは作るな、っていうの ワイの悪い癖だな 枠に嵌めてしまってるから、清新な小説にならないんだよ この場合、お題は「忘年会」一つ、もしくは「終着駅」一つだけでいいだろうよ 採点がお題の消化に費やされていては、つまらないものしか生まれない 応募者の独創性を重視するべきだな お題をつけている他の募集例を参考にしてみてはどうか
「東京は冷たい所や、そう思わへんか?」女は俯いたままボウっと青白く光った。 「今日は飲みすぎた、これは自分の失敗やったで、そやかてなんで終点まで誰も起してくれんかな、明らかにちゃうやろ こんななんもない所、降りたの俺一人やんけ」 俺が女の方に顔を向けて同意を求めると、なんとも微妙な光を放ちながらゆらめいている。 俺はこの寂しげな駅前のバス停に青白く光る女を見つけたが、すぐにこの世の者では無いことに気づいた。 しかし公私共に半ばヤケになっていた俺には怖いものなどなかった。 人に愚痴をこぼすと嫌な顔をされる、しかし人じゃなければどうだろう、自縛霊か何か知らないが、どうせ暇だろうと隣に座って話しかけたのだ。 「みなには栄転や言われたけど何も好き好んで東京なんかに来たんとちゃう、こんな糞会社いずれ辞めたんねん ほんで大阪で一旗上げて真法院にものごっつい家立てたんねん、どや、ごっついやろ」 また女は微妙な反応をしている。「しかし自分、ほんま綺麗やなぁ」 ぼそりと言った俺に薄ぼんやりと光っていた女が輝きを増した。 「もったいない、なんで死んでもてん、事故か」 女は急にフッと暗くなった。「病気か?」 輝きは完全に失われ、女は真っ黒な影となってしまった。 「ああ〜悪い悪い、無理せんでええんやで、しかしまあこんなケッタ糞悪い世の中では生きとってもあんまり楽しい事ないわ」 女がまたフッと青白く光った。 「自分も幸薄かったんやろなぁ、そやないと化けて出たりせんわな、器量がええことと幸せな事は別やもんなぁ」 女の周りが炎が揺らめくように青白くゆらゆらと光った。 「そない怒りなはんな、ほんまの事やろ?」 俺がそういって沈黙すると、女はやがて光を落ち着けて元のように薄ぼんやりと光っている。 「そうや、アンタ俺に憑いてみいひんか?」 女の反応は無い。 「世の中おもろーないもん同士、仲良うしよや、どうせ暇なんやろ?」 やはり女の反応は無い。 「色んなとこ連れてったんで?USJとかも」 突如女がボウッと輝きを増した。 「なんやアンタ、USJ行きたかったんかいな、ええで、一緒いこや」 女は点滅するように光っている。 「決まりやな、ほな行こか」 俺が立つと女も続いて立った。 「これナンパ成功ってゆー事でええんかな」
99 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/27(金) 14:29:04.84
100 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/27(金) 14:36:27.25
第二十六回ワイスレ杯のルール! 名無しの書き込みを必須とする!(名乗った場合は通常の評価に移行する!) 設定を活かした内容で一レスに収める!(目安は千文字程度、三十二行前後!) 一人による複数投稿も可! 通常の評価と区別する為に名前欄、もしくは本文に『第二十六回ワイスレ杯参加作品』と明記する! ワイが参加作品と書き込む前に作者が作品を修正する行為は認める! 今回の設定! 男は最終電車で終着駅に運ばれた! 忘年会で呑んだ酒が災いした! 駅の周辺に営業している店はなかった! 閑散としたバス停のベンチには女性が独りで座っている! 男は同じベンチに座った! 女性に動きは見られない! その後、二人はどのような夜を過ごすのか! 応募期間! 今から土曜日の日付が変わるまで! 上位の発表は投稿数に合わせて考える! 締め切った当日の夕方に全作の寸評をスレッドにて公開! 同日の午後八時頃に順位の発表を行う! 締め切り間近なので再度の告知!(`・ω・´)ノシ
……一応の確認だけど日曜の零時が締切ってことでいいんだよね?
それはアウト
>>101 それであってる。日曜に日付が変わってしまったらアウト
安価間違えたごめん
やっちまった、俺は今忘年会で調子に乗りすぎた挙句に電車の中で眠りこけてしまい辿り着いた終着駅前のバス停で座り込んで途方にくれている。 俺の目の前には灰皿が置いてあるが、ベンチの反対側には女性が座って携帯の画面の見つめている。 「あの、煙草を吸って・・・」「殺す気ですか」「はい?」女はメガネのフレームを人差指でクイと直した。 「煙草の煙にはベンゾやピレンなどの発ガン物質が含まれており体内に入った後に活性型に変化しDNAと共有結合をしてDNE付加体を形成しこれらが複製される際 点突然変異やDNA鎖の断裂などを遺伝子異常を引き起こし様々な癌の原因となるそして受動喫煙は能動喫煙より1.9倍の確率で・・・」 「わかりました!わかりましたよ吸いません」 なんだこの女、一言遠慮してくださいと言えばいいのに。 俺は黙り込んで再びタクシーで帰るか、適当な所でやりすごして始発で帰るか思案を始めた。 「飴ちゃんを舐められてはどうか」 女の発言に素っ頓狂な顔で振り返ると、女が飴が入った巾着の口を広げて袋に入ったピンクの飴を一つ摘んでいる。 突然のおかしな行動とセリフに絶句していると、女またメガネのフレームをクイっとやった 「飴ちゃんを舐めると体内に糖分が取り込まれグルコースすなわち単糖であるデキストロースに分解され血中に取り込まれる グルコースは脳の活動に必要はほかアルコールの過剰な摂取による低血糖状態・・・」 「いただきます!ください!」 「そうですかどの飴ちゃんがいいですか私的にはこのピンクのやつがお勧めですがほかのがよければほかのでもいいですよお勧めはあくまでピンクですが」 「ぴ・・・ピンクので・・・」 女はピンクの飴ちゃんを差し出した。 俺は飴ちゃんを受け取ると袋から出して口に放り込んだ。 口の中でコロコロと飴ちゃんを転がしていると一台の車がロータリーに入ってきて目の前で止まった。 女性は立ち上がると車のドアを開けこちらに振り返った。 「乗っていきますか?」「はい?」 女がメガネをクイっとやった。 「あなたは・・・」 「お願いします!乗せてください!」 「OKここよりはマシな所に案内しますよお住まいはどちらか」 「東区です」 「ならば目的地とあまりかわらないピンク仲間としてあなたを自宅に送り届けてさしあげましょう」 女はにっこり笑った。
107 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/27(金) 17:28:49.06
「なんだ、簡単な問題じゃない」 菜実は朗らかに笑う。黒髪の美しい少女だった。私は自分の部屋を彼女の写真でいっぱいにしたものだ。 ある日、授業中に具合を悪くした私は菜実に連れられて保健室へ向かった。彼女が支える腕がそれとなく触れる胸が私の呼吸を荒くした。 保健室。私は昂る気持ちを抑えきれず彼女に言った。「好きだ。菜実」 「ねえ、今晩はタクシーで帰らせて」 忘年会も佳境を迎えた頃、宮子が私に呟いた。宮子の服からこぼれ出さんばかりの胸に目をやり、残念がってため息をついた。 「分かったよ」私は渋々頷き、財布から諭吉を一枚渡した。 それからペースを上げて酒を飲んだ。そのせいか最終電車に間に合ったものの、私はすとんと寝入ってしまい、終着駅で駅員に下ろされた。 小さな駅舎からは寂寞とした光景が広がっている。私は途方に暮れてバス停の椅子の腰を下ろした。 「すごく嬉しい」 菜実の柔らかな瞳が私を見つめた。赤面した私は彼女の口元を凝視していた。その口が次の言葉を発するためにゆっくりと開く―― はっと現実に戻った。気づけば、私の隣に女が座っていた。ちらりと女を見るつもりが凝視してしまった。 涼やかな横顔だ。静謐な雰囲気を纏ったこの黒髪の少女は似ている、黒髪の少女、菜実に。 あの保健室で私は菜実に告白した。胸がきゅっと痛んだ。あの時は失敗した。 菜実は口元を歪めて、吐き捨てた。 「嬉しいけど、教師が生徒に告白するとかないよね。この事はPTAと教育委員会に報告しておくから」 「あの」 今度こそ、成就させる。私は黒髪の少女に発情する男だ。宮子はただの遊び。都合の良い大人の女でしかない。 「うわ! 声かけてきた!」 思いもよらぬ言葉をかけてきた。少女から清らかな雰囲気は消え去り、侮蔑の表情が現れた。私は驚き、声を出せない。 「あんたみたいな爺さんを変態って言うんだよ! その手、どこ触ってんだよ!」 少女は汚い物でも見るような視線を私に投じ、闇夜へと消えてゆく。 頭をぶんなぐられるような衝撃を受けたのは確かだ。黒髪の少女達は何故いつも私を受け入れてくれないのだ。私の年齢が少女より三、四十ほど上であることが問題なのか? 私はしょげながらも、引き続き、黒髪の少女を想い、股間をせっせとしごくのだった。
109 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/27(金) 18:40:02.75
あなたは透明な馬に運ばれたことがあるか。私はある。今まさに最終の其れに運ばれ、まんまと終着駅まで連れて来られてしまったところ。 此処には本当に何にもない。真っ白な人生の余白みたい。灰色の四角い建造物どれにも灯りがなくて怖い。 目眩がして景色がぐんにゃり曲がる。年忘れに皆に飲まされた聖水の所為かもしれない。あれは魔力が強いから私みたいに力の弱い生体には影響が強すぎる。 泣きそうな頭がぐわんぐわんいってふらふらする。私は目眩につられふらと倒れ込んだ。 ーー筈のその先は長椅子だった。倒れ込むよりはくしゃと雪崩れ座るような形になってしまった。 「いみわかんない」 落ちる水滴をごしごし拭って目を上げると、棒を支柱に円形のアイアンプレートが付いた造形物が目に入る。 (オブジェ?) 覚めたくて首を振ると生物の気配。見れば長い栗毛で大きめの胸の、人型の男の子が長椅子の反対側で凍りついたよう私を見詰めている。目が合うと慌て逸らした。 私は性別は違えど自分と同じ完全な人型の男の子に会えて、心底に安心して話しかけた。 「ああ、本当によかった、君みたいな男の子に会えて。此処はどこ?あのオブジェは何?何で建物がみんな四角いの」 男の子は怪訝そうにした後、私を睨み息を吸い吐き出した。 「からかってるんですか?こんな時間に女性がバス停にいるのが可笑しくて。私は見ての通り女。それはバス停。知らない訳じゃないでしょ」 不明なことばかり言われ私はまた不安になる。 「オブジェじゃないの」 「こんなに芸術性のないオブジェもないでしょう」 「けど君だって、どう見ても男の子なのに……」 あなたもネジが外れていなければ可愛い系のイケメンなのに。男の子が忌々しそうに呟き何か考えている。 「と……This BusStop、あんだすたん?」 不安で辛くなってくる。断って聖水なんて飲まなきゃよかった。答えない私に男の子が混乱したよう零し聞く。 「何処からきたのよ……」 何となく不審を嗅ぎ取り、おずおずと聞き返す。 「ねぇ、此処はどこなのか知りたい。オブジェの文字みたいの、読みあげて」 「そんなの決まって、チキュウ二ヨウコソ……えっ何これ」 男の子が私とオブジェを見比べる。チキュウ、か、馬と聖水が私を運んだのは。 また涙ぐむ。年忘れの受難はまだ終わらない。了
111 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/27(金) 18:57:30.02
ははっ、今夜はイノシシのステーキか?
ひとりで3作くらい書いてるのが何人かいるようだな
見分けつかんわ どれとどれとどれ?
仕事が納まった。 書くぞー
>>113 あれ?ルール違反じゃないでしょ?
4作品ぐらい書いてますが
またネカマか
118 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/27(金) 21:47:06.39
ワイスレ杯は多作も可能!(`・ω・´)b
田吾作が多いけどな。 努力を怠るな。
>>117 ネカマちゃうわボケぇ
普通におっさんやわアホンダラ
今回は状況がかなり限定されてるから、一作しかおもいつかないなあ
122 :
第二十六回ワイスレ杯参加作品 :2013/12/27(金) 22:21:05.27
今年の『プロジェクト』も、どうにか無事に乗り切る事が出来た。 期日通りに仕事を収めてからの、打ち上げをかねた忘年会で皆テンションは最高。 部下のエルフ達の無礼講スレスレのはしゃぎ様に呆れながらも、私自身も大いに楽しく飲みに飲み、そして気付けば終電で終着駅だった。 「参ったなぁ」 最寄りのバス停まで足を運ぶも、こちらも既に運行終了。仕方ない。部下に迎えをやらせよう。既に年末休暇だからブツクサ言われるだろうが背に腹は代えられない。 そう思って、呼び鈴に手をかけながら辺りを見回し、やっと気付いた。 何時から其処に? バス停のベンチに女の子が一人。まだ小学生だろう。長い黒髪。愛らしい貌。 だが、膝を抱えながら微動だにせずその貌がジッと、私の事を恨みがましい目で睨んでいるのだ。 「お嬢さん。こんな時間に一人で何を?」 不審に思ってそう訊く私に、 「どうして、今年は来てくれなかったの?」 少女が不満気な声でそう返して来た。もう『制服』は着てないのに、私の事を知っている? だが妙だ。『良い子』の家には全て足を運んだはずだ。こんなにお利口そうな子供の名前を手帳に書き漏らしていたなんて。 そう思って首を傾げた私だが、いつのまにか彼女の体が菫色にボンヤリ光っているのに気付いて、ようやく合点がいった。 職務怠慢な天使たちめ。こんなに小さな子供に気付かず、何日も地上に放っておくなんて。 彼女がどんなに良い子でも、『お召し』に上がった子供の名前なら、手帳から漏れていても仕方が無い。 「ごめんごめん、お嬢さん。私とした事がついウッカリだ」 私は笑って彼女に頭を下げる。 「お詫びと言っては何だが、私の家まで招待しよう。おもちゃ工房にはまだ沢山ストックがあるから、好きなプレゼントを選ぶといい」 天使たちが迎えに来るまで、彼女は我が家で預かっておこう。家内も喜ぶ。 「本当に!? だったら私も、来年は一緒にプレゼントを運びたい! いいでしょ!」 彼女の貌がパッと明るくなった。それも悪くない考えだ。 そうこうする内に、シャンシャンシャン。空から鈴の音。部下のトナカイ達が、ソリを引いて私達を迎えに来た。
123 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/27(金) 22:24:38.56
124 :
参加 :2013/12/27(金) 23:19:01.40
「こいつはもう、駄目みたいだ」 オテロは、迷宮の中の煤汚れた通路で倒れ伏した仲間を看取り力なく立ち上がった。 その仲間はうつ伏せに倒れているが、抱え起こそうとすると、はらわたがこぼれ落ちてしまった。顔面も大半が削り取られて、もう顔では無い。 数百名で攻め込んだこの『竜魔王の迷宮』だが、徘徊する魔物や卑劣な罠の数々により、戦力は分断され、あっという間に数名の精鋭を残し死に絶えた。 残ったその精鋭たちも、傷つき疲弊し、徐々に数が減ってゆく。 幾世紀のも間、平穏を保った我が『千年王国』。だが竜魔王の放つ闇の兵士たちにより、平和は破られ壊滅の危機に晒された。 竜魔王の持つ『嘆きの宝珠』を打ち壊さない限り、軍勢は絶え間なく押し寄せ、幼い子供も老人も、みな平等に殺戮の犠牲者となる。 持てる全ての兵力を結集し臨んだ竜魔王討伐であるが、力の差は歴然として今、彼の目の前に突きつけられる。 絶望に立ち向かう力を、今こそ王国最強の我らがその力を存分に振るわねばならない。「ひっ」、と短い叫びが上がりオテロは振り返る。 『美しき魔導師』として王国屈指の魔力を持つリセが目を見開いて立ち尽くす。彼女はあぶくのような血を吐いていた。床から飛び出した槍で身体を下から貫かれ絶命していた。 もう残り一人になってしまった。国内選りすぐりの精鋭たち三百三十三名。それだけの数がたった半日でオテロを残すだけとなってしまった。 いつたどり着くとも知れない迷宮の最深部へ、傷ついた身体を引き摺りながら進んでゆく。絶望はもうすぐだと声が聞こえる……。 一方、男は忘年会の帰りにうっかり終電で乗り過ごし、営業する店も無い寂れた終点に絶望の色を隠せなかった。 とにもかくにも閑散としたバス停のベンチに移動し、女性が独りで座っているのを発見する。 男は同じベンチに座った。女性に動きは見られない。 「まあ、死ぬわけじゃないし」と思いながらもやがて来る始発まで、女性に話しかけようかどうか悩み続けるのであった。
>>121 ワイの船に乗ったんなら仕方ねーだろ
ワイが出した盆の上でやるしかない
俺もかなり縛りが嫌だが一応乗ってる組
ある意味ワイへの挑戦でもあるな
設定はどうでもいいけど1レスってのが苦しい
まあ、俳句のように簡潔にって事だろうが非情にめんどくさい
ワイ杯はいつもこうなんやから嫌ならやらんとけばええねんとわしは思うねや
『となりの女』 目が覚めるとそこは終着駅だった。忘年会の後、電車に乗ったところまでは覚えている。 改札口を抜けると、身を切る冷たい風と音が吸い込まれた静けさが私を包んだ。雪だ。 いまだにはっきりしない頭を振りながら、近くにあったバス停のベンチを見つけ、雪を払 って腰を下ろした。 ベンチには先客がいた。ベージュのトレンチコートを着た若い女だ。うつむいた顔は長い 髪に包まれて見えない。バッグを抑えている剥き出しの両手がやけに白く見えるのは色白 なだけでなく、おそらく寒さのせいでもあったろう。雪はちらちらと降り続いていたし、頭と肩 にはうっすらと積もってすらいるのだ。 女はまったく動かなかった。まさか、凍死してる? そんな考えが脳裏を過った瞬間、わ ずかにこちらを伺う様子を見せたので、私は慌てて顔を背けた。 わざとらしく大きく息を吐いて、脚を組んだ。コートのポケットに突っ込んだ右手に触れ たものがある。小さな折りたたみ傘。ビンゴの景品。会場ではなんでこんなつまらないもの をとがっかりしたが、物の価値はそれ自体にではなく、利用される時と場合に存在すること を私は学んだ。 傘を広げようとして隣を見ると、女はそのままの姿勢で座っていた。その 姿はまるで凍てつく夜と雪の襲撃を、身を固くすることで必死にやりすごそうとしている ように見えた。 私は傘を彼女の方に差し出した。 「これ、どうぞ」 彼女は、ゆっくりとこちらを向いて私と傘を交互に見た。見ているようだった。というの は、相変わらず長い髪が顔を覆っていたからだ。 「使ってください」 彼女は傘を受け取ると、歯を見せてにやりと笑い、宙に浮かんだかと思うとあっという間 に空の彼方へ飛び去った。私が呆気に取られていると、眩しい光が目に飛び込 んできた。ようやくバスが来たのか。いや待て。こんな時刻にバスは来るのか。上下左右に せわしなく揺れながら、ヘッドライトは徐々に光の強さを増し、やがて目の前で止まった。 それはやけに手足の多い巨大な猫だった。猫は脇腹の乗降口を開けた。乗れというのか。私 はふらふらと足を踏み入れた。猫は私を載せて底の白い街を眼下に夜空を駆けた。うちに帰 りたい。おそらく無理なんだろうなということはなんとなくわかっていた。
>>125 いや、三つも四つも思いつく人はすごいなってことだわ
あと字数収めるために四苦八苦するのも結構楽しい
三分の一くらいにまで圧縮したから中身のぎゅっと詰まった一作になっているはずである
>>124 この人、前もダンジョンものでなんか書いてたよね
今回のは無理矢理過ぎて繋がりがないけど、前半のダンジョン部分はやっぱりすごいわ
131 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/27(金) 23:54:37.67
132 :
秋吉君@腐りかけの水豚 :2013/12/28(土) 00:16:05.82
ダンジョンものって、そういうジャンルあるの・・・?
男と女がほにゃららするやつ
134 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/28(土) 00:23:29.59
女は息を潜め、静かに座っていた。先程、もう朝まで便の無いバス停の長椅子の、隣に男がやってきた。 「どうせ忘年会でしこたま呑んで、最終電車で眠りこけてここまで乗り過ごして来てしまったんでしょう」 今は師走、雪のちらつきそうな暗くて濁った寒空の中、女はいよいよ身を硬くして男の様子を伺った。 閃光が、走る。家路へ急ぐ妻帯者か、街へ繰り出す若者か、誰かは分らぬが。一台の車が光を彼らに投げかけて去ってゆく。 周囲に営業しているような店などなく、無関係の車が残していった眩い残光すら温かみのあるものに感じられた。 うつ伏せになった男から酒臭い匂いが漂ってくる。女はわずかに顔を背け、暗闇の中の冷たい夜気を吸い込んだ。 「なんかキモいわ。それに臭いし」女は思った。年頃の娘にしては相応の感想と言えなくも無いか。 閃光、そして浮遊感……。酒臭い息の匂いに毒されたのか、女はどこかへ飛んでいってしまったような妙な感覚を味わった。 「助けて……下さい」いきなり目の前に現れた男はそう言った。さっき隣に座っていた酒臭く冴えない若者ではなく、精悍な筋骨隆々としたイケメン。 イケメンは傷を負っていた。ゲームの主人公のような中世北欧風の出で立ちだった。 「あなたは?」女は問う。「私は戦士、オテロ」青年が答える。 来た!女は思った。これは「趣味、読書」の読書として女が読むところのラノベか同人誌によくある展開そのものではないか! 「わかりました、一緒に行きましょう。わたしの現代の知識があればちょろいです。まさにチートです」女は鼻息荒く言った。 「すまない、ではまずこれを持ってくれ」イケメンが示す先、地面に盾が落ちていた。 女が盾を拾おうとしてよく見ると、盾はすでに何者かの手で握られている、切断された手。そしてイケメンの左手の肘から下がが無く、血がどくどく流れている。 「あうう……」女の目から光が消えた。「これじゃない、これじゃない、こんなんじゃない、リセット、やりなおし、今のなし」 一方、男はバス停の長椅子で生あくびをかみ殺し隣に座る女の様子を伺っていた。 「来た!これは俺の愛読するラブコメによくある展開ではないか。なんかぶつぶつ言っているが、この際、俺は構わんよ!」 男は、女がドジってきっかけを作ってくれるのを延々と待った。
135 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/28(土) 00:24:12.09
あ、参加です。134
小さな駅舎から男は重い足取りで踏み出した。辺りは灯りが少なく殺風景だからか、すぐ傍のバス停のベンチに腰かけた女の後ろ姿が印象的で、 「この終電、俺以外に降りた客はいませんでしたよ」 待合室の無い駅だからここで誰かを待っているのだろうと考え、俯いた女の前まで行くとそう告げた。 が、女は何の反応も返さなかった。年の瀬の夜なのに寒さに震える様子もなくじっとしている。 それとも、相手がそれ程までに大事なのだろうか。羨ましかった。先日手酷く振られた身としては。 周りに時間を潰せる店は無さそうだと思うと男はベンチの、女とは反対側に座り勝手に話をすることにした。こんな態度をとるのは酒のせいだろう、と自分に言い訳をしながら。 そして、何故か自分が振られた話をし始めていた。 身に覚えのないことで突然責められ、その話の出元が親友だと信じていた男だったこと。後日、自分を振った女と件の友人が仲睦まじげに歩いているのを目撃してしまったことを。 こんな話は迷惑だろうと思うが止まらなくなっていた。みっともなく感情を零し続ける。 別の友人たちに心配からか「忘年会だ」と連れ出されても、そう思い話せなかったのに。 結局は感情を酒で無理やり飲み込み、帰りの電車で寝入ってしまって気付けば終点にいた。と締め括ると、いつしか空が僅かに白み始めていた。それでも女はじっと座って俯いたままだった。 「おい、大丈夫なのか?」 ただ身じろぎもせずに座っているのではなく、動けないのではないか。そんな可能性に思い当たった。女の前で屈みこんで肩に手をかけ揺すると、ただ無抵抗に揺さぶられている。 救急車を呼ぶべきかとコートのポケットに手を突っ込んで携帯電話を取り出し、何番だったかとまごついていると、 「――え?」 昇った朝日が作り物めいた女の整った顔を男の目に映した。何もかもが美麗で硬質で――実際、その女はマネキンだった。 どうしてこんなところに、とは思うが救急車が不要と分かると肩から力が抜けて地面に座り込んでしまった。相手は人では無いが、溜まっていた感情を吐き出せたからなのかもしれない。 とりあえずは心配させた友人たちへの詫びに、この話を次の酒のつまみにでも進呈しようか。気恥ずかしさから熱くなる頬を軽く掻くと、男は始発の時間を確認しようと立ち上がった。
137 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 05:00:06.76
138 :
ワイ杯参加 :2013/12/28(土) 10:06:19.22
男がバス停のベンチに腰かけて一息ついたとき、「落ちましたよ」という 細い声がした。隣の女が手に携帯を持っていた。 「いや、どうもすみません……飲みすぎたようで」 「会社の忘年会ですね……『つぼ九』で……」 「え?……ええ。最終のバスになんとか間に合いましたが。混むんですよね このバスは。隣駅から大勢乗ってきて、御坂団地まで降りないし」 「お店で、随分引き止められましたね……部下たちからも慕われていて」 「なめられてるんですよ……それにしても、どうして……」 「タイミングが悪かったですね……お子さんもまだ小さいのに、かわいそうに」 「は?」男は隣の女をあらためて見た。まだ二十代であろうに、やつれて 顔面蒼白。表情なく地面を見ている。 「あなたは一体……」 「見えるんです、私。お気の毒に……運転手の居眠りでバスとトラックが 衝突して、乗客の中年男性が……」 言い終わらないうちに男はベンチから立ち上がり、悲鳴をあげながら駅舎の タクシー乗り場へ走り去った。 ごめんなさい、おじさん。だって辛かったんだもん。私も忘年会で飲みすぎ ちゃって。御坂団地までの三十分間、立ちっぱなしは絶対に避けたかった……。 酔ってたせいもあるだろうけど、私の「能力」を信じてくれて助かったわー。 タネは簡単。おじさんが飲んできたお店は、足元みれば誰でもわかる。おじさ んが履いてたの、お店のサンダルなんだもん。会社の人に親しまれてるっての は、コートの背中にパーティグッズの「飲みすぎシール」(古い)が貼られて たから。堅物上司にあんなイタズラできないよね。帰り際に引き止められたっ てのは、コートを着た後でシールを貼られたってことと、マフラーにエイひれ の欠片がついてたことから、想像できる。小さな子供ってのはね、落ちた携帯 の画面を見たら、「ショウちゃんが起きてしまうので静かに帰ってきてくださ い」ってメールが表示されてたから。あー、しっかし飲みすぎたわ。油断する と吐きそう。きっと私今、顔面蒼白でヒドイ顔してんだろうな。バスが来た…… やっぱりね、予感的中。空いてる席、ちょうど最後の一つだ。
男の背中を撫でてやりながら、私は先週買ったばかりのブーツに飛び散ったパスタだかラーメンだかの麺をじっと見つめている。 「お姉さん、優しいね」 ようやく胃の中の物をすべて吐き出したのか、男はベンチの背もたれに体を預けると青ざめた顔でそう笑った。男の白い吐息に混じった吐瀉物の臭いがつんと鼻をつき、私は思わず顔をしかめそうになるのを我慢して笑顔を作る。 会社の忘年会で呑み過ぎたのだと男は言った。こんなに酔ったのは学生のとき以来だ。何とか終電に乗ったのに寝過ごして終着駅までくるなんて。酒に弱くなったのかもしれないな。 男の話に適当な相づちを打ちながらあたりを見回す。ベッドタウンは寝静まるのも早い。コンビニすらない駅前通りに人影はなく、光っているものといえばぽつんと佇む街灯と、それに照らされた床屋の白いシャッターくらいだ。 「今日は電車運がないよ」 そんな男の言葉が耳に滑り込んできた。 「電車運?」 「ああ。今朝だって人身事故で電車が遅れて遅刻したんだ。どっかの馬鹿が飛び込んでさ。年末になると増えるんだ。死ぬなら人気のない場所で死んで欲しいよ」
私は笑いそうになるのを必死にこらえて「そう」と頷くと、バッグからペットボトルのお茶を取り出した。 「良かったらこれ飲んで」 至れり尽くせりだな、そう笑って受け取り一気に飲み干す男の喉仏が、生き物のように動くのを確認して私はゆっくり息を吐いた。 「ところで、お姉さんはこんなところで何をしてるの?」 「私は――」 急にもの凄い勢いで咳き込み始めた男の背中をまた撫でてやりながら私は続ける。 「私はね、人を待ってたの。これがひどい男でね。新入社員の女を手当たり次第たぶらかすような男。挙げ句の果てに妊娠までさせといて、自分は家庭があるからって堕ろして欲しいなんて言うらしいの。ひどいと思うでしょう?」 男は動物のような声でうなりながら喉を必死に掻きむしっている。 「電車運がないなんて言うから笑いそうになったじゃない」 やがて男がうずくまったまま動かなくなると、私は携帯電話を取り出して妹にメールを送った。ビールに入れた睡眠薬の量を間違えたかもしれないと心配していたから、安心させてやらなくてはならない。 「死ぬなら人気の無い場所ねえ」 ふとブーツに男が吐いた麺がついていたことを思い出して舌打ちをする。男のネクタイを引っ張り出して拭き取りながら、「それもそうね」と、今度は我慢することなく笑ったのだった。
>>139 >>140 ごめんなさい
忍法帖が足りずに2レスになってしまいました
どなたかまとめていただけると助かります
142 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 10:33:21.02
>>142 わいさん!
もしこのまま収まらなければ、
ワイスレ杯参加作品ではなく、通常の評価にしてください!
144 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 10:47:17.25
ワイが
>>139-140 の文章を試してみた! 結果は以下の通り!
>ERROR:本文が長すぎます! (Check:2156/2048)
作者が本文を削り、第三者に頼んで一レスに収めて貰うしかない!
