1 :
名無し物書き@推敲中?:
どーすんの?
みんな、どーしてる?
私は一人称。わたしはね。わたしわ
2
両方使う。
両刀だ。
三人称はだれでも書ける。本屋にいっていろんな小説ひらいてごらん?幻冬舎なんかいいかもな。
機械でも書ける翻訳文体三人称であふれてるから。
一人称がバカでも書ける。ネットにアクセスしていろんなブログひらいてごらん?ケータイ小説サイトがいいかもな。
耕耘機でも書ける日記文体一人称であふれてるから。
6 :
sage:2010/10/11(月) 22:26:38
まじどっち?
7 :
sage:2010/10/11(月) 22:27:49
まちがえたw
まじどっち?
8 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/11(月) 22:41:52
どちらも利点はある。好きずきじゃない?三人称はエンタメ向きで一人称は文学向き。芸術的な一人称が偉いとか、売れてる三人称が偉い、とかはない。
9 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/12(火) 00:41:42
一人称はオリジナリティあふれる表現を追求するのにむいている。こんな文章こいつにしか書けないよ、という独自性を世の中に残して死んでいきたいなら一人称。
話の中身だけをコマを動かすように記述して作者が透明になるのが三人称。
んなぁこたぁない
11 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/12(火) 01:04:30
山田悠介赤川次郎夢枕の三人称はひどい。脚本に違いない。まさに透明。
12 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/12(火) 01:09:55
ごはんの創作意見室に同じ主旨のスレがあるが、
2ちやんの方がかなりレベルひくいな。
あれをひどいと感じるおまえがひどいだけの話じゃね?
おまえの意見が正しいならおまえはプロ。
14 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/12(火) 01:27:21
山田悠介の文章にレトリックやポエジーはないわな。
それならわかる!
赤川次郎と星新一はゴミクズ。それもわかる!
恩田陸とかまじありえない。
15 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/12(火) 01:33:37
告白すると、「涼宮ハルヒの憂鬱」の一人称はけっこう好き。
でも、あれの真似は無理だわ。
16 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/12(火) 01:41:15
誰もがヘンリーミラーや、ジョイスや、プルーストにはなれるわけじゃあない。簡単そうで難しいのが一人称。太宰なんかはもっと評価されていいかと。
17 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/12(火) 01:52:50
合わせ技
18 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/12(火) 01:55:09
>>14 流石先生!
先生は世界中の作家の頂点に立たれるお方ですものね。
すばらしい御発言ですね!
19 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/12(火) 08:44:06
ごはんに池
むしろごはんから追い出されたんじゃね?
21 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/12(火) 23:46:55
一人称かっこいい
一人Hかっこいい、みたいなもん?
一人称なんていつでも書けるって馬鹿にして
これまで三人称でしか書いたことなかったんだけど、
実際書いてみると確かに難しいな。
でも三人称でできなかったことが色々できるので面白い。
24 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/13(水) 11:32:33
心理描写を緻密にやる時には一人称は都合が良いかな。
それと、主人公目線=読者目線みたいになりやすいから、
フィクションではないような錯覚に陥らせることによって
リアリティを高めるという効果もあるかな。
ま、筆力しだいだが。
俺は一人称で書いた作品は全体の2割程度かな。
この表現が正しいかどうか分からないが、
純文学で自分をさらけ出したり問題提起するようなケースでは一人称が、
エンタメでは三人称がやりやすいかな。
25 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/13(水) 19:26:57
エンタメ系はあれかね?
映像化脚本に直結する可能性が高いから、三人称の方がいいのかな?
三人称は、作家の個性が出しにくいから、受賞は難しいとも聞くが。
26 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/13(水) 19:46:13
俺は今まで読んできた本が殆ど一人称だから
三人称が超絶苦手
三人称で書いているのに心理描写してしまうから
もう駄目
27 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/13(水) 20:02:50
3人称は書きやすい。
28 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/13(水) 22:31:26
>>25 >三人称は、作家の個性が出しにくいから、受賞は難しいとも聞くが。
そんな意見初めて聞いた。
どこか特定の分野とか、特定の賞の話なら分かるが。
29 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/14(木) 06:13:05
一人称は、書き慣れていないと
独りよがりな感傷まみれになってしまう。
才能がない人は、そうしたくだらない感傷が
個性的な文章なんだと勘違いしてしまうのだが。
30 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/14(木) 09:09:36
感傷がくだらないとは
↑
読解力ゼロだなこいつ。
感傷がくだらないのではなく「独りよがりな感傷」が
くだらないと書いているはずだが。
独りよがりじゃない感傷ってあるのかい?
33 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/14(木) 13:48:21
いや、「感傷」はどっちにしろダメ
読まされる方はたまったものではない。
深い洞察力で成される
心理描写は○
セカチュウは最初から感傷的だったけど、売れたな
セカチュウの冒頭の感傷的なシーンは
ノルウェイの森を彷彿させたな
どちらも感傷的な男が感傷にひたっている
ああいうのがヒットするのか
36 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/14(木) 13:58:06
セカチューって、なんか賞とったっけ?
大嫌いなんだけどあれ
37 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/14(木) 14:07:41
結局おまいらは、芸術や文学とは距離のある、
売れるだけのエンタメを目標にしてるのですか?
38 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/14(木) 15:45:15
中をとって二人称小説を書いてみてはどうだ?
最近、三人称≠神ってことに気付いて楽しくなってきた。
語り手と登場人物とのあいだに距離がとれるんだよな。
>>39 俗にいう三人称一元視点か
主に視点保持者の見た世界を描いていく
いまはそっちのほうが主流だね。一人称にかぎりなく近い。
42 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/14(木) 22:43:46
なるほど
>>41 視点保持者の心理も描写できるしね。視点保持者を変えてもよいし。幅は広い。
でも結局は、人称は扱う人次第だろうね。その物語を書きやすいほうを選べばいい。
44 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/15(金) 15:54:49
三人称で感動することはめったにないな
基本、映画やドラマは三人称だがな。
外人は一人称のシューティングゲームが好きらしいが、
邦人は自分のキャラも映っているほうが酔わなくて、いいらしい。
一長一短。書きたい内容で好きなものを選べ。
場合によっては、それぞれの人称の複合もあり。
二人称なんてのも世の中にはある。
ゲームの話してどうする。小学生じゃないんだから。
感覚は同じだよ。それがわからないと違いもわからんだろ。
基本、見えないものは書いちゃいけないんだよ、一人称は。
三人称と違って。
なにを偉そうなこと言っているんだか
悔しかったら見返してみろ
自由間接話法とかはどう?
>>48 「基本」と頭に書いて逃げ道を作るのはずるいな。
じゃあ例外を教えてもらおうか。
>>52 過去だろ。
小説は現在進行が基本だが、過去を説明するとき例外が起きる。
回想は一人称でも三人称でも便利な技だよな。
あまり多いと下読みに煙たがれるけど。
一人称でも、主人公の見ていない景色を三人称で語るカットバックという手法もある。
↑の訂正。
三人称で→やはり同じ一人称で
57 :
名無し物書き@推敲中?:2010/10/18(月) 22:35:30
三人称で書いたが、なんか内容が浅い感じ(-_-;)。
やっぱ一人称の方が、深みが出るような気がする。
書き直すか
>>1 次は6年ぶり2度目の一人称に挑戦するよん。
ローファンタジーでかますか、ハイファンタジーでいくか、みたいなもんか。
まあ三人称ハイファンタジーが一番陳腐だが。
60 :
弧高の鬼才:2010/11/05(金) 00:26:11
ハイファンタジーとかいいながら舞台設定は中世ヨーロッパだの火星だの、どっかの無人島だの、古代エジプトだの、近世中国だの、まったく既視感のある世界ばかり。
ハイだのローだのどっちでもいいけど、中途半端はつまらん。
現実世界に根ざすなら根ざす。位相を狂わせたいならフィネガンズ・ウェイクやノヴァ急報以上の解体と再構築を。
エクリチュールを舐めてはいけないよ。
61 :
名無し物書き@推敲中?:2010/11/06(土) 15:45:45
一人称は女キャラに「これ、絶対男特有の発想だよな」って部分があると萎える
三人称なら大丈夫なの?
一人称はキャラの視点というフィルターを通して書くからな。
そのフィルターが狂ってたらかなり臭いだろうな。
64 :
名無し物書き@推敲中?:2010/11/06(土) 19:30:13
1・主人公の描写(外見、名前)が出来ない。
一人称で自分の事を「俺は明るい茶色の毛髪で、彫りの深い顔をしている」などと語りだしては物凄い違和感を覚えます。なるべく他者からの働きかけで主人公の存在を語りましょう。
いきなり「俺の名前は憲輔、市立青山学園に通う高校二年生だ」などと物語が始まってしまったら、読者は茫然としてしまうでしょう。
一人称で外見を自分で語らせる例。
俺は会社に行く前に、自分の姿を鏡で確認した。スーツの皺を伸ばしているうちに、髪の毛がやたらと伸びている事に気づく。そういえば
この前も上司から『こんな髪で契約とってこれると思ってんのか?』と
注意されたばかりだ。髪の毛の事ぐらいで、いちいち文句言われるのは癪だから明日あたり散髪にいこう。
今日は出社しなければならないので、少しでも短く見えるよう
にしよう。
「クシで髪のボリュームを押さえて、と」
クシで髪の毛をかき上げた時、指が途中で引かかってしまった
。くそっ、俺は癖毛だから朝のセットがおそらく普通の髪質の
ヤツより二倍は時間がかかっているに違いない。
>>64 古いな。10年くらい前の考え方だ。
時代は進んでいるよ、おじさんおばさん。
つか逆に10年位前に
「私、洋子16歳、自分では笑顔がかわいいと思ってる女の子」みたいなのやたらあったよな
67 :
名無し物書き@推敲中?:2010/11/06(土) 19:49:06
僕はよく周りから変な髪形の奴だと言われる。でもこれは生来の癖っ毛と寝癖によるもので、自分で直したくても直せないのだ――前に一度整髪剤を試してみたときには、友人に大笑いされる結果となった。
とにかく! こんな髪形に生まれついたのは僕のせいではないということを強調しておきたい。それもこれも、みんなDNAとかいうやつが悪いのだ。
つか数十年前に、「吾輩は猫である。名前はまだない」ってのがあるんだが。
そう考えると退化してるな。一人称は。
いや、読者との距離感が変わってきているよ。微妙に。
リアリズム気にする現代文学ではご法度と言って良いんじゃね
他では読者が茫然としたりはしない
っ発掘された手記
72 :
名無し物書き@推敲中?:2010/11/07(日) 14:21:26
ごめん。一人称で
語り手がいない筈の場面を描く
カットバックっていう方法を、詳しくかつ具体的に
教えて下さる方おられませんか?
お願いします m(__)m
俺は便秘で苦しんでいた、もう何週間も大便をしていない
どうしたもんだろう、こんな便秘ってあるのか?別な理由じゃないだろうか
*
ちょうどその頃、動物園で小猿が逃げ出した
*
仕方ないのでとりあえず俺は下剤を呑むことにした・
これで解消してくれればいいのだが
いつもより強めのやつを買ってきて多めに飲む
*
小猿は街中を屋根から屋根にひた走り、一軒の家にしのび込んだ
*
飲んでから30分もすると腹が猛烈に痛い、
我慢ができない、立っていられない。俺はべットにもぐった。
呼吸がしぜんと「ハーハー、ヒーヒー」となる
*
小猿は疲れていた、あたたかい毛布に包まって眠りたかった。
*
「ダメだもらしてしまう!!」俺はベットの中でうめいた。
下剤が強すぎたのだ、もう間に合わない、俺はついベットの中で脱糞してしまった。
俺は額に脂汗をかき、腹の痛さに耐えながら布団をめくって糞を見た。
すると、どうだ、糞の中に何かいる。
俺はそいつを抱き上げると言った。
「お、おまえ、小さくて糞まみれで、まるでサルそっくりだけど、
俺が生んだんだよな、俺の赤ちゃんだよな」
涙があふれてきた。
74 :
名無し物書き@推敲中?:2010/11/07(日) 20:41:15
俺は頭を抱えていた。文章を書きたい。無性に。
しかし、しかしだ、志は立てたものの基礎が解らん。
今まで文章とは無縁の生活を送ってきたからだ。
どうしたらいいんだ?
※
ちょうどその頃、神は退屈していた。
※
ふと、俺は目の前の箱をみやった。
そうだ。俺は部屋にいて、ここにあるのはパソコンで、その先にあるのは情報の海で、
何より向こう側には、人がいる。経験を積み、知恵を重ね、たゆたぬ親切心を持つ人々が。
※
神の退屈さを紛らわそうとする視線は、空から街へ、高層ビルから屋根、地上へと走り、一軒の家にしのび込んだ。
※
俺は待つ。待つしかできない。
今までいろいろと調べて見たが、やはり素人にはわからない事が多すぎる。
勇気を持って掲示板で訪ねて見たが、図々しかったか? 怒られたらどうしよう?
いや、親切な人だってきっといる。
胃が痛い。それにしても痛い。不安と緊張でキリキリと痛む。
仕方ないのでとりあえず俺は胃薬を呑むことにした。
これで解消してくれればいいのだが。
75 :
名無し物書き@推敲中?:2010/11/07(日) 20:45:06
※
男は疲れていた、あたたかい毛布に包まって眠りたかった。
何日も続いた徹夜仕事が終わる。もうパソコンなんて見たくもない。
自分がモニターの前で何をしているのかさえ、朦朧とする意識では捕捉できない。
限界が来る。ね、眠……、
男の背後に、神の視線が迫る。
眠りに落ちる一瞬、意識を失う寸前、我を忘れ心も体も空になったその時、
神の視線は男と重なり、男の手は神の意のままに動かされた。
人間の作った小箱を気まぐれに触り、情報の海をさまよい遊ぶ神の意志。そこには助けを呼ぶ声が。
「力が欲しいか? ならばくれてやる。 我が教えに従え、人間達よ」
76 :
名無し物書き@推敲中?:2010/11/07(日) 20:47:27
※
俺は待った。呼吸が荒れる。「ハーハー、ヒーヒー」と荒げる。
両手を重ねる。天井に阻まれるが故に見えもしない空を、それでも祈りの気持ちの中で仰ぎ見た。
そう、祈りとは、きっとこんな時に人が頼るもの。
全ての努力を尽くした時に、己の無力を思い知り、それでも何かを望む時、
人は祈るのだろう。
そして掲示板は告げた、神の意志を。その声を、美と慈悲と尊厳に満ちた文字の羅列で。
『「ダメだもらしてしまう!!」俺はベットの中でうめいた。
下剤が強すぎたのだ、もう間に合わない、俺はついベットの中で脱糞してしまった。
俺は額に脂汗をかき、腹の痛さに耐えながら布団をめくって糞を見た。
すると、どうだ、糞の中に何かいる。
俺はそいつを抱き上げると言った。
「お、おまえ、小さくて糞まみれで、まるでサルそっくりだけど、
俺が生んだんだよな、俺の赤ちゃんだよな」
涙があふれてきた。』と。
感謝と、そして別の感情で
俺は涙があふれてきた。
了
これでいいんですか? (><) 分かりません!
要するにカットバックって、一人称の合間に、神の視点的な3人称を挟み入れるってことですか。
ワカサギさんって方は、時系列を扱えない、文章の下手な奴だとみなされるから使うな、と書いておられましたが。
>>73さん。わざわざ、こんなに具体的に技を見せて下さって有難うございました。m(__)m
別に一人称の合間に3人称と決まっているわけではありません
>語り手がいない筈の場面を描く〜方法
っていうから一人称の間に3人称を入れたけど
1人称に1人称でも、3人称に1人称でもカットバック足りえます
「1人称なのに見てないものを書くための手法」ってだけではないからです
一人称の語りの中に1人称の語りいれてとか多いと思います
(たとえば刑務所にいる男の生活に、犯罪の回想なんかを入れるとか)
厳密な英語ではクロスカッティングって言って、その一回の画面切り替えをカットバック
って言うらしいですけど
日本ではバックってついてるせいか回想シーンを指すことが多い気がします
ちなみにワカサギ氏の本は読むの止めたほうが良いと思います
彼は簡単に作家になれる系の本をいくつか書いてますが、彼自身作家として評判が良いわけでもなく
内容も、どうかなと思うことが書いてあります
78 :
名無し物書き@推敲中?:2010/11/08(月) 15:33:41
星の王子さまの自殺を無駄にするなよ
クロスカッティングは、人称が統一されていなくて、
視点がぶれる
裁定の技法とみなされるのでは?
という心配ですね
一人称作品好きだし、自分もそれで書いてたが、
「一人称=どう書いてもウソくさい(≒不自然)」ってことに気付いてやめた
>>4 >三人称はだれでも書ける。本屋にいっていろんな小説ひらいてごらん?幻冬舎なんかいいかもな。
>機械でも書ける翻訳文体三人称であふれてるから。
翻訳文体ってよくないのかな。自分はハヤカワミステリをよく読んでいたので、あの翻訳文体こそ
簡潔で読みやすいと感じてしまう。そのため、意識的にあんな文体を目指したんだが。
やっぱりウケは悪いのか。
翻訳文体(欧文体)じゃなかったら何にすんだ?
和文体か、漢文体か、和漢混合文体、しかないぞ?
