1 :
名無し物書き@推敲中?:
新人賞目指して小説を書いてます。純文学からミステリーまで、
文体、雰囲気、ストーリィー、読んで勉強になる作品を教えてください。
2 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/10(金) 22:05:40
川端康成の若い頃のと晩年の頃のをよむべし
3 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/10(金) 22:16:26
>>2 即レスありがとうございます。
若い頃の作品を文庫で読んだことがあります。瑞々しい感性は
大変素晴らしいですね。まさに古典の名作だと思います。
4 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/10(金) 22:27:09
新人賞受賞作でもいいし、マイナーな作家の作品、古典はもちろん、
ちょっと古い作品でもかまいません。ミステリーでもいいです。
その作品を読んで、ストーリィー、文体、主人公や登場人物たちの
キャラクター、構成など。どこがどのように面白くて、参考になったかを
教えてください。
5 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/10(金) 22:38:59
東野圭吾の容疑者Xの献身
トリックはありがちだったけどヒントの出し方も上手いし、出来事が小出しにされていて飽きさせない。
構成がうまいんだと思う。連載作品だった、ということもあると思う。
個人的には登場人物が魅力的だった。どの人物も個性が出ているから、ラストも感情移入して読めた。
直木賞も受賞してるし、お勧め。
>>3 瑞々しい感性ってどういう意味?良く批評なんかでも使われてるけど理解出来ない
そんな俺のおすすめは大西巨人「神聖喜劇」
7 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/10(金) 23:34:00
>>6 辞書だとまあ、新しいだとか若々しいって意味だな。
この場合は、「活き活き」みたいな意味じゃないか?
ちなみに俺のお勧めは、大江健三郎著「自分の木の下で」エッセイだけどな。
>>1 古事記、日本書紀、万葉集、源氏物語、枕草子、土佐日記、平家物語、徒然草、方丈記、太平記、太閤記、八犬伝、東海道中膝栗毛
全部原文で読んだのかよ
10 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/11(土) 10:24:01
>>8 読んで損はないと思うが、参考になるかなぁ。
ミステリだったらアガサクリスティのなんかいいと思うぜ。
>>8 その中の一冊だけでいいから、具体的に推薦理由を挙げてくれ。
古事記、日本書紀、八犬伝を読まずして、冒険活劇と怪奇・伝奇を書くな
万葉集、源氏物語を読まずして、愛を語るな。ラノベを書くな
枕草子、土佐日記、徒然草、方丈記を読まずして、ブログを書くな。ちなみに土佐日記はネカマのルーツ
平家物語、太平記、太閤記を読まずして、架空戦記を書くな
東海道中膝栗毛を読まずして、コメディを書くな
13 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/11(土) 11:26:50
古事記って言っても、
>>12が読んだのどうせ現代語訳だろ?
ミザリーを読まずして純愛を語るな
17 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/11(土) 15:08:40
日本で作家になりたいやつが、英文の小説を読んだって英語の勉強にはなっても
日本語小説の文章の勉強になるわけないだろ。
日本で英文小説が売れる訳ないんだからな。
18 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/11(土) 16:43:56
宮本輝さんの初期の作品は、まさに名作が多いと思う。
人生ってなんだろう、と考えさせられたり、人と人の係わりあいに深い
味わいがある。
泉鏡花は読むべきだな
読んだこと無いけど
本当に創作に対する熱意があるなら、何を読んでも勉強になる。
古典を読めば勉強になるとも言い切れない。
創作のきっかけは、意外なことだったりする。
22 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/11(土) 22:32:48
ルーツを知ることの意味がわからんし
むしろ
>>12みたいな感じで、外国文学について知りたい。
24 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/11(土) 23:07:18
狙っている賞のここ数年の受賞作。まずはそこから。
他の名作なんか後回し。
25 :
弧高の鬼才:2009/04/11(土) 23:35:15
ケータイ小説じゃないかな?
あの程度の語彙とレトリック皆無の紋切り型でも成り立つ小説。
あれを常に意識することで、自分もどんどん馬鹿になっていくが、その分、人口に膾炙した作品づくりのための起爆剤となる。
そうそう、みんなケータイ小説ばっかり読んでろ。
ライバルがいなくなるから助かる。
>>26 作家になろうとする人間、作家になった人間にとってのライバルとは現代作家じゃなくて
過去の巨匠(とされる実体のない虚像)だと思うぞ
ケータイ小説にハマる女子高生のように大抵の人間が
過去の遺物ばかりが高尚であるかのように捉えがちだ
戦争と平和とか特に
あれって題名だけで過大評価されとらんかね?
>>27 >作家になろうとする人間、作家になった人間にとってのライバルとは現代作家じゃなくて
>過去の巨匠(とされる実体のない虚像)だと思うぞ
なんのこっちゃ?
>あれって題名だけで過大評価されとらんかね?
作家目指す連中も、最近はこのレベルなんだね。
実態のない虚像っていうより、知名度だと思う。
30 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/12(日) 12:12:29
数学の定理のように絶対的な存在として、理想の作品がある
理想的なラノベ、理想的な携帯小説、理想的なエンタメ、理想的な純文学、……
その作品に、iq100(±50)程度しかない人間の頭脳でどれだけ接近するか
それが創作だ
誰かときそいあう相対的なものではない
>>27 もちろんそれは、戦争と平和を読んだ上での発言だろうね?
