1 :
名無し物書き@推敲中?:
応募から発表までのおおよそのスケジュール
毎月20日締切(12月のみ10日締切)
↓
月末(または次月初週)頃、最終選考対象作30篇がメルマガにて発表
(※メルマガの配信は月曜19時が基本)
↓
12日頃までに当選者(月間賞&佳作)に編集部からメールで連絡
↓
15〜18日頃のメルマガで、当選者の発表
↓
20日(多少前後することあり)のWEBきららで当選作全ての発表
(「きらら」誌上では、月間賞のみ掲載。佳作はタイトルと作者名が掲載)
当選したときのおおまかな流れ
最終残り→連絡なし
佳作、月間賞
編集に電話するようにというメールが来る
→電話する
→電話代があるのでかけなおしますといわれる
→速攻折り返し電話が来るので、本名、住所を教える。この時、多少編集さんとお話できる
場合によっては校正の確認がある(あきらかな誤字だと勝手に直されている)
・冊子「きらら」が送られてくる
・図書カード(月間賞の場合小為替で賞金)が送られてくる
・月間賞受賞した場合、グランプリ発表時にも冊子「きらら」が送られてくる
4 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/03(水) 20:13:35
5 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/03(水) 20:15:11
前スレ999、PN変えた人だったか。カスって言ってすまんかった。てっきり誰かを貶めようとしてるのかと思ったんだ。
スレ立て乙
えらくシンプルなスレタイだなw
7 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/03(水) 20:22:39
5さんへ。よかったです。ちょっと泣きそうでした。というか、泣きました。
くどいですが、1メートル走っていうのは、
本物の作家でない僕が月間賞とれるのって、才能ないのにそれをごまかせているからだ、
って思うんです。もし機会があれば、穂村弘と寺田克也の「車掌」収録、
「珈琲ビートル」を読んでください。数え間違いでなければ、
1001字の作品です。「本物は違うなあ」などと憧れています。
9 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/03(水) 20:43:57
>>7 ほんとにごめんね。ちなみに一メートル走云々にレスしたのは俺ではないよ。
その作家の作品、機会があれば読むよ。佐藤氏や盛田氏の1000字小説読んでいても、ああプロだなって思うよ。
10 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/03(水) 22:19:54
ヌレ立て乙
さあ今宵もトゥナイトな夜やで!!
11 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/04(木) 08:15:35
[sage]
>>1 乙!
今月出した。最終までは行けると思う。
俺も出した
今月分はわりと自信あるだけに、落ちると辛いな
ぎりぎりまで推敲しようよ……。何作も書いてから選ぼうよ……。
ひとそれぞれ!(`・ω・´)
>>1 ありがとう。
>>11 「sage」はメール欄に書くといいよ。
ところで、ツマベニちゃんはどうなったのかひそかに気になってる俺。
ぶっ飛びじゃないけど、あれ良かった。俺も好きだ。
もし落ちてたらまた貼って欲しい。
いや、落ちてることを願ってるわけじゃないよw
>>15 教えてくれてありがとう。これでいいのかな? 慣れてないんだ。
>>13 今月は調子良くて、2作書いたんだ。もう1作は来月のストックにするよ。
[]が二重にw
18 :
sage:2008/09/04(木) 13:35:09
sage
>>16 カッコはいらない。
ただシンプルに半角で sage とだけ書けばいい。
そうそう、かっこつけるな!ってこと
家に帰ったらボツッた作品投下しようかどうしようか……
受賞者の年齢平均からして、きららは俺みたいなもんはお呼びでないのかと思ってしまう
年を取りすぎって意味なら、酷なようだがどの賞でも似たようなもん
でも実力がかなりあればなんとかなるから気にするな
若すぎって意味なら、そんなこと関係ない
>>22 年齢は関係ないと思うけどなぁ……
80歳とかだと、「おお、ケータイメール使えるのか!!」とびっくりするかもしれないが、
(うちのかあちゃんは50代だが満足に使えてないし)
小説を書いてること自体は、別に驚かない。
9歳とかだったら、もっとびっくりするが……
でも、「がんばれ小学生」とやっぱり思うだけ。
是非投下を。
そういやギャグセンスある作品も好きだな
佳作に多い
俺も初投稿で今回落ちたよ、涙目
落ちた奴はもうダメって分かってるわけだから晒さないけど(別に晒しても恥ずかしくも何ともないけど)
その後書いた奴晒したいのだが、問題はないだろうか
>>27 別に問題はないと思うけど、ここで晒した奴を投稿するのは問題があるかもよ?
「未発表に限る」という応募規定に触れる可能性があると思う。
(前スレでそんな議論があった)
投稿予定のないものなら、もちろん歓迎。待ってるよ。
29 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/05(金) 15:07:17
投稿する予定のものは投下しないほうがいいな
投稿予定はないよ
「ウェスタ」
ここはウェスタと呼ばれる。見渡す限りの廃棄物の大地だ。
どれだけ歩き回っても、目を凝らして遠くを見ても、彼方までスクラップが視界を埋め尽くす。
ウェスタには終わりがない、今まで、端にたどり着いたという人も聞いたことがない。
スクラップの大地を掘っていっても、永遠に地面にはたどりつかない。
昨日はテトラポットの錆びた骨組みの下、一昨日はボンネットがつぶれたフォルクスワーゲンの車内で眠った。
自動車やバイクの歪に折れ曲がった塊を越え、割れた液晶と電子基盤の海を渡り、ゴミの丘に上る。
ガスや塵で空気は濁り、遠くの景色はぼやけて見えない。
見上げた太陽は煤けて汚く、灰色にくすんでいる。地平線は2キロ先、
だがそこですらゴミとスクラップの大地が途切れなく続いている。
僕の財産は、ぼろぼろの作業パンツに、千切れたウィンドブレーカ、
雨水を貯めたペットボトルとリュックサック、今一番欲しいのは、双眼鏡と消毒液だ。
僕は丘を降りる、錆びた金属部品の丘は、とても歩きにくい。
食事の時間だ、スプリングの飛び出たマットレスに座ると、リュックから賞味期限切れの乾燥スープを取り出す、
錆びた缶詰に水と一緒に放り込み、冷たいままのスープを飲んだ。
僅かに鉄の味がする。
少し歩くと周りのスクラップの種類も変わっていく。
脇に捨てられたドラム缶に、雨水が溜まっていた。僕はペットボトルを取り出して、水を補給する。
錆び付いた自販機を見つけた、蹴ってみると缶が出てきた、拾い上げると破裂した。
人の身長ほどの広さのある巨大なパイプが、錆びた金属部品の山に埋まっているのに気付いた。
いい寝床になりそうだった、中を覗くと、まだ髪の毛がベッタリと張り付いた骸骨が座っていた。
僕は諦めて歩き出す、ああいうのは苦手なのだ。
僕はどこまでも歩いていく。僕は果てしないウェスタの果てを目指す。
いくら見えないといっても終わりはあるはずだ。
5時間ほど歩くと、くすんだ太陽が雲に隠れ始めた。
急いで雨を凌げる場所を探す、辺りを見回し、車のスクラップを見つけると、小雨のなか荷物を抱えて走っていく。
僕は愕然とした。
飛び込んだスクラップはボンネットのつぶれたフォルクスワーゲン、一昨日の寝床だった。
僕が今一番欲しいのは、双眼鏡と消毒液とコンパスだ。
ウェスタのネーミングはwasterからきてる?
内容は俺は面白いと思うが、文章が画一的かなと思う
>>30-31 今までに投下された作品の中では、かなり興味を惹かれた作品。俺、この手の好きだよ。
ただ、その締め括り方は受け入れがたいな。起承転結の転にもう少し波乱があれば、その終わり方でも納得できるかもしれんけど。文章は
>>31と同じ意見かな。
>>30-31 これだけではプロットに見える。ここから、文章をどのように練るかとか、
廃墟にリアリティを持たせるにはどうするかとか、話の流れを滑らかにするには
どうするかとか、詰めていかなきゃいけないと思う。
「廃棄物だらけの場所をうろうろする」ということはわかるけど、ちりばめられた小物が
「こういう感じなら雰囲気が出るだろう」と安易に考えて配置されたように見える。
>錆びた金属部品の丘は、とても歩きにくい。
殺伐とした世界を書いているのに、歩きにくい、で済まされると、急にのほほんとした
場所に見えてくる。
>食事の時間だ、スプリングの飛び出たマットレスに座ると、
食事の時間になった途端都合よくマットレスを見つけたの?
>ガスや塵で空気は濁り、遠くの景色はぼやけて見えない。
>今一番欲しいのは、双眼鏡と消毒液だ。
双眼鏡があっても空気が濁っていて遠くは見えないのでは?
>蹴ってみると缶が出てきた、拾い上げると破裂した。
怪我しなかった? 消毒液を欲しがってるからもともと怪我してるのかな。
それにしてはあまり切迫感がない>「とても歩きにくい」「ああいうのは苦手なのだ」
あと文章は細かく突っ込むとキリがないけど、普通なら句点で終わるところを読点で続ける
狙いがわからなかった。読みづらく、締まりが悪くなる。
>>30-31 前スレの「ツマベニ」も良かったが、こっちはそれを凌ぐ傑作と思う。完成されてる。
過去に月間賞をとった作品です、って言われたら普通に納得できる。
これを投稿しないって何なの? 才能ない人をおちょくってるの?
下手っぴな作品を読んでニヤニヤするのが楽しいのに……スゲー落ち込んだ。
>>30-31 冒頭一行目から引き込まれて、ワクワクしながら読んだ。
……のだけど、あれ……? これだけ?
風景の描写だけで終わっちゃうの?
もったいないなぁ。。。
せっかくこれだけ魅力的な舞台を作り上げたのに。
陳腐な物語や、背景説明を排除したのは、いいと思う。
「場」にこれだけの魅力があれば、変に作ったドラマはいらない。
でも、この小説には、音も温度もにおいも味も触感もない。
主人公の声も、呼吸も、体臭も、心音も一切感じられない。
これじゃあ、小説にはならないよ。
「双眼鏡と消毒液とコンパス」を手に入れたら、主人公はどういう行動に出るのか。
それを本文で説明する必要はないけれど、読者に想像はさせなければ。
すごく面白いものができるはずだったのに、「へえ、そうなんだ」で終わっちゃってる。
実にもったいない。
とはいえ、これは応募原稿ではない、とのことだから、たぶん習作なんだよね。
次回は完成したものを待ってるよ。
「フィメール」
美しい女がいた。全身に生えた白い毛は風を受けてたゆたい陽の光を浴びて煌めく。
人々はその体毛をアヌデュヴの雪毛よりも白くて細いと褒めたたえた。
彼女につき従う出目のせむし男ハッシは、彼女が身をよじる度に落ちる毛を拾い集めて、自分のあご髭に結びつけるのを日課とする。
アヌデュヴは乱獲がたたり、毛皮が市場に出回ることは殆どない。
商人たちは考える。では、あの美しい女ならどうだろう。ハッシのあごにぶら下がる白い雪洞は、小柄な体躯と同じくらいの大きさになっている。
それでも前を歩く女の白い体毛は、量と輝きを少しも失っていない。
商人たちはハッシを交渉の席に招く。――その白い髭はアヌデュヴ百羽分にも相当するよ。
それに、どうもあんたの女房の毛は、あとからあとから生えてくる様子だね。
ハッシは利に聡い男だったのですぐに商人たちの言い分を理解した。
妻をどのように説得すればいいか思案したが、寝ている間に勝手に剃ってしまうしかないとすぐに結論付けた。
その日の晩、寝息を立てる妻に忍びより、下腹部の毛を大きな鋏で刈りとった。
目覚めた女は、ひんやりとする下腹を不思議そうになでた。
女は耳が聞こえず言葉を持たなかったので、鳥のようにくぅと鳴いた。
誰もが注目したのが、女の下腹部にもう一度あの美しい白毛が生えてくるかどうか。
しかし、どれだけ待っても、女の手の隙間からは剥きたてのゆで卵みたいに艶々とした肌が見えるばかりだった。
商人たちは雨乞いでもするように天を仰いだ。
商人たちは、女とハッシをよってたかって打ちすえ、毛をすべてむしってしまった。
白い毛の多くは、血に濡れてしまったので、川に流された。
ハッシの髭に絡みついた毛は丁寧にほぐされ、女の残りの毛と一緒にアヌデュヴ二百羽分の金に代えられた。
女の体毛は、靴下や、首巻、手袋、帽子、ボレロに編まれて散らばり、人々を暖めた。
ハッシは死んだが、女は生きながらえた。白い毛をすべて失ったが、しばらくすると頭部と股の付け根、脇の下などに黒々とした毛が生えてきた。
白磁のような肌を露わに、黒髪の先端が指し示すままに、女は歩き続ける。
誘われるままに異国の男たちとまぐわった。次の冬を越せずに女は死んだが、特別な扱いは受けず、朽ち果てて土へと戻った。
死ぬ間際に産み落とした赤ん坊の体には毛がまったく生えてこなかった。
誰かが、どこかから持ってきた真っ白な産着で、毛のない赤ん坊を包んだ。
↑
あ、30選止まりの作品です。もしよければご感想お願いします
40 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/06(土) 01:55:16
>>23-24 22だけど、俺は10代後半です
なんというか、受賞作とかでいいと思った作品からは多くの経験に基づいたようなものや、安定した力というものを感じて・・・
これは文章書き始めて1年もたってないぺーぺーじゃどうも渡り合えそうにないなと。
投下しようと思ったけど、先客がいるみたいなんで明日くらいに様子見て投下してみるよ
>>37-38 うーん、なんだろう。
魅力はあるのだけれど、何かが過剰で、何かが足りない。
豊富な言葉数が費やされているわりに、女の持つ毛の感触が、
生々しさを持って伝わってこない。
「アヌデュヴの雪毛よりも白くて細い」という人々の言葉は、
どのぐらいの感嘆を含んだものなのだろう。
物語の流れからして、「たいそう希少で、上質なもの」であることは判るが、
それがこの世界では、どのような価値を持つものなのか?
前半部分を読むと、「ダイヤモンドのようなもの」を想像させる。
つまり、趣味性の高い、一部の貴族だけが身につけられるようなもの。
でも、後半部分を読むと、民間人にとっての「生活必需品」のように読める。
前者ならば、人々の欲望にギラついた卑しさを示す描写が足りないし、
後者ならば、例えば「これで赤ん坊が冬を越せる」といった切実な声が聞こえてこない。
そういう「生々しい呼吸やにおい」のようなものが全然伝わってこないから、
ハッシと女が殺されたシーンがまるで盛り上がらず、
ラストシーンも取ってつけたような感じに見える。
>>36を書いたのも自分なのだけれど、
>>30-31と同質のもの足りなさを感じた。
舞台や道具立てはすごくいいのに、ドラマがなく、感動がない。
あらすじだけを先に聞いちゃった感じ。
>>40 ときどき10代が受賞してる。
経験とかそういうのも大事だろうが
それだけじゃないし、おまいにも
十数年の経験があるだろ。
しかも、30代以上にはない柔軟さもあるはずだ。
気が付いてないかもしれんが。
だめだと思う前に、やってみれ!
あきらめないでしつこくなw
だめだったら次を書けばいいんだ。
チャンスは毎月だぞ。
がんばれ!
43 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/06(土) 11:43:14
>>40 以前、間違って覗いてしまったスレに驚く文章を見つけた。
明らかに十代のひとが書いた文章だ。わたしには、こんな文章は書けない。
瑞々しい感性とは、こういうことをいうんんだろうなあ、と思った。
小説の一部を晒したようだ。晒したのだから、ここに転載しても
問題ないと思う。以下、その文章です。
『世界を切り裂く』
映画館で働くことが決まりバスで駅まで帰った。
緊張の後の倦怠感が瞼と二の腕から広がりやがて全身を覆う前に
俺は耳にイアフォンを宛がいプレイヤーの電源をオンにする。
聴きなれたベースラインが脳内を縦走する。
やがてバスが到着し四人程の女子高生に続いて乗り込んだ。
Nothingのスペルについての議論を千切るように
ディストーションのかかったギターが散る。
世界が切り裂かれていくイメージを最大限の破壊衝動を乗せて思い描く。
途中のバス停で老婆が降り再び出発し出した車内で俺は
小銭が無いことに気付き百円玉を握って両替機へ歩んだ。
百円玉を運転席左横の両替機へ入れる。五十円が一枚と十円玉が五枚
小銭独特の金色の音を鳴らして落ちてくる。
44 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/06(土) 11:45:01
≪続き≫
座席に戻ろうとするとバスが道路の隅に止まり
俺は急のブレーキに前のめりになる。運転手が此方を見ている。
歳は五十程だろうか。暑い皺のある皮膚に油が載っている。
粘っこい厭な顔付きだ。獲物を追う魔獣のようなドラムのフィルインが来る。
運転手が工場で汚物処理をする係員のような目で俺を見ながら言う。
貴方何してるかわかってんの車内放送聴いてないでしょねえ貴方聴いてんの。
悲鳴に近いヴォーカルの甲高い叫びが両耳から脳を一斉に突付き始める。
ねえたいへんなことになるんですよわかってんの私が言ってること
わかってんの貴方何してんの。悲鳴が途切れる。
はいすみません申し訳ないですはいわかりました気をつけます
はいわかってます申し訳ないはい。俺は座席に戻る。
後ろの女子高生が蔑みに近い囁きを交わす。
俺は再びギターの歪みとピアノの連なりで世界を切り裂くイメージを思い描く。
できるだけ強く思い描く。
From ぶっ飛び
>>32-36 wasteから適当に考えた題なんだけどwasterって語もあるんだね
大体みんなが言ってることは納得出来る、
もうちょっと有機的(例えば自分の疲労、体臭、怪我)に描いて、それを情景と結びつける
(錆びた鉄板を踏み抜いて足を切った、オイルまみれの指でスープを混ぜた)とか入れて
オチとしては、破傷風で足が腐るとか、果てにたどり着いたがその先は原油まみれの海だったとか
「人間」の廃棄物(死体)の山と出会うとか
どうだろう?
文章は長さが単一なのが単調に見せてるっぽいね
>>15 ツマベニ作者です。気にかけてくださって、ありがとうございます。
またもや落ちてしまいました(笑)。
お言葉に甘えて、落選作を貼らせていただきます。
もしよろしければ、ご感想・ご批評をお聞かせくださいませ。
『雨の旅』
街で雨男と出会った。なんだか離れがたくなり、そのまま一緒に旅に出た。
行く先々で雨が降る。さんささんさ、ざあざあ、ぴちゃぴた、しとしたり。雨はまんべんなく世界を濡らす。
「哀しくなること、ない?」水たまりの輪っかを眺めながら、聞いてみた。
「哀しい?」雨男は前髪から滴る雨粒を見ながら言う。雨男は傘を持たない。どのみち濡れるなら、いっそぐしょぬれのほうが気持ちいい、と言う。
「太陽に見放された人生について、とか」
「てるてるぼうずにだって、それなりの悩みはあるよ」
「日焼け止め代が馬鹿にならない、とか?」
「脳天気だと思われる、とか」
とかとか。雨男は楽しそうに拍子をつけて繰り返す。
「どんな運命の持ち主でも、それなりの悩みはあるだろうよ」
「それなりの楽しみも?」
「うん。それなりの楽しみも」
「雨男の楽しみって、なに」
「なんだろうな」
ぴたぴた、ぽちゃぽちゃ、たりりたん。
「リズミカルなとこ、とか?」
うん。
「風情がある、とか?」
うん。
「なにより雨は、ふらりとやってきて、いつかはやむのがいい。僕の上にはいつでも降ってるけど、この雨だってじきにやむんだぜ」
ふうん。そういうもの。
「そろそろ宿に行こうよ。君は雨慣れしてないから、風邪をひくよ」
うん。
雨男が選んだ宿は、懐かしい黴の匂いのする小さな日本家屋だった。
桧の湯船でゆったりと足を伸ばして、こわばった指をもんでいると、雨男が入ってきた。
「一緒に入っていい?」
「いいわよ」
途端に拡散した湯気が集まって雨になり、やわらかな音を立てはじめる。
ぱたぽた、ぴたぴちゃ。髪に肩に膝小僧に、雨は甘く降り注ぐ。雨男は私の乳房に流れた雫を舌ですくい、ちゅ、と軽い音を立てる。くすぐったい。身をよじって、くつくつ笑う。雨は私の中心部までしみとおり、あたたかく満たす。
「気持ちいい」雨男の耳を舌でたどると、淡い春雨の味がした。
「ずっとこうしていたい」首筋にきゅうきゅう巻きつきながら、言ってみる。
「雨はいつかやむよ」
あっ。
背中を撫ぜられて、高い声が出た。ちゃぷたぷと湯が揺れる。雨はますます甘みを増し、私はますますなめらかになる。
「行ってしまうの?」
「じきにね。雨は通り過ぎるものだから」
「でも、また…」
うん。
それきり雨男は黙った。
雨はあまやかに私の皮膚の表面を滑り続ける。
48 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/06(土) 14:32:28
「ツマベニ」さん。こんにちは。
これ、いいですね。わたしと感性がぴったんこ。
1000字だから、落選したんですよ、きっと。
>途端に拡散した湯気が集まって雨になり
ここから最後までは、秀逸だと思います。独特な描写だと思います。
「春雨の味がした」だけは、別の表現がいいのかなあ。
最初が、もう一工夫あればと思います。雨男というのが、最後に判る
っていうのは無理ですか。
不思議な男と出逢って、実は雨男だったとか。
この作品、わたしが欲しいくらい。いい、短編小説になると思います。
「女による女のためのR-18」とかいう文学賞なかったでしたっけ?
短編に書き直して、あれに応募したらいいのでは……。
もったいない。
49 :
22:2008/09/06(土) 21:38:41
では投下
「仇の退き方」
全身を駆け抜けた衝撃に、がくんと力が抜け落ちる。
反射的に押さえた手の指の間からは血が止め処なく流れ出し、受け身のうの字も知らぬまま、砂埃の舞う冷たい地面へそのまま崩れ落ちた。
目は勝手にギョロギョロと蠢き、視界がまるで定まらない。身体中から油汗が止まらない。
激痛を通り越し、体中の感覚が鈍り始め、異常な寒気が襲い掛かる。
視界を緋色が支配していく。じきにドス黒い世界が迫り来る。
意識は、そこで完全に途絶えた。
……。
これは、奇跡か?
俺は確かに胸の辺りを銃で撃ち抜かれた。即死こそ免れたが、それでも数分ほっときゃ出血多量で死んでただろう。
にもかかわらず、今、人並みの痛みを感じる。ガンガンと脳髄に響く痛みは正直不快でたまらなかったが、間違いなく生きている証でもあった。
そっと、目を開いてみる。
まるで数年ぶりに見たかのような真っ白な世界が広がり、真上ではカーテンが隙間風でたなびいていた。
50 :
22:2008/09/06(土) 21:43:12
「!」
そして、聞き慣れた音がしたかと思えば、目の前には俺の胸元に拳銃を突きつけている少女がいた。
「……助けてくれて、ありがとう」
静かに、最低限のお礼を述べる。
「シャーロットだな?」
彼女は、そう尋ねるとさらに鋭く俺を睨みつける。
「だからどうした」
「お前が私の父さんを……! お前は私が始末をつけなきゃならない」
……ああ、そういうことか。
闇の世界でこうして生きてりゃ、被害者家族に恨まれても別に何の不思議もない。
わざわざ死にかけなのを助けてでも自分で始末つけようとする奴は珍しいとは思ったが。
「じゃ、さっさとやってくんな。ここだぜ、外すなよ。せめて楽に終わらせろ」
そう言いながら、親指で自分の心臓のあたりををぐっと押し付ける。
「……何を考えている?」
彼女は目を丸くし、先ほどまでは溢れんほどだった殺気も一気に乱れ始めた。この行動は予想外だったようだ。
「なにって、もともと終わった命。恩人様の望むとおりにするってのが礼儀ってもんだ」
「……はっ!」
彼女は不敵な笑みを浮かべたかと思えば、銃を降ろし、そのまま部屋の出口まで歩き出した。
「これじゃあ、意味がない」
「おや、見逃してくれるのかい」
「まさか。生き延びたくなったらいつでも言って来い。ひと想いに撃ってやるよ」
彼女はそう言い残し、部屋をあとにした。
静かになった部屋。俺はベッドの傍にあった、時間を置いたような埃っぽいコーヒーを、乾いた口に含ませた。
51 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/06(土) 22:11:54
>>46 ツマベニ作者さん
発想が面白いし、物語としてもいいと思います。
官能的な描写も巧いと思います。ただ、後半はいいのですが
前半が分かり難く、物足りない感じがします。後半がいいだけに、
もったいないですね。
後半の官能的な場面に焦点を当てて、そこにどうもっていくか、
それを考えたらどうでしょうか。
雨男と断定してしまっていますが、そうすると話が空想めいた
ものになってしまうように思います。
あやふやな形で、ボカスのも一つの手ではないでしょうか。
でも、いい発想だし、わたしは好きです。
もし、よろしければ、発想だけを借りて、わたしの書いた『雨男』を
晒してみたいのですが、どうでしょうか?
そして、お互いの欠点を指摘し合いませんか?
From ぶっ飛び
52 :
ツマベニ:2008/09/07(日) 00:45:52
>>48>>51 早速のご感想ありがとうございます♪
なるほど、もう一度読み直してみると、確かに導入部分がいまひとつな気がします。
いちばん書きたかったのは、後半の官能シーンだったので(笑)、
そこばかりに力点を起きすぎたのが、今回の反省点です。
たった1000文字でも、全体のバランスを取るのは難しいですね。。。
>>48 実は「R-18賞」も挑戦してみようと思っていました(笑)。
今、プロット、というほどではありませんが
(スミマセン、覚えたての言葉を使ってみました・笑)、
物語のおおよその枠組みは出来上がったところです。
頑張って書き上げたいと思います。
>>51 ぶっ飛びさんの『雨男』を楽しみにしています♪
是非、よろしくお願いいたします。
>>49-50 前半の描写がすごくいい。
もう少し丁寧に言葉を選ぶと、更に良くなるんじゃないかな。
漢字、ひらがな、カタカナの表記も、変換機能にまかせるのではなく、
キチンと意識して選び取るようにすると良いと思う。
具体的に気になったのは、以下の点。
・「受け身のうの字も知らぬまま」は余分では?
撃たれて崩れ落ちてしまう人が、「受け身」なんかできるはずない。
「倒れまいと必死になる」というのならわかるけど。
・病室(シャーロットの家?)でのやりとりが、適当に書き飛ばした印象。
「シャーロットか?」の前に、彼女の特徴を的確に捉えた一文が入るといいと思う。
「俺の胸元に拳銃を突きつけている少女がいた」というだけでは、
読者にはシャーロットの胸の内の「燃えたぎるような殺意」は伝わってこない。
・「だからどうした」「お前が私の父さんを……!(略)」は、
両方ともシャーロットのセリフだよね? カッコを分けた意図がわからない。
・ラストシーンに出てくるコーヒーをいれたのは誰なんだろう。
まぁ、シャーロットしかいないよな、と思うけど、どうして?
殺すつもりで生かした人間に、わざわざコーヒーをいれてやる理由がわからない。
「単にコーヒーを飲ませたかったから、そこに置いてみた」というのがバレバレ。
他の部分にも言えることだけど、物語に配置するモノに対しての配慮が感じられない。
・全体的に、登場人物二人の心理描写が足りず、
使われている言葉が、全部「どこかから借りてきた」ような感じ。
物語自体も、なんとなく借り物のような印象で、
「どうしてもこの物語を伝えたいんだ」という情熱が伝わってこない。
「1000文字で、何を物語れるか」ということについて、もっとよく考えてみるといいかも。
>>37-38 文章は安定してるし話も魅力的なんだけど、いくつか気になる点があった。
>出目のせむし男ハッシ
「せむし」は現在では差別用語とみなされる。よほどの理由がないと、プロでも
おそらく編集にダメ出しされる。この時点で落選は確定だったと思う。「腰曲がり」ならまだ
いいかもしれないけど。リスクを負ってまでせむしを出さなければいけない理由も見当たらない。
>女は耳が聞こえず言葉を持たなかった
のならば
>妻をどのように説得すればいいか思案したが、
考える必要は少しもなかったんじゃないかな。
>白い毛の多くは、血に濡れてしまったので、
下腹部以外の毛が残ってる状態で、血で汚れるのにわざわざ殴るかなあ。
49-50
目が覚めると、少女が銃を突きつけているところからはじめるべきでは?
あと、説明文がちょっとくどい。頭の6行はなくても困らないよ。
なーんかスレの住人が変わってきたな
57 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/07(日) 09:35:28
ツマベニさん
改めて読み直してみると、文章に独特の雰囲気があるんですよね。
ツマベニさんの資質というか、長所というか……。
擬音が、巧く官能性を引き立てていたりしています。
先に雨男と断定しても、ツマベニさんなら書けるのかもしれないと、
思えてきました。
まだ書き始めて間もないから、削るということに慣れていない
のだと思います。一番気に入っているセンテンスが、文章全体をダメ
にしていることが、わたしの場合はよくあったりします。
ただ、まとめることに慣れてくると、ひとと違う自分の資質を台無し
にしてしまうこともある。
ツマベニさんは、今ある資質を伸ばしていった方がいいと思います。
無理にまとめることはない。削るのと、まとめるのとは違います。
わたしが書いたものを見ると、ただまとまっているだけで、つまらない
ものに見えてきてしまいました。一般的で、ありふれている。
悪い見本として、晒します。
From ぶっ飛び
58 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/07(日) 09:40:59
『雨になりたい』
霧のような雨が降っている。気ままな一人旅。亡くした恋を、まだ引きずっていた。
梅雨空のように、心は重たくくすんでいる。広い境内に続く石畳の小道を、
心なしか俯きながら歩いていく。両側を埋め尽くすアジサイの花。雨を吸って、
艶やかに青く匂っている。
小道の先に屈んでいる男がいた。傘も差さずに、全身びしょ濡れだ。
立ち止まると同時に、男が立ち上がった。目と目が合った。
どうしてだか、懐かしさが込み上げてきた。どこかで逢った気がした。
見つめ合った。柔らかく微笑んだ男が、歩き出す。軽く会釈して横を
通り過ぎたときだ。手にした傘を投げ捨てて、男の腕を掴んでいた。
訳などわからなかった。男は驚いた素振りを見せなかった。
「ごめんなさい」私は男の腕を掴んだままだった。男が首を左右に振った。
「雨になりたい」前髪から垂れた滴が男の唇を濡らしていく。
「雨になって、君の心を、身体を、びしょ濡れにしたいんだ」
私は微笑んでいた。そして、頷いていた。
59 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/07(日) 09:44:42
≪続き≫
糸のように白く細い雨が降っている。真夜中の露天風呂に誰もいない。
男と私の二人きりだ。男が背後から、裸の私を抱きしめた。
「あなたは誰なの?」と私が訊いた。
「僕のこと思い出してくれるよ、きっと」耳元で囁くと、
男は私を露天風呂の中央にある平たい岩に座らせた。
「目を瞑ってごらん。いいかい、僕はこの降りしきる雨なんだ」
目を閉じた。静かだ。雨音だけが聞える。冷たい雨の糸が火照った
身体に絡みついた。 髪を肩を乳房を、濡らしていく。肌を打ち付ける男の舌が、
ぴちゃぴちゃ音を立てている。くねりながら流れ出す。くすぐったい。
身を捩る。滴が身体の奥に沁み込んでいく。もう、全身びしょ濡れだった。
意識が湯煙のように揺らめき出した。私の身体の真中にぽっかりと開いた
寂しさの穴に向かって、雨が激流となって流れ込んでいく。
内側から身体が溶け出していく。
喘ぎながら、男の名を呼んだ。懐かしいひとの名だった。
From ぶっ飛び
>>58-59 横から悪いけど。
多分、ツマベニちゃんが書きたかったものと、
ぶっ飛びが書いてるものは根本的に違うんじゃないかと。
自分でわかってるようだから追い討ちをかけるのもあれだが
もともとの「雨男」のほうが格段にいいぞ。
つーか、人の改作に励むより自分の作品晒したらどうだ?
お前がなにがしたいのかさっぱりわからん。
61 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/07(日) 10:20:45
>>60 すみません。おしゃる通りです。
わたしも、ツマベニさんの『雨の旅』の方がいいと思います。
今後は、自作だけを晒そうと思います。
申し訳ありません。
From ぶっ飛び
>>49-50 大してうまくもない過剰な比喩の後はひたすら説明口調。
作者だけがどんどん盛り上がっていき、読者は置いてけぼり。
とりあえずもっといろいろ読んでみるのがいいかも。
それで、気に入った作品があればためしに書き写してみる。
真似してパクれという意味ではなく、
基本的な書き方が見えてくるかと思います。
>>46-47 これは好き。あえて難を言うなら、多用されすぎているせいで、
かえって擬音語の印象が薄くなってしまってる。
>>49-50 これはちょっと独りよがり過ぎ。
最初の段落、撃たれでショックを受けてるのに、やけに冷静に周囲を
描写出来てしまっている。一人称小説なのに三人称的視点。
>血が止め処なく流れ出し
撃たれた一瞬の描写なのに、血が「止め処なく流れ」るというのはおかしい。
後半、一転して会話主体になったせいで、全体がアンバランスになってしまっている。
冒頭「砂埃の舞う冷たい地面」で倒れた男が運び込まれているのは誰の部屋なのか。
少女はどうして胸を撃たれた男の手当てが出来たのか。どうしてタイミングよく誰かに
撃たれた直後の男を発見出来たのか。
どれも些細なことに思えるかもしれないけど、そういう疑問点を全部無視して楽しめるほど、
作品に強度を感じられなかった。
>>49-
>>50 個人的にはかなり好きだが、きららとは色が違いすぎる気がする。
ライトノベルの臭いを感じたよ。
一般小説でもライトノベルっぽいものというはあるし、
厳密な区分が難しくなってきてるのは承知している。
だが、これは実に「10代が書いたライトノベル」という色が出ている。
上手く言えないんだが、10代が書いた裏の世界って、
同じものに影響されたわけではもないんだろうが、同じ臭いがするんだ。
それと、10代が書く裏社会って、なぜかみんな似てるんだよ。
夢があるっていうのかな? なんだかキラキラしてる。
俺は嫌いじゃないし、この作品も面白いと思った。
だが、あまりにも賞との色が違いすぎる気がした。
十数年でも人生の積み重ねだ。
40年には足りなくても、だ。
その人生を、少し横から見て書いてみてはどうだろうか?
