1 :
名無し物書き@推敲中?:
なんで古典ってみんなつまらんの?
読んで面白いと思った古典はサリンジャーくらい
俺が読んだ古典が悪いのか?
ということで、文学猛者のみなさん、おもすろいと思った古典を教えてつかぁさい
なんで単発スレたてるの?
文学じゃなくて歴史書だけれど、「十八史略」のエピソードは面白い
4 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/14(火) 15:28:10
1は何歳? 古典のよさは三十過ぎないとわからんよ
いいのは川端の「女であること」「山の音」
谷崎の「痴人の愛」太宰の「人間失格」あたりかな
4は何歳?
年齢でわかったりわからなかったりするという決めつけはもうやめちゃおうよ。
そんな頑迷が野球や演歌を年寄りの観るスポーツ、音楽と決めつけちゃったりするんだよ。
古典のよさがわかる二十代もいるし、三十すぎてもわからない人もいるよ。
いいのはコナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズ。
ドイルは川端より40も年上、谷崎より27、太宰にいたっては50、半世紀も前に生まれているお爺さん。
まったく古さを感じないね。古さを感じない古典が最高だよ。
6 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/14(火) 18:00:07
>>4 >>5 現在23
確かに、精神が作品を楽しめる程成熟してないということもあるかもしれない。
今、読んでいて面白いのも、同じ年代の作家が多いし
けど、「美味しい」と言われているものは固くても食べてみたい気持ちはある。
3度4度噛んでようやっと味の分かってくるものでもいいので、青い私に教えてつかぁさい
7 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/14(火) 21:56:46
どすとえふすきー
8 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/14(火) 22:43:57
OK
とりあえず川端と谷崎、太宰は読んでみよう
9 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/14(火) 22:44:59
舞姫
ていうか古典の範疇がわからないんだけど
太宰って確か昭和の人じゃなかったっけ?
昭和の文学が古典ならわしら昭和生まれは古代人かたわけぇ!ムニャムニャ
戦前なら古代人
戦後なら古代進
やっぱりデュマと馬琴が最高。
中学生の時に読んでも目茶目茶おもしろいと思ったもん。
今だにプロット考えてて行き詰まると『三銃士』とか読み返すんだ。
テンション上がってうおーって感じで続きを思いつく。
13 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/15(水) 21:57:33
1である
川端康成「山の音」を図書館で借りてきたので、今読んでいるものが終わったら、開いてみる
今ドグラ・マグラ読んでる
岩波の少年少女文庫はいい本ばっかりよく選んであるよ。
子どもにだけ読ませておくのはもったいない。
文体研究には使えないが、ストーリーの面白さという点では、大抵の
小説より上だと思う。
>>15 禿胴。
未だに通勤電車の中でリンドグレーンとかケストナーとかスーツ着て読んでいる俺。
ブックカバー必需品……。
17 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/21(火) 21:06:15
古典ていうのかなんというのかわからんが、
湯川秀樹の天才の世界が面白かった。ほかにも、
この人の本でつまらないと思ったのは、
俺はないなぁ
18 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/21(火) 23:58:55
>>5 人生を春夏秋冬の例えて
実際に自分で秋を経験して初めて
そのよさが解る、じゃなきゃ解らないってこともあるではないか
プロイスラーおすすめ。
『クラバート』とか。
読み終わったあと無性に何か書きたくなった。
20 :
名無し物書き@推敲中?:2009/05/12(火) 21:41:02
メルビルの白鯨がいい
21 :
名無し物書き@推敲中?:2009/05/12(火) 23:45:55
古典の良さがわからないと言ってる奴に山の音読ましてどうすんだか
22 :
名無し物書き@推敲中?:2009/05/13(水) 12:21:56
古典が解らないと言ってるヤツは
基本的に精神年齢がガキ
23 :
名無し物書き@推敲中?:2009/05/13(水) 12:50:35
古典にもよるだろう。
でも、ドン・キホーテ読んで理解できないようならちょっと問題。
古典よりも偉い人の伝記を読んだらいい。ためになる
25 :
名無し物書き@推敲中?:2009/05/13(水) 20:45:01
太閤記とか?