現代の書き言葉としての日本語はすべて欧文体。
哀しいかな、プライドゆえにそれを認めないバカが翻訳文体といって、
なにか他に日本独自の文体があるようにいうが、ねーよ!w
そういう話ではないよーなw
84 :
名無し物書き@推敲中?:2010/11/09(火) 19:09:27
85 :
名無し物書き@推敲中?:2010/11/12(金) 18:42:40
あれ?
三人称視点に挟まれる一人称のクロスカッティング?
それは視点のブレ、人称のブレではないかという議論は何処へ?
最近気になったものだから興味あるお
どう違うん?
詳しそうな
>>77はじめ、色んな人に訊いてみたいっす
最近特に分んなくなっちゃって。みんなはどう?
かるく文才でカバーしてる
三人称は書けないなぁ。個人的に難しい
一人称だと、地の文もある程度崩して大丈夫だから、個人的には楽だなぁ
どっちも一長一短だろうけど
>>74-
>>76 なあ、お前の文章が評価されるとして、それは構わんか?
人の書いた文章を、スレ主が評価してくれるっつー、スレがあるんだわ。
既にそこに、ここでのやりとりが、コピペされてるんだがな。
それで色々と、人称についての、書き方議論が生まれていてだな。
気にするな。自分でやった。
>>88 おっけーですお。宜しくです。結果は教えてね。
皆様の議論の切っ掛けになれば嬉しいです。
91 :
名無し物書き@推敲中?:2010/11/16(火) 23:36:19
三人称読んでると脚本読んでるみたいに感じる
え?
主人公の感情を緻密に描こうと思えば一人称は比較的やりやすいかな。
一方、三人称は、エンタメなどで場面があちこち移動する場合はやりやすい。
小説全体でみると、三人称小説の方が圧倒的に多いと思う。
一人称の小説読み慣れない頃、初めて読んだときは、私小説なんだと思った。
三人称のほうが圧倒的というのは誤りだがな。
海外の小説も含めたら、一人称もそこそこ多い。
三人称小説がシナリオ的なのはよくわかる。話の筋しか、ウリのない作家は三人称小説しか書けない。
日本は一人称が多いよ。純文学もほとんどが一人称だし。
面白いのは、例えばアメリカのハウツー本には、文学作品を書くなら三人称の神視点にすべし、というのがある。
日本は歌詠みの文化で下地に一人称があるが、外人は三人称の聖書が下地にあるんだ。
そういや町田康の一人称モノって詠歌みたい
歌詠みの文化?
歌詠みだって1人称にかぎらんだろ
普通にリアリズム小説が大流行(だった)国だからじゃねえの?
海外だって3人称神視点ではなく、3人称で登場人物視点のほうが多くないかな
普通にリアリズム小説が大流行(だった)国だからじゃねえの?
↓
普通にリアリズム私小説が大流行(だった)国だからじゃねえの?
ワナビの一人称は100%クソ
100 :
名無し物書き@推敲中?:2010/11/17(水) 09:16:00
ドン・キホーテは一人称
太宰治の一人称は100%泣ける
>>95 どうだろう? そりゃ純文学だけならそうかもしれないが。
いま、俺の書棚の一段を全部チェックしてみた。
その結果は以下の通り。小説のジャンルは様々だが、純文学は少ししかない。
ほとんどはエンタメ。短編集などは、最初の一作だけで判断している。
それと、すべて文庫。
一人称 6冊
三人称 41冊
まあ、俺の書棚の一段だけの統計だから、これがそのまま
全体に適用できるとは言わないが。
CD-ROM版『新潮文庫の100冊』があるので調べてみた(小説以外は除く)。
短編は一作目のみチェック。
日本文学 一人称 24、三人称 40
外国文学 一人称 10、三人称 15
【日本一人称】
こころ、ビルマの竪琴、一瞬の夏、歌行燈/高野聖、絵のない絵本、狭き門、錦繍、金閣寺、
死者の奢り/飼育、小さき者へ/生れ出づる悩み、小僧の神様/城の崎にて、焼跡のイエス/処女懐胎、
人間失格、世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド、聖少女、草の花、痴人の愛、忍ぶ川、
美しい村、風に吹かれて、放浪記、野火、野菊の墓、檸檬
【外国一人称】
グレート・ギャツビー、シャーロック・ホームズの冒険、ティファニーで朝食を、異邦人、月と六ペンス、
黒猫/黄金虫、若きウェルテルの悩み、長距離走者の孤独、悲しみよこんにちは、嵐が丘
【日本三人称】
あすなろ物語、アメリカひじき/火垂るの墓、エディプスの恋人、コンスタンティノープルの陥落、
さぶ、にごりえ/たけくらべ、パニック/裸の王様、ブンとフン、塩狩峠、花埋み、華岡青洲の妻、
雁の寺/越前竹人形、銀河鉄道の夜、剣客商売、孤高の人、国盗り物語、黒い雨、砂の女、砂の上の植物群、
山本五十六、山椒太夫/高瀬舟、女の一生、女社長に乾杯!、新橋烏森口青春篇、新源氏物語、
人民は弱し官吏は強し、青春の蹉跌、雪国、戦艦武蔵、太郎物語、沈黙、点と線、冬の旅、二十四の瞳、
破戒、友情、羅生門/鼻、李陵/山月記、路傍の石、楡家の人びと
【外国三人称】
O・ヘンリ短編集、アンナ・カレーニナ、クリスマス・カロル、ジーキル博士とハイド氏、チップス先生さようなら、
トニオ・クレーゲル/ヴェニスに死す、トム・ソーヤーの冒険、はつ恋、罪と罰、車輪の下、
十五少年漂流記、赤と黒、赤毛のアン、怒りの葡萄、変身
CD-ROM版『新潮文庫の100冊』があるので調べてみた(小説以外は除く)。
短編は一作目のみチェック。
日本文学 一人称 22、三人称 40
外国文学 一人称 12、三人称 15
【日本一人称】
こころ、ビルマの竪琴、一瞬の夏、歌行燈/高野聖、錦繍、金閣寺、死者の奢り/飼育、小さき者へ/生れ出づる悩み、
小僧の神様/城の崎にて、焼跡のイエス/処女懐胎、人間失格、世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド、
聖少女、草の花、痴人の愛、忍ぶ川、美しい村、風に吹かれて、放浪記、野火、野菊の墓、檸檬
【外国一人称】
グレート・ギャツビー、シャーロック・ホームズの冒険、ティファニーで朝食を、異邦人、絵のない絵本、狭き門、
月と六ペンス、黒猫/黄金虫、若きウェルテルの悩み、長距離走者の孤独、悲しみよこんにちは、嵐が丘
【日本三人称】
あすなろ物語、アメリカひじき/火垂るの墓、エディプスの恋人、コンスタンティノープルの陥落、
さぶ、にごりえ/たけくらべ、パニック/裸の王様、ブンとフン、塩狩峠、花埋み、華岡青洲の妻、
雁の寺/越前竹人形、銀河鉄道の夜、剣客商売、孤高の人、国盗り物語、黒い雨、砂の女、砂の上の植物群、
山本五十六、山椒太夫/高瀬舟、女の一生、女社長に乾杯!、新橋烏森口青春篇、新源氏物語、
人民は弱し官吏は強し、青春の蹉跌、雪国、戦艦武蔵、太郎物語、沈黙、点と線、冬の旅、二十四の瞳、
破戒、友情、羅生門/鼻、李陵/山月記、路傍の石、楡家の人びと
【外国三人称】
O・ヘンリ短編集、アンナ・カレーニナ、クリスマス・カロル、ジーキル博士とハイド氏、チップス先生さようなら、
トニオ・クレーゲル/ヴェニスに死す、トム・ソーヤーの冒険、はつ恋、罪と罰、車輪の下、
十五少年漂流記、赤と黒、赤毛のアン、怒りの葡萄、変身
105 :
103:2010/11/17(水) 20:04:39
おっと、もう一個間違い発見。すまん。
「女の一生」は外国じゃねーか。
日本文学 一人称 22、三人称 39
外国文学 一人称 12、三人称 16
103乙です!
三人称をさらに一視点と非一視点に分別してくれw
108 :
名無し物書き@推敲中?:2010/11/18(木) 10:12:25
つか、
>>103 よくそこまでやったよ。
さらなる分類は
>>107自身におねがいしよう。
しかし、三人称の方が多数派とはいえ 思ったより差は少ないんだな。
三人称はバカでも書けるからなあ
20世紀に入って一人称ブームというのがあったんだよ。
ま、日本は20世紀になって今のような小説の体系ができたからあまり関係ないんだが。
歴史的背景を見ると、第二次産業革命やなんかで明るい電気が行き渡り、
自宅での夜での生活が充実してきたのかもしれないな。
で、その頃総じて一文の長さも短くなっているというデータもある。
不思議なことに日本でもちょっと遅れて短くなっているらしい。
つまりこれはどういうことかというと、庶民が文章を書くようになったからではないかな。
文章を書くことが身近になり、口語により近くなったって感じか。
外国の一人称でも古いやつは、過去のことを外側からの視点で語っていて、
視点としては三人称に近いんだ。
例えばシャーロック・ホームズはワトスンの一人称だが、
三人称の語り手ワトスンが劇中から語っているだけ。
要するに主役のホームズが自ら一人称として語っているんではないんだ。
嵐が丘も確か過去の話を聞いているところから始まるんではなかったか。
ま、古い小説は人称と視点の関係のおかしなのがある。
有名なボヴァリー夫人などは最初こそ一人称だがその後三人称になってしまっている。
外国の小説は、一人称であっても外側からの語り手の視点であり、
悪くいえば、説明的なんだ。特に古いやつは。現代の日本の一人称とは違う。
だから翻訳本の視点は滅茶苦茶といわれるし(人称と視点の区別のついてない者がそういう)、
また過去の話を語っているから、一人称といっても、その過去の自分の姿を語る感じで、
自分の姿を描写することもできる。
日本では一人称では自分の姿を描写してはいけないという珍説があるくらいだが。
ま、しかし、翻訳本ばかり読んで小説を書いているといけないといわれるのも、
そのへんに理由があるのだろう。
ううんむずかしい。
子供だからわかりませーん!
ばかじゃねえの、屁理屈こねすぎ
主人公がホームズってだけで、ワトソン目線の1人称を
無理から劇中3人称っていっちゃだめだろ
途中から人称が変わったからと言って、それは変わったというだけでしょ
視点がどうのこうのとは別な話
それと日本人のリアリズム至高主義的な
「俺は顔が赤くなった」的な文章を文句言う人がいるってのも別な話
って言うか視点にルーズなボヴァリー夫人をおかしいって言ったり
そうかと思うと厳しい日本の私小説を珍説って言ったり、あなたはどっちなの?
ま110さんの持論ではなく小林秀雄とか吉本りゅうめいとかの意見だろうけど
歴史はともかくさ、このスレ的には日本のみの珍説かも知れんけど
「1人称なのに見えないはずの自分の外観描写をすると減点になる場合がある」
ってのは覚えておいたほうがいいんじゃないかな
赤面はいいらしいよね、顔が熱ければ赤面(という症状を)してるのは分かるし
でも顔が赤くなったは色だから見えないはずなのでダメとか
馬鹿らしいけど、審査員がそういう考えの人かもしれない
珍説というのは「一人称は」としているところだよ。
三人称でも視点を人物に密着させていると、
人物が見えないところや、人物がいないところでの話は書けない。
つまり人称は関係ないってこと。
そんなことないだろ
3人称で地の文で見えないところ書くのはいたって普通じゃん
たかしは、ポケモンの事を考えていた
ちょうどその頃、からくさタウンではロケット団が怪しげな動きを〜
3人称なら別におかしい所はない おかしいっていうなら例を挙げてみてよ
ボクがポケモンの事を考えていた頃、
からくさタウンではロケット団が怪しげな動きを〜
一人称でもおかしいところはないよ。
>>116 君の感覚でおかしくなくても
一人称なら、からくさタウンの事を知れるわけがないからおかしい
って言われる場合があるってことだよ
あなたの感覚的にどうだかはちょっと横に置いておいて
述懐にして
あの時、俺はポケモンのことを考えていた。
ちょうどそこ頃、からくさタウンではロケット団が怪しげな動きをしていたが
俺はまったく気がつかなかった
にするとか
>>117 それと同じことが
>>155でもいえるんだよ。
三人称で視点を統一して書いている場合、
途中でブレた書き方をすると突然視点がワープしたと感じさせてしまうことがあるんだ。
君の感覚でおかしくなくても、そのときに笑われる。
三人称でも視点の取り方によって種類が分けられているから、
ちゃんとその区別がつけれるようにしておいたほうがいいよ。
ああ、そういう意味か
それならわかる、でもそれは(密着させすぎてると)違和感があるってだけで
文章に矛盾があるとか破綻してるみたいな言われ方はしない
横槍かつ個人的な感想だけども・・・。
違和感が積み重なると読む気持ちが失せて行くよな。
ちなみに117の述懐も要所なら問題ないが、多用されるとうんざりする。
>>104みて気づいたけど小中の頃は一人称の小説が好きで三人称の小説はそれ以降だった。不思議だわ
逆じゃ?三人称の方が読みやすい物が多い気がするが。読んだもののみ判断w
123 :
名無し物書き@推敲中?:2010/12/01(水) 16:03:21
だって、三人称って翻訳文体みたいで味気ないからねー
翻訳文体みたいで味気ないってことは翻訳小説が味気ないってことか。
下読みがもしもそういう人ばかりだったら困るな。
125 :
名無し物書き@推敲中?:2010/12/04(土) 01:38:29
ワナビの一人称は100%キモいw
>>125 一人称で新人賞とった有名作家だってゴロゴロいるんだぜ?100パーってこたぁないだろ。
127 :
名無し物書き@推敲中?:2010/12/04(土) 02:52:01
四人称というのが、よく解らない
お互いを前世の名前で呼び合うことだよ
129 :
名無し物書き@推敲中?:2010/12/06(月) 23:17:27
なぜ誰も人称を全く使わない作品を書かないのか。
130 :
名無し物書き@推敲中?:2010/12/07(火) 00:53:19
林芙美子の『放浪記』には勝てない
一人称はシュチュエーション物がほとんどだな
話に広がりを持たせようとすると三人称使うしかないな
昔は一人称でも章ごとに視点キャラを変えて
壮大な話にするパターンが多かったが
今は三人称に皆慣れてるから一人称にする利点は少ないかと
むかしは三人称に慣れてなかったの?w いつの時代?w
131ではないが、3人称でも、3人称神視点と3人称一元視点に別れるけど
3人称神視点は古典だけど、3人称一元視点が今時の流行なんじゃね?
外の世界は主人公を追った3人称視点で書いて
主人公の心理なんかは主語を省いて彼女の1人称風にダイレクトに書いたりするみたいな。
焦点を絞ったり広げたりする感じ。
例えば、宮部みゆきの英雄の書ってのもこんな感じだ。ラノベで多いのかも。
3人称と一人称のどっちの良いところも取れるハイブリッドな形式だが
難しいので素人が書くと、視点がオカシイみたいに言われたりする。
なるほど面白い意見だな
135 :
名無し物書き@推敲中?:2010/12/12(日) 15:53:55
>>133 それそれそれだ!カメラが目まぐるしく切り替わるような文章。
読んでいて目まいがしたり迷宮の散歩をしているような作品、誰か書いてね。
船酔い小説。
俺はそういうのかいててそろそろ推敲や修正をするけど
多分他人からの視点の部分は消していくと思う。
別スレで質問もしたんだけどやっぱり唐突に視点変えて読む人を
そこでつっかえさせても良いことないんだよね。応募用小説は。
137 :
名無し物書き@推敲中?:2010/12/14(火) 15:58:47
ゴーストドラムは長老の猫が一人の少女の一生を語る。
おもすれー児童文学。視点がちょこちょこ変わってスリルのある文章だたよ。
138 :
名無し物書き@推敲中?:2010/12/19(日) 00:26:25
139 :
名無し物書き@推敲中?:2010/12/26(日) 04:58:21
章ごとに、一人称の語り手が変わるのはどうなんだろ?
