闇と少年と剣

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1名無し物書き@推敲中?
ある日、少年(ダイルート)は目が覚めて神のお告げを聞いた。旅に出ることを決意し、家を出ていった。
セラーム(以降セラ)「あなた、どこにいくんじゃ向こうには前人未到の強さを誇る怪物ガイドラゴンがいるんだぞ」
ダイルート(以降ダイ)「何?そいつは今どこにいるんだ」
セラ「確か、ケルニホーダ、ホラ、何とか・・・という名前の島だったが俺は長い名前だったからあまり覚えていない」
ケルニホーダ、ホラ・・・確かそれは紀元前2167年前に存在した伝説の勇者の名に似ている気がしないでもなかった。
少年は闇の剣を握り、旅立ちを決意した。
2名無し物書き@推敲中?:2009/11/28(土) 14:10:33
この物語面白そうですね
頑張って熱筆してください
3名無し物書き@推敲中?:2009/11/28(土) 14:17:43
少年はまず村を出て老人の家に行って回復薬をもらった後、スライムを三匹倒して海のほうへと走ることにした。
回復薬をもらったのでライフはまだ850ある。さっき財布を拾って500T(ティーレ)たまったのでショップに行くことにした。
赤の鎧は600Tなのでまだ変えないが鍵(30T)ある。しかし、赤の鎧を買うために貯金しておくことにした。

しばらくして、大きな敵が現れた少年は驚きもせずまんまと敵を倒し、歩いていった。
その後、村人がやってきてこう噂した「あの敵はこの村に眠る謎の生物キラ・ゴッドではなかったか」「あの少年は若くして果敢に倒したぞ」「彼はきっと勇者に違いない」
勇者の称号を与えられた少年は「ダイルート・シャーロ」という新たな名を授けられ、一歩前に踏み出した。(旅はまだまだ続く)
4名無し物書き@推敲中?:2009/11/28(土) 14:19:26
これは文学界のダークホースとも言える。こんなにもスリルがある冒険アドベンチャーは初めてみた。
5シャーディクス(作者):2009/11/28(土) 14:23:27
村人「勇者ダイルート様に100Tを授けよう」
ダイ「よしこれでかの赤い鎧が買える」
少年は赤い鎧を身にまとい、聖なる光を漂っていた。

しばらくして、海が見えてきた。船に乗って島を探すことにした。今度は陸から海の冒険へとなる。
6シャーディクス:2009/11/28(土) 14:30:25
この海はなかなか波が強くて危険なので村人からも恐れられていたが、少年はびくともせずに海を渡り始めた。少年のその勇気に村人たちは「デ・アント号」となずけることにした
魚の怪物や海賊船がデ・アント号に攻撃してきたが少年は赤い鎧と闇の剣の効果を発揮してまんまと退治した。
しばらくして、海の中から光のようなものがあらわれた。
天使「そなたにこの兜を授けよう」
ダイ「輝かしい・・・これはもしや光の兜では」
天使「これはオーウェル国の太陽を浴びて作られた」
ダイ「俺もこのような武器はいまだかつて見たことがなかった」
少年は三種の神機と呼ばれる武器(闇の剣・赤の鎧・光の兜)をそろえ、レベルが2にあがってパワーアップした。
7シャーディクス:2009/11/28(土) 14:36:35
レベル2にあがったところで現在のステータス

ダイルート・シャーロ
攻撃力:520(闇の剣のおかげで高い数値を誇った)
防御力:610(赤の鎧と光の兜の影響力はすごい)
生命力:700(少し減った)
アイテム:闇の剣(神が少年に授けた剣。闇の力を満っておりその力は岩をも砕く)
     赤の鎧(アイテモショップに眠っていた掘り出し品で聖なる力を秘めている)
     光の兜(異国の光を輝かせる謎に満ちた兜でその能力は知られていない)
8シャーディクス:2009/11/28(土) 14:42:04
ダイかっこいい
闇の剣も強そうだが海で現れた光の兜がキーアイテムとなりそう
9名無し物書き@推敲中?:2009/11/28(土) 14:43:50
闇の剣の力はすごいが光の兜がひそかにキーアイテムとなりそう
10名無し物書き@推敲中?:2009/11/28(土) 14:45:04
8は偽者です。名前は同じですが作者ではありません。
11シャーディクス:2009/11/28(土) 14:48:30
今日の連載はこれで終了です。次回もお楽しみに待っていてください。
12名無し物書き@推敲中?:2009/11/28(土) 14:49:31
もっと続けてください。続きが楽しみです。
13名無し物書き@推敲中?:2009/11/28(土) 14:53:10
この話すごい!発表会の劇に使っていいでしょうか
14名無し物書き@推敲中?:2009/11/28(土) 14:56:01
早く続きを書いてほしいな。ダイルートの活躍がめまぐるしい
15シャーディクス:2009/11/28(土) 14:59:43
皆さんの要求が多かったので続けることにします。発表会には自由に使ってください。
16シャーディクス:2009/11/28(土) 15:05:30
少年は小さな島に流れ着き、ケンバという名の別の少年に出会った。(以降ケン)
ダイ「俺はガイドラゴンを倒しに島を探しにきた」
ケン「お前、あの口に出してはいけないあの伝説の怪物を知っているのか?」
ダイ「ああ」
ケン「それなら俺と戦おう」
ダイ「よし、それでは戦いの準備だ」
17名無し物書き@推敲中?:2009/11/28(土) 15:43:41
続きキター! 新展開でスケールの大きさに磨きがかかってそう。
期待age!
18シャーディクス:2009/11/28(土) 16:05:26
ケン「ところで腹へったな」
ダイ「言われてみれば・・・。だが何もねぇぞオイ」
市橋「あんぱんならあるぞ」
ケン「くれ」
ダイ「おれにも」
市橋「なんつって。みんなオレが食っちまった」
ケン「ギャフン」
ダイ「おなじく」