宣伝乙
28 :
名無し物書き@推敲中?:2009/05/17(日) 10:02:34
>>22そうかもしれない
古典文学を読めないでいて作家志望とはいかがなものか
29 :
名無し物書き@推敲中?:2009/05/21(木) 21:02:30
サマセット・モームの十大小説くらいは読んでおいたほうがいい
31 :
名無し物書き@推敲中?:2009/05/24(日) 01:12:50
つれづれなるままに日暮らし硯にむかひてそこはかとな
32 :
僕:2009/06/19(金) 17:49:50
金瓶梅
マジでオススメ
中学の教科書に載せるべき
33 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/19(金) 20:56:18
スタンダール「赤と黒」
メルビル「白鯨」
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」
トルストイ「戦争と平和」
バルザック「ゴリオ爺さん」
ブロンテ「嵐が丘」
オースティン「高慢と偏見」
これくらいは読んでおいたほうがいいんじゃないのか
日本がまだ鎖国してた時代に海底二万海里を書いた、ヴェルヌはガチ
音楽で百年前だとちょうど現代音楽に入る時期だな
てか文学も同じか
どっちみち近代小説を古典て呼ぶのは間違いだろ
37 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/20(土) 16:49:51
つ[山月記]
そもそも古典ってどういう定義のもの?
39 :
僕:2009/06/20(土) 17:44:08
一概に年代でくくることもできないだろうけど
太宰のお伽草子は古典で走れメロスは古典じゃない
芥川の杜子春は古典に入るだろうけど河童は違う
トルストイも人はなんで生きるは古典だけど
戦争と平和は古典じゃない
全部独断です
伊勢物語
41 :
僕:2009/06/20(土) 18:38:47
子供の頃時代劇好きだったから平家物語読んでたな
もちろん小学生高学年向けのやつだけど
小学生になったばかりくらいの頃に正月ドラマかなんかで東山さん主演の義経やっててさ
初めは少年隊好きで東山さんのバク転に憧れてたんだけどね
少年隊→東山→バク転→八艘跳び→平家物語の流れ
逆落としもカッコ良かったな
少年隊から古典文学にのめり込んだヤツなんかそうそうおるまいて
古典つうか軍記ものだけど
42 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/20(土) 18:59:33
>>38 世界文学全集に入っているようなものは、基本的にみんな古典だよ。
36は何か勘違いをしているようだ。
>>42 勘違いしてんのはあんただ。
通常西洋で古典てのはギリシア・ローマ文学のことだろーが。
ホメロスとかアイスキュロスとかクセノフォンとかウェルギリウスのこと。
百歩譲っても中世以前。
近代以降のそれは「名作」ではあっても「古典」じゃない。
日本文学も然り。「古典」と言えるのは古代の平安文学まで。百歩譲っても中世(鎌倉、室町期くらい)までだろ。
江戸時代、ましてや明治以降の文学なんてお話にならんよ。
44 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/20(土) 21:22:16
バルッザク「従妹ベット」
45 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/20(土) 21:25:26
古典という意味を定義しないといけない。
普通に死後50年経過した作家の作品という定義でもいいんじゃないのか。
そうすれば世界文学全集の掲載作品はみんな古典となる。
旧ザクか
47 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/20(土) 22:30:04
>普通に死後50年経過した作家の作品という定義でもいいんじゃないのか。