長所とか短所とかも含めて
もちろん全然ありでしょう。
視点を増やすことでテーマを立体的に描くことができる。
また、複数の視点が相互補完的な役割を果たせば
いわゆる謎解きのような、読み手を飽きさせない効果も期待できる。
個人的には一人称と三人称が混在するものより好感が持てる。
そうやって相互補完的に描くのはどうも無粋に感じる。
難しいのは文体の変化のつけかたなのかもしれない。
「ぼく」、「おれ」、「わたし」、このくらいなら誰にでもできる。
文体とはすなわち「ものの見方」であり「考え方の筋道」だ。
例えば同じ部屋を見渡したとき、何を、どこから、どんな順番で
どんなふうに捉えていくか、人によってまるで異なる。
自分のなかのバリエーションをいくつか切り出す程度では、
結局のところ自己完結した狭い世界を描くにとどまるだろう。
そこに「まったくの他者」を感じさせるだけの技量がなければならない。
141 :
名無し物書き@推敲中?:2010/12/26(日) 21:31:21
ソフトビニール人形的なラノベとか、桜庭なんちゃらみたいな、低脳が書く三人称は痛い
142 :
名無し物書き@推敲中?:2010/12/30(木) 19:24:54
一人称の最大の欠点って一人称で書かれた作品の殆どが
「つチラシ」で終わっちゃうトコなんだよね。
143 :
名無し物書き@推敲中?:2010/12/30(木) 23:26:46
三人称 神視点の書き方が分かりません。
三人称 神視点
太郎は振り返り、次郎を見た。
その目には殺意が燃えている。花子を殺した次郎を太郎は許すつもりはない。
同じように殺してやるまでだと、太郎は刀の柄に手をかけた。
三人称 太郎視点
太郎は振り返り、次郎を見た。
おのれの目は、殺意に光っているかもしれぬと太郎は思う。
花子を殺した次郎を、太郎は許すつもりはない。
同じように殺してやろうと、太郎は刀の柄に手をかけた。
三人称 次郎視点
太郎は振り返り、次郎を見た。
太郎の目に確かに光った殺意の色を、次郎は確かに見た。
花子を殺した次郎を、太郎が許すはずはなかった。
おまえも同じように殺してやると、太郎の手は刀の柄にかけられた。
一人称 太郎視点
振り返り、次郎の姿をみとめる。
とたん、体を駆け抜けるような熱を感じた。これが、殺意か。
花子を殺した次郎を、おれは決して許しはしない。今こそ、殺してやる。
一人称 次郎視点
太郎は振り返ってぼくを見据えた。
その目に確かに光った殺意を、僕はゆっくりと見つめ返す。
花子を殺したぼくを、太郎が許すはずはないのだ。殺されるかなと、僕は覚悟をした。
144 :
名無し物書き@推敲中?:2010/12/31(金) 03:25:55
____ _
/ / / | __ ―――― / \ / /
/ / ―――/―― ――_/_ / // / / / /
/___/ //| ― / / / / / //
/ ./ / ./ | ―  ̄ ̄ ̄ / / / / |
/ ./ /―/― | / ̄/ / ̄ ̄/ | / / / |
. /___/ / /_/ /__/ \_ \_/ / |
正しいか間違ってるかは知らないが、俺ならこう書くわ。
三人称 神視点
太郎は振り返り、次郎を見た。
太郎の目は血走り、殺意が燃えている。花子を殺した次郎を許すつもりはない。
同じように殺してやると、太郎は刀の柄に手をかけた。
次郎は死を覚悟した。
三人称 太郎視点
太郎は振り返って次郎を見た途端、全身に血が駆け抜け、熱を感じた。
これが殺意か、花子を殺したあいつを許すつもりはない、同じように殺してやるぞと
太郎は刀の柄に手をかけた。
三人称 次郎視点
振り返った太郎の血走った目を見た次郎は一瞬で血の気が引いた。
太郎は花子の仇だと言って刀の柄に手を掛けた。
次郎は死を覚悟した。
一人称 太郎視点
振り返り、次郎を見た途端、全身に血が駆け抜け、熱を感じた。これが殺意か。
花子を殺したあいつを許すつもりはない、同じように殺してやる。
俺は刀の柄に手をかけた。
一人称 次郎視点
振り返った太郎の血走った目を見て、僕は一瞬で血の気が引いた。
太郎は花子の仇だと言って刀の柄に手を掛けた。
僕は死を覚悟した。
146 :
名無し物書き@推敲中?:2011/01/07(金) 12:05:45
>>146 読んできた。
下読みさんの正直な感想ってなかなか知る機会がないから参考になった。
どうもでした。
逆のこといってる作家もいるし、要は中身が面白いかどうかに尽きると思うけどね
視点の出入りだってどうでもいいっていう意見もあるし
149 :
名無し物書き@推敲中?:2011/01/11(火) 14:39:51
三人称太郎視点
のところを、
>>143 >>145 からクローズアップするけど
三人称 太郎視点
太郎は振り返り、次郎を見た。
>おのれの目は、殺意に光っているかもしれぬと太郎は思う。
>花子を殺した次郎を、太郎は許すつもりはない。
●同じように殺してやろうと、太郎は刀の柄に手をかけた。
三人称 太郎視点
太郎は振り返って次郎を見た途端、全身に血が駆け抜け、熱を感じた。
これが殺意か、花子を殺したあいつを許すつもりはない、同じように殺してやるぞと
●太郎は刀の柄に手をかけた。
>をつけた所に何か不自然さを感じてしまう。描写の問題?
あと、●しるしをつけた所で
太郎は刀の柄に手をかけた。
この辺りからは、一人称っぽくしてはいけないのかな?
もう一度太郎に戻るのかな?
俺は刀の柄に手をかけた。
じゃ駄目なんだろうか? もしくは「俺は」を抜いてみるとか
そうすれば
>>140の
>視点を増やすことでテーマを立体的に描くことができる。
>また、複数の視点が相互補完的な役割を果たせば
に適うと思うんだけど、どうなんだろう?
誰か詳しく解説お願いします。
>>149 この辺りからは、一人称っぽくしてはいけないのかな?
自分は許容するが、応募作でやるのは自殺行為じゃないかな。
視点のブレとかなんとか、ゴミ箱直行させてしまう選考に当たる可能性もある。
危険を冒してトリッキーにゆくか、安全策を取るか、あんた次第ではないかと。
>俺は刀の柄に手をかけた。
こうやると完全に一人称になってしまうのではないかね?
視点が乱れてしまう。
>刀の柄に手を掛けた。
これだったら、まぁ、いいんじゃね?
『太郎は』刀の柄に手を掛けた。
『俺は』刀の柄に手を掛けた。
俺はではなく、太郎を抜いて、三人称の主語を抜いたってことで。
でも実際にやるんだったら
>太郎は振り返って次郎を見た途端、全身に血が駆け抜け、熱を感じた。
>これが殺意か、花子を殺したあいつを許すつもりはない、同じように殺してやるぞと
>目をぎらつかせ、刀の柄に手を掛けた。
これだったら太郎の目を見ているのが太郎である訳がないので
三人称の主語を省くなら、その代わりに入れるのに適してるのかも。
絞った焦点を広げて戻す感じ
最後の部分で視点を三人称で安定させて視点が乱れるのを防ぐ、みたいな。
まぁ、俺も初心者なんでよく分からんがw
あぁ、でも三人称 太郎視点なのか……。
じゃ、太郎の目を見ているのが太郎である訳がないので
>目をぎらつかせ、刀の柄に手を掛けた。
これは止めた方がいいのかな?
>刀の柄に手を掛けた。
太郎視点で統一するなら、こうか。
まぁ、でも、同じ三人称なのだし
神視点が混じっても別にいいような気もするし
よく分からん。別の人に聞いてくれ。
面白そうなので乱入。
三人称 神視点
太郎は振り返った。視線の先には次郎が立っていた。
「殺してやる」太郎の血走った目がそう語っていた。花子を殺した次郎を許すつもりなど微塵もないのだ。
花子と同じように、今度は次郎を俺の手で殺してやるのだと刀の柄に手をかける太郎。
次郎は死を覚悟した。
三人称 太郎視点
振り返ると次郎が立っていた。それが何かと理解した瞬間から太郎は怒りを隠そうともしなかった。
花子を殺された当時の記憶が鮮明に太郎の脳裏に蘇り、太郎の表情が石のように堅く不恰好に歪んでいった。
同じように殺してやる。
太郎は刀の柄に手をかけた。
三人称 次郎視点
目の前で太郎が振り返ったとき、次郎は恐れのあまり身動きできなくなった。。
花子の仇だと太郎が叫び、刀の柄に手を掛けるのを見ても次郎の足はいう事を聞かずその場に踏みとどまっていた。
次郎は死を覚悟した。
一人称 太郎視点
振り返ると次郎がそこにいた。まるで俺に殺されるのを待っているかのようにそこに佇んでいた。
花子の仇。どうするかはもうすでに決まっていた。
俺は刀の柄に手をかけた。
一人称 次郎視点
まさか太郎が振り返るなどとは思いもしなかった。
太郎は花子の仇だと叫びながら刀の柄に手を掛け僕に向かってきた。
僕が死を覚悟したのはその美しい日本刀の刃が上段の構えから打ち下ろされる直前だった。空は青く遠くに鳥が飛んでいた。
あまり良い例文じゃないね。
>>149 >をつけた所に何か不自然さを感じてしまう。描写の問題?
不自然さがあるのは「太郎は振り返り、次郎を見た」と言う一歩引いた描写から
いきなり「おのれの目は……」と太郎の心理描写に移っているからかな。
ただ一人称っぽくするなら、
>>143 の原文に近い方が良いと思う。原文の心理描
写の前に何かましてみると良いかもしれない。うまく行くかどうか――、ちょっ
とやってみる。
三人称 太郎視点
太郎は振り返った。茫然と立ち尽くす次郎の引き攣った顔が、まるで笑っているようにすら見える。
呆けたような笑い――。怒りが湧きあがり、脳髄が痺れる。
おのれの双眸には、殺意が宿っているだろう。花子を殺した次郎を、許す事など出来るものか。
俺は、刀の柄に手をかけた。
と、ここまで書いて気付いた。動作を自分で語らせるとその後がかなりムリ臭い。
心理描写なら割と簡単に一人称っぽい文章を出し入れ(笑)出来る気がするが――。
正直、この後三人称に戻せそうもない。力量不足も加えて大減点だな、これはw
>>149 主語を飛ばすのは基本的なテクニックじゃないの?
動きの多い話で一々書いてたらものすごく間抜けな文章になっちゃうよ。
太郎は駆け出した。太郎は刀を振りかぶる。次郎も抜刀し、二人の刃が激しくぶつかった。
太郎は衝撃にうめいた。太郎の手にはまだしびれが残っている。
「台詞」太郎は叫んだ。
こんなんやってらんないから
太郎は駆け出した。刀を振りかぶる(略)
太郎は衝撃にうめいた。手にはまだしびれが残っている。
「台詞」叫び語をあげた。
くらいには省略するのが普通じゃないか?
>>149 何か意味を間違えてないか? 俺が何か勘違いしてるのかもしれないが。
>視点を増やすことでテーマを立体的に描くことができる。
これを、一つの文章の視点をあえてぼかす事だと勘違いしてない?
一人芝居をイメージすればいい。
「ようアニキ、いい天気ですね」
「おうおめーか。最近どうだ」
「へい、ぼちぼちでさー」
みたいな話を、一人の人間が右にいったり左に行ったりして一人で演じてるイメージ。
これを文章の視点でやれって意味。
だから、「太郎が次郎を殺そうとする場面では、太郎視点で太郎の憎しみを描く」
「切りかかられた次郎視点に移動。次郎がどうして罪を犯し、今どう思っているかを描く」
コレを両方いれるのと片方しか入れないのでは、確実に話の奥行きは変わるよねって話だと思うんだが
コレをスムーズにできないと、いわゆる視点のブレで気持ち悪い文章になる
>>157 149 がどう受け取ったかは置いといて。
一人称っぽくしてより人物に接近する事(という意味合いにおいて)は、良い方向性じゃないか?
まあ3人称で段落も変えず、クッションも置かず行ったり来たりされるとイラっとするが。
いずれにしろ新人が簡単にモノにできるようなもんじゃないね。俺は自重してる。
というか1節1視点に固定してる。固定した上で立体的に表現できる力量身につける方がいいとすら思ってるよ。
>>157 独り芝居の意味わかりにくいな。太郎と次郎の例文でやってみてくれると分かりやすいかも。たのむ。
160 :
名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 16:34:06
私は初めて文芸スレに徘徊した本当の素人ですが、一人称って一人で書いた小説。
三人称って3人で書いた小説という事なのでしょうか?
友達若しくは恋人と2人で書き合う2人称小説って駄目なのでしょうか?
1人で書く小説というのは普通に分かりますが、どうして、2人ではなくて、3人で書く人が多いのでしょうか?
2人で書いて、コンクールに送っても、つまらないと思われる?のでしょうか??
知人と2人で勝手に書き合って2人称小説を試してみようとは思いますが、お互い、ありきたりのものしか書けないので、読み手には、恐らく私らの作品の刺激はないかと・・・。でも実験小説としてやってみます。
コピペか
162 :
名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 17:08:22
>>160 マジレスだと思って書きます。
一人称と三人称はwikiで調べればわかるよ。
>>154 確かに例文として相応しくなかった。再チャレンジ。
三人称ダイアナ・パーマー風神視点。
不穏な気配を感じ取り、その時キングはゆっくりと振り返った。その気配こそ木立の脇に隠れ身を潜めていた次郎が、
恐怖のあまり鼻孔をふくらませた微かな動きに他ならなかったのだが当の次郎自身はそれに気づいていない。
ゆっくりとキングの顔が自分に向かってくる動きを見つめながら、次郎は内心恐れおののいていた。まさかキングが
振り返るなどとは思いもしなかったのだ。目の前でキングが振り返りおえたとき、次郎は驚きのあまり身動きできな
くなった。「殺してやる」キングの血走った目がそう語っているように次郎には見えた。
二人の視線が合う。キングの視線の先には次郎が立っていた。それが何者であるか理解した瞬間、キングは怒りを爆
発させた。愛するティファニーを殺された当時の記憶が鮮明にキングの脳裏に蘇り、キングの表情が無意識に堅く不
恰好に歪んでいった。
見つめられた次郎の顔に、なにやら諦めに似た表情が現れた。その時にはもう次郎は死を覚悟していた。死を覚悟し
た諦めの表情。
まるで俺に殺されるのを待っているようではないか。キングはそう思った。ティファニーの仇なのだ。どうするかは
もうすでに決まっていた。ティファニーを殺した次郎を許すつもりなど微塵もない。同じように殺してやる。ティフ
ァニーと同じように。今度は俺の手でこいつを殺してやるのだ。刀の柄に手をかけるキング。いつしかキングの顔に
はあやしい喜びの笑みが浮かんでいた。
「ティファニーのカタキー!」海沿いの中山道にキングの叫びが響いた。
次郎の目に刀の柄に手を掛けるキングの姿が映った。次郎の足は大地に根が生えたように動かなかった。刀を手にし
たキングが迫り来る。
次郎が自分の死を実感したのは、その美しい日本刀の刃が上段の構えから打ち下ろされる直前だった。目の前にキン
グの顔が迫り、その向こうに空が青く広がり、遠くに雲雀が飛んでいた。
>>154 確かに例文として相応しくなかった。再チャレンジ。
三人称ダイアナ・パーマー風神視点。
不穏な気配を感じ取り、その時キングはゆっくりと振り返った。その気配こそ木立の脇に隠れ身を潜めていた次郎が、
恐怖のあまり鼻孔をふくらませた微かな動きに他ならなかったのだが当の次郎自身はそれに気づいていない。
ゆっくりとキングの顔が自分に向かってくる動きを見つめながら、次郎は内心恐れおののいていた。まさかキングが
振り返るなどとは思いもしなかったのだ。目の前でキングが振り返りおえたとき、次郎は驚きのあまり身動きできな
くなった。「殺してやる」キングの血走った目がそう語っているように次郎には見えた。
二人の視線が合う。キングの視線の先には次郎が立っていた。それが何者であるか理解した瞬間、キングは怒りを爆
発させた。愛するティファニーを殺された当時の記憶が鮮明にキングの脳裏に蘇り、キングの表情が無意識に堅く不
恰好に歪んでいった。
見つめられた次郎の顔に、なにやら諦めに似た表情が現れた。その時にはもう次郎は死を覚悟していた。死を覚悟し
た諦めの表情。
まるで俺に殺されるのを待っているようではないか。キングはそう思った。ティファニーの仇なのだ。どうするかは
もうすでに決まっていた。ティファニーを殺した次郎を許すつもりなど微塵もない。同じように殺してやる。ティフ
ァニーと同じように。今度は俺の手でこいつを殺してやるのだ。刀の柄に手をかけるキング。いつしかキングの顔に
はあやしい喜びの笑みが浮かんでいた。
「ティファニーのカタキー!」海沿いの中山道にキングの叫びが響いた。
次郎の目に刀の柄に手を掛けるキングの姿が映った。次郎の足は大地に根が生えたように動かなかった。刀を手にし
たキングが迫り来る。
次郎が自分の死を実感したのは、その美しい日本刀の刃が上段の構えから打ち下ろされる直前だった。目の前にキン
グの顔が迫り、その向こうに空が青く広がり、遠くに雲雀が飛んでいた。
165 :
名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 18:11:06
tesu
デリヘルならチェンジ対象だぞ。
わざわざフォーカス外してどーすんだ。あったま悪いなぁ。
あダブった。
>>166 いや、わざわざフォーカス外してこそ神視点だろうに。
どう外すかの技術の話で、それは158も言ってる。
>>159 (三人称 太郎視点)
太郎は振り返り、次郎を見た。
沸きあがる怒りと殺意に全身が震える。
花子を殺したこの男を許す事など、決してできる事ではない。
太郎は刀の柄に手をかけた。
(ここで視点チェンジ 三人称 次郎視点)
太郎の目に宿った殺意の光。
その指がゆっくりと鯉口を切り、白刃が露となる。
次郎は唇をぎゅっと結び、高鳴る胸を押さえる。
すべては自業自得なのだ。
甘んじて死を受け入れようではないかと。
あんまりうまい例文じゃないけど、そうだなぁ
この後、観念した様な次郎の態度にいらつく太郎の心情を太郎視点で切りかかるところまで書く。
それが済んだら自分に襲い掛かる太郎の様子を次郎視点で描くみたいに交互にはさんでいくとか。
>視点を増やすことでテーマを立体的に描くことができる。
>また、複数の視点が相互補完的な役割を果たせば
って役割はこういう使い方って事じゃないかと思うんだが
俺は三人称で書いて大失敗したことがある。それで一人称オンリー。それでも知れてるけど。人間が欠陥品なんだろうな…
>>167 あーもう。このバカちんがぁ! 小説の技術の事じゃねぇぇぇwww
キミね。自分の場合で考えた方が良いよ。数学でも英語でも、当然国語でも。
だらだら、だらだらっ。だらだら、だらだらっとながーい例文でな。どこが大事なのか分かりやすい?