まさか世評だけで意見を述べたりする、なんてことはしてないよね?
確かにトルストイが今の時代に小説書いてたとして持ち上げられるかというと
むしろ中二病のレッテル貼りされて終わりかもな
劇団ひとりの二冊目の本はどうだ?
TVのバラエティで「たった9000冊しか売れなかった」とバカにされていた本だ
何の受賞もしてない作家が9000売って「たったの」になるのか
まあホームレスの人とかに比べりゃ少ないんだろうけど
CDの売り上げ枚数とかと一緒に考えてるような
芸人が出す「これは実話です」系のケータイ小説じみたものよりは良いと思うけどな
どっちも読んでないけど
まあどちらも読むだけ時間の無駄だろうな。
てゆーか、処女作はかなり売れたのに、次回作が9000って、処女作が余程つまらなかったんだろうな・・・。
鴎外の高瀬舟
これ読んで気づくかどうかだな…
38 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/14(火) 23:01:23
↑高校の教科書に乗ってたな。読んでみるか
39 :
名無し物書き@推敲中?:2009/04/14(火) 23:09:52
舟だけに 乗ってますたか 高瀬舟
波平
>>36 むしろ処女作を買った大半の人間が数ページも読んでないと思う
岡田ファンが買ったりとか
もし映画化されて主役に櫻井とか使ったならまた売れるんだろうよ
そういった観点では売れる作品こそ傑作っていうもっともらしい話は無意味になるんだよな
(また「おまえのツラよりもか」って書かれるんだろうな)
でも9000って少ないかな?1万越えれば合格点なんでしょ
印税7%として60万くらいか
そこから折半でゴーストが半分持ってって
厳しい世界だな
あの知名度と、前作の映画化、宣伝費、という好条件で9000冊だと、北京原人クラスの大失敗だよ
43 :
名無し物書き@推敲中?:2009/05/12(火) 20:51:37
サマセットモームの短編小説100選
なんていいんじゃないの
ほかにも十大小説おか
大槻ケンヂのエッセイ
偏見抜きで読むと良いよ
45 :
弧高の鬼才:2009/05/12(火) 22:10:08
とびだせ! 母子家庭とか
映画論と対話論。実話か?と思うようなリアリティのある文章。他はトライアングル。
47 :
名無し物書き@推敲中?:2009/05/17(日) 10:08:34
今「蟹工船」がベストセラーになっているという
でもスタインベックの「怒りの葡萄」が読まれているとは聞かない
蟹工船を読む読者層はスタインベックに目を向けてもいいんじゃないのか
怒りの葡萄は鬱になるからイヤン
49 :
名無し物書き@推敲中?:2009/05/29(金) 09:42:49
結局、何を読めばいいんだ?
50 :
名無し物書き@推敲中?:2009/05/29(金) 11:25:33
ドストエフスキー
「賭博者」
51 :
鯛・ファイター ◆9oZ6Tt6msI :2009/06/10(水) 20:42:54
AKYなんで叩かないでくださいね
自分が人に「読んで/観ておいた方が良い」と言われた物は
・TSUTAY○の映画全部
・売れてる作品全部(媒体こだわらず)
・売れてない作品いくつか
・舞台劇
です。
理由として、劇は感性の刺激のため、TS○TAYAは物語構築の勉強として、売れる作品は「今どういう物を世は求めてるか」の勉強のためだそーで。
売れる作品と売れない作品の違いは、とにかく観くらべて分解すれば分かります。
52 :
僕:2009/06/12(金) 03:49:31
>>47 ブームだからね
漫画が火付け役だった
あとバラエティでもネタにしてたのが
53 :
僕:2009/06/12(金) 04:01:01
>>51 知り合いの劇団に義理で行ってみると入ってる客はみんな出演者の知り合いばかりらしく
劇は寸劇にお笑いを混ぜたちゃんぽんで痛々しく
終りの方になるとしばらく照明が落ちたと思いきや出演者によるバンド演奏
しかもドラムの音でか過ぎて何て歌全く聞こえんのテンション高いことだけは分かるボーカル
あんな恥晒しというか公開処刑を自ら企画実行できる実行力はむしろ尊敬に値した
痛すぎて未だにトラウマだが
54 :
鯛・ファイター ◆9oZ6Tt6msI :2009/06/13(土) 05:18:55
僕だったら「なんで悪いのか」→「どうやったらよくできるか」を、自分の作品にも
当てはめつつ見ます。
でも、クソ映画の見方が分からない。恥ずかしくて、途中で止めちゃう。
たぶん、悩みはお互い似たようなものかと。
55 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/13(土) 14:02:05
バルザックの「人間喜劇」
56 :
僕:2009/06/19(金) 17:47:55
トルストイ「文読む月日」
ロレンス「黙示録論」
椎名誠「ワシら怪しい探検隊」
57 :
名無し物書き@推敲中?:
戦争と平和よりアンナ・カレーニナの方が読みやすくて面白かった