いいわけねーしww なんだその自分勝手な定義ww
文学部でそんな発言したら先生に怒られるよ。
俺の認識もだいたい
>>43と同じ。
近世(西洋ならルネサンス、日本なら江戸時代)を含むかどうかは意見が分かれるかもしれないが
近代以降の文学はどう考えても含まれない。
だいたい死後50年なんてテキトーな定義したら
同じロスト・ジェネレーションの作家でも
フィッツジェラルドは古典で
ヘミングウェイやフォークナーは古典じゃないという意味不明なことになるじゃん。
とにかく自分の好きな作品を勝手に古典にすんのはヤメレ。
定義つーより「古典を読め!」の言葉の真意かな? 知りたいのは。
どんな本のどんな点が良いから読んで欲しいのか。
生というかむき出しの人間性が描かれてるから、かな。
50 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/20(土) 23:39:54
>>43 アホか。
なにが古典かは、立場によって変ってくるんだよ。
小説というのは実質セルバンテスから始まってるんだから、
作家を目指す人間がギリシア・ローマ時代を古典と呼ぶのはナンセンス。
SFの古典、推理小説の古典、それぞれどの時代の作品を指すかは全く違う。
>>47 >近世(西洋ならルネサンス、日本なら江戸時代)を含むかどうかは意見が分かれるかもしれないが
>近代以降の文学はどう考えても含まれない。
日本の場合、近世以前はどう考えても含まれないの間違いだろ。
52 :
僕:2009/06/20(土) 23:54:22
例えば芥川の杜子春は原典があって古典なんだよ
セルバンテスが小説の起源っていうけど物語や伝説なんかもっと昔から存在するでしょ
竹取り物語なんか平安時代に成立した話だけど何度も何度も焼き直されて
作者は江戸や明治までいっぱいいるわけだ
てかセルバンテス起源は間違いだな
金瓶梅も西遊記もセルバンテス以前に存在するから
>>43 >日本文学も然り。「古典」と言えるのは古代の平安文学まで。百歩譲っても中世(鎌倉、室町期くらい)までだろ。
>江戸時代、ましてや明治以降の文学なんてお話にならんよ。
あんた本当に作家になる気あるの?
>>52 おいおい、物語と小説の区別ついてる?
まあ何を持って小説とするかも、狭義と広義があるから人によって違ってくるのはしょうがないけど、
なぜ西遊記が世界文学全集に入ってないか考えたことある?
55 :
僕:2009/06/21(日) 00:14:43
>>54 その世界文学全集の世界が西洋のみを指す白人マンセー主義だからじゃないの?
西遊記は道教世界と仏教世界の派閥争いみたいな結構東洋史上では重要な小説なんだが
56 :
僕:2009/06/21(日) 00:20:52
明代には三国志を基にたくさんの小話が作られたけど
あれだって一つ一つが小説でしょ
第一古代の歴史を基にした小説が三国志演義じゃん
古典の第一条件は、時のふるいを経て生き残った作品ということだと思う。
たかだか20年前、30年前の作家で、今も作品が読まれている人はかなり限定される。
二番目の条件は、規範となる作品、つまり新しい分野を切り開いて枠組みを指し示し、
多くのフォロワーが出ているような作家ということじゃないだろうか。
セルバンテスやコナン・ドイルなど昔の作家の作品は当然のこと、ウィリアム・ギブスンの
『ニューロマンサー』のような作品も、80年代に書かれたとはいえ、サイバーパンクの分野では
古典になるはず。
三番目の条件は、ちょっと重複気味かもしれないけど、ホットでない作品ということ。
やはり発表されて一定期間たち、社会環境も変って読んでて時代の違いを少しは感じる
作品でないと、古典とはいえないだろう。
>>55 ヒント、中国の作品は世界文学全集に入れられることはしばしばあるが、
西遊記を入れる選者はよほどの変わり者だけである。
59 :
僕:2009/06/21(日) 00:38:38
>>58 話がズラしてきてんな
なんで西遊記が文学全集に入るか入らないかの話になってんだ?