と
>>22を読み返して思った。
ここはいつのまに投稿スレになったんだ
>>56>>65 以前はどんな話題が主体だったんだ?
自分も前スレあたりからの新参で、それ以前のは読めないからわからないんだが。
>>66 前スレでもこんな沢山晒しなかったじゃん
なんかきっかけで連鎖して晒しやすい雰囲気になったのかと
68 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/07(日) 16:40:16
きららに投稿するよりも2ちゃんに投下するほうが多くの人に読まれるかもな
その意味では純粋に書きたい人には幸せな場だ
別に今の流れでいいじゃん。過疎ってるよりはいい。
70 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/07(日) 18:46:27
まぁ正直、明日に月間賞を発表するとも思えんし、締め切りまでやばい云々言う人がいるわけでもなし、話題豊富ではないわな
過疎るよりはいいよ
すみません、投下させてください
『嘘』
最近色々なことを忘れてしまう。60を過ぎたばかりなのにこんな調子だと先行き不安だが、
この間の検査では体には何の異常も見つからなかった。これから色々なことを忘れながら
長く生きていくのかと思うと重たい憂鬱が胸の底に溜まっていくような感覚がする。
夫は私が色々なことを忘れることをさして気に留めない。
もともと悪戯好きだった彼は、忘れっぽくなった私に対し嘘ばかりつくようになり、
ここ最近は夫に騙され続ける生活が続いている。
ツチノコは長野で2年前に見つかったじゃないかとか、
今年から町内会でゆでだこ祭りという祭りをやるそうだとか、
二丁目で巨大な落とし穴が発見されたから外出は控えてと回覧版にあったとか。
疑ってみても、訝しむように「もう忘れたの?」と訊き返されると否定できなくなる。
しかし、夫の嘘は時折性質が悪い。
深刻そうな顔、思い詰めたような声までまるで真実のような時がある。今日もそうだ。
「どうして僕に言ってくれなかったんだ」
「何のこと?」
新聞を閉じて私は訊く。
「君が嘘つきなのは知ってたけれど、
どうして僕にそんな重大なことを言わなかったんだ。
君の主治医に会ったよ。君の病状について全部聞いた。
どうして検査では何もなかったなんて嘘をついたんだ」
「‥あなたが何を言ってるのかよくわからないわ」
「僕が最近痴呆症気味で頼りないのはわかってる。
でも僕は君のために出来るだけのことをしてあげたいんだよ」
私は顔を赤らめた。言っていることは大嘘だが、60も過ぎて、これは遠まわしな愛の告白だ。
私が忘れるからどんなことを言ってもいいと思っているのだろうか。
「言っている意味が全くわからないけど、
とりあえずあなたが私を好きなことは伝わった。ありがとう」
「‥本当にわかっているのか。君は死んでしまうんだよ」
私は微笑む。彼の言うことは全て嘘だとわかっている。
「どうして君は僕に嘘ばかりつくんだ。
人が呆けていると思ってからかっているのか?それとも、それが君なりの」
「ねえ、あなたまさか死んじゃうの?」
不意に思い立って訊いた。彼の嘘はどうやら私と彼を逆にしたもののようだ。
それなら本当に死ぬのは彼ではないのか。そしてここ最近の彼の嘘は全て、
自分を私に忘れられない存在にしようという彼の努力なのではないか。
更に問いただそうとしたけれど私は急に言葉を失う。
夫はただ黙って私を見つめていた。
その目がゆるやかな嘘に溺れている。
>>71、72
おれには痴呆症という病気についての知識があまりないせいなのか、
意味がというかオチがよくわからなかった。
ゆえに危機感や悲愴感も感じなかった。ある意味説明不足かも。
自分も読解力の不足のせいだろうがオチが弱すぎると思った
きららはオチがなくとも文章で勝負できる人もいるところを考えると、改善の余地は十二分にある
痴呆症はどうかと
精神分裂病→統合失調症みたいな無意味な言いかえだと思うが一応気をつけた方がいいんじゃね
あとリアリティー云々言うのもナンセンスだが少しは調べて書いてくれ
>>71-72 書きたいことがなんなのかは理解できる。ただ、お婆さんの病状がわかりにくい。指摘されているところが改善できれば、読めるお話になると思うけど。
>>71-72 書きたいテーマは、まあわかるけど。
他の人も指摘している通り、認知症、あるいは、
いわゆる「最近もの忘れが多くてねぇ、もう年かな」って症状なのかもしれないけど、
いずれにしても、基本的なことをまったく調べずに想像だけで書いたんじゃないかなぁ。
リアリティがまるでないから、感動もない。
認知症についての知識がないなら、
「痴呆症気味」なんて言葉は安直に使わないほうがいい。
どうしてもこの表現が使いたいなら、もっとよく調べてからにしなよ。
前のほうにあった『フィメール』でも思ったことなんだけど(「せむし」の表現)、
小説を書きたいのなら、「言葉は時に凶器になる」ということを、
ちゃんと理解するべきだと思う。
考えようによっては、かなり失礼な物語だよ、これ。
おお、なんという文章添削教室
最終候補に残って結果を待ってる人って、ここにはどれだけいるのだろうか?
いつも、何人かいるよな。
>>71-72 いろいろ忘れっぽくなったばあさんが、じいさんのついた嘘の内容は覚えてるのか?
前半部分の説明が、なーんか不自然なんだよなぁ。
「物の名前が出てこない」とか、「置き忘れが多い」とか、
「いつも作ってた料理の手順を突然忘れた」とかなら、
ああ、わかる、そりゃボケだわな、って感じがするけど。
ちなみにこれは、うちのばあちゃんの話だけどね。
それから、認知症って複雑な会話とかが理解できなくなるんだよね。
作中でばあさんの症状が認知症だって断言されてるわけじゃないけど、
そういうつもりで書いたなら、じいさんの複雑な言葉の裏をちゃんと理解して、
「とりあえずあなたが私を好きなことは伝わった。ありがとう」
なんて言ってるのは実に不自然だし、
いろんなことを忘れて、不安と憂鬱の中で生きてるばあさんが、
「君は死んでしまうんだよ」なんて言葉を余裕でかわすなんてありえない気がする。
出たのか…お母さん、僕はまたダメでした
>73
>74
>75
>76
>77
>81
ありがとうございました。以後気をつけます。
85 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/09(火) 20:04:31
しかしあれだな、二ヵ月連続だからとか、この人は常連すぎるからもういいだろ、
という配慮なんて一切ないのが公平なところであり、厳しさでもあるな。
◎月間賞(ダブル受賞)
★盛田隆二賞
★佐藤正午賞
「眠らない夜の月」トカゲヘッド(36)
◎佳作10作品
「リピート」寒竹泉美(28)
「ルーチン・ライフ」大石隆二(21)
「はなび」桂木冴(18)
「Allegro moderato」横山悠(29)
「ミツハ47号」小林史明(23)
「飛び去る者」林ペコ(31)
「呼ばれる」葵深香(28)
「魚の骨」柏木しげる(24)
「老人は朝に強い」楢山孝介(27)
「歓喜の歌」やまだはる(38)
86 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/09(火) 20:34:28
トカゲは凄すぎるな。
蜥蜴頭2ヵ月連続のダブル受賞か…コメントするのが癪なほどの快進撃だな。
トカゲは面白いと思ったことはないけど
ずっと続けられてるのはすげえと思う。
同じ選者相手に毎月送ってて、ちゃんと残ってるんだから。
個人的に思うのは1000文字って難しいんだよ。
別のSSで賞取っても1000だと納得できるものが作れないでいる。
だからそれを続けてるのはすごい。
グランプリよりはるかに難易度高いぞ。プロでも無理だろ。好みの違う二人の選者に2ヵ月続けて首席もらうのは
楢山さん今回危なかったなw
トカゲはもうプロデビューで本出して、選者の仲間入りでいいんじゃないのw
他の賞だと、「まぐれで一本だけ書けちゃった」っていうのがたくさんあって、
実際、二作目が書けないで消えていく奴のほうが多いぐらいだ。
でも、トカゲは毎月コンスタントに一定レベル以上のものを書き上げる。
下手なプロより、実力はずっと上だと思う。
トカゲの作品集が出たら、絶対買う。
小学館の中の人、見てたらよろしく。
93 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/09(火) 22:02:30
1週間ぶりに覗きましたが、ここ盛り上がってますねえ。
投下作品も多いですし。
>92
評価されている順です。
佳作で一番上にいる方が一番月間賞に近いのです。
つまり一番下の方は滑り込みセーフってことです!
これは噂ではなく本当です。
94 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/09(火) 22:33:56
ダブル受賞だと賞金もダブルなのだろうか。
疑問だな
ダブル受賞ってのははっきりと一番だと分かるけど
佳作も二人で順位決めてるのか?点数でもつけてるなら分かるけど二人じゃ同点になる作品多いだろうし
どうやって順位決めてるんだか…
>>95 選者の表示順は月ごとに交代してる。
佐藤/盛田 盛田/佐藤 という風に。
で、佐藤氏が上表示の時に選評で佐藤氏が佳作二編に触れてたら、その作品が
佳作1、2となる。同様に盛田氏が三編褒めてたら3、4、5表示。
選者が逆の時は逆の順。
選者が選んだ分以外の佳作は編集が選んでるとかいつか書かれてたけど本当かどうかは知らない。
>>91 長編でデビューってこと?
それなら、きらら文学賞の最終選考くらい残ってもらわないと
短編に特化した作家って厳しすぎじゃないか
星新一みたいな?
>>97 短編集、いいと思うんだけどね。
もちろん、入選作だけじゃ一冊分にはならないから、相当な加筆が必要だけど、
トカゲっちならいけるんじゃない?
1000文字にこだわる必要もないわけだし。
一人でもここからデビュー者が出れば、
また盛り上がって応募者が増えると思うし、きららの知名度も上がる。
佐藤・盛田両氏はどのへんから選考に関わってるんだろう。
最終30を選ぶのは当然編集者だろうけど、
入選作を選ぶのはどうなのかな?
本は性急過ぎるだろうけど、佐藤盛田両氏の1000文字小説が終わったんだから、
常連組を卒業させてそこに当てはめればいいと思う。
投稿組の頭つっかえてる分がなくなるし、入選を重ねるモチベーションにもなる。
一月二編掲載で、グランプリ受賞者が一枠で半年連載、もう一枠は複数回月間賞受賞
経験者の持ち回りとか。
この流れをぶち破る猛者はおらんのか!
ま、先月のこともあるし下半期の10万の行方は確定したも同然だな
応募総数が一番多かった時期はいつ頃?
今年の春くらいは400弱あった気がするが
最終に残っても入選できないとか、
入選して、編集さんとの電話では
「よかったですよ〜、これ好きですよ〜」と(お世辞だと思うけど)言われても、
実際発表されてみると、下位で入選ギリギリってことが多い場合、
自分の書くものは選考委員の先生方の好みじゃないってことだよね。
105 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/10(水) 22:49:31
>>104 ああ、あるねえ。
「月間賞あとちょっとでしたあ、また投稿してくださいねえ」
って下から2番目……。
一次選考ってきらら編集部でやんの?
お世辞すら言われたことない佳作受賞者が来ましたよ。
電話ではほぼ住所確認のみ、次からはメールだけという…。
二回目以降はみんなメールだけだよ。
佳作に入選している時点で、「月間賞まであとちょっと」は全然嘘じゃないじゃん。
……と、一次選考にすら残ったことのないおいらが吼えてみる。
うおーっ!! お世辞なんていらねーから一度電話で話してみたいぞー!!
みんなすげえよ。
ちょっと愚痴らせて下さい。
きららの長編に応募して丸一年が経過したけど、何の音沙汰もない。
もう問い合わせるのもバカバカしいので、落選したものと諦めてる。
本当は、改稿して自分の自サイトに掲載したいんだけど……それって駄目だよなあ。
「読みたい」って言ってくれてる閲覧者が、何人かいるんだ。
(その人達には、応募先は言ってないけど)。
思いきって、自サイトに掲載したい。で、きららに文句を言われたら、
「選考方法に記載してある“6カ月以内”を守らなかった、そっちが悪い!」
って言ってやりたい。
でも、チキンなもう一人の自分が、「やめとけ」って囁く。
どうすればいいのかな……。
うわ、ごめん、自分の自サイトってなんだよ。
こんなんだから、ダメなんだよね。
締め切りのない賞には出さないほうがいいよ
ああいうのは大賞ださないように出来てる
出版だけ持ちかけるパターン
>>110です。
レスありがとう、
>>112。
愚痴ってスッキリしたし、これで踏ん切りがついたよ。
早速、目次に使う写真素材探しに行って来る。
で、ついでに、某WEB小説大賞にエントリーすることにする。
落選作(つーか編集シカト作?)だから賞取りは無理だろうけど、
頑張って書いたから色んな人に見てもらいたいんだ。
とりあえず、どこがダメだったのか考えながら、改稿してみる。
>>110 ヒント
受賞者は二人とも、何作も送り続けてきた努力・継続力を買われての受賞。
一作送っておしまいの人はそもそも門前払いかと。
110です。
改稿に疲れて戻ってきたら、またレスがついてて吃驚した。
アホな愚痴なのに、ありがとう。
実は、最初に送ったやつの結果が出たら、すぐに次の送ろうと思って、
300枚ちょい越えのと、450枚くらいのを準備してたんだ。
でも、いつまで経っても連絡がないし、他の賞に送れるような枚数でもないので、
「きららの長編は、また書けばいいや」と思って、テキストサイトを作ってみたんだ。
そしたら、最近になって、某テキスト系サーチのランキングで1桁台をキープできるようになって、
WEB拍手で「ファンです」とか言ってくれる人が現れるようになって。
でも、嬉しい反面、「ごめんね。自分は、プロにはシカトされるようなヘボいものしか書けないんだ」なんて、ちょっと拗ねてたんだ。
>>114のお陰で、自分のやり方が間違ってたことが分かったよ。
結果が来なくても、次のを送らなきゃいけなかったんだね。自分のリサーチ力が足りなかったんだな。
きららとは縁がなかったと思うことにするよ。
長文、ごめんね。
つか、普通に電話して聞いてみたら?
「一年前に応募した原稿なんですけど、
お返事をいただけないので引き上げさせていただいてもよろしいでしょうか?」
程度のことを聞くのに、なぜそんなにゴタゴタ考えてるのかよくわからない。
なんか手違いがあって、返信が届いてないだけかもしれないし。
一度預けた以上は、いちおう許可を取っておいたほうがいいと思うよ。
>>116 110です。
ごめん、きららの注意点のところに、「選考結果のお問い合わせにも応じられませんので〜」
って書いてあったので、そういうのもダメかと思ってた。
そうだね、「選考結果」と「引き上げ」は別の問題だもんね。
自分、やっぱりアホだわ。
編集部に連絡してみます。
きらら長編の「選考結果のお問い合わせにも応じられませんので〜」は、
「6カ月以上経過しましたけど、どうなりましたか?」って聞いてくんなよ、
って意味なのか?
別に訊くくらいは問題ないと思うよ。ただ、電話するなら忙しい時間帯は避けること。
きらら、すごいな。
>115に「一度預けた以上は」とあるが、その預かったものは、まだきららのものじゃないってことだろ?
それなのに、書面に記載した期日を半年以上も放置してたら、相手が個人だろうが下請零細企業だろうが、
普通の企業なら菓子折り持って謝罪に行くぞ。
出版業界の感覚って、何か特殊なんだな。
商品にならないような作品は燃えるゴミと一緒だろ…
ゴミの出し手に謝罪するなんて発想はそもそもないと思われ。
個人的には、7ヶ月経って何の音沙汰も無ければ、
作品名と送った時期などを明記してメールで問い合わせ。
それでも返答が無ければ電話。ここまでやってもダメなら
送った作品は好きにしていいと思う。
ていうか、きらら文学賞って、編集部が受け取ると
「受け取りました」っていう通知が来るとか
どっかで見たような気がするんだけど、そういうのは来なかったのかな。
>>115 きららは今のところ、魅力的な一作品よりは、
ほどほどのものを何作品も安定して書ける人を求めてるみたいだから、
書いたやつ全部送り付けてみたら?
その気がないなら、ネットで公開したり自費出版したりを考えればいい。
300枚ちょい越えのと450枚くらいのは
ネットで公開しちゃったってことか。読解力なくてすまん。
おいおい、ゴミかどうかは、見てみんことには分からんだろ……
実際、受け取り後半年以内に、必ず目を通しているのかどうかすら分からんのだし。
受領通知が来るのは、きららじゃなくて小学館文庫小説賞の方じゃなかったかな。
確か、きららは何もなかったと思う。
良作か駄作かというのは置いといて、
>>115は長編を何本も完結させられる人みたいだけに、
ちょっと勿体ないね。
他の賞を狙ってみるのはどうだろう。
必ず、リサーチしてからな。
ここ見て初めて知ったが、文芸賞って落選した人にも連絡くるもんなの?ちょっとびっくり
きらら長編は、選考結果が届くらしい。
都市伝説だが。
126 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/12(金) 20:54:54
>>124 締切日を定めていない文学賞は何かしら返事が来るのでは?
メフィストとか。
6カ月以内って選考方法のところに書いてあるのなら、
普通はその期間が過ぎたら落選したものと思っていいんじゃないの?
128 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/13(土) 21:59:04
第一回のきらら賞受賞者、ばかすか書いてるようだが、あれは一体どういうこと?
129 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/14(日) 09:44:24
>>128 第1回きらら文学賞の選評に書いてあったのだが、彼は4作品?(5作品だったかもしれん)送ってたらしい。
規定違反ではないようだ。
そのうちの1作品が見事受賞。
質はどうあれ、1年足らずでそれだけ書いたのならなかなかのもの。
乱れうちすれば当たるかもしれんな。
>>129 他の賞では、4作、5作の乱れ撃ちは失笑されるんだがな。
>>115のように、他の賞と同じ感覚で応募すると損をするってことだな。
>>129 好みの作風ではないけれど、それだけ頑張って送ってたのかと思うと、
なんだか応援したくなってしまうなぁ。
『ア・ハッピーファミリー』はふつうにいい話だと思った。
ふつうにいい話はあんまり好きじゃないんだけどw
ところで、ネットに晒した小説を半分くらい書き直したんだが、これは未発表作品にあたるのかな?
ネットに晒したかどうかなんて
結局のところ選考側にはわからない
おまえがネットに晒したという第三者の証言くらいじゃ意味がない
その証拠が残ってるならまだしも
で、誰もそこまでしない
吐ける話や抱ける話なら……
抜ける話のほうが需要あるのに
最近の俺の泣けた話。
バイトに向かう途中、街中でばったり、女友達と三人で買い物してる妹に会った。
「よお」と声を掛けようとしたら、思いっきり冷たい目で睨まれた。
俺は中途半端に挙げた手をどうしたら良いのかわからず、その場で固まってしまった。
「なにあれ。知り合い?」と妹の友達が言う。
「え、知らない。なんかヘンな人じゃないの?」と妹が言う。
「やだ、キモ。ブサメンのくせにナンパ?」ともう一人の友達が言う。
きゃー、やばーい、と下品に笑いながら女達は通り過ぎて行った。
つい、この間まで、「にいにい、おしっこ。ね、ついてきて」と言っていた妹が。
「にいにい出かけんの? カナも連れてけー、おいてくなー」
と顔を真っ赤にして、手足をばたつかせていた妹が。
俺を、冷たい目で、「ヘンな人」と言った。
とぼとぼと下を向いて歩いていたら、携帯が震えた。
「セーラームーン」のテーマだ。これは妹専用の着信音。
恥ずかしいから嫌だよ、と言う俺に、妹は、
「カナが恥ずかしいだとー!! にいめ、許さーん!!」と
セーラームーンの決めポーズを取って、むぎゅう、と抱きつき、
「とどめだぁ!!」と誇らしげに一発屁をかました。
「街中で声かけんなバカ」妹のメールはそれだけだった。
屁よりもきつい、一撃だった。俺は本当に打ちのめされた。
涙をかみ殺しながら、バイトに向かった。
そして、夜遅く帰宅すると、ダイニングの上に、冷めきった食べかけのたこ焼きがあった。
「にい、おつかれさま」
子供のころから少しも変わらない、妹の丸文字で書いてあった。
涙腺が、一気に崩壊した。
ばかやろう。せめて、ひとパック全部残しとけよ。
138 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/15(月) 23:48:10
>>137 乙。古典的展開だねw もっと最後、気の利いたツンデレのデレがないと泣けないかも。
落選作です。ご意見など頂けると嬉しいです。
「真夜中のカブトムシ」
私はカブトムシの着ぐるみを身に纏った姿で、玄関の扉をゆっくりと開け、アパー
トの部屋からそっと出てみた。
夜が、更けていた。見慣れた筈の、いつものアパートの廊下が、何か普段とは違っ
て見え、廊下を、ただ蛍光灯が照らしていた。
カブトムシ姿の私は、しばらくじっとして、耳を澄ましていた。何の音も聞こえて
はこなかった。廊下には、私の部屋と同じ形をした扉が、一列に並んでいた。
私は、ある部屋の前まで行って、扉を見つめた。中には、会社勤めらしい、二十代
半ばの女性がひとり住んでいる。三十代の私にはうってつけの、中々の美人だった。
普段、同じアパートの住人として、この廊下などですれ違ったときに、頭を下げ合っ
ていた。しかし、名前さえ、全く知らないのだった。
本当に中に女性はいて、今寝ているだろうか。入って行って確かめたい気がした。
扉には、オスのカブトムシのかたちをした影が、はっきりと映っているのだった。
私は、女性を部屋に招き、リボンの付いた大きな箱から、ツノの無いカブトムシの
着ぐるみを取り出すところや、カブトムシ姿の男女が、腰をぶつけ合っているところ
や、仲良くスイカを食べ合っているところを、独り思い浮かべた。すると、自然と笑
みが溢れて来た。
私は、扉のノブに手を掛け、開けようとした。鍵がかかっていた。
私の頭に、カブトムシの姿で、独り部屋の中でひっくり返って死んでいる、年老い
た自分の姿が思い浮かんた。
外に出ると、真夜中の町は静まりかえっていた。
私の住むアパートの、前の家の庭には、犬がいる筈だった。カブトムシが現れてい
るというのに、吠えだす気配はなかった。ニオイで、いつもスーツ姿で前を通る私だ
と分かっているのだろうか。眠ってしまっているのだろうか。
私は、ひたひたと歩いて行った。夜が、いい匂いだった。
空を見上げると、月が出ていた。
もし、あの月に超高性能の望遠鏡があったとしたら、突然、真夜中の町に現れた人
ほどもある大きさのカブトムシを、捉えることは出来るのだろうか。町の片隅に私を
張り付けたまま、地球は恐ろしい速さで自転と公転を続けているが、それは、私には
実感することはできないのだった。
私は、真夜中の町を歩いていた。まだ、人には出会ってはいなかった。
この間の話だが…
マックで一人で食べていたら、いきなり女子中学生が来て「ブッサイク〜死ねよ★」って言って逃げてった。
入り口には何人か仲間がいた。
学校帰り、何かの罰ゲームらしい。
>>142 子供の遊びは残酷だよなぁ……
俺は小学生の頃、近所のふくよかなねえさん(たぶん大学生ぐらい)に
「おっぱいブス!!」と言って、ガチ泣きさせたことがある。。。
優しくていい人だったんだけどな。以来、口をきいてくれなくなった。
今でも反省している。
>>140-141 スマンがまったく意味がわからない。
カブトムシの着ぐるみ??? なんだそれ。いったいなんの象徴だ?
「訳がわからないけどおもしろい作品」というのはたしかにあるが、
これは特におもしろいわけでもない。
風景としてはシュールかもしれないが……
そういえば、古屋実の漫画の表紙でカブトムシ着た奴があったなぁ。
内容は知らないんだけど、それのリスペクト作品だったりする?
145 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/17(水) 13:17:50
>>140-141 仮定や妄想の話に終始していて、読んでる方としては「だから何だよー」と思ってしまう。
訥々とした文体は頭の少しおかしな人の語り口には合っているかもしれない。
主人公がカブトムシの着ぐるみを被る理由が全く読み取れない。
>リボンの付いた大きな箱〜仲良くスイカを
の絵は面白い。はじめから、カブトムシの着ぐるみを被る男女の話にしていたら
すんなりと読めたかもしれない。
あと、「着ぐるみ」で簡単に済ませてしまってるけど、着心地とか、暑くはないのか
とか、視界はどうなのかとかが描写されてないので、普通の人間が歩いているのと
変わらないように見える。着ぐるみを着る機会なんてなかなか得られないだろうけど、
それならもっと着ぐるみを着ている自分をじっくり想像してから書いてほしかった。
>>140-141 作風の違いもあんなあ。
きららって、マンガ雑誌で言えばサンデーやビックコミックオリジナルなんだよ。
求められてるのは、オーソドックスな手法の名人芸だ。
確かに素人には名人芸はないけど、なんというかそういう感じだ。
伝統芸の手法というか、公民館にある蒔絵箱とか、歌舞伎とか、そんな感じだよ。
いわゆるあだち充のマンガだ。
こんなことを言うときららを貶してるようだけど、特質の問題。
ガロというか、つげ義春みたいなものを書いても、いくら上手くなってもきららじゃあ入賞はせんと思うぜ。
つげ義春を一部パクッたあだち充はいいけど、つげ義春はダメなんだよ。
きららは純文学ポイのでもW村上以前の感じだし。
媒体と自分の接点も考えないとな。
何言ってるのかわからん
>>146 カブトムシの着ぐるみは、ガロ風なのか?
つげ義春は大ファンだけど、
>>140-141はさっぱりわからんかったなぁ。
シュールなのは、いいんだけど。
意味不明でも、無理矢理納得させてしまうほどの魅力や、
強い説得力があれば、いいと思うんだけど。
残念ながら、自分には
>>140-141にそれを感じられなかった。
>きららは純文学ポイのでもW村上以前の感じだし。
W村上風の作品には、もうヘキエキしてる、ってことなんじゃないの?
自分も春樹は大ファンでコンプリートしてるし、
『限りなく透明に〜』は百回は読んでるから、間違いなく影響を受けてしまっているのだが、
それでも、春樹・龍臭の漂う作品を読むと、「お前もかよ」とうんざりしてしまう。
自分のことは棚に上げてなw
W村上以後は、これほど莫大な影響を与える作家はまだ出てきてないだろ。
部分的にはいるかもしれないが(女性は川上弘美や江國香織っぽいのが多いな)、
全体を見渡すと、みんなどこかしらにW村上(特に春樹)の影響を受けてしまっている。
シロウトがそれを逃れようともがくと、「W村上以前の感じ」に見えるんじゃないか?
「W村上以後の感じで、もっと新しい」のが出てきたら、
そいつはものすごい才能の持ち主だと思うが。
149 :
146:2008/09/18(木) 13:54:34
なるほど、まあ、W村上風に辟易してるというのは同じだが。素人がそれから逃れようともがくと、以前の感じに見えるというのは、あまりにも贔屓目過ぎるとは思うが。
つげ義春というのはたとえで出したまでで、
>>140-141がそうだというわけじゃあない。
ただ、ジャンルを考えろということだ。別に岡崎京子でも、なんでもいいよ。
やっぱりあだち充と岡崎京子は違うだろ。
で、川上弘美や江國香織の名前も出てるし、あなたもポイと言ってるけど、
だからオレは、ポイものが受けるのでは、と思ってるってことです。
誰かが発明した文体とか手法で、ある程度の書き手がマスターして、ある種行きわたったものを、
上手く読みやすく、より先鋭的なところを無くしたこなれて書ける人がウケる。
そういう感じなのではってこと。だから、岡崎っぽいもの、つげぽいものも受ける。
オレはきららは、オーソドックスな手法の名人芸だと思うがね。
批判してるわけではないし、先鋭的じゃないから、いけないと言ってるわけじゃない。
なんだか、自分はセンスが悪い、新しくないみたいに言われたと、不快になってるのかもしれんが。
新しいから、先鋭だから、いいというもんでもないでしょ。名人芸も立派に価値あることだよ。
まあ個人的な感じ方の問題だが。
>>140-141は、君は千字に相応しくないものを書いてるよ。わけわからんものを持ってくるというのはありだと思う。
着ぐるみを着ているのはホテルニューハンプシャーとか、わけわからんものだとサリンジャーのバナナフィッシュとか。
ただそれらは、そこまで積み重ねてきたエピソードや描写で、なんとなくそれが何の象徴なのかがわかる。
千字だと、描写やエピソードが足りなくなるから、何だ、わけわからん、になるのでは。
五十枚ぐらいの短編向けじゃないかな。
尖ったものを書こうとして、詰め込み過ぎて空中分解してるよ。
前の人も言ってるように、着ぐるみを着た実感とか、
同じマンションの女の人への偏執的拘泥とか、あるいは奇妙なカブトムシ男女とか、
そういうので良かったのでは。カブトムシの着ぐるみは愚鈍で滑稽で、いいと思うぜ。
吉田戦車の斎藤さんみたいで。
長文スマン。
150 :
148:2008/09/18(木) 14:42:03
>>149 レスありがとう。
ああ、違うんだ、不快に感じたわけでもなんでもない。
「シロウトがそれから逃れようともがくと〜」っていうのは、自分のことを言ったんだw
自分の場合、スラスラと思いついたままに書くと、
自分で読み返しても失笑してしまうほどに「春樹オタ」な文章になってしまう。
小説に限らず、ブログでもメールでもそうなんだ。
自分でも呆れるほどに、春樹の文体が染み付いていて、
さらに悪いことに、それは「リスペクト」ではなく、「質の悪い劣化コピー」でしかない。
春樹臭くても、小川洋子や伊坂幸太郎レベルならいいんだけどな。
春樹の呪縛から逃れようとすると、「それ以前」な感じになってしまう。
要するに、オリジナルな文体やセンスが確立されてないってことだ。
読んだ端から影響を受けて、いい気になって書き散らしては落ち込む。
「これはどこかで見た奴の下手なコピーだな」と。
……なんかきららと全然関係ないことを書いてるな。ここらでやめる。
後半の
>>140-141に対する意見は同意。
実は俺も「斎藤さん」を思い浮かべて読んでたw
影響を受けたものをカッコに入れるって難しいね。
で、そのカッコを外そうとすると、途端に古臭いものに感じられる。
上手いコピーで行くか、新しいものを生み出すか、
どちらかが出来るようになれば、世に出られるんだろうけどね。
ここにも斉藤さん思い浮かべた人がいますよ
村上春樹読んだ事ないせいか安部公房ぽいと思った
20日は土曜日だから明日更新するかな?
みなさまご意見ありがとうございました。ダメなところがよくわかりました。
元々これは原稿用紙十枚位の短編で、そこには着ぐるみを着るシーンや、
なぜ着るのか、普段はどんな人間なのか、ということを書いていたのですが、
千文字にする過程で、それらを上手くいれて圧縮することができませんでした。
千文字で書くって本当に難しかったです。
結局、テーマとラストシーンだけ書くかたちになって。
>>140-141こういう形でも伝わるかな、とどこかに自分側の視点からだけで見る、
甘えがあったと気づきました。
自分が捉えているイメージは、他人というのをちゃんと想像しないと、伝わらないんですね。
ご指摘頂いて、自分には決定的にそういうふうに書く能力が足りないとよくわかったので、
これで諦めようと思います。予備予選にも残りませんでしたから。
最後に、私の拙い文章を読んで頂き、本当にありがとうございました。
そういえば応募する際のメールのタイトルってなんか入れている?
先月初投稿した際はタイトル空だったけどそれでいいのかな
私用のメールじゃないんだから、件名は入れるべきだと思う。
やっぱり件名入れなかったのは失敗だったか
「きらら携帯小説」とでも入れておくか…
ありがとう
更新きてる
あと締め切り明日だよ
みんなちゃんと推敲しろよ
さーて書き始めるか
トカゲについてはもう何も言わないw だが、「いい作品だと思う」とだけ言っとく。
今回の入選作では、「魚の骨」がいちばん好きだ。
ぽつん、ぽつん、という感じの、素朴な語り口と、ラストのグロテスクさの対比がいい。
「Allegro moderato」のひりひりした緊迫感もすごく良かったが、タイトルが読めない。
どーいう意味なんだ、これ?
盛田氏に高く評価されている「リピート」は、個人的にはピンとこなかった。
前回の「地底湖」はとても好きだったんだけどな。
でも、コバルトの空に銀の機体、鮮やかなメロンソーダなど、
うつくしい色彩をくっきりと浮かびあがらせる手腕は、さすがだ。ラストシーンもいい。
トカゲは前回もダブルだし、今回はこちらを、とはならなかったんだろうかw
そういうシビアさは好きだけど、作者は悔しかっただろうなぁ。
「はなび」のラストは……好き嫌いが分かれるんじゃないか?
個人的には、ちょっとアレだった。歌野晶午の「葉桜〜」を思い出した。
いや、あの小説はすごく好きなんだけど。
でも、18歳でこの文章と構成力はすごい。将来はプロ作家確定だろ、これ。
楢山さんとやまださんは、今回はちょっといまいちだった。
>>155 毎回「きらら携帯文学応募作品」て入れてる。
で、本文に、
・タイトル「○○」
・ペンネーム「××」
・年齢 △歳
<本文>
……
……
<本文終了>
という感じで送ってる。
みんなはどうしてるのかな?
