1 :
ぷぅぎゃああああああ代理:
オリジナルの文章を随時募集中!
点数の意味
10点〜39点 日本語に難がある!
40点〜59点 物語性のある読み物!
60点〜69点 書き慣れた頃に当たる壁!
70点〜79点 小説として読める!
80点〜89点 高い完成度を誇る!
90点〜99点 未知の領域!
満点は創作者が思い描く美しい夢!
ここまでの最高得点79点!(`・ω・´)
2 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/02/08(金) 18:47:13.17
>>1 ありがとうございました!
過去スレの表記は長いので割愛する!(`・ω・´)
3 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/02/08(金) 18:55:10.44
ちょっと葉物野菜を洗ってくる!(`・ω・´)ノシ
今日は熱燗で雪見酒!
縁側に寒さで縮こまったような雪が愛らしい!
暫時、執筆を忘れる!(`・ω・´)
テレビでフィギュア選手権が始まります
先生、こっちは雪が降っていません
雪見酒もいいですよねえ〜♪
>>7 >「お約束第四条、友達を作り、仲良くなれ、これが書いてある……。きみと仲良くするわけにはいかない」
(この段階では意味がわからない! 堕落する為にお約束を破る旨は、あとに書いてある!
読者の混乱を避ける工夫が必要!)
>親が死んだ。親戚もいない。これもおれの身内はいなくなった。
(これも、は省いてよい!)
>〜今日を持って、日付を越える。のだ
(句点の位置を間違えているように見える!)
>感涙の涙が流れる。
(感涙には『感激して涙が流れる』意味が含まれている! 短い一文ながら、とてもくどく感じる!)
>私は再び布団に潜り込み、うとうとまどろんでいた。
(まどろむの意味にうとうとも含まれている!)
>〜仮病というものも初めてであっため、
(脱字がある!)
>〜私の決心は固いことのだということを思いだし、駅へと入った。
(最初の『こと』は不要!)
>改札駅を通り過ぎ、電車に入ったとき、そうやく一息ついた。
(打ちミスがある!)
>お約束事ノート第56条〜
(漢字からアラビア数字に変化した! どちらかに統一した方がよい!)
>『友よ!助けてくれ!』
(突然に出てくる文章に面食らった! これ以降、携帯電話の遣り取りのような会話が続く!)
>ああ、早く来い友よ。三十分弱して、自転車で赤の他人がやってきた。
(文章の前後で矛盾しているように思った!)
>「針がささったままだと、血液を循環して、心臓にささって死んでしまうのだ!」
(医師でもない学生が断言した! 自分から仲直りをする為に友人を呼び出したのか!)
_,.,_
全体的に作りが雑で酷評せざるを得ない48点!(`・ω・´)
>>7が70点越えなのか?
今回がひどすぎるのか?
ワイの目がフシアナなのか?
>>7のリンク先を読む限りとても70点を越えられる書き手のようには思えないが、
文章にもマグレというのもがあるのかw
>>12 いくらなんでも48点はさすがにひどいだろ
よくトリップなんかつけられるなw
にしても、いくら短文とはいえ71点つけた相手に48点つけるワイもワイだよ
確かに
>>7はひどいけどw
◆KA5gIm4Whsの次作が楽しみだな
>>7はパッと見で誤字脱字結構あったしな
作風が違うと大分変わるんだな
>>16 >スーツ姿の山田と、会社の制服に身を包む佐藤。
(山田は男性! 佐藤は女性なのか! 人物の描写が不足している!)
>〜山田は鼻を鳴らす。
(『鼻を鳴らす』には両極端な意味がある! 文脈で理解はできるが別の言葉に置き換えた方がいいかもしれない!)
>たけのこはそんなことできないよねー、と、得意顔になる佐藤に〜
(佐藤はきのこの山の優位性を語っていた!)
>佐藤はたけのこの里を三つほど無造作につかんで、口に放りこんだ。
(この後、たけのこの里を褒めちぎる! 山田と佐藤を書き間違えているのか!)
>「「は?」」
>「「…………」」
(ライトノベルでは当たり前の手法! 一般で通じると思わない方がよい!)
>「暖かだった日々が砕かれゆくのが信じられなくて〜
(心の意味なので温かいの使用を勧める!)
>〜あの虚脱感を感じているのだろう。
(重複で見栄えがよくない!)
物語の視点の俺と佐藤の喋り方が似ている!
前半で山田に馬鹿と言われているのが佐藤のようにも思えた!
人物の描き分けが不十分で佐藤以外の論に納得ができなかった60点!(`・ω・´)
ワイさん、丁寧な批評ありがとうございました!
やはりまだまだ文章が稚拙ですね……。
人を笑わせる文章書くには、色々と力量不足を再認識しました
日本語が下手くそなので精進します!
他にも色々読んでくださった方がいるみたいで、ありがたい話です。これからも頑張ります
ここは、何個も落として大丈夫なんでしょうか
出来れば、もう一作落としてみようかと思いますが
推敲が大事なわけよ
>>20 来る者は拒まず!
直近で三万文字に近い文章を書かなければいけないので、
長い作品は読み込むのに時間を要するかもしれない!
個人的な事情ですまない!(`・ω・´)
>>24 書きなれておられないだけではないでしょうか
確かに読み難かったです。でも面白かったですよ
先生、お仕事頑張られてください!
体罰ロボの作者の仕事などしれとるわ
>>24 脳が考える前に神経を伝わる電気信号によって肉体が動く! その原理を飲食物に求めた!
因果関係を見出せる読者は納得する! 逆の場合は物語自体が成立しない!
飲食物を体内に取り込んで、すぐに結果が表れることに無理があるように思う!
文章の読み難さは丁寧に書いているせいと云える!
重要な部分を重厚に書くのは悪くない!
全てを等しく書けばくどくなる!
作品内の重要な場面の取捨選択が大切!
ワイの考え!(`・ω・´)
>>25 トリップまでつけて自演か
2ちゃん舐めてんじゃねえぞ ゴルァw
30 :
16:2013/02/11(月) 02:10:39.31
>>19 ワイさん。描写の不足から矛盾、物語自体の練り込みの不足など、
丁寧にご指摘いただき、ありがとうございました。
ご指摘された部分に限らず、しばらく勉強をし直してみます。
>>24 根拠が示されていないので、仮説がただの思い付きにしか思えない。
また、その思い付きや、乱暴な男、私のむかつきといった断片が統一感なく展開され、
それをコーラとハンバーガーに強引に結びつけている割に、
オチが何を食べたせいだろうでは、全く物語として脈絡がなくなっている。
つまりひとつの物語として成立していない。
ワイは賢明にも今作の評価は避けたが、印象としては50点そこそこというところじゃないか?
マックでコーラ頼まないとエライ事になるんですね
こわー
「めしにすんぞー」
親方の声が現場に響いた。俺は仕事の手を止め、額に流れる汗を首に掛けていたタオルで拭った。白い布地が、うっすらと茶色に染まった。
着ているTシャツと作業ズボンには、細かいおがくずが、無数に付いている。俺はそれを両手でパパッと払い、広場に停めてある会社のライトバンへ向かった。
建物の外に出ると、夏の日差しがとても眩しい。
「大分出来てきたな。この分だと、今月中にこの現場も終わるな」
バンのそばに立っていた色黒で大柄な体格の先輩大工が、俺に声をかけてきた。
「そうっすね。デカイ家だったけど、なんとか終わりそうっすね」
「建てるのは大変だが、男ならやっぱりジャンボな家に住まねえとな。めし行くか?」
「俺はそこそこの広さがあればいいっすけどね。めし、お供するっす」
先輩がバンの運転席に座るのを確認した俺は、助手席に乗り込んだ。窓から周りを見渡すと、他の職人達は、弁当を持参しているようだった。
「コンビニでいいなら奢ってやんぞ」
「マジっすか。ありがたいっす」
先輩のお言葉に甘えて、今日のめしはコンビニで済ます事にした。彼の荒々しい運転で、俺を乗せたバンは最寄りのコンビニへと向かっていった。
「ジャンボフランクくれ。お前も食うか?」
「俺はいいっす。これ、よろしくっす」
先輩は弁当だけでは足りないらしく、店員にフランクを注文した。俺はそこまで腹ペコじゃなかった為、手にしていた唐揚げ弁当をレジに置いた。
「お会計ご一緒でよろしいですか?」
「ああ。一緒だ」
店員の問いに、先輩は低く渋い声で答えた。尻ポケットから革の財布を取り出し、支払いを済ませる。チラッと見えた中身には、万札が結構入っていた。まだ給料前だが、金には困って無いのかも知れない。
「先輩、ごちそうさまっす」
「ああ。お前もう食ったのか、早いな」
俺が奢ってもらっためしの礼を言うと、先輩は袋からフランクを取りだし、ケチャップをかけた。
「男はやっぱり、ジャンボフランクだよな」
「先輩、デカイの好きっすね」
豪快にかぶりつく先輩を横目で見ながら、俺は食後のタバコに火をつけた。
現場に戻った俺達は、夕暮れまで作業に没頭した。そろそろあがんぞー、という親方の声で、俺を含めた職人達は仕事を終え、会社へと戻っていった。
「今日は暑かったし汗かいたから、銭湯でも行くか? 行くなら、奢ってやる」
俺が会社で帰り支度をしていると、先輩がまたもや誘ってきた。奢りなら、寄り道も悪くないと思った俺は、「いいっすね」と返事をして、その誘いに乗った。
「銭湯まで俺が先導するから、ついてこい」
「了解っす」
先輩の乗るデカいジープの後を、俺は自分の軽四で追っていく。しばらくの間ジープを追跡していると、温泉マークが付いた、看板が目に入ってきた。先輩の目的地は、どうやらここのようだ。
「ここの風呂は、デカくて気持ちいいんだ」
「へえ、そうなんすか」
先輩に促されるままに、俺は銭湯の暖簾をくぐった。
「二人分だ」
「はい、ありがとう」
先輩が料金を払うと、番台に座るオヤジが笑顔を作った。
俺は脱衣場に進むと、一つのロッカーを選び、それを開けた。辺りを見渡すと、ぼちぼちと客の姿が目に入ってくる。その年齢層は、様々だった。
間もなく、先輩が近づいてきた。彼は俺の近くのロッカーを開けると、服を脱ぎ始めた。先輩の体つきは、まさにガチムチだった。会社内でも一番の怪力だという評判もうなずける。
俺も後に続くように、服を脱ぎ始めた。パンツ一丁になった所で、先輩が声をかけてきた。
「もっと鍛えないと、ビッグになれないぞ」
俺と同様、パンツ一丁の先輩は、ボディビルダーのようなポーズを決めながらそう言った。
「いやぁ、先輩すごいっすね。自分には無理っすわ」
俺は凄まじいガチムチ加減にびびりながら、パンツを脱いだ。その時、うおっという低い声が聞こえた。
「な、なんだお前、ちゃっかりジャンボじゃねえか。ふざけやがって」
「は? なにがっすか?」
突然わけのわからない事を言われた俺は、先輩の顔を見た。すると、彼の視線が俺の股間に向けられていた。
「なにがって、ナニがだよ」
先輩はそう言うと、悔しそうな顔をした。そして彼は、パンツを脱ぐのをためらっているようだった。
「あー、ナニっすか。先輩、デカい物好きだから、ナニも、ジャンボなんでしょ?」
「……うるせえ。お前、先入ってろ」
「じゃあ、おさきしまっす」
俺の問いに、先輩は不快感をあらわにした。なんかやべえと、危機感を感じた俺は、そそくさと風呂場に向かった。
しばらくの間湯船に浸かっていると、先輩が風呂場に入ってきた。腰に白いタオルを巻き、前を隠している。
その姿を見た俺は、もしかしたら、先輩のナニは、ポークビッツなのかも知れないと思った。
そうだとすれば、彼がデカい物にこだわる理由は、その反動からきているのだろう。
評価お願いします
>>35-37 コンビニの店内への場面転換が滑らかではなかった!
弁当をどこで食べたのか! 煙草に火を点けているので店内では無いように思った!
飾り気のない等身大の場面を切り取ったような内容であった!
先輩の大きいものを好む理由が、最後にそれとなく明かされていた!
無理のない展開で掌編としてうまくまとまっていたように思う!
場面の描写をもう少し増やした方がよい70点!(`・ω・´)
>>35-37 >そうだとすれば、彼がデカい物にこだわる理由は、その反動からきているのだろう。
↑この一文を読者に想像させるために延々と場面を重ねたんじゃないの?
これ書いちゃったら面白くないと思うんだけど
>>35−37
慣れた感じだが全く面白くないよね
それと肉体労働者を知らなさ過ぎる
43 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/12(火) 16:23:01.64
「abさんご」の選評を読んで感じた。
今の文学界は間違っている。
いかに文章を読み辛くするか、を競い合っている格好になっている。
読者不在の小説書いてどうするのか?
これだったらワイさんの指摘を受けていた方が遥かに良い。
文章は読みやすくすっきりさせるのがプロだと思うんだ。
俺は小説家になって読者を喜ばせようと思う。
返信が遅くなりました
>>25 日本語が下手くそなんです。頑張ります
>>28 理解しました! わかり辛かったり前知識がいるような内容は工夫が必要ですね……
実際、この仮説はデタラメでなんの根拠もないので、バカじゃないの、っていうジョーク作品だったんですが
うーん、ジョークとして取れて貰えてないみたいで……まだまだ勉強が必要なようです
取捨選択凄い納得しました。いつも、最初にこういう文体で書こうと決めて書いてたので
丁寧の比重というのは意識したことがありませんでした
凄く勉強になりました ありがとうございました!
>>31 主人公のわけわからんただの思いつきをバカにしてもらう、な作品でした
どうもそうとってもらえないみたいで、精進します!
>>33 そういう んなわけねーだろバカw みたいな感想が理想でした
ありがとうございました!
45 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/12(火) 16:26:38.78
続き、
「abさんご」は、なんで「 」を使わずに、地の文で綴ろうとするんだろう?
読み辛えーよ、全く!
会話を多く入れろ。
>>39 アドバイスありがとうございます
70点いって良かったです
めしはライトバンで食べた設定でした
他にもレスあったけど、とりあえずホモではないっす。なんとなく思いついたんで暇潰しに書きました
結末を書いたのは、わかりやくしたほうが点数あがるのかなあと思ったからです
>>42 まあ大工はやってないですが肉体労働はしたことありますよ
これはまあちょっとしたパロディ的に書いたのでリアリティはないでしょうね
面白いかは読んだ人次第なんで、つまらないという意見も参考になります
いえ、私は面白かったです
SSでこれなら素晴らしいと思います
難を言えばですけれど
>親方の声が現場に響いた。俺は仕事の手を止め、額に流れる汗を首に掛けていたタオルで拭った。白い布地が、うっすらと茶色に染まった。
私ならこのように書きません。
「やめえ」
ああ、ボスの声がやっとかかった。ようやっと本日の業務終了。脳天からつま先まで力が抜けていく
俺はこのまま床にひっくりかえる返るかも。しょうもねえねえな、まわりは涼しい顔で
こんなに草臥れているのは俺だけかもしれねえな
スイマセン、なんせ一次落ち奥様の拙劣な文章でごめんなさい
どっか心が今一入っていません
もっとのめり込んでください
そうすれば親方ですか、その心情描写がよりリアルになると思います
生意気でごめんなさいね
>>50 感想ありがとうございます
今回書いたやつは、ただデカい物好きな男の話を書く為に、なるべく無理の無い設定にしただけなので、キャラの心情には余りこだわってはなかったです
細かい所まで書くと、長くなりますし
頂いた感想は、心の部分を重点的に書く時の参考にします
52 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/13(水) 09:11:50.45
ワイ杯やろうぜ
お題だけ出してくれればいい
デートを重ねる度に僕を射る彼女の目は、次第に鋭さを増していった。最初は、誕生日プレゼントをねだる子供のような期待に満ちていた。
僕よりも頭一個分、背が低い彼女の上目づかいが愛おしい。なけなしの勇気を振り絞って、彼女の手を引いて歩く。
驚いたのか照れくさいのか、繋いだ手は小刻みに震えていた。小動物みたいで可愛い。
彼女の様子がおかしい。ため息が多くなって、肩を落としている。さすがに気になって「どうした?」と聞くと、視線を僕に向けるだけだった。
まるで何かを責める眼差しに脈が速くなる。手に汗をかいていないか不安になりながら、握手の形から手を絡める。
彼女は指を反らしたままだった。僕は彼女といると幸せだ。なのに彼女は。
彼女が何を考えているのか、わからない。
彼女は僕を見ていない。乾いた眼球は光が滑らないせいで黒く塗り潰されている。表情が失せて生気がない。
愛しい愛しい彼女を抱き寄せて、虚空を見つめるビー玉に目を合わす。
「愛してる。ずっと一緒だ。」
ウッホウホウホウホ
俺はタコ人だ
イカ惑星から来たタコ人だ
ウッホウホウホウホウホ
今日は船頭にはいりに日本海な来た
ウホウホウホウホウホウホウホウホウホ
そういやかアシタハバレンタオンデーだなから
あれ?俺は何処にもいる?
君たちは世界観のイカ焼きそばだある
ウホウホウホウホウホウホウホウホウホ
とくだらにいい個とを課を替えテる人参だった
そね時々!動いたあ!さあ大変だあ
いや真っ時々先の琴だよ、バッハ君が代が笑っていいとも
でもテレビはみやいよ!折れは
足からは真面目に生きて意向より三奈さん
て一手も大変なんだよな
うわああと生きたいけど生菓子みあいな逝き方が次第ですよ俺だって
しかしいった琴がナイチンゲールの洋梨熊だとさ
うーをそるは面白い話中だなあ
うんと価値に行った方が幸せ鴨南
と最後に別れ話をくたない
終わり、評価頼む
>>54 >デートを重ねる度に僕を射る彼女の目は、次第に鋭さを増していった。
(冒頭の一文が彼女の嫌悪を如実に表していた! 射るような眼差しに好意は全く感じられない!
そのせいで続く文章はちぐはぐに思えた!)
主人公が彼女に嫌われた理由が本文から読み取れなかった!
特定の場面を切り取ったとしても、あまりに内容がわからないので点数は控える!(`・ω・´)
>>55 内容や文章が、ただ荒い!
日本語が非常に読み難い!
このような文章を見せる作者の意図はどこにあるのか!(`・ω・´)
>>35 文の至る所からホモを想起させられて好き。
最後一文はあったら余計に見えるけど削ったら削ったで伝わりづらいかもと思った。
やりたいなら題材くらい自分で考えろよ
ワイさんもいつもヒマじゃないはずだぞ
お前にちゃんとした選評が出来るのか?
出来なきゃやっても書く人いないぞ
ここに書く人は少なからずワイさんの評価貰いたいからやってるんだと思うぞ
先輩のごつごつとした手が器用に動き、工場のラインを流れる弁当箱に菊の花が一つ一つ置かれていく。毛むくじゃらのその手に抱かれる一輪の菊は、己の存在の全てを任せてしまっていて、なんだか僕には羨ましく見える。
「おい、おててが留守になるぞ。集中しろ」
「はっ、はい。すみません!」
先輩の野太い声に僕はびくりと体を震わせた。じんわりを汗が浮かび、蒸せてくる。
僕は先輩の隣で弁当箱にふたを乗せる作業に勤しむが、心ここにあらずと言った状態だった。
太い腕、丸太のような太もも、腕を回しきれない腹、髭の生えた精悍な顔、先輩は男臭いライン工だった。正反対に僕はもやしのような体型で、貧弱な少年のようだった。
ふたを一つ置き、考える。先輩の好きなもの。車。
ふたを置く。酒。
また、ふたを。他は何だろう?
僕の疑問が解けないまま、その日の仕事は終わった。中腰で作業するこの仕事は、体が痛くなる。まして、僕のような貧相な体にはキツイ。
「おっし、帰るか」
仕事を終えた先輩が荷物を背負い、自分の車に乗り込もうとする。
「あっ、あの!」
僕は先輩に思い切って声をかける。――先輩、あなたの好きなものってなんですか?
そんな僕の質問に先輩は笑って答える。
「わかめ、だよ」
そのまま、車はエンジンに震え、ブロロロと音を鳴らし、去って行った。
僕は先輩の好きなものを三つを何度も何度も頭に浮かべて、そのうち、二つを混ぜて考え、ついには一つの光景にしてしまい、満足げに微笑んだ。
コンプレックスだった女のくせに平たい胸を撫でつけて、一安心した。「よし、それなら勝ち目、あるよね」
僕の恋は始まったばかりだ。
放課後の誰もいない教室はしんと静まり返っていて、僕が彼のものに口づけする音は、思いのほか大きく響いた。
力強く、固く、たくましい彼のそれに何度か口づけした後、手でさすってみた。僕の手の動きがぎこちないのは、緊張からなのか、彼のものがごつごつとしているからか。
なんだかそこで小さく笑ってしまい、恥ずかしさで僕は顔を赤らめた。それをごまかすように彼のものを舌でゆっくり時間をかけて、ねぶっていく。横から、下から、様々な角度から、舌で責める。
唾液でまみれ、滴るほどになった彼のものを今度は一気に深くまで、飲み込んだ。
思わず、うっ、とうめいてしまう。僕は苦しげに表情を歪ませていたと思う。なんて凶暴なんだろう。のど元まで入ったそれは否応なく僕に吐き気を催させるんだから。
けれど、僕はその生理的な反応と同時に、心が背徳的な快感で満たされるのが分かった。もっともっと深くまで彼のものを僕の中に沈め込ませたい。
そうは思ったけれど、やはり吐き気には勝てなかった。僕は本能的な苦しみと喜びが占める苦しみのために涙を流し、吐き出した。
嬉しい。僕の心臓は高鳴っていた。うっすらと額には汗が浮かび、脇や股間はすでに汗びっしょりだった。もちろん、僕の股間のものはいきり立っている。
そうだ。僕のものと彼のもので兜合わせをしよう。
僕はそう思い立つと、すぐに制服のズボンを脱ぎ、パンツをずりおろした。天を向く僕のものは荒々しく何度も大きく痙攣している。
はあはあ……と息をし、そっと彼の先に僕の先を合わせる。
僕は心の中で叫んだ。重なった、重なったよ……! ……ああっ、教室で、こんな変態的な行為をっ……! そう思うと同時に、僕の股間に凄まじい快感が襲ってきた。脳が痺れてしまうような感覚が襲う。
「あっ……! あっ……!」
びくんっびくんっ、と僕の先から白い液体が飛び出してゆく。そして、彼のものを汚していく。
つづく
翌日、朝の学校で僕のクラスは騒然となっていた。
クラスメイトが僕を見かけるとすぐによってきて、興奮気味に話しかけてきた。
「知ってるか。加藤の縦笛が床に転がってて、そこになんと、……ザーメンがかかってたんだってよ!」
僕は驚いた表情と声を見せたが、胸は興奮で高鳴り、心はしびれてきた。そして、股間は固くなっていく。クラスメイトの肩越しに見えた、多くの生徒に囲まれた加藤、その加藤の男泣きする顔を見て、
僕は皆が自分のザーメンで騒ぐという状況に息を荒くし、新たな悦びの世界を見つけたのだった。
エロ作品があったので対抗してみました。どうでしょうか、ワイ先生!
しかし、変なのが居着いちゃったなあ
いや、糞純文学よりは断然面白い。
もっと暴走してよ
女のやつ書いて
>>59 評価スレは誰でもできる!
評価スレを持続させることは誰にしても難しい!
過去の創文板が如実に物語っている!
数多のスレはスレ主に放置され、またはdat落ちして消えていった!
では、評価スレを存続させるにはどうすればいいのか!
スレ主が奮闘するしかない! 他人の文章を評価するので、必ず自身の能力が問われる!
過去のワイもそうであった! その都度、競作祭りに参加したり、真摯な批評文で対応した!
継続は力を実証する為に数年の時を他人の文章評価に費やしてきた!
そして今のワイがいる!(`・ω・´)
>>62 >じんわりを汗が浮かび、蒸せてくる。
(『を』は『と』のような気がする!)
主人公は貧弱な少年のような体型をした女性だった!
一人称の僕っ娘(ぼくっこ)は定番のネタに思えた!
斬新なアイデアを模索する時期にきたのかもしれない!
文章としては悪くなかった67点!(`・ω・´)
>>64 >けれど、僕はその生理的な反応と同時に、心が背徳的な快感で満たされるのが分かった。
(この一文は肉体的な苦しみと精神的な喜びを表しているように思った!)
>僕は本能的な苦しみと喜びが占める苦しみのために涙を流し、吐き出した。
(この一文はどちらも苦しいと訴えている! 矛盾しているように見えた!)
主人公の愉悦が伝わってくる内容だった!
相手の彼は俎板の鯉だった!
二人の喜びが描けていないので盛り上がりに欠ける!
少し空回りした内容であった65点!(`・ω・´)
>>65 >>64の内容を踏襲した作りになっていた! 他人に依存した作品なので点数は控える!
>僕は驚いた表情と声を見せたが〜
(表情はいいとしても『声を見せる』は引っ掛かる!)
文字数が少ないので文章についても言い難い!(`・ω・´)
ワイ先生、ちょうど朝食を作ってるところでした。おはようございます。
>>64と
>>65はどちらも私の小説です。一つの作品です。
そのうえで評価お願いします!
ちなみに、対抗したエロ作品とは、
>>62さんの作品です。
>>64-65 笛との行為なので俎板の鯉も頷ける!
空回りではなく、落ちとして加点する!
従って点数は68点とする!(`・ω・´)
なかなか高得点続きですね
80点目指してみなさんがんばろう
>>77 >すえた匂い
(臭いの方がよい!)
>親戚の七光りで威張り散らす渋谷に指図されると、どうにも腹が立つ。
(誰が腹を立てているのか! この一文は誰かの視点による三人称を思わせる!
ケンゴ視点の三人称としてワイは読むことにする!)
>ランニングを終えるとすぐにかかり稽古に入った。
(稽古の場所が端折られていた! 剣道場と書いた方がよい!)
>ケンゴはいやがおうにも燃えてきた。
(平仮名で書かれていても引っ掛かる!
否が応でもは『何がなんでも』の意味合いが強い! 場面で考えれば『弥が上にも』が正しい!
おそらくはこの二つが混ざった結果と思われる!)
>ため息をついて世良先生の直立不動で話を聞く葛西を眺めた。
(日本語がおかしいように見える! 世良先生の話を直立不動で聞く葛西を眺めた方がよい!)
>さっきは誘いこまれたと気付いたかようだ。
(脱字がある!)
時系列通りに話を進めているので話が長くなった!
盛り上げる為の工夫が見て取れて展開は悪くない!
ただし人称の揺れが最後まで解消されることはなかった!
ケンゴ視点の三人称と俯瞰の三人称が分離した状態で混ざっていた!
地の文に書かれた感情が誰のものなのか! 判断の難しい箇所もあった!
どのような内容を書いたとしても人称の揺れが解消しない限り、ワイの評価は厳しいものになる67点!(`・ω・´)
79 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/02/16(土) 08:50:52.92
今日は某家に泊まる予定!(`・ω・´)ノシ
>>78 67点で厳しい評価なのか
点数インフレしてないか
>>81 全体のレベルが上がったと前向きに考えようよ
一定の水準越えてたら60はいくって事じゃね?
>>78 こんな長いの読んでくれて本当にありがとうございました
主人公視点の三人称だと自分で思っていましたが、
色々混ざっていたのですね
視点の揺れにだけは注意しようと思っていたのに勉強しなおさなきゃ
何カ月もかけて推敲してもおかしな箇所が山ほどあるし駄目だなぁ
>>80は
>>1のテンプレに従えば、物語と云えるかどうかのレベルだと思うが、
ワイ的には60点前半というところだろう
>>77の視点について横からいいですか。>ワイさん
ケンゴ視点の三人称に統一するとしたら、どう直せばいいですか。
・途中の葛西の心理描写を削る
・文を主観的なニュアンスに直す
自分はこう思ったのですが、間違っていますか。
あと、(俯瞰的=神視点でいいのでしょうか)逆に神視点に統一するとしたら、どう直せばいいですか。
・心理描写を誰のものか明確にする
・推察っぽい地の文をやめる
こう思ったのですが、回答をお願いします。
作者さんはケンゴ視点とは言いつつも、全体的に俯瞰っぽく、葛西と海老沼の見せ場もあったので、読んだ印象としては神視点に統一するべきと思ったのですが、そのあたりにもご意見をお願いします。
私は視点についての認識を明確にしたいです。他者様の作品を借りての質問がまずければすみません。
神視点というか本当の三人称は心理描写完全に無しでしょ
客観的に見た表情の変化や仕草だけ書いて、読み手にそのキャラの心情を感じさせる書き方でしょ
神の視点って全ての心理まで描ける三人称のことじゃなかったっけ
全てのキャラの心情書ける三人称が神視点と言われてるけど、余り一般では使われてないんでしょ
ごちゃごちゃして誰視点かわからなくなるからかな
>>80 未来の話に思える! それでいて現代に近いものを感じる!
二人は夫婦なのだろうか! それとも恋人の状態なのか!
話し合う内容が前者と後者ではかなり違う!
内容を想像させる余韻は合ってもよい!
内容がどのようにも取れる話は作りとして甘いと感じる!
題材を活かし切れていないので少し甘い61点!(`・ω・´)
>>86 人称と主人公を明確にする為にケンゴを俺に変えた方がよい!
俺の目に見える部分だけを描写すれば三人称一元視点になる!
神視点は同じ章に複数の人間の心情を書き込むことを云う!
話の全てを知っているとも云えるので少しの矛盾も許さない書き方!
ぼかす表現や伏線を入れるのが難しいので玄人も手を出さない!
完全な俯瞰の場合は誰の心情も入れない方がよい!
動作や表情に多くの描写を割き、読者に理解させる必要があるので相当な腕を要する!
書き慣れない者が完全な俯瞰の描写に徹すると読者に内容を理解されないおそれがある!
自身の力量に合わせて書き分ければよい!(`・ω・´)
>>91 回答をありがとうございます。続けて聞いてもいいでしょうか。
私は、三人称一元視点で視点主が眠ったあとの場面描写をしてしまいます。「視点主は眠った。Aはそれに布団をかけてあげた」この書き方は緩いでしょうか。
ラノベ的には許されると思っているのですが。(ラノベの公募を狙っています)
もう一つ回答をお願いします。
神視点で書いている作品で、「Aはこう思った。Bはこう思った。Cは二人の心情を察したのか、こう言った」という書き方は甘いでしょうか。
又は、この書き方をAとB二人視点の三人称一元(二元)視点ということにして、AB以外の心理描写はしない、なんて書き方は混乱するでしょうか。これもラノベなのですが。
ラノベではアリか?ラノベではアリでもワイさん的にはどうか?教えてください。
自分の力量に合わせて〜ということなら、当該の作品を評価依頼するべきかもしれません。少し考えてみます。
>>92 >視点主は眠った。Aはそれに布団をかけてあげた
(俯瞰の三人称ならば問題ない! 主人公視点の場合は問題がある!)
>Aはこう思った。Bはこう思った。Cは二人の心情を察したのか、こう言った
(神視点であれば、心情を察したのか、の部分に引っ掛かる! 心情を察して、の方がよい!)
AとBの二人視点を定義づける為に他のところでも同じ描写をする必要が出てくるのではないのか!
AとBが共にいる時はいいとしても、個別の時の描写をどのように表現するのか!
AとB、そこに複数の人間が加わった時に読者を混乱させずに描写することができるのか!
それらのハードルを越えなければ書けない話なのか! 内容に問う必要がある!
ラノベ観点の有無ではなく、話の内容に必要で読めるものであればなんでも有りと云える!
三人称一元視点で書ける内容は一人称にすることもできる、と付け加えておく!(`・ω・´)
>>93 ワイさんの視点の定義はわかりやすく、すっきりしました。他所で言われていることは、「三人称一元視点は主人公の心理も書きつつ、主人公に見えない部分も書いていい」など理屈として腑に落ちない部分があったので、そこが解消されました。
あとは自分で処理します。ありがとうございました。
>>77さん面白かったです。ありがとうございました。
前スレに試しに西村賢太の一文を載せたら確か59点だった
カニを食べる前の描写
結局プロが駄目なのか評価がおかしいのか?
プロでも文章が下手ってことだな。
自信をもて。
59点なら、此処のほとんどのヤツが西村賢太よりは上って事だな
1000文字抜き出してうまいへたを言ったら下手にはいる作家は
少なくないと思う
ボロクソなのはほぼ無し、下手も半分以下だとは思うけど。
一文だけじゃ判断つかない部分もあるでしょ
一文のみで点数59点なら高いんじゃね?
三人称一元視点は章や場面事に、視点人物を替える為に使われている感じだよね
一人称だと主役の視点のみで全編書かないといけないルールがあるから、その変わりみたいなもんなのかも
ようは結局面白ければ成り立つって事だろ
西村は確かに文章としては低学歴丸出しの作家
しかし読者を引き込む言い回しは天才
物語書くのに学歴はたいしていらないんじゃね?
小説書くのに必要な基本を知ってればいい
学校の勉強より色々な人生経験のほうが役に立つだろ
雑学や蘊蓄はネットで調べたり、取材したり出来るしな
>>1が西村賢太を59点と採点したのが凄い
実際方式に例えて点数付けしたなら西村賢太はそのぐらいだろ
但し素質の一端を見抜けない
>>1の視野が狭いのも確かだろ
105 :
秋吉くん:2013/02/18(月) 21:19:20.87
GOTAKUはいらん、とワイさんが申しております。
他人の文章をワイに評価させても意味はない!
無断転載は親告罪ではあるが罪に問われる!
今回の件は愚かな行為と猛省して自身の文章に励むがよい!(`・ω・´)ノシ
107 :
80:2013/02/19(火) 00:22:36.83
>>90 評価ありがとうございます。
なるほどなー!って思いました。
妊娠=結婚or結婚を前提って受け取ると思い込んでたので
他の可能性とか考えてませんでしたが、結婚しない可能性も読み取れるんですね。
>内容を想像させる余韻は合ってもよい!
>内容がどのようにも取れる話は作りとして甘いと感じる!
書き手の私としては、命張ってまで子供を生むかどうか、その直前の緊張感?を強調したかったです。
内容がどのようにも取れるとは、どちらかといえば意味が分かりませんが、どういう意味でしょうか。
その他、語り過ぎても後出しがどうとか言われますでしょうか。
『黄金の太陽』という題には『日はまた昇る』=『新しい命によるリレー』という意味を仮託してますので
テーマの焦点は命張って子供生むか、生きながらえるかの二択を選ぶか、その直前のプロローグです。
最後に疑問ですが、読者に対してどこまで親切にすべきなのでしょうか。
そのように書けといわれれば書きますが、作者の個性(笑)も求められる世界でどこまで書けばいいのでしょうか。
長すぎるとかも気になるのですが、その手加減が分かりません。是非ご意見ください。
視点って難しいな
三人称で主人公だけの心理描写をしている作品は多くあって、
俺としてはそれを真似しているつもりなんだけど視点の揺れがあるという
技術的に未熟だから真似しきれてないんだろうな
それが揺れに見えないような書き方ならいいんじゃないの?
>>108 ワイ理論では、一人称で書いてから「俺」を全て名前に置換すれば三人称一元になるとのこと。
確かにそれなら視点揺れようがない。
半端に俯瞰視点や神視点と混同するから視点が揺れる。三人称一元=一人称と思っておけば間違いない。
>>93の内容はこう解釈したけどok?
>>107 命がけの出産はわかる!
二人の関係がはっきりとしないので物語の中心がぶれているように見える!
既婚者が出産を決意したのか! 未婚者の決断なのか! 同じようでいて内容は大きく違う!
当然の如く、読後の感想も変わる!(`・ω・´)
>>110 その考え方で問題はない!
人称に関しては揺れていないように見えれば、
どのような書き方も許されている!
基本に忠実であれば問題は少ない!
ワイはそのような考えで点数を付けている!
応用を認めていないわけではない!
それなりの腕がないと使いこなせないことを伝えているつもり!
ワイの考え!(`・ω・´)
>>111 >それはあっという間に、石をサファイアのよつな波で満たした。
(打ちミスがある!)
雰囲気はある! 彼女の目的はわからない!
石の存在にしても小道具の域を出ていないように思った!
石と彼女に関連はあるのか! 石の効果から主人公は何を得たのか!
別れた心情のままでは物語が進展したように見えない!
雰囲気を楽しむ掌編なのかもしれない65点!(`・ω・´)
>>114 >>111への評価が甘すぎる
しっかり文章を読めば51点
今後は俺が評価をし直すから、ワイの評価は一応の評価とする。
>>115 >ワイの評価は一応の評価とする。
↑日本語に難があるw
31点
参考:ワイの評価は暫定的なものとする。
>>116 おまえに日本語を理解する能力がないだけだな。日本語を勉強中か?
>>117 たった29文字に同じ単語が3回も出てくる文章を書くお前はただのバカw
>>118 そういうことでしか日本語が理解できないんだろ?
おまえの文章はワイルドだぜ〜。
↑日本語に難があるw
参考:おまえの文章は野性的である。
これがおまえの脳みその限界。
あれは「ワイの評価」=「一応の評価」という皮肉が読めないと理解できない。
基本的におまえにはそういったセンスがない。
比喩やメタファー、流行などに疎い。感覚が鈍い。
そもそも、おれは115ではない。
116を書いたおまえが誰だか知っていて、117のレスを入れた。
相変わらずのおまえの馬鹿さ加減に辟易して、おまえのことを思いやって、指摘した。
文章が読める奴というのは、裏の裏まで読める。
その文章を書いた人間の性格まで見える。そして、慈愛の精神に富んでいる。
以上だ。
>>119 >116を書いたおまえが誰だか知っていて
えっと、おれって誰だっけw
気にするな。創作文芸板のフィクションだ。
面白半分に書いている。ま、暖機運転つーやつだ。さあ始めよう。
始める前から終わってるけどなw
>>1は出鱈目過ぎるって事だ
もう少し勉強しないと
だから!ワイってヤツの至らない点は俺がほろうしてやるから心配すんな
俺は一応プロだしワイとはレベルが違うから
まずスレタイを見ろ!
チョット詳しく 何て馬鹿な意味不明の文脈で分かるだろ
ワイってヤツはあくまでド素人
プロの俺がちゃんと見てやるから
プロの詐欺師の登場か。
いや俺はあくまで見届け役だから
ワイってヤツが頑張ってるのも分かるしな
ただ得点とか子供じゃないんだから(笑)
まあ上手くワイを援護してやるから
渡部直己も福田和也も知らないプロかw
ワイって素人が評価する
ワイはド素人だから、それをプロの俺が正しく評価する
今後はそうそう流れだ
文句あるヤツは此処に2度と来るなって事だ
大坂人が!
ワイさんのつけた点に文句言ってる奴は何がしたいのかわからん
いい点数取られた僻み?
そもそもワイが評価するスレなんだからどうでもいいだろ
長い間続いてるって事は、ワイさんの評価方法がそれなりに認められてるって事だろ
気に入らないなら自分で他のスレ立ててやれ
乞食シネ!
