作者はこの文章で死に際で物が新鮮に見えるシーンを描きたかったのか、
ってのも作者しかしらん事だし、ホントは闇の中だけどね。
思ったように文章に落とすっての? 精密にコントロールして書けないから
誤字脱字、日本語のねじれといった悪文化に到るわけで、
落とし込まれた文章が、作者のある狙いがあるように読みとれるのは、
”たまたま”そうなっているだけの事の方が多いだろ。
のののは『小説理論』とかなんとも漠然とした言葉を使っているように
どうもテクスト論とか熟知している文学通には思えないんだよな。
オレ的にのののは信頼できない自信家って思ってる。
正直、のののは感想書きとしてはなかなか面白い視点持ってると思う。
だから、小説の切れ端しか投下されないこのスレよりも、
小説全体が投稿される場所で感想書いた方が良いと思うんだが。
有り難がられると思うぞ。
内容は正解が一つではないから、感想はともかく批評をしだすときりがない。
目玉焼きにソースか醤油かというのと一緒だ。
ソースか醤油かならまだいい
ここはガソリンとか砂をかけるやつがいるから問題なんだよ
956 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 14:21:56
>>828 おっしゃる通り、小説を書くのはこれが初めてで慣れていません。
一応、心的な監禁を描いた話なので、私の中でそれを煽らせる為に、靴がない=自由がない、と考えながら書いていたんですが、背景を書かずにいたらそんなの分からないですよね。
これからは、背景の詳細を書く事、文法の誤りを中心に、今回ご指摘して下さった箇所の改善に努めたいです。
良い経験をさせて頂きありがとうございました!
また機会がありましたら、次はもう一段階成長したものを見てもらいたいです。
957 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 18:33:48
うるせークズ。ののののののうるせーんだよ。のののが嫌ならオメーが消えろやクズ
958 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 18:39:01
ののの乙
>>937 ご指摘ありがとうございます。庭の描写に関してですが、漠然とした小さな庭ということだけを
念頭に書いてましたのではっきりとした像を見ていなかったきらいがありました。
もう少し書き込んで、庭の外枠を作るようにしたいと思います。
また一人称についてのコメントありがとうございました。
>>939 >>937さんと同様に庭へのご指摘ありがとうございます。具体的な描写があると他の部分も締まるというのに
納得しました。模索してみたいと思います。
眠りと覚醒の対比をこちらとあちらの世界としたのは確かに不味かった気がしてきました。重複しない言葉を
選びたいと思います。
後半に温かいお言葉ありがとうございます。頑張りたいと思います。
連続して酷評依頼をしてしまったわけですが、たくさんのことを学ぶことができたと思います。
みなさん、ありがとうございました。
960 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 18:56:24
おいクズ消えろクズ
961 :
‡夜華笆‡:2008/08/02(土) 19:05:25
そういうのは放っておけよ・・・
それはそうと、次スレは立ってんのか?
964 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 19:19:13
上げ
965 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/02(土) 21:58:34
クズの自己PRキモイ
長い間わたしたちは見つめあっていた。
まだお互いに触れ合ってもいないのにあの人はしっとりと汗をかいていた。
あの人の吸い込まれるような青い目に見つめられると、
自分がほとんど裸でいることがひどく無防備に思われてくる。
あの人の故郷のあのヨーロッパの小さな国では、男の人はみなこんなにたくましいのだろうか、そんな思いに心を漂わせていると、ふいに彼がこちらに手を伸ばし、気がつくとわたしはそのがっしりした腕の中に抱きすくめられていた。
彼はわたしの耳元で激しくあえぎながら、いつもの性急さでわたしの体を覆うたった一枚残された布切れに手を伸ばしてくる。
いけない。またいつものように彼に主導権を握られてしまう。
わたしは必死で抵抗するが、もう手遅れだった。
彼は腰を打ち付けるようにしてがぶり寄ると、わたしを土俵の外に押し出したのだった。
私は運び屋。
こんな日陰の仕事を選んだのは私自身。
あの男達のようになりたいとは思ってもいない。
ただ運ぶだけ。
ただそれだけ。
私に指示を出せるのはあの男だけだった。
そいつも今は此処にはいない。
まあいい。今はただ与えられた仕事をこなす。
誰の下でも動いてやる。
それだけだ。
哀れな男達が必死でほざいてやがる。
仲間を蹴落とし汚い顔で。
そんなにこれが欲しいのか?
