もしよろしければ、批評などお願いします。
今回書いてくのは、学生である私が書いた厨二の入ったファンタジーです。
友達はまあまあ面白いといってくれたので自信はあると思います
2 :
優雅:2012/11/07(水) 22:47:12.57
1です。では・・・
「おぅい、スピードガン借りてきたぞ!」
坊主頭の少年、太一が言った。
3 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/07(水) 23:25:42.74
やっべ設定張るの忘れてた!
主人公 ギンガ 特殊な病『超人病』の影響により、左腕を持たない。
妹 アン 普通の高等生。ギンガとは双子。
父 ジョージ 市長。ユダヤの血を持つ。
母 千鶴 焔の血を持つが、卍丸ほど強くない。
祖父 卍丸 ある意味最強。
設定は作中でうまく説明していってくれ
5 :
優雅:2012/11/08(木) 17:04:18.81
広場は少年たちの毎日の遊び場だった。今日も最近知ったばかりのスポーツ、“べーすぼーる”をしていた。
「やっぱりアイツの球速ぇな」
「軽く200は出てたぞ。」
すると、
「スピードガンはいらねぇのか?」
太一が言った。
「ああ、悪ぃな。でも太一の父さんがよく貸してくれたな。」
驚いた顔で太一とは真反対の髪型のマイクが言った。
「まあ、オヤジが寝てたから余裕だったんだけどな。」
そう言って太一はスピードガンを渡す。マイクは受け取ると、マウンドに立っている淡い金の髪の少年に向かって言った。
「おい、ギンガ!!ちょっとおまえ、本気で投げてみてくれ!」
6 :
優雅:2012/11/08(木) 18:27:18.14
ギンガと呼ばれた少年が振り返った。
「え?」
少年は一瞬、何だといいたそうな顔をしたが、すぐに
「投げるのはいいけど、変なとこに飛んでっても知らないよ。」
「いいんだ、それで。いいな、本気だぞ。ぜってぇ手ぇぬくんじゃねえぞ。」
「わ、分かった」
金髪の小柄な少年がその身に余る大きさのピッチャーマウンドに立った。
7 :
優雅:2012/11/09(金) 00:25:17.11
正面に捕手を据え、投球モーションを開始する。極めてオーソドックスなオーバースロー。
ゆっくりと、しかし大きく振りかぶった。
それ以降のギンガの挙動を見ることができたのは、投げているギンガだけだった。
ギンガの腕が完全に振り切られる直前、少年たちは、金属が破れるような、割れるような音を聞いた。
フェンスに穴があいたのだ。
がんばれよ
9 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/09(金) 01:41:54.81
作家でごはんとか行ってみれば?
10 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/09(金) 08:03:09.46
すいません
序盤は全く面白くないので期待せんとってくだしあ
11 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/09(金) 11:05:46.38
>>10 序盤から引き付ける工夫もせずに読者に待てなんて何様だよ、カスが
自慰ならそれ用のサイトもちゃんとあるんだから
さっさとごはんでも行ってこい
>>11 これだけで行っていましましたあ
そんな言い方って無礼でしょうがあ、
『超人病』に焔の血ですか
何かの漫画かなんかの設定なのかな?
設定はおいおいの説明の方がいいと思います
きっとババアのわたしなんか
足元にも及ばない名作を書かれる方っておもいます
がんばってください!!!!!!!!!
優雅、お前には1から指導が必要なようだな。
>友達はまあまあ面白いといってくれたので自信はあると思います
自信あるのか、ないのかはっきりしやがれ、この野郎。
なぜお前はここで自信ありますと言い切れない。
作品のタイトルを付け忘れているようだな。
よし、俺がつけてやろう。
「ギンガ英雄伝説」でいいな。なかなかのセンスだろ。
16 :
優雅:2012/11/09(金) 16:44:43.26
「な、なんだよ・・・今のは・・」
「おい、スピードガンが壊れてるじゃねぇか! 速すぎるぞ! 人間じゃ普通あんなスピード出せねぇよ・・・」
果たしてギンガは、自分でも驚いたようだった。
17 :
優雅:2012/11/09(金) 16:58:17.22
「すっ・・・げぇよギンガ!!!」
「やっぱお前は最高だな!
「そ、そうかな・・・」
ギンガは照れたようにいった。
しかし、彼はすぐに、
「あっ! もう18時だ!僕もう帰らないと・・・」
彼は申し訳なさそうに言った。
ここは個人のスレを立てることは禁じられている。
ごはんやアリの穴にでも行って晒せば?
既に面白さの片鱗が見え始めている。
掴みはおっけーとだけ言っておこう。
20 :
優雅:2012/11/09(金) 21:10:41.56
「ほんとゴメン! 遅れたら母さんが怖いんだ。じゃあまた明日ね。」
ギンガはそう言っていそいそと帰っていった。
少年たちは、ギンガが十分離れたのを待ってから話し始めた。
「幾ら何でも凄すぎるぜ、アレは。ほんとに人間じゃないのかもな。」
「ハハッ、んなこたねぇだろ。でもアイツあんななりなのにな・・・」
少年たちは帰宅しているギンガの後ろ姿をみた。
彼には、左腕がなかった。
零章 一部 −完−
質問などあればどうぞ!
「申し訳なさそうに」という時点で一般的な感覚であり、
中二的な味わい深さが消失している。
作者の意図とは別なものとなってしまっている。おしい。
優雅先生は、どうしてこの小説を2chに晒そうと思ったのですか?
23 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/10(土) 00:41:28.80
>>22
どういう意味?
意味などを求めてはいけない。風を感じるんだ。
25 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/10(土) 10:17:17.02
か、風ですか・・・
何か優雅大先生に昔ですけれど4年前位かな、エッジに出した作品を思いだしました
ともかく会話文羅列で始まって、本人のみ面白いつもりも
今見たら飛び上がっちゃう出来の酷さでしたあ、ああ、懐かしいなあ
いえ、本作は名作です! すっごおおいいいいいいい!!!!!!!!!!!
素晴らし過ぎています!!!!!!!!!!!!!!
27 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/10(土) 11:54:38.11
日常編をもう少し書きたいので、バトルは一章に入ってからです
大いに期待しています!
ガンバッテクダサイ!!!!!!
29 :
優雅:2012/11/10(土) 12:22:24.25
二部
「南極はもう考えから外した方がいいな。」
ジョージは悩んでいた。
「そうですね・・・バリアが五百年続いて掛けてありますし、新たなバリアも日々展開されておりますから・・・」
副市長、エレナがいった。
「この政策が五百年の伝統とはいえ、もはや無意味ではないでしょうか? この星で新しい平和を築ければそれでいいと私は思います。」
いきなり南極とか寒すぎだろw
おいお前、なに優雅に小出しにしてんだよ。
もうある程度書きあがってんだろ。
俺を焦らして楽しんでるのか。
続きが待ち遠しいよ〜。
32 :
優雅:2012/11/10(土) 23:11:32.93
エレナの意見に、ロームという壮年禿頭の男が物申した。
「そんなことができるわけがなかろう!? 奴等にやられたという被害報告は毎日のように儂のとこに来るのじゃぞ! 奴等を葬り去る方が何倍も早いわ!」
33 :
優雅:2012/11/10(土) 23:43:10.73
「無理だと何回教えたら分かるんだおまえは・・・襲ってくるのがいい証拠だ。死者だって八つの星の合計で毎年数万人でているし、なにより南極にバリアを張るような連中なんだ。科学力も我らよりも奴等が数枚上手だろうよ。」
銀の髪の女性、アイラが言った。
34 :
優雅:2012/11/11(日) 10:42:02.27
この会議は、地球が制圧されてから五百年続いている、通称『惑星会議』と呼ばれるものだ。
毎年三月末に、月唯一の都市であるローパレスで開かれる。
スローガンは、「母なる星を取り戻せ」である。
2023年、地球は、南極より現れた生命体によって支配された。人々は必死に戦った。
これが「第三次世界大戦」と暗に言われるものである。
人類側は、少なくとも軍人・一般人併せて十二億人の死者を出した。
35 :
優雅:2012/11/11(日) 10:42:44.74
この会議は、地球が制圧されてから五百年続いている、通称『惑星会議』と呼ばれるものだ。
毎年三月末に、月唯一の都市であるローパレスで開かれる。
スローガンは、「母なる星を取り戻せ」である。
2023年、地球は、南極より現れた生命体によって支配された。人々は必死に戦った。
これが「第三次世界大戦」と暗に言われるものである。
人類側は、少なくとも軍人・一般人併せて十二億人の死者を出した。
36 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/11(日) 10:45:24.69
すいません!
しまってしまいました!
うわあああ、素晴らしいです、最高に素敵ですううう
固定ファンがいるな、俺の他にも
南極編、胸アツだな
39 :
優雅:2012/11/11(日) 14:14:53.93
その戦いは十年以上続けられた。
しかし地球側は、度重なる被害に戦闘続行を断念。地球外逃亡を呼びかけ、一ヶ月後に決行した。
だが、当時の技術ではすべての住民を運ぶのは不可能だった。
そのため、置き去りにされる人々が発生した。
その多くは飢えや寒さ、そしていつ殺されるかわからないという恐怖の中を生きた。
40 :
優雅:2012/11/11(日) 14:23:04.77
南来未確認生命体は、ヒトの言葉を理解した。彼らの本当の住処は南極に空いた大きな穴だった。
41 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/11(日) 14:32:06.75
うーん
ちょっと40は忘れてください。
タロとジロは助かるん?
涙腺決壊しそうな展開に涙があふれそうです。
43 :
優雅:2012/11/11(日) 15:05:23.29
南来未確認生命体は言葉を理解することができた。それゆえ、自らをこう紹介した。
「我らはムー! 歴史から忘れられた民なり!」
彼らムーの多くは、人の形も、そのほかの生き物の形にも似ておらず、ただただいびつだった。あるものは腕が四つ、またあるものは足がなく、体が宙に浮いていた。
44 :
優雅:2012/11/11(日) 15:40:00.13
・・・そんなところだったかな。
ジョージは思考をやめた。
考え込んでいるうちに随分と会議が進行してしまったようだ。
会議は遅くまで続いた。だが例年通り、打開策は出されなかった。
明日で、地球が制圧されてからちょうど五百年だ。
二部 完
45 :
優雅:2012/11/11(日) 16:46:06.46
ここまででわからないこと、きになることなどあったらどうぞ仰って下さい。
あと、ファンといってくれる方々、本当に有り難う御座います!
執筆歴はどれくらいですか?
素人と謙遜されてますが、なかなかどうしてツボを押さえた作品を書かれているので気になりました。
47 :
優雅:2012/11/11(日) 18:26:57.80
>>46
単純計算で三ヶ月といったところでしょうか。
1にもあるように、学生なものですから。
48 :
優雅:2012/11/11(日) 19:15:46.47
みなさんに訂正のお知らせをします。ファンタジーじゃなくてSFです。
本当に申し訳ありませんでした。
49 :
優雅:2012/11/12(月) 12:24:48.15
三部
ただいまの声に反応したのは、千鶴だった。
「おかえり。ご飯はもうすぐで出来るから、アンを呼んでらっしゃい。」
優しい声で言った。
千鶴はいつもこうだが、怒ったときは鬼としか形容できないため、ギンガは滅多に母に逆らうことはない。
50 :
優雅よりお知らせ:2012/11/12(月) 13:00:59.29
足の手術にいってくるのでしばらく待っていて下さい。
お大事になさってくださいませ
52 :
優雅 遅くなってすいません:2012/11/12(月) 20:28:54.41
ギンガは素直に頷いてから、二階にあるアンの部屋に向けて大声でこう言った。
「ア〜ン!! メシだぞ! おりてこ〜い!」
応答はない。どうやらまた没頭中のようだ。
ギンガはため息を一つついてから階段を上った。
53 :
優雅:2012/11/12(月) 21:32:29.34
暗くほこりっぽい部屋に、背の高い黒髪の少女がいた。
アンである。彼女もまた悩んでいた。
・・・どうしてだろう。
わたしと兄さんは真逆だ。双子であるにも関わらず、他人から見ればわたしが姉と思われてしまう。
理由はわかる。兄さんが小さく年の割にやんちゃなのに対してわたしは背も高く静かなためだ。
わたしと兄さんはありとあらゆるものが不一致だ。。
兄さんは目が青いけど、わたしは黒い。わたしは勉強や研究が大好きで、さっきも『超人病』の研究をしていた。でも兄さんは運動することが大好きで、毎日泥だらけで帰ってくる。月の上ならふつうそんなこと滅多にないのに。
そこまで考えたとき、ノックの音がした。
「メシだぞ。」
先生、楽しく拝見させていただいています
勉強もガンバラレテクダサイ。これから出かけます
55 :
優雅:2012/11/13(火) 13:35:13.54
食事を終えると、母さんが話しかけてきた。
「明日おじいちゃんが来るから、家を片づけておいてね。お母さん、明後日まで行くところがあるのよ。」
「えっ、いまから?」
「ええ、お父さんの食事は温蔵庫に入れてあるから、帰ってきたらあげてね。」
「うん、わかった。」
母さんは急ぎ足で惑星間転送装置のある東の方角へいった。
56 :
優雅:2012/11/13(火) 15:07:01.08
零章 −完−
次章予告 (エヴァのBGM)
五百年の均衡はついに破られる。友の死を看取りながら、少年はなにを思うのか。
そして祖父、卍丸が言い放った衝撃の一言とは!
次章『血と焔』
今後もよろしくぅ!
先生、最高に素敵でした。次章に期待しています
うわあああっと熱いハートに私まで燃えそうでしたアアアアア
58 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/16(金) 15:47:47.78
連載再開まだですか?
先生、足の具合が悪いんでしょうか。心配です。
61 :
優雅?:2012/11/16(金) 18:51:51.91
一章
八月十七日
朝 おじいちゃんが来た。何度見ても何歳なのかわからない。若すぎる。父さんよりも若く見える。
今日は停戦五百年記念の日だ。お祭りは苦手だけど、メアリが出るから行かなくちゃ。
朝から頭が痛い。いつも朝はきついけど、今日はいつもの十二倍は痛い。そろそろいこう
昼
夜
?をつけるところにおまえのりょうしんをみた
63 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/17(土) 16:41:24.91
えーと、続きはまだですか?
64 :
心オレル:2012/11/17(土) 17:04:59.07
しにたくなったんで
たすけて
書けば生きる希望が湧いてくる
66 :
優雅:2012/11/17(土) 17:29:17.11
ローパレス第三公園の広場に、一人の青年が立っていた。
卍丸だ。
紫色の髪をした彼は、二人の孫を持っているにも関わらず、若々しかった。
いま彼は、危機を感じていた。
・・・来るかもしれんな。奴等はキリが良いものを好む。
来るとしたら今日しかあるまい。
老人なのに見た目は青年設定か。興味深い。
68 :
優雅:2012/11/17(土) 18:10:56.22
祭りを楽しみにしている輩もいることだし、なにより確信が持てん。
こんな時に“星”がいてくれればいいのだがそんな時間もないしな。
とりあえず、ジョー君に会いに行くか。
卍丸は、南西の方角へ足を運んだ。
途中で投げ出したら駄目だ。癖になるからな。完結させたという事実が財産になる。
70 :
優雅:2012/11/17(土) 18:41:04.02
ジョージは疲れていた。
昨夜は会議の後に祭りの準備やら何やらがあって、家に帰ったのは一時だった。
・・・国家元首にも人権というものはあるだろう。昨日はろくに眠れなかったしなぁ。
今日も今日でいろいろやらされるし、たまったもんじゃない。
・・・予言も気になるしな。
「自然は新しきヒトを作り出して、人を滅ぼさん。しかし古きヒトが人を救うだろう。
人がヒトを裏切らぬ限り・・・」
正直、だんだん面白くなってきたな。色々と謎が多くて
72 :
優雅:2012/11/17(土) 22:30:49.09
誰かここまでの話まとめれますか?
できなければ改善していきたいので
73 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/18(日) 11:16:57.10
超人病のギンガが剛速球投げて、500年前から南極に敵がいて、ジョージが市長で
卍丸は老人のはずなのに若い話。
大いに改善したまえ。
74 :
yaginu:2012/11/18(日) 22:35:37.83
ここにも天才がいたか。
75 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/19(月) 00:02:56.69
毎日更新しなさい。
ところで改善ってなに?
最初から書き直すってことですか?
うわああ、興奮しまくりですう
どきどきはらはらの展開で眼が離せません!!!!!!!!!!!
77 :
優雅:2012/11/19(月) 16:27:48.46
この予言は、いつの頃からかジョージの頭に入ってきたものだ。
ずいぶんと具体的だ。どう考えても、『新しきヒト』がムーであることは誰が聞いても解る。
現に滅ぼされかけた。今でも血の流れない日が無いほどだ。
問題はそちらではない方の“ヒト”だ。救われていない。そして全く表舞台に名前すらあがってこない。
・・・もしかしたらいわゆる【条件】が成立していないのかもしれんな。
だとしたら何なんだ!? さっぱりわからん!
パニックになりかけたジョージの耳に、大きな声が響きわたった。
「ジョ〜〜〜君!!!! 来たぞ!!! 卍丸義父さんだぞ!!」
もうちっと1レスに詰め込んでくれないかなあ。飛び飛びで予言ってなに?って思った。
1000文字くらいは詰め込めるんだからさあ。
79 :
優雅:2012/11/19(月) 18:41:34.40
>>78 無理です
これ実はPSPから打ってるんで
80 :
優雅:2012/11/21(水) 00:18:24.80
ギンガは目を覚ました。今日も元気だ。疲れはない。
時計をみれば、九時を回っている。既に祭りが始まっている。
朝食がもう無いかもしれない。それだけはいけない。死ぬ。死んでしまう。
とりあえず着替えてから階段をかけ降りれば、声が聞こえた。じいちゃんと父さんだ。
81 :
優雅:2012/11/21(水) 17:40:25.78
誰もいないスレか・・・
優雅はそう思った。
思ってたよりも連載はきついと。
先生、わたしがいます。先生の傑作を心から応援させて
いただきます。うわああああああああ
先生いいいいいいいいいい、ガンバッテクダサイイイイイイイイイイ
83 :
優雅:2012/11/21(水) 22:41:10.23
84 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/22(木) 01:22:25.95
先生、僕のことも忘れないでください。
名前の通り、優雅な文章にいつも感心させられます。
卍丸おじいちゃんって、見た目だけではなく感性も若いんですね。
僕と同じくらいの歳だろうけどあの若々しさは羨ましい。
85 :
優雅:2012/11/22(木) 16:30:00.19
>>84 見事に騙されてますね。
まぁ、みててください。
86 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/22(木) 21:14:03.19
87 :
優雅:2012/11/23(金) 00:46:55.10
「じいちゃん!? いつの間に来たの? 僕、聞いてなかったよ。」
眼前で卍丸が笑う。そして彼は懐をあさって財布を取り出してから、
「ほら、この金で祭りでなんか買ってこい。もうアン姫は行ったぞ?」
「えっ、でも・・・僕まだ朝御飯も食べてないよ。」
卍丸は笑う。
「そのための金なんだよ。それにジョー君とも話があるしな。終わったら俺も行くから。」
ギンガは一瞬考えてから、
「わかった! じゃあ早く来てよ!」
ギンガは広場の方へ行った。
「“光”の子、か。」
卍丸はつぶやいた。
一部 完
88 :
優雅:2012/11/23(金) 00:56:42.68
二部 『発射準備O.K.』
青い星の真南。南極だ。
人類がほぼ絶滅したこの星では、海は青く、山は緑に包まれていた。
しかし南極では、黒い金属で作られた建物があふれていた。
この場所で、今、ある動きが起きていた。
89 :
優雅:2012/11/23(金) 01:27:09.01
『こちら、管制塔、こちら、管制塔。
先ほど、大王様より全隊に出撃準備許可が出た! 総員、各艦に搭乗し、別命あるまで待機!』
『なお、冥王隊は出撃中止。各員不足している隊の補充に回れ。以上です。』
『武器等の装備品が必要な者は、第二バゲージに行って下さい。』
『点呼を忘れるな! 前に忘れた班がいたからな。用心しとけよ。特に月隊! おまえ等だぞ、いいな!』
うわああ、迫真にせまって興奮しますうう
先生え、イカシテイマスウ
91 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/23(金) 11:22:54.01
なんだかんだでよく続いてるよ。
センスだけじゃなく、根性もあるな
92 :
優雅:2012/11/23(金) 11:43:57.79
>>91 ホントそうですね。
これ構想の中では七〜八章位あるんですけど・・・
削ろうかなぁ・・・
えー、ご冗談でしょう。
たった八章って。その10倍の80章くらいあっていいのに。
削ろうかなってのも嘘だよね(涙)。もっと膨らませてほしい。
94 :
優雅:2012/11/23(金) 15:08:00.79
ここでいきなりですが僕のスペツクをご紹介!
年齢・・・本日で満十五歳
住所・・・九州中央部(熊ry)
狙っている高校・・・県内トップの実力
他は需要がある場合に答えます。
95 :
優雅:2012/11/23(金) 16:14:00.12
「あのー、隊長、俺達このままでいいんすか?」
四肢のない、ムーの中でも“アンアムズ”と呼ばれる一族の男が、隊長格の男に言った。
『このまま、とはどういうことかな?』
「その、俺達武器を一応もってきたいんすけど・・・隊長の許可がないとくれないみたいで」
隊長格の男は笑った。
『何言ってるんだ、君は。アッハハ、おもしろい! 相手はあの“人”なんだよ? 素手で十分だし、それに君のような者は‘術’が若干だけど使えるんだからいいじゃない! そんなこと気にしてないで防具か薬を貰っておけば何とかなります。わかったら集合をかけといて。』
96 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/23(金) 16:17:49.81
学生と聞いて、大学生かと勝手に勘違いしていた自分がすいませんでした、先生。
熊本県のトップ高校狙いですか。
来年はもうこんなところに書いていられないですね、受験が迫ってて。
お誕生日おめでとうございます。
先生の希望職種は、小説家ですか?
97 :
優雅:2012/11/23(金) 16:45:39.60
>>96 色々間違ってますね。
僕は研究職に就きたいと思ってます。
この小説も、当初は文章力を養おうと思って始めたんですよ。
出来るならこれもずっと続けていきたいです!
98 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/23(金) 17:52:22.57
理系の癖に文才あって、まだ若くて希望に満ち溢れてるなんて、なんか悔しいです。
彼氏はいますか?
99 :
優雅:2012/11/23(金) 22:09:58.07
>>98 僕は女じゃないですし、ましてやホモでもありません。
100 :
neo-sin-real:2012/11/24(土) 02:26:16.84
中学生でこれか。天才だ。
先生、今日もイカシテイマス、
ガンバッテ、フレー、フレー〜
102 :
優雅:2012/11/24(土) 10:30:42.30
『それでは、番号点呼、開始!』
「ばんご〜う!!!」
副隊長の男が声を張り上げた。
『一! 二! 三! 四!・・・・・・・・・・・・四万九千九百九十六!』
どうやら全員そろったようだ。副隊長の男が隊長格の男の方に行ってこう告げた。
「隊長、四万九千九百九十六人、総員そろいました。」
隊長格の男は頷いた。しかし、
『残りの四人は?』
副隊長の男は笑った。
「何をおっしゃいますか、貴方自身ですよ。・・・“四聖”様。」
103 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/24(土) 13:35:44.21
ファンが増加中じゃないっすか、先生。
104 :
優雅:2012/11/24(土) 14:22:54.53
“四聖”は笑ってから、
『そうでしたねぇ。よく忘れちゃうんですよね、合体して一人になっていることを。』
そこまで言うと、副隊長ブランが言葉を遮った。
「隊長、そろそろ・・・」
その言葉で“四聖”は時計を確認した。
『おっと、もうこんな時間か。』
“四聖”はマイクを握る。そして息を大きく吸った。
『搭乗員のみんな、聞いてるかな。俺たちは今から月に行ってお祭りをするんだ。そ、血祭りだね。楽しいぞ、“人”の悲鳴は。最終チェックはしたね? これで出世するかもしれないから、しっかりね。さあ、管制塔に連絡してくれ。総員乗った、てな。』
105 :
優雅:2012/11/25(日) 09:23:21.43
「月隊より、発射準備要請、来ました!」
「了解。ムーガロス第三号機、発射口へ移動。」
「システム、すべて正常に作動。目標、月!」
しかしそこで、管制塔に声が響いた。
『あ〜もう、バカかおまえ等!』
「だ、大王様!? バカとはどういう意味ですか?」
『あのね、まだ後八つくらい飛ばすんだからそんなの適当でいいよ! 後はパイロットがどうにかしてくれるよ。』
「し、しかし・・・うっ・・・!」
息絶えた。同時に死んだオペレーターの姿が消える。
『だからいっつも我が輩に逆らうなって言ってるだろ! 次誰か逆らったらぜーんぶ消すからね。さぁ早く!』
「は、発射!」
先生、オハヨウゴザイマス
朝から快調に飛ばされてイケテマス
107 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/25(日) 13:24:11.85
>>102 点呼長すぎじゃね。ギャグセンスもあるな、先生。
108 :
優雅:2012/11/25(日) 18:10:36.62
疲れたなぁ
明日学校のテストだよ。
やだなー
先生、作文書いている場合でないです
勉強してください、それからお遊びですよ
けっぱってお勉強です、目指せ、トップ校!