>>124-126,128,130
しかしお前の文章は酷いな
1回くらい落ち着いて読み返してから書き込めやw
>>132 「お前がプロならオレもプロ。だからおまえの『ほろう』をフォローしてやんよ!」
とか言って放っておけば、すぐ飽きていなくなると思うよ。
Kindleで本を出してプロ
138 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 16:42:11.10
>>112 おー。短編なんで抽象的普遍的な方向目指したんですけど
既婚未婚は確かに重要ですね。ありがとうございました。
139 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 19:00:13.90
衝動的に書いて結局お蔵入りにした作品の一部です。よろしくお願いします。
松井新(あらた)、早乙女俊太、倉敷辰(たつ)、長谷川毬(まり)、そしてわたし――弦城さくらの五人がバンド『Drop Out』を結成してから、
もうすぐ三年が過ぎようとしている。結成したときは高校に入ったばかりだったわたしも大学生になり、ほかのみんなも相応に年をとった。
周囲の環境が日々変化するなかで、それでも、わたしたちの活動だけは、三年前と変わらないゆったりとした速さで今日まで続いている。
活動はだいたい月に一回、それぞれ予定を調整したうえで半月前くらいに日取りが決められる。そういった細やかな作業はシュンくんが
担当していた。彼はみんなの予定がどうなっているのかそれぞれに連絡を取って把握したうえで、全員が参加可能な日程をみんなに知らせる。
そうして活動すると決めた日以外で、メンバー同士が交流することはあまりなかった。グループの雰囲気はどこか、友だち関係というよりも
家族的なもの近いように思えた。常に行動を共にするわけじゃないけど、どんなときでもたしかに見えない糸がつながっている。外に出ている
ときは――大学生だったり専門学校生だったり社会人だったり、あるいは誰かの友だちや恋人として――みんなそれぞれ、いくつもの肩書きと
役割を背負っている。だけど、ひとたび『Drop Out』という家に帰ってくれば、そういった社会的責任から解放される。大学生としてじゃない、
誰かの友だちとしてじゃない、ただの家族の一員として家でくつろぐことを許されているような、そんな雰囲気。誰も変に取り繕ったりしない。
自然体の自分を受け入れてくれる場所。
140 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 19:05:44.28
ーー中略ーー
五
七月上旬の空気はしけていて、苦手だった。梅雨もまだ抜けていないから、雨もたくさん降る。そのなかでも、
くもり空の夜が一番苦手で、濡れティッシュを肌になでつけるような風が吹くと、気温は高いし汗だってたくさん
かいているのにからだの内側だけが寒くなり、屋外にもかかわらず丸はだかになったような不安を覚えた。
その日の夕方もやっぱりくもっていて、わたしは学校から駅へと足早に向かっていた。二人組や三人組の横を、
すいすいと追い抜いていく。みんな知らないひと。だれもわたしのことなんて気にかけない。ひどく村社会的で、
あらゆる場所で顔見知りを見かけるようだった高校のころとくらべると、大学生活はとても気楽だった。誰かと
つるんでいるとどうしようもないくらい気を遣い、疲れてしまう自分の性分を知っているから、孤独をさびしがることもない。
だけどそれも、『Drop Out』という、たとえ自分がどこまで遠くにいても、帰り頼ることのできる居場所が
あるからこそ、そんな考え方ができるのだろう、ということもわかっていた。意識しているときも、していない
ときも、わたしのなかで彼らはいつでも確実な存在としてありつづける。そしてからだのなかで石炭のように
ごうごうと燃えている彼らの存在が、わたしを疎外感や他人の視線から守る目に見えないエネルギーをつくり
だしている。それはきっと、彼らにつけてもらった自信だとか、みんなで一緒にいたときの記憶だとか、そういうもの。
それがなくなったときのことなど、『Drop Out』が解散して手持ち無沙汰となったわたしなど、想像もつかない。
エネルギーをなくしてしまったわたしは、いったいどうやって生活していくのだろう。『Drop Out』に入るまえのわたしは、どうやって暮らしていたのだっけ。
141 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 19:06:37.91
これから。
たとえばタツさんとマナミさんが結婚しても、わたしたちはつづいていられるだろうか。
電車を待ちながら、そんなことを考えていた。
いつまでもいつまでも、恋愛とか結婚とか、そういうのもとは次元のちがう空間でいられるだろうか。侵されずに、いられるだろうか。
アラタくんが本気で職業としての音楽と向き合うとき、わたしたちは彼のために解散するべきだ、と言ったマリちゃんの悲しげな顔が思い浮かんだ。
『Drop Out』が解散して、そのあと、いつの日かわたしたちが疎遠になって、友達だ、と、胸を張って呼べなくなったとき……そのとき彼女はアラタくんに、自分の想いの丈を伝えるのだろうか。
わたしたちは、約束≠フ有効期限を、決めていない。
以上です。失礼しました。
142 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 19:38:22.36
ワイに高評価されるのは、むしろ、やばいと思え。それはまだまだ浅くて未熟なのだ。
なかなかワイの評価が得られない程見込みがある。
特に純文派はそう思え。
144 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 21:36:09.14
>>142 色んな種類の読者いるからなあ。
相性の悪い相手に心を閉ざして何が純文学だ。
というか、ワイは視点の問題を理解していないよ。
ワイの視点に関する指摘は無視しないと、困ったことになるぞ。
何を?
疑問があるなら答えてやる!
147 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 21:52:22.58
>>142 俺、ワイスレ杯でワイさんに高評価された事ないよ
だけど優勝候補に何度も上げられた
複雑な思いだった
因みに過去のポッポもそうだった
俺はポッポじゃないよ、念のために断っておくけど
力がついてきた証拠!
ワイの厳しい評価は親心!
優勝補になれたのは厳しい評価に耐えてがんばったから!
結果が出てきてワイはうれしい!
今後も鍛練を怠るな!
優勝補ってなんだ!
151 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 21:59:59.14
>>149 てかさ、入賞は一度もした事ないけどね。
そんな優勝候補って何度もしてもいいものだろうか?
ググるなks!
数をこなすことが大事!
どんどん鉄砲玉を撃て!
その積み重ねが勝利へと導く!
154 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 22:02:26.81
>>151 好例の事前予想での優勝候補のはなしでしょう。
>>151 じゃあワイさんという読者に合わせた作品を書けてないという事だな
何度もやってるなら、どんな作品が受けるかわかりそうなもんだが
156 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 22:07:23.02
習作なんだろうけど、ワイさんの評価にはまっていいものか、よくないか、
悩むところだよね。
自分が伸びればいいんだよね、結局は。
伸び代のない選手も伸ばす!
それがワイの教育的指導!
158 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 22:12:11.52
他の人からまともに評価されれば十分じゃないか。
ワイの評価はおまけ程度に考えればいいよ。
159 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 22:13:29.30
一番、疑問に思う事は
設定をこなしてないという指摘……
てかさ、こなしてるんだよね、実は。でも直接もろに設定をこなしてるのって物凄くダサいと思うんだよね。
文学にならないんだよね。
インチキ宗教に入信しておきながら、
教祖はインチキだと騒いでどうする?
さっさと脱会しろよ!
こなしているという思い込みを指摘する!
他人が読んでわからなけばこなしていると言えない!
言い訳する人間は伸びない!
162 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 22:26:04.18
>>161 これは、一人でもこなしてる、と評価してれば、もやっとこなしてるんだよ。
一見して、種がわからないように仕掛けるのが文学でもあるし。
予測のついたり、みんなと同じような仕掛けをしてもしょうがないし。
163 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 22:30:49.55
>>161 てかさ、他人が読んでわからないのが純文学じゃね
「abさんご」や「道化師の蝶」読んではっきりと意味がわかるか?
わからないように書いてるから高評価されてるんじゃね。
自分の信じてるやり方があるなら、それを通せばいい
ワイスレ杯に何度投稿するのも自由
だが評価にグダグダ文句言うのはだめ
ただ単に見苦しいだけ
わからない物なんて意味がないと思うなぁ
すべての人の心にある普遍的な物を抽出するから文学だと思っている
167 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 22:38:34.13
>>139 松井新(あらた)、早乙女俊太、倉敷辰(たつ)、長谷川毬(まり)、そしてわたし――弦城
さくらの五人がバンド『Drop Out』を結成してから、もうすぐ三年が過ぎようとして
いる。わたしも大学生になり、みんなも周囲の環境が日々変化するなかで相応に成長し
忙しい毎日を送っているようだけれども、それでもバンド活動だけは三年前の高校生だ
った頃と変わらないゆったりとした速さで継続している。
一人称は語り口が大事。それで主人公の性格もわかる!
自然な語り口を心がけ、説明調な文章はただちにやめること!
169 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 22:41:33.78
前ワイスレ杯のために書いたけど規制に巻き込まれて書き込めなかった作品。
もったいないので通常評価お願いします。
ひなちゃんはいつも怒鳴られていた。
「てめ、この馬鹿!こっちこい!」
体育館中に響く怒号に、舞台の上で練習していたぼくら卓球部の面々まで思わず身を固くする。
その後、またか、と、あきらめといらだちが混じったような空気が漂いはじめた。
「バスケ部ってほとんど軍隊だよね」
「男女交際禁止だっけ?」
「そうなの?ひぇー」
壮年の真田コーチはさらにふた言ほど怒鳴ると、ひなちゃんの頬を三発平手で打った。
彼女は微動だにせず、ただ張り上げただけの声で「はいっ!はいっ!」とコーチの言葉に応え続けた。
「……はいじゃねえんだよぉ!」
一段と大きな、狂気じみた声をあげて、真田がひなちゃんを拳で殴った。
倒れたところを、彼女の腹めがけて脚を振り下ろし、何度も蹴り続けた。
ひなちゃんが蹴られた腹を押さえて団子虫のようにうずくまると、鼻をつまんで彼女を無理やり立たせる。
幼馴染が大男からリンチを受けている光景というのは、何度見ても現実味を感じることができずに、
ぼくはただただ立ち尽くしていた。
――
171 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 22:43:02.03
つづき
「あ」駅のホームに降りると、ひなちゃんはぼくを見つけて声を上げた。「ゆうくんだ」
「……帰ろっか」「うん」
「あのさ」足元に目を落として階段を下りながら、訊く。「おなか、大丈夫?」
「やだあ」彼女ははずかしそうにくすくすわらった。「みてたの?あざになっただけだよ。ありがと」
しばらく何も言わないまま歩き続けたあと、ぼくはゆっくりと口をひらいた。
「つらいと思うなら、部活、やめてもいいと思うよ」
そういうと、ひなちゃんは、うん、と小さく相槌をうって、
「でもさ、ほら、あたしってスポーツ推薦でこの学校入ったじゃない? 勉強なんてぜんぜんできなくて。
だからさ、部活で結果残さないと、居場所、ないんだよね」
とさみしげな表情で言った。
「それにね」と、彼女は付け足す。「結果ださないと居場所がないのは、真田コーチも同じだから。だから……許せるよ」
マンションに着いて、エレベーターのボタンを押す。ぽーん、と、軽い音が鳴った。
「……ひなちゃんはもっと楽しい生活を送れる場所があったと思うよ。
こんな恋愛もできないところじゃなくて、ちゃんと彼氏とかつくって、友達もたくさんいて……」
「ありがと。でもね」ひなちゃんはやけにはっきりとした口調で言う。「あたしの今の居場所は、あのバスケ部だから」
二階に着き、ぼくはエレベーターを降りた。四階に向かうひなちゃんだけが残された。
1000字は短い。難しい。よろしくお願いします。
>>162 まずはみんなと同じレベルの仕掛けができるようになってから!
基礎ができていない人間のヒトリヨガリは見苦しい!
>>163 わかる!
わからない人間は一生わからない!
わからない人間はジャンルを変えて自分の得意技で勝負すべし!
174 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 22:48:22.71
俺は基本はまずは読書だと思うぞ。
文学本を適度に読んでなければ、創作も何もないな。
そして下手なものは読んではならぬ。
>>169 >「てめ、この馬鹿!こっちこい!」
>体育館中に響く怒号に、
そのセリフが体育館じゅうに響く怒号だとは思えない!
セリフに力がない!
もう一度セリフは考え直す必要がある!
>>175 君、仕事は何やってるの?家族以外とコミュニケーションしてる?
177 :
秋吉くん:2013/02/19(火) 22:53:41.86
ワイスレで高得点とろうと思ったら、傾向を研究して実践しないとね。
>>171 会話文の一つ一つが軽い!
あと、会話で説明している!
ロボットみたいな、作者に言わされているキャラの会話!
小説をなめるな! 真剣に書け!
>>176 コミュニケーションが足りないのはおまえ!
しかしその指摘はおまえのコミュニケーション不足ではない!
言語能力の不足! 知恵遅れ!
このスレは削除対象になりましたね。
死ねばいいのにな。
点数をつけ忘れた!
35点!
30才以上のおじさんが、気楽に書いた文章。
説明的なのがネック。
理屈っぽい作者の性格が見え隠れする!
どれの点数だよw
184 :
秋吉くん:2013/02/19(火) 23:10:51.11
誰だよw
>>182 お前さ、昔、総選挙祭りとかいってはしゃいでた奴だろ。祭りの仕切りででリベンジしてみろ
今どういう流れなん? ふてぶてしいまでの乗っ取りが居るってこと?
>>185 お前さ、昔、3組のいじめられた奴だろ。小説でリベンジしてみろ。
>>189 いやいやあんたが先だ!
おれをナメるんじゃない!
>>190 いやいやあんたが先だ!
言い出しっぺが先にやれ!
韓国ルールでおれをナメルンジャない!
祭りか。最近五枚祭りが全然無いからな。やったれ
長いプロットで頭が疲れた!
ワイは寝る!(`・ω・´)ノシ
もうおこ!
ワイは板を去る!
>>ワイ ◆kNcA8DUAYM
おまえ固定ハンドルが題名に入っているスレが原則として、全て削除または移動対象になることを知らないのか?
だから初心者は半年ROMれって言われてるんだよ、バカがw
アフガン航空相撲
10年前に書いた自分の文章見たらかなり上手かった
ずっと書いているわけじゃないとはいえ、
成長どころか退化しているのが悲しい
>>169>>171 彼女が怒られている理由がよくわからなかった!
バスケ部が男女交際禁止なのは書かれていた!
ただし体罰の原因がそれとは限らない!
コーチと彼女の立ち位置は違っても結果が出せなければ居場所が無くなる!
その視点は彼女の人物造形に一役買っていた!
説明口調とまでは云えない線で書き切った点を評価する66点!(`・ω・´)
>>199 !が多すぎて強調すべき部分が明確でない
全体的に注意事項がムラ、もっと丁寧に
42点
>>200 !は強調ではない!
語尾に力を入れた言い方!
それがわからない者はまだ日本語の勉強が足りない!
在日0点!
>>199 面白さを追及して評価した方が良い
流れをよく掴んでだな
また教えてやる
文章を評価するスレだぞ
面白さなんてどこにも書いてないぞ
>>203 面白さを追求するのは個人的なものだ。
それは主観に依拠するゆえ。
そのへんがわかっていないな。
もっと本を読んでこい。
>>204 おまえの妄想は中二病というやつだ。
世間が狭い。世界が狭い。イッツスモールワールド。
素直になる前に、少しは考えろ。おまえは童貞で恋愛を語る単純バカ。
よくも馬鹿にしてくれたな
許るさんぞ
ワイは作品に私情を挟まない!
読み物として面白い作品は、読者を楽しませる工夫がある、と判断している!
文章は読み易さ、巧みな構成、誤脱の有無、効果的なレトリック等は点数に反映される!
それらに該当しない部分の点数の増減はワイの経験則による!
評価する者は客観的な視点を持っていた方がよい!(`・ω・´)
>>209 まあ色々指南してやるから、素人なりに思い切って評価してみろ
お前が素直になる事が一番大切だ
そうすれば下手は下手なりに、お前の技術も多少は向上するだろ
>>210 おまえがワイの評価をどうこう言うのは自由だが、おれの書いたもんには一切口出しするなよ
http://ncode.syosetu.com/n6645bn/ >>92で、視点に不安があった者です。やはり一度作品現物に意見が頂きたいので評価をお願いします。
ラノベの賞狙いで、現在二万文字ですが十万文字近く書く予定です。
「後日、アルマには東京の土〜」以降の部分は、
>>92で相談後神視点を意識して書いた部分です。それより前は視点が自分でも曖昧なまま書いています。
視点人称以外に、設定、内容にも不安があるので、そのあたりにもアドバイスをお願いします。
>>211 「俺」も漢字で書けない、低知能馬鹿を相手にする気はない(笑)
一つ長編完結させれば視点は大体わかるようになると思うけど。
>>213 ずいぶん偉そうだな
そこまで言うならおれと1レスSSで勝負しないか?
216 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/21(木) 17:43:26.79
友人が、僕を笑った。
昼休みのことだった。自分の席で薄い文庫本のページを繰っていた僕を、クラスの乱暴者は机ごと教室の床に叩きつけた。暴力の
対象が僕でなければならなかった理由は、きっと無いのだろう。息をする度、黴臭い空気が肺いっぱいに流れ込んだ。顔を上げた
頃には、暴君は既に、僕に背中を向けていた。纏わりつくような汗を、痛んだ右腕の袖で頻りに拭いながら、老婆のようによろよ
ろと立ち上がった。
僕を取り囲んだのは無数の憐憫の眼差しだったが、僕が見ていたのは、底意地の悪い嘲笑を湛えた友人の双眸であった。どんよ
りと澱んだ水玉のポツポツと窓を叩く音が、いつまでも耳に残った。
家に帰った僕は、萎びたベッドに身を横たえた。目を閉じずともせり上がって来る光景に、吐き気を催した。友人を殺そうと思
った。けれど、捕まれば両親に迷惑がかかる。春の芽の息吹を思わせる、包み込むような暖かい微笑を思い出すと、犯罪者の親に
はしたくなかった。
その日の夜、頬を濡らしながら、胃液が出るまで吐いた。
翌日から、僕は学校を休んだ。
両親が、僕を笑った。
学校を欠席し始めて幾日目かの、夕方のことだった。リビングでテレビを見ていた僕に、「今日も学校行ってないの?」と仕事
から帰った母親が、枯れた声で言った。僕は胸に支えた言葉を丁寧に飲み下し、テレビのボリュームを上げた。
長い針が三周した後、赤い顔をして帰宅した父親は「反抗期だよな」と言った。僕には縋るように、母親には宥めるように、そ
して、自身には言い聞かせるように、同じ言葉を繰り返していた。
両親が寝室に行ってしまうと、僕はテレビを消した。鼓膜に貼り付いた父親の言葉に押し潰されそうで、掻き毟るように頭を抱
えた。両親を殺そうと思った。けれど、殺人で捕まれば人生を棒に振る。身震いするような未来図を思うと、犯罪者にはなりたく
なかった。
その日は窓から差し込む日差しの中で眠った。
翌日から、僕は部屋に篭った。
217 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/21(木) 17:45:00.01
パソコンがテレビが携帯電話が本が新聞が、僕を笑った。
厚いグレーのカーテンを引いた部屋の中では、朝なのか夜なのかそれさえ分からなかった。パソコンの、難しい顔で難しい言葉
で簡単に人を罵る下卑た液晶を眺めながら、時計の音に酷く苛ついた。僕はパソコンを壊してしまおうと思った。パソコンもテレ
ビも携帯電話も本も新聞も全部壊して捨ててしまおうと思った。けれど、不意に浮かんだ両親の顔は酷く悲しげだったし、それに
パソコンもテレビも携帯電話も本も新聞も無くなると僕の生活は頗る退屈なものになるからそれは困ると思った。足元に絡みつく
埃まみれの衣服を蹴飛ばした。小刻みに体を揺らしながら、電源ボタンを押した。早く消えて欲しかった。
僕は笑った。
暗転した液晶から、壊れた少年が僕を覗いていた。
評価お願いします。
ここはワイ以外、感想付けちゃあかん?
いいと思うけど節度が大事
>>216-217 謎の改行と空白は置いといて、
小説っぽいというか文学っぽい言い回しが満遍なく散りばめられているけど、
それが作者の筆なのか「僕」のキャラクターなのか、境目が微妙なのが気になった。後者なら納得かな。
>>219 thx! じゃあ、気に入ったんで賛辞をかねてつらつらと。ちょい長くてすまん。
>>216-217 個人的には好きだ。クセのある視点と内容とはいえ、その二つがうまくかみ合ってる。
220さんが言うキャラなのか作者なのかの分からなさは、自分も同感。
ただ、逆にそれが好印象だった。鬱屈したもやっと感に寄与するというか。
長文では使いづらい文体かもしれない。
気になったのは小物と「笑った」がもう活かせればってところかな。
特に「笑った」が肝だよね。最後は良いけど、異常性を出そうとして失敗した感じ。
空虚感のまま突き抜けてもと思った。
222 :
ミス:2013/02/21(木) 23:46:11.46
>もう活かせれば
もうちょっと活かせれば
223 :
あきよしくん:2013/02/21(木) 23:47:16.00
ワイさんを超える感想など七誌には無理だから。
感想に越えるも何もないだろ。秋吉とは思えんコメントだ。
225 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/22(金) 00:27:22.60
そいつは偽者ですお
んだ。張り合うために書いたんじゃない。投稿者へのエールだ。
ちと、さもしいぞ。あきよしくん。
そいつぁすまなかった。本物あきよしくん。
秋吉って半年くらい前に事故にあってずっと入院してるんだよね
又聞きだけど。もうだめなのかな。
ああ、俺も酒板だかで見たけど、ガセだろどうせ。
つーか、最近確かに見ないな。
230 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/22(金) 00:36:53.48
死んだらしいね。ブログで見た。
よくわからんけど、あんまり書き込み増やすとワイさんが評価忘れちゃうぞ
233 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/22(金) 02:08:28.76
>>220-221 感想ありがとうございます。
意識を外に向ける余裕が無くなり、衝動を抑える理由も自分を中心とした
内向きなものになって堕ちていく様子が伝われば、と。
こじつけっぽいですが「(壊れていないものを)壊して捨てるのは困る」
→「壊れているものは捨てても(死んでも)困らない」→「自殺エンド」
として、手記だとすると文学的な言い回しが痛い子みたいになっちゃうの
で、今まさに死んでいこうとしている「僕」の走馬灯として書きました。
例えば部屋に篭った最後の場面でリスカを匂わせて病んでることをアピール
したりだとか、もうちょっと描写を足しても良かったのかなと思いました。
最後はどうしても「僕」に笑って欲しかったので、「僕は笑った」という文
が「僕」の心境なんかに先行してしまい、言葉に厚味のようなものが出なか
ったので、ご指摘の通り「異常性を出そうとして失敗してしまった」図にな
ってしまっています。なかなか難しいですね。精進します。
>>212 >どうして悪いことをしたら謝るの?
(悪い行為と自覚していた! 出だしなので気になった!)
>直に力を伝えることで自らの負担を軽くした。
(書いてある通り、負担は軽くなるのだろう! しかし、読者には原理が理解できない! 説明不足と云える!)
ライトノベルの賞に投稿するのならば、もう少しキャラクターの容姿を書き込んだ方がよい!
内容としては近未来の話に思えた! だが過去の話であった! 万能に思える錠剤や組織の規模からして、多少の違和感を覚えた!
高野が志摩を嫌う理由がはっきりとしない! いろいろと理由を挙げてはいるが説得力に欠ける!
志摩が嫌悪の対象に成り難い書き方が一因と思われる! 読者によってはヒロインである高野を嫌うかもしれない!
話の内容は大事! ライトノベルであれば、キャラクターも同等に魅力がなければいけない!
人称は気にならなかった! 文章の中でちゃんと使い分けが出来ていた!
時代の設定とキャラクターの魅力の部分に問題が隠されているように思った72点!(`・ω・´)
235 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/02/22(金) 08:49:19.96
>>216-217 >友人が、僕を笑った。
(のちに描写で書かれていた!)
>両親が、僕を笑った。
(のちの描写に、そのようなくだりはなかった!)
描写は悪くない! 比喩の類いも適当で主人公に合っていた!
短い文章ではあるが過不足はなく、全てを書き切った感がある69点!(`・ω・´)
>>234 ありがとうございました。
書いていてうっすらと感じていたものをはっきりと言って頂けて良かったです。
続けてで申し訳ありませんが、もう一作お願いします。
http://ncode.syosetu.com/n6911bn/ 完結しており、応募予定のものです。文字数の都合で三つに分かれていますが、全編評価をお願いします。
三人称主人公視点で、ときどき主人公の知り得ないことが書かれているのですが、今回指摘を受けたキャラクター、世界設定にもやはり大きな不安があります。
この二作の評価を今後に繋げていきたいと考えています。多くてすみませんがよろしくお願いします。
>>236 軍とラノベは絶対に肌が合わない。
話が固いと人気が出ないくせに、柔らかくすると安っぽい。
百合とか混ぜても焼け石に水、全く同じ題材で一作書いた俺の経験上ね。
>>212と
>>236を見る限り、真面目な話が好きなんだろうけど、
暗い話には中二要素が必須だから、作風的に主人公無双とかのほうがあっている気がする。
それか、難しい話はなくして、明るいエンターテイメントに徹するか。
文章は知らん。まあ同じワナビの言葉だし聞き流してくれ。
238 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/22(金) 16:34:47.43
239 :
238:2013/02/22(金) 16:38:39.36
連投すいません。
「僕はまだショートカットの美香に慣れなくて」の「まだ」が不要だったように思いました。
無いものとして読んでください。
240 :
237:2013/02/22(金) 16:47:32.37
>>238 語尾が全部「た」
これで長編書こうとすると単調になって死ぬ。
これ以上はスレの邪魔になるから消えるわ。
241 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/22(金) 17:16:22.32
>>240 感想ありがとうございます。
普段読んでいる小説と比べて文章に違和感があったので、投稿前に何度も
読み返したのですがどこがおかしいのか捉え切れませんでした。
ご指摘して頂いた点に注意して読み返してみたところ、大変納得しました。
今後の創作にあたって参考にさせて頂きます。
>>236 >物事を多面的に見るようになった王女の結論は〜タネのわかってしまった手品を呪っている。
(三人称の地の文に一人称が挟まっていた! 境界が曖昧なので人称の揺れを感じる!)
竹刀による模擬戦で刀の表現に違和感があった!
>〜四〇〇メートルコースの四週目に入った。
(変換ミス!)
全部に目を通した! 前半部分に人称の怪しい箇所が多く見られた!
人物の描写は甘い! シリアスとギャグが綯い交ぜになっていた! 中心人物の姫が彼等に好意を抱く流れに強引なものを感じた!
会話文が長く続く箇所が読み辛い! 誰の言葉なのか! はっきりとしないところもあった!
大国と本格的な戦いをする前に物語が終わる! どうにもすっきりしない読後となった!
人物の書き分けと感情の流れが自然ではなく、加えて物語の路線に迷いがあるように思った68点!(`・ω・´)
243 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/02/22(金) 23:49:22.17
>>238 >僕と美香だって卒業てそれっきりかもしれない。
(脱字があるように見える!)
>「今夜、二人で、天の川が見たい」と。
(二人の希望であるのならば、片方の主人公が笹に吊るしてもいいような気がする!
匿名と同じ扱いなので名前を理由に断るとも思えない!)
主題に合わせた展開が欲しかった!
彼女が髪を切ったことに意味はあるのか!
天の川の話を持ち出したのは思い付きなのか!
明確な理由を本文から読み取ることはできなかった!
短い文章にしては展開が遅いと感じた63点!(`・ω・´)
>>242 ありがとうございました。
自分で書いているときも、強引という印象でした。
気になりつつ目をつぶっていたことを全部言われた感じで、どうにか吸収したい思いです。
またいつかよろしくお願いします。
>>237 ありがとうございます。
色々を試してみるつもりです。
量が多かったのでもう一度、ありがとうございました。
245 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/23(土) 02:09:42.81
>>243 評価ありがとうございます。
「僕」の視点を借りて、美香の恋する乙女な様子を中心としました。
美香は、本当に髪を切るのが嫌だったなら、切らずに結ぶという選択肢があった。
それでも美香が髪を切ったのは、心底からは髪を切るのを嫌がってはいなかったからで、
むしろイメチェンして「僕」の目を引くためでしたが、
まさか自分の為だと思っていない「僕」は、何かあったんじゃないかと心配が優先し
美香は乙女心を解さない「僕」の言動に対して不機嫌になっています。
また、教室に想い人と二人っきりという告白するにはもってこいの状況ですが、
ちょっと廊下に出て、吊るされた短冊の中を探せば発見できる筈であり、
普通 意中の人物のことは些細なことでも気になるものですから、
美香がなにを書いたのか「僕」が知らなかったことで、大して興味を持たれていないのではと
初っ端から出鼻を挫かれた形です。
美香が天の川の話を出したのは「僕」からの誘い待ちでしたが、失敗。
恋愛相談めいた話をしながら、口に出さずとも想いが伝わることを期待しましたが
結果的に「僕」に告白するよう促されてしまい、覚悟を決めます。
とか上記のようなことをを妄想しながら書きました。
こじつけめいていて本文から読み取れない部分は、僕の文章が稚拙な為です。
話として面白くないのは、僕の発想が幼稚なせいです。
美香の煮え切らない感じを出そうと、モタついたような文章を意図したつもりでしたが
机を挟んで話をしている場面が続き動きがなく、また話の中心を美香に置いたため
それを強調しようと「美香が」を連発してしまい、240で指摘頂いたように語尾が全部
「た」になっているのと合間って極めてテンポが単調になってしまいました。
それ故、意図した効果としての展開の遅さなのか、ただ場面のうつりかわりや文体に
足を引っ張られているのか自分の中で区別がつかなくなっていたようです。
精進します。
246 :
245:2013/02/23(土) 04:12:49.78
>>243 書き忘れです。
笹に吊るさなかったのは、「お星様に願ったから叶ったんじゃなくて、
自分たち(主に美香の)努力が叶えたんだよ!」っていう意味合いからです。
何度も申し訳ありません。
最低限自分の作品を自身が落ち着いて批評出来るようになるまで、
暫くROMります。
247 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/25(月) 01:20:02.91
これを買えない馬鹿は競馬やめろ!
◎ダービーフィズ
よし、ワイ杯やろうぜ
>>248 時間の制約があるので今は無理!(`・ω・´)
加藤元気は齢三十六にして素人童貞である。玄人しか知らない。人より見劣りするルックスに少々薄い頭を筆頭に低めの身長に重すぎる体重、沸き立つ体臭、むず痒い足、と加藤には様々な個人的特徴があった。
どの特徴も個性だね、素敵だねと言えばそれはそうだが、しかし加藤は個性などとはこれっぽっちも思っていなかった。呪いだと思っていた。そう、俺は呪われている身なんだ。
前世で魔女でも倒した騎士なのだ。その業が来世である自分に廻ってきたのだと思ってみたりもした。そしてそういう時、加藤はお気に入りのAVを見て一息つくのだ。
すると加藤は賢者になり、俺は何を前世などと思っているのだ、俺は前世系ではないぞ、来世もない、未来も信じないぞと萎びた息子に向かって情けない笑みをこぼしたりするのだ。
加藤は間の悪いことが多かった。その日もそうだった。月に一回の楽しみ。格安の風俗店でお気に入りの姫を抱く。それだけの楽しみのために、ナクドマルドで高校生に顎で使われ、ひいひいと嘆き時給六五〇円で働いているのである。
しかして、その日は姫は飛んだ後だった。どこへ行ったとも知れず、他の店に行ったんじゃないですか、ゲヒヒと笑うボーイに加藤はお得意の俯き加減からの愛想笑いを返したりした。
そして、ボーイに勧められるまま紹介された醜悪な見た目の嬢に部屋に閉じ込められ、バイブで尻の穴を魚雷のように鋭く一突きされただけで加藤は果てた。人間の尊厳、男の矜持などあったものではなかった。
帰り道、キャバ嬢を名乗る輩からメールが届いた。信頼しているダーリンにしか届けません、あなたと一緒に同伴したい、お店は歌舞伎町のここだからね、と書いてあったので、
馬鹿にするな文章から年齢がばれるぞババアと送り返すと、後日、アダルトサイト閲覧名目で三万円の支払いメールが届き、肝を冷やし、四畳半のアパートで震えた加藤であった。
よろしくです。ワイ先生。
>>250 >むず痒い足
(本人が思っていることを特徴と云えるのか!)
>そう、俺は呪われている身なんだ。
(三人称の地の文に呼応するかのように一人称が挟まっていた!)
>前世で魔女でも倒した騎士なのだ。
(『でも』は『を』でよい!)
2ちゃんねる特有の文章に見える!
一定のリアリティはあるものの、雑に書かれた感を否めない!
既視感のある内容であった59点!(`・ω・´)
>>252 >男は立ち眩みそうになる自分を他人事のように眺める自身を感じ〜
(日本語として読み難い!)
ワイの場合!
男は立ち眩みに似た症状を他人事のように感じ〜
>返す当ても無い総額300万円のローン。
(漢数字が統一されていない!)
一文が冗長と感じる! 単語や意味の重複が多い!
即興なので仕方がないのかもしれない!
巧遅よりも拙速が尊ばれる場合もあるが、習作の段階では丁寧に書く癖を付けた方がよい60点!(`・ω・´)
ワイは文章が読めていない
しっかりと読み込んで、文章を心の中で溶かせてみて
きっと味わいが変わるから
作者の役に立つ指摘をする事に重点をおいてくれている
257 :
252:2013/02/26(火) 18:25:22.04
>>253 ありがとうございます。
もうちょい文章から無駄を省けるように精進します。
>>256 お前の目は節穴のようだな
その文章を発見することすらできないなんて哀れとしか言いようがない
このスレを何度も読み直せ
259 :
◆KA5gIm4Whs :2013/03/03(日) 02:39:11.21
260 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/03(日) 10:33:36.61
>>259 >地に足がつかないのであれば〜
(慣用句に『足が地についていない』と云うものがある! 最近では『地に足がついていない』等の表現も見受けられる!
そのような関連で文章の意味が読み取り難い!)
>愛想笑いを繰り返す必用があるのか。
(おそらく変換ミス!)
>〜帰宅してからの活動に影響が出るような活動をしているのだろうか。
(活動の連続は見栄えが悪い! 最初の活動を『行動』に置き換える等の工夫を推奨する!)
>しかも、その友達とやら合格したら〜
(『が』が抜けているように見える!)
冒頭から延々と説明が続く! 場面に動きがないので飽きが先行する!
主人公の回想や出来事で思考を綴った方が変化に富む!
一本調子の物語は読者サービスを怠っているように見える61点!(`・ω・´)
ワイ杯プリーズ。
>>261 ワイは完成したプロットで了承を得て書き始めた!
その途中で完成の原稿枚数を勝手に増やされた!
今の書き方では水増しの文章になる可能性が高い!
そこでワイは書き進めた文章を破棄した!
人称を変えて書き始め、ようやく三十四枚まで戻ってきた!
全体の三分の一程度に過ぎず、今月の下旬が締め切り!
要するに今は無理!(`・ω・´)
263 :
261:2013/03/03(日) 11:30:09.50
>>262 なるほど、相分かった。
いろいろと大変そうだな、まあがんばれ。
お忙しい中、迅速な評価ありがとうございました
まさに自分がどうすればいいのか、というモヤモヤとした疑問をズバリ明文化してくださり、喉のつっかえがとれた気分です
精進したいと思います
端的に言えば世界から女がいなくなった。理由など分からないままに男だけが生き残った。
当然のように世界の人口は減少の一途をたどる。
女がいなくなったあの日。当時生まれたばかりの赤子は女を知ることなく人生が終わる。
夢精をしてしまった。下着から伝わる冷たい感触が不愉快で着替えようとジャージに手をかける。その仕草で自然と昨日の悪夢を思い起こさせた。
「なあ、お前生えてないんだって?」
授業が終わり帰ろうと教室を出ると、特に親しくもないクラスメイトのシンジに呼び止められた。
幸いにも教室に残ってるのは俺とシンジだけだった。修学旅行の風呂で散々からかわれたこととは言え、蒸し返されるのも嫌だった。俺はそのまま無言で歩を進める。
「ちょっとこっち来い!」
腕を引っ張られる。俺のクレームを無視して男子トイレの一番奥の個室トイレに連れてかれた。
扉を閉めると「見せろよ!」シンジの手が俺のベルトのバックルを緩めて一気に下着ごと下げた。
「へえ……見事につるっつるっだな」
恥ずかしくて悔しくて何も言えなかった。震える両手でズボンを上げようとするが、シンジは足で押さえつけていた。
「何をされるか、わかってんだろ?」
俺の膝からシンジは指を這わせる。不快なそれでも抗えない感覚に酔う。
「女にしてやるよ」
結局、されるがままに弄ばれて心は見知らぬ女になっていく。
彼女を抱く度に俺は豚骨ラーメンが食べたい衝動に駆られる。
シャワーを浴びたばかりだと言うのに、彼女から豚骨のような濃い匂いがするのだ。
彼女のだらしない肢体は俺の性欲を、体臭は食欲をかき立てる。ある意味、豚骨を食べてるわけだが。
彼女のからだに集中したかった。食欲などいらねえ。一心不乱に腰を動かす。波打つ腹。三段腹が波を打つ。チャーシュー。
「おおおおおおおおイクぜラーメン屋!」
>>265 女性のいない世界! 同性同士がこのような行為に走ることは考えれる!
単なる虐めではなくて、ひとつの歪んだ愛の形なのかもしれない!
もう少し悲哀感を出して欲しかった67点!(`・ω・´)
>>266 >彼女のからだに集中したかった。食欲などいらねえ。一心不乱に腰を動かす。波打つ腹。三段腹が波を打つ。チャーシュー。
(三段腹が波打ってチャーシューのように見えるのか! その対象は彼女なのか!
身体を密着させない正常位の場合、自身の腹も見えるので書き方に注意が必要!)
ワイの場合!
俺は行為に集中したかった。食欲は後回しだ。一心不乱に腰を動かす。彼女の三段腹が波打った。体臭が濃くなってチャーシューが頭に浮かぶ。
徐々に興奮させて最後を盛り上げた方がよい65点!(`・ω・´)
>>267 考えられる!
『ら』が抜けていたので訂正!(`・ω・´)
ワイ杯まだかよ
俺の美文がうずいてるぞ
早く放ちたい、股間が熱くなるわ
作り物めいていて
この、めいていては語句でいう正しい表記あるいは意味を知りたい
「めく」〔接尾語〕(らしく見える)の連用形「めいて」に、
「いる」(連用形に付いて、し続ける、の意)の連用形「いて」
作り物+めいて+いて
>>272 サンクス
調べても明確な意味合いがとれなかったんだ
仕事が終わると自宅に帰って、今日一日のストレスを煙草の煙と共に吐き出すことが日課になっていた。
今日では禁煙が拡がり安易に喫煙できなくなった。会社でも全面禁煙で自宅以外に安心して喫煙できる場所を俺は知らない。
木造二階建てのアパートは築二十年は超えていて、外観は昭和を思い起こさせる。
カンカンと軽い金属音を周囲に響かせながら、借りている二階の角部屋にたどり着く。
無造作に鍵を挿し込み乱暴に扉を開けた。ワンルームで玄関からすぐにキッチンがある。
キッチンの換気扇を回し、シンク下の収納扉を開く。値上がりする前に買い置きしていた煙草がもうなかった。
手元のくしゃくしゃになった青い箱に残る最後の一本を取り出して、フィルターをシンクの面に近づける。
机とフィルターが平行になるよう意識して丁寧に落とす。
同じようにもう一度落とした。どんな効果があるかなんて正確には分からない。先輩が言うには味が濃くなるらしい。
本当かどうかは分からないが、とりあえず最後の一本を堪能できればいい。
フィルターを口にくわえてライターで火を灯す。白濁とした煙が空気を汚し肺を侵す。
人間は可笑しなものだ。寿命を快楽で失い、ストレスですり減らし、医療で命を得る。
死を身近に感じなければ生きてる実感も得られない。なんて皮肉なんだ。
『この清き白煙と共に』 ジョン・スミス著
仕事が終わると自宅に帰って一日のストレスを煙草の煙と共に吐き出すことが日課にな
っていた。昨今では禁煙運動が拡がり気軽に喫煙できない。会社も全面禁煙となってしま
い、もはや自宅以外では安心して煙草が吸えない。
木造二階建てのアパートは築四十年は超えていて、外観は懐かしい昭和を思い起こさせ
る。カンカンカンと金属音を周囲に響かせながら階段を駆け上り、俺は角部屋にたどり着
く。
ぞんざいに鍵を挿し込み、勢いよく扉を押し開けた。ワンルームで玄関横にはキッチン
がある。すぐさま換気扇のひもを引っ張り、シンク下の収納扉を開けて中を覗き込む。が、
値上がりする前に買い置きしていたマイセンライトの青箱がもう見当たらない。
ふと気づいて床に脱ぎっぱなしのジーンズからくしゃくしゃになった青い紙箱を探り出
し神に祈る。奇跡的に残っていた最後の一本を取り出すと、垂直に立て、フィルターをシ
ンクに近づけた。シンク面とフィルターの口が平行になるよう気をつけ丁寧に落とす。
二度落とした。どんな効果があるか分からない。春日先輩がいうには味が濃くなるらし
い。真偽のほどは定かでないが、とりあえずこの最後の一本をじゅうぶんに堪能できれば
いい。
口にくわえ、ライターで火を点す。と、すぐにも白い煙が、薄闇のなか辺りいっぱいに
広がる。この清らかな白煙がこの部屋の空気を汚し、また俺の肺の隅々にまで行き渡り、
俺の命までも浸蝕してゆく。
ハハハッ! 可笑しなものだ。皮肉なものだ。生きるために働き、働くためにこうして
寿命を削る。俺は湧き起こる自虐的な情動にさえ癒やされながら、こうして今日もまた煙
草の煙と共に一日のストレスを吐き出す。(了)
>>275 俺ならもっとうまく書けるぜと言う自己顕示欲のあらわれかな?
