出版社に「著作隣接権」を与えるのは、著作権者(個人)を凌駕する立場の出版社が、
著作隣接権者(出版社)となって、法的に権利を主張する新たな権益を手中に収めて、
出版社に不都合な逆らう者を排除できる、絶対権力を合法化させる事にほかならない。
2012年は出版社存亡の分水嶺……
電子化に腰が重い出版社につきつけられた著作権のジレンマ
http://biz-journal.jp/2012/10/post_932.html >「出版者に対して著作隣接権(「(仮称)出版物に関する権利」)を速やかに設定することが妥当」との結論を経て、
>早ければ来年の通常国会で、議員立法による著作権法改正に臨むとしている。
>さらに、超党派の議員で結成され、『国民の生活が第一』代表代行の山岡賢次氏が会長を務める『活字文化議員連盟』も
>これに賛同する声明を発表した。
>著作隣接権は、著作物の創作者ではないが、著作物の伝達に重要な役割を果たしている者に認められた権利。
>出版界が想定しているこの権利が認められれば、許諾なくアップストアで違法配信されている電子書籍や
>紙の海賊版の取り締まりなどができるようになる。
>音楽の分野では当たり前にある権利だが、出版界がこれを有する国はない。
>音楽の分野では当たり前にある権利だが、出版界がこれを有する国はない。
日本の音楽に自由を!:「元JASRAC」作曲家・穂口雄右が語る、著作権問題とその元凶
http://wired.jp/2012/11/26/interview-copyright/ >──著作権法が古く、時流に合っていないことが問題ということ?
>うーん、著作権法に限らず法律って全部古いので、変化し続ける世の中に法律が追いついていくことはなかなか大変ですよ。
>ただ、著作権法のなかに著作隣接権が入っちゃってることは大きな間違いです。
>結局、独禁法のなかに「特許権と著作権は対象外」と書かれているせいで、
>放送局やレコード会社の振る舞いが著作隣接権者として独禁法規制の対象外になってしまっている。
>著作隣接権だけは完全に企業側に利用されている権利ですからね。
>著作隣接権だけは完全に企業側に利用されている権利ですからね。