1 :
1:
一年前にコンクールに応募したんですが、
端にも棒にも引っかからなかった。
寝る前に思い出して、悲しいやら空しいやらで眠れない。
なので思い出と共に投下。
「木に刺さった蜂」
2 :
1:2008/10/03(金) 04:02:52
そのハチは、蜜を集める事が仕事でした。
来る日も来る日も蜜を集めました。
このハチにとって、透き通るような青空も、
色とりどりの花達も、そこにあるだけでした。他のハチが話し掛けきても
「うん」
と、素っ気ない返事をしてまた直ぐに仕事に戻るのです。
今日もハチはせっせっと仕事に励んでいました。
しかし今日は少し勝手が違いました。
いつも蜜を採る花で蝶が休んでいたのです。
仕方がないのでハチは、他の花から採っていくことにしました。
3 :
1:2008/10/03(金) 04:03:27
花から蜜を採り、巣へと持ち帰ります。
蝶は休んでいます。
また別の花から蜜をとり、巣へと持ち帰ります。
蝶はまだ休んでいます。
またまた別の花から蜜をとり、巣へと持ち帰ります。
とうとう蝶は寝てしまいました。
寝息をたてている蝶を横目に、ハチは蜜を運び続けます。
そうして終いには、蝶の居る所以外の花からは蜜を採り終えてしまいました。
ハチは少しムッとして蝶を起こして言いました。
「おい、起きてくれないか?そこの花で僕の仕事は終わるんだ。」
蝶は不機嫌そうに
「いやよ。」
と言い放ちました。
ハチは蝶を無理矢理どかし、花から蜜を採りました。
4 :
1:2008/10/03(金) 04:04:04
「なにするのよ!」
蝶は飛びながら怒りました。
「ふん。」
ハチはそう鼻を鳴らすと巣へと帰っていきました。
それからもハチは
蜜を採っては巣に持ち帰り、
蜜を採っては巣に持ち帰り、
雨が降っても、風が吹いても、
それを続けました。
5 :
1:2008/10/03(金) 04:04:54
ある日、ハチはいつものように蜜を採りに行きました。しかし、急に突風が吹いてきました。ハチは飛ばされながらも懸命に花のある場所へと飛びます。
しかし風はそれを許してくれません、風は右に左に、前へ後ろへ
ハチは思うように飛べません。
そうこうしているうちに、ハチの目の前に木が迫って来ました。
「わ、わぁああああ!!」
叫んでも木にぐんぐん迫ってきます。
ハチは目をギュッとつぶりました。
ドシンッ!
ハチは木にぶつかった衝撃で気を失ってしまいました。
それからどれくらい時間が経ったでしょう。
辺りが一際静かになった頃、ハチは気がつきました。
「うぅん、いたた・・・」
ハチは頭を撫でながら、木を離れようとしました。
「あれ・・・?」
しかし羽ばたいても、一向に木から離れません。
「うーん!」
今度は足を突っ張ってみましたが、それでも離れません。
ハチは自分のお尻に違和感がある事に気付きました。
「しまった。針が刺さってる!」
なんと、ハチのお尻に付いている針が木に刺さってしまっているのでした。
6 :
1:2008/10/03(金) 04:05:57
しかし羽ばたいても、一向に木から離れません。
「うーん!」
今度は足を突っ張ってみましたが、それでも離れません。
ハチは自分のお尻に違和感がある事に気付きました。
「しまった。針が刺さってる!」
なんと、ハチのお尻に付いている針が木に刺さってしまっているのでした。
ハチが騒いでいるとどこからか声が聞こえてきました。
「どうしたんだね。」
「あんたは誰だい?こっちはそれどころじゃないんだ。」
ハチは針を抜こうと必死です。
スレの削除依頼出しておけカス
山田か……
9 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/03(金) 14:39:28
作家でごはんに投稿して感想もらえばいーじゃん
童話系でいきたかったのか?
11 :
1:2008/10/05(日) 04:13:09
7>>すまぬ…反省してる
8>> ごめん。
9>> ありがとう、そっち行って見ます。
10>> うん。
漢字が大杉たのではないかと思われ