こんなただの座布団が。
婚約していた彼は余命3ヶ月と宣告された。
彼女は毎日の様に見舞いに訪れ、残り少ない彼との日々を過ごしていた。
『何かこんな事になっちゃって悪いな…好きな人が出来たら、俺の事なんか
気にしないで結婚して幸せになってくれよな』
『そうだ、もし結婚したい男が出来たら、いつも待ち合わせに使ってた喫茶店に
連れて来いよ。俺が背後霊になってそいつの事調べてやるから(笑)
それで、お前を幸せにしてやれそうな男だったら、なんつったけなあの曲…
ほら、いつもあの喫茶店で流れてたお前の好きだったやつ…
それが流れたら合格の合図な(笑)』
彼が亡くなってから数年が経ち、彼女には新しい恋人が出来ていた。
結婚も考えていたが、亡くなった婚約者の事が気になっていた。
彼女は、婚約者と待ち合わせに使ってた喫茶店に恋人と入り、あの曲が流れれば
この人と結婚しようと決めていた。
恋人『そろそろ行こうか?』
彼女『え?…あ、そうね…』
二人の思い出の曲は流れなかった。彼女は悲しい反面、何かほっとした様な複雑な心境だった。
恋人の車に乗り、走り出すとラジオから思い出の曲のイントロが流れてきた。
びっくりした彼女はボリュームをあげる。
『え〜、それでは次のリクエストは〜、ラジオネーム天国より愛を込めてさんから。
メッセージ読みま〜す。今日は遅くなってゴメン。曲の名前が分かんなくってさぁ〜。
大丈夫、絶対幸せになれるよ。俺は遠くから見守ってあげる事しか出来ないけど。
目の前にいる人を信じて頑張るんだよ、お幸せに』
本当にクズばっかだな
ホントにな。
でも969も自分のことをそんなに卑下するものじゃないぜ?
972 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/03(日) 15:46:05
>7 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 投稿日:2008/06/29(日) 18:38:31
>いるんだよな、こんな度し難い文章さらしておきながら自分は優れてるとか錯覚してるクズが。
>自分の実力の無さに気付かないレベルなんだからお話にならない。
>少なくとも「眼高手低」の状態ぐらいにはなってから来いよ。
>「眼低手低」の能無しが意気揚々とやってきて酷評されたら逆ギレとか救いがなさ過ぎて失笑ものだろ。
>能無しは自分が能無しだと認めるところから始めやがれ。
>痛い目見るためにこの文章を出版社に持ち込みしてみろ。
>鼻で笑われて大恥かくぞ。
>二度と来るなって言われるよ、たわけが。
「クズ」で抽出したら12レスあった。
973 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/03(日) 15:58:13
>>968 (笑)、二重かぎ括弧、台詞の前の名前、余計な空白は論外だろう。
975 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/04(月) 00:00:28
お願いします。
<1/3>
その鳥がやってきたとき、わたしはキッチンでカステラを作っていた。
鳥は開いていた窓の枠にとまると、ツーツーと高い声で鳴き、それから羽繕いを始めた。
わたしは卵と砂糖を泡立てているところで大分大きな音を立てていたのだけど、
鳥は少しも逃げる気配を見せなかった。
羽繕いをして、時々ボールとわたしの手元をじっと見つめ、また羽繕いにもどった。
わたしも手を動かしながら鳥を観察した。大きさは雀と同じ程だ。
頭部は頬だけ特徴的に白く、他は目とくちばしも含めて黒。黒は首の辺りからラインとなり股の辺りまで延びている。
ラインを除く腹の側は頬と同じ白をしていた。その白と黒はどちらもとても鮮明で絵の具のそれを思わせる。
脚は灰に茶を混ぜ合わせたような色で、非常に細く、前三本と後ろ一本の指で器用に窓枠を掴んでいた。
さっきから念入りに手入れをしている背中の羽も同じく灰と茶で、尾まですらりと伸びている。
わたしが見ているのに気付くと鳥は真っ黒な瞳でこちらの顔を見つめ、やはりまた羽繕いにもどった。
奇妙なほど警戒心がない。
泡立ての作業はすぐにルーティンワークとなる。退屈なのだ。
だからわたしは手を動かしながらそれだけのことを観察することができた。