せめて一言欲しかったわ
どうだ?
お前らはこんな上等な文章は書けないだろう?
ワイさん、ワイ杯はいつごろしますか?
ハワイでワイファイ
>>274 >机とフィルターが平行になるよう意識して丁寧に落とす。
(日本語の意味では何を落としているのかわからない!
煙草の知識があれば、フィルターを切り落としていると理解できるかもしれない!)
意味の繰り返しに思える部分はあるが文章としては悪くない67点!(`・ω・´)
>>275 作品の批評は構わない!
ただし作者を貶める行為は感心しない!
ワイの考え!(`・ω・´)
>>278 今月は厳しい!
来月の三日前後になるか!
ワイの進捗状況による!(`・ω・´)
>>275 >>277
胸いっぱいの紫煙と共に ジョンジョン・スミス著
部屋を借りている木造二階建てのアパートは、昭和の遺物のような古い建物だ。
金属製の外階段をあがり二階の角部屋へたどり着くと、鍵を取りだしてドアを開ける。
ワンルームの部屋は、玄関を入るとすぐ横がキッチンになっている。籠もった部屋の空気に息がつま
りそうで、換気扇の紐を引く。それから身を屈めて流し台の収納扉を開いてみたが、値上がり前に買い
置きしておいた煙草はすでにない。
胸のポケットに入った青色の箱には最後の一本が残っているだけだった。
家に帰るとまず煙草に火をつける。そうして紫煙と共に一日のストレスを吐き出す。それが日課だ。
最近は気軽に煙草を吸える場所もない。喫茶店や駅の構内はもとより、会社内もすべて禁煙となり、落ち
着いて喫煙できるのは自宅だけになってしまった。
手元に残った最後の一本を持って、シルク台のほうへ近づいた。煙草を縦にして、トントンと二・三度
フィルターの部分でシルク台を叩く。会社の先輩が言うには、こうすると味が濃くなるらしい。真偽のほどは
知らない。とりあえず、最後の一本を堪能できれば、それでいい。
煙草に火をつけ、肺に充満するほどの煙を吸い込む。
人とは可笑しなものだ。生きるため働き、そこでストレスを受け、ストレス解消のために喫煙を行い、その
喫煙で寿命を縮め、すこしでも寿命を延ばすために医療に頼る。喫煙という行為から死を身近に感じ、そ
こから生きている実感を得ようとする。なんとも皮肉なものだ。
284 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/07(木) 16:03:14.35
文章上手くなる方法とか評価とか
お前らくだらねー事ばっか、よく飽きずに議論できるな?
てか学校卒業してそんな事も分からないまま大人になったの?
俺が教えてやるよ
起承転結。って教わっただろ?これに文章の全てが詰まってんだよ。
起・・まず起きるだ。お前が起きるんじゃねーぞ?文章を起こすという意味
承・・承だよ。なんだこの文字?意味がサッパリわかんねー。後回しだ
転・・転ぶだ。お前が転ぶんじゃねーぞ?文章の展開を転がせるんだよ
結・・けつ。しめるんだ。今までの完全な流れを最後にギュッと〆るっていう意味だ。
で、それらを踏まえて文章が上手くなるコツはだな
「承」これが何か分かる知識があるかどうかということが大切なんだ。
うっざ。
コピペ?
>起承転結。って教わっただろ?これに文章の全てが詰まってんだよ。
糞が詰まっているだけだなw
起承転結を言う奴はアホ
転転転結が面白いに決まってるだろw
振り⇒本番⇒オチ
これでおk
↑正解
ミーはハリウッドで学んできたがストーリーの三幕構成を叩き込まれる
これが本場の考え方
・セットアップ(状況設定)
↓
・コンフリクト(葛藤)
↓
・レゾリューション(解決)
ジョン・スミス
>>275は発端と結末が関連づけられている。意図してやっているのならプロ。
(発端)仕事が終わると自宅に帰って一日のストレスを煙草の煙と共に吐き出すことが日課になっていた。
(結末)俺は湧き起こる自虐的な情動にさえ癒やされながら、こうして今日もまた煙草の煙と共に一日のストレスを吐き出す。
ジョンジョン・スミス
>>283は発端と結末が関連づけられていない。ジョン・スミスとは別人のド素人。
(発端)部屋を借りている木造二階建てのアパートは、昭和の遺物のような古い建物だ。
(結末)喫煙という行為から死を身近に感じ、そこから生きている実感を得ようとする。なんとも皮肉なものだ。
自演乙。
>>奇跡的に残っていた最後の一本を取り出すと、垂直に立て、フィルターをシンクに近づけた。シンク面とフィルターの口が平行になるよう気をつけ丁寧に落とす。
二度落とした。どんな効果があるか分からない。
この程度の表現力で、なおかつ意味をくみ取れない文章を書く人間がプロとか世も末だね。
横だが、読み取れないおまえがアホなだけな気がする。
あと、ネカマ、乙。
296 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/07(木) 23:18:34.40
275も283も、274さんの創作品に手を加えているだけなのに
どっちもオリジナル品のような評価してる292はなんか痛い人だな。
他人の文章よりも
まずは自分の文章を見直そう!
ちょっとしたスローガン!(`・ω・´)
ワイって生意気じゃない?
>>299 ワイのスレで何言ってんだ
バカかおまえはw
わいさんの指南録みたいなものって ないんですかねえ……凄く読みたいです
オレの指南録教えようか?
303 :
ワイ:2013/03/09(土) 02:26:56.79
今度つくったるか。
出た!ちょっとまったおじさん
ヒューガルデンうんまー!
あてに炙ったウニをのっけた帆立パンナコッタ(450円!)たのんでみた。
雑談スレと間違えてカキコしてもうた。。。
きめーんだよホモ野郎が
↓
雨の中、大通りよりもいっそう薄暗い複雑な裏路地を抜けると逍遙堂がある。縦横無尽に張り巡らされたこの迷路の全体図は、逍遙堂に通って四年になろうかという私にも掴めていない。初めてここを訪れる人間に言葉ってもって説明してやるのは至難の業だろう。
逍遙堂は知り合いの次男坊が経営している古びた骨董屋だ。今どき胡散臭い商売をやっている主人は私より十は年下のはずだが正確な年齢は忘れた。
年がら年中何か本を読んでいるこの年若の主人は、親から譲り受けた骨董屋を当然のように私設図書館にしてしまっていて、流行作家ものから各国の古典、怪しげな絵巻物までもが店の裏から店内にまで侵食してしまっている。
このままでは外にまで本が溢れてしまうぞと私が忠告すると、この狐目の男は何やら嬉しそうに笑うのだった。
逍遙堂の敷居をまたぎながら声をかける。
「寺内、いるか」
主人には寺内逍という立派な名前があるのだった。予想通りカウンターの椅子に座って読書をしていた寺内は、狐目をさらに細めて愛想よく笑った。
「こんにちは、芳垣さん」
本の表紙には「決定版!TOEIC800点用リスニング対策集」と書いてあった。
なぜリスニングの参考書をイヤフォンも着けずに読んでいるだけなのかは皆目分からないが、この男の選書がでたらめなのは今に始まったことではないので放っておく。
「雨が激しいな」
私は今日寺内に聞かせるために持ち込んだ本題に導入するためにそう言った。
↑以上です。よければ何歳くらいの人間が書いたものに見えるかも教えてください。
エラーになるので余計な改行もあります。
一行目からアウト。
40才以上が書いたように見えるが、文章力は20才以下。
『逍遙堂の事件手帖』 ジョン・F・スミス著
暴雨に打たれながら大通りよりもさらにいっそう薄暗い路地裏へと入る。複雑に張り巡らされた迷路を慎重に駈け抜けると逍遙堂に行きつく。
もう四年にはなろうか。未だ私はこの辺りには不案内で、ついうっかり路地を一本間違えればたちまち迷子になってしまう。ましてや初めて訪れる者にここのことをあれこれ説明して教えてやるのには、たとえ土地勘があったとしても、さぞかし骨の折れることであろう。
逍遙堂は、知り合いの次男坊が、ほぞぼそと営んでいる。まず見た目にも古びた骨董屋だ。だが、今時こんな胡散臭いともいえる商売をやっている主人は、私より一回りは年若だ。
年がら年中、本ばかり読んでいる。他人と口をきこうとしない。親から譲り受けた骨董屋をひと月も経たずに自分専用の図書館にしてしまった。
以後、逍遙堂では、流行作家ものから各国の古典、怪しげな絵巻物まで、有りと有らゆる古今東西の古い本が、毎年、どんどんと増殖し続けている。
そのうち本が溢れて本に生き埋めにされてしまうぞ、と私が忠告すると、顔を上げた狐目の男はなにやら嬉しそうに笑うのだった。
ずぶ濡れのまま逍遙堂の敷居をまたぎ、声を張り上げる。
「おーい、寺内。いるかぁ」
堆く本を積んだ勘定台の向こうからひょっこり顔を出した寺内逍は、細い目をさらに細めてまぶしそうに私に挨拶する。
「こんにちは、芳垣さん。ご無沙汰しています」
「今日は雨が激しいな」
実感はあったが、私は寺内にある催促をするためにあえてそう言った。(来月号に続く)
>>308 何歳かは判らないけど女流の感じ。
あと、書き慣れてないって言うか、推敲せずに投下してみました的な感じ。
そんな説明調な文章で、
女流はあり得ないだろうな。
ジョンジョンスミスだろ
>>311 こういう増長したリライトって不思議だよな。
はたから見ればバカ丸出しなのに、
自分でやってみると確かにこのバカみたいに自信満々になってしまう。
>>308 >雨の中〜私にも掴めていない。
(冒頭から意味の重複が見られる!)
雨の中、薄暗い迷路のような路地裏を抜けた先に逍遙堂がある。
(冒頭の文章は、このような一行で表現できる!)
>〜言葉ってもって説明してやるのは至難の業だろう。
(打ちミス!)
>今どき胡散臭い商売をやっている主人は〜
(骨董屋が胡散臭い商売になっているのか! 時代背景の説明が足りていないと感じる!)
>なぜリスニングの参考書をイヤフォンも着けずに〜
(変換ミス!)
>「雨が激しいな」
>私は今日寺内に聞かせるために持ち込んだ本題に導入するためにそう言った。
(文中に雨の激しさは描写されていなかった! 傘や雨具の類いも書かれていない!)
即興で書かれた文章に見える! もしくは書き始めて日が浅いのか!
過程が正しいとしても推敲不足は目に明らか!
作者の年齢とは関係なく、文章は如実に出来を語る57点!(`・ω・´)
過程は仮定!
訂正しておく!(`・ω・´)
>>311 >暴雨の中〜駈け抜ける〜
傘がないの?それとも馬?
>不案内〜あれこれ説明
4年たっても 知らない の? 知らない人間がどうやって説明するの?
>〜ほぞぼそ〜
臍?
>>311はもっと勉強した方が良い。
『逍遙堂の事件手帖』 ジョン・F・スミス著
すごく強い雨が肌にいたい。メインストリートよりももっと暗いバックストリートに入る。平安京のような迷路を振らりふらりと歩きすすむと逍遙堂に行きつく。
四年くらいになる。まだ俺はこの辺りに疎いんで、ついつい道を間違えて迷子になってしまうのね。多分初めて目指す人にここのことを一生懸命地図で教えても、道を知ってても、実際行ってみたらすごく大変だって分かると思う。
逍遙堂は、知り合いの次男坊が、ほぞぼそと営んでいる。まず見た目にも古びた骨董屋だ。だが、今時こんな胡散臭いともいえる商売をやっている主人は、私より一回りは年若だ。
そんな日はないという位、本ばかり読んでいる。他人とはお喋りしない。親から継いだ骨董屋をあっという間に自分の図書館にしてしまった。
以後、逍遙堂では、流行作家ものから各国の古典、怪しげな絵巻物まで、有りと有らゆる古今東西の古い本が、毎年、どんどんと増殖し続けている。
「そのうち本が溢れて本に生き埋めにされてしまうぞ」と俺がアドバイス的なことを言うと、顔を上げた朝鮮人みたいな目をした男はなにやらにやにやと笑うのであった。
ずぶ濡れのまま逍遙堂の敷居をまたぎ、声を張り上げる。
「おーい、寺内。いるかぁ」
すごい高く本を積んだレジの向こうからぬらりと顔を出した寺内逍は、そのひどく細い目で見つめてき、陰鬱なくぐもった響きの声で返事をする。
「こんにちは……、芳垣さん……。ご無沙汰しています……」
「今日は雨が激しいな」
寺内に対する気味悪さにはうすうす実感はあったが、私はその日、寺内がどういう変態性を持った人間なのかを思い知るのであった。(続かない)
俺の書き直し、どうでしょうか?
横だが、
ジョンスミス氏のリライトは、すごいな。読める人間にはその意味が一つ一つわかる。
最初の煙草のやつは、始まりと終わりをきちんと関連づけて全体を引き締めているし、
「安易」を「気軽」に直すなど、言葉の使い方を調所に指摘している。
特に原作は、同じ言葉のくり返し表現が多いのだが、それが見事に直されている。
いちいちもっともな指摘。
個人的に感動したのは、擬音語の「カンカン」を「カンカンカン」と三つにすることで、
金槌の音が、本当に階段を駆け上がる音に聞こえてきたところ。びっくりした。
あと、煙草を垂直に立て落とす動作。
リライトのリライトは、とんとんと叩く作業になっているが、あれはまるで勘違い。
そうっと垂直にし、まさに丁寧に落とさないとだめ。
煙草の味を濃くするうんちくを知らないと、リライトのリライトのようにデタラメを書くことになる。
ジョンスミスの博覧強記ぶりには感心した。
骨董屋の話のほうも、ただの説明文が、小説になっているからすごい。
特に原作は、いっちゃ悪いが、小学生の文章。福助が多すぎる。
一行目から福助が登場しているから、もし厳しい編集長に指導を受けたら、
罵倒されて殴り殺されるかもしれないくらいだ。
ワイスレ、感動した。
自演認定してくれてもかまわないが、それは
>>320 > 「そのうち本が溢れて本に生き埋めにされてしまうぞ」と俺がアドバイス的なことを言うと、顔を上げた朝鮮人みたいな目をした男はなにやらにやにやと笑うのであった。
そこに括弧をつけてしまうと、過去の出来事にエッジが効いて、
逍遙堂に訪れている時系列を阻害すると思うぞ。
小説の書き方のイロハがわかってない書き手だとバレるな。
ここは私の出番でしょう。全て変えてみせます。できません、を言う前に、やってみせます、と言います。
『逍遙堂の事件手帖』 ジョン・F・スミス著
降りしきる雨はとがったナイフみたいだ。表通りの明るさが懐かしくなるような薄暗い裏道に入る。でたらめな迷路のような入り組んだ道を俺は勝手知ったる裏庭のように突き進む。――逍遙堂を目指して。
四年が経つだろうか。まだこの辺りに馴染んでおらず、路地一つ間違えれば、そこにいるのは迷子の姿だ。おそらく初めてその店に向かう人間は懇切丁寧に説明されたとしても、多少見知っていたとしても、たどり着くのはずいぶんと難しいだろう。
逍遙堂は、俺の知人の次男坊が、傾きかけた経営状態も気にせず、のらりくらりとやっている。見た目にも傾きかけた建物の古びた骨董屋は、中身もそうだという訳だ。しかし、今の時代にこんなにも胡散臭い店をやっている主人は、俺よりもずいぶんと若い。
終始、本ばかり読んでいおり、他人とは話さない。親から受け継いだ骨董屋をすぐさま自分の図書館にしてしまったのだ。
以後、逍遙堂では、流行りの作家ものから各国の古典、怪しげな絵巻物まで、有りと有らゆる古今東西の古い書物が、増え続けている。
そのうち本が溢れて本に生き埋めにされてしまうぞと言う俺の助言に対して、顔を上げた細目の坊やは何故か嬉しそうに笑うのだ。
体中をリストカットした後みたいに、全身が雨で濡れたまま、逍遙堂の敷居をまたぎ、工事現場の監督のように声を張り上げる。
「おーい、寺内! いるかぁ!!」
高い高い本の隙間、レジの向こうから、すっと目を見せた寺内逍は、そのひどく細い目で俺を窺い、低く小さい声で答えた。
「こんにちは……、芳垣さん……。ご無沙汰しています……」
「今日は雨が激しいな」
寺内の視線に対する気味悪さを振り払うように俺は呟き、心の中を清めようとしたが、積み重なる本達の隙間からこちらを見つめる寺内の細目が否応なくそれを邪魔させ、そして、古い骨董屋のほこり漂うその家で、その日、若年の寺内が凄まじい変態だという事を知るのだった。
(つづく)
今までの中で何番目でしょうか?
『逍遙堂の事件手帖』 ジョン・F・スミス著
雨が降る。雨がしとしと降ってとるねん。表通りは薄暗い。裏通りはより暗い。逍遙堂はいずこにあるのん。
……やねん。知り合って、四年やねん。そこの小坊主、本が好き。傾きかけた骨董屋。うずたかく積まれた本がある。そこでずっと暮らしとるねん。
そのうち本が溢れて道端にまで出てまうで、わし言うねん。そんなとき、小坊主は歯を見せて笑うねん。
びしょ濡れのわし、今日もお店にやって来た。小坊主が本の山の奥におるねん。なんや、ゆう顔してるねん。
今日の雨は厳しいわ、わし言うねん。とりあえず、そこから始めよう。会話の糸口、そこからにしよう。
雨がしとしと降っとるねん。今日もしとしと降っとるねん。
(つづく)
訂正。
『逍遙堂の事件手帖』 ジョン・F・スミス著
雨が降る。雨がしとしと降っとるねん。表通りは薄暗い。裏通りはより暗い。逍遙堂はいずこにあるのん。
知り合って、四年やねん。そこの小坊主、本が好き。傾きかけた骨董屋。うずたかく積まれた本がある。そこでずっと暮らしとるねん。
そのうち本が溢れて道端にまで出てまうで、わし言うねん。そんなとき、小坊主は歯を見せて笑うねん。
びしょ濡れのわし、今日もお店にやって来た。小坊主が本の山の奥におるねん。なんや、ゆう顔してるねん。
今日の雨は厳しいわ、わし言うねん。とりあえず、そこから始めよう。会話の糸口、そこからにしよう。
雨がしとしと降っとるねん。今日もしとしと降っとるねん。
(つづく)
>>323 >降りしきる雨はとがったナイフみたいだ。表通りの明るさが懐かしくなるような薄暗い裏道に入る。でたらめな迷路のような入り組んだ道を俺は勝手知ったる裏庭のように突き進む。――逍遙堂を目指して。
「降りしきる雨はとがったナイフみたい」この比喩表現には無理がある。
無理でも、補足説明するような文章が続くと納得できることがある。
なぜとがったナイフみたいなのか、そう感じさせるのか、理由が必要。
>おそらく初めてその店に向かう人間は懇切丁寧に説明されたとしても、多少見知っていたとしても、たどり着くのはずいぶんと難しいだろう。
この文章はなぜ必要なのか?
最初のジョンスミスは、土地勘があっても説明するのは困難だ、とあるが、
これは文学作品によくある、
「作者に表現力があれば伝えられるが、ないのでご勘弁願いたい」的な定型文の亜種。
それを踏まえていないと、くどい説明文にしか聞こえない。
>逍遙堂は、俺の知人の次男坊が、傾きかけた経営状態も気にせず、のらりくらりとやっている。見た目にも傾きかけた建物の古びた骨董屋は、中身もそうだという訳だ。しかし、今の時代にこんなにも胡散臭い店をやっている主人は、俺よりもずいぶんと若い。
ここも、逍遙堂は見た目にも古びている、つまり見た目、年寄り、だが、店主は、若い、
というコントラストをはっきりさせないとなぜ書いているのか意図が見えてこない。
大事なことは、パラグラフごとに一つの完結した意味をもたせないと、ただの作文でしかないこと。
>>325 >雨が降る。雨がしとしと降っとるねん。表通りは薄暗い。裏通りはより暗い。逍遙堂はいずこにあるのん。
これも読み違えているため、もったいない。
というか意味が伝わらない。
雨が激しく降っているから、雨雲が空を覆い、表通りは薄暗い。
そこから、さらに暗い裏通りに入る、という流れ。
しとしと降っとる、では台無し。
流れに乗って俺も改稿やってみよう、と思ったけど途中で気付いた。
改稿ものってここじゃスレチじゃね。
最近元気ないスレだったからスレチじゃない
そんなに書き直し好きなら誰かスレ立てればいいじゃない。
元気ないからスレチじゃないって意味通じなくね?
俺もそう思うこれはただの荒らし
ワイ杯もないからこうなるんじゃね?
>>332 こうなるって何だ? お前どうなってんの? 鏡見ながら話してみな。
スレが荒れるとか気にしなくていいから。この際10年分吐き出してみろ
別にワイさん通常評価は相変わらずしてるじゃん。
平常運行してるスレにスレチが湧いてんだから、あらし認定されても文句言えねぇよ。
ワイ杯待ちなら文章磨きつつ大人しく待ってろ。
なんだなんだ荒れてきたな
これもワイ杯をしないせいなんだろうか
どうなんでしょうか? みなさん
>>335 そんな事よりお前さん、何か書いて上げてみれば?
おk
ちょっと待ってて
>>337 ほんとに書くならアリに上げてね。会社で2ch見れないから。
まさかとは思うが、ここで寒い事やるなら帰ってきてから失笑してやる。
自分で要求しておいてそっちの都合で失笑されるとか自己中にも程があるワロタ
失笑の意味を間違えてる馬鹿には見せないわ
他にうpしたから評価貰ってるとこ
「月」「瞳の色」「フィギュア」でなんか書けますか?
>>340 帰ってきてから読んでやる、にしても回りくどいんでね。
>>341 みんなで競作でもしろってこと?
前に書いたやつで「フィギュア」じゃないけれど人形の描写があったんで投下します。
リライトとか評価希望です。
先ほど宅配便で届いた、怪しげな荷物の包装にカッターナイフで丁寧に切れ込みを入れる。
そして、切れ込みにならって丁寧に包み紙を解いた。
包み紙の下からは、段ボールの箱が現れた。俺はゆっくりと箱を開けた。いや、恐るおそると言った方が正確かもしれない。
とにかく俺は箱を開梱した。
箱を開けると同時に、俺は腰を抜かした。いや、驚いてバランスを崩し、尻餅をついたと言った方が正解か。
箱の中には、美しい、幼女の死体が入っていた。俺は見てはいけない物を見てしまったと思い、次の瞬間目を反らした。
けれども何か違和感を感じて、もう一度その小さな死体に目を向けた。死体の様に見えたその物体には、間接ごとに丸い可動部がついていた。
人形だ。木製の。しかも、本物の人間の様に精巧な。
黄金色の長い髪に包まれた、触れただけで『ぷるり』と余韻を残しそうな、柔らかそうにふくらんだ頬。そんな頬に薄い影を落とす長い睫毛。
肌は月の光を浴びたカスミソウの花弁の様に、儚く白かった。
かすかに光を反射した唇は、熟したイチゴの様に赤く、ぷっくりと形成されている。それは美しい、幼女の人形だった。
幼女だと一見で分かった理由は、その幼い顔の造形からだけではなかった。
一糸纏わぬその胸部には、薄く浮き出た肋骨の上に、先端が柔らかそうに尖った成長途中の胸のふくらみが存在していたからだ。
そういった趣味を一切持たない俺でも、大人へと羽化する過程で時間を凍結したような、そのせつない曲線の美しさには、ため息を漏らすしかない程だった。
>>344 >俺はゆっくりと箱を開けた。いや、恐るおそると言った方が正確かもしれない。とにかく俺は箱を開梱した。
(ゆっくりと箱を開けた! その時の動作まで書かれていた! 時間が巻き戻って開梱した! 強調にしてもくどい!)
>〜間接ごとに丸い可動部がついていた。
(変換ミス!)
>〜触れただけで『ぷるり』と余韻を残しそうな、柔らかそうにふくらんだ頬。
(余韻の使い方に引っ掛かったものの、そのような表現と考えることもできる!)
大仰と丁寧の中間にある文章であった!
読み辛くはないが省ける主語は多いと感じた!
大袈裟なリアクションは時に現実味を薄れさせる61点!(`・ω・´)
姉を好きになった始まりは勝ち気で男のような姉を不覚にも可愛いと思ってしまったときからだ。二つ歳上の姉は中学生で陸上部に入っている。
短距離走の選手で市や県の大会に出場しては何度か入賞していた。両親が出来た姉と不出来な弟として扱うようになってから、姉に対しても不満を抱くようになった。
最初は、「おめでとう」と素直に言えていた。強がりに聞こえるかもしれないけど、純粋に僕は姉が誇らしかった。特に秀でるところがないことは僕は自覚しているけど、それを強調する両親の追い打ちがより一層心を沈ませた。
姉は優しいし両親が僕の評価を口にするときも庇ってくれる。けれど、その度に僕は劣等感に苛まれる。姉とは距離を置くようになり、いつの間にか口を聞かなくなっていた。
それからしばらくして、初夏。蒸し暑さを感じさせる日中は連日の雨のせいだ。退屈な授業が終わって、校舎を出ると正面にグラウンドが見えた。運動系の部活動が限られたスペースを上手く割り振って、ところ狭しと活動している。
鋭い笛の音が聞こえて思わず足を止める。音のした方へ振り返えると陸上部が短距離走を練習していて、女子二人が競うように走っていた。自然と姉を探してる自分に舌打ちをする。考え事に集中していると、不意に辺りが騒がしくなった。
目線を上げると、短距離を走っていた女子がつまずいて怪我をしたみたいだ。すでに走り終えていた陸上部員の二人が駆け寄り、両脇から支えるようにしてゆっくりと歩いている。
成り行きを見守っていると保健室へ行くのだろう、校舎に向かっているみたいだ。すれ違い様に怪我をした女子と目が合った。息を飲みこんで足が止まる、それは姉だった。
一瞬、目を見開いて、どこか居心地が悪そうにしている。普段は強気な姉がぎこちなく、それでもどこか優しく笑った。格好悪いところを見られての照れ隠しなのか、僕に対しての遠慮からなのか、よく分からない。
けれど、夕日が差してオレンジの映えた姉は泣いているようにも見えて、それはとても魅力的で僕の心臓は鼓動が早く聞こえた。一歩、踏み出す。
今までのことを謝ろう、この想いに素直になろうと思う。決して叶わない僕の淡い想いは姉への劣等感を新たに抱かせる。きっと僕も上手く笑えてはいない。
姉が好きだと思ったのは男勝りな姉の仕草の中に女らしい一面が垣間見られることに気づいた時からだった。
姉は僕より二歳年上の姉は陸上部に所属する中学生だったのだけれど、ただの中学生ではなかった。市や県の大会で入賞する優秀なアスリートだったのだ。
そして、そのことは両親の僕と姉に対する接し方に明確な違いを与え、それに対して僕はいつも胸にもやもやとした不満を抱いていた。
つづく
姉が好きだと思ったのは男勝りな姉の仕草の中に女らしい一面が垣間見られることに気づいた時からだった。
僕より二歳年上の姉は陸上部に所属する中学生だったのだけれど、ただの中学生ではなかった。市や県の大会で入賞する優秀なアスリートだったのだ。
そして、そのことは両親の僕と姉に対する接し方に明確な違いを与え、それに対して僕はいつも胸にもやもやとした不満を抱いていた。
気が向いたら続く
351 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/13(水) 18:57:54.99 BE:5276313397-2BP(0)
IDみたいなの、どうなってんの?
>>346 >〜その猿はなんと人間の言葉は喋るのだ。
(『言葉を』のような気がする!)
冗漫な文章は意図したものなのか!
省ける主語は多い! 一文が長い!
非は多いが、読めないことはない!
語り手の正体が気になった65点!(`・ω・´)
>>347 >しかし、これは嘘ではない、本当にそうなんだ
(句点がない!)
>その図書館たら昔はこの学園の〜
(よくわからない日本語!)
>もっとどさくさ褐色二八〇〇円ハレムに暗闇二八〇円ハレム〜
(貨幣単位は『円ハレム』なのか! 以後では『円』になっていた! 省略にしても引っ掛かった!)
特異な言い回しが特徴的な文章であった!
一文は冗長と云える長さに加え、造語が散りばめられていて読み易くはなかった!
総じて文章に華やかな色を感じた!
細々と書いたものをまとめた努力は認める64点!(`・ω・´)トゥギャッター
時間の関係で残りは晩に回す!(`・ω・´)
>>348 >姉を好きになった始まりは勝ち気で男のような姉を〜
(姉の重複は見栄えがよくない! 二つ目の姉を『性質』に変える手もある!)
>退屈な授業が終わって、校舎を出ると〜
(授業が終わってすぐに出てきたように読める!)
>けれど、夕日が差して〜
(二つの文の合間に時間の経過はある! しかし、夕方になる程の時間を費やしたようには思えない!
初夏が五月と仮定すると、日の入りは六時台になる! その情報を元に考えれば、夕日の設定には違和感を覚える!)
>それはとても魅力的で僕の心臓は鼓動が早く聞こえた。
(心臓の鼓動が耳に聞こえるのか! 感じた方がよい!)
一人称で書かれていても文が拙いように見える!
>それからしばらくして、初夏。蒸し暑さを感じさせる日中は連日の雨のせいだ。
(抜き出した文章に間違いはない! ただし読み易くはない!)
ワイの場合!
それからしばらくして、初夏。連日の雨のせいで蒸し暑さを感じる。
文の繋ぎの悪さは音読で発見できるかもしれない58点!(`・ω・´)
357 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/14(木) 16:41:32.76
>>351 >頬の弛んだ上司は、眉をしかめながら〜
(眉はひそめた方がよい! 顔はしかめた方がよい! 漢字の『顰めた』はどちらの読みも可能とする!)
>〜何とか事無きを得て一息、着こうとした時に〜
(漢字で書くと『一息吐く』になる! 通常は『一息つく』の平仮名を使う!)
冒頭の人称が少し不安定に思えた! 三人称と一人称の間のような文体は揺らいで見えた!
場面転換後には抑制が効いて三人称と心の声を明確にした作りになった!
肉体の死は生命のそれではない!
保管された記憶を新しく再生した肉体に移し替えることで何度でも蘇る!
そのような世界で自殺は常態化! ストレス解消の手段として利用されていた!
肉体の再生に掛かる費用はどうなっているのか!
電車への飛び込みに賠償責任は発生しないのか!
高額であればストレスの解消にはならないと思う!
話としては面白く読めた68点!(`・ω・´)
358 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/14(木) 20:41:01.76
>>357 ありがとうございます
ひそめた、吐く、勉強になります
冒頭の視点、たしかに変ですね
費用、賠償についてはぼかした方が空気感を壊さないかと思い、
描写しませんでした
今後の創作に生かしていこうと思います、評価、ありがとうございました
359 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/16(土) 02:51:21.34
先日、私は図書館へ向かった。
雨の中を素足で。
髪はずぶ濡れである。
しかも2月の雨だ。
もう寒くて寒くて。
だからこそ図書館を目指したのだ。
本を燃やせばさぞや温かいだろうと。
が、志半ば、図書館の門前で倒れたらしい。
微かな意識の向こうに燃えさかる本の山がみえた。
暑い、いや熱い。私も燃えているのか?
もはや私につけられた名さえおぼろげである。
完
360 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/16(土) 06:56:05.34
>>359 どのような状況なのか!
髪の表記がなければ野良猫や野良犬でも通用した!
完!(`・ω・´)
『真っ赤に燃える太陽だから』 山田梨沙著
私は図書館へ向かった。雨の中を素足で。髪はずぶ濡れ、着ていたジャージーは雨水を吸ってとてつもなく重く絡みつく。しかも二月の雨で、もう冷たくって寒くって。でもだからこそ図書館を目指したんだ。
――そう、あのたくさんの本を燃やせば、さぞかし暖かいだろう、と。
が、志半ば、図書館の門前で倒れた、らしい。微かな意識の向こうに、燃えさかる本の山が見えた気がした。
熱い。熱い。暴雨の中うつ伏せに倒れている私、のはず。なのに私の体は燃えているの? もはや私につけられた名さえおぼろげになってきた。私は、私は、誰?
〈君は、山姥さ〉
(ヤマンバ? ヤマンバって何?)
〈山姥は山姥さ〉
(失せろ、カス!)
〈ウッキー!〉 ―了―
363 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/18(月) 20:03:34.05
ワロタw
362が?
騙りっぽい感じとか無断転載の微妙なラインをせめるノリが面白いってこと?
よくわからんわ
>>361 >加藤が野球を知らなかったことに一翼を担う理由は〜
(無知が役割に成り得るのか! 一翼を担うの使い方がおかしい!)
主人公の幼少時は赤貧の生活を強いられていた!
しかし、何故か太っていた! 食べなくても太る体質なのか!
掌編で『という』の表現が十四箇所もある!
一文が冗長なのは指摘するまでもない!
四方山話が主題になっていた59点!(`・ω・´)
一翼を担うってどうやって使うの?
>加藤が野球を知らなかったことに一翼を担う理由は、加藤元亀と言う人間像を考えてみれば想像がつくかもしれないが、はたして友人がいなかったためである。
加藤が野球を知らなかった理由は、加藤元亀と言う人間像を考えてみれば想像がつくかもしれないが、はたして友人がいなかったためである。
にして、太った理由は付け加えてみて
友人もおらず、身長も伸びず、ただ肥えていく小学生加藤の成長の過程は、人間が豚に変化していく過程を思わせた。
三十八歳加藤が小学生の時分を振り返り、何故自分は貧乏なのに太っていったのだろうかと思うと、
そこにも神の無慈悲な陰湿さを感じ、やはり自分は前世で何か英雄的な行いをして、魔女か何かを倒すことに成功してしまったのだが、
それにより業を受け取り来世である加藤元亀という一人間にあらゆる悲劇を与える結果になったのであろうと推測し嘆き悲しむのであった。
にしたけど、どうでしょう? ワイさん
あ、時分は使ってみたかったから使いました。
加藤の自尊心を根本から破壊してしまうのではないかと案じて口に出すことが憚られるものなのだが、血を吐く思いで言わねばならないだろう。
この表現はどうでしょう?
これもワイさん、お願いします。
>>367-368 >加藤が野球を知らなかったことに一翼を担う理由は〜
加藤が野球を知らなかった理由は〜
(無理して『一翼を担う』を使わなくてもよい!)
>友人もおらず〜嘆き悲しむのであった。
(文章としてはおかしくない! そのくだりを大仰に書く必要があるのかは別の問題!)
>加藤の自尊心を根本から破壊してしまうのではないかと案じて口に出すことが憚られるものなのだが、血を吐く思いで言わねばならないだろう。
(主人公の自尊心を砕くかもしれないことを敢えて口にする理由があれば問題ない!)
大げさな言い回しに意味を見出せれば、どのような文章でも通用する!
単なる言葉遊びに終わり、意味が読み取り難い文章になるのであれば、やめた方がよい!
ワイの考え! (`・ω・´)
ありがとう、ワイさん
ワイはワナビですか?
興味あるなら過去ログくらい
374 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/19(火) 16:20:27.52
>>363はただ単に書き込んだ時間がタイミング悪く遅れただけで
>>361に言いたかったんじゃない?
もし本当に
>>362の自演なら頭悪すぎてワロスだが。
ところでワイ杯はいつごろやるんでしょうか?
違うだろうな
「ワロタw」と書けばスルーできずに読むだろ
わざわざageているし策士だな
376 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/19(火) 19:35:34.47
そうだったのか!
天才だなw
377 :
ホーリーソード白鷺 ◆iTA97S/ZPo :2013/03/19(火) 20:24:15.61
>>367 一翼を担うじゃなくて、「一端」にすれば意味も通るし、堅い文章になるね。
378 :
ホーリーソード白鷺 ◆iTA97S/ZPo :2013/03/19(火) 20:25:34.68
白鷺先生と読んでいただいて構いませんよ!
へ糞虫みたいな言葉を無理やり使うなよ。
>>354 今回は点数つけてくれたんやね!
先生どうもありがとう!
色彩を感じてもらえて何より!
とはいえ、長過ぎる文章は修正して、短めの文章にバシバシっと区切ってみました。
あと、「褐色二八〇〇円ハレム」の表現も、「アア魅惑の褐色美女どもの二八〇〇円ぽっきりハーレム」に修正しました!
小説を書くのに勉強や資料集めは必ず必要?
>>381 才能ひとつで食っていける小説家もなかにはいる
>>381 自分の経験や得意分野に絞って作品を書き上げたとする!
おそらく十作を越えた辺りでネタが尽きると思われる!
たとえ新鮮味に欠ける話を書き続けることが出来たとしても読者は飽きる!
そのことに気付いた作者がスランプに陥るのだろう!
プロアマに関係なく、資料集めが必要になる日はやってくる!(`・ω・´)
384 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/20(水) 06:29:12.59
第十九回ワイスレ杯のルール!
名無しの書き込みを必須とする!(名乗った場合は通常の評価に移行する!)
設定を活かした内容で一レスに収める!(目安は千文字程度、三十二行前後!) 一人による複数投稿も可!
通常の評価と区別する為に名前欄、もしくは本文に『第十九回ワイスレ杯参加作品』と明記する!
ワイが参加作品と書き込む前に作者が作品を修正する行為は認める!
今回の設定!
浮かない顔の主人公が自室のベッドで仰向けになっていた! 何とはなしに寝返りを打つ! その時に一つの物が目に入った!
おもむろに起き上がった主人公は物と向かい合う! 何を思っているのか! どのような行動を取るのか!
作者の感性と閃きが勝敗を決めるかもしれない! 時事ネタや春の季節を取り入れてもよい!
応募期間!
今から土曜日の日付が変わるまで! 上位の発表は投稿数に合わせて考える!
締め切った当日の夕方に全作の寸評をスレッドにて公開! 同日の午後八時頃に順位の発表を行う!