なぜここの皆が、短い例文書いてるのか……。大事な部分にフォーカス当てろってことだ。おもしれー程アホだ。
>>169 俺の場合。三人称だと自身の色が濃くなり過ぎる。説教くせぇし最悪w
逆に自分と掛け離れた主人公を一人称で書くと、自身が入り込む余地が無くて良い感じ(らしいw)
もまえらそんなところで悩んでるのか。
小学生に向かってまだ掛け算やってるのか的な発言はやめようぜ。
それより師匠。折角だから色々教えてくれ。
西村賢太が「私小説といいながらも三人称で書かれているが、独特の技法」
って言われてたけどあまりピンとこない。三人称の私小説って珍しいんだっけ。
そういや珍しいかも。
自分の周りで実際に起きた事を書くのが私小説ってことだから、基本的には一人称になるはず。
その作品は未読だけど、おかげでちょっと興味が湧いてしまった。
純文学と私小説にはまるで興味がなかった俺なのにな。
西村氏、確かにデキる男のようだ。
西村氏のが一人称だったら、もっと売れていただろうにと思う。
三人称だと、読みにくい、っていうか憑依感がない。
タイプとしては珍しいが。
177 :
名無し物書き@推敲中?:2011/01/26(水) 16:57:57
私小説を三人称にするとかなりぶち壊し。
07.06.2010 · Posted in 思ひ出と言ふネタ, 読書, 雑
ふと、「私小説ととして書かれたものを、無理矢理三人称に『翻訳』して
みたらどうだろう」と脈絡なく思いついた。
ちょっとやってみる。
今回は判りやすいところで太宰治「人間失格」第一の手記のでだしを「翻訳」してみる。
第一の手記
彼は恥の多い生涯を送って来たようです。
彼には、人間の生活というものに、見当がつけられないようです。彼は東
北の田舎に生まれたので、汽車をはじめて見たのは、よほど大きくなってか
らだったようです。彼は停車場のブリッジを、上って、降りて、そうしてそ
れが線路をまたぎ越える為に造られたものだという事には全然気づかず、た
だそれは停車場の構内を外国の遊技場みたいに、複雑に楽しく、ハイカラに
するためにのみ、設備せられてあるものばかりだと思っているようでした。し
かも、彼はかなり永い間そう思っていたようです。ブリッジに上ったり降りたりは、彼にはむしろ、ずいぶん垢抜けのした遊戯で、それ
は鉄道のサーヴィスの中でも、最も気のきいたサーヴィスの一つだと思っ
ていたようですが、のちにそれはただ旅客が線路をまたぎ越えるための頗る
実利的な階段に過ぎないのを発見して、にわかに興が覚めたようです
>>177 どうせふざけるなら、もうちょいセンス見せろって感じだなあ。
そもそも「ようです」は因数分解の要領で括弧の外に出せる。
最初のひとつで十分だ。
いくら三人称でもすべての文末に必要なわけじゃない。
どこかで「彼」の心理描写を一人称で挿入するやり方もあるだろう。
たとえば、一人称の小説でも、他人から聞いた長ったらしい話を
順を追って説明していくなんてケースもあるよな。
そのときは一時的に三人称的な描写になるわけだ。
〜という、〜らしい、〜ようだ、全部に必要あるか?
>>177 彼だけだったら2人称じゃねえか
センスねえな
彼だけ、だったら二人称だと思われるが、
二人称の小説って無理があるから、まずないのだよね。
作者名失念したが「手紙」という題の作品は二人称ではなかったろうか。
ちなみに太宰の二人称なおしは、
作家志望としては残念なレベルに思われる。
試験的に二人称ってこんなかんじ?という例題提起なら、そうだとは思う。
>>179>>181 いや、彼だけでも三人称だろ
彼を英語に置き換えて考えてもわかるだろうけど
どう考えても三人称じゃん
「あなた」とか「君」とか読者に語りかけるような書き方の小説が二人称小説だよ
>>181 >>177さんのコピペは、一人称と三人称の効果の違いを端的に示したものだよ。
いい試みだったと思う。
あと、正しい意味での二人称小説というのもちゃんと存在するよ。
かなり数は少ないけど。
184 :
名無し物書き@推敲中?:2011/02/02(水) 19:04:38
得意な方で勝負すればいいのでは。
185 :
名無し物書き@推敲中?:2011/02/11(金) 16:03:54
一人称の場合はなにがあっても一人称でないとダメと思われ
三人称の場合は章が変われば視点も変わってもなにも問題ないと思われ
>>168みたいないきなりの視点チェンジは実績のある作家ならそういう文体だと理解されるが、素人がやると「なにこいつ視点のルールもしらねーのwwバカじゃねーのww」と、思われそう
t
188 :
名無し物書き@推敲中?:2011/02/23(水) 19:58:22.19
小説を一枚の絵のように構成する。
そんな前衛的な試みを、明治時代に夢想した作家がいた。彼にとっては、は
じめから終わりに向かって読まなければならないという小説のルール自体が
窮
屈だったのかもしれない。描き込まれた絵を観賞するように、どこから、ど
んな風に読み始めても、読者にある種の美しさを与える小説――それが、彼
が夢想した理想の小説だ。
慶応3年、江戸牛込の生まれ。長じて東京帝国大学に入学し、英文学を専攻する。卒業後は中学校の英語教師や英国留学の経験を経て、明治38年に『吾輩は猫である』を発表、小説家として出発する。文豪、夏目漱石の誕生である。
いまでは千円札の顔となり、日本を代表する作家として名前が通っている
漱石だが、デビューした当初は、文壇からはむしろ異端作家として認識され
ていた。初期の前衛
的、実験的な作風は、当時の文壇の常識では、十全に理解され
るものではなかったのだ。
とりわけ、小説を一枚の絵ように構成するという構想のもとで書かれた『
草枕』は、漱石自身、それが普通の小説とは受け取られないことを自覚して
いたふしがある。
デビューの翌年に発表されたこの長編の特徴は、話の筋が意図的に排さ
れていることだ。主人公、画工の目を通した物語は、なんらかの
ストーリーを形作ろうとする
寸前で唐突にうち切られてしまう。まるで読者の興味をはぐらかすような
構成だが、その裏側には、漱石が夢見た理想の小説の姿が秘められている
ことを見逃してはならない。
189 :
名無し物書き@推敲中?:2011/02/24(木) 00:39:11.71
なるほど一人称のほうが優秀だと。
俺が書きたい心情をキャラに乗せる。
そんな事を思っていた俺は小説を書くなら絶対一人称だと決めていた
ところがいざ書くとなると三人称のほうが書き安いことに気づいた
多分一人称の小説自体あんまり読んでないから経験不足からきた違和感だと思うけど、なんか萎えるわ
一人称で書きたいわー
二人称で書く猛者はおかぬか?
192 :
名無し物書き@推敲中?:2011/02/24(木) 20:42:13.44
ここ数年か、一人称でばかり書いてる、自分のことを書いてるので、
必然的にそうなるのだが、一人称が楽だ。
>>190 一人称難しくない?特に自分の心情を書くときに無駄に描写しすぎ癖があるのと
心情を周りや物で暗喩するのをしていいかで迷ってしまう
やっぱ三人称で描くのが慣れてると地文が装飾的になりすぎて一人称にあわなくなるんだよなあ
西村けんたは一人称だとあまりに自分の闇をみつめすぎてつらいだとよ。梶井基次郎よりは劣るな。
195 :
名無し物書き@推敲中?:2011/02/25(金) 13:52:16.99
よく見かけるのが、METAタグなど全く入っていないサイトです。 とて
も立派なサイトなのにもったいないと思います。ホームページ作成業者がMETAタグ(メタタグ)の事を知らないといった事もあるようです。 どんなにデザインが良くても
誰にも見てもらえないのでは意味がありません。
また、初心者の方は「メタタグって難しいそう」と思っていらっしゃるようです。
METAタグは、アクセスアップには大事な役割をしているのです。まだでしたら以下を参考にして作成してください!
★キーワードを入れる
(キーワードが記述されていないサイトは検索にかかりずらいです)
★イメージにはalt属性をつける
(マウスがLINKテキストの上に行ったとき、説明文が出る方法。代替テキストともいう)これは、画像文字は検索エンジンには認識されないからです。
★フレーム分けでのサイト構成は極力避ける
(フレームで分けると、ロボットがうまく情報を得られない場合があるからです)フレームで分けている場合、METAタグ等のキーワード挿入は、必ずindex.htmlページに挿入するようにします。
★<title>タグには適切なサイトタイトルをつける
(以下章、タグの説明参照)
★強調したいテキストキーワードは強調タグをつける
文字の大きさや太さを差別化することで、キーワードとして認識しやすくなるからです。
★フラッシュのみのページは極力避ける
ほとんどの検索エンジンでは、Flashのテキストをたどりません。
196 :
名無し物書き@推敲中?:2011/02/26(土) 00:30:54.74
メタ?メタフィクション?
>>193 それはあんたの特徴じゃね?
客観視出来るなら適度な調整できそうだが
198 :
名無し物書き@推敲中?:2011/02/26(土) 23:43:12.16
近代は、日記型や書簡型や告白手記体が否定されてたんだが、現代になってまた増えてきた。近代以前への回帰らしいが、まあ人称によっては、客観より主観に命を注ぐひとも今は多いんだろ。
一人称は素質だけでもそれなりに書けるよね、三人称は経験も重要だから面倒だわ。
いたる所で一人称の方が難しいと見るが違うのか?
理由は視点が固定されているからだという話だが。
ちなみに俺はどっちも難しいw
はあ?
1人称なんて3人称書けない奴が好んで使うんじゃねーか
どんだけバカなんだよ
かいててわからねーならやめろゴミが
>>200 難しいかどうかは書く内容に寄るんじゃね?
三国志を一人称で書き切るのは難しいだろうけど、学園物の一人称なら素人でも簡単だ。
ただ、視点なんて読者にオカシイと感じさせなければいいだけの話で、あまり杓子定規にやらない。
機械のように厳密に出来ない曖昧なところあるし、それより内容で勝負した方がいいかなとも。
後から経験上がれば視点の修正なんて、いつでもいくらでも直せるけど、若いときの感性はそのときだけだ。
203 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/04(金) 00:18:46.31
一人称だと書きやすいけど、一人称書きの角田光代にはかなわないから、三人称で頑張ってます。
自分はぶっちゃけ一人称だと恥ずかしくなってきて書けない(^-^)三人称だとすらすら。そういう意味では一人称を書くのはむずいっす!
205 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/04(金) 14:41:30.28
天下のヘンリーミラーは一人称なので一人称がいいな。
好きな小説が全部一人称だから一人称で書いてるわ。
世界観に完全に入りきれるのは一人称だけなんだよね。自分の場合。
それでいいんだと思うよ。
一人称で書く必然性があれば、それでいいんだ。
三人称で書く必然性があればそうすればいいし。
どっちでもいいんだよ。
人称なんて、所詮面白い小説を書くための手段のひとつでしかないんだから。
俺は翻訳文体を読めない。興ざめしてしまう。
209 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/11(金) 10:02:47.26
日記体小説には人称も地の文もないので、書くのはかなり難しい
日記体って普通は一人称じゃないの?
主人公以外の裏の出来事も書きたいから
三人称にしてます
>>210 > 日記体って普通は一人称じゃないの?
普通はね。普通じゃない日記対もあるのさ。ふふふ。
213 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/13(日) 23:35:18.72
トイレにいってうんこしたら紙をいっぱい使ってふけや!さらに手を洗うのもきっちり手のひらも裏も洗えよ。原始人かよ。サラリーマンのトイレの情景みてるとこんなやつばっか。ほんの5、6回でうんこが拭き取れるかよ、不潔野郎。
214 :
東京電力って:2011/03/14(月) 12:00:22.15
会社が理系だから文盲が多いのかな?
情報すらきちんと報告できない。
高い給料与えすぎの文盲企業。
じこけいはつばかり読んでないで、たまには文学などの素養も身につけて上手い文章の書き方、学んでください。バカ理系さん。
あのさ
こんなことはじめての経験だし
被害状況がどうなるかわからないので事前に訓練もできないし
停電すると言ったけど、
極限までがんばって停電させないようにしてるんだってことがわからんの?
今必死で、がんばってるのは理系だろうけど、
広報や、しゃべってるお偉いさんは君の大好きな文系だぜ
情報の交錯はむしろ技術を知らない彼らの地点で起こってるんじゃね?
技術文書が文学から何か学んで上手な文章を〜
なーんてやめて欲しいw
だいぶ良くなったけど、いまでも小難しい文書が多いのに
217 :
弧高の鬼才:2011/03/15(火) 16:28:56.46
めっ! スレ違いでちゅよ! めっ!
218 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/19(土) 20:47:45.68
主人公が出るシーンは一人称で、
主人公がいないシーンは、三人称といった感じで使い分けるのはダメかな
統一した方がいいですか?
219 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/19(土) 21:54:51.57
章で分けたらいいだけ
>>221 技術があれば大丈夫だけどな
一般的に、新人賞応募作で人称を変えるやり方は少し危険
応募作では賭けになる
うまく書けたらいいけど、素人が挑戦するにはリスクありすぎ
承知で挑戦するのもいいかもな
今回の応募作は割ところころ変えたな。
知人に読んでもらったら違和感ないというから
その辺はおかしくなかったんだろうけど、それ以外がわるかったか。
224 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/25(金) 21:30:14.40
一人称で書いてるのだが、文中で登場人物に敬称をつけるべきかどうか迷っている。
台詞は敬称つき。「〜さん」となっているのだが、文中でつけると〜さんだらけになって
うざいので、文中ではつけない方向にしたいのだが、これ、違和感バリバリだよね。
台詞は敬称つきで、文中では敬称なしの前例ってない?
225 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/25(金) 21:44:19.01
白井は漫画を読み耽っていた。彼は瞬きもまともにせずに一心不乱だ。
違和感はないが
226 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/25(金) 22:26:28.00
いやそこで主人公格の台詞が
「白井さん○○○」となる感じだよ。
例えば
「白井さん」
声をかけると白井は作業中の手を止めて反応した。
とか。
確かに違和感があるね。
口では敬称を付けるけど、内心では尊敬していない、とも勘ぐれてしまう。
ただ、劇中の時間と語り手の現在の時間とに大きな隔たりがある場合は、
必ずしもこの限りではないかと。
その後、出世して白井さんより上の立場になったとか、喧嘩して嫌いになったとか、
そんな場合。
228 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/26(土) 17:38:48.53
ぐぬぬ・・・やはり違和感はぬぐえぬか・・・
自分が普段一人称神視点というわけのわからないスタイルで日記を書いていたのでその癖が・・・
229 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/26(土) 17:44:49.61
新たな試みは、巧い人がやれば芸術になるが、
下手な人がやると鬱陶しい。疲れるものは読みたくない。
下手な人は下手なりに普通に書いた方がいい味が出て好感もたれる。
3人称で書けば。
230 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/26(土) 17:50:48.36
>>224 へ?
地の文に「〜さん」をつけるかどうか、て事?
たまにあるよ。ほんわかしてていい。
231 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/26(土) 19:20:43.35
>>226 「白井さん」
声をかけると、ひょろ長い馬顔の彼は、作業中の手を止めて反応した。
と言った表現方法もある。
>>224 そもそも文中に代名詞を使いすぎなんじゃないかな
233 :
224:2011/03/26(土) 21:34:24.86
>>229 三人称オンリーは無理なんだよ。三人称他人視線の部分と一人称の部分をミックスさせて、読者が神視点になるのを狙ってるから。
例えばあるところで主人公の知らないことが起きて、それを三人称他人視線で書く。そののちにそのエピソードが絡んでくる事象が
主人公視線の文中で発生して、主人公は!?だけど読者はわかっているという寸法。
章によって人称を変えている。
>>231 >>232 ところが作中に登場人物がごろごろ出てくる上に、4人5人が集まってる場面なんかもあるので、
その方法だとわけわからなくなってしまう。
>>233 何人いようが、その瞬間だけ一体一にすれば良い
235 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/26(土) 22:15:31.51
>233
かなり挑戦的な作品になりそう。
私はいまだ一人称と三人称単一視点(視点変更含む)と神視点しか
書いたことないのでアドバイスできません。
頑張って下さい。
236 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/26(土) 23:12:18.50
やめとけヽ(´ー`)ノ
237 :
224:2011/03/26(土) 23:53:52.70
>>234 それは無茶な・・・・とりあえず敬称を無くすしゃべり方にしてみるか・・・
238 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/27(日) 08:21:27.76
3人称で行けるでしょう。
「私」を「だれ某」にすればすっきりする。
昨今、応募作品の殆どが1人称なので、
純粋な3人称の方が注目されるのでは……。
人の逆を行こう。
それと、自分で話すより、人から話させた方が説得力がでる。
自分で自分を褒めたり、自分で自分を愚痴ったり、って伝えるが難しいんだよね。
読者は個人の自慢話、愚痴なぞ聞きたくないから。
だけど、これらは客観的に描写すればすっきりする。
実は、1人称よりも3人称が物凄く楽なんですよ。
239 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/27(日) 08:33:10.91
>例えばあるところで主人公の知らないことが起きて、それを三人称他人視線で書く。そののちにそのエピソードが絡んでくる事象が
主人公視線の文中で発生して、主人公は!?だけど読者はわかっているという寸法。
章によって人称を変えている。
簡単に思いつける事って既にだれかがやってるものです。過去のものです。
文学界新人賞→直木賞「子育てごっこ」三好京三の作品を読んでみましょう。
当時の話題作です。
240 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/27(日) 11:56:26.75
他にも誰かがやってるよ
つーか、何人かの応募者が必ずやりそう……
しかもそういう小手先に逃げた作品ほど物語本編はスッカスカ
242 :
224:2011/03/27(日) 13:38:55.59
いや別に賞ねらってるわけじゃないし、ただの自己満足だからなー。
ストーリー重視だからこの構図にしたわけで・・・
とりあえずアデュー
243 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/28(月) 13:54:26.30
日本の私小説の歴史は浅い。
殆どが、明治以降に輸入される西欧の私小説の型の模倣なのだが、
真似にもなっていない。近代小説の本質を描ききっていない。
嘘の私小説です。
中途半端な白樺派私小説なんかは西欧からの嘲笑の的だろうね。これは小説なの?といった具合だと思う。
近代小説の本質を捉えられない人間が、下らない私小説作っているんだから笑える。
林芙美子の放浪記には勝てない
生活からにじみ出る文学というものがある。私小説というのがそれだ。私は観念
的な作品や民話・伝承などを再構築した再話文学なども好き
だが、日常生活からどうしようもなく湧き出る文学に好感を持っている。それは、その作品が書かれた時代の生活風景や心象風景といった
ものが、写真の様にパチリと切り取られ、あたかもアルバムに貼られたものでもあるかのように、本
>日本の私小説の歴史は浅い
えーと土佐日記とかあたりが始まりでしょうか?