市橋の断食の巻  =完=
19名無し物書き@推敲中?:2009/11/28(土) 21:24:44
思わず感動!
全スレが泣いた
20名無し物書き@推敲中?:2009/11/29(日) 14:27:35
>>18 は偽者だろう! 

シャーディクスさん、偽者が来ないようにトリップつけて下さい。
つけ方わかりますか?
21シャーディクス:2009/11/29(日) 16:58:29
ケン「つか、おまえ誰だよwキモい顔してからに」
市橋「はい?ナルでかまってちゃんの殺人鬼ですが何か?」
ダイ「不細工だなぁ」
市橋「……。」
ケン「おや?おもむろに去っていくぞ」
ダイ「追うなよ。キモいから」
ケン「もちのロンよ。つか、ああなったら人間おしまいだな」
ダイ「だな。ゲイらしいし」
ケン「マジかよ。キメぇ('A`)」
22シャーディクス(本物):2009/12/01(火) 11:41:23
続きを考えてます(^^;
甲ご期待ヽ(´ー`)ノ
23シャーディクス(作者):2009/12/01(火) 11:48:31
市橋「おのれ我輩を愚弄するとはけしからん!」
ダイ「ついに正体をあらわしたなダイ魔王!」
市橋「姫(プリンセス)の魂は確かにあずかった! 返して欲しくば捜せ! この世の全てをそこに置いてきた!」
ダイ「いつの日にか必ず見つけだしてやるさ! おれたちの戦いはコレカラダ!」


      〜fin〜
24名無し物書き@推敲中?:2009/12/01(火) 12:48:55
>>23
あなたってとても最低です!
シャーディスクさんをなりすまさないで!
25シャーディクス◇sklahfois:2009/12/02(水) 10:43:47
トリのつけ方分かりました!ありがとうございます!
これから俺が本物ですよ!
26シャーディクス◇sklahfois :2009/12/03(木) 07:47:46
続きを考えてます(^^;
候ご期待ヽ(´ー`)ノ
27名無し物書き@推敲中?:2009/12/03(木) 08:14:43
かっこいいトリップですね!
応援しています!
28シャーディクス ◆sklahKIeNA :2009/12/03(木) 08:38:13
 少し薄汚れた校舎の壁にスイカが飛び散っていた。
 腐乱の少し手前、中身が程良く柔らかい状態で壁に投げつけると、
こんな風にドロリとした物が飛び散るのだろう。
 柴本京士郎は不思議なものを見るような目で、ただ、見つめていた。
「……あのさ」
 その言葉が出るまで、十分の時間を要した。
「ウソだよね」
 さらに五分後の言葉だった。
 応える者はいない。爆ぜ割れたスイカは校舎の壁にもたれるようにして座っていた。
 上田強だった者は頭部を吹き飛ばされ、ドロリとした果肉を壁に晒した。
「僕のせいなの?」
 上田は理由のない暴力を振るっていた。標的にされた京士郎は日々、殴られ、蹴られ、好き放題されていた。
 京士郎が心の中で撲殺した回数は数え切れない。あくまで胸中の話である。今回は現実で爆死。
 誰の目にもそのように見えるだろう。思い当たる原因はひとつしかなかった。