立場的にワイが手助けする訳にはいかない!(`・ω・´)誰かお願いー!
単純に長いだけだろ。削れば自分で投稿できる。
146 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 11:00:38.82
>>145 忍法帖のレベルによってはワイでも一レスに纏められないかもしれない!
以下にレベルによる容量の制限を書いておく!
Lv=1〜2 BBS_MESSAGE_COUNTで設定される値の0.3倍まで
Lv=3〜5 同値の0.5倍まで
Lv=6〜9 同値の0.7倍まで
Lv=10以上 同値の1.0倍まで
要するにレベル10に満たないと容量制限を受ける!
忍法帖のレベル10以上の第三者に一レスで書き込んで貰うしかない!
今日に間に合わなければ
>>139-140 は通常評価に移行する!(`・ω・´)
>>146 Lv=2しかなかった!
なんとか削ってみます!
俺はちらりと横に座っている女性を見る。 その女性の顔はフードにすっぽり覆われていてよく見えない。寒いから仕方ないのだが、少々残念だ。こんな時間にこんなところに女性が1人で何をしているのだろうか。 俺が言うのもなんだけど、こんな時間にバス停で待っていたって朝までバスなんて来ない。このまま朝までここで待ち続けるつもりなのだろうか。 俺は俺で正直酒のせいでめちゃくちゃ眠いのだが、こんなところで寝たら凍死でもしてしまいそうだ。 隣の女性と一晩体を暖めあえば、そうならずに済むかもしれない……なんてことを考えたりするが、20歳彼女いない歴=年齢の俺には、見ず知らずの女性に話しかけるだけで一苦労だ。 女性もこちらに話しかけてくる様子は全くない。 しかし、一晩中このままというのは俺はちょっと嫌だ。 せめて何をしているのかわかるくらいには世間話をしたい。 「あ、あのー……何か待っているんですか?」 俺は半分酔った勢いで声をかけると女性は小さく頷いた。 「何を待っているんですか?」 「うふふふふ……」 返事の代わりに女性から発せられたその笑い声に俺は驚愕し、あっという声が漏れた。女性はフードを外しつつこちらを向く。そしてやっと確認のできた見覚えのある顔に向かって俺は言う。 「こんなところで何やってるんだよ姉貴!?」 隣に座っていたのは、それこそなぜいるのかはわからないが姉貴だった。 「何やってるんだよとはご挨拶ねえ。あんたが今日忘年会だって言ってたから迎えに来てあげたんじゃない」 「最寄駅でもなんでもない、こんな何もない駅に迎えに来られるのはおかしいだろ! 連絡も何もしてないのに!」 「ああ、それはGPSであんたが降りるはずの駅を通過したのを確認したから……」 「こええよ、この姉貴!」 「うふふふふ、あなたの行動は全て筒抜けなのよ!」 堂々とそんなことを言う姉貴に、俺からはもう溜息しか出ない。 「ほら、車で来たから乗っていきなさい」 「……」 「乗らないの?」 「乗る! 乗るよ!」 「感謝の言葉は?」 「あーはいはい。迎えに来てくれてありがとう姉貴。いつも感謝してる」 「よろしい!」 そんなやり取りをして俺は助手席に乗り込む。いや、これでもちゃんと姉貴には感謝しているんですよ。
148お願いします!
男の背中を撫でてやりながら、私はブーツに飛び散ったパスタだかラーメンだかの麺をじっと見つめている。 「お姉さん、優しいね」 胃の中の物をすべて吐き出したのか、男はベンチの背もたれに体を預けると青ざめた顔でそう笑った。男の息に混じった吐瀉物の臭いがつんと鼻をつき、私は思わず顔をしかめそうになるのを我慢する。 会社の忘年会で呑み過ぎたのだと男は言った。こんなに酔ったのは学生のとき以来だ。何とか終電に乗ったのに寝過ごして終着駅までくるなんて。酒に弱くなったのかもしれないな。 男の話に適当な相づちを打ちながらあたりを見回す。コンビニすらない駅前通りに人影はなく、光っているものといえばぽつんと佇む街灯と、それに照らされた床屋の白いシャッターくらいだ。 「今日は電車運がないよ」 そんな男の言葉が耳に滑り込んできた。 「電車運?」 「ああ。今朝だって人身事故で電車が遅れて遅刻したんだ。どっかの馬鹿が飛び込んでさ。年末になると増えるんだ。死ぬなら人気のない場所で死んで欲しいよ」 私は笑いそうになるのを必死にこらえて「そう」と頷くと、バッグからペットボトルのお茶を取り出した。 「良かったらこれ飲んで」 至れり尽くせりだな、そう笑って受け取り一気に飲み干す男の喉仏が、生き物のように動くのを確認して私はゆっくり息を吐いた。 「ところで、お姉さんはこんなところで何をしてるの?」 「私は――」 急にもの凄い勢いで咳き込み始めた男の背中をまた撫でてやりながら私は続ける。 「私は男を待ってたの。新入社員の女を手当たり次第たぶらかすようなひどい男。挙げ句の果てに妊娠までさせといて、自分は家庭があるからって堕ろして欲しいなんて言うらしいの。ひどいと思うでしょう?」 男は動物のような声でうなりながら喉を必死に掻きむしったかと思うと、やがてうずくまったまま動かなくなった。携帯電話を取り出して妹にメールを送る。ビールに入れた睡眠薬の量を間違えたかもしれないと心配していたから、安心させてやらなくてはならない。 「死ぬなら人気の無い場所ねえ」 ふとブーツに男が吐いた麺がついていたことを思い出して舌打ちをする。男のネクタイを引っ張り出して拭き取りながら、「それもそうね」と、今度は我慢することなく笑ったのだった。
151 :
150 :2013/12/28(土) 11:10:05.40
いけました!連投すみませんでした! これでよろしくお願いします!
152 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 11:10:43.76
153 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 11:14:08.52
ふらつく体をどうにかバス停のベンチにまで運ぶことができた。頭が重い。忘年会で酒が 過ぎた。課長が真っ赤になって怒っている顔がなぜか浮かんだが、どうしてそうなったのか わからない。普段から思っていたあれを、酔った勢いで口に出してしまったな どということはないだろうな。だったらまずいな。酒量が過ぎたのはあれか、一昨日Y子 を食事に誘って断られたせいか。あれは効いた。いま思えば、Y子は俺だけにではなく、誰 にでも優しくする女の子だった。お前は何を勘違いしているんだとあの目が言っていた。こ いつはテレパシーでも使えるのかと本気で思った。 ベンチの端には二十歳前後の女が座っていた。さっきからなにやら険悪な物言いで電話 している。同居している男とケンカして部屋を出てきたが、寒いから早く迎えに来いと怒っ ているらしい。目玉焼きは半熟でなければだめだとかいう男はわがままだとも言っている。 俺はそうは思わないが。 終電後だというのに、さっきからやけにクルマが多い。 突如、すさまじいブレーキ音が鳴り響き、目の前でクルマが衝突した。目を丸く していると、一台がぼん、と音を立てて燃え上がった。それを合図に視界のあちこちで火柱 が上がった。隣の女は嬌声を上げて早く見に来いと電話口に叫んでいる。119はスマホで つながるんだっけかと考えていると、巨大な地響きが全身を震わせた。顔を上げると、何か 大きなものがビルを破壊しながら移動していた。警察は110、消防は119、自衛隊は ……128? 怪獣は戦闘機のミサイル攻撃を受けてますます暴れている。戦車の砲撃も 何の効果もない。とうとう人型決戦兵器まで現れたが、怪獣のしっぽの一振りで沈黙した。 これはもうだめかもしれんねと眺めていると、突如、辺りが真っ白な光に包まれた。そし て爆風。やがて、暗闇と沈黙の中に姿を現した街は、動くものが何ひとつない廃墟と化して いた。女は何度か大声を出していたが、なんで切るのよばかと吐き捨てて電話をバッグに入 れ、ベンチを立った。どこ行くんだよ。世界が終わったんだよ。俺たち人類最後の男と女な んだよ。新世界のアダムとイブなんだよわかってるの? 俺は女の背中に叫んだ。 「待てよ」 女は無言で振り返った。つい最近見たことのある表情をしていた。エスパー多すぎ。
155 :
154 :2013/12/28(土) 11:52:51.65
何作だした? おれ二作
改行がおかしいのって、何か環境によるものなの?
読む人のブラウザのよこはばがせまいとか
あ、
>>154 の「酔った勢いで口に出してしまったな」/「どと…」とかは投稿した人がそこで改行してると思う
来年でもう学生も終わりになる。就活等で忙(せわ)しいことに変わりはなく、内定の決まらない者の気分は思い至る度焦りと不安に立ち尽くしたが、それでも俺たちの忘年会は頗るに明るかった。 年忘れに相応しい陽気な酒に、馬鹿ばかりを言って幸福なひと時間を共有する。いい仲間を持ったものだと思う。 短い奇跡に僅かな感傷を覚えながら、俺はショートのジンを幾つか空けた。隣では、雨子が笑いながらカシスソーダを手にしている。 これに終わりがきても、この短い奇跡は薄れないだろうか。 ーー… あ、これ、運命だ。 ハルと出会って直ぐに雨子はそう思った。双子めいた対極の名前は偶然じゃない。ハルは陽だまり。私は水溜まり。だからとても丁度好いと思った。 事実雨子とハルの心の凸凹は、決まっていたようにぴたりと合った。双子症の為せる僅かな魔法のように、互いの心や傷を自然知ることが出来た。 雨子はその魔法が続いていくことを、ずっと、確かに信じている。 目が覚めれば、そこは闇だった。閑散とした光景に、高く浮かぶ月が不自然な程淡く輝っている。横たえた体を起こすと鈍い頭痛がする。ーー飲みすぎたか。急に寒気が襲って僅かに後悔を覚える。 座り直しながら横を見ると、雨子が月を見ている。 見詰める瞳が真っ直ぐに潤み、星を映すよう静かに輝き、幸福そうに僅かに上がる口元がとても綺麗だと思った。 何言えばいいんだろ、回りきらない頭で雨子を眺めていると、雨子の視線がハルに降りる。 ーーやっと起きた。ハル、下戸なのに飲みすぎ。 嬉しそうにそんなことを言う。危ないじゃないか。先に帰ってよかったのに。呑まれて寝ていた自分を不甲斐なく思うと、置いていけないよ、一緒にいたかったし。と、眉を下げて笑った。 ごめん、と言い手袋に包まれた雨子の華奢な手を握る。手袋越しに雨子の微かな体温が伝わってくる。僅かな月の光に濡れたショートヘアーが、合わせて煌めくように揺れた。 ーーバスや電車がくるまで、こうしていようね。 雨子が月を向き、また瞳に星が映る。 雨子は知っていた。月がこんなにも美しいのは、ハルと手が繋がれているからだということを。世界は神秘でみちている。その幸福に思いを馳せられるのは、この陽だまりのため。 夜が明けるまでもう少し。仲間たちは眠りについただろうか。
>>159 投稿するときに字数オーバー分を削ってる。いちいち改行いじってないのでところどころ見た目がおかしくなるのはかんべん
tes
163 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 13:06:36.12
164 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 13:07:35.59
>>160 只今、三十一作品!(`・ω・´)アンカーのエラーが出た!
来年でもう学生も終わりになる。就活等で忙(せわ)しいことに変わりはなく、内定の決まらない者の気分は思い至る度焦りと不安に立ち尽くしたが、それでも俺たちの忘年会は頗るに明るかった。 年忘れに相応しい陽気な酒に、馬鹿ばかりを言って幸福なひと時間を共有する。いい仲間を持ったものだと思う。 短い奇跡に僅かな感傷を覚えながら、俺はショートのジンを幾つか空けた。隣では、雨子が笑いながらカシスソーダを手にしている。 これに終わりがきても、この短い奇跡は薄れないだろうか。 ーー… あ、これ、運命だ。 ハルと出会って直ぐに雨子はそう思った。双子めいた対極の名前は偶然じゃない。ハルは陽だまり。私は水溜まり。だからとても丁度好いと思った。 事実雨子とハルの心の凸凹は、決まっていたようにぴたりと合った。双子症の為せる僅かな魔法のように、互いの心や傷を自然知ることが出来た。 雨子はその魔法が続いていくことを、ずっと、確かに信じている。 目が覚めれば、そこは闇だった。閑散とした光景に、高く浮かぶ月が不自然な程淡く輝っている。横たえた体を起こすと鈍い頭痛がする。ーー飲みすぎたか。急に寒気が襲って僅かに後悔を覚える。 座り直しながら横を見ると、雨子が月を見ている。 見詰める瞳が真っ直ぐに潤み、星を映すよう静かに輝き、幸福そうに僅かに上がる口元がとても綺麗だと思った。 何、言えばいいんだろ、回りきらない頭で雨子を眺めていると、雨子の視線がハルに降りた。 ーーやっと起きた。ハル、下戸なのに飲みすぎ。 嬉しそうにそんなことを言う。危ないじゃないか。先に帰ってよかったのに。呑まれて寝ていた自分を不甲斐なく思うと、置いていけないよ、一緒にいたかったし。と、眉を下げて笑った。 ごめん、と言い手袋に包まれた雨子の華奢な手を握る。手袋越しに雨子の微かな体温が伝わってくる。僅かな月の光に濡れたショートヘアーが、合わせて煌めくように揺れた。 ーーバスや電車がくるまで、こうしていようね。 雨子が月を向き、また瞳に星が映る。 雨子は知っていた。月がこんなにも美しいのは、ハルと手が繋がれているからだということを。世界は神秘で満ちている。その幸福に思いを馳せられるのは、この陽だまりのため。 夜が明けるまでもう少し。仲間たちは眠りについただろうか。
来年でもう学生も終わりになる。就活等で忙(せわ)しいことに変わりはなく、内定の決まらない者の気分は思い至る度焦りと不安に立ち尽くしたが、それでも俺たちの忘年会は頗るに明るかった。 年忘れに相応しい陽気な酒に、馬鹿ばかりを言って幸福なひと時間を共有する。いい仲間を持ったものだと思う。 短い奇跡に僅かな感傷を覚えながら、俺はショートのジンを幾つか空けた。隣では、雨子が笑いながらカシスソーダを手にしている。 これに終わりがきても、この短い奇跡は薄れないだろうか。 ーー… あ、これ、運命だ。 ハルと出会って直ぐに雨子はそう思った。双子めいた対極の名前は偶然じゃない。ハルは陽だまり。私は水溜まり。だからとても丁度好いと思った。 事実雨子とハルの心の凸凹は、決まっていたようにぴたりと合った。双子症の為せる僅かな魔法のように、互いの心や傷を自然知ることが出来た。 雨子はその魔法が続いていくことを、ずっと、確かに信じている。 目が覚めれば、そこは闇だった。閑散とした光景に、高く浮かぶ月が不自然な程淡く輝っている。横たえた体を起こすと鈍い頭痛がする。ーー飲みすぎたか。急に寒気が襲って僅かに後悔を覚える。 座り直しながら横を見ると、雨子が月を見ている。 見詰める瞳が真っ直ぐに潤み、星を映すよう静かに輝き、幸福そうに僅かに上がる口元がとても綺麗だと思った。 何、言えばいいんだろ、回りきらない頭で雨子を眺めていると、雨子の視線がハルに降りた。 ーーやっと起きた。ハル、下戸なのに飲みすぎ。 嬉しそうにそんなことを言う。危ないじゃないか。先に帰ってよかったのに。呑まれて寝ていた自分を不甲斐なく思うと、置いていけないよ、一緒にいたかったし。と、眉を下げて笑った。 ごめん、と言い手袋に包まれた雨子の華奢な手を握る。手袋越しに雨子の微かな体温が伝わってくる。僅かな月の光に濡れたショートヘアーが、合わせて煌めくように揺れた。 ーーバスや電車がくるまで、こうしていようね。 雨子が月を向き、また瞳に星が映る。 雨子は知っていた。月がこんなにも美しいのは、ハルと手が繋がれているからだということを。世界は神秘で満ちている。その幸福に思いを馳せられるのは、この陽だまりのため。 夜が明けるまでもう少し。仲間たちは眠りについただろうか。
駄目だ、改訂版載せようとしているのにエラーであぼーんにorz 認可されたので改訂版は諦めます お疲れ様です
168 :
ワイ杯 :2013/12/28(土) 13:25:07.69
深夜一時を過ぎたあたりで雪が降ってきた。終電で寝過ごしたのは自業自得だが、まさかコンビニすらないド田舎に降ろされるとは思わなかった。 飲みで使ったから財布に金も無し、俺はいよいよ追いつめられて、そこに見つけたのが屋根をつけたバス停だった。 ここで一夜を過ごす覚悟は決めた。防寒装備はバッチリ。恐らく死にはしない。しかし気になることが一つあった。先ほどからずっと隣に座っている女だ。 二十代後半くらいだろうか。マフラーに口元をうずめて俯いている。最終は過ぎてるのに何をしているんだ。 「帰らないんですか?」 間がもたず、勇気をだして声をかけた。女はゆっくりとこちらを見て、 「ああ、すみません。ちょっと自分の世界に入ってて、人がいるのに気がつきませんでした」 そう微笑みを浮かべた。何か複雑な感情が溶けあった笑みに見えた。 「余計なお世話ですけど、何かあったんですか?」 「いえ、あの、……昔のことを思いだしてたんです」 恥ずかしそうに笑う。 「このバス停は私の、小学生だった私と彼の思い出の場所だったんです」 初恋か。甘酸っぱいな。 「当時、まだ恋とか愛とかそういうのも漠然とした感触でしか判らなかった。でもきっと、私と彼は両想いでした」 「告白は?」 「勇気がなかったんです、私にも彼にも。でも一度だけ、言えそうだな、ってタイミングも。それがここです」 と、彼女は愛おしそうにペンキの剥げたベンチをなでる。 「私が家出をしたことがあったんです。夜中まで帰りませんでした。寂しくて寒くて悲しくて、そんな時に親より先に見つけてくれたのが彼でした」 嬉しかったなあ、と彼女は空を見上げる。綺麗な人だ。ふと思った。 「色んな話をしました。家出中なのにとても楽しくて。そして今なら告白できるかもって」 「でも言えなかった」 彼女は寂しそうに頷いた。 「私、あの頃の弱虫な私に言ってあげたい。大丈夫だよって。彼は、あなたの真剣な気持ちを決して笑ったり誤魔化したりしない。だから勇気を出してって」 「その人と中学では?」 彼女は穏やかな、温かな笑みをみせて、首をふった。 「私、明日結婚するんです。それで昔のことを思いだして」 「おめでとうございます」 心の底から言った。それから、彼女に惹かれかけてる自分に気がついて、苦笑した。
169 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 14:05:00.62
なにいってんだコラ できないなら先着順にでもしておけ
171 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 14:18:58.68
読む努力はするであります!(`・ω・´)>(……限界はあるけど)
誰か終わるまで酒隠しとけ!
隠してきた! ところで、これだと俺が飲めないんだが
>>169 百八作品投稿されれば、
晦日から新年にかけての発表を許可する。
一作読むごとにワイの体がすこしずつ戻ってくる
それいいね。まさか新年をワイスレで迎えることになるとは
もう一般人がヤジ入れちゃえよ この作品はどうとか
男は小さな駅を出ると、寒風に思わず身をすくめた。忘年会で柄にもなく飲み過ぎ、降り る駅を寝過ごしてしまったのだ。近くでホテルを探すか、タクシーを拾えるか。財布にいくら あっただろうか。考えがまとまらないまま、また吐きそうになるのをこらえ、男はバス停の ベンチによろよろと腰を下ろした。 ふと、恵美の顔が脳裏に浮かんだ。ケンカの原因は些細な事だったが、積もり重なった ひとつひとつは小さな不平不満が一気に溢れた。恵美は部屋を出て行ったまま帰ってこ なかった。電話番号も変えられた。ある日仕事から戻ると、部屋から彼女の荷物がきれいに なくなっていた。本当に出て行ったのだ。男は自分がどれだけ恵美を愛していたのか、初め て自覚した。あの部屋に戻ってどうなる。彼女のいない部屋に。男は目を閉じてうなだれた。 ベンチには男の他にもうひとり女が座っていた。髪は乱れ、服は薄汚れている。女は目線 を力なく落とし、かすかに嗚咽を漏らしていた。つい先程まで数時間に渡り、路面に這いつ くばって指輪を探していたのだ。婚約指輪だった。改札口を出たところで指輪の位置が気に なり、いちど外して直そうとしたとき後ろから突き飛ばされた。指輪は路面に転がり、帰宅 ラッシュの雑踏に紛れて見えなくなった。懸命に探したが、何人もの靴に幾度となく蹴られ たのか、指輪は見つからなかった。結納は明日だ。婚約指輪を披露しないわけにはいかない。 彼女は眼前の現実から目をそらすようにきつく瞼を閉じたが、その隙間から涙がとめどなく溢れた。 実は、指輪は男のポケットの中にあった。先ほど敷地の隅で吐いたときに見つけて拾った。 近くの交番にでも届けようとしてそのままになっていたのだ。 また、女は恵美の友人だった。恵美が衝動的に男の部屋を出て転がり込んだ先が女の部屋 だった。最初こそ絶対に別れると威勢を張って荷物まで運びだしたものの、この頃はすっか り消沈していた。そんな様子を見かねて戻ったらどうかと勧めても、自分から戻るのは絶対 に嫌だと言いはって聞かない。そこで、結納が済んだら自分が仲立ちするからと半ば強引に 話をつけたところだったのだ。 しかし、そんな事情はふたりとも知る由もない。ベンチの男と女は、朝を迎える前に男はビルの 屋上から、女は川に身を投げて死ぬのである。
179 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 15:26:20.66
180 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 15:28:34.87
>>178 参加の明記はないが内容で判断した!(`・ω・´)ノシ ちょっと窓ガラスを拭いてくる!
178を書いたものだけど、婚約指輪を会社帰りにつけてるのはおかしいな。ちょっと試しにつけてみたってことで。
なにこれ、ワイ杯やってるし。前回、今年のラストって言ってたから参加したのに。 ようやく仕事納めで、これから年賀状しあげっぞってときに気づいちゃったよ。 あーもう、どうしてくれるんだ、ったく最悪。 年賀状書きながらネタ出しするか・・・
忘年会で呑んだ酒が災いして、おれは最終電車で終着駅に運ばれた。 おそらく飲み過ぎて寝込んだとかそんな理由だろう。 不思議なことに駅の周辺に営業している店はなく、驚いたことに閑散とした深夜のバス停に女が独りで座っていた。 どういうわけかおれは女と同じベンチに座った。ま、ベンチがひとつならそこに座るしかあるまいが。 隣の女は身動きひとつしなかった。 しかたなくおれたちは並んで座って夜を過ごした。
185 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 16:05:00.01
186 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/28(土) 16:28:44.11
187 :
第二十六回ワイスレ杯参加作品 :2013/12/28(土) 16:31:04.35
「パソコンの使い過ぎでドライアイって、労災おりますか?おりますよね?」 忘年会で俺の隣に坐った女子社員が、目薬を頻りに差しながら愚痴を言う。知らねーよ、とすげなく返して、「そろそろ帰るわ」と席を立った。 「部長、二次会出ないんですか」 「……お前らと違って、うちで家族が待ってるもんでね」 「あ、セクハラ!訴えますよ」「なんでだよ」 「部長明日誕生日でしょー、遊びましょうよ」 なぜだか熱心に引き留められて、結局終電の時間まで残ってしまった。そして寝過ごしてしまった。終点の、辺鄙な駅で駅員に揺り起され、頭を掻きながら、改札を抜ける。酒のせいか、軽い頭痛を感じた。 バスはまだあるだろうか、とバス停まで歩き、ベンチに坐り時刻表を眺める。最終便はとうに出ていた。はぁ、と溜息をつく。その時、正面に坐っている女性に気がついた。スーツ姿で、長い黒髪を垂らして、……眠っているようだ。 どうしようか、と一瞬悩んだが、危ないので起こすことにした。大丈夫ですか、と肩をたたく。すると女性はがばっと顔を上げた。 その顔を見て、あやうくひっくり返りそうになった。口紅は小学生が母親の真似をしてやってみました、というふうに、でろでろにはみ出ており、過剰なアイラインと厚塗りしすぎのチークで、まるでパンダのようだ。 「いや、ていうかお前、島田だろ!」 ドライアイに悩む女子社員の名前を言うと、島田は「あはは、ばれた!」とわらった。通行人がやけにぞろぞろ集まってきて、見れば全員先ほど忘年会にいた部下たちだった。 「なんでお前、こんなところに」 「あ」俺の問いかけを無視して、後ろを振り返り、別の部下に話しかけた。「幸田くん、今何時?」 「零時半です」 「バステイでバースデイ、みたいな。サプライズ、いぇーい」 そう言って部下たちはげらげらとわらった。完全に酔っぱらっている。 「大変だったんですよ」島田がメイク落としをポケットから出しながら、言う。「電車のなかで化け物みたいな化粧して、走って先回りしてここ坐って。……あ、知ってます?目薬って飲むと催眠作用があるんですよ」 彼女たちは知っていたのだ、と気が付いた。先月妻と別れて俺が独り身であることに。 呆然とする俺ににこりとしてみせて、島田は言った。 「じゃ、部長。愚痴とかいくらでも聞くんで、二次会に行きましょー!」
蛇足ですが、目薬に催眠作用のある成分が含有されていたのは昔の話です。鵜呑みにしたらダメですよ!
もう一個かこうかなあ
しまった 言葉が抜けてて最後がどっちにもとれるようになってた
191 :
187修正版 :2013/12/28(土) 16:53:53.05
「パソコンの使い過ぎでドライアイって、これ労災おりますか?おりますよね?」 忘年会で俺の隣に坐った女子社員が、目薬を頻りに差しながら愚痴を言う。知らねーよ、とすげなく返して、「そろそろ帰るわ」と席を立った。 「部長、二次会出ないんですか」 「……お前らと違って、うちで家族が待ってるもんでね」 「あ、セクハラ!訴えますよ!」「なんでだよ」 「部長明日誕生日でしょー、遊びましょーよ」 なぜだか熱心に引き留められて、結局終電の時間まで残ってしまった。そして寝過ごしてしまった。終点の、辺鄙な駅で駅員に揺り起され、頭を掻きながら、改札を抜ける。酒のせいか、軽い頭痛を感じた。 バスはまだあるだろうか、とバス停まで歩き、ベンチに腰掛け時刻表を眺める。最終便はとうに出ていた。はぁ、と溜息をつく。その時、正面に坐っている女性に気がついた。スーツ姿で、長い黒髪を垂らして、……眠っているようだ。 どうしようか、と一瞬悩んだが、危ないので起こすことにした。大丈夫ですか、と肩の辺りをたたく。すると女性はがばっと顔を上げた。 その顔を見て、あやうくひっくり返りそうになった。口紅は小学生が母親の真似をしてやってみました、というふうに、でろでろにはみ出ており、過剰なアイラインと厚塗りしすぎのチークで、まるでパンダのようだ。 「ていうかお前、島田だろ!」 ドライアイに悩む女子社員の名前を叫ぶと、島田は「あはは、ばれた!」とわらった。通行人がやけにぞろぞろ集まってきて、見れば、全員先ほど忘年会にいた部下たちだった。 「なんでお前ら……」 「あ」俺の問いかけを遮って、島田は別の部下に話しかけた。「幸田くん、今何時?」 「零時半です」 「バステイでバースデイ、みたいな。サプライズ、いぇーい」 そう言って部下たちはげらげらとわらった。完全に酔っぱらっている。 「いや大変だったんですよ」島田がメイク落としをポケットから出しながら、言う。「電車のなかで化け物みたいな化粧して、ダッシュで先回りしてここ坐って。……あ、知ってます?目薬って飲むと催眠作用があるんですよ」 彼女たちは知っていたのだ、と気が付いた。先月妻と別れて俺が独り身であることに。 呆然とする俺ににこりとしてみせて、島田は言った。 「じゃ、部長。愚痴とかいくらでも聞くんで、二次会に行きましょー!」
このスレは数を書くだけの下手くその集まりじゃ
193 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 16:57:40.54
>>186 >探究心が沸きあがり〜
(気持ちの場合は「湧き上がり」の方がよい!)
以前に見た話とよく似ている! 焼き直しかと思った!
据置型のゲーム機にカセットをセットしただけで主人公がゲームの世界に入ったように見える!
問題は二点! 意識がゲームの中に取り込まれたのか! それとも肉体ごとなのか! 判断が付かない!
その為、主人公の容姿や異常な強さの理屈もはっきりとしない!
