114 :
名無し物書き@推敲中?:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN
欠落しているわけではない。単に壊れているだけなのだと、伝えると、千堂はため息をついた。
「そうだとしても、それを証明する方法が貴方にはないでしょう。へらへら笑うしか貴方にはできない。私が
無表情しかできないのと同じように…私だって、ただ壊れているだけなのかもしれない…でも壊れたものはね、
もとには戻らないのよ。だったら、ないのと同じ」
お茶を飲み干して、千堂は席を立った。
「貴方は、つまらなくなかったわ。つまらなかったのは私の方…でもね、理解できないものはおもしろくない。
きっと感情ってそういうものよ。怒りも喜びも、悲しみも、寂しさも… すべて理解ができない、したくないか
ら押し寄せてくる感情なんですって」
115 :
名無し物書き@推敲中?:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN
千円札を一枚置いて、千堂は笑った。
「笑うということが分からないなら、皆と同じように顔を上に歪めればいい。涙が流せないと言うなら、顔を下に歪めて
目薬でも差せばいいわ…神経がないのも涙腺が壊れてしまって
るのも…所詮はね、ただの言い訳なのよ。変えようとすれば、変えられる。それはとても、おもしろいことだとおもわな
い?」
千堂は、店を出る時に、一度だけ微笑みながら振り返った。その笑顔はやはり、蝋人形のように無機質だった。
コーヒーから湯気は、とうに消えていた
116 :
名無し物書き@推敲中?:2013/09/01(日) 19:38:24.64
こういう1日がある。
お前をバカにした連中を終日拷問するだけのために用意された復讐の1日。
お前はその1日と向き合うとき、初めてうまく未来と向き合えるだろう。
復讐を抱かない人間、復讐を願わない人間はいない。
仮にいるとすれば、怒りと復讐の連続化の中で放置した安息を忘れられる能力が
備わっていなければならない。逆説的だけれどもね。
鳥が羽ばたくように、雨が落ちるように自然に。
ワラ人形ってヤツは、そういう横顔をしていると思わないか。
117 :
名無し物書き@推敲中?:2013/09/02(月) 18:25:53.52
>116
ない、いない、ならない。否定が多すぎる気がする。
「復讐の一日」。体言止め?はなかなか難しい手法だと思うよ。
あと、語尾は揃えた方がいいかな。「だけれどもね」だけ浮いてるかも。
あと一番最初に「たとえば」みたいなことばをつけたくなるな。
「お前はその一日と向き合うとき」ここはばっさりカットして
「その日」だけでもすっきりするんじゃないか?
全体的に比喩っぽい表現や抽象的っぽさが多いからすっきりさが欲しい。
【どういう話だろう】と引き的にはおもしろそうな話が始まりそうなんだから、
もしこれが出だしなら、完結な方が読んででいいと思う。
118 :
名無し物書き@推敲中?:2013/09/02(月) 21:35:12.75
>>117 「つまり」ってつけてたんだけど取っちゃったんですよね。
ちょっと時間おいてからまた推敲してみます。
あと、スマートに簡略化したパターンも。
上手く磨けるかわからないけど感謝です。
ありがとう!!
>>110 自分は評価者には向かないから5段階評価は辞退させてもらって
気付いた点をふたつ挙げてみる。
①いつの間にか座ったまま眠っていた主人公が目覚めたとき、
暗い部屋の中で彼女の姿を(目で)探して依然として帰っていないことに
落胆を新たにしたという描写を入れたほうがいいと思う。
主人公の心理としてそれが自然だし、冒頭で彼女を登場させておくと、
唐突な印象を与えずに彼女の鉱物好きについて語ることができる。
それをしないでいきなり「一緒に住む彼女は~」と書き出すと
いかにも登場人物の紹介って感じがして少し興醒めする。
②「もしかして彼女が帰ってはいないかと、この部屋に戻ってみたのに」
という部分。
戻ってみたというのはどこから?彼女を翡翠海岸まで探しに行って
そこから帰ってきたということ?
だとしたら時系列はこんな感じ?
一昨日 彼女、翡翠海岸に向けて出発
昨日 主人公の誕生日 主人公、夜になっても戻らない彼女を探しに行く
今朝 夜中のうちにすでに帰宅した主人公、家で朝を迎える
これはちょっと分かりにくいような気がする。
タイムテーブルを書く必要はまったくないけど、捜索したのなら
そのことにちらっと触れてほしい。
あげておきます。
123 :
名無し物書き@推敲中?:2013/10/01(火) 09:00:12.56
失敗。すみません。
>>119-120 ありがとうございました
確かに唐突だったり説明不足だと思いました。
読むときにはそういうのに苛々するのに
自分で書くとわからないものですね…
勉強になりました。
>>121 最後まで読めたよ。
なかなか面白かった。
読者としての感想でしかないけど
縫いぐるみのお姉さんが実は病院関係者で
友達のふりして誘導で治療していくのかなあと思ってた。
なんかそういうどんでん返し的な何かを期待してしまったので
勝手に残念な気持ち。
>>125 ありがとうございます!