>>154 このモチーフは1000文字向けではなかった、というだけのことだと思うけどな。
同じテーマでも、見せかたによっては1000文字で書けるんじゃないか?
……まあ、1000文字小説なんて書いたって書かなくったって人生に影響はないから、
「諦めようと思う」という意思を俺がとやかく言うのも変だけど、
読者視点を忘れて身勝手に書いてしまう、というのは、誰だって最初はそうだと思う。
重要なのは、それに気づけるか否かで、
気づけなかったら、内輪ウケ以上のものはけして書けない。
気づけたら、多くの人に読んでもらえるものを書ける可能性が残っている。
(あくまでも、「可能性が残っている」というだけだが)
気づけた
>>154には、まだ可能性が残ってるんじゃないだろうか、と俺は思うんだけど。
余計な口を挟んでスマソ。
163 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/20(土) 17:43:13
なんか突然過疎ったね。
無差別プロバイダーアク禁連発の影響?
164 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/20(土) 20:22:48
ギリギリまで推敲してる人が多いんだよ。
ああ、今日締め切りか
今から考えるわ
それにしても毎回似たような作品が並ぶようになってきたな
選者同じだからか
ほんとに携帯で読めるようになればいいのになぁ
電車の中とか外出中の暇な時間に気軽に読みたい
他の携帯小説みたいに携帯から読めるとなると、お手軽さが先行してしまうから賞自体が軽くなるのを避けてるのかな
俺としては、むしろ毎回似たような作品が並ばないようにしようとして、なぜかトカゲヘッドさん
が選ばれてるように思える
あの人変則的だからな
>>161 携帯文学www
おいおい「文学」と「メール小説」だいぶ意味違うよ。
いちおう固有名詞なんだから。
釣りだよね。
わかった
今度からは「文学」を「文楽」に変えて送るわ
>>168 素でいままでそういう名称だと思ってた……
「きらら文学賞」と混同してたらしい。。。
つっこんでくれてありがとう。
でももう今月も送ってしまったよ。。。orz
みんな仕事なにしてんの?
俺はリーマン
>>171 それはそれは! 大変だったでしょう。
しばらくは執筆に専念できますね。
さすがに〆切過ぎた直後は静かだな
ふふん、そんなこというなら投下しようじゃないか
今月は277か。
最終残れますように。
176 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/23(火) 11:02:38
今夜の世にも奇妙な物語でちょっと勉強
昼寝していたら夢ン中でアイデアを思い浮かべてた
そりゃ良い意味での創作中毒やな
179 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/23(火) 21:07:48
今日のよにきみょはハッピーエンドの話あるかな
180 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/23(火) 23:54:23
世にも奇妙は、最後のやつとその前のやつがシュールでよかった。
181 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/24(水) 00:54:59
行列刑事のオチがすぐ読めたが面白かった
千字で書けないかな
誰か書いてみてw
きららに奇妙な作品送ったがすべてスルー喰らった件
あ、微妙に怖いというか不気味な話が一つだけ最終までいったわ不倫もの
行列書いてみる
184 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/24(水) 05:16:40
カゴの中の鳥
俺は産まれた時から、塀の中でしか生きられない運命だった。
もう30年近くもの間、俺の見る風景は灰色一色でただ生きる事だけが仕事になっている。
毎日三度の食事も運ばれてくるし運動をする道具もあるが、娯楽というものは全くない。
そこに、またあいつが顔を出した。
年に一度くらいしか現れないが、俺にとっては憎しみの象徴である。
ドアを乱暴に開け、ズカズカと俺の唯一の砦に踏み込んでくる。
俺と全く同じ顔をしたあいつは、歪んだ笑みで俺を見つめていた。
「よう、俺のパーツ。
元気にやっているか?」
俺は憎しみを込めて、あいつを睨みつけた。
「俺はこれでも人間だ!
生きているんだ!」
あいつは鼻でフンと笑い、俺を見下している。
「お前は俺の体が壊れた時の、予備のパーツなんだよ。
俺のおかげでお前は生きる価値が出来る。
俺の遺伝子から産まれたクローンに、人権なんざ無いんだよ」
俺は、クローン技術で産まれた。
あいつの臓器などがダメになった時の為に、体を提供するだけの存在でしかない。
拒絶反応が出る事もない、パーツに過ぎなかった。
185 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/24(水) 05:17:51
俺は毎日食事を取り、健康の為だと運動をさせられた。
あいつの命を少しでも長くする為だけに。
ただ、過ぎていく時間を数えるだけの、カゴの中の鳥だった。
全く自由も無く、大空に飛び立つ事なく死んでいく。
それからも俺は、長い時間をただ生きていた。
あいつは今、セイジカというものをやっているようだ。
何をするのかは良く分からないが、ソウリというものになったらしい。
あいつのパーツでしかない俺は、それがどんなものかを理解する必要はないらしい。
食事を運んでくる人に聞いたが、教えてくれる事は無かった。
そして、運命の時はやってくる。
何やら外が慌ただしく、あいつの名前が飛び交っていた。
どうやら、あいつの体に異変が起きたらしい。
俺は、どこのパーツを提供する事になるのだろう?
人が乱暴にドアを開け放ち、俺に詰め寄ってくる。
「あなたのオリジナルが、車で事故に遭いました。
脳を破壊され、即死の状態です。
これから貴方には、総理としての訓練をしてもらいます」
俺はカゴから出され、空を飛ぶらしい。
あいつのパーツから、オリジナルに変わった瞬間だった。
言っちゃ悪いが、どこかで見たストーリー…
>>184-185 これってなにかのリライト? それともオリジナル?
どちらにしても、「あらすじだけ」という感じで、小説としての魅力に乏しい。
文章をもっと練るべきだと思う。
このネタ少女漫画にあったね、かぐや姫だったかな
189 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/24(水) 17:51:06
少女漫画は読まない
というか、恥ずかしくて読めない
まあ、最近スランプで書けなくなってたからリハビリのつもりで書いた
30分できままに書いたのが、商業用と比べられるんだからアイデアは枯渇してないみたいだな
ちょっと自信復活
応募数少なすぎ
がんばって書いていけばアイディアは枯渇するどころか広がっていくと思うよ
小説の内容なんてそれこそ無限のパターンが作れるし
それを選別してるのは人間の単なる趣味とか好みの問題
>>189 俺は面白いと思う
つか30分で書けるのがスゲー
>>189 せっかく自信を回復したところをすまないけど、
「商業用と比べられた」というよりも、単に「ありがちな話」ってだけだと思う。
自分も「かぐや姫」なる少女漫画は知らないけど、
どっかで聞いたことがあるような話だな、と思った。
藤子不二夫だか、筒井康隆だか、小松左京だか、星新一だか、
世にも奇妙な〜だか思い出せないが、80年代の匂いがする。
確かによくある話だね。
同じく少女マンガなんて読まないけど。ってかそんな少女マンガあってのすら初耳だけど。
ベツコミかその辺りの月刊少女マンガ誌で何年か前に
なんとか修世?とかいうひとが書いてたなぁ
主人公は男で、身分は低いけど頭がいいので金持ちの庇護で出世を目指してて、
金持ちの娘にクローンがいて、そのクローンを逃がそうとして主人公は死んじゃう、
娘は事故で死んでクローンが成り代わる。
196 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/25(木) 18:37:54
>>193 結構すごい人達と思考パターンが似通ってるんだな
まあ、頑張れ
今度はリハビリじゃなくて、真面目に書いたのを読ませてくれよ
あれにも似てるね、ハリウッド映画のアイランドってやつ。
天賦の才の人、まだ応募し続けてるのかな
小説はともかく
>>189の言い訳がスゲ―
スランプ・リハビリ・30分・きままwwww
やっぱ真剣な感想もらってる作品と全然違ったもんな。
じゃあ、真剣に書いたやつを
>>200が書くってのはどうだ?
違いを見せつけてやればいいんじゃね
激しく同意
次に投稿する予定の作品、丸一晩考えて20分で書いた。
もう7時かよ…。
みんなストックどのくらいあるの? 自分は来月分まで
アイデア(書きたいネタ)は常に5、6個あるが実際ものになるのは……1個あるかないかだろうな。
自分はストックは来月分しかないな。
長編小説のコンテストに送るやつも書いているから、こっち(きらら)は片手間で書いている感じ。
俺も書きたい話は沢山あるが、大体きらら向きでないという有様
つかそれ普通アイディアとは言わないだろうけど
明日の月曜日には最終選考に残った作品がメルマガで発表されるのかな?
実は今回(いや前回になるのか)自分自身2度目の投稿だったんだけど、前回よりは多少は頑張ったつもり。凄く楽しみだけど不安でもあるなぁ。
最終に残ってなかったらサクっと気持ちを切り替えられるが、残ってると何も
手につかなくなったりする。
その発言から大体特定できる
最終に残れれば……それだけで満足。そんな俺は小物なんだろうなorz
自然ネタ多いなw
トカゲヘッドも木から落ちる
楢山も筆の誤り
214 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/29(月) 21:49:26
新顔増えたわぁ
有好は久しぶりやね
自分ではあまり出来がよくないものが残って、自信があるのは落ちてしまうのは
何故なんだろう。
まあ、いいや。
書き続けるしかない。
なんか、つまらんもの好きってことない予備予選の選ぶ人。
何だろ、現代のお笑いより、やすしきよしのころのお笑いが好きというか。
センスが全体的に古くねえか。
217 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/29(月) 22:59:00
>>216 じゃあおめーのナウでヤングな落選作さらしてみろ
>>215 自分は、これこそ読んでほしい!というのが落ちる
晒さないけど
あるあるネタで誰かやってたな
>>218 禿同。どうでも良いものは月間賞取って、自信作は最終にも残らない
221 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/29(月) 23:35:54
メルマガをとってない俺に最終選考対象作30篇を教えて下さい……
単に、自己満足の強い作品はオナニーに陥ってるってだけだと思うよ。
選考する側はそういうのから真っ先に切り捨ててるんじゃなかろうか。
オレもうすうす感じてたのだが、みんな同じ事思ってたのか。
どういうことなんだろ。
文学で貶し言葉に使われるけど、
よくは書けているが、面白い所がない、というものが、選ばれてない?
「たたかう案山子」釜崎勝司
「少女織姫」木嶋章夫
「大阪部」上田八朔
「2時間30分」宮澤しらす
「ミックスジュース試験」梁瀬陽子
「エレベーター・ダイブ」笹鳴梢
「そらのいろ」十一
「枯れ葉」松本裕志
「遠雷」わきた
「もういちど」加瀬ヒサヲ
「ハウスハズバンドの仕事」細川又三良
「君にお父さんと呼ばれる筋合いは無い」石村ロイ
「御神木様」からたちみかん
「のうぜんかずら」野口あさ美
「黒人の手帳」二宮武志
「灰色熊と幸福な大人たち」高橋基宏
「尻穴ピアニスト」有好從桜
「味付け」葵深香
「微熱の夜に」林ペコ
「サルのぬいぐるみ」じん
「キンモクセイ」木村衣杏
「カニの世界」乍
「葬式へ行く」山崎伊織
「思惑」上路南葉
「セツダン」千種のぞみ
「こいするひと」海野桃
「雨にぬれても」不破邁
「交信」鎌田としこ
「白昼夢」横山悠
「犬の日」田中サンタ
>>216 新しいセンスを発掘するとか言って、ケータイ小説化されるよりはずっといい。
>>225 そういうのとはちょっと違うと思う。
極論過ぎる。
227 :
225:2008/09/30(火) 00:18:52
>>226 いや、自分でも極論だとは思うけどw
ただ、新しいセンスってどんなものなんだろう?
それがよくわかんない。
ただ単に、応募作である程度読めるものが古っぽいものばかりなだけで、新しい小説の送り手のレベルが低いだけかもしれない。
お笑いの喩えを借りるなら、別に現代の笑いを否定するわけではないけど、やすきよ的笑いを超えるものが出て来ていないから賞の与えようがないだけとか。
落選作を見てみないとよくわからないけど。
ちょっと前の作品だけど、晩婚ゴリラとかハンチヴォンとか、すげー新鮮な小説だって思ったんだけど。
新しいセンスを早く晒してください。
ぜひ読んでみたいです新しいセンス。
自分はセンスが古いんで(?)いちおう残ってますけど
新しいセンスってどんなものなのか知りたいです。
よろしくお願いします。
随分離れてたんで今の状況はよく解らんが、賞的なもんで常連とかいる(いた)のは一種異様だろ。
作品がどうこうよりそれだけ選者の嗜好や傾向にフィットしたり、狙っていったりに偏ってる
という事になる。そしたら幅も自然と狭くなるしな。投稿する方もよりウケになる。
自分の作風とか、これを描きたいってそこでの面白さで選ばれる事がなくなるな。
常連とかケータイ大喜利のメジャーシステムじゃあるまいし。
いやそれならいっそケータイ大喜利みたいにメジャーとマイナーリーグを組み込みゃいいんだよ。
ウケ→ウケねらい
さらせさらせという奴がいるが、さらせるわけないだろ。
その人は特定されて、受賞できなくなるだろ。
自分の作品はいろんな人に読んでもらって、冷静になればいいんじゃないかな。
きららが絶対じゃないよ。きららでダメだからって、その人がダメとは限らん。
編集者の目を絶対視しているひとがいるけど、案外頼りにならないんだぞ。
出版された本や人気作でも、出版社に相手にもされなくて、
何社も回ってやっと採用されて、それから売れたりするのはごく普通だよ。
一定レベルというのもあるが、それ以上の場合、
きららの編集者はああいうのが好きだ、ってだけのことだ。
文章を書くとき、選者に媚びるようなことを書こうか迷う
本当はここはこうしたいんだけどどうせ分かってもらえないし、ベタだけど馴染みがある表現にしようかな、とか
233 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/30(火) 02:15:56
>>231 さらしても受賞できるよ?
たまにここにさらしてるけど、前回フツーに佳作だった。
だから安心してさらしなよ。
>>232 オレもそう感じてる。
>本当はここはこうしたいんだけどどうせ分かってもらえないし、
>ベタだけど馴染みがある表現にしようかな
で、ベタな表現にすると予選通過、しないと未通過。
ここはそういうのの感じをつかむための練習場だと思うのがいいと思う。
ここの感覚になじみ過ぎると、賞は逆に取れないと思う。
万年最終選考みたいなタイプになりそう。
どっかで見たような書き方の小説は、新人賞なんかで真っ先に落とされる、と聞いた事がある
独自色を潰される訳にはいかないんだよな
正直に告白すると、ここの賞って、
佳作に残ったりしても嬉しいような嬉しくないようなところがある。
諦めきった人には、いい小遣い稼ぎになるのかもしれないけど・・・
野心があると、どうも尖った所が削られる気がするというか。
生意気だけど、ダヴィンチとかきららとかがターゲットにしている人達に、
はじめからウケる作家になると、数作で消える作家になっちゃうというか。
小川洋子とか川上弘美みたいに、独特の作風で尖ったものも書けるようになって、
時代が追い付いたのか、作家がある程度ウケ狙いも書けるようになるのならわかるのだけど。
作家はやっぱり「真鶴」や「蛇を踏む」を書けないといけないような。
でも、ここは端から「センセイの鞄」なわけでしょ。
でも、志望者って、無名な時は判断や評価を欲しがるので、「真鶴」や「蛇を踏む」を書くと不安で。
ついつい判断や評価を欲しがって、「センセイの鞄」を書いちゃうというか。
でも、そっちばっかりに合わせてるとダメになるというか、ジレンマ。
受賞している人を悪く言うのはどうかと思うけど、言いたいことは少しわかるかも。
>>236の、「真鶴」や「蛇を踏む」はダメで、「センセイの鞄」というたとえはわかりやすい。
自分は「センセイの鞄」もすばらしい名作だと思うけど、
やっぱり川上弘美の本領は、「真鶴」「蛇を踏む」「惜夜記」のほうだと思う。
ここで「落ちた」と晒されている奴を読んでいても、
「これはしょうがないな」と思うものと、「なんでこんなにうまいのに?」と思うものがある。
ツマベニさんとか、そうだよね。
「ツマベニ」も「雨の旅」も、自分はものすごくうまいと思った。
クセのある文体で、読みにくい、という指摘もまあわかるんだけど、
あれだけの技量があって、最終にも残れないのは実に不思議。
とはいえ、自分はトカゲヘッドさんも好きだし、楢山さんも好きなんだが。
ツマベニが最終に残れないのは不思議でもなんでもない。当然だと思った。
誰からも評価されていないのに、自分の作品にそこまで自信があることがすごい。自分の目が節穴かもしれないとは思わないんだよな。
編集者批判するのはいいんだけどさ、落選が不当か妥当か、読まないことにはわからないわけよ。だから女々しく愚痴ってるだけにしか見えない。
また生産的な流れになってきたな
いいね
>>232 今回、自分の色(と勝手に思っている)を消して、選者の先生たちの好みかな、
っていうのを書いて、全くダメだった。
でも前に、「これは絶対きららっぽくない」と、まるで自信がなかったのが佳作になった。
編集さん曰く、「よかったですよ。こういうの、中々無いんですよね」。
ま、いろいろ言いたいことがあるのはわかるけどさ。
別にきららに拘泥する必要はないんだし、あちこち出してみりゃいいじゃん。
きららでは箸にも棒にもひっかかんなくても、他のとこなら評価してもらえるんなら、
それは「作風が合わなかったんだな」と納得すればいいし、
あれこれ出しても評価してもらえないんなら、それは今は需要がない作風なんだろう。
落選作者が一概に技量が足りない、才能がない、とは言えないけど、
今はこれだけバラエティに富んださまざまな賞があるわけだからさ、
どんだけマニアックな作風でも、ちょっとでも需要があるなら、
地道にやってりゃどっかでは取れると思うんだよな。
それでも取れないのは、技量不足、もしくは需要不足なんだよ。
需要がない作品を書いたって、プロにはなれない。
自己満足で小説書くのが悪いのか、って言ったら、そんなことはない。
いいじゃん、好きで書いてるんだから、一生の趣味にしてればいい。
でも、それを「評価されない」→「編集者の見る目がない」と言うのは筋違い。
あっちは「売るための本を作る」ことにかけては、プロだ。
少なくとも、ここにいる誰よりも「読者の需要」については熟知していると思う。
俺は自分の作品に、100点満点で50点をつける
必ずいい部分はあると思うが、直さなければならない部分もあるはずだから
編集者は「読者の需要」なんて熟知してないよ。
熟知してると思ってんのは編集者だけだよ。しかも能力のない。
「売るための本を作る」ことにかけてはプロだが。
「売れる本を作る」ことにかけてのプロはごく僅かだよ。
245 :
名無し物書き@推敲中?:2008/09/30(火) 13:24:55
>>224 ありがとうございます
俺のは入ってないや・・orz
千文字という超短い文字制限だから選者の「好み」というのを勝手に想像するのは良くないのかな、と思った
趣向も文体も内容も限定すると読者も投稿者も限定されてしまうし、選者側にも非生産的な結果をもたらす
みんな共通して思うのが「何でこれが入選?」だろうし、きらら携帯メール小説には「これ」というものがなく、けっこう不安定で流動的なコンテストなんだと思う
もちろん入選は基礎的・応用的な実力ありきだが…
編集者の力量だとか見る目だとかについては、中の人じゃないから知らないけどさ、
業界の人の選考に納得できない奴は、じゃあ誰が選べば納得できるんだ?
自分の友達? 家族? 書店員さんかw?
ま、誰でもいいけど、シロウトで普段ロクに本も読まないような奴に貶されたら、
それはそれで不愉快だろ。
編集者とかになる人は、普通の人よりかは本をいっぱい読んでると思う。(たぶんな)
で、小説が大好きだ、という人が多いと思う。(たぶんな)
煙草屋のおばちゃんとか、ケータイ小説しか読まない女子高生とかに比べたら、
よっぽどたしかに選んでくれてると思うけどなぁ。
>>244の言うとおり、確かに編集者は決して「読者の需要」を熟知しているわけではないだろうけど。
でも、じゃあ誰が熟知してんだって話になる。
そもそも「読者の需要」なんてのを完璧に知ることなんて、誰にもできないんじゃないか?
だから、別に
>>243の主張も間違っていないと思うよ。
あくまで、ここの誰よりっていう比較論なのだから。
編集者は「読者の需要」を完全に熟知しているわけではないだろうが、少なくともただの素人よりは知っている部類だろう。
きららは才能発掘の賞ではないので、
単にバランスよく書けてるのを選ぶ賞だと思うけどね。
ようはそのおもしろさ。普通の文学賞とは違うよ。
お金を払って読ませるものを選ぶ賞と、
読者参加型の、多くの人が暇つぶしに読む賞の規準が違うのは個人的には当然だと思うが。
個性とか才能とかの前に、多くの人が読むものとしてオーソドックスにまとまってるものが選ばれてるだけだと思う。
ここに貼り付けられたのを読んだ限りでは、
この人ちょっと書き手としては面白いな、と思っても、多くの人が読むものとしての完成度が、佳作よりも低いよ。
それだけだと思うよ。
色々みんな考えてるけど、300編の中から30編を選ぶような場合、誰がやっても
そんなに変わらないと思うよ。まともな小説の形になってるのは1〜2割程度だろうし。
お話にならない大半を捨てて、残った50編の中から、質の劣る20編を削る感じじゃないかな。
アイデアは面白くても文章やストーリーに綻びが多いと当然削られる。
「俺の傑作が何で選ばれないんだ!」系の人って、そんな話は既にいくらでも
あることを知らないか、核となるアイデアに囚われ過ぎて細部がいい加減とか
いう人が多そう。
編集批判とか言ってる人がいるけど、結構深い問題だと思うけどね。
ようは破綻の無い作品は書けるし、佳作も取れたりする。
ただ、何かがないと作品って面白くないんだよ。
細部がいい加減でも、綻びがあっても、何かがある人が生き残るわけで。
でもその何かって、何かといわれるぐらいのものだから、上手く言えるものでもない。
世の中に認められない限りは、オレの傑作が、になるのは仕方がない。
でも、オレの傑作が!みたいなところがない作品は面白みがない。
そこのバランスのとり方である程度書けるようになるとみんな悩んでるように見えるけど。
なんだかんだで傾向みたいなものはあるけど、むしろそれは選ぶ側というより送る側の問題なんじゃなかろうか。
きららっぽくない作品でも、きちんとした完成度ならそれなりに評価されてると思うし。
そりゃまあ、バリバリのライトノベルみたいなのは駄目だろうけど。
逆に、きららっぽく書いても完成度が低ければ落ちる。
むしろ、きらら的にスタンダードな作風の方が競争相手や比較対象も多いから、実力が伴ってないとかえって落とされやすいかもね。
>>251 「何か」ってのは根の深い問題だなあ。
小説を書くときに、オリジナリティを出すのって意外と難しくないと思う。
ただ、多くの場合は独り善がりに終わってしまうけど。
渾身作が落ちて、適当に書いたものが通るなんて話がしょっちゅう出てくるけど、結局は独り善がりかどうか、という点なんだと思う。
独り善がりだろうと、他人を引き込んでしまえるパワーを持っていればいいんだけど、そういうものは本当にごく僅か。
小説を書きたがる人ってのは、要は自己表現をしたがる人なわけで、自分なりの個性を出そうとして結局ただの独り善がりになることが多いんじゃないかな。
それで読者に訴えかけることができれば本物だろうけど、残念ながらほとんどの人はそんな才能持ってないよね(含自分)。
今はWeb上では読めないけど、第一回グランプリの『異形ポルノ』が、まさにそんな小説だったなあ。
典型的な厨二病で、実際作者も中学生だったけど、それでも読者を引きつけるそれこそ「何か」があった。
もちろんアンチも多かったけどね。
なるほどなぁ。
ここのスレはきららだけじゃなく、他の賞対策としてもためになるな。
自分は新参なんで、初期のころの受賞作は知らないんだけど、
最近の入選作を読む限りでは、素直に破綻なくうまい作品がちゃんと選ばれてると感じるよ。
他の小説サイト(選考なしで、載せたい奴が好きにアップできる奴)と比べてみりゃわかる。
独善バリバリだけど、「何か」がスパークしちゃった作品ってのは、
まぁ運の要素もあるし、一作ぐらいならわりと書けちゃう人も多いんじゃないかな。
くだんの厨二病くんが今どうしてるのか知らないけど、
例えば楢山氏やトカゲ氏、ナツメ女史みたいに常連なわけじゃないだろ?
とんがったものも書けて、オーソドックスなものも定期的に書ける。
これが本物の才能なんだろうな。
どっかで例に挙がってた川上弘美なんかも、芥川賞取るまで全然知られてなかったし、
受賞作の「蛇を踏む」だって、けして一般読者にウケが良かったわけでもない。
ま、好きな人は好きなだけど、「なんじゃこりゃ」って人が多かったんじゃないか?
そのままいったら、現在の位置はなかったと思う。
やっぱ、川上弘美のすごいとこは、「センセイの鞄」とか「光って見えるもの……」とか、
普通に読める、感じのいい作品をスラスラ書いて、ぽっ、と「真鶴」も書いちゃうとこなんだろう。
以前、川上弘美がなんかの新人賞の選考で、
他の選者が全員「地味だ」とか、「何もない」だとか言って貶してた奴を、
「それがいいんじゃないか。この人は書ける人だ」って頑張ってたのを思い出した。
読者の需要を熟知してる人は、川上弘美なんじゃないか(笑)?
川上弘美のたとえはわかりやすいね。
「真鶴」や「蛇を踏む」よりの千字なら、ちょっと荒書きのところでもあれば、
予選で落ちることもあるだろうしね。
「先生の鞄」よりの千字なら、誰が選んでもきららなら佳作か月間賞だろうし。
そんなバカな、川上弘美が落ちるわけがない、と思うかもしれないけど、
編集者というものは「先生の鞄」のよさは、さすがプロというぐらいよくわかるものだが、
「真鶴」のよさはよくわからんものだよ。ある意味普通の読者よりもね。
ついつい「売るための本」とか、「読者の需要」とか、編集者としての色眼鏡で読んでしまうから。
今は出版不況とサラリーマン化が進んでるから、よりそうなってるだろうし。
もちろんそれは悪くないし、その色眼鏡を越えないとデビュー出来ないんだから。
で、「先生の鞄」のよさは、実は「真鶴」を書いてしまう川上弘美の個性から生まれるもので、
はじめから「先生の鞄」ねらいの人は、「先生の鞄」は書けない。
こういうのは、実際に書くひとじゃないとなかなか通じないと思う。
で、「真鶴」は、ある程度川上弘美も実績を作って、川上弘美先生が書いてるから、
って、読んでるからね、みんな。新人が送って来たら、落選の可能性も高いよ。
>>254 だから新人賞とか、芥川賞とかの選考委員は作家なんだよ。
作家には、十年に一人とかの才能がわかるという面がある。
逆に本屋大賞とか、書評ライターとか、編集者は、
ここ十年の流行で売れる人がわかる、という面もあるけどね。
そのかわり、本当の意味で書ける人を風見鶏だから見逃してしまう。
そのくせ売れてきたら、さも自分こそは分かってるみたいな顔するんだけど(笑)
バランスだよ。
257 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/02(木) 06:10:23
ごたくはいいから作家になってみろ
ドドドドド素人のくせにスランプに陥った
まだ今月のが書けない
そういうときは、まず心を無にすることだな。座禅を組め。
腰痛が痛い
>>257 まあまあ。
ここはそういう「ごたく」や「愚痴」を並べるためのとこなんだから。
最終の顔ぶれを見ると来月は新しい風が拭きそうだね
263 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/05(日) 15:21:07
ふー
最近ここ読んでなくてすごい勢いで読んだ。
みんな同じようなことを感じながら頑張ってるんだなあ。
個人的に、あだち充のなんたらっていう意見にナルホドと思いました。
少し前のだけどー。
それと、同じようなスタンスで書かれる流れになっていても、
それぞれキャラみたいなのがある感じはします!
名前が彷彿とさせるだけかもしれないですが!
やっぱり積み重ねて大事ですねー
みんな作品投下しててすごい
読んでもらえるもんねえ そうだよねえ
なんか長くなってきた。ごめんなさいー
今回ありよしさんが出してるみたいだね
懐かしい名前がいるなと思った
そういえば昔の常連たちはその後どうなってるんだろう?
ダビンチ取ってデビューした人とか、文學界で奨励賞取った人とかいるけど、その他の人は
個人的には佐々木やちさんの近況が知りたい
今何歳だろ?
ここで過去に入選した自分の作品を下敷きにして、
五十枚程度の短編に書き直して他の賞に送るのって、問題あるのかな?
作品内のワンシーンに、まんま取り込む形になるのだけど。
自分では「問題ないだろう」と思って書き直していたのだけれど、
他スレで二重投稿のことが話題になってるのを見て、にわかに不安になってきた。
今月末に投稿しようと思ってた奴。
問題ありなら、今回は諦めるつもりだが、やっぱ応募先に問い合わせたほうがいいかな?
1000字とはいえ公募なわけだし、一応問い合わせをするべきじゃないかな。
曖昧な点は不用意に自分で判断すべきではないと思うよ。
そして、よければ問い合わせの回答をここに書いておくれ。
267 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/06(月) 03:15:28
最終落ちとかなら大丈夫だろうけど
入選したのはどうかなあ
まがりなりにも発表されたものだからね
問い合わせてみたら?
入選してるんなら著作権はきららにあるよ
じゃあ小学館にも連絡を取って、使用許可をもらわなきゃ。
270 :
265:2008/10/06(月) 11:36:05
>>266-269 レスありがとう。
送ろうと思ってたのは群像なんだけど、サイト見たら、
「応募要項、選考過程に関する問い合わせには応じない」って書いてあった……orz。
でも、
>>268の言ってることが正論な気がする。。。
あうう、今回は諦めることにするよ。
もっと早くに気づけば良かった。自分、馬鹿だ。。。
うわああぁぁぁん!!!! これはお蔵入りかぁ〜!!!!
271 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/06(月) 11:59:30
ドンマイです!
でもお蔵入りはもったいない
そこだけさらに書き換えるのはできないのか?
翻案したものを一部に使うだけなら、二重投稿とは言えないと思う。
ただ、著作権の管理を小学館に委譲している形なので、小学館の許可を得るのがスジ。
プロデビューしたらお世話になる可能性もあるんだから、筋は通しておかないとな。
可能性は0じゃないからな。
限りなく低いことは確かだがw
275 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/06(月) 18:19:10
>>264 2004年の時点で15歳だったから、今19歳か。
なんと来年成人!
きららも歴史積み上げてきたね。
メルマガ北
なんとなく、作品の傾向が文章力勝負かアイデア勝負に大別されるように思える
>>277 とても激しく同意。
初期の頃の作品のが好きだなあ。
私も
アイデアよりも文章力で読ませる感性に訴える作品の方が好きだなあ
きららの(単行本の)謳い文句、
”こんなに短いのに、こんなにも心に響く!”
っていうのが、最近ないような。
前は読んで思わず涙ぐむような作品があったような。
審査の傾向が変わったのかな。
個人的に、トカゲさんはアイデア勝負な文章を書いてると思う
>>280 禿どう
初期のは純文っぽくて何となく格調高かったような
最近のは全部ショートショートみたいな感じで、これでレベルが上がったと言われても「?」と思う
上に出てる佐々木やちさんなんか今考えればすごくいい
選考委員は変わってないのにねー
283 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/07(火) 12:30:32
トカゲさんのは新しい作品の方が好き
今月もおよびでないらしい
また頑張ろう
モバイルきららって何か存在価値あるのかな?
作品も読めないし、編集長のモバきら通信とやらもいつの間にかなくなってる…
2004年10月に送って落選したヤツが
今頃出てきた・・・
このままデリートするのもなんだか切ないので
ここに書かせてください
【思春期】
時々俺の前に現れるまぁるい穴。
それは真っ暗で底は見えない。多分落ちたら戻れない。
俺は現れるたびそれを覗き込んでは自嘲するんだ。
あぁ、また大きくなった、闇が大きくなった。
おかしい、わはは、わらえ、わらえ。
いつかこの穴に落ちて俺は死ぬ。
穴は、現れると気まぐれに黒い霧を吐く。
視界がどんどん危うくなる中、俺は煙草をふかしながらぼんやりと憂う。
何も無い世界の中で、無形状の白だけが出口を知っているかのように膨張して黒の先に消えてゆく。
おぅい、その先に俺も連れてってくれよ。
煙を吐くたび呟いては自分を嘲う。
わはは、おかしい、おかしい、ばかがいる。
あぁ、煙草の吸いすぎで喉が痛いや。
つづき
黒の中は自己中な暴力と性衝動が渦巻いていて、時々それらを持て余した俺は左腕に線を描く。
たくさんの赤い線。
その赤を右の指でなぞっては舐める。
味はしない、ここは無味無痛の世界だから。
たまに失敗してえぐり過ぎた線がパックリ口開けて嘲笑う。
ばかだ、ばかだ、わはは、まぬけがいるぞ。
次々増える真っ赤な口は、そろって悪意を吐き出し続ける。
ひどくうるさい左腕。
ある日、煙を吐く俺の隣に男が立っていた。
男は俺の足元の吸い殻の山を一瞥して言った。
「そんなに吸われては喉がお辛いでしょう。」
身なりのいいそいつは場にそぐわぬ上品な仕種でポケットから飴を取り出した。
掌に乗った多量の毒々しい黄色たち。
俺は無言でその一つをつまみ上げ、口に放り込む。
黄色が口に消えるのを見届けると男は次々と質問を浴びせ始めた。
飴を舐めるのに忙しい俺は首を動かすだけでその問い掛けに答えていく。
「わかりました」
不意に男が呟いた。
「あなたはお辛いようだ。楽にして差し上げましょう。」
ラスト
どん、と衝撃があり俺は穴へと突き落とされた。
すんでのところで縁に手が掛かる。
“嫌だ、死にたくなんか無い!!”