いっけない、コテ名をぬかしました
ともかく今は勉強です。いいですね、机に向かってレッツゴー!
>>108 えっ、これギンガの心理描写じゃなかったの?
もう、先生たっらお茶目ですね。
自作自演なのか以前からの固定ファンなのかは知らないけど、あまりに途切れ途切れすぎて内容が頭に入ってこない。
そもそもここまでで、内容というほどに深い内容には触れてない気がするんだけど?
5行程度の投稿が一回あるたびに、称賛のレスや作者の雑談が入るのがうっとうしい。
ファンなら黙って読め。
作者なら黙って書け。
俺も黙って次の投稿待つからさ。
創作投稿という点では期待してるから、もう少しテンポ良く文章多目に書いてくれないかな。
113 :
優雅:2012/11/26(月) 15:30:04.98
>>112 ウフフ、やっと来たね!
本格的なダメ出しが!
これが欲しかったんだなぁぼくは。
だって“ここがダメ”って言ってくれないと、どこをどう直せばいいのか判んないもんねぇ
114 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/26(月) 19:00:13.80
先生、そりゃあんまりっすよ。いつも絶賛してた僕の立場はどうなるんすか?
>>112なんて大した駄目出しじゃないじゃないっすか。
僕は黙っていられませんよ。
先生、テストの出来はどうでしたか?
先生、学校の予習復習が先ですよ、英語は予習が肝心です
やりましたか。こっちはお遊びですから短かろう、何だろう
何でもいいんですよお。112さんは虫です。それでも学校の
勉強を虫はいけませんよお。そこから手をつけましょう
さあさあ、さあさあ。ファイトです、目指せ、トップ校!です
116 :
優雅:2012/11/26(月) 21:35:07.41
ヤバい
PSPの充電機が壊れたのでしばらく更新できないかもしれない
ホンとすいません
どうにかします
117 :
名無し物書き@推敲中?:2012/11/27(火) 18:46:20.29
先生、もう飽きたからって、そんな嘘ついて僕の心をこのスレに置き去りにしたまま
去ろうって魂胆じゃないですよね。
嘘です。嘘をついたのは僕の弱弱しい心です。
先生は嘘をつくような人じゃないって、本当は分かってるんです。
先生、今日のテストの出来はどうでしたか?
118 :
優雅:2012/11/28(水) 21:33:55.67
「“アース”が新型艦の映像を捉えました!」
管制室にどよめきが起こる。オペレーターの誰もが「なぜ今日なんだ」と思った。その直後。
「目標着地地点は第三公園広場、祭りが行われている場所です!」
「ちょっと、あんた何、私のPCでやっているの」
「いや、編集部へメール」
「署名を見なさい。私になっているでしょ。一応、wikipediaには独身って書いてあるんだから。だいたい、あんたPCあるでしょ」
「いや、無線LANの設定方法がわかりませんで…」
「聞けなかった。忙しそうで。いつも同じ言い訳。で、今回の作品はどうなのよ」
ねねねはPCで仁の写真を見る。
「何、今回はできが悪いって。いいじゃない、南の国の太陽がきれいに写っていて」
「さすが、わかってくださる。で、お願いなんですが」
「はい、電車賃ね。2000円渡すから夕食も食べてきて。飲んじゃだめよ」
「で、どこへ」
「ちょっと、新しい企画を出版社と」
「いってらっしゃいませ」
120 :
優雅:2012/11/29(木) 17:00:27.90
テストでしんだ。
さようなら
ねねねは少女向けライトノベルの作家だ、仁は一応プロカメラマンだが、まだ個展を開けるほどではない。ねねねのところに居候している。編集部へ送った写真も旅行社とのタイアップ記事の写真だった。
「ねねね先生、なんで南国リゾートのメールなんて私に」
出版社のロビーで編集者が言ってきた。
ねねねはあいつめ、やっぱりやりやがったと怒りたがったが、そこは抑えて。
「いや、ちょっと、次はあんな感じの作品なんて、どうかしらと」
「そうですね、今日はその話ですね。どうですか、そろそろ一般を書きませんか?」
「私、そんな売れ行き悪かったですか?」
ねねねは、ちょっと不安になった。
「いえ、うちの一般の部門のほうが先生を試してみたいということで」
「ちょっと、考えさせていただいていいいですか」
「ええ、もちろんですよ」
ねねね自身もいつまでもティーン向けを書いている自信はなかった、これはチャンスである。でも、その前にあいつをどうにかしないとも思っていた。
その頃、仁はAVの現場にいた。
「仁ちゃん、どんどん撮ってね」
AVメーカーの担当が言う。
「どうしたの縮んでいるよ。購入者がパッケージだけぶったつような撮ってね」
仁は困った。どうも、この現場は苦手なのだ。人間を撮るのは好きだが、セックスを撮るのはまた別物だから。
また、別の思惑もあった、そろそろ貯金が溜まったから、自分のスタジオを持って、ねねねにプロポーズしようかとも。
本業の勉強で良い点数をテストでとるまで
此処にレスしてはいけません!
勉強を頑張れてこそのお遊びですから
いいですね!
優雅ちゃん!
123 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/01(土) 13:28:53.93
>>121 下手糞な文章を優雅先生のスレに貼るのはやめてくれませんか。
よくもまあ、恥ずかしげもなく、こんな文章を堂々と先生の美しい文章の
合間に割り込ませられたものですね。
厚顔無恥とは、あなたにぴったりの言葉です。
124 :
優雅 :2012/12/01(土) 14:57:03.51
「前方、約三万キロの所に不可視の防護壁の存在を感知しました!」
艦内にどよめきが起きた。
「あいつらいつの間にそんなもんつくってたんだ・・・?」
「でも、強度はそれほどでもねぇだろ、たぶん」
そのとき、“四聖”はマイクを取って命じた。
『主砲、発射準備。照準は適当な所を狙いなさい』
ふたたび艦内はどよめいた。
「た、隊長! 貧弱な奴等にそこまでする必要はないっすよ! 弾ももったいないし!」
“四聖”は笑う。そして愚か者を見るような目で言った。
『いいですか、今我々の力でその壁をぶち破るとやつらヒュームに絶望を与えることができるんだぞ? そうすればやつらの声も甘くなりますし、とっても面白くなりますから、いろいろとね。破れなければ、そのときに考えよう。儂等でなぁ』
125 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/01(土) 19:35:07.45
スレタイ間違ってるよな。明らかに玄人の仕事だよ、これは。
え!?
>>121 文章のできはともかく
題材が良いからこの先の展開が気になります。
>>125 たしかにスレタイ間違えてますね。
>>123によるとこのスレは「優雅だけが小説を書き込むスレ」のようです。
128 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/02(日) 18:51:59.79
>>124 今回はコメディタッチで書かれてますね。五回も笑ってしまった。
多才だなあ。
129 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/03(月) 23:08:44.53
うふふ
先生の高らかな笑い声がまた聞きたいです。
待ってます、先生の休載の穴を埋める駄文書きを。
おい、そこのお前でいいんだぞ。
131 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/06(木) 17:46:15.35
先生、信じて待ってますから
133 :
優雅:2012/12/07(金) 16:18:52.99
広場の一ブース、「研究発表会場」に長い黒髪が揺れた。
アンである。
広場の隅に追いやられたかのような場所にあるこの白い会場で、彼女は今、わくわくしていた。
「それでは、続いての発表は、光嶋・ウィリアム・アンさんで〜す!」
司会の弾むような声の数秒ののち、アンは声を発した。
134 :
優雅:2012/12/07(金) 17:49:54.94
「みなさーん、死んでください〜」
135 :
優雅:2012/12/07(金) 17:55:12.99
136 :
優雅:2012/12/07(金) 18:38:52.24
兵がレーザーライフルを乱射しはじめた。
アンは返り血とエクスタシーでもらしたおしっこで汚れた服を脱ぎ、あられもない姿になった。
そした、息絶え絶えの男の陰茎をしゃぶり、自分の陰部に入れ一人悶えていた。
137 :
優雅:2012/12/07(金) 19:31:28.88
それを見ていた三人の兵士がアンの3つの穴を犯し始めた。
後の四聖がここに生まれた。
138 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/07(金) 23:06:46.23
しょ、衝撃の展開だ。
139 :
優雅:2012/12/08(土) 09:10:08.28
もういいや、そんなに荒らしたいなら荒してください。
僕は消えます。
先生が先生の中の別人格と戦っていたことに今気づいた…
先生、受験絶対に合格してくださいね、レスを私も仕舞にします
先生の作文はほんとうは今一でしたあ、こっちは受験終わってから
精進してください、未来の大先生頑張れえええええええええ
142 :
優雅:2012/12/08(土) 18:06:08.38
『いいですか、今我々の力でその壁をぶち破るとやつらヒュームに絶望を与えることができるんだぞ? そうすればやつらの声も甘くなりますし、とっても面白くなりますから、いろいろとね。破れなければ、そのときに考えよう。儂等でなぁ』
"四聖”は容赦なかった。最後に残った一艦が白旗を上げても降伏を許さなかった。
そして、ヒュームの残った人たちは"四聖”を崇めることになった。
そりゃ、そうだ自分たちの軍隊が消失したのだから"四聖”に頼るしかない。
143 :
優雅:2012/12/08(土) 18:21:27.74
設定だけでも貼ろうかなと思うんですけど
いりますか?
優雅さんの基本人格の書く文章は安定してていいよね♪
>>143 いえ、いらないです。
書いて、友達に見せて、おもしろいと言われたんだよね?
手書き済みの文章を打ち込むのにここまで時間かかつてるの?
ネタでも煽りでもなく、3年ROMってタイピングの練習から始めた方がいいよ。
146 :
優雅:2012/12/08(土) 19:33:23.46
”四聖”と同じく、僕には四人の人格がいます。
いつもの自分、書く自分、邪魔する自分、ほめる自分。
書く自分はPSPでしか2chにアクセスできないので時間がかかります。
ほめる自分だけが元気です。
いつもの自分は書く自分に自重しろと注意します。
邪魔する自分が基本設定を無視します。
なんだ、その設定w
>>146 このスレ自体が、「4つの人格を持った
>>1」という作品だったのか?
もしそうならすごいな。新しい。感心した。
スレ否定する書き込みばかりしてきた俺だけど、
↑まで考えたうえでのスレ立てだったとしたら最大級の評価をする。
先生の反撃レスが切れ味鋭すぎて気分爽快。これで中学生だもんな。末恐ろしい。
150 :
ntrs:2012/12/09(日) 02:47:50.50
この先なんだよねえ。
151 :
優雅:2012/12/10(月) 02:06:18.67
ちくしょおぉぉぉおおぉ!!
勝手に多重人格にするな!
俺様は一人だけだ!
152 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/10(月) 18:35:28.14
>>151 どの人格が書き込んだんだ?
基本人格に迷惑かけるなよ。
153 :
優雅:2012/12/10(月) 19:27:30.25
アンは道具として自分が使われるのが嫌になっていた。
"四聖"は4つの惑星に別れた。
しかし、アンは他の三惑星を制服して、新たな"四聖"を求めるべく、他の銀河への侵攻を始めた。
残った"四聖”たちはアンを憎んだが、アンに対抗する武力はない。
"ルパン三聖"と名乗り、アンに制服された銀河を集結させるべく動いた。
154 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/10(月) 21:44:06.55
不二子「あら五右衛門、むすっとした顔してどうしたの?」
五右衛門「……」
次元「ルパン、この方向性でスレは進むらしいぞ」
ここでルパンがおもむろに右手を挙げる。
ルパン「わたくしルパン三世はこの流れがヒジョーに心地よいのであります。
ルパ〜ン賛成、なんちって、うひひひ」
ルパンの左手が不二子の尻にのびる。
不二子「アン♪」
155 :
tnsr:2012/12/10(月) 21:46:37.62
五右衛門「戸がね、開かないの!」
156 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/11(火) 18:31:00.49
今は自重人格が主導権を握ってるのか。基本人格戻ってこい!
157 :
優雅:2012/12/12(水) 16:24:53.75
設定
主人公は六人(全員焔の一族)
名前はギンガ、ミズキ、秋人、楓香、ファルス、浩一郎(後ろの三人はまだ検討中)
焔の一族 太古の昔から存在した一族で、ある時、5つの部族に分離する。
長寿であり力も強い。その為歴史を陰から支えてきた。
超人病 先天性。どんな動物でもかかる。
しかし発症率はごくわずかなので、この病を知る医者は少ない。
発症するとその種の能力の約一千倍の力になる代わりに、体の一部を失い、子孫を残すことが困難である。
一章の敵“四聖” 朱雀・青龍・白虎・玄武の4人。ヒト型。
朱雀がリーダー。
158 :
優雅:2012/12/12(水) 16:56:38.21
ここまで書いて、アレルヤが僕にささやく、
「今更基本設定を書いても遅いぞ」
「わかっているよアレルヤ、でもこの銀河で起こっていること知らせないといけないんだ」
「ぎゃははは、今頃、いい子モード。2chで一日も空いたら読み手はいなくなるって、常識だべ」
「でも、受験が」
「今度は受験のせいか。いつもそうやってなんでも周りのせいにして。逃げた先でもか」
159 :
優雅:2012/12/12(水) 17:47:51.68
そろそろ俺の出番だな…by基本
160 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/12(水) 17:51:30.48
優雅#○○○
↑ここにパスワード
トリのパスワードに核心的秘密を
161 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/12(水) 23:57:28.02
162 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/13(木) 18:55:31.91
>>157 楓香←先生これなんて読むんでしょうか。かえでかおり?
せっかく
>>146で感動したのに
>>157みたいな小学生が休み時間に書いた落書きみたいな設定を書くバカがいるのが残念だ。
>>157が
>>1をバカだと思わせるために書き込んだ偽者であることを願う
164 :
優雅:2012/12/13(木) 22:34:18.71
「ちょっとぉ、ルパン、六聖って何よ、円卓の騎士を使わなかっただけましかもしれないけど」
「餡と焔ってのも維新みたいなことをしてなあ」
「とりあえず、皆の者、六聖の物語を偵察してきて」
「Yes, majesty」
…
「各社の下読みが講評を書くのに頭を抱えていたよ」
「2chのコテハンは撃ちぬく価値もなしだと」
「拙者が斬る価値はござらん」
「スターツ出版が恋空よりはいいかと言っているぞ」
「よし、六聖の物語の破壊を命じる!宇宙平和のためだ」
165 :
優雅 ◆QCbSOq5I37ZM :2012/12/13(木) 23:46:13.14
>>162「ふうか」です
>>163さんには悪いけど
>>146が偽物です
>>164何か勘違いをしているようですが、この話、ハッピーエンドではありません。
あと、浩一郎は六人の中で最も陰があり、かつ登場が遅いです。(なんたって地球の生き残りなので)
166 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/14(金) 00:01:01.67
167 :
優雅 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/14(金) 00:46:04.76
168 :
優雅 ◆QCbSOq5I37ZM :2012/12/14(金) 16:55:14.29
いろんな必殺技?みたいなのを考えてたんだけどね
「不知火」とか「水斬丸」とか「パピヨン・ダンス」とかそんなの
まぁ効果とかは妄想してくだしあ
169 :
下品:2012/12/14(金) 18:04:07.82
「そもそもこの物語はヒーロー物なの戦略ものなの?」
「いや、必殺技とかあるからジャンプ的なヒーロー物じゃ」
「いまどきジャンプでも必殺技はほとんどない。あれは、シリーズ物でバンクで時間稼ぎするもの」
「大人の都合って奴ですね」
「だいたい、どっちが正義かもよくわからないじゃない」
「いや、そこが新しいらしい」
「そこだけ」
「うん…」
170 :
優雅 ◆zDSPk6u.cifS :2012/12/14(金) 21:01:10.62
よく考えたら五ページ分くらいしか書いてないんだよね
ごめんなさいでした、
続きの話、設定が気になる人は言ってね
171 :
下品:2012/12/14(金) 21:04:50.04
「てっきりワナビと思っていた」
「5ページ分って…」
「昼寝で見た夢でも書くつもりだったんじゃない」
172 :
優雅 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/14(金) 21:08:30.80
>>171 いや、このスレの上での話だよwww
さすがにもうちょっとは書いてるよ
173 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/14(金) 21:42:23.84
底辺中学の実態の勉強になった
174 :
優雅 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/14(金) 21:54:06.02
とうとうバレてしまった・・・
そうだよ
俺の通ってる中学校は県内でも一二を争うヤンキー校だ。
底辺中学生優雅「小説書いたんすけどwwwちょマジ自信あるんすけどwwwwww」
ヤンキー「オモシレーwwwくそオモシレーわーwwwwwwこんなおもしろい小説読んだことねーわーwwwwww」
こうですねわかります。
176 :
優雅 ◆QCbSOq5I37ZM :2012/12/14(金) 22:45:24.71
DQNが小説なんか読むわけ無いだろ
178 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/14(金) 23:28:07.11
言ってもいい?
そもそも小説として体をなしていない
風景、心理描写はなし
視点はぼろぼろ
中3だともう早いのは"小説”を書いて新人賞も獲る年齢
お前のは"作文"だ
179 :
優雅 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/14(金) 23:31:57.51
わかったよ短編書いてくよ
181 :
優雅 ◆QCbSOq5I37ZM :2012/12/14(金) 23:48:24.40
「それでは、審理を始めます。検察側は、冒頭弁論をお願いします。」
俺は言った。そしてこの法廷には不釣り合いな検察官が重そうな口を開いた。
「はい、裁判長。えー被告人自見宏昌は、五月十八日午後七時四十三分頃、東京通信三番線二号車車内にて、被害者・・・」
そこまで言ったときに何を思ったのか被害者の顔をみた。軽く咳払いをしてから彼は続けた。
「被害者、佐藤美佳の尻を三十七秒間さわり続け、その約五分三秒後に逮捕された次第であります。」
182 :
lrem:2012/12/14(金) 23:53:09.99
佐藤美佳たんの年齢と髪型と服装が必要。
>>170 たった五ページでこの面白さとかふつーありえねえから
184 :
優雅 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/15(土) 00:00:33.29
「以上のことから、被告人にオナ禁三ヶ月と執行猶予五ヶ月を求めます。以上です。」
検察官は薄い勝利の色を顔に浮かべた。
「弁護側からは何がありますか?」
俺は聞いた。どこかのアドベンチャーゲームの主人公のような髪を決めている彼は、うっすら微笑んでから、優しく告げた。
「被告人は、仕事上のストレスや、家庭内でのトラブルなどもあり、非常に精神状態は不安定でした。故に、外の世界に安らぎを求めてしまったのだと考えます。弁護側は、情状酌量を求めます。」
基本人格先生以外の作品は糞
186 :
優雅 ◆QCbSOq5I37ZM :2012/12/15(土) 11:41:35.72
「そこまで。両方、異論はないですか? 無ければ判決を下しますが・・・」
俺は二人をみた。小さく頷くのを見て、俺は決心した。
「それでは、判決を言い渡します。被告人、自見宏昌をオナ禁二ヶ月、執行猶予五ヶ月の刑に処します! それでは、閉廷!」
187 :
優雅 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/15(土) 12:11:06.72
俺はしがない裁判官だ。
毎日・・・とまでは言えないが裁判に明け暮れている。
それもこれも、20年代に行われた大幅な法改正とともに新たに作られた裁判所、『性裁判所』略して性裁のせいだ。
性裁はあらゆる異性間のトラブルを扱い、今日のような痴漢事件から、離婚争議に至るまでを日々裁いている。
しかし、今回の事件は、近年まれに見る大事件だ。セキュリティシステムは、今や世界一とまで言われるこの近代日本で、あのような長時間に及ぶ痴漢が発生したのだ。連日ワイドショーで大々的に取り上げられていた。
だから俺は、なかなか重い罰を告げたのだ。
>>157 この六人の繰り広げる恋模様も楽しみだなあ
189 :
優雅 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/15(土) 14:13:08.76
>>188 なんでわかったんすか・・・
まぁ安易な考えだとは思ってたんすけど
ミズキは二章、秋人は三章です。メインヒロインはミズキにしてます。
基本人格はテスト勉強でいそがしいのかなあ。カス人格に出てこられてもなぁ
191 :
優雅 ◆QCbSOq5I37ZM :2012/12/15(土) 14:40:04.75
他
四聖(というか朱雀)はライバルになる
“星”とか言ってたのはファルスたち星の一族のこと。
“光”の子、はギンガのこと
五(六)部族は、光、清流、火炎、星、嵐です(浩一郎は六つ目に分類される)
浩一郎謎めいてるなあ。ひげが生えてるイメージだな
193 :
優雅 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/15(土) 17:35:42.91
一人称一覧
ギンガ 僕(オレ)
アン わたし
千鶴 お母さん
ジョージ 私
卍丸 俺(ジジイ、お兄さん)
朱雀 私
青龍 俺
白虎 ボク
玄武 儂
トリアーエズこのくらい
194 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/15(土) 23:26:49.59
オナキン・スカイウォーカーw
195 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/16(日) 19:37:24.96
主人公、総選挙やろうぞ!
196 :
優雅 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/16(日) 21:58:48.89
強さって意味なら
1 ギンガ
2 浩一郎
3 秋人
4 楓香
5 ファルス
6 ミズキ
になるかな(たぶん)
楓香は元気娘、ファルスはミステリアス、ミズキは傷心の少女ってところっすね
初期から思ってたんだけど、こういう設定はマンガの方がいいんだろうけど、いい絵師が見つからなくてね
197 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/16(日) 23:28:11.49
基本人格抹殺されたのか?悲しい
198 :
優雅 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/17(月) 16:01:53.75
新しいのをレスするのめんどうなんで設定を貼ってるんだけど
まずかった?
199 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/17(月) 18:13:02.92
いや純粋にどれがどの人格か分からなくなった。
俺の中の優雅は『性裁判所』とか書くような奴じゃなかった。
いったい優雅になにがあったんだ?
200 :
優雅 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/17(月) 18:57:20.14
>>199 そんなに別人格に見えるかなぁ
意識してないんだけど
これが既にヤバいのかな
201 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/17(月) 19:19:38.59
>>186 ◆QCbSOq5I37ZMが基本人格先生だと思うんだけど、オナ禁とか他人格から悪影響受けてるからなあ。
なんだっけ腐ったみかんの山に普通のみかんを投げ入れたら腐るみたいなことわざあったよな
203 :
優雅 ◆W0KCdTsuTKes :2012/12/17(月) 19:52:35.78
204 :
優雅 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/17(月) 20:02:08.56
だめだ
前のトピが思い出せない
というわけで誰か解析してください!(真顔)
205 :
優雅 ◆fgMjrvsJg7Hx :2012/12/17(月) 20:05:14.74
これか!?
滅多なこと、いえ人生で一度たりとも人にたいして汚い言葉を吐くことの無かった僕ですが
基本人格先生の為を思えば、彼を守るためにもその禁を解かなければなりません。
そんな言葉を吐いてしまえば僕の心も傷ついてしまうでしょう。
だけど相手は実体のないヒトガタだと思えば……心は軽やかで!
