1 :
上から目線 ◆vQAQ7or3UM :2009/07/18(土) 03:46:47
―――まったく以って、夏の太陽に晒されて自分の体が徐々に
朽ち果てていくのを鳥瞰するのはなんとも遣る瀬無い気持ちに
なるものだ。すでに1週間を過ぎているので臭いが酷い。
眼や鼻、口に蛆が湧きはじめている。耳にもだ。
首にかけたロープには蛆が列を組んで蠕動している。
中には足下にポトッ、と落ちるドジな奴もいる。
いわゆる落ちこぼれという奴だ。実はなにを隠そう俺も
落ちこぼれだった。俺の学力が他の誰よりも劣っていると
担任から聞かされた御袋はその夜泣きながら夕食の支度をした。
仕事から帰った親父は御袋から話を聞かされ食事もそこそこに
ガックリと肩を落とし新聞を広げてずいぶん長いこと無言状態
だった。小学1年だった俺は子供ながらに馬鹿に生まれて
申し訳ないと負い目を感じていた記憶がある。
2 :
上から目線 ◆vQAQ7or3UM :2009/07/18(土) 04:15:49
授業で特に嫌だったのは算数だ。それも前に出て問題を解くやつ。
担任も俺には解けないとわかっているからわざと指名して
解けるものなら解いてみろ的な顔で笑う。クラスメイトも黒板に
対峙しチョークを持ったまま立ち尽くす俺を見てクスクスと
嘲笑したものだ。現在なら教師がデキの悪い生徒を馬鹿にしたことが
外部に漏れたら問題になるが当時は教師が生徒を殴っても
『入院しない程度に』などというマニュアルさえあったらしいから
クラスメイトがクラスメイトを集団で笑うぐらいなんでもない。
日常茶飯事だった。
3 :
名無し物書き@推敲中?:2009/07/18(土) 04:21:48
うんち
4 :
ファントム ◆/.F.F.F.F. :2009/07/18(土) 04:40:32
来た
なんだここはいったいなにがどうしたというのだ