いわゆる「統失」の人の主観を書くと言うのがテーマです。
捉えるもののズレとか「ぶれ」とか。
お姉さんは……上には上がいると言うか、教祖と言うか……。
もっと新興宗教がかった妖しい関係にしたかったですが、
これもほのぼのしてていいかなーと勝手に納得。
客観的には全然よくならないので、バッドエンドだったりして。
127 :
名無し物書き@推敲中?:2013/10/03(木) 02:17:59.88
無料なんでこんなのも評価してもらえますか?
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129 :
名無し物書き@推敲中?:2013/10/05(土) 21:43:47.68
あげ
さあリライトお願いします
130 :
名無し物書き@推敲中?:2013/10/20(日) 10:45:16.38
2ちゃんねる文學賞受賞作全文掲載 (文学界スレにて。選考は難航を極める)
№17「約束の木」
君は瓦礫のある道を歩いたことがあるだろうか。
腕を水平にひらいて、転ばないように足もとを見ながら歩くんだ。
ダッシュできないし、方向もすぐには変えられない。こんな不自由な
ものとは思わなかった。ガサガサと耳障りな音もする。片方だけの
バスケットシューズが転がっていた。ヘッドホンのコードが電線にから
みついている。ふだんはじいっと見てはいけないもの、たとえば黒い網タイツ
なんかが瓦礫の間に挟まってるのが見える。
リンゴの木を目指して僕は歩いている。
あの木が君との待ち合わせの場所だ。あの日、約束したのだった。
僕には、はっきりとリンゴの木が見える。君にも夕陽のように赤く熟れた実が
いくつも見えるはずだ。
すると僕の足がクリーニング店の看板を踏んずけた。
瓦礫の道にはよくあることだが看板の下にちょっとした隙間があったらしい。
僕はよろめいた。
そのときリンゴの木が揺れた。風もないのにリンゴの実がいっせいに揺れたのだ。
割れたショーウインドウに映った僕の顔はシュートを待ちうけるゴールキーパーの
ような、びっくりした顔になっていた。
深呼吸すると僕はふたたび歩きだした。今の様子を誰かが見ていなかったろうか
と辺りを見回しながら。
瓦礫の道になれるのはむずかしい。君はもうすぐあの街角を曲がって僕の前に
現れるだろう。君の歩く道に瓦礫はないから、僕の歩き方を見て笑うかもしれない。
131 :
名無し物書き@推敲中?:2014/01/23(木) 21:54:52.73
132 :
名無し物書き@推敲中?:2014/01/23(木) 22:05:36.60
文芸部の原稿を見てもらいたいんですけど
うpろだの使い方が未だにわかんないんで
そのまま載せていいですか?
うpろだの使い方もわからないような低知能のひとが書いた文章はちょっと
134 :
名無し物書き@推敲中?:2014/01/24(金) 20:36:42.94
過疎スレで煽るなやw
そのまま載せるって長さは?
135 :
名無し物書き@推敲中?:2014/01/26(日) 22:26:30.30
136 :
名無し物書き@推敲中?:2014/01/28(火) 00:54:35.51
>>135 取り合えず三点リーダ使うの止めてみたら?
文が安っぽくなる
それが狙いだとすればどうする?
誰も読まないだけ
140 :
名無し物書き@推敲中?:2014/01/28(火) 01:03:05.48
つーかFC2が小説サービスやってることに驚いた
141 :
名無し物書き@推敲中?:2014/01/28(火) 01:07:31.57
コピックか。元漫画家志望ってところかな。
ここってこんなに人いたんだ?
144 :
名無し物書き@推敲中?:2014/01/28(火) 17:04:09.92
一時間限定で沸きました
145 :
まんちゃん ◆SYZTEPEAHI :2014/01/28(火) 17:45:27.44
;
そしてまた訪れる静寂。
画材を見ただけでわかるとか、作者様と同じ穴のヲタなんだが。
スレタイは文章ってなってるし。ま、読まないけどな。
148 :
名無し物書き@推敲中?:2014/01/29(水) 04:00:36.79
日本語で
149 :
名無し物書き@推敲中?:2014/01/29(水) 19:52:09.96
次の方どうぞー
>>136-
>>142って結局何だったんだ?