個人的な解釈だと、「『古典』を読みなさい」と言われたときの『古典』は、
大雑把に言ってしまえば、『昔の有名な作品』かな。
古典作品という言葉そのものは、昔作られた作品全てを指すと思うけど、
効率良くお話作りを学ぶために話題に取り上げられるのが『古典』。
共通のテキストを使うことで解釈の比較が容易にできるってわけだ。
教科書になるくらいだから、
それなりに周りが認めた作品ってことで、ある程度の質は保証されるけれど、
時代の流行りや廃りで、現代の人や、ましてや万人にウケるとは限らない。
61 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/21(日) 01:06:17
そもそも古典なんて微妙な単語を使うからイクナイ
「昔の有名な作品」とか言えばいいじゃん。
おれ古典学専攻なんでスタンダールを古典とか言われるとどうしても笑っちゃう。
<古典>
古典(こてん)は、古い書物、形式。また、長く時代を超えて規範とすべきもの。英語のclassic/classical、またはそれに相当する西洋語の単語の訳に使われる。
これらの語は、分野によっては、古典派と訳されたり、(classicかclassicalかを問わず)クラシックと音訳されたりすることもある。古典と訳されることのない用語については、関連項目を参照。
古典の定義は、分野によって、厳密に決まっているものも、あいまいなものもある。あいまいなばあい、その基準は衆知、あるいは(自称)識者の決するところによるため、価値観や世代の違いに影響されやすい。
自然科学ではしばしば、かつては正しいと思われたが、今は厳密には正しくないことがわかっていて近似としてのみ有用なもの、という意味合いを持つ。
人文・社会科学
西洋古典学 - 古典古代と呼ばれる時代の、古典ギリシア語・ラテン語の文献を研究する学問。
古典期(マヤ文明の)
古典派経済学(古典経済学)
古典言語 - 古典ギリシア語、古典ラテン語、漢文、サンスクリット、古典ヘブライ語、アラム語など。
自然科学・科学技術
古典遺伝学 古典数理論理学 古典制御論 古典物理学 古典力学 古典論
芸術・芸能
クラシック音楽(古典音楽) 古典派音楽 古典楽器 古典芸能 古典主義 古典落語 古典文学
教科
日本の教科の一つ。→国語 (教科)
関連項目
クラシック (曖昧さ回避)
古典派 (曖昧さ回避)
だってさ。
古典を称号化して使うのが微妙な気がするなw
昔に縋ってる老害のようだw
自分が学んでいるものを貴重なものだと言いたい気持ちは解らないでもないが。
学問として定義が決まっているなら、それは誰がいつ決めたかが言えないといけない。
それがないのに作品が古典かどうかなんて話しても決まるわけがない。
日常会話の中での「古典」と文学用語としての「古典」は、往々にして意味が
違いますし、どちらが間違いというわけでもないと思います。
柔軟に、
>>1さんの意図を酌んで上げればいいのでは?
古い有名な作品で、面白かったものは、
バーネット『秘密の花園』
オード『光ほのか』
ブロンテ姉妹『嵐が丘』『ジェーン・エア』
ドストエフスキー『罪と罰』『悪霊』
ジッド『狭き門』『田園交響楽』
ゲーテ『ファウスト』
森鴎外『舞姫』
物書きとして特に影響受けたのは、ジッドとオード。
100年ほど前のフランス人男女ペアですね。
簡単な紹介も欲しいな。読みたくなるような。
じゃあ読みたくなるかは別として、少し解説してみますね。
「(やや)難しい」としたものは、読解が難しいという意味の他に、
キリスト教やギリシア神話などの教養が無いと理解できないことを意味します。
●バーネット『秘密の花園』 かんたん、児童文学
愛され方を知らないひねくれた少女が、荒れ果てた庭とともに再生していく姿を描く。
●オード『光ほのか』 かんたん
不幸のなかでも汚されることのない少女を通して、この世の薄暗さを描いた作品。
●ブロンテ姉妹『嵐が丘』『ジェーン・エア』 かんたん、やや冗長
ハーレクインの元祖的作品。女性が抑圧されていた時代において、その恋愛と情念を激しく描く。
●ドストエフスキー『罪と罰』『悪霊』 やや難しい、長い
人間の精神(知性)と心(感情)の乖離。
知性のみに基づく主義主張が、いかに非人間的で不幸なものであるかを描く。
●ジッド『狭き門』『田園交響楽』 やや難しい、短い
宗教的美徳の影に潜む性的感情。人間のもつ原罪の深さと崇高なるものの転落を描く。
●ゲーテ『ファウスト』 難しい、長い
超人的錬金術師ファウスト博士が悪魔メフィストフィレスとともに世界を巡り、
人間の存在意義を探る。
●森鴎外『舞姫』 やや難しい、擬古文
学校で勉強しているはずですので省略。
>>59 ずらしてるのはお前のほうだろ?
西遊記は物語としては無茶苦茶重要だけど、小説じゃないよ。
>>61 あんたが学校で何を勉強してるかなんて、このスレには全然関係ないと思うが
>56
三国志演義って講談じゃないの?