247 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/28(月) 16:05:28.42
私小説といえども、日本の場合、どちらかといえば、写生文学となるのだろう
西欧で熟成された本格的な近代小説とは違う。
世界の人達も日本の文学者に本格的な近代文学を期待してはいなかった。
ローカルな日本文化を気休め的に楽しんでいたのだろう。
馬鹿ばっか 海外に私小説なんかないよ
自伝と自分の経験が出てくる小説はあっても
249 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/28(月) 16:48:31.60
西洋にもゲーテ『若きウェルテルの悩み』、
トルストイ『幼年時代』『少年時代』『青年時代』、
ラディゲ『肉体の悪魔』、
プルースト、アンドレ・ジッド『一粒の麦もし死なずば』、
ヘッセ『車輪の下』、ヘンリー・ミラー、ハンス・カロッサのほぼ全作品など、
がある。
250 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/28(月) 16:53:28.25
どうして海外に私小説ってないの?
251 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/28(月) 17:05:45.33
日本の私小説とは違う
という事じゃないの
厳密には、探せば、あるにはあるだろう
252 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/28(月) 17:06:45.98
てか、249は何なの?
自分の経験を生かした普通の小説
(相手の心理とかも書いてるしね)
浮世絵みたいなもんだろ
外国の影響が皆無なわけではないが手法、題材において日本オリジナルな点が多い
海外に(むりから加えれば)ないわけではない
版画をすべて浮世絵て呼ぶのに抵抗があるように
自伝的作品を私小説って呼んじゃうのはちょっとやっぱ違うと思う
255 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/28(月) 17:56:39.97
初心者ですが、
日本の私小説のイメージとして
「自然主義文学」真面目なものを書いていてもつまらないので、人間の醜い所を芸術化する
「白樺派文学」理想を求めながら、結果的には落とし所で調和・妥協する
を持っています。
内面的な格闘・克服はこれらでは避けられてきたようですが、
これらの手法は海外からは全く評価されていないのでしょうか?
256 :
名無し物書き@推敲中?:2011/03/28(月) 18:15:13.09
無頼派なんてものもあったよな。
日本の文芸各社は陰湿な作品を好むのが伝統なんだよ。
林芙美子の放浪記には勝てない
258 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/07(木) 12:58:29.94
ラン・アン・ユン
2010年12月30日 … 第一に、もともと小説は、過去に対する回想という形式の枠物語となっているが、彼は 現在形をなるべく使用 …
259 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/08(金) 17:55:42.92
突然ですが、登場人物が一人しか居ない小説はありませんか?
突然ですが、登場人物が一人しか居ない小説はありませんか?
. 違反報告.
難しいご質問ですね〜。性質上、短編とか実験性の強い作品が多いと思います。
夢野久作の超短編『ビルヂング』は深夜のビルに一人泊まり込む男
の話、同じく夢野の『縊死体』も、厳
密には違いますが、ある殺人犯一人の超短編です。
「人間が一人しか登場しない」なら
オラフ・ステープルドン『スターメイカー』が確かそうです。
宇宙の意識体に導かれて宇宙の成
り立ちを探る人間の話です。他に、埴谷雄
高の短編『闇のなかの黒い馬』が「主人公の哲学的思索を辿る」作品
として該当するかも知れません。
「全てが一人の人物を不動の中心として展開される」作品でもよければ以下の作品があります。
・丸山健二『千日の瑠璃』知的・身体障害者の少年に連なる森羅万象の物語。
・石川淳『荒魂』神出鬼没のモンスター・佐太の周りでうごめく政財界の腐れ男女。
・サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』登場人物の全てが待っているゴドーはやって来るのか?
260 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/09(土) 17:25:38.90
ありえねー
261 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/09(土) 22:35:28.25
とりあえず、登場人物がひとりもいない前衛的小説を書くことに決めた。これはだれもやっていない。
えーと、ショートショートで
風景描写だけで、最後にちゃんと落ちもあるやつ
読んだことあるよ
落ちとかも忘れたけど
星新一かな? 筒井かな?
263 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/11(月) 11:28:42.85
>>262 じゃあ僕は中編小説でやってみせようじゃないか、ひひひ。
264 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/14(木) 21:00:06.62
ついに渋木二郎が動き出したか。あの陰湿な馬鹿め
265 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/14(木) 21:52:59.17
朝吹さんの、流跡って小説は、変わった一人称でしたね。散文詩的というか自動書記というか。
「芝生の復讐」 最初の短篇であり表題作。家族の歴史を語る
エッセー風。芝生の力で予言をしようとした祖
父、そしてジャックとい
う男の悲喜劇が語られる。爆笑できる。梨の木の下に固まってたた
ずむ丸裸のガチョウた
ち、梨の木を灯油で燃
やす男、などブローディガンらしい、オフビートでシュールレアルなアメリカ的幻想光景が印象的な傑作。
267 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/19(火) 18:42:55.09
、「猫の足の裏を瞼にあてる」記述があるのを思い出し、やってみて「な
るほど、冷たくていい気持ちだ、ハハハ」と笑うのであった。そこには狂気
をやっと通り抜けた者だけが知り得る安堵とペーソスがある。さまよえる魂
をこんな物語に作り上げるのは、純文学の仕事である。(余談だが、去年、内
房旅行の際、「N浦」で途中下車してみた。駅近くにやなぎ屋を彷彿させるような古い食堂を発見して悦に入っていると、店のおば
さんが出てきてこちらを怪訝そうに見ていた。そしてその眼差しは物欲し
そうな目つきだった!もしや・・・)
そして、「猫の足の裏を瞼にあてる」誰かの小説と云うのが梶井基次郎
「檸檬」掲載の短編「愛撫」なのであった。電車の中で「愛撫」中にこの
記述を見た時には、嬉しくて心臓の鼓動が早まった程であった。梶井の作
品自体は、「檸檬」を除いてはそんなに好きではないけれど、この発見で
本代の元は
268 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/26(火) 21:37:16.09
XXやトリップは多幸感が強く感覚が鈍くなりますよね
バツセクは逆で多幸感は少なく感覚が鋭くなります
XXとカクったら良い感じかなってやって見ましたが、最初は良い感じだったが
XXのダルさとバツセクのダルさがダブルで来て、エッチどころじゃ無くなります
川上弘美の傑作、椰子・椰子のような作品は三人称では無理
270 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 12:58:18.12
赤川次郎みたいな翻訳体三人称なんか読んでもなんの快感もないという。
271 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 16:48:34.54
>とりあえず、登場人物がひとりもいない前衛的小説を書くことに決めた。これはだれもやっていない。
0人称小説か……、純文学ですか?
それは、面白い。注目されるだろう。
純文学は殆ど(80%以上はそうだろう)が一人称で飽き飽きしているし。つまらん。
272 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 16:52:56.18
0人称はあり得ないと思うよ。原理的に。
結局、それは3人称小説だよ。
神の視点だから。
誰もやっていないというのは違う。
273 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 16:56:09.64
俗に言われるのは、
一人称小説
二人称小説
三人称小説
他にありますか?
神視点小説とか?
275 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 20:13:16.63
描写を全く抜けば0人称だろう。
誰の目からも見えない事を書けば0人称だよ。
276 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 20:15:24.54
それって、全てを会話で通せ、描写をするな、という事になるんじゃね……。
277 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 20:22:41.56
諏訪哲史の『りすん』だね。
会話のみで小説が成立。語り手による地の文章が全く無しの0人称小説だね。
既にあるから今後誰かがやったとしても前衛にはならないな。
278 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 20:47:55.84
279 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 20:57:35.10
同じだろうね。
要するに、0人称小説=戯曲
280 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/28(木) 00:28:50.42
蜜のあはれ か
281 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/28(木) 00:30:26.95
レーゼシナリオという戯曲形式の小説や、手紙やメールだけの小説も、なんだか不思議なもんだな
アイヌ語に3.5人称だか4人称だったかなかったっけ?
283 :
名無し物書き@推敲中?:2011/04/29(金) 16:42:25.56
3.5人称だか4人称ってどういう事?
その辛さがわかってもらえない」というような発言を繰り返し、司会の
高橋源一郎から「中原君はほっときましょう」と言われている。2008年、
高橋源一郎の選考により『中原昌也 作業日誌』でBunkamuraドゥマゴ文学賞
受賞。高橋は「おれの基準で、いちばん小説になっていたもの、最高の小
説だったもの、それが、一見、ただの日記にすぎない、聞いたことも見た
こともないCDやDVDの膨大な購入リストとグチと泣き言ばかりの、この中
原昌也の『作業日誌』だった」との選評を行なった[2]。
286 :
一人称は芸術:2011/05/19(木) 01:23:54.69
屋根裏を走り回るネズミは、たいていの場合クマネズミだが
、ドブネズミは地下鉄の線路や地下街の通路に不意に現れ、見る人を驚かすことがある。
野外では、河原の土手や、田畑の土が小高く盛り上がったところの斜面などに、巣穴を掘って生活する。
巣穴は、巣室が1個、トンネルが1本だけの単純なものから、3つの巣室を備え、分岐した複数のトンネルをもつ複雑な
287 :
名無し物書き@推敲中?:2011/05/19(木) 10:06:26.75
288 :
一人称は詩的な場合もあり:2011/05/19(木) 15:15:20.27
感想『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』
・江國香織『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』集英社文庫 05/04/12 様々な女性の一人称で語られた短編、というより掌編集。小説の言葉という より、詩の言葉で綴られた物語という感じだ。
289 :
名無し物書き@推敲中?:2011/05/19(木) 23:37:14.76
自分は一人称のほうがかきづらい なんかこっぱずかしいのだ
290 :
名無し物書き@推敲中?:2011/05/21(土) 16:55:36.87
新人賞応募作品では「一人称が良くて三人称多視点はよくない」
っていうのは一般的に言われてることなのかい?
それともみんなの経験上、そういうのが予選通らなかったとかかい?
一人称はまあいい(ただし、見てないことが書けない)
三人称固定視点(たまに別視点)もまあいい
その代わり、地の文と主人公の視点と混乱が無いようにしないとだめ
賞にもよるが口語口調を地の文に入れると駄目と思われる
例
ムカついた俺は(1人称なので可)
ムカついた佐藤は(地の文でムカついたはないだろと言われる)
三人称多視点は、群像劇でもないなら、ころころ変えるのが
へたくそと思われる(本人的には考えて狙っていたとしても)
地の文が口語体なのはラノベの特徴だよな?
293 :
名無し物書き@推敲中?:2011/05/22(日) 14:12:08.77
もともとは純文学の世界が言文一致をやっていたよ。ラノヘより前に。
それって常時主流でないから
ラノベは純文学の新時代を告げてるのか
純文学(のホンの一部だけど)ができるだけ口語をやったの対し
ラノベは日常で使わない部分があるラノベ口語だよな
それを日常で使っちゃってる人の例とか2chに書かれたりしてるけど
296 :
名無し物書き@推敲中?:2011/05/22(日) 22:43:54.27
舞城王太郎の一人称が最近つまらない
297 :
太宰と志賀は天才:2011/05/26(木) 17:28:52.40
、太宰治は エッセイのような小説をたくさん書いています。 …
www.bunshun.co.jp/../rectcle.htm
fragments 『真鶴』
志賀の小説には明らかに創作された小説と、そして自身の体験を基にした随筆のような小説があり、後者は特に「心境小説」と言 …
elsur88.blog77.fc2.com/blog-e
舞城王太郎の一人称がつまらない
299 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/03(金) 12:02:49.97
5つ星のうち 5.0 小説として読むニーチェ, 2008/4/29
By 河童 "河童のマッグ" (大阪府吹田市) - レビューをすべて見るレビュー対象商品: ツァラトゥストラはこう言った 上
(岩波文庫 青 639-2) (文庫)
色々なレビューがありますがこの視点のレビューが無いので書いてみます。
私が読んだ感想は一言「笑えます」。
超人?よくわかりません。いろいろな言い回し、はっきり言って殆ど真意は
わかりませんでした。
でももしこれを哲学書としてではなく小説として読んでみた場合。面白い、
あるいはなんじゃこりゃという”超人的”な世界の連続です。亜空間とで
もいいましょうか。驚くべき登場人物とまさに頭のネジが取れた主人公と
の軽妙なやり取り。狙ってないのでしょうがちょっとした漫才みたいです。
(ただし突っ込みは居ません。自分で突っ込まないといけませんが)
「女とは妊娠だ」という台詞には笑えました。それに対する老女の回答も絶妙。こんなキャラ他の小説では出会えません。哲学は一寸苦手という人も読んでみても損は無いかな。
ただしある程度活字に慣れておかないとしんどいかもしれませんが…
300 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/03(金) 20:36:48.83
ドストエフスキー的三人称説明文体は、アンドレ・ブルトンが百年も前に否定してるのに、いまだに日本の小説界は古臭い文体で頑張ってるね。
まあどこの国にも、そういう説明文体はあるが。
ドストエフスキーは知ってるがアンドレ・ブルトンは知らない
ググってみた
>アンドレ・ブルトン
>ちなみに、誕生日については、
>ブルトン自身しばしば2月18日とも公言しているが、
>それは「詩的」な意味でのことで、
>書類などでも2月19日生まれとはっきり記されている。
詩的な意味wwwだって
中二病わろす
自動記述とかやってるし、ドストエフスキーの病的なまでに緻密に描写された
小説にコンプレックスとかあるんじゃね
一人称はサルでも書けます。マジで。
書けませんよ。
世の中バカばっかりだから、三人称の多いこと多いこと。
三人称なんてただの説明書。
一人称、三人称どっちもメリットデメリットあるんだから
内容に寄ってどちらが適切か判断して使い分けるべき
どっちが難しいとか易しいとかない
正直一人称→三人称へはすぐに書き直せるだろ
三人称から一人称はちょい難しいけど
一人称だと主人公が居ない場面は書けないからな
物理的に無理
伝聞という手法を用いれば不可能ではないけど
まどろっこしい
一人称はサルでも書けます。マジで。
一人称神視点
シェリング
311 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/08(水) 12:48:57.50
一人称は欠陥視点
312 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/09(木) 00:04:01.51
一人称は書けない むずい
大丈夫。バカでも書けますw一回やってみ。
でも廃れてるよ。糞みたいなラノベでしか今や見かけない>一人称
ラノベは一人称も三人称もひどい
西尾先生の一人称が怖い
西尾先生が怖い
一般は春樹、ラノベはハルヒで、一人称はお腹いっぱい。
村上ハルヒ
319 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/14(火) 22:44:07.02
ダヴィンチから2007年くらいに出てる小説の書き方みたいな本読んだけどさ。
編集者のコメントであったよ。1人称は腐るほど送ってくる。3人称は珍しい、って。
結果として発表される小説で、1人称と3人称の割合が仮に同じだとしたら、
1人称の方が競争率高い?
それとも屑みたいな文章が多いから振り落とされてるだけ?
ちなみに私は3人称主人公視点で書いてます。
章によっては一部、主人公が去った後の部屋で、主人公が会話していた相手の視点で
書いてる部分もありますが数行だけ。それとわかるように。
思うんだけど1人称でも3人称でも、ちゃんと書くにはどっちも難しいんじゃない?