次の瞬間驚くほど強い感情が俺の中で波打った。
加害者を睨み付けようと頭を持ち上げる。すると、男は唯の影になっていた。
その影の上に広がるのは透き通った青。
手が滑りどすん、と身体がたたき付けられる。
でも、不思議と痛くはない。
俺の下には無数の萌ゆる緑たち。
温かい。草の匂いがする。風が吹く。水の音がする。
ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう。
穴と影と暗闇の残骸が悪態をつきながら逃げて行くのが見えた。
あぁ、死に損ねてしまったみたいだ。
俺は頭を一つ掻いた後、何事も無かったように家族の元へ帰った。
>>280 >>282 たしかにあの頃とは変わってしまった感がある
峰川幸思さんなんてすごくよかった
>>285 わかるんだけどーやはりちょっと自己満の域を出てないというか
文章自体は欠点ないと思うんだけどね
今も出し続けてますか?
>>285 これ三人称で書いてみたら面白いんじゃね?
外からみたら矛盾してるわけだし
おもしろいかも
でも難しそう
おれにはむりだな
力業って感じで個性があるね
>>287 もうちっと設定にリアリティをもたせないと、読む者はシラけるだけかと。
例えば、「黒い穴」に落ちたところで読者はどうなるか予測できないから、
まるで緊張感を抱けない。そもそも序盤から妄想に過ぎないことが丸わかりの
記述だし。読む者としては「妄想を通じてなにかあるのかな?」と読み進め、
「やっぱり妄想か」で終ってしまう。
せめて妄想が現実にフィードバックされる様などが記述されてれば、多少の緊張感も
産まれたろうが、現状ではありきたりで退屈な自己満にしかみえない。
293 :
285:2008/10/09(木) 02:43:01
たくさんのコメントありがとうございます。
>>288 自分では気づけないから、自己満の粋から出るのは難しいです(;´Д`)
ご指摘ありがとうございます。
半年ぐらい出して、就職を期にやめてしまったので
今は出していません。
>>289 思春期の矛盾や驕りや意味の無い廃退感を書きなぐって
読み手に共感してもらえたら・・・、というのがベースだった記憶です
この「俺」を観察する彼という目線で文を書いたらどうなるのか?
とても興味がでました!明日から通勤の合間に書いてみようかと思います
アイデアをありがとうございました。
>>291 個性が〜と言って頂いて、非常に嬉しいです
ただ、力技だけでは魅力的な物にはなれないから
そこにどうやって繊細さや機微をトッピングするかが
現時点での課題だと思っています。
>>292 リアリティのまったく無い物語、その中で出てくる小道具から
色々な連想を促せたら・・・と思っていたのですが
この程度の技術じゃそれは無茶ですよね
読み手を引き付けて、わくわくはらはらさせて、
最後におどろかせたり涙させたりする
そういった小説のパターンをまったく無視して書いているので
内向的で、ありふれた自己満なものになってしまったんじゃないかと考えました
292さんの仰ると通り「妄想を通じてなにかあるのかな?」を満たすことができれば
読み手に面白いと感じて貰うことができるかとおもいました。
丁寧なご指摘と感想をありがとうございました。
294 :
285:2008/10/09(木) 03:06:04
今回、過去の作品(って程でもないけど)を読んで
皆さんから色々な指摘を貰って、それが嬉しかったので
もう一度きららに応募してみようかと思いました。
スレの皆様の迷惑で無ければ、同時期の作品を2、3うpさせてください
そして、もしよければ改善点や、全体的な感想などを頂けないでしょうか?
とりあえず、もう1本投下です
【オトメノジュンジョウ】
春、僕は新米教師として新しい門出を迎えた。
その初仕事である入学式で、一目見てもう彼女に引かれていた。
しゃんと伸びた背筋。すらりとした手足。凛とした表情。
それでいて、笑うと幼さが戻る。
清純で無垢な、でも単純なイノセントではない‥‥調度、少女と女性の間。
二度目に会った時、僕は堪らずに彼女を口説いていた。
ズルイ大人の僕が知っているありったけの嘘と甘い言葉。
彼女は少しずつ僕に笑いかけてくれるようになった。ベタな例えだけど、それは戸惑いながら開く花。
295 :
285:2008/10/09(木) 03:09:03
それからはとにかく沢山の話をした、彼女の好きな物、僕の趣味、週末の過ごし方、
時々はお互いに悩みの相談なんかもしあった。
秘密のドライブの最中、ステレオから流れるサマーソングと窓からこぼれる盛夏の太陽。
僕は彼女の涼し気な声が好きだったんだ。
僕はもうこの頃にはすっかり彼女が好きになっていて、その全てが知りたくてしょうがなくなっていた。
はやる身体と征服欲。
知りたい僕と教えたがらない彼女。
言い訳になるけど、だからあれは魔が注したんだ。
あぁ!自分のバカさ加減に嫌になる。
僕は彼女に嫌われた!
僕の愚行から半月後、彼女からドライブに誘われた。
「一緒に行きたいとこがあるの。」
296 :
285:2008/10/09(木) 03:11:54
久々の彼女とのドライブに僕は心底浮かれていた。
彼女が案内してくれたのは一面の花畑。
白や赤、淡いピンクの真ん中ではしゃぐ彼女と一緒になって、脳天気に僕も楽しんだ。
「先生」
不意に彼女が僕を呼んだ。笑いながら、でも少しだけ申し訳なさそうな顔。
華奢で美しい指が手元の花を折る。
「先生にあげるよ。あげられなかった物の代わりに。」
意味が分からず受け取る僕に彼女は言った
「コスモスの花言葉は‥‥‥‥」
言い終わると同時に僕のじゃない男の声が彼女を呼んだ。
「じゃあね、先生」
声の主の方へ嬉しそうにはしってゆく彼女。
そして、そのまま二人で消えてしまった。
一人取り残された僕、いや、もしかしたら最初から一人だったのかもしれのい。
ザワリと秋風にコスモスが揺れる。
僕の手の中に残った淡いピンクの花。
あぁ、僕はきっとこの花に惑わされていたんだ。
いくら何でも体言止め多すぎだろ
羅列にするくらいなら動作の中に描写を盛り込めよ
申し訳ないけれど、駄目な小説の典型例というか、ちょっと酷い。
(という自分の意見も非道いけど)
読んでて真っ先に感じたのは、とにかく文章が全然シーン(場面)を描こうとしていないこと。
ただ単に出来事を陳腐に要約しているだけで、場面が浮かび上がらない。
心理描写にしたって、主人公の独白に頼っているだけで、行間から伝わるものが何もない。
とにかく、語り方が駄目すぎる。
偉そー。非道ー。
スマソ。。。。。。
いやだから詰め込みすぎなんだろ
受賞作とか読んでも分かるけど物語丸ごと一つだと低評価
場面一つ分で、背景、設定はご想像にお任せしますってのが多い
300 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/09(木) 14:26:49
改行や空白は1000文字に含みますか?
以前そんな話題があったとは思うのですが、結論を忘れてしまいました‥
教えて下さい。
302 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/09(木) 18:20:40
>>300 改行や空白は含みません。文字や記号のみで1000文字です。
今月もだめだった
304 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/09(木) 22:13:56
実際問題、ずっと出し続けても落選していた人が、努力の末に入選することってどれくらいあるんだろう。
なんとなく、駄目な人はずっと駄目で、入選する人は最初から入選してるんじゃないかという印象が、どうしてもぬぐえないのだけど。
出井さんは第一回から皆勤賞らしいが、連続で月間賞獲るまでは常連って
イメージもなかったよ。
>>296 コスモスの花言葉の意味を読者に伏せたまま物語を終える時点で、
根本的になにかを勘違いしていると思われる。
花言葉の意味を落ちや下げに使いたいのなら、伏線や謎として前半に折り
込んでおき、後半でタネ明かしをすべきだろう。
というか
>>298のいう通り。君の文には読者を喜ばせよう、楽しませよう
という工夫がみられず、単に「どう、僕ってすごいでしょ?」という
自己満的な意図しか読み取れない。ようするにサービス精神がない。
考え方を改めないとだめだと思うな。
>>294-296 抽象的だった最初のやつよりよっぽど好き。
知りたい僕と教えたがらない彼女、戸惑いながら開く花、とか、
上手に持ってきたな、と思った。
文章力自体は佳作以上を取れるレベルに余裕で達してると思う。
けど、他の人が指摘している通り、あまりに不親切過ぎる。
コスモスの花言葉は、たぶんタイトルにある「オトメノジュンジョウ」なんでしょう。
彼女おそらく高校生で、主人公に肉体関係をせまられて突き放したのでしょう。
二回読めばわかる。でも、一番重要なポイントが一読目でわからない時点で致命的。
・ありったけの嘘と甘い言葉
・あれは魔が注した
全部具体的に書けよ。
思わせぶりな言葉並べるだけならべて、ほとんどの部分を
読み手に想像させるつもり? 何様のつもりなの、お前? って、
ただ腹が立つだけ。
彼女がわずか半月後に主人公を花畑に誘って、しかもそこで
彼氏かなんかと出会う約束をしてるのも不自然すぎて理解不能。
>>309 >文章力自体は佳作以上を取れるレベルに余裕で達してると思う。
いくらなんでもそれはないと思う。
ああ、最終30も無理だろうな
やちがもうすぐハタチなのにビックリ
おれたちもそれだけ歳を重ねたということだ
前にも晒したけど新しいの出来たので晒してみる
よかった感想お願いします
「多重人格障害」
ブラインドを抜ける朝日に埃の舞が切り取られ、リビングに線を描いていた。
ジフの足音とテープレコーダのサーという音が、微かに小さく鳴っている。
「それから、俺はダクトテープで……、青いメタッリクのヤツね、あれが余ってて、それで縛ったんだ」
リビングにはジフ一人、テレビは音量が消されたまま、ずっとニュースが流れていた。
行ったり来たりのジフの体で、光の中の埃が渦を巻く。
片手のレコーダを口に近づけ、ジフは続けた。
「結構煩かったら、かなり殴った、それで夜になってから車をガレージに入れて、
その時もう一度起きてさ、でも殴ったら大人しくなった」
「それで彼女を抱えて、家に入って、試してみたいこともあったし、それは君も同じかな」
そこで一息ついて、レコーダを口から離す。
ソファーに近づいて、ロープの切れ端を摘み上げた。
「でも、あれは失敗だったな、混乱しててさ、どうしてもロープに変えときたくて、
ノースブリッジのあの店、なんてったっけ、あの小モールでロープを買った、閉店間際で目立ったよ、
命取りになるならあれだろうな」
「それから、ほら、リビングにも残ってるけど、この血、鼻血と胸の血だね、
今僕の靴にも付いちゃったけど、これも綺麗に掃除しといてよ、カーペットにも付いちゃってる」
「それから、台所に行って、コンロとフォークを使った、うん、後で洗ってくれるとうれしい、
その後、もう元気がなくなっててさ、火傷だらけで、引き摺ってガレージに運んだ」
「ああ、やっぱりガレージの階段にも残ってるや……、ドアにも残ってる、あ、今、開けたんだけど、
手に付いちゃった、片手レコーダ持ってるからさ、しょうがないよね」
ジフがガレージに現れると、女の心臓は跳ね上がり、傷と爛れのぼろぼろの体が強張った。
「そろそろ時間か、じゃあ後はよろしくたのむよ、ニック、ああそうだ、
ノコギリはダッシュボードにある、でも先に冷凍しないとうまく切れないよ、
これを聞き終わったらすぐにとり……」
ジフとニックが、体の所有を改める。
縛られた女を見てニックは驚いた。
その意味を知るためにレコーダを巻き戻し、自分の知らない、自分の情報を聞き始める。
「やあニック、おはよう、それじゃあさっそく、今日のことを説明するよ」
>>316 誤記
>>よかったら感想お願いします
で
>>316-317 二度読んで内容理解した。
つまらなくはないし、へたくそってわけでもないけど、モヤモヤ感が残る。
なんなんだろうな、この感じ。気の利いた感想が思いつかなくてごめん。
とりあえず千文字では短すぎると思った。
もうちょい膨らまして短編として書き直すと良いかもね。
ここで晒される小説と、入選している小説の違いがなんとなくわかった。
作者のための小説か、読者のための小説かの違いだ。
>>316 タイトル=落ちになっているのは、どうかと思う。ヒネリもなにもないし。
あと無駄な表現が多すぎる。それと内容なさすぎ。イントロ長すぎ。
つか、これ全部イントロでしょ。
せめて序盤ですぐに女を登場させて欲しかった。そこから始めるべき。
駄目なところ突っ込まれるのってホントためになるな
自己満足で終わる小説はウケないってことだ…
323 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/14(火) 07:49:15
101読んでみな
あれは本当に勉強になる
>>316 これ落選作?個人的には「雰囲気」が好きだけど、結局ただ「雰囲気」で終わっちゃってる印象
1)タイトルで「多重人格者」だという情報を提示
2)何やら不穏な雰囲気 犯罪を犯したらしい
3)人格チェンジ
分かり辛い文章で引っ張ったわりには盛り下がってるんだよね
レコーダーというアイデアは素晴らしいと思う
もっと面白い見せ方があるはずだよ 頑張って!
メルマガ来たな。
常連がほとんどいないんだが。
気のせいと思うが俺の名前もなかった。
何回探しても俺の名前が見つからない
さて、今回もダメだったし新しいの考えなくちゃな、遅れちまう
YOUうpしちゃいなYO
>>323 101どこにも売ってない
図書館にもない
注文したら図書館が購入してくれるかな?絶版?
普通に本屋に売ってるよ。
amazonにもあるし。
と、数時間前に書きこんだ後で、「普通に売ってる」って正しい日本語か?
と考えている自分。
普通に使うだろ
不通ではないからオーケー
佳作のリピートがめっちゃツボだ 何で月間やらねぇんだよ
寒竹のブログに書いてこい。喜ぶから。
ブログあったのか!thx書き込んでくる
◎月間賞
★佐藤正午賞
「白昼夢」横山悠(29)
★盛田隆二賞
「遠雷」わきた(32)
◎佳作10作品
「カニの世界」乍(18)
「枯れ葉」松本裕志(40)
「灰色熊と幸福な大人たち」高橋基宏(31)
「大阪部」上田八朔(31)
「もういちど」加瀬ヒサヲ(29)
「微熱の夜に」林ペコ(31)
「葬式へ行く」山崎伊織(22)
「君にお父さんと呼ばれる筋合いは無い」石村ロイ(31)
「キンモクセイ」木村衣杏(38)
「尻穴ピアニスト」有好從桜(21)
ユーモアがありそうな作品が佳作に入るのもきららの魅力
本当にケツのほうだが
『尻穴ピアニスト』のことですね。
阿部さん、出番です
アッー!
343 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/18(土) 12:03:03
期待して待てば鳴かないホトトギス
締切日
345 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/20(月) 05:46:04
過去の受賞作ってパソコンで読めますよね? どこのページ?
お前の目は
俺の目
過去の受賞作って読めないだろ
選者のくだらない作品ならいくつか読めるけど
タイトルにリンクあるだろ
アホすぎ
ほんと頭悪すぎる…
きらら通信…
尻穴ピアニスト読んでみたけどおもしろいなw
なんか『灰色熊〜』に妙な既視感がある。何だっけ? 気のせい?
尻穴は、ああも面白くないことをたて続けに書けるのは才能だな。
普通はもっと面白いことを書こうとしてしまうけど
355 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/20(月) 20:33:47
ダダですよね!
私も感じました。でもなんか最後の一文で、あ〜そっか〜いいな〜って。
尻穴面白かったです。笑
過去のは、月間賞バックナンバーってのがありますよ!
今回も送れた。スパークした頭で今のうちに言ってみる。
次回のグランプリ自分だから楽しみにしといてね!
・・・もし大賞じゃなかったらそのときはそのときで言いにきます
今回はひどい出来だ
しかしだいぶ減ったな…
359 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/21(火) 14:55:23
まじすか。
さては大物だな
…減りましたね。
自分も毎回、まただめだーもう無理って思うのに、
なぜか送ってしまうのは千文字だからでしょうね〜。
>>294-296とその評価を読んで、自分が何故受け入れられないか分かった気がする
勝手に似てるとか言われても本人は困るだろうけど、
>>294-296を書いた人と自分の書き方はすごい似てる・・・
読み手に想像させるのはだめなんだな、勉強になったけど
個人的にはそういうののほうが好みなんだよなあ・・・プロ諦めて同人にでも落ち着こうかな
>>360 読み手に想像させるのがだめなんではなくて、説明不足なんだと思うよ。説明しすぎると教科書みたいになってつまらなくなるけれど……過不足なく書くというのが一番難しいからね。
いくつか知らないけど、とりあえず欠点を克服しながら書けばいいじゃない。
ありがとう。このスレ優しいね
自己満足と読み手への配慮のバランスを考えながら頑張ります・・・
尻穴が佳作最下位に甘んじているのはいただけない
ユーモア路線もきららは開拓してほすぃ
>>363 自分はどちらかというと、佳作最下位って特別枠というイメージがある。
小説としての体裁が整ったものより、とがったネタや実験的な表現をしている
作品が選ばれてるような気がするんだけども。
佐藤盛田両選者の評価からは漏れたものの、編集部の人が気に入ったり、
あ、これ面白いことやろうとしてる、みたいなのを取り上げてるんじゃないかな。
だから時々、佳作6〜9位のよりよっぽど面白いのが最下位に入ってることがある。
尻穴はすごい面白かったけど、やっぱ上の方には持ってきたくない感じのタイトルだし、
インタビュー形式というちょっと変化球的な文体だから、
佳作最下位(特別枠?)で妥当だと思うよ。
365 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/22(水) 03:50:35
確かに佳作の下位には、いい意味で「舐めてるな」って感じの作品が多い気がする。
364さんが言うように編集部では好評を博すものの、本職の二人が眉をひそめて叩き落すみたいな構図でしょう。
月間賞には、意図をボヤかした深みのある作品が多いから(勿論、狙ってるんでしょうが)、
笑わせてやろうだとか、泣かせてやろうという野心に満ちた作品は落とされるんだと思う。
これが、何人かが書いていた「自信ある作品が落ちて、どうでもいいような作品が入選する」理由なんじゃないかな。
なんて偉そうに分析してしまいましたが、私は佳作すら獲った事がありません。
峰川・やちの時が過去最高の640作
そして最近は250足らず
なぜこんなに減ったのか
まあ倍率低い方がいいんだけど
前に誰かが言ってたけど、入選ラインの定数は満たされていて、もともとの落選者の数が減っただけじゃないか
まあわからないけど
>>366 手元にきららあったから確認してみたが、応募総数674篇だった。
きららの黄金時代だね。
369 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/23(木) 17:05:33
あとは二つ以上送ってた人が一本化したという説も
なきにしもあらず?
黄金イカ…
しまったつまんないこと言ったー
おれも応募したよ。おれも、おれも。
371 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/23(木) 18:31:42
久しぶりだな記憶喪失した男
きららのペンネームもそれ?
373 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/25(土) 17:04:42
過疎
374 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/25(土) 18:47:13
誰か盛り上げる方法考えて
375 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/25(土) 18:56:21
誰かが投下したら盛り上がるヨ
「誰か盛り上げる方法考えて」
そう、誰かが言った――誰か、というのは、それがネットの掲示板上での書き込みだからだ。
彼、いや、彼女かもしれないが、そいつが実際どういう人物なのかも僕は知らない。
「話題なら自分で提供しろよ」
見えない相手に返答を打ち、「書き込む」をクリックした、そのときだった。
376 :名無し物書き@推敲中?:2008/10/25(土) 20:16:00
話題なら自分で提供しろよ
377 :名無し物書き@推敲中?:2008/10/25(土) 20:16:00
〇▲日の〇×時丁度に、▲〇で人を殺します
そんな画面が出てきて、呆然とモニターを見つめながら、頭の隅で考えた。
(日時、場所、……「人」)
条件は充分に揃っている。
(犯罪予告だよな……これ)
犯罪予告、しかも殺人の予告だ。日時まではっきりと出ている。
恐ろしいものを感じたが、文章を読み返しているうちに冷静さを取り戻せていった。
この掲示板では、近頃似たような脅迫文めいた書き込みが多発している。そしてそのほとんどがただの悪戯だった。
僕はキーボードを叩いた。
378 :名無し物書き@推敲中?:2008/10/25(土) 20:20:47
あーあ、日時と場所書いちゃったらアウトだよ
今言い訳しても、警察捕まっちゃうよ
僕は特に行動を起こすつもりもなかったが、どちらにしてもここにこの書き込みがあればいずれ通報する人間も出てくるだろう。
そんなふうにして捕まった男の話も聞いたことがある。
珍しい瞬間に立ち会ったな、と息を吐きながらなんとなく更新ボタンを押した。
379 :名無し物書き@推敲中?:2008/10/25(土) 20:21:47
くけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ
けけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ
けけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ
けけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ
けけけけけけけけけけけ
けけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ
けけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ
現れたものを見たとき、後頭部から足の先まで何かが駆け抜けるような感覚がした。
次の瞬間には体中に鳥肌が立っていた。マウスを持つ手もそのまま、画面を凝視して固まった。
その体勢のまま2分以上が経過した。
ふいに、ドン!ドン!と部屋のドアがノックされた。
378 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/26(日) 12:50:44
ナイスリアクションありがと〜!
ほかにはほかには〜?
>>376 面白いわ、ぞくっとした。
記号のところをなんとかすれば
応募してもけっこうなとこ行けるんじゃないかと思ってみたり
380 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/27(月) 19:31:42
メルマガ来た
381 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/28(火) 12:58:14
最終選考どんなです?
382 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/28(火) 13:11:52
ちょっと数増えましたねえ!
やったー若干盛り上がったぞ なのか 倍率増えたー なのか。
30の発表は来週っぽいですよ。
383 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/29(水) 19:21:48
嬉しいやら悲しいやら
100文字オーバー\(^o^)/
これから20日かけて削るか
一日5文字
385 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/31(金) 15:16:55
どんどん削れ
386 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/31(金) 19:15:56
おうがんばれい
個人的に今月の佳作はどれもいい出来だと思う
参りました
388 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/01(土) 11:00:26
なんていうか、
選ばれた全体の種類のバランスがいいですよね!
純文学系とかエンタメ系とかほのぼの系(?)とか
ジャンルってよく分からないけど。
>>372 しまった。きららは受賞したら、本名で出る。
「灰色熊と幸福な大人たち」は良かった。
以前、別の名前で同じような作品が佳作になったと記憶してるけど、
消化不良って感じの前作から比べてはるかに洗練されてる。
月間賞2作の出来が良すぎて不運だったな。
久しぶりに見たけど、携帯からは受賞作が読めなくなっちゃったのかな
変なの
今頃その話ですか……。一年三ヶ月くらい前から携帯では読めなくなりました。
ただの怠慢だよな
月一回、ページ作ってコピペするだけの作業
馬鹿でも出来る
元々、携帯じゃ佳作が読めなかったのもおかしいぐらいだわ
募集タイトルが聞いて呆れる
携帯「メール」小説なので……という、
言い訳。
小説を書くときも読むときもパソコンだ。
携帯の出る幕は送るときだけ。
まあ、気楽に送れるというメリットはあるわけでw
通勤通学のときに読んでた人なんかは、携帯で読めなくなってがっかりかと。
結局なんで携帯で読めなくなったのか理由もわからんままだしね。
398 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/03(月) 19:43:31
シオールン、しっかりしろ
あ、今日祝日か・・・
なんで?
明日最終発表か。昔に比べたらだいぶ落ち着いたが、メール開くときは今も心臓ばくばくしてる。
自分もw
もし残ってたりしたらそのドキドキが三日くらい続く
片手間にやっている人にしたら小さく見えるかもしれないけど、自分も毎回どきどきしてるよ
メルマガ来た。
雨森アメリさんの名前を久しぶりに見たよ。
…
なかったお(^ω^)
くそう…
>>379 今更だけどありがとう
中途半端なオチでごめん
406 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/04(火) 19:39:18
目新しい人いました?
あれ?あった・・・。
ここ数ヶ月間送ったやつの中では個人的に1番納得いかなかったやつなのに何故・・・
>>407 そうそう、そういうのが残ったりする
とりあえずおめでとう
かくいう自分は自信あったのに落ちた
「あった」からこそ落ちたんだと思うがw
409 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/04(火) 20:16:01
見事に散りました^_^;
もっと良い作品書けるようにがんばります
残った人はおめ!
誰か貼ってけろ
「風邪のクリスマス」松本裕志
「友情の湯」野口あさ美
「終わりの季節」三上陽子
「恋文」雨森アメリ
「笠餅」キハラシンジ
「スクリーン」トカゲヘッド
「ふたりの夫」大田サトコ
「目には見えない」守夕映
「わしの夢」あえいうえおあお
「下着を買う男」水谷祐一
「運命の人」木村衣杏
「供述」大石隆二
「ポンと休日」しろうずいずみ
「非科学的なことは信じない」くるめ茉友
「息子妄想」だすと
「わからない」中上ディエゴ
「退屈の嵐」近転堂
「アイタイヒト」天野美帆子
「私、星になる」朝倉雄太
「DVロボット」神田
「高尾山の夜」田中サンタ
「両腕」丹日出海
「猫の手」森久人
「毒ガスが何度も猫を殺す」石村ロイ
「トマトとハサミ」有本奈月
「鮫ガールズ」羽合タスク
「予行練習」大越見
「23秒間の窒息」十一
「旅は道連れ」山崎伊織
「屋根の上の小さな悲劇」林ペコ
新規の進出者が増えて、誰が誰だかわからんようになってきたな
thx 普通に落ちてるわ^^
あー、今月もメアドミスったようだ
今月は入ってないや。
出してなかったから当然だけど。
落ちたか。
500文字なかったからな。
きっと文字数規定で落とされたんだろうな。おれの「ビッグクランチ」
これだけ書き込みあって、通ったニュアンスを含んだ住人が1人だけってあんた・・・
自分も思ったw
俺は落ちたときは書き込むけど、最終に残ったり入選したりしたときは書き込まないよ。
なんで?
>>420 特定されたくないから、かな。あなたも入選したら入選した! なんて書かないでしょ?
422 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/05(水) 17:31:26
まぁさすがに今月の月間賞取ったぜーの書き込みはマズイと思うが、最終候補は30もあるからなぁ
佳作取ったぜーは数的に書き込めるかどうかは微妙なラインかな?
特定もクソもないだろこんな自演し放題の名無し板じゃ
10回ほど応募したけど、
一度も最終に残ったことのない無能が通りますよ
どこを目標ラインとするかってのも人それぞれだからね
月間賞しか狙わねーぜなのか、佳作以上で十分満足なのか、最終候補まで残れば万々歳なのか
最初は月間狙う気満々の人でも、大概は何度も落ちると目標が最終候補に残りたいってところまで下がるしなぁ
だいたい何回目くらいで傾向つかんで、初めて最終候補以上に残るもんなんだろうね?
俺は投稿4回目で初残りだったが、初投稿から3ヶ月連続で箸にもかからなかったわけで、そのときは頼むから最終通してくれとしか思わなかったw
>>424 落ちた原因と、佳作以上の作品が評価された理由を考えればいいんじゃない?
この作品が好き嫌い、面白い面白くないじゃなくて、ここが評価されたんだなというところを見つければ
メールこなんだ
今月もダメですか
427 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/08(土) 17:15:00
kaso
428 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/08(土) 21:01:31
締切に追われるわけでもないし、ぶっちゃけメルマガ来るまでネタもないしな
この時期はしゃーない
きらら通信がどんどんアレになってくのが気になる。
430 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/09(日) 11:19:33
アレとは?
431 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/10(月) 12:10:38
公募ガイドできららの長編賞のことがクローズアップされてる。
432 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/10(月) 19:49:48
メルマガきたけど、発表まだかよ
433 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/10(月) 19:55:49
まだ連絡きてない人は首の皮が繋がりましたな
きらら長編賞って、送ってから一年近く(以上?)ほったらかされて
「あんた駄目」と書かれた紙切れ一枚が郵送されてくるだけらしいじゃん。
落ちた作品ですが、もしよかったら批評などよろしくお願いします。
「月の砂」
ここはどこだろう。
真っ暗な世界の中、空には無数の星とぽっかりとした丸い月が浮かんでいる。
夜なのだろうか。僕は辺りを見渡した。
足元がやけにふわふわすると思っていたら砂浜の上にいた。
目前には海が広がっている。
潮風が優しく肌を撫で、耳を澄ますと静かな波の音が聞こえた。
「久しぶりね」
声がして振り向くと、そこには見覚えのある女の子が立っていた。
目を凝らしてよく見てみると、高校時代の恋人だった。
「……砂月?」
名を呼ぶと、砂月はにっこり笑った。
潮風で揺れている長い黒髪が夜の闇に溶けいりそうだった。
泣いているのだろうか、ぱっちりとした大きな瞳は潤っている。
「見て、月の砂よ」
砂月はそう言ってしゃがみこみ、砂浜から虹色に光る貝殻をすくって僕に見せた。
「あなたが教えてくれたのよね、月の砂」
確かに僕は砂月にいつだったか教えた気がする。
死んだ人は月にいって、そこから貝殻を降らせるのだと。
それは月の砂と言うのだ、と。
単に彼女の名前が砂に月と書いてさつきと読むからなんとなく言ったのだと思うが、もしかしたらあのときの僕には砂浜の中で小さく光る貝殻が、本当に月の砂に見えたのかもしれない。
続き
「ねえ、私が死んだらあなたのもとに月の砂を届けるわね。
私のことを忘れないように。
あなたのこと、ちゃんと見守っているって教えるために」
そんな縁起の悪い、と僕が言って彼女の小さな手に触れようとしたとき、そこで意識が途切れた。
目が覚めると僕は自宅のベッドの上にいた。
先ほどまでのことが夢だと気づくのに時間を要したのは、枕元に小さな貝殻、いや、月の砂が置かれていたからだ。
まさか、と嫌な予感が胸中をよぎったが、僕はそれに気づかないふりをした。
そして、高校時代の友人から砂月が交通事故で亡くなった、と知らされたのはそれから二日後のことだった。
悲しかったが、それならあの夢も月の砂のことも納得がいく、と冷静に思った。きっと砂月は最期、僕のもとに月の砂を届けてくれたのだ。
自分のことを忘れないでほしいと、僕をいつまでも見守っているのだと言いたくて。
僕はベランダで月の砂を指先でいじりながら夜空を見上げた。
あの夢のとき見たものと同じ、多くの星がちりばめられている中、まん丸な月が浮かんでいる。
あの月から今も月の砂を降らせている砂月を思えば瞳にうっすらと涙が溜まったが、寂しくは、なかった。
感想じゃなくて、批評します。
>いつだったか
>あのときの
1000文字小説で使うにはあいまい過ぎ。
ただ雰囲気を出したいだけ、文字数削減したいだけの逃げの表現にしか感じない。
あと、扱っている内容が凡庸。
死んだ恋人が夢に出てくる話なんて、たぶん腐るほど送られてきてるはず。
そんなテンプレ作品から一歩抜きん出るような個性、魅力もない。
文章はとくに引っかかることなく読めた。
けど、何もかも普通=ダメ作品=落選、という結果だと思う。
文章、テーマ、話の構成、どれか一つでもまわりに差をつけられるような要素を
盛り込まないと予選通過は難しいと思う。
438 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/11(火) 01:30:18
なんで昔の恋人が、いまわの際にわざわざ挨拶に来るのさ?
未練残してたわけ? 二人はどうして駄目になったの?
そこが肝心なところでしょ? でも全く書かれていないから、
このお話はがらんどうなんだよ。中身がない。月、星、砂、恋人、交通事故、死・・・
綺麗に見えそうな部品だけを集めて、なんとなくそれらしく並べてみただけ、って感じ。
439 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/11(火) 01:41:43
多いんだろうな
こうゆう応募作
440 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/11(火) 02:03:59
1・空に無数の星が見えたら、わざわざ書かなくとも普通は夜です。
じゃなきゃ、日食か、宇宙空間在住です。
2・見覚えのある女の子が立っていて、目をこらしてようやく昔の恋人だと気付いたわけ界?
見覚えがある時点で恋人だとわかりそうなもんじゃね?
3・瞳は「うるむ」んだよ。「うるおう」んじゃないぜ。目薬でもさしたんなら「うるおう」けどな。
それと、瞳は虹彩の部分だぞ。あまりサイズに個人差はない。目と同義じゃネエよ。
4・この男は悲しむ割には冷静で、涙をためるけど寂しくはないんだな。
こいつの心の置き所がわかんねえ。格好付けて気取ってるだけか?
それともこの女のことなんかどうでもよかったんか?