死ね、クソ人格どもはとにかく死んでください。
207 :
優雅 ◆RqGG47DdZgOj :2012/12/17(月) 20:29:40.86
信じてほしいですが、信じなくても結構です。
僕のQC〜ZMのトピは確か
「ヒロインはミズキになる」
みたいな奴でした
本当にごめんなさい
今探してます
208 :
優雅 ◆4uJwJjoQ6tRq :2012/12/17(月) 20:31:42.99
これらの駄レスはみないようにして下さい
テストスレが見つからなくて
言い訳がましいクソ人格どもに一番ショックな言葉ってなんなんだろう。
そんな言葉を見つけられたら、あいつらを一斉にショック死させてやるんだけどなあ。
バルス!!
211 :
創始 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/17(月) 20:59:25.71
ぼーっとしてる間に何か居たので変えました。
宜しく。
優雅さん、自分、やりました。駆逐してやりましたよ!
213 :
remi:2012/12/17(月) 21:26:56.65
多重人格ワロス
214 :
創始 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/17(月) 22:17:44.39
今回のコテ本名に近いんだよね
どうでもいいけど
おめえの話題なんて誰も興味ないから、わきまえて
216 :
創始 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/17(月) 23:24:12.78
じゃ、じゃあ何に興味が?
217 :
創始 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/18(火) 17:28:57.54
そろそろ続きを書こうかなって言うより、要る?
今三章まではすっごい自信があるのだが、
四章
ファルス〜金星編〜
から全くね・・・
大まかにはあるんだけど
何に興味がって質問をこのスレでするか。
答えは優雅基本人格大先生に決まってんだろーが!
お前は馬鹿だなあ。
219 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/18(火) 19:45:05.76
いや、人格だけじゃなくて性も分裂しているようだよ優雅先生
星=>聖=>性って暗喩だった
220 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/18(火) 21:34:39.75
先生自分はジョージがお気に入りです。
こんなにも造詣深いキャラを作りあげる先生のセンスに鳥肌立ちました。
221 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/18(火) 21:39:51.64
ミズギのファンです
やっぱりこれからの宇宙海賊は微乳ビキニですよね!
222 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/18(火) 21:48:41.84
って書いたけど千鶴も捨て難いなあ。
今んところあんま出てこないけどこれから鬼嫁っぷりが爆発しそう。
うわージョージどうなるんだろう。
はやく続き書いてよ、先生。
いつでも戻っておいで、ここは先生のホームグラウンドさ
224 :
創始 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/19(水) 00:28:11.54
合格したら何かの賞に応募してみるよ。
それまで宜しく。
で、結局だれが本物なんだろうね…
226 :
創始 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/19(水) 07:52:30.37
そんなに疑ってるなら書きますよ
続きをね!
まぁ多重人格って言うのはたまにだけど友達に言われることあるからしかたないんだけどね
227 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/19(水) 20:09:28.83
ミズキの体が、青黒い炎に包まれ燃え落ちていく。
何が起こったのだ!ギンガは目を見開いた。
ミズキの外殻を脱ぎ捨てて現れたのは、漆黒のローブを纏い灼眼を煌かせた一人の少女。
深幽領域『イマジオン』より覚醒した13番目のペルソナ、『エナ』だった。
「馬鹿なエナ、お前が目覚めるのは遥か未来のはず・・!」
驚愕するギンガにエナが答える。
「シナリオが変わったのギンガ。『冥王機関』が動き始めた。『黄昏戒律』は『この時代』で私が執行する!」
エナは冷たく笑うと、ギンガを指差してこう呟いた。
「zunden!!!」
絶対零度の黒炎がギンガから吹きあがる。
ギンガは驚愕の表情を浮かべたまま、瞬時に凍りつくと、粉々に砕けて散乱した。
紺碧の空を血の風花がひらひらと舞ってゆく。
「残り七人・・・・。」
エナは黒革の人別帳を広げると、リストからギンガの名を消した。
人別帳を見つめるエナの眼は暗かった。
かつて盟友であった残りの七人が、容易ならざる相手であることは、
魔炎『シュバルツ・フランメ』を窮めた彼女も、よく知っていた。
228 :
創始 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/19(水) 20:27:21.63
妄想凄いっすね
229 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/19(水) 20:42:54.45
分裂した各人格の代表選手が殺しあうスレなんじゃろ?
わしもまぜんかい。
230 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/19(水) 20:50:44.78
あー、毎朝かったるい。
今朝は更にかったるい。
それも、機能、エナが現れたからだ。
深夜まで俺んちで大騒ぎしやがって。
しかし、それでも俺は毎日律儀、この坂を登り学校へ行く。
門を潜ろうとすると、一昔まえのアニメのような水着姿の女子に声をかけられた。
「あなたがいなければエナは消えるの」
その子はミズギと名乗った。
どうなる俺の日常!?
231 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/19(水) 21:21:03.01
「ミズキ?……いやミズギ?」
俺は混乱した。クラスメートのミズキは、今や別人格のエナに吸収され消滅したはず。
そして親友のギンガも……。
彼らは、世界の背後で動く何かの『システム』のため、戦いに明け暮れていたのだ。
俺はミズギを見つめた。彼女の顔はミズキと瓜二つだ。
「どういうことだミズギ、大体真冬なのにそんな恰好で寒くないのか?」
「ミズキさんは『執行』がこの時代で始まるのを予想していた。だから、自分の基本人格と一緒に、私に『これ』を託したの!」
ミズギの水着がぱかっと開いた。
俺はぶったまげた。
機械仕掛けの彼女の胸部に収まっていたのは、虹色に輝く巨大な宝石。
『ザ・キー』!木星へのゲートに辿りつくための唯一の手段だ。
232 :
創始 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/19(水) 21:27:36.15
止めれ
秋人編に似てるから腹立つ
233 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/19(水) 21:30:55.05
だったらさっさと続きを書かんかい。
はよ!はよ!はよ!はよ!
でないと、どんどん話が進んでくぞ〜〜。
234 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/20(木) 01:47:30.73
/:::::::::::::::::|_|_|_|_/
|;;;;;;;;;;ノ \ / ヽ
|::( 6 @ @ )
|ノ ( ( o o) )
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::::::\ ヽ ノ\
:::::::::::::\_____ノ:::::::::::\
235 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/20(木) 01:50:20.80
/:::::::::::::::::|_|_|/
|;;;;;;;;;;ノ \ / ヽ
|::( 6 @ @ )
|ノ ( ( o o) )
/| < へ >
::::::\ ヽ ノ\
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236 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/20(木) 01:57:28.82
/:::::::::::::::::|_|_/
/;;;;;;;;;;ノ \ / ヽ
|::( 6 @ @ )
|ノ ( ( o o) )
/| < へ >
::::::\ ヽ ノ\
:::::::::::::\_____ノ:::::::::::\
237 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/20(木) 02:07:24.30
_______
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|;;;;;;;;;;ノ \ / ヽ
|::( 6 ∂ ∂ )
|ノ ( ( o o) )
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::::::\ ヽ ノ\
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238 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/20(木) 02:11:44.38
/:::::::::::::::::|_|_|/
|;;;;;;;;;;ノ \ / ヽ
|::( 6 ∂ ∂ )
|ノ ( ( o o) )
/| < へ >
::::::\ ヽ ノ\
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続き、まだかなあ?
240 :
創始 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/20(木) 16:00:28.32
近日中に新スレを立てますのでそちらでいきます。
こっちは素人投稿者のためや、設定公開のため、ageでお願いします。
241 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/20(木) 21:33:32.62
はあ、なに勝手にクソ人格が仕切ってんの?
二度と戻ってくんな。
優雅先生朗報です。ここに残るのは先生とファンだけ。一緒にパラダイス作りましょう。
243 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/20(木) 23:04:11.61
「トーマくん、ミズキさんは、あなたにこれを託したの。」
「ミズギ、君はまさか、ミズキのレプリカ?」
トーマは輝く『キー』に魅入られ、ミズギの胸元に手をのばした。その時、
ずずずずずず
突如、彼らの足元が大きく揺れた。
「地震?」
戸惑うトーマ。
「きしゅあああああ〜〜〜〜〜!」
地鳴りと共に耳をつんざく絶叫。彼らの通う、聖痕十文字学園中等部の校庭が、大きく隆起した。
「一体なんなんだよ!」
トーマは我が目を疑った。校庭を割って出現したのは、巨大な胴体から幾つもの頭を生やした深紅の多頭蛇!
「あれは、まさか『マーズ・ヒドラ』!『彼』が学園に?」
驚愕のミズギ。蛇は巨体をくねらせると、校門の2人めがけて突進してきた。
「うわああ!」
突如の怪事に立ちすくむトーマ。あぶないミズギ!だがその時!
びゅーーーーーーーーーん!
2人の眼前の宙空から放たれた光の奔流が、多頭蛇を貫いた。
じ じ じ じ じ じ じ じ じ
校門で身をすくめる2人の前に立つのは、フォトンビームの残光煌く魔杖を構えながら、ダーク・ローブの光学迷彩を解除してゆく一人の少女。
エナだ。
「トーマ君は私が守る!!あなたは『冥王機関』をシャットダウンさせるための、最後の鍵なの!」
エナは高らかに言い放った。
244 :
創始 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/20(木) 23:11:07.36
別に信じない人は来なくていいよ
俺も只の暇潰しだし
245 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/20(木) 23:24:51.71
そこに一機のシャトルが飛び込んできた、
「トーマ、これに乗れ」
秋人が叫んだ。
シャトルの上ではファルスがパワードスーツで狙撃をしている、
「俺とエマで止められるのは一分が限界だ、乗れトーマ」
ミズギがトーマを抱いてシャトルに乗る。
刹那。
多頭蛇がシャトルのエンジンを襲うが、エナとファルスによってシャトルの発射は食い止められたが、シャトルは気づいていた。
「これでは冥王機関のリブートに間に合わない」、秋人がひとりごちんだ。
「私の力を使って」
ミズギがディメンションストーンを胸から秋人へ差し出した。
「しかし、そうしたらお前は」
「私の代わりはいるもの」
246 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/21(金) 00:23:05.56
ずどーん!
秋人の介入虚しく、マーズ・ヒドラの体当たりを食らって離陸を阻まれた『アストロ・トレヰン』。
「うわあ!」
トーマとミズギは再び校庭に投げ出された。
「きしゃ〜〜〜!」
とぐろを巻いて2人を包囲するマーズ・ヒドラ。
シャトルから降り立ったエナは、厳しく空を仰いだ。
見ろ、いつのまにか学園の上空に飛来した、宇宙光帆船『オーディン』の雄姿を。
風にたなびく海賊旗を背に甲板に立つのは、オーバーコートを羽織った黒髭の荒武者。
「エナぁ!ギンガとミズキを手にかけたってのは本当かぁ!!」
男が怒りに燃える目でエナを見下ろす。
「『マーズ・ヒドラ』・・こんなものを地球に持ち込むなんて、相変わらずやり方が粗っぽいわね。宇宙海賊、キャプテン・マーべラス!」
エナが叫ぶ。
幾星霜もの昔、共に冥府大戦を戦いぬいた盟友同士が、今、学園で対峙した。
247 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/21(金) 02:02:08.56
246は才能があると思います。
248 :
創始 ◆u1m2tD/cM6 :2012/12/21(金) 07:30:26.72
うん
ほとんどオリジナルだもんね
249 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/21(金) 21:53:26.19
>>244 なにお前、その分かる人にだけは分かるみたいなレス。ばっかじゃなかろうか。
自覚が足りねーよーだな。
お前は所詮うんこにたかるハエだからな。ハエ。わきまえろ。
いいか二度と優雅先生にたかるなよ。消えろ。
250 :
優雅 ◆fvGOFQoTr. :2012/12/21(金) 22:06:58.95
251 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/21(金) 22:19:54.52
よっしゃあああ!ようやく幻影が消えた。
優雅先生戻ってきてチョーダイ。
252 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/21(金) 23:39:58.13
「エナ!とことんヤる気みたいだな!」
『オーディン』の甲板で怒りにわななくマーベラス。
「ならば!奪われた冥府十鍵、てめーをボコって取り戻す!やれ、『ポッキー』!」
「きしゅああああああ〜〜〜〜〜」
マーズヒドラが多頭をのたくらせながら、エナに向かって突進してきた。
なんたることか。先程のフォトン・ビームの一撃で焼き切られた蛇頭は、いつの間にか再生し、新たな頭部を形成しているではないか!
エナに迫る怪物。彼女は我が手の光子魔杖を見てつぶやいた。
「ヒドラ相手じゃ『これ』は役立たずか・・・」
エナは意を決し、ダーク・ローブを脱ぎ捨てた。
ばさっ!ローブの下から露わになったのは、血風にはためく宵闇色のブレザーだ!
「わかった。イクストル!フォルム『A』!」
「エナ様。合点承知!」
エナの意のままにその姿を変える万能魔導存在「イクストル」が、金色の光を放ちながら魔杖の態を解き、彼女の両腕を覆った。
253 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/22(土) 00:01:05.02
光に包まれながら反転変身を果たす万能道具「イクストル」。
エナの両腕を覆うのは、黒炎を滾らせながら唸りを上げる漆黒魔鋼オリハルコンの手甲だった。
ぶ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ う ん
闇ブレザーの各所に配置された重力制御球が鳴動し、エナの体は浮揚した。
「零 距 離 で 闘 ら せ て も ら う ! 」
エナが叫んだ。
びゅん!ブレザーの背面に形成されたプラズマジェットが推動し、彼女はマーズ・ヒドラめがけて急加速した。
「きしゅああああああ〜〜〜〜〜」
面食らったマーズ・ヒドラが何本もの鎌首をもたげ、その「照準」をエナに向ける。
びしゅっ!びしゅっ!蛇頭の口内に形成された超音波砲から放たれた幾閃もの烈風のメスが、エナに切りかかる。
だが超音波メスはエナに達する前に、彼女のブレザーがその正面に作り出した闇の衝角に弾かれて四散した。
「いくぞ!」
ヒドラに迫るエナ。
だが見ろ、バリアーを御するのは、エナだけではなかった。
ばっちいいいいいいいいいいいん!
マーズ・ヒドラが作り出した赤熱の障壁が、彼女の突進を阻んだのだ。
「うわ!」
弾き飛ばされるエナの体を、ヒドラの頭部が捕捉する。汚らわしい顎に咥えられるエナ。
「きしゅしゅしゅしゅ・・・・」
エナを捕えたヒドラが、幾つもの真っ赤な口腔から勝ち誇った嗤いを上げた。
254 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/22(土) 00:06:22.07
ごおおお!
蛇頭の一体の口内に形成された発火器官から、紅蓮の火球が出現した。彼女を確実に焼き尽くすつもりなのだ。
「これはプラズマ火球・・・・ならば!」
必死で策を巡らすエナ
「クリンゲ!!!」
エナの手甲の側面から輝く刃が出現した。
しゅらん!高周波で振動する刃がヒドラの顎を切り裂いた。解き放たれるエナ。
しかし時は遅かった。どおん!ヒドラの口から発射された火球が、エナに炸裂する。
だが見よ、見よ!火球は彼女のかざした手甲の掌底に阻まれると、その炎を蒼黒い氷に覆われていく!
ぶぅぅうん!エナのその手が冷たく光る。
「そんな炎で私の氷は溶かせない! シュバルツァイス・ファウスト!!!」
プラズマジェットが唸りを上げた。
蛇頭の束を蹴散らしたエナが、マーズ・ヒドラの図太い胴に、魔氷の拳を叩きこんだ!
「きしゅああああああ〜〜〜〜〜」
内側から黒炎を噴き上げ、凍りついてゆく怪物。
「絶・対・零・度!!!」
ぐじゃあああああ!マーズ・ヒドラの体は内部から破裂し、その巨体は粉々に砕けて四散した。
だが、ヒドラの残骸を一顧だにせず、空を睨むエナ。
「マーベラス!こんなペットで私の相手がつとまるか!船から降りて、いざむきあえ!」
憤怒の宇宙海賊に、エナが凛然と言い放った。
仕事はうまくなくてはもいいし あるいは能率本の通りにしなくたってイイ
これだけは守って・そして・忘れてしまわないで
偉そにしちゃいけない
orz
・・・大変な失礼を致した。
スレ主どのすまぬ。
あんまり話が進まないから、イライラしてつい荒らしてしまったのじゃ。
もう消えるから、こちらに戻られよ。
本物は更新遅すぎるし1レスの文章量も少なすぎてイライラしかしないし
内容も薄っぺらいくせにやたら寒痛いこと書きたがるから消えていいよ
偽者の書く文の方がまだおもしろい
よっしゃあああ粛清完了。優雅先生いつでも出ておいで。
259 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/22(土) 18:15:25.26
スレ主どのは元気そうだから、やっぱここに続き書いちゃえ。
オーバーコートをたなびかせ、碧眼に闘志を燃やした黒髭マーベラス。
年の頃四十に手のとどく、豪放、無頼の海賊だ。
たん!彼が『オーディン』の甲板を蹴り、校庭めがけて身を投げた。
落下してくる海賊を、鋭く射抜くはエナの灼眼。
しゅしゅ!
エナは脇差に手を添えるなり、燃える眼でマーベラスの軌道を見定め、小刀を投げ打った!
空中で制動の利かぬマーベラスめがけ、エナの小刀が吸われるように飛んでくる!
だがなぜだ?彼女の飛剣に気付くなり、海賊の体は、慣性の法則を無視して地面めざしてビュンと急加速。
小刀は虚しく空を舞った。
ばさり!
みろ。自衛隊の落下傘降下でも用いられる、五接地回転法にて校庭に降り立ったマーベラスは全くの無傷。
「エナぁ、どうあっても譲る気は無いか。ならばギンガとミズキを殺めた由、剣にて訊こう!」
マーベラスが『鰐斬五ッ胴』をガッキと担ぐ。身の丈ほどもある半月刀だ。
「よかろうマーベラス、私は炎で応えよう!」
エナの両手が黒炎を滾らせた。
もはや話が独立してる。
これで名前さえパクってなきゃいけるよ。
荒らしている方々。どうぞ荒らして下さい。当分更新しませんから。
262 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/23(日) 00:51:44.77
ぐぐぐぐぐ
『鰐斬五ッ胴』を担ぐなり、海賊は己が半身を右に捻じった。
だ!
渾身の溜めで剣力を蓄えたマーベラスが、その身を左に踊らせた。
必殺の気概でがエナに打ちかかる荒武者!
海賊剣『鱶打ち』!
一太刀で、海中のサメをも割る剛刃が、今まさにエナに放たれる。
だがその刹那、エナは徒手。
なぜだ、海賊剣はエナに届かず。いや、マーベラスの狙った先に彼女の姿は既にない。
おお、気がつけば既にマーベラスの懐深く飛び込んでいた少女の魔影。
エナが冷たいその手で『鰐斬五ッ胴』の柄を取り、海賊の腕を絞めあげたのだ!
『魔炎流無刀取り』!
『起り』の鈍い海賊剣を制するは、精妙の剣を修めたエナにとって児戯に等しかった。
「とったぞ、マーベラス。」
エナが形の良い唇をキュウと歪め、海賊の耳元で囁く。
ぎぎぎぎぎ!
エナに掴まれたマーベラスの腕が、魔炎に侵され凍りついてゆく。
「うおおおおおお!」
海賊は苦悶の声を上げた。
263 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/23(日) 13:18:03.83
エナに掴まれたマーベラスの腕が、魔炎に侵され凍りついてゆく。
マーベラス敗れたり!彼女は勝利を確信した。
海賊の全身が凍り砕けるまで1秒とかかるまい。
だが、その時、がちゃり!
あ、マーベラスがその体から、凍った右手をスポリと抜いた。
これはいかなることか!予期せぬ怪事にエナの体勢が崩れる。
がつん!
エナをふりほどいた海賊が、彼女の整った顔に、己が額を叩きこんだ。
咄嗟の頭突き!
顔を押さえてよろめくエナから、一足跳びに距離を取るマーベラス。
敢然と立つ黒髭。その失われた右腕に生えていたのは、黒々と輝く仕込銃。
義手!仕込銃!これはエナにとっても想定の外、マーベラスの秘事であった。
「エナ!てめーと剣で相対したは、俺の不遜だった。ここからは海の業で相手をいたす!」
殺気みなぎるマーベラス。右腕の銃がエナをピタリと狙う。
「面白い、こうでなくては張り合いがないぞ!」
鼻から流れた紅い血をペロリと舐めとり、エナが不敵に笑う。
ぶぅぅうん!
彼女の両手を覆う手甲が、再び不気味に唸った。
264 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/24(月) 00:40:01.73
どん!
マーベラスが右腕の仕込銃を撃ち放つ。
だがエナは微動だにせず。弾丸は彼女の遥右方、的外れな方向に飛んで行ったのだ。
「血迷ったかマーベラス!そんな腕前でこの私に・・!」
ずど!
エナの言葉が鈍い異音と共に途切れた。
「ああ!」
エナが苦悶に叫んだ。彼女の膝を激痛が走る。馬鹿な!驚愕する少女。
どこから放たれたのか、エナの後方から飛んできた弾丸が、彼女の右膝を撃ちぬいた!
「これは跳弾!」
エナの顔が蒼ざめた。
エナの背後にあったのは、校庭に突き立てられた『鰐斬五ッ胴』。先程海賊が撃ち捨てた半月刀だ。
なんたることか、マーベラスが狙ったのはエナの体に非ず。
海賊の放った弾丸は、半月刀に命中するなり跳ねかえり、エナの膝を正確に射抜いたのだ。
刀の位置、角度、相手との間合い、全てが精妙に計算された、必勝を期した一弾だ。
『海賊銃術飛撞撃ち』!
船上での乱戦の際に敵方だけを射抜くべく、マーベラスがあみだした奇策であった。
「ぐうう!」
たまらず地面に膝をついたエナ。
「エアぁ!背中から撃つってのは俺の好みじゃないが、こうなったら仕方ねえ!」
海賊はなお、エナとの間合いを慎重に計りながら彼女に銃を向けた。
265 :
池田大作:2012/12/24(月) 01:04:05.87
創価諸君よ!
田浦本部横須賀桜山支部の高橋裕之氏が年末ジャンボで6億円当たるようにまた女子部と結婚成就と障害者年金1級受給と健康とご長寿を15分でよいので高橋裕之氏に題目を送って行こうではありませんか!
266 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/24(月) 13:19:54.26
「エナ!どんな理由があるのか知らねえが、ギンガとミズキの事は見過ごせねえ!」
海賊が苦渋の表情でエナに狙いを定める。
エナがマーベラスから逃れようと、必死で地面を掻く。校庭を血の這跡が伝っていく。
「う…ああ……イクストル、フォルム『C』!」
彼女は唇の片端を苦痛に歪ませながら両腕の手甲に囁いた。
「エナ様、合点承知。」
『イクストル』が手甲の態を解くと、エナの右手に集約、小さな金色のナイフに姿を変えた。
「そんな小刀、振っても投げても俺には通じん。さあ!魔王衆のよしみ、これ以上苦しまねえよう一発で仕留める!」
エナに不用意に近づくことの危険を、重々承知のマーベラス。
彼はエナとの距離を慎重に保ちながら、仕込銃の引き金を引かんとした。
なす術無しか、エナ。だがまさにその時!
ぐさり!
何を考える!エナは金色のナイフを振り上げるなり、己が右膝に深々と刃を突き立てた!
「うあああああああああああ!」
少女の絶叫が校庭に響く。
「馬鹿な……狂ったか!」
愕然と黒髭を震わすマーベラス。
267 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/24(月) 13:22:44.33
だがこの時、エナの体内ではある変化が起こっていた。
みろ、膝に突き立てられたナイフが彼女の内に潜り込んでいく。
みしみしみしみしみし
彼女のしなやかな脚を、軋むような異音が走る。
たん!
なんと、エナが撃たれた足で立った!立ち上がるなり横飛びに跳ぶ!
体内に侵入した『イクストル』が、微細な金属繊維と化し、砕けた骨を縫い合わせ、抉られた筋肉組織に取って代わったのだ!
「なにいいいい!」
咄嗟の事にマーベラスの照準が狂う。エナが跳んだ先にあるのは、半月刀『鰐斬五ッ胴』!