320 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/14(火) 23:11:06.27
つまり、一人称でうまくかくのはたいへんなのだな
一人称は取っ付き易いが奥が深い
三人称は面白く無いのが多い
一人称はサルでも書けます。マジで。
323 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/15(水) 15:45:27.10
それはないわw
小学生の日記も一人称だなあ
それで思い出した。
今の小学生は三人称で日記書かせるぞ
5年3組 後藤雄太
雄太が朝おきて朝顔に水をやりに行くと花が咲いてるのに気づきました
「朝顔が咲いてる」雄太はお母さんに言いました
みたいなやつ
あと、なりきり作文とか言って
他人の目線の1人称で書かせたりとかもやる
5年3組 後藤雄太
朝に雄太君が僕に水をかけてくれました
「朝顔がやっと咲いたよ」と雄太君が雄太君のお母さんに言ってました
みたいなやつ
ここで、『朝起きたばかりの雄太君は』って書くと
『朝顔は外にあるなら雄太君が起きたばかりってわからないはずです』
って教師に赤で書かれる
(つかアサガオなら雄太かどうかもわからんだろwって俺は思った)
ゆとり教育を止めるんで、こういうのも始まったらしいけど
何がしたいんだろうな、文科省はw
326 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/15(水) 17:56:05.18
下手な奴が一人称で書いているのをみると非常にむかつく。
他人のオナニー小説なんぞ誰だって読みたくない。
初心者は一人称は止しなさい。
三人称で客観的に書いてくれるなら読んでもいいけど。
327 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/15(水) 18:00:49.46
結局、自分が出てしまうんだよね、一人称は。
俺の思いを分かってくれ! って感じになるんじゃないの。
初心者がやっちゃうと。
読者はくだをまかれている感じになってしまうからね。
328 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/15(水) 18:07:55.11
>>325 すげーな、それ。
どんな教育効果を狙ってんのかわからんなあ。
>>326 初心者・ベテランは関係ないんじゃなかろうか。
一人称が良い作品になるかどうかは、生得のセンスのような気がする。
>>328 わからんけどアスペの矯正(あるいは、いぶり出し?)なんじゃね
って旦那が言ってた
あるいはコミュ力の強化とかw
10数年たてば、僕や俺ではじまる1人称しか使えないゆとり世代が年下にも
つかえねーって馬鹿にされるようになるんじゃね
330 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/15(水) 19:55:46.11
でも新人賞作品、とくに純文学って一人称が異常に多くね?
一人称って競争率激しいよね。
331 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/15(水) 19:58:45.28
この際、二人称をやってみたらどうだ。
生存競争の激しい一人称と違って、巧く纏まるだけで注目されるのかもよ。
332 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/15(水) 20:08:10.95
ま、最終選考に上げられるのは、対照的でお互いが別なタイプの作品なんだろうかね?
似たような作品が並んだ時点でどっちかが切られるか……。
と考えるとオーソドックスな一人称の私小説は、物凄く巧くなければ、厳しいかもな。
>>328 共感能力の向上と客観視の向上
ゆとりーとの能力欠如に焦りを覚えたお偉いさんの足掻き
客観的に書かれた文章は体温がないからなあ。おとぎばなしとか絵本の世界だわ。
一人称はダンゴ虫でも書けます。マジで。
336 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/16(木) 00:35:45.72
どっちかっていうと三人称はあんまり好きじゃない
俺はどっちも好きだな。どちらも大抵入り込める。
ただ超ネガティブ思考はどちらも無理。イラっとして冷める。
宗教的観点から考えると日本人に一人称は合わないな
339 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/16(木) 15:11:32.84
新鮮な二人称小説をお勧めします。
それほど巧くなくても目立ちます。
2005年小学館の受賞作の選評を見ると、
二人称小説を途中まで読んだ時点で、選考委員は、これに決まりと思ったようです。
340 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/16(木) 15:23:56.57
一人称小説は応募者の殆どの人が試みるわけだから、
一人称小説が刺激薄くなるのは致し方ない事。
最初に書いたのはやっぱ一人称物だったなぁ。
あまりにスラスラ書けて驚いたもんだw
だがある日、この視点がいかにウソくさいかを悟ってやめた。
だって、目の前の出来事を延々実況してるようなもんだろ?
ありえないよそんなのwww
人生初の小説は三人称。調子こいて500枚書いたが当然ボツった。
二作目の短編は一人称。これは作法きちっと守って地方入選程度だった。
三作目は再度三人称で。現在途中だが入選。――予定(笑)
343 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/16(木) 17:58:38.07
344 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/16(木) 18:06:10.60
>>343 リアリティーがあった方が重みがでるな。
客観的描写をし、風景は細部の細部まで書き込む。
ところで、一人称小説の場合、自分の顔とか髪とか表現するの大変じゃないか?
345 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/16(木) 18:07:59.40
時には、自分で自分を褒める。
346 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/16(木) 18:09:56.47
347 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/16(木) 18:12:57.92
私は大きな目をしている。
私はなまめかしい唇を動かしている。
別に可笑しくないんじゃない。
348 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/16(木) 19:04:37.68
純文学系に初投稿するため初一人称に挑戦してみた。かき易かったけど実体験に思われやしないかと気恥ずかしい。
349 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/16(木) 19:10:18.25
>>347 だから、初心者は一人称は止めなさい、といっただろう。
君の場合は、黙って三人称を書きなさい。
イライラされるだけ。
350 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/16(木) 19:44:54.39
>>349 実は一人称って難しい、という事をわからないで一人称をやってる人が多いのかもね。
オマエの人生のようだ
十中八九、お前(ら)よりマシ。
図星で顔真っ赤。涙拭け。
↑自分の事か?w 俺は潤ってるぞ。小説も多分余裕w
356 :
名無し物書き@推敲中?:2011/06/16(木) 23:38:29.65
二人称ってホラー向きじゃないかな?
・・・と思って、6000字ほどのショートストーリーを書いてみた。
やべぇ。これを序章にして、本編を一人称にして長編にしよう。
って思った。
ともあれ、視点を変えて書くのって面白いね。
深夜に書いてたんだけど、背筋が寒くて仕方がなかった。
ちょっとした灯りのゆらぎが気になって、びくっ!、てなったし。
二人称やべーわ。
二人称はハマるとキマるが……。技巧に走ると溺れるぞ
一人称でイク?三人称カマす?二人称ハメる?
>>356 「ぼっけえ、きょうてえ」は二人称だったっけ
二人称のホラー書くのなら参考になるかもよ
一人称で書くと
こねくり回せばこねくり回すほど、性格が自分に似てきてしまう……勘弁してくれorz
それが一人称の売りなんだが。それが恥ずかしい奴は三人称でも書いておれ
恥ずかしいんは人称あまり関係ないかな。
外部設定違うのに 主人公の性格みんなにたりよったりじゃつまらなくね?
内気で鋭利なキャラのはずが、隙あらばずっこけてみせる。。
人称は作品の形式に合わせてやりやすいのを選んでるけど、
ミステリだけはワトスン役の一人称にこだわって三人称書いたことないな。
結局わからんのだけど、純文系新人賞応募作は下手なことしない方がいい。
こういうことから三人称より今時の一般的な一人称がいいってこと?
視点も一人のほうがいいのかな。例えば男が一章で「ぼくは〜」だとしたら
女が二章目で「私は〜」とか。そういう切り替えのあるものも、下手なことのうちに入るのかな。
365 :
名無し物書き@推敲中?:2011/07/30(土) 14:57:55.94
一人称だと小説に広がりがでないぞ。
こじんまりとしたものになる。
迫力とステレオ観を出すのなら、どうしても三人称を使わなくてはいけない。
一人称はセミの幼虫でも書けます。マジで。
367 :
名無し物書き@推敲中?:2011/07/30(土) 18:18:50.50
主人公の見えない所も不自由なしに書ける点では三人称の方が楽だろうね。
一人称だとどうしても周りの描写がこじんまりとしたものになる。
小さな小説で満足している分にはいいけど。
368 :
名無し物書き@推敲中?:2011/07/30(土) 18:43:45.27
三人称のタンパクな小説には興味がない
369 :
名無し物書き@推敲中?:2011/07/30(土) 18:49:01.21
三人称でも主人公の内面には多く入れるさ。
淡白にはならないよ。
て
371 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 15:29:15.34
>>369 そこなんだけどね、
主人公を始め登場人物の心理描写についてだけれど、
「神(作者)視点」でも出来るものなのか、
「三人称単一視点」でしか出来ないものなのかどっちなんだろう、と悩んだことがある。
「神視点」ならば、全て把握しているものだから、
各人物の心理描写がなされてもおかしくはない、と思うけれど、
「三人称は心理描写をしてはならない」っていうような意見を言う人もあったりして、
結構悩んだw
この心理描写も含め、三人称の視点の問題っていろいろ考えてて思ったけど、
結局のところ、
・読者を混乱させない。
・物語上必要なものである。
この条件を満たしているのならば、視点の切り替えって許されると思うんだけどね。
なんていうか、これって映画でいうところの、「カメラワーク」「見せ方」の問題で、
「三人称単一視点だから、クローズアップした人物視点から以外のものは何も書きません」
というのは確かに正しいのだけど、
所々で「カメラ」を引いてみせたりすることで「見せ方」に幅を持たせることができるのが、
三人称の便利なところなのに、
「三人称単一だから視点を動かしてはならない」とがっちがちにしちゃうと、
一人称とかわらない気がする。
ただ、こういう視点の切り替えって、失敗すると「何書いてんだこれ?」ってなるから、
少しでも読みやすい作品にすることができるようにする為に、
「視点は固定する方がいい」「視点を変えるなら章(段落)ごとで」
というアドバイスがあるんだろうね。
ラノベなんかで特にこの視点の「固定」に固執する人が多いように思う。
372 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 16:46:00.93
三人称は、主人公の見えない所も書ける。
一人称は、主人公の見えない所は書けない。
どっちの小説の方が広がりが出せるか明らかだけどね。
373 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 16:49:44.75
一人称で自分の事褒めたりは思うように出来ない。
客観的描写には限界がある。
374 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 17:16:33.27
日本の私小説の代表と思われがちな『蒲団』だけど、
これ、実は三人称小説になっていて、周りの風景で主人公
の見えない所までも事細かく描いている。
そのせいか、主人公の心理が鮮やかに浮き上がった。
客観的描写が見事で景色に広がりが出た。
375 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 17:19:50.37
三人称でも主人公の内面には入れるんだよね。
別にわざわざ不自由な一人称にしなくても良いと思うんだけど。
376 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 17:23:24.38
三人称は書ける範囲が無限だし、何でもできるんだけど、
それだけ自由度が高い分、作者がきっちりコントロール出来ないと、
何を書いているのかわからなくなって、読者が混乱してしまう危険がある
視点移動については、
物語を盛り上げる演出技術の一つだから、使いこなせるほうがいいと思うけど、
慣れるまでが難しいのも事実だね
視点移動が効果的に使われている典型は官能小説で、
作者の側としても他のジャンルに比べると、結構簡単に視点移動が使えるよね
これは小説がエロ目的であるだけに、多少その視点移動が下手でも、
抜ければいいってごまかせちゃうせいでもあるんだけど、、
逆に言えば、視点移動をスムーズかつ効果的に出来ると、
より完成度の高い作品を作ることも可能なわけで、
視点移動というものについて、実践的に学ぶことができる貴重な場
以前これと類似したスレで語られてた文句じゃないけど、
「読者を混乱させるような下手くそな視点移動はタブー」なのであって、
視点移動そのものはタブーではないんだよね
要はその使い方の問題だよね
377 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 17:28:51.65
>>375 三人称でも当然主人公の内面に入れるんだけど、
「小説の書き方」系の本ではこれをタブーとするようなことを書く人間も少なくない
三人称での描写の方法って一人称に比べると幅が広くて、
書き手それぞれのやり方があるだけに、意見がばらばらになるんだと思う
378 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 17:30:04.31
三人称にて視点移動のある小説、
新人賞ではあまり見受けられないけど、
その分だけ斬新な味が出せるのかも知れない。
実験小説として創作する価値はある。
379 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 17:31:19.06
>>375 視点が主人公限定、となるだけに、
三人称のように今は誰目線か、何を描写しているのか、を注意しなくていい気楽さはあるよ
三人称はこれをいい加減にすると、めちゃくちゃになる危険がある
380 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 17:35:17.23
>>378 神の目線のまま、
ある時は主人公、ある時はヒロイン、ある時は敵役の描写をしている場合、
これは視点移動をしていると言うべきなのだろうか
神目線の場合、
スポットが当てられている登場人物については、
単一目線同様の描写が出来(神は全てを把握している・出来る為)、
かつ周囲の描写も出来る強みがあると思うんだけど
381 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 17:37:17.24
>>378 どっかの小説サイトの掲示板で、
「三人称神目線でしか書かない」
なんていわれてる三島由紀夫でも、
視点移動している例はあるよ
視点移動をタブー視するのはおかしいと思うんだけどね
382 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 17:38:46.45
純文学系新人賞では、
一人称は既に出尽くしている、
観があるしな。
383 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 17:41:36.26
視点移動そのものは間違いではないけど、
移動させる必要がある場面ってそんなになくないか?
使うとしたら、官能小説くらいな気がするけどな
384 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 17:46:10.41
書き方は個人の自由
一人称でも三人称でも、視点移動があろうが無かろうが、
要は読者に最後まで読ませることが出来る小説を書けたらいいのだ
385 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 17:49:10.94
それが難しいんだw
386 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 17:59:57.73
>>383 既存の純文学系小説ではね。そんなにないよ。
要は、目新しい形式を創って行く事を話している。
387 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 18:07:13.63
三人称視点移動というけど、
「さようなら、ギャングたち」
のような壊れた小説を目指すような場合じゃね?
そうでないのなら一人称が若しくは三人称視点固定がオーソドックスじゃね。
わざわざ視点移動させる必要がある?
その辺は普通に創った方が良い。
388 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 18:14:50.13
「さようなら、ギャングたち」
の他に、
石川達三 蒼氓(太宰治落選時の芥川賞)
小林多喜二 蟹工船
ですばらしい三人称視点移動を見せてくれている。
389 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 18:31:05.27
そもそも視点移動って何よ?
以下の場合は視点移動してると言えるのかな?
***
もう隠しと推す事は出来ない、
そう思った太郎は、意を決して、二郎に詫びることにした。
「悪かった二郎……」
次の瞬間、太郎は二郎に思い切り頬を殴り飛ばされた。
その衝撃で太郎は床に転がったが、すぐに起き上がった彼はその場で土下座して、
ただただひたすらに二郎に謝り続けるだけだった。
この突然の出来事に、教室内の空気は一瞬で凍りつき、
花子をはじめ誰もがその場で動きを止め、口を開く事は出来なかった。
二郎の今まで見せた事もないその憤怒の形相に誰もが恐れ慄いたからだ。
***
上手い例文じゃないけど、
こういう場合はどうなんだろう
これは視点移動してるというのかね
390 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 19:03:19.39
花子をはじめ誰もがその場で動きを止め、口を開く事は出来なかった。
誰もが恐れ慄いたからだ
これらが太郎の目から見た心理なら移転移動していない。
太郎の目ではなく、他の誰かの目から見た心理なら視点移動している。
前後の文を読まなければわからんが、俺は、太郎の目から見たもので視点移動していないと思う。
391 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 19:14:27.01
>>390 厳格な適用かもしれないけれど、
殴り飛ばされて、そのあとすぐ土下座してるのだから、
太郎に周囲の状況は見えるはずないんだよね
だから、ここについては「太郎視点」ではなく、、
「神視点」に移動してるのかな、と思う
問題は、こういう「移動」すらも、
三人称単視点で固定させないといけない、と禁じてしまうと、
三人称で書く意味はない気がするのよね
少なくともこの程度の「移動」で、壊れた小説になる事はないでしょ
392 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 19:20:04.92
もしくは逆の発想で、
「すべて神視線で書いています。
ですから、冒頭はここでは太郎の心境を書き、
花子以下の下りは周囲の状況を描写する為に記しましたが、、
全ては神視線で描かれているので、本質的な視点移動はありません」
という事も出来る…のかな?
結局個人個人の解釈、使い方になるのかなあ
で、それが受け入れられるかどうか…が問題な気がする
393 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 19:22:17.27
まあ、
こういう「移動」すらも、
三人称単視点で固定させないといけない、と禁じてしまうと、
この突然の出来事に、教室内の空気は一瞬で凍りつき、
花子をはじめ誰もがその場で動きを止め、口を開く事は出来なかった。
二郎の今まで見せた事もないその憤怒の形相に誰もが恐れ慄いたからだ。
これらの文が書けなくなってしまう。
場面の広がりが失せてしまって、状況が全くこじんまりしてしまう。
迫力が出ない。
394 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 19:30:46.58
そこまで禁じたら一人称とかわらなくなって、
三人称で執筆するメリットがないわな
395 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 19:41:09.80
だから視点移動が悪いんじゃなくて、
移動のさせ方が問題なんだって
>>389のケースだと、別に読者が混乱する事もないし、
周囲の描写があることで、場面に広がりを持たせることが出来てる
これまで禁じるのなら、一人称で書く方がいい
396 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 19:47:11.44
>>387 読者を混乱させず、効果的に使えるかどうかだな
もし不安があるのなら止めておく方が無難だろう
397 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 19:51:09.01
最近ラノベとかで一部出てきてるけど、
1章は一人称、2章は三人称、3章は再び一人称、
といった感じで人称の統一がないやつの方が問題だと思う
これをやるなら、
三人称で統一して、
章ごとに一人称的な単一視点の書き方から、
神視点の書き方まで幅広く効果的に使う方がずっと自然か、と
398 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 20:00:29.79
>>397 人称を混合するのってダメなんじゃないの?
こんなの新人賞なんかはまずダメだろ?