投稿サイトでよく見るよね。
恋人や友人が死んじゃった。
悲しい。
でも、私は前を向いて生きていく。
完。
なんかすげ〜惜しい気がしたから、ちょっとだけ構成を変えてみた。
作者の人勝手なことしてゴメン。
眼を開けると、空に無数の星とぽっかりとした丸い月が浮かんでいた。
潮風が優しく肌を撫で、耳を澄ますと静かな波の音が聞こえる。
ここはどこだろう。
真っ暗な世界の中、僕は辺りを見渡した。
「久しぶりね」
声がして振り向くと、そこには見覚えのある女の子が立っていた。 目を凝らしてよく見てみると、高校時代の恋人だった。
「……砂月?」
名を呼ぶと、砂月はにっこり笑った。
「見て、月の砂よ」
砂月はそう言ってしゃがみこみ、砂浜から虹色に光る貝殻をすくって僕に見せた。
「あなたが教えてくれたのよね、月の砂」
泣いているのだろうか、ぱっちりとした大きな瞳は潤っている。
どうしたの、と僕が言って彼女の小さな手に触れようとしたとき、そこで意識が途切れた。 目が覚めると僕は自宅のベッドの上にいた。
先ほどまでのことが夢だと気づくのに時間を要したのは、枕元に小さな貝殻、いや、月の砂が置かれていたからだ。
いつだったか僕は砂月に教えた気がする。
死んだ人は月にいって、そこから貝殻を降らせるのだと。それは月の砂と言うのだ、と。
単に彼女の名前が砂に月と書いてさつきと読むからなんとなく言ったのだと思うが、もしかしたらあのときの僕には砂浜の中で小さく光る貝殻が、本当に月の砂に見えたのかもしれない。
まさか、と嫌な予感が胸中をよぎったが、僕はそれに気づかないふりをした。
高校時代の友人から砂月が交通事故にあった、と知らされたのはそれから二日後のことだった。
僕は夜中にもかかわらず、すぐに電話をかけ直してタクシーを呼んだ。そして、彼女の病院に向かう途中でふいに意識を失った。
足元がやけにふわふわすると思っていたら、あの砂浜の上にいた。
「ねえ、私が死んだらあなたのもとに月の砂を届けるわね。 私のことを忘れないように。あなたのこと、ちゃんと見守っているって教えるために」
潮風で揺れている長い黒髪が夜の闇に溶けいりそうだった。
そんな縁起の悪い、と僕が言って彼女の小さな手に触れようとしたとき、再び僕は目を覚ました。
僕はタクシーの後部座席で月の砂を指先でいじりながら夜空を見上げていた。
悲しかったが、それならあの夢も月の砂のことも納得がいく、と冷静に思った。きっと砂月は最期、僕のもとに月の砂を届けてくれたのだ。
あの夢のとき見たものと同じ、多くの星がちりばめられている中、まん丸な月が浮かんでいる。
あの月から今も月の砂を降らせている砂月を思えば瞳にうっすらと涙が溜まったが、寂しくは、なかった。
いくら包帯の巻き方を変えたって、傷口を縫わなきゃこの患者は助からんぜ。
あまりの叩かれっぷりにワロタw
こんなんじゃよっぽど打たれ強い人じゃないと投下してくれんだろ
>>440 ひとみ【瞳/眸】
瞳孔(どうこう)。黒目。また、目。「黒い―」「つぶらな―」
目も入ってるみたいだよ。
イメージ的には7:3ぐらいだろうか。
瞳孔だとアウトだな。
読者のイメージを確立したいなら瞳と目は書き分けた方が無難かもしれない。
高校文芸部の生徒さんが書いたんじゃないの?
恋に恋する、村上春樹的な作品が好きな
高校文芸部の生徒さんが書いたんじゃないの?
多くの批評・アドバイスありがとうございます
一つ一つ心に受け止め、精進していきたいと思います
勝手に傷口縫ってみた。作者の人勝手なことしてごめん。
昨夜、砂月の夢を見た。
彼女とは些細な事から喧嘩になり、お互い好きなはずなのに、どちらからもゴメンの一言が言えずにそのまま自然消滅。
そのまま高校卒業以来二年間一度も顔を会わすことはなかった。
そういえば、彼女は今どうしているのだろうか?
夢の中の彼女は広い砂浜に独りたたずみ長い黒髪を潮風にまかせたなびかせていた。
「久しぶりねだね」
彼女は照れくさそうにそう言うと砂浜にしゃがみ、虹色に光る小さな貝殻を両手ですくってみせた。
「見て、月の砂きれい......」
か細い指先の間からこぼれ落ちる小さな貝殻がキラキラと不思議な光をはなっていた。
永遠のような一瞬のような何ともいえない時間が流れ、もうそれ以上彼女は何も語る事はなく僕は夢から覚めた。
そういえば二人で海に行ったとき、なにかロマンティックな事が言いたくてとっさに
彼女の名前「砂月」から「月の砂」なんて作り話をした事を思い出した。
死んだ人の魂は月に行って、家族や友達の事を思う度にそこから貝殻の雨を降らせる、
その貝殻が砂浜に集まったものを月の砂と云うのだと...... なんとも高校生らしい作り話だが、
当時さつきは感動して、「私が死んだら月の砂、必ず届けるから」と大きな瞳を潤ませながら言っていた。
私が死んだら......?
一瞬、嫌な胸騒ぎがしたが、いまさら砂月にメールや電話で連絡をとる勇気は僕にはなかった。
そんな勇気があるのなら、もっと早くに砂月にゴメンと言えてたはずだ。
自然消滅などせずに今でも砂月と恋人同士でいれたはずだ。
僕が今さらどうにもならない過去の清算に思いを馳せているちょうどそのとき、
僕の携帯電話に高校時代の同級生から砂月の交通事故による訃報がとどいた。
二年ぶりに対面する砂月は棺の中にいた。事故による損傷が激しく棺の蓋は固く閉じられたままだったが、
祭壇の遺影の顔はあの頃とまったく変わらない笑顔のままだ。僕は涙をこらえて焼香台の前に立ち手をあわせた。
葬儀の帰り道、僕は独りずっと考えていた。
果たして、砂月の魂は月にいったのだろうか?貝殻の雨を降らせるのだろうか?
そして僕は砂月にゴメンと言えるのだろうかと。
終わり。
失礼 訂正します。
本文12行目
× 「久しぶりねだね」
○ 「久しぶりだね」
>>450>>451 ぶっとび(笑)。だろw
おめえもホントに性懲りもないやっちゃなぁ……
ダメな君の作品を上手な僕が添削してやるよ、ってか?
俺はこの作者じゃねえけど、自分がこんなことされたらマジキレる。
第一おめえの晒してんのも大差ねえし。
なんでそんなに自信満々で偉そうなんだ?
せめて事前にひと言ぐらい断って、ちゃんと了承得てからにしろよ。
やっちゃってから謝るな。失礼だろうが。
確かにリライトした作品もお粗末だね〜。
そんなことする暇があったらテメエのオリジナルをさらせよな。
勝手に全文リライトするなんて、投下作品に対する冒涜以外の何者でもないと思うのだけど。
おかしい文章をいくつか抜き出してアドバイスする、というのならわかるし、
ためにもなると思う。
けど、全部?
こいつと自分とはこんなに文章力に差があるんだぜっ!
ってアピールしたいだけの、自己満行為じゃないの、それって。
正直、気分悪い。
欠点だらけだけど光るところもある荒削りの作品より、ありきたりを集めてこんなもんでいいですか?
的な作品の方が袋だたきにあうな。
>>456 >欠点だらけだけど光るところもある荒削りの作品
良い部分を褒めてあげたほうが伸びるからじゃない?
一部分でも才能が感じられれば、そこを上手に育てて欲しいと思うじゃない。
>ありきたりを集めてこんなもんでいいですか?的な作品
こういうのって、基本的にちょっと文章が書けるだけの自己満厨じゃん。
もう少し読み手を意識した作品を書けるように、
文章へのアプローチの仕方を根底から変えさせないとダメでしょ?
だから、愛の鞭を手に、殺す気でフルボッコするわけさ。
ちなみに
>>444の、
>いくら包帯の巻き方を変えたって、傷口を縫わなきゃこの患者は助からんぜ。
この表現は非常に的を射ていると思った。センスいいね。
このレスが読めたのは、ある意味落選作が投下された以上の収穫だった。
>>456 ありきたり、というところは否定できません。
でも、こんなもの、と手を抜いて書いた作品ではないです。
私の作品が稚拙な出来のせいだけど、そこは誤解されたくなかったです。
>>456 ま、そりゃそうだろ。
下手でも一生懸命さが伝わってきたら、誰だって応援したくなるわな。
いくらダメでも美点を探して褒めたくなる。
>>435-436に足りないところは、まぁいろいろとあるけど、根本的にそれだと思うんだよな。
おまえさんがこの作品になにを込めたかったのか、なにを伝えたくて、
読者にどんな感情を起こさせたかったのかが、まったくわからない。
「みんなこんなん好きじゃね? 俺も好きだしw」みたいな感じで書いたろ?
同じ題材、同じ道具立て、同じ文章力でも、
「本気で伝えたいことがある作品」とそうじゃない作品じゃ、まったく違うよ。
前者なら、下手でも読ませる「何か」があるが、後者はひたすら不愉快になる。
なんだかバカにされてる気がするからだろうな。
>>450-451 いい加減にしろ。いくら2ちゃんでも最低限の礼儀をわきまえろ。
お前のしてることは作家を目指してる奴に対しては、この上もなく失礼なことなんだよ。
罵詈雑言を浴びせるよりも更に不愉快な気持ちにさせるほどのことなんだよ。
以前にもやんわりそれを言わせてもらったが(ツマベニのときな)、
まるで伝わってないらしいから、もう一度はっきり言わせてもらう。
お前のしていることは、最低、だ。
リライトする意味が分からん キモイやつだな
>>458 文章自体は読みやすかったし、誤字脱字も無いようだったから、
丁寧に書かれた作品だということは伝わってきてる。
たぶん、「尻穴ピアニスト」よりも時間を掛けて推敲されただろうとも思う。
けど、
>>456の人が言ってる「こんなもんでいいですか?的な作品」というのは、
そういった作業的な面での手抜きではなくて、
読み手に対する配慮の足りなさを言ってるんだと思う。
ちなみに、「配慮が足りない」というのは、説明不足な部分が多いという意味ね。
…まぁ、いろいろ言われてヘコんだだろうけど、これにめげずに頑張れ。
>>458 ああすまん。このレス読まずに
>>459書いた。
君自身は「こんなもの、と手を抜いて書いた作品ではない」つもりでも、
そのように読まれてしまったのは、「誤解」ではない、と俺は思うよ。
君の作品から真摯な気持ちが伝わってこないのは、筆力の問題ではないと思う。
たとえば、描写がなく「すごくかなしい」だとか、「うれしかった」だとかしか書いてない、
小学生の作文であっても、心を打つものは打つんだよ。
自分語りになってすまんのだけど、俺はリアルで恋人を亡くしたことがある。
恋人じゃなくても、親兄弟や大事な友達を亡くした経験を持ってる人は大勢いる。
たぶん、ここにいる奴らの中にも結構いるはずだ。
だから、「大事な人の死」をテーマに据えるのは、たとえありきたりでも全然悪くない。
そういう気持ちを書きたいという気持ちは、非常によく判るし、心から共感できる。
でも、誰にとっても、「大事な人の死」というのは、とてつもなく重く、哀しく、
のたうち回るほどに辛い、非情極まりない出来事である、ということを、
もっともっと君自身が真剣に受け止めてから書かなくてはならないテーマなんだよ。
村上春樹だって、二十年近く「ノルウェイの森」を書けなかったんだ。
そのぐらい「悲痛」なテーマを、君は書こうとした。
だから、「軽すぎる」「手を抜いている」部分が少しでも見えたら、反感を買う。
人の死の痛みを知っている人は、それだけ大勢いる、ということを覚悟して書いたほうがいい。
>>461 つまり自分の世界に入るな、ってことですね。
まったくへこんでないというと嘘になるけど、このように批評されるのを覚悟の上投下したので…
それに客観的に意見を出してもらい、レベルアップに繋げることができると思うのでありがたいです。
>>463 >つまり自分の世界に入るな、ってことですね。
言いたかったのはそれ。
自分の中にある世界を、できるかぎり具体的に、それも魅力的な形で
人に伝えられるようになることが大事。
自分もそういう文章になるように気を使いだしてから
最終に残れるようになったから。
自分の場合、とにかく具体的にわかりやすく書いて、書きすぎたところを仕上げ段階で削る感じ。
あとから足りない部分を継ぎ足そうとすると、文字数オーバーになるから。
余計な描写も含めて1000字くらいになるようなサイズの話だと、
あとで修正しやすくて楽。
おれは
>>431にかなり好感をもったけどな。
文章配分から、きちんと人の心に焦点を当てようとしてるのが分かったし、
いわゆる「説明過剰のディテール不足」を一番に感じたよ。
ようするに、この作品は伝えようとする心理の説明が過剰になって、その他の
工夫や演出、つまり読み手の立場で構成する意識がまだ足りない、とね。
で、あまりにも必要な材料は十分揃ってるもんだから、ついいろいろカキコするより
ちょっとばかし前後を入れ替えて、説明の仕方を小説っぽく直してしてしまったんだよ。
つまり最初に余計なことをしたのはおれなんだ。まじですまん、
>>431。
とまあ俺も偉そうな事を書いてしまったけど、結局のところ順番を変えるだけでも、
けっこう印象を変える事ができるというの一番伝えたかったんだ。
ということで、おれは他の連中が言うほど悪くないと思ったぞ。こうしたある種の
「特殊な心理状態」に説得力を持たせようとするのは悪い事じゃないとおれは思うし。
ただ現状では「月の砂が枕元に現れる」という現象があまりにもイキてないと思うよ。
「月の砂」に特殊な意味を持たせたいなら、もっと砂月の心理にも焦点を当てなければ
ならないと思う。この作品の欠陥はどちらの人物が主人公なのかあいまいな点かも。
466 :
465:2008/11/11(火) 17:23:28
>>465 おまえさん、ずれてねえか?
上から目線だし、順番変えても印象変わってないぞw
468 :
465:2008/11/11(火) 18:52:26
469 :
465:2008/11/11(火) 19:07:55
つか、頭の悪いお前らに
>>435の構造を教えてやるよ。
てかな、この冒頭からのひっぱり方だと、読者の関心は男の心理ではなく、
「なぜ砂月は夢に現れたのか」そして「どうして月の砂」が枕元にあったのか、
の二点が最大の謎、つまり焦点になってしまうんだよ。
なのに
>>435はとっとと砂月が夢に現れた理由のネタバレを夢の中で済ましてしまい、
もうひとつの「月の砂」が現実に現れた理由を放置したまま、男の心理の描写
と、再度砂月が夢に現れた理由を説明することに終始してる。これが「説明過剰」だ。
そして、もうひとつ気になるのは、冒頭で夢の中の描写を詳細にしているわりに、
(男の夢と現実のギャップを演出する仕掛けは施さずに、これもあっさりネタバレ)
「月の砂」「部屋の様子」「電話連絡を受けた時の状況」といった現実のリアルな
アイテムなどの描写をサボってしまって、肝心な終盤の語りが尻すぼみになっている。
これが「ディテールの不足」。
こうした中途半端な描写になってしまっている原因は「読者の立場から考えた
構成を意識せず」、物語をただ時間軸にそって頭から書いているだけだからだろう。
だがどうだ、こんなこといちいち説明してたらこうやって長文になるし、真意が
伝わり難いだろ。だから、この偉大なるおれさまが実際に構成を組み換え方の具体例を
わざわざ提示してやったんだよ。その方が簡単で手間が少なかったからな。
どうだこれで分かったか、この下民どもめ!
人のカキコに難癖つける暇があるなら、まともに
>>435の要望に応えてみせろや
>>467。
あ、
>>435は別に悪くないからね。悪かったのはおれの書き方だから。すまんかったね。
ようするに、もうちょっと焦点をしぼった上で構成が全体に与える影響とかも考えたほうが
いいのかな、ってこと。そうすれば、これだけ考えた材料や素材をもっとイカせるように
なるかと。ま、おれもトウシロだからあくまで参考までに。
この流れでは何言ってもgdgdになるって分からないほど馬鹿なのか?
沖縄豚、ポプラスレへ帰れ。
そんなことは置いといて、未だ当選メール来ないことにgkbrの俺が通りますよ
次のネタを考えようにも、気になって気になって全然手につかなくて・・・(´・ω・)
>>435 砂浜がふわふわ
単純なんだけどこの表現は上手いと思った。しばらく海行ってないが、懐かしい感覚がよみがえった。
きっと砂月は最期、僕のもとに月の砂を届けてくれたのだ。
自分のことを忘れないでほしいと、僕をいつまでも見守っているのだと言いたくて。
これは文章でそのまま書いちゃだめなんじゃないか?
そういう物語だったんだ、と読者に気づかせる、想像させる。それこそが小説だろうと。
>gkbr
ごきぶり…?
>>462 確かに、人の死というテーマをとりあげているのに、
それについて深く考えずこの作品を書いてしまいました。
これも、主観でしか物事を考えていない自分の悪い癖ですね。ご指摘ありがとうございます。
また、そんなつもりはなかったとはいえ、このように軽い気持ちで発表してしまい、
>>462さんに不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
>>465 私は基本、自分の作品をいじくりまわされても、そこまで嫌な気持ちを感じないので大丈夫です。
それに、好感を持ってくださりありがとうございます。実はちょっと落ち込んでたので励みになりましたw
やっぱり他の意見なども総合して考えると、私の作品は読み手への配慮がないということですね。
これは前々から言われていたことなので、そこを直していきたいと思います。
ありがとうございました。
沖縄豚はどこのスレにも現れて巧妙に煽るから要注意。
482 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/12(水) 18:38:45
>>476 来週の月曜日昼までは希望を捨てないでええよ
>>479 読み手への配慮は足りてる。足りないのはチラリズムや色気の類い。
君の作品はミステリ形式なのに、ホームズにもコロンボにもなってないんだ。
改めて今月の作品読んでみたけど、ほんと地味なのばっかが選ばれてる感じだね。
尻穴がなかったら、いったいどうなってたんだっていうくらいつまんないのばっかだった。
「白昼夢」は基本的に作者の独りよがりな作品だけど、
文章力があまりに飛び抜けていたために月間賞に選ばれちゃったんだろうな。
でも、読み手を楽しませようという気持ちが伝わってこなくてダメ。
こういうのに賞あげちゃうと、作者が勘違いして変な方向に進んでいっちゃいそうな気がするんだけども。
「遠雷」は選評にもある通り、構成がすごく上手な作品。
これが月間賞なのは文句なし。
ファミコン時代のドラクエのネタを送り付けた作者もすごいし、
そのネタを理解してを月間賞に選んだ選者もすごいと思った。
もちろん、ネタ以外の部分が良く書けているからこその受賞だろうけど。
「カニの世界」はとてもきらら的な作品だと思う。
でも、文章的な迫力は明らかに「白昼夢」の方が上だからしょうがない。
他のはただうまくまとまってるだけでどうでもいい、という印象。
結局一番面白かったのは尻穴。くやしいけど尻穴。
いつも佳作下位が楽しみ
ユーモアや実験精神あふれる作品が多くて読みごたえがある
純文学っぽい文章はやっぱりカッコいいけど、新たな可能性を探るような作品は応援したくなる
>>485 なんだか嬉しい。
自分、佳作の下位にしか入ったことがないから。
一番は「君にお父さん〜」。次いで「遠雷」「キンモクセイ」、その後に「尻穴」かなあ。
「白昼夢」は自分には既視感しか湧いてこなかった。
■白昼夢
組み立て方が雑な印象だけど、パーツはとてつもなく高品質。
「全く反省の窺えないメールを友人へ宛てた、〈前途有望ナル少年〉」とか
「水面を引き攣らせる」とか「飛沫が撥ね、水面が尖る」とかね。
■遠雷
これは逆で、丁寧に組み立てて、やすりをかけて、磨き上げた印象。
ここに投下される落選作との一番の差は、読者の目をどれだけ意識しているか、
ということだと思う。個人的にはこれが今月のベスト。
■佳作
「尻穴ピアニスト」がずいぶん評判だけど、個人的にはいまいち。
馬鹿な作品を書くならば、言葉のひとつひとつから才気がほとばしるような
本気の馬鹿っぷりを見せてもらいたい。中途半端。
同じ馬鹿なら「灰色熊と幸福な大人たち」のほうがよっぽど出来がいい。
「君にお父さんと呼ばれる筋合いは無い」と「カニの世界」は
面白いことは面白いんだけど、まだ書きなれていない感じ。惜しい、とても惜しい。
残念ながら他はまったく印象に残らず。
本当に千文字用に書いたのか? 長編の一部って感じ。
>>488 >白昼夢
高品位な文章パーツ組み合わせただけで、センスとか才能は全然感じないよね。
ムチャクチャ絵のうまい漫画家が、全然面白くない漫画描いてる時あるけど、
この作品はそんな感じ。
ちなみに自分は多少絵が下手でもストーリーが面白い作品の方が好き。
ガチガチの純文学っぽい芸術作品は、どっか地方の同人誌とかで
やっててほしい気がする。
あ、でもこの渾身の筆力でポップで軽い恋愛ストーリーとか書いてくれた
面白いかもしれない。
地の文はごついのに、セリフだけ「あたしってぇ〜、超不幸でぇ〜」とか。
てか、昔のギャル言葉だな、これ。ポップでも軽くもねぇ。
なんかリライトに対してごちゃごちゃ言ってるやつがいるが、
リライトなんて意気揚々と書き込むやつも文句言ってるやつも同等のアホなんだよ。
リライトはリライトという形式である以上、どんなに文章や内容が優れていようと原文には劣る。
なぜかは長々とした理屈になるから書かないが、
リライトの価値はリライトした方の向上と、リライトされた側の向上、これだけしか価値はない。
だからリライトに対して感謝か文句が言えるのは原文者、文句だけ言えるのはその作品のファンだけだ。
どうせ文句言ってるやつは
>>435『月の砂』の作者でもファンでもない癖して、
気分的に書き込みしてるだけで言ってる事はゴミ程度の価値しかない。
>>490 いや、ここにいる連中は文句を言う権利はあると思う。
なぜなら、ここに晒した場合、自分の作品も勝手にリライトされちまう恐れがあるからだ。
本人の断りを得てからやるのなら、まあいいが、こいつの場合は一方的だからな。
批評や感想はもらいたいが、リライトして欲しいとは俺は思わないから、
ものすごく不快感を持つ奴もいるんだぞ、ということを言っておきたかった。
こいつは悪気がなく、どうやら真面目に天然っぽいから、なおさらタチが悪い。
>>490 根拠のない低レベルの決めつけを偉そうに書くな、このドチンカス!
>>490 君、偉そうで不愉快。
しかも、入選作の感想を書くような流れになってスレが正常化しつつあったのに、
その流れをぶったぎってリライト問題を蒸し返すなんて。
しかも、文面がケンカごしときたもんだ。
自分の書き込みこそ気分的に行われたものであることに気付いてない。
意見を人に伝えたいのなら、それこそ読み手に配慮して書くべき。
この書き方じゃ、はっきり言って反感しか感じない。
どうしても何か言いたければ、次からコテハン付けて発言してくれ。
そうすりゃNG設定できる。
ていうか、できればもう書き込みすんな。
どうせ、携帯メール小説なんてそもそも歯牙にも掛けてないんだろ?
それはともかく、次から作品投下する人間は、
リライトの可否を明記しておいたほうが良さそうだな。
というより、「リライト可」と書かれていない限りは、
基本リライト不可としておいた方がいいような気がする。
>>490 >だからリライトに対して感謝か文句が言えるのは原文者、文句だけ言えるのはその作品のファンだけだ。
このスレの閲覧者として、リライトした文章が邪魔に見えた。
人の作品を許可なくいじくり回すというその行為に不快感を覚えた。
それでも文句を言う権利はないわけ?
あんたら釣られすぎだろ
また沖縄豚が出たかも。
「残飯」だの高橋源一郎批判だの、「悪い太郎」だの、全部沖縄豚の仕業。
何度もアク禁くらってるから煽りが巧妙になってきてる。
文学賞は朝鮮人に乗っ取られたってマルチを繰り返してるのも奴だろな。
落選作です。批評よろしくです。
そいつァはうんこちんちんおじさんと呼ばれて、この界隈じゃァ有名さ。
小学生の間じゃァ縮めてうんぢさんと呼ぶのがトレンドさ。
うんぢさんはいつだって貧相な髪に泥を塗りたくって、
にたぁり笑うと前歯が『末期っ黄ィ』、女物のキュロットが股間に食い込んで苦しそうで、
だけども目ェはドングリみたいにコロコロしてるンよ。
土色のTシャツには真っ赤な字ィで『愛』だなんて洒落てるねェ。
虫取り網を引きずりながら暢気に歩いてるかと思いきやァ唐突に「うんこちんちん!うんこちんちん!」なんて叫ぶモンだから
すっかり有名な変質者さ。だけどもうんぢさんは捕まらないよ。
あの子リスちゃんみたいなめんこい目ェ見ちゃうと、通報なんて出来ねェんだァ。誰にもね。
おや、あいつァシガナイ小学校の先生さ。保健室の人体模型が歩いてるんじゃァ決してない。
小学生の間じゃァ…残念ながら名前も知られていない影の薄い篠原先生よ。
お徳用胃薬を小脇に抱え、あっちィヘコヘコこっちィヘコヘコ、家に帰りゃァ嫁さんにヘコヘコしとるんだと。
仕事押し付けられても断れない性格でよォ。
陰気な顔で書類を仕上げた先生は「おや篠原先生、ホウキ片手にどちらへ?」「…屋上の清掃です」ご苦労なこって、
同期の軽口に背中丸めて職員室を後にすると、重い足取りで階段を上ってったンだァ。
見上げるとツツジで作った色水みたいな薄桃色の夕空さ。羽毛かな?いやいや滑らかなあれは雲だァね。
暖かな空の色に反し、先生の頬を撫でる風はやけに冷ややかよ。…涙が乾くと寒いやねェ。
慌ててハンカチ探す先生の耳に、あれ、何か声がすンぞ。
眩むような高さからグラウンド見下ろしたら、居ったンよ。例のうんぢさんが。
耳ィ澄まして聞いてみりゃァ案の定うんこちんちん叫んどる。「アホらしい」そう思ってもどういったワケか、
先生の目ェはうんぢさんに釘付けさ。
うんぢさんが叫びながら虫取り網の柄で地面をガリガリと穿っとる姿に「まさか」先生ビックリしてねェ。
だってうんぢさん、グラウンドいっぱいに、でっけェうんこ描いとったんよ。稚拙ながらに陰影まで付けちゃって、
そこそこ重厚な出来栄えだったさ。先生思わずため息吐いて、ホウキもほっぽって職員室に帰っちまった。
先生ってば心なしか清清しい顔でよォ。さっき仕上げた遺書もゴミ箱にほっぽって、
誰にも聞こえない小さな声で、そっと、うんぢさんにお礼を言ったんだとさ。
俺が選考員なら、迷わず月間賞にするレベル。
>>490は正論。ここに公開した時点で作者はリアルに著作権放棄したも同然だし。
公開する作者には叩いてくるヤツを逆に利用するぐらいの気概が必要ってだけの話。
>>498 おじさんと先生の対比や、ラストの落ちはナイスだけど、それまでがひどく
説明的でクドイし、つまらない。そして伏線が死んでるのがなにより惜しい。
おじさんと先生の情けない描写は簡潔に済ませ、とっとと「自殺するかも」という
エサで読者を引っぱっていれば、ラストの意外性がもっと際立ったと思う。
ようするに意味不明なミステリよりサスペンスにすればよかった。
あと、この文字数で、神視点で妙な語り口を使用するのは、大きなマイナスだ。
物語に関係ない神視点者自体に読者の関心を引いてしまうし、語りの調子によっては
かえって読者を制限してしまう。つか、おれは引いた。
>>500 ありがとう、何気ない一言で癒された
>>502 凄く的確な批評ありがとう。2chって意外にあったかいのねw
言うとおり読者を制限しちゃうね…奇をてらうには力不足過ぎた。
ただ「自殺するかも」で引っ張ったら「遺書でした、死にませんでした」で余計に
オチが弱くならないかな。そこが不安で情報削ったんだけど。
あと502に言われて、自分はミステリで引っ張るクセがついてることに気付いたよ。ありがとう。
雨が降ってうんち(の絵)が流されたとか
トイレに駆け込みうんこしながらお礼を言ったとかどう?
( ゚∀゚)つ●ウンコクウカ? ⊂(゚∀゚ )センキュゥー♪
アドバイスしてる人とかすごいな
テクニックとか意識してないし、自分の我流はどこまで通じるんだろう
>>503 いや、この設定なら、ブチギレた先生が他の教師たちの制止を振りきって
屋上に立てこもるぐらいでもいいんでね?
で、追い討ちをかけるように遺書が発見されて、美人教師の説得もむなしく、
先生はフェンスによじ登りはじめるとか。
うんぢさん、俺は面白く読めたけどな これが落選か…凹む
品がなさすぎだから落ちてもしゃーないっしょ
無理した感も出てるし
野郎はなんで「うんこちんちん」ネタが好きなんだろうなw
「うんこちんちん」って言うだけで、男はみんな、反射的に笑う。
ガキはもちろん、いい年こいたおっさんやじいさんでも笑うんだよな、なぜか。
で、その横で女はみんな、シラーッとしてるww
「このバカ、何言ってんの? 恥ずかしくないの?」って。
この反応もまた、年齢問わずだ。
ガキでも女は絶対に、「うんこちんちん」ネタではウケない。
そういうわけで、俺も「うんぢさん」には大爆笑してしまったが、
これはやはり、「授業中の回覧板」か「ジャンプ放送局」向けのギャグだw
きらら編集部に女性がひとりでもいたら(たぶん、いると思う)、
「はぁ?! これのいったいどこがおもしろいんですか? あんたらバッカじゃないの?」
って言われておしまいだよ。
ちなみにさっき、うちの彼女も読んだのだが、
(俺があんまり爆笑してたから、覗きこんできた)
やはり軽蔑の目で睨み、ため息をついて終了だった。
そんなもんだよ。でも、腐るなよw 俺はそんなおまえが好きだ。
単純に「ちんちん」っていう単語がNGだっただけの可能性もあるかと思われますよ。
そういう基準がどこら辺にあるかは分かりませんけれど、やはり会社的に載せられない単語もあると思います。
おまんちんなら大丈夫かな
下品な印象が強すぎるのと、文章が説明的すぎるのが、大きな欠点だな。
視点は先生視点にした方がよかったと思う。
513 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/14(金) 11:44:43
514 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/14(金) 12:15:34
>>509 スイーツ映画や韓国の映画見て泣いてる間抜け女を呆れた目で見る男と同じだね
文章のリズム感は好きだぞ>うんぢさん
>>506 それだけ登場人物を増やすなら千文字で収まらないんじゃないかな。
しょぼくれた教師視点で、いっそうんぢさんは削って組み立て直した方が良さそうだね。
>>509 長文でありがとう。爆笑してもらえて嬉しいよ。
でも言い辛いが、これはうんことちんこが世界を救うと信じてやまない女が書いたものだw
他にも感想、批評くれた人、ありがとう。全レスしたいけどやめておく。
もうやめようと思ったけど次も出してみることにするよ。
前半の説明を簡潔にした、もう少しお上品なヤツでw
皆にも良い結果が訪れるよう祈っています。
>>516 がんばれ。
しかし……女性だったのか orz。スマンです。失礼なこと書いた
>>509は自分です。
でも、あの、その、女性だから、とか、そういう言い方って、また失礼かもしれないけど、
あの、やっぱり、ちょっとその見識は、あの、改めるまではいかなくても、
その、人には言わないほうが、というか……ああごめんなさいごめんなさい、
でも、なんかわかんないけど今俺ショックです。。。
いや、むしろこれは惚れるレベルだよ
俺の嫁
520 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/15(土) 07:53:26
「うんぢさん」、先生の絶望を掘り下げるとよかったかも。
個人的に(いい意味で)くだらなくて好きだけど、「きらら」受けはしないだろうなぁ…
自分今月もうだめぽorz
わかってからの後出しジャンケンみたいで申し訳ないが
・・・だァとか・・・よォとか・・・ねェとか、小さい文字をわざわざカタカナに変えるという発想は男にはあんま考え付かないんじゃないかと思って違和感があったんだ
違和感の原因はそういうことかwと勝手に納得してるw
>>520 何がだめぽ?
今月は最終残った以来の自信作書けた……
半年振りの投稿だけど、〆切もまだだけど結果が待ち遠しい
【クーデター発生】国籍法一部改正で日本終了 1〜3
ttp://jp.youtube.com/watch?v=WfLfutS9PKw ttp://jp.youtube.com/watch?v=VIyqySjcYtY ttp://jp.youtube.com/watch?v=E0E58EsYw6g 18日(火)13時に本会議採決が行われることが決定された。
しかし、委員会で採択されてない法案が、いきなり本会議で採決されるのは2・26事件以来のクーデターと言える出来事だと言う。
14日(金)、突然国籍法改正法案が委員会に提出され、採択される予定だったが、一般質問が出て保留になった。
つまり参加した河野太郎をはじめとする国会議員は全員採択するつもりでいた。
通常は採択されるまで国会で審議されることはないが、委員会を無視して国会で審議することになった。
麻生首相が不在の間に、影の支配者(池田大作)が法律を制定しようとしている。
麻生首相がアメリカに発った途端に、国籍法が改正される。
国会議員は自分の選挙準備に一生懸命で
公務員はばら撒きの準備に忙しくて手が回らない時に、日本を転覆させる法案提出。
この手口はアメリカの銀行法が作られたときと同じ。
クリスマス休みで誰もいないときに残った数人が勝手に採決した。
この法律は、日本国籍を持つたった一人が何百人もの外国人に日本国籍を与えることができると言うもの。
2兆円ばら撒きより先にこれが施行されると、中国人・インド人40億人に対して一人1万2千円を支払うことになるかもしれない。
2兆円の予定が80兆円になるわけです。
しかもそれは1回のばら撒きに限った話。
日本国籍を持つので、それが子供なら生活保護を受けることができる。
学校教育も日本の税金で受けられる。
日本人は、国民より多くの人間をただで養ってやらなければならなくなるかもしれない。
日本で生活保護の支給対象になる子を外国から仕入れ続ければ、一生生活保護を受け続けられる。
その子が大人になれば同じことを繰り返し、ねずみ算的に増殖し、日本人の遺伝子は駆逐される。
しかも日本は人身売買の世界一の加害国として国連から軍事介入を受けることになるかもしれない。
524 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/16(日) 17:30:37
525 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/16(日) 21:31:47
みんなだいたい何回目くらいで最終残ったり入賞したりした?