70 :
僕:2009/06/21(日) 08:43:53
ちょっとおまえら否定することを念頭に置きすぎだろ
西遊記が小説じゃないならなんなんだ
あと三国志演義って小説を後世で講談にしたってだけの話だろ
オタクっぽい語らいですなw
そういう拘りは嫌いじゃないw
でも要は「昔の有名な作品」? であれば、媒体はさほど問題でないかと。
むしろ小説だけに拘泥していては“古典を読む”本来の目的として本末転倒かな。
読まず嫌いせずに色んなことを知ることがためになるってことなんだから。
>>70 ちょっとは書き込む前にぐぐったほうがいいんじゃない?
講談をまとめて本にしたんだろ?
西遊記や三国志演義は、中国語(漢語)の小説ではあると思う。
ただ誤解の元になっているのが、Novelの訳語に小説を当ててしまったこと。
漢語の小説は、ほぼ物語と同じで、広義のNovelも大体同じものを指すから、漠然と広い
意味で解釈する分には間違いではない。
狭義のNovelは近代小説を指し、主人公の自我を書くものなので、漢語の小説とは別物ということになる。
で、なぜ古典を読むかだけど、人に聞く前に、自分が何を書きたいかをはっきりと自覚しておかないと意味がない。
>>57が書いてるように、古典とは一種の規範となる作品。
正統派の小説家(純文学であろうと大衆文学であろうと)を目指すつもりなら、自分が
目指す近代小説作家を何人か選び、読み込んで、作者と一緒に世界の意味を今の
自分がおかれた状況に置き換えて真剣に考えたりする必要がある。
ラノベや大衆小説の大半は、単なる物語なんでストーリー作りがうまい神話や民話、
近代小説以前の物語や児童文学をたくさん読んでおくことが大事。
以上は外国語を翻訳したものでもいいが、これらとは別に、文体修行のために必ず
日本人の文豪の作品も読んでおく必要がある。
とりあえずざっくり3つに分けたけど、実際はこれらが入り混じっているので、各人が自分の
やりたいことを考えて、どういう本を読むか選ぶべき。
>>60 >大雑把に言ってしまえば、『昔の有名な作品』かな。
そういう理解は読書家ならまだしも、作家には害しかないから止めた方がいい。
昔に書かれていて、有名だから読むわけではない。
時代を作った(変えた)革新的な作品で、昔に書かれたものではあっても読む価値が
あるから古典と言われているわけだから。
74 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/21(日) 16:20:34
75 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/21(日) 16:25:46
四大奇書(しだいきしょ、よんだいきしょ)とは、中国で元代から明代にかけ、俗語体で書かれた四つの優れた長編小説のこと。
「奇書」とは「世に稀なほど卓越した書物」という意で決して「あやしい書物」ということではない。これは明末の文学家馮夢竜によって定められたものである。
「四大奇書」に挙げられているのは『三国志演義』、『西遊記』、『金瓶梅』、『志茂田景樹自分史』以上4作品である。
76 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/21(日) 16:31:23
三国志を知らない人だと三国志と三国志演義の違い分からないよな
同じだけど全く違うんだよな
>>73 >時代を作った(変えた)革新的な作品で、昔に書かれたものであっても読む価値が
あるから古典と言われているわけだから。
その作品が時代を変えたことをどこが証明してるの?
どう変えたか説明出来るものなの?
読む価値って誰が決めるの?
ところで「言われている」って誰にさ?
だってつまんないし
四つ目って封神演義?
紅楼夢だろ
他は微妙かもしれないけど金瓶梅は西門慶を主人公にして
当時の風俗なんかを織り混ぜつつ登場人物の愛憎劇やらなんやら
普通に小説だろ
しかも小説内の小説っていうちょっとこんがらがってる辺りがかなり手が込んでる
>>77 文学の歴史で証明なんてあるのか?
自然科学じゃあるまいし。
>>80 水滸伝だよ
つーかどいつもこいつも質問する前にぐぐれよ
頭付いてるのか?
>>74 そして日本の伝統なんちゃらは、ほとんど中国から輸入されたもの。
>>77 >読む価値って誰が決めるの?
具体的な質問にした方がいいんじゃない?
ドストエフスキーは読む価値があるって誰が決めたの?
シェイクスピアは読む価値があるって誰が決めたの?