ずさり!身の丈程もある半月刀をエナが引き抜き、海賊めがけて投げ打った。
「ぬううううう!」
再びエナに狙いを定め、海賊銃の二弾を放つマーベラス。
ごおおおおおおお!
血風吹きぬく校庭に、しばし動かぬ闘者が二人。
だが見ろ。マーベラスの脇胴に深々と突き刺さっていたのは『鰐斬五ッ胴』。
海賊の弾丸は、エナの片頬をかすめたのみ。
「エナ…魔王衆随一の使い手……何故、こんな真似を……!!!」
マーベラスは、驚愕に眼を見開いたまま、校庭にどうと斃れた。
おお、七つの銀河を股にかけた宇宙海賊もついに事切れ、その体は魔炎に覆われ砕けて散った。
268 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/24(月) 13:24:04.46
エナが魔炎の光芒に背を向けた。
「マーベラス。魔王衆の務めは修羅の地獄と知れ。」
かつての友の亡骸を、一顧だにせぬ少女の非情。
だが厳しく閉ざされたエナの貌を見ろ。
白磁の頬をツと伝うのは、一筋の涙であった。
ブレザーの懐に手を遣ると、エナは黒革の人別帳を取り出した。
はらり。
見ろ。ひろげられた巻物に、緋文字で記された名前は丁度十人。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
―冥府門業滅十魔王―
断界剣ギンガ
キャプテン・マーベラス
吸血花ミズキ
昆虫鬼ベヒモコイタル
炎浄院慧那
墨者革離
宇宙忍者☆焔
ふしぎの海の六花
大槻教授
仏恥義理卍丸
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このうち既に、エナ自身の手でギンガは魔炎に散り、ミズキはその身を喰らわれ、マーベラスは立ち合いの果てに斃れた。
残るは六人。
巻物を見つめるエナの眼は、依然として暗かった。
その六人の断じて軽視すべからざることを、海賊との立ち合いが改めて思い出させたのだ。
「トーマくん、怪我はない?」
エナが校庭にへたりこむトーマの方を向いた。
269 :
優雅 ◆QCbSOq5I37ZM :2012/12/24(月) 23:22:26.45
みなさん、お久しぶりです。
最近の忙しさと荒れっぷりに、レスしたくても出来なかった優雅です。
この板の上で私の名を語る人が数名おられますが、元祖優雅としては嬉しくもあり、迷惑です。
これ以上読者様を惑わさないで下さい。
さて、途中で放置されていた『焔』シリーズも、そろそろ再開したいと思います。
リライトのため、長くなるでしょうが、暖かい声援をお願いします。
270 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/24(月) 23:33:24.03
お主は自分のスレで遊んどれ。
ここはわしに任せい。
>>269 誰も望んでないから消えてくれ
頼むからもうお前は書き込まないでくれ
土下座でもなんでもするからもうクソみたいなオナニー文章書いてこの板を荒らすのはやめてくれ
272 :
優雅 ◆QCbSOq5I37ZM :2012/12/25(火) 16:17:44.85
>>271 ありがとうございます
いつ2chを辞めるか悩んでいたところでしたので、これで心おきなく辞めることが出来ます。
みなさん、お騒がせしましたが、今までありがとうございました。
273 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/26(水) 00:24:08.44
「大丈夫?トーマくん、さあ立って。」
トーマの手を引っ張り上げるエナ。
怪獣とエナ達の大暴れで、校庭はめちゃめちゃ。生徒たちはパニックに陥っていた。
「エナ、教えてくれ。」
トーマは震えながら尋ねた。昨日会ったばかりの少女が、さっき見せた大決闘に目が回りそうだ。
「お前らは、一体何と戦ってるんだ。そして、ギンガとミズキを殺したのは……お前!?」
トーマの目が、猜疑と不信に曇った。
「わかったは、トーマくん、今説明するから。」
エナが話し始めた。
「遠い昔、遥か銀河のかなたで、十個の『キー』が創られた。
エントロピーの法則を無視して異界から膨大なエネルギーを自由に引き出すことのできる『キー』は、宇宙を統べる偉大なる超知性体集団『十氏族』に与えられた。
彼らは『キー』の力でそれぞれの『領域』を治めたの。でも全ては罠だった。『影の世界』で十個の『キー』を操る、一つのリングが創られたの。
指輪の主は。この世界とは本来関わりないはずだった『影の世界』を統べる者。私たちは『冥王』と呼んでいた。
気の遠くなるような時間をかけ、重力だけを用いて『キー』をこの宇宙に精錬したヤツは、『影の世界』から『一つの指輪』を使ってこの世界に干渉を始めた。
冥王をこの世界の敵と認めた『十氏族』は彼の軍団と戦うため、あらゆる並行世界の中から、『キー』を操ることのできる『適正者』を探し出し、戦いに導いた。
その『適正者』が私たち、『冥府門業滅十魔王』だったの!」
「あ、あーうー。」
トーマの目が宙を泳いだ。何を言ってるのかさっぱり解らなかったのだ。
274 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/26(水) 21:25:40.26
優雅は死んでしまったのだろうか?
続きも書かれず、最近は荒らしと偽物と別人がばっこしている。
どこに行っちゃったのか、考えようぜ、おまえら。
275 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/26(水) 21:49:22.34
「トーマくん、戦いは熾烈を極めた!!」
エナが風呂敷を広げる。
「『一つの指輪』がこの宇宙に顕現させた『冥府門』から現われた八十該体を超える蝕宙昆虫軍団『ドレッド・レギオン』が私たちに襲いかかったの。
私たちも第十二世代航宙一等軍艦『ドゥラエモフ』100万隻の大艦隊を率いて勇敢に闘った。
やがて、戦火は『十氏族』の治める領域を超え、全銀河に広がった。
邪宗門『グランドオーダー・オブ・オリエンタルトワイライト』の練成した魔導兵器が私たちの武器になった。
宇宙妖怪連合の盟主『ベアード』の私設軍隊や、超時遍在獣性『牙一族』もこの戦いに加わった。
銀河の中心にある暗黒監獄から解き放たれた破星黒龍『アンカラゴン』も私たちに味方したわ。
そして『ブラックホール・モーター』を駆動系に用いたアストロノミカル・ユニット・ロボ『アルティメット・ゴーバスター』の完成が、戦況を逆転させた。
蝕宙昆虫軍団を駆逐した私たち『業滅十魔王』はついに『冥府門』に辿り着き、『キー』の『パワー』を逆用して『冥府門』を封じようとしたの。
でも敵軍はまだ最強の戦力を温存していた。
『冥府門』から現われたのは、一騎が戦艦『ドゥラエモフ』10万隻に比するといわれる黒馬『スレイプニル』を駆る冥王親衛騎団『ザ・ナイン』。
『影の国』百億の臣兵が互いに殺しあって最後に残った12の人外魔将『魔影剣十二獄将』。
そして『十二獄将』すら容易く捻りつぶす敵軍の最終兵器、アストロノミカル・ユニット・ビースト『ジェノサイド・ライガー』!
そんな強敵どもが私たちに立ちはだかったの!」
「う、うわ〜!」
英単語とか覚えるのが嫌いなトーマは、頭を抱えた。
彼のシナプスがパニックでパチパチした。
276 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/27(木) 02:01:14.07
言い忘れておったが、リレーは大歓迎じゃお。
277 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/27(木) 21:41:43.39
「でもまあ、なんだかんだ言って最後は私たちが勝ったわ。」
エナが、終盤はあっさり流した。
「死闘の末、敵将は総て斃れ、敵軍は『影の世界』に押し戻され、『冥府門』は封印されこの宇宙から消え去った。
私と仲間たちは敵軍を封じた英雄『冥府門業滅十魔王』として宇宙に名を残し『キー』を自らの体に封印すると、それぞれの住む並行世界に帰って行った。
そして100万年の時が過ぎた。でも、『冥王』の企ては潰えていなかった。
『一つの指輪』は『冥府門』が封じられる寸前にこの宇宙に射出されると戦火にまぎれて銀河の彼方に消えた。
消えた指輪が飛来したのは『地球』、つまりこの星だったの!」
「な、なんだってー」
途中から聞くのを投げてたトーマが、棒読みで驚いた。
278 :
優雅 ◆QCbSOq5I37ZM :2012/12/27(木) 22:04:05.69
なんかだんだんダサくなってってますね。
279 :
優雅 ◆QCbSOq5I37ZM :2012/12/27(木) 22:52:01.20
やっぱこんなもんだったんですね。
僕の実力は。
続きを書くのを止めて結構経ちますが、もう住人が二人しか居ないですよね。
創文版を荒らしちゃってすいませんでした。
280 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/28(金) 00:15:09.66
これからもっとダサくなるからよく見とき。
自スレ立てたんだから嫌でも続きを書かんかい。
281 :
優雅 ◆NaKWIcn64kng :2012/12/28(金) 17:12:13.22
282 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/29(土) 00:02:50.53
「トーマくん、『冥王』の化身『指輪』は、このド田舎惑星『地球』に流れ着いた。
それは、『大戦』の後に『十氏族』が組織した銀河警備機構『ギャラクシエ・クロイツ』の目を逃れるためだった。
彼らの目を欺くため、『指輪』はある奇策を弄した。原住民である人類と混交できるよう相転移を果たしたの。
そして、ある氏族の長と交わると、そのマトリクスを彼らの一族に継承させていった……!復活の時を待つために。
その一族の字は『如月』。つまり、あなたの御先祖様なの!」
「え、え〜〜!?」
ほうじ茶をすすりながら、ぼんやり話を聞いていたトーマも、さすがに驚いた。
いきなり自分ちに話が振られたのだ!新潟のご本家に、そんな秘密があったなんて!
「『ギャラクシエ・クロイツ』の混沌検知システム『マギカ』がその事実を探り当てたのが、この世界で、丁度三日前だった。
調査を続けた組織は、恐ろしい事実に気付いた。人類と交わってから数百年を経て、その力を回復した『冥王』のマトリクスは、一族の末裔の1体を借りて顕現しようとしているの。
再びこの世に災禍をもたらすために!トーマくん、その『末裔』が君。いまや全銀河の警察官、義賊、英雄、正義超人たちが、この『地球』に向かってきているわ。
あなたの体を素粒子レベルで分解するために!」
ぶーーー!
トーマはほうじ茶を吹きだした。
283 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/30(日) 19:02:40.57
「でも安心してトーマくん、私が銀河律令例外規定『黄昏戒律』を発令したから。もう『地球』に手出しができるのは私と同じクラスである『冥府門業滅十魔王』のメンバーのみ!」
ガクブルのトーマに、エナが得意げに言った。
「でも、それぞれの並行世界を支配しているはずの『彼ら』が、なぜか『この世界』にシフトして『学園』に収束してきている。何か裏があるわ。」
エナの瞳が不安に曇っている。
「でも、ギンガとミズキは……」
「トーマくん!」
親友の名を口にしたトーマを制して、エナが彼の手をキュッと握った。
「2人の事はいったん忘れて。仕方のない事だったの。君は私が必ず守る!だって私……」
エナが頬を赤らめてトーマを見つめた。
「君が前世で織田信長だった頃から……ずっと君のことが……。」
「あ、あえ?」
耳まで赤くなるトーマ。
彼女の宇宙電波大戦の大口上と、ウルルン攻撃に煙に巻かれて、早くも2人の事を忘れかけてるアホな子トーマ!
「大丈夫、『魔王衆』もここにはうかつに手が出せないわ。さっき『学園』の『コード』を上げたから!」
エナがパチリと指を鳴らした。
ごごごごごごごごごごごごごごご
聖痕十文字学園中等部の校舎が轟音をあげて変形していく。
その姿は、さながら銀色の外壁に覆われた巨大な姫路城!!!
「トーマくん、これからここが『基地』になる。あらゆる並行世界に遍在し公権力の圧力から銀河人民を守る『超時空学園要塞』!!私たちはただ『学園』と呼んでるけど。」
「………………」
トーマは再び腰を抜かした。
「これが『超時空学園要塞』〜〜〜〜!?」
おやじセンスなデザインにあからさまにテンションが下がるトーマに、エナが答える。
「この『世界』ではこういう形態なの!大丈夫、日中はここにいれば安全よ。トーマくんは普通に学園に登校して。あまり目立たないようにね。じゃあまた!」
エナを乗せたスペースシャトル「アストロ・トレヰン」は校庭と平行に離陸すると空に消えて言った。
「『じゃあまた』って・・どういうつもりだよ。」
ブツブツ言いながら2年C組の教室に向かうトーマ。だが何かが妙だった。
すれ違うダチやパイセンのなかに、見たことのない顔が何人も混じっているのだ。
「『コードを上げた』って……どゆこと?」
怪訝そうに席につくトーマ。1時限目が始まろうとしていた。
「トーマ君、おはよー!」
隣の机に、風紀委員の六花(14)が着席した。
トーマの幼馴染で家も隣同士。黒髪ロングの美少女だ。
「どうしたの?なんか疲れた顔してるけど?」
「いやちょっと……CODのやりすぎで……」
心配そうに尋ねる六花に、トーマが適当に答える。
285 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/30(日) 19:23:11.12
「まったくゲームばっかりしてて!。それよりこれ、今日のお弁当!おかずは麻婆豆腐とブリ大根と豚カツよ。」
レンに出張中のトーマの両親にかわって、六花が彼の昼飯を用意しているのだ。
彼女は笑顔で、三段重ねのゴッツイ弁当箱をトーマに差し出した。
「あ……ありがとう六花……。」
おずおずと弁当を受け取るトーマ。
ず っ し り 。
食べざかりのトーマだったが、六花の「お弁当」は、なんだかいろいろ重かった。
「起立、礼!」
担任の岩本虎眼先生が教室に入ってきた。
担任の岩本虎眼先生(50)が教室に入ってきた。
「皆の者。急な話なのだが、クラスに新しい門人が加わった。転校生の炎浄院だ。」
先生の横には、エナが立っていた。
「埼玉県から転校してきた、炎浄院エナです。よろしくね!」
そうきたか……。
トーマの目が点になった。
286 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/30(日) 21:07:48.20
「席はそうよな……如月の後ろが空いておるから、とりあえずそこだ。」
トーマの方にエナがやってきた。エナはトーマの前に立つと彼の顎先にツと白魚の指をかけ、クイともちあげた。おお!思わず席を立つトーマ。
「これからは毎日私がついてるから。よろしくね…… ト ー マ く ん ! 」
そう呟くやいなや、エナはトーマを正面からギュっとはぐはぐした。
ぽ に ゅ ん 。
エナの、育ってるようで育ってない、少し育った胸が彼の体にくっついた。
「ふ ん ぐ る (´Д`;) い い !」
鼻からスチームを吹きだしアホ毛をピョコピョコさせるトーマ。
ざわ……ざわ……!騒然とする教室!
……ぎらん!!!!!!
六花の瞳が、緑色に輝いた。
が ば っ !
六花は、エナの腕からトーマをもぎ取ると、片腕でトーマの襟首を締めあげて宙に持ち上げた。
「トーマくぅぅぅぅぅぅぅん!!誰その女ぁぁ?お友達ぃぃぃぃ?!」
おだやかな微笑を貌に張り付かせた六花が、黒髪を逆立たせてながらトーマを吊るしあげる。
ぐりっ!彼女の白い指がトーマの喉にめり込んだ。
「六花……ちょまっ!ちょまっ!違うんだ〜〜〜〜!グブッ」
口から血泡を吹きながら必死で弁解するトーマ。彼の意識が薄れかけてきた。
287 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/30(日) 23:26:47.14
「ちょっともぉ〜、乱暴はやめてよ!」
べりっ!エナが、六花から彼を引き剥がした。
「うぶぐぅううううううう!」
朝飯のカニパンを撒き散らしながら床に倒れ込むトーマ。
「九頭竜、落ち着かんか、炎浄院は色々複雑な事情があって、血縁上は如月の『姪』になるのだ。こっちに越してきて、しばらくはこやつの家で炎浄院の面倒を見ることになっておるのだ。」
虎眼先生が、六花をなだめながら説明する。
「六花!!!あなたまだ『覚醒』してないのね?だったら教えとくわ。そういう『設定』だからよろしくね!りっちょん!」
エナが、勝手に変なあだなをつけて、六花をはぎゅはぎゅした。深幽領域ではこれが挨拶がわりなのだ。
ご お お お お お お お お !
教室に瘴気が立ち込め、血を孕む風が吹いた。
「頃す……!頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す
頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す
頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す
頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す
頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す」
六花が笑顔のまま、何かの念仏を唱えだした。
「もうやめてくれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
トーマは、恐怖でちょい漏れしていた。
288 :
名無し物書き@推敲中?:2012/12/31(月) 00:28:11.33
夕陽が姫路城の校舎を照らしている。社会科の授業が終わろうとしていた。今日最後の授業だ。
ストレスでやつれ果てたトーマは、死んだ目で授業を聞いていた。
後ろのエナは、膝から引っこ抜いて鉛筆に変身させたイクストルにノートを自動筆記させながら、鼻くそをほじっている。
朝の一件以来、六花は授業に構わず一心不乱に何かをノートに書きこんでいる。
かりかりかりかりかりかりかりかりかりかりかりかりかりかりかりかりっ!!
ちらっ!おそるおそる横からのぞき見したトーマは、胃が千切れそうになった。
ノートには幾何学的に狂った角度で構成されたおぞましい紋様やアラビア語と思しき見ただけで奈落に引き込まれそうになる不穏な文章がびっちりと綴られているのだ。
きんこんかんこーん。放課を告げるチャイムが鳴った。
「あ〜終わった〜!ミッション1コンプリート!」
エナが立ちあがって伸びをする。
「さあ、帰りましょう、トーマくん!」
「帰るってどこに?」
怪訝そうに尋ねるトーマ。
「朝の話聞いてなかったの?『ミッション』が終わるまで、私がトーマくんの家にお泊まりして、君を守るのよ!いきましょ!」
トーマの手を引くエナ。
ぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎり!!
六花の歯ぎしりが教室中に響き渡った。ぴきっ!ぴきっ!窓ガラスにひびが入る。窓から差し込む夕陽が、六花を血の色に染めていた。
「 ト ー マ 君 ! ! 私 も 行 く か ら !」
椅子から跳び上がった六花が、トーマに叫んだ。六花の緑色の瞳に狂気のプラズマが煌いていた。
「今日から、朝食と夕食とお風呂の支度も私がするから!あとお洗濯も!ベッドメークも!あと風紀委員として、炎浄院さんの事をちゃんと粛……『指導』しないと!!!!!!!!」
「あ・・・あうあうああああううううう〜〜〜〜!」
トーマの目が、悶絶するオタマジャクシの如く宙を泳いだ。
悪夢の一夜が始まろうとしていた。
289 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/01(火) 16:49:55.46
がちゃり。
命からがら自分の家にたどり着いたトーマが、玄関の鍵を開けた。
エナと六花の目を逃れるため、男子便所の窓から抜け出してきたのだ。
「まったく、酷い一日だったぜ……。」
食卓でほうじ茶をすすって、ようやく人心地のついたトーマ。だがその時だ。
がちゃり。
オートロックのはずの玄関の鍵を、誰かが開けた。
「トーマくん、どうしたの?途中でいなくなっちゃて?」
食卓にずかずか入ってきたのは両手にスーパーの袋を下げた六花だ。
「六花!!いったいどうやって?鍵がかかってな……」
唖然とするトーマ。
「ああ、これ?作っておいたの。『お世話』するのにいろいろ便利でしょ?」
スーパーの袋をテーブルに置いた六花が、ポケットから合鍵を取り出してチャラつかせた。
トーマはゾッとした。こいつ、前からこんな事をしてたのか!!
「今日からお夕飯も作るって言ったでしょ?さ、準備準備!」
六花は袋から野菜や肉を取り出しながら、まるで自分の家のように台所に向かう。その時だ。
がちゃーーーん!
二階から何かの割れる音が聞こえてきた。
290 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/01(火) 16:51:36.78
「なんなんだー!」
嫌な予感しかしないトーマ。
「トーマくん、お待たせ。材料買ってきたから。さ、準備準備!」
階段を降りて食卓に入ってきたのは、両手にスーパーの袋を下げたエナだ。
スペースシャトル『アストロ・トレヰン』から2階のベランダに落下傘降下してきたのだ。
「炎浄院さん……やっぱり来たのね!」
六花が凄絶に笑う。
「でも、今日のお夕飯はもう準備中だから。トーマくん、今日は大好きなカレーよ!!!」
六花がトーマに叫ぶ。
「カレーか!奇遇だこと。私もよ!」
エナがスーパーの袋からジャガイモを取り出した。
ぎりりっ!六花が歯ぎしりする。!
「どこまでも気に障る女!いいでしょう。口で言ってわからないなら、料理の腕で叩き潰すのみ!!!」
「面白い、受けて立つ!!!」
カ レ ー 1 番 勝 負 !
トーマをはさんで、2人の料理人が沸々と闘志を滾らせた。
「あの〜、俺カレーはそんなに好きじゃ〜」
「君は黙ってて!」「あなたは黙ってなさい!」
恐る恐る割って入ったトーマを、2人が斬り捨てた。
「ひいいい!」
トーマは頭を抱えて、テーブルの下にもぐりこんだ。
291 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/01(火) 19:22:34.68
ぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつ。
台所で2つの大鍋が煮立っている。
食卓ではテーブルに座ったトーマが、冷たい汗を流しながらブルブル震えていた。
「トーマ君、お待たせ! さ あ 召 し 上 が れ 。」
猫撫で声の六花が緑色の眼でトーマの顔を凝視しながらカレーをご飯に盛った。
「トーマ君、ジャッジは君が下すよ! わ か っ て る わ ね 。」
灼眼を煌かせたエナが冷たい指でトーマの頬をなでながらカレーをご飯に盛った。
「ううううううううううううううううううう」
トーマの目が断末魔のミジンコの如く宙を泳ぐ。
行くも地獄、退くも地獄!えい、ならばママよ!トーマは決死の覚悟でスプーンをとった。
まずはエナの姫カレー『らゔ☆ずっきゅん』から。
ジャガイモのゴロゴロ入った、典型的なお母さんカレーの佇まいだ。
これは普通に食えるかも?彼は淡い期待を胸にスプーンを口に運んだ。
ん?香りが違う。市販のルーではない。ターメリックをベースにクミン、コリアンダ、ナツメグ等の香りが調和し、えも言えぬ風味を作り出している。
これは、美味い……だが次の瞬間!
「ぶべえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇええええええぇぇええぇえぇえええぇえぇえええええええ!」
トーマは悶絶した。辛い!辛すぎる!ココ壱の10辛カレー如きは平気で征するトーマであったが、このカレーは次元が違う!
おそらくは文京区の名店『大沢食堂』の極辛カレーに比するであろう殺傷力だ。
「トーマ君、残すことは許さない!!」
エナがサディスティックに言い放った。
「ぐっぐっぐっぐっぐっぐっぐっぐっぐっぐっぐっぐっぐっぐっぐ」
スパイスの魔力であろうか?カプサイシンの猛威に口内を焼かれつつも、トーマはスプーンを置く事ができなかった。
「はぉ〜〜〜〜〜ゔま゙い゙〜〜ゔま゙い゙お゙〜〜〜〜〜」
彼は涙と涎をダラダラ垂らしながら、白目を向いて『らゔ☆ずっきゅん』を食べ続けた。
292 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/01(火) 19:25:07.91
×ジャッジは君が下すよ!
○ジャッジは君が下すのよ!
293 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/01(火) 20:00:30.50
トーマの視界が光に満たされていく。
光の中から浮かんできたのは天使のようなエナの笑顔!
「あ゙〜〜〜〜〜エナ〜〜〜〜〜〜〜」
トーマが、口からカレーと涎を垂らしながら、恍惚の表情でエナの方を向いた。
「きゃははははははははは!いーわよトーマくん!さあ、私の物になりなさい!」
エナが灼眼をギラギラさせながら、ヒステリックに嗤う。
おそるべきはエナの姫カレー!極秘の配分で調合されたスパイスが、口にした者の脳髄を灼ききり、調理者に絶対服従する肉奴隷に変えてしまうのだ!
もともとインドでは、古代より性愛論書カーマ・スートラが存在していたことからも分かるとおり、性愛は人生における重要な目的の1つとされてきた。
そのような本能の追及と、広くインドに流布するスパイス・マジックが結びついたのは、まさに歴史の必然といえよう!