既視感の部分も解消されていない! 文章よりも内容から考えた方がよい!(`・ω・´)
駅舎の周りから先には街灯がなかった。一歩駅から出ると、ここだけが世の中から切り離されたようで、年の瀬の夜の寒気も相まってどこか淡く幻想的だ。 忘年会にかこつけて飲み過ぎたために終着駅まで寝過ごした、といった事情が無ければ素直に楽しめたのかもしれない。 灯りに照らし出されているのはちっぽけな古い駅とベンチ一つだけのバス停。そして、 「あれ、倉田さんじゃないですか?」 ベンチに腰かけた女性の後ろ姿に見覚えがあった。声をかけると息を呑むような気配がした。 近付いて正面に回ってみれば、やはり職場の先輩の倉田だった。 他人にも自分にも厳しく、よく言えば仕事熱心で悪く言えば小うるさい。所謂、お局様という存在だ。 男がここに居る事情を知れば「自己管理がなっていない」とすっかり言われ慣れた感のある小言が降ってきそうだ。 少し気まずくて思わず顔を反らそうとした。が、何故か倉田が先にそっぽを向いてしまった。 似つかわしくないと思った。常に凛としているはずの彼女が缶コーヒーを両手で弄び、どこか気恥ずかしげにしているのだ。 「……乗り過ごしちゃったの。その……眠っちゃって」 もしかして別人ではないだろうかと考えてしまうような、気弱な声がぽつりと届く。 「珍しいですね、倉田さんがそんなドジを踏むなんて」 そんなことを言ってしまうと、彼女は酒気に赤らんだ顔を尚更に染めて、 「久しぶりにみんなとお酒を飲んだから、その……」 缶コーヒーを持ったままの両手で顔を隠し、「嬉しくて、つい飲み過ぎて」と、そのまま動かなくなってしまった。 本当に倉田なのかという疑念は捨てきれないが、意外な一面が新鮮で男もまた、顔が火照ってしまうのを止められない。気付かれたくなくて慌て気味に、割り勘にすればそれ程高くはならないからタクシーを呼びましょう、と彼女の隣に腰かけた。 「――といった出来事があり、その後新郎からのアプローチが――」 あれから二年程経ったある日、高砂で男は同僚の男性のスピーチに冷や汗をかいていた。何故それを知っているのだろう。あの場には二人しかいなかったはずなのだが、と。 自分は喋ったことはないはず。だとしたら―― ――隣に視線を向けると、元倉田であり、男の妻となった忍があの日のように両手で真っ赤な顔を覆っていた。
195 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 16:58:53.36
196 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 16:59:42.77
>>186 他人がゲームやってるの見てたのしいのかなあといつも思うんだよね
ニコ動とかであげてる人もみてる人もいるからいまいち自信ないけど、
あれはやったことあるゲームだったりやりたいゲームだから見る感じではないのか、
自分でやることが絶対無いゲームでも見て面白いのかと。
ゲームの世界だったら死んでもたいしたことないでしょ、とか緊張感が薄れるほうに
行きやすいし、もっといっちゃえば最初っからこれ夢落ちですよって予告されて読んでるような気さえしてくる。
こういうゲームの世界に入る話って実はむずかしいんじゃないかと。
ぼっちには理解できない感覚だろうな
仕事納めの忘年会を終えた半嶋茂樹は、泥酔しおぼつかない足取りで終電に乗り込んだ――来年こそは、偉そうな支店長に、一泡吹かせてやる。倍返しだ! 今年流行ったドラマの台詞を心に浮かべながら、ドカリと座席に腰を下ろした彼は、いつの間にやら寝入ってしまった。 寝ぼけ混じりで目覚めた場所は、田舎町の小さな終着駅だった。しこたま飲んだ酒のせいか、頭はくらくら、足元もフラフラだ。 駅員に急かされ、なんとか駅を出た彼は、閑散とした深夜の駅周辺を歩き出す。視界の先に、街灯に照らされたバス停が見えてくると、彼はそこでしばし休憩することに決めた。 備えつけられているベンチには、先客の若い女がいる。顔はよく見えないが、長い黒髪が印象的だ。 女の隣に座った彼は、バスももう来ないようだし、時間潰しだとばかりに、女に話しかけた。 「こんな夜中に、何やってるんですか? 寒いでしょう?」 声に気付いた女は、長い髪をかきあげ、彼に顔を向ける。右の目尻が異様赤黒く腫れ上がった女の姿を見て、彼は驚愕した。 「ギャアアア! お化けええぇ!」 恐れおののき、ベンチから転げ落ちた彼に、女は怒りの形相で近づいてくる。地面を這いずり、必死で後退りを続ける彼の耳に、女の怒号が響いた。 「誰がお化けじゃい! これは彼氏に殴られたのよ! 全く、ふざけんじゃないわよオッサン!」 女のあまりの剣幕に、ハッとした彼は、すぐさま平謝りした。 「そんな謝りかたじゃ足りないわよ! 土下座しなさいよ!」 「ど、土下座ですか? ちょっとそれは……」 彼にもビジネスマンとしての、ささやかなプライドがある。女に悪い事をしたという自覚はあるが、なんとか土下座だけは、避けたかったのだ。 「つべこべ言わずに、やれぇ! オッサン!」 女は目を大きく見開き、金切り声で彼に凄んだ。 「ぐっ……もうじわけ、ありまぜんでじた……」 苦虫を噛み潰しながらも両足をたたみ、地面に頭を擦りつけた彼は、謝罪の言葉を絞り出した。 「アタシを怒らせたら、百倍返しよ! これからあのクソ彼氏にも、思い知らせてやるんだから!」 吐き捨てるように言った女は、早足で闇夜に消えていった。 どうやら彼女もまた、あのドラマのファンだったらしい。来年こそは、土下座させるがわになりたいと、彼は思った。
200 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 17:21:46.47
>>186 ゲームにかかわる話はワイも二十年以上前に書いたことがある!
詰まらないと悪名高いゲーム! 俗っぽい言い方をすればクソゲーである!
遊ぶのは小学生! 本当に内容が悪いのかを確かめるために中古屋で買ってきた!
ドットの粗いゲームが始まる! ただし小学生がゲームの中に入る話ではない!
画面ではドットの粗いただのクソゲー! テンプレートの台詞を口にする!
しかし、ゲームの中の世界は粗いドットではない! 生々しい表情で話が進んでいた!
表示される文字以外で汚い罵り合いをしていた!
クエストで小学生が間違った選択をする! ゲーム内のキャラクターは身体の自由を奪われ、
悲痛な叫び声を上げながら選択を拒もうとする! 結局は逆らえずに酷い目に遭う!
現実とゲームの中を同時に進行させて物語は進んでいく!
二十年以上前の話にワイが創った話である!(`・ω・´)編集に内容を褒められた一作でもある!
仕事納めの忘年会を終えた半嶋茂樹は、泥酔しおぼつかない足取りで終電に乗り込んだ――来年こそは、偉そうな支店長に、一泡吹かせてやる。倍返しだ! 今年流行ったドラマの台詞を心に浮かべながら、ドカリと座席に腰を下ろした彼は、いつの間にやら寝入ってしまった。 寝ぼけ混じりで目覚めた場所は、田舎町の小さな終着駅だった。しこたま飲んだ酒のせいか、頭はくらくら、足元もフラフラだ。 駅員に急かされ、なんとか駅を出た彼は、閑散とした深夜の駅周辺を歩き出す。視界の先に、街灯に照らされたバス停が見えてくると、彼はそこでしばし休憩することに決めた。 備えつけられているベンチには、先客の若い女がいる。顔はよく見えないが、長い黒髪が印象的だ。 女の隣に座った彼は、バスももう来ないようだし、時間潰しだとばかりに、女に話しかけた。 「こんな夜中に、何やってるんですか? 寒いでしょう?」 声に気付いた女は、長い髪をかきあげ、彼に顔を向ける。右の目尻が異様に赤黒く腫れ上がった女の姿を見て、彼は驚愕した。 「ギャアアア! お化けええぇ!」 恐れおののき、ベンチから転げ落ちた彼に、女は怒りの形相で近づいてくる。地面を這いずり、必死で後退りを続ける彼の耳に、女の怒号が響いた。 「誰がお化けじゃい! これは彼氏に殴られたのよ! 全く、ふざけんじゃないわよオッサン!」 女のあまりの剣幕に、ハッとした彼は、すぐさま平謝りした。 「そんな謝りかたじゃ足りないわよ! 土下座しなさいよ!」 「ど、土下座ですか? ちょっとそれは……」 彼にもビジネスマンとしての、ささやかなプライドがある。女に悪い事をしたという自覚はあるが、なんとか土下座だけは、避けたかったのだ。 「つべこべ言わずに、やれぇ! オッサン!」 女は目を大きく見開き、金切り声で彼に凄んだ。 「ぐっ……もうじわけ、ありまぜんでじた……」 苦虫を噛み潰しながらも両足をたたみ、地面に頭を擦りつけた彼は、謝罪の言葉を絞り出した。 「アタシを怒らせたら、百倍返しよ! これからあのクソ彼氏にも、思い知らせてやるんだから!」 吐き捨てるように言った女は、早足で闇夜に消えていった。 どうやら彼女もまた、あのドラマのファンだったらしい。来年こそは、土下座させるがわになりたいと、彼は思った。
202 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 17:23:41.51
さあ50作いくか
204 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 17:24:30.02
自己顕示欲全開ですね
というかおれ、ワイさんはおれより年下だとおもってた…
207 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 17:27:41.48
>>200 二十年以上前にワイが創った話である!
打ちミスが出る忙しさ!(`・ω・´)
208 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 17:29:35.59
>>206 脳内で「十年以上前」にしてもよい!
ちょっと米を研いでくる!(`・ω・´)ノシ
(`・ω・´)←お前ら、これを使ってる人間が四十過ぎのおっさんだと想像してみろ どう思う?
二十年以上前、幼少のワイが絵本をまねてクレヨンで書いた絵物語を 編集者だった家族にいっしょうけんめい話して褒められた といった話だったらほっこりするな。ブツの内容のせいで無理があり過ぎるが
211 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=34,xxxPT】(1+0:5) :2013/12/28(土) 17:36:25.23 BE:1642450346-2BP(1000)
編集者さんの本音が聞けました。どうぞ。
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 15:18:45.74 ID:zZsA3JgX0
推敲してないっていうのが丸見え
だから一次通過もしない
俺はとある文藝の下読みしてるけど、実際最後まで読まないで最初の1,2ページで通過させるか決めるね
そんな2000もの原稿を最後まで読むのに時間かかるしね
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 15:21:17.21 ID:zZsA3JgX0
>>37 そんなお前みたいな駄文を下読みされる者の立場になってみろよ
最後まで読むわけないだろ
最初のつかみがいいやつは最後まで面白いし、最初でつまらんものはやはり最後までつまらん
下読みしてきたけどこれが真理だったわ
よく言われる話だが、海水が塩辛いことを確認するのに、海の水を全部飲み干す必要はないってことだな
一作入魂の前回に比べるとなんか数が多いだけでぱっとしないな 設定も前に書いたような気がするし
>>211 後でおもしろくなろうが、どっちにしろ最初でコケる作品は
その先で審査員に即落とされるだろうから別にいいんじゃね
もう少し読めよ、とは思うが
ぱっとしてるやつは俺のだけだな やっぱりぱっとしてるやつ書かなあかんな
文章の上手い下手って歌と同じで出だしですぐわかるよね
二十年以上前っていうと、ノーライフキングとかあったなあ
このながれだといろいろと投下しずらいのであとにしよっとw
今回、質より量ってのが多いんじゃない
いとうせいこうだっけ
今回芥川賞ノミネートだね
俺は1000文字とか横書き(なんか小説書いてるって気がしない)とかそういう縛りがある時点で 文章力より構成重視にして多作にしてるんだけど、え、これって文章力を競うコンテストなの?
どっちも重要。統合力勝負
文章力ってなんやねん 小難しい言葉使えば文章力があるんかい ようわからへんわ
>>227 私見だけど読者が先を読みたがるような魅力ある文を書く力だと解釈してる
だから小難しくて読みづらいようなのは避けてる
|ω・´) 一作の分量は少ないが……作品数が四十を超えると……、 一日では終われないかも……。
芝居は得意だ。行きたくもない会社の忘年会に出るのも、自分よりも歳の若い上司に勧められるまま弱い酒を浴びるように呑むのも、サイトウは芝居だと割り切ってなんとかこなした。 結局、降りるはずだった駅も寝過ごして終着駅まで来てしまい、始発まで待っていなければならないことすら「何やってんだ俺」という台詞にしてしまえば、さながら物語の主人公になれた気もするのだった。 サイトウはコートのポケットから携帯電話を取りだして、真っ暗なディスプレイに指を滑らせる。そのまま耳に当てて「もしもし俺俺、まだ起きてたの?」と小さく笑った。 もちろん、電話は誰ともつながっていないのだが、ひとつしかない駅前のベンチに若い女が先に座っていたため、彼は警戒されないように一芝居うつことにしたのである。 「いやあ、部長に呑まされちゃったよ。うん。結局寝過ごしてS駅まで。もう電車ないから始発で。何してたの? マニキュア? あ、この前買ったって言ってたやつか」 まだまだ初々しい新婚生活。けなげに夫の帰りを待っていた妻。そんな相手を携帯電話の向こうに想像しながら、サイトウは隣に座っている女を見やる。 二十代前半といったところだろうか。少しだけ首をかしげたまま車一つも走っていないロータリーをじっと見つめている。誰かを待っているのだろうか。 時刻は深夜1時。シャッターが閉まった駅前の商店街に人の気配はない。気味が悪いな。そう考えた瞬間、サイトウはしばらく無言になってしまっている自分に気がついた。 「うん、分かった。じゃあもう切るね」 慌ててごまかして携帯電話をポケットにしまう。 「朝になったら自首します」 急に聞こえてきた女の言葉にサイトウは思わずえっと声を上げそうになった。恐る恐る振り向くと、女は携帯電話で誰かと話している。 「ええ。もう耐えきれなくて。首を絞めて。死体はまだマンションにあります。では」 女は電話を切るとサイトウを見て微笑んだ。サイトウは途端に恐ろしくなってベンチを離れると、今度は本当にタクシー会社に電話をかける。「もしもし、いまS駅にいます。なるべく早く来てください!」 もっとも、この女もまた電話の向こうには誰もいない。駅員の恋人が仕事を終えて出てくるまで、酒臭い中年男と狭いベンチに座っておかなければならないくらいなら、殺人犯を演じるくらいたやすいのだ。
もうね、ワイさんの年齢とどっちが多いかの勝負
いまから読んで点数つけてけばいいじゃん 絶対評価だから問題ないって前にいってたじゃん
233 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 18:08:23.30
文章力かあ、作品に必要な雰囲気を出す力、とかかな
235 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 18:11:58.39
>>232 全ての作品を平等に扱う為、
一気読みを自身に課している!
スノータイヤにして良かった!
今日は雪見酒と洒落込む!(`・ω・´)ノシ
三十八も出たら実力の差がはっきりするな
文章力って、誤字脱字がない、てにをはが適切、文体が一致しているくらいが基本 それに、言いたいことが伝えられる、が中級くらいで、上級が美しい文章ってとこでしょ
文章力というのは、句読点を打てるかどうかだろ。
1000字くらいだと美しい文章書いてる余裕ないんじゃね 無駄な装飾で文字数使っちゃうからな 内容がない雰囲気小説ならいいんかも知れんけど
なんだよ、美しい文章って。笑わせんなw
今回、読んでて飽きるってのが正直なとこだなあ
美しいって感覚まで来るともうそりゃ個人の感覚だからね
おお、これは40こえるな 俺ももうひとつ書くとするか
おいw
>>243 個人の感覚って言っても能力の違いはあるからなあ
形容詞で逃げんな。説明しろ。 美しいチンポ。
これはこれは美しいオティンボでございますね こんな感じか
「お」をつけると美化語になるな。 美化語のことを、うすくしぃ日本語とかゆーとるのか。
>>248 ラノベばっかり読んでるからわかんねえんだよ
>>254 おまえのは中学生並みか。
ここにいるみんなは馬並みだけどなw
我輩は猫であると、ぼくドラえもんの違いみたいなもんか
>>191 俺はこれが優勝だと思ったけど皆はどれ?
車内アナウンスでこの電車が終電で次が終着駅なのが分かった。忘年会だからと呑みすぎてしまったことを悔いた。 さらに田舎方面へと繋ぐターミナル駅だったので朝まで居られる店やホテルの類を期待したが駅前があまりに閑散としていたのに失望した。見渡しても降車客以外にはバス停のベンチに一人女がいるだけだ。 似ていると思った。目元、口元、頬の黒子の位置、醸し出す雰囲気、見れば見るほどそう感じる。 女は足下を見続けている。俺は女の隣に人一人分の距離を開けて座った。尻に伝わる寒気に急に冬の夜を思い知る。女は白のコートを着込んでいた。 「寒くないか、麻美?」人違いかもしれない。酔いのせいか、それでも良いと思える。 「兄ちゃんは元気か?」相変わらず返事はない。 「覚えているか? 俺と一緒に野球の応援行ったよな」ぽっと思い出が浮かぶ。輝かしく少し切ない。 「お前さあ、自分の試合じゃないのに負けたら大泣きして、なだめるのが大変だったよ」小さい顔をくしゃくしゃにしてひどく不細工だった。鼻を垂らし、唾を吐き散らし、汚かった。 「ごめんな、あのとき叱ったりして」分かっている。 「ごめんな、話をちゃんと聞いてあげられなくて」分かっているつもりだ。 「ごめんな、離婚なんてして、突然お前たちの前からいなくなってしまって」 こんな言葉だけで許されるはずがないのは分かっている。俺は両手で顔を覆う。指先が冷たくなっていた。背もたれを滑り体が沈み込んでいく。俺の嗚咽は止まらない。 女の顔なんてもう見られなかった。ただ隣にいてくれていることだけは分かった。それで十分だった。 寒さで目が覚めた。立て続けにくしゃみと鼻水が出る。赤のマフラーが掛かっていた。確か女が似たようなものをしていた。 今となっては女が麻美ではなかったと思う。おそらく迎えを待っていたときに酔っ払いの俺に絡まれたというところだろう。 暗く冷たい夜空には星が散りばめられていた。俺の白い息はそこを目指し上がっていき、そこにはたどり着かずに霧散していく。 かさりとポケットに突っ込んだ手が異物に気付く。折り畳まれた紙を開く。 『よく分からないけど許します。離婚は最低だけどね』暗い常夜灯の下で凝らした目に文字が滲んだ。 「ありがとう」口にした言葉で胸が軽くなる。この夜を満天の星が見守ってくれている気がした。
>>255 言葉の向いている先も分からないのかよw
忘年会でつい飲み過ぎてしまい、最終電車に乗った俺はうっかり寝入ってしまった。がたんごとんと電車に揺られるのが心地よかったのだ。 「お客さん、もう降りてください」駅員に起こされ、俺は不愉快そうに眉を寄せる。 駅のホームは冷たい風がびゅうっと吹き、俺の体温を下げていく。コートの襟を立てて、俺は改札から駅前に歩く。 どうするかな、辺鄙な場所に来ちゃったな。駅周辺は月の光と古い電灯で照らされているが、闇は濃い。 タクシーでも待とうかと思ったが、こんな田舎じゃタクシーもなさそうだ。俺はひとまず、ベンチに座ることにした。 そこには先客がいた。濡れたような長い黒髪の女だ。 なんだか気味が悪い。女は座った俺にまったく反応せず、前方にある闇をじっと見つめている。 「ここって、タクシーとかきますか?」俺が尋ねる。 女は俺の声にゆっくりと振り向く。にいっと口を開く。溶けたような歯が並んでいるのが見えた。 「ウナギの話、知ってる?」 俺の質問を無視して、女が黒目だけの瞳で俺を見つめる。「ウナギを好きな女の子がいたの」しわがれた声が耳障りだった。 「それでね、その子、死んだの」女がぐいっと俺に顔を近づけ、にやける。口から湿ったカビのような臭いがした。 俺は理解できない女の言動に危うさを感じて、その場を離れようとする。 「待って」しかし、女に腕を掴まれる。思いのほか強い力を持っている。 「何するんだ。離せよ」酔いはすっかり醒め、俺は額に汗を浮かべた。 「その子はね、ウナギを欲しがるの。私はその子にウナギを食べさせたい」ぎりぎりと女の手に握られた俺の腕が鳴る。 「いてえ! やめろ!」俺は叫び声をあげ、女の手を離そうとする。 「いいね。あんたもちょっとずつ、変わっていくよ。あの子のお気に入りになるよ」 女が歯を鳴らして笑った。腕の痛みがますます強くなり、俺は絶叫した。 気が付けば、俺はバス停のベンチに一人で横になっていた。 周囲は朝もやに包まれている。 何だったんだ? あの女……。 冬の寒さに尿意を覚え、駅の片隅の公衆便所に入り、チャックをおろす。 ん? 俺は股間に違和感を覚える。股間が一人でもぞもぞと動いている。手で触れると、ぬめっとしている。 ゆっくりと股間を見下ろすと、そこには黒くぬらぬらと光る生物が顔を覗かせているのだった。
>>259 言葉よりチンポの皮をムけw
ワロタw
誰がうまいことをry
自演乙
年の瀬にチンチンの話でヒートアップするんじゃありません!
あれだ。視線の先に目標を確認した。街灯の冷たい光にバス停とベンチがぽつんと闇夜の中に浮かび上がっている。ベンチにひとり座った人影、情報通りだ。フードを深めに被ったその人影は、体型から察するに女だろう。意外だった。 ベンチに近づくと女がかすかにこちらを向いた。しかしフードの陰で顔は見えない。 「隣に座ってもいいですか? 忘年会で呑み過ぎて乗り過ごして」 女は静かにうなずいた。ベンチの端に腰を下ろす。 「忘年会って、忘れるって言っても結局、辛い現実に戻らないといけない」 女は動かない。 「本当に全部忘れて、どこか遠くへ行けたらな。ボク、いわゆるブラック企業、っていうか半分犯罪じみた会社に勤めてて、もう限界なんです」 女の視線を頬に感じる。 「どこかで人生やり直したい、どうにかできませんか?」 視界の端で女の様子をうかがう。と、女の口が静かに開いた。 「どこに行きたいの?」 その言葉に俺は静かに歓喜した。 「噂は本当だった。ボクを逃がして、天国の島に行きたい」 切実な声で訴える。天国の島、相手が本物ならこれで通じるはずだ。 「天国の島ね、依頼を受けるわ。逃げる手配をしてあげる」 ビンゴ、この女が逃がし屋だ。俺が探していた相手。俺はおもむろに立ち上がると、女の正面に立って見据えた。 「おい、逃がし屋。うちの女ども(商品)が消えちまったのお前だろ、アガリが減って会長(オヤジ)にケリ着けろって言われてな。お前が女なら話が早い」 拳銃を取り出し、逃がし屋の鼻先に突きつける。 「逃げた女の損失はお前の体で補填しろ。フードとって顔見せろ、美人なら高級ソープに沈める、ブスなら内臓売り飛ばす」 脅したつもりでそう言った。だが女は怯むどころかフードの陰から鋭い視線を返してきた。女がゆっくりフードをとった。息が止まった。整った目鼻立ち、美人だ、もし顔の左半分が火傷で崩れていなければ。 「さ、佐紀か? 殺して焼いた……」 腹部に熱に似た激痛が走る。慌てて拳銃の引き金に指をかけたが遅かった。 「ご無沙汰、信也。元気そうでよかった」 腹の奥へ異物が再び挿入された。たまらず俺は膝をつく。 「ちょっと大丈夫? まだまだ夜は長いわよ? 終わったら約束通り逃がしてあげる。逃げる先は地獄だけど」 狂気じみた瞳が俺を見下ろしている。
今北ーーーーーーー さあ、書くぞ。 ちょっとネタくれ。
>>271 「課長のズラ」「侯爵閣下」「ビーム兵器」の三語でどうよ
>>178 はなんかあらすじかプロットに毛が生えたような書き方だよね
全部書かずに物語で設定をわからせたほうがいいのではないか
274 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/28(土) 21:07:39.24
>>272 忘年会帰りに終電で眠りこけて終点まで運ばれちゃった課長のズラが
バス停にひとり佇む公爵閣下(女)の股間に…
むりだあああああああああ
むりむりむりむりむりむりmるいぃぃぃxっ
275 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 21:08:58.82
過去最高だなw
277 :
第二十六回ワイスレ杯参加作品 :2013/12/28(土) 21:13:48.09
「激動のラーメン戦国時代を生き抜くために、次世代ラーメンの姿はどうあるべきなのかしら? 『特急』と『ラーメン』? いえ『フルーツ』と『ラーメン』というのはどうかしら?」 年の瀬の夜だ。聖痕十文字学園中等部二年、炎浄院エナが自宅の門前のベンチで一人。 来年のラーメンコンサルティング方針について一心不乱に思案していると、 「うわーだめだ! もうバスが無い!」 聞こえてきた悲鳴にフと我に返って顔を上げれば、目の前に立っていたのはクラスメートの時城コータ。バス停の時刻表を眺めて頭を抱えている。 「コータ君、なんでこんな処に?」 家は逆方向のはずなのに。 そう言えば今日は、クラスのアホ男子どもがつるんで、どこぞの公園で『忘年会』とか言ってたっけ。だが…… クンクン。エナの鼻がコータの体を嗅ぐ。 「お酒くさい! あなたたち、お酒を飲んでたわね!」 風紀委員のエナの怒号に、 「やばい!」 コータの顔が蒼ざめる。そういえばこのバス停は『炎上院前』。四角四面な風紀委員と鉢合わせになる事も十分予想できたのに…… 「エナ様! この事はどうか、学校には内密に!」 そう土下座して彼女に頼みこむコータに、 「うーん、いいけども……」 エナが、何か『いい事』を思いついた、と言った顔でニタリと笑った。 「もうバス、ないんでしょ。今日はウチに泊っていきなよ。明日、朝から『試食』してもらいたいメニューがあるの……」 そう言ってコータの手をとるエナに、 「うぐぐぐぐぅ……!」 彼の顔が恐怖に歪んだ。 この女が『JCラーメンコンサルタント』なる謎の肩書を名乗って級友にふるまう、凶悪に不味い実験ラーメンの恐ろしさは、コータもよく知っていたのだ。 「嫌なんて言わないわよねぇ? さ、ハナマサまで買い出しに付き合って! 色々と『アイデア』が湧いてきた!」 張り切ってベンチから跳ねあがるエナ。 オレンジラーメン、パインラーメン、イチゴラーメン、スイカラーメン…… エナの脳裏には、明日コータにふるまう、素晴らしい次世代ラーメンアイデアの数々が飛来していた。
とりあえず50超えはきまったな
Yちゃん、もう読み初めた方がいいんじゃね?
ロボットがないな。最近ロボット見ないけどやめちゃったの?
281 :
【訂正】第二十六回ワイスレ杯参加作品 :2013/12/28(土) 21:23:03.85
「激動のラーメン戦国時代を生き抜くために、次世代ラーメンの姿はどうあるべきなのかしら? 『特急』と『ラーメン』? いえ『フルーツ』と『ラーメン』というのはどうかしら?」 年の瀬の夜だ。聖痕十文字学園中等部二年、炎浄院エナが自宅の門前のベンチで一人。 来年のラーメンコンサルティング方針について一心不乱に思案していると、 「うわーだめだ! もうバスが無い!」 聞こえてきた悲鳴に、ふと我に返って顔を上げれば、目の前に立っていたのはクラスメートの時城コータ。バス停の時刻表を眺めて頭を抱えている。 「コータ君、なんでこんな処に?」 家は逆方向のはずなのに。 そう言えば今日は、クラスのアホ男子どもがつるんで、どこぞの公園で『忘年会』とか言ってたっけ。だが…… クンクン。エナの鼻がコータの体を嗅ぐ。 「お酒くさい! あなたたち、お酒を飲んでたわね!」 風紀委員のエナの怒号に、 「やばい!」 コータの顔が蒼ざめる。そういえばこのバス停は『炎上院前』。四角四面な風紀委員と鉢合わせになる事も十分予想できたのに…… 「エナ様! この事はどうか、学校には内密に!」 そう土下座して彼女に頼みこむコータに、 「うーん、いいけども……」 エナが、何か『いい事』を思いついた、といった顔でニタリと笑った。 「もうバス、ないんでしょ。今日はウチに泊っていきなよ。明日、朝から『試食』してもらいたいメニューがあるの……」 そう言ってコータの手をとるエナに、 「うぐぐぐぐぅ……!」 彼の顔が恐怖に歪んだ。 この女が『JCラーメンコンサルタント』なる謎の肩書を名乗って級友にふるまう、凶悪に不味い実験ラーメンの恐ろしさは、コータもよく知っていたのだ。 「嫌なんて言わないわよねぇ? さ、ハナマサまで買い出しに付き合って! 色々と『アイデア』が湧いてきた!」 張り切ってベンチから跳ねあがるエナ。 オレンジラーメン、パインラーメン、イチゴラーメン、スイカラーメン…… エナの脳裏には、明日コータにふるまう、素晴らしい次世代ラーメンアイデアの数々が飛来していた。
282 :
第26回ワイ杯参加作品 :2013/12/28(土) 21:26:01.92
目を覚ませば、駅員が目の前で終点だと告げ、俺は追い出されるように終電が終わった改札を出た。 寒いな……と煙草を取り出したつもりが携帯を掴んで配信ニュースチェックまでを無意識で終えて思いだした。禁煙中だ。 まったく俺は。ニコチンの依存を止めればネットに依存し始めている。後輩にメールする。迎えに来いと。なんとかいいくるめて泊まってやろう。 煙草の熱が欲しいと思いつつ、暖を求めるがコンビニはおろか居酒屋の類いも見当たらないのでほぼ唯一の光源の自販機で温かいコーヒーを買う。 ロータリー前のバス停の冷えたベンチに座る。今はタクシーさえいない、暗いロータリー。 忘年会の雑な料理と酒で腹は膨れている。が、胸には空虚な気分が満ちて身体の芯から冷えるようだ 。本当は寒くて家には帰る気にならない。 妻が出ていってから禁煙するようになった。吸殻の始末は妻がやっていた。消えない吸殻は妻の不在を突き付けて面倒臭い。 「帰っても寒くて空虚な暗さだ。」 酔って思わず言葉が転がり出た。 「やっぱりあなたね」 突然の声に身体が跳ねる。信じられないが、ベンチの端に妻がいた。 「煙草の臭いがしないから様子を見てたんだけど」 「どうしてここに……」 「別にあなたに会うためじゃないわよ。タクシー待ち。私、この駅だから。あなたこそ何でこんなとこにいるのよ」 タクシーがロータリーに滑り込んでくる。 「なあ、それよりまた一緒に暮らさないか」 顔の見えない暗さと酔いが俺を素直にさせたーーと思ったのだが。 「へええ、不便だものね?」と、妻はせせら笑った。 「貴方って人を道具にしか考えてないから」と。 「聞いたわよ?さっきの独り言。これがお似合いよ」 と俺の膝に何かを投げ捨ててタクシーに乗り込んでいってしまった。 使い捨て懐炉が温く俺と残った。妻の移り香が漂う。 もう来てもいいはずの後輩はまだ来ない。寒く暗い中に俺は取り残されている。
283 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/28(土) 21:42:34.27
284 :
【訂正】第二十六回ワイスレ杯参加作品 :2013/12/28(土) 22:15:07.03
「激動のラーメン戦国時代を生き抜くために、次世代ラーメンの姿はどうあるべきなのかしら? 『特急』と『ラーメン』? いえ『フルーツ』と『ラーメン』というのはどうかしら?」 年の瀬の夜だ。聖痕十文字学園中等部二年、炎浄院エナが自宅の門前のベンチで一人。 来年のラーメンコンサルティング方針について一心不乱に思案していると、 「うわーだめだ! もうバスが無い!」 聞こえてきた悲鳴に、ふと我に返って顔を上げれば、目の前に立っていたのはクラスメートの時城コータ。バス停の時刻表を眺めて頭を抱えている。 「コータ君、なんでこんな処に?」 家は逆方向のはずなのに。 そう言えば今日は、クラスのアホ男子どもがつるんで、どこぞの公園で『忘年会』とか言ってたっけ。だが…… クンクン。エナの鼻がコータの体を嗅ぐ。 「お酒くさい! あなたたち、お酒を飲んでたわね!」 風紀委員のエナの怒号に、 「やばい!」 コータの顔が蒼ざめる。そういえばこのバス停は『炎浄院前』。四角四面な風紀委員と鉢合わせになる事も十分予想できたのに…… 「エナ様! この事はどうか、学校には内密に!」 そう土下座して彼女に頼みこむコータに、 「うーん、いいけども……」 エナが、何か『いい事』を思いついた、といった顔でニタリと笑った。 「もうバス、ないんでしょ。今日はウチに泊っていきなよ。明日、朝から『試食』してもらいたいメニューがあるの……」 そう言ってコータの手をとるエナに、 「うぐぐぐぐぅ……!」 彼の顔が恐怖に歪んだ。 この女が『JCラーメンコンサルタント』なる謎の肩書を名乗って級友にふるまう、凶悪に不味い実験ラーメンの恐ろしさは、コータもよく知っていたのだ。 「嫌なんて言わないわよねぇ? さ、ハナマサまで買い出しに付き合って! 色々と『アイデア』が湧いてきた!」 張り切ってベンチから跳ねあがるエナ。 オレンジラーメン、パインラーメン、イチゴラーメン、スイカラーメン…… エナの脳裏には、明日コータにふるまう、素晴らしい次世代ラーメンアイデアの数々が飛来していた。
285 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 22:15:58.18
最終電車に騎乗したまま倏忽として意識を失ったのは、やはり城においての忘年会で酒を飲みすぎたからであった。 気がついた時には愛馬最終電車号の騎影すらなく、皎々たる月に照らされた、バス停という籠屋の待合椅子の前で仰臥していた。 むっくりと起き上がって、椅子に座ると、一間の距離をおいて腰を下ろしている女性に意識が流れた。 妖艶な女であった。嫦娥のように肌が美しく、つぶらな瞳は翡翠のごとく輝き、朱をさした唇が色欲をそそった。 さて、声をかけようかかけまいか――男が考えた時である。 「――!」 その女の躰から恐るべき心気が発散された。剣の達人と比べても遜色ないほどの気合であった。 男は恟然として息を呑んだ。 それもそのはずである。誰知ろう、この女性こそは、剣聖として赫奕たる剣威を轟かした男、柳生但馬守が隠し子であったのだ。 「ふっ」 自身の躰を狙う不埒者を驚倒させ、女は皮肉っぽく笑みを佩いた。 しかし――。 「ぬっ!」 なんと次に驚いたのは女の方であった。 男の五体から奔流のような剣気が迸ったからだ。 それもそのはずである。誰知ろう、この者の祖父は中国から渡来した男であり、その先祖には介氏推という豪傑がいたのだ。 介氏推は晋の重耳に仕えた武辺である。棒術の名手として知られており、なかでも人食い虎を退治した逸話は有名であった。 英傑の血を引く男と女の、時代も国をも越えたスーパーバトルが始まろうとしていた!