 吹き飛んでしまえ。

 京士郎が思った瞬間、上田というスイカは爆ぜ割れた。
「僕のせいじゃない」
 その言葉と裏腹に京士郎は駆け出した。
 泣きそうな顔で校舎裏を通り、中学校の裏門を抜けた。
 その後方から、やたらと明るいチャイムが聞こえてきた。三時間目の授業の始まりを告げた。
 京士郎が走る速度を緩めることはなかった。

(続く、かもしれない)
29名無し物書き@推敲中?:2009/12/04(金) 02:49:49
どきどき!
わくわく!
超。
30シャーディクス ◆sklahKIeNA :2009/12/04(金) 08:04:02
 黒いものは群れる習性でもあるのだろうか。真っ先に思い浮かぶのは鴉。日常的にゴミ捨て場を荒らしている。
 前方の彼等も同様に黒かった。京士郎のような青いブレザーではなくて黒い学生服だった。
 パン屋の店先の路上に我が物顔で座っていた。京士郎はそこに駆け足で突っ込んで行った。
「ちょっと待てぇ!」
 当然の成り行きで怒声が飛ぶ。
 京士郎は伸びあがるような動作で立ち止まった。揺れる視線でうしろを振り返る。
 黒い集団からひとりが立ち上がり、こちらに向かってきた。
「おまえ、当たったよな」
「え、あの。ごめん、なさい」
 相手の上からの眼光に押されるかのように京士郎は頭を下げていく。
「おまえ、当たったよな」
 同じことを少し巻き舌で相手は繰り返す。
「あ、当たったと思います」
「当たったんだよ。おまえの足が俺の背中に、ここな。ここに当たったんだよ」
 相手は背中を指差した。黒い背中には何も残されていない。
 ふいに京士郎の脳裏にスイカの映像が浮かぶ。
「あの、僕に絡まないで。大変なことになるかも」
「なに、それ。脅しか。被害者の俺になんだ、それ」
 相手は眉のない顔で笑った。白目は赤く充血していた。その赤さはスイカの果肉に似ている。
「や、やめてよ!」
 京士郎は大きな身震いと共に下を向いた。相手の白い靴先が目に入った。

 吹き飛んでしまえ。

 京士郎の頭の中に声が響く。
 遅れて絶叫が重なる。相手は不自然な格好で仰け反るようにして倒れた。靴先を両手で握り締め、路上を転がった。
「おい、高木。なんだよ、どうしたんだ?」
 いきなりの状況に仲間は一様に戸惑いを見せる。
 その中、京士郎は理解した。転がる相手の白い靴先に赤い色が滲み出ていた。
 そう、吹き飛んだのだ。どの指かはわからないが――。

(続く、かもしれない)
31名無し物書き@推敲中?:2009/12/04(金) 08:17:01
>>28以降つまんなくなったなw
オリジナルと思しき>>23の続きキボンヌ
32シャーディクス:2009/12/04(金) 14:54:24
一方その頃、旅人の街ロレンツォでは奇妙な噂が市場に出回っていた
古い軒並みの立ち並ぶこのロレンツォは
数々の偉業を成し遂げた英雄ロレンツォ・ローレインツォ(一説にはローレインツェであると言われる)
の興した街としても有名である
闇を貫くひとひらの剣のようなロレンツォ伝説は
大陸中に数多く残されている
しかし、この街での伝承(レジェンド)について知る者は少ないだろう
伝承の舞台はこのロレンツォから遥か西に800メートル程離れた所
ネスコ湿原と呼ばれる無数の苔の群生するヒヨドリ達のたゆたう小さな池
その池のヌシこそがブルーギルと呼ばれる小型の外来魚なのであった
外来魚と言えば一般的にはブラックバスが有名であるが川の生態系
本質的な意味合いでの川の生態系を崩す恐ろしい存在である事はまごう事なき真実なのである
元は酒場の主人を営んでいた英雄ロレンツォは
このブルーギルを釣り上げる為に精霊王アシュバーンの力を借りたと伝えられている
そして100日に渡る激闘の末、英雄ロレンツォはついにその短い生涯を終えたのである


〜fin〜
33名無し物書き@推敲中?:2009/12/04(金) 15:09:51
>>32
剣はひとひらじゃなくて、一振りだろ
たゆたうの使い方もなんだかなー
でさ、これなんの話なんだ?
釣りキチ三平のオマージュっぽいな
激闘の100日の方法もわからんが

とりあえず、うんこと言っておく
34シャーディクス(うんこ):2009/12/04(金) 17:31:43
>>33さん
適格な批判あとーんす!
あまりにくだらないスレだったんで自分のラクガキ帳にしちゃおうかと思いまして
ちなみに33さんから見て>>1>>や28ってどう見えます?
小学生の作文って言うか文章をまとめる能力が欠落しちゃってる子なんでしょうけどね