526 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/16(日) 21:36:35
>>523 それは創作のプロットか?
肝はどこにあるんだ?
読者はどこにカタルシスを覚えるんだ?
それは劇として成立するのか?
さて
528 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/16(日) 21:44:40
締め切りまで時間ないぞぉ。急げよ。
529 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/17(月) 20:47:02
しろうずいずみは、約二年半ぶり二度目の月間賞やな。おめでとさん。大田さんは初の月間賞やな。三万で旨いもんでも食べてや。おめでとさん。
新顔ばっかで嬉しい
今日出したが、ちゃんと届いたかな
おれのメールはいつも編集部に届いてない気がする
532 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/19(水) 08:02:54
編集部にはちゃんと届いてるさ
編集部のハートには届かないから最終まで残らないだけで
533 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/19(水) 14:25:22
送ってから致命的な誤字を見っけてしまった。
テンションさがります
>致命的な誤字
ヤツのツラよりもか?
535 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/19(水) 15:03:35
ヤツとは?
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
537 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/19(水) 15:09:21
傍から見てる分には参考になるけれど
当事者はガッツが必要ですよね。2ch
キャラかぶる人いるとひそかに応援してしまう 笑
わたしもがんばろう
『ワンタッチマン』
ワンタッチ。他でも無い俺が俺である為の所作だ。もう一度だけ言わせてくれ。ワンタッチ…あっふん。ふにゃへろぽんち…。
どうしてこの言葉にはこれ程に魔力があるのだろう。いつだって俺はワンタッチと共に生きてきた。気付けば小さな頃からエロガキで、15でワンタッチマンと呼ばれたよ。
…推敲中なんだけれど、こんなのしか書けない俺は、もう7回くらい落ちてる。しかし自分の文学は曲げられない。いつかきららに分かってもらうしかないよな…。
>>538 ちょっと続きが読みたいぞw
入選を祈っている。
(/ω\)イヤン
>>538 どうやって最後までまとめるのか気になる反面、そら落ちるわと思っている俺がいる
>>539 その一言で俺の執筆生活が五年伸びたわ
>>541 だよな…。前回の『ツルピカマン』というのを書いた時も、上手くまとまらなかった。“小さな頃から若ハゲで、15で社長と呼ばれたよ”とか、同じ文面にこだわり過ぎるキライもある。
とりあえず佳作の受賞の為に、この命尽きるまで頑張ってみます。見てくれた人、ありがとうございました。
543 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/19(水) 20:59:10
尻穴ピアニストみたいにうまく書ければもしかするかもしれんぞ
544 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/19(水) 22:16:31
@1日かー
545 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/20(木) 00:04:07
今回はじめて応募するつもりなのですが、
みなさまは応募の際、作品を何分割かして送っているのでしょうか?
そうだね
250文字までしか入らないからね
548 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/20(木) 11:27:51
webきら更新だよん。
月間賞獲れそうなのが書き上がった。問題はダブルじゃないとグランプリは
難しそうってことだけだ。
月間賞とれるかどうか判断してやるから、うpしろ
まだ一行も書いてないのに風邪で寝込んでる
もうだめぽ
552 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/20(木) 19:57:15
一日休むと次の日もっと学校行きづらくなるぞ
553 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/20(木) 22:08:05
なんで学校前提やねーん
@2時間です
みんな件名どうしてる?
「落としたら恨んでやる」
普通に「きらら様御中」
件名とか書かなくても問題なし
書かなくても賞はもらえるよ
今月分の受賞者の作品、なーんか普段以上に差がつけにくいような気がする・・・
でもやっぱり、ポンと休日が頭ひとつだけ抜け出たってところかな
>>557 選考に影響はなくても、書くのがマナーだと思うよ。
>>559 メール投稿でそこまで気にした事なかった
さすがに、他では気をつけるけどさ
次から一応気にしてみようかな……d
561 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/21(金) 10:04:29
「供述」って、宮崎勤や酒鬼薔薇が受けたという心理テストそのまんまじゃん。
盗作でもいいんだ。
やる気なくすわ…orz
↑ヤル気だけで才能ゼロ
締切日当日になってインターネットに繋がらなくなったので
パソコンで書き上げた後、携帯でちまちま打って送信した
565 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/21(金) 11:20:28
>>561 盗作っつーか、アレンジだよね。
オチがわかってる作品がなんで佳作?っつーのはある罠。
今月の最終残りが芳しい出来じゃなかったんだろうか?
566 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/21(金) 12:18:50
なんだアメリ落ちたんだな
惨めww
>惨めww
おまえのツラよりもか?
沖縄豚がポプラに続いてメフィストも一次落ちするまであと20日www
発表マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
待ちくたびれちゃったよ
疑惑とかどうでもよいから入賞しろ、話はそれからだ
受賞者の年齢分布からして平均年齢が低いわけでもないでしょうに
571 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/21(金) 13:17:44
89. Posted by 名無しクオリティ 2008年08月20日 21:36
お父さん、お母さん、息子のある平凡な3人家族がいました。
ある日、お父さんが不慮の事故で亡くなってしまいます。その葬式で、お母さんは、葬儀に来ていたお父さんの会社の部下のかっこいい人に
一目惚れしてしまいます。
そして寝ても覚めても、その人のことばかりが頭に浮かんでくるようになってしまいます。
数日後、お母さんは自分の息子を殺してしまいました。
なぜ、お母さんは自分の息子を殺したのですか?
考えた人は下の結果に進んで下さい。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
「息子が邪魔だから」
95%以上の人がそう答えるそうです。そう答える人は正常らしい。
でも宮崎努と酒鬼薔薇聖人は、それとは違う答えを言ったそうです。
しかも2人とも同じ答えを...
「息子の葬式で、またあの人に会えるから」
結果はどうでした?
572 :
惨犯:2008/11/21(金) 13:19:01
同じでした。。。
沖縄豚はきららにまで出したの?
ブラックリストが各社に回ってるから無駄だよ。
qqq
今月の佳作は「私、星になる」がいいね。読ませる。最後まで止まらないトコが
じつにいい。清々しいね。あと「終わりの季節」もなかなか。
相変わらず、佳作は下位のほうが面白い法則健在?
作者乙
578 :
ななしのごんべえ:2008/11/22(土) 14:17:53
そうすると面白さ狙いでは
競争率高くなって損?
滑り込めればいいものの、っていうか
そういうもんでもないんすかね
今日もひたすら読みまくる
色々開拓するしかないかな
>>571 供述はこのコピペから話膨らませたんだな
オチくらい変えろよw
580 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/22(土) 15:21:32
まーまー
もうとっちゃったんだしさ
どんまいってことで
582 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/22(土) 20:45:31
これに限らず、アイディアパクったり、まんまパクったりして入賞する
人って、それで嬉しいんだろうか?
情けないっつーか、虚しいっつーか。
なに考えてんだろ。
>>561 けっこう有名な心理テストだよね。
編集者は知らなかったんだろうか?
583 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/22(土) 21:22:39
大石隆二は恥ずかしくないのか?
584 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/22(土) 22:08:28
まだ若いのにね
やっぱり常連や中堅どころだけでなく、そこに紛れ込む若手も必要なんだがねぇ・・・
585 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/22(土) 23:25:52
広末が早稲田退学したとき「お前のせいで他の受験生一人落ちたのになぁ」って思った
これも然り
こういう話題なのに「台風コロッケ」の話が出てこないあたり、
初期の頃からきららに投稿してる人って少ないんだろうか。
それどんな話?
台風コロッケ懐かしいwww
589 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/23(日) 12:49:25
あれか、台風がいっぱい来た年に2ちゃんでコロッケたくさん買ってきたやつがいて、その書き込みのおかげで他の住民もコロッケ食べたくなってみんな買いに行った話か
あのネタきららに出されてたんだ・・・
590 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/23(日) 13:45:39
コロッケの話公募ガイドの別作品にも似たのあった
なんでここコロッケなんだろうと思ったらそういうことか
それだけ流転するってことで
故意にじゃないかもしれないぜ〜
本読んだ後書くと、表現かぶったかもと思うときあるしさ
パクリ話の悪口言う時間があれば他の作品書いてたほうがよっぽど有意義だとは思うが、
こんなスレの愚痴にしつこく擁護レス付けるのも怪しく見えるよ
>これでいいんだね?
ああ
593 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/23(日) 14:09:20
台風コロッケは2ちゃんで流行ったイベントの小説化だったが、
供述は2ちゃんのコピペをそのまま小説化だから有り得んわ
>>585 広末は特別枠だから一般枠の定員とは関係ない。
まぁ パクリを責めるより パクリに負けた自分を責めろってことだな
お前らにチャンのこぴぺ以下wwwwww
俺もwwwwww
596 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/23(日) 14:28:55
編集者の無知が原因だと思うが
>俺もwwwwww
治らないなあ。。。
候補が出揃ったところで、グランプリの予想といきましょうか。
順当にいけばトカゲさんかな?
599 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/23(日) 17:26:38
供述
600 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/23(日) 17:40:23
大石は著作権の問題に触れているのだが…
心理テストのエピソードは都市伝説だから、著作権なんかないだろ。
602 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/23(日) 18:05:12
603 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/23(日) 18:05:55
604 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/23(日) 18:29:21
なんとなく、一度パクリで入賞して味をしめると、
その後もパクリしか書けなくなる…
そんな心理状態に陥りそうで怖い。
605 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/23(日) 18:36:33
恥知らず大石隆二
>604
おそらく本人はアレンジのつもりだから
それは無いんじゃね
アレンジだのオマージュだのインスパイアだのと
都合のいい言い訳しながらパクる志の低い恥知らずは
創作に関わるべきじゃない。盗作糞野郎!
笠餅、いいなぁ
最後の一文が輝いてるね
逆に言えば最後の一文だけなんだが
今回の佳作はバランス取れていて良作揃いだ
パクリ野郎を除いて
ねえ、11月20日締め切りの月間賞って決まったの?
なんだったの?
それと、どうすれば佳作の作品が読めるの?
まだだよ 早すぎだろ 四日だぞ 締め切りから
去年の11月20日のことだろ
佳作は読めんよ
過去の佳作は読めるようにしてほしいよな。
ネタかぶりチェックとか、好きな人の過去作とか読めるし。
>>611 ありがと。じゃあ、まだ落ちてはいないんだな。
グランプリはトカゲが圧倒的で予想にもならないな
他に対抗馬もいないし
おれが11月20日締め切りで月間賞とって、差すよ。
100%君には無理だね。断言できる。君がどれだけ天才でトカゲなんて
目じゃなくても、あるいは現役のノーベル賞作家であろうと無理な話だね。
そうだね
今回のグランプリは10月20日〆切分までだから
レースが違うよw
そうなの? がっくし。知らなかった。
620 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/25(火) 13:22:59
愚痴には何だかこっちも弱気にさせられる。
記憶喪失した男はメルマガ登録したらいい。
webきららの「メルマガ」から
621 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/25(火) 19:08:47
応募数増えたな
次回締め切りは12月10日だぞ。裏かかれたわ。
34も増えたのか
最近では多いほうだな
624 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/27(木) 08:45:25
なんだ、俺以外にも読み方知ってる奴いたのか(´・ω・`)
リンクされてなくともurlさえわかりゃ読めるんだもんなー
過去の佳作は先月分くらいまでなら残ってることも多いけど、2ヶ月もさかのぼれば大概削除されてるよ
625 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/27(木) 12:32:24
UPしといてなんでリンクしないんだ。リンク外しといてなんでUPしてるんだでもいいが。
久々に受賞作読んだけど相変わらずつまんないのばっかり。
相対的に見たら月間賞は確かに水準は高いけど、全体的には10の内面白いのが2つ3つあるぐらいだな。
パソコン用にアップしてあるものが、携帯でも読めるってことだけど。
629 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/27(木) 18:12:21
そもそもリンクの仕方に悪意を感じる
携帯からじゃファイルシーク通してもぐるっぽから見ても月間賞のページで受賞作を選択できん謎仕様
ここで読み方公開したら今度はPDFや画像になったりしてな
630 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/27(木) 20:57:34
※携帯から読めなくなったのはPCには興味もない女子高生らの
まるでケータイ小説のような応募作の数々に編集部がうんざりしたからです
632 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/27(木) 22:45:29
>>630 「ちょ、やめて!」
「ガシッ!ボコッ!」
「きゃあああああ!」
あたしは死んだ。スイーツ!
こんな感じのやつか
54回受賞者の平均年齢が29.0888・・・
ちなみに53回が29.4166・・・
やっぱり平均30歳くらいに収束するね
大きく平均下げてる人もいれば大きく上げてる人もいるし、ばらつきは多少あるんだろうけども
634 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/30(日) 08:31:00
過疎ってるなぁ
もうこの賞も長いから、そろそろ何らかのてこ入れが必要かもね。
選者を変える、文字数を伸ばす、お題限定……は面白くならないな。
かつての常連岡部えつさんの名前が入ったスレがあったので何かと思ったら、
怪談短編の賞を取ったみたい。でもスレの雰囲気がなんか怖かった。
636 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/30(日) 15:05:38
岡部えつ、ホラーか。あそこはレベル高いらしいねぇ。
637 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/30(日) 18:56:00
いよいよ明日だな
10日締切のやつも早く書かないといかん
10日か
師走ってきたなぁ
選者を変えるのはいいかも
別の作家のお手本も読んでみたいし
640 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/01(月) 21:25:17
五回目で晴れて10%未満の人間になれたか。
後は1/3の確率で3万or千円だな。
いいな・・・
自分はまじでやばい・・・前は狙って最終までいけてたんだが
最近はめっきりだ・・・今回もだめで自信なくしてきた
次は気合い入れて書かねば・・・こんなとこで躓いてどうする・・・
チラ裏愚痴だから「・・・」が多くてごめん
誰か貼ってくれー
643 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/02(火) 01:33:19
「禁断の果実」島村綾
「悪戯」近転堂
「しかし砂糖は甘い」タライクラ
「田村の背中」田中サンタ
「遅ればせの三行半」チカコ
「エレベーターの朝」野口あさ美
「縮図」藤森正鵠
「氷」松本裕志
「枝毛〜感傷的な24時〜」YN
「ドライブ」ナツメ
「ハッピークリスマス」祇翁
「太陽と大腸」有好從桜
「救い」安部寿徳
「ワップルくんとペリットちゃん」マサヨシマサシ
「朝柿」楢山孝介
「凍鶴」色井老才
「テッポウコワイ」麗奈・ラングメイル
「リサイクル」松山小唄
「もう一人の僕は亡霊」鎌田としこ
「死亡記事」アンデッド
「プライド」みれど
「珠手紙」二宮武志
「おハナさんの一生」クローバー
「サンタの後継者」神田
「Baby,I love you」キハラシンジ
「言葉法」釜崎勝司
「指ずもう」バグビー
「百合子の嘘」石村ロイ
「嘘つきの恋」林ペコ
「煙草」酒元成生
>>643 これって11月20日締め切りの残ったやつ?
645 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/02(火) 02:39:37
そうだよ
がーん、まさかの一次落ち。
おれって才能ないのかな。
トカゲヘッドの名前が最近出なくなったのは、グランプリフラグと考えて間違いないだろうな。
正直月間賞の中では遠雷が一番好きだが
まあこれでトカゲが取れなかったら流石に可哀相だなwどの話になるだろう
649 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/02(火) 08:46:16
テスト
650 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/02(火) 08:51:12
うちも一次落ち。
ということで落選作品を晒しあげ。
求む、簡素。よろしくお願いいたします。
アキホと知り合ったのは一ヶ月前のこと。
彼女は風に舞い上がる柔らかな黒髪を拭いもせず、
大学の中庭で「ソーラン節」を一心不乱に踊り続ける一行様を、
呆けたまなざしで見つめていた。
私も爆音を響かせ蝦夷の地に届けとばかりに、足を踏み鳴らす同級生たちを、
正直ウザイやつらだ、と思っていた。
だからお互いの感性が手をつないだのだろう、
気がつくと私たちは互いの手を握っていた。
やがて、一緒に学食を食べる回数が増えるうちに、
中庭にいたときのアキホは失恋した直後だった、ということがわかった。
「相手」は小さいころから通っていたカトリック教会に来る、女性信徒さん。
「自分の欲望を受け入れてもらえないなんて、最悪よね」
「アキホって、こむずかしい言い方が好きだねえ」
私は学生食堂で100円のカッププリンをすくうと舌の上で転がした。
「大らかな方だと思っていたのに。私の欲望を……
そりゃあ、あまり表ざたにできないモノだけど……否定するなんて……」
「ちなみにどんなモノ」
からかう私に、グロスでぬらりと光るアキホの唇が答えた。
「私をハグして欲しいっていうヨクボウ」
「おーぅ。クリスチャンがそんなことしちゃっていいの」
結婚前の女性同士が抱き合うなんて、淫靡なコト。
普通は断るもんですよ、と私は心の中でアキホに講釈をたれた。
「別に婚前交渉しなきゃいいのよ。それにただのハグよ、ただのハグ」
「ふうん」
私はアキホの垂れた二重の目から鎖骨の窪みに視線を落とした。
白くて毛穴が均一に整っている肌を見て胸がうずいた。
「私がしてあげようか」
「サチカが?」
アキホの目が照明を当てたグラビアアイドルのように、きらきらと光った。
「……じつは、アキホみたいな女の子が好き、だったりするんだよね……」
私は中学の頃から秘めていた自分の性癖を、そっとアキホに手渡した。
プリンカップのさじをきつくかみしめ、返事を待つ。
「……祈ったってどうにもならないこともあるわよね。うれしい」
胸がきゅっとしぼまって息が詰まりそうになった。
きっと私の目もアキホに負けず劣らずぎらぎらと光っているにちがいない。
「じゃあ、ママみたいにぎゅっ、とそっと抱いてねっ」
アキホの子どもじみたはしゃぎ声に、私の唇の端からプラスチックのさじがゆっくりと落下した。
背後でどっ、と男どもの馬鹿笑いが響く。
私はアキホと手をつないだ過去を後悔し始めていた。
描写の仕方は好みだな
タイトルは?
>描写の仕方は好みだな
ありがとうございます。
タイトル【ベスト・ハグ】
意味不明の箇所などなかったでしょうか。
ちょっと気取りすぎというか、表現に気を遣いすぎて、話の方がブレているかな。
たかがハグぐらいで、大げさすぎ。つまらないコントにしか思えない。
あー、また落ちてるわ
おれ才能ねー
>気取りすぎというか、表現に気を遣いすぎて、話の方がブレているかな。
つまり、テーマに焦点が合っていない、と言うことですね。
私もそこが気になっていました。
ありがとうございます。
>たかがハグぐらいで、大げさすぎ。つまらないコントにしか思えない。
じつはそれを狙っていました。
ありがとうございます。
設定は女子高だったほうが、最後の嘲笑が効いたかも。
同性でも考え方に違いがあることが伝わるので。
やや話が散漫な感じなので、「ハグ」に話を特化したらよかったかな。
>>650-651 ネット小説読んでる限りでは、うまい方だよな。
やっぱ、受賞は難しいのかな。
650-651
ソーラン節が出てくる意味がわからない。
いきなり出合ってすぐに手をつないでたってのもありえないエピソード。
終わり方もやや分かり辛い。
1000文字以内の制約があるから、その中にうまくテーマ・伏線・伏線回収を入れないと。
>>639 それはあるな。今調べたら佐藤さんと盛田さんは53歳と54歳ぐらいだし。
サイト見ると「きらら」は新しい小説〜だとかフレッシュな〜だとかあるから、
全体的に若者向けの様だし、50代という選者は年食い過ぎなんじゃ……。
携帯メール小説という形態自体も若者向けだしね。
せめて選者は30代とかぐらいが感性的に近いんじゃないかと思うが。
そこで石田衣良ですよ。
個人的にはすべて現状維持で良いと思うが、もし選者を変えるのなら、村上春樹を希望。
せ、せめて実現可能な人選に・・・
1で紹介されている文字数カウンターだと800字強しかないのに、
ワードと携帯画面では1200字越えてる。(もちろん空白、改行抜いて)
文字数カウンターが壊れてるの?
自分のパソコンがおかしいの?
>>665 そんなことくらい自分で数えろよ・・・
敢えて言うなら文字数カウンターは俺が使ったときは正常だった
そういやテンプレの文字数カウンターのurlも移転先のやつに変えたほうがいいかもね
川上弘美と東野圭吾とか。
まあ無理だろうから綿谷りさと平野啓一郎とかで。
マンネリ化を防ぐために選者は一年ごとに交代した方がいいかもね。
あと、もう本にはならないのかな。
>>666 数えてるけど、せっかくネット上にカウンターがあるのに、なんでこんなに差異が?
と思っただけ。
選者変えろとは言えないなぁ
賞なんだからさ、相手に応えなきゃならないわけで
相手のニーズ無視して自分のニーズを押し付けるわけにはいかん
実力が無いならなおのこと、嘲笑されて終いだよ
選者変わっても佳作の順番が多少前後するぐらいでそう変わらんよ。
>>650-651 うーん、話がよくわからない。。。
自分の読解力のせいかもしれないけど。
つまり、
『サチカちゃんは肉欲ギラギラなガチレズさんなんだけど、
アキホちゃんは「ソーラン節なんか踊ってはしゃいでるような男臭い連中はキライよ。
私は女の子同士でのんびりと手を繋いでるのが好きなの」という程度の
ソフトレズ(?)さんで、すべてはサチカちゃんの空回りだったのでした、残念。』
という話なのかな?
違ってたらゴメン。
そういう話なら、「アキホは失恋の直後」っていうのは、
完全にサチカの勘違い、というか早とちり、ってことになるよね。
それならば、「失恋」とは書かずに、アキホのちょっと天然入ったみたいな思わせぶりな言葉で繋げて、
サチカは一人勝手に期待を膨らませて、ワクワクドキドキしている描写にしたほうが、
わかりやすく、面白みも増してくると思う。
文章は全体的に上手だと思うけど、サチカの内面のギラギラ描写が足りない気がする。
冒頭のアキホの髪の毛の描写に交えて、レズっぽさを強調して書いたら良かったかも。
偉そうにいろいろ並べてごめんね。
着想はとてもおもしろいと思ったよ。
感想をくださった皆様ありがとう。
お返事がおそくなって 申し訳ありません。
一番多かった「話が良くわからない」
私自身、きちんと説明しようと試みるんだけど
表現の仕方と、説明のポイントが多分ずれてしまうのかな、
いつも「話が良くわからない」と言われます。
どうしたら、きちんと説明できる作品に仕上がるのか。
客観的な目が欲しいです。
ところで、ジャンルによって入選が難しいとかってあるのかな?
ミステリーを書きたいんだけど、可能性がないなら別諦める。
>>672 テーマとモチーフの区別がついてないと思われ。
もしくは単なる考え不足。
675 :
作者ではないですが:2008/12/03(水) 12:45:32
テーマとモチーフの区別についてちょっと詳しく知りたいです。
676 :
甘えの境界線:2008/12/03(水) 12:51:57
そして
1000文字のミステリーは読んでみたいですが難しそうですね!
過去そういう系統で試みたことがあるのですが、
不足な感じにしかまとめられなくて、
お手本が欲しいと思いました
>>674じゃないけど。
・テーマは「主題」。
小説でよく選ばれるのは、「恋愛」、「人生」、「孤独」、「狂気」など。
・モチーフは「題材」、「文体」、「物語」、「登場人物」といった小説の具体的な構成要素。
つまり、「テーマ」は「語りたいこと」で、「モチーフ」はそれを載せるための道具だと思う。
……これは自分の解釈なので、違う意見があったら教えて欲しい。
>>673 とても上手にできていたら、入選の可能性は十分あると思うけど、
1000文字だとなかなか難しいよねぇ。
私もミステリーを狙って書いてみたことが何度かあるのだけれど、
いずれも失敗に終わっている。。。
>>672 伝えるべき情報の量が多すぎて、全てを表現し切れていないのかもしれない。
これは情報を徹底的に絞り込むことで解決できるだろう。
あるいは、価値観も感性も知識も違う他人に読んでもらうという意識が不十分
なのかもしれない。
テーマとはまさに語りたい、小説にしたい題材のこと
モチーフはそのテーマを選んだこと、あるいはそれを相手に伝えるために選んだ表現などについて、何故この題材にしたのか、何故このような表現を選んだのか、という動機の根幹を占める思想のことじゃないかと思ってた
違うのかなあ
681 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/03(水) 20:37:23
ミステリーという既存の概念がある程度捨てられないと、1000文字で書くは難しいよね。
1000文字なら、いわば前にドラマでやってた33分探偵みたいなのでもいい訳だし。
と、過去にミステリーで最終選考に残った俺が言ってみる。
やっぱダイイングメッセージとかアリバイとか真犯人とか出てこないと
ミステリーとはいいがたいよな。
ホワイトアウトもミステリーなんだよね(´・ω・`)
ダイイングメッセージって前に月間賞であったな。
あれもミステリーだっけ?
685 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/03(水) 23:42:17
あれはミステリではないでしょう。謎があったわけではないしね。
あれはギャグというか、昔からあるネタだよね
1000文字で綺麗な伏線をはるのは難しいしミステリーっぽいの書くなら
ギャグ的なオチにするか叙述トリックものにするかくらいしかないんじゃないかな
叙述トリックはわりと楽にできそうだね
楽なぶん、受賞するほど良い作品を書くにはやっぱりプラスαが必要だろうが
689 :
どもども:2008/12/04(木) 15:51:08
みなさん熱いですね!厚い(手厚い)ですね!
勉強になります〜。
作品構成まで具体的に考えず何となく人物を登場させたりしていたので
ちょっと、だめでしたね 笑
叙述トリック、叙述トリック、、思い浮かんだら挑戦してみます。
今日連絡来なかったけど、今月もダメだったのかな……
流れは一段落ついたのかな
今回の一次落ち、感想いただけたら幸いです
「山椒魚」
彼女の胸には穴が開いている。普段はなんでもないし、服を着ていれば隠せるけれど、
ふと、ひどく何かが足りないような気持ちになって、ふさいでしまいたくなる、そんな穴だ。
ある日、彼女は、その穴の中で山椒魚を飼うことにした。
今まで穴をふさごうと、色んなものを詰めたり貼ったりしたけれど、どうにもしっくりこなかった。
けれど、彼女は学校で井伏鱒二の山椒魚を読んだ。これだと思った。富士山で放屁なされた井伏先生の言うことだ。間違いない。
「何たる失策であることか!」
いつか山椒魚が頭でコロップ栓のように穴をふさいでしまうことを彼女は夢見た。
彼女の山椒魚は怠惰だった。昼になってもごろごろしている。昼を過ぎてもごろごろしている。
えさのときだけさも大儀そうに動いた(そのくせ一かけも残さない)。どうかと思ったが彼女の目論見には好都合だった。
このままうっかりしている間に、穴から出られないほど太ってしまえばいい。
どうか諸君にお願いがある。彼女がかかる計画に没頭することを軽蔑しないでいただきたい。
693 :
続き:2008/12/04(木) 23:14:01
案の定、山椒魚はぷくぷくと大きくなっていって、しめしめと彼女はそれを見ていた。
けれどある日、山椒魚は突然、活発に動き始めた。彼女は戸惑った。けして残さなかったえささえ残すようになったのだ。
山椒魚は次第に痩せていった。どうして、どうして?
山椒魚が完璧にスリムになったころ、山椒魚は小さな蛙を胸の穴に連れ込んだ。
彼は恋をしていたのだ。穴の中から一目見て、その蛙に恋した彼は、その蛙にふさわしい男になろうとしていたのだ。
山椒魚は穴の中で蛙といちゃつくようになった。スリムな彼に蛙もめろめろだ。
「ねぇ」
蛙が言う。山椒魚は難しい顔で黙っている。
「ねぇってば、ねぇってばぁ」
蛙の目が涙目になる。
「怒ってるの?」
途端、山椒魚は相好を崩して
「べつにお前のことを怒ってはいないんだ」
蛙は頬を膨らませて
「もぅ、意地悪ぅ、莫迦莫迦」
なんつって
「食べちゃうぞ」
「きゃー、えっち」
なんつってなんつって。
ある日、山椒魚は穴の中からいなくなってしまった。一枚の書置きを残して。
「妻のためにまじめに働きます」
あぁすごいなぁあの山椒魚がこんなしっかりしちゃうのかすごいなぁすごいなぁ恋ってすごいなぁあぁそうか、
私、恋がしたかったんだ、と、彼女は気付いた。
すまん、自分じゃ上手く批評できないがw
なんか好きだぞ
全体的にあざとすぎる。あと、最後に丁寧に彼女に気づかせるのじゃなく、
男漁りに出かけるとか、行動で示した方がいい。
よく分からんけど、結局ポン休日と一緒だろ
697 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/05(金) 06:50:07
>>692-693 アイデアは悪くないと思うが、消化不良。美味な食材を、わけのわからない調理で台無しにした感じ。
ただ、まったく可能性がない人だとは思わないので、欠点を克服してまた挑戦してください。
698 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/05(金) 07:01:01
この前ふと思ったんだが、毎回300編送られてくるとして、約290編は落選するわけだ。前回の54回までで15660編の作品が落選している計算になる。(実際はもっと多い)
なにが言いたいかはわかるよね。恐ろしい数字だ。
よくできまちた〜
↑こいつのツラよりもか?
>>691だけど、今更だけど
>>690は最終選考にも残って結果待ちの人ってことか
なんか勘違いしてたすんません
>>694-
>>697 この辺のレス、俺が自演で自分の作品の感想書くときの文体によく似てるんだが…
>>701 最近、レスの意味すら読み取らない奴がいるな
↑こいつのツラよりもか?
>>山椒魚
井伏の『山椒魚』を読んでないと楽しめないのがネックだけど、
読んでて楽しい。自分は好き。
だけど、この賞のニーズには残念ながら沿ってないと思う。
でも好き。
今月10日締め切りだから早めに取りかからないと、と思っているうちにもう5日だ。
708 :
山椒魚:2008/12/05(金) 23:23:21
>694
ありがとう 素直に嬉しい
>695
狙いすぎたかな もうちょいナチュラルな感じを目指します
>696
似てるかな?どのへんが似てると思ったか教えてもらえるとありがたいです
>697
確かにアイディアはともかく文章がいまいちのらないなと 自分でも思ってました
精進します 温かい言葉がありがたいです
>706
なんか嬉しいです 好きって二回も言ってもらえると
残り五日 今月は残れるように頑張りたいと思います ありがとうございました
>>692-693 非常におもしろく読んだけれど、なんだろう、何かが足りない。
うまく言えないけど、ぽっかりと空洞の胸を抱えた「彼女」の切なさ、みたいなのが、
もう少し丁寧に描写されていたら、もっと良かったんじゃないかと思う。
例えば、「胸が痛い」とか「ドキドキする」という感覚が彼女にはわからない、
というような描写を入れてみるのはどうだろうか。
「なんつって」で繋いである後半部分が、
いい加減に書き飛ばしたふうに見えてしまうのが残念。
迷ったけど、率直に批評してくれそうなのでこちらで晒します。
初晒しの初心者(と言っても何回か投稿したけど)です。
一次落ちの話に少し手を加えたものです。話の筋は変わってません。
ぼんやりとした意識が、唐突に覚醒していくのを感じた。
気付いた時には、周囲にはドライアイスのような白い霧が立ち込めていた。
左手を伸ばしても霧に埋もれて指の先が見えない。
ここはどこだと考えたとき、足元から、一筋のアスファルトの道路が
ポスターを広げるようにくるくると伸びていった。道の先は霧に白く埋もれている。
私はこの道路を歩き始めた。空を仰げば霞の向こうにぽつんと太陽が浮かんでいた。
「ああ、夢か」
私はふいに気が付いた。夢の中で夢だと気付くなんて珍しい。
楽しくなり、周りを観察しながらゆっくり歩いた。
夢の内容は潜在意識に関わっていると聞いたことがあるけれど、
私の意識とこの夢はどう関係するのだろう。
しばらく歩くと、前方に妙なものが落ちていた。
「もしもし」
声を掛けると、彼は勢いよく振り向いた。
子どもくらいの大きさの、青いブリキのロボットだった。
「ああっあなたは!」
裏返った声で叫ばれ、びくりとする。
私のことを知ってるんですか、と問おうとしたとき、更に甲高い声が響いた。
「こっちに、こっちに来ちゃだめです」
目を丸くした。彼は「来ちゃだめだ」と叫ぶように繰り返す。
「こっちに来ちゃだめだ、引き返してください、来ちゃだめだ」
意味も無く恐ろしくなり、「分かりました」と被せるような大声で言って道を引き返した。
ロボットは「そう、よかった、よかった、よかった、よかった」と安心したように繰り返していた。
そして私は山小屋の中で目を覚ました。ゆっくりと身を起こす。
輪っかの付いた紐は、相変わらず天井からぶら下がっていた。
薄汚れた窓から朝日が差し込み、光に紐が照らされている光景は妙に美しかった。
水を一口飲んで、外に出る。小屋の近くには開けた場所があり、そこから少しだけ町が見渡せた。
自分の家は見えないが、コンビニとスーパーマーケット、私が殺した女のマンション、そして警察署。
「さて、これからどうしようか」
久し振りに出した声はぎょっとするほど疲れた響きがして、今朝の夢に舞い戻りたくなった。
青いロボットは私をどこに来させるまいとしていたのだろう。
自首することから逃げ出したのに、一人で罪を償うこともできなかった。
あの道の先は警察署だったのか、あの世――地獄だったのか。
朝日に照らされ輝く町を見つめていると、心臓が潰れるように痛くなった。
ひょっとしたら、彼はもっとずっと前から叫んでいたのかもしれない。
ここまでです。タイトルは「だとすれば、もう遅い」でした。
個人的には一次落ちの理由は、単なる実力不足と自覚しているのですが
何かあれば具体的に指摘してもらえると嬉しいです。
まあ文章を練ったとしてもこの話じゃダメだと思うけど、いくつか気になった点。
・夢なのにあまり夢らしくない
夢らしい感じを並べただけに見えるし、あまりに理屈が通り過ぎている。
それと、冒頭に曖昧なイメージを連発されると、全く引き込まれない。平坦な
文章が続いた後に「ああ、夢か」では、そこで読むのを止められるよ。
・血が通っていない
青ロボットのくだりは妙な迫力があるのに、夢から覚めた後は、ただの
説明的文章でしかない。山小屋の位置もご都合主義的。夢の内容といい、
物語の小道具でしかなくなっているので、嘘くさくなっていて興ざめする。
それと、胸に穴の人もそうだったけど、語り手が自分の気持ちを語りすぎ。
書き手が読み手に読み方を強要してるようで鬱陶しい。いちいち丁寧に
自分で結論までたどり着かせなくても、行動や態度でそれと示したりとか、方法は
いくらでもあるから。
>>712 自殺に失敗した状況、そして青いロボットに重ねようとしてるモノは
わかりますが、回りくどいだけです。それに謎を読者に提示する方法が
強引で押し付けがましいわりに「なぜ『それ』が青いロボットなのか」
という謎が放置されてる理由もわかりません。
(きっとあなたの中では青いロボット=『それ』なのでしょうが、
読者にはまるでピンときませんし、説得もできてません)
ようするに謎自体に魅力が乏しいので、謎掛けに失敗してるのでしょう。
最大の欠点はやはり「テーマ」の不在だと思います。
一貫した論理性(説得力)やメッセージと言っていいかもしれません。
読者からすれば「犯人はわかったけど、犯人の動機や心理、その後の
運命はわからない」といった状況でしょう。
きららHPにある08グランプリ作品を読んでみて下さい。
作品自体の構成や構図といったものはよく似てますよね。前出の
「山椒魚」も同じパターンですが、読後感はかなり違います。
焦点がどこにあるのか。その辺に糸口があると思います。
715 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/07(日) 12:33:27
長編の方は、どうなってる? やっぱ、ぜんぜんダメ?