不定期の水曜日と云えばワイスレ杯!(`・ω・´)ノ
ついに始まったか・・
まずは様子見だな・・
なるほど、これがワイスレ杯か。
俺も参加する。
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
こんなところで死ぬわけにはいかない。腹の右側、恐らく肝臓だろう。昨年の健康診断で既に医師から注意を受けていた。肝臓は沈黙の
臓器というが何故このような無類の激痛が起こるまで黙っていたのか、本当に厄介な奴だ。身を起こし、サイドボードの携帯に手を伸ばせば
事なきを得る。深夜とはいえ、最も近くに住む部下へ怒鳴りつければ、車で飛ばして十分とかかるまい。だが、一寸たりとも身を動かすことは
叶いそうにない。
現代は平和な時代だというがそれは飽くまで表面上の話で、その実、魑魅魍魎の蠢く陰湿な競争原理の社会だ。嫉妬、怨嗟、嫌悪、憎悪など、
人間として最低の、どす黒い情念が始終複雑に絡み合い、誰もが自分だけは生き残ろうと、卑怯や欺騙に手を染めてでも相手を蹴落とそうと、
狡猾で打算的な駆け引きが絶え間なく交わされる。一瞬でも気を抜けば、隙を見せれば確実に付け込まれる。起業した会社もようやく軌道に
乗って来た、私もまだ四十代である。こんなところで死ぬわけにはいかない。
就寝前に大酒を飲んだ、というより飲まれた私は一体何をやらかしたのであろうか。室内が散乱している。あるべきところにあるべきものがなく、
ないはずのものが何処から来たのかしたり顔で平然とその場を領している。それは額縁に収められ、立て掛けられた一葉の写真であった。
年子の弟であった。大学時代に兄弟で、男二人で旅をしたパラオの海。私は本の虫であり勉強ばかりしていたが、弟は酒を飲み遊んでは
喧嘩ばかりしていた。終いにはバイクの事故で死んだ。馬鹿な弟であったが、私は彼に憧れてもいた。存在の本質の象徴として、言うなれば
私は認識であり、彼は情熱であったからだ。
彼の言葉を思い出していた。そこには韜晦も衒いもなく、単純ではあったが同時に純真であり、透徹した、澄み切った心地よい素直さがあった。
「なあ兄貴、この海にこそ、この海の一面の圧倒的な青さにこそ、全ての意味が、真理が包まれているのではないかな」
意識が遠のいていく。その時、俗世間のつまらぬ感傷とは相容れない一筋の涙が、静かに私の頬を伝った。
こんなところで死ぬわけにはいかない。腹の右側、恐らく肝臓だろう。昨年の健康診断で既に医師から注意を受けていた。肝臓は沈黙の
臓器というが何故このような無類の激痛が起こるまで黙っていたのか、本当に厄介な奴だ。身を起こし、サイドボードの携帯に手を伸ばせば
事なきを得る。深夜とはいえ、最も近くに住む部下へ怒鳴りつければ、車で飛ばして十分とかかるまい。だが、一寸たりとも身を動かすことは
叶いそうにない。
現代は平和な時代だというがそれは飽くまで表面上の話で、その実、魑魅魍魎の蠢く陰湿な競争原理の社会だ。嫉妬、怨嗟、嫌悪、憎悪など、
人間として最低の、どす黒い情念が始終複雑に絡み合い、誰もが自分だけは生き残ろうと、卑怯や欺騙に手を染めてでも相手を蹴落とそうと、
狡猾で打算的な駆け引きが絶え間なく交わされる。一瞬でも気を抜けば、隙を見せれば確実に付け込まれる。起業した会社もようやく軌道に
乗って来た、私もまだ四十代である。こんなところで死ぬわけにはいかない。
就寝前に大酒を飲んだ、というより飲まれた私は一体何をやらかしたのであろうか。室内が散乱している。あるべきところにあるべきものがなく、
ないはずのものが何処から来たのかしたり顔で平然とその場を領している。それは額縁に収められ、立て掛けられた一葉の写真であった。
年子の弟であった。大学時代に兄弟で、男二人で旅をしたパラオの海。私は本の虫であり勉強ばかりしていたが、弟は酒を飲み遊んでは
喧嘩ばかりしていた。終いにはバイクの事故で死んだ。馬鹿な弟であったが、私は彼に憧れてもいた。存在の本質の象徴として、言うなれば
私は認識であり、彼は情熱であったからだ。
彼の言葉を思い出していた。そこには韜晦も衒いもなく、単純ではあったが同時に純真であり、透徹した、澄み切った心地よい素直さがあった。
「なあ兄貴、この海にこそ、この海の一面の圧倒的な青さにこそ、全ての意味が、真理が包まれているのではないかな」
意識が遠のいていく。その時、俗世間のつまらぬ感傷とは相容れない一筋の涙が、静かに私の頬を伝った。
ふーん、これがNYの実力か。大したことないな。
つーか、あああああああああああああああああああああああああああああって何だよ?w
390 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/20(水) 10:51:20.04
第十九回ワイスレ杯参加作品
>>388 なかなかの速筆!(`・ω・´)
「こ、これをあいつに見せるのか……」
聖痕十文字学園中等部二年、冥条琉詩葉が自室で煩悶していた。
布団の上で仰向けになりながら今学期の通知表を矯めつ眇めつ、だが上から見ても、下から見ても、事実は残酷だった。
体育『5』、その他科目『1』。前期ではかろうじて最低を免れていた『美術』と『音楽』も今期はこの有様。いくらなんでも、まずい。
とどめが担任の所見欄だ。
「いつも明るく元気に学校生活を送ってるのは大変結構ですが、せめて授業中くらい先生や友達の話をしっかり聞くようにしましょう」
「毎朝、生活指導の先生方と果たし合いをしたり、屋上で他のクラスの生徒と妖怪を召喚してバトるのはいかがなものでしょう」
……以下、ゴマ粒の様なフォントで、担任の恨みつらみが連綿と綴られているのだ。
祖父の獄炎斎は琉詩葉の素行と成績には比較的寛容だが、執事の天幻寺、奴にこれがバレたら……。
「絶対にだめだ!殺される!」
琉詩葉の目が恐怖に竦んだ。普段は温厚な冥条家の影執事だが、こと礼儀作法と琉詩葉の成績に関して、彼の沸点の低さと折檻の苛烈さは常軌を逸していた。
なんとかしないと、なんとかしないと!布団をゴロゴロ転がりながら、無い知恵絞って必死に窮余の策をめぐらす琉詩葉に……
「ん?」机の上にある『それ』が目にとまった。
中学に上がった時に、祖父に買ってもらったノートパソコンだ。
「ぬぬ!」琉詩葉は再び通知表を睨んだ。いける!教師の印鑑以外は、全てパソコンでの印字。その押印箇所とて、スキャンしてカラーで印字すれば……!
「勝つ道あり!」
琉詩葉は布団から起き上がって携帯を手にとった。
「もしもしコーちゃん?うんあたし、君さ、パソコンとか得意だったよね?」
ブラウザとメーラーしか使ったことのない琉詩葉は、パソコンに詳しいクラスメートに電話をかけた。
「ちょっとさ、作ってもらいたい書類があるんだけどさ……え、忙しい?」
琉詩葉が眉を寄せた。
「コーちゃん、これは『お願い』じゃないの、でないと先週の『あの話』エナちゃんに教えちゃおうかな〜」
級友の弱みは逐一把握している彼女が、口の端を歪めてよこしまな笑み。
もはや手段は選ばない。なんとか通知表を『偽造』して、この危機を乗り切るのだ。琉詩葉の目に、いかがわしい決意の炎が燃えていた。
「やっちまったな……これからどうしよう」
狭い部屋の壁際にある、ベッドの上で仰向けに寝転びながら、彼は途方にくれていた。天井からぶら下がっている蛍光灯が、今にも切れそうに点滅を繰り返している。彼はその様子を見て、幼い頃好きだったテレビのヒーローを思い出した。
「この点滅が止まったら、あのヒーローみたいに、俺の人生も終わっちまうのかな……」
そう呟いたあと、彼は急激に不安になった。
――俺はまだ、終わりたくない。そう思いながら彼は寝返りを打ち、天井から目を背けた。
その時、しばらく開けていなかった戸棚が、彼の視界に入ってきた――あそこには、何を入れてあっただろう。幾ら考えても、思い出せなかった彼は、ベッドから起き上がった。そして古ぼけた木製の棚に、近づいていく。
扉を開けると、中には色あせた図鑑があった。それはヒーロー大全集という図鑑で、彼が小学生の頃に、親にねだって買って貰った物だった。
――これ、懐かしいな。中を見るのはいつ以来だろう。そう考えながら図鑑をめくっていると、大好きだったヒーローのページに、封筒が挟まっていた。
その中には、三万円入っていた。彼はそれを見て、昔へそくりしていた事を思い出した。予想外の出来事に、彼は得した気分になった。
だがこんな金額では、家賃も払えなかった――この金で、最後の勝負をするしかない。そう決意した彼は、部屋を飛び出し再びパチンコ屋へ向かった。
店内に入った彼は、足早に目的の台があるシマへ向かっていく。勝負をするパチンコ台は、決まっていた。
――最後は、こいつに賭ける。彼は大好きだったヒーローが描かれた機種に座り、なけなしの現金を投入した。
時間の経過と共に、次々と銀玉が吸い込まれていく。全ての玉が尽きようとしたその時、スーパーリーチがきた。ヒーローの胸に付けられた、シグナルが点滅する。
――頼む、頑張れ、怪獣なんかに負けるな。彼は必死で祈った。台の照明が激しく輝き、ヒーローが必殺技の光線を放つ。とどめを刺された怪獣は、力なく倒れた。
「やった! 勝った! ざまあみろ!」
彼は思わず叫んでいた。心が少年時代に戻っていたのだ。目の前で活躍を続けるヒーローの姿を夢中で見つめながら、彼はヒーローに感謝した。
――俺の人生を救ってくれて、ありがとう。
393 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/20(水) 13:49:56.08
心安らぐ眠りは、美紀を包む液体が流れていく音で終わった。美紀を覆う開閉式のカプセル・ガラスが音を立てて開く。美紀は長い眠りでだるさを感じる体を起こした。
高い天井に広い部屋。ここはカプセル・ホール。当時の医療技術では治せない病気を、治すことが可能になるであろう五百年先まで死地に向かう病者たちを眠らせておくという日本医学会が提唱した夢の計画の地。
目覚めた美紀は明るいホールを見回した。この部屋にはカプセルが百台設置されており、全員が同時間帯に眠った。美紀は、しん、と静まり返るホールに違和感を覚えた。どのカプセルも開いていないのだ。つまり、美紀以外は眠っているようだ。
(ちょうど五百年で目が覚めるように設定されているはず……)
カプセルから抜け出て、おぼつかない足取りで隣のカプセルに近寄る。カプセル・ガラスの向こう側には穏やかな表情で老婦人が目をつむっている。目覚めていない。急にうすら寒くなった。早足で他のカプセルを見回ったが、全員が眠っている。
「誰か……! いませんか……!」声は虚しくホールに響いて消えた。自分以外が何故か起きずに眠り続けている……。
いや、自分が先に起きてしまったのかもしれない。それならば、すぐに自分のカプセルに戻り、眠りにつきたかった。だが、操作は医療技術者にしかできない。
美紀は包帯の巻き付いた自分の手のひらを見た。血がにじんでいた。一度傷ついた体の傷は二度と元に戻らず、血液量が減っていき、やがて死に至る。それが美紀の病だった。
カプセルに入る前に、傷は縫合して包帯を巻いていた。液体から出てきたために、病気が進行し始めたのだろう。
大型の扉近くに電話があったはずだ。美紀はカプセル群をかいくぐり、電話に向かった。自分の手足から血の匂いがする。明るく清潔なホール、しかし、誰もが眠っている。底冷えのする孤独を感じた。
受話器を取ると、無音だった。つながっていない……! 扉に近づき、手をかけたが、巨大な扉は少しも動かない。
「ちょっと! 開けて! 死んじゃうわ!」しかし、扉は、ホールは、皆は何も音を立てない。美紀だけが、起きてしまっており、その事を美紀だけしか、知らない。
美紀は息も絶え絶えになった頃、ようやく悟ったのだった。誰もが眠っているなら。ここから出られないのなら。私はここで血にまみれ、死んでいくのだ……、と。
395 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/20(水) 15:05:33.84
『鏡の中の君へ』 スレ・ワイ/著
おまえ、酷い顔してるよ。ほら、涙拭いて鼻かんで。ああ、顔も洗っておいで。大丈夫? 落ち着いたかい? 吠えて噛みついてばかりいたら人は君の元から去るだけだよ?
ここは不幸自慢するところじゃないよ。慰めてもらったり同情してもらえなかったからって、そんなに拗ねるなよ。自分の足で立つ気がない奴には、誰も手を差し延べてはくれないよ。
他人を否定したら、自分も否定される。当たり前だろッ! ――ほら、またひとつ、君は学んだね。
この世界で、君一人が、苦しんでるわけじゃないよ。みんなそれぞれに何かしら悩みがあるものだし、また何かあっても、ちゃんと乗り越えてきたんだ。
現実世界で手を貸してくれる友人を探しなよ?
でも、しばらくは人間不信のままかもしれない。自分を肯定してもらえないと、またそのままこの世から消えたくなるかもしれない。
でもね、君が自分の力で立とうとすれば、必ず誰かが力を貸してくれるよ。なぜって程度の差こそあれ、大抵の人には辛い出来事に遭って、苦悩したり挫折したり、があるからね。きっと君のことを理解してくれるよ。
みんな、自力で立ち上がり、前を向いて歩いてきたんだ。もし前がないのなら、横でも隣の道でも後ろでも、方向を変えて歩きだす。それでもやっぱり一人じゃ無理なときがある。その時に、誰かが力を貸してくれたんだ。みんなそうやって助けられてきた。
だから、他人を否定し、頑なに拒絶して、独りを選ぶなよ。
好きな小説はあるかい? 共感できる小説は? 何でもいい、とにかくたくさん読むといい。こんなところにいても君は変われないよ。
外に出てごらん。空はきれいかい? 鳥のさえずりが恋の歌に聞こえないかい? 外に出なきゃ、誰も君の心の鍵がどこにあるのかわからないよ。
鏡の中の君。自分に負けるな!(了)
397 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/20(水) 17:46:03.55
感動して、全仏が大泣きした!
たかしは部屋のベッドで仰向けに寝転んでいた。ただぼけっと天井を見つめ、時間の経過を待っている。それが彼の日課だった。
長い引きこもり生活により、彼は楽しみを無くしてしまったのだ。時間が来たら親が運んでくるご飯を食べ、眠くなったら眠りにつく。そんな毎日だった。
だがそれ以外にも、彼が毎日する行動が、いくつかあった。それはトイレや、煙草を吸うことだった。部屋でするわけにはいかないため、トイレは仕方なく行っていた。煙草に関しては、長年続けてきたせいで、半ばニコチン中毒になっている。
彼は天井を見つめたまま手を伸ばし、そばにあった煙草の箱をとった。だが中には、一本も残っていなかった。寝返りを打ち、部屋中を見回す。
するとテーブルの上に、煙草の箱がもう一つあった。彼はベッドから起き上がり、その箱を手に取った。だがそれも空だった。イラついた彼は、煙草がありそうな所を探した。しかし幾ら探しても見つからない。
彼は少しでも気をまぎらわそうと、テレビをつけた。夕方のニュースがやっている。春一番がどうたらと、彼には興味の無い番組だった。
我慢の限界にきた彼は、部屋を出た。階段を降り、親がいる筈の居間に向かう。だがそこには誰もいなかった。どうやら親は、出掛けているようだった。あてが外れた彼は、どうするかしばらく考えていた。
煙草を買う金はあったが、外に出るのが嫌だった。だが結局、禁断症状には勝てなかった。彼は意を決して、煙草を買いに行くことにした。ちょっとだけの辛抱だ。すぐ帰ってこればいい。そう思いながら、彼は家を出た。
グレーのスエット姿でうつ向きながら、近所の煙草屋へ急ぐ。程無くして自販機に着くと、彼は煙草を二つ買った。それをポケットにしまい、再び家を目指した。
その時女の声が聞こえてきた。彼はびくりとして声のほうを見た。すると視線の先に、三人組の可愛らしい女子高生がいた。彼は近づいてくる女子高生達に笑われるのは嫌だと思い、目をそらそうとした。
だが次の瞬間突風が吹き、三人のミニスカートがひらりと捲れあがった。彼は女子高生達が履いている、それぞれのパンティーを目に焼き付けた。
そして、恥ずかしそうにしている三人とすれ違ったあと、家に帰った。
自分の部屋に戻ったたかしは、ラッキーストライクを吸いながら、たまには外に出るのも、悪くないなと思っていた。
>>381 ファンタジーや歴史物、SFなら絶対に必要
極端な例だが中学生が受賞してラノベデビューした作品とか酷い
中華風ファンタジーのありがちな作品だけど、現実の国家の社会制度などを勉強したこともないらしく
舞台となる架空の国をまったく書けていない
やはり知識の土台作りは大事
加藤元気は朝に弱い。というか、全般的に何に対しても弱い。強いのは煮えたぎるエロへの情熱のみであった。
その朝、目覚まし時計を再三鳴り響かせて、昼前にようやく起き上がった。加藤は目覚まし時計などというものに無理に起こされたという不条理な怒りを感じたが
そもそも、目覚まし時計をセットしたのは加藤であり、それにいまだ頼らざるをえない生活をしているのは加藤の経済状況の悪さと自己管理の甘さが原因であったのは言うまでもない。
しかし、加藤はそんな事に気づくような人間であるはずもなく、不愉快な気持ちでくまさん柄のトレーナーを脱いだ。樽のような腹が姿を現し、いつものように顎にたまった脂肪が邪魔をしてパジャマが引っかかる。
うー、なんでこんなに首回りが小さいんだ、と加藤は不満を心に浮かべたが、それは見当違いで
単に背の低い体の割に無駄に大きな頭、さらにそれを自身の暴飲暴食によりぶくぶくと膨らませた加藤が悪いわけであるのだが、先ほども述べたとおり、そんな事には気づかないのである。
ひいひい、と息をあげてパンツ一丁になった加藤は、股間を見つめ、よしよし、今日もいきり立っているな、と誇らしい気持ちになり洋服に着替えるのであった。
四畳半のアパートの部屋は狭く不衛生であったが、加藤の稼ぎではこの部屋が精いっぱいであった。もちろん風俗に通う回数を減らせば、もっといい部屋に引っ越せるだろうが
風俗に行かないくらいなら死ぬ、いや死ぬのも怖い、だから生きる、風俗に通うために生きる、と加藤の頭の中は引っ越しという選択肢はなかった。
年中置きっぱなしで雑然としている机に何かの割引券が一枚、ほんの少し顔を出しており、それが風俗のものであることに刹那で気づいたのは、さすが風俗通いの加藤であった。
割引券を拾い上げると、なんと五千円オフである。絵柄と店名を見てみれば、人妻専門店であるようで、加藤の大好物であった。さらに十五分延長と書いてあれば、これは使わざるを得ない、と使用期限を見てみれば、なんと今日中である。
財布を確認し、人の好い大家さんにまた嘘八百を並べて家賃を待ってもらわねばなるまいと思うと心がちくりと痛んだが、割引券に目を落とせば、股間はギンギンなのである。
加藤は目覚ましに起こされた時の不愉快の気分はどこへやら、すでに期待と妄想で充満した心を躍らせて朝食に準備に取り掛かるのであった。
>>396 二人称小説の抜粋に見える!
ただし主人公が何に悩み、誰に諭されているのかがわからなかった!
主人公を励ます誰かの言葉の内容はよくわかる!
二人称としては拙い59点!(`・ω・´)
402 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/20(水) 20:12:53.99
>>401 おい、おかしいだろ。
誰でもいい、答えてくれ。
>>396のやつって、
主人公が鏡に向かって、つまり自分に向かって、しゃべっているってオチだろ?
そうとしか読めないんだが、どうだ?
>>403 鏡に映った自分って前提が一番最後に最後に書いてあるだけだし、
そこにたどり着くまで、俺には主人公が誰かを慰めているように読めた。
>>404 むしろタイトルで気づくから、
最後の最後の一行は要らないだろ。なんか不自然だ。
ワイさんも皆さんも当たり。
それ他スレで書かれてた文を無理に小説仕立てに直したらしい。
>>403 なるほど、鏡の中の自分にエールを送っていたのか!
そうなると辻褄が合わないようにも感じる!
自分の中で答えが出ていながら、鏡の中の自分にエールを送る必要があるのか!
二重人格と仮定するには要素が乏しい!
鏡の中の君とは語り手の親友なのかと思った!
親友は自分の殻に閉じこもっていた! 語り手には鏡の中にいるかのようによく見えていた!
そのような類いの話かと思った理由に『君へ』がある! なぜ他人事のような態度なのか!
最初の解釈が正しいとしても辻褄の部分で減点となり、点数には然したる影響はないように思う!(`・ω・´)
そんなややこしい受け取り方になるわけが分からんちん、量読んでるから逆になのか
409 :
404:2013/03/21(木) 02:03:41.73
>>405 それでも冒頭にそれらしく思わせる一文が欲しいよ。
自分が酷い顔をしているのを自嘲してお前と呼ぶ出だしから始まったら、
苦悩と向き合う姿として素直に読めた気がする。
エイチビーよりも少しだけ硬い、エイチという硬さの鉛筆を使って彼女は絵を描いている。
彼女の手はやさしく、羽毛でも払うかのように、カンバスの上をかろやかに移動していく。繊細で、しなやかなその動きは、木から木へ飛び跳ねる鳥のようだ。
彼女の手の側面に付着した鉛色の汚れが、時折夕日に照らされて、銀粉のように眩しかった。
絵を描く彼女の顔は真剣で、一瞬たりともカンバスから目をそむけようとはしない。だから僕はどことなく呼びかけるようにして、彼女の方を見やりながら、ぼーっと佇んでしまっていた。
いくら彼女が真剣で忍耐強くあったとしても、オフホワイトのカンバスの上を舞うように行ったり来たりする彼女の手は、そのうちにきっと疲れて羽を休めたくなるだろう。
その時を、その瞬間を僕は一種の期待と多くの恐れを持って密やかに待ち望んでいる。
彼女は自分の存在に気がつくだろうか。
気がついたら何を思うだろうか。嫌われるか、何の興味も示されないか。
そんなどうでも良い、いやらしい芥子粒のような思考が僕の頭を掠めた。
ふいに彼女は描くのを止めた。
今まで真剣だった彼女の顔が一変してやわらぎ、声をかけてきた友人の方を向いて、何かを話している。
銀粉にまみれた彼女の手は、カンバス立てのふちで静かに休んでいる。
何分間か話した後、彼女は再び絵の方に向き直った。先ほどと同じく、彼女の手は軽やかに動き、時には梢に止まる鳥のように一箇所に、それ程長くではないが留まり、そしてまた飛んだ。
それらを幾たびも繰り返した後、カンバスにはいつの間にか、美しい形をした名も知れぬ花の姿があった。薄くて硬い線を何本も積み重ねられたことによって、その花はひっそりと世界に姿を現し、そして彼女の前で静かに咲いた。
絵が完成するのはあと少し先のことだろう。
しかしきっと彼女はその花の産声を既に聞いている。
彼女の顔は和らいでいて、僕は静かに嫉妬した。
411 :
410:2013/03/21(木) 02:31:02.70
あー字下げがー
iPhoneだと上手くスペース開けられないみたいです。
ご勘弁を。
412 :
410:2013/03/21(木) 02:46:15.40
重ね重ねスマソ。
410はワイ杯参加ではないです。
普通に評価してくれると有難いです。
>>410 >だから僕はどことなく呼びかけるようにして〜
(どこの誰に呼び掛けるようにしたのか!)
主人公はどこに佇んで彼女を見つめているのか!
カンバスに描かれた絵を見れる位置にいるのか!
彼女の後ろに立っていたとして彼女の手の側面が見えるのか!
主人公が目視できない幽霊に思えた60点!(`・ω・´)
414 :
410:2013/03/21(木) 04:29:12.34
>>413 評価していただいてありがとうございます。
仰るとおりであります。
文書の枝葉にこだわっているうちに
基本的なことを投げやりにしてしまいました。
ちゃんとした文章書くの大変すなぁ。
VIPでも礼儀正しくな
何もしないで後悔するくらいなら行動して悔やんだ方がいい。
親父の口癖はいつしか俺の教訓になっていて、思えばそのせいで深く考えもせずに行動して裏目に出ることの方が多かった。
今回も間違えてしまった。気を取り直すためにベッドで仰向けになる。
最近、テレビでよく観る中性的な顔立ちのイケメンアイドルと目が合った。天井にポスターを貼るなんて趣味がいいとは言えないな。
居心地が悪くなって寝返りを打つ。今度は取り返しのつかない間違いと向き合う羽目になった。ため息を大げさに吐きながら起き上がる。
「でも、ま、いっか。気持ち良かったし、お前もそうだろ?」
「……」
「いいじゃねぇか、お前の大好きな大好きなアイドルが相手だったんだしさ、それにお前が悪いんだぜ、俺をつけ回すなっつったろ?」
「……」
「……聞いてんのか、クズがっ!」
顔を思いっきり蹴りあげた。横たわる全裸の女は蹴りの勢いで仰向けになり力なく崩れる。
腰を落とし女の顔を覗く。鼻は潰れて原形がわからない上に血で赤黒く変色し始めていた。
また、やってしまった。忘れてた、もう心臓止まってたわ。
親父の教訓のせいで少し短絡的になってるな。とりあえず、掃除頼むか。
スマホを取り出して所属する芸能事務所の社長に電話をかける。
「……社長、粗大ゴミの処理よろしくぅ」
>>416 >原因は数日前から手足に出来始めた、爪を立てたせいか赤く腫れている湿疹だ。
(おかしいとまでは云えないが間怠い!)
原因は数日前から手足に出来始めた湿疹だ。爪を立てたせいか赤く腫れている。
(順番を入れ替えるだけで読み易くなる!)
>何度も打った寝返りは何度目だろうか。
(意味の重複気味!)
何度も寝返りを打った。
(このように一つに纏められる!)
短い文章の中で体言止めが多く使われていた!
あまり多用すると目立たせたい部分の効果が薄れる!
文章の流れにぎこちなさがあるものの、落ちは悪くなかった62点!(`・ω・´)
419 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/21(木) 07:43:18.98
母は認知症のせいで顔をぼくの顔を忘れてしまったらしい、毎日顔を合わせてるのに話しかける度に怪訝な顔をして足早に去っていく。
毎日毎日こんなことをしていたせいだろうか、ぼくの心は少しずつ摩耗していった。
減っていくものは増やさねばいずれはなくなる。
ぼくにとっての心の摩耗に対する抵抗作はコミックにビニールカバーをつけないコンビニに通って立ち読みに行くことだった。
そして、今日もコンビニに向かった。
見慣れた店内、いつものようにコミックのコーナーに一直線に向かう。
人気のコミックの新刊が最上段に所狭しと並べられていた。
ぼくは最上段、右端の最後列の新刊の手にとり最後のページを開く。
そこには二枚に折られた紙が挟まっていた。
それを店員に気づかれないように手に取って開くと、綺麗な字で「読書が趣味です、あなたのお趣味は?」と書かれていた。
そう、これがぼくの立ち読みに通っている理由だ。
知らない人との手紙のやり取り、かれこれ半年ぐらい続いているが互いの名前どころか性別すらも知らない。
だけど、これだけが唯一ぼくの心を癒してくれた。
あらかじめ返答を書いてきた手紙をポケットから取り出し、最後のページに挟む。
そのコミックを元の場所に戻し、足早にコンビニを立ち去る。
ぼくの返答はこうだ
「ぼくも読書なんですよ、気が合いますね。
>>420 間違って投稿しちゃっなんで、こっちに続き書きます。
よければあなたの名前を教えて頂きませんか?」
ついに聞くことができた。
期待に心を踊らせながらぼくは家に帰った。
翌日、ぼくはコンビニに向かった。
店内に入り、コミックコーナーに向かうと知らない店員がコミックの置いてある棚の整理をしていた。
また新しい店員が入ったのか、そう思いながらいつもの場所にあるコミックを手にとる。
そして、いつものように最後のページを開くと手紙が挟まっていた。
それを手にとり、ゆっくりと開いた。
そこには綺麗な字で「ぼくも読書なんですよ、気が合いますね。よければあなたの名前を教えて頂きませんか?」と書いてあった。
良かった、やっと名前を聞いて貰えた。
知らない店員に気づかれるのも厭わずに手紙をポケットに入れて、コミックを元の場所に戻す。
期待に胸を踊らせながら返事の手紙を書きに駆け足に帰路についた。
それにしてもいつ返事入れてくれているのだろうか?
ぼくの手紙をいれた翌日には必ず返事が入っている、きっとこの人と周波数があっているんだろうな。
女性だったら嬉しいな
Oh…oh no, ちょっとwaitしてくれるかい。まずは今この状況を整理しようか。
meはたった今起きたんだ。随分長く眠っていた気がするよ、インフルエンザになった時のように
足はフラフラ、頭はshaking the skyさ。こりゃまいったなと思ってmeはベッドから起き上がった。
そして何が目に飛び込んだか。真っ赤に染まったベッドと手。 milkと砂利を混ぜたみたいな土気色の肌。
見慣れているけど変わり果てたface。 そう、meが寝ていたのさ。
meはmeだけどmeはmeの精神、実、感情。目の前にあるのはmeの肉体、殻、具象。
心と体が切り離されたならば、体は何になるか。グモンさbaby分かっているだろう? 死体以外の何者でもない。
手首の切り傷を見るに、思春期にありがちな過ぎ去る滾りに身を任せて、meは取り返しの付かない決断を下したのだろうね。
アーハー。 記憶の無いのが残念だ、そして憤慨だ。訪れた滾りは一瞬でも、その根深さは一様ではないからね。
そしてmeはmeのその大きさを誰よりも分っているから、この結末を愚かだとは思わないよ。ヘヘヘン。
けれど、これでは何のためにmeが居たのかわからないな。meはmeのためだけにあったのに。
怒りは理不尽にもわく感情だろう?meが怒るのは筋違いと分かっていても、 へそで茶がboilingしてしまうのは仕方の無いことさ。
ンーフー、一度怒ったら逆に少し落ち着いてきたよ。とりあえず外の様子でも・・・っと、おや、ここから動くことができないようだね。
それもそうだね。meは一つでは一つにはなれない。そうだろう? そこで狸寝入りしているme。目を覚まして、shake handしよう。
そうして死体の中からゆっくりぬるりと伸びてきた手を、落とさないようしっかり掴む。meは黒い瞳でまっすぐにmeを見ているね。
君は消えてしまったんだと思っていたよ、僕。
変化を起こせるのは生きている間だけだよ、me。meはmeを一つにする前にこうなってしまったのだから。
僕が浅はかだったってことか。僕はすべてを捨てたいと思ってたんだ。誰も居ない遠くへいきたかった。
けれど、元々は一つだった僕。今いる僕が僕であるなら、恐怖していたすべてのことがくだらない瑣末事に思えるんだ。
不思議とさっぱりとした気持ちだよ。何もかもくだらない。
さあ、まずは一緒にno_planでno_prayerな慰安旅行とでも洒落込もうか。上へ、上へ、
やるか。久しぶりのワイスレだ。
男は、暇さえあれば妄想ばかりたくましくしているような種類の人間であり、寝ては浮世離れした夢を見て、起きては夢見心地で他愛もない物語を考えていた。
くたびれたアパートの四階であるから、窓から手を延ばせば届きそうなほど近くに電線が走っている。そして、電線に鳥が止まるのはほぼ必然と言っていい。
毎朝、男が起きて換気の為に窓を開けると、二日に一度は同じ鳥を目にするのだった。その鳥は鳩でも雀でもないが、それ以外の留鳥の名前なんて男は知らない。
種類がわからなくても、灰色の翼を横切る白い模様さえ見れば、男は一目でその鳥を判別する事ができた。
男はお得意の妄想で、それを幸せの青い鳥にしてみたり、神の遣いにしてみたり、はたまたラブロマンスの主人公に仕立てあげることもあった。
男が微睡んでいると、その鳥が窓の内側に居た。そして言うのだ。
「今日からあなたは私です。自由に羽ばたいて、思うがままに生きなさい」
それに男は返す。
「私は縛られているのがいい。自由に生きれば、きっと形をなくしてしまう。取り留めのない思いつきが、忘れ去られていくように」
それきり鳥は話さずに、男が気づけばどこにもいなかった。その日から、窓の外で見かけることもなくなった。
やがて、男は儚い妄想のようにひっそりと死んだ。
しかし、どこか不思議なアパートの住人たちは口を揃えて言う。
彼は鳥になったのだ、と。
男は、暇さえあれば妄想をたくましくしているような種類の人間であり、寝ては浮世離れした夢を見て、起きては夢見心地で他愛もない物語ばかりを考えていた。
くたびれたアパートの四階であるから、窓から手を延ばせば届きそうなほど近くに電線が走っている。そして、電線に鳥が止まるのはほぼ必然と言っていい。
毎朝、男が起きて換気の為に窓を開けると、二日に一度は同じ鳥を目にするのだった。その鳥は鳩でも雀でもないが、それ以外の留鳥の名前なんて男は知らない。
種類がわからなくても、灰色の翼を横切る白い模様さえ見れば、男は一目でその鳥を判別する事ができた。
男はお得意の妄想で、それを幸せの青い鳥にしてみたり、神の遣いにしてみたり、はたまたラブロマンスの主人公に仕立てあげることもあった。
男が微睡んでいると、その鳥が窓の内側に居た。そして言うのだ。
「今日からあなたは私です。自由に羽ばたいて、思うがままに生きなさい」
それに男は返す。
「私は縛られているのがいい。自由に生きれば、きっと形をなくしてしまう。取り留めのない思いつきが、忘れ去られていくように」
それきり鳥は話さずに、男が気づけばどこにもいなかった。その日から、窓の外で見かけることもなくなった。
やがて、男は儚い妄想のようにひっそりと死んだ。
しかし、どこか不思議なアパートの住人たちは口を揃えて言う。
彼は鳥になったのだ、と。
「う……」
カーテンの隙間から朝の光が差し込んでくる。目蓋を通しても眩しいそれを厭い寝返りを打つ。
──カサッ
っと何かが落ちる音。
「んぁ?」
回転数の上がらない頭で何とか理解したのは、何かが落ちた音だ。
嫌な予感に重くて持ち上がらなかった目蓋を勢い良く開き起き上がる。音の聞こえた方へ細めた目を近づける。
寝起きな事も相俟りぼやけた視界だが、そこに有る筈の存在が無い事だけははっきりと解ってしまう。
「ああぁ……」
情け無い声を上げベッドの上で項垂れた。小学生からの相棒が居なかったのだ。
家族より、親友よりも多くの時間を共に過ごした相棒が消えていた。
どうやら寝返りの際に叩いてしまい、それに気を悪くして何処かへ行ってしまったらしい。
彼を探すのは非常に難しい、何せ猫より小さく身軽なのだ。
結構な強さで叩いてしまったので、ベッドの下に潜ってしまったのかもしれないし、結構遠くまで行ってしまったのかもしれない。
彼は音を立てない。その為見付けるには此方から探し回る必要が有った。だが生きる為に彼の助力が必須だ。
部屋から出てない事だけを気休めに、床を這い彼を探し始めた。
探し始め何分経っただろう、捜索は難航した。何せ捜索こそ彼が得意とする分野であり、今までは彼に頼り切りだったのだ。
彼を探す為に彼が欲しい、如何ともし難い歯痒さだが、今は諦める他無い。近くには居ないと考え、ベッドから離れる事にする。
この時に少しだけ注意深く行動していれば、と激しく後悔するとも知らずに。
──ギチッ!
嫌な音が頭蓋に響く、そしてそれ以上に嫌な感触が足の裏から全身を巡って脳へ昇って来た。
「あ……あ……」
手を震わせて足元を見下ろす。
真っ直ぐな二本の足は片方が無残に折れ曲がり、胴体も一部が取れて転がっていた。
長年の相棒の見る影も無い姿に絶望が這い上がって来る。
親に話せば新しい相棒を買ってくれるだろう。しかしそれは長年を共にした相棒では無いのだ。彼の代わり等何処にも居ないのだ。
だが何時までも嘆いては居られない。優しく彼の亡骸を抱え上げ、彼に別れを告げる。
気分を無理やり切り替え、今日の予定を組み直す。非情だとは思うが、次の相棒を探さなければならない。
「眼鏡屋……行かなきゃ」
>>420-421 >母は認知症のせいで顔をぼくの顔を忘れてしまったらしい〜
(最初の『顔を』は不要!)
>ぼくにとっての心の摩耗に対する抵抗作はコミックにビニールカバーをつけないコンビニに通って立ち読みに行くことだった。
(抵抗作は抵抗策! 抵抗でもいいが対抗策の方がいいかもしれない!
『通って』と『行く』は似たような表現なので、『通って』を省いてもよい!)
>ぼくは最上段、右端の最後列の新刊の手にとり最後のページを開く。
(書き方がまどろっこしい!)
ぼくは最上段、右端の新刊を手に取り最後のページを開く。
(話に関係のない箇所は省いた方が読み易くなる!)
>あらかじめ返答を書いてきた手紙〜
(主人公はコミックに挟まれていた紙の内容を知っていた! 一度は中身を目にしないと出来ない行動!
人の出入りが激しいと思われるコンビニで、そのような遣り取りを半年も続けられるのだろうか!)
主人公の『ぼく』が認知症に罹っているのか! または『ぼく』と云う他人の可能性もある!
文中でぼかし過ぎて二つの異なる意味を持った掌編になった! 主人公の動きが不規則な点も物語を複雑にした!
最初のぼくの時にはコミックに紙が挟まっていた! 二回目のくだりでは手紙を持って帰っていた! そのせいで別人の可能性が生じた!
文章の粗さもあって読み易くは無かった60点!(`・ω・´)ちょっとおまけ!
428 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/21(木) 12:46:09.49
>>420-421 認知症と云うよりも高次脳機能障害のように思えた!
ワイの感想!(`・ω・´)
430 :
第十九回ワイスレ杯参加作品:2013/03/21(木) 14:24:10.04
暗く湿った朝だった。男はワラの寝床で目を覚まし、そのままじっとしていた。食事が運ばれる時間のはずだが外から人の気配は感じられない。
村のウタリが姿を消してからもう、陽が五回昇っていた。地面に接した肌からは寒さがジワリと伝わってくる。
寝返りをうった男の目に立てかけられた祭具が映った。シケレペニで作ったイナウである。父親から受け継いだものだ。
男の父親は手先が器用だった。彼の作ったイナウを奉げたならば、災いをもたらすウェン・カムイでさえも、ウタリに恵を与えるとされた。その、いまは亡きイナウ作りの名人の最後の作品がそれだった。
見つめているうちに、男はなにかがいつもと違うと感じられた。
シケレペニの肌が濁ってきているのではないか。棒の先端に繁らせた幣もケが抜けたかのように枝垂れている。
村のウタイがこの地を去って、悲しんでいるのか。しかし、彼らはカムイ・コタンを見捨てた者たちである。そんなウタリがいなくなったからといって、カムイは悲しむだろうか。
男は関節の痛みをこらえながら体を起こした。寝床を出てイナウに近づく。父親の削り出した木肌が目の前にある。
年を経ているとが信じられないほど清浄な美しさがあった。
なぜ悲しげに見えたのか。これほど稀なエナウが、ウタリに悲しみを感じさせるなどとは聞いたことがない。ましてやそのウタリはこのカムイ・コタン最後の村人であり長老、エカシなのだ。
男はエナウを手にしてチセを出た。チセのある丘からかつてウタリが住んでいた村が一望された。黒い煙が上がり、和人が数人、泥酔し雑魚寝している。
防具をつけたままで、隙間からは日に焼けた肌が覗いている。塵埃に加え、乾いた血液らしき汚れがついていた。
兵士たちから離れて女もいた。女はどこの山のキムン・カムイであったか、熊の毛皮を纏っていた。女たちがなぜ連れられているかは明白だった。エカシは悄然と立ち尽くした。
「……エカシ、エカシ」
どれほどの時間そうしていたか、ふと、背後から声をかけられていることに気が付いた。灌木の切れ目から幼い子供の顔が浮かんだ。
長い距離を走ったのか上気し息を切らせている。その顔が手を伸ばすと、そこにはスダジイの実がつまった器があった。ウタイの子、アテルイだった。
握り締めたナイフが、血に染まっている。目の前に横たわる死体を眺めながら、俺は彼女に電話をかけた。
「――終わったぞ、ヒトミ。あいつは殺したから、もう安心だ。これから自首する」
(ありがとうリョウちゃん――私待ってるから、何年でも、待ってるから)
その後の俺に与えられた部屋は、狭く汚い牢獄だった。小さなベッドに寝転がるぐらいしかやる事がない。コンクリートの天井を見つめながら、俺は長い歳月を過ごした。
ある時ふと寝返りを打つと、壁に取り付けられている、小さな鏡が目に入った。丸坊主で髭面の、しけたツラが写っている。あと何年ここで過ごすのかと考えると、気が遠くなった。
でも後悔はしていない。彼女が救えたならば、それでいいと思っていた。
彼女は面会には来なかった。親に止められているのかも知れない。だが手紙をくれた。俺はベッドから起き上がり、小さな机の上にある、封筒を手に取った。
『リョウちゃんお元気ですか。私はあなたのおかげで、元気に暮らしています――また逢えることを夢見て、いつまでもリョウちゃんの帰りを待っています』
ここを出たら、また彼女と普通に暮らせるのだろうか。人殺しの俺でも――そんな事を考えながら、俺は長い刑期を過ごした。
その後彼女からの手紙は、一切来なかった。誰か別の相手を、見つけたのかも知れない。俺はそれでも構わなかった。彼女が幸せになってくれるのならば、それでよかった。
「503番、出ろ」
十年以上の月日が流れ、俺は出所する事になった。刑務官と共に出口へ向かう。
「もう二度と来るなよ。元気でな」
「お世話になりました」
塀の外へ出た俺は、春の日射しを浴びながら、行くあてもないままに歩き出した。突然吹き付けてきた強風に煽られ、足が止まる。
「リョウちゃん――だよね?」
その時背後から、女性の声が聞こえた。振り返ると、十年の歳月を経ていても、忘れる筈がない彼女の姿が、そこにあった。
「――元気そうだな、ヒトミ」
「リョウちゃんも――お互い歳とっちゃったね」彼女はそう言って微笑んだ。
「一緒に帰ろう、リョウちゃん」
「――本当に、俺でいいのか?」
「あなたじゃなきゃ、だめなの」
彼女は俺の手を掴み引き寄せると、ぎゅっと抱き締めてくれた。
「お帰り、リョウちゃん――」
「――ただいま」
432 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/21(木) 14:49:18.25
433 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/21(木) 14:51:02.25
今回文がうまいのが多いな。アイデアで勝負するしかないんだが…何も思いつかん。
今回は常連コテ勢は参加してんのかい?