287 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 22:18:39.78
いいから早く始めろw
289 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 22:29:14.50
ちょっと放心状態で呑んでくる(`≖ω≖´)
>>286 前のワイスレ杯で退魔師とか書いてた奴だろ
バレたかw
「地球産はロクなものがない」 軌道エレベータから歩み出ると男は毒づいた。営業時間が終わったからと追い出された、地上からは見えるはずのない航宙列車ステーションの方を見上げながら。 仕事納めの忘年会を楽しみ、その足で実家のある星に帰ろうと列車に乗ったのが失敗だった。少しくらいなら、と目を閉じて気付けば30光年程乗り過ごしていた。人類発祥だけが自慢の片田舎、地球まで。 「ガイドもいないのかよ」 確か鉄道法で常駐が義務付けられていたはずなのに。 車を呼んで欲しいとの男の願いを「巡回バスしかない」と職員に突き放されたのだが、バス停はどこなのだろう。腹を立ててすぐに立ち去ったのが少し悔やまれたが、探すのに苦労するかと思えばすぐに見つかった。 軌道エレベータの周りにあるのは真っ直ぐに暗闇の中へと伸びた道路と、バスの絵の描かれた標識、その側にあるベンチだけだったのだ。 「くそっ! やっぱり地球産は――」 と吐き出しかけたところでベンチで佇む女に気付いた。 「――案外悪くないかもな」 丁寧に編み込まれた長い髪が目を惹いた。伏せがちなほっそりとした面貌に華奢な手足も男の好みにはまる。 足早に近付き、失礼だと思われない挨拶を考える。第一印象が肝心なのだ。 「お嬢さん――」 柔らかい声を出すように努めて口を開く。と、それまで微動だにしなかった女が男へと視線を上げ、 「本日の営業は終了しております。明日の7時以降にまたお越しください――」 機械じみた硬質な声で男の口上を遮った。 「――ガイドロボA−32号がご案内しました」 それきり言うとまた顔を伏せてしまった。 男は唖然としながら、最近では人件費削減のためにロボットが立ち働くようになったと言う話を思い出した。ロボットたちの主な生産が地球で行われていることも。 標識の下に端末を見つけ調べると、朝になるまでバスは来ないらしい。 「これだから地球産は…………っ」 ベンチに荒く座り込む。黙ったままの彼女をしばらく見やると、言葉の続きではなく、ただ溜息をついた。 まあ、いいものもあるんじゃないか。といった想いをのせて。 後日の事だ。男は高額のローンを組んでの買い物をし、婚約を交わしている女性に頬を張られた。そして、泣く泣く返品作業をさせられたのだった。
待ってましたww 楽しいわ、年末のY杯w 紅白みたいw
あと一時間、みんな五十作に届かせるように書いている最中なんだろか
>>289 飲んでる暇があったら、さっさと仕事にかかれよ。
明日の発表に間にあわないぞ
酔って寝過ごした私を乗せた終列車が、長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底の終着駅から折り返す列車はなかった。 駅前には一本の木と、店じまいしたたばこ屋があるばかりで、雪はかけらもなく、雪国でありさえすれば雪などいらないという 理屈だけが白々と降り積もっていた。それで私はここが何処なのか感得した、ここは「どこかで聞いたような話」の駅なのだ。 正しい名前を知らぬ私は、そう呼ぶことしかできなかった。 今夜私は職場の忘年会で、あの野球選手の話をし、上司の機嫌をとり、カラオケを無難に歌って、俗物どもに付き合ってきた。 密かに創作をしているわが孤高の精神など、こいつらにはわかるまい――酒ではない、この昏い優越感が私を酔わせ、ここへ 導いてしまったのだ。 駅舎の脇には幽かな灯りの下バス停とベンチがあり、女が独り座っている。その隣に腰掛けた私が何か話を、と思ったとき、 暗がりに立つ木が柳の灌木だと気づいた。ああ、ここで私達は際限のない悪ふざけを強いられ、語道交通のバスは決して来ない。 「どうにもならん」。うめいた私に「あなたは餘つ程度胸のない方ですね」と、女が声を発した。彼は優れて美なり。だが、その顔 には目も鼻も口もなかった。目をそらすと、柳の灌木はマロニエへと変わり、その根はちょうど私の腰掛けていたベンチの真下の 大地に、深くつき刺さった。吐き気がした。 私は不誠実だった。あの人達にも、誇りであるはずの創作に対しても。これまで出会った語りと歌にも、何処にでもいそうで そこにしかいない人々にも、私自身にも。私はそれらを軽蔑するばかりだった。支えてくれるものたちに自覚も感謝もなくただ 甘えていた。だから私は、降りるべき駅を見過ごし、迎えのバスも持てず、この美しい女の顔をも失した。この雪国の駅が 真の名前を消してひね曲がっていくのは私の愚かさ故だった。 立ち返らねば。すると女は意外にも強い口調で言った。「走れ! メロス」 私は雄雄しきわが決意と裏腹に、つい反射的に「生まれて、すみませんっ」と叫んでしまったのだが女は聞こえないふりをしてくれた。 それで私は女の手をつかみ、ただ、わけのわからぬ大きな力にひきずられて走った。決して女の手を離してはならず、後ろを振り 返ってはならない。振り返ったとき、女は屍穢に崩れ落ち、私は塩の柱になるのだ。
297 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 23:06:04.58
ある意味ワイのキャリアのピークだろ、これは。
1作10分で処理すれば8時間 軽い軽い
わざわざ見てくださるワイさんに失礼ではあるが、設定による自業自得感がなくもない
うかつにも年末にワイ杯を開催したばかりに、 ワイの一晩の晩酌が失われようとしている!
不真面目に書いてるのもあるから大丈夫だろう
「ほう、みごとな出来栄えじゃないか」石川辰三が洩らした自画自賛の声は、凍てついた駅前広場で白くけぶった。 こころもとない街灯に照らされて、ベンチにたたずむ女の彫像が、浮かび上がっている。十年のときを費やした作品 である。辰三のおもいは感慨深いものであったのか、彫像に向かい敬礼をする眼が潤んでいた。 「駅長、まもなく終電がホームに入ります」駅、開業以来最後の電車だ。今日、駅舎は業務を停止する。「運転手からの 報告では乗客はひとりで、宴会帰りなのか泥酔者とのことです」辰三が落胆する。「最後が乗り越しの客か」ある時代には、 鉄道マニアが大挙押し寄せたものだ。だが、考えてみればこの駅が終着で、戻る交通手段がない。駅前の宿泊施設や売店は、 建物だけが残り朽ち果てている。 辰三は、はっとした。街灯に照らされた乗客の見目カタチは凛としていて、報告とまったくことなる。ホームに降り立った のは、若い修行僧であった。 僧が彫像のかたわらに腰を据えて、読経を紡ぎ出した。そのときだった。ランランラン、ランランラン……少年少女の合唱が 広場で散る小雪に沁み入ってきた。 朽ちた建物が反転し、きらびやかなネオンに彩られた西洋の城にかわる。城門が開き、いくつものダンスチームがあらわれ、 駅前広場をにぎやかにしてきた。駅舎の屋根から虹色のスポットライトが、テーマパークさながらの踊りをきわだたせる。 駅長さんごくろうさま、駅のみなさんごくろうさま、駅舎さんごくろうさま、電車さんごくろうさま。踊りは終幕をしらないのか、 えんえんとつづいた。 朝もやのベンチで、辰三は目覚めた。駅前は雪が積もる、いつもの広場だった。終電を待って駅舎の待合室へおさめようとした 彫像が、ふやけている。これまでの切符でつくった紙粘土細工は無残だった。 「昨夜のことは夢だったのか」 外套の襟を正した辰三は、女の像の頭頂に乗った、菅笠に気づく。 「まさか、彫像が最後の客を呼び寄せたのか?」辰三はつぶやいた。 駅の名は『僧家駅』というのだった。末枯れた山寺には、かつて駆けこんできた僧らの墓が苔むしている。
304 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 23:24:28.52
上着くらい羽織ってくればよかった。でも、そんな余裕はなかったし、頭を冷やすにはこれぐらいで良かったのかもしれない。頬を伝う汗を拭い、手近なベンチに腰を下ろす。 スカート越しに感じるベンチの湿り気が、汗ばんだ肌からどんどん興奮を奪っていく。辺りを見渡すと、シャッターの降りた店、店、店。目の前には時刻表。バス停だ。しかし、もう終バスは出てしまっているだろう。 体重を背凭れにぐっと預ける。黒い空を見上げると、白い息が溶けて消えていくのが見えた。思い出すのは、煙草の煙。 「何か咥えてないと落ち着かなくてね」煙を吐き吐き、寂しそうに笑う。宗佑さんは、そんな話し方をする人だった。 「本当は子供なんて欲しくなかったんだ」宗佑さんは酔うといつもその話をした。「ふたりでいられればそれで良かった。でも彼女は子どもを欲しがって……僕はいつも邪魔されている気分だったよ」 宗佑さんが剛の家に来るのは月に一度だった。決まって土曜の夕方で、小さな女の子の手を引いて。別居中の娘を送り届けに。「その時だけは彼女と会える、その口実にあの娘をダシにしているだけだったんだ」 宗佑さんが弱音を吐く時はいつも煙草の煙と一緒だった。そうして、いつも寂しそうに笑う。彼が寂しさを表に出せるのは煙草を咥えている時だけで、そうして増えていく煙草の本数を、剛のお姉さんは娘の身体に悪いと詰り、とても嫌がったという。 「好きだね、可奈ちゃんは」宗佑さんは、いつも困ったように頭を撫でてくる。するとあたしは彼のものから口を離して、見上げるように答えるのだった。「宗佑さんと同じですよ。落ち着かないんです」 身体を触れ合わせていないと駄目になってしまうあたしは、心の伴わない剛の身体からは逃げてしまった。あたしは場所でありたかった。誰かが吐き出す寂しさを受け容れられる場所に。宗佑さんはそんな場所を求めていた。 レストランでの食事中。お姉さんが正式に籍を抜いた、という話を剛から聞いた途端、あたしは剛の浮気の証拠を一気に捲くし立て、気付いたら外に飛び出していた。 「可奈ちゃん?」 揺さぶられた肩と聞き覚えのある声に微睡みから目を覚ます。 「ああ、やっぱり。いやね、忘年会帰りなんだけど、呑みすぎちゃって電車で寝過ごして……可奈ちゃんもそのクチ?」 その人は煙草を咥えて、寂しそうに笑っていた。
307 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 23:41:16.62
308 :
ワイ杯 :2013/12/28(土) 23:49:52.68
「失敗したな」 駅員に追い出されるようにして改札を抜け、ふらつく足で駅前に立った僕は、見たこともない風景に心の底からそう思った。 師走の忙しさと最近のごたごたが重なって忘年会でつい飲み過ぎ、同僚に両脇を抱えられて電車に乗ったところまでは覚えていた。 降り立った駅は小さな漁村のようだった。磯の香りが冷たい風に乗って運ばれてくる。辺りは微かなさざ波の音と暗闇が支配し、通りにはコンビニもカラオケもなかった。 「なあ、よかろ? 今夜だけやから」 行く当てもなくぶらぶら駅前をさまよっていると、どこからか声が聞こえてきた。見ると駅前のバス停とは思えないほど小さな停留場に人影が二つあった。 「じゃあこんだけ。これでどうや」 背の高い男がベンチに座っている女にしきりに話しかけていた。どうやら夜の交渉のようだった。我ながら驚いたことに、僕は彼らの方に歩先を変えながら今いくら持っていただろうかと計算をはじめた。酔いはまだ醒めていないらしかった。 ところが僕が近づいて来るのを見るや、男は足早に去っていった。彼女の後ろに立った僕はその理由がすぐにわかった。胡乱げに僕を一瞥したのはまだ中学生くらいの女の子だった。 なんだか拍子抜けしてベンチに座ると、あとはもうすっかり彼女のことを忘れて煙草に火をつけた。 「なにかようなの?」 考えごとをしていた僕は危うく飛び上がりそうになった。それほどに彼女は静寂に溶け込んでいた。振り向いた僕はそこではじめて女の子が小さく震えていることに気づいた。たしかに寒そうな格好をしていたけれど、それだけじゃないことはたしかだった。 「こんなところにいるとレイプ犯のかっこうの的だぞ」 からかったつもりだったけど言ったあとに少し後悔した。女の子の背中がそれこそ子犬みたいにぶるぶる震えだしたからだ。 僕はため息をついて女の子の腕を掴んだ。悲鳴はなかった。怖くて出なかったのかもしれない。駅前を出て歩き続け、少し大きな通りに出た。 二十分ほどたってようやくボロタクシーが現れたので、女の子を車の中に押し込み、運転手に財布の中身をほとんど握らせて後を見送った。 再び静謐な駅のベンチに戻ってきた僕は、しばらくじっと暗闇を眺めていた。それから携帯を
309 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 23:52:01.44
310 :
ワイ杯 :2013/12/28(土) 23:53:21.72
「失敗したな」 駅員に追い出されるようにして改札を抜け、ふらつく足で駅前に立った僕は、見たこともない風景に心の底からそう思った。 師走の忙しさと最近のごたごたが重なって忘年会でつい飲み過ぎ、同僚に両脇を抱えられて電車に乗ったところまでは覚えていた。 降り立った駅は小さな漁村のようだった。磯の香りが冷たい風に乗って運ばれてくる。辺りは微かなさざ波の音と暗闇が支配し、通りにはコンビニもカラオケもなかった。 「なあ、よかろ? 今夜だけやから」 行く当てもなくぶらぶら駅前をさまよっていると、どこからか声が聞こえてきた。見ると駅前のバス停とは思えないほど小さな停留場に人影が二つあった。 「じゃあこんだけ。これでどうや」 背の高い男がベンチに座っている女にしきりに話しかけていた。どうやら夜の交渉のようだった。我ながら驚いたことに、僕は彼らの方に歩先を変えながら今いくら持っていただろうかと計算をはじめた。酔いはまだ醒めていないらしかった。 ところが僕が近づいて来るのを見るや、男は足早に去っていった。彼女の後ろに立った僕はその理由がすぐにわかった。胡乱げに僕を一瞥したのはまだ中学生くらいの女の子だった。 なんだか拍子抜けしてベンチに座ると、あとはもうすっかり彼女のことを忘れて煙草に火をつけた。 「なにかようなの?」 考えごとをしていた僕は危うく飛び上がりそうになった。それほどに彼女は静寂に溶け込んでいた。振り向いた僕はそこではじめて女の子が小さく震えていることに気づいた。たしかに寒そうな格好をしていたけれど、それだけじゃないことはたしかだった。 「こんなところにいるとレイプ犯のかっこうの的だぞ」 からかったつもりだったけど言ったあとに少し後悔した。女の子の背中がそれこそ子犬みたいにぶるぶる震えだしたからだ。 僕はため息をついて女の子の腕を掴んだ。悲鳴はなかった。怖くて出なかったのかもしれない。駅前を出て歩き続け、少し大きな通りに出た。 二十分ほどたってようやくボロタクシーが現れたので、女の子を車の中に押し込み、運転手に財布の中身をほとんど握らせて後を見送った。 再び静謐な駅のベンチに戻ってきた僕は、しばらくじっと暗闇を眺めていた。それから携帯を取りだし、今頃ベッドの中にいるだろう彼女に迎えを頼めないか交渉することにした。
今回は上位何位まで?
312 :
ワイ杯 :2013/12/28(土) 23:54:04.36
次回からは、投稿ペースを見て多作投稿は抑えてくださいってことにしたほうがいいんじゃない?
まあ5位くらいがいいところかな ワイも読んだフリぐらいしたいだろうし
316 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/28(土) 23:57:00.53
>>312 ワイが参加作品と認めた時点で修正は不可!(`・ω・´)
あまり少ないと、順位をぴたりと当てたらワイからお年玉チャンス、 とか言い出す俺のような奴が現れるぞ
今年ラストだから全部発表だよ
終わり!(`・ω・´)
秋吉の祭りとは大違いだなw
322 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/29(日) 00:01:09.40
ワイさんの発表までに評価をつけてくれる人が現れるはずである
怒りません 晦日から新年の発表なら
まあ碌に読めもしないゴミコテとじゃ祭りへの信頼度が違うよね 今回のことで能力がないことの裏付けもされちゃったし
49だと…くそもう一つ書けばよかったのか
中途半端だな 俺様がもう1つ書いてやりゃよかったか
>締め切った当日の夕方に全作の寸評をスレッドにて公開! 同日の午後八時頃に順位の発表を行う!
>>316 ほげえええええええ泣
まあ仕方ないか、ワイさんがんばっておくんなまし
とりあえず誰か全作品まとめてよ
皆頑張ったんだから順位なんてどうだっていいじゃないか ただ、俺の作品を一位にしなかったら憎しみで呪ってやる!!
軽く読んでみたが、上手いなと思うのが順位分以上にすぐ見つかる どうやら俺の作品の出番は無さそうだ
モチベーション 湧いたときには 日曜日
簡易な題が欲しいな。 レス番号と対応したやつ
今回のは歴代でもかなり自由度の高いお題だったけどなあ
歴代のお題ってもっとガチガチなのか…
>>334 49の題名をかぶらずつけるやつはかなりの才能が
●寸評まで待てない冒頭コンテスト1
>>22 「やべえ寝過ごした!終点まで来ちゃったよ!」
>>25 ☑︎手洗いで水の流れる音は信じられない程大きく頭に響いた。
>>31 酒が好きだ。
>>33 「ねぇ、そこのお兄さん、悪いんだけど、その自販機で……
>>45 『これが競馬だ!』
>>48 最終電車に乗ったが、忘年会で酒を飲み過ぎて……
>>49 「ちっ、どこの店も閉まってやがる」
>>51 「希望を失った人間は、祈ることにも躊躇するものさ」
>>61 忘年会で呑んだ酒が災いした。俺は最終電車で……
>>62 居酒屋で私は体格の良い男と隣同士の席になり……
339 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/29(日) 00:59:21.18
●寸評まで待てない冒頭コンテスト2
>>70 私は異様な物を感じた、なぜならばこんな夜中に……
>>71 まるで家畜のようにホースで全身に水を掛けられ……
>>75 その駅は驚くほど辺鄙な場所にあり、そこから見える
>>77 「今夜は散々だよ。なんでこんな田舎町に来なくちゃ……
>>82 今年の飲み納めだと言って同僚達と街に繰り出した。
>>88 瑠依という女は俺の全てだった。まったく馬鹿げてる。
>>90 酔っていた、小生は泥酔に近かった。だから、……
>>98 「東京は冷たい所や、そう思わへんか?」
>>106 やっちまった、俺は今忘年会で調子に乗りすぎた……
>>108 「なんだ、簡単な問題じゃない」
とりあえず最初の7作品タイトルつけるから 他の有志も続いて。
冒頭の良し悪しを判断しろとな? ちょっとおもしろそうかも
342 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/29(日) 01:02:03.55
●寸評まで待てない冒頭コンテスト3
>>110 あなたは透明な馬に運ばれたことがあるか。私はある。
>>122 今年の『プロジェクト』も、どうにか無事に乗り切る事が出来た。
>>124 「こいつはもう、駄目みたいだ」
>>127 『となりの女』
>>134 女は息を潜め、静かに座っていた。先程、もう朝まで……
>>136 小さな駅舎から男は重い足取りで踏み出した。……
>>138 男がバス停のベンチに腰かけて一息ついたとき、……
>>148 俺はちらりと横に座っている女性を見る。
>>150 男の背中を撫でてやりながら、私はブーツに飛び散った……
>>154 ふらつく体をどうにかバス停のベンチにまで運ぶことが……
343 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/29(日) 01:02:33.28
●寸評まで待てない冒頭コンテスト4
>>160 来年でもう学生も終わりになる。就活等で忙(せわ)……
>>168 深夜一時を過ぎたあたりで雪が降ってきた。
>>178 男は小さな駅を出ると、寒風に思わず身をすくめた。
>>183 忘年会で呑んだ酒が災いして、おれは最終電車で……
>>191 パソコンの使い過ぎでドライアイって、これ……
>>194 駅舎の周りから先には街灯がなかった。
>>201 仕事納めの忘年会を終えた半嶋茂樹は、
>>230 芝居は得意だ。行きたくもない会社の忘年会に……
>>258 車内アナウンスでこの電車が終電で次が終着駅……
>>261 忘年会でつい飲み過ぎてしまい、最終電車に……
344 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/29(日) 01:03:52.59
●寸評まで待てない冒頭コンテスト最終。
さあ、琴線にふれるのはどいつだ!!
>>266 あれだ。視線の先に目標を確認した。
>>282 目を覚ませば、駅員が目の前で終点だと告げ、……
>>284 「激動のラーメン戦国時代を生き抜くために、……
>>286 最終電車に騎乗したまま倏忽として意識を……
>>292 「地球産はロクなものがない」
>>296 酔って寝過ごした私を乗せた終列車が、長い……
>>303 「ほう、みごとな出来栄えじゃないか」
>>305 上着くらい羽織ってくればよかった。でも、……
>>308 「失敗したな」
こして見ると冒頭からいきなり設定との擦り合わせに入ってるの不格好だなorz
>>344 最終電車に騎乗がいちばん先が気になるな
まあ気になるだけだが
何度見ても笑える
>>124 まあ入賞したら暴動だけどなw
俺は
>>110 の冒頭が一見いいように見えるな
本編はよく分からなかったけど
題名のつもりか知らんが思いっきりネタバレしとるがな
ネタバレもなにも。 読んだらわかるんだろ
あー、やっぱこんなゴミ溜めでも書ける奴はいるもんだなあ
タイトルから途中でオチが読めちゃったら少しがっかりするじゃないか
タイトルは一言ぐらいでいいんじゃね
感想いうときのレス番号がわりにしたいんだよ 内容がわからないと役に立たな 早く読め え
感想いうときのレス番号がわりにしたいんだよ 内容がわからないと役に立たない
だいたい優秀作は後半に固まるもんだと思ってたけど上の方に良いのが結構ある
>>358 それは分かるんだ。ただ、これから読む奴のことも考えなくちゃいかん
ぶっちゃけ作者本人につけさせるのが手っ取り早いとは思うが、
タイトルつけるのって本編書くよりも難しい気がする
ワイが読めればいいんだし、そんなんで読みが崩れるようなスレ主だったらそもそもこんな集まる祭りにならないだろ 秋吉しかり 杞憂もいいとこ
もう題名は「終着駅」で
出だしだけだとこの辺が気になった
>>33 ,62,71,77,90,98,108,122,138,266
あかん、優勝してまう
読む練習ってことで、今回いいと思った作品を三つ挙げてみる
>>122 前提にあるはずの少女に降りかかった悲劇に目を向けさせない話運びで、どこかほっとする物語に仕上がっているのが印象的。誰もが知っている主人公の正体について直接的には書かれていないが、後半にいくにつれ鮮明にイメージできる情報が提示されていく書き方が上手い。
>>82 シンプルに纏められながらも、読者に人物の動きと風景を容易に想像させるであろう描写が際立っている。男の心情をあれこれ考えさせられる、読んだ者同士で話題として持ち出せそうな造りがおもしろい。
>>201 流行り物を取り入れた、こういう場だからこそ読めるだろう作品。男の願望と現実の落差、それと女の憤りっぷりがコミカルで笑わせられた。
あと10時間ちょいで寸評発表か〜
今回も○とか△で全評価する人がんばれよ
ABCじゃなかったっけ、それともそれは別の人だったか 何にせよ盛り上がるのはいいことだ
今回は7位まで?こりゃだめだw こんだけ集まったんだから
しまった。途中で送信してしまった。 お題を早めに出したりするからだw こんだけ集まったんだから、せめて10位ぐらいまで発表しろよ。
372 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/29(日) 08:52:11.62
おはよう、諸君! ここからはあからさまな独り言! |ω≖´)今回は四十九作、一作に十五分かけて十二時間二十五分。 今から始めても晩の九時を回る。こりゃ、無理だな。 一人の能力には限界がある。仕方がないんだ。 全作品の寸評は明日にしよう! 明日の夕方に全作品の寸評を挙げて、 同日の午後八時から上位十五作品の発表。この予定でいくか。うん、そうしよう。
ええよええよ 何なら正月過ぎてからでもええな 酒食らって寝たったらええねん、ガハハ
まあ、しょうがないよね。 しかし年越しはだめ。今年のことは今年のうちに片付けるべし。
375 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/29(日) 09:19:30.56
>>374 大晦日まで猶予はあるのか!(`・ω・´)まあ、今年中には終わらせる……つもり。
おいおい じゃあしっかり簡素つけろよ
>>375 独り言によると、月曜の夜には発表がありそうな話でしたが。
まあ目を痛めない程度にがんばって頂戴っていうか、
さっさと仕事にかかれよ。
俺は夢を見ている。彼女は屈託なく笑い、白い砂浜でワンピースのスカートが広がるぐらいくるくると回った。 傍らで軽く膝に腕をかけて手を組み砂浜に座りこんて笑うジーンズの男は俺か。彼女は前髪を巻き 俺はサマーセーターを肩に羽織って袖を結んでいる。やがて俺の元に駆け寄った彼女が俺の足に踏みつけられて半分隠れた貝殻を拾い上げる。 その小汚い欠片を綺麗だと二人は褒め称えた。この世の全てを肯定する事で、二人して楽しくて幸せな雰囲気を演出しているのだ。 波打ち際で水を掛け合い、やったなコイツをやるにはまだ時期が早い。やがて彼女は俺の横に座り、遠くを航行する貨物船や島 果ては飛行機に半ばヤジのようにくだらない感想を述べた。それほど面白くもない話題で大笑いして、これから何処へ行くか相談する。 俺たちを何処へでも連れて行ってくれる、赤くて尖ったフォルムをした車のリアウィンドウには、アメリカの人気ミュージシャンの肖像を模したカッティングシートが貼られている 怖いものは無かった、望めば何でも出来ると思っていた。 「付いて来いよ」 俺はパチリと目を開け、顔のすぐ横に見えた手首を握った。驚いてポカンと口を開けた駅員の顔が見える「終点?」「はい、あの・・・お客様お休みだったようなので」「そう、ありがとう」 俺はしこたまに酔っていた。あれだけ部下の杯を断らずに全部受けたのだから酔っているはずだ、そうでなければ終点まで乗り過ごしたりするはずがない。 あまりに静かで、微かな機械音しかしないホームに降り立つと、蛍光灯に照らされた真っ白な雪が線路に落ちて溶けてゆく。 無風 しんしんと真っ直ぐに地面へと降り注ぐ雪だけがこの世の活動の全てだった。 バスは来ない。とっくに最終便が出たバス停に座る事にどれほどの意味があるだろうか。暇を潰すためか、足を休めるためか、降り注ぐ雪を凌ぐためだろうか。 駅前のバス停に腰を下ろした俺は、屋根からはみ出た靴に雪が落ちて溶けて行くのを眺めた。 先刻からベンチに座っていたであろう女は言った。 「隨分時間がかかったじゃない」 「ああ」 「約束覚えてたのね」 「だがお前にふさわしい男にはなれなかったよ」 「心配しないで、私はあなたにふさわしい女に成り下がったから」 「今日は暖かくして寝られるだろうか」 「うん」
ワイさん。無理しない、まったり進行で無問題! おそらく、スレのつわものが、あれこれ四十九作を語るとおもわれ 自分も時間が許す限り感想レスリーします
…ところがスレのつわものがよんでもやっぱり時間かかるという孔明の罠
ぜんぶやれるかどうかわからないが、とりあえず前半を適当に
文章 構成 アイデア
1 日本語でおk 何がなんだか だからなに?