「どう!これでトーマくんは私の肉人形!」
白目を剥いたトーマのアホ毛をむんずと掴みながら、エナが勝ち誇った顔で六花に言い放った。
「いけない、トーマくん!はやくこれを!」
六花が自分のカレー皿を取ると、トーマの口にあてがい、無理矢理押し込んだ!
「げぶうううううううううううううううううううううう!」
苦痛に悶えるトーマの口内に、六花の量子風カレー『しゅれでぃんがあ』が流れ込んできた。
294 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/01(火) 20:25:40.71
>>284 校庭と平行に離陸って意味判らん。
校庭が空に向かって傾斜してるんか?
295 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/01(火) 20:41:42.25
航宙支援戦闘機『アストロ・トレヰン』の重力下における飛行方法はジェット推進ではない。
その機体に搭載された銀河帝国のハイパーテクノロジーの精華『グラビティ・コントローラー』により、滑走を経ずに空中に浮揚することができるのだ。
296 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/02(水) 00:34:48.55
|∀・)ここまで好き放題書き散らしてお咎め無しとは!!まったくぬるま湯のような板じゃの!!!
頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す
かりかりかりかりかりかりかりかりかりかり
299 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/03(木) 00:12:33.57
|∀・)ほれほれその程度か?
300 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/03(木) 17:17:14.92
記念すべき300レス突破の時にあの人はいない……
どこにいるのだろうか
301 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/03(木) 18:40:42.61
「トーマくん!はやくこれを!」
六花がトーマの鼻をつまんで、彼の口に『しゅれでぃんがあ』を無理矢理流しこむ。
どろり。煮えたぎったコールタールのような漆黒のカレーがトーマの口に這入ってきた。
「ぶぼおぁぅぉぇおぉおぉぇおぇあぁあああぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあ〜〜〜〜!!!」
トーマの目が苦痛に見開かれた。『らゔ☆ずっきゅん』の更に数倍にもなろうかという殺人カプサイシンを擁する量子風カレーが彼の口腔の粘膜を溶かした。
トーマの視界がぐにゃりと歪み、闇黒が広がった。墨汁の様な視界に星空が広がっていく。
夜と昼、月と太陽が何万回転もトーマの脳内をめぐり彼は時間の感覚を失った。
やがてトーマの眼は己の座っていた食卓を俯瞰し多摩市を俯瞰し日本を俯瞰し地球を俯瞰し、これまで考えた事もない、人間に視覚することのできない何かを俯瞰していた。
気がつけばトーマの眼前には、この世界とは異なる可能性によって生じた無限の並行世界が広がっていた。
トーマの自我は何万もの並行世界に拡散し何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も今日のこの一日の朝起きてから夜寝るまでを繰り返し味わった。
おそるべきは六花の量子風カレー!禁断の知識を用いて配合されたスパイスが、トーマの脳内の波動関数を収束させる能力を減退させ、彼を可能性の海に流し去ったのだ。
トーマの主観で数万年が過ぎたころ、エナの『らゔ☆ずっきゅん』を食べたという事実は非実在の海に溶けて消え、トーマのエナへの忠誠心は色々大事な記憶と共に彼の基本人格から抹消された。
やがて『しゅれでぃんがあ』の効力が消えた彼の意識が、エナと六花の待つ食卓に返ってきた。
302 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/03(木) 18:41:47.23
「あ゙ーーーー、意外と長い…………」
トーマはそう言い残すと、痙攣しながらテーブルに突っ伏した。
「私のカレーを破るなんて!やるじゃない、りっちょん!」
エナが驚きの目で六花を睨む。
「あなたの妖術もなかなかだったわエナ!でもトーマくんがこの状態じゃジャッジは無理!」
六花が不敵に笑う。エナも口の端をきゅうと歪めた。
「いいでしょう、勝負は明日の夕飯に預けた!」
が し !
互いを強敵(とも)と認めた二人の少女が、固い握手を交わした。
ふんぐるい〜むぐるうなふ〜くとぅるう〜るるいえ〜うがふなぐる〜ふたぐん
テーブルでは、脳味噌のいろんなところを弄くられたトーマが、死んだ魚のような目で涎を垂らしながら変なお経を唱えていた。
303 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/04(金) 00:58:45.17
一方その頃
夜の帳の降りた聖痕十文字学園中等部。
校庭に突き立てられたマーベラスの形見『鰐斬五ッ胴』を囲む5つの影があった。
「まさか……ギンガとミズキに続きマーベラスまで……炎浄院エナ!許さん!」
可憐なショートを怒りで震わすのは『業滅十魔王』のくノ一 、焔(14)だった。
まだJKにも満たない娘だが、その全身から凄絶な色香を放つ美少女だ。マーベラスのことを憎からず思っていたのだ。
「エナ……海賊の旦那をタイマンでイワすたぁ!!マジでパねえスケだぜ!!旦那〜〜〜!!」
長ランにモヒカンでキめたツッパリ、仏恥義理卍丸(17)が泣いている。銀河連合『金愚魏弩羅』のアタマとして、宇宙海賊とは何度も闘り合った仲だった。
「2人とも落ちつけ。魔王衆の任務は血塗られた煉獄。マーベラスは力及ばず斃れた、それだけのことよ。」
銀河帝国将校、フリッツ・ヨーゼフ・ベヒモコイタル元帥(47)が冷徹に言い放った。その痩身を黒銀の軍服に包み灰白の蓬髪をなびかせた幽鬼の如き魔将だ。
「左様、やつは『業滅十魔王』の中でも一番の粗忽者。残った我らがかかれば、魔炎師の小娘如き恐るるに足らん。」
元帥の言に頷くのは、小柄なその身に気力漲る入道。魔王衆の軍師、革離(30)だ。非攻兼愛の信念を以って冥府大戦に参列した男だが、その戦術の酷薄非情な事は世に聞こえている。
「しかし妙ですな。本来は各々の世界を支配していた我々『業滅十魔王』が、なぜこの世界に集っているのか?」
大槻教授(65)が手入れされた眉をひそめて首を傾げる。アストロスピリチュアルプラズマ理論の完成を以って冥府大戦を勝利に導いた英雄だが、その腹には一物も二物もある不敵な男だ。
304 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/04(金) 21:44:28.90
「ところで六花が居らんようじゃが?あいつも『ここ』にきとるのじゃろ?」
焔が怪訝そうに盟友の顔を見回す。
「彼女は我々よりも先にこの世界にシフトしていたらしい。シンクロ率が高すぎたのか、どうも魔王衆としての記憶を失っているみたいですな。」
腕組みした大槻教授が答える。
「それがさ聞いてくれ!なんと最近の九頭竜六花は『如月トーマ』の事が気になってしょーがないらしいのだ!
そこに炎浄院エナが転校してきてトーマにちょっかいを出してきたから、もう憎しみボーボーでダークサイドに堕ちそうな勢いだぞ!」
いったい、いつそんな事を調べたのか。革離、驚異の諜報能力。
「ばかな!『魔王衆』が『門』と付き合ったりするなど、宇宙衝突に等しい蛮行!!」
驚愕のベヒモコイタル元帥。
「なん……じゃと!!」
怒りに震える少女が一人。
「六花……エナ……、魔王衆で恋愛はご法度のはず……!!」
焔の眼がジェラスでメラメラだ!
「これは由々しきこと!私も学園に往く。革離殿、転入手続きを頼んだぞ!」
テンションMAXの焔が叫ぶ。
「いや姐さん、そんなことしたって話がこじれるだけなんじゃ……?」
恐る恐る焔をなだめる卍丸。『金愚魏弩羅』のアタマもこの少女には頭が上がらないのだ。
「うるさい!お前も来い、卍丸!」
「そんな〜また学校なんて……。」
少女はツッパリの首根っこをひきずりながら、闇の中に消えていった。
305 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/05(土) 22:44:18.95
「まったく、昨日は酷い目にあったぜ……」
トーマが、朝からゲッソリした顔で通学路を歩いている。
六花とエナがトーマの家で深夜まで好き放題したあげく、じぶんちに帰ったのだ。
死んだ眼で2年C組の教室に入ってゆくトーマ。
「トーマ君、おはよー!」
隣の机に、六花が着席した。
「昨日はごめんなさい、カレー、ちょっと辛かったよね?大丈夫?」
六花が緑色の瞳を潤ませてトーマを見つめる。
そうゆう問題じゃねーだろ……うぐ!口に出かけた言葉を慌てて飲み込むトーマ。
もはや一挙動が命にかかわる。
「だ……大丈夫だよ六花、ありがとう!」
トーマが怯えた目で答える。
「そう……よかった。だったらこれ、今日のお弁当!」
六花が風呂敷から何かを取り出した。
がさがさがさがさ。
やはりどうかしている……トーマは眼前の異物に生唾を飲み込んだ。
風呂敷から現われたのは、そのかさ500gを超えんとする大ぶりの伊勢海老!
まだ生きている。
ぼわああああああああああああああ!
突如、机の上の伊勢海老が蒼黒い炎を吹き上げて膨れ上がった!
「どぎゃ〜〜〜〜〜!!」
トーマは悲鳴を上げた。
306 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/06(日) 11:39:46.00
伊勢海老が膨れ上がっていく。
燃え上がる伊勢海老の甲羅を引き裂いて中から現われたのは、漆黒のブレザーを纏った炎浄院エナ!
「やばいやばい、遅刻しそうだったから『ショートカット』使っちゃった」
トーマの机に立ったエナが悪戯っぽく笑う。
「エナぁ!よくも私のお弁当を!!」
六花の顔が怒りに歪む。
「りっちょん、めんごめんご!目的の座標の周囲の生物で、いちばん低度で『憑依』しやすかったの。だからつい!」
エナがニタリと嗤った。
『シュバルツ・フランメ』の秘儀『魔炎転生』!
エナがこれと定めた生物の肉体を、異界の魔炎が喰らい尽し、エナ自身の肉体を再構築するのだ!
こいつ!毎朝登校のたびに誰かを殺生する気か!!トーマは恐怖で震えた。
ぎりり!六花の瞳は憎悪の闇黒大嵐。
「エナぁぁぁ……今日こそ決着をつけないとぉ。いいでしょう、お昼の『活け造り』の材料は、あなたの体でまかなう!」
いったい何を言っているのか?トーマはわが耳を疑った。
「くく…面白い!性根を入れて来ないなら、私が逆に『食べる』わよ!」
エナが机上から六花を挑発した。
307 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/06(日) 18:34:39.00
「アスカー自分の荷物が見つからないの?あの人に聞いてみてくれないかな」
とEに乳白色の宝石を見せられながら言われた、黙っていると決めた瞬間に見透かされたようでドキリとする。
そうだった。
私、家に帰らなきゃ。
308 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/06(日) 18:36:16.91
まぁ、ラノベで一次なら突破しそうだ
309 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/06(日) 18:43:33.34
「Eちゃん、私この駅で降りないといけないの、どこで乗り換えればいい?」
私はEちゃんにポケットから取り出した自分(……だよね?)の定期券をみせた。
乗車駅のところに書かれていた駅名を。
『聖跡安達ヶ原』
310 :
優雅 ◆QCbSOq5I37ZM :2013/01/06(日) 19:05:23.44
元スレ主としてこれだけは言わせて欲しい。
少し前までなら我慢できたが、名前のパクり、内容のぶっ飛び感、どれをとっても評価に値しない。
最初のバトルのとこはまだ読めた。
しかし今は読めない名前、厨二過ぎる技名、なおかつ稚拙な学園風景。
ただの底辺ラノベだよ、これは。
また言いたいことが出来たら来ます。
それでは。
311 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/06(日) 19:09:22.16
「うーん聞いたことない駅だ」
Eちゃんが目をしばしばさせて首をかしげる。
「でもテツだったAなら何か知ってるかも?さあ、次の動物園でおりよう」
私は白髪の少年Aさんのほうを眺めた。
312 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/06(日) 20:24:59.44
>>310 |∀・)小説の時より饒舌じゃの!読めない名前があるなら教えてしんぜよう。どこじゃい?
313 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/06(日) 23:19:29.29
優雅って人のゴミクズスレと同レベルかなって思った。
がたり。2年C組の教室の戸が開いた
「起立、礼!」
担任の岩本虎眼先生が教室に入ってきた。
「近頃は転校生が多いの。皆の者、クラスに新しい門人が加わった。転校生の暁美と仏恥義理だ。」
これはいかなることか?虎眼先生の横には、魔王衆の双頭、焔(14)と卍丸(17)が立っているのだ。
「滋賀県から転校してきた、暁美焔じゃ。宜しくお願い致す!」
おお〜〜!妖艶な美少女の登場にどよめく男子ども。
「茨城のヘッド、仏恥義理卍丸だあ!文句あっか!」
ええ〜〜!ツッパリの登場にドン引きの男子ども。
315 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/06(日) 23:27:31.03
「仏恥義理の席は1番前のここ!暁美の席はそうよな……如月の2つ後ろが空いておるから、とりあえずそこだ。」
虎眼先生が厳しく言い放つ。
トーマの方に焔がやってきた。
焔はトーマの前に立つと彼の左頬にツルリとたおやかな指を添え、彼にむかって傅いた。
おお!突如の怪事に身動きのとれぬトーマ。
トーマの頬を艶かしく撫でながら、彼の眼を真一文字に見据える少女。
「お主が如月トーマ、か……」
そう呟くやいなや、焔はトーマを正面からギュっとはぐはぐして耳元で囁いた。
「 オ ヌ シ ヲ コ ロ ス 」
ぽ ゆ ん 。
焔の育って無いようで育ってる、ぽゆーんぽゆーんぽゆゆゆーんな胸が彼のおでこにくっついた。
「 ふ ん ぐ る い い ! (´Д`;) 」
鼻からスチームを吹きだしアホ毛をピョコピョコさせるトーマ。
ざわ……ざわ……!騒然とする教室!
ぎらん!!!!!!
六花の瞳が、緑色に輝いた。
ごおお!!!!!!
エナの両腕が、魔炎を滾らせた。
ゴミクズ上等さ。
317 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/06(日) 23:47:21.84
Aさん!私はAさんに振り向いた。
でも、気がつけばAさんはずっとむこう。
車両の先頭、チャイナ服をパタパタと風になびかせて何かを見ている。
何だろう?私は目をこらした。
「そろそろきたねー、動物園だ!」
Eちゃんが嬉しそうに蜥蜴のブローチを指でなぞった。
318 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/07(月) 20:30:24.27
orz
一夜を経て賢者タイムに至ったエナは反省していた。
読み返してみると、確かに酷い。
てゆーか、よくいままで怒られなかったものだ。
「スレ主さん、ごめんなさい。ひやかしで2、3レス書き込んで消えようと思ったのに、君の悲鳴が快感でつい荒らしまくっちゃったの!」
エナが頬を赤らめた。
「もう消えるから、戻ってきていーわよ!がんばってなんか書いてね、でないともっと汚らしい駄文を書き散らしちゃうぞー!」
彼女は捨て台詞を吐くと、胸の前にガッキと印を結んだ。
どろん!エナが雲隠れした。
===========================================
灼眼のエナ
第一部「発動、中二大戦」
おわり
===========================================
319 :
愚者 ◆QCbSOq5I37ZM :2013/01/11(金) 18:05:10.34
さて、そろそろです。
楽しみですよ、あなたたちの反応が。
はっきり言う
>>310と同じ意見だ
ラノベ以下
いや、ラノベ好きじゃないがラノベと比較したら失礼なレベル
ただただ意味がわからない
日本語崩壊している
書いてる人の正常さを疑う
しかし書いててよく恥ずかしくないな
322 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/13(日) 23:44:37.29
私に私が集まってくる。
まだ27%の私が闇の中でそれを感じる。
曠野を吹き荒ぶ砂塵
路地に転げた屍を焼いた灰
暗い波間に燐光を瞬かす夜光虫
かつて私であった私の断片が私に収束してゆく。
時が逆さに流れる。
無であった私が無を思う何かに退行する。
だめ、もう起きたくない。
私は呟く。
生きることは狂うこと。
絶えず血が通い流れ続ける狂騒の惨苦。
闇と静謐に満たされた『ここ』で無限に広がり漂うことを
どうしてやめねばならぬのか。
起きろ、お前には仕事がある。
出来たばかりの私の耳に、誰かが囁く。
私は半透明の瞼を開く。闇の中で何かが煌く。
虹。しじまに光る七色の帯。
虹は見る間に捻じくれ丸まり幾つにも千切れると
細かいビーズのようになって闇に浮ぶ円環を形作る。
虹の門がゆっくり開く。門の向こうから何かが私を覗く。
眼だ。緑色に燃えさかる巨大な焔の眼。
いやだ、あんなものとは関わりたくない!
私は目をそらす。でももう遅かった。
眼は私の内にあった。
私の心臓を緑色の焔が燃やす。
夜が明けたら新連載を開始します!
324 :
愚者 ◆QCbSOq5I37ZM :2013/01/14(月) 14:00:18.82
設定は今までのとほとんど一緒です。
ただ本文は忘れてください。
忘れてくれないとちょっとヤバいですので
人とヒト
零章 一部
どこまでも続こうかという荒野。ほとんど整備されたこの星では珍しい場所で、一人の黒髪の女が舞っていた。
白を基調としたデザインの戦闘服に身を包み、その右手に持った剣で彼女の眼前に立つ異形の者たちを薙ぎ倒していく。その姿は蝶のようにも、鬼のようにも見えた。
はじめは七体いた者たちも、彼女に倒されて今は三体にまでなっていた。すでに彼女の剣も血に染まり、切れ味が落ちている。もはや彼女は剣を斬るためでなく叩くために使っていた。
彼女の顔に疲労の色が浮かんだその瞬間、彼女は足を踏み込んで加速した。
326 :
優雅 ◆QCbSOq5I37ZM :2013/01/14(月) 17:01:02.14
コテ戻します。
どんなものでもいいから感想下さい。
異形の者の姿が想像しにくい。
はねの色とか足の数とかもっと詳しく描写しないと。
こういう展開になるとは思わなんだ
三体のうちの一体、頭が三つあるものに向かって彼女は走った。もう彼らの目では彼女の動きをとらえることは出来なかった。それほどまでに彼女は速かった。
瞬く間に三つ頭の後ろをとると、剣で首を軽く叩く。そのままの勢いで残る二体の始末にかかった。
●
「あ、もしもしお父さん? 千鶴。20分ぐらい前に、ムー七体の襲撃を受けちゃって、・・・うん、剣も鈍らになっちゃったんだ。とりあえず、こっちで浄化作業に入るから、他への連絡はお父さんでやっといてね。よろしく。」
アゲます。
女の子のおっぱいに引き寄せられるう
332 :
変態虫:2013/01/16(水) 15:42:42.70
変態虫は心の奥底から叫んだ
すると、変態虫は体のある部分から体液が漏れ出してきた。
「ううん、気持ちいい。ああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
変態虫はおっさんのようなヘドロ臭い息をはあはあ言わせながら叫んだ
すると、変態虫はだんだんアソコが熱くなって、アソコがどんどん伸び始めた。
「いいよ、俺の息子よ、もっとだ、もっともっとだ」
変態虫はまるで自分の息子さなあらのようにアソコを応援しだした。
334 :
変態虫:2013/01/16(水) 21:12:29.45
変態虫誕生のプロローグ
ある日彼は歩いていた
前には小学生ぐらいのショートカットの女の子が杖を持って何やら呪文みたいなのをつぶやいていた。
「あーあんたね。私のだうじんぐが反応してるわぁ」
「エッチな人にはくらえ、私の呪文」
「マムネコマネコ。マイマイカムキリ。ズキューン」
すると、彼の体はたちまちキモイ虫になってしまった。
END
335 :
変態虫:2013/01/16(水) 21:14:33.36
●
336 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/18(金) 00:24:23.13
明日の祭りの準備が、このムササビ広場で行われている。
総面積は約18平方キロメートルと比較的広いこの広場も、今は緑色の芝生がたくさんの催し物によって隠され始めている。準備を進める屈強な男たちのかけ声と笑い声が広場に響く中、赤いベンチに紫色の髪をした青年が一人、浮かない顔で座っていた。
卍丸だ。
●
彼は先ほどの娘からの通信を受けて、明日の祭りに不安を感じていた。
「明日の警備、したくねぇなぁ」
彼は面倒臭がりやだった。
338 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/19(土) 23:19:23.39
「あげるなカス!」
俺はディプレイに向かって罵っていた。一階にいた父親が、俺の部屋に来て、「また、パソコンとケンカか。いい加減、外に出ろ」と怒った。
俺はひきこもり。中学は卒業こそしたことになっているけど、ほとんど行っていない。この部屋を出なくなって、10年にはなる。
どこでネットやPCを知ったかって?俺達はデジタルネイティブ。生まれた頃にはWindows95はあった。
友達が少ないってラノベがあるが、俺は友達がいない。
ネット上の奴は全員、敵だ。
そうだ、世界と闘う聖戦士のひきこもりなんだ。
>>337 比較的広いの比較的って言葉が何と比較しているのか不明瞭なのでいらない。
もしくはかなりでいいんじゃないか?
青年が1人ってそれ以外に人はいないの?
広場で色々な描写をしないと青年の孤独感が目立たない
ごめん、ちゃんと描写してるね。
でもまだ描写が足りないような気もする
>>337 「母ちゃん!オカワリ!」のあの卍丸しか頭に浮かばないwww
まさかこいつも火の勇者だったりするのか?www
342 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/21(月) 23:16:32.76
しかし、あきっぽい作家先生
毎日400字も書けないんじゃ同人でもだめだろ
343 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/23(水) 01:24:28.46
344 :
優雅 ◆QCbSOq5I37ZM :2013/01/23(水) 21:18:33.57
現在受験勉強中&書き溜め中です。
しばしのお待ちをお願いします。
イライラしてらっしゃるとは思いますが、何卒お許し下さい。
もう、ageはやめてくれ
sage進行で頼む
それで落ちなければ、お前の人気
200文字程度の内容のない薄っぺらい文章書いては
誰も望んでないムダ雑談でageてageて存続させて
また200文字程度のクソ文章書いて
それが「創作板荒らし」だって言ってんのに聞く耳持たず
だらだらだらだら続けやがってな
いい加減、誰も待ってないしみんな迷惑してるだけだって事に気づけよ
347 :
名無し物書き@推敲中?:2013/01/25(金) 01:20:45.61
|∀・)半病人が罵り合うようなスレばかりの板で、荒らすも何もないじゃろw
343とか続きはとか言っているし感想も来ているから読まれているんだろ
それに多分趣味の範疇でしょ?
だが、ageて迷惑してる人がいるならsageた方が刺激しないですむかも
これでどっかの賞に投稿するとなると、ただの馬鹿だがな
ーれ
350 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/04(月) 18:40:32.53
「やばーい、あと五分!間に合うか!?」
聖痕十文字学園中等部2年、冥条琉詩葉が紺碧のブレザーをパタパタさせて坂道を疾走する。
いつも通り遅刻ギリギリの琉詩葉、校門が閉まるまでもう時間がない。
ごごごごごご。『冥府門』の異名をとる目の前の校門が、土埃をたてて閉まり始めた。
じゃきん!校門の周りに飛び出す何本もの鋭い槍。
―――そんなカマシでビビルかっての!すたん!次の瞬間、琉詩葉が跳んだ。
門の隙間と体をサジタル面にシフトさせ、何とか校内に飛び込んだのだ。
「セーーーフ!ペチャパイでよかった〜〜!」
琉詩葉が笑う。だがその時だ。ひゅるん!空を裂いて飛んできた何かが彼女の細い足首に巻き付いた。
「どぎゃ〜〜〜〜!」
悲鳴をあげて校庭に転がる琉詩葉。彼女の足に巻きついていたのは革製の鞭だった。
「鞭使い!しまった!今日はあいつの当番!」
琉詩葉の顔が蒼ざめる。校庭で彼女を待ち受けていたのは片手に鞭を撓らせて、テンガロンハットを目深にかぶった一人の教師。
学年の生徒指導主事、轟龍寺電磁郎だ。
「冥条!一週間連続の校門違法突破!もう見過ごせん!ギルティ!」
怒りの電磁郎が鞭の取手のスイッチを入れた。バリバリバリ!鞭から放たれたショックウェーブが琉詩葉のしなやかな脚を撃つ。
「ぎゃ〜〜!ちょっと電ちゃん、やりすぎじゃん!」
琉詩葉が右足を押さえながら電磁郎に叫ぶ。
「冥条……この際はっきり言っておく。俺が赴任して十年、この『裁きの教鞭』の聖痕を体に刻まなかった不良は一人としていない!今日がお前の番だ!」
教師が帽子のつばを回しながらニタリと笑う。
「え〜!あたし不良ちがうし!でも分かったわ、電ちゃん、目には目を……そっちがその気ならこっちも考えがあるから!」
琉詩葉がスクールバッグから、アメジストをあしらった錫杖を取り出した。
「来たれ、風雷!エアリアルサーバント!」
天から響くドラムの異音。晴天が俄かにかき曇った。
「……轟龍寺先生、今日は本気みたいね。」
図書室の窓から校庭を見つめる少女が、静かに呟いた。
「ああ……いい機会だ、『冥条琉詩葉』、お前の『実力』、この目で確かめさせてもらう。我ら『聖魔の円卓』に列なる資格があるのかどうか!」
書架の陰に立つ燃える眼をした少年が、そう言って妖しく笑った。
続き書いてくれるのかな?