冷淡にも見える主治医の色のない表情。それとは対照的に浮かれた様子の家族達。
分っていた。自分がもう長くはないことに。
私は息子夫婦の家にいた。主治医が入院を勧めたのを、息子夫婦が断ったからだ。
おそらく私の遺産が目当てなのだろう。
体が鉛のように重い。汗がじっとりと気持ち悪い。窒息しそうなくらい咳が止まらない。
「お父さん、大丈夫?」
家族は優しい。それが建前上でも今はありがたかった。汗で滲んだ、私の体を起こし、全身をタオルで拭ってくれる。スーッと熱が引いていく気がした。
「またくるからね」
息子夫婦の決断に私は異議を唱えなかった。ターミナルケア――。延命を目的とせず、身体的苦痛や精神的苦痛を軽減することによって、人生の質を向上することを目的とした措置。
薬も注射もご免な私にとって、それは朗報だった。
家族は私の意思を尊重してくれている。だから入院を断った。そう思っていた。
昨日までは――。
無機質で味気のない、棺桶のようなベッド。体を軋ませながら、寝返りを打ち"アレ"を見る。
台座の上に丸い筒のようなものが乗っかっている。その中央には黒い機械的な眼球。
静かにねっとりと嘗め回すようにこちらを凝視している。
"ペットの様子をスマートフォンで確認!外出時でもあなたのペットを見守ることができます"
そんな謳い文句だっただろうか。CMでやっていた、ペット用監視カメラ。
重たい身を起こし、ねっとりと見詰め合う。
最初に気付いたとき、背筋が凍るような思いをした。精神を蝕む音が聞こえた。
私はもう"人間"ではないのか。ろくに動けず、ただ餌を与えられるだけの老人はペット同然。
そう暗に言われている気がした。
そのことについて何も言わない。私も息子夫婦も。
おそらく、外出時に容態が急変しても、駆けつけられるように。あるいは遺書の隠し場所を把握するためと、理由は色々あるんだろうが、その憶測は疑心暗鬼を呼び、心を腐食させる。
妻に先立たれ、老い先短い私には生きる理由も、意味もない。
だから静かにその時を待とう。この身が屍になるその時まで。
437 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/21(木) 20:51:39.40
昨日の夜の事だ。遅い時間だった。
よく眠っていた筈だったが布団のすぐ横に確かに人の気配があったから、飛び起きて、拳骨かまえて睨みつけてやった。
いる筈のない奴が、くっきりとした輪郭で正座していやがった。
俺だ。
だから直ぐに俺は、アアこれは夢なんだと決め込んだ。
どうせ夢なんだから、何ぞ面白いことをやってやろうと思った。夢なら、何をやってもお咎めなしだ。
「おいお前。もっこりパンツ一丁か。おかしな格好だな」
そう言って、俺の前で仁王立ちしてやった。
俺が履いていたのは、おとついネットで見て気になっていた、白のメンズビキニだった。
学生時代は筋肉質だった俺の、何年か前から余分な肉が付きだした腹を軽く蹴ってやった。
蹴り心地は、意外に固かった。
「いやあ、まったくお恥ずかしい」
俺は蹴られたくせに、営業中によくやるヘラヘラ笑いを浮かべていた。
「ほんと、お恥ずかしい限りです」
俺の声だった。
「おいお前。立て」
「あ。あー、はい」
俺が正座を崩して、ゆっくり立ちあがった。
俺は反対にズッと屈んで、俺の腰に両手を回して、むっちり白い俺の股間に、ゆっくりと顔を近づけた。
「あ! 今日は1日中歩き回って蒸れて股間が臭くなっていますから駄目ですよ! すっかり蒸れて、物凄くサキイカ臭くなっていますから!」
俺のイヤイヤを聞きながら、白布のもっこり部分に鼻をつけた。
拒否することで相手の気持ちを引っ張る俺の話術を、俺も見習いたいものだと思いながら、深く息を吸い込んだ。
目覚ましの音で、目が覚めた。
やはり俺はいなかった。
俺とはやはり、俺一人しかいない存在であった。
出勤前、鏡の前に立っていつもの営業スマイルを浮かべてみた。いつも通りの俺だ。
そして鏡の中の俺に向かって「駄目ですよ! すっかり蒸れて、サキイカ臭くなっていますから!」そう言った途端、階下から大家さんの元気な声が聞こえた。
俺は慌てて言葉の続きを下げてヘラヘラだけを残し、それを貼り付かせたまま扉を開けて、いつも通りのステップで階段を降り、大屋さんとヘラヘラした挨拶だけ交わして、いつも通りに出勤した。
439 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/21(木) 22:39:43.75
440 :
416:2013/03/21(木) 23:01:47.44
>>418 ご評価ありがとうございました。
体言止めについては、一文を短くするくらいの目的にしか使っていなかったので、
次からは気をつけるようにします。
夢の終わりは随分唐突なものだった。空から振り落とされるような衝撃で目が覚めた。全身汗だくだ。
寝返りをうつと、シーツがびっしょり濡れていて気持ち悪かった。時計の針は朝の七時を指している。かれこれ十四時間寝ていたのか。
なるほど、夢も見るだろう。何となく目覚ましを手にとってまた寝返りをうつ。猫のような狸のような顔の目覚ましの、背中にあるポッチを回す。
アラームを五分後に設定する。最近一睡もできていなかったからアラームの音がどんなだったか思い出したかった。手が焦って上手く針を合わせられない。
悲鳴を押し殺して何とか合わせた目覚ましを戻す。
ふと、部屋の隅に、あるものが目に入った。汚い人。髪なんかボサボサで、死んだような目をしてる人。いつから風呂に入ってないんだろう。見苦しい。
カーテンから零れた光が反射して眩しい。すぐに目を逸らして冷たいシーツに再度寝転ぶ。どうせならアラームで起きよう。その方が踏ん切りがつく。
それに少しでもさっきの夢の続きが見られるかもしれない。そこまで考えて急に自分が情けないような気がした。寝返りをうってさっきの人と向かい合う。
「夢を見ました」
静かな部屋に自分の声が反響する。
「ずっと探してたものが見つかる夢でした」「結局それは散々探したところにあったんだけど」
不細工で、汚れてて、馬鹿な自分を見つめる。夢との差異に笑ってしまう。でも当然じゃないか。
アラームが鳴った。立ち上がって、鏡を叩き割る。朝の光がスパークのように弾けて散っていく。
「ただの夢だった。この部屋にはないみたい」
拳から血が溢れてくる。さあ、とにかく一階の風呂場におりて行こうか。
そこからまた、探すしかないんだ。
442 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/22(金) 06:22:05.44
真打ちは最後に出すもんだ
444 :
ワイ杯:2013/03/22(金) 12:13:35.03
寝返りを打ったら親の遺産の限りを現金化したもの、一億円が目に入った。
俺はニートだから、これで残りの人生をしのぐしか無かった。
だから俺は株を始めた。勝った。あっという間に倍になった。
幸せな日々を送ったが俺は満たされなかった。いくら金があっても孤独な人生は辛い。だから俺は猫を飼ったが、それもあっけなく死んだ。しかし、その猫は金華猫だった。美女になって俺のところにやってきた。
そうしてやっと俺は幸せになった。
445 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/22(金) 12:21:05.51
最終日を残して既にエントリー十六作品。
ワイスレ人気は健在だな。
不特定多数の男に好意を抱かれても仕方ない。私が好きになったひとに好きだって言われたいの。
久しぶりに会った高校時代の友人は眉を寄せて鋭利な視線を私に向ける。
「贅沢だね。高校のときからアンタはいつも、迷惑だ、なぁんて言いながら周りの幸せも奪うクセにさ」
張り詰めた空気を和らげるように、グラスに残る氷がカランッと音を響かせる。
「そんなつもりはないし、言いがかりだよ」
「アンタが知らないだけだよ」
思い出したくない今日の出来事を振り払うようにベッドへ背中から飛び込む。早く眠りにつきたくて腕で両目を覆う。
友人こそ知らないのだ、会話もしたことない男から言い寄られる恐怖を。逃れられない不快な思考の連続に長いため息を吐く。
今夜は満足に眠れそうにないな。寝返りをうつと、窓越しに射し込む月の光りを何かが反射していた。
目線の先にあるそれは私には身に覚えがなく気になって、おもむろに起き上がる。
結論から言えば小型カメラだった。月明かりにレンズが反射したんだろう。どうして、こんなものがあるのか私には薄々分かっていた。
中学生のころ、私のリコーダーが無くなった。翌日には何故か戻ってきたけど、私にはもう一度このリコーダーに口をつける無防備さは持ち合わせていなかった。何をされたかは大体想像ができたから。
当時の記憶が鮮明に駆け巡る。似たような気持ち悪さがこみ上げてきて思わず手が口を押さえる。
不意にテレビの電源が入ってDVDが再生する。画面には小型カメラの位置から真横にベッドが映って、横たわる私は自慰をしていた。
微かに聞こえる喘ぎ声はさらに私の羞恥心を煽る。一刻も早くテレビの画面を消すためにリモコンを探す。
私の周囲にはなかった。忙しなく視線を動かして、目が合う。
玄関の郵便受けから覗く両の目はギラついていて私を放さない。
これが贅沢? 幸せ?
私には、理解できない。
448 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/22(金) 14:48:08.11
「どうして、あんな凶悪な事件を起こしたんだ?」
強い風が吹きつけている高い崖の上で、刑事は若者に訊ねた。
「うるさかったのさ。花が咲いたくらいで、夜通し騒ぎやがって。あいつらは俺の安眠を妨害しやがったんだ。だから皆殺しにしてやった。それだけのことさ」
若者はへらへら笑いながら答えた。
「貴様という奴は……人の命を何だと思ってるんだ!」
刑事は若者の顔面に、拳を叩き込んだ。倒れた若者は地面を転がり、口から垂れている血を手の甲で拭った。
「……殺人が重い罪だってことぐらい、あんたに言われなくてもわかってるさ。だから俺は、これから責任をとるんだ。じゃあな、刑事さん」
そう言うと若者は、崖からダイブした。まるで人形かのように身体をピンと伸ばして、真っ逆さまに落ちていく。
「ちっ、命を粗末にしやがって……バカ野郎が」
刑事は崖下で横たわる若者の死体を眺めながら、悔しそうに呟いた。
その後エンディングの曲がかかり、スタッフロールが延々と流れた。俺はテレビから目を離し、ベッドの上で仰向けに寝転んだ。
まったく、へんな番組見ちまったぜ。明日みんなで花見にいく予定だったのに。よりによって『お花見殺人事件』なんて、こんなの見たら、明日楽しめねえじゃねえかよ。
なんか気分変えれる番組、やってねえかな――。
俺は寝返りを打ち、テレビのリモコンを手に取った。数秒ごとに、チャンネルを変えていく。その時、テーブルの上に置いてあった携帯が鳴り響いた。俺はベッドから起き上がると、テーブルに近寄り電話に出た。
「もしもし?」
『おー、田中だけどさ、明日のお花見中止になったから』
「え? なんでだよ」
『それがさー、来る筈だった女子が怖がってるんだよ。桜は見たいけど、毒殺されたら嫌なんだってさ』
「……まさか、『お花見殺人事件』見たとか?」
『そうそう、それだよ。まったくテレビ局も困った番組やってくれたよな。じゃ、そういうことだから』
「お、おう」
俺は電話を切ると、再びベッドに寝転んだ。――テレビの影響力って、すげえんだな。
450 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/22(金) 19:06:55.05
451 :
秋吉くん:2013/03/22(金) 19:42:29.50
知らんうちに開催されとるがな!
>>451 秋吉、かかって来い。
お前では俺に勝つのは難しいだろうが。
454 :
秋吉くん:2013/03/22(金) 22:03:34.11
かめちゃ〜ん
ジムに行ってきた。3行書いた。
>>453 ほざけ!
ワイ杯の隠し子と呼ばれたこの俺だぞ?
455 :
秋古くん:2013/03/22(金) 22:08:49.21
かめはハゲ
N.Yもパゲ糞
>>455 僕ハゲてないよ!僕の家系はハゲない家系。
自分以外に誰もいない部屋から声が聞こえる。しかし気のせいだろう、と考えて過ごし、ふと寝返りを打ったときのことである。俺の目に異様なモノが飛び込んできた。
畳の上に大量にいるそれは、虫だった。ダニである。しかし大きい。顕微鏡も使わずに見れるのだから、異常なサイズといってよいだろう。気持ち悪いその巨大なダニたちが、一畳の畳を埋め尽くし、なおかつ言葉を喋っていたのだ。
「この日が来るのを待っていたぞ、オトフリート三世! 亡き父の仇を今日こそ討ち、そして奪われた我が祖国を返してもらおう!」
一匹のダニがそう叫んだ。このダニは、よく見ると、別の虫に跨っている。そのダニより少し大きいアリである。まるで馬に乗っているようだった。
「小癪なマルスめ。こそこそと隠れて命を全うすればよいものを。返り討ちにして父のように八つ裂きにしてくれるわ!」
さっきのダニ――恐らくマルスという奴のちょうど反対側、そこにいるオトフリート三世が獣のように吠えた。
よく解らんが、どうやら、この二匹は戦っているらしい。それによくよく観察してみると、そういえば大勢のダニたちはふたつの陣営に分かれている気がする。兵力は同じくらいだろうか。
間違いない。これは戦争だ。祖国を追われた王子と、その仇敵である隣国の王か何かの戦いなのだ。
隣国って何処だっていうセルフツッコミはさておき、思いがけず歴史的な場面に遭遇した気分になり、俺は強く手を握りしめた。
マルス王子の手が振り下ろされる。いよいよ始まるのだ。畳の地面を盛大に揺らして――いるようなイメージで、ダニがカサカサと進軍する。
「あの屈辱の日を思いだせえええ!! 今こそ我が国を取り戻すのだ!」
亡国の王子が檄を発すると、大勢のダニが雄々しく腕をあげて応える。彼らの士気は非常に高かった。敵の頭に噛みつき、鋭い腕で相手の胸を貫く。
戦況は一進一退を極めたが、オトフリート軍の右翼が突出した隙をつき、それを半包囲、殲滅に成功したことにより、勝利の女神はマルス王子に微笑みかけたようであった。
そうして、ついにマルス王子の腕がオトフリートの首級を掴みとったのだ。
「父上! ようやく無念を晴らすこと叶いました……」
感極まった王子の瞳から涙が零れ落ちる。
そこで俺は殺虫剤を振り撒いて奴らを一掃してやった。
虫って嫌いなんだよな、俺。
458 :
秋吉君こと腐煮豚 ◆2itMTGf8Qk :2013/03/22(金) 23:01:30.67
昔は、よく家の外に体があった。
泣く孔雀の子と、それを抱きしめてあやす母孔雀。枕の刺繍は、そういう模様を描いていた。
家の外に体がある時は、ベッドの周りがいつも通りじゃない感じがする。
目を覚まして寝返りを打つ。
乾いた砂が頬を打つ。
別の夜は、寒い海流の雫が髪を打つ。
ある夜なんか、母猿の手を握りしめた子らが皆して、こちらを珍しそうにのぞきこんでいたっけ。
そういう夜が明けた朝は、この耳に聴こえてきた音、目が見たものを、お母さんに教えてあげていたっけ。
「おかあさん、おかあさん、あのね」
あの日は泣きべそをかいていたっけ。
「―きっと、お別れするのが悲しかったのね?」
◇
「おかあさん、おかあさん」
孔雀の色は、今も褪せない。
それを小さな胸に抱きしめて、娘が何か言おうとしている。
教えてくれようとしている。
彼女が見た、砂漠を吹く熱い砂塵の美しさ。
大海の冷たくて塩辛い飛沫の美しさ。
今朝は泣いている。
きっと、あのお猿さんたちだ。
今でも覚えている。
母猿の手を握りしめた子らが皆、抱きしめてくれたこと。
私も一所懸命に、抱きしめ返したこと。
「おかあさん、おかあさん、あのね」
彼女が流す美しい雫。
パパには内緒、私たちだけの秘密の物語り。
「―きっと、お別れするのが悲しかったのね?」
460 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/22(金) 23:09:54.61
461 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/23(土) 00:16:14.32
462 :
第十九回ワイスレ杯参加作品:2013/03/23(土) 01:23:20.32
枕に顔をうずめるようにして、寝返りをうった。ほのかに薬のにおいが鼻の奥をくすぐる。入院して二週間、わたしを包み続けたにおい。
ふと、机の上の携帯に目がいく。するとわたしの視線に応えるように、携帯が音を立てて、震えた。どぎまぎしながら開くと、母からメールが届いていた。
≪手術、頑張ってね≫
おもわず、小さく息を吐き、くすくすわらった。麻酔で寝ているだけなのに、どう頑張ればいいのさ。
二週間前のあの日、わたしは恋人とささいなことで大ゲンカをして、デートを途中で放り出したあげくに、その帰り道で事故に遭った。今でも左腕がほとんど動かない。
彼に事故のことは伝えていない。どうせ、おれのせいだ、とか言っておろおろ泣き出すだろうから。そんな彼を見ると、どうしてもつらくなってしまうから。
だからせめて、手術が終わるまで、伝えないことに決めた。けんか別れしたせいで、二週間、彼からの連絡はひとつもない。そのことが少し寂しいけれど。
「時間になりましたので、手術室へ」
看護師の女性に支えられながら、黙って部屋を出る。病院の廊下はひどく寒く、どこまでも無機質だった。死後の世界みたいだ、と、なんとなく思う。
そんなわたしの不安を感じ取ったのか、看護師の女性の手が、わたしの携帯を握る右手を励ますようにそっと包んだ。
手術室に入る前にそう言われて、携帯に目を落とすと、その瞬間、携帯がまた、震えた。母からかな、と思いながら、開く。
≪元気?≫
そこにあったのは、たった三文字の、ぶっきらぼうな彼からの言葉。
元気じゃないよ、全然……そう苦笑する。それから、どうしようもない悲しみが押し寄せてきた。おぼれそうになって、うずくまる。
なにも知らない彼と、手術室の前でぐちゃぐちゃになっているわたしとの間にある壁は、あまりにも高く、厚い……そのことを強く実感して、なみだが出た。嗚咽をまき散らしながら、右手一本で、メールを返す。
≪お願いだから、ずっとそばにいてください≫
≪もちろん。どうしてそんなこと訊くの?≫
そう言ってくれるだけで、すべて赦されて、また、赦せるような気がした。携帯の電源を切って、看護師に渡す。夢できみに逢えるなら、頑張れる気がするよ……そう思って、前を向いた。
463 :
>>462 訂正:2013/03/23(土) 01:27:40.96
枕に顔をうずめるようにして、寝返りをうった。ほのかに薬のにおいが鼻の奥をくすぐる。入院して二週間、ずっとわたしを包み続けたにおい。
ふと、机の上の携帯に目がいく。するとわたしの視線に応えるように、音を立てて、震えた。どぎまぎしながら開くと、母からメールが届いていた。
≪手術、頑張ってね≫
おもわず、小さく息を吐き、くすくすわらった。麻酔で寝ているだけなのに、どう頑張ればいいのさ。
二週間前のあの日、わたしは恋人とささいなことで大ゲンカをして、デートを途中で放り出したあげくに、その帰り道で事故に遭った。今でも左腕がほとんど動かない。
彼に事故のことは伝えていない。どうせ、おれのせいだ、とか言っておろおろ泣き出すだろうから。そんな彼を見ると、どうしてもつらくなってしまうから。
だからせめて、手術が終わるまで、伝えないことに決めた。けんか別れしたせいで、二週間、彼からの連絡はひとつもない。そのことが少し寂しいけれど。
「時間になりましたので、手術室へ」
看護師の女性に支えられながら、黙って部屋を出る。病院の廊下はひどく寒く、どこまでも無機質だった。死後の世界みたいだ、と、なんとなく思う。そんなわたしの不安を感じ取ったのか、看護師の女性の手が、わたしの携帯を握る右手をそっと包んだ。
「電源を切って、携帯をこちらに預けてください」
手術室に入る前にそう言われて、携帯に目を落とすと、その瞬間、携帯がまた、震えた。母からかな、と思いながら、開く。
≪元気?≫
そこにあったのは、たった三文字の、ぶっきらぼうな彼からの言葉。
元気じゃないよ、全然……そう苦笑する。それから、どうしようもない悲しみが押し寄せてきた。おぼれそうになって、うずくまる。
なにも知らない彼と、手術室の前でぐちゃぐちゃになっているわたしとの間にある壁は、あまりにも高く、厚い……そのことを強く実感して、なみだが出た。嗚咽をまき散らしながら、右手一本で、メールを返す。
≪お願いだから、ずっとそばにいてください≫
≪もちろん。どうしてそんなこと訊くの?≫
そう言ってくれるだけで、すべて赦されて、また、赦せるような気がした。携帯の電源を切って、看護師に渡す。夢できみに逢えるなら、頑張れる気がするよ……そう思って、前を向いた。
464 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/23(土) 01:32:46.13
465 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/23(土) 06:28:31.13
第十九回ワイスレ杯のルール!
名無しの書き込みを必須とする!(名乗った場合は通常の評価に移行する!)
設定を活かした内容で一レスに収める!(目安は千文字程度、三十二行前後!) 一人による複数投稿も可!
通常の評価と区別する為に名前欄、もしくは本文に『第十九回ワイスレ杯参加作品』と明記する!
ワイが参加作品と書き込む前に作者が作品を修正する行為は認める!
今回の設定!
浮かない顔の主人公が自室のベッドで仰向けになっていた! 何とはなしに寝返りを打つ! その時に一つの物が目に入った!
おもむろに起き上がった主人公は物と向かい合う! 何を思っているのか! どのような行動を取るのか!
作者の感性と閃きが勝敗を決めるかもしれない! 時事ネタや春の季節を取り入れてもよい!
応募期間!
今から土曜日の日付が変わるまで! 上位の発表は投稿数に合わせて考える!
締め切った当日の夕方に全作の寸評をスレッドにて公開! 同日の午後八時頃に順位の発表を行う!
今日が締め切り!(`・ω・´)
自宅アパートのベッドの上で、私は仰向けになっていた。
この時間には、いつもであれば夏の蒸し暑さから逃れるため眠っているはずなのだけど、今日は天井を眺めていることしかできないでいる。
汗ばんだ背中が気持ち悪くて思わず寝返りを打つ。しまったと思った途端にベッドが大きく傾いて、私は情けなく悲鳴を漏らして転がり落ち、フローリングに叩きつけられた。
打った鼻が痛くて涙が出た。目尻を両手でごしごしと擦り、それから部屋のベッドとは反対側に置かれた黒い箱を睨んだ。
家庭用ストーブくらいの大きで、表面にはボタンが一つとコンセントしか付いていない。それが私の睡眠を妨害している元凶の『反重力装置』だった。
夏休みの前半に友達との旅行で散財をしてしまい、慌てて手に入れたアルバイト情報誌。破格のモニターの仕事が載っていて、渡りに船と応募してみたところ運良く当選し、その箱が今日の夕方に届いたのだ。
同封された書類には、電源を一日入れたまま使用したレポートを提出してほしいと書かれていた。
よくわからないまま電源を入れてみたけど、音もしなければ何かが出たりもしない。部屋の中を見回してみると、パイプベッドだけが六十センチセンチくらい浮かび上がっていた。私が驚くのと同時に隣の部屋から悲鳴が響いたけど、私は聞こえなかったことにした。
端に手を置いて体重をかけると簡単に傾むいたので、寝る時には体重で床に着くのかと思った。だけど、真ん中だけはどれだけ押し込んでもびくともしない。一番安心できるはずの私の寝床は不安の塊と化してしまっていた。
箱の電源を切れば元通りになるのだろうけど、アルバイト代は惜しい。夜になって寝るためによじ登ってみたら、予想通り安定感が全く無くてすぐに転げ落ちた。
そして三回目に転げ落ちたのが今だった。
これを朝まで続けなければいけないかと思うと気持ちが暗くなってくる。ひんやりとした床に寝そべったまま思案に暮れて――床で寝てしまおうと思いついた。どうして気付かなかったんだろう。
タオルケットをベッドから引き摺り下ろして体にかけた。揺れない場所で寝られるのって幸せなのね、と思ったところでようやく眠ることができた。
翌日、私は床で寝たからか転げ落ちたせいか、どちらが原因とも分からない体の節々の痛みへの憤りを原稿用意にぶつけ、郵便ポストに投げ込んだ。
467 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/23(土) 08:28:49.55
『……こら、だめだって……そこはだめっ……もう、だめだって言ってるでしょ?』
耳に入ってきた女の声で、聡は目を覚ました。時刻は深夜だった――こんな時間に、何してるんだ。そう思いながら、部屋の壁を睨んだ。
隣の部屋には、女子大生が住んでいる。声の主は、おそらく彼女だろう――眠いんだから、静かにしてくれ。
『……あんっ、ちょっと、やだっ……やめてったら……あんっ』
再び響いてきた声で、彼は目を見開いた。何だか様子がおかしい。聡はベッドの端へ寄り、聞き耳を立てた。
『いやっ……そんなところ、いじらないで……あんっ、だめっ……もうやめてっ』
これはまさか――彼の耳は、ダンボのようになっていた。
次第に激しくなっていく女の声で、聡の息子は、ギンギンに立ってしまった――もう我慢出来ない。彼はパンツを下げて息子を握った。
『あんっ、やだっ、それ以上動かされたら……もうだめっ、あんっ』
た、たまんない――聡は脳内で妄想しながら、激しく息子をしごき続ける。
『あん、だめっ、中はだめだって、出さないで、あんっ』
声と共に絶頂を迎えた彼は、息子から白い液体を大量に放出した。呼吸を荒げながら、快感の余韻に浸る。
『……もう、だめだっていったじゃない。こんなにいっぱい出しちゃって、どうするのよ』
聡はそばにあったティッシュで、汚れた身体を拭いた。そして壁から離れると、彼は罪悪感を感じながら、寝返りを打った。
すると棚にある美少女フィギュアが、聡のほうを冷たい目で見ていた――サクラちゃん、そんな目で俺を見ないでくれ。彼はベッドから起き上がり、フィギュアの向きを変えると、再び眠りについた。
「あっ、おはようございます」
翌朝仕事のため部屋を出た聡は、隣の女子大生と顔を合わせた。小さな犬を連れている。相変わらず可愛い娘だった。こんな娘に中出しなんて、羨ましい男もいるもんだ。
「おはようっす……あれ、犬飼ってるんですか?」
「はい。最近飼い始めたんですけど、イタズラっ子で困ってて、昨夜も大変だったんですよ……今夜はちゃんと言うこと聞いてね、アン」
彼女はそう言って、愛犬を撫でた。
なんだ、そういうことだったのか――やましい事をしてしまったと、聡は再び罪悪感にさいなまれた。
469 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/23(土) 09:57:58.66
秋田次郎は狂っていた。
彼は今、真剣に悩んでいる。窓から入ってきた桜の花びらが、某国の送りこんだ超高性能スパイロボなのではないであろうか、と。
「何故僕の居場所が……。ちきしょー、やつらは研究を盗む気なんだ」
そう呟いた次郎の部屋には正体不明のガラクタがそこかしこに転がっている。彼は自分をタイムマシンを開発している天才科学者だと思っているのだ。
が、もちろん、それはただの妄想にすぎない。次郎は己の不遇な人生を認めることができず、ついには我を失ってしまったのである。
「この研究は僕だけのものだ」
ふひひ――と笑って次郎が掴んだのは、何の変哲もないフラフープだ。それを壁際に持っていき、ガムテープで固定する。その後、金と銀の折紙を細かく切ったものを、糊でべたべたと万遍なく貼っていく。
「もう飛べる。僕は飛ぶぞ。だ、誰が他人に! これは僕の栄光なんだ」
次郎は床を踏み鳴らして大声をあげた。
すると、彼の部屋は二階であったから、また妙なことをしているのかと心配になった母親のチエがやってきた。
「どうかしたの?」
部屋のドアがノックされ、控えめな声が聞こえた――瞬間、次郎は恐ろしいことに気がついてしまった。この母親は、偽者だ。某国ではすでに、アンドロイドの開発に成功していると聞く。
そのアンドロイドは他人の声を真似することができる。
次郎の咽喉から悲鳴がでた。
「止めろ、こっちに来るな!」
「今日のあなたいつもより変よ!?」
チエの声に焦燥の色が混じり、彼の許可もないのにドアを開こうとする。普段のチエでは考えられない行動だ。もはや勘違いなどではない。
次郎はさっとドアに飛びつき、反対側から押さえた。
「騙されないぞ! 本物のお袋をどこへやった!?」
チエの力は恐ろしいものだった。これが機械の力なのか――と戦慄した次郎は、引きこもって枯れ木のようになった腕に必死の力を込めた。
だが駄目だ。開かれる。もう逃げるしかない。
次郎は覚悟を決めた。ドアを放し、床を強く蹴った。そしてフラフープに頭から飛び込む。過去に跳躍して逃亡するのだ。
彼はフラフープを潜った瞬間、タイムトンネルのような空間に出ると思っていた。
しかし飛び込んだときに最後に認識できたものは、首の骨が折れる生々しい音と、発狂した母親の悲鳴だけであった。
期限がきたら恒例の予想を書くか
472 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/23(土) 11:46:02.45
朝起きた。今日が楽しみで仕方なく、いつもより早くに目が覚めた。仄暗い空は、夜と朝の境界線を彷徨うかんじ。
みんなが楽しみにしている今日だったが、特に僕はそうだった。今日は僕の誕生日でもあるのだ。
「世界にはたくさんの子供たちがいるけれど、お前ほど今日を楽しめる奴はいない」僕がプレゼントを開ける前に、パパがいう台詞だった。
そうだ、僕ほど今日を楽しめる奴はいないんだ。なのにどうしてこんなにも悲しいのだろう。
僕は天井を見つめるのをやめて、もう一度それをよく見ることにした。
鍛えられた肉体に黒ブリーフを履いて、申し訳程度に赤帽子と白髭をつけたほぼ全裸のサンタさん。
それはパパだった。ああ繰り返すが、パパだった。大変なことをしてしまったと青い顔で、力なく椅子に座りこんでからはただ銅像のように固まっている。
手にはクリスマスのプレゼントがあった。
なんということだろう。昨日いとこのライアンが、
「えっまだサンタを信じてるのかい?馬鹿だなぁ、あれはパパたちが演じているんだよ」
なんていったもんだから、
「ん!馬鹿はお前の方だぜ。君頭はいいんだけどどっか抜けてるところがあるよな」
とからかったところなのに。なんてこったい、正しいのはライアンの方だったんだ。
彼が言うようにパパがサンタさんを演じていたんだ。しかしそれにしてもなんてひどい恰好だろう。
髭をつけるという発想があるならまず服を着るという発想があってもいいように思えるのにどうしてブリーフ一丁で僕の部屋に来ようと思ったのだろう。
まあどうせママとベッドでいちゃついてたんだろうよ。パパはそれが大好きだからな。僕はそれを知っているんだぞ。
早く寝なさいなんて言っておきながら自分たちはベッドの上ではしゃぎまわっているんだ。
僕はベットの上ではしゃぎまわるなんてマナー違反したことないね。いい子にしてないとサンタさんがプレゼントをくれないからさ。
いやまてよ……そうだ!サンタさんはパパだったんだ!