明日学校の先生にでも聞いてみたら?
>>77 やたらめったら突っかからずに、なんでもいいから文学史の本一度自分で読んでみろよ。
ちょっとでも読めば、そこまであほな質問はせずに済むようになるから。
>>84 だって誰かにそう言って欲しかったんだもん。
>>85 なんでもかんでも中国起源にするな
厨房時代の俺みたいだ
古典作品の総数ってどんくらいなの?
「時代を変えた作品」って定義だと数えられるくらいしかなさそうだけど。
「昔の有名な作品」って定義だとタイトルを思い付くような作品全て入るか。
「昔の作品全て」って定義だと数えられないしな。
講談ってあれでしょ
元は耳なし芳一みたいなびわ法師みたいなのが
江戸時代に語り手としての技術だけ独立して確立されたんでしょ
なんで中国に講談師がいるんだ
フィーリングで生きてる業界に証明求められても……
アバウトな作品傾向ごとに時代を分けた
その中の代表作品ってくらいにしか意味がない
断定すると喧嘩になるのである作品が古典かどうかはケース・バイ・ケース
その作品を古典だと思う人もいれば思わない人もいる
少なくともココではそう
>>91 ヒント
wikipediaで三国志演義の項を読んでみる
>>93 てかおまえウィキの情報だけ鵜呑みにして偉そうにしてるんだろ
三国志板行って同じこと言ってみろ
>>91 >なんで中国に講談師がいるんだ
中国が起源かどうか知らんが、中国にも当然いるよ。
>>94 隔離板から来た人?
質問するなら世界史板などの学問板でやれよ。
>>95 あんたがなんで講談にこだわるのか知らないけどさ
三国志演義は羅貫中が後漢書と三国志を元に書いた小説だってことは、もううん百年前からの定説なんですよ
これは定説なんですよ
あと講談は落語と対をなす江戸時代の日本文化だぞ
当時中国で流行した三国志演義が義侠活劇として講談に取り入れられて人気を博したわけだ
99 :
95:2009/06/24(水) 22:51:03
>>97 横レス初書き込みなんだけど。
ただ中国には講談はあると言っただけ。
つーかあんたも三国志にこだわりすぎ。
>三国志演義は羅貫中が後漢書と三国志を元に書いた小説だってことは、もううん百年前からの定説なんですよ
定説って、、宗教じゃあるまいし。
三国志はどうか知らんけど、100年前に中国の小説について一般に言われてたかどうかなんて、
正しいかどうかの根拠にはまったくならんよ。
>>99 はいはい
中国に講談があるんですね
はいはい
ここのスレに張り付いている奴は、ぐぐるということを知らんのか?
いい加減、話を元に戻せ
オタどもが
103 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/28(日) 07:30:31
小説を書くのに勉強になる古典を紹介してくれ、というスレで、古典の「古典的な」定義
(ギリシア、ローマ時代でないとだめとか)にこだわるやつってどんだけ頭悪いのかと思ってしまう。
とりあえず、古典とは発表から十分に時間が経過し、評価が定まった作品のこと、ぐらいの理解で
十分。
(もう少し具体的に知りたければ
>>57が参考になる。)
夏休みの読書リストみたいに、古典リストみたいなものがあるというのを期待しているようでは、
作家には向いてない。
自分の勉強のために読むわけだから、その勉強になるのはどういう種類の本か、という基準で
自分で選んでいくべきというか、目的、目指すもの、自分が持っているもので読書リストは変わってくる。
例えば、文体修行のためであれば、普通は江戸時代以前は対象から省かれ、夏目漱石以外の
明治期作家も省かれ、ってことで芥川龍之介、谷崎、三島、太宰のような、現代日本文語の
直接の開拓者たちをリストに含めるのもいいかと思う。
ストーリー作りであれば、対象は小説の枠にとどまらず、神話や民話なども含まれることになる。
古典の定義とか言ってた人たちって
べつに近代以降の作品が読むに値しないって言ってたわけじゃなくて
「古典」なんて曖昧な言葉を使うな、って言いたかったんじゃないのかな。
……と見てて思った。
でもそういうことを言う資格があるのって、何か実があることを言える奴だけなんだよね。
形式的な定義にばかりこだわって、なぜ読むべきかを考えることが出来ない奴が、
やたらこのスレを脱線させてしまった。
資格は関係ないだろ
例えば全然って言葉を肯定の中で使うのが若者なら批判するけど
芥川や夏目が使えば文学だとか絶賛する
知名度が資格か?
