【入賞・受賞】作家デビューした人【デビュー後】

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>>84さん
舞城って舞城王太郎でしょうかね?
彼の場合は、最強の出版社、講談社のメフィスト賞で、その後の編集部のサポートがすごい。
棚の配置から考慮したブックデザインや厚み、装丁など、マーケティングが完璧ですね。
式に出ない、は知らなかったけど、当然、編集部の戦略でしょう。

>>87さん
いやいや、大して貴重な話でもないですよ。
毎年の大小の新人賞受賞者で、10年生き残り、文庫の再版出している作家は、
全受賞者の10%はいないんじゃないかな。
その意味で言えば、私のように「売れなかった」受賞者は、たくさんいるはずです。

「受賞後も態度を変えない」は、私の書き方がまずい(二重否定)なので誤解を生んでもうしわけない。
真意は、「受賞後に態度、生活を変えることは、すべきではない」ということ。

理由はまず、その後作家として中以下(失敗をむくめ)の場合は、当然うらまれます。
また、中以下の作家は、普通の勤め人と生活レベルは同じ(か以下)なので、
メッキがはげたというかたちで、白い目で見られます。

一方中以上の成功を収めた場合、業界内部で問題になります。
私の狭い経験の範囲では、売れている作家(実力と版元のサポートが強力)は、
ほぼ、謙虚で、現場の人(カメラマン、フリーライター、編集バイト、プロダクションなど)にも、
親切で思いやりのある人が多い。

作家は出版業(版元・取次・メディアなど)の「商品」であり、それ以下でも以上でもありません。
業界のなかで生きるには、人間関係が非常に重要で、これに失敗すると、大変なマイナスになります。
現場や末端の人は、作家志望の場合が多く、傲慢な態度は、彼らの反感を呼びます。
もちろん、プロですから直接の仕事には影響しませんが、長い間にボディブローのように効いてきます。

以前は、傲慢や芸術家気質が売りの作家も多かったようですが、
私の知る限り、現在の業界は、まず、配慮のある人が多いと思います。