僕は我慢の限界を感じて起き上がった。怒りに体を震わせながらパパの前に立つと、パパは「よし」と何か決意したようにまっすぐ僕を見据えながら、裏返った震え声でもって、
「やあサンタさんだよ! いい子にしてたかな?」
朝日が差し込み、ペットのグレンがわんわん鳴いている中、僕はまたひとつ大人になったのだろう。
たすけて、たすけて。闇の中で幽かな声が聞こえた。
人の声だ。私は束の間、まどろみから覚める。
鬱陶しいな。でも、すぐに消える。私は再び眠りにつこうとした。だが、
たすけて、たすけて。私の中で何度も悲鳴がリフレインする。おかしい。私は寝返りをうつ。
一瞬、青や紫に輝くオーロラがたなびいて、私の身体を追いかける。多頭蛇や闇蟲達が慌てて私の周りから逃げ去っていく。
静謐に満ちた闇の中を、無限に広がり漂う私の身体。
現世の狂騒や、惨苦の悲鳴も、ここではあえかなさざめきにすぎない。
そんなものが何故、私のまどろみを妨げて、こうまでイライラさせるのか。何かが、気になる。
私は闇の中に眼を象った。いくつもの黒珠のような複眼がキラキラと虚空に生じて、現世を覗き、悲鳴の元を辿る。
見つけた。悲鳴の主は、少女だった。まだあどけなさの残る貌を恐怖に引き攣らせて、必死に助けを呼んでいる。
暗い路地裏に少女を追いつめているのは、痩せぎすの体を黒いコートで覆った一人の中年男。
右手のナイフを少女の脇腹に突きつけて、欲望に眼をギラつかせながら、いやらしく嗤っている。
……もう無い私の脇腹が、かすかに疼いた。
あの顔、思い出した。私にナイフを突き立てた、あの男だ。
私を殺した後も捕まることなく、いまだにあんなことを繰り返しているのか。
凍てついた筈の私の心が、微かにさざめいた。私の心臓に、緑色の焔が灯る。
私は決めた。もはや現世に未練など無いが、そうまで私の眠りを邪魔すると言うならば……
いいだろう。私は男を見る。あいつが血や苦痛に淫するというのなら、
現世でもない、この闇でもない、もっとふさわしい世界に連れて行ってやろう。
来い。私は命じる。無限の闇の彼方で、私を構成していた私の断片がチラチラと瞬く。
私に私が集まってくる。
まだ27%の私が冷たい肌にそれを感じる。
曠野を吹き荒ぶ砂塵
路地に転げた屍を焼いた灰
暗い波間に燐光を瞬かす夜光虫
かつて私であった私の断片が私に収束してゆく。
私は、現世に身体を成した。
476 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/23(土) 14:51:49.52
ことが終わった。充足感は引き潮のように遠のいてゆき、そこにはいつものように湿った浜辺が広がった。高度な思考はままならない。まどろみと現実の境は薄く、まだ波の音がする。いや、あれは濡れた道路を走り抜ける車の音だ。部屋は黴臭い。俺は陰気な浜に一人佇む。
飲み過ぎた。ベッドは俺の牢屋だ。
今日も起きる事はできないだろう。
どこかの部屋から聞こえてくる言葉のわからないテレビ音声、そして過ぎ去る時間そのものをわざとらしくアピールする時計の針の音。
ぼんやりとした天井を、どれだけの時間眺めていたのか。地底から押し寄せるような不快感は、いつしか俺の全身を包み込んでいた。
死と眠りの匂いを嗅げと言われたら、こう答える。
「いつも嗅いでいる。それは黴臭いこの部屋の空気だ」
だが、生命と覚醒の匂いもまた悪臭であったとは。
俺は鼻腔を刺激し始めた異臭に、たまらず寝返りをうった。
その目に飛び込んだのは……いやそれだけでなく俺の柔らかい頬をびちょりと濡らしたのは、白いシーツ全てを塗り変えんとばかりに浸食している、黄色い染みだった。俺はついに自力で起きあがり、訴えた。
「尿を出させていただきました。 恐れ入りますが何とかして頂けないでしょうか」
「尿を出させていただきました。 恐れ入りますが何とかして頂けないでしょうか」
でかい女が慌てた様子でやってきて俺を見ると、目を丸くして嬉しそうに笑い出した。
まだ幼稚園の厳しさを知らない俺の、とある物憂げな雨の日の記憶だ。
恐ろしい夢を見た。線路に降り立った私。恐ろしい形相で叫び、私に腕を伸ばすホームの人々。
私はふと線路の先を見る。まばゆい光が迫っていた。ああ、列車がやって来る。腕を構え、光をさえぎろうとする。
しかし、そんなことをしても何にもならない。私に凄まじい速度で列車の前面がぶち当たった。
「……!」
汗びっしょりになり、私は目覚めた。夢だったのか。薄暗い部屋、横に向けた顔の先には暗い床が見えた。その向こうには闇が見える。ふと、床に何かがあることに気づいた。
それは二つの曲がった太い木の枝のように見えた。壁の方から何かの生き物の低い息遣いが聞こえる。
あれを俺に……。あれは私が……。何かを話し合っている。私は目を細め、探るように壁を睨む。しかし、そこには真っ暗な闇が広がるばかり。
起き上がろうとして、(……足りない)と気づいた。起き上がるには、腕が足りない。床に転がっているのは、私の腕だ。
「……!」
汗が額を伝った。
悪い夢を見た。線路に降りる私と腕を伸ばし叫ぶ人々、眼前に迫る列車。それから夢を見た気がするが、思いだせない。その時、薄暗い部屋の先の闇が囁いた。あれは俺に……。あれを私に……。
床に目をやると何かが転がっている。曲がった木の幹を思わせるそれは二本転がっている。闇から黒い腕が伸びるのが見えた。その腕が床のそれを一本つかむと、ずずっと、闇に引きずっていく。
それが何か私は分かった。今、私は動けない。あれは私の足だ。
「……!」
私は目を開いた。床には何かが転がっている。既視感を覚えるが、思いだせない。闇から声が聞こえる。あれこそ私が……。いいや、俺が……。
闇から何本もの腕が伸びる。そのうちの一本の手が床のそれをつかんだ。ずるずると引きずっていく。そうか。あれは私の胴体だ。
「……!」
真っ暗な部屋。ぼんやりと天井が見える。
冷たさを頭に感じた。まるで床の上に転がっているような感触だ。私は何か夢を見ていた。そうだ。列車に轢かれる夢だ。ホームから腕を伸ばす人々は必死に私に叫んでいた。
その腕は私に……。その足は俺に……。その胴体が欲しい……。その顔が欲しい……。
その声が、また横の壁から聞こえる。何かが迫ってくる微かな音が聞こえる。それが耳のそばまで達した時。
私の頭は突然何かに、つかまれた。
志乃は鉛のようになった体をベッドに落とす。今日のアルバイトは悲惨なものだった。
料理に文句をつけ、支払いをゴネた女との口論が中々終わらず、最終的に、料金を半額しか取れなかったのだ。
突き出した下唇、デキモノのある肌、虹梁鼻。女の顔は肥えた豚のように醜く、今でも志乃をいらつかせる。
「あれは恥を知らない顔よ」
そう吐き捨てて寝返りを打つ。すると、三好高校の通学鞄が目に入った。今日の出来事が得意科目の生物と結びついて、志乃は呟く。
「どうして、あんな人が未だに生き残っているんだろう」
人類が現れて、もう何千年も経つ。だから、ああいう人間は、もう淘汰されているはず。
どうして今も存在しているのか、わからない。醜女の先祖は醜女のはずだ。それなら子孫が残せるわけがない。
魅力的な女だからこそ、それに惹かれる男がいるのだ。それなのに、何故、わたしは現代でクレーマー女を見るに至ったのか。
「たまたま? そんなわけない、ああいう人が生き残る理由が、何かあるはず」
志乃は枕に顔をうずめ、考えを巡らせる。途中で眠ってしまいそうになる。もう疲れてしまっているのだ。
しばらくして、志乃は答えを見つけた。
ああ、わかった、女なら誰でも良いという男がいたんだ。なんて下品な男だろう、それならあの豚みたいな女が生まれてもおかしくない。
女は被害者……というのは言いすぎだけど、本当に悪いのは性欲任せの男だったんだ。
志乃は震えながら言う。
「うう、おぞましい、男ってけだものね、最低!」
そのとき、志乃はあることに気がついた――もしかしたら、すでにそんな男が自分の身の回りにいるかもしれない。
起き上がって、携帯に手を伸ばすと、同級生の男の子とのメールを振り返る。こうして見てみると、そのどれもから、微かに身の危険を感じた。
肌が泡立つような感覚があったので、それから逃げるように、メールを次々と削除していく。
単なるクラスメイトだからといって油断できない。何故なら、世の中の人はみんなそういう人であるから、当然、この男の子たちもそうなのだ。
メールを削除し終えると、志乃は安心し、華奢な体を丸め、就寝した。
志乃はこれ以降男性と会話すらせず、生涯独り身で子供を儲けなかった。
30いくか
481 :
ワイ杯参加作品 「誰だよ」:2013/03/23(土) 19:55:11.10
眠りから覚める直前、夢と現実との境界があいまいに歪んだ。脳の奥で不快な破裂音がした。
目を開けると、視界の端に違和感があった。またか、と思い気が滅入ってくる。今日はこれから奈津子とデート
だというのに。
寝返りをうつと、男と目が合った。おびえた目。俺が起き上がると、男もゆっくり身を起こした。
「誰だよ、お前」
男はベッドの上に正座して、両肩をすぼめ、うなだれている。
「なあ。毎朝毎朝、知らん間に俺のベッドにもぐりこんで、何がしたいんだ? ホモか?」
男は怯えているようで、どこかふてぶてしい。俺は苛ついた。年は俺と同じくらいで、三十そこそこだろう。丸顔で
髪はボサボサ。水色の寝巻きなんか着てやがる。
二週間前から続いている怪奇現象……思い当たる原因は、ひとつだけあった。
ちょうど先々週の土曜日、奈津子と竹間山へ出かけた。前日の雨で道がぬかるんでいたため、一時間ほど歩いた
あたりの岩場で俺は脚をすべらせ、後頭部を打ってしまったのだ。暫く気を失ったが、幸い体は無事だった。
ところが翌日から、男が出現するようになったのだ。
俺はベッドから立ち上がり、腕組みをして見下ろした。
出て行け! ……いつもなら俺はここでそう叫ぶのだが……いい加減、うんざりしていた。こいつに自分の存在
を思い知らせてやれば、出てこなくなるかもしれない。俺はできるだけ優しい声で、語りかけた。
「なあ、お前……お前って、本当は実在しないんだよな。俺が作り出した幻なんだろ。幻覚ってやつ、だよな?」
あの時頭をうったせいで……と言いかけたとき、男は突如顔をあげ、陰鬱な笑みを見せた。
「いやいやいや……」ぼそぼそとザラつく声だった。「それは、あなたの方でしょ」
脳の奥で不快な破裂音がした。
☆☆☆
白衣の男が二人、ガラス越しに個室の中を見ていた。部屋にはベッドがひとつだけ置かれており、水色の病院着
を着た丸顔の男が、ベッドの上で正座したままぶつぶつ何やらつぶやき続けている。
「あの患者、ずっとあんな状態ですか」
「ああ、この二年間、まったく改善してないね。頭を強く打って脳に障害が残ってしまった」
「身よりもいないんですね」
「婚約者がいたようだが、回復の見込みがないことを知って……まあ、無理もないね。さて、次の患者は……」
遠い夢を見ていた。懐かしい木漏れ日。少し汗ばんだ母の背。木に停まる蝉。
すべてがきらきらと鮮やかで、心の奥をひりひりとくすぐる。
その暖かさに涙が出そうになる。青い空に向かって手を伸ばす。触れるような気がして……
そこで私は暗闇の中へ投げ落とされる。
夢から覚めるその瞬間はいつも乱暴であったけれど、正しい場所に立ち戻たのだという
安心感が私の胸の中を包んでいた。
いつもの暗闇の中、着替えようと枕元に備えておいた衣服に手を伸ばす。
手を這わせシャツのボタンの位置を確かめ、順々に着替えていく。
と、そこではたと手を止めた。音が流れ込んでくる。
優しい旋律だった。ころころと耳の奥から体を、心を振わせていく。
穏やかで暖かで、けれど時々陽気に飛んだり跳ねたり。
ふふ、思わず声が零れた。その音に合わせて、少しだけ喉を鳴らしてみる。
小鳥のように、流れ落ちる水のように、空気を照らす陽光のように。
さまざまな景色が心の中で生まれては消えていく。
先程から等しく私を囲む果てない暗闇の中で、世界がぽうぽうと明かりを灯していく。
最近引越してきた隣人が、気まぐれに奏でる音たち。
それを私がいつもこっそり盗み聞いていて、しかもこんな風に楽しんでるなんて知られたら、怒られてしまうだろうか。
遠い夢だった。私の瞳が世界を写していた頃の、私が幼い子供だった頃の。
私の記憶が見せる、幸福で、けれど少し意地悪な夢。
昔は夢から覚めるのが悲しかった。けれど今は、あまりそうは感じない。
私の目の前に広がる世界が色付けることを知ったから。
私の小さな、けれど確かな幸せを見つけたから。
遠い夢を見ていた。懐かしい木漏れ日。少し汗ばんだ母の背。木に停まる蝉。
すべてがきらきらと鮮やかで、心の奥をひりひりとくすぐる。
その暖かさに涙が出そうになる。青い空に向かって手を伸ばす。触れるような気がして……
そこで私は暗闇の中へ投げ落とされる。
夢から覚めるその瞬間はいつも乱暴であったけれど、正しい場所に立ち戻ったのだという
安心感が私の胸の中を包んでいた。
いつもの暗闇の中、着替えようと枕元に備えておいた衣服に手を伸ばす。
手を這わせシャツのボタンの位置を確かめ、順々に着替えていく。
と、そこではたと手を止めた。音が流れ込んでくる。
優しい旋律だった。ころころと耳の奥から体を、心を振わせていく。
穏やかで暖かで、けれど時々陽気に飛んだり跳ねたり。
ふふ、思わず声が零れた。その音に合わせて、少しだけ喉を鳴らしてみる。
小鳥のように、流れ落ちる水のように、空気を照らす陽光のように。
さまざまな景色が心の中で生まれては消えていく。
先程から等しく私を囲む果てない暗闇の中で、世界がぽうぽうと明かりを灯していく。
最近引越してきた隣人が、気まぐれに奏でる音たち。
それを私がいつもこっそり盗み聞いていて、しかもこんな風に楽しんでるなんて知られたら、怒られてしまうだろうか。
遠い夢だった。私の瞳が世界を写していた頃の、私が幼い子供だった頃の。
私の記憶が見せる、幸福で、けれど少し意地悪な夢。
昔は夢から覚めるのが悲しかった。けれど今は、あまりそうは感じない。
私の目の前に広がる世界が色付けることを知ったから。
私の小さな、けれど確かな幸せを見つけたから。
484 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/23(土) 20:25:09.56
485 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/23(土) 20:26:12.77
486 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/23(土) 20:28:56.05
日付が変わるまで静観の構え!
作品が出揃ったところでまとめて書き込む!
ちょっとビールを飲んでくる!(`・ω・´)ノシ
アンカの個数制限て有ったなそういえば
目が覚める場面から始まる話は駄作(ありがちすぎるから)
なんて話を聞いたことがあったけど、これだけ数が集まるって事は
やっぱりイメージが広がり易いシーンなんだな
目が覚めて始まるだけで駄作って、全部読んでないだけだろ
490 :
秋吉君ことデラ豚麻呂男 ◆2itMTGf8Qk :2013/03/23(土) 20:40:53.03
さすがワイ杯やで!
勢いが違うで!
みんな、うまいな
勝てそうにないわ
明日のみんなの感想に一回でも入ってりゃいい方かな
深い眠りから覚め、吸血鬼は闇の中で物憂げに目を開いた。
干からびた身体をゆっくりと動かしてわずかに寝返りを打つと、壁に掛けられた十字架が目に入った。
「神よ、ようやく私にも安息の時が来たようだ」
かつてナイル川であった深い峡谷の端、今は小高い丘にすぎないピラミッドの地下深くに横たわり、
吸血鬼は千年の眠りと千年の微睡みを繰り返しながら、死の訪れを待っていた。
赤く膨張した太陽が地上のすべてを焼き尽くし、あらゆる生命は遠い昔に消え去っていた。
「神よ、なぜあなたは私にこのような運命を強いたのだ」
それは目覚めるたびに、数えきれぬほど繰り返されてきたつぶやきだった。
「もはや善も悪も存在せず、統べるべき民がいないのだから勝者もいない。
神よ、あなたがいるなら答えて欲しい。闇の王と呼ばれたこの私は何者だ」
吸血鬼の問いかけに応えるように、これまでの長い年月の記憶が奔流となって溢れ出してきた。
古代の美しい王妃、贅を尽くした夜ごとの宴、人が初めて空を飛んだ日、月に残された足跡。
重力をコントロールする精緻な方程式、時空を跳躍する動力、地球を捨てて旅立った人々。
かつて血を分け与え、数世紀を夫婦として共に暮らした女は、その髪の手触りまではっきりと蘇った。
それは同時に、たったひとりの息子からの嫌悪と拒絶、そしてその無残な死をも蘇らせ、胸が痛んだ。
――おまえは役目を果たした。我々は満足している。
吸血鬼が最後の眠りにつこうとするとき、力強い声が暗闇を揺らした。
「あなたは神か」そう声に出して言ったのか、思っただけなのか、吸血鬼にはもう分からなかった。
――我々はおまえを回収する。
――おまえはこの星に文明が起こり、そして消滅していくまでを、その目で見、その耳で聞いた。
――生命に知性が宿り文明が起こる時、どの星にもおまえのような不死のものが送られる。
――そして文明が消滅し、不死のものが死を迎えるとき、その記憶は回収される。
――集められた文明の記憶は、宇宙をより深く理解するために参照される。
冷たい石室を柔らかな光が包んだ。
さらさらと身体が溶けていくのを感じながら、吸血鬼は亡き妻の名をつぶやいた。
「マリア」
吸血鬼の手から、古い槍の穂先が滑り落ちた。
冬樹は自室のベッドに寝そべりながら、しきりにチーズ・クラッカーを齧っていた。同じベッドで半日前に齧っていたのはジンジャーミントの香りのする女のクリトリスだが、冬樹はその二つの間に何の違いも見出していなかった。
「この匂い、そんなに気に入った? 個人輸入してるの」
そう言って彼女は口移しで味の無くなりかけたガムを冬樹に「産卵」してきた。
冬樹はミント系の香りも、それを好む女も気に入らなかったが、しかしそんな事を言い出すと話が長くなる。
冬樹は寝返りをうった。ミントの女は煙草に火をつけた。結局の所、冬樹の性欲(あるいは必要性)のようなものは、チーズ・クラッカーで事足りているのだった。
1ヶ月以上つけっぱなしのFMラジオから、再びプーランクが流れていた。この部屋に住んでいた女を(永久に)送り出した帰り、なんとなく買った旧式のラジオだ。
「あなたには決定的に足りないものがある」
「そうかもしれない」
ミントの女が他の記憶の女と同じ台詞を言ったとしても、自分が平常な気持ちで同じ台詞を返したとしても、驚きはしなかった。なぜならプーランクが流れたのだ。あの時と同じように。
ベッドの端から視線を落としたすぐの床には、吐き出したガムが転がっている。
冬樹は硬くなったそれを摘んで口に入れると、曲に合わせるようにゆっくりと温めながら、舌で引き延ばした。チーズ・クラッカーと混ざったその味は、ひどく複雑だった。
下腹部に痛みを感じた。冬樹は自分の肉体的な痛みには興味がないし、勃起にも興味がなかったが、再び寝返りをうつ必要性を感じた。そして寝返りをうった時はじめて、
シーツの上に「それ」が落ちていることに気付いた。それはうずくまる黒猫のふりをしていた。事実、黒猫に似ている。
冬樹は「黒猫」の背を撫でてその感触を確かめてから、起き上がった。そして本を数ページ読み、鏡を見ながら最終的な選択を口にした。「もう植毛にしよう」
二人で使うには僕のベッドは狭すぎる。
体が半分はみだしてしまっているので、隣で寝ている少年に身を寄せるように寝返りを打った。
少年の寝顔は穏やかで、顔の造りは僕と全く同じだ。頬をぺちぺちとやってみても身じろぎすらしない。更には息すらしていない。僕ご臨終の図だった。
昨日の朝、具合がよくないので学校を休むと母さんに言ったところ、言下に却下された。最近仮病を使いすぎたのがいけなかった。
学校で女子を眺たら元気になるかも。そう思って玄関を出ようとしたら、どさりと音がして足元で僕が倒れていた。
途端に体が急に軽くなった。浮き上がる程。あれが分裂の生みの苦しみかと思ったけど、何か違う気がする。
狼狽した母さんが電話をすると、医者がやってきて僕が死んだ旨を一言で伝えた。
母さんが両手で顔を覆って膝を折る。その姿を見ていられなくて外に出た。
浮いているついでに成仏でもしよう。そう思って飛んでみたけど、それ程高くは飛べないらしい。夕方くらいまで粘って諦めた。
帰ると、僕の体は自室へと移されていて、周りをクラスの連中が囲んでいる。僕はポジション的に女子の敵だったのに、女子の姿まである。
皆押し黙っていたり涙を流したり、僕が失われたことを惜しんでくれていた。
そして皆が帰った後、僕は、僕の横でごろごろしながら、母さんやクラスメイト達の顔を思い出していた。
今更ながら、僕はいい息子でも、いい同級生でも無かった。でも、彼らは皆僕が失われたのを素直に悲しんでくれた。どうせ死ぬなら、少しは恩返しをしておけば良かった。
それも、もうできないのかと思ったけど、ちょっと待て。体はそこにある。魂も横でごろごろしている。もしかして。
右手を僕の体に押し込んでみる。少し力を入れるとずぶりと飲み込まれ、そこから僕は自分の体に飲み込まれた。
気付けばカーテンの隙間から日が差し込んでいる。ベッドに僕は二人居なかった。
一人に戻った僕は、息をしていないし、体温も無くとても冷たい。でも、生き返ったのだから贅沢は言わない。
新しい人生の始まりを祝うかのように、景気よくカーテンを開けた。
途端に日を浴びた体から、じゅうじゅうと焼ける音がして煙が上がる。
おや? と思ったときには僕の体はこの世から消えていた。
ゾンビって日の光はダメなのか。
495 :
秋吉君ことデラ豚麻呂男 ◆2itMTGf8Qk :2013/03/23(土) 23:15:06.14
コラ!そういうのは反則だろw
え、俺?
497 :
秋吉君ことデラ豚麻呂男 ◆2itMTGf8Qk :2013/03/23(土) 23:31:47.22
なるほど。何かやらかしちゃったかと思ったじゃないか
確かにあのオチは反則だな。ビール吹いたわw
「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり!」
地上から俺を呼ぶ声が聞こえる。
「あー、眠みー、だりー、仕事行きたくね〜!」
俺は炎の寝床でもぞもぞしながら、そう呟いた。
最近の、地上の人間からの『発注』の多さはちょっと尋常じゃない。
昔は、年に数軒依頼があれば上々。俺も一つ一つの『案件』に心血を注いだ。
溝鼠に人の言葉を仕込んで標的を怖がらせたり、蝙蝠の群れに炎を灯して古城を丸焼きにしたり。
アーティスティックに悪魔の所業を演出して依頼者を喜ばせたものだ。
代償として捧げられる依頼者の魂も、大層美味に感じたものだ。
だが前世紀が終わりに差し掛かった頃から、様子がおかしくなった。『召喚』の頻度が爆発的に増え始めたのだ。
地上に出た俺達は、その理由を目の当たりにして唖然とした。
『コンピューター』だ。人間達の作り出したその不思議な機械は、
かつては仕込に数カ月、規模によっては人間の一生を要するような『召喚』のプロセスを効率化、迅速化していた。
のみならず、あろうことか、中世では魔術師達の秘中の秘儀だった『召喚』のメソッドが、
今ではオープンソース化され、世界中の人間が共有できるようになっているのだ。
そんなわけで今では、ほとんど毎日、召喚。召喚。召喚。俺達のストレスも限界に達していた。
「我は求め訴えたり」だと?ふざけんな!呪文も全部、自動生成じゃねーか!俺は寝床から力なく叫んだ。
なんとかこの苦役から逃れる術はないものか?
ん?寝がえりをうって、渋々起きあがりかけた俺の目に、それが目に入った。
寝床の端をチョロチョロ駆けまわる、何匹もの『野良魂』たち。
地上での人口爆発のせいで地獄の釜はもう満杯。
魂の価値は下落して今では貯蔵庫に収まりきらない人間の『野良魂』がそこかしこを走り回ってるのだ。
「これだ!」俺は指を鳴らした。そして右手のネコジャラシをクルクルまわすと、興味をひかれて寄ってきた魂の一匹にこう言った。
「君さあ、いいバイトがあるんだけど、どう?」
墓場から一斉に死者たちが黄泉返り、地上の人間達を襲い始めたのは、それからすぐの事だった。
500 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 00:00:52.34
第十九回ワイスレ杯、作品の募集を終了!(`・ω・´)
501 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 00:05:28.25
502 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 00:06:36.02
分量全部で「インストール」ぐらいか。
そらそーよ
いまさらだが、これってこの量でオチをつけることを求められてる?
それとも表現、文章力だけで評価するのかな
つまんねーこと訊くなよ!
総合ですな(小並)
俺の作品に感想つけてもいいんだぜ?
>>510 僕のもよろしく!
今回は、2つ書いたで!
何人参加したんだろうね
>>447 うまいと思うけど郵便受けからテレビが見れるってどうなの?
設定なんてある程度はフレキシブルに考えればいいんだよ
今回のは要するに、自室で何かを見つけた、ってポイントだけが必要なんだろ
ブルーな心境と仰向けと寝返りがいるでしょ
>>447 カメラセットなら無線で飛ばすよね
そのほうがネットにうpされるかもしれない絶望感があっていいと思った
>>522 おれもそこがすごく疎かにされてる作品が多いと思った
極端に言えば寝起きは設定スレスレでしょ
寝起きはいいと思うけどね
自室のベッドで仰向け設定だし
別に寝起きから始まる必要はないでしょ
寝起きで何かを見つけた、それによって登場人物が行動を起こした
書きはじめは行動を起こした後の場面からでも問題ないと思うが
ざっと読んだけど、ほとんどショートショートみたいな小咄だな
話の筋を追わせるだけで、描写、視点、新鮮な文章で読ませるといった余裕が感じられない
やった!
俺の作品に二つもレスがついてる!
寝起きからって言いたいわけじゃなくて、作品全体読んでも設定が見えてこないやつがあるって事でしょ
タイの涅槃仏が寝返りをうってニュースになる、というのを書こうと思ったが、資料調べが楽しすぎて
結局ネットタイ旅行で終わったのは夕べのいい思い出
今回は前回の体罰みたいな抽象的なテーマじゃなくて、物語りの導入的な設定だったから書きにくかったな
まあ俺が優勝だからどうでもいいだろう
今まで最高何作品集まったの?
>>528 一レスで描写は無理だろ。
その三要素でいうなら視点と文章で勝負するしかないな。
538 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 13:25:19.82
>>528 あらかじめ定められた設定があれこれと出てくるコンテストなので仕方ないな。
お題を一つに絞れば、実力差がはっきりすると思う。オリジナルの描写力も問われるし。
539 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 13:50:02.93
ああ、描写が足りてないから、長編書いても安っぽくなるのか……。
540 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 13:52:05.70
描写がなくって会話が多いやつって、嫌になる
文学から外れると思うし
541 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 13:55:34.43
描写をやり過ぎて、説明的になるのも不味いよ。
会話挿入で説明的なものを改められるんだよ。
会話の中で説明的になったら、元もこうも無いけどな。
下手に描写するより素直に書けよ
小説の会話というものは、大きな波が崩れるときに白いしぶきが泡立つ、そのしぶきのようなものでなければならない
地の文はつまり波であって、沖からゆるやかにうねってきて、その波が岸で崩れるときに、
もうもちこたえられなくなるまで高くもち上げられ、それからさっと崩れるときのように会話が入れられるべきだ
544 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 14:01:47.76
>>542 お前、良いこと言うな。
好きなら「好きだ」とストレートに言え。
まわりくどい比喩は使うな。
比喩を多く使うと、小説がどんどんぼやけて来ます。
描写っていうけど作品読んだ人に場面が伝わればいいんじゃね
547 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 14:05:00.29
>>543 君の文章もまわりくどいぞ。
だから比喩は使うな。
素直な文集を心がけよう。
映像作品みたいな小説書きたい人からしたら、台詞で説明するのはテクニックの一つだと思うけど
>>544 好きだ嫌いだを言い合うだけで話が終わっちゃうじゃないかw いわないけどそう思わせる描写あってこそ小説だろ
なんか凄いやつがいると思ったら三島だった。
有名プロが書くぼやかした小説なら深く考えて読んでくれる読者がいるかも知れないけど、素人がそれやるとわけわからんって言われちゃう
553 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 14:19:21.08
描写に頼ってしまって、
言葉を甘く見るのはナンセンス。
日本には美しい形容詞が多くある。
擬態音だって多くある。
描写、描写だと言葉の持つここぞという魔力が現れない。
554 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 14:21:43.94
三島由紀夫、花村満月、蓮実重彦、
天敵同士が入り乱れているな。
一人まともなことを言う奴がいると思ったら三島だったか。
556 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 14:28:58.03
怒涛の寸評!
>>388 窮地に立たされた主人公! 死の間際になって先に亡くなった弟のことを思い出す!
少し硬い文面が感情の流れを制御するものの、青い海に真理を求めた点には惹かれるものがあった!
>>391 学校名や主人公の名前にライトノベルを意識した作りを垣間見た! それでいて文章は至って真面目であった!
内容の流れには破綻がない! 残念なことに落ちもない! 通知表の工作の手前で失速した感がある!
>>392 主人公が自分の昔のへそくりを見つけ出す! 再びパチンコ屋へと向かう! 結果は三万円の資金で大当たり!
主人公の境遇はわからない! 不明ながらもパチンコで大勝したとする! その程度で人生が救われるのだろうか!
>>394 五百年先の未来の医療に託した装置で百人が眠りに就いた! その一人、主人公だけが目を覚ます!
眠りから覚めた理由は書かれていなかった! 眠りに就いて何年が経過したのか! 雰囲気だけで終わっていた!
>>398 文章だけを見れば上手いとは云えない! 話の展開は考えられていた! テレビニュースの春一番は、さり気ない伏線に思えた!
突風によって三人の女子高生のスカートが捲れ上がり、主人公は目に焼き付ける! 自室で思い返し、引き籠もりの終わりを仄めかしていた!
>>400 加藤元気の名前でいくつか作品を見てきた! 主人公の特徴がそれらの作品で補填されることはない!
本文に主人公の年齢が書かれていない! 身分や職業がわからない! 主人公の設定が曖昧な状態なので心に残るものが少なかった!
>>417 かなり文章を削っていて動作が飛び飛びに見えた! ストーカー気味のファンの家に主人公は泊まり、何かしらの行動で殺めてしまった!
主人公は父親の口癖を教訓として行動していた! 今回の場合、殺さないで後悔することはないように思った!
557 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 14:29:54.27
>>422 文章にテンポがあるように見えて、そうでもなかった! 自殺の動機はよくわからない! 霊体のような自分を実と称し、肉体の自分を殻に例える!
自分の中で分離した自分を一つに統合して陽気に天に昇っていく! 不謹慎ではあるが、その点は爽やかな読後をもたらした!
>>425 主人公は一羽の鳥を気に留めていた! 夢想家の本領を発揮して、鳥は色々なものに変化した!
その主人公がひっそりと死んだ! アパートの住人曰く、彼は鳥になったのだと云う! 住人が主人公と鳥の関係を把握していたくだりはなかった!
>>426 主人公はベッドで寝ていた! 寝返りの拍子に眼鏡を落としてしまう! 擬人化された眼鏡探しが始まった!
眼鏡の性別は男なのか! フックの部分は足なのか! 手では都合が悪いのか! ショートショートのネタを小説にしてしまったかのような長さを感じた!
>>430 ウタリがウタイになっていた! イナウはエナウになっていた! チセの家屋にエカシは独りで住んでいる!
カムイ・コタンを見捨てた者達の村を出たエカシは、物を見ては昔を懐かしんでいた! そこに至るまでの物語は書き切れていなかった!
>>431 主人公は殺人を犯して刑務所に入り、十年の歳月を経て出所した! 如才ない彼女が待っていてハッピーエンド!
それらの事柄が茶番に思える戦慄の物語であった! 彼女は彼の殺人に感謝した! 出所後は抵抗なく受け入れる、そんな人物でもあった!
>>436 息子夫婦の家から自宅に戻った理由がはっきりとしない! 目に見えるところに主人公を置いていた方が監視の目は行き届くのではないのか!
そもそも主人公の動向を気にしていないのであれば、ペット用監視カメラも不要となる! 不安定な内容の物語に見えた!
>>438 夢の中の話なので何でも有り! 日頃の鬱憤が溜まった結果! 元々の嗜好が夢となって表れた! どのような裏設定も考えることができる!
行動の先読みも有りで、どのような考え方も有りの内容は有体に云えば『なにもない』とも云える! そのような夢を見た理由を現実の描写で書いて欲しかった!
558 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 14:30:44.04
>>441 夢の中の探し物はなんだったのか! もう一度、見たいと思うような内容だったのか! 鏡の中の自分を突き付けられて激昂したのか!
結局は何を探しに行くつもりなのか! 探している対象を主人公は自覚しているのか! 疑問ばかりが頭の中に先行する物語であった!
>>444 ぼんやりとした内容が多い中で異質の光を放った! 粗筋のような展開はあっという間に終わる!
ハッピーエンドと思いきや、金華猫が絡んでいた! 作者なりの捻りに思えた!
>>447 ストーカー被害に悩まされる主人公の話! 羨ましいとは思えない内容が全体に渡って書かれていた!
ただ、仕掛けが凝り過ぎていて、そのようなことが可能なのか、と思わせる部分がないでもない! 主人公の冷静な目のせいで緊迫感は薄れた!
>>449 テレビドラマに感化されて現実の花見が中止になった! ドラマの影響力は凄い、と云う部分が落ちになるらしい!
全体的に読み易い文章であった! 話の流れは自然で特に引っ掛かる箇所等はなかった! 等身大の物語を目指した結果なのか!
>>457 一畳の領土の中を巨大なダニの両軍がぶつかり合う! 小さい虫の大きな話に少しの笑いが含まれていた!
雌雄を決した途端、主人公は殺虫剤を散布した! 理に適った落ちは馬鹿馬鹿しくも読み応えがあった!
>>459 夢の中と現実が混ざった話に読めた! 比喩なのか! 夢で見た内容なのか! 境目はあるようでいてない!
子供から母親になり、今度は娘の話を聞く側に回る! 密やかに受け継がれる小さな物語は読む者によって評価が変わることだろう!
>>463 携帯電話を小道具として上手く使っていた! 段取りの良い演出に作者の苦心が見て取れる!
最後の一行は語り過ぎた感を否めない! 過剰な演出は読者を引かせる要因に成り得る!
559 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 14:31:35.35
>>466 奇抜なアイデアの反重力装置! 周囲に影響を及ぼすかのように起動した途端に隣人の悲鳴が聞こえた!
実際にはベッドを浮き上がらせているに過ぎない! 何故か人間は浮遊の対象には入らなかった! 不可解な原理に支えられた物語は、やはり不安定であった!
>>468 それっぽい演出ではあるが、何かが違う! 愛犬が飼い主にじゃれ合っているだけでは説明できない言葉が挟まれていた!
いじらないで、それ以上動かされたら、こんなにいっぱい出しちゃって等の三つが重なる行為が想像できなかった! 愛犬の粗相にしても全てが合致しない!
>>470 主人公は出だしから狂人であった! そこに至るまでの過程は書かれていなかった!
狂人の狂態を見せつけられて話は終わる! 今回の設定はどこに活かされていたのか! それがワイの読後の感想であった!
>>474 サンタがパパだとしても格好が腑に落ちない! 毎年、プレゼントを貰っていると思われる子供の目からもおかしいことが窺える!
夫婦間で何かがあったのか! 考えるには材料が少ない! この作者によるブリーフのこだわりみたいなものは感じ取れた!
>>475 設定のギリギリを狙った! 眠りと目覚めが辛うじてと云えるかどうか!
内容に関しては始まる直前に終わった感がある! 小説の導入部にも足りているかどうか!
>>477 ハードボイルドの赤ちゃん設定! 内容に破綻はない! 前半の比喩は後半で、ちゃんと読み取れるようになっていた!
お漏らしをした赤ちゃんなりのお願いの言葉が印象的であった! アイデアに新味はないが十分に使いこなしていた!
>>478 電車に轢かれる夢を見た! 自分の肉体の一部が徐々に奪われていく! 段々と不自由な状態になり、それが本当に夢の話なのかが曖昧になる!
最後に残された頭を奪われた主人公は、どのようになってしまったのか! ただの夢落ちでは済まされない状況が段階を経て作られていた!
560 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 14:32:20.97
>>479 醜悪な女性がどうして子孫を残せるのか! 性別が女ならば誰でもいいと云うような男がいるからに他ならない!
そのように結論付けた自身は生涯独り身で通して子供も授からなかった! 逆説的な意味を含んだ内容に思えた!
>>481 二年前の自分と二年後の自分が頭の中で遣り取りをする! 頭を強く打った後遺症が原因だった!
語り手である過去の自分が幻の類いであった! 白衣を着た人物と現実の描写で明らかにされた!
>>483 夢の中の色鮮やかな情景を語る! 夢から覚めた先の暗闇で現実の音を耳にする! 夢の世界と同じように次第に色付き始める!
そのような推移が滑らかに書かれていた! 淡い書き方が話にはとても合っていた!
>>492 主人公は吸血鬼! 妻の名前はマリア! 主人公はヴラド公爵なのかもしれない!
我々と語る者は複数なので神ではない可能性が含まれていた! 壮大な話の断片を目にした印象であった!
>>493 独特な言い回しが際立つ作品であった! チーズ・クラッカーは頷けるが、ジンジャーミントを同列に考えられるのか!
細々とした内容を語っておきながら最後は植毛に繋がるのか! 意外なことに見た目を気にする人物であった!
>>494 よくわからない内に亡くなって蘇った! 蘇生ではなかったらしく、陽の光で体は跡形もなく消失した!
結局のところ、何も行動を起こしてはいなかった! 過程を楽しむ物語の創作は難易度が高いと思った方がよい!
>>499 悪魔は召喚に必ず応じないといけないのか! この部分の設定が曖昧なので落ちに強引なものを感じた!
発想は良かった! 今回、似たようなものは有りそうでなかった! 設定を活かした内容に工夫の余地がある!
なるほど駄目だったか
きたきた
ワイ、寸評乙。
なるほど、後は結果待ちですな
やっぱりオチがいるのか。実質ショートショートコンテストだな
あ、そうか。主人公の自宅じゃなきゃ駄目なのか。うっかりしてた。
567 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 14:55:56.34
なるほど、俺の作品は糞か……
569 :
秋吉君こと豚ゲロはにわ ◆2itMTGf8Qk :2013/03/24(日) 14:59:53.32
ワイさんすげー
おつかれー
俺の作は…まったく話題になってない!
うーん、ワイはやはり見る目がないかあ
作品の良さが分からないって可哀想なことだよなあ
いや、ワイは読めてる。安心した。
寸評見てから自分の作品を読み返すと、なるほどって思うもんな
>>495 やはり、おこられたか(笑)
今週春樹読んでたもんで、つい
>>575 ありがとう
楽しんでもらえたならうれしいです
578 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 17:36:19.47
バレたかw
寸評というか粗筋にしか見えないのは気のせいだろうか……
こういうショートショートって、ふつうに文章(小説)書くのとは違う能力が求められるよね。
この文字数指定で雰囲気作るのは難しいから、いい話より笑える話のほうが向いてるんだろうな。むずかちー
寸評は批評だから粗筋にはなりえない。
雰囲気は短くてもつくれる。
ショートショートにあらず、掌編と申す
ショートショートでも基本は一緒でしょ
起承転結は作れるし
肉付け増やせば短編や長編にも出来ない事はない
並み以下ってのが今回ないなぁ。執筆人口増えてるのかなぁ ちくしょ
これが春休み効果か……
てことは学生が多いのか?
おまえがまず自己紹介しろ
僕は自室のベッドで仰向けになっていた。あの日の翌日、部屋のドアを開けると彼女の
持ち物はすべてなくなっていた。最後に見た彼女は、ベッドに横たわったまま寝息も立て
ずに背中を向けていた。
部屋はかつてのように雑然とした空間に戻っていた。見慣れた光景がひどく寒々しい。
この部屋に彼女がいたことを示すのは甘い残り香だけになっていたが、それもほとんど消
えかかっている。部屋から彼女の痕跡がなくなればなくなるほど、僕の頭の中は彼女のこ
とで一杯になっていた。
顔を覆っていた両掌を下げて寝返りを打つと、金魚鉢が目に入った。彼女と出会う前、
ここには水草だけを入れていた。ナナの葉やマツモが明るい陽に照らされて漂う様はとて
も綺麗だったが、彼女の意見は違った。金魚鉢には金魚がいなければいけないと言い張っ
て、一緒に住むことを決めた日に彼女は二匹の小さな金魚を手に提げて訪れた。
横たわって僕を見つめる彼女の赤いワンピースの裾が乱れ、長く伸びた脚は細く白い。
餌を期待したのか、水槽に寄った僕に向けて金魚はぱくぱくと口を開けて見せた。彼女に
会いたい。お願いだから呼び戻してくれ。僕は金魚に祈った。
数秒か数分後、僕はつむっていた目を開けた。金魚は何事もなかったように水槽の壁を
つついている。さっきまでの自分がまるで他人のように思えた。あまりの馬鹿馬鹿しさに
呆れて涙すら出てくる。金魚を残したのは彼女の復讐ではないのか。毎日その姿を見せつ
けることで、自分を失った喪失感をたっぷりと味わわせる策略なのだ。僕ははっきりと思
い出した。僕が金魚鉢に水草だけを入れていたのは、子供の頃飼っていた金魚が死に、虚
ろになった金魚鉢を見た体験を繰り返すのに耐えられなかったからだ。いなくなるくらい
なら、金魚などはじめからいない方がよかったのだ。
僕はおもむろに金魚鉢に手を入れ、彼女を掴み出した。激しく暴れる金魚をどうにか口
に押し込み、奥歯で噛み砕いた。何度も何度も。不思議と味はしなかった。金魚鉢を抱え
上げ、その水をごくごくと飲んで胃に流し込んだ。途端に嘔吐感が込み上げ、取り落とし
た金魚鉢と一緒にカーペットに血と肉片が飛び散った。
ノックの音がした。
ひー こわ。いいラスト。
最初の3行が頭に入りにくいな
もう一匹の金魚はどこに消えたの?
いつから発表?
8時だよ、全員集合!
>>590 数日で死んだ。行数制限であちこち削ってるうちに落ちた。
ほこたてのスナイパーかっこいいな
そろそろか
596 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 20:01:16.76
|ω・´)錫の熱燗まであと少し!
(-ω-`)おやすみ
598 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 20:07:30.62
では、発表に移るとしよう!
十二位は
>>426 眼鏡の擬人化に多少の無理があるものの、
しっかりとした文章が僅差で抜け出した!
おめでとう!(`・ω・´)
おめでとう
どきどき
602 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 20:11:56.44
十一位は
>>449 昨今のテレビの影響力を考えると絶大な効果に疑問が生じる!
作中では主人公も多少の影響を受けたくだりがあるので無理はなかった!
この作品も十二位と等しく、文章で内容を引き上げた!
おめでとう!(`・ω・´)
お、更に感想付くのか。いいね
文章を評価されたのか
おめでとう
俺のはそろそろか?
俺のは一位だから最後か
608 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 20:16:45.96
十位はおそらく問題作の
>>444 未完の作品や小説の抜粋の形式が多く見られる中で反対に目立った!
第十九回ワイスレ杯でなければ光らなかった作品とも云える!
一見するとハッピーエンドだが金華猫が未来の暗雲を物語っていた!
作者にそこまでの意図があったのかはわからない!
おめでとう!(`・ω・´)
うっそん
ドラゴンボール対決の視聴率に勝てるかワイ杯
金華猫ってハムかと思ったらゲームカードか
これが入賞とは
ワイの審美眼に不信感
真面目に頑張った連中に対して失礼なワイはこのスレから出ていって(´・ω・`)
いや、素直におめでとう
何か光るものはあったんだろうさ
618 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 20:21:43.58
九位は
>>398 他の上位の作品と比べて文章は拙い!
ただし短い中で伏線を入れて見事に回収していた!
意味のない内容に思えたニュース番組を巧みに利用した点を評価した!
明るい未来の兆しが見えるところも読後を爽やかに演出した!
おめでとう!(`・ω・´)
菌蚊猫って何?
何て読めばいいの?
願望を素直に書いて、読者が同調すればいい、ってやつ。有りだと思う。あの人かな。
自分は同調できなかったので、x。
調べなければわからない「金華猫」というネタついては考慮しない。
伏線の回収は構成の上手さに繋がるよなあ
おめでとう
金華猫を知らないと面白さが伝わらないだろうな
625 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 20:27:02.95
八位は
>>481 小説や漫画で似たような内容のものを目にしたことがある!
既視感が有りながらも八位に推した理由は作品の完成度にある!
程の良い文章に内容が噛み合って八位を射止めた!
減点の少ない優等生的な作品と云える!
おめでとう!(`・ω・´)
金華猫は京極とかも作中に出してるし、中国系の小説ではわりとメジャーな物の怪かな
減点が少ないのは基礎力があるってことか
おめでとう
初めて知ったし、調べても遊戯王ばかり出る
よく分からん俺はミルキー世代だ
俺のは一位だから遅いな
俺の知ってる猫は、ネガとポジとルナとキュウベェだけだ
初めて見たエロ本は顔に白い液体がかかっていた
何かと思った
632 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 20:34:57.09
七位は
>>447 モテる女性の悩み事!
相手の異常性を際立たせる演出が過剰で少し現実味が薄まった!
匙加減が難しい作品に挑戦したことに意味はある!
作品のカラーに悩んだような内容なので、どちらかに決めて書いた方がいいかもしれない!
おめでとう!(`・ω・´)
俺のはもう無理だな・・・
おめでとう!(`・ω・´)
この流れでどれが一位っぽいとか全然想像つかねえや
話の中身はともかく、
>>447よりは下位の方が文章はよさそうなんだが。ワイの基準がよくわからんw
だから一個人が選んでるだけだから
639 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 20:40:08.39
六位は
>>431 作者はハッピーエンドの作品を書きたかったのかもしれない!
ただし出来上がった作品は女性の怖さが突出していた!
人を殺した相手を労い、果てには出所した男と共に歩もうとする!
女性の笑顔の裏にどす黒い情念の闇を見た!