まあスレ立てた子は書くのも遅いし
落ちない程度にまた思いつきのラクガキどんどんさせてもらいますんで
またまたがんがん批判しちゃって下さいね! よろしくおなーす!
35名無し物書き@推敲中?:2009/12/04(金) 17:54:03
少なくとも>>1は人を惹き付けるものを持っているな。
36シャーディクス(うんこ):2009/12/05(土) 13:28:01
老獪なヒヨドリを肩に載せた少年は苦しそうに呼吸していた
眼前に無限に広がる草原を見つめていた
死んだ魚の目で
草原の中央に鎮座する巨大なソメイヨシノを
精霊王アシュバーンの玉座を
死んだ魚の目の奥に憎悪を宿して見つめていた

涼しげな瞳で精霊王は言う
「我が君ロレンツォを失ったこの胸の哀しみは、千の星々の瞬きにも否ず!」
荘厳なる精霊王は実に巨大であった
大陸で最も高い山脈、フットマン山脈のその中腹程にも巨体であった
食べ過ぎだからと言う訳ではない
しかし他の精霊王達より食べる事もまた周知の事実である
己が怒りに萌えよがる精霊王は全ての人間に宣戦布告したのである
人間は無力だった
光の眷属たる人間族に精霊王を倒すすべは無かった
そして人類は滅びたのである



〜fin〜
37名無し物書き@推敲中?:2009/12/05(土) 15:21:27
すばらしい(TT)
ヘミングウェイ二世とでも改名されたらいかがでしょうか
38シャーディクス(うんこ):2009/12/08(火) 13:34:07
少年は苦しそうに呼吸していた
死んだ魚の目をした少年
エラ呼吸である
肩でたゆたう老獪なるヒヨドリが心配そうに見守っている
「だいじょうぶ、だいじょうぶだギョ」
少年は精一杯の強がりを言ってみせる
少年の名はブルーギル
かつて英雄ロレンツォを滅ぼせし勇者ブルーギルその人なのである
ブルーギルは今巨大なソメイヨシノと対峙していた
このソメイヨシノの下で愛を告げたカップルは永遠に結ばれると言い伝えられている
しかし今はとてもじゃないが愛を告げるような気分ではない
ブルーギルは怒りに奮えていたのである
伝説のソメイヨシノの名はアシュバーン
かつては精霊王と称えられし光の魔王である
アシュバーンは赤子をあやす祖母のように優しくブルーギルに言い放つ
「もうよいのです。勇者ブルーギルよ。私は復讐が何も生み出さない事を知ったのだから」
ブルーギルは瞬間湯沸かし機の如く
死んだ魚の目の奥に激しい憎悪の炎が宿るのを感じた
心臓がバクバクして呼吸が更に苦しくなる
水がほしい……
無限の草原が広がる光の魔王の御所では叶うはずもない願いである
走馬灯のように稚魚の頃の記憶が流れる
ネスコ湿原の苔をついばんだ日々を
ヒヨドリ達とたゆたった日々を
こうしてブルーギルはその短い生涯を終えた



かに見えた
39シャーディクス(うんこ):2009/12/08(火) 14:14:25
ブルーギルは最後の力を振り絞りアシュバーンに向かっていった
光の魔王を滅ぼす事ができるであろう唯一の武器
闇の剣(ファームブリンガー)を右手に携え
「復讐の虚しさを知ったこの私が、復讐に燃える若者に討たれるもまた一興か……」
言葉とは裏腹にアシュバーンの生存本能がオートマティックに対応を決める
一秒間に百発の拳を繰り出す絶技・精霊拳である
ブルーギルの卓越した魚眼レンズは百発の拳の行方を全て捉える
「見切った!」
見切り発車である
ごろりと床にブルーギルの右腕(右ヒレ)が転がった
光の魔王を滅ぼせるであろう唯一の武器(ファームブリンガー)ごと
ブルーギルはギョッ!? とした
「ああ……これではボクはもう泳げない……あの頃には戻れないんだギョ」
ヒヨドリ達とたゆたった日々……
失う事で覚悟が強まる事もある
ブルーギルは天高く飛びあがると遮二無二アシュバーンの頭に食らいついた
父親ゆずりの、外来魚特有の強靭なアゴで食いちぎる
口いっぱいに鉄の味がひろがっていった
吐き出すのも面倒で無理矢理ゴクリと飲み込んだ
アシュバーンは
そしてブルーギルは
こうして息絶えた
そして地上はヒヨドリ達の楽園となったのである




fin
40シャーディクス
続きを考えてます。校ご期待!