第一回受賞者の黒川さんの「長生き競争!」はドラマ化されるらしい。
>>715 今書いてる。5月末までに応募する。必ず。
718 :
やなぎはら:2008/12/07(日) 14:26:06
素朴な疑問として
10日から20日に届く作品の行方が気になります
メルマガとってない人って今月の締め切りの変更
分からないじゃないですかぁ(ここOL風に)
批評ありがとうございます。参考になります。
>>713 書いてる側の都合が見えてしまう、と言うことでしょうか。
主人公の心理なども、確かに説明的な文章が多く鬱陶しかったかもしれません。
もっと読み手を意識して描写をしようと思います。
>>714 焦点がどこにあるのか、と言うのが沁みました。
確かにテーマをはっきりさせていませんでした。
青いロボットの意味や夢の内容など、もっと一貫性を持たせて書けば
良かったかもしれません。次は「書きたいこと」を強く意識しようと思います。
本当にありがとうございました!
落選作のひとつの傾向がみえてきたよ。
かなり特徴的なのは、意味不明な比喩や強引な例え話をしてみせて、
それだけで悦に入って満足しちゃってる作品な。
よく2ちゃんの厨房とかが相手をまともに論破できなくなると、苦し紛れに
筋の通らない例え話やレッテル張りをしてるじゃん。あれと同じ。
ようするに、例えるだけなら馬○でもできるわけ。
むしろ、○鹿だからそれしかできないってのが現実。
そもそも例え話ってのは、ある事例をより分かりやすくしたり、より身近に
感じさせるのが目的であって、わざわざ回りくどくしたり、遠回しにするために
やる手法じゃないだろ。
だからさ、作品にメタファーとして偶像や虚構を取り入れるつもりなら、それをやる
合理的な理由と必要性、さらにその正体が判明したあとに導き出される結末や心理に対して、
誰もが納得できる繋がりが維持されてるかどうか、よく考えてから使えよ。
でないと「私は頭が悪いです」と自慢気に宣言してるも同然、読者の印象は最悪になるぞ。
>>721 落選作のひとつの傾向
頭大丈夫か?
サンプル数も少ないし、2ちゃんねらという大きなバイアスがあるのに
よく傾向なんて言えてしまうな
↑
>>頭大丈夫か?
これがレッテル張り。
>>2ちゃんねらという大きなバイアス
これが筋の通らない例え話。
な、721に書いた通りだろ。
724 :
やなぎはら:2008/12/07(日) 17:13:44
失礼しました〜
おいおい統計について勉強し直せよ
例え話なんてどこにも使ってないだろ
788 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 13:07:28
とりあえず晒してから考えたら。
落選作に共通するパターンって
1.文章力がまだまだ
2.典型的なお話、作り物めいた人物、台詞
3.感情を描きすぎ
4.無理に詰め込みすぎ
て感じがあると思う。
1はとにかく書くことで、2はとにかく読むことで、3は感情を描いたところで
それは感情を表現出来ているわけではないってわかることで、4はそれは
掌編向きか考えることで、直せると思う。
でも、落選作のパターンの一つに、「ひとりよがり」を入れてもいいと思うぞ。
統計w そんなとこに噛みついて楽しいのかw
そんなに好きならおれが遠くに投げてやるよ。
おら、お前がとってこいw
誰か日本語に翻訳して。。。
落選者同士仲良くしろよ(´・ω・`)
12月は締め切り早いみたいだけど、
入選の通知や発表も早かったりするの?
なんか頭おかしな人がいたみたいだね
日本語変だし
734 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/07(日) 23:56:10
>>732 ううん。通知はいつもどおり一月上旬だよ。
735 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/08(月) 08:07:02
仕事納めまでに最終候補はあらかじめ決めておいて、年明けに最終候補のメール送信ってところかな
>>721 煽られて逆上したみたいで、後のレスはグダグダだけど、きみの言いたいことは理解できる。
それが全てではないけど、落選作の問題点の一つとしては挙げられると思う。これに懲りず、
気づいたことがあったら、またレスしてくれ。色々な意見や解釈があった方がいいからな。
737 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/08(月) 09:22:25
まだ書けないー
738 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/08(月) 09:36:45
最終発表は今年最後のメールだろ
739 :
729:2008/12/08(月) 15:55:10
う〜ん、どうやら暗喩では通じなかったようなので
よりストレートな分かりやすい煽りに直してみます。
以下、直喩バージョン↓
統計w そんな言葉尻に噛みついて楽しいのかw
まるで犬のようだな。
そんなに統計が好きなら、お前がとってこいw
いかがでしょう?
ちなみに、陰喩バージョンのオチは
「統計をとる」と「投げられた物を犬がとってくる」の
掛けことばになってます。ヒネリを利かせたつもりだったの
ですが、かえって理解しにくくなったようで残念です。
よくわからんがウザいから死ね
741 :
729:2008/12/08(月) 16:32:01
今度の煽りは効果があったようですね。苦労が報われたようで、うれしいです。
えーと、
>>710ですが、個人的には
>>721の意見も参考になりました。
強引な例え話、というのはつまり青いロボットのことを指してるんですよね。
確かに意味不明で独りよがりな発想だったなと思いました。
しゃりしゃり出てきてすんません。なんか自分の投下以降で荒れたような気がするので…
いろんな意見聞けてよかったです
結局誰が誰なの?
IDない板だし、悔し紛れに自演で
>>721が鬱憤晴らしてるってことなのか?
そもそも平日の昼間にこれだけ書き込みがあるのがおかしいよね
いつまでも引っ張るなよ。もう終わり。
始まり。
おしまい。
はじまり。
__
 ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=-
/⌒ヽ _,,-''"
_ ,(^ω^ ) ,-''"; ;,
/ ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
(.゙ー'''", ;,; ' ; ;; ': ,'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' ┼ヽ -|r‐、. レ |
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' d⌒) ./| _ノ __ノ
なんだこの流れ。
おいおい、マジで10日締切かよ
ずっとネタだと
>>742 > 確かに意味不明で独りよがりな発想だったなと思いました。
発想が悪いんじゃない。
青いロボットをキーワードにした手法と、物語の結末が問題なんだよ。
ところで、真面目に読んだものとしていくつか聞きたいんだけど、
・青いロボットは何のメタファー?
・そしてなぜ引き返せというの?
・夢をみたあと主人公はどうするはずなの?
・この主人公が女を殺してから、自首するのをやめて、自殺もやめる
までのバックストーリーとその理由は、きちんと設定してたの?
もしあるなら、それと夢がどのように繋がるのか教えて。
別に考えてなかったのなら、考えてなかったでもいいよ。
読んだ感じまったくチグハグに感じるから、もし繋がっているのなら
どういう風に設定されていたのか、純粋に興味があるんだ。
青いロボットはドラえもんだろ
>>751 興味があると言ってもらえるとなんか嬉しいですw読んでくださって本当ありがとう
青いロボットは"昔の「私」"なのだという設定をぼんやり描いていました。
昔の私というのはつまり、殺人を犯す前の私のことです。
真面目に生き秩序に従うロボットのようだが、青臭い正義感も持ち合わせていた頃の私、
というイメージをなんとなく決めていました。
(それを伝える技量が自分になかったわけですが…)
引き返せ、というのは、罪を犯してしまったことの後悔からきた夢です。
主人公は自分のしたことを潜在意識の部分で後悔していて、
それが夢になって出てきたわけです。
罪を犯す前に戻りたいのです。「だとしても、もう遅い」わけですが。
主人公の具体的な事情やその後の展開は正直考えてませんでした。
ここまで書いて思いましたが、
やっぱり話の意図が読み手に伝わるようにする努力が足りなかったかな……精進します
>>753 やっぱり適当だったのね。予想してたけどちと残念。
じつは俺が、なぜ夢と事件が繋がっていそうと判断したかというと、
後半の文に「道の先は警察署……」という記述があったから、青ロボが
良心ではなく警察官のつもりなのかも、と考えたからなんだ。
まあ、いずれにせよ、設定が安易で適当すぎだから読者を混乱させる
ことしかできなかったわけだよね。
あとね、いまの構成だと読者は青いロボに強い関心は示さないし、
わざわざ文を振り返ってまでロボの正体を探ろうとは思わないよ。
そんなことよりも「殺した女」という言葉の方がはるかにインパクトが
あるし具体的だからね。ようするに適当にあとづけした小道具のせいで、
ますます焦点がぼけてしまったんだ。
これが夢のなかでなく、例えば主人公が自殺の準備をしてる途中で突然
ロボが現れるとかするなら、それはとても異常なことだから読者も関心を示すし、
同時に自殺の動機に関する手がかりとして見なされるだろうから、だれもが
ロボが目的や意味するところを探ろうとすると思うよ。
まあ、たとえばの話だから、あくまで参考程度に。
755 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/09(火) 05:22:18
なんとか締切に間に合いそうだ。危なかった。
てっとりばやく言うと、青いロボなんて出さずに、殺した女か過去の無垢な自分(自分が人殺しをするなんて夢にも思わないときの)
を出せばよかったんじゃないかと……
構成の問題点もあるけど、まずは文章力なんじゃ……
冒頭一行目で、曖昧で有り勝ちで、読む気しなかったし。
文の繋ぎ方が下手なのに、語彙だけはある、みたいな。
山椒魚面白かった。
投稿作品は未発表に限る、だったけ
うん
ありがとん。
たぶん落選するとおもう。
そうしたら晒すから、感想をよろしくお願いします。ね。
断る
いや〜ん
これ消印有効?
763 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/09(火) 21:24:47
有効に一票
764 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/09(火) 21:41:31
あーあ、まーた駄作送っちゃったよ
シオールンの仕事増やしてやるなよ
766 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/10(水) 00:02:48
シオールンくらいのレベルになると、名前見ただけで傑作かしょうもない作品かわかる。なので心配無用。
767 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/10(水) 05:05:20
一回しか言わないぞ。
締め切りは今日だ。
今月は間に合わないからストックを送るよ
ふと思ったけど、
締め切り1分後とかに送っても次回に持ち越されるものなんですか?
来月実験してくれ
候補に残れば分かる
数分だとOKだったけど三十分では次回になってたとか昔見た。
どんだけ残ってんだよ。
773 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/12(金) 15:05:30
>>732 ないしょ
今月佳作でしたお。
10日締切のは出してないけど。
あれ?
レスアンカーを間違えたっぽいw
佳作…それはピークではないのか?
くそう……最終選考に連続で残った程度のピークなら俺もあるんだが
最終は編集側のヨイショだよ
778 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/15(月) 19:42:28
ナツメ最多タイの五度目の月間賞か。さすがだな。
佳作に72歳の人がいる。普段は年齢なんかどうでもいいと思っているが、さすがにこれは凄い。
779 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/15(月) 20:36:44
ヨイショかよ
…72歳かっこいい
編集部にヨイショされる立場っていうのもすごいと思う。
しかし何故編集がヨイショを?
毎回、投稿して落選ばっかりで、ごくろうさま、ってこと?
そう考えると複雑。
そんなネガティブになるなよ
普通に個人的に気に入ってくれたってことだろ
結構偏ってるというか、今見れば文章とかが自己陶酔しすぎな話が最終に残ったことあるけど
あれはそんな感じで気に入ってくれた人がいたのかも・・・ちょっと嬉しい
782 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/16(火) 07:17:30
なぜかメルマガが届かなかった。
誰か結果貼って
783 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/16(火) 10:19:16
どうでもいいけど壁が厚すぎるんですよ!
体当たりしてもしても、はねかえされるわ
月間賞
佐藤正午賞
「田村の背中」田中サンタ(37)
盛田隆二賞
「ドライブ」ナツメ(41)
佳作
「百合子の嘘」石村ロイ(31)
「太陽と大腸」有好從桜(24)
「しかし砂糖は甘い」タライクラ(21)
「言葉法」釜崎勝司(31)
「氷」松本裕志(40)
「エレベーターの朝」野口あさ美(35)
「ワップルくんとペリットちゃん」マサヨシマサシ(42)
「朝柿」楢山孝介(28)
「ハッピークリスマス」祇翁(72)
「プライド」みれど(47)
785 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/16(火) 10:57:39
>>783 その壁を突き破らんかい!
もしくは乗り越えんかい!
786 :
達人の壁:2008/12/16(火) 18:49:20
はい、隊長!
でもこんなにハマったのは多分壁が厚いからです。
毎月結果出るっておもしろいシステムですよねー。
来月は倍率が低いと目論んで(笑)
そしてまた来年もがんばりまーす
787 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/16(火) 18:51:53
題名はいらないんだった。
788 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/17(水) 03:16:48
グランプリ来てるんだな。『天賦の才』初めて読んだ。
起爆しないコードが「外れ」ってのが何か違和感がある。
テロリスト側から考えたら「当たり」の方が多い事になるじゃないか。
普通やる方からしたら当たりより外れが多いもんだし、相手に取らせるのは外れとなる。
「ざーんねん『外れ』だよ」でドカンてもんじゃないか?
それ以外は確かに面白かった。構成が巧みだ。
補足。
福引きで考えると、当たりより外れが少ないかって所なんだよな。
引く方が外れ引いて喜ぶか?っていう。主催者側も外れより当たり引かせたいのかという。
多分爆弾だから引く側が当たっちゃうとドカンって意味合いもあるんだろうけど、
いわばその一部の意味合いだけしかなく普通の「当たり外れ」の概念から少しズレてるから違和感がある。
これは「外れ」(外れを引く才能)というのを彼女に当てはめたいからの漕ぎ着けであって、
そこがどうにも少々強引さを感じる。
>漕ぎ着け
おまえにはむりだってwww
791 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/17(水) 10:28:58
こじつけると間違えただけだけど、それが楽しいのか?
2 努力してやっと目標にまで到達させる、また、到達する。
ままでも意味は通りそうだが。
まあそんな事はどうでもいいし、感想で何が無理なのかもわかりませんね。
それでいい
てか外れとか逆にするんじゃなく普通に当たりが引ける、でもいけたと思うんだけどね。
オチも自分が引けるのは当たりなんだから、料理が不味くてもキミは当たりなんだよ
って綺麗に纏まると思うんだけど。
天賦の才は前回のグランプリで、次のは二十日更新の時に発表されるよ。
そうなの?
某所の掲示板でグランプリ08ってあったから、今年のかと勘違いした。
ごめん
グランプリは半年ごとだよ。「天賦の才」は上半期。
半年に一回だからね。
それとみんな、自分が入選するためには一生懸命だけど、既に月間賞を獲った人たちの
祭典であるグランプリレースには、あまり注目度が高くなかったりする。
>>797 それは送る側(の選考対象外)の意見だろうけどねぇ
下半期はまぁ「眠らない夜の月」じゃないの
まあ、トカゲだろうし、まあ、それだろうな
個人的にはナビのが好きだが。あと遠雷(トカゲじゃないけど)
おれも遠雷がいいな
眠らないはおれが馬鹿なだけかもしれんが、どこがいいのか分からん
受験のとき徹夜して、深夜3時に一人でインスタントスープ作ったり
窓の外を眺めてあの家の人は皆寝てるんだろうなあとか考えたことがあるので
眠らないのわくわくする感じも分からないでもない
もういちど「遠雷」読み返してみたら、《ダブル受賞》ってあったんだけど、
単なるまちがい? グランプリのフラグ?
ほんとだw
でもこれで遠雷だったらトカゲちょっと気の毒…w
804 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/18(木) 09:42:53
グランプリって、「技有り」を何本かとれば「一本」になるのとは違うもんな。
月間賞を何本取っても、それ以上に抜き出た作品があれば、それがグランプリを取るんじゃない?
805 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/18(木) 10:11:43
トカゲは2回ほど「一本」を取ったわけだが
806 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/18(木) 11:15:23
一本はグランプリのことで、月間賞は技有りじゃない?
相対評価だからダブル受賞が必ずしも他より優れているわけじゃないが、
つうかトカゲ本人乙
何でだよw
トカゲがどうかは知らんけど、
ここ見てる常連も何人かはいるんだろうな……
常連も見てる人はいるだろうねー。
常連(?)っぽい人の書き込みもときどきあるし、小学館の中の人も見てるかも。
まあね。
そりゃあ見てるだろう
おれも自分の会社のスレはチェックしてた
俺は一回も書き込んだことがないなあ。これからもないだろうと思う。
(;・`д・´)それはひょっとしてギャグで言ってるのか?(`・д´・(`・д´・;)
20日が土曜ということは、月間賞&グランプリの発表は今日?
>>815 単なる協力だと思う。受賞者の面倒を見てないでしょ?
紙媒体の発表場所がきららってだけだったような。最初の頃はそもそも協力してなかった気が。
しかしその賞の受賞者女性しかいないんだよな。ノミネートの時点では男性作者もいたの?
819 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/19(金) 20:42:43
Webきらら更新あげ
820 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/19(金) 21:47:09
グランプリおめでとう!
ありがとう
822 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/20(土) 01:42:15
今月多かった?
月間賞「ドライブ」つっまらんなぁ。「田村の背中」は面白かった。
てか前者は読み辛くて面白くもないし途中で読む気が失せる。そりゃ審査員は全作ちゃんと目を通すだろうけどね。
一般読者だったらそうはいかん。特に俺は読み辛いのを読んでやろうって程小説も愛してもないし。
「しかし砂糖は甘い」が面白い。オチ見たら確かに見劣りはするけど、オチで勝負してる内容じゃないだろあれ。
「そんな風に思ってんのになんで田中と付き合ってんだよ」って佐藤のキャラに不思議さを抱きながら読み、
読み終わってタイトルの意味が解らんかった。
だが砂糖が佐藤の言い換えだって事に気づくと、タイトル面白かった。
「ドライブ」と佐藤と田中が逆だったらよかったのに。
もう一つは田中の田村だし。
タイトル面白かった→タイトルも面白かった
「ハッピークリスマス」本当に72才が書いてんならすごいけど、オチの意味がいまいち解らない。
あれどういう解釈の話なの?
有好の「太陽と大腸」を読んで、バタイユの「太陽肛門」を「大腸肛門」と読み間違えた知人のことを思い出したwww
それはさておき、有好のオチは強引かつベタだ。
今回は「田村の背中」と「しかし砂糖は甘い」がよかった…けど、先月と比べたら低調だな。
>>824 やっぱり電話した女が犯人じゃねーかってことじゃないの
トランクスは靴下、ポストがサンタってことなのかな
明日は最終の発表日?
それとも「今回は●作品集まりました」の告知だけだろうか?
「最終に残る」という
神様からのクリスマスプレゼントがほすい。
10日しめきりだったのかよおおお
なにを今更……
ヌラヌラした湖面のせいで水羊羹が食べたくなった。
この文すごくいいなぁ
832 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/21(日) 17:53:48
>>828 一昨年も10日締切だったが、そのときは12月26日くらいに最終発表だった。今年もそのくらいにくるかも。
太陽と大腸はタイトル変えたほうが良かったと思った
834 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/22(月) 19:36:24
最終発表きたな
メルマガ見れない
貼ってくれ〜
落選しました。
評価をよろしくお願します。
タイトル「湯豆腐日和」
「今回こそ醤油ダレをいれてみない?」
私はカセットコンロのつまみを小に合わせながら言った。
鍋の中ではお湯が煮えたくり、昆布の上で豆腐がふるふる震えている。
「いやだね。湯豆腐は塩だけを入れて食べるのが一番だ」
彼は小さじ一杯の重曹を、
薄く色づいたのだし汁の中に入れると、私をちらりと見た。
私の誕生日は彼特製「温泉風湯豆腐」でシンプルに祝うと決まっている。
彼はタレをかけず塩のみで食べる。
それは私と初めて会った二十四の時から七年間変わらない。
「飽きないの」
彼は首を縦にふった。
「色々試したけど塩で食べるのが一番」
私の祖母直伝、ゴマとネギを醤油で混ぜたタレを、
彼は一度も口に入れたことがない。
薄緑のガラス小鉢の中で出番を待っていた自慢のタレを、
スプーンでぐるりとかきまぜる。
今年こそ、マンネリ化した味に刺激を与えようと思っていたのに。
鍋から立ち上る真っ白な煙が私と彼の間に立ちはだかった。
鍋の中の豆腐は、重曹と交じり合ってとろとろに溶けていった。
「この後、どうする」
彼がなんともなしに聞いてきた。
どうするって。いつもきまっているじゃない。
後片付けをして、二人で映画のDVDを見て、セックスして眠る。
誕生会に限らず、二人で会ったときはいつもそう。
「……私、深夜のドライブに行きたい」
私はわずかな望にかけてみた。
「嫌だよ、俺ビールを飲むから」
「じゃあそのまま歩いて、バーに飲みに行こうよ」
「借りてきたDVDの返却日は明日までだぜ」
「じゃあ、DVDを見て寝る」
あとはふてくされるしかない。
「できたぜ」
彼がどんぶりに豆腐をよそってくれる。
熱々を口の中にほうばると、するっと溶けた。
塩味が後から豆腐を追いかけ咽を通り過ぎていく。
何度も食べた味。でも何だかほっとした気分になる。
私は深いため息をついた。
「塩だとはずれがないだろ」
彼が笑った。
「味付けはその日の体調に左右されやすい。
でも塩はもとから味がついてるから接待をする側としてはありがたい」
「……ありきたりの味に感謝だね」
私の口元が自然と緩んだ。
ありきたりの味、映画、セックス。でもどれもはずれがない。
だから私はこの人と七年間も付き合っているんだ。
私はふと、昨日見たテレビ番組のことを思い出した。
「福島県に温泉で作る塩があるんですって」
「山塩のことかな」
「こんど、買いにいこうよ」
私の提案を彼は快く承諾してくれた。
疑問なんだが、ここに書き込める環境と余裕がありながら、なんでメルマガ見れないやつがいるんだろう
メルマガ取ってないなら取ればいいのに
●独りよがりではないか。
●テーマに焦点があっているか
すみませんが、評価お願いいたします。
ん?
やっぱり、独りよがりってこと?
意味不明ってこと?
難しいことはわからないけど、読んだ感想ですが、
24歳の時から7年間付き合っているというのは、女性にとって大きいと思うんです。
彼と今後どうなっていくのか、別れて他の人と付き合ったほうがいいのかなあとか、
もっと悩むものなのではないかと。
彼女もそれなりにマンネリ化した関係に悩んでいるのかもしれないけど、
結局、彼の心を動かすことができず、彼のペースに巻き込まれてる。
つまりこの物語を通して、彼女は何も変わっていない。
誕生日なのに特別なことをしてくれようともしない彼も何も変わっていない。
たぶん、今までも何度もあったように、今回も彼との関係に納得して終わり。
なので読み終わった後「だから?」って感じになってしまう。
それでも読後感が”幸せ”だったらいいんだけど、
「勝手な男にいいように振り回されている愚かな女」
って印象。
違うかもしれないけど、テーマは”ありふれた日常の中の幸せ”なのかな?
だとしたら、テーマがいかされていないように思います。
彼が誕生日だから特別に彼女に合わせてくれる、という展開があったらよかったのかも。
その後、「やっぱり彼とは塩味の湯豆腐を食べるのがいいな」と思うとか。
気を悪くしたらごめんなさい。
私が勝手に感じたことでした。
>>842 と全く同意見だな。
読後は「だから?」としか思えなかった。山なしオチなし意味なしというか。
それでいてイラっとしたw
詳しい感想ありがとうございました。
>テーマは”ありふれた日常の中の幸せ”なのかな?
そうです。
もっと、キャラクターをつくりこまないといけなかったですね。
心を込めてキャラクターたちを動かさないといけなかった。
>それでいてイラっとしたw
これは思っても見なかった意見でした。
やっぱり、批評をいただけるってありがたいです。
自分の気がついていない部分が指摘されるので。
まだ何か気がついた点がありましたら
書き込んでくださるとうれしいです。
よろしくおねがいします。
お前ら馬鹿だな。
問題は湯豆腐なんだよ。それも湯豆腐の味付けな。
豆腐とかタレとかセックスとかどうでもいいの。
ざ・塩。これで決まりなわけよ。しかも七年間。わかるだろ?
だからさ、お前らもたまには福島に塩買いに行けよ。そゆこと。
↑ごめんさい。
これは好意的な意見ということで受け取っていいのでしょうか?
それとも皮肉でしょうか?
もう少し具体的に書いてくださると
書いた私もお返事しやすいです。
バカですみません。
7年間付き合ってる割に、なーんかギクシャクしてるって言うのかなぁ、7年間の重みが全然伝わらないような・・・
ありふれた幸せ、みたいな内容は応募作には多いと思う
だから、悪く言えば「素人にありがち」な作品でしかない
その「ありがち」な作品が多く送られてくる中、特別これを選ぼうという気にはならなかった
内容に意外性はなかったし、揚げ足取りかもしれんが、誤字もあった
他人に見てもらうという自覚が足りないと思う
>>846 マジレスだが、「湯豆腐日和」のテーマと、どの辺が面白いのか、
具体的に教えてくれ。まじで何か意味があって書いたのか、これ?
>>846 300ぐらい応募がある中で「湯豆腐日和」は270番目ぐらいの出来だと思います。
一応、日本語で書かれていますが、これは小説とは言えません。
ほうばる?
日本語ですらないw
俺は別に小説じゃないとは言わないけれど、「本を全然読まない人なんだろうな」
とか「どうすれば良くなるか自分で考えないで書いてるんだろうな」というのを
ひしひしと感じた。面白い面白くない以前に。
表現欲がないというか、思いついたことをだらだらと並べただけというか。
文章力のある作家(ケータイ小説とかじゃなしにね)の小説を書き写してみるといい。
自分の文章と何がどう違うか実感出来ると思うから。
なんかちょっと前に「300くらいある投稿のほとんどは全然お話になってなくて、実際まともに読めるものはせいぜい50〜60ほど」とか言ってる人がいたが、俺は絶対違うと思う
50とか少なすぎ、その倍くらいはあるよ
でなきゃ新顔が毎回毎回コロコロ出てくるわけがない
なぜ今いきなりそれを?
まともに読めてもつまんないほうがタチ悪いよね
>>836-837 「○○のほのぼの日記。」みたいなタイトルの、主婦のブログのよう。
コメント欄には、
「なーんかいいですね〜♪ ○○さんのシアワセな日常が伝わってきます。(*^o^*)。」
「ちょっぴり頑固?! でも、毎年誕生日に湯豆腐を作ってくれるなんて、ステキなダンナさまですね♪」
「秘伝のごまだれレシピを是非教えてください!!」
みたいなのがずらずら並んでる。
申し訳ないけど、私もちょっと「イラッ」ときましたw
「へー。……だから?」ぐらいの感想しか思い浮かびません。
日記なら別に構わないけど、これを小説と言われても。。。
意外とここの人たちは狭い小説観しか持ってないなあ
人それぞれだから別に悪いわけじゃないけど
でもイラっとさせるってことは心を動かす文章ってことだよね?
それも才能だよ
858 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/23(火) 05:39:12
>>836 ヤマもオチもイミも無いし、「面白く読ませよう」という工夫もない。
本当にただの日記だな……
悪いとは言わんが、つまらんし印象に残らん空気作品だ。
860 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/23(火) 08:05:49
>>836-837 テーマはありふれた中での幸せとかで、モチーフはマンネリとか?
文章は無難に読めるけど面白くはないね。文章は中で内容は小って印象。
多分日常的なやり取りの中の情感みたいな物を出したかったんだろうけど…。
オチがある訳でもなく、キャラが魅力的な訳でもなく、やり取りが面白い訳でもない。
かといって何かギミックがある訳でもなく、非日常的な要素がある訳でもない。
これだけ無かったら何も惹かれる物がないね(少なくとも俺は)。
良い所を言うなら、せいぜいリアリティ重視なのとセックスの下りが扇情的ってぐらい。
友人から聞く話、或いはふと耳に入る他人の会話で、面白くもなくつまらなくもないから、右から左に抜けていく雑談みたいな印象。
これが中長編のワンシーンなら別に違和感もないんだけどね。
千文字に納める場合は、上に書いた様な事やそれ以外でも、何かしら人の気を惹く様な物がないと、
それこそ右から入ってそのまま左へ抜けていく様な話になる。
>>860 モチーフはどう考えても湯豆腐だろう。タイトルにもなってる。
勝手に行間を読めばいいってものじゃないと思うぞ。
>>861 湯豆腐=マンネリ、じゃないか。同じ事だ。
>>862 何的外れなことを言ってるんだ。マンネリなのは湯豆腐の味付けだろう。
この点に関しては本文中にも明記されているのだから、ゆずれないな。
そもそもテーマが「ありふれた中」とか言ってる自体が間違ってる。
誕生日なんだぞ。しかも、つき合い始めて七年経過して、女は三十を
越えようとしている。
そして結婚してるかどうかは不明なのにばんばんセックスしてんだよ。
とてつもない「非常事態」じゃないか。
きみはこの作品をきちんと読み込んだのかね?
864 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/23(火) 09:27:00
>>863 何をそんなに必死になってるんですか?
味付けも湯豆腐の中に内包されてるし、そんな細かい事が気になるんですか?
断定してる訳でもなく、疑問符を付けてるのにのも関わらず。
お言葉を返す様ですが、俺にとっては十分ありふれた範疇に入るのでそう感じたまでです。
ついでに作品もありふれてます。
お言葉を返す様ですが、俺は本文中にも右から左にとある様に、そこまで読み込んでおりません。
「え? 今なんて言ったの? なになに?」
などとわざわざ聞き返したりする様な話題ではない訳です。
ともあれ、先生の意見は非常に参考になりますので、この作品についてのより詳しい解説を是非伺いたいと思っております
>そもそもテーマが「ありふれた中」とか言ってる自体が間違ってる。
>誕生日なんだぞ。しかも、つき合い始めて七年経過して、女は三十を
>越えようとしている。
>そして結婚してるかどうかは不明なのにばんばんセックスしてんだよ。
>とてつもない「非常事態」じゃないか。
童貞くせえええええええええ
↑隣のポチ専門
ずいぶん盛り上がってるな。これも作品の力だな(笑)。
>>864 まず「湯豆腐日和」というタイトルからして熟考しなければ、この作品に込められた
高尚な真意はその片鱗すら掴めないでしょう。
そもそも「湯豆腐」いえば冬の季語です。つまり、この主人公の誕生日は冬だと推察
できます。そして「日和」。慣用句に「小春日和」というものがありますが、こちらも
季語は冬です。お手数ですが、意味はご自分で調べてください。
ここで考察すべきは、なぜ「湯豆腐」と「小春日和」を掛け合わせたタイトルに
したのかという点です。そして、どちらも季語は冬。寒く厳しいイメージの季節ですね。
ところで、これが偶然の一致に思えますか?
どうです。これで少しはこの作者のスタンスが理解できたのでありませんか?