スレ主殿が帰ってくるまでここで遊ぶことにした。
「啓太、部室来い」。
瑞樹先輩からスマートフォンにメールが入っていた。瑞樹先輩は文芸部の部長だ。文芸部と言っても、俺と瑞樹先輩しかいないが。
最近、部室に顔を出していなかったし、部室に顔を出した。
瑞樹先輩は窓際の机で何か読んでいた。切れ目にメガネをかけて小顔できつい顔だが美人な女性(ひと)である。
「啓太、机の上に四つん這いになれ」。
え、これ何のフラグ?とりあえず、中央の会議机に四つん這いになった。
「さて、これから、私は実験を始める。声を出したら、おしおきがあるぞ」。
そう言うと、スタンガンをチラリと見せた。そして、瑞樹先輩は僕のベルトを緩め、ズボンをおろした。指を口でなめ、そしてはじまった。
アナルへ指を入れてきた。最初は違和感を感じたが、前後に動かされると、だんだん気持ちがよくなってきた。
声を出そうとしたら、瑞樹先輩はスタンガンのボタンを押し、ビリビリとさせた。
無論、あっちのほうも元気になってきた。僕が切ない表情を見せると、瑞樹先輩はあっちのほうをしごきだした。
予想していたよりつたない動作だった。
あんまりスムーズと言えず、さわっているところも正直気持ちがいいところではない。
それでも、愚息は正直者で、だんだん大きくなってきて、汁も出てきた、最後は机の上に発射してしまった。
その時、思わず声を出してしまい、スタンガンでビリビリをさせられ、僕は気絶してしまった。
気づいた時には部室に僕一人で下校時間もとっくに過ぎていた。
>>353 同じワードが連続していて文章が単調♪
なぜビリビリさせられてるのか理由がわからない♪
エロシーンなのに余りエロさを感じない♪
もうちょっと頑張りま賞♪
アチキの考え♪(> ∀ <)ゝ
355 :
優雅:2013/02/04(月) 23:09:03.18
もううるさい
氏ネ
356 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/05(火) 21:40:08.10
気温が昨日より低くて、
外で風の音が鳴っているけれど、
冬独特の、張りのある空気感。
ずっと労働中に、あー、今夜こそ帰ってギターを弾こう、
あの歌とこの歌を歌おう、
と思っていて、
休日の今日はそれがやっと叶いそうです。
歌は、三枝茂樹さんの「みちのり」と、
犬塚康博さんの「幸せそうな人達」。
この二曲が今週は、ずっと胸で鳴っていました。
だから、歌う。
357 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/05(火) 21:50:57.93
『くそ虫のバラード』
第1章
ある冬の晴れた日のこと、一匹の少女が立ちションを
しておりました。そこへメジロが一羽とんできて、くそ
を少女の顔にぶっかけました。少女は、これいいことに
くそを顔面にぬったくり、そのまま町にでました。放射
能から逃げ的たヤンキーどもが少女にからみました。そこ
へあらわれた
「来たれ、風雷!エアリアルサーバント!」
どろどろどろ!天から響くドラムの異音。晴天が俄かにかき曇った。
「きたきたきたきた!」
琉詩葉の目が輝いた。名門、冥条家に代々伝わる秘術体系の中でも、冥獣召喚は彼女の随一の得意技だ。いや、『唯一の』、だが。
「きしゃ〜〜〜〜!」
暗雲を裂いて校庭に『何か』が降ってきた。
ぽとっ。
「げげっ!」
琉詩葉は、まじでがっくりきた。
校庭に落ちてきたのは、筆入れほどしかない、ちいさな金色の『つちのこ』。
「ぴきゅぴきゅぴきゅ〜」
つちのこが、哀れっぽい声をあげて琉詩葉の足を上ってきた。
「だははは!何が『エアリアルサーバント!』だっ!」
琉詩葉を指差して大笑いの電磁郎。
「うー、うるさい、こういう時もあるの!」
琉詩葉が叫ぶ。とはいえ、つちのこはこれまで召喚した中でも一番まともな部類なのだ。
359 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/05(火) 22:38:07.65
「今度は、こっちからいくぞ!」
電磁郎が腹をかかえながら、鞭を大きく撓らせた。
「どわ〜〜〜!」
足に巻き付いた鞭に引っ張られて宙に舞う琉詩葉。
ごっ!琉詩葉が、頭から校庭に墜落した。
しまった!電磁郎が一瞬蒼ざめる。つちのこで腹がよじれて加減が利かなかった。
死んでもおかしくない衝撃だ。運が良くても脳震盪は避けられまい。
だが……
「いたたた〜、もー電ちゃん、いー加減にしてよ!」
琉詩葉がすっくと立って電磁郎に言う。
「『冥条琉詩葉』……忘れておったわ、お前の成績がオールタイム学年最下位だったことを!」
少しほっとした様子の電磁郎の声が校庭中に響いた。
ヘリウムより軽い琉詩葉の頭は、常人ならば只では済まない衝撃も、容易に吸収して拡散させるのだ!!
「ちょっ!そんな事大声で言わないで〜〜!!!」
顔を真っ赤にして電磁郎を睨むアホな子琉詩葉。
「問答無用!」
電磁郎が次の一撃を放った。
教科書読んでて気に入った作家や詩人の本を買う→何度も読む
>>355 ・最低でも5000文字以上、メモ帳アプリに書きためて一気にコピペ投下する
・作品投下以外の書き込みはいっさいしない
・投下してた作品を途中でやめて他の作品を投下し始めたりしない
これが創作板の最低限のルールだ覚えておけ
逆にこのルールさえ守ってれば文句を言う人間はそんなにいないし
どんなにつまらんヘタクソな文章でもみんな温かく見守るわ
362 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/06(水) 21:55:39.99
「くらえ冥条、裁きの疾風!」
バチン!鞭から二たび放たれるショックウェーブ。だがしかし……
どういうことだ、先程とは打って変わって琉詩葉は平然。
「なんだと?」
訝る電磁郎。疾風は彼女に達さず。
おお見ろ、いつの間にか鞭の先端を巻き取っていたのは琉詩葉の握ったアメジストの錫杖だ。
「へへ……残念、同じ技はきかないから!」
ニヤリと笑う琉詩葉。
「いくわよ電ちゃん!冥条流蠱術『ダーク・レギオン』!」
琉詩葉が叫ぶ。
ぶわあああああ!
錫杖から、濛々と何かが溢れた。
どういうことだ、黒い煙の様なものに覆われ、見る見るうちに、ボロボロに朽ちて行く電磁郎の鞭。
あ、良く見れば、煙は『生きていた』。
なんということ、錫杖から溢れ出たのは黒々とした羽虫の大軍団。
無数に集った虫どもが、鋭い顎で鞭を齧りとっていたのだ。
「なんだと!」
驚愕の電磁郎。羽虫の食欲は鞭で収まらず。
恐るべき人喰い昆虫軍団が、今度は電磁郎の体に集りだした。
「うおおおお!」
全身を掻き毟り苦悶に吼える教師。
「やばっ!戻れ、戻れ〜〜!」
慌てて琉詩葉が錫杖を振る。だが術は及ばず。虫どもは戻ってこない。
「そんな〜!電ちゃん死なないで〜!」
なんてダメな子。
琉詩葉が泣きながら電磁郎に謝った。
だがその時だ。
ぴかっ!
電磁郎を覆った羽虫の雲霞から光が漏れた。
どういうことか、光に撃たれた虫どもが電磁郎から千々に散る。
みろ、とび散った雲霞から姿を現した電磁郎は全くの無傷。
「くく……愚かなりヘリウムヘッド!」
電磁郎が不敵に笑いながら琉詩葉をディスった。
「俺が『裁きの教鞭』を用いるは、むしろ生徒を気遣ってのこと……だが!!」
これはいかなることか。教師の全身が金色に輝き、両手から飛び散るバチバチのスパーク。
ごろごろ……ぴしゃり!
空を覆う暗雲から放たれた稲妻が電磁郎を撃つ。
だがなんたることか。電磁郎が落ちてきた稲妻を己が手にむんずと掴んだ。
「うそ!」
後ずさる琉詩葉。
「もう手加減はせぬ冥条琉詩葉!俺から鞭を取ったこと、後悔しながら保健室に行けぃ!」
364 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/07(木) 00:23:41.59
ばりばりばりばり!
見ろ、電磁郎の手の中で、輝く妖刀へと姿を変えていく金色の稲妻!
「みたか!轟龍寺流雷光剣、受け切れるか?冥条!」
恐るべきは電磁郎の特異体質よ。
ある種の鰻は、筋肉細胞を発電器官に変化させ、電撃を捕食の武器に用いるが、
電磁郎は人の身でそれを行うのだ。両腕の発電器官から放たれる電圧が電気ウナギの数百倍に達し、羽虫どもを焼いた。
彼の稲妻を自在に御する能力も、おそらくはこれを進化、発展させたものと類推できる!
「どひ〜!ありえね〜!」
電磁郎の気魄に気押される琉詩葉。
ずさり、電磁郎が間合いを詰めてきた。だが……
「二人とも、そこまで!」
背後から二人を制す錆声。
「待ったは聞かぬ!何や……つ……」
振り向いた電磁郎が、声を飲んだ。
「お祖父ちゃん!」
声を弾ませる琉詩葉。
いつの間にか二人の後ろに立っていたのは、朽ち葉色の着流しに蓬髪をなびかせた眼光鋭い一人の老人。
聖痕十文字学園の理事長にして、冥条コンツェルン総帥、冥条獄閻斎その人だった。
ニセモノの人の文章は、娯楽小説として読むとアレだったけど、
講談みたいな語り口のテンポは良いし、作中内作にありそうな感じでしたね。
「らゔずっきゅん」とかのネーミングセンスは笑った。
上の、でんじろう書いてる人と同じ人かな。
西遊記とか、南総里見八犬伝とか、近世以前の物語って、多分全体のプロットとか何もなく、
思いつくままホラ話をオーバードライブさせた結果、後世まで話題になりました、なんだろうなあ。
367 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/07(木) 07:42:42.00
スレ主が創作文芸批判とか言うけどなんで?
俺からすれば他人のスレに勝手に来てずうずうしくも意味不明な文章書いてるお前らの方が創作批判だわ
つーかニセモノ
>>358マジでセンスないわ
頭おかしいんじゃないの?
頼むからもう見苦しい文章はやめてくれ
創作文芸板は文章達者な人も来るからお前にとっても恥になるぞ
|∀・)問題ない。ここはわしのチラ裏よ
「こ……これは獄閻斎様、お越しになられていたとは!」
電磁郎が雷光剣を収め、震えながら老人に座礼した。
「電磁郎、孫に手を焼いとるようじゃの」
老人が淡々とした口調で電磁郎に言った。まるで猛禽のような眼が教師を見据える。
「いや、これはその、お孫さまが、何といいますか少々……」
電磁郎の目が恐怖に宙を泳いだ。
「なになに、電磁郎、わしはお前を買っておるのよ、質実剛健を校是とする我が聖痕十文字学園、お前のような教師あってこそ校紀も正されるというものじゃ」
獄閻斎は淡々と変わらず優しげとも取れる声で続けた。
「だがな電磁郎、今後も学園で教鞭をとる気があるなら、これだけは肝に銘じよ……」
ぴたり。獄閻斎の歩が電磁郎の前で止まった。彼を睨む老人の眼がギラリと光った。
「 わ し の 孫 は 別 じ ゃ 〜〜〜〜〜!!」
校庭に轟く獄閻斎の大喝一声。
「は、はは〜〜〜〜!!」
惨め、電磁郎は地べたに土下座した。
371 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/08(金) 22:50:34.92
「電ちゃん、別だから〜〜!」
ずに乗る琉詩葉。それを見る獄閻斎、ふにゃあと破顔一笑。
「よしよし琉詩葉、授業に遅れるぞ、勉強頑張れよ、ほれ、今日のお小遣いじゃ!」
「ありがとー♪お祖父ちゃん!またにょ〜ん(^o^)ノ~~~」
「おうおう琉詩葉、またにょ〜ん(^o^)ノ~~~」
老人に見送られ、琉詩葉が笑顔で校舎に走っていく。
「ぐぬぬぬぬぬう……!」
頭上に展開される見苦しい慣れあいに、電磁郎がひれ伏したまま無念の呻きを上げた。
あのような暗愚の娘が甘やかされ放題のまま、いずれは超財閥、冥条コンツェルン総帥の名を継ぐのだ。
そのような世に至らば、民の人心如何程に乱れようか。
彼は学園封建制度の理不尽を,身を以ってあじわっていた。
「絶対に許さんぞ冥条琉詩葉……天下万民の為、必ずや貴様を矯正してみせる!」
電磁郎は顔を伏したまま、憤怒の形相でリベンジを誓っていた。
372 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/09(土) 23:14:16.80
「あらあら轟龍寺先生、勝負なしとは情けないわね」
図書室の窓から事の顛末を見ていた少女があきれ顔で言った。
漆黒のセーラー服を身に纏い、黒髪をなびかせた美貌の少女だ。
「轟龍寺……学園の教師では一番腕の立つ男だが、奴も所詮、理事長の犬か……」
書架の陰に立つ少年が金色に燃える左眼を見開いて、吐き捨てるように言った。
「だが琉詩葉の蠱術……まだ未熟だが、さすがは大冥条家の跡取りよ……」
少年が、己が左眼を隠すように眼帯で覆いながら、自分に言い聞かせるように呟く。
「来るべき『大戦』に向けて、奴の『能力』、叩き直す必要がある……ひとつこちらから仕掛けてみるか……」
彼は顔を上げ少女の方を向いて言う。
「裂花、動いてもいいぞ!」
だがこれはいかなることか。少年が顔を向けた先に、裂花と呼ばれた少女の姿は既にない。
開け放された窓から吹き込む寒風に、カーテンが寒々とたなびいているばかりである。
びょおお。吹き込む風が図書室を渡って少年のアホ毛を揺らす。
「ふふふ……」
図書室に鈴の音の様な笑いがこだます。
「うれしい、せつな君、久々に運動できる……私の『子供』たちが、暴れたがってむずかっていたの」
どことも知れぬ書架の闇の奥から、少女の声が響いてきた。
「裂花、やりすぎるなよ!『吸血花』の異名をとるお前の『能力』、正気で耐えられる者など、そうはいないのだぞ!」
少年が顎に手をやりながら、唇の片端を歪めて笑った。
×慣れあい
◯馴れ合い
|∀・)チラッ
|∀・)この程度で『完結』とな!まったく笑わせおる。
続き、書いちゃっていいかなあ?
375 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/11(月) 00:58:53.35
いいよいいよ
>>370 えww
雷光剣とか大戦とかいちいち意味分からん物作るなよ
統一感がない
電磁郎って名前堅苦しい場面に合っていないよww
「皆の者、おはよーである!」
2年C組の教室に辿りついた琉詩葉が、意気揚々と自分の机に歩いてきた。
「冥条さん、今日も遅刻ギリギリよ、少し気を付けたらどうなの!」
前の席に座る風紀委員の炎浄院エナが、眼鏡を光らせながら突っ慳貪に琉詩葉に言う。
琉詩葉とは正反対の几帳面な性格で、彼女の行動が何かにつけて気になるのだ。
「まま、い〜ってこと、い〜ってことよエナちゃん!」
琉詩葉全く意に介さず。大口で笑いながらエナの背中をバンバン叩く。
ぎりり!エナの口元から洩れる歯ぎしり。その時だ。
「やっべ〜!間に合った!せ〜〜〜ふ!」
学ランを肩に羽織らせ琉詩葉の隣に駆けこんできたのは、これまた遅刻大王の時城コータ。
聖痕十文字学園応援部の御旗を背負って立つ主将だが、学業においては琉詩葉と最下位の座を争う、学年の『双璧』だ。
「と……時城くん、今日も遅刻ギリギリなんだから……少し気を付けてよね……!」
エナが、ツインテールを揺らしながらおずおずとコータに言う。
「まま、い〜ってこと、い〜ってことよエナ!」
コータ全く意に介さず。大口で笑いながらエナの背中をバンバン叩く。
378 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/11(月) 16:14:50.47
「ちょっとも〜、痛い……!」
エナが顔を赤らめながらコータを振り払った。
「わるいわるい、そんな事よりさエナ!4限目の数学、宿題写させてくれ!!」
エナに手を合わせながら頭を下げるコータ。
「しょ、しょうがないわね……今日だけなんだからね!」
エナが目を伏せながらスクールバッグからノートを取り出した。だがその時。
ばっ!
琉詩葉が、エナからノートをひったくった。
「やった〜ラッキョ〜!ありがとうエナちゃん!」
「こら!琉詩葉!俺が先だ!」
「い〜ってこと、い〜ってことよコーちゃん!」
ノートを取り合いながら揉み合う琉詩葉とコータ。
エナの眼鏡がギラリと光った。
ぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎり!