少しちびりながら、おめでとう!(`・ω・´)
>>431はもっと上でいいだろうが!!
ワイは文章をたしなんだことがねえのか!!??
六位か
やっぱり上位に入るのはなかなか難しいんですね
俺のは・・・
だめだー、俺のはそんなにうまくないんよー
十位くらいに選んでくれないと―
ワイは空気読めよー
646 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 20:46:13.88
五位は
>>493 冒頭からほぼ全てが前振り!
全体に渡って丁寧に書かれていながら、どこかおかしい遣り取りで話が進む!
最後の会話文が全てを打ち壊し、最高の余韻を残した!
おめでとう!(`・ω・´)
おめでとう
ところで、僕のは?
帰ってきたら発表始まってたー
自分のはともかく、個人的な一押しがちゃんとあって良かった
650 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 20:52:27.73
四位は
>>478 今回、多く見られた一種の夢落ちかもしれない!
徐々に迫りくる悪夢にその考えは揺らぎ出す!
ホラー小説のようなにじり寄る怖さの演出が巧みであった!
結果は読者に投げっ放し、と云うよりも深い闇に一役買ったようにも思えた!
おめでとう!(`・ω・´)
>>649 その気持ちはありがたく受け取っておきます
ありがとう
こりゃ駄目だ
うむ。正々堂々とホラーを書いてて度胸あると思ったこれは。
八甲田山やな
>>650 ありがとうございます。
去年の五月よりワイ杯に参加して、初めて順位を得ることができました。本当に嬉しいです。
秋ごろメール交換したカラスさん見てますか。
私はついにやりましたよ!
656 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 20:59:41.79
三位は
>>477 今回のワイスレ杯の例えのトップ!
この作品にも既視感はある! その部分を減点しても三位は不動であった!
短い文章の中に読む面白さが詰まっていた!
出し惜しみしないネタの数々にワイも一読者として楽しめた!
文章の完成度を含めた上での話である!
おめでとう!(`・ω・´)
俺のはまだか・・
努力賞とか今つくって、ワイ
うむ、おめでとう
そして俺のはダメだったみたいだ
三位は寸評後読み返したら上手だなと思った
おめでとう
突然静かになったな
なんでだ?
トップ3だからじゃないかな
662 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 21:08:07.69
二位は
>>463 とても惜しい作品! 丁寧に心情を綴ってきて、最後に早口で語り過ぎた!
今回は一位と二位は僅差であった! それだけに惜しいと云える!
多くは語らないが心の機微に優れた作品であったことに変わりはない!
おめでとう!(`・ω・´)
ああ、ダメだった
ふて寝る
まだ一位があるよ
俺のは努力賞だから。
おめでとうござります
で、エロ本の話なんだけど、よく分からずに購入した俺はアナログ世代だな
今はデジタル世代が台頭してきて、こういう話もできないよな
昭和ww ってなもんで
また一位は焦らしプレイか
670 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 21:16:19.14
第十九回ワイスレ杯、堂々の一位は
>>457 巧みな文章は不可解な現象を有耶無耶にして進んだ!
演劇のような臭い演出が目白押し!
弥が上にも盛り上がり、最高潮に達したところを殺虫剤で叩き落とす!
内容の緩急も見事であった!
単独の一位、おめでとう!(`・ω・´)
一位はダニか
虫嫌いだからちょっとグロさを感じてあれだったけどおめでとう
俺じゃなったか
おめでとう
今読んだら面白かった
ダニか。今読んだが電脳コイルのヒゲ話っぽい土台だな
おめでとう。これは完成度高かった
何だこの賢者タイムにも似た喪失感は
元ネタは宮沢賢治のどんぐりと山猫 類似する昔話は多い
一位これがきたか、マイクロ単位の戦争ってのがおもしろかった。おめでとう。
俺のは箸にも棒にもかからなかったけど、こういうのは初めてだから楽しかった。
ありがとうございます!
10位くらいになれば御の字だと思ってたから嬉しいw
もう一作の470はダメだったけど、楽しかった
ワイさんと皆さんお疲れ様でした
ダニに負けたのならしょうがない。
おめでとうございます!
>>477と
>>493を書きました。酒のんでます。意味不明だったらすみません。
>>477は実は前も「赤ちゃんオチ」を書いたリベンジです(想像力が乏しいだけかもしれませんが)
リアルで嬉ションしそうです! 嘘です気持ち悪い事書いてすみません。実際は「グフィフィ」とか笑って喜びました。
>>493についてはホントすみませんって感じですけど、とちくるって村上春○の文章を真似ました……。勿論ちゃんと真似られるはずもなく、結果的に出た妙な味が評価してもらえたのかな、と思います。内容とオチはオリジナルでベタなものですが。
今回文句なしに楽しませてもらったのは
>>457ですが、
もし順位をつけるような事をするとしたら迷って決められない一位がほかに3個くらい有ります。
>>492が1レスで小説版インタビューウィズバンパイアみたいな壮大な黙示録的世界観が出てるのは凄いし、
>>425と
>>459は、人生が単なる肉体的生活の積み重ねではない、という事を思い出させてくれる、自分にとってストライクな小説世界でした。
今回はまた量が多くて読むのが大変・・かと思ったら全然苦にならず全て楽しめました。ワイさん皆さんお疲れ様でした。
追記
夕方に
>>574を書き込みました。
名前欄に「493」と書こうかと思ったのですが、仮の名乗り出がルール違反かどうか微妙なので名前は入れませんでした。
終わってみたら結構レベル高い大会だった気がする
優勝は難しいね
好みの問題もあるし
みんなの思う「よく頑張ったけどもうひと押しで賞」を上げていこうか
>>678 おめでとう
正直なところ、優勝はこの作品だろうと思っていた。
小さな戦争、面白い。
683 :
秋吉君こと豚ゲロはにわ ◆2itMTGf8Qk :2013/03/24(日) 21:29:59.03
秋吉君8位!
>>481 今後俺のことはワイ杯の優等生と呼べよおまーら
684 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/03/24(日) 21:32:55.50
今回は微妙な作品が多かった!
風呂敷を広げ過ぎて抜粋にしか見えない作品!
または文字数が尽きて無理矢理に終わらせた感のある作品!
落ちがきれいに決まっておらず、なんとも言い難い余韻の作品!
その中で作品のカラーをはっきりさせたものが勝ち残ったように思う!
ショートショートで勝負するのならば、落ちの素晴らしさを演出する必要がある!
読ませる話を書くのならば、そこに至るまでの細部に神経を尖らせる必要がある!
迷いのない作者の得意な分野の一作が順位に大きく反映した回であった!
第十九回ワイスレ杯の総評で最後を締め括る!(`・ω・´)では、また!
よかった……かめ以外が483を書いていたらどうしようかと。
>>431と他いくつか書きました
皆さんお疲れさんでした
438だ。
>>684 お疲れ様でした。次回も楽しみにしています。
今回は二作品出したけど、ずいぶんと投稿作があったな
初めてだわ、こんなにも人がいるのは
>>684 お疲れ様でした。
総評の通り、自分の作品は文字数以内にすることばかり考えていて、
寸評の内容についても、ぐさりときました。
>>688 完璧に仕上げた成績表をどのようにして見破るのか!
そのような展開の面白さは無く、自爆した内容に少し不満が残る!
落ちとしては弱いと言わざるを得ない!
読者を楽しませると云う趣旨を忘れてはいけない!(`・ω・´)
部屋の中で戦争を書こうって発想がユニークだとオモタ
696 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 21:49:05.89
(´・ω・`)ショボーン
697 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 21:49:07.86
初めて選外になったわ。
表現に毒がありすぎたのか、屁理屈にいまいち説得力がなかったのか……。
うーん。
ルシフェリックの人なろーで活発だな。勧めてよかった
管理人が忙しいんだろ
というかポッポの作品もあるんだな
アリにこれを読むテンションの人は少ない。連載するなら、なろーに上げた方がいいよ。その際検索ワードに中二っぽいのを盛り盛りにする事と「ペチャパイ」だけなんとかして。
アクセス解析見ながら内容調整とか柔軟にやっていくべき
702 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 22:08:18.82
ワイ杯で書きたい題材アンケートとかやったらどうでしょうか
>>703 ランダムで与えられた題材で書くから意味があるんだろう
>>701 やめなはい
ひとに転載されると異様に恥ずかしい
しかしえげつない事書いたもんだ。忘れて。
>>704 ランダムのほうがいいかな?
てかワイさんが評価するんだからワイさんが読みたい題材にしてるんだろうけど
俺もランダムがいいかと思った。
ところで、お題に基づいて小説を書いたのは初めてだったんだけど、
これって日常的にやると練習としては結構良さそうだと思った。
なにかお題を提供してくれるwebサービスなんてのはないのかな。
自分で作るのも面倒だし、既存であると嬉しいんだけど。
「ったー」で調べればたくさん出てくるはず
三語で書くやつなら文芸版にあるよ
感想貰いたいとなると誰かに頼むしかないな
ワイにも見せるショートショート用のスレが欲しい。ワイが見てくれるかどうかは知らないが。
>>425 寸評の通り内容に引っ掛かるところはあるものの、単純に雰囲気だけで言えばこれがいいかな、俺は
>>711 まあ自分はどっちでもいいんだけど、得意分野で勝負したい人もいるのかなあと思ったから
ワイ杯以外のところでやればいい
コンテストで得意・不得意があるのはだめ
>>713 のんのん。
貴方に腹パンチじゃなくて、お題が「腹パンチ」。
>>444は本気で狙って書いたのか適当に書いて偶然入ったのかどうなんだろうね
金華猫を知らないとオチの意味が解らない話だな
まー狙ったんだろね
知らなかったからなんだこれってなった
>>425を書いたものです
今回もコテ奪還できず……
次こそは!次こそは!
>>708 診断系のサイトは今まで興味が無かったんだけど、そんな使い道があったなんて。
なんだかすごい裏技を知った気分になった。ありがとう。
>>709 自分で三題を考えると偏って困っていたけど、この板にもスレあったのか。
教えてくれてありがとう。
感想スレもあるようだから、反応が無かったらダメだったと諦めるよ。
やったーギリギリ入選だー
やっぱり1レスで纏めると説明し切れないな……
語彙増やしたいです
>>388を書きました。
ワイさん、参加された皆さん、お疲れさまでした。
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs氏おつかれさま!
入賞者さんおめでとう!
>>430,を書いたけど、脱字もあるし、ぼろぼろやな。
725 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/25(月) 15:36:29.34
>>388 ポッポさん、
いつも思いますが、説明的過ぎます。
まあ、そこそこの純文系ですが、ワイさんの大嫌いな文章です。
いや、説明的ではないな。
説明的といえば、おまえがいつも書くやつ。
おまえは何が説明文なのかまるでわかってないんだよ。
727 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/25(月) 16:38:19.47
え?おまえってもしかして俺のこと?俺がいつも書くやつなんて、あんた読んだことあんの?
確かに、俺は分かっていないかもしれないが、分かっていないということだけは分かっている。
つまり、一丁前に分かったつもりになって、分かっていないということすら分かっていないあんたよりは、俺っちの方がまだマシだ。
おまえのことだよ。
知ったかぶりの、おまえの、こと。
恥を知れ。
729 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/25(月) 16:44:46.80
>>726 あのー、あなたはなにか勘違いしてませんか?
わたしはあなたのいうおまえではありません。
730 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/25(月) 16:46:40.96
>>728 だから、おまえのいうおまえって誰の事だよ?
金魚がどうたら書いとったろ。糞みたいな説明文で。
おまえが描写だと思って得意げに書いているのは、ただの背景説明。描写でも何でもないよ。
もう諦めろ。
まあだハトポッポのほうがましだわ。
そのハトポッポにたいして講釈を垂れているのが見ておれんかった。まじ恥を知れ。
733 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/25(月) 16:53:54.36
734 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/25(月) 16:57:16.58
とりあえず、
その金魚がどうたら
のスレ番号を教えて下さい。
やっぱり図星か。
バレバレなんだよ。
釣られてんじゃねえよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
何でも見抜いてしまう奴がいることがわかった。
今度から気をつけるよ。
匿名だからバレないと思っていたが……
釣り師上久保の罠。
739 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/25(月) 17:22:34.04
てか、何人でもめてるんだ?
わけわからんよ
タイ人で
10位以内にも入れない雑魚が吠えてんのか?
よくわからん事になってるけど、説明的じゃないやつの例を見せてほしいな
参考にしたいです
シンプル過ぎて面白くはないよね
遺産の限りを現金化したもの、で萎えた。
下手糞な文章表現を見ると萎える。
746 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/25(月) 18:20:32.44
748 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/25(月) 18:24:23.00
会話を効果的に使う事知らないんだな、こいつら。
説明ばっかし。文学じゃないよ。
一位より上手いよな
俺のを選外にした時点でワイは見る目ないね
どの作品?
あおり的なレスが続くけど面白い話してるな。
台詞はどうしても説明属性付くよなー
かわいいミクを見れました。
『金貨病』 夏目隕石/著
寝返りを打ったら、札束の山が目に入った。安アパートの小汚い部屋の一角に堆く積まれている。
先月亡くなった親の遺産を整理し、昨日やっとのことですべてを現金化してきたものだ。二億はある。俺はニートだし、この先就職できる見込みもない。これで残りの人生をしのぐつもりだ。
が、俺はいま株を始めようかと画策している。ちまちま使っていても面白くない。ここは一発勝負に出てみるか。
札束の山を眺めているうちに俺は札束の発するカネの臭気に酔ったのかもしれない。幸いなことにこの国の経済は上り調子だ。損することはないだろう。
「あっという間に倍になったぜ」
金回りのいい友人が株をやって財産が倍になった高笑いしていたのを思い出す。俺も四億円あれば贅沢しても暮らしていけるはず。
しかし、いいのか? 俺はこのままで。いくら金があってもやはり孤独な人生は辛い。孤独に耐えかね、俺は猫を飼ったことがある。が、あいつは、あっけなく死んだ。
「ねえ、もうそろそろ起きたら?」
台所から女が出てきて俺に言う。猫が死んでからあいつがうちにやって来たんだ。しかし、誰だ、あいつは?
あの女が来てからというもの、どうも体の調子が悪い。美人だし、俺を騙している様子もないので信頼して世話になっているが、この俺の訳のわからない病気はあいつのせいじゃないのか?
「ねえ、ほら、早く、早く、起きて。体を拭いてあげるから裸になって」
「ああ、わかった、わかった」
俺が裸になるとあいつは自分の舌で俺の全身を舐め尽くしてくれる。まあ、幸せといえば、今でも十分幸せだ。金があろうが病気になろうが関係ない。極楽極楽。(了)
758 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/25(月) 19:02:36.01
めちゃくちゃうまい
完敗だ
同意。
プロだな。
不幸ぽさが全然無いよな
素晴らしきワイスレってとこかw
ハゲワラwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
お前らな、選外だった小山内とかめの心情も察してやれ。
10位以内にも入れない雑魚が吠えてんのか?
>>753 可愛いミクに100点!!(`・ω・´)
一位とか二位とか三位とかの人らって他のワイ杯でも入選してる常連なの?
最上位は名無しが多めだな。
>>753 ピクシブにログインしていないワイには読めなかった!(`・ω・´)
(´・ω・`)・・・
おまえらおちつけ。金魚は俺のだ。
トップ3は何点相当なの?
>>764 よろしくですー
ワイさんは読めないみたいだなー
どうしよう
>>770 駄作を突きつけられちゃビビって話もできやしねえ
これから先どうなるかはあんた次第だ
OK?
>>430 妙な造語を多用する事によって何らかの効果を出す事を狙った実験小説かと思いきや、
どうやら、まともにアイヌの話。しかし聞き慣れない単語ばかりである事には変わりがない。
とくに仕掛けも無いまま、話はアイヌ単語を理解している読者を想定した形で淡々と語られ、
基本受身の読者である私に、単語を調べようと思うきっかけが与えられる事は無かった。
誰かが誰かに伝えたプロットを横から傍観しているような淡白な読感だった。今回最も異色
pixivってホモネタが受けるんだな……
oh...
上半身裸の男が、ベッドの上で仰向けになっていた。日課である腹筋千回をたった今終えたばかりの男は、荒れた呼吸を整えながら、自分の鍛えあげられた腹部を眺めている。
男の腹は、まるで彫刻のようにくっきりと割れていた。そして鋼のように硬い。
汗ばんだ腹筋を右手で擦りながら、男は幼少の頃を思い出している。いじめっ子から日常的に喰らわされていた腹パンチ。その痛みが男の肉体を変えたきっかけだった。
どんなパンチにも、耐えられる腹筋を作ってやる――男はそう強く思い、長年厳しいトレーニングを続けてきたのだ。
そうして完成された肉体は、男が社会に出てからも、役に立っていた。腹パンチ一発三百円。それが今の男の生業である。いわゆる殴られ屋だ。
世の中には、ストレスを抱えている人間が沢山いる。それらの人々が、男の大事なお客様だった。だが一日百発程度喰らわなければ、儲かったとは言えない。昨夜は五十人ほどしか客が来なかった。
今夜こそは、がっつり儲けなければ――そう思いながら男は寝返りを打ち、冷蔵庫のほうを見つめた。中には商売道具である、アイスノンが入っている。
鋼の硬さを持つ腹とはいえ、何度も殴られたら痛いのだ。それに耐えるためには、こいつは欠かせない――ベッドから起き上がった男は、キンキンに冷えた幾つものアイスノンを手に取った。
それをクーラーボックスに投入したあと、ピチピチのティーシャツを着る。
さあ、今夜も稼ぐぞ――クーラーボックスを肩に担ぎ、腹パンチ一発三百円と書かれた看板を手に持った男は、部屋を出て夜の繁華街に向かった。
ネオン街の片隅に陣取った男は、手作りの看板を掲げ、客を待つ。しばらくすると、男の周りに人が集まりだした。
酔っ払いのリーマンや、水商売風のネーチャン、街のヤンキーなど、客層は様々だった。今夜の稼ぎは上々だ――男は時折アイスノンで腹を冷やしながら、一晩中商売を続けた。
数日後、部屋での腹筋を終えた男は、友人から五対五のコンパに誘われた。おしゃれなバーで、若い女達と向かい合う。自己紹介が始まると、男は女から尋ねられた。
「お仕事は何をされているんですか?」
「腹パン……いや、は、原宿で、パン屋やってます」
「経営者なんですか!? すごーい!」
「ええ、まあ……」
男はモテるために、カッコをつけた。
>>780 説明文だな。
まだポッポのほうがマシだ。
>>780 いいなあ。
主人公さんと腹筋の殴り合いっこしたい!
他の名無し的にはどれが一番だったんだ?>ワイスレ杯
(?)も点数よろしくお願いいたします
次の群像候補の作品が書けたんだが今は晒さないほうがいいな
晒して
>>588 >部屋はかつてのように雑然とした空間に戻っていた。見慣れた光景がひどく寒々しい。
(目にした感想かと思った!)
>顔を覆っていた両掌を下げて〜
(単なる回想だった!)
>数秒か数分後〜
(あまりにも時間が違い過ぎる! 主人公は錯乱しているのか!)
>取り落とした金魚鉢と一緒にカーペットに血と肉片が飛び散った。
(肉片は金魚の一部だとしても、血は何なのか!)
常軌を逸した行動は狂人に思えた!
落差が激しいので少し理解に苦しむところがある!
もう一匹の金魚は何処にいったのか!
詰め込んで端折ったような文章であった59点!(`・ω・´)
pixivの小説の読者アンケートってやってる人少ないの?
どの作品も見ないんだけど。
792 :
588:2013/03/26(火) 18:31:32.79
>>790 ありがとうございました。我ながら力みすぎでした。
金魚に願い事をして恋人と仲直りする話を書いていたはずが、途中でW.W.ジェイコブの
猿の手ぽくするのを思いついてサイコホラーに。ノックしたのは血だらけの彼女かも、
床に散らばった肉片は金魚ではなく彼女かも。
おっしゃるとおり主人公は錯乱した狂人です。自分で殺して埋めた彼女を勝手に
出て行ったと思い込んでると読むこともできます。
もう一匹の金魚は買ってきてすぐ死んだのですが、行数制限で削った際に直し忘れました。
次回は文章の美しさを心がけて、よりシンプルなほのぼの系に挑戦してみます。
>>792 猿の手を読んでも全く理解できんかったんだけど、トンネルの先には何がいたんだ?
>>776 地の文は主人公の全てを知っている! 言葉を代弁する! 心を雄弁に語る!
全ての事柄が過去の回想で出来ていた! 現在の主人公の様子は、ほとんどわからない!
そのせいで主人公の今が希薄であった! 本文の主人公がとても影の薄い存在に成り果てていた!
文章で云えば『ある。』が三十四もある! 見栄えとしては良くない!
このような書き方の理由がワイにはよくわからなかった58点!(`・ω・´)
>>780 奇抜な内容でいて展開に無理がない!
腹パンの言い直しも悪くない! 同性愛者ではなかった!
話の筋がすっかりしていたことに驚いた70点!(`・ω・´)
>>781 妻帯者の彼を刺殺した女性の独白!
この独白はどのような時のものなのか!
殺した直後の回想なのか! 警察での取り調べの最中なのか! 入獄した先の独居房での悔恨なのか!
いつの時の独白で、どのような心情に主人公はいるのか! それらの要素が加わることで話の内容が変わるかもしれない!
主人公の気持ちを丁寧に綴ってはいても物語としては未完に思えた65点!(`・ω・´)
>>795 話の筋がすっきり!
今日は早々と寝る!(`・ω・´)
ワシも寝る!(`・ω・´)
書きたいけど頭が混濁状態!
>>795 ありがとうございました
腹パンチやってみてよかったです
腹パンチプレイはいいぞう。SMの一種にも関わらず、何も準備しなくて良い。0円。
本当に止めて欲しいときは素の口調で「すとっぷー!」それ以外の悶絶リアクションはプレイの一環っていうルールを設けて殴り合うと、ノンケ同士の飲み会でもメチャクチャ盛り上がる。
天空の城ラピュタの、腹パンチ応酬シーンのノリでやるのが個人的にオススメ。
彼女の第一印象を問われるなら僕はこう答える。渇いている、と。
自宅近くの喫茶店で朝食を摂ることが日課になっている。普段は常連客しかいないため人見知りな僕にとっては都合が良かった。
その日もいつも通り、年老いた店主にモーニングセットを注文して読みかけの小説を取り出して続きを目で追う。
「相席いいですか?」
この店では見たことのない若い女だった。それにお世辞にも広いとは言えない店内で他に空いてる席はいくつかある。なのに、相席を望み、かつ僕の了解を待たずに向かいの席に腰を下ろす。
「あなたの判断で座るなら、僕に聞く必要はないんじゃないか?」
「断りを入れるのは当然よ。たとえ、聞く耳を持っていないとしても」
初めて顔を合わせたとき彼女の眼球は水分がなく黒く塗り潰されていた。目が合っているはずなのに僕をまるで見ていない。
輪郭を捉えられない彼女の視線が僕に不安を煽ってくる。揺らぎ始める足下に意識を向けていたせいか、不意に握手を求められて咄嗟に手を差し出す。
柔らかく握られて微かに伝わる体温は彼女が血の通っている人間だと証明していた。落ち着きを取り戻した僕に彼女は凄惨な笑みを浮かべた。
「餞別よ」
店主がモーニングセットを運んでくる。自然にお互いの手が放れた。
「ごめんなさい、先に頂いてもいいかな?」
良くはない、が、これ以上この女に関わることは避けたかった。僕は苛立ちを隠せない。
「……どうぞ」
「本当に、ごめんなさい」
店主にもう一度モーニングセットを頼み、気を鎮めるように小説に集中する。
気がついたときには向かいの席に彼女は居なくなっていて、モーニングセットがすでに配膳されていた。
どこか安堵してコーヒーを一口啜り、伝票が二つあることに気がついた。手に取って見るとモーニングセットがひとつずつ会計されている。両方の伝票に走り書きがあった。
『thank you』『sorry 』
>>766 まず身バレしないから言うけど、SSの公募で一作載ったことはある
ワイが前に載ったっていう広場のやつ?
>>803 彼女の云う選別は何を指しているのか!
ただの集りなのか!
冒頭の一行は誰に対しての言葉なのか!
主人公と彼女の間にどのような関係が生じるのか!
雰囲気だけで何もわからなかった!(`・ω・´)
点数はないのか?
>>808 初めての投稿を採点してやろうか?
100点だよ
>>808 >風月堂と伊東屋の間には、自動車と人力車夫が引いた幾条もの冷たい轍が〜
(三人称視点なので『冷たい轍』の表現に引っ掛かる!
交錯した轍、または轍の客観的な表現にとどめた方がよい!)
>水気のある黒髪に鼈甲の簪を犇めかせ
(鼈甲の簪を無数に挿しているのか!)
>大オルガンの雄渾な響きは〜
(雄渾は絵や文章に用いられる! 音の使用には若干の引っ掛かりを覚えた!)
>誠ハ心に誓った。
(文字化けなのか!)
>彼の国にあるミサという習慣は日本人にはないものだけど〜
(地の文が口語体に見える!)
>こうして彼は、O県の村に、その生活の拠点を移した。
(文字化けのように見える!)
学友の小泉や古田は話に関係がないのか! 一度の登場で出番がなくなった!
藤堂八枝子はヒロインとして唐突に現れた! 取って付けたような展開に思えた!
サナトリウムの近くにある寺には都合よくオルガンが置いてあった!
たった一人の主人公の行動を複数で監視する必要があるのか!
最後の場面は幻想ではなく、事象として起きていた!
ここまで現実に沿って書いてきた意味は何だったのか! 話の最後を安易な奇跡で締め括っていいのか!
個々のエピソードは浅く繋がりが弱い! どれを目にしても納得の域には達していなかった!
ご都合主義と安易な奇跡のせいで以前の悪い内容に戻ってしまった62点!(`・ω・´)
812 :
808:2013/03/30(土) 11:43:30.07
>>809 お世辞でも嬉しいものです。
ありがとうございます。
>>811 ご評価ありがとうございます。
うーん、そうですねえ。
かなり適切なご意見です。
やはり結末が安易すぎますか。
今一度、練り直してみます。
八枝子の存在は、確かにとってつけた感が否めないですね。
反省点が多いです。
ありがとうございます。
>>813 さすがに今から読み始めて評価をするのは時間的に難しい!
明日の朝までにはなにかしらの形で応えたいと思う!
それでは、また!(`・ω・´)ノ
>>813 250枚か。本気なんですね。
物語の概要を添えたほうがいいですよ。
これの書き方が上手い人が通るというし。
>>813 1.2は以前に目を通したので流し読み!
賞に送る前に推敲はした方がよい!
>スボンから出た半分の尻が無残だった。
(打ちミス!)
3.4.5
>高野を見た途端、悲鳴のような声を上げた。
た。
(不要な『た。』がある!)
全部に目を通した! 纏まりのある話にはなっていた!
文字数に対して登場人物が多いように思った!
物語にあまり関係のない人物は省いて重要な箇所に文字数を割いた方がよい!
動きのある場面は書き込みが少なく、想像しながら読むので理解に時間を要した!
クローンの一体は着床して、もう一体も予定されていたはず! 二体目はどのように物語で処理されたのか!
長編では短い部類なので人物や挿話は物語に関係するものに絞って書いた方がよい70点!(`・ω・´)
>>816 70点という点数は「ギリギリ可」と受け取って、評価を見てから色々考えています。反省にもならず次に活かせるかもわかりませんが、とりあえず依頼をして良かったです。
またお世話になったときはよろしくお願いします。度々ありがとうございました。
>>815 ありがとうございます。あらすじは今日書けました。貼って送ります。
>>817 評価とは違う、ワイの感想を述べる!
土人形が執拗に人間を襲っているように見えた!
小説の中では土壌を汚染した機械を憎んでいた!
その元になった人間に怒りを向ける動機はわかる!
しかし、機械の類いを徹底的に破壊する場面が皆無なので少し引っ掛かった!
アルマの名前があるまに変わった理由がはっきりとしない!
アルマの細胞を元にしたクローンなのか! 生存している地底人は二人だけなのか!
地底人が人間に協力する理由は何なのか! 平和な世の中が土壌の改善に繋がるからなのか!
ワイが挿話として弱いと思ったものを挙げる!
如月の登場した場面全般! 薬の効果は代役が効く!
高野と新木の場面! 話の中心ではない為、端役の自衛隊員の扱いでいいように思った!
芦川の家や使用人の話が中途半端! 情報や影をちらつかせただけで終わっていた!
土人形の関係上、似たような場面が多かった! 街中の工事現場や土手等を利用した登場で読者を飽きさせないような工夫がいると思う!
早い展開で速度を強調するのは悪くない! ただし、あまりに省くと動きと動きの関係性が薄れて、
どうしてそのような動きから今の状態になるのか、と云うような読者の思考の混乱を招く可能性が高まる!
心を無くした志摩の変化が急激に思えた! 感情が豊かになった理由と呼べるものを認識するのは難しい!
以上のようなことは評価として挙げなくてもいい部分である!
作者が自然に思い付くことが好ましい! 賞に送る作品とあった! 十万文字を無駄にしたくない、と云う作者の意気込みを強く感じた!
そこでワイは考え直し、お節介の領域にまで拡大して書き込むことにした! 通常の評価とは違ってワイの主観の部分が多く含まれている!
書かれていることを決して鵜呑みにはせず、そのようにも読める、と云う認識で作品に反映すればよい!
応募期間が迫っているのであれば、出来る範囲で手直しをすればよい!(`・ω・´)
>>818 せっかくの感想に言い訳しか返せません。すみません。
挿話と人物の多さは、自分は神視点が苦手なのかと思いました。テーマが定まっていないせいかもしれません。いい加減に始めたものを無理やり膨らませて纏めたので、そもそもの着想がいけなかったのかとも。
適当に書いた部分はもちろんですが、これしかないと思って書いた部分が余計とされると、最早自分の感覚そのものにズレを感じざるを得ません。(大体性的な内容が多く、これをラノベに送ってどうしたいのか?とも思います)
自分は面倒臭がりなので、全てを一新して新しいものを書くか、評価を反映させた新作を地道に書くかで考えます。一旦書くのをやめて、まずラノベなり小説なりの読者になるのが正解な気もしますが、性格上難しそうです。
また駄作を平気で見てもらうことになると思います。申し訳ありません。
ありがとうございました。
>これしかないと思って書いた部分
(おそらく土人形と高野の場面を指していると思われる!)
土人形が人間と協力する場面はアルマの心と同調した結果!
そのように強く読者に思わせる展開を用意すれば納得はいく!
高野と新木が親密な関係を築いて、その後の凄惨な死によってヒロインに新たな力が宿る!
そのような展開で戦いの場面を盛り上げることはできる!
如月を活かすのならば、裏の設定を作るのもいいかもしれない!
実は被検体第一号の彼は誰よりも長く、様々な人体実験を受けていた!
体中にある傷跡はその名残で、虐待は隠れ蓑に過ぎなかった!
見た目の若さは遺伝子操作等で隠すことができる!
死に際に全てを明かせば、場が盛り上がる可能性がある!
要するに作者の考え方次第!(`・ω・´)
>>820 これしかない、とは、主に如月の関連です。パッと浮かんでサッと簡潔に書けたので、自分で間違いない!と思っていました。
そのように濃い例を挙げられると、自分の書いたものの薄さがよくわかります。嫌々、作品から逃げるように書いていたことを思い出しました。
執筆との向き合い方から見直してみることにします。ありがとうございました。
>>822 >精悍な顔立ちに強い眼差し、濃いひげが男らしく、髪は短く揃えてある。顔から下、太い首から筋肉でまとった肩がたくましい。
(視線の移動がおかしいように思う! 先生を見上げた状態なので、肩、首、顎、目、髪の順番の描写が望ましい!)
>恥ずかしさで顔を熱くなってくる。
(顔が、のような気がする!)
>だから、先生のブリーフに両手をかけて、ゆっくりを下げた。
(ゆっくりと、のような気がする!)
>先生のチンポを俺は今、咥えている。その状況を頭の中で想像し〜
(現実に行っているので想像する必要がない!)
>先生と俺の声が重なり、俺の股間がしびれたような快感が襲った。
(二つ目の『俺の』は省ける!)
話の内容が読者を選ぶものの、文章としては上手くなった65点!(`・ω・´)
>>821 心を折らない範疇の反省は悪くない!
作品は完成した! あとは推敲で品質を上げて投稿すればよい!
70点の評価は現時点のもの! 最低保障の点数と考えるのだ!
一次を突破して、更なる上を目指して欲しい!(`・ω・´)
わしは知った。
強いのではない弱いのでもない。
そこに憎しみはなく怒りもない。
ただ、わしはひとりやった。
826 :
808:2013/04/04(木) 07:50:07.84
いいねえ
実にいいよ
830 :
名無し物書き@推敲中?:2013/04/04(木) 19:06:02.98
あんまり書くと自演がばれちゃうよ
1000文字スレの自演バカみたいなやつだな
>>828 本屋さんで売ってる短編集に収録されててもまったくおかしくないレベル!
貴方の作品もっと読みたい!
>>826 >その名を朧(おぼろ)川(がわ)という。
(朧川(おぼろがわ)とまとめた方が読み易い!)
>その流れは清流となっていた。
(見た目がよくない! 清らな流れの補足説明等を入れた方がよい!)
ワイの場合!
川床が見える清流となっていた。
>結局、昼過ぎまでに、二十匹近い鮎が釣れて、一同はそれをおかずに、昼飯を食った。
(この一文のあとに食事の風景が続く! 省略する意味のない文章は不要に思えた!)
>奏の頭の先から足の先までをしろしろと眺め
(じろじろのような気がする!)
>国定峠の楠の木の上に、毛利がいつものように乗っていた。
(主人公と毛利は峠にいることがわかる!)
>草原を渡る清らかな風に身を委ねながら、毛利は静かにしている。
(二人が峠から移動したくだりはなかった! 峠と草原が混ざった光景を頭に浮かべるのは難しい!)
>人は、彗星みたいなものさ。太陽の光を浴びた、光り輝く希望の彗星。
(彗星は単独で光り輝いている! 太陽の光を利用するのであれば、月くらいにした方がいいように思った!)
主人公が音楽に傾倒していて毛利少年に熱弁を振るう!
比喩の多い話なので少年が理解しなかったとしても不思議に思わない!
二人の仲が悪いのではなく、主人公の解り難い説明に問題があるように感じた!
空回りする主人公を滑稽に描いた作品にした方が内容に合っているように思った63点!(`・ω・´)
>>828 >「知ってる。何度か道ですれ違ったよな」
>聞いた話、この子は母親と一緒に隣町まで探したらしい。
(真琴と猫は何度も道ですれ違っていた! 猫は真琴に関する情報まで入手していた!
物語の冒頭で初めて出会ったような描写がおかしいように感じた!)
改心する猫に比例して悪行に身を染めようとする少女の対比には面白味があった!
少し気になる点がある! 猫が三十の事件を知っていた! 情報通と犯人の明確な違いがあるのか!
その微妙な差に少女が気づくことができるのか! 猫の園を嘘だと見抜いたとするのならば、聡い一端を見せないと説得力に欠ける!
心清き少女と神は云う! 全知全能ではない証拠に「心清き少女……」と言葉が弱くなる! 神の設定が少し揺らいで見えた!
展開の面白さを伝える描写が少し足りないと思った72点!(`・ω・´)
839 :
808:2013/04/05(金) 07:28:46.19
>>827 私へのレスでしょうか。
だとしたらありがとうございます。
>>837 ご評価ありがとうございます。
言われてみれば、という個所ばかりですね。
改稿の参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
>>838 ありがとうございます。
実は十万文字書いた者で、別作風で今回書き、絶賛レスが続いたときには、また自分で自作にとどめをさすのかと(以前ワイ杯でも同じことがあったんです)気が狂いそうになっていましたが、ワイさんの細かい指摘にある種助けられた思いです。
しかし上手く矛盾を無くせて、その上今回醸し出せた面白い風の雰囲気も維持できれば、賞を狙う上でこの作風は心強いかもしれません。
まぁ無理と思いますが……長編書いた時点でまたボロボロになると思いますが……いつものことです。また裏切られるんです。あまり期待せずにやってみます。
あと、今回、はじめてプロットと少し仲良くできて、それが評価に少し活かされた気がします。
>>813では、ワイさんに個人的によくないとされた箇所が全てプロット導入の影響に感じて、足を引っ張られた思いだったのですが。
しかし今回もプロット意識しすぎた為と思われる矛盾が頻発したので、ここから先は私の努力次第でしょうか。そのあたり、プロットへの憎悪とか必要性について色々相談してみたいですが、(プロット無しの方が毎回評価が高いこととか)完全に愚痴なので控えます。
長々と失礼しました。上手いとの評価が多かったですが、これで昔の下手な作風も完全には見捨てずにやっていけそうです。マジに昨日は吐きそうでした。褒めてくださった方ごめんなさい。吐きそうでした。
ありがとうございました。
>>840 プロットは作者の為にある覚書みたいなもの!
ワイの場合はプロットの提出が会社から義務付けられている!
審査に通ることで一定の品質が保たれ、書くことができる!
長い話になれば執筆の合間にメールや電話で進捗状況を伝えなければいけない!
プロであればプロットは品質を保証するものとして提出を求められる!
アマであっても物語の根幹を揺るがすような失念をしない為にも必要になる!
プロットは作者を縛るものでは決してない!
物語の齟齬を正してくれる自分専属の校正である!
しっかりとした世界観の中で、自身の想像力の羽を伸ばして存分に飛翔すればよい!
ただし、一人で大空を飛ぶだけの地力は必要となることを付け加えておく!
ワイの考え!(`・ω・´)
842 :
名無し物書き@推敲中?:2013/04/05(金) 12:47:07.46
為になる。でも難しいんだよな。
プロットに縛られすぎてもつまらなくなるし、プロットいじり過ぎて収拾付かなくなったり。
自分の頭が悪いんだろうけど、設計図作ってそれに沿って気持ちよく書いてゆく、という事には決してならない。
因数分解とか得意な人がサクサク書けるのだろうか。
>>841 会社ってどういう事?
ワイは0円情報誌を主とするフリーライターじゃなかったの?
その会社に入社出来や経緯を詳しく!
俺にも入れる?!
ワイは講談社の作家だよ
>>844 「俺にも受賞できる?」と訊くのと同様に実力を試される!
>>845 講談社はショートショートくらいしか縁がない!
明日は四時に起床なので早々と寝る!(`・ω・´)ノシ
847 :
秋吉君こと豚ゲロはにわ ◆2itMTGf8Qk :2013/04/06(土) 00:27:45.59
趣味は義務になると金を生み出すかもだが、途端に苦痛になる
>>847 お金のやり取りが発生すると、「やりたい事」から「やらなくちゃいけない事」になるんやんなあ。。。
あと、「〆切」。
万が一、僕が作家になれたとして、1800円のハードカバー本が万が一、一年で3万部も売れたとしても、年収は540万円。
849 :
秋吉君こと豚ゲロはにわ ◆2itMTGf8Qk :2013/04/06(土) 01:02:57.87
もはや行き詰ってるんだよね文字コンテンツは。
だったら一発あてて儲けよう精神はやめて、趣味に徹したほうがいいよ
なんの見返りもない趣味でやるほうが苦痛な気がするけど
趣味とか、日本だけだな、そんな括りがあるのは。
>>850 見返りを求めてないから趣味なんよ。
例えば、わい先生は趣味で文章の添削してくれてる。
あと、小説家としての収入だけで生きていこうと目論んでる無職ワナビの人たちが書く文章って、何か、必死臭みたいなのが鼻について嫌。
社会で人と交わってないから、作品の厚みもカスカスやし。
おいらはプラモ作りと同じ。
上手く出来たらコンテストに出してみてもいいし、たまに完成品オクで売ったりもするけど
(時給で言っても材料費で言っても儲かるようなもんじゃない)
作る事自体が楽しい。あたりまえーあたりまえー
855 :
秋吉君こと豚ゲロはにわ ◆2itMTGf8Qk :2013/04/06(土) 01:21:26.85
ショーセツなんて、気の合う仲間内でやればいいんだよ
もともとそういうもんだ
見返りが金じゃないというだけで、
見返りを求めているのは確かだろ。アホか。
宇宙ができる前、人間はもともと存在しなかった。みんな死ねばいいよ。
みたいなw
850と856が同一人物の意見なら論理が破綻してますなー。ちがうだろうけど。
850は「趣味」を見返りの無いものと定義している。
856は「見返り」の定義を無限に設定している。
違うな。趣味の範囲が広い。
趣味でも見返りを求めない趣味はある。
プラモをつくるのがそうだ。作るだけで誰にも見せないこともある。完全に自己満足の世界。
小説も誰にも見せずに、また見られることも期待しないで書くと、完全に趣味の世界だ。
861 :
秋吉君こと豚ゲロはにわ ◆2itMTGf8Qk :2013/04/06(土) 01:31:36.18
自己満でいいんだけど、でもちょっとは誰かにほめてもらいたいよね☆
金はいらん。
ほめるのは、金を払っていると同じだ。
(´〜`)
レスをするのも、金を払っているのと同じだ。
だからレス乞食が存在する。
>>862 あ、それはあるかも。
感想つかないと、めっちゃモチベーション下がる。。。
>>861 それにしても豚ゲロはにわって凄いニックネームやね。
何か、整形に失敗したデブの人みたい!