2 素人くさい 残尿感 ありふれてる
3 普通 破綻がない なるほどね
4 うまい 見事なまとめ よくできてる
5 あんたプロ? 宝石のような 心底驚いた
文章 構成 アイデア
>>22 233 待ち伏せは無理がないか。ツイアカの親バレは怖い。
>>25 132 不自然な語句が多い。「一間綻んだ」←ちょっとほころんだ?読めない。
>>31 443 うまいと思う。これくらい書ければ十分なレベル。話は地味だが。
>>33 222 文章から加齢臭が。話もひどい。
>>45 322 初対面なのになぜここまで馴れ馴れしいのか。いっそ全部夢ってことに。
>>48 232 特に感想がない。とりあえず、瞳は閉じない。閉じるのはまぶた。
>>49 232 初対面なのになぜここまで馴れ馴れしいのか。いっそ全部夢ってことに。
>>51 432 妻が死んだ後、定年まで何が男を支えたのかわかるとよかったかも。
>>61 433 ウホッ? 女を絡めず話を進めるのは面白いが、ラストにもうひと工夫。
>>62 433 短い話で回想は読みにくい。女の恨みじゃなく天罰というのが面白かった。
>>70 232 くどい。
文章 構成 アイデア
>>71 432 実は女は幽霊でしたネタ3本目?
>>75 421 投げっぱなしジャーマン。文章はうまいので次に期待。
>>77 333 ドッキリとはいえ凶器つかっちゃだめだね。どうでもいいけど。
>>82 322 特に心に残るものがない。
>>88 342 アイデアがありふれてるとは思わないが、なるほどとも思わない。
>>90 111 うわ言か。気をしっかり持て。
>>98 332 幽霊ネタ4本目?電球みたいな面白い女。
>>106 211 作者の意図が不明。正気を疑わないでもない。
>>108 321 通報しました。
>>110 211 これ参加作品でいいのん?
>>122 333 なるほどね。
>>124 311 夢オチ?
>>127 323 傘とネコバスだけが大事で他がおざなり。思いつきの典型。
>>134 311 だからわけわかんないってば。
>>138 444 なんということはない話だが、女が生身だったら減点してた。
>>148 331 いいお姉ちゃんだ。
>>150 333 いいお姉ちゃんだ。
386 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=34,xxxPT】(1+0:5) :2013/12/29(日) 11:50:22.45 BE:2463674966-2BP(1000)
編集者さんの本音が聞けました。どうぞ。
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 15:18:45.74 ID:zZsA3JgX0
推敲してないっていうのが丸見え
だから一次通過もしない
俺はとある文藝の下読みしてるけど、実際最後まで読まないで最初の1,2ページで通過させるか決めるね
そんな2000もの原稿を最後まで読むのに時間かかるしね
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 15:21:17.21 ID:zZsA3JgX0
>>37 そんなお前みたいな駄文を下読みされる者の立場になってみろよ
最後まで読むわけないだろ
最初のつかみがいいやつは最後まで面白いし、最初でつまらんものはやはり最後までつまらん
下読みしてきたけどこれが真理だったわ
記憶やっぱ中高生っぽいなー
何で二度も言うのよ
読めてません
外に評価者いないの?
ワイと親切な人が評価してくれる
>>385 こういうのが沸くんなら評価してくれんのはワイさんだけでいい
いや、簡素はさまざまあっていい
スレの場持ちがいいからね。
ただ
>>90 の評価が1,1,1とはいかがなものか。
もちろん小生の作品である。
著しく凹んで、年末の買い物につきあう気力も失せた!
>>384-385 が何か問題あるようには見えないけどなあ、私の作品が点数低いことを除けば
ワイさん以外もどんどん評価つけてくれたほうがおもしろいとおもうんだけど、
オブラートに包めとかいいとこ探しをしろとかそういうこと?
ていうか別に全作品やろうとしないで、良くも悪くも評価したいって思ったやつについてだけ書けばいいと思うけど
>>148 だけど、文章はあとから見たらミスがけっこうあったから、3とかむしろ高いと思った
アイデアは偶然に頼らない展開にしたからこんなもんかなあ、と
個人的には
>>124 が好きかな
うーん俺もワイ杯に合わせて書けばよかった。アイデアはあったんだけどなあ
403 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/29(日) 13:52:52.33
搗き立ての餅が出来上がった! お昼に焼いて食べた! よく伸びる! 醤油バターと海苔が最高に合う! そのせいで睡魔の襲撃を受けている! それにしても天気が良い! コーヒーを淹れて応戦中!(`・ω・´)d_|
>>403 やかましわアホンダレ
はよ評価せんかいおっさん
>>397 小生のは雰囲気あって面白いぞ
意味は全くわからんけど
俺は現象を淡々とわかりやすく語ってストーリー自体で勝負する方だからな
個人的には昔話形式と呼んでる
405 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/29(日) 14:01:50.55
十作まで読み、寸評を書いた! 残りの作品数は頭に浮かべず、粛々と行うのみ!(`≖ω≖´)ノシ
406 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=35,xxxPT】(1+0:5) :2013/12/29(日) 14:10:12.18 BE:3079593959-2BP(1000)
編集者さんの本音が聞けました。どうぞ。
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 15:18:45.74 ID:zZsA3JgX0
推敲してないっていうのが丸見え
だから一次通過もしない
俺はとある文藝の下読みしてるけど、実際最後まで読まないで最初の1,2ページで通過させるか決めるね
そんな2000もの原稿を最後まで読むのに時間かかるしね
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 15:21:17.21 ID:zZsA3JgX0
>>37 そんなお前みたいな駄文を下読みされる者の立場になってみろよ
最後まで読むわけないだろ
最初のつかみがいいやつは最後まで面白いし、最初でつまらんものはやはり最後までつまらん
下読みしてきたけどこれが真理だったわ
>>385 俺の作品の片方が読む価値なしみたいに言われてる
ひでえよ
一方でもう片方は非常にいい評価なり
読む眼を持ってるな
作品に対する感想もありだし、感想に対する感想だってありだろってところかね
|ω・´)ノシ 目が限界なので小一時間の仮眠をとる!
明日になっちゃうの そんなの嫌だよー
後半。
>>385 の
>>138 は
>>136 への評。お二方にはたいへん失礼しました。
文章 構成 アイデア
>>136 444 なんということはない話だが、女が生身だったら減点してた。
>>138 444 幽霊ネタの1回半ひねり。あだなはミスマープルか。
>>154 334 エレベーターとか孤島とかならモテる!と妄想するよね。男は。
>>160 212 そこはバス停なのかどうなんだ。どこでもいいが爆発しろ。
>>168 322 初対面なのになぜここまで馴れ馴れしいのか。いっそ全部夢ってことに。
>>178 334 隣の人とひとこと会話することもできない現代社会の病理が云々?
>>183 211 そうですか。
>>191 333 達者な書きぶりだが、話が退屈。
>>194 333 達者な書きぶりだが、話が退屈。
>>201 222 ぎゃああおばけええはないっしょー。小学生かよ。
文章 構成 アイデア
>>230 234 ひねりが効いてる。こういうのは好きだ。
>>258 344 間違った方法による正しい結末。こういうのは好きだ。
>>261 221 黒くぬらぬらと光る……まあいやらしい。
>>266 222 犯罪組織の一員が逃がし屋にヤキを入れようとしたが返り討ちに!
>>281 221 内容がないし、パロディでもなさそうだし、笑わせるでもない。意味不明。
>>282 222 「帰っても寒くて空虚な暗さだ。」説明セリフ。
>>284 ――― 281と重複。しっかりしろワイ。
>>286 234 驚いたよ!なんでもありかよ!
>>292 333 これだから地球産の小話は。
>>296 222 不眠のわれに夜が用意しくるるもの 蟇・黒犬・水死人のたぐひ。
>>303 222 笠地蔵なのかなんなのかわからん。
>>305 444 ワイ杯には珍しい濡れ場のある話。今後も期待してます!
>>308 323 女の子に声を掛けられてなぜ飛び上がるほど驚いたんだろう。
ああ疲れた。自分の作品もあるけど、上には上がいるもんだな。
俺の文章が2とか文盲もいい加減にしろ!
感想の書き方が悪いから、気分を害する人が出るんだな もうちょい言葉を選んだほうがいいね 酷評するにしても、小説書いてるならそのくらいの配慮は出来るだろう
これだけの数の作品の評価を一度にすると、 評価者の好みが浮き彫りになっておもしろいな
俺は酷評するなら残酷なぐらいにして欲しい 目が醒めるからな だけど多数の意見を聞きたいんだよ もっと評価に積極的な人いないかな
少なくともこの感想の書き方じゃ、感想者が自分で大会開いたとしたら、リピーターは来ないと思うよ
文章 構成 アイデア 1 日本語でおk 何がなんだか だからなに? 2 素人くさい 残尿感 ありふれてる 3 普通 破綻がない なるほどね 4 うまい 見事なまとめ よくできてる 5 あんたプロ? 宝石のような 心底驚いた このテンプレでいいから意見カモン
気に入らない感想は見なかったことにすればいいねん
まあまあ、どんな感想でもないよりはあった方がええんちゃいまっか
まあまあ、自分で5つければええやん
今回は多すぎて全部読む気になれないな 多作投稿もこんだけ集まるようになってくると考えものですなあ
自分のでもそうでなくてもいいから、作品ひとつ選んで、いいところ悪いところ書いてみたら? それに対する賛同、反対いろいろ意見が集まるとおもしろいかもよ。
感想欲しい番号言ってくれたら書くよ
>>90 はお題の眠ったせいで終点まで行くという偶然性がないから、まずそこで引っかかる
>>90 は古典が好きそうな感じは伝わってくるけど、自分のものになっていないなという感想
431 :
427 :2013/12/29(日) 16:09:54.15
>>428 >>90 「雰囲気イケメン作品」
良いところ:これだけの文字数で時代背景までなんとなく想像できる。
あってるかわからないけど、大正から昭和初期くらい?
悪いろころ:句点の打ち方に癖がありすぎ。
わざとなら失敗。癖ならもう少し減らしてもいいんじゃない?
こんな感想で良ければ。
>>90 はいろんな意味で難読だな
描写の流れは巧いけど書いてあることが意味不明すぎて意味不明
読点が読みづらすぎるわ!
427だけど、よく考えたらワイのスレだからコ テつけての感想はやめるわ。ワイ、すまん。
>>431 ロータリーなんて言葉その時代にあったんかね
436 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/29(日) 16:13:01.09
昭和初期に電車があるかよ
>>266 ウナギのアイデアはどうやったら怖くなるん?
>>439 志賀直哉作「城の崎にて」には電車が登場する
城の崎にてが執筆されたのは大正六年だから、昭和初期に電車が存在してもなんらおかしくはない
だいたい 小生って手紙言葉やん
>>90 特に総理大臣である必要がない気がする
あとこの総理なんか偽者っぽいというか
総理、官邸、首脳会談、の三つのワード以外に総理らしさがまったくない
一本書いたけど、書上げて手応えなかったから、今回入賞はないなー。 感想書いてくれた人のもいまいちっぽいし。まあよいよい、今回は気楽でいいや。 感想書こうと思ったけど前半で体力尽きた。 今から飲み会なので、帰還後、体力余ってたら一通り感想書くね。
>>439 もしそれをいうなら、昭和初期のカイロに空き袋はないだろ だな
(まあ現代なんでしょね)
良い所としてあげられた「短い字数で時代背景が昭和初期頃だとわかる」が否定 ほかにいいところは?
いや意外性はあるよ もっとできのいいのがあるってだけで。
>>90 にかぎらんのだけど、女との出会いで男がどう変わったのかわからんってのが
多くて、それは良くないんじゃないかと思う。
小さな駅舎、だってよ。だめだこりゃ。文章力が素人だろw
おお、俺の作品の話か。酷評よろしく
実際素人なんで、とりあえず
>>451 は「小さな駅舎」の代替案をおくれよ
>>90 って、駅に着いたら偶然母親がいたってこと?
それとも母親がいるってことを分かって駅にきたってこと?
もし後者なら、忘年会で呑んだ酒が災いしたっていう縛りを無視してないかい?
>>136 は無駄に漢字を使う癖があるけど、無理なく意外性があっていいと思う
文章もわかりやすいし
でもこれ本人がやってって言わなくてもやる流れなの?
嫌がる人はあまりいないとは思うけど
>>453 自分を昔捨てた母親に会いに来た、
と素直に言えずにそう誤魔化したってことなのかもしれん
お題的にどうなのかは判断しづらい
それよりも、非常になるのか非情になるのかが気になる
>>452 自演乙
自分の作品を読んでもらうように仕向けるとは小癪だな
>>136 は最初の台詞に入る前の文が変だな
朝になるまで話す長い時間に、マネキンだと気付かないってのも不自然
全身に服や靴はいてるマネキンがあるとも思えんし
>>452 小さな駅舎は設定だろが。
その設定をもってきたらそれをてめえの文章力でワクワクドキドキしながらシンプルに表現するのが文学の楽しみだろうが。パカかおまえ。
バカじゃねえぞ、パカだ。
>>454 発表した作品は読まれてなんぼだし、いいんじゃないかな
俺も自分では漢字の使い過ぎに気づけなかったわけだし
ご指摘ありがとう
>>458 なんだぁ? 行頭がつまってるぞ?
おまえ、カスだな。まともに本を読め。2ちゃんねる仕様で書くなよ馬鹿。死ね。
>>457 確かに酒に酔っていたからでは片付けられないな。
誰も客はいなかったといきなり言うのも不自然。
>>261 不愉快そうに眉を寄せる、で読む気をなくす
一人称なのになぜ「不愉快そう」なんだよ
>>456 読んでと書けば読んでもらえる状況で自演とはいったい?
おい、酒飲みのチビデブ。 小説の作法もなってないようなもんは読まずにスルーしてやれ。 甘やかすとつけあがって駄文製造器になるぞ。最初が肝心だ。がつんと潰してやれ!
>>466 会話文から始まる奴はゲリ糞の自演厨だ。これは鉄板。死ね。
もっと、もっと詰ってくれ!
>>457 のように、肝心の小道具についての手抜きを指摘したり、
>>459 のように、言葉をおろそかにするなとブチギレたり
>>261 こういう話はリアリティを感じないからよくわからんな
ウナギの話がこの作品内で有名的な、世界観でも出していればよかったんじゃないかね
>>472 俺はすでに死んでいるよ。
俺は神だ。
わかったら、ひれ伏せ。乞食坊主。
474 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/29(日) 17:37:21.05
殺伐とした中に愛らしい天使のワイが登場! おはようございます!(`#・ω・#´)ノ
>>108 読み直して気づいたが冒頭の台詞要らなかったな
もう修正できないししかたなし
ゲリ糞の自演厨乙
(`#・ω・#´)ノ←40過ぎのおっさんがこんな顔文字つけて自称天使だとよ 誰か良い病院を紹介してやれよ
あらしがいるなあ あとで書き込めばよかった
>>261 は女が言うあの子が話にどう絡んでくるのかを楽しみにしてたのに
肩透かしにあったような気がした
>>191 は文章自体を悪いとは思わないんだけど、どうしてこうなったのか理解不能
合流に至った理由、方法、忘年会と二次会と終電の時間
この辺りにどうやったって違和感が残る
482 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/29(日) 17:43:29.46
寸評マダー?(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン
改めて粛々と文章を読み進めるとしよう!(`・ω・´)ノシ
寸評一部公開して
>>191 はすらすら読めていいと思うけど、そんだけだな。特に面白味もなく、感慨もなく。
487 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/29(日) 17:49:16.64
>>90 ロータリーでたむろする白衣は、母が治療中であることをほのめかすのか?
施設を抜け出した、または介護付きでお散歩中の母は。今は総理大臣の血縁なので周りも気を使う。
そこへ終電に乗った総理がお供もつけず単身たどり着く。
さらにサイレンが近付くが、対象は公務を抜け出してここへ来た総理の警護へ向かうあわてぶりを表現するのか。
母に別れを告げていそがしい日常へ帰る。
一読では伝わらない。
親子の確執とか総理とかカイロとかの設定や小道具が生かされていないね。
>>136 マネキンに打ち明けることで、略奪愛に破れた悲しみが、なんとなくほぐれて気恥ずかしい再生のストーリー。
488 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/29(日) 17:49:52.33
新たな予定を書き込んでおく! 明日の夕方、全作品の寸評を公開する! 同日の午後八時から上位十五作品を下位から発表していく! 括目して待っててね!(人`ゝω・) ツッコミタイキ
>>191 は目薬を使い眠らせるって方法がおかしいな
相手がいつ眠ってしまうのかわからんのにそんな事したら駅で線路に落ちて死ぬかもしれない
サプライズでお祝いするにはリスキー過ぎる
/ ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( 人____)< 括目して待っててね!(人`ゝω・) ツッコミタイキ |./ ー◎-◎-) \______________ (6 (_ _) ) カタカタカタ | .∴ ノ 3 ノ ______ ゝ ノ .| | ̄ ̄\ \ / \__| | | ̄ ̄| / \___ | | |__| | \ |つ |__|__/ / /  ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕 | | ̄
>>303 報告とまったくことなるって楽な言い訳だな
>>110 はどう読んだらいいんだろう
読み返してもよく分からんのだ
ぽっぽや
>>303 は難しい漢字を使う割に簡単な漢字を開いてるし
話はテーマに沿っているかあやしい上に詰め込み過ぎで
何を楽しめばいいのかわからない内容だからじゃない?
>>303 はバス停出てこないし、ベンチの上に像があるのか、だとしたらなぜそこにあるのかよくわからない
忘年会関連も弱いし、崩したネタに走りすぎた感じ
>>493 宇宙人女性(外見は地球人男性っぽい)が、酔わせる作用のある聖水(酒?)をかがされて
銀河鉄道というか宇宙船みたいな「透明な馬」で地球の(たぶん日本の)鉄道駅に飛ばされた。
ベンチの女(外見はこの宇宙人には宇宙人男性にみえる)は普通の地球人で駅も本来なら普通の何とか駅なのだが
この宇宙人「女性」がきたら駅名の表札(っていうのかしらんけど)が「チキュウニヨウコソ」に変わってて
地球人女のほうがびっくりした
499 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/29(日) 18:04:14.24
>>261 ウナギの妖怪に掴まって、あそこがウナギになる話なのか。
ウナギっぽいと言わなくても伝わる女のキャラは読んでいてとてもよかった。
あと、でも、
反撃したらツルっと逃げたとか
小便しよとしたらツルツル掴めないとか、
怪談にはギャグと同質の瞬発力が必要であると私は考える。
手抜きの評価と感想で申し訳ないけどせっかく書いたから貼るね、たいしたことかいてないからスルーしてもいいよ!
ABC三段階です
>>22 C 伏線っていうか、元恋人にしては妙だと思ったよ、なるほど母親ね! と思わせるような要素が欲しい
>>25 C 幽霊ネタは定番なのでもう一捻りほしいところ。ところで幽霊ってお酒飲めるの?
>>31 B 前半の先生の寂しい感じは割と好き
>>33 B ゲロかけてお持ち帰りってすごいテクニックだよね。ほぼ会話文のみで構成されてるのが気になった
>>45 B ただ競馬に行っただけかよ! と思ったら、これループものかな。お兄さんは永久に夢の中から出られないのかなかわいそう
>>48 C 個人的な趣味だけど、不幸話で風俗云々いうのはあまり好きじゃない。幽霊ものもありきたりかな
>>49 C 順調に行き過ぎて山場がないというか、あえてそうしてるにしても、後半にうまい台詞の一つでもあったらなと思う。
>>51 A オチっていうほどのオチはないけど雰囲気がいい
>>61 C 青春の日々の思いではよく書けてるんだけど、物語として成立してない感がある
>>62 B 視点が交互に切り替わってるみたいでちょっとわかりにくかった。お題をクリアしてるのが会話の相手っていうのはちょっとおもしろい
>>70 B 幽霊が定番っていうからだったら逆にって感じだね、割と好き。ただ10分前の川柳はどう考えてもうまくない
>>71 C おじさんは幽霊の状態で電車に揺られてやってきたのかな、それともずっと駅にいたのかな、設定がちょっとよくわからない
>>75 C 言いたい事がわからない、はしおりすぎじゃなかろうか
502 :
498 :2013/12/29(日) 18:11:46.51
棒を支柱に円形のアイアンプレート のことをオブジェといってるから、 チキュウニヨウコソってのは、バス停の表記だね 失礼しました
>>168 は忘年会が出てこないし、突然の野宿なのに、防寒装備がバッチリってのがご都合主義にみえる
正直感想見てると、そこまで書かんといかんのか、と思うわ その辺は想像で補完してくれよって。説明しすぎないのが小説の面白さじゃないの? まぁワイ杯はそういうとこなんでって言われるかもだけど
>>168 間がもたずというのが気になるな
会話と会話の間ならわかるけど、まだ会話も始まってないし
何と何の間がもたないのかよく分からない
>>505 作品としてみるとやっぱりどれもあらは目立つよ ただお題が字数の割りにいろいろ決めすぎなのじゃないかという気が
決められちゃった方がすぐ書けるが、内容がさがるんじゃないかと。
>>505 それは読者に頼りすぎだよ
読者はお前さんほど賢くないんだ
どれのことかはわからんけど、論理的に厳しい状況の説明をすっ飛ばすのは小説ではない
>>505 お題はお題だから、それ前提で読まれると思ってるなら甘えだな
ちゃんと作品中に出すべきだね
でないと縛りの意味がない
>>77 C テレビの企画ってそんないい加減でいいの? というかファンだったらそんな簡単に乗り換えちゃダメだよ!
>>82 B これは幽霊ものか? と思ったらブロンズ像だった! その発想は斬新だけど、その後の展開が何か欲しかった
>>88 C 宇宙生物によって時空をさまようっていうのはちょっと強引じゃなかろうか
>>90 C 総理が母親に会ったっていうのは分ったけど、それ以外がちんぷんかんぷんだった
>>98 C 私が関西弁詳しくないせいで、なんちゃって関西弁に見えちゃう。関西弁にする意図は何かあるんだろうか
>>106 B ほぼ二人の掛け合いのみの作品。お姉さんが無駄に詳しいのが少しおもしろかったけど、それだけだった。もう少し何か欲しいね
>>108 C 女性が三人も出てきて話がわかりづらい。オチとかも特にないように見える
>>110 B よくわからない話を狙って書いたんじゃなかろうか。そういう話はもうちょい言葉選びのセンスとかが必要だと思う
>>122 C 多分サンタにエルフに電車に天使、どういう世界観なのか。サンタとエルフって何か関係あるの?昔そういう映画あった気がするけど
>>124 C 次回はファンタジーがテーマになるといいね。酒場で飲んだくれてたらドラゴン退治の依頼が来たとかそんなの
>>127 C 評価には影響しないと思うけど、改行で読みにくいってイメージもたれるのは損だと思う。内容はトトロだった、それはどうなのよと思う
>>134 C 次回は異世界チートものがテーマになるといいね
>>136 B どうしてそんなところにマネキンが! 超常現象的なのに比べたらまだ自然なのかな、でも夜明けまで身の上話って長すぎない?
ちょっと待って、お題は「縛り」なのか? 設定じゃないのか
>>513 お題を縛りと考えるか設定と考えるかは好きにしたらいいんでねえの?
ワイが出したお題が何かみんな知ってるからそれは省くってのは怠慢だわ
>>513 設定でも縛りでもどっちでもいいけど、作品中で設定にあるそれをしたって、その作品だけでわからせなきゃだめだよね
まあなくてもお題が頭に入っている人達はオマケして読んでくれてるんだろうけど
全く出てこんなら問題外だと俺は思うね
>>513 なんとなく忘年会の帰りっぽい話になってれば
「忘年会の帰り」と書かなくてもいいんじゃないの 的な感じですか?
>>138 B オチはおもしろかったけど、後半すっごい説明的なのと、お題の部分が若干省かれてる感じなのが気になる
>>148 B その女性は姉だった! なんか微妙にオチてない気もするし、もうちょっとギャグっぽいノリにしたほうがいいかも? と思った
>>150 C 最後がちょっとわかりにくかった。殺し方が回りくどいような気がする
>>154 C 内容はぶっとんでるのに、淡々とした文章で語られていた。こういうのは大仰に書いたほうがいいんじゃなかろうか
>>160 B 雰囲気はいい。雨子の心理描写の部分をもっと丁寧に書けてたらよかったかな。あとお題の回収が出来てない気がする
>>168 B 初恋の思い出にそんなこだわるかな、なんか特別な初恋だったのかもしれないけど特別さも伝わってこないし
>>178 C なんかすごい説明的、すれ違いの切なさっていうか虚しさっていうかそんなのが伝わってこない
>>183 C 深すぎて理解できなかった
>>191 C バステイでバースデイはセンスあると思う。サプライズって他にもっといい手段があるんじゃないかな、あとは、どうして目薬?
>>194 B 山場もオチも特にない感じだったけど、結構丁寧に書いてると思う
>>201 C ごめんそのドラマ見てないです。どこがおもしろいのかよくわからんかった
>>230 B 二人とも芝居打ってるって言うのは面白かった。でも殺人犯を演じるっていうのは不自然かなあと思う
>>258 B うまくまとまってると思う。だけど切ない話を書いてるように見えて父親の愚かさしか伝わってこないというか、これは私の好みの問題かなごめんなさい
>>261 C 多分ホラーと思わせて股間がうなぎになってるっていうギャグなんだと思うけど、だったら最後もうちょっと馬鹿らしいノリにした方がいいかも
>>266 C 展開はそんな悪くないと思うけど、出てくるワードがなんか安っぽい
>>282 C これ奥さんもヨリを戻したいと思ってたってことかなあ。作品にどういう意図があるのか見えんかった
>>284 C 私はラーメンシリーズ結構好きだけど、シリーズ化しててワイ杯で上位は難しいよね
>>286 C スーパーバトル云々が本体でお題をくっつけた感じがすごいある
>>292 B 話の流れは悪くないんだけど、列車? バス? 30光年乗り過ごしってどんな設定だよ! っていうのはおもう
>>296 C どこかで聞いたような話だった
>>303 C 僧とパレード的なものってイメージが合わない、お題を活かしてるというよりは避けてる気がするかな
>>305 A 自分の浮気相手が離婚するのを待って夫の浮気を責める辺り計算高いんだと思うんだけど、その辺が作中のイメージとあわないのが気になった
>>308 C 投稿ミスがまさに失敗したな、という感じである。修正版を読んでも登場人物の心理が見えてこない
お題が前段で、その続きを書け、ということなのか、その設定を含めて話を書け、というのかで書き方が違ってくるな
良し悪しは別として、気になった作品の感想。気分を悪くしたら本当にごめん。俺、読めない人だから、あんまり気にしないで。
>>22 隣の女はだれ?謎と期待感が膨らむのを感じながら読み進めるけど、オチが出た途端、嫌悪感に塗りつぶされる。生理的にだめだった。
人を選ぶんじゃないかなあ。濃い化粧のくたびれた場末の風俗嬢が浮かんじゃったんだよね。そんなストーカーオカン嫌だ。
>>31 孤独で臆病(影の薄い?)な男性教師と昔の教え子の偶然の再会。人生って捨てたもんじゃない的なちょっといい話。
初老と思わせる男の語り口はぎこちなく、「ニーブーツを履いたナマ足」とかなんか知性や雰囲気に乏しいのが残念。浮かぶキャラと文章が噛み合わない感じ。酒をやめたいのにやめられないフリが序盤に欲しかったかも。
>>45 お話は御都合主義もいいとこで、せめてもうひとひねり欲しいとこけど、1レス縛りじゃ厳しいね。
読みやすいし(会話文だけで構成するのが悪いと、個人的には思わない)、序盤の伏線を引き取って、夢が正夢になるハッピーエンドもいい気分。
>>49 自殺した恋人が男に会いに現れる。悲しくてロマンティックな話…自らは家の借金返済の為に隠れて風俗で働きながら、
浮気した恋人を許せない女。自意識と良心に苛まれて自殺?この女メチャメチャめんどくさくない?設定がどうしてものみこめないのと、
固めの文章に前後する時間軸が絡まってよみづらかったです。終り方も陳腐な気が…。男女の事はよくわからない。
>>51 突然未来を失った男。努めは足した男がこの世で過ごす最後の夜。悲しすぎる。寂寞とした語り口もナイス。ラストはやや使い古された感もあるけど、風景が目に浮かんで印象的。
>>71 死人ネタのなかでも王道を大手を振って歩いてる感じで、清々しい。不気味なラストにもすとんと納得。読みやすいしうまくまとまってると思う。女子高生の台詞がうまい。
>>75 またファンタジー系死人ネタですか、と思わせておいてそうではないという。読了の瞬間のずっこけ感がなぜかよかったです。タイミングの勝利か。最後の台詞が醸す、この女の何とも言いがたい感じの悪さも印象的。
524 :
523 :2013/12/29(日) 18:45:40.28
>>90 設定がわからない、状況がわからない、文章が読みづらい、とにかくわかるようだけどわからないカオス。お母さんは認知症?大事にしてあげて。
>>98 ノリがいい。お化けがかわいい。読んでて楽しかった。
>>106 狂ってる?未来から来た?ロボットとか?得体の知れない女と巻き込まれていくダメ男。アニメだよね。この後、このふたりがどうなっていくのか興味を持ってしまった。
>>110 際立って印象的な書き出しにつられて読み進めるも、何の話なのか、さっぱり。書いた人も同じだったんじゃないかな。文体もラノベ好きな女子高生が書いたみたいな感じで、かしこい感じが逆に鼻につく。
>>122 部下のエルフ…まで読んでまたファンタジーかよ?って思ったけど、読んでいくとこれが意外に面白い。前のレスでも評価されてたけど、少しずつ霧が晴れて行く感じがいい。
霧が晴れた後に見える景色に心が温まる。これはいいファンタジー。個人的にはこれが今回のナンバーワン。
>>124 お題を完全にぶっちぎって幻想世界で繰り広げられる死闘。なにこれ、なになにこれ?と思わせて突然現実にぐいと引き戻される。
その強引な感じがたまらない。パラレルワールド?。文章もやたらうまくて、1レス縛りがなかったらどういうものを書くのか、ちょっと興味をひかれる。
どいつもこいつも俺の作品を最低評価にしやがって!