二人を見る彼女の口元から絶え間なく歯ぎしりが洩れはじめたが、それに気がつく二人ではなかった。
「いーかげんにしなさい!」
ごち!二人の頭に降ってきた拳骨。
「あたた〜、おわ!まいちゃん!」
琉詩葉が驚く。
ノートの取り合いに夢中で、担任の音楽教師、昏樹魔衣が教室に入って来たのに気付かなかったのだ。
「『まいちゃん』じゃない!昏 樹 先 生 で し ょ !」
まいが琉詩葉の耳をつまみあげる。
「のー!のー!体罰反対〜!」
涙目の琉詩葉。電磁郎には一歩も退かない彼女も、なぜかこの若い音楽教師には頭が上がらないのだ。
「これ……炎浄院のノートじゃないの?三人ともどういうことなの?後で職員室にきなさい!」
エナのノートを取り上げて教卓に戻っていく魔衣。
「わちゃ〜ついてね〜」
頭を抱えるコータ。
「しょぼ〜ん……」
ゲンコされた頭をなでながら席に着いた琉詩葉は、前の席から彼女を刺す殺気に気付いた。
「る〜し〜は〜!」
ノートを没収されたエナが、ものすごい眼で琉詩葉を睨んでいるのだ。
「どひ〜!ごめんなさいエナちゃん!」
琉詩葉は冷や汗をたらしながら、必死でエナから目をそらした。
380 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/11(月) 21:46:52.23
「まったく、お前のせいだぞ琉詩葉!」
隣のコータが恨みがましく琉詩葉に言う。
「しょーがないじゃん、あたしだってやってないし宿題!」
琉詩葉が胸をはる。
「それよりさ琉詩葉、今日は『あいつ』が来てるらしいぜ!」
「あいつって?」
「裂花だよ、夕霞裂花!図書室で自習なんだってさ、あーたまらん!早く来い昼休み!」
興奮で息を弾ませるコータ。
「まったく応援団のくせに、超ちゃらいでやんの」
あきれ顔の琉詩葉。
だがコータのみならず、今日はクラスの男子の大半がなんだか色めき立っていた。
同じクラスの夕霞裂花。
道を通り過ぎるアホ男子どもが、全員目を見張って振り返るくらいの、ちょっと凄味のある美少女だ。
ただ、体が弱いとかで、めったに学校に来ない。来ても図書室か保健室で、終日『自習』。
そんな彼女が今日は登校しているというのだ。
琉詩葉は窓から図書室の方に目をやった。
図書室の窓が開け放されて、カーテンがぱたぱた風にたなびいている。
「寒くないのね〜?」
はじまった授業を気にするでもなく、琉詩葉はぼんやりそんなことを考えていた。
「ん〜?」
琉詩葉は目を凝らした。窓から、ひとひら、ひとひら、何かが飛んでいく。
寒空をひらひらと舞うのは、黒い翅をちらちらはばたかせた、季節に似合わぬ冬の蝶だった。
>>376 卍丸よりはマシ
あと、半月で200文字しか投下されない駄文より
毎日1000文字投下される駄文の方がマシだろ
×「寒くないのね〜?」
○「寒くないのかね〜?」
きんこんかんこーん
放課を告げる鐘が鳴った。
「まったく……冥条さんはともかく、何で私まで怒られないといけないのよ!」
朝の一件で職員室で絞られた三人。エナが怒り心頭で夕陽に照らされた廊下を歩いている。
「そうだよ……おまえが余計なことするからだぞ!」
魔衣のプレッシャーに耐えられず、宿題写しの件をあっさりゲロったコータが琉詩葉を睨む。
「んーなことゆうてもねー、お二人さん!写させてと頼む方も悪いなら、はいはいとこたえる女も女!どうなんだ〜風紀委員!」
逆切れの琉詩葉、エナを意地悪くつっつく。
「なん……ですって!!!」
ぎらん。エナの灼眼が琉詩葉を射抜く。
「どひ〜!じゃ……あたし、先帰るから!二人ともごゆっくりの〜」
ぴぴぴ!何かをサーチしてこの場から離脱する琉詩葉。
「行っちゃったね……時城くん……『うちら』も帰ろっか!」
エナがおずおずとコータに声をかける。
「くそー琉詩葉の奴……結局……『あいつ』も早退したってゆうしさ〜!あーもう今日はいいことなし!」
コータが頭をかかえてモンモンしている。
推しメン裂花の顔も拝めないうちに、一日が終わったのだ。
「まったくもう……」
エナがコータから顔をそらして、溜息をついた。
384 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/13(水) 02:02:35.70
「やれやれ、エナちゃん、やっぱちょっと怖いわ〜!」
一足はやく昇降口にやってきた琉詩葉が、ブツブツ言いながらの自分のシューズボックスをあけた。
ぱさ。
下駄箱から足元に落ちた一通の便箋。
「むむむ、なんであるかな?ファンレター?ラブレター?いーわよきたこれ!」
そんなもの、一度ももらったことのない琉詩葉は、ニマニマしながら封を開く。
「ぬぬぬ……」
眉をひそめる琉詩葉。
かすみ草をゆかしくあしらった便箋には、達筆で、ただこう記されていた。
=================================
冥条琉詩葉殿
本日夜四ツ、体育館前十文字の欅
月影の下に来るは二人、還るは一人
=================================
「え〜と……今日の九時すぎに体育館前か……これってまさか!?」
琉詩葉の肩が震える。
「こ……KO・KU・HA・KU♪」
琉詩葉の胸がきゅんきゅんした。
>>381 駄文の中でも1の文の方がはるかにまし
他人のスレに勝手に投下するようなマナー違反の駄文は見るのも苦しい
どっか違うスレでやれよ
386 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/13(水) 22:46:59.70
|∀・)チラッ
|∀・)これ喧嘩はやめんか。わしが言うのもなんじゃが、荒らしはスルーがおすすめじゃ
「そろ〜り……」
夜だ。
水仙の描かれた金襖を静かに開けて、琉詩葉が『二の間』からこっそり抜け出した。
屋敷にいくつもある琉詩葉の勉強部屋の一つ。
もっとも、どの部屋でも、勉強したことなど一度も無いが。
「いくぞ、すくらんぼー!」
琉詩葉が夕方、昇降口で見つけた手紙に握りしめながら、屋敷の庭園を駆け抜けていく、
聖ヶ丘の中腹に構えられた大邸宅、人呼んで『冥条屋敷』。
巨大な屋敷に琉詩葉と住んでいるのは祖父の獄閻斎と、数人の使用人だけだ。
両親はもういない。
古い屋敷と草深い庭園をさして、『お化け屋敷』なんて言う者もいるが、琉詩葉は気にかけなかった。
「こんな夜中に呼びだすなんて、この照れ屋さんめ〜〜!おぼこいの、おぼこいの〜!」
妄想満開の琉詩葉が、ぴゅるぴゅる脳汁を垂らしながら、ひどいテンションで学校に走っていく。
だが、屋敷の書斎から、ひっそりそれを見下ろす者がいた。
獄閻斎だ。
「琉詩葉……」
孫娘のやんちゃには慣れっこの彼だが、今夜はなぜだが不安そうに眉を寄せていた。
388 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/14(木) 00:17:38.05
「おかしい、物の怪どもが騒ぎおる……こんな夜にいったいどこに!」
老人は一人呻いて、窓から階下を見渡した。
草叢を泳ぐように金色の双頭蛇が中庭にうねる。
真っ白な大狼が月にむかって遠吠えをあげる。
洞の様な眼窩に松明を燃やした木人達が森にまぎれて揺れている。
真っ赤な毬藻の様な毛玉がそこかしこで嬌声をあげながら弾んでいる。
獄閻斎の眼には見えるのだ。
琉詩葉にも誰にも、見ることも触ることも出来ない『影』たちが、常になく昂って騒いでいるのが。
「おかしい……やはり何かある、確かめねば!」
老人は厳しい眼で、闇に遠ざかっていく孫娘の背中を追った。
×手紙に握りしめながら
○手紙を握りしめながら
>>376 お前はあれか
自分の息子の死の淵に「トランクスー!!!」とか叫んだり
強敵との死闘の中で「カメハメハー!!!」とか叫んでるのに萎えちゃうタイプか
とてもわかりますwww
駄文乙
早く消えろ
393 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/14(木) 22:52:10.80
がちゃり。
学校に到着した琉詩葉が、用務員室から『拝借』した鍵で、通用門を開けた。
「おじゃーしやーす!」
誰ともなくあいさつして、学校に忍びこんだ琉詩葉は一直線に体育館を目指した。
「このへんでいいんだよね……はて?」
体育館前には誰もいない。部活の練習時間も大きくまわり、生徒も教師も皆家路だ。
ざざあああああ。
校庭を渡る夜風が、彼女の頭上を覆う欅の枝を大きく揺らした。
「う〜さむ!心もさむ!もー、なんだったのよあの手紙!イタズラ?どっきり?」
寒さに首をすくめがらブツブツ言う琉詩葉。
「それにしても……」
石畳に体育座りした琉詩葉は、空に浮ぶ三日月を見上げながら一人つぶやいた。
「最近、毎日いろいろあるよな〜」
毎朝のように繰り返される電磁郎との立ち回り、コータとのバカ騒ぎ、エナからのプレッシャー、魔衣先生の折檻。
まるで予め決められているように、毎日必ず一波乱おきるのだ。
度外れた元気っ子の琉詩葉でも、さすがにちょっとうざい。
「せめて素敵な出会いでもないかと思ったけど……だめかこりゃ!」
待ちぼうけをくって(´・ω・`)ショボーンな琉詩葉が、家に帰ろうと腰を上げた、その時。
「琉詩葉ちゃん……まさかと思ったけど本当に来たなんて!」
彼女の背後の闇から、声が聞こえた。
394 :
優雅ヒロインはミズキ(になるはずだった):2013/02/15(金) 07:50:21.24
もういいから。
やめてくれ。
もう十分だよ、君たちは。
荒らしは無視して下さい
1さん応援しています
397 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/15(金) 21:51:06.78
「戦う聖戦士さん」のまとめ
(1)新人賞受賞者および通過者へ異常な怨念を抱いている。
→結果として「小●誹謗スレ」を作成。→検挙可能性
→イナを過剰に敵視→イナは気にせず(こいつも変)
(2)スレ運用を主導したがる。「sageろ。ageるな」と
小うるさい。→支配欲、自己顕示欲強
(3)アラシを糾弾していると見せて、アラシ顔負けの
罵詈雑言ぶちまける。→品がない
(4)武器は、「ネガティブビーム」
(5)趣味は「魚拓」
(6)以前文學界スレを荒らし回った、伝説のアラシ「ハイ
残飯」と同一人物だとする解析がある。→検証中
(7)24年度時点で、複数の新人賞へ応募しているとみられる。
→全落ち
(8)特定の選考委員(満月)へのカラミ執着。
(9)検挙可能性ありときいて動揺している。→小心者
(10)国語に見識ありと自負。そのわりにデタラメ。
→全落ちの理由
(11)誇大妄想グセあり
(12)レス者を特定したと思わせぶり(笑)→全ハズレ(赤っ恥)
398 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/15(金) 22:07:22.22
かさり、かさり。
乾いた足音をたてながら、振り向いた琉詩葉むかって誰かが歩いてくる。
びょおお。
冷たく逆巻く風をさえぎり彼女の前に姿を見せたのは、一人の少女だった。
スラリと伸びた手足は冬なのに夜気に晒されるがままで、月の光を反射して白銀色に光っている。
体に纏った真っ黒なセーラー服がチラチラとはためく様は、寒風に逆らいか弱く飛ぶ黒翅の蝶を思わせ、
長い髪はこれまた夜空を流し込んだような漆黒でまるで周囲の闇を縫い取るようにざわわと風になびいている。
白い肌に整った目鼻立ちはどこか人形のような冷たさを感じさせる麗貌だが、ただ人形と違うのは口だった。
形の良い唇をきゅうと歪ませて、琉詩葉に笑いかけているのだ。
「裂花……ちゃん?」
琉詩葉が目を丸くした。
同じクラスの夕霞裂花。
ただ教室に来ることはほとんど無いので、琉詩葉が彼女と口をきくのはこれが初めてだった。
「琉詩葉ちゃん……ここに来た勇気と行動力は買う、さすがは『あの人』の血ね……」
裂花がそう呟きながら琉詩葉に近づいてきた。
「裂花ちゃん、今日、具合が悪いんじゃなかったの?どしたのさ、こんな所で……」
戸惑う琉詩葉。
はっ!
琉詩葉は恐ろしい事実に気付いた。
「あの恋文……まさか裂花ちゃん!?」
彼女の肩が細かく震える。
「裂花ちゃん、ごめんなさい!気持ちは嬉しいけど、あたし『そっち』の方はだめなの!!」
琉詩葉が涙目で裂花に頭を下げた。
「……あの果たし状をそんなふうに……やっぱり面白い子」
裂花がクスリと笑う。
「は、果たし状?」
琉詩葉が呆然と顔を上げた、その時だ。
しゅらん!
琉詩葉の眼前に、月光に煌いた白刃が飛んできた。
「おわ〜!」
琉詩葉咄嗟に後ずさり、バク転しながら裂花から距離をとる。
アホなれど琉詩葉、運動神経だけは校内で誰にも負けないのだ。
だがこれはいかなることか、琉詩葉は我が目を疑った。
裂花が右手に構えたるは、いつの間にか腰から抜き放ったひと振りの短刀。
水晶を思わせる透明な刀身は月の光を受けてキラキラと輝き、悪夢のような光景に一種凄艶な美を与えていた。
「琉詩葉ちゃん、轟龍寺先生との立ち合い、いつも楽しく拝見してるわ」
少女が瞳を輝かせながら短刀を振るう。
「でも私には判る……貴方の『力』、まだまだあんなものじゃない!」
「ちょ……ちょっと待った裂花ちゃん!」
困惑の琉詩葉、無我夢中で裂花の刃をくぐる。
400 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/15(金) 23:26:36.99
「問答無用、いくわよ!」
しゅばっ!
短刀が琉詩葉の頬を掠めた。
「ああ……!」
恐怖に叫んで裂花から飛び退る琉詩葉。
ぱぱっ!
石畳に血飛沫が散った。
裂花の一閃が琉詩葉のやわらかな左頬を、浅いが、確かに切り裂いたのだ。
「……れ、裂花ちゃん!」
頬を押さえる琉詩葉の顔から、困惑の色が消えた。
「ちゃんとお話したこともないのに、いきなりなんなのよ!これ!」
彼女の表情が怒りで歪んだ。
「もー知らないから!こっちも技を使っちゃうよ!」
琉詩葉が鞄からアメジストの錫杖を取り出して叫ぶ。
「冥条流蠱術『ダーク・レギオン』!」」
ぶずずずず。闇を震わす不気味な羽音。錫杖から濛々と羽虫が沸いた。
401 :
優雅 ◆QCbSOq5I37ZM :2013/02/16(土) 00:39:01.80
今なろうでやってるからそっちに来てくれ。
更新次第お伝えする!
タイトルとユーザー名は探して下さい。
後ここは荒しの隔離施設にして下さい。
>>401 なーに甘えたことを言っているんだよ
作家もセルフパブっリンシングでメディアに甘える時代はおわったんだよ
ついでにお前、才能ないし
自分のスレだと主張しながら書かずに文句たれる
あげくに逃亡か
立てたなら責任持ってここに書け
読まんけど
404 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/16(土) 01:21:20.70
飽きたんだよ
もう消えてくれ
裂花むかって翔んでいく、人喰い羽虫の大軍団。
琉詩葉、口元を厳しく結び錫杖を構えて裂花に意を集める。
朝方とは違う。この距離ならばレギオンの『制御』も容易。
軽く痛めつけて、少女に泣きが入ったら許してやる!
琉詩葉、心中でニヤリ。
だがなぜだ。
わ〜ん……!
不気味な羽音は少女に達する前に薄まりかすれ、闇夜に消えた。
「あれ……?」
目を丸める琉詩葉。裂花に集るはずだった虫どもが、琉詩葉の意に反して校庭に四散したのだ。
「琉詩葉ちゃん、轟龍寺先生に効かなかった技が、私に効くはずないでしょう?」
裂花、嘲るような笑みを浮かべて琉詩葉に間合いを詰める。
ちらり、ちらり
裂花の周囲を何かが舞っている。
「あ……!」
目を凝らした琉詩葉は我知らず驚嘆の声を上げた。
蝶だ、蝶だ。
いつの間にか裂花が左手に携えていたのは松葉の虫籠。
虫籠から何百頭もの黒翅の蝶が溢れ、闇に紛れて少女の周囲を舞っているのだ。
406 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/16(土) 18:10:50.53
「無明流蠱術『夜霞散華』……技前は私の方が上みたいね!」
鈴の音の様な声で裂花が嗤う。
蠱術の使い手!愕然の琉詩葉。
琉詩葉が用いるのは大食のみが取り得の羽虫の軍団だが、この少女は蝶を使うのだ。
「あ……あれ?」
思わず後ずさろうとした琉詩葉は、おかしな事に気付いた。
膝に力が入らない。目がかすむ。体が……痺れる!
「『夜霞』の効果……そろそろかしら、どう琉詩葉ちゃん?気持ちよくなってきたでしょ?」
耐え切れず膝をついた琉詩葉の前に立ち、裂花が冷たく嗤った。
毒鱗粉!
気付けば琉詩葉、敵の術中。
彼女は羽虫が裂花から退散した理由を、今身をもって味わっていた。
ぐりゅん。
朦朧とする琉詩葉の頸に、何かが巻き付いた。
片や座し片や得意に立ち嗤う、二人の少女を覆う影。
彼女らを包むがように音も無く、黒翅の蝶が舞っているのだ。裂花の徒ヤミアゲハの大群だ。
蝶たちが撒き散らす濛々の鱗粉が校庭を照らす月光を不吉に濁していた。
しるるるる。
擦れた音を立てながら、琉詩葉の頸に何かが巻き付いた。
「う……うそ……」
蝶にあてられ身動きの取れない琉詩葉が、驚愕に目を見開いた。
髪の毛だ。
闇になびいた裂花の豊かな黒髪が、まるでそれ自体が生きているかのように蠢きのたくり絡まって、琉詩葉の首を絞めあげているのだ。
「あ……ああ!」
苦悶の声をあげる琉詩葉。
黒蛇のような髪がずるずるとうねると、彼女の顔を無理矢理に裂花の口元に引き寄せたのだ。
「大冥条の秘蔵っ子というから技を試せば、まさかこの程度とは……せつなには悪いけど、このまま頂いてしまおうか……」
裂花、琉詩葉の耳元でそう囁くや否や……
ぺろり。
琉詩葉の頬に垂れる血を、裂花の真っ赤な舌がいやらしく舐めとった。
「ふぃぃぃい!!」
声にならない悲鳴をあげる琉詩葉。見開かれた彼女の瞳がおぞましさに散大した。
ぴちゃり、ぴちゃり
なんという妖しさよ。
恥辱に震える琉詩葉の髪をさわさわと弄りながら、彼女の創をなおも執拗に舐めまわす少女の不気味。だがその時、
「ぴきゅ〜〜!」
あ、琉詩葉の胸元から飛び出した何かが、裂花の無防備な白い喉に噛みついた。
408 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/17(日) 13:42:04.96
「なに!」
咄嗟の事に呆然の裂花。慌てて両手を喉にかけ、噛みつく何かを引き剥ぎ投げ打ち目を遣った。
「ぴきゅぴきゅ〜〜!」
……つちのこだ。
地面から裂花を威嚇するのは、琉詩葉が朝方呼びだした金色のつちのこだった。
「琉詩葉ちゃん、こんなものを、まだ……」
つちのこに気をとられた裂花、琉詩葉を絞めあげる黒髪の縛めが一瞬緩んだ、その刹那!
ずどん!
裂花の左肩に、何かが突き刺さった。
「なに!」
端正な顔を苦痛に歪ませ琉詩葉を向いた裂花。
錫杖だ。琉詩葉が最後の力を振り絞って握った錫杖の柄が、裂花の左肩に深々と突き立てられていたのだ。
「へへ……脇見厳禁……!」
唇の片端を歪めた琉詩葉が、悲鳴にも似た声で叫んだ。
「冥条流蠱術『ダーク・バースト』!」」
ぼちゅっ!!
ああ!次の瞬間、電子レンジで加熱された卵の様な異音、炸裂音をたてて裂花の左肩が、まるでザクロのように爆ぜた。
「うぐぁぁぁぁぁあああああああ!!」
血飛沫を撒き散らしながら左肩をおさえて琉詩葉を振り払う裂花。
血と肉片に混じって彼女の肩から湧きあがるのは、わんわん羽音を立てて黒煙を成す琉詩葉の徒ダークレギオン。
『ダーク・バースト』!
敵の体内に直接羽虫の雲霞を注入し内側から破裂させる禁断の技。
冥条琉詩葉最凶最後の、まさに必殺蠱術であった。
「や……殺っちゃった……」
地面に投げ出された琉詩葉は、絶叫をあげながら身悶えする裂花を見て、恐怖に震えた。
何この文章
キモ
才能なさすぎ
410 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/17(日) 14:16:41.72
許せスレ主殿……。
|∀・)ガキの悲鳴が聞こえないと、いまいち燃えぬでな!!
411 :
1:2013/02/17(日) 21:16:31.89
カタカナばっかで読む気にならない、キモ過ぎる文章、内容のない単語の羅列、
やめろ
「ひうう……れ、裂花ちゃん!あなたが悪いんだから……あんなことされたから、つい!」
苦しみ悶える裂花を眼前に、琉詩葉が地面を這いながら金切声を上げる。
恐怖から解放された安堵と取り返しのつかない事をした悔恨が綯い交ぜになり、目からは止めどなく涙があふれだした。
だが……
「そ……そんな!」
泣きぬれた琉詩葉の頬がひくついた。安堵が、更なる恐怖に変わった。
「うぅぅぅぅ……ぉぉぉぉおおおお!」
何故だ。裂花は斃れない。
ざっくりと裂けた左肩からは背後の樹木まで見え、左手は皮一枚でつながって地面に零れそうになってるというのに!
「血だ……血が足りない!」
裂花が凄まじい形相で琉詩葉の方を向いた。
「いっ……いっ……!」
恐怖に竦んで言葉も出ない琉詩葉。
ざわあ!
裂花の黒髪が再びうねると今度は琉詩葉の全身に絡まり付いた。
ミミズのようにのたくって琉詩葉の肌をまさぐる黒蛇。
「ひぅぁぁぁぁあああああ!」
己の身に起きている事に気付き、今度は琉詩葉が絶叫した。
413 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/17(日) 22:28:41.31
なんたるおぞましさか。裂花の髪が、琉詩葉の肌に喰い込むと、その先端に小さな口歯を生じさせ彼女の生き血を啜り始めたのだ。
ぐちゅっ!ずじゅっ!じゅちゅるるるるる。
いやらしい音を立てて琉詩葉を吸う魔縄。
「あっ……ああ……」
既に琉詩葉は恐怖に自失。成す術なく全身を痙攣させながら、目は虚空を見据えている。
「ふぅぅぅぅううううううううううううううううううううううううううぅ」
琉詩葉を啜りながら、裂花は朱の唇を舐めて喜悦の声を上げた。
おお見ろ、先程爆ぜた裂花の肩を。
破れたセーラー服からのぞく彼女の肩の穴は、既にふさがり傷は消え、滑らかな肌が闇にさらされているのみである。
恐るべきは裂花の特異生態よ。
彼女の豊かな黒髪は常人のそれではなかった。それ自体が独立した生命活動を営む漆黒の線虫なのだ。
自然界には共生と呼ばれる、異なった種類でありながら密接な関係を構築して相互の利益獲得を図る生物群がいる。
アブラムシとアリ、クマノミとイソギンチャクなどが有名だが、裂花と魔虫の関係も正にそれなのだ。
裂花は黒髪魔虫に移動と食餌の手段を提供し、魔虫はその見返りに裂花に尋常ならざる生命力、回復力を与える。
二種にて全きに達した怪物。まさに大自然の驚異であった。
「琉詩葉ちゃん、あんな大技を隠していたなんて、ちょっと見なおしたわ」
再び冷静さを取り戻した裂花が、痙攣する琉詩葉を見つめながら凄絶に嗤う。
「だからこれが『お返し』……さっきより痛いけど、我慢してね。」
裂花が琉詩葉の耳に口を寄せて囁いた。
414 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/18(月) 20:37:25.58
ごくろうさんです。
マンガをわざわざ字にしているのですか。
だとしたらマンガにしてください。
おねがいします。
|∀・)絵が不得手なものでな!
416 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/19(火) 00:01:29.91
と……その時だ。
突如、ぼうぼうと耳をつく風の音。
思わず振り向いた裂花の頬を、紅く揺らめく光が照らし、熱気が全身を叩いた。
愕然の裂花は数瞬佇むと、ようやく状況をのみこんだ。
風の音ではなかった、炎立つ音だ。
二人の少女の周囲の闇に、前触れも無く真っ赤な炎が噴きあがったのだ。
何が起きた!熱気から顔を手で庇いながら、裂花は周囲を窺う。
ああ!炎の出所を理解した少女は、怒りに口の端を歪めた。
蝶だ。燃えているのは裂花の蝶だ。
いかなる理由か判らぬが、宙を舞っていた何百頭もの蝶の翅が一斉に炎を噴き上げたのだ。
「私の蝶……!これは焔術!」
戦慄く裂花に……
ざしゅ!落ち葉を蹴る音。
燃える蝶たちを切り裂いて、紅蓮の円陣に何かが飛び込んできたのだ。
燃え立つ橙の逆光を背負った影が振り上げたのは、炎を映して赤々と輝く鋼の刃。
しゅ。裂花を襲う白刃の一閃。
飛び退る少女。だが白刃の切っ先が狙うは少女に非ず、その髪だった。
はらり。刃黒髪を両断。縛めを解かれて地面に投げ出された琉詩葉が、まだ呆然自失のままピクピク体をひきつらす。
おお、紅蓮の炎を背中に負って、厳しく裂花を睨むのは両手に真剣を構えた着流しの老人。
冥条獄閻斎であった。
獄閻斎すかさず二の太刀。裂花に跳び寄りその体を横薙ぎに斬り払う……と……
ふわり。
これはいかなることか、刃をかわした少女の体が、宙に浮いた。
なんという妖しい光景だろう。燃え落ちて行く蝶たちのゆらゆらのオレンジ色に照らされながら、
白い肩をはだけさせて獄閻斎と琉詩葉を見下ろす少女の姿。
「理事長、お久しぶりね!」
闇に浮んだ少女が嗤う。
「物の怪どもが騒ぎおるから辿ってみれば、お前であったか、『吸血花』!」
獄閻斎が怒りに燃える眼で少女を睨んだ。
「理事長……琉詩葉ちゃん、本当に冥条の跡取りなの?まったく修練が足りていないんじゃなくて?」
裂花が嘲るような口調で獄閻斎に言う。
「裂花……お前とは古い誼みだが、よもやわしの孫を手にかけようとは……死ね妖怪!」
老人はそう言うなり、懐に潜ませていた手裏剣を何の躊躇も無く少女めがけて投げ打った。
しゅしゅ!裂花の眉間めがけ、寸分の狂いも無く飛んで行く棒手裏剣。だが……
「ふぅぅ」
裂花が朱い唇から息吹きを漏らした。
見ろ、とたんに蒼黒い炎を噴き上げて、空中で爆発四散した獄閻斎の棒手裏剣。
「理事長、勘違いしないで、このままでは近いうちに、貴方も琉詩葉ちゃんも死ぬわ!」
玲瓏とした、だが冷たい裂花の声。
「私は警告にきたの、『ルルイエ学園』が動き始めた、次の狙いはこの聖痕十文字学園!」
少女の顔から笑みが消えている。
『ルルイエ学園』!
獄閻斎の顔がこわばった。
この世界とは1/2スピンの小さい粒子で構成された『影の世界』を潜行する、暗在系インターナショナルスクールだ。
これと定めた学校の門前に浮上しては、狂信的な生徒や教師をエージェントとして送り込み、敵校を壊滅状態にさせて吸収合併していく恐るべきバーサーカー学園である。
既に『ラウロス魔法学園』、『星辰流武術学校』、『昴星弩轟塾』、『メルキオス・グラビティスクール』、『甲賀卍谷忍法学園』といった日本有数の名校がその軍門に下っている。
「理事長、この戦、我らは既に参列の構え、貴方たちも備えなさい大冥条、来るべき『大戦』に!」
裂花が叫ぶ。
獄閻斎は肩を震わせながら顔を伏せた。
五十年前の戦いで多大な犠牲を払って、必死の思いで退けた『奴ら』が、今またこの聖痕十文字学園を狙ってくるというのか!
