1 :
文学青年 ◆F99w/LWDGM :
※ルール※
・ここはジャンル別にリレー小説を書くスレです。リレー小説他スレとは無関係です。
・今回のジャンルは『ファンタジー』です。このスレ内で完結しない場合はファンタジーの次スレ立てるかもです……。
・ですから
>>850以降は終結に向かってください。伏線は極力回収してほしいです(^^;
・投稿する際は必ず前回の続きから、原稿用紙1枚以上の文量を書き込んでください。
・無茶振りは止めましょう。でもある程度の鬼畜は愛情です。
・
>>100(序盤)以降は登場人物を極力増やさないようにしてください。投入する場合は区切りがついたところで簡単なキャラクタ説明をしてください。
おちんちん
3 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/30(日) 23:28:40
第一話 ファンタジーとは何か
景観次郎は貧乏であった。家に帰っても食べるものにテレビ、その他のものが何もなかった。
というのもこれこそが貧乏と言われる生活であって、貯金額などはゼロに等しかった。食べれるものがあれば
何でも食べるがそれだけではいかにもつまらない。このように次郎は考えると寝る事にした。
寝れば何もすることがなくても何かをしなくてはと考え、悩む必要はないからだ。
それにしても何時もこういうふうにしているな。寝ながら次郎は考えた。窓の外では家の明かりが見え、
人々の話し、行き来するざわめきが聞こえてくる。俺はそういう事には何時も関わったためしがない。
次郎はこのように考え、次いで寝てしまおうとしたが眠れなかった。
4 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/07(月) 00:30:39
次郎は仕方なく起き上がりネットにつないでみた。行き着く先は『小説家になろう』である。ああ、ゴミしか
この世界には転がっていないのはわかっている。しかし、行くべき先が見つからないのだ。次郎はこう考えては
ランキングの上位にある幾つかの小説を見てみる事にした。しかし、やはり次郎の顔つきは曇ったままで何も
動こうとはしない。ただの時間の浪費、無機質な無駄な文章の羅列、リアリズムなど何処にも感じることのない
ただの文・・・。次郎の脳裏には何もきらめく事さえ一度としてもなかった。段々と眠くなってくる。
わかっている。でも、評価されている小説には何かがあるはず・・・。しかし何もなく、ただ眠くなるばかりである。
後少し、後少し読めば何かがあるはず・・・。だが、当然の如くまったく何もないのである。ここにおいて
次郎はネットの接続を切った。そしてベッドに入って、先ほどの事に苛々とした余韻を感じながらも眠りにつき、
そのまま朝になるまで再び起き上がる事はなかった。
5 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/07(月) 03:43:57
朝がやってきた。次郎に言わせると「朝ががやってきたた。」である。次郎はどもりの癖があってこれが
変な時に出てしまうのだ。さて、次郎は起き上がり電気店に行った。もちろん世界における最新の製品とやらを
見るためにである。当然、見るだけで購入はしない。そんな金など次郎は持ち合わせていないのだ。
そこにはテレビにクーラー、コンポなど雑多な商品が置かれていた。そのような様々な商品を見ている際に
到底信じられない事だがテレビ、つまりテレビ自体に声をかけられたのだ。「私を買うんだ。私だ。私だ。
私を買うんだ。」続いて横に置かれた冷蔵庫が喚き出す。「大経熊五郎!覚えてろ!いつか叩き殺してやる。」
このような声は次郎以外には聞こえないようであった。しかし、まさに今、あらゆる機械どもが叫び、
呟いているというのに誰にもそのような声が聞こえないと言うのは不思議ではある。その時、目覚まし時計が
怒鳴った。「次郎!もはや今は12時25分だ。とっとと失せやがれ!」あまりにも辺りがうるさいので
次郎はこの声に従う事にした。外に出ると快晴である事には変わりないが、何かが違っている。
立て札やビルディング、更には標識までもが自らの意思を持っているかのように思えたのだ。しかし、ここで
何か見知らぬ者が呟く。「それは幻想だ。まったくの嘘だ。」声は腕時計から聞こえた。
「何故だ? 事物は思考を持っているように僕には思えるのだが。」すると腕時計はこう言ったのである。
「それは一種の混乱さ。この場所にあの電気店、こことあの場所ではわけが違う。」仕方ない。
余計なものが僕に関係するようになった。こんな事は僕には必要じゃなかったんだが。次郎はそう考えると、
ひとまず何処か別の場所である本屋へと向かった。
6 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/07(月) 08:55:47
また三人称か
7 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/07(月) 10:38:22
次郎は本屋に着くとすぐさま心理学のコーナーへと移動した。次郎は人の心理に興味があり、その様な本を読むと
他人の心理をまざまざと知る事が出来、また思考を盗んでしまう事が出来ると考えていたからだ。『心理的ママとパパ』
『僕のヤコブ病』『馬鹿げたことと心理学』様々な本が並んでいる。次郎はその中から『人間的危機の心理描写』という本を
手に取った。そしてしばらく目次を見てから、その中の気に入った箇所を適当に読んでみる。
「お前さんにはわかりっこないぜ。そんな事。」腕時計が口をはさむ。しかし次郎は無視して読み続ける。
「やめときな。時間の無駄だってのがわからないのか。俺はそういう事にはよく精通しているんだからな。」
腕時計が再び次郎にこう言うが、やはりと言うべきか次郎の頭の中ではこのような印象が浮かんでいたのだ。
なんなのだ、これは。これは読めるのか? 恣意的な言語ってどういう意味なのだ。時間が過ぎるごとに次郎の頭には
意味不明な文字たちが積み重なってきた。限界だ。もうわけがわからない。次郎は仕方なく本を元に戻した。
その時、腕時計がこう言ったのだ。「面倒くさい奴が来たみたいだ。注意するんだ、あいつには。」
すると遠くから「景観次郎!」と叫びながら近づいて来る男が現れた。「私だ。聞いた事があるはずの男だ。
私は大経熊五郎という者だ。」このように男は次郎に話しかけて来たのである。
8 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/14(月) 23:17:28
で、続きは?
9 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/15(火) 15:53:30
大経熊五郎。
「君は記憶を失っている。」
そんなことを語りかけてきた。
なんなのだろう。
「なんですか、貴方?」
さっきまで読んでいたほんの中に出てきた人物と同じ名前だ。
「それはいいとにかく君は、今すぐここからでるんだ」
そういうと彼は僕の手を引っ張ろうとする。
「君は自分がどこにいるかわかってないのか?」
「どこってここは本屋ですよ」
「やはりそうか」
そういうと男は懐かあ代わった小物を取り出した。
それはピラミッド型をしていて手のひらに握れる程度のサイズだった。
「何ですか? これ」
「これは君が実際に見ているものを空想の世界にいる君に見せるものなんだ」
理解できなかった。というよりどう考えても現実の俺は本屋にいる。
大経がピラミッドの底をいじるとピラミッドが碧く輝きだした。
「うわっ!」
次郎はまぶしさに思わず目を閉じてしまう。周りが落ち着いたと思い目を開けると……
「何だ……これは……」
次郎の目に映ったものは今までいた本屋ではなく、洞窟の中だった。
そして大経の姿は大きな熊に変わっており、自分の服はまるでゲームの勇者が着ているような服に変わっていた。
11 :
名無し物書き@推敲中?:
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
∧_∧ | 君さぁ こんなスレッド立てるから |
( ´∀`)< 厨房って言われちゃうんだよ |
( ∧∧ つ >―――――――――――――――――――‐<
( ゚Д゚) < おまえのことを必要としてる奴なんて |
/つつ | いないんだからさっさと回線切って首吊って氏ね|
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