小説を書くのに必要な第一の才能は、自分の文章を客観的に見られることだな
ま、まあ最低評価が一番多いし
奇をてらった方が埋没するという罠が
529 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/29(日) 19:11:10.44
>>90 まで読んで寸評を書き上げた!
そろそろ夕飯の用意をする!
では、明日!(`・ω・´)ノシ
ウナギの感想ありがとうございました ホラーだと受け取ってもらえて嬉しい反面 落ちがギャグだと見られたことに驚きを感じました だから書き方は突き抜けたほうがよかったのね ウナギの話も作中でしっかり確立させておかないといけないことを知ることができて、本当に皆さんのおかげです。
確か前に、お題をうまく使ってるかどうかは、評価が並んだ作品の優劣をつける要素になってるみたいなことを言ってたと思う だから多分影響すごい小さいと思うんだよね、100点満点だったら0.5点とか、5点刻みなら3点とか あんまり分析してもおもしろくないけどさ
ワイ、一度に全部読んで評価することを己に課しているとかいってなかったか 都合のいいやつだな 分けてできるなら投稿された順にちゃっちゃとやればいいのに
533 :
523 :2013/12/29(日) 19:20:47.28
>>136 うーん、マネキン。なんでマネキン?
>>138 なんすか、この女の頭の良さ。おじさんと女の子のやり取りがやけにあっさりしてるのに比べて、
後半の怒濤のタネあかしがアンバランスな感じ。構成に難ありかなあ。でもまあ1レスだしねえ(もう言うまい)。改行が読みづらい。
>>148 そうそう、お姉ちゃんってそうなんだよねー、ってお姉ちゃん欲しかった男子の妄想をくすぐる無理話。
あり得ないだろう、とは思うけど、いいコメディだしさわやか。
>>22 も姉ちゃんにしとけば良かったのに。
>>178 説明調の固い文体が読みづらい。いかにもあらすじって感じで終っちゃうのがもったいない。面白い話になりそうなんだけどね。1レ…(言わない)
>>194 個人的にはどうってこともない話で、なんか不自然だし別段工夫もない…。
でもランキングでは結構いいとこいくような気がするんですよ。なんかワイ好みなんじゃないかと。
>>201 こんなとこにもあのドラマが。俺は見たことないんだけど、そんなに面白いなら、いつか見てみようかな。なんだ、この販促小説。がんばれサラリーマン。おれは断固支持。
あまりの読めなさっぷりに愕然
今回の場合、最終電車で終点にいく、忘年会で酒を飲んだせいでそうなった 男はバス停で女性に遭遇 どんなに崩してもこれは外せない条件だと思う
俺の話が選ばれない
読めなさっていうけど、読んだ人がそう思うなら仕方ないよね 自分の意図が伝わってないなら、もっと工夫しなくちゃいけないのだろう
538 :
523 :2013/12/29(日) 19:33:16.47
>>534 ,536
相性が良さそうっていうか、一回読んで気になった話を読み返してみて書いてる感想だからさ。
もともと読めない人が書いてるわけで、あんまり気にしないで。
書けない人が書いているので気にすんな。
>>537 まあこれだよね
ほのめかすぐらいに抑えたい気持ちもわかるけど
3発も打ってるのに当たらないwww
でも
>>524 で褒められた
それでいいか
543 :
523 :2013/12/29(日) 20:13:23.68
>>542 ノリはいいんだけど、人物の設定はどこかで見たような…って感じだったよ。
女のナンパ話ってのはこのお題で一番飛躍がないパターンでそれ3つってのは他にいないんじゃ
>>542 逆に、この作品はここがおもしろい、ここを工夫したという点を自己アピールしてみてほしい
>>70 最初が不自然 やっぱり俺酔ってるのかな みたいなのが普通かな。
そもそも終電で降りた人がたむろしてる時間なら女の一人くらいいてもまったくおかしくない
(はずだが、不自然だ で通しきった人がそれなりにいるのは文章力の違いってやつか)。
最初に異様な物 といって、そのあと千鳥足の描写で緊張が緩んでしまい、そのあともう一度女が出てくると、
え、このひと誰?ああ最初の人のことか と読者の読みが滞るし、緊張感もなくなっているのでたるい。
車が右折した 私は観察した と視点動くのはつらい。「再び右折車があって、今度はさっきよりはっきり見えた」
と、視点自体は動かさないように書く方がいい(が、これでわかるとおり、右折車自体やめたほうが)。
あやしいあやしいといい続ければこの女は怪しくないんだとすぐばれます。
女が怪しくないのに男が思い込んでるのがこっけいだ、という路線だと読んでもちょっと面白みにかける
(この路線だと男の一人称でないほうが楽)
「川柳、うまいね」←なんだっけこれ、ああ×行前のあれか再び
さいごのおち、平凡。だが幽霊から発情相手に至るまでの心理の流れがうまく書いてあればすこし救えるのに
一切書いてない。
547 :
秋吉君@帰省中は餅豚 :2013/12/29(日) 20:52:26.03
いえーい盛り上がってるねー!!! つーかどさくさに紛れて俺の悪口言うやつは浣腸すっぞゴラ<(^o^)rz=3
>>98 1行目、お題のせいでスルーされますが、せりふは女が言った、と読める文。
2つ目のせりふは説明的すぎる。お題消化のためならいくらかは地の文にまわそう。
でやっぱきづいたけど
>>70 と共通してる、「幽霊」が「ナンパ対象」になる心理の説明
なり変化なりの弱さが。東京嫌い、職場嫌い(栄転だし、仕事の失敗もなさそうなのに)ってだけで
幽霊でもOKって書いてある(作者はそのつもりでなくても、そうとしか書いてない)。
中盤の話術のもって行きかたはさすがに関西人っぽいうまさは感じる。で、こういう調子のいい人の話だと、
最後の落ちも調子いいのは、だれる。調子づいてる奴がやられる、あるいはやられそうなのを調子よく跳ね返してしまう
のどっちかのがいい。USJに行こうとして、はてどうやっていくんかいな くらいの怪談のが今よりはまだいいと思う。
>>70 は幽霊だそうに違いないとか、川柳を発声してしまうところ
>>98 はテンション高い関西人なのに地の文が冷静なところ
>>106 はわかりましたよ!すいませんがテンポ優先過ぎというか対応早すぎなところ
共通しているのは一人称なのに、主人公の行動、発言にリアリティがないところ
相手がどれだけ狂っててもいいけど、一人称主人公は読者が共感、少なくとも納得できる必要がある
とまあ長編目線なダメ出しだけど、多分長編書こうとしてる人が多いはずだからいいよね
550 :
523 :2013/12/29(日) 21:10:35.55
>>230 彼女は車で待ってりゃいいじゃん。自意識過剰な人がふたりいると、こういう事が起こるのかも。キレのある展開は印象的。
>>284 炎浄院エナのファンなら楽しめる?ノリは好きだけどさ。
>>286 不覚にも愛馬最終電車号で(心の中で)爆笑。本格派な文章におバカな展開も楽しい。次回はスーパーバトルを拝めるのだろうか。まあ雰囲気ものだとは思っちゃうんだけど。
>>292 待ってました、ロボット!と言いたいところなんだけど、いまいちロボット物の醍醐味にかけると言うか、キレがないような。とはいえ、しなびた哀しみが漂ってるのはあいかわらず。書いてくれてありがとう。
>>296 不覚にも冒頭の一行で(心の中で)爆笑。川端からソドムとゴモラまで?文学オタのお楽しみ。自分の不明が悔やまれるなあ。
>>308 なんというか、いわゆる普通の男がよく書けてる気がする。最後の行が惜しいなあ。
気分を悪くした人、許せ。俺のがないぞとか、もう一回読み直せという人、希望があればお応えする。みんな、お疲れさまでした。
551 :
秋吉君@帰省中は餅豚 :2013/12/29(日) 21:14:56.74
名無しの感想人はえらいな。 ブリッ 俺の作品を評価してくれた人にはお年玉>(^o^)rz=●
>>106 女の造形にすべてがかかってる構造の文。
女の造形は前半、それなりに面白いし、文章も前2つよりはいい。
ただ車がきてからの言動はそれまでに比べると普通の人化していてよくない。
実は普通の人でしたで読者が納得するからくりがあればそれもありかもだが、
そんなからくりがあるともは思えないから、どんどん「変」が加速するほうがいい。
「変」が加速しない、という今の路線を前提にしても、
結局この人の性格言動が筋と関係ない。
筋と関係ないのに楽しめるほど、かっとんでるわけでもない。
>女の発言に素っ頓狂な顔で振り返ると、
こういうの、「俺」の顔は「俺」には見えませんよ、語りの視点がぶれてますよ とやたら指摘されるよ
こういうのあまりきにしない私でもちょっととおもうレベルになってるのでやめたほうが。
∋*ノノノ ヽ*∈ 川´・ω・`川 今日からこれで行くね
555 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/29(日) 22:22:25.81
>>553 過去の亡霊は消え失せるがよい!(`・ω・´)明日は早朝からがんばるも!
純文学の定義は僕にもわからないのですが、ひとつ気に入っているたとえ話があります。 エンタテインメントは普通のソープランドで、純文学はSMクラブだというものです。 SMクラブの客はSかMとして店に来るわけですからどんな変態プレイをしても大丈夫。 いわゆる積極性のある客です。 でも女の子が可愛くないとソープもSMクラブも客は来ないよね、とそういう謎解きです。 文芸(風俗)としては、客を勃起させて射精させる目的は変わらないわけですが、 そのアプローチが違う。SMたる純文学は、普通のやり方では勃起できなくなった アブノーマルなおじさまたちが集って、わざわざ変なことをやるわけです。読みにくくても いいし尿道が痛くてもいい。そこがむしろいい。とかそんな感じ。
作品に感想などをくれた方たち有難う。
とても参考になります。出来るならもっと問題点や活かしてよい点や読んで頂いての感想、印象などを聞いて勉強したい。
後ほど当該レス番晒させて下さい
それとは別に
>>542 三作ともにほぼ共通する感想だけど、
話運びと文章が読み易いと言えそうなことと、登場人物を好ましく描くことが出来ていると感じられたことが、自分が良いと感じた点。
あとは会話運びかな。テンポがいい。
自分は割と好きな作風でした。ゲロまみれも同じ人かな?と思っていたのでちょっと吃驚。
自分の見つけた三作共通の問題点(
>>98 は微・除外)としては、どれも短いラノベというか、ショートアニメーションの域を出ないところがあること。
>>98 は自分の印象としてはそんなことないかな。良質な掌編というか読み物に昇華できそう。てか成っているのかな?面白かった。
>>542 の取り急ぎ目指しているのが、前述した問題点のようなものであるなら、それらに詳しくない自分としては、ある程度成功しているんじゃないかな、と思う。
自分に書けそうにないかもしれないタイプのものというのもあるけど、挙げた良点も合わせ面白く読めたから。
甘口&雰囲気感想でごめんね。ゆるして
558 :
557 :2013/12/29(日) 22:48:04.12
因みに自分の書いたものは
>>25 >>31 >>110 >>160 で、
その内
>>25 以外の三作について問題点、ご指南、感想、印象など頂けたらとても嬉しいです
前レスにも書きましたが既に上記等くれた方本当に有難う
>>110 は
>>498 >>502 が読んでくれたので大まかに合ってます。変則的だけど分かり易く書いたつもりだったのですが、分かり難いようで反省中です
分かる方もいるかと思いますが一間の読みは(ひとま)で、読んで字の如くの時間経過的尺度だと理解して使っています
何卒宜しくお願いします
>ワイさんお疲れさまです!発表楽しみです。
>>554 作品を書くなら何を狙って書いたかくらいは意識してるだろう。あとがきで作者がそういうの披瀝するのは珍しくない
560 :
557 :2013/12/29(日) 22:51:00.14
追記 25での失態で火がついて四作も申し訳ないです(平謝
>>498 >>502 を書いたものだが、
>>110 は2回読めばわかると思う(わかったその話がいいかはまた別)
書くべきことは書かれているのではないかと思った。
ただ自分自身の反省も込みだが、話の解釈をすること自体をたのしむタイプの読者は多くないのかもしれない
>>31 は結構いいと思うけど、最後に酒を辞めようと思うのがどうかなと思った
酒のおかげで昔の生徒に会えたわけで、その事には悪い気はしてなくてむしろいい気持ちになったっぽいから、なんで辞めるの?って感じ
>>110 は色々ぼかして書いてあるんだろうけど、なんとなくわかったところで、特に面白味がないから、なんだかなあって感じ
>>557 あざっす
>>559 何を狙って書いているのかは明白ですが、それが額面通り受け止められるかどうか。
読者に意図した所に食いつかせるには相当な練度が必要だと思うので、そこは諦めてます。
ただ書いて、それを人がどう感じるかしか僕にはありません。
>>70 はやたら自分が優秀であると思い込んでるおバカな主人公と
ダメそうな男につけこんで商売をする女ですね
>>98 はやっぱりダメな男が世の中に影響を与えない程度になんか面白い事してる話ですね。
>>106 はダメ男にある意味ダメなインテリ女が絡んだ話ですね
恋愛話では決してありません、あくまでダメ男と変な女の話です。
>>31 俺には教職の親戚が多いのだが、いい調子で飲んでたら
のみやのわかいねえちゃんが教え子だったって話が結構あって
ということをしってるとはいはい、ってかんじ
>>160 は女と一緒に電車乗って来ちゃってるから、お題に合っていないと思う
まあ話としては綺麗にまとまってるんだろうけど
電車も乗ってないんかな?まあそうならちょっと自分のネタに寄り過ぎな感じ
>>110 と
>>160 が同一作者と聞いて思うのは
ワイさん、登場人物の性別は男女逆も可 ってしてあげてもよかったんじゃないですか
ということ。
通常の評価とワイスレ杯の評価の違いってなんなん?
570 :
557 :2013/12/29(日) 23:32:19.73
>>551 >>562 >>563 早速有難うございます!嬉しいです
>>551 有難うございます、少しホッとしました
なるほど、解釈自体を愉しみ得る作品に昇華する場合、解釈したいと思わせる内容にすること、解釈した後何らかの感動や感慨が残ることが必要だなと理解しました。
とても参考になります。有難う
>>562 有難うございます、可否とも嬉しいです
教師は酒が好きでありながら呑まずにはいられない自分を情けないと感じている想定で書きましたが描写が足りなかったかもしれません
そこから、生徒との再会で胸を温められた教師は、酒に依らない自分になってみようか、と胸の内で思う、という話運びでしたが、矢張り唐突だったでしょうか
とても参考になります。有難う
>>563 有難うございます、嬉しいです
前述した通り、全くその通りの
>>110 の問題点であれに足りなかった点ですね。反省しつつ悩みます
とても参考になります。有難う
書いて下さる方がいるかもしれない間居つくのもあれかと思いますので、風呂等少し外します、ご容赦下さい
ご意見下さる(下さった)方本当にどうも有難う!
と、リロードしたら他にも沢山!有難うございます
なんと、生徒と……というのは現実でもままあることなのですね
>>160 は沢山ご指摘して頂いた通り確かに二人のいる場所がバス停のベンチであるといえ(←それさえ記述不足の感がありますね)
お題消化に無理があり不完全な感があり反省します
感謝を胸に一度風呂など行ってきます
571 :
557 :2013/12/29(日) 23:34:43.01
訂正
>>570 後半の確かに、は
正しくは、お題消化、の前に、すみません
>>570 自分的には教師が酒を呑もうが、別に悪い事というイメージがないから、酒を呑む事をそんなに気にする主人公にあまり共感が持てなかった感じ
酒での失敗も、作品中には電車を乗り過ごす事しか出てないから、そこまで情けなくなるもんかなと
何かしら酒での失敗エピソードを追加したほうが良かったのかも
>>160 >短い奇跡に僅かな感傷を覚えながら、俺はショートのジンを幾つか空けた。隣では、雨子が笑いながらカシスソーダを手にしている。
これに終わりがきても、この短い奇跡は薄れないだろうか。
「短い奇跡」が何を指してるかわからない。二人が心通わせていることや二人が同じ大学にいることをさすなら「短い」といわれると
別れ話がでてくるはずだが、後をよむとどうもそうでない。
一緒に飲んでること、ととると、忘年会は俗界の延長であって奇跡とまで扱われてないようなのでおかしい。
すると、 これに終わりがきても、 の「これ」は輪をかけてわからない。奇跡が「薄れる」とはどうなることをさすのか自体がわからない。
「同じようなことが起こって慣れる」のが「珍しさが薄れる」ということだからそんなことなのか、まさか。
さらに次で>雨子はその魔法が続いていくことを、ずっと、確かに信じている
のだから、男は「短い奇跡」の終末におびえているのに女は「ずっと…続いていく」と信じる二人の気持ちのすれ違いの話かと
思って後まで読むとそれも違う。
>目が覚めれば、そこは闇だった。
さあどんな真っ暗な話が来るかと思うと、こない(後の内容からしたら目が覚めたら月の「光」が目にはいるのでは)。
このあと、雨子の気持ちしかありません。目が覚めても闇状態のハルはどうおもってるのでしょうか。
「世界が神秘で満ちている」って、「神秘」のうちに男と女の同床異夢みたいなのは入らないのでしょうか!
と思ってみると作者はハルは女と一緒ならとりあえず不安でないことにしたいようです。すると最初の話は結局この女といたいだけ
のようなんですけど、そういえばこの二人そもそも付き合ってるのかどうかと最後になって?が。
最初の設定ってもうすぐ別れざるを得ない(すくなくとも物理的には)、だよねそれどうなったのか
きびしいようですが
>>110 を解釈するのと同じくらい張り付いて読むとこうなっちゃうんじゃないでしょうか。
俺の作品が7位以内に入らなかったら今年は酒を飲まないよ
ふぃ〜、仕事納めてきたぜ ワイは読んでるのか寝てるのか
まあ……15位以内なら……
577 :
557 :2013/12/30(月) 02:11:34.66
風呂好きなのと、他の用にも取り組んでいたのとで遅くなってしまいました
>>572 >>573 有難うございます
>>572 有難うございます
あー!なるほど……作中の人物の感覚が堅すぎるのは、もしかしたら私の他作品にも共通する欠点かもしれません
エピソード追加の件も含め悩ましいですがとても参考になります
酒が好き→現状も合わせ、酒に依り、酷い時は呑まれる自分は嫌、は多数の方に共感を覚えずらくする、又、世界観が古いと感じさせてしまう要因となり得るでしょうか……悩みつつ、再度お言葉を頂き本当に有難うございます
>>573 有難うございます
なるほど、そこは再度読むと確かに伝わりずらく感じます。
一応、作者の描きたかったところとしては、「短い奇跡」は〈※いい仲間たちとの 〉幸福なひと時間>を表したこの忘年会と、もっと掛るところで言うと、来年に終わる※学生生活に掛ります
雨子とハルはその後も一緒にいるつもりであるにしても、仲間たちは卒業すればそれぞれ今とは違う道をゆくわけであり、それによりこの幸福なひと時間を共有する機会は当然減っていくわけです。
「これ」は「短い奇跡」の大きく掛るところの学生生活に掛り、
「奇跡は薄れないだろうか」は、前述したそれぞれの道をゆくところからの、幸福なひと時間や絆の変容を淡く思うところからくる感傷として描きたかったところです。
ただ、雨子が…を手にしている、という一文の後にくるところなどから、ご指摘のように上記を表すには伝わりずらく、別れを示唆すると読まれて当然で、とてもよくなかったと感じます。
作者の怠慢というか大きなミスでした。とても参考になります
忘年会にも掛ると上に書いた件ですが、学生生活最後の※忘年会であり幸福なひと時間は、「仲間たち」と「これから」を思えばハルにとって奇跡になり得るというのは
矢張り苦しい感性でしょうか?
すみません、続きます
578 :
557 :2013/12/30(月) 02:14:37.84
>>573 続き
「闇」はハルの心情ではなく、開く店屋の灯りもなく、目を覚ましたバス停のベンチから見える閑散とした光景を表したかったものですが、
ご指摘の月明かりの件などと合わせても上手くない気がします。夜闇としても駄目ですし、何か考えねばなりません。
付き合ってたっけ?に関しても、作者は二人は付き合っている想定で書いたものですが
冒頭文を恋人の雨子はとする他、確実にそうと取れる記述や描写が必要であった気がします。
同床異夢が何となくしか分からなかったため調べました。
雨子の言う神秘に勿論それも入ると考えますが、前述から、恐らく
>>573 様に尋ねて頂いた意味とは別種で作者としては描きたいところでした。
これらなどから理解したことは、私の書き言葉は読んで頂く方にとってまだ余り親切でない面が大きくあるということです
いえいえ、分かり易いご指摘大変有難かったです、とても嬉しいです
どの程度親切であるべきかも含め、今後の課題になりそうです。有難うございます
纏めるのが下手で長くなり申し訳ない泣
明日の発表を楽しみにしつつ、
ご意見下さった沢山の方、本当に有難うございました!
つづかねーじゃねーか
580 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 07:00:21.21
二十六作品を読破! 寸評を書き終えた! 朝食にする!(`・ω・´)ノシ
581 :
557 :2013/12/30(月) 07:04:25.98
あんぎゃあああ
>>578 は
>>577 で続きます、と書いていた
>>573 の方への御返事 の続きですごめんなさいorz
今夜発表かー、評も合わせて楽しみ
わくどきです
それでは、昼夜逆転おやすみなさい
582 :
557 :2013/12/30(月) 07:07:28.54
>>580 ワイさん
はぶ あ ないす ぶれっくふぁすと!
お疲れさまです
そんな時間かかるものなの?
何かよくわからんが自分の投稿作について語るなら終わった後にしろよ まだ結果出てない祭りの最中だぞ……
べつにいいじゃん 下馬評が影響することはないってワイ本人もいってるし
リンクが怠いからスレ流すなよなー、とは思う。
まあ空気読めてないな 日本人なら空気読んで目立たないようにしないと それがジャップってもんだぜ
満腹まで食べた! またしても眠気が!(`≖_≖´)
ちと気になる作品に感想書いてみたがなかなかどれも目に止まるものばかりで感想付けてない作品の方が少なくなってしまったけど、
別にそれは私の中で選外とかそういうわけではないので悪しからず。一応評価も付けてるけどそれもあんまり気にしないでね。
発表前のつまらん肴になれば。
>>33 単純に掛け合いが笑えておもしろかった。こういう素直なの書きたい。
細かいけど区を言っただけで隣の県だとわかったところが気になった。東京ならまだしも。
最後の一文は賛否ありそう。B+
>>45 なんとなく頭に残った作品。最後にもう一工夫あったらなと。C
>>48 わし、最近涙腺もろくてな。アイデアはよかったけど構成をもう少し磨けたような気もした。C+
>>49 ケーキと景気を掛けるアイデアもよかったし、テンポよく書かれていた。
序盤と終盤の態度の対比がおもしろいって意見もあるかもしれないけど、
個人的にはちょっと好きになれない主人公だった。C+
>>71 安定してる。最後の文が本当ならオチもついていい感じ。B
>>75 ほんの一場面の話だけど二人の会話がおもしろくて、これだけで人物に魅力を感じた。
なんて言ったらいいのか、雰囲気がいい作品だった。B+
>>77 拳銃とか最後の手のひら返しとかちょっと突っ込みたくなるところもあるけどアイデアがよかった。C+
>>82 昔住んでた場所は街を挟んで今住んでる場所の反対側にあったということなのかな。
いい感じで進んでたけど、四段落目が少し説明的になっちゃって残念だった。C
>>98 おもしろいなあ。見たところ瑕疵もないし一番好きかも。B+
>>106 女がかわいい。顔見知りくらいの設定にした方が書きやすそうに思えた。C+
>>110 ちぐはぐしているようで文章はしっかりしている。いろいろ想像して読める、というのはこういう作品のことを言うのだと思った。
まあよくわからなかったんだけど。C+
>>122 文章も巧いし良い読後感。来年から女の子のサンタが誕生すると思うと微笑ましいね。
読んでるうちにもっと利いた台詞を期待してしまっていた。B
>>138 やっぱり最後が種明かしに費やされると、それなりに巧く書かないと作り物めいてしまうね。
でもこの作品はなかなか愛嬌があっておもしろかった。ただちょっとお題からは外れているけど。C+
>>148 他の作品が日本人とは思えない積極さで女に話しかける中、よく描写が行き届いてるなあ、と記憶に残った。
会話の中でもっとブラコンアピールがあったら説得力も出たと思う。いい姉ちゃん。B
>>150 遅効性の睡眠薬かな。厳しいこと言うかもだけど、お題を取っ払って作品を読んだときに
なにが残るかというのは重要な気がする。全体的にはうまくまとまっていた。C+
>>160 甘い!きなこ餅のようだ!C
>>168 再読すると少しミスリードが目立つけど読後はいい感じ。C+
>>178 なんとも救いがないけどこういうものかもしれない。C
>>191 目薬のとこはちょっと気になったけど全体的に書き慣れてる感。巧い。読後もいい。B
>>194 こんな見え見えの萌えになんて引っ掛からないんだからね!ぶひぃ!
ところでなぜこの文調で三人称なのだろう。C+
>>201 クスリときたぜ。C+
>>230 これは文句なしのいいショートショートだった。書き慣れてるなあ。B+
>>284 他の作品にないアイデア。続きを読んでみたい。C
>>286 迸る文章力!C
>>292 世界観はおもしろいけど片田舎で最新型のロボットを作っている点がちょっと気になったかな。C
>>296 アイデアと構成がおもしろい。C+
おつ 俺の作品がひとつ入ってた
Aないんかい!
594 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 10:27:51.41
名無しの頑張りに力を貰った(実は少し寝た)! ワイも読み始めるとしよう(仕事の打ち合わせも終わった)!(`・ω・´)
595 :
589 :2013/12/30(月) 10:34:31.41
>>593 ちょっと最初の基準を高くしてしまったかも
C+→B、B→B+、B+→Aと考えてくださいな
複数書いた奴はどれ書いたかだけ教えて
ワイの寸評の後にしとく ていうか順位発表までスレ流したくないし
寸評は二時頃かな(さりげないプレッシャー)!
600 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 13:07:13.60
残りは十二作品! お昼休憩に入る!(`・ω・´)ノシ
なぬ! つーことは、寸評は昼を挟んで 三時間後ってことかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!! 待てん、出かける。
602 :
589 :2013/12/30(月) 15:34:28.80
あれ、寸評はまだかね
うるせえ黙れ!(`・ω・´)
にせものきえれw
ほめてくれる人もいれば、けなす人もいるってことでね、やっぱり感想は人それぞれだね 万民受けは難しいな
ズレてるね
608 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 17:18:44.88
ようやく全作品の寸評を書き上げた! そろそろ発表してもいい?(`・ω・´)
609 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 17:20:53.33
全作品の寸評
>>22 内容に意外性はある! 母親とわかった上で、主人公は胸中で彼女と呼称していた!
ショートショートの落ちとして隠していたい作者の気持ちは理解できる!
それでも母親を彼女と呼ぶには抵抗がある! 主人公が極度のマザコンであれば、少し見方は変わったことだろう!
>>25 少し文章が読み難いと感じた! 主人公の状態に文字数を費やしたせいで、肝心の女性との出会いが淡白に思えた!
構成のバランスの悪さが影響した! 女性が幽霊だとする! 何故、バス停のベンチに座っていたのか!
どのような事情があって成仏できないのか! 主人公が話を聞く前に物語は終わってしまった!
>>31 少し文章が粗い! 教職者は教員のことなのか! ワイは冒頭で聖職者の類いかと思った!
昔の生徒の職種から考えて、おそらく教職者は教員のことなのだろう! 話は悪くないのだが、余計なところで引っ掛かった!
「読み図るよう」、「二の句を繋いだ」等の珍しい表現が読み難さに関わっているように思う!
>>33 主人公は以前から女性のことを知っていたのか! 目にした女性の容姿が好みで切っ掛けの為にゲロを吐き掛けたのか!
「乗り過ごしたって、家どこなの?」と女性は言うが、主人公から乗り過ごした話は出ていなかった!
両者がお互いを気に入って近づいたのか! 平易な文章ではある! 内容が少しぼやけて若干の読み難さを覚えた!
>>45 冒頭の夢の声と心の声と現実の入り混じった書き方に読み難さを覚えた! 展開は凄まじく早い!
女が深夜にベンチに座って競馬新聞を一人で読んでいた! その理由を素っ飛ばして、あっという間に話が終わる!
逃げ切り先行のハッピーエンド! 要素を詰め込んだ駆け足にしては読み易い文章であった、と付け加えておく!
>>48 定番の幽霊ネタではある! 映画等でよく見られるカットバックの手法が使われていた! 繋ぎ目は滑らかと云える!
女が幽霊であることを意識して、それなりの怖さもあった! 現世にとどまるのは恨みによるものなのか!
しかし、落ちはしみじみとさせた! 冒頭の伏線の指輪も活きていた! ただし、首吊りの場面は過剰演出! 揺れて見えた程度にした方がよい!
きゃあああきたああああ
611 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 17:22:25.81
>>49 ワイは読み終わって思った! 現実には絶対に起こり得ない現象を目の当たりにしてしまった、と!
しかも、女は若く、容色に恵まれているらしい! クリスマスに相応しいケーキもある!
女の家にはシャンパンまで用意されていた! 彼氏の為に用意されていたものではあるが、少し都合が良すぎるのではないだろうか!
>>51 定年退職の祝いで主人公が花束を貰った! それとは別に結婚で貰った人物がいて昔の自分を思い出す!
妻は身重で事故死した! 今は霊として主人公と並んで座っている! 何故か、主人公は死を覚悟していた! 花束が手から落ちる!
翌朝、主人公は死んでいた! 姿は不自然で花束を抱えた状態だった! 雪に残った犬の小さな足跡が産まれなかった子供を思わせる!