「くく……面白い」
顔を上げた老人の目は戦火を燃やして獰猛に煌いていた。
「夕霞裂花!ぬしら『無明一族』の手を借りるまでも無い、学園は我ら冥条家夜見の衆と直参の手で守り通す!帰って『聖魔の円卓』にもそう伝えい!」
獄閻斎がニヤリと笑い、空中の少女に言い放った。
「ふふふ……理事長、あいかわらず血気盛んだこと、五十年前のあの時と変わらないわね」
裂花が婀娜に嗤いながら、すううと闇の奥に消えていく。
「でも、凛くん……あの日の『盟約』はずっと生きている……あなたもまた我らの徒、この戦い、陰から見届けさせてもらう……」
鈴の音のような少女の声が老人から遠ざかっていく。
「琉詩葉……」
消えゆく蝶たちの放つ幽かな光芒を背に、獄閻斎は、痛ましげな眼で石畳に伏した孫娘を見つめた。
人外の勢力から、学園ひいてはこの世界を守るのが冥条家の使命。
とはいえまだ年端もいかぬ孫を、最も苛烈な異界間学園戦争に放り込むことになろうとは……。
「那美……お前さえ生きておったら、琉詩葉にこんな苦労をかけずに……」
老人はしわがれた声で誰ともなしに呟いた。
そして両手で琉詩葉を抱え上げると厳しい顔で昇降口にむかって歩きだした。
419 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/20(水) 22:03:36.08
「琉詩葉、特訓じゃ〜!」
『二の間』でギガプリンを食べていた琉詩葉に、獄閻斎は襖を開けるなりそう言った。
「あえ……」
琉詩葉のスプーンが止まる。
悪夢のようなあの夜から一週間。
三日間の昏睡から目覚め、どうにか元気に動きまわれるようになった琉詩葉。
せっかく療養のため学校を休んで『二の間』でごろごろプレステをしているのに、この祖父は何を言っているのだろう。
「いやでも、お祖父ちゃん……」
なんだか嫌な予感がして、琉詩葉は必死で言葉をつなぐ。
「まだ怪我とか治ってないし……ほら、あ痛つつ!」
彼女は包帯に包まれた手足を差し出すと、これ見よがしに顔をしかめた。
「琉詩葉……」
獄閻斎は琉詩葉を睨みながら、ぱちりと指を鳴らした。
ぴん。
包帯止めが弾けた。
布地に何時の間にか出来ていた切れ込みから、はらはら剥がれる琉詩葉の包帯。
剥き出しになった手足に、裂花の刻んだ傷はもうなかった。
「お前の回復力くらい、よく分かっておる!琉詩葉、お前もそろそろ裳着の歳、今一度冥条の業、みっちり鍛え直す必要がある、さあ立て!」
老人の眼がいつになく厳しい。
「どへ〜まじ〜?」
努力や我慢が死ぬほど嫌いな、テンションヘロヘロの琉詩葉。
「でも〜学校の〜勉強も〜頑張らないと〜いけないし〜、もう一週間休んでるし〜」
どうにかその場を逃れようと見苦しい言い訳。
「琉詩葉、問題ない。学校でも修行に励めるよう、こやつを専属トレーナーにつけた」
獄閻斎がニカリと笑う。
「だはは冥条、今日から俺がトレーナーだ!」
獄閻斎の背中から姿を現した一人の男。
「あ、あうえ……」
琉詩葉の口があんぐり。ギガプリンをすくったままのスプーンが、ぽとりと床に落ちた。
男は、轟龍寺電磁郎だった。
鬼畜系にしても、ラノベにしても稚拙だぞ。
悪いことは言わん。チラ裏にしとけ。な。
|∀・)問題ない。ここがチラ裏よ。
422 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/22(金) 20:37:38.45
……と思ったけど、スレ主殿も消えてしまったので中断します。
あとは好きにしてください。
>>420 |∀・)てめっちの大人な文章を晒しな。
十六歳の俺の誕生日に妹はやってきた。
「希ですよろしくお願いします」
連れてきた父は何も詳しい説明はしなかった。だから、俺は流行りの新型ダッチワイフだと思った。
その晩、希が風呂に入っている時、俺も入り、フェラチオをさせた。
「こうすれば、いいのですねお兄さま」
「ああ、もっと舌を使って、奥までしゃぶって」
「こうですね」
「ああ」
俺は、希の口の中で果ててしまった。
「よかったよ希、明日もな」
「はい、お兄さま」
希の身体はまだ子供だった、胸も小さく、花弁の入り口も狭かった。それでも、性欲は出るもので、花弁を破るのはあっという間だった。
希の寝室に入り込み、クリトリスをいじると濡れて、挿入できる状態になったので、思わず俺のものを入れた。希の口にパンツを突っ込み、声を出ないようにした。
希の花弁は最高だった。俺は童貞だったが、締まり具合がいいと言うものを知った気がした。
希も嫌がらず、身体をくねらせた。
それからと言うもの、毎晩、希の寝室にしのびこんで関係した。
ある親がいない日、口にパンツをつっこまず、挿入したところ、いい声を出した。
「あ、うふ、気持ちいい。圭佑さん、もっと」
たまらなくなり、その日は朝まで続けた。
希は不思議なことに俺の見ている限りでは風呂に入る以外、部屋を出ることはなかった。まあ、ダッチワイフだから当然だと思っていた。
一応、ある時、希に外出しないか誘ってみた。新型ダッチワイフと外でデートする奴も珍しくなかったから。
「いえ、私は外が怖いですから」
「何、俺がいるよ」
「それでも遠慮しておきます」
結局、外出はしなかった。
そんな俺にも人間の彼女ができた。人間の彼女との関係は煩わしいこともあったが、外に連れて歩けない希と違い、友達にも紹介でき、希のことは忘れ始めた。外出もできないダッチワイフより人間の彼女のほうが楽しい。
彼女を家に連れてきて、俺の部屋でセックスをしたこともある。
「ねぇ、あんた妹いるんじゃなかった?」
「んなもんいねぇよ。それより、ほらほら」
彼女の服を脱がして、お互い愛撫をして、セックスを始めた。彼女は希と違い積極的で騎乗位が好きだった。
「ほら、圭佑、もうだめだろ」
「まだまだ。っう」
その後、二人で風呂に入っているところを希に入ってきたが、希は何も言わず、出て行った。
「今の誰」
「はずかしいけどダッチワイフ」
「だから、最初からあんなうまかったのか」
「そういうこと。あー、なんか覗かれたら興奮してきた。行くぞ」
湯船の中で彼女に挿入して、バックからした。希はドアの前で声を聴いていたようだ。
ある日、忘れ物をして、昼間、学校から家に戻ってきた。そうすると、希と母で昼食を食べていた。初めて見る光景だ。と同時に希がなぜご飯を食べている?その晩、父が帰宅した後、希のことを訊いた。
「なあ、希ってダッチワイフだろ?」
「なに、寝ぼけたことを言っている普通の人間だ。ただ、ちょっと精神的にひきこもり的なところがあって、わけあってうちであずかっている。まさか、お前?」
「いや、そんなことないから」
その後、希の部屋へ行き謝罪した。
「その俺はそんな気持ちはなかったから。親父には黙っていてくれ」
希の表情が変わった。
「あなたはそうでも、私はそうでもないのよね。もう皮を被るのもつまんないし。どうしようかな。そうねぇ、まず久しぶりにしようか」
そうして、希はネグリジェを脱ぎ、俺に絡みついてきた。その身体はもうすっかり大人になっていた。胸もあの頃はBカップだが今はDカップはある。身体も肉感的になっていた。俺は耐えられなかった。彼女なんかより全然いい。
「まずは、私をあの彼女みたいに愛撫して」
俺は言うことを聞いた。
「ああん、クリちゃんも攻めて。ううん、気持ちいい」
完全に親に声が聞こえている。
「じゃあ、今度は私が上から乗るよ」
「っうううう。ちょっと、激しすぎです」
「こんなものじゃ許さないわよ」
俺の陰茎はもう数度は行き限界を超えて勃たないはずなのに、なぜか勃っていた、それが朝まで続いた。
希の声はすごかった。
「うううううんんん、ああああああ。もっと、もっと」
翌日は当然、学校を休んだ。そして、父親に呼ばれた。
「やっぱり、そうだったか。まぁ、血は繋がっていないから。俺の隠し子だから、兄妹だが」
「そんな」
「まぁ、こうなったら、責任は取ってもらう」
そして、俺と希は籍を入れ、二人で暮らすようになった。例の彼女からは鬼畜呼ばわりされた。
希もひきこもりが治り、外出するようになった。そして、子供が生まれた。
俺は逆にひきこもりになってしまった。そりゃ、そうだろこんなドッキリがあれば、人が変わる。実家からの援助と希の稼ぎで暮らしている。
もう、自分から希とセックスすることはなくなった。でも、俺が寝ていると希が押し倒してくる。ズボンを脱がし、愚息を咥え、そして俺の上に乗り、腰を動かす。
「うーん、圭佑のものはやっぱり相性がいい。最高」
「あああ、希さん、避妊はしてください」
「いやよ、これがあの人への復讐なんだから。淫乱女の家系を広げてやるわ」
俺の親父が、希の母親を捨てたのが元凶だ。希の母親と結婚する約束をしたが、俺の母親と結婚をして、希の母親はおかしくなり、希が生まれた。
俺も40歳を過ぎて、性的に衰えを見せ始めると若い男を家へ連れ込みはじめた。
「ああ、あなたいいわー」
「希さんのあそこも最高です」
「中に出してー」
「は、はい」
そんな声が毎晩のように聴こえてくる。不思議なことに希は20代の頃の美貌のままだった。ただ、俺は安心した。これでやっと御役目ごめんか。でも、希だけならよかったが、娘も俺に迫りはじめた。
最初はフェラチオだったが、これがまた希譲りでうまい。結局、関係してしまった。
舌と唾液を絡ませ、性欲が衰えてきた俺なのに勃ってしまう。
「お前、娘ってこと、わかっているのか」
「おかあさんが、あの人は飽きたから、私にくれるって。それより気持ちいい?」
「ああ、気持ちいい」
「じゃあ、そろそろいくわね」
ピンク色の花弁を俺の愚息に被せて来た。娘だが、俺も男だけあって正直だ。すっと入ってしまった。そして、娘は腰を動かす。
「ああ、お父さんのあれ硬くて、同級生なんかよりいい。もっと腰動かしていい?」
「ううううう、うん、そうしてくれ」
「あああ、私のマンコがピクピクしている」
「行くぞ」
「うん」
そして、二人で寝た。
そんな毎日が続いた。娘は希より淫乱で同級生の女の子も連れてきて3Pをすることもあった。
「じゃあ、私、お父さんのアナルを攻める」
「私はチンコね」
「ねぇ、双頭バイブもあるから、女同士で合体しましょう」
「それはいいねぇ」
「ううううぅぅうぅぅ」
「あぁぁぁあぁぁ」
「はぁはぁはぁ」
「三人で一緒に行きましょう」
「う!」
「う!」
「う!」
希も気にしている様子はなかった。特に希は筆おろしが好きだった。童貞の子を見ると、俺を忘れられないと。
なんのことはないダッチワイフだったのは俺だったのだ。そのうち娘と希で3Pをしよう。すごいだろうな、頭の中がどんな風になるんだろう。それより、それで果てて死ねたら本望だ。
続きは?
耳姦が足りない!脳姦も足りない!薬漬けも百合も蟲姦も産卵も搾乳も機械姦も人外もスライム姦も同化もへそ責めも眼姦も屍姦も蓮コラもリョナも首絞めも捕食もケツ責めも!エロが足りない!
431 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/23(土) 01:18:01.28
もっと抜けるやつを書くんだ
「う!」三連発なんてギャグになっちゃうぞ
433 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/23(土) 01:42:26.34
>>428 |∀・)5レス使ってこの程度かい。まったく萎えるわー。
にちゃんはゴミ溜めの集まりなのよもう。だから期待しないでちょうだい
「え」
僕は心の中のキャンバスに悪魔を書きながら、足を組んだ
(もうそろそろ寝ないとまた明日遅刻するぞ〜〜)
と隣の幽霊石ころにまた叱られる。4週間に一週間2回は叱られている。
幽霊石ころは道に迷い集まってきて緑一色盛り合わせ。
そろそろ山の大仙人が怒ってマグマを噴出す頃合の夕暮れを泳ぐ
だんだん意識がもうろうとしてくる。そうかこれが夢か。
そう思うともう目が覚めてる。これが真の幽玄郷
俺はなんで裁かれているんだ。
それは俺が俺だからだ。
人間ってのは生まれた途端もう処刑台に立ってるものさ。ハハハ
疲れた
437 :
名無し物書き@推敲中?:2013/02/26(火) 00:25:44.11
|∀・)チラッ
|∀・)疲れたら逃げちゃいなよ!
老人は眉まゆを寄よせてしばらく群青ぐんじょういろに染そまった夕ぞらを見た。
それからじつに不思議ふしぎな表情ひょうじょうをして笑わらった。
ひるの青金あおがねの黄銅鉱おうどうこうや方解石ほうかいせきに柘榴石ざくろいしのまじった粗鉱そこうの堆たいを考えながら富沢は云った。
440 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/04(月) 00:22:53.47
441 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/21(木) 02:34:13.28
ageてスレ主の反応を観る。
ぶひひひひ
変態!!
女の子の体見て興奮してるんでしょ?
僕の出した精液を女の子の白いおっぱいに全部ぶっかけたい
変態さんだあ
447 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 18:23:46.78
僕は今日射精をした
448 :
名無し物書き@推敲中?:2013/03/24(日) 21:18:38.23
|∀・)チラッ
|∀・)春先はおかしいのが増えるのう!
僕は今日射精をした。隣のあゆみちゃんを僕の部屋に連れてきて、上半身を脱がせた。まだ小3だが、胸はふっくらしてきて
いる。そして、口の中に入れた。だが、嫌がられた。しかたがないので、自分の手で陰茎をいじりはじめた。あゆみちゃんも変
な気持ちになったらしくパンツの上をなではじめた。そしてあゆみちゃんの顔に精液を出した。あゆみちゃんは変な顔をしたが、
舐め始めて、また僕の陰茎は立ち始めた。そして、また同じ事をした。
最後に、100円を渡して、家へ返した。
罪悪感などない文学のためだ。
450 :
名無し物書き@推敲中?:2013/04/11(木) 01:08:40.31
気になったので書きこんでみたんだが誰かいる?
|∀・)チラッ
|∀・)いますけど何か?
452 :
名無し物書き@推敲中?:2013/04/21(日) 23:14:43.14
>>451 おお、レスありがとう
なんか素人さんが練習できそうないいスレっぽいのに勿体ないな
何か書きたいけど何書けばいいかわからんし、エロも書けない
彼からプレゼントでもらった指輪をなくしてしまった。どうしよう、ぐすん。今日はデート、まさかしていかないわけにはいかない。でも、そのことを彼に言ったら軽く一言「そんな、思い出までなくしたわけじゃないんだから、気にするなよ」。
私はこの人のことが更に好きになった。
|∀・)チラッ
|∀・)まあなんでもかんでも、胸の内にフツフツ滾るリビドーを書き散らしゃええやん
画面を見詰める男が目を瞬いた。
パソコンがフェイスブックを表示してる。
『ドライブ旅行で山梨に!』
踊るような文章、そしてカメラに笑顔を向ける三人の男女。
中年の男女に挟まれるように小学生くらいの女の子がいる。
「元気そうでよかったよ」
画面を見詰めていた男が呟いた。
微かに震える手がコーヒーカップに伸びる。大きく呷った。
爽やかさとほど遠い苦みが舌に残る。
「祐巳ちゃんも大きくなった……来年は中学だもんなあ」
大きく溜息をついた。
「笑顔が似合うよな……それが見たかった……けどさ、見たくなかった」
男が苦く笑う。声を出さないその笑いは泣いているようにも見えた。
男が管理ページに移動した。躊躇を見せず、退会手続きを始める。
「二週間の猶予があるのか」
画面の文字列にもう一度目を走らせる。
「即時でも二週間でも同じだよ」
男がマウスを左クリックする。呟きはマウスが立てた乾いた音に消され掛かった。
「笑顔だよ」
456 :
名無し物書き@推敲中?:2013/06/16(日) 03:22:46.17
続きは?
458 :
455:2013/06/20(木) 20:02:33.40
いや、私の筆力不足なんだ
今の私がどの程度行間を読んで貰えるか、と書いてみたんですよ
全然駄目だ
|∀・)すいますん。即物的な描写しか理解できなくて……
いえ、読んで戴いてありがとう
実体験だから駄目なのかな 無能歳月朽ち果てて〜
暖かく包み込む喧噪が心地よい。
浴衣に身を包んだ乙女達。
彼女達を笑わせようと心を砕く青年達。
チョコバナナやリンゴ飴をねだる子供。その姿に昔の自分を重ねる両親の笑顔。
其れを見るだけで心が和む。
年を取ってもこの空気はいい。腹も減る。
「ねえ、金魚すくいで勝負しよう。負けたらヤキソバ奢るんだよ」
喧噪を貫き達した声。思わず脇を見た。
浴衣姿の集団がいた。爽やかな色彩と柄の塊がはしゃいでいる。
「おじさん、五人で二回戦勝負!」
「あいよ。がんばんな」
おっさんが彼女達に手渡すポイを見て目を瞬いた。紙だ。モナカじゃないのか?
歓声を上げる彼女達の後ろに立った。紙だよな。
「お? おにいちゃんもやるか?」
めざとい。
「苦手でさ。見ているだけでいいかな」
「なんだ、いい年して金魚すくいもやらねえのか」
発言自体はきついが、煙草を耳に挟んだおっさんの目は笑っていた。
「親父は凄く上手だったよ。モナカのポイだったけど」
ああ、と頷いたオッサンが懐かしそうに笑った。
「水が汚れるとか保存が難しいとかあってさ。昔はモナカだったよ」
なぜか安堵した。
奮戦する娘達。笑いながら夢中で金魚を追いかける様に笑いが漏れた。
「遊びの上手な親父でね。たこ揚げの脚の長さとか、ひもを結ぶバランスとか」
何故思い出話を、と不思議に思うが止められない。
「ベーゴマも上手だった」
「いい親父さんじゃねえの。あんたも子供に沢山教えてやんな」
余り上手に頷けなかった。子供は妻と共に事故で死んだ。
「ああっ! 逃げられた! そのデメキン、むかつく!」
「マリの負け!」
娘も成長すれば、と胸が軋んだ。
「おやっさん。彼女達にリベンジさせてやってよ。これで」
親父は笑いながら札を受け取った。
振り向いた娘達が戸惑った目を俺に向けていた。
「じゃ」
ヤキソバか、と歩き出した。
「あの親父、キモクね?」
「変態?! やだやだ!」
溜息が漏れた。
でも。
娘が俺に悪態を吐いても、俺を嫌っても。
あいつと一緒に生きていて欲しかった。
>>458 視点がぼやけている
三人称なのに、「爽やかさとほど遠い苦みが舌に残る。」で一人称になっていたり。
感情移入もしづらい。
「画面を見詰めていた男が呟いた。」
=>「画面を見詰めていた男が苦虫を噛みつぶしたようにつぶやいた」
これだけで全然違う
>>463 指摘有り難う。
勉強して直していきます
卍●はどうした?
466 :
優雅:2013/07/13(土) NY:AN:NY.AN
どうも……
ハーケンクロイツ丸と鏡合わせの兄弟で設定なんだろ
468 :
粗野:2013/07/13(土) NY:AN:NY.AN
キャプテンハーケンクロイツ丸は恐ろしい男だ。
人類を抹殺するためにはなんでも使用する。
おなら、猫のうんこ、犬のしょうべん。
これまでにこれで二十三の民族が滅んだ。
国連軍は弟の卍●を交渉役として、交渉をしているがいつも晩餐会の食事に下剤を入れられ、会談が最終日まで続いたことはない。
卍●はそのため肛門を鍛えるトレーニングをギニア高知でやっている。
469 :
粗野:2013/07/13(土) NY:AN:NY.AN
ギニア高知でギンガによる肛門強化トレーニングは行われている。
肛門バットでギンガのマッハ1の球を打てるようになることが目標だ。
だが、卍●はその姿、ギニア高知の村娘に見せて、興奮している。
そのためトレーニングは進んでいない。
次の交渉はもう二週間先だ、卍●。
470 :
粗野:2013/07/13(土) NY:AN:NY.AN
結局、トレーニングの成果は何もないまま、交渉の時が来てしまった。
今回もキャプテンハーケンクロイツ丸との晩餐会はあった。
まさか、出された料理に口をつけないのは礼儀として、スマートではない。
卍●はそんなことも気にせずバクバク食べる、品がないくらいに。
そんな時、卍●のケツバットがキャプテンハーケンクロイツ丸に発射された。
キャプテンハーケンクロイツ丸はなんでも言うことを聞くから、その男を殺せとなった。
これをチャンスと見た国連軍、キャプテンハーケンクロイツ丸を拘束して。
こうして、地球の平和は保たれた。
しかし、卍●のうんこがかかった国連軍首脳は卍●も拘束した。
人類の敵と認識されてしまった。
こうして、卍●とハーケンクロイツ丸は同じ房で今は暮らしている。
472 :
粗野:2013/07/27(土) NY:AN:NY.AN
卍●はどうして、自分が拘束されたか理解できなかった。
「俺は地球を危機から救ったはずだ」
「卍●、俺と組もう」
「ハーケン兄さん、そうだな」
「まずは、お前のケツバットの強化だ」
そう言うと、ハーケンクロイツ丸はどこから入手したのか金属バットをベッドの下から出し、自分のアナルにグリップを入れた。
「さあ、卍●、お前のアナルにも逆側を入れろ。それで俺のケツから抜けた時が修行が終わる」
こうして、修行は始まった。
473 :
粗野:2013/07/27(土) NY:AN:NY.AN
卍●のアナルは強化されていき、ハーケンクロイツ丸を金属バット砲で壁に叩くまでになった。
「さあ、俺達の革命をもう一度やろう!」
ハーケンクロイツ丸は囁き、卍●は涙でアナルが緩んで、金属バットが床に落ちたしまった。
その夜、二人の革命が始まった。
まずは、自分の房を金属バット砲で打ち破り、刑務所中を解放した。
ここは、凶悪犯だらけの江東刑務所。みな、刑務官におならやしょんべんをした。
こうして、江東刑務所をハーケンクロイツ丸と卍●は新しい拠点とすることにした。
しかし、痔A隊も黙っていなかった。
474 :
粗野:2013/07/27(土) NY:AN:NY.AN
翌日から痔A隊による、攻撃が始まった。金属バット砲が逆手に取り、アナルにもっと太い自分たちの手をいれていった。
痔A隊も損失はあったが、国家の危機。耐えなければなれなかった。
そうして、どんどん仲間が痔になっていき、最後に残ったのは、ハーケンクロイツ丸と卍●だけになった。
穴戸留未将軍が二人を前にして、「お前ら二人を抹殺すれば、俺達の勝ちだ、いくぞダブルアナルアタック」
刹那、ハーケンクロイツ丸と卍●の金属バット砲は発射された直後の穴に穴戸将軍のダブルアナルアタックが決まり、二人のアナルは悲鳴をあげた。
こうして、革命は未遂に終わった。しかし、穴戸将軍は首謀者の拘束が目的なのに、やりすぎと言うことで、除隊になってしまった。
475 :
粗野:2013/07/27(土) NY:AN:NY.AN
このような惨事を繰り返さないために、金属バット砲を女性にも導入することにした。
ダブルキャノンなら、強いと言う研究の結果だ。
しかし、結果は失敗だった。
女性の痔A隊への入隊がいなくなってしまった。
476 :
優雅:2013/09/05(木) 23:07:35.77
イエーイ
477 :
優雅:2013/09/07(土) 03:07:15.91
僕には悩みがある。
短小包茎であることだ。お風呂へ入る度に憂鬱になる。
もう、高校一年だと言うのに、この前立ちションしている小学生と比べたら、あきらかに僕は負けていた。
でも、好きな人はいる。四月に同級生になった美子ちゃんだ。
美子ちゃんのことを思うと短小包茎の陰茎も大きくなる。
でも、短小包茎がコンプレックスになって、告白できない。
一度、美子ちゃんの寝室に忍び込んで、陰部をいじったら、感じていたし、やれると思ったが、
美子ちゃんが目を覚まして、僕の下半身を見て。一言「粗末だわ」。
それ以来、学校にも登校していない。そのコンプレックスを晴らすために、近所の小学生にいたずらをしている。
しかし、最近、それも怪しまれるようになった。
僕はどこへ行けばいいのだろう。
ガンダムはスターウォーズのパクリ
エヴァはウルトラマンのパクリ
進撃もウルトラマンのパクリ
480 :
名無し物書き@推敲中?:2013/10/25(金) 10:16:21.47
信じられないくらいの過疎板だな
トピ主が逃げたから
202X年、トピ主はプロデビューして、20代で山本周五郎賞も獲り、都心に家を建てた。
一方、俺はいまだにワナビでこのスレが200までなったらワナビをやめようと思っている。
でも、いま考えるとトピ主はこのスレを早めに見切りをつけることでデビューしたかもしれない。
しかし、それを考える冷静さを既に失っていた。
483 :
真・優雅:2013/11/20(水) 20:46:46.79
悲しいよな
疲れてしまった
でも、性欲モリモリ!
にちゃんに投稿して読んでもらえるとか感想もらえるとか思うことが無駄
にちゃんはどうせろくな奴いないんだし。
ましてや新しいスレを立てるなんて愚の骨頂。
批評もらえる賞に投稿する方がよっぽどためになる
にちゃんはクズの集まりと思った方がいい
性欲モリモリの集まりさ、2chは
JCかたればちゃんと感想も集まっただろう