867 :
秋吉君こと豚ゲロはにわ ◆2itMTGf8Qk :2013/04/06(土) 02:06:18.72
最近、ダイエットに成功して、64キロぐらいになったんだ。
腹も割れてきてムキムキなんだ実は。
間違えた。秋吉くんは身長どれくらいなのだい?
870 :
秋吉君こと豚ゲロはにわ ◆2itMTGf8Qk :2013/04/06(土) 02:10:19.55
171センチだよ。ベストは62キロだから、あと少しだ。
途中で目が覚めたので少し書いておく!
ワイの場合、出だしの選択肢が少なかった! その中に小説を書くことが含まれていた!
書くことで期待を掛けられるようになった! 応える為に書き続けた!
読者の応援が耳に届くようになり、金銭は二の次と化した!
やがて締め切りの厳しさが身に染みるようになった! 作品が完成した時の喜びが倍加した!
小説を書くことで生じる、全ての事柄が楽しく感じられるようになった!
ここまでの道程をワイは予測していなかった! 必要に迫られて選択した結果に過ぎない!
そして今のワイがいる!(`・ω・´)二度寝する!
身長はおんなじだー。
おいらはもやしだから60kg無いけど、筋肉も皆無だぜー。
男で170未満の奴はたいがい171とか172とか自称する
違うな。毛量を増やす。ハゲは死活問題なんだ。
ワイさんいつもありがとう
>>841 長い間プロットが苦手で否定派でありつつも、一応プロを目標にしているので身につけなければという思いでした。
今は逆に、プロット無しで書くのが怖くなってきました。前回のような自己満の強い作品ならともかく、何か仕掛けを組み込むためには必須だとわかりました。
今回の矛盾も、プロットに騙されたのではなく、その作り込みや執筆が適当だったのだと考えます。乱雑なメモではなく、人に提出できる形式で書いてみます。
ありがとうございました。
>>842 本当にすみませんでした。
>>876 よければ、プロットがどんな感じか見せて〜
俺も晒すよ〜
ワイさんもプロット見せて〜
>>877 会社が権利を保有しているので無理!
内容から筆名が露見するかもしれない!
しがらみのない状態の方が評価を遣り易いと思う!
諸々、ちょっと秘密!(`・ω・´)
>>878 > 会社が権利を保有しているので無理!
エ、
>>879 会社との遣り取りは作者でも明かすことができない!
契約の際に約款に明示されていた!
話し合いによっては条項の内容を覆すこともできるが、
そこまでする理由がワイにはない!
と云うことで、ちょっと買い物に行ってくる!(`・ω・´)
饒舌ワロタ
人は嘘を言うとき饒舌になる
そりゃ口べたな人間にとって朗報だなw
国産の天然ウナギを三尾ゲット!
大吟醸と辛口の吟醸を買った!
刺身はいろいろ! 庭に自生しているミツバを薬味にする!
まずは食前酒で一番搾り!
今日の執筆は終了!(`・ω・´)ノシ
ワイひまそうだな 次のお題は?
886 :
秋吉君こと豚ゲロはにわ ◆2itMTGf8Qk :2013/04/06(土) 15:55:20.01
うなぎいいな
自分で調理するの?
>>ワイさん
そうか〜 会社との契約じゃ仕方ないね〜
じゃあ、俺のプロットを晒して、それをワイさんのプロット風にしてもらうっていうのは〜?
|ω・´)……国産の天然ウナギをお店でゲット……。
うん、まあ、昔は近所の川でウナギが獲れたらしいんだ。
でも、今日は風と雨が強くなってきて、死亡フラグが立っているんだよ。
プロットをワイ風のプロットに書き直す、それはなんの罰なのかな。
今日は午前四時から起床して十時まで書いていたんだ、ワイもね、ちょっと休みたい気分なんだ。
みんなもそれなりに週末を楽しんで。それじゃあ、また。
ケチンボ!!
スローフードライフが実にうらやま
ワイさん暮らしぶりもなんかいい感じだよね
>>ワイさん
え〜、俺のために一肌脱いでよ〜
>>893 報酬がないとな
ウェブマネーで3Kぐらいの
>>893 普通に作品評価依頼すればいい
提出するようなプロットを評価してもらいたいと言うのなら、それはあんまり意味が無いことだ。
評価側の都合によって「正解」が千差万別だから。
プロットの書き方を知りたい、という事なら、こう想像すればいいと思う。
電話で友達に、今度書く小説の内容を語る。電話を切る前に「おもしろそうじゃん」と言わせるつもりで。
これをそのまま書き起こす感じで。一通り書いたら、次にその友達が、物凄い暇人の聞きたがり屋だと想像する。
友達は、いちいち段落ごとに「5W1H」を訊いてくる。それに丹念に答えてやりながら書き込んでいく。完成。
896 :
ぷ:2013/04/06(土) 19:10:46.39
ワイさんに迷惑をかけんなよ。
潔い位の自己中。これくらいの気持ちで突き進んでほしい
ワイはたまには下々の方々に奉仕しろ
延々サービスしてくれてますがな
フェラ奉仕だと?
しゃぶれよワイ
おい、ワイ、俺のプロットも見ろよ
そそり立つプロット
プロットしゅごいっ!んほっ!おほっ!しゅごいでしゅうぅぅッ!!(ワイボイス)
おい、とりあえず誰かプロット出せよ
出せだあ?
お前が出せよ、おう早くしろよ
プロット
選挙で国政第二党の民韓党に票が入らず、民韓党が消滅。
ネット右翼が歓喜の舞を躍り、世の中は沸いた。
それをミヲという作家志望が小説にして出版すると、ミヲは何者かに暗殺される。
犯人は誰か? ネットを通して情報を採取した掲示板利用者による犯人捜しが始まった。
次世代エンターテイメンツの最高峰ネット推理小説がここに発刊。
ヤ バ イ !! :(;゙゚'ω゚')
>>907 帯留めにあるような売り文句であってプロットではない!
内容を仄めかす程度では梗概とも呼べない!
エビスが美味い!(`・ω・´)
結局、ワイはプロットも見るんじゃねーかw
この優しさが人を集めるんやで
さあさ、どんどんプロットを貼っていこうぜ
パクろうとしたって無駄だぜ
「趣味」
ゆるく穏やかな海面に、満月が光の道を作り出している。
深夜二時を回っているはずだが時計は役に立たない。液晶がよく見えないのだ。月は実に明明としていてプレジャーボートの板目や、海面すれすれを遊泳するエイの皮膚まで見えるというのに、人間の目とは不思議なものだ。
「これも老眼だろうか」
詮無いことを口に出してみても、それを無意味な独り言だと意識させるような空気の緊迫が無い。気温は体温と大差なく、呼吸をしている実感すら薄れるほどの大気との一体感を、私はいつのまかに獲得していた。
怪我の功名で得た上質なリラックス・タイム。
本当はもう一時間早く起きてマバリを狙うつもりだったのだが、支度に手間取っているうちに一人遅刻参加とあいなった。
どうにか追いついた先発隊のボートを自分が沈没させてしまった。(はしゃいで乗り移ったそのときに)多くの人をおぼれさせてしまったが、サメにでもやられたことにしよう。
陸に上がったらダイエットせねばなるまい。しかし今このときは500キロ程の体重など、この大海の浮力の前で木葉の一枚に過ぎない事を堪能するのだ。いや、プレジャーボートを木葉に見立て、私は葉に鎮座する油虫と言ったところか。
「こういった開放感が舟釣りの一番の魅力かもしれない」
月夜の海でデブが一人のたまう。
さきほど釣れたアラゴメがもう、肝をパンパンに膨らませて今にも破裂しそうになっている。それを猫の愛鈴(アイリン)がボールの要領で転がして遊んでいる。
「これ、やめなさい」
アラゴメが炸裂し肝汁が飛散したとなると、この優雅な一時が一瞬にしておしまいになる。その悪臭は、周辺の島々では魔除けの聖水として使われた程なのだ。とても釣りなどしていられないだろう。
仕方なしに尾をつまみ上げるとサイドスローで月めがけ放った。愛鈴はエルメスで買ってやった鈴をただ一度ティロリと鳴らして、光の道の数メートル上空を海面と平行にどこまでも飛んでいった。一度も鳴かない猫だった。
(アラゴメは岸の天麩羅屋で揚げてもらい、肝醤油で美味しく頂く予定だ。火を通したアラゴメは肝汁も含めて珍味中の珍味である)
私は悪魔ベルフェゴル。最近は趣味で人間をやっている。
長いプロットだな
まとめろ
プロット『趣味(仮題)』
太った中年男が月夜に船釣りをしている。
と、思ったら、悪魔だった。
趣味でやっていたのは、釣りではなく、人間になりすますこと。
2つの文明が滅び、3度目の文明はいま、転換期にある。
混乱の時代。中原地域南東。海に面した町
わりかし平和。抜け目のない男。冴えない
旅人。
……これは今適当に作ったけど、だいたいこんな感じで短文が連なるようにプロットを作る。
>>912 >怪我の功名で得た上質なリラックス・タイム。
(リラックス・タイムを得た事情がわからない!)
>月夜の海でデブが一人のたまう。
(のたまう相手がいないので奇妙な言い回しに見える!)
>私は悪魔ベルフェゴル。最近は趣味で人間をやっている。
(これも上記に挙げた理由と同じで過程がわからない!
悪魔がどのような段階を経て人間をやれるのか! その過程に納得がいかなければ落ちとは云えない!)
悪魔の容姿が文中ではよくわからなかった!
体重が五百キロ! 話し方が老人のようなので性別は男に思えた!
ただ悪魔ベルフェゴルは人間に化ける時は女性の姿が定番である!
元は女神と云う説があるので本作の扱いに若干の違和感を覚えた!
落ちに納得がいかないものの、丁寧な描写は悪くなかった66点!(`・ω・´)
>>914 情景が思い浮かんですごいけど、釣りする意味なくね?
釣りしている最中に悪魔が人間に成りすますってこと?
>>915 難解な歴史ものになりそうですな。
仲間や敵はどうやって作っていくの?
>>ワイ
元気か?
プロットも見てくれよな
>>917 >>912をまとめたものが
>>914 >>915はプロットの書き方を簡単に説明している!
ワイはプロットを元に書かれた文章を評価している!
プロットはない、と主張する者がいたとしても、
頭の中にはそれと似たものを思い浮かべているはず!
全くの無の状態で書けるものはない!
ワイの考え!(`・ω・´)
ワイ氏は震災をテーマに小説を書いた事は?
出来として満足されましたか?
そんな質問は根拠を示さないとなぁ。YOU!
>>919
921 :
趣味:2013/04/08(月) 22:00:40.14
>>916 ありがとうございます。
悪魔が人間社会の中で自由に生きている状況を想定してみました。
本当に自由なので、悪魔的行為などもしなかったり、したり。
本当に無限の寿命と超越したパワーを持っているのなら、逆にもう、
生真面目に人間の姿で一生分、人間の制約に従って生きてみたりもしているのではないかと。
人間がルールに従って色んなゲームをして楽しむように。
そういうイメージです。
……という、勢い先行の書き付けを、やってしまいました。
プロットのことが話題になっていたので、あえて逆の手法(手法とか言う程のものではないですが)
逆の手法でやってみましたが、やはり、この長さくらいが限界なようでした。
「ガーって書いて、推敲と同時に辻褄あわせ」という奴です。この書き方しかまだ出来ないのですが、
限界をはっきりと感じました。プロット立てして書くやりかたを、頑張ってみようと思います。
>>922 射手によって銃弾が飛び交っている! 間違いではないが弓が真っ先に頭に浮かぶ!
射撃手や狙撃手の言葉があるので、そちらを使った方がいいかもしれない!
>そして神が定めた輪廻転生の法により〜生業としている。
(一人称の中に説明文が挟まっていた! 誰の見解なのか!
文中の『奴ら』が屍と屍使いを指しているのならば、別の誰かの言葉になる!)
>この春に〜多い彼
(新人警官のくだりは三人称に見える!
これ以降、一人称主体の時に三人称の説明が挟まる形式として読むことにする!)
>現場において最も危険に晒されるのは屍使いだ。
(自我のある屍は勝手に動く! 屍使いが現場にくる必要があるのか!
事前の打ち合わせや携帯電話の遣り取りで済むのではないのか!
作者の設定があるのならば、最初の現場の行動でそれとなく読者にわからせる必要がある!)
会話文の説明が長いと感じた!
屍の魂が兄のものとするならば、それらしい行動で伏線を入れた方がよい! 説明を短くすることができる!
屍は痛覚がないだけで人間の能力に近いものを感じる! その為、最後の戦闘には疑問が生じる!
人間を超越した能力を発揮しているように見えた!
星を仕留めた方法に無理がある! 銃口に指を入れて暴発させるくらいが限度のように思った!
暴力団に靡いた星が悪人だとしても殺害は後味が悪い! 屍として蘇り、仲が悪いながらも三人で事件に当たる!
そのような展開を残すことで変化に富んだ続編を期待させる! これはワイの考えなので無視してもよい!
会話文の説明と人称の改善を強く求む67点!(`・ω・´)
>>923 ありがとうございます。
作品は、どうしようこれ、という感じです。
低評価受ける度にその作品を投げてばかりですみません。プロットもアドバイスも、味方にするのはまだまだ難しく……。
作品以上に自信ないのがこういうお礼の文章で、ちゃんと伝わるか不安ですが、感謝しています。ぶっちゃけ教えてもらったことは吸収できているか怪しいですが、とりあえず賞目指して書くようになったのはこのスレのお陰です。
どうもありがとうございました。
>>924 >むず痒い足先。
(以前にも指摘した! 俯瞰に近い視点なので引っ掛かる!
むず痒そうに足先を動かしている等の表現ならばおかしくはない!)
>セーラー服に、足首までの黒のロングスカートをはいた制服姿の女子高生と思しき少女
(以前と同じで視点の動きがおかしいように感じる! 恐る恐る顔を上げている状態で最初に少女の全体像を目にした!
なぜか視点は下がり、スカートを注目! 再度、制服姿の少女を確認する!)
>夢とはそういうものだろう、とぼんやりを考える加藤は〜
(ぼんやりと、の方がしっくりくる!)
題材が特殊なので読者層を極端に狭める!
どのような場面であっても加藤の心情が入るので下卑たものになる!
加藤の心情の介入で展開が遅い!
夢の中は現実とは一線を画すので人称の指摘はしない!
同じ人物による同じ書き方の繰り返しは、その方面の上達は望めるが汎用性はあまりない!
完全な俯瞰による形式で内容を読ませるものにも挑戦した方がよい!
今日はここで昼飯にするか、と○○は店舗を見やった←このような心情を入れない!
(良い人とは思うんだけど、なんか目つきがいやらしいのよねぇ)←これもなしで!
読み易いとまでは云えないが誤脱の少ない文章ではあった63点!(`・ω・´)
情景描写の練習したいから誰かお題下さい
>>927 登場人物は二人! 目の見えない少女! 少女を好きな少年!
場所は駅のホーム! 少女は親の転勤で都内の高校に進学することが決まった! 少年は気持ちを伝えていない状態で見送りに来た!
どのような会話が交わされ、どのような別れを遂げるのか! そこから見える未来とは!
文中に心情を挟まない書き方を希望する!(`・ω・´)簡単なお題ですまない!
少年は駅のホームに駆け込んだ。
そこでは既に電車が到着する合図である音楽がかかっていた。
少年は息を整えつつも辺りを見回し、雑踏の中から見慣れた少女を見つけ出す。しかし、そこは線路を挟んだ反対側のホームであった。
少年と目が合ったが気付くことがない。彼女には彼の姿も今の景色も見えないのだ。
少女の名前を叫んだがそれは雑踏にかきけされ彼女には届かない。
少年は舌打ちをし、陸橋へと走り出した。少女に目を向けたとき電車がホームに入ってくるのが見えた。彼は人にぶつかるのも気にせず階段を二つ飛ばしでかけ上がる。
少女は停車した電車に杖を着きつつゆっくりと乗り込んだ。
下りの階段を三段飛ばしでかけ降り電車の前に立った。少女は人の気配に気付き場所を少し開けた。今だ少年が来たことに気づいていないのだ。
少年は深呼吸し、告げた。
「僕は君のことが好きなんだ。遠距離だろうと関係ない付き合ってくれ」
周りいた誰もがその言葉に驚いていた。
そのいかにもな青春の風景ににやつく者もいれば目を反らす者もいた。車掌も空気を読んでかドアを閉めることがない。
しかし、そんな空気は少女の叫び声によって消えてしまった。
「ス、ストーカーが何でこんな所にいるのよ!」
「ストーカーだって? ひどいことを言うなよ。今までだって何度も気持ちを伝えようとしてたのに会ってくれないしさ……挙げ句の果てには都内に進学するそうじゃないか。そんなことは許さないよ僕と一緒にいるんだ」
少年は少女の手を取り電車を降りた。周りの乗客はあまりに突然のできごとに何も出来ない。
ただ一人事情を知らない車掌が電車のドアを閉めたのだった。
いいね。自分も夜挑戦してみよう
>そのいかにもな青春の風景
こうぃうのは、なんて言う種類のものなのだろう。作者の意見? 読者の気持ちのガイドライン?
>>926 ありがとうざいました。ワイさん。
完全な俯瞰による形式で内容を読ませるものにも挑戦した方がよい! っていうのが難しいんですけど
客観的な事実だけで書くっていうこと?
いまいちイメージがわきにくいんだけど、参考になる文献はある? ネット上でも本でも。
ワイ杯みたいなものだと考えていいのかな?
だったら、2,3作品は作ろうと思う
そういう事じゃないような。むしろ渾身の一作を書いてみては。
ワイ出ていらっしゃい
俺もーと思ったけど心情を挟まないってめちゃくちゃ難しいな。
心情を排除した作りは挙動で伝えるしかない!
会話文に心情を無理に入れると説明口調になる!
下手な部分が強調されて欠点が見え易い!
そのような狙いがワイにはあった!(`・ω・´)
例としてワイのを見せてくれよ
>>929 >周りいた誰もがその言葉に驚いていた。
(『に』が抜けている! 驚いた様子が書かれていないので明確な客観とは云えないと思う!)
少女が少年のことをストーカーと断じた!
少年は思いを伝えようとしたが、少女に会う機会が得られなかった!
この状況で少女が少年をストーカーと決め付けられるのか!
少年が少女に付き纏っていたとしても姿を見ることはできない!
少年の声で判断しているとしてもおかしい! それは会っている状態ではないのか!
点数は付けないが内容に無理がある!(`・ω・´)
なんだその無言安価は
誘ってんのか?アアン?
お題だすたびに一作書いてたら仕事とかわらん
今回のお題は難しいだろ
どう書きゃいいんだよ、指針を示せ
指針を作る気概が無いならやめちまいな!
あ、やめちまえの人だ
出された問題が難しいから答えを教えて、と云われても困る!
仮眠を取る!(`・ω・´)ノシ
>>939 少年がアプローチするために家まで尾行したりする→気持ちを伝える前に少女の家族の計らいで少女に会わせないようにしたという風に書いたつもり何ですけど伝わらなかったようで……
気持ちを伝えられていないという設定にやられた
>>947 問題を解こうとする姿勢はよい!
お題は読む力も試される!(`・ω・´)
なんか荒れてるなあ
ワイさん大変な感じ?
締め切りが迫って個人的に大変!
三日で一万文字強は厳しい!(`・ω・´)
それはお前が無能なだけだろう
俺たちが投稿してるせいだって言いたいのか?ええ?
952 :
陽性 ◆4wUrSVDVFOee :2013/04/12(金) 20:39:22.73
先生、ガンバッテください
わたしが腕をふるって晩御飯をこさえてあげたいところですがあ
得意は鍋くらい?
実は料理下手なんですが、肉じゃが?
ちょ、ちょっとはあれこれできます
一応主婦やっていますんでえ
うそつけ!w
>>954 >「お母さん、寮にしばらく同居するとか言っちゃってさぁ……はぁ。」
(この一行にのみ、末尾に句点がある!)
目に見えない少女は周囲に対して敏感だった!
ただし『〜のよう』を多用すると盲学校に進学する動機が薄まり、作り物めいた演出に思えてくる!
>少女は屋根の向こうにある雲を探すかのような仕草を暫く続けた。そしてはっと気づいたように〜
(無くてもいいくだりに思えた!)
少女も口を閉ざした。そしてはっと気づいたように〜
(このくらいの表現でいいと思う!)
設定に関しては上手く使っていた! 現代の小道具の使い方が巧みであった!
触感や嗅覚等に絡んだエピソードもあればよかった!
意味のある単語の羅列が情景としてワイの心に残った!(`・ω・´)
目の見えない少女だった!(`・ω・´)
957 :
954:2013/04/13(土) 10:30:50.75
ありがとうございます。
「文中に心情を挟まない」というお題になるべく沿って書こうとしたのですが、
そうなると単純な行動宣言しか書くことが出来なくなる気がして、難儀しました。
●少女は道路を歩いた。
これを一応の「心情を挟まない」文とした場合、
●少女は道路をまっすぐに歩いた。
となると「真っ直ぐに」が、少女や語り手の心情という意味合いが出てくる気がして、
●少女がピクンと顔を上げた。
となるともう、「ピクン」かどうかは見る人の感性によるので、だめかなぁ、とか。
お題の「心情を挟まない」は、そういう事じゃなくて、
●俺はこの不安と憤りをどうしていいのか分からないままスイッチを入れた。
みたいな直接の心理の語りをしない、という事だとは思うんですが、
これを、拙い方法で避けようとして、
行動の形容に結びつけてしまい、結果「ように」が多くなってしまったのかもしれません。
上の文でやると、
●男は不安と憤りをどうしていいのか分からなというかのようにスイッチを入れた。
となります……。
ホーム以外の場面も出したかったのですが、あくまで舞台をホームに絞るため、無理のある台詞回しや、
つじつまの合わない部分も色々出てしまいましたが、その辺の格闘もいい練習になったと思います。ありがとうございました。
>>957 客観的な視野で、そのようにしか見えない状態を作り出せばよい!
●少女は道路をまっすぐに歩いた。
>少女は最短の道を歩いた。
>少女は直線上を歩いた。
●少女がピクンと顔を上げた。
>少女が不意に顔を上げた。
>少女が勢いよく顔を上げた。
●男は不安と憤りをどうしていいのか分からなというかのようにスイッチを入れた。
(この一文はどのような場面で、どれくらいの状況に陥っているかによって変わる!)
>赤く濁った眼を小刻みに動かし、遅れてきた怒りで乱暴にスイッチを入れた。
今回のお題に限定して云えば、あまり厳密に考えなくてもよい!(`・ω・´)
959 :
954:2013/04/13(土) 18:36:58.32
なるほど、あくまで客観的な世界に表出してくる現象をピックアップして、
現実世界に準える形で小説世界を読者に「体験」させるわけですね。
実はその選択と組み合わせで、作者が訴えたい物事を仕込んでおくわけですから、
やはりテーマとプロットをしっかりと頭に入れておかないと、
作品を思い通りに構成するのは難しそうです。
実際は更にそれを「おもしろい」とまで思わせないといけないのですから、深いです。
今回書いていて、注意力や着眼の多用さ、そして語彙といった、絵で言えば
「デッサン力」にあたるものが途方もない量、不足しているなと実感されて何度かゾっとしました。
感想をもらえる投稿サイトに何十作か書いてみた結果、
感性だけで書いた一人称視点だと、原始的な共感が生み出される事が多いので、
なんとなく面白いという評価を得る事はそこまで難くない、という気がします。
同時にこの辺に何か山がある気がします。
これを越えられるか、いや、上手く掘り進めばいいとこどりが出来そうな……。
自発的に書けないときは(ほとんどいつもですが)今後もお題に目を光らせてます。(☆ω☆)
960 :
。:2013/04/13(土) 22:48:03.42
「潮騒」
田舎の寂れた駅の片隅に、三つの人影が寄り添って立っていた。
柔和そうな面立ちの父親と母親。二人に挟まれるように、少女が。
近くにある公立中学の制服を着て、右手には白い杖を握っていた。
傍にあるベンチに腰掛けていないのは、電車の到着時刻が迫っているからだ。
三月の晴れた昼下がりで、少し風が吹き始めていた。
父親は腕時計に幾度か目をやり、手にしていた鞄をベンチに置いた。
彼は自分が着ていた薄手のコートを脱ぎ、一言、声を掛けてから、コートで少女を包んだ。
母親はずっと少女の背中に手を添えていた。初めは制服の、そして今はコートの上から。
そうして周りの様子を、そっと少女に囁き続けていた。
ありふれた田舎の光景を言葉に代えて、少女の記憶に書き留めようとしていた。
母親の言葉に聞き入っていた少女がふと、頤を巡らせる。ホームへ至る登り階段の方向へと。
両親が少女の視線を追う。その先に、たった今階段を登りきり、息を弾ませる少年が居た。
同じ、公立中学の制服。
少年は、少女の傍に立つ両親の姿を目にして立ち竦んだ。
少女の隣で、母親が囁く。少女は微笑んで、少年へ向けて一歩踏み出そうとした。
次の瞬間、階段からいくつもの顔と声が押し寄せた。小さな田舎のホームに、人が溢れる。言葉が溢れる。
−間に合った、良かった、元気で、頑張って、電話して−する、遊びにきてね−いくね、忘れないでね、忘れないよ−
両親は、子供達の後から現れた担任と、先日交わしたものと同じ挨拶を交わす。
−急な転勤で、ゆっくりご挨拶も出来ず−いえいえ、お力になれることがあれば何でも−
ホームが騒めく間、最初に姿を見せた少年は、ずっと階段の傍で、電車が来る方向を睨み付けていた。
時刻表の通りに電車は着いた。一クラス分に二人足りない子供達が、少女と両親を囲んで移動する。
−ばいばい、ばいばい、元気でね、元気で、絶対忘れないから、絶対、待ってるから、連絡してね−
一人分のさよならを欠いたまま、少女は両親と、遠くへ、ずっと遠くへ電車で運ばれていった。
波が引くように、子供達は駅を去る。各々の頬や胸に塩の気配を滲ませながら、家路へつく。
再び人気の無くなった駅で、一人、階段の少年だけが、薄暮の底、浜に置き去りにされた小さな貝のように、じっと立ち尽くしていた。
↑お題で書いてみました。よろしくお願いします。m(__)m
上手いじゃないか。タイトルで三島でも引っ張って来たのかと思ったが意外と真面目だった。
惜しくらむは心情のほとばしりみたいな描写が欠けている事かな。鋭い一文を一つ入れるだけでグッと引き締まると思う。
しかしここまで書けるなら2ちゃんに書き込むのは勿体無いよ。自分との戦いを始めたまえ。俺の意見(・∀・)
>>960 話としてはよい!
少年は言葉を発さない! 行動で恋慕の気持ちを語った!
設定としては微妙!
登場人物が二人ではなかった!
登場人物の心情を挟んだ文章ではないが、完全な俯瞰でもなかった!
作者の意図が地の文に垣間見えた!
>傍にあるベンチに腰掛けていないのは、電車の到着時刻が迫っているからだ。
(ホームに三人が立っているだけで、電車の到着時刻が迫っていることにはならない!
盲目の少女に母親が風景を言葉で伝える! 座っているよりも多くの情報を得ることができるので立っている、と云う可能性も考えられる!
設定を活かすのならば、三人はベンチに座っていた方がよい! 父親が腕時計に頻繁に目をやり、家族を立ち上がらせることで間接的に電車の到着時刻を告げる!)
>両親は、子供達の後から現れた担任と、先日交わしたものと同じ挨拶を交わす。
(この情報も俯瞰ではわからない! 地の文に作者の意図が表れていた!)
体言止めや倒置法を採用しているので人間味のある文章に見えた!(`・ω・´)
>>963 >まるきり、牢獄を思わせた。
(まるきりは否定の文を伴うことが多い! まるきりダメ! まるきりなってない!
肯定の意味ならば『完全な』でもよいが、牢獄に見える時点で必要ないとも云える!)
>少女は眼が見えないがゆえに〜身震いする。
(少女は目が見えないことを恐怖する! 生まれつきの障害ではなく、最近になって盲目になったのか!
恐れを抱く原因が明かされていないので引っ掛かる!)
>〜少女には、空が見える気がした。
(素振りでそのように思わせることはできる! しかし、その描写にまで触れると俯瞰では表現できない!
少女の心情、もしくは作者による地の文の説明になる!)
>少女の手前で止まった足音が、言葉を発した。
(俯瞰ではない! 目の見えない少女の気持ちを代弁していた!)
>〜男の声に少女は聞き覚えがあった。
(この一文も少女の立場で書かれている!)
>少女は悲しみで胸が熱くなることを感じたので、すぐに言葉を出せなかった。
(少女の心情を語った一文!)
>しかし、少女の見る闇には美しい光景が映し出された。――そこには〜
(少女の心情を語った一文!)
体の熱さや臭気の部分が主観に見えなくもないが、問題視する程でもない!
問題なのは文章の至る所で心情が漏れている点にある! 作者は一人称と三人称の認識が甘いと云える!
お題の観点で云えば、かなりダメ!(`・ω・´)
今回のお題は心情を挟まない文章である!
登場人物に限定していないので俯瞰が望ましい!
俯瞰ではわからない情報は、作者の心情が地の文に表れていることになる!
これからお題で作品を送る場合は俯瞰を心掛けて欲しい!
では、執筆に戻る!(`・ω・´)ノシ
今回のお題
登場人物は二人! 目の見えない少女! 少女を好きな少年!
場所は駅のホーム! 少女は親の転勤で都内の高校に進学することが決まった! 少年は気持ちを伝えていない状態で見送りに来た!
どのような会話が交わされ、どのような別れを遂げるのか! そこから見える未来とは!
文中に心情を挟まない書き方を希望する!(`・ω・´)俯瞰が望ましい!
968 :
960:2013/04/14(日) 09:34:50.25
設定の二人って部分をすっかり忘れていました。
俯瞰した描写って難しいですね。
人物の動きについて、御指摘、すごく勉強になりました。
ありがとうございました!
>>965 >少女は眼が見えないがゆえに〜身震いする。
(異形の姿は最近の話と考えられるので、特段におかしくはなかった!)
訂正する!(`・ω・´)
俯瞰って、三人称で書けって意味?
登場人物の心情を文中に書かない!
作者の心情を地の文で書かない!
お題を活かした作品を書く!
これ以上の情報はない!(`・ω・´)
>>965 >まるきりは否定の文を伴うことが多い
ねえよ!w
まるきり違う。まるきり素人だ。
>まるきり違う。
(`・ω・´)
それは否定文じゃないぞ。
まるきり違わない。が否定文だ。
>〜否定の文を伴うことが多い
(`・ω・´)お昼にする!
976 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/04/14(日) 12:01:39.03
言葉遊びのような展開はここまで!
各々が創作に真摯な態度で励めばよい!(`・ω・´)
言葉遊びじゃないだろ。
自分の勘違いを言葉遊びというふうにして言い訳しているだけだ。
間違いを認めないといつまでも底辺。
978 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/04/14(日) 12:06:31.24
否定文と否定の文を同じだと思うのならば仕方がない!
ワイが掛ける言葉はない!(`・ω・´)
>>978 >ワイが掛ける言葉はない!
上手く言ったつもりか
「まるきり」に否定の文も、否定文も伴うというのは、大嘘。
そんな教えは、ない。
そういうと今度は「多い」というだけと言い訳するが、そんな主観は無意味。
他人に何かを教える、という責任感がない。
よいしょ
982 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2013/04/14(日) 12:22:56.12
>>980 それもまた主観に基づいた意見である!
まるきりを誤用ではない範疇で使うことを否定するものではない!
ただし、珍しい使い方をすることで、相手に誤用と受け取られる可能性は否定できない!
ワイの考え!(`・ω・´)
言うまでもない事だが、
副詞の「まるきり」「まるっきり」の後には「〜ない」を多く使うよ
ただし、肯定で終わる書き方もある。
「まるきり、牢獄を思わせた。」
というのもアリ。誰も否定はしていない。
まるきり0 【丸切り】
(副)
(多く、下に打ち消しまたはそれに準ずる語を伴って)全く。ぜんぜん。まるで。まるっきり。
―できない
―だめだ
[ 大辞林 提供:三省堂 ]
横だが
否定文ではなく「打ち消し」だな
まるっきり素人だ
夏目漱石と「全然」の件でも持ち出してワイワイやりたい人がいるようだが、残りレスが足りないな
>>965 ありがとう、ワイさん
質問なんですが
>少女の手前で止まった足音が、言葉を発した。
(俯瞰ではない! 目の見えない少女の気持ちを代弁していた!)
これはどうして駄目なの
ここに少女の気持ちは入っていない気がするんだけど。
逆に
>〜男の声に少女は聞き覚えがあった。
(この一文も少女の立場で書かれている!)
これは少女の記憶を頼りにした文章だから、俯瞰じゃないなと分かる。
あと、ここなんだけど
>少女は悲しみで胸が熱くなることを感じたので、すぐに言葉を出せなかった。
(少女の心情を語った一文!)
これは俯瞰じゃないっていうのは、胸が熱くなるのは少女にしかわからないからわかるけど
>しかし、少女の見る闇には美しい光景が映し出された。――そこには〜
(少女の心情を語った一文!)
これは駄目なの?
詩的な表現でいいかなって思ったけど、少女が何かを見る、という行為はすでに俯瞰じゃないの?
とすると、ここはどう表現すればいいの?
似たようなところで
>〜少女には、空が見える気がした。
(素振りでそのように思わせることはできる! しかし、その描写にまで触れると俯瞰では表現できない!
少女の心情、もしくは作者による地の文の説明になる!)
これも駄目なんでしょ?
少女は見えない瞳で空を見ようとする。そこには黄昏が映った〜っていうのも駄目な感じ?
作者の地の文による説明になったら、それは俯瞰だからいいんじゃないの?
うーん、よろしく、ワイさん!
―昼食の準備中です。お急ぎの方は裏山まで―
ワイは山菜を取りにいってまつ
>少女の手前で止まった足音が、言葉を発した。
(俯瞰の場合は相手が見えている! 足音で表現する必要がない!
前提として少女は目が見えない! 足音で判断するしかない!
従って少女の主観に近い文章と云える!)
>しかし、少女の見る闇には美しい光景が映し出された。――そこには〜
(少女の記憶を誰が語っているのか! 少女の外観で、そのような光景を第三者が想像できるのか!
その部分を文章で解消できるのであれば問題はないと云える!)
>少女は見えない瞳で空を見ようとする。そこには黄昏が映った〜
(瞳が埋没した! しかし、微かな光源を感知することはできる! そのような設定を事前にもってくれば、
動作や言葉で表現することは不可能ではない! その部分を考えることに習作としての意味がある!)
ワイの考え!(`・ω・´)
下ノ畑ニ居リマス
田舎町に生まれつき盲目の少女がいた。目は見えなくとも、庭に咲く花の匂いや音楽を聴く事が大好きで、元気な娘だった。
今年中学校を卒業した彼女は、親の転勤により、都内の高校に進学する事になった。
故郷を離れる事になったその日、白いワンピースを着た少女は、バッグにつめた手荷物と愛用の杖を持ち、一人で駅のホームに向かった。
両親は仕事の都合で先に上京しているからだった。東京駅に着いたら合流する事になっている。
目が見えないとはいえ、幼少時代から積み重ねてきた経験により、少女は一通りの生活がこなせるのだ。そのため両親は彼女を残して上京した。
少女は慣れた手つきで杖を操り迷う事なく駅に辿り着いた。乗車券を購入し、駅員の案内に従って東京方面のホームへ向かう。
「もうすぐ電車が来ますのでここでお待ち下さい」
「わかりました。ありがとうございます」
駅員に礼を言った彼女は、その場に立ち止まり電車の到着を待った。
少年は駅のホームを目指して走っていた。逆立った茶髪で音楽が趣味の彼は、友人と組んだロックバンドでボーカルを担当している。
黒いライダースとダメージジーンズに身を包んだ少年は、杖を持った少女に気付くと駆け寄った。
「ふう。間に合ったか。一人で寂しそうだな、サキ」
「その声は、山田君?」
少女は少年のほうへ顔を向けた。焦点の合わない両目をキョロキョロと動かしている。
「ああ。近くに用事があったから、ついでに見送りに来てやったよ」
「そうなんだ。ありがとね」
彼女はそう言って笑った。だがすぐに表情が曇った。
「せっかく友達になれたのに、もうすぐお別れだね。山田君の歌ももう聴けなくなっちゃうな」
「何言ってんだよ。俺は高校出たらすぐにプロになるから、そのうちいつでも聴けるようになるよ」
「あはは。すごい自信だね」
「おう。三年なんてすぐだから待ってろ」
少年が胸を張ってそう言った直後、ホームに電車の到着を告げるアナウンスが響いた。ガタンガタンと音を立てながら連なった車両が姿を現し、二人の目の前に停車する。
「それじゃあ、あたし行くね。さよなら、山田君」
自動ドアが開くと、少女はそう言って車両内に向かい歩き出した。
「バカ野郎! さよならじゃねえよ。またね、だろ?」
少年は彼女の背中に向かって叫んだ。
「……そうだね。ごめん。またね、山田君」
電車内のドア付近で振り返った彼女は、そう言って笑った。
「ああ。またな。サキ、東京でも頑張れよ。俺も頑張るから。絶対にまた、俺の歌聴かせてやるから」
「うん。ありがとう。約束だよ。じゃあ、楽しみにしてるね」
「ああ。二人だけの約束だ。じゃあまたな。サキ」
二人の間のドアが閉まり、発車を告げる合図が鳴り響く。少女は寂しげな表情で窓越しに手を振っていた。
少年は少女に向けて手を振り返した。彼は電車を追いながら、彼女に向けてずっと手を振り続けた。
ホームの端で立ち止まった少年は、走り去る電車に向かって大声で叫んだ。
「いつかお前の事を絶対迎えに行くから、待ってろよ、サキ」
>>991 ありがとう、ワイさん
俯瞰って神の視点じゃなくて、その場で見えて明らかに分かることだけ書いてくって事なんだね、……だよね?
難しいわー
>だがすぐに表情が曇った。 寂しげな表情
こういうのも新庄表現なのではないだろうか
今回のお題は俯瞰で書くことに意味がある!
地の文の説明や登場人物の心情の介入を許さない!
人間をよく知らなければ書けない設定になっている!
たとえ書けたとしても現実味の薄い話になるだろう!
>>993 地の文の説明が多い!
>>994 ミュージシャンのメジャーデビューに託けた、
さり気ないプロポーズが光っている!
良く出来た三人称ではあった!(`・ω・´)
>>996 傍目に悲しく映れば俯瞰と云える!(`・ω・´)
>>995 神視点は同じ章で複数の人間の心情を書くことである!
では、また!(`・ω・´)ノシ
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。