>>61 煙草を口に咥えてからの回想が長い! 何時、火を点けるのか! 最後の方で隣に座っていた女性に火を借りようとした!
煙草を持っていながらライターはないのか! 何の為に煙草を口に咥えたのか!
酔っていて意識がぼんやりしているのであれば、回想ももう少しぼんやりさせた方がよい! 物語の中で女性はただの背景であった!
>>62 無理のない展開で落ちがある! しかも、二段落ちであった! 短い中で工夫が見られる!
しかし、人称が奇妙であった! 冒頭の居酒屋の「私」が主人公ではなかった! 隣りにいた男が主人公であった!
回想は男が「俺」として描かれていた! 書き出しが一人称の視点の文章で主人公が二人! 冒頭は三人称で回想を一人称とした方が読み易い!
>>70 時系列を弄った展開は悪くないのだがどうしても読点が無い部分に読み辛さを覚えるのは仕方がないことであるし
その程度で減点するのは気が引けるなどと考えている間に一文が長くなった! 約物の「」が強調だと思って読み進めると、声に出していた!
最初は佇んでいた女が横に座っていた! おそらく最初から立ってはいなかったのだろう! 読点と 漢字の意味に 引っ掛かる
612 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 17:23:27.43
>>71 主人公は酔ったせいで線路に転落! バス停のベンチに座る時には、すでに亡くなっていた! 冒頭の夢が伏線になっていた!
少し気になったのは彼女の発言! 主人公の説明だけで死亡原因が人身事故とわかるのだろうか!
バス停にいる意味には触れられていなかった! 死者はこのバス停から専用のバスで運ばれる、と云う設定を仄めかした方がよい!
>>75 彼女は幽霊なのか! 主人公は本当に生きているのか! それらの疑問に靄がかかって最後までよくわからなかった!
駅の周辺が寂れている程度ならば、おそらく疑問は生じなかった! この世の果てと云う大仰な表現のせいで不明瞭になった!
舞台は現実なのか! 別の世界なのか! 主人公は肉体を有しているのか! 別の何かなのか! 表現に内容が振り回された感がある!
>>77 この企画は通るのだろうか! 録画ではない! 看板に書かれた「年末」の文字が今を表している!
場所は深夜の田舎町! しかも寂れた商店街! 人通りも見られない! 人が来ない条件が揃っている時点で企画が通らないような気がする!
話の流れとしては悪くない! 落ちもあり、すっきりと終わっていた! 最後に結果と云うワイのドッキリが待っている!
>>82 文中に「僕」とあるので一人称! ほとんどの文章が過去形で書かれていた! 家と正反対の駅で降りたことに気付いたのは何時なのか!
回想と現実の境目がはっきりしないので人称がおかしいように見える! 実際に起きた災害をモチーフにしているのだろうか!
地震による津波で母子が亡くなった! 鎮魂と警世の意味であれば、バス停のベンチでもいいはず! 設定のずれが少し点数に響いた!
>>88 時系列を無視して切り取られた場面で物語は構成されていた! 主人公が時空を彷徨った結果だとしても腑に落ちない!
様々な場面で登場する主人公の意識が共有されているように見えた! 時空には主人公が一人しか存在しないのか!
ドッペルゲンガーの解釈に別の次元の自分と云う説がある! 従って時空には複数の主人公がいる! その前提を覆すには言葉が足りなかった!
613 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 17:25:54.36
>>90 主人公が駅にきた理由がはっきりとしない! 泥酔によるものなのか! 昔に自分を捨てた母親にわざわざ会いにきたのか!
主人公は総理大臣なので仕事納めの言葉には違和感がある! 御用納めではないのか! 白衣の意味は読み取れなかった!
非情に成り切れない主人公が母親にせがまれて会いにきた! その為には泥酔近くまで呑まなければいけなかった、と云うことなのだろうか!
>>98 コテコテではないが、微妙な大阪弁であった! 助詞が抜けているような箇所は狙ったものなのか! 単なる凡ミスなのか!
主人公の心情を会話文の中に巧みに混ぜ込んでいた! 女の幽霊の反応は少し判り難い部分もあるが、酔った状態の判断なので悪くはない!
最後の一行には少し引っ掛かった! ナンパ目的を明かしたことで今までの言動が怪しくなった! どこまでが真実なのだろうか!
>>106 おかしな助詞が多い文章だった! 場所はどこを想定しているのだろうか! 女は飴に「ちゃん」を付けていた! 関西圏を思わせる!
主人公は標準語なので、舞台を限定することはできなかった! 女は自然科学に長けていると云う設定なのか!
そうなると「ベンゾやピレン」に引っ掛かる! ベンゾピレンではないのか! もう一つはクリセンか! グルコースはデキストロースとも呼ばれている!
グルコースを分解すれば、二酸化炭素と水になる! 面白味のある話が女の似非科学によって邪魔をされた形となった!
>>108 カットバックの手法が見られる! 言葉が足りないのは意図したものか! 隠されている部分はのちに明かされる! しかし、効果があるとは言えない!
技巧に走るあまり、推敲不足のように感じられた! 日本語としておかしいと思う箇所があった! 打ちミスのように見える部分も!
主人公は気狂いの類いなのか! そうなると全ての事柄が主人公の錯覚で片付けられる! 落ちはあるようでいて、無いようにも思えた!
読めてないねワイは
うむ、俺の作品を正当に評価できる奴はいないらしい
おや、いつもより丁寧な寸評におもえるが……
うん。言いたいことはあるが、いつもより力が入っている。 字数多いし。
後半に行くにつれ、減っていったりな 何にせよおつかれ
つっこまれないように書いたつもりでも、つっこまれちゃうな なかなか難しい
>>614 批評する気まんまんの、これだけ時間かけて読んだ人が読めてないなら
それはもう読者にそれを求めるのは酷かもね
焦らしプレイはやめるんだ 晩酌のビールが微妙にぬるくなる呪いをかけるぞ!
622 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/30(月) 17:48:31.73
連投規制ってのがある
あ、全作品の寸評のあと順位なんだ
途中、厠へ行くってのがある
625 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 17:51:31.32
この激戦でも入賞するのが真の実力者なり 結果に文句垂れるべからず…
厠に行けばホモが待ってるしな
さあ、カマンベルとパンを用意して ワインの栓を抜いたぞ つぎ、こい!
風呂で穢れをおとしてくる!
629 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 18:01:21.74
>>110 聖水を飲んで酔っ払った主人公が透明の馬に運ばれてバス停にいた! 「チキュウ二ヨウコソ」とバス停のオブジェには書かれていた!
主人公は傍目にはイケメンに見える宇宙人、もしくは別世界の人間と云うことなのだろう! そうなると、主人公から見て男の子に見える、
実は女の子の驚きが奇妙に思える! 女の子はどこからきた何者なのか! 登場人物の全てが珍妙の為、意味のわからない話であった!
>>122 主人公はサンタクロース! 期日通りにプレゼントを配り終え、部下のエルフと酒を呑んで酔っ払った挙句に終電で終着駅に運ばれた!
バス停には女の子がいた! 次に少女と書かれていた! ワイの頭の中では「少女」よりも「女の子」は若い、幼いと云う印象がある!
呼び鈴に手を掛けただけで部下のトナカイがソリを引いてきた! 天使に代わって幽霊を預かるサンタの図はいいのだが、少し書き急いだ感がある!
>>124 作者が得意なファンタジーで勝負に出た! または夜陰に乗じた奇襲を掛けて最大の武勲を狙った!
そこでワイの一喝にも似た声が轟いた! ダメ、と! 設定を無視した展開は縛りの制約を受けないことに等しい!
「一方、他方、その頃」と場面を転換すれば、どのような設定も回避できる! 「場面転換」魔法を「ダメ!」の魔力無効化フィールドで打ち消した!
>>127 女(?)の顔は長い髪で隠れていた! 主人公はどこで女(?)を若いと判断したのか! それよりもオマージュか! タイトルが伏線になっているのか!
「となりの女」は「となりのト○ロ」なのか! 傘を差して飛びやがった! 猫○スまで呼びやがった! おっと失礼、興奮して口が過ぎたようだ!
オマージュ作品なので、元になった話がわからないと意味がない! 前半の雰囲気を後半がぶち壊したやっつけ作品に成り果てる!
630 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 18:02:06.26
>>134 出だしの女の視点にワイは興味を持った! 設定では主人公を決めていない! 狙いとしては悪くないと思った!
ただし文章があまり良くない! 「」の使い方に引っ掛かった! 嫌悪しているはずなのに「匂い」を使っていた!
一作では弱いと感じたのか!
>>124 と内容が少し被っていた! 連作短編ではなく一レスの話を募集しているので、ここでも「ダメ!」を発動する!
>>136 主人公の心情を切々と語る為に冒頭は慌ただしい! 端折った部分の「そう思い話せなかったのに」は前の文の「みっともなく」に掛かっているとしても、
少し読み難さを覚えた! 主人公の思考の流れに不自然なところはなかった! 内容もちゃんと頭に入る!
問題はマネキンにある! バス停のベンチに置いてある理由が書かれていない! 仄めかした部分がないのでご都合主義に思えた!
>>138 有りそうで無さそうな話であった! バスの席を確保する為に女性が一芝居打つ! 推察の部分には納得のいくものもあるが、
そうでない部分も含まれていた! マフラーに付いたエイひれの欠片が部下に引き留められたことと繋がりがあるのだろうか!
そもそも一緒に呑んでいた相手が部下とは限らない! 更に言えば終電よりも遅いバスがあるのか! 疑問は尽きない!
>>148 フードを被っている相手の性別がわかるのか! 相手が声を出したようにも見えない! その後、実の姉と判明する!
GPSで弟の位置を確認して車で迎えにきたらしい! ブラコンか! 仲がいいのは、いいことなのか!
ほのぼのしたところで、次はない! 車に乗って姉弟で帰るのか! 姉が待っていたのは弟からの問いかけであった!
631 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 18:03:07.14
>>150 不倫関係で孕まされ、挙句には堕胎を迫られた妹と結託した姉が男に復讐を果たした!
ここでワイは思った! 妹がビールに混ぜて飲ませた睡眠薬の量を気にするとは、どういう意味なのか!
終着駅まで男を眠らせる効果がないと、終着駅で待機している姉が毒殺することができない! その心配なのか! 妹の為にここまでする姉とは!
>>154 これは現実の話なのか! 怪獣が町を壊した! 近くには主人公と女性がいる! その状況で戦闘機がミサイルを撃ち込むのか!
人型兵器は怪獣の尻尾の一振りで破壊された! 真っ白な光とは怪獣が口から吐いたアレなのか! ゴ○ラと云う名前の怪獣なのか!
小さな町が破壊された程度で人類が二人だけと飛躍する思考は凄まじい! 目だけで相手の心情を読み取る主人公もエスパーなのか!
>>160 若い男女の二人を中心にした綺麗な物語! 二人のいる場所はどこなのだろうか! どのようにして二人は、そこにいるのか!
二人は魔法のように相手の心や傷がわかると云う! しかし、ハルは傍らにいた雨子と言葉を交わした! 心の中が通じているのであれば、
見詰め合った時点で言葉は不要に思えた! 些細なことではあるが、二人の背丈が気になった! 座り直したハルを雨子の視線が降りるとある!
>>168 偶然に出会った主人公に女性はバス停に纏わる話を打ち明ける! 見知らぬ他人に丁寧に全てを語って聞かせた! その行動の理由はわからない!
話を聞き終えた主人公は恋の進展を訊いた! 女性は首をふった! 明日には結婚を控えていて、昔を懐かしんでバス停に来ていたと告げる!
ワイは思った! 首を左右に振れば別れたことを意味する! 首を縦に振っていれば明日の結婚相手は初恋の相手かもしれない!
632 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 18:04:26.97
>>178 冒頭では三人称一元視点に見えた! しかし、そうではなかった! ベンチに隣り合った女の事情まで語った!
更には女の家に転がり込んだ主人公の元彼女の心情にまで触れていた! そこから話は現在を超える!
主人公と女が朝陽を迎える前に絶命すると未来まで語っていた! 神視点と云うよりも粗筋を読んだ気分になった!
>>183 自分のことでありながら他人事のように話が進む! 設定に忠実なのはいいが、何も進展が見られなかった!
本当の意味の粗筋をワイは見せつけられた! 粗筋を競うのであれば、おそらく上位に食い込む出来だったと思う!
残念ながらワイスレ杯! 一レスと云う短さにもかかわらず、小説の態を成したものを募集している!
>>191 さらりとついた主人公の嘘を部下達は見抜いていた! サプライズで上司の誕生日を祝う! 一役買ったのは目薬で伏線になっていた!
残念ながら現在の目薬に催眠作用をもたらす成分は入っていない! 昔ならばスコポラミンが神経を麻痺させて今回の小道具として使えたかもしれない!
ただし、どのような副作用が起こるかわからないので、ほのぼのとした話には合わない! 普通に強い度数の酒を勧めてもよかったのではないのか!
>>194 冒頭の描写に少し引っ掛かった! 駅舎の周りから先とは、どこまでの範囲のことなのか! 駅舎以外に目ぼしい灯りはなかった、で意味は通る!
失態に近い状況で主人公は倉田に出会う! 似たような境遇の二人! 日頃は厳しい一面しか見せていなかった倉田が赤面する!
前半の話は回想で実は結婚式のスピーチであった! 新郎には話した覚えがない! 隣の新郎の態度で理解した! 倉田さんの愛らしさが話の全て!
>>201 主人公の名前から予感があった! 予想した通りでドラマの一場面を再現してみせた! 他人に土下座を強制する女の気性の強さは十二分に伝わった!
それほどの女がバス停で何をしていたのか! 怒りの矛先である彼氏に何故、即行で百倍返しをしないのか!
女は静かに怒りを蓄えていて、そこに偶々現れた主人公の言葉に一気に充電を終えた! そのような書き方がされていれば納得ができた!
合いの手
(´・ω・`)なんでそんなに厳しいんだよ
読めてない読めてないって書いてる奴はいったい誰に読ませるつもりで書いたんだろうな ワイが読むってわかってるんだからワイにわかるものを書けよ。それくらいできるだろう
おや、今回はいつになく辛口批評が多いぞ……
なるほど、今回はつめが甘かったかな
今回評価いいのとそうでないのに別れたな 一生懸命作った奴とそうでないのをワイは見分けられるんだな
641 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 18:22:20.18
>>230 主人公は嫌なことを全て芝居として処理していた! 前半でその巧者振りを遺憾なく発揮した!
ベンチでは女性と一緒にいることが気まずく、家で帰りを待っている新妻を想定した芝居に励む! 更に上を行く者がいた!
隣りの女性は殺人犯の芝居で主人公を難なく追い払った! 全ての事情を知っていた地の文は粗筋にはならず、最後までやり切った!
>>258 ベンチに座っていた女性は主人公の元妻だったのだろうか! それとも他人の空似なのか!
女性は聞き役に徹し、主人公は心の中を吐露するように語った! 最後はマフラーと手紙が残された!
文面を見ても女性の素性がはっきりとしない! そのぼんやりとした感じが作品を支えていた! もう少しぼかしてもいいとさえ、ワイは思った!
>>261 ベンチにいた歯の溶けたような女は何者なのか! ウナギが好きな女の子との関係は!
主人公の一物がウナギになったのか! 誰の仕業なのか! 「あんたも」と云うからには他にも該当する者がいるのか!
全ての事柄に明快な答えがない! 理不尽な怖さを物語の中心に据えているのか! 登場人物は目立つものの、内容に乏しい話が怖さを半減させた!
>>266 主人公は筋者なのか! 逃がし屋の女と主人公の関係は書かれていなかった! 美人は金になる! 特に顔は大事!
逃がし屋の女は美人で金になるはずが、顔を半分焼かれていた! 商品に傷を付けてもいいのか!
「殺して焼いた」とあるので死を確認してから焼いているはず! 逃がし屋は幽霊の類いなのか! 活動の理由は同業者を哀れんでのことなのか!
642 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 18:23:33.53
>>282 主人公は人を道具としか思わない人間なのか! 妻だけを道具として扱っていたのか! 離婚の原因はうっすらとわかる!
主人公は暗さと寒さで元妻に復縁を持ち掛けるが拒否された! 似合いの相手を投げて寄越し、妻はタクシーで去っていった!
懐炉は使い捨てなのか! 道具扱いする人間には道具の暖かさが似合いだ、と云う遠回しな批判なのか! 少し言葉が足りないように思った!
>>284 シリーズ物ではあるが、一レスでも内容はわかる! しかし、同時に矛盾も見られる!
四角四面の風紀委員が未成年の飲酒を知っていて見逃すのか! シリーズを通した人物像は一レスで完結するワイスレ杯には関係ない!
書かれたことが全てである! 年の瀬の夜に自宅前のベンチに座っている理由が文中からは読み取れなかった!
>>286 時代は定かではない! 泥酔した者が愛馬、最終電車号に籠屋まで運ばれた! 意識を取り戻した時には愛馬の姿はなくなっていた!
そもそも籠屋の寄合椅子をバス停のベンチとして例えることが可能なのか! 地の文の解釈は現在に沿っていた!
面白い設定の使い方ではある! しかし、話が終わっているように見えない! 二人の英傑に相応しい決着を前に幕が下ろされた!
>>292 主人公は宇宙人である! 地球から三十光年は離れたところからやってきた! 容姿が気になる!
巡回バスのベンチに座っていたロボットの姿は細身の地球人に思えた! 悪くないと判断する主人公の姿がとても気になる!
地球産にはロクなものがない、と言いながらも主人公は高額のローンを組んでロボットを購入! 婚約者の怒りを買って返品を余儀なくされるのだった!
643 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/30(月) 18:24:02.33
評価が悪くともソフトに書いているだろうが。 俺なら、二度と書くんじゃねえバカヤロウと言いたいのも多数あったがな。 お前ら感謝しろや。
644 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 18:24:34.05
>>296 文豪の書いたものからの抜粋が散りばめられた一作! 文豪の書物に傾倒した人物が酔いに任せて心情を書き連ねたような内容であった!
誰の思想なのか! この一文の小説は何なのか! そのような謎解きが楽しめれば、面白味のある小品として読めるのかもしれない!
参考にした文章が多いので全てを理解するのは難しい! 理解が出来なければ共感もされないだろう! もう少し作者自身の声を入れた方がいいのでは!
>>303 廃線の決まった駅に駅長がいた! 最後の電車を待っている! そのはずが駅前広場で駅長は眠っていた! 凍てついた夜に眠れるものなのか!
駅長を起こす者もいない! 華々しい夢を見る! 目が覚めた時、彫像の頭部には菅笠が置かれていた! 夢の中に出てきた僧侶のものかもしれない!
末枯れた山寺の墓から最後の別れの為に駆け付けた! 全ての要素が後付の設定に見えるので、話の程には深い感銘を受けなかった!
>>305 複雑な人間模様を一レスに収めていた! 主人公は剛と付き合っていたが、心はお姉さんの旦那に向いていた!
宗佑は口に煙草を咥えていると落ち着く! 主人公の咥えるものは違うが、落ち着くことに変わりはない!
剛の口から姉の離婚を告げられ、その機に主人公は彼氏の浮気を暴露して無理矢理に別れた! そして二人は新たな気持ちで出会う! 汚いが綺麗な物語!
>>308 主人公が後悔しながらも駅から降りた! バス停で男女の交渉を目撃する! 酔いに任せて近づいて男が立ち去った!
女の子は見た目が中学生に見える! 実際の年齢はわからない! 震えている理由がはっきりしない! 値段交渉していたことを目撃されたので、
主人公が脅してくると思ったのだろうか! その後、女の子の為にタクシーを拾う! 主人公は乗らなかった! 理由が語られることなく、物語は終わる!
いい評価もらってるのなんてないぞ
うーん やっぱり考えずに書いた作品は厳しい意見を言われるな
今回はワイ杯の頂点だろうな 勝った奴は誇っていいぞ
厳しいこといわれてて、こりゃダメだと思ったけど、結構どれもダメだしされてばっかりだなあ 入賞くらいならまだ望みはあるか
650 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 18:36:02.39
連投規制と文字制限のセットが厳し過ぎる! 二回もエラーを食らったので書き込みを控えなければならない! 午後八時から控えめな文字数で順位を下位から発表する! 途中で書き込みが止まった場合は規制に苦しんでいると思って間違いない! では、また!(`・ω・´)ノシ
>>286 >>168 二作書きました
寸評で駄目なのがわかりました
ワイさんお疲れ様でした
おやすみなさい
寸評からは予想しづらいように書かれているから 自分でいい作品が書けたと思っているなら期待して待つんだ あまりにも内容の不足やら矛盾を指摘されている場合は知らんが
>>178 だけど、ワイは塩野七生の『ローマ人の物語』とか読まないのかなあ。
あらすじじゃなく、神の視点から運命に抗い右往左往する人間を描いてるのにさあ
>>654 どちらかといえば、破天荒な
>>286 が好み。
ただ1スレにおさまらないスケールがあるので、
是非、長編にチャレンジしたらどうだろう。
希望を持って!
>>657 途中で、これって神視点? とか考えさせられる時点で
視点揺れが起きてるって話じゃね
>>657 そういうのをこの字数でかいたらあらすじになると思うよ
まあこの字数でも歴史上実在した人物です、ってのがはっきり断ってあれば 感想は変わりうるか。 そうでない以上は作者があらすじかいた、になっちゃう気がする
× 断ってあれば ○ 読者が知ってれば かな、断っただけだと言いはってるだけの印象かも
て、いうか、読者に知識を求めてはいけない。 掌編であっても普遍性は考慮されるべき。 そうおもうけどなぁ。 ベッドで子どもに語り聞かせる物語とは違うんじゃないか。
読者に知識を求めるものもあるけどな。
>>657 ここの手の古典挙げて自作擁護しようとする馬鹿はどうにかならないのかね
アレに似てるコレに似てるって言いようによってはどんなゴミでも名作と同列に語れるよね
単なる衒学趣味こじらせてるだけかもしれないけどさ
底辺同士でいがみ合うなバカ。
塩野を古典扱いはちょっと
まったりしろクズ
671 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 19:07:06.91
寸評はあまりあてにならない 割と意外ケツ末もありえーる! しかし結局は実力がモノをいう…それがワイ杯だ。
>>651 俺が30分で書いた習作が◎に入っちゃってるから無いな
>>672 どれ?
出版社の賞ではどの程度までいくの?
売れてないけどプロだよ。
675 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 19:13:47.69
まあ、まったり楽しもうや 今日は一日ゴルフ、帰ってきて刺身とワイン ジュヴレシャンベルタンと柿ピーでまったりしてるぜーいえー!
あらすじと言われたから怒ってるわけでもないけど(ちょっとは怒ってるけど)、 小説って読者が抱く感慨とか世界を切り取る新たな視点の提示とか他の小説との相対的な 位置取りなんかが重要で、それらを現出する手段でしかないストーリー自体にはたいして 意味はないんだから、ストーリーをなぞるだけの小説はつまんないとおもうし、そこから 飛び出そうとする企図は評価されてしかるべきだ。なんか自分で言ってて虚しくなってきたが。
…いやそのストーリーをなぞってるだけに見えたからあらすじと言われてるのでは
>>674 まじすか。すごい
ワイ杯では優勝するのは容易いですか?
やっぱりここに参加する人たちは、まだ足りてない力があるなあと思いますか?
というか意図があるなら字数も選べお題なんかに乗るなと。
>>676 読んでみたけど単純にヘッタクソだなお前
あらすじってのも敢えて気ぃ遣って言ってやってんだろうに
文章書けない上に読解力もないのな
寸評が今回は気合い入ってるよね ワイさん本気だしたね
ヘタならヘタでいいけどさ。あらすじといわれるよりはマシだ。
記名は失格なんでしょ 順位出てないこの段階で自作に名乗り出てもいいの?
>>682 人違いだったみたい
ごめんよ
気分を害そうと思っていった訳じゃないんだ。すまんス
筆折れやボケ
なんで殺伐としてんの?
692 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 19:27:13.48
あと30分!すべてに決着がつく! 寸評も気合入ってたね!さすがわいさんやで!
>>677 予定調和のストーリーをなぞるだけなら、めでたしめでたしで話終わらせてるよ。
>>693 おいおい、論点ズレてるから。
天然か?
駄文製造機のオナニー懐古はもういいから おとなしく30分待とうや
会話と心理描写がないと小説じゃないっていうなら それは了見が狭い
たぶん、ストーリーって言葉の使い方がおかしいんだろ おそらく、よくある感動みたいなのじゃない方にいきたい、っていういみで言ってんじゃないの、 言葉遣いおかしいけど。
飯マズの人がいいそうな主張がここで見られるとは思わなかった
699 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 19:37:32.38
この速さだから言っとくか。 うんこ大量生産したやつは猛省しとけよ。 数打っても下手くそは当たらんから。
小説は会話と心理描写がなければあらすじだと言われたことにカチンと来たわけだな自分は。 ストーリーといっても説明にはならないか。
ウンコにも見離される祭り開催者の金言がこんな所に落ちてる〜と思ったらただのウンコだった
// ̄ ̄ ̄ ̄\.. 彳丿; /,,,,,,,,\ u lヽ 入丿 -◎─◎- ;ヽミ. | u:.:: (●:.:.●) u:.::| | :∴) 3 (∴.:: | ヽ、 ,___,. u . ノ < うんこ大量生産したやつは猛省しとけよ。数打っても下手くそは当たらんから。 /\ヽ:.___;;;;;;;;;;___.ノヽ. . /´ \ l i . / ヽ / || / ヽ / || __ / 、 ー' 「| |: : : : :| . /\ }/ L!_ __l : : : n . / \ / | / フYYリノ .( >イ | __ -┴'′ ..\ \ | 「 . . \ \ | . 丶、 \ | `ゝ ヽ ∠| . L〕j i l | _ -=ニニ| |`ー'|ノイ-―=ニニニニニ|
年の瀬に 猛省せよと 秋がいい
704 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 19:43:01.66
ゴルフも一緒やね。 まあおれのはゴロフなんだけど! なんかねむくなってきたな。 わいさん、発表明日でもいいよ
似てるな。 おまえ、本人と会ったことある奴か?
目くそ鼻くそを笑う、とは言わんが 自分も最初はクソだったことだけは忘れちゃいかんのだろうね
盛り上がって参りましたぞ!! しかしワイさんの寸評は気合い入ってたなあ 評価するからには全力を注ぐという意志が伝わってきたぜ……! 結果が楽しみである
なんでここって、荒れちゃうの お子さまじゃないんだから落ち着こうよ
あと少しでくる発表まで静かに待つ。 何を言っても結果は結果だし。
どこが荒れてんだよ? AAか? AAを貼る奴は失せろ。
確かに寸評だけだとどう評価してるかは予想できないね
大盛り上がりじゃないか よかったよかった
「小説は会話と心理描写がなければあらすじだ」と言った人はこのスレにいるのか
なにをもってあらすじと言われたのかわからない。他の作品と比べると欠けているのは「会話と心理描写」 だから推測したまで。
>>714 お前のウンコに誰も興味ないから黙っててくんないかな
>>715 おまえに興味持ってくれと頼んだ覚えはないよ
717 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 19:51:04.36
荒らすのは常に一言多い系のナナシ それもまたわい杯の面白いとこだ
>>31 にしても駄作を製造する人間に限って自作への思い入れアッピールしてくんの何故なのか
ひたすらウザい
プロの人まで参加してるのか 質問なんですが ここの人のレベルはどう?
みんな落ち着け!そんなにF5を連打するんじゃない!
20時丁度くらいには連打がピークに しかし発表が始まるのは20時5分くらいからなのであった
…おれはむしろあらすじだが意図はあるのだ、 という弁解だと思ったんだが、あらすじじゃないとは
>>720 さてはアンタ
自信たっぷりだな
どの作品アンカーだ
726 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 20:01:12.53
俺とオチツケの一騎打ちって話もありだな
>>725 じゃあ黙って発表待とうね。
もうお兄ちゃんだからできるよね。
728 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 20:03:37.52
ほろ酔いのワイがここで登場! そろそろ十五位の発表に移る?(`・ω・´)
いつの間に15位までになったんだろうか まぁ増えるのであればいいか はやく始めてくれー
>>726 どっちが今年最後のワイ杯を締めくくるか……仁義なき戦いが今!
>>727 うざwさっきから黙って待ってるっつーの
>>727 も黙ったら?
自分は31の方だよややこしくしてすまんね
732 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 20:05:50.65
コテが選外だったらコテ使用禁止っていうローカルルールがある
恥ずかしくないのかねえ。
ワイはよしてくれ 流れがうざーてしゃあない
735 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 20:07:37.83
では、発表に移る!
十五位は
>>258 独り語りの部分が臭いと思われるかもしれない!
ぼかし具合がよいとワイは判断した!
おめでとう!(`・ω・´)
おめっとー
○258だな。 おめでとう。
ははは!まさか選外になるような実力でコテは名乗らないでしょうww
>>731 >>31 だったら全然黙ってないじゃないか。
率先して自作オナニーしてた人でしょ?
ちなみに俺は
>>718 に同調しただけの横レスだから。
741 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 20:10:45.56
十四位は
>>148 内容に破綻はないが、
「こんな姉ちゃんいねーよ」と言われればそうかもしれない!
微笑ましいという部分だけは譲れない!
おめでとう!(`・ω・´)
744 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/30(月) 20:11:51.89
>>742 お前いい加減うるさい
もう発表始まってんだぞ
148?ノーマークだった。 おめでとう。ごめんさい。
おめでとー
姉妹強し これが兄弟だったらこうはいくまい
>>651 くん、予想ドヤは気持ち悪いのでやめようね(ニコッ
おめでとー 個人的には乗り過ごしたから迎えにこいと憤るような姉ちゃんの方が好みです
750 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 20:14:44.22
十三位は
>>77 時事ネタと云える!
ドッキリは昔からの定番!
文章もこなれていて悪くなかった!
ただし立地の悪さにムニョムニョではあるが!