それでも人称なんて道具なんだから使い方しだいだろ
今思いついたべたな例で言うと
1 主人公目線で始める 普通のなんでもない日常
2 三人称になり事件が起きる、敵目線や見方目線 結局みんなどんどん死んでいく
主人公も死ぬ(予感で終わる)
3 全部終わったあと、わき役だった子の一人称になり述懐
(大人になって子供に話すとか、写真見ながらとか)
みたいな感じでエピローグ
うまくやれば効果上げそうじゃね
400 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 20:25:52.78
>>399 視点はともかく、人称変える必要はないんじゃない?
そのケースだと視点移動で十分対応できる
人称を変えると、
視点移動以上に作品全体の統一感が大きく損なわれるんだよな
三人称で視点変えても可能だけどさ
最後の一人ぼっち感とか「もう昔の話」感は
1人称の方が強くだせると思うんだ
(「俺は思わない」って言われたら反論無いけどw)
402 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 20:47:48.44
はっきり言って読者が付いてこれる限りは、何書いても自由なんだけどね
ただ、こういう人称混濁の進め方は、
漫画やアニメとか映画などの影響が強いのかなあ、と思う
例えば三人称の小説でも、
途中でヒロインか誰かの回想があったり、手紙が届くなどして、
ここだけ一人称で描く、そんな方法もあるかとは思うけど、
それ以外での人称の混濁というのはどうかな、って気がする
少なくとも俺は採用できないな
403 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 20:50:12.13
>>401 >最後の一人ぼっち感とか「もう昔の話」感は
>1人称の方が強くだせると思うんだ
これを人称を変えないで表現して見せるのもテクニックなんじゃないのかな?
いや、それもテクニックだけど
1人称にするのだってテクでしょ
蛇におびえるみたいに人称変更を嫌ったり憎んだり
すること無いと思うんだけど
405 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 21:01:27.76
素朴な疑問なんだけど、
今、そういう人称を変える小説って結構あるものなの?
いい悪いじゃなく単純に、そういうのも増えてきてるのかなって思って
406 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 21:02:36.44
>>404 読者を納得させられるんだったらいいんじゃない?
407 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 21:03:24.11
>>401 そうかなぁ、それは1人称の方が難しいと思うけど……。
寂しさというのは、周りの描写でより浮き上がるものだと思う。
主人公が自分の気持ちを説明しちゃ、駄目だろうね。
主人公を取り巻く周りの描写が、凝っていれば凝っているほど効果が出ると思う。
408 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 21:07:12.09
一人称はどうしても話が薄くなってしまうと思う。
主人公の見えない部分まで思うように描写ができないからだろう。
>>404 古典とか気にしないから昔は多かったんだけど
少し前までは減ってた(っていうか1人称リアリズム純文学では壊滅状態だと思う)
「私は赤面した」すら怒られる。
エンタメでもミステリーなんかは最後に犯人目線の告白とか
それこそ手紙のやり取りとか一部しかなかった
最近小説が漫画化してて
漫画は絵で吹き出しだから「と**が言った」がないから
平気でいろんな人の思考とかも書いちゃう
それでラノベを中心に堤防が崩れつつある感じ
と俺は思う証拠があるわけでも調べたわけでもない
410 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 21:47:40.40
表現というのは無限の可能性があって、何を採用するかは作者の自由
視点移動にしろ、人称の使い分けにしろ
読者に受け入れられたら問題ないし、
拒否されたら諦めるしかない
411 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 22:03:18.20
>>404 このスレの反応くらいで不満漏らしてどうする
書きたいという信念があるならそれに従って書いて堂々と発表して、
読者に信を問えばいいじゃないか
>>411 ちがーだろw もうちょっと上からスレ読んでよ
**はアリかなしかの議論をしてるだけだよ
413 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 22:52:37.01
>>412 否定的な意見が出てきて、これにまともに反論もせず、
>>404のようなレッテル貼りをするようなレスじゃ議論も何もあるまい…
414 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 23:00:00.13
考えてみたんだけど、
やっぱり人称を変える理由がわからない
これは三人称の視点移動で代用すべきだろ
人称を変えるってのは個人的には、
設計図もないまま、勢いだけで小説を書いた結果、
当初の人称では描ききれない為に、他の人称に切り替えているように見えて、
あまりカッコのいいものには見えないな
作品の統一感が損なわれるリスクが大きい割に、それほどの効果はないと思う
考えんなよ 感じろよ、
読んだつもりになってさ
効果がないと、思う?
効果を感じられない人には言う事はないよ
例えるなら
モスキート音を出す楽器で演奏した時の効果をしゃべってるのに
40代の人から「効果はないと思う」って言われたら何も言い返せないもん
もうなんていうか
じゃあここでは話し合いの結果「効果がない」で決定しましたで良いよ
416 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 23:19:14.09
>>415 ここでいくら議論したって答えは出ないよ
「人称転換した作品ってこんなにすごいんだ」
と思わせるような作品でも紹介するか、
それこそ自分で書いて見せてくれよ
どれほどの効果があるものなのか、個人的にはすごく興味がある
100万回の議論よりも優秀作一作読ませる方がはるかに説得力があると思う
417 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 23:20:59.84
>>415 えらい、人称ごっちゃ混ぜの作品を推すけど、
そういう作品を何か読んだの?
それともこれから書こうとしてるの?
無駄だよ
いいや、これも三人称でも書けるって言われるだけ
実際に書けるわけだしね
それと数値化してみせれるもんじゃないから
「なるほどこっちの方がいいね」という評価が
返ってくるとは思えない
419 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 23:41:26.69
要するに自分の意見が絶賛してもらえないから嫌だというわけね
そういう人間は議論に参加する資格はないのでさっさと退場してください
420 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/05(金) 23:45:14.62
とりあえず
>>399でいうような人称混合はありかなしかというと、俺はなし
三人称なら視点移動で代用できるし、
一人称でも、語り手を変えるか、
思い出話を語るようにして疑似三人称で進めればすむ話
人称という根本を変える理由が、
「ひとりぼっち感は強く出せると思うんだ」
というようなものじゃ何の説得力がない
他の人がどう思っているかは知らないけどね
一人称は回虫でも書けます。マジで。
422 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/06(土) 00:27:56.70
>>399 なんか袋叩きにあってるっぽいけど、
俺なら、この流れで進めるなら、
3の述懐するわき役だった子を語り部にして、
1から物語を語らせるかなあ
そうしたら、過去の思い出で、語り部が知っている範囲の事を書く事が出来るから、
一人称でも三人称っぽく書く事も出来る
(語り部が知っている範囲内に限るけど)
こうすれば、三人称っぽく話が進むところがあっても、
基本一人称だから、何の問題もないよ
423 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/06(土) 00:39:25.13
>>399 ちなみに何で、あなたの意見が批判されるか、というと、
「誰が何を語るか=人称・視点」
という小説における根本の重要要素がごちゃごちゃになってるため
これは上でも話題になった視点移動について、忌み嫌う人がいる事にも通じるけど、
「そんなことをしたら読者を混乱させる危険がある。スムーズに読み進められない」
これを避けるため、視点移動や人称混合を嫌う意見があるわけ
小説ってのは当然の話だけど、読者あってのもので、
視点や語り手という基本部分がころころ変わって、
必要以上に読みづらく、読者を混乱させてしまうのは、基本的に褒められたものではない
だから、視点移動や人称混合は、読みにくくする可能性があるだけに、
忌み嫌われる、避けられるのよね
とくに、語り手がころころと変わる人称混合は、
一つの小説の中で、複数の小説を書いているようなもので、
余計な混乱を与える可能性が高いから、特に嫌われる
逆に言えば、
「読者を混乱させない」
もしくは、
「わざと視点移動などを駆使して読者を混乱させ、最後に真相を明かして読者を驚かせる」
のならば、視点移動などはあってもいいと思う
けれど、人称の混合は、語り手の混合になってしまうから(一人称で複数の人物が語るなら別)、
>>399のような話だったら、人称混合で変に読者を混乱させるよりも、
語り手を一人に絞り、この人物が過去を振り返る形で進めていく方が、
自然になるし、余計な混乱を与えないでいいと思う
424 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/06(土) 00:45:14.97
つかお前ら察してやれよ
>>399は一人称と三人称を織り交ぜた小説を書きたいんだよ
それまdねい視点移動あったっていいじゃん、って意見が多かったから、
「人称を織り交ぜてもいいよね」と意見出して、
賛成してもらえると思ってたんだよ
手法的にはアリだろ
426 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/06(土) 00:55:41.46
なぜダメだと言われてるのか分かってる上で、あえてその手法を取ると言うならアリ
なぜダメと言われているのか理解出来ず、「面白いから」というだけでやるならナシ
427 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/06(土) 08:55:00.61
二人称にしなよ。
斬新だぜ。
一人称と比べて、応募者あまりいないだろうから引き立つぜ。
428 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/06(土) 08:56:38.75
いっその事、一人称と二人称を織り交ぜたら。
健闘を祈る。
429 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/06(土) 10:02:04.12
二人称って実は一人称と変わらないんじゃない。
「あなた」や「君」を頻繁に使うので小説の空気が若干違ってるだろうけど。
430 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/06(土) 10:07:40.85
二人称って読んでいて気持ち悪くね?
「あなた」って連発されても余計なお世話だよ、って気になるし……。
あなたに俺様の事が分かるのかよ、といいたくならね?
一人称と三人称を織り交ぜた小説としては……
逢坂剛『水中眼鏡の女』
本人がそれを選んだ理由は、現在の時制と思われる<一人称>の話が実は過去の話で
過去の時制と思われる<三人称>の話が実は現在の話、というトリックにしている。
異なる時制がからんだりしないと、人称を変えるのは危険。
二人称の小説としては……
絲山秋子『妻の超然』の中の作家の超然。
「おまえ」で書かれているが、おそらく本人の投影。さらに語り手も本人(当然)。
432 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/06(土) 14:21:42.96
二人称よりも0人称の方が斬新!
語り手、地の文が全く存在しない。会話のみで小説が成立。
諏訪哲史の『りすん』を参考に
433 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/06(土) 15:43:04.67
読めれば何でもいい
ラノベだがイリヤの空みたいな三人称に憧れる
三人称も一人称も書き手の腕次第。
人称織り交ぜるのだって、それが効果的ならいいと思うけど、
かなり上手くやらないと三人称or一人称だけでいいじゃんなレベルになるだろうね。
俺も人称織り交ぜる作品考えてるけど、まだ書ける自信が全然ない。
浅田次郎の「一刀斎夢録」読んで、あまりの面白さにガクブルだったんだけど、
人称の使い方だけがどうもよくわからなかった。三人称と一人称が混在していた。
斉藤一の語り、回想は一人称として、所々でそれ以外の人物の一人称もわずかに入ってくる。
明治の斉藤一は秘密だったから、その人物に関して語る秘密の部分は一人称ということなのか、と思った。
437 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/05(水) 20:18:17.91
三人称が一番読みやすいな
438 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/05(水) 21:12:56.99
三人称以外ぼつ
439 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/05(水) 21:31:53.91
おれは7人称が得意。
ぷっw今時七人称とかw
441 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/05(水) 21:35:42.14
それは嘘だよ。
だまされたな?
本当は9人称が得意だ。
442 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/06(木) 00:04:38.89
三人称は解説書みたい。味気ないし、作者の息づかいも感じられない。
まるで脚本みたいに無味乾燥。東野圭吾とか読んでられない。
443 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/10(月) 11:26:53.92
一人称は着手しやすいが、最後まで視点統一するのは結構難しい
三人称は多視点にすると、読み手が混乱してくるので避けるべき
一人称と三人称の混在は最悪、、、、予選通過ムリ
444 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/10(月) 11:32:36.76
高校野球?
445 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/10(月) 11:33:36.57
おっおっお!(`・ω・´)
446 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/10(月) 11:55:38.96
>>443 個人的な感想と根拠のない断定だねー。
自分の実力がなくて予選通過できなかったのを人称のせいにするとか、
史上最低の雑魚だなー。
447 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/10(月) 12:40:05.65
↑
と、万年一次落ちが言っております
448 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/10(月) 12:57:34.86
ペニス
449 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/10(月) 19:58:36.37
>446 の池沼厨房は、視点が滅茶苦茶&目クソ鼻クソのワナビーかすwww
J=アーチャーの「チェルシーテラスへの道」なんかはメインキャラの一人称と三人称が織り交ぜてあって、しかも敵役の一人称まである
こういう作風なら一・三人称混在も面白いけどなあ
人称の混在は遥か昔、「聖エルザ・クルセイダーズ」って
ラノベがやってたな。
主人公の章、ヒロインその1の章、敵幹部Aの章、ラスボスの章、
そしてカメラアイ(三人称)の章と分けて、どんどんバトンタッチ
して物語が進んでた。
これだと、主人公がいない場面は描けないという問題点が解消できるし、
ちょっとしたザッピング気分も味わえる。
例えば、主人公の一人称でヒロインの風呂を覗いた次の章で、
ヒロインの一人称でそのことを恥ずかしがっていたりとか。
一人称と三人称混在ならホームズ(長編)もそうかも
ワトソンは常識的思考の語り手で物語の確信には気づかない
気づいているのはホームズだけ(それは読者には明示されない)
で、あとの三人称ですべての謎が明かされる
京極堂の西巷説百物語は、一人称の章→三人称の解、の参考になるかも。
一人称はウソくさいからダメ
455 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/01(火) 07:00:48.36
小説はウソをそれらしく書くもんだぜ
というウソをそれらしく述べております
457 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/05(土) 23:05:49.57
一行小説というのも存在するんだぜ
458 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/14(月) 15:56:49.40
純文やるなら、一人称にならざるを得ないと思うけど……。
又は視点を統一しての三人称とか。
新人賞作品見れば分かる事じゃん。
三人称で書きたいけど筆が進むのは一人称なんだよなぁ……
460 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/19(木) 15:37:35.88
私も最初は一人称が得意だったのですが、ある程度書いているうちに三人称を書くこともある程度出来るようになってきました。
三人称は基本的に物語や登場人物を客観視する「語り手」という人物を創造することが必要になってくるわけです。つまり、物語を筆記して記録する名もない
登場人物を創造するわけです。
もしくは単純に作者が主人公たちの側で物語を見ているように、物語をつづるような感覚で書いても良いかも知れません。
ただ、一人称っぽい三人称もありだと思います。
にゅうさんは一人称が得意ということなので、今まで一人称で書いていた
「私」や「僕」を登場人物の名前に変えるだけで、三人称になります。では
、どこで視点をチェンジさせていくかというと、節や章のように物語の
切れ目……つまり、
キリの良いところで
別の登場人物に変えてしまって、また一人称の
ように書いていくわけです。
この手法なら、一人称の感覚で三人称を書けますし、登場人物の
視点で物
語世界を見ていることもできます。ただ文体はある程度統一させる必要はあ
りますが。
自分を客観的に見るために三人称的な一人称もありますし、読者を登場人物に感情移入させるために一人称的な三人称もありますし、それは作者の好みや自分の作品が要求する人称に合わせて書けばよろしいかと
思います。
461 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/21(土) 01:16:03.27
今更な話題ですまないが
一人称と三人称の混合って作品に八日目の蝉が当てはまるかも
名作云々は置いといて話題になったし売れたみたいだけど先日初めて読んだ
基本は全編一人称で進んで行くけど
後半主人公が変わったあと、過去主人公である誘拐犯の供述が明らかに三人称で書かれていた
あれはカットバック的に入ることで効果を生んでいるから成功例と言ってもよいのでは?
462 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/24(火) 13:21:29.24
なるほど八日目の蝉か
463 :
名無し物書き@推敲中?:2012/02/26(日) 22:25:32.27
「懸賞小説神髄」という本を編集しました。
副題は、応募原稿「下読み」のプロが手取り足取り指南する、
稼げる小説家になるための最短ルート!:
http://amzn.to/wh42m3 正確にいうと「下読み」はプロじゃなくて副業なんだけど、
あれやこれや、いろんなことを書いてもらったよ。
人称と視点についても、くわしく書いてもらいました。
464 :
名無し物書き@推敲中?:2012/02/26(日) 22:49:10.46
463です。
一人称と三人称の混合って「八日目の蝉」じゃなくて、
「対岸の彼女」では?
「八日目の蝉」は、一人称で前半と後半で視点人物が
変わるんじゃなかったでしたっけ?
465 :
名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 20:17:46.22
466 :
名無し物書き@推敲中?:2012/03/20(火) 06:57:09.69
おれは、三人称だが章ごとに固定する人物かえてる。
467 :
名無し物書き@推敲中?:2012/03/21(水) 14:19:58.33
>>457 谷川俊太郎の『詩めくり』ですね。あれは傑作長編小説だわ
468 :
名無し物書き@推敲中?:2012/05/11(金) 14:44:48.12
469 :
名無し物書き@推敲中?:2012/05/12(土) 19:00:58.04
0人称が新しい
人物なしの斬新な小説!
>>469 零人称っていうのは地の文がなく会話のみで構成されるって意味なんか、それとも主語の省略って意味なんか。
それによって違うでしょ?
一人称で書いたものを一人称の主語はすべて省くってのが可能かどうか、省けないで残るんはかっこわるいわなぁ。
472 :
名無し物書き@推敲中?:2012/05/13(日) 10:44:25.70
主語を抜いた幽霊が語っているような小説を0人称小説というんだろ?