見当外れの例えばっかり持ち出す奴って、なんなんだろうね
でも古典の定義の話が出てからこのスレがまわり始めたのも確か。
古典読め系のスレは他にもあるけどそこでも古典って言葉の意味が曖昧なままだったし。
こういう話をするのは悪いことじゃないと思うんだ。
自分はけっこう面白く聞いてたよ。
最近どうも気が乗らず、執筆を休んで本読んでる。古典の中で気に入ったのは
夏目漱石「こころ」
太宰治「斜陽」「人間失格」
カミュ「異邦人」
横光利一「機械」
二葉亭四迷「浮雲」
あたりだろうか。
普段はラノベ中心に読んでて、純文学ってつまんなそーみたいな偏見を持ってたバカな俺けど、
読んでみると面白いのも結構あるなと思った。
次は「ドンキホーテ」を読む予定だ。
俺の書き込みがスレッドストッパーになるとは……
111 :
名無し物書き@推敲中?:2009/07/03(金) 19:02:20
セルバンテスといえば俺は『ペルシーレスとシヒスムンダの冒険』が好きだぜ。
登場から三十ページ以内に彼氏彼女ができなければその登場人物は必ず死ぬという
恐ろしい冒険小説だ。
と可哀想な109=110にレスしてみる(´・ω・)
112 :
名無し物書き@推敲中?:2009/07/03(金) 19:09:35
ぶっちゃけ古典の話がしたければ文学板のほうが100倍有意義な話が話ができるよな。
読者に徹しての読書と、作家を目指す人間がやる読書とでは、スタンスがかなり違うんだけどな。
114 :
僕:2009/07/04(土) 02:37:01
まあ自分のお気に入りはロリータの34ページだけどな
島崎藤村の「破戒」は面白かった
「読んだ気になる日本の古典」を読んだら、全部読みたくなった。
日本の古典はかなりエロチックだ。
大地
第一部 ホロではやった経済ネタ
第二部 戦記物
第三部 恋愛もの?
ノーベル賞とってる
難点 長い
ガリバー旅行記がクソ面白かった。全然子供向けじゃないのな。
我が闘争
『イーリアス』
『アエネーイス』
『レ・ミゼラブル』
『ワーニャ伯父さん』
121 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/25(金) 17:36:36
『爺と婆』
122 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/25(金) 22:24:18
『史記』
最後に出てくる司馬遷の手紙のとこ読んでると
司馬遷の心の葛藤が長い時間を越えてひしひしと伝わってくるよ
123 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/26(土) 00:17:16
『クオーレ』
イタリア三大児童文学のひとつ。
124 :
弧高の鬼才 ◆zD.tvziESg :2009/09/26(土) 00:51:48
こどもも大人も読める作品であれば、その時点で傑作
126 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 00:42:32
アンネ・フランクの日記(キティ)
127 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 00:44:29
ピノッキオ
カサノヴァの冒険
128 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 00:53:03
ポーリーヌ・レアージュ
「O嬢の物語」
SM小説の古典であり、かつ良質な恋愛小説。
澁澤達彦の名訳で読める。
129 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 00:54:51
誤字訂正
×澁澤達彦
○澁澤龍彦
130 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 02:47:36
ヴィヨンの妻
131 :
名無し物書き@推敲中?:2009/12/06(日) 08:10:15
芥川の『枯野抄』だろ。
132 :
名無し物書き@推敲中?:2009/12/06(日) 10:53:42
ドクトクまんこう後悔記
クリスマスキャロル
ゼメキス映画はいまいちだけど
小さい頃じっくり読んで感動した記憶あり
マジもんの古典だけど
堤中納言物語の虫愛づる姫君
135 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/16(土) 18:58:20
>>1 「桂米朝落語全集」
古典落語を読みなはれ。それからよぉ聴きなはれ。
「老人と海」
137 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/07(日) 14:39:42
徒然草で人生を学んだ。
138 :
由希 ◆YUKI2.V6mk :2010/02/07(日) 14:58:35
罪と罰
古典って、江戸時代までだろう
ゲーテの「ファウスト」でBLの何が面白いか急にピンと来たとこがあった
当時はまだヤオイと言ったが。
で、ガチのBL好きに話してみたら、何か違うと言われた。