おめでとう!(`・ω・´)
751 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 20:15:04.11
名無し同士のケンカはみにくいぞ! もっとやれ
なんだ立地って
>>740 昨晩のはごめんね。レス番晒せば色々意見貰える状況に乗じたのは申し訳なかったと思ってる。ky云々見てあれから反省しつつ黙ってはいるんだけど
因みに
>>742 は自分じゃない
また黙るから気を悪くしないで
ごめん
これは優勝発表の前に次スレかw
>>148 です
さらりと読める文章と、癖があるけど微笑ましい姉弟を意識してました
概ねそう受け取ってもらえて嬉しいです
ありがとう
おまえら書き込むの自重しろよ 今回のワイスレ杯は最高峰の戦いだぞ
ファンにとっては最高のお年玉の話か、おめでとー
760 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 20:18:27.61
十二位は
>>154 まさかの展開!
ワイ杯名物のロボットの登場は執念を感じる!
程のよい突き抜けた内容にワイは少し楽しめた!
おめでとう!(`・ω・´)
みんな無駄なレスはやめてただひたすらに「落ち着け、オチツケ……!」と心の中で暗唱しましょう
ロボットか!おめでとう〜
人型決戦兵器わーロボットじゃなくてー と定番の返し
764 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 20:21:37.35
十一位は
>>194 出だしの文章に引っ掛かりはした!
少しの減点にはなったが些細なこと!
ワイは声を大にして言う!
倉田さんはかわいい、と!
キャラクターの造形がよい! おめでとう!(`・ω・´)
>>154 落ちは勘違いしている男を侮蔑する眼をしている、ということ?
ひぃ、入っとった。ありがとう
あーもう駄目やこれ皆じゃあなオヤスミ( ˘ω˘ )スヤァ…
768 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 20:24:12.60
狙ってきた感あるよな、くらた
769 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 20:24:18.66
ここからは一桁の戦いになる! 実は熱燗を呑みながらのリアルな打ち込みなので、 本当に悪いとは思いながらも厠に行かせて! ごめんちゃい!(人`・ω・)
ほらね、入っただろ
つペットボトル
15位には入ってるだろうとは思っていたが10位に入れている気はしない ここまでか
ああ、Y子がこれから戦いに行くのかと思ってたけど今読み返してみるとこれ全部主人公の酔った上での妄想なのかな
774 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 20:25:39.92
わいさん、厠の小窓から鎌もった小人のババアが襲いかかってくるよ
倉田さんは間違いなくかわいいけどワイさん次10位ですぜ
少し点数に響いた、と言われたからには選外なんだろうなあ…ちぇ
今回参加2回目で傾向わかった 前回の結果からはよくわからなかった
ワイさん遅いな 小人のババアに大事なところもっていかれたのかな
座り仕事のオトモダチから血がでて苦しんでいるのだろう
782 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 20:31:42.95
確かにケツサセのいう通り十位の発表だった!
では、改めて順位を発表する!
十位は
>>71 今回、ベンチの女性が幽霊は多かった!
主人公まで幽霊であった! しかも伏線まであった!
文中に僅かに作者の声が出ていた部分にワイは少し引っ掛かった!
話としては面白く読めた、おめでとう!(`・ω・´)
確かに今回の中で珍しいパターンだったね、おめでとー
ッアー(^q^)rz
>>71 の最後の文ってほんと?気をつけよう
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア 来ない
787 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 20:35:02.48
シックスセンスきたな
>>71 評価していただきありがとうございます。入賞して嬉しく思います。
…で、作者の声が出てる部分というがどこか、ワイさんは忙しいだろうからわかった人教えてくれー!
789 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 20:36:00.19
ここからが一桁の戦い!
九位は
>>51 泣かせる話であった!
控え目な妻の表情も悪くない!
犬の足跡の演出にもワイは感心した!
それ故に花束の扱いに目がいった!
花束を落とし、祈りを捧げることもない手がだらりと下がっていた方がよかった!
とは言え、堂々の九位、おめでとう!(`・ω・´)
おめでとう〜、これで9位か。 今年もお世話になりました。来年もよろしく。 楽しかったよ〜。
792 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 20:39:39.91
ああああー 自信作が九位… 皆さん良いお年をお迎えください。 さようなら。
何らアクションを起こさないのに、妻の人柄が伝わってくるのはよかった おめでとー
794 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 20:41:09.65
八位は
>>292 ワイスレ杯で時にある突飛な発想!
ここできた! SF好きを文章から感じ取れる!
内容も悪くない! 頭で想像をさせる!
それ故に主人公の容姿が本当に気になった!
容姿次第で全てが台無しになる可能性がある!
巧みにワイの目を潜り抜けた書き方に、心からのおめでとう!(`・ω・´)
駄目なのか? マジか? 名前呼ばれない? 何で? ごめん? 俺が悪かった?
最初で少し引っ掛かったけど最後の演出は凝ってた 泣ける話はあといくつかあったような気がするな そろそろワシのがきてもええんやで(ちらっ
>>794 はほんとよくそんな設定思いつくなあって感心しました
>>292 意図が少し書ききれていませんでしたが、
楽しんでいただけたようで良かったです
800 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 20:45:19.16
七位は
>>150 姉と妹の関係が気になった!
妹の為に姉は自分を犠牲にして、ここまでのことをするのか!
もしくは妹は睡眠薬を飲ませて、殺害することまでは考えていなかったのか!
妹を溺愛する姉の判断で殺害にまで及んだのか!
その部分は書かれていないので読者の想像に委ねられた!
とにかくお姉ちゃんは怖い、おめでとう!(`・ω・´)
設定ボリボリ書き込んでるだけで(しかもSF的には新奇性の欠片もない)男のセリフは「地球産は」「地球産は」 これで八位(笑)
あっ(アカン、けえへん)
ワイ氏のリアリティの基準がよくわからん 幽霊やSFなら適当でも受け入れる感じだな
AVのパッケージみたいだな
806 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 20:49:40.05
六位は
>>191 実は目薬の問題がすんなりと解決していれば、
もっと上位を目指せた作品!
どのように見ても現在の話に思える!
そうなると目薬の成分がネックになる!
在り来たりの方法でもよかった!
度数の高い酒を選択すれば問題はなかった!
チャレンジ精神は認めるが、調べることも忘れずに!
おめでとう!(`・ω・´)
>>150 場面にいたるまでの話が読みたいと思える作品だった、おめでとー
808 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 20:50:03.45
>>51 で泣かなかったらどうすんだよ
って九位じゃ説得力ないし。
お前らスレ主でもないのに他人の作品なんかよく読んでいられるな 俺なんか自分のすらまともに読んでないぞ
だから選外なんだよ
>>810 書く前から頭の中でネタバレしている自分の作品より、
人の作品の方が読み進めるおもしろさがあるから
>>811 残念、もう2作入賞してますーw
まあまだ後1つあるけどね
814 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 20:53:31.73
五位は
>>98 大阪弁に精通している訳ではないので、
その部分に関しては少し緩い!
内容としては評価した! 最後にナンパ成功を口にした!
素直な気持ちと受け止めて、この順位にした!
読み物としては楽しめる域に達していたと思う!
おめでとう!(`・ω・´)
>>191 はちょっと気になるところもあったけど場面が自然に浮かんでくるいい雰囲気の作品だった
ここまで慕われる男がなぜ離婚するはめになったのかが気になる作品だった おめでとー
やっぱりこの辺は書き慣れてる感じの作品がどしどし食い込んできますな
選外じゃねえか!!
まだ四つも残っているじゃないか
おかしいよパトラッシュ……炬燵に入ってるのに足が震えるんだ……
ほんまに幽霊系好きやな
男の動じなさが作り出すおもしろおかしい空気がよかった おめでとー
825 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 20:57:59.28
オチケツさん コテ、またなくなるかもよ^_^
胃薬ODしてもいい?
827 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 20:58:57.94
四位は
>>127 今回のオマージュの最高峰!
登場した女性は、また髪が長いのかと怒りを覚えた!
凡庸な話にワイの苛立ちも募る!
それを後半で易々と吹き飛ばした!
ワイは久しぶりに文章で笑った!
オマージュやパロディは元ネタがわかってなんぼ!
ワイには通用した! 作者は賭けに勝ったと云える!
おめでとう!(`・ω・´)
なんで帰れないんだよ、という突っ込みもあるけどおもしろい。おめでとー
1位は230だな もう諦めろ
305とサンタの話とあとなんだ? 305は個人的にげんなりなんだよな。 女の生理を見せられてるみたいで。 書いたのが男だっていうなら、その人は才能あるかもしれないけど。
832 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 21:01:43.08
上位三作の前にちょっと熱燗を用意してくる! 時間にして五分くらい待って! ワイの切実なお願い!(`・ω・´)
あと優勝候補なんだっけ
834 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 21:03:14.42
その酒飲むと、おつかれさまってことになるよわいさん
48,230,305 110,284 競馬の予想かい!
結局好みならつっこまないんだな もとねたがわからんから面白さもわからへんし
あ、七位入ってる!ワイさんありがとう!
胃の中OP(out puke)していい?
ここまできて名前がない 怖い。。。
ここからに入っていそうな
>>305 はいい話風のせいか、
お前も浮気してんのかよってすぐに突っ込めなかったのが上手いと思った
単に俺が読めない奴なだけかもしれん
ほう、オチツケさんは いつぞや阻止せれた1.2.3位を狙っていらっしゃるんですか?
842 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 21:09:23.16
またナナシから始めるのもオツってもんだ
多投してるコテもコテ喪失で
>>150 これもなんで男がバス停に来るとわかったの?ってつっこまないとあかんな
845 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 21:10:18.44
お待たせ!
三位は
>>48 今度はカットバックの最高峰!
場面が目まぐるしく入れ替わるので、
人によっては読み難いかもしれない!
一レスの中でよくここまで作品を練り上げた!
寸評に書いた通り、首吊りの現場の描写が過剰であった!
主人公の目に溜まった涙で揺れている程度にとどめた方がよかった!
技巧をこらしての三位は誇ってもよい、おめでとう!(`・ω・´)
>>48 は語り口があざとい上にもあざとくてあんまり好きじゃなかったんだが……
ここで入れてくるか
また幽霊か そんなに都合よく幽霊なんか見えへんて
人物の深い葛藤が伝わってきた。おめでとー
ところでせもとれ君、ウチとご近所さんかもしれへんで
もう上は無理か くやしい
来い!!
852 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 21:17:22.58
二位は
>>230 ワイは一位と考えていた!
無駄の少ない文章! 無理のない展開の流れ!
どんでん返しの落ち! 冷静な目で計算された話の内容に、
ワイは個人的に一位に推した! これ以上はないと思った!
その中で抜かれた! 人間臭いと云う漠然とした理由で抜かれた!
完成度では一位! 読者サービスの点で惜しくも二位!
そこにワイの考えを含めて、やはり二位に落ち着いた!
選者が違えば一位も有り得たかもしれない、おめでとう!(`・ω・´)
パトラッシュ、もし入賞できなかったら今日ここに上げられた作品全部呪ってやろうと思うんだ
あーーーーーー うん、無理でした もういいです寝ます
最後のネタばらしがなかなかに心地良い感じだった。おめでとー
優勝は無理かー ちくしょう!
>>849 いつもうるさくしてすいません生きててすいません
さあああああ!!一位の発表だ!!
ここで一旦、熱燗タイムです
>>859 寸評見たら判るでしょ?
君じゃないから
これは意外な展開
一位は
>>230 だと思っていたが
863 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 21:23:42.92
短い文章に適した人数ではないかもしれない! 一読しただけでは意味がわからないかもしれない! しかし、その中にワイは人間臭い営みを垣間見た! 小道具の使い方がうまかった! 人間の生々しさがそれとなく表現されていた! 今回の中では唯一、作者の書く長編を読んでみたいと思った! それ故に今回のような短い話は苦手なのかもしれない! その中でよく戦った! 圧勝ではないが人間味のある勝ち方であった! ワイの個人の思いではあるが、作者には長編にも挑んで欲しい、おめでとう!(`・ω・´)
アンカー抜けてるで
どれだよ
なんて手酷いプレイを思いつくんだ、ワイはw
まさかの焦らしw
305だろ 当然
一瞬どういうことかわからんかったわw
871 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 21:27:06.27
一位は
>>305 !
これにて第二十六回ワイスレ杯を閉幕とする!(`・ω・´)
はあああああああ?????
ワイ酒減らしたらどうだ そろそろ人間やめるレベルだぞ
おつかれー、これより二次会?
>>230 これだと最初から全部客観視点で書くべきやな
最後だけ神視点やし
まあ好みの傾向はわかった
喫煙者の話をトップにするなよ。常識がねえのか。
入賞した皆さんおめでとう ワイさんお疲れさまでした よいお年を
なんというかお話がすきなんだね あと男女の倫理が古め
初参加だけど楽しかった 今度参加することがあったら、あまりテーマに縛られ過ぎずに書いてみる
入賞のみなん、おめでとう。
>>90 ,
>>303 で参加させていただきました。
愚作にレスをいただいたみなさまありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
ワイさん、ワイスレの益々のご繁栄(?)と自信のご健勝を
切に祈ります。
>>880 文章そのものよりも「小説」を評価してるのは前からわかってた
オチツケ、これ以降コテで書き込むなよ 見苦しいからな 来週辺りD送っとくから
885 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 21:33:52.81
わいさん、参加者ども、おつかれー
秋吉君は、9位の
>>51 と、ひねりをくわえた
>>138 でしたー
よいおとしを!
>>883 俺、前回からだから。前回は良くわからなかった。
あと、お話は加点主義っぽいなこれは本人のせいではないだろうけど。
傷でしらけるってのに対してすこし自制してるかも。
住人はここがおかしいからないって言い方するけどね
>>305 これはあれやね
人物背景を沢山描いているだけで、出会った女とどのように夜を過ごすのかというお題の主旨から外れてるな
まあでもこういう感じが好みなんやろうししゃあないな
それでも私は、イロモノを、やめない……。 だって、書いている自分がたのすぃから
ありがとうございました。
三位の
>>48 を書きました。首吊りのシーン、ワイさんに言われるまで気づかなかったです。勉強になります。
カットバックの最高峰と言っていただけて嬉しいです! カットバックって何か知らないけど、探偵小説(我孫子氏)でも出てきた言葉でしたね。いまいちよく分かってないんですよねー。
いやーでも、優勝したかったっス。
どう書けば優勝できるんだろう。悔しいです!
あと、
>>62 も書きました。これは三人称にした方がいいとのことなんですが、私を「彼」とか「康彦」とかでいいんですよね。
第三者が今回の設定の体験をすると、どうなるかな、と思って書いたんですが、聞き役は三人称のほうがごちゃ混ぜにならないで良かったんですねー。なるほどです。
あと最後は
>>88 。時系列を超越した存在を主人公に据えた物語が書きたかったんですが、宇宙生物を理由にしたのはしんどかったですね。
時空についても勉強が足りなかったです。読んでもらって、指摘されて、そこでようやく気付く有様です。申し訳ないです。
最期に名前を何度も出して申し訳ないのですが、カラスさん、れんじこと私は一人でまた煩悶とした挙句、同じ内容の反省メールを出してしまいました。最新のメールです。
なんか一人で空回りし、一人で同じとこを回ってる感じなんですが、どうか見捨てず、ひとつよろしくお願いできないでしょうか。反省内容から分かると思うんですが、今後は余裕のある人間れんじに生まれ変わります。
ということで、ワイさん皆さん、ありがとうございました。
ワイさんみなさんお疲れ様でした
>>136 >>194 >>292 を書かせてもらいました者です
>>194 については前回恋愛要素に初挑戦したところ、
アパートとマンションがどろんと変わる大失態をおかしてのリベンジだったので、
どうにか食い込むことができて嬉しかったです
また、
>>136 について、昨日、言葉の選び方を強く叱ってくださった方には
一つ大きな指針を示していただいたような気さえします。ありがとうございました
ワイはいよいよだめだな。
893 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2013/12/30(月) 21:38:09.74
ワイも悩んだ末に順位を決めた! 内容は拙いながらも文章に工夫が見られた作品もあった! 十六位で発表されなかった惜しい作品もあった! 文章は拙いがワイの好きな話もあった! 全作品に順位は付いている! 発表された作品は誇ってよい! 目前で手が届かなかった作品は嘆かなくてもよい! 全ての人間が歩んだ道程である! ただ、ワイが云えるとすれば、 書くことをやめないで欲しい! 目指す先がプロではなくても、 楽しみとして書き続けて欲しい! 人生の中で決して無駄にはならないと思う! 読ませる相手がいなければ、ワイがいる! ここでワイが評価を続ける限り、 諦めないで書き続ける作者の意志がある限り、絶対に無駄にはならない! 今後もワイスレをよろしく!(`・ω・´)ノシ
>>71 の作者の声ってどの部分のこと言ってるのかワイさん教えて!最後の行のやつ?
スタートが『バステイでバースデイ』が書きたいだけで
あとは手なりでなんとなくで出来上がり入賞した
>>191 より
選外の
>>22 のほうが上手に書けたかなって思ってたんだけど、まぁその辺の意識は書き手と読み手で全然ちがうんだな
…っていうのが今回参加して得た一番の収穫。
みなさんお疲れ様でした
895 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/30(月) 21:39:37.37
来年だ!!来年見ていろ!!必ずコテを取り返してやるからな!! ワイさんお疲れさまでした!
>>893 2日もかけたんだし、今年最後なんだから全順位をぽろっと公表しろよ。
にょろ♪さんは参加していなかったのかな?
だんだん入選できなくなっていくなあ、うーん難しい 来年から頑張る
>>45 スカ
>>49 スカ
>>77 十三等
>>201 スカでした
大体が女がいる理由付けや人物背景不足だったようです
あとは出来すぎた話はアカンと学びましたわ
選ばれたやつも細かい所のツメが甘かったようです
皆さんお疲れさまでした
全順位ぽろりか おもしれーな
全部で49作品だっけ?
ひと足早いお年玉だな。全順位発表〜
904 :
秋吉君@寄生豚 :2013/12/30(月) 21:47:17.34
おひょーひょひょひょひょ まあまあまあ、一応コテのメンツはおいらが保っといたから、 おちつけなかった何かさん。 ンまた来年!
905 :
305 :2013/12/30(月) 21:49:08.92
ワイさん、皆さん、どうもありがとうございました。
2年ほど前までこちらのスレにいた者です。
創作を離れてもっぱら読み専でしたので、久しぶりの創作に不安と緊張だらけ、一作書くだけで精一杯でしたが、予想外の結果を貰えて嬉しいです。
>>863 長編ですか……。
このスレでちょくちょく短編を落とすことしか創作はしたことがないので、ハードルが高いですが、ハッパを掛けてくれたワイさんの期待には応えたいと思います。
ちなみに男です。
入ってないものの順位は想像するがよい、てことかもな ギリギリだった人には酷だが
全順位発表は特別秘密保護法の成立により 見送られる方針です。 てか、疲れたワイさんの仕事を増やすのはやめて、 みんなで十六位以下を考えてくれたまえ!
俺的に上位だと思っていた
>>122 はギリギリだったんじゃないだろうか
寸評にある、書き急いだ感というのがどれほど影響しているのかが分からんけど
>>905 性に爛れたお姉さんを妄想していた俺の立場
910 :
名無し物書き@推敲中? :2013/12/30(月) 21:53:53.78
サンタのは入ると思ったけどな 幽霊のほうが好きみたいだからしゃあないね
品のいい話ほど上位から遠くなる。 まあワイのワイ杯だからしょうがないね。
>>904 人を婚期逃したアラフォーみたいに言うんじゃない!その前足いつか掬ってやる!
常駐コテがクソみたいな位置と選外で風来坊に掻っ攫われ、か やっぱいつも2chにいるような奴は駄目なのか
単なる感覚の話なんだけど、今回は読み辛い作品の割合が少ない気がした
つーかこのスレって何年前からやってんのさ……
さて、退屈になったな
>>230 に
>>150 と質の高い作品をコンスタントに書ける人もいれば、二年書いてなくて優勝する人もいる
創作の奥深さ難しさを実感できた良い今年の締めであった
ワイ杯はなかなかの強者が揃ってるな
>>31 や
>>178 みたいな駄作オナニー野郎が選外で俺の審美眼が実証された文句ないワイ杯でしたわ
案外ガツガツしてないサラッと書いちゃう奴の方がいいもん書くのかもね
力みがないっていうかさ
>>305 の男女って男の降りる駅と違う終着駅で夜中に会ってるんだよね? どうやって?
攻略法は登場人物の掘り下げと、愛情系、幽霊、SF、意外なアイデアで上手な話の流れを作り、かつ突っ込み所を無くす感じだね これをやれば君も一位だ
>>921 自分に自信がない人間こそ作品以外の所で自分を語ろうとするんだろうな
あれはこういうつもりでした〜これこれこうです〜
クソばっか
>>922 ワイ氏が好みの話で大半が上手く書けていると、細かい突っ込みは無くなる傾向があるよ
ワイ杯できれいにまとまったショートショートは案外不利なのかもしれんな。堅実なだけに優勝の派手さがないというか。 少しくら瑕があっても余韻を残すような作品の方が優勝する傾向にあるのかもしれぬ。
お題って適当にしといたほうがいいのか
素朴な恋愛話とか泥臭い人間模様とかがワイはツボなんじゃない。 スタイリッシュなのとかシュールなのはとにかくダメだよね。
>>928 あまり実験しないほうがいいかんじだね
設定を鉄道→宇宙船とかは受け入れるけど。
すごい勢いで自意識の保身に入っていくんだな、お前らw
SFやら幽霊やら叙述やら、エンタメよりもちょっと込んだのがウケてる気がするけどなあ 一位はむしろ特例じゃない? 最近こういう系あったか?
ワイは自分ひとりだけでもあなたの読者になってくれると言ってくれるが、 あなたはワイひとりだけを攻略する必要はなーい!
あれ、なんか名無しの方が書き込むの楽しいぞ
>921>924 貴方たちは何を書いたの?
まあスカのやつでも、いいと言ってくれた人は何人かいたからよかったですわ
まあコテ共が声がデカいだけのたいしたことない奴らって分かっただけでも収穫だったかな
>>931 シュールっていえばそうだろうけど、これはただのパロディだよ。
うなぎの話だって、シュールって言えばシュールじゃないか?地球産の話とかさ。
>>938 お前にとってのシュールってのはお前の作品だけなんだろうな
ワイには評価されづらい、ってオマケ付きのな
いままで黙ってたけど俺実はハンデとしてキーボードを逆さまに向けて書いてたんだ
文学賞の多くが選考委員複数なのは意味があるのだなという気もしてきた
15位の
>>258 を書きました。
パソコンの前で待ちに待っていたのに一瞬で終わってしまった。
思わず、エー、と連呼してた。
入賞できたのは良いけどいつ番号呼ばれるんだってドキドキ感は全く味わえなかった。
あと、ワイさんは勘違いしていたけど女は妻じゃなくて娘だよ。
寸評見たときも、エー、と盛り上がっていた。
他の人の作品はサンタの話とバースディ(バス停)のが良かった。
それじゃあ、ワイさん、皆さん、良いお年を!
秋吉にしてもなあ。 ギリ入賞で祭りもクソだし、むしろ分相応の地位に落ち着いたオチツケの方が潔いよ。 オチツケだけに。
秋吉はもう消えていいよ
>>938 うなぎの話は俺もオチは好きなんだ
けど、「うなぎの好きな女」がどう絡んでくるのがよく分からなかったのがもったいなかった
地球産のについてはワイに物足りなさがあったようだから
こちら、兵者が夢の跡を地でいくワイ杯後のワイスレになります
49作もあったから、今回の15位以内は普段のワイ杯の数的には10位以内と同等だろう
1スレでキレイに一回のワイ杯をやり終えたな さすが今年の締めくくりだ
>>944 誰が選外ゴミニートが分相応じゃコラ来年見とけよ
>>949 全員一致するのと全員が同意できるのとはちょっと違うよね
>>942 こういう書けてないクセに読者に責任をなすり付ける馬鹿が自作オナニーに共通の属性
>>952 なんでそんなに楽しそうなんだよw
封印されたコテが苔むす前に帰ってこいよ?
こんにょろ♪ 選外だったので語尾封印しまするw
参加した皆様、お疲れ様です。入賞者の皆様おめでとうございます。
>>266 を書きました。
中野学校系公安物にしようと書き始めたのにやーさん止まり。どうしてこうなった!w
人情ものが多そうだったので全く別方向を目指しましたが面白くできませんでした。
いつもはそれなりに書上げた手応えがあるのですが、今回はなかったので納得の選外です。
上にチラリとありましたが、
>>521 さま、今回は感想書いてません(規制で書きこめず。今は裏ワザ使用中)。
名無しの感想人の皆様、お疲れ様です!
ワイさんはじめ、皆様よいお年を!
>>954 そんなに言うことないだろうとは思うが、
昨日の奴は確かにひどかったな。
謙虚なフリしてエゴ剥き出しなのがすごい嫌だった。
49作って今までのワイ杯最多なの? そこに古参の人が戻ってきてトップ獲るってある意味ワイさんの創作を続けてほしいって言葉に合致してるのかもしれないね
>>952 もうお前どうでもいいや
ヘタクソに興味ないし
>>954 やっぱり娘だと思うよ
娘と勘違いされてる他人 であるほうが面白いのでそっちかな
コテなんて創作<馴れ合いでしかない顕示欲の塊だよ
にょろさんも選外とは わかったか、三割打者だっていつもヒットが打てるとは限らないんだよ
まあ今回はレベルが高かったからね そりゃ中途半端なやつは生き残れない
>>258 は娘だね、妹だと思ってたよ
話しの入りがちょっとおざなりだったかなと思う
酔ってるって設定にしろ、今回みんなぽんぽん見知らぬ女性に話しかけすぎなんじゃないかと思ったな
>>148 の入りとかリアリティあってよかった
今更ながらに、
>>258 のあれって娘だったのか
見知らぬ人のちょっとした親切心だとばかり、へこむ
昨日のあいつはねー、最初から記号やら名前欄やらミス連発で、訂正するにも安価ミスやら言い訳やら、スレの私物化、これ著しかったからね。 自覚がない風なのがさらに悪質。 エゴ剥き出しってのは言い得て妙だね。
もう中途半端はやめだ! 次のワイ杯はみんなで100作目指そうぜ 来年の俺は一日一作目標だ、 ためしに今月取り組んだら三日で途切れたよ。 そんなもんだね、無理せずまた始める。みなさんよいお年を〜!
>>966 いやそれでいいとおもいますよ 元妻(と間違われた他人)じゃないでしょ、娘(と間違われた他人)でしょ、ってことで。
>>969 ごめんなさい、その通りでした
順位発表にかこつけてお酒を飲みすぎました
これから電車に乗るわけではないのが幸いです
今回はきれいに1スレに収まりましたね
>>968 書けばいいってもんじゃないっしょ、って今回の一位見て思いましたわ
作品に潜り込んで書くぐらい人間味で話を動かすってのが必要なんじゃないかな、と
ワイの長編が読みたいってのも多分そういう意味なんだろう
一位の作品がわるいとはおもわないが あれが許されるならお題はもっとゆるくしてくれとは思った 書いた側からするとあそこのつじつま苦労したり 思いついた筋を没にした人は多いんじゃないか
現代ものだと、実際ありえそうにしないとあかんみたいだね 奇抜なアイデア思いついた場合は、いっそのことファンタジーにしたほうがいいのかも
ファンタジーだと好き嫌いで決められる博打勝負になるけどな
男からの視点であるようにとは書かれていない、 など、作者ごとによるお題の解釈も楽しみの一つだし そこまで気にすることじゃないと思うんだ
たまたまたどりついた終着駅で座ってる女 だと基本顔見知りは不可、 顔見知りの場合は理由必要(「あねき」の人がGPSでみたといったやつ) あるいは本当に偶然だ、ってことにはならんかね 会いにきてる話ってのはどうなんだ
というわけで、次回新春ワイ杯スペシャル年明け早々開催ってことで、 みんな、がんばろうぜ。 ワイ、コラ逃げるんじゃねえぞ、このへっぽこ文士!
お題はあくまでシチュエーションだからなあ それに引っ張られて小説書いてんだか設定に合わせた話でっち上げてんだかわからんようなのはおしなべて選外だし
いや偶然だという筋なのかどうもそうだな
ねーよ 早くて2月かな ワイも忙しそうだし
三題話スレみたいに真に受けるとだめってことね
>>977 そうかなあ
ワイ氏の感覚にも結構偏りがあるから難しいな
まあ書いてみてあかんかったらあかんでしゃあないと
ワイ杯がなければ祭りをやればいいじゃない
>>982 忙しいいそがしい言いながら、なんだかんだ言ってやってるじゃん。
ワイなんて職業ひきこもりみたいなもんなんだから、やった方がいいんだよ。
じゃあ、これでレスする俺は去る。 作品のみが結果であり、言い訳や言い合いは不毛。
いや、書く側的にも、それなりに設定練るし頭使うから、年末年始にポコポコ祭りやられても困る
>>978 終点にいく理由がすでに偶然だからなあ
そこでまた知り合いに会うなんてのは、女のほうに意図がないとまずありえないよね
とは思う
ロクに考えずに文字並べて落としてくだけのヤツは楽でいいよなw
じゃ、新年にワイ杯があったとしたらお題がどうなるかでも予想しよう スレ埋めには丁度いいだろ 起きると初夢の内容をおぼろげにしか覚えていなかった! 思い出そうとしながらリビングに降りると女が重箱を用意して待っていた! そのとき、庭に繋がれた秋吉君がとった突飛な行動とは!
994 :
978 :2013/12/30(月) 23:39:37.77
>>993 しない。が、母というのは息子がミスしたときでもそこにいるもの、という哲学の表れだ、と思うことはできる。
おれは恋人は会いたいときに会えないものというセオリーだ、と思うので、
>>305 はちょっと甘いと思う。
>>993 横からだが、母ちゃんがエスパーすぎるのも、数時間前にアップしたの下りと台詞で一応納得できたよ
>>994-995 今回はこういう小賢しいのばかり書いたけどワイさんはもっと情緒的なのが好きみたいね
さんきゅー
>>993 忘年会に参加ってだけで、来るかもって待つのはちょっと無理がありそう
二人を自然に会わせるために、もうちょっと工夫の余地があると思う
小賢しさが失敗してんのがまず問題だと思うんだけどねえ…… 技法は基本ありきってのがコテやら見てても徹底されてないのがこの板自体の病理でもあるが
ksk
>>997 ちょっと来てみたのよ感を出すための薄着とか、キーワードは散りばめたつもりだったんだけどね
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。