原理的には。
473 :
名無し物書き@推敲中?:2012/05/13(日) 10:45:12.17
語ってる事が存在しない小説
戯曲か
475 :
名無し物書き@推敲中?:2012/05/14(月) 22:26:48.14
どこの誰だか特定できない奴が延々としゃべり続けている小説が0人称じゃない。
つまり幽霊だよ。
前衛的だな。
なるほど。
ミ_△_ ツッコミが
((-。-) 得意な人には
~っцυ 向いてる
「 ̄ ̄ ̄かもしれないね。幽霊が見た人間界の出来事を描写――ツッコミは読者にしか届かない。
人間はひたすらボケるがだれも笑わない。でもそれって零人称というより三人称の神目線と同じことじゃない?
477 :
名無し物書き@推敲中?:2012/05/15(火) 16:36:37.41
小説には普通、主人公というものがいる筈だが、たまに主人
公不在の小説というのも存在する。ではこの小説の主人公は誰だ、と
きかれるとけっこう困る本がある。「バブリング創世記」(5)は、言わ
ずと知れた聖書の創世記のパロディである。「ドンドンはドンドコの父な
り。」と始まって、ドンドンを祖とする、リズムを擬音化した名の系譜が
延々と続く(えぇ、なにしろ「創世記」ですから…)。ひたすら名前が出
てくるだけの系譜かと思っていたら、「タイヤパタ、タイヤとタイヤパタ
パを生み、タイヤ、クギをふめり。」などと突然脱線するから油断できな
い。それぞれの章の最後では筒井家の系譜に繋がっていたり、「カエ
ルの子はカエル」と断言されたり、タマゴが先かニワトリが先か、の議論になっていたりして楽しい。最終章には神が出てきて、いよいよ主人公登場かと思いきや
「神、光あれ、とのたまいければ
一人称と三人称の混合なら今のラノベは大半が含まれるよ
一人称神視点すら平気で書いてる大魔王がいるしな
二次元とか美少女とか一人称神視点が無いと成立しないジャンルもあるし
人称とか視点の概念が無い英文小説なら一人称神視点も良く見かけるよな
479 :
名無し物書き@推敲中?:2012/05/25(金) 22:09:11.28
三人称を書くようになったら、にんげん、おしまいよ
480 :
名無し物書き@推敲中?:2012/05/30(水) 18:57:39.08
この男は人間というよりほとんど風景である。
この男は作者自身の影であり、彼はその男の中に自分白身の運命を見たの
である。闇は死のメタファーであることは言うまでもあるまい。死の闇に
えて行く自分自身の姿を<一種異様な感動><そんなにも感情的>とい
う抑制された感動の表現の中に死を受け入れた諦念が現われている。同
じ闇に消えて行く男を描いても『蒼穹』(昭2)はもっと違った感動が高
鳴っていた。
うわあぁぁぁ
おわんねぇぇぇぇぇ
た〜のし〜い な〜かま〜が〜
ぽ、ぽ、ぽ……
/:.:.:.:.:.:.:.人.;:;:゙, ぽーんwwwwww
/:.:.:イ ハ:::i /) / ̄ ̄\
/::く _,,,,,, i::| ///) 三 | 丸めた |
ヽ:.:i ''''''__) ( __ iノ"i,,, /,.=゙''"/ 三| 原稿 |
,,,,,:::ゞ,,,| ノ^-^ ^-^ヽ|ソ:.:.:) / i f ,.r='"-‐'つ/ \__/
(:.:.:.:.:.:.:i ヽ ,( _ _ )、 |ヾii / / _,.-‐'~
ヽ::::ソヽイ ヽ._.イ ノ / ,i ,二ニ⊃/
\ ヘ_/ イ / ノ il゙フ
_ノ|\______/|ヽ、 ,イ「ト、 ,!,!|/
〆 ヽ/ iトヾヽ_/ィ"
!\ヽi._jl/
誤爆です。すまん。
言語によっては「四人称」というものが本当にあるんで、
この世のどこかには四人称小説もあるやもしれぬ。
484 :
名無し物書き@推敲中?:2012/08/02(木) 22:04:15.70
ところで『1人称はとっつきやすいけど陳腐になりやすい』って話は出てきたけど
3人称の方が危険だと思う。
結構一人称と区別できてない文章多いし……
たとえば
【三人称小説風】
「おはよう、メアリー」
「おはよう、ジョン!」
学生のジョンは、一人の女子生徒に話しかけた。
ジョンの彼女、メアリーであった。
肩までかかる金髪。サファイアのように青い瞳。
メアリーはこの上なく美しかった。ジョンが友達に自慢するのも無理はなかった。
って、美しいって誰が判断してるんだよ。それって主観じゃん。
無理はないって、ジョンに同乗してるお前誰だよ。
そこは『学校一美しいという噂が立つほどであった』とか
『ジョンが友達に自慢したくなるほどであった』とか、三人称にするなら
しっかり客観的にしてほしい。
三人称って出来る限り断定的要素をそぎ落して、
詳しい部分は自分で想像して楽しむものじゃなかろうか。
……と思うのは、ど素人の私だけかしらん。
おまえ人称と主観をごっちゃにしてね?
3人称でも、誰かの主観(視点)はあるもんだよ
説明大変だから
三人称一視点とか多視点とかでぐぐってみ?
486 :
484:2012/08/02(木) 23:37:43.77
>>485 あー……そうだ。
申し訳ない、スレチだった
前
>>476 人称は公募のジャンルによって一意に決まるんではないか?――と考える。
一人称⇒小説
三人称⇒シナリオ
およそこれらは確からしい。
∴ 示された
三人称でも主人公の思考を度々取り入れてる作家もいるし、一人称でも客観的に情景を描いてる小説もあったしなー。
まぁ結局は一人称だろうが三人称だろうが章替わりの多人称だろうが、上手い作家はいくらでも書けるんだよ
素人の話なら、俺は毎回話の雰囲気に合わせて変えてる
自由間接話法
『夜のピクニック』
" だけど、実際のところ、今日は、こんなにも素晴らしい、あっけらかんとしたお天気なのだ。
風もなく、ぽかぽかして、秋の一日を過ごすのには最高の晴天。だから俺はたちまち天気
のことなど忘れてしまう。その幸運を当然だと思い込み、もし今後ろから友達に声を掛けら
れたら、あっという間に頭から天気の話題など消え失せてしまうに違いないのだ。
「とおるちゃーん」
後ろから思い切り肩をどつかれ、その痛みに他生腹を立てつつ振り返った融は、たった今
自分がした予想通り、すっかり天気のことなど忘れてしまった。"
三人称の小説なんですけど、「俺」なんて主語を使っても問題ないんでしょうか?
心理描写を超えてキャラクター自身が
語っているように読めてしまうんですよね
きもい人間を創作しようよ
実在の人間でも可
「うう・・。やめて・・下さい・・アア」
私は今、olの彼女を犯している所だ。普段はおとなしいのにこういう事は敏感らしい
私は乳首をくりくりした。もだえる絶叫
「ああ!!そんなとこさわられちゃあ・・」
だんだん彼女は本当のせいよくがめざめ始めた
495 :
エロ神:2012/08/24(金) 08:26:14.22
かわいい子といっぱいやりたいな
>>490 一人称三人称が混在する場合、人称間での結びつきが不明だと混乱する。Aの手紙、回想とあれば、そのなかでの「わたし」は、わたし=Aだとすぐわかる。ここでは、俺=融の情報がないので、混乱する。
俺は忘れてしまう。
セリフ
融は忘れてしまった。
防ぐためにたとえば、
俺は忘れてしまう。
>そう融は思った。
セリフ
融は忘れてしまった。
俺=融の情報を読者に与えることでひとまずは回避できる。
この場面なら、俺または融のどちらかに統一するか、「俺は」を省いて、主語を一つにするほうが自然。
497 :
名無し物書き@推敲中?:2012/10/09(火) 03:52:24.97
一人称視点の三人称だと解決しないか?
一人称はニセ物
三人称難しいいい
500 :
名無し物書き@推敲中?:2013/04/25(木) 09:48:18.80
731 :吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 09:34:34.07
888 :阿部敦良 :2013/02/25(月)11:37:17.27
それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
732 :v(・x・)vピース ◆JSPf4VvHXo :2013/03/05(火) 11:14:38.05
そのコピペなついなあ
>>494見ると一人称がいかに優れているかがよくわかるね。
((^.^)
(っц
‖>/∩∩////////////
‖/(`) )///////////
////(` ̄)///////////
/////)〈////////////
////( ノ)///////////
////( ))////////////
/////UJ///////僕はAAを描いた。前
>>501
指南書読むとだいたい三人称なら一視点で書けって書いてあるし実際最近の本は大抵そう
なってるけどそれじゃわざわざ三人称にする意味なくね?
飢餓海峡読んでたらその都度色んな人の心理が描かれてる。こういう風にしなきゃ
三人称の意味がない気がするんだけど、どう?
ひらたく言うと三人称なら視点を一人に固定しないと、文章が乱れてだいたいの人間は読めたもんじゃなくなる
そういう話だよ
作家を目指すなら、とりあえず一人称が有利
なんでかって言うと、視点が乱れないから
ただでさえ、素人は文章が下手だから、視点が乱れない一人称の小説の方が出来がいい
まあ、新人賞のコンテストで一人称の作家ばかりが受賞するから
一人称しか書けない作家ばかりになるんだけどね
で、男視点と女視点を交互に配して一人称にするとか、基本は一人称で、困ったら三人称にするっていう小説が巷にあふれる
505 :
名無し物書き@推敲中?:2013/05/08(水) 20:11:03.38
1.ぼん‐ご【梵語】
サンスクリット語の異称。その起源が造物神ブラフマン(梵天)にあるというインドでの伝承に基づく、中国や日本での呼称。
506 :
名無し物書き@推敲中?:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN
「ククククク。可哀想になあ」
また声が、今度は庄野教授のすぐ耳元で囁いた。
「お前は一生俺の影に怯える。慈悲は見せない」
「う、ううう、うわあああああ」
庄野は悲痛な叫び声を上げると、慌てふためいて逃げ出した。
「ぶはははははははははははははははははは」
哄笑が町中に響き渡った。
507 :
名無し物書き@推敲中?:2013/10/20(日) 13:43:43.27
2ちゃんねる文學賞受賞作全文掲載 (文学界スレにて。選考は難航を極める)
17「約束の木」
君は瓦礫のある道を歩いたことがあるだろうか。
腕を水平にひらいて、転ばないように足もとを見ながら歩くんだ。
ダッシュできないし、方向もすぐには変えられない。こんな不自由な
ものとは思わなかった。ガサガサと耳障りな音もする。片方だけの
バスケットシューズが転がっていた。ヘッドホンのコードが電線にから
みついている。ふだんはじいっと見てはいけないもの、たとえば黒い網タイツ
なんかが瓦礫の間に挟まってるのが見える。
リンゴの木を目指して僕は歩いている。
あの木が君との待ち合わせの場所だ。あの日、約束したのだった。
僕には、はっきりとリンゴの木が見える。君にも夕陽のように赤く熟れた実が
いくつも見えるはずだ。
すると僕の足がクリーニング店の看板を踏んずけた。
瓦礫の道にはよくあることだが看板の下にちょっとした隙間があったらしい。
僕はよろめいた。
そのときリンゴの木が揺れた。風もないのにリンゴの実がいっせいに揺れたのだ。
割れたショーウインドウに映った僕の顔はシュートを待ちうけるゴールキーパーの
ような、びっくりした顔になっていた。
深呼吸すると僕はふたたび歩きだした。今の様子を誰かが見ていなかったろうか
と辺りを見回しながら。
瓦礫の道になれるのはむずかしい。君はもうすぐあの街角を曲がって僕の前に
現れるだろう。君の歩く道に瓦礫はないから、僕の歩き方を見て笑うかもしれない。
508 :
名無し物書き@推敲中?:2014/03/09(日) 13:38:48.37
落語
たとえば三人称一視点で逃走劇を書くとしてさ、逃げる側が必死に塀を
よじ登って反対側に落っこちてまた走り出す。で追手がやや遅れて
その塀を軽々と飛び越えたって書きたいとしたら、その追手の動作の
描写ってしてもアリ? 主人公が見てないものを書くのまずいかな
まずいね
逃走側を一瞬だけ振り向かせて、追っ手の挙動を見させるのはだめか?
それはセーフ
恩田陸みたいなのは読みにくいな
>>509みたいなことをやりたいなら
基本3人称神視点でストーリーを進めて所々3人称一視点にカメラをクロースアップする
方式にすればいいのでは?
>>514 恩田陸みたいなのとはどんなの
まだ「象と耳鳴り」しか読んだことないけど特に違和感は感じなかった
>>515 >基本3人称神視点でストーリーを進めて所々3人称一視点にカメラをクロースアップする
>方式にすればいいのでは?
作者の都合が丸わかりだと急に白けるんだよな。
>一人称神視点すら平気で書いてる大魔王がいるしな
こういう奴も。
気付かないほどスムーズに変化させるんならいいが。
518 :
名無し物書き@推敲中?:2014/08/06(水) 21:15:06.15
初めて書いた短篇小説は一人称でした。
初めて書いた小説は、一人称でありながらあえて人称代名詞をはずしたものでした。
520 :
名無し物書き@推敲中?:2014/08/07(木) 14:34:03.67
日記体小説をものにするのはもっとも難しいぞ。
521 :
名無し物書き@推敲中?:2014/12/15(月) 22:26:43.17
一人称系はむずかしいよね、いっけん自由度が高そうだが、その分、下手なのとうまいのとで差がでる。
難易度が高いから、初心者は三人称から書くのをすすめる。
/_/_人人_/_/人/_
/_/(_)_)_/_(_)_
/_/(^) )_/(__)_
/_/(υ_)_/((^。^)っ
/_◎゙υ┻◎゙_(_っ-┓
/_/キコキコ……/◎゙┻υ◎゙_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_一人称の最大の利点は本来わからないはずの他者の内面が描けるとこだ。描けない奴はよせ。ふふ。
一人称が良いか、三人称が良いか、それはケースバイケース。
どっちが難しいか、それもケースバイケース。
よって、このスレはもう存在意義がない。
524 :
名無し物書き@推敲中?:2014/12/17(水) 15:02:47.39
重心線のわかりづらいレスだなwww
>>524 君の言っている意味のほうがわかりづらい
三人称単視点で書く場合、一人称の主語を三人称に変えるだけでもいいんですか?
プロの作品でも地の文で自分は≠ニかこちらに来る≠ニかありますけど
中線二本だろ。前
>>522 頂点と対辺の中点結ぶだろ。二本でいいだろ。三本目はかならず重心とおるんだろ?
二人の賛成でじゅうぶんてことか。
>>526 ダメだろ、プロがやってるってのは言い訳にならない
プロとちがって1年遅らせて推敲もありなのが応募者だし
そういうプロがいる状況を苦々しく思っている下読みや審査員にあたるかもしれん
できるだけ傷は埋めておくべき
529 :
名無し物書き@推敲中?:2015/01/29(木) 11:51:18.48
物語なんてのは、近代以降の小説という形式に劣るわけ。
どっちが知性的かと問われれば当然
一人称のほうが上。
530 :
名無し物書き@推敲中?:2015/02/08(日) 13:03:09.25
マウスオーバーで音声オン
五人称がベスト
二人称がらくちんちん
533 :
名無し物書き@推敲中?:2015/02/09(月) 12:39:35.44
中庸にもかいてある、なんでも隠さず、独語せよ、
つまり、一人称が最強
四人称にまさるものなし
みつくちの、いんきしりむしん様なら
一人称が応募の90%を占めるって聞いたら、もう一人称は書けないよな。
一人称は観念小説になりがち。
そして観念小説は読み手によって評価が別れる傾向があると思う。
それこそ読者が主人公に自己投影出るかにかかってくるから。
あくまで俺の自説だけどなw
538 :
名無し物書き@推敲中?:2015/02/18(水) 22:37:45.11
ヴァ―サスのあとにピリオドいれろよ、馬鹿理系
一人称形式の小説で、例えばヒロインに「好きです」って告白された主人公が
「え?なんだって?」って難聴を起こすなんてくだりがあるけど、おかしくねえ?
『主人公に聞こえてるから文字になった』ってのが、一人称のお約束事じゃねえのか?
聞こえないんだったら――とか、○×△□とかになってなきゃおかしいはずだろ
三人称一元視点よりモヤモヤするわ
バカかお前
説明できないからってその逃げはみっともないだろ・・・
現国の授業、入学し直して受けなw
お前が質問の意味を全く理解してないことはわかった
アホにもわかるように噛み砕いて書くね
事実A: 彼女は僕に「好きです」と言った
事実B: 僕にはそれが聞こえていなかった
主人公の世界に対する認識がほぼリアルタイムで記述されるという一人称のルール上、
事実Aの記述はルール違反にあたるんじゃないか?というアクセスレベルの話をしてるんだよ
言っとくけど過去にあったことを綴ってるような回想形式はこの限りじゃないからな
事実Bの時点で間違ってるんだよ あほ君
事実Aを聞き取った主人公はなぜ問い返したのか
主人公の心情を20文字以内で述べよ はいどぞー
~ ~人~ ’
_(_);_'
(__)/.
(___) _
___/バーサスってなんだ? 対戦のvsならわかるが。ダッシュのあとに句点をつけるかつづけるかだろ?
場合によると思うんだよ。前
>>527あと三人称はおもしろくない。せっかく小説書くんだから一人称だよ。シナリオといっしょだろ、三人称。