もちろん、わたしにも理解不能でした。いいかげん馬鹿らしいのでやめます。
最終候補にも残ってない作品で何もめてんすかw
「猫鍵」凛リン太
「七月七日(月)晴れ」漆原正雄
「ゴールデンコンビ」こゆうた
「太陽の笑顔」目白みかん
「処方箋」三上陽子
「温もり」松本裕志
「シンデレラな日」守屋景子
「夜のこと」うえだすみ
「花」夕凪
「義父とカメラと、僕」スロウスクタ
「最低のヒモ」石村ロイ
「白い獣に捕われて」松山小唄
「南へ」木嶋章夫
「本と禁煙」林ペコ
「それぞれの20年」樫村茉莉
「金目鯛の煮付け」岡直人
「アタシの時代」十一
「幼年期の記憶」鈴木晋也
「その背中を越えて」大橋智
「小説の書き方」釜崎勝司
「ママの失態」たけちりり
「しっぽの話」楢山孝介
「拝啓 落武者姿もリリカルな牧村さま」あみや
「同じ世界で」鎌田としこ
「車虫」永居小夜
「やっちゃん」岡部秦
「私は蚊になりたい」ヴェンジャミン
「名前と学歴」南和希
「溶ける」澪田友緒
「冬の夜の奇跡」上田八朔
応募総数263編。出しそびれるのが多いかと思ったけど、それほどでもなかったな。
うわあ……
一晩でこんなにもたくさんの感想をありがとうございます。
いくつか感想に出ていましたが
「ありふれすぎ」「表現の意欲がない」とのご意見、
まったくその通りですね。
じつは、「わけわからん作品」を送り出さないように
との思いが強すぎて、表現のほうまで気が回らなかった結果だったと思います。
説明的な作品に仕上がってしまった、といいましょうか。
次回は、皆様のご意見を真摯に受け止め
細かな表現に力を入れていきたいと思います。
ありがとうございます。
感謝です。
なにこの素直な子
素直じゃないですよ。
明らかに「ああ、あおりだな〜」と思うものは
自分の中でスルーしていますからw
そう見せているだけです。
と種晴らししちゃうあたり、バカだなあ自分w
>>874 二度目のマジレスだが、シカトしないでこの作品のテーマを教えてくれ。
それと、趣向を凝らした箇所(面白い所)と君が想定している部分。
あと、あなたが焦点だと思っている箇所、もしくは場面や概念でもいい。
さらに「説明的な作品」と言ってるが、それがどの箇所を指して、
また具体的に何を説明しているのか。
ようするに、あなたの作品はテーマも焦点もないように見えるんだよ。
そう感じているのは俺だけではないのは、他のレスをみてもわかるだろ?
俺は「テーマがあるフリをしてる」と本気で疑っている。
そしてあなたの作品に対するレスは
>>721で十分妥当だろうとも。
君がレスしてくれたひとに対して本当に感謝の意を感じているのなら、
それぐらい(上段の質問)答えてくれてもいいのではないか?
と、カキコしようと思ったけど
>>874をいま読み直してみて、急に
レスする気力がなくなった。もう返事しなくていいや。俺もレスしない。
俺はテーマとかはどうでもいいけど、作品を書き上げるのにどれだけ時間をかけたとか、
推敲を繰り返したとか知りたいな。
千文字分の文字を打つ時間しかかかってないんじゃないか。
>>874 「ちょっとおどけてみました・てへ☆」ぐらいなつもりだったんだろうけど、
これまたえらく巨大な墓穴を掘ったなw
>それでいてイラっとしたw
これは思っても見なかった意見でした。
↑このやりとり↑だけでも、お前さんの人柄がなんとなくわかるよ。
悪気はないんだろうけど、「鈍感」とか「空気読めない」とかよく言われるだろ?
>874
まさに余計なひとことw
所詮素人さんたちの感想じゃないか。
100%受け入れるはずがない。
釣られてるのに気づかない人がいるみたいだな(笑)。
出演者一覧
釣るひと
釣られるひと
釣られているふりをして釣るひと
釣りだといってうやむやにしたいひと
傍観者を気取るひと
ここまで俺の自演
自演ならもっと面白いこと言えよ。つまらなかったぞ。
次回からは読んでて楽しめる流れにしてくれ。
>>875 焦点が見えないとか言っているけど
感想者のレスをみるとこの小説において、
「いつ」
「どこで」
「だれが」
「だれと」
「何をした」
ということはみんなわかっている。
たぶん、
>>839の
>●独りよがりではないか。
>●テーマに焦点があっているか
という質問の意味は5w1hの確認をしたかったのではないだろうか。
だから表現云々なんて奴に言ってもむだだろう。
何でこんなに必死になってるんだろう?
超掌編になんでもかんでも求め過ぎている奴がいるな
俺とかな
というか、
勝手に批評家気取りになってあれこれ言う奴がおおすぎ。
>>874の
>明らかに「ああ、あおりだな〜」と思うものは
>自分の中でスルーしていますからw
言い方はどうか自分も思うが、ある意味正しい。
>>884 俺としては、なぜ面白くないのか、を探ろうにも作者の意図が
ある程度分からないと分析しようがなくてさ。
はじめから面白さなんて期待してないんだが、せめて作者がなにを
やろうとしてるのかぐらい知りたいんだよ。
ところが、そうしたコンセプトやテーマすら感じない作品の作者に
限って「テーマに焦点が」「もっとキャラを」「説明的すぎて」
「○○のつもりだった」とか、もっともらしく意味不明なこと言うから、
こっちはますます混乱してしまって、なおさら質問したくなるのさ。
まあ、こいつの場合本当にないから返事できないのだと思うけど。
いつまで粘着してるんだよ。本当にウザイ。無視されるのも当然だ。
>>889 必死に言い訳してるけど、そうやって煽ってるから、荒しと解釈されるんだ。
返事が欲しかったら、どういう風に質問したらいいのか、よく考えるんだね。
相手を非難するばかりで、あなたのレスには何の進歩もないよ。
他人はあなたの思い通りにはならないってことも、よく覚えておくといい。
>>889 本当にテーマがわからないのか?
お前さんがわかろうとしていないだけではないのか?
テーマがわからないなら、「意味不明、話の筋がみえない」と書くだけだ。
いちゃもんつけたいのがみえみえ。
893 :
傍観者A:2008/12/23(火) 21:08:51
なるほど〜ちょっとこれは深いかもしれないということですね
今気付きました。
ぶっちゃけ不倫かもしれないぞと。
>>844で作者がテーマを説明してるのに、テーマを聞いてる時点で嫌味だろ。
テーマが表現されていないとか、伝わってこない、と批評すればよかったのに。
895 :
889:2008/12/23(火) 21:20:47
お前らまともに議論する気がないなら俺に粘着するなよ。正直、うざい。
それとも、粘着してるのは作者本人か?
>>892 わからんから、二度もマジレスしてる。
おまえも作者本人のような口ぶりだが、俺は作者以外の勝手な解釈になど興味ない。
だが、もし作者本人ならご託を並べる前に
>>875に答えてくれよ。
妙なはぐらかし抜きで、まともにな。
おわり。
だれか次の作品を投下してくれ。
>>889の作品が読みたいなぁ
いじわるな気持ちからじゃなくて純粋に
みんなテーマとか考えて書いてる?
文体や雰囲気の統一感というのは意識するけど、何がテーマだとか伝えたいこととかは考えないな。
テーマなくてどうやって小説を書くの?
答えがない問題を解くようなもんじゃないかyo
答えがない問題を解くこともじゅうぶん小説だろwww
むしろ答えあるなら、小説にしなくていいわ
902 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/23(火) 22:25:53
ううん、答とテーマは違うと思うな。
答は読者が見つければいいし、
テーマは作者が見つければいいと思う。
なんかうまく言えないけど、
テーマと言うのは別に具体的な必要はないと思う。
漠然とした抽象的なイメージでもテーマにはなり得ると思うよ。
>>899 の場合、文体や雰囲気の統一感を意識してるって事は、
何らかのカラーを考えて把握しているわけで、
それはつまり何かのテーマを暗示している行為だと思うよ。
あまたやらさかをたらかなやみだろうが!!!
904 :
889:2008/12/23(火) 23:22:39
>>898 興味をもってくれるのはうれしいけど、じつは携帯すら持ってない厨房なのだ。
ゆえに、ここに投下できる作品を準備できる自信もないし、ストックもない。
なにより、もうすぐ寝る時間なので勘弁して欲しいというのが正直なところ。
ちなみに俺は作品にテーマや答えは必須だと思う。
そもそも作者が語るべきものを明確に持てずに、どうやってそれを
魅力的に語る方法を思案したり、工夫したりできようか。
テーマと答えは語りの始点と終点であると厳密に捉えるべきだろう。
そして、それをどんな中間点(モチーフ)を使って魅力的に、かつ
説得力をもって語るか、そこが作家の腕の見せ所のはずだ。
ただ、作者がそうして用意した答えが正しい必要はない、と考える。
その答えの是非、もしくは好悪は読者が決めるべきものであり、しいては、
その領域に立ち入ろうとする作者はもはや作家ではないと思う。
若いうちは「○○はXXであるべきだ」とか言いがちだよね。
作品数をこなしていけば、テーマとか思想だとか、そんな単純なことだけで
小説は出来ていないって感じ始めるよ。
しかし携帯持ってなければ応募出来ない賞のスレを何故君が見ているのかがよくわからん。
906 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/23(火) 23:34:17
うん、よく分かる
>>905を要約すると
このスレを見てる奴は携帯を持っているべき
作者じゃないけど、作者が最初の方で言ってる通り、
テーマは”ありふれた日常の中の幸せ”なんじゃないの?
で、作者がこの小説を通して言いたいこととしては、
「ありふれてる、マンネリ、と思ってしまっていることが実は幸せ、だからこの女性は
この男性と7年も付き合ってる」って感じなんでは?
あー、これじゃテーマと答えの違いがないか。
それと、説明的と言ってるのは、ただ状況を追っているような流れになってしまったってことなんでは?
もっと登場人物に生の人間味を持たせればよかったと思っているとか。
違ってたらごめんね、作者の人。
>>904 そっか、おやすみ
明日投下してね(´∀`*)ウフフ
携帯無くてもPCで書き込めよ
なんのためにこのスレ見てんだよ…
今月の月間賞と佳作全作品のテーマと答えを教えてほしいもんだ
912 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/24(水) 02:28:17
小説のテーマって最終的には読んだひとに委ねられるはずでは?
書いた本人が「テーマはこれです」て言うこと自体
ひとりよがりというか
どういうふうに読まれるか考えてなさすぎというか
あとから釈明するくらいならもっと考えて書いてください
訊かれたから答えたのでは?
って相手するだけ阿呆だな
>>914 変なのに絡まれて災難でしたね。これにめげず、また落選作を投下してください。
荒れるといけないので、返事は不要です。
なにこの偽物。
↑偽者じゃないですよ。
明らかに「ああ、あおりだな〜」と思うものは
自分の中でスルーしていますからw
そう見せているだけです。
と種ばらしをしちゃうあたり、バカだなあ自分w
>>917 おまえもうやめろよ。スレが荒れる。
あとほとんどの奴は気付いてるだろうが、このスレには自演を装ったり、
妙な煽りをいれて、たびたび場を荒そうとする釣り師が居ついてる。
とはいえ、湯豆腐の作者が逆ギレして粘着するのは筋違いも甚だしい。
そもそもスレが荒れた原因はおまえなのだから、少しは反省して引き下がれ。
◇◇ 心得 ◇◇
・マターリ、ヤサシミ、マジレス ヽ( ´ー`)ノ
・荒らしは触れず、煽らず、冷静な対処を。無視・放置が基本です。
このスレといういうか板自体がそうだからね
IDでないし
今月、最終残ったんだけど、連絡来るとしたらいつ頃かな?
去年とか一昨年とかこの時期に受賞した人いたら教えて。
>>921 成人の日の直前の金曜か、次の火曜日だと思う。
>>922 ありがとう。たぶんダメだろうけど、それまで待って見るよ。
カキコミスッタ……
ようするにアレだろ? 七年間もセックスさせてやってるのに、誕生日に
ロクなお祝いもしてくれず、結婚もしてくれない彼氏に対する嫌みと皮肉を
湯豆腐のマンネリな味付けに喩えて、愚痴ってるってわけだよな?
そんで、あまりにも内容が糞なんでお洒落(?)なタイトルで誤魔化そうとしたけど、
そんなの誰にも通用しなくて、かえって不評と怒りを買うはめになったと。
だよな?
しつこいねえ。きっと、寂しいクリスマスだったんだろうな。
だから、挑発すんなって。それとも皮肉や嫌みしか言えないのか?
しかし、一気に糞スレ化したな。
挑発が挑発をよんでるね
おっと、これも挑発か
いいかげんにしてぇ!。゚(゚´Д`゚)゜。
以下リアルネタ小説を投下する場合は、熟考を重ねてから実行してください。
ワラ
932 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/26(金) 13:38:25
テーマ……
私の数少ない経験上、
大きすぎるテーマ設定をすると、1000文字書いたところで
だからなんなんだ的な感じになって失敗してます。
もしかしたら上の方の作品も、テーマが大きいのかも ?
マンネリ(はずれがない)を受け入れる瞬間を幸せといえるのか、諦めなのか、
長編でも答えを出すの難しそうじゃないですか!
ちょっと壮大すぎたってことで前向きにがんばろうぜ!
いいやつだなあ。
どうせ自演で自己擁護してるだけだろ。
なんでそんなこというの?
落選作投下します。
よろしくお願いいたします。
タイトル「海の時」
また、海の時がやって来た。
しゃぷしゃぷと軽やかに泡立つ波音の底で、目覚まし時計がくぐもったベルを鳴らす。上体を起こすと、塩辛い大波が打ち寄せる。耳の奥いっぱいに『海』が詰まっているのだ。
最初に海の音を聞いたときには、ひどく混乱した。頭を振っても耳をふさいでも消えない、正体不明の波音に怯えながら、インターネットで似た症状を検索して、病院に駆け込んだ。
「キシ……なショウガ……ありま……ストレ……る……」
医師の言葉は波音が邪魔してよく聞き取れなかったが、言っていることは判った。『心因性突発難聴』。検索でたどりついたのと同じ結論だ。
『安静が一番です』
よく聞き取れないとみて、医師はメモ帳にペンを滑らせた。
『一週間分の薬を出します。なくなったらまたいらしてください』
しかし、病院に行ったのは結局その一度きりだった。五日後の朝には嘘のように治まってしまったからだ。
波音のない世界は、驚くほど静かだった。たった四日の間に、私の体はすっかり幻の海に馴染んでいた。
翌月も同じ症状が出たときには、もう驚かなかった。奇妙なことだが、甘い懐かしさすら覚えた。
(つづく)
私は一人で絵を描いて暮らしている。訪ねてくる知人もいないので、生活に支障はない。絶え間なく寄せる波は心地よいBGMになった。
『海の時』が月の周期とぴったり重なっていることに気付いたのは、四度目のときだった。
ざっぶーんとひときわ派手に砕ける波音を楽しみながら、夜風を求めて窓を開けると、うるんだ夏闇にまんまるの月が浮いていた。
ふいに予感が走り、手帳を開いた。
先月も十三夜から始まって、十六夜で終っている。その前も、その前も。
「子宮の声だったんだわ」私は呆然と呟いた。
幻の海は、十一歳から二十五歳で手術を受けるまで、二十九日周期で訪れていた月のものと全く同じリズムでやってきた。
子宮に腫瘍ができたときには、若いのに、とずいぶん同情されたが、私は大して哀しまなかった。
ただ、もう女じゃなくなったんだな、としんと思っただけだった。
続けて婚約者が去ったときにも、涙は一粒も出なかった。
女じゃない女を妻にしたがる男が、一体どこにいるだろう。
子宮を失って一年。生々しく滴る赤い経血は、打ち寄せる波に変わって戻ってきた。幻の海は、私の中で熱く息づき、まだ見ぬ、いつか見たかもしれない夢を連れてくる。
設定を考えただけで終わってるような気がする。
子宮が無くなったことを強調しているような気がするが、実際子宮のくだりは全く必要ないと思う
オトし方が悪いかな
特にダメ出しするところもないけど、特に誉めるべき点もないというか。
あと不条理を条理で落とされると違和感が残るというか。
悪くはないけどダメな作品だね。
でも、頑張って出してればそのうち入選できそうな気配はある。
これで落ちるのかとちょっとびっくり
逆になんで自分のが残ってるのかわからなくなったよ
ところで、子宮がなくなるとセクースできなくなっちゃうの?
それで男が逃げちゃったの?
子供が出来ないだけならむしろメリット多くね?
調べてみたら、子宮全摘後もほとんどの場合性交可。
パートナーと協力して少しずつならしていけば、
子宮摘出の際に切除して短くなった膣も、徐々に元に戻るのだそうだ。
ということは、主人公の女性は子供が産めないこと以外にも
何らかの問題があって婚約者に逃げられたのかもね。
子供を生めない女性を妻にする男性はいくらでもいるだろうし。
>>936 描写はちょっとクドイけど、アイデアも展開も悪くないです。
ですが「自己言及のパラドクス」避けきれてない点が致命的だと思います。
ようするに主人公が間抜けにみえる。私も驚きや新鮮さなどは感じませんでした。
そういう意味でも残念なのが、秘密が明かされる前に主人公の症状に対する緊張を解いて
しまってる点。(おそらくこれが伏線だったのでしょうが)
あと(女性はどうかわかりませんが)結論がかなり唐突に感じるので、もう少し分かりやすい伏線を
張るか、ミスリードするなどして読者の想像の余地を設けておくと、よかったかもしれません。
例えば、冒頭で主人公が成人女性であることを明示、症状がはじまった時期やきっかけを
多少なりとも本人が自覚する(婚約者と別れたせいだとか)など。
あと関係ないけど、もしかして「うんぢさん」のひと? なんとなく似てる気がしたもんで。
>>936-937 この文字数に納めるにはテーマが大きすぎて、充分表現できていないように思う。
女としてのアイデンティティの問題や、子どもを産めない女を捨てた婚約者のことは
入れないで、失くしたものへの郷愁のようなものだけにした方が、よかったのでは
ないだろうか。
今日は第一回きらら文学賞受賞者黒野伸一さん原作の(きらら受賞作じゃないけど)ドラマ
「長生き競争!」があるよ。
タイムリーな情報さんくす
もっと枚数増やしてエピソードをきっちり描いたほうがいいな
梗概だろ、これ
みなさまご感想をありがとうございます。
お返事が遅れてすみません。
>>938 自分ではとても「イケてる設定」を思いついたつもりだったのですが(笑)、
たしかに、アイデアだけで終わっていて、物語になっていなかった気がします……
>>939 うう、私的には、そこが一番書きたいポイントだったのですが。。。
ラストがまったく活きていなかったみたいですね。
筆力のなさを痛感しました。ありがとうございます。
>>940 自分でも「書きたいラスト」を強引に作ってしまった気がします。
全体に「気配」を散りばめられたら良かったのでしょうね。
うーん、むずかしい。ありがとうございます。
>>941-942 とても勇気づけられました!! ありがとうございますっ!! がんばります。
>>943-944 いえ、セックスはできます。ただ、ホルモンバランスが崩れます。
>>944さんのご指摘どおり、主人公には他の理由があって、婚約者に逃げられています(笑)。
子宮の件は、その引き金に過ぎなかった、というつもりだったのですが、
……こんなことを後で説明してるようじゃ、まったくダメですな。。。
>>945 ていねいなご感想をありがとうございます。
「冒頭で主人公が成人女性であることを明示」
……そうでした。まったくその通りですね。
書き手である私が成人女性なので、当たり前に通じるつもりで書いてしまいました。
残念ながら、私は「うんぢさん」のかたではありません。
あの、ご記憶かどうかわかりませんが、実は「ツマベニ」と「雨の旅」を書いた者です。
いつもお世話になっております。
いまだ、一度も最終にすら残れていません。。。(涙)
>>946 「自分がわかっていることは、読者もわかってくれるはず」
という思い込みが、私の最大の欠点であることに今日気がつきました。
客観的に読む目をもっともっと養いたいと思います。
>>949 いずれ50枚程度の短編にしてみたいと思っています。
ありがとうございました。
952 :
945:2008/12/27(土) 01:51:12
>>951 おや、ツマベニさんでしたか。これは失礼。
にしても相変わらず物語が濃いですね。応援してます。
ところで、さらに検証してみました。的外れかもしれませんがどうでしょう。
今回のは伏線についてかなり考えさせられました。以下、感想です。
もしかしたら、この作品は焦点がずれているのかもしれません。
この作品の最大の謎は「なぜ耳鳴りが起きたのか」であり、
その答えが「子宮摘出」なのではないでしょうか。
ですので、本来ならそれまでの思索や伏線などは「子宮摘出」に対して
用意されなければならないはずなのですが、
ところが実際には焦点が「耳鳴りの正体は何か」にすり替わっており、
その答えは「毎月の生理現象」となっていて、さらに用意された伏線も
「子宮摘出」ではなく「毎月の生理現象」に対して働くようになっています。
そして「子宮摘出」に対する伏線やヒントはほぼゼロです。これでは読者は
どんなに頭をひねっても答えに到達することはできません。
つまり、この作品は、本来は伏線でしかない「耳鳴り」に焦点をあててしまい、
そのなぞ解きしかしてないのです。しかも、この時点で合点がいくのは主人公と
作者だけで、読者にはなぜ「耳鳴りと生理が結びつくのか」わけがわかりません。
(なぞ解きが終った後に単なる後説として「子宮摘出」のくだりが追加されてます)
さらに、現象が解明されたあとも、この症状や主人公の心理的変化に関する記述
がありません。つまり、この謎は解明されても、なんら物語に影響してないのです。
これが読者が唐突に感じるだけで、なんの感慨も驚きも感じられなかった
原因ではないでしょうか。
例えば、耳鳴りと主人公の心理を関連づけてしまい、子宮摘出後に原因不明の耳鳴りに
悩まされていたが、その正体に気付くことによって症状が改善する、もしくは、なにか
心理的な要因で症状に変化が現れて正体に気付く、などとするとよかったのかもしれません。
953 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/27(土) 12:46:13
↑このひとすごいです
というか、みんなすごいです。
なんだ、このミステリー。このオールキャスト。
発言レベルさりげなく高かったりするし、
そしてこのリンクはなんだと叫びたい。笑
間抜けなのは私だけ、、、?(ここだいたひかる風に)
この発言自体が謎だよ、という突っ込みはさておき、
色々考えさせられる掲示板。
自分ごとのように胸えぐられるわ 笑
>>952 たびたびありがとうございます。
>焦点がずれている
なるほど、そうかもしれません。
私の頭の中の設定では、「幻の海=女性性の絶叫」でした。
以下、余計なことですが、この作品に込めたテーマを少し書きます。
主人公は、子宮を失った時点で、「私の女としての人生は終わってしまった」と絶望しています。
「どうしても子供が欲しかったから」というわけではなくて、
「子供を産む機能をなくした=生き物の雌として奇形になってしまった」と。
もう、二度と恋はできない。私は女として、二度と男に愛されることはない。
そういう、途方もない絶望の中で一年を過ごしています。
婚約者が去ったのは、「器質的に子供を産めなくなったから」ではなく、
実は「そういう彼女の思い込みと、勝手な絶望ぶりにうんざりしたから」なのですが、
主人公はそのことに気づいていません。
でも、脳みそ的には諦めたつもりでも、彼女の身体は諦めていなかった。
子宮がなくなっても、丸みを帯びた身体や、膣はある。
当然、性欲もあります。彼女の身体は、もう一度女として抱かれたがっています。
それが、「幻の海」の正体でした。
「幻の海」は、「私を抱いて!!」という絶叫だったんです。
彼女が波音に感じた「甘い懐かしさ」の正体は、「エクスタシーの喜び」のつもりだったのですが、
ここはもっとわかりやすく官能的に書くべきでした。
このアイデアは自分的には非常に気に入っているので、
キチンと伝えきれるように、枚数を増やして書き込んでみようと思います。
とても参考になりました。
自分のノートに書くべきことを、つらつら書いてしまってすみません。。。
おれは舞台裏が好きだからこういうことを書いてくれるのはありがたい
参考になる
海が母なる海で甘い懐かしさが子宮回帰かとおもたよ
957 :
945:2008/12/28(日) 01:58:56
>>954 なるほど、扱うモチーフ「幻の海(幻肢痛)」に愛着があって、かなり
特殊な粗筋というか心情を想定しているようですね。
普通、そうした症状は恋愛の妨げになると思うのですが、この場合は逆ですからね。
となると、語り手は医者、対象はその患者という設定がいいかも知れません。
ようするに、とある患者の症例レポートという形式を利用します。
これならば特殊なケースにも説得力を持たせられますし、医者が男で患者の
女性に恋心を抱いている、などとすれば、その先の展開も期待できそうです。
945さんは文章もうまいし独特のセンスもある。素直に書いてるのも好感もてる。
でも、深く社会や他人と関わった経験がすくないじゃないかな。
たぶん親兄弟とも。閉じられた世界だよね。頭の中だけで想像しているような。
他人の共感は呼びにくいと思う。あなた自身の人生経験をもっと正直に書くべき。
もしかしたら現実逃避して書いてる?(間違っていたらごめんなさい。失礼だよね)
よほど上手く出来てなければ借り物の悲しみや喜びには感動できない。
日記でもいいから、自分の血を流して、かさぶたをはがして書いたらいいよ。
945さんが自分の殻を打ち破って新しい世界へ踏み出す日に期待してます。
958は954さんへの間違いでした。すみません。
それはどうかな。
人間、劣悪な条件で労働を強いられている人ほど仕事に生き甲斐を見いだし、
恵まれた条件でだらだら仕事してる人ほど仕事に不平不満を言うものだよ。
生真面目なバイトくんがいる一方で、自堕落な公務員が多く存在するのと同じだね。
954さんはそうした人間の環境適応力、一種の防衛本能のようなものに焦点を
あてようとしてるのだと思う。それが幸か不幸かは読者に委ねればいいのでは?
>>958 憶測に基づく、上から目線の批評は無神経ではありませんか?
下から目線の批評なんてあるのか?
963 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/28(日) 18:04:38
ツマベニさん、描写の仕方が好きです。
こういうネタを柔らかく転がそうとする筆の意図みたいなのが。
性的なことを扱っていることもあって、
余計に性のフィルターを越えて感覚をそのまま伝えるのが、ムズイので
やっぱりストーリー勝負になるんでしょうね〜!
>>962 文章の冒頭部分を無視しないでください。
965 :
945:2008/12/28(日) 22:07:32
あの、あくまで技術的な話をしているのであって、物語の設定自体に問題がどうとかの
話とはぜんぜん違いますよ。設定は十分練られてるし、材料も揃ってると思います。
ただ単に主人公の一人称形式はやめて、視点も第三者からのものに変更したほうがテーマに
焦点をあてやすいだろうという話です。医者視点を勧めたのも、作中に病院が登場してたから
であって、もし恋人が登場していたなら恋人からの視点を勧めたでしょう。
それと、特殊なケースと書いたのは、主人公が症状を拒んだり消し去ったりせず、
逆に受け入れることによって自らの糧とする、その姿勢に対してです。
こうした事は、それ自体で十分ミステリアスで魅力的なテーマですので、特別な工夫など
せずに、第三者視点から普通に語るだけでも作品になりえると思います。
実際、この主人公は医者に通うのを中止してるわけですから、これを医者からの視点でみれば、
患者が完治せぬまま病院に来なくなるわけですから、「なぜ来なくなったのか」という
謎が発生しており、すでにこの時点で読者を惹き付ける第一の牽引力が生じてます。
さらに、この医者が患者に電話したり、家を探しはじめたり……。
舞台は十分整っているのではないでしょうか。
作者の方がご自分でも書かれているように、この話は1000文字では無理だと思います。
1000文字で書くなら、隠されている真実が、もっと読み手が容易に想像できるようなものでないと。
それとちょっと矛盾を感じた点ですが、小説の中では病気が発覚した時に、
「私は大して哀しまなかった」
と書かれているのに、作者さんの解説では、主人公は、
「「私の女としての人生は終わってしまった」と絶望しています。」
と書かれています。
病気が発覚した時には哀しみも絶望感もなく、術後、絶望感が押し寄せたということでしょうか。
それとも、”哀しくなかった”は主人公の強がりだったのでしょうか。
または、哀しみと絶望感は別物と捉えればいいのでしょうか。
私は子供を産むつもりにしろ産まないつもりにしろ、
女性にとって子宮摘出は、少なくとも”哀しいこと”ではあると思います。
それが婚約者がいる若い女性であるなら、尚更だと思うのです。
婚約者の方が、「子供が産めない女とは結婚しない」と言って離れていったのなら、
辻褄が合うのですが・・・。
長々と失礼しました。
哀しみが大きすぎると、心が麻痺したようになって、何も感じなくなることはあるかもよ。
>>964 批評なんて憶測にしかなりえないのは当たり前だろ
何言ってんの?
言語の有用性を信頼しすぎなのか、何も考えてないのか
読むってことは解体して組み直すことでしかないんだぞ
憶測という言葉に対する理解が、ぼくとは違っているようですね。
>>967 なるほど。
最初はショックすぎて、リアルな感覚で捉えられなかったけれど、
だんだんと現実として受け止められるようになって、絶望感が押し寄せた、
という解釈だったら、わかります。
その批評熱を入選作にも向けてほしいもんだ
レスが遅れて申し訳ありません。
みなさま、ありがとうございます。
年末恒例のアクセス規制に巻き込まれてしまいました(泣)。
これは代行のかたにお願いをして、書き込みをしています。
規制が解けたら(年明けだろう、と噂されているようですが。。。)
あらためてお返事いたします。
取り急ぎ、失礼いたしました。ツマベニでした。
みなさま、よいお年を。
どうやら誤規制(?)だったようで、もう解除されました(笑)。
>>958 「世間知らず」はよく言われます(恥)。
主人公の設定は、確かに頭の中で考え出したもので、私の経験ではありません。
しかし、私はけして「借り物の感情」を書いたつもりはありません。
主人公の絶望は、「子宮の損失」という出来事がなくても、
女性ならば誰もが経験しうるものだと思います。
(もちろん、それを「絶望」と感じるかどうかは個人によりますが)
たとえば、失恋もそのひとつです。
好きな人に、「女として」愛してもらえなかった。
あるいは、ライバルに対して、「彼女には、『女として』何一つ敵わない」といった感情。
容姿や生まれ育ちのコンプレックス、という場合もあります。
「自分は『女として』愛されるに足りうる存在なのか?」という不安定な感情は、
おそらく多くの女性が抱えているものであり、私にとっても他人事ではありません。
私は、小説は「作られた物語」に乗せて、書き手の「真実」を語るものだ、と思います。
「借り物の悲しみや喜びには感動できない」という一文には、心から共感します。
>>963 ありがとうございます。厚みのあるストーリーを作るのは、本当に難しいですね。。。
>>965 書き直した短編のほうには、医師との関わりをもう少し深く書き込むつもりです。
ただ、医師は男性ではなく、「子供を産んだばかりの女医」という設定です(笑)。
主人公は、女医のふくよかな身体や、すきとおった肌のやわらかさ、
甘くたちのぼるミルクの香り、ちょっとした仕草などから、それを敏感に嗅ぎ取ります。
そこで、子宮摘出のエピソードを書き込もうと考えています。
>>966 「哀しみ」と「絶望」は、まったく別物だと、私は考えています。
「哀しみ」は感情であり、「絶望」は状況だと、私は思います。
もちろん、「哀しみ」から「絶望」が生まれることはありますし、
「絶望」の中で、「哀しい」という感情が生まれることもあると思いますが、
ここで私が書き表したかったことは、「哀しみ」という過程すらも経ない、
すとん、とひといきに底まで落ちてしまったような、「絶望」です。
私は「哀しみ」は、溝のようなものではないか、と考えています。
溝の深さや幅は、状況によってさまざまですが、飛び越えたい、という意思が強くあれば、
乗り越えることのできるものではないか、と思っています。
もちろん、断崖絶壁のような哀しみもありますし、
他の人から見れば、ほんの小さな窪みに過ぎなくても、
うっかりつまづいたまま、起き上がれない場合もあります。
それでも、時間が流れればなんとかなる感情ではないか、と思うのです。
対して、「喪失」や「絶望」は、どのような光にも薄められることのない、深い闇だと思います。
ひとたび生まれてしまった闇は、一生その人の心の中に住み着くのではないか、と。
私はそのような「闇」を書いてみたい、と思いました。
まったく成功していませんが……(笑)。
966です。
”哀しみ”という過程も経ない”絶望”、そういう状態は有り得ると、想像できます。
私なら、
「哀しみすら感じることなく、一気に絶望の闇の中に漂っていた」
と、この文章は陳腐ですが、こんなふうにストレートに表現してしまうかもしれません。
”哀しみ”を哀しいという言葉を使わない、”絶望”を絶望という言葉を使わない表現方法は
難しいかもしれませんが、うまくいけばとても魅力的だと思います。
空気感を描くだけで、登場人物の心が伝わってくるような。
ご丁寧なレス、ありがとうございました。
977 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/31(水) 01:02:28
あくまでも女、に偏った考え方ですが、
哀しみ、とか絶望、の匂いをかいだ時点でそれを受け入れる心積もりがある。
そんなしたたかさが女には確かにあります。(ですよねえ?)
絶望、だとしても、
そこから這い上がることができる気配を既に感じている、的な。
なので、哀しまない、と言い切っても、おかしくない。
わたしは、女性のしたたかさを表したものと捉えました。
(勝手に熱い)
どう解釈されてもいいような箇所ならいいけど、
きちんと絶望を表したいのなら、もっと分かりやすく書いたほうがいい気する
“女”じゃなくて“個人”の話をかけよ。
その先にしかジェンダーなんて描けないんだよ。
あけましておめでとう
みんな、あけましておめでとう。今年もよろしく。
>>978 どんだけわかりやすく言葉を工夫してみたところで、
わからない人にはわからない、というタイプの話のような気がするけどね。
前のほうに「子宮をなくしても、子供ができないってだけなら、むしろメリット多くない?」
という意見があったけど、そういうタイプの人には、
この話は根本的に理解できないだろうな、と思う。
>>979 「個人」の物語を書いていった結果、「ジェンダー」の問題に突き当たった、
というのが正しいと思うのだが。
「個人」なくして、「ジェンダー」はない、というのは正論だけど、
「ジェンダー」なしに、「個人」を語るのは無理だろう。
誰だって生まれつきどちらかの性別を持っていて、それを乗り越えることはできないんだから。
982 :
【大吉】 【1086円】 株価【41】 :
大吉ならみんな最終選考に残る