>>135の投稿から2日後になって、異常な速さでのレスの嵐
スレタイを無視して絵がどうしたの何歳に違いないとか
今ぼちぼち読んでるけど、確かに文章は練られてて読みやすい
それでも小物な印象なんだがアンチがつくほどの存在なの???
>>135 欠点としては幽霊も存在する世界観にしちゃったから
病死リタイアしたキャラも「みえる人」や「先輩幽霊」がいる
状態だとアッサリ幽霊で蘇っちゃうから、死の重みがないよね。
ゆるゆる幽霊ライフ?って感じ。暇だから最後まで読むかな。
>90年代の絵柄
それって常日頃自分で言ってる言葉だよ。今時の絵は他の人が描けばいいと。
>>152 ありがとうございます。
頂いたのは「何か薄っぺらい」って評価でした。
自分で書いていて思っていたのは会話シーンの異様な多さ。
主人公が一部の人間にしか見えない設定上仕方無いんだけど。
今回、自分の力量では失敗した作品っぽいです。
mg(^皿^)
で、文芸部員はどこへ行った?
ここの人間がまともな批評をせんのだから、まともに見てくれる方に流れるだけだろ
158 :
名無し物書き@推敲中?:2014/04/04(金) 23:05:30.17
「小石」の僕は、とある少年に思い切り投げられ、ある民家の敷地に入り、
物干し竿に掛けてあるスーツのポケットにすっぽりと入り、
そのスーツを男性が気づかずに着て、僕を入れたままタクシーに乗り、
数時間経った頃、ある場所につき、大きな建物の中に入り、
その建物の中を数時間移動し、その後、暫く動かなくなったと思えば、
体が軽くなった感覚と、重力が重くなった感覚を覚え、
やっと、その時自分は、飛行機に乗っていると気がつき、
159 :
名無し物書き@推敲中?:2014/04/04(金) 23:05:59.71
やっと、その時自分は、飛行機に乗っていると気がつき、
暫く空の旅を楽しんでいたら、段々と体に重みが戻り、
重力の重みも何時もの慣れたものに戻り、暫くして、
またある建物の中に入り、暫く移動したと思えば、外に出て、
聞きなれない言葉が飛び交う中、またタクシーに乗り、長い間移動し、
タクシーが止まり、外に出て、また大きな建物の中に入り、
様々な人と挨拶を交わしながら、幾つもの扉を開き、
奥へ奥へと進んだと思ったら、モニターやスイッチなどが沢山有り、
様々な肌の色をした人々が居て、薄暗い部屋に付き、
そこで男性は緊張した様子で、
その、様々な肌に色をした人々と会話しながら、モニターを見ていて、
そのモニターには、広大な平地が写っており、
その中央に鉛筆の様な形をした、ロケットが写っていて、
今すぐにでも発射しそうな雰囲気で佇んでいて、
そんなロケットが映る映像を、男性のポケットから見ていた僕は、
つい、ぼうっとしていて、男性のポケットからバランスを崩し、
落ちてしまい、そのまま、床に落ちたと思ったら、
何かのスイッチを押したようで、ぐぐもった男性のアナウンスが聞こえ、
その一拍後、様々な人の焦った様な声で部屋が五月蝿くなったと思いきや、
一人の男性の声で静まり返り、
皆、今度は先程のとは別のモニターを緊張した面持ちで、
息を飲んで見守って居て、暫くしてから、
また、部屋は様々な人の声で五月蝿くなったが、その五月蝿さは、
先ほどの焦ったような声は無く、どちらかといえば、喜びに満ちた声で、
聴いてる此方も嬉しくなったので、喜びの原因であろう、先程、
息を飲んで人々が見守ったモニターを見てみると、そこには、
真っ暗な背景に、先程より、随分小さくなった鉛筆の形をしたロケットが、
ふよふよと浮かんでおり、それを見たときに、何故か分からないが、
僕は、
偉業を成し遂げたのだな、と思った。
>>158-159 最後の「成し遂げた」が一行で一作を書き上げたことに係っているように見えてうぜえええ、とちょっと笑ったが、
話としては意外とおもしろく、書き方によっては児童文学っぽく仕上がるのではないか、もったいないな、と思った。
話は、色々な人のポケットの中を渡り歩いて、といった展開にしたらもっとおもしろそうな気がする。既視感バリバリでもある
文章については、石ころに人間並みの感情が無いという意味で、読点のみでの淡々とした展開にしているのだろうか。と考えれば一応素直に読める
けど、重力の重みというのはさっぱり分からんかった
さあ、今日も大漁大漁♪のアゲアゲでいきましょう♪
>>159 発想としては面白いが、ちょいと長いかな。
もうちょい削った方がいいと思う。