1 :
名無し物書き@推敲中?:
ルール
1.怖いと思った怪談をコピペしてください。
オリジナルでもかまいません。
2.その怪談を、さらに怖く書き換えてください。
大きく変えても、細かく変えてもかまいません。
批評者はその話が怖いかどうかに絞って批評してください。
2 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/28(木) 23:03:26
補足
1で怪談をコピペする人と、2でそれを書き換える人は、必ず別の人です。
混同しないように。
3 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/28(木) 23:29:58
補足2
2で書き換える人は無制限です。
1で提出された怪談を、何人が書き換えてもかまいません。
4 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/28(木) 23:58:09
中学生の頃の話です。休み時間に、「2年2組の○○さん、至急職員室まで来てください」と、
校内放送で呼び出されました。何だろうと廊下へ出てみると「…繰り返します。
明日の全校集会は体育館で行います…」と、まったく私とは関係のない放送です。
全く似ていない内容をどうして聞き間違えたんだろうと思いつつ戻ろうとした瞬間!ガチャーンという大きな音と悲鳴が。キャッチボールをしていた男子のボールが窓ガラスを割って教室に。それはまさに、
30秒ほど前まで私が座っていた席でした。もしそのまま座っていたら、
顔中大怪我をしていたはずです。その頃私は、ちょうど父を亡くしてすぐでした。
今でもあれは、父が私を守ってくれたんだと信じています。
休み時間に友人Aに誘われ、キャッチボールをしていた時のことだ。
「2年2組の〇〇ってうざいよな」それまで無言でボールを投げ合っていたAが、急にそんな話をし出したのだ。知らない名前だったので首をかしげながらボールを返すと、ボールを持ったAは満面の笑みを浮かべ、
「ていうか殺したいよな。殺したい。〇〇殺したい殺す殺す殺す!」
俊敏な動きでAの後ろの校舎に向かって、ボールを投げつけたのだ。
窓ガラスが割れると共に正気に戻ったらしいAはその場にへたりこみ、「え、俺何やってたんだ」とか呟いてた。
窓ガラスの先にはAが言っていた、〇〇って女子の席があったんだとか。
一週間ほど前、私は死んだ。幼い頃から体が弱かったので、
この年まで生きていたこと自体、運が良かったと言えるかもしれない。
唯一の心残りは、一人娘の恭子だけだ。だから私は今日も、こうして恭子の背後に立っている。
長くツヤのある髪、香水など付けていないのに良い香りがする若い肌。美しい……
私だけの恭子、愛してる。
その時、私の脳裏にある光景が浮かんだ。すぐに恭子の耳元で囁く。
席を立つ恭子、程なくして彼女が座っていた席にガラスの雨が降り注ぐ。
驚いた顔も綺麗だよ。私の恭子……ずっと側に居るからね。