>>134 まー、当時の腐女子みたいなもんだよね。
いや、理系女子かw
古典なら今昔物語はまじオススメ。
教科書に載っているのはそれなりの話だけど、実は結構クレージーな話もあり。
大根見て女の太腿を妄想してオナニーしたら子供ができたとか、仏像を盗んで背負
って逃げてたら(仏像が)泣き出してビビった、とかwwww
142 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/20(土) 15:30:28
方丈記なら30分で読めるぞ
143 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/20(土) 21:39:01
ふることぶみ
が面白いと思った。
日本最古の文学。
144 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/05(金) 15:12:52
西遊記
145 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/05(金) 17:42:28
ガリバー旅行記
トム・ソーヤの冒険
冒険・探検に憧れる
146 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/05(金) 18:53:16
サリンジャーが古典わろた
147 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/05(金) 19:19:18
>>1 古典=昔の純文、みたいなニュアンスかな。
元々純文ってのは、(純文にも色々あるのは承知してるが)自らの思索の過程や結果を、物語だとかに昇華させたものだから、いわゆる話の筋みたいなのは二の次なんだよね。
だから、ただ話の筋だけを追って読んでも全然面白くないってのはままある。
多分
>>1は、そういう読み方しかしてなかったんじゃないかな。
確かに、ただ記念碑的に名作と謳われるのもあって、ドストとか白樺派とか、現代において読む価値の無い名作というのも多いけどね。
148 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/05(金) 21:09:09
そんな147さんのオススメ純文作品は?
149 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/05(金) 22:41:45
>>148 本棚にあるやつで適当に取っつきやすそうなのを挙げると、
町田康「くっすん大黒」文春文庫
筒井康隆「旅のラゴス」新潮文庫
シュペルヴィエル「海に住む少女」光文社古典新訳文庫
ガルシアマルケス「百年の孤独」新潮社
とかかなあ
「昔の」純文なら、
内田百けん「冥途・旅順入城式」岩波文庫
ゴーゴリ「外套・鼻」講談社文芸文庫
とかも面白い
そうです幻想文学好きです
>>147 >古典=昔の純文、みたいなニュアンスかな。
あほなことを。
古典の定義は
>>57に尽きているよ。
1に合わしてるだけじゃないのか?
サリンジャーが古典なんて言ってるし
152 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/06(土) 09:17:03
関係無いけど、純文はつまらないって言う人は詩もつまらないだろーなと思う
154 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/06(土) 21:43:54
てか、少なくとも20世紀のは古典ではないだろ
日本の場合は明治の浮雲以前が古典だし
156 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/06(土) 23:14:16
ラノベの定義みたいなもんか
157 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/07(日) 21:18:57
創作やる人に関しては、その人がどういうつもりで読むかで扱いが変わっていいと思うよ。
質問です。
こんな古典あったはずなんですがタイトルとか作者とかわからないので教えて下さい。
まずある男がある女に惚れておりました。
しかし女はその男の告白を断りました。
そこで男はなんとその女のうんこの臭いをかいで想いを断ち切ろうとします。
ところが女はそれを察知して自分の便所にえもいわれぬ香ばしいうんこをしかけました。
と、こんなストーリーだったと思います。
>>158 今昔物語の中の話だな・・・多分だけど^^;
芥川龍之介の好色か?
すみません、質問です。
上皇(?)が、自分の妻を、自分が見ている(覗き見している)前で他の男とまぐわらせたりする話のタイトルが分かる方いらっしゃいませんか?
粗筋のみ聞いただけで詳しいことが一切分からないので、
もしかしたら上に書いた説明と違う点があるかもしれません。
とにかく寝取られ(?)系だったのですが。
宜しくお願いします。
ヘロドトスの『歴史』?
リディア王位の簒奪関連でそういう事件があったような。