鳥を見ている内に、卵と砂糖は段々と泡立ってきて、わたしの腕は疲れていった。
やっぱりハンドミキサーを使うべきなのだな、と思った。しかしキッチンにハンドミキサーは置いてなかった。
インターネットで調べたレシピによると、この工程はハンドミキサーで10分となっていた。
まだわたしがこの作業を始めてからようやく5分程だろう。これはかなりの重労働だ。
976 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/04(月) 00:05:21
<2/3>
鳥は相変わらず羽繕いを続ける。中々きれい好きな鳥らしい。
わたしはその鳥を見た覚えがあるのだが、名前を思い出すことはできなかった。
子どもの頃に見たのかも知れないし、学生のときに見たのかも知れない。
今住んでいる土地にほとんど野鳥は見られないので、何にせよ幾分むかしの記憶だと思われた。
鳥はわたしの腕が疲れていることを知っているだろうか。そもそも普段わたしは菓子作りなどをすることはない。
今日は自分に取っての特別な日で、わたしはふと何かに気付いたように、菓子作りを思い立ったのだ。
今日は妻と離婚をした日だった。もう5年も前のことになる。離婚の原因はわたしの行なった不倫だった。
会社で同じ部署に勤めていた女。相手にも夫がいた。仕事の打ち上げのあと、酔っ払った彼女が言い寄ってきて、
わたしはその誘いを受け、そしてホテルで寝た。わたしたちは普段よく話す方ではなく、
向こうも特別にわたしを想っている様子はなかった。悪い気まぐれだ。わたしは罪の意識を感じたが、平気だと思った。
平気だ、きっと妻には知れない、と。しかし結果はそうではなかった。相手の女の方が夫に知られたのだ。
彼女はわたし以外にも何度も様々な男と関係を持っており、それまでは何とか夫の追及を逃れていた。
だが今度夫は探偵を雇い、彼女の動向を調べさせた。そしてその調査で明らかになった不倫相手がわたしというわけだ。
探偵はわたしの住所まで調べたらしい。彼女の夫は不倫をした日の3日後にわたしの家にやってきた。
977 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/04(月) 00:07:07
<3/3>
「田宮さんですね。お邪魔しますよ」
その男はそう言ってこの家に上がってきた。今日みたいにとても気持ち良く晴れた、
外に出かけるには絶好といったような日曜日の午後だった。
男の服装も、焦げ茶色のカーディガンにグレイのパンツで、これから散歩か映画にでも行きそうな雰囲気だった。
わたしはそのときは男が誰なのか知らなかったが、予想はついた。
バレた、と思った。しかしわたしは状況に対して敏感な反応をしなかった。
ざらついた嫌な感覚が胸にあるのだけど、脳みそは言葉や行動を生まなかった。
何となくドラマでも見ているような感覚だったのだ。
「あなた、この方はどちら様?」
と妻が言った。彼はすでにリビングまで入り込んでいた。「橋本です。初めまして」
と、男はそこで初めて名を名乗った。わたしはやっぱりそうかと思い、その瞬間、どっと頭に血が流れた気がした。
978 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/04(月) 00:22:59
お願い酷評様
要するに、僕は空き缶みたいな人間だってことだ。
もう一つため息をつき、チューハイのプルタブを引く。チューハイが勢い良く噴出する。よおく振っておいたのだ。
マンゴーの芳香が鼻腔を満たし、ベトベトの汁が僕の手を上塗りした。ふう。少し口をつけてみたが、もう僕にはそんなに染み込まないらしい。先ほどまではあんなに乾いていたのにな。
右ポケットを弄りタバコを探してみたがなかった。そうか。カレに近寄り、カレのポケットに無理矢理手を突っ込んで潰れかけのタバコを引きずり出す。
れき砂漠のようなテーブルの上から百円ライターをつまみ上げ、椅子に座り火をつける。タバコに火をつける時の変な仕草は、彼の真似をしているうちに勝手に体に染み込んだ。
初めは指を焦がしたりだってした。彼の真似をして吸えないタバコも吸えるようにしたし、コーヒーを飲んだ後にキスをしたがる彼の意地悪も許容した。
結局、僕は炭酸ジュースみたいな人間だったってことさ。
僕は立ち上がり、次の缶を手に取る。次はコーラか。カレのそばまで来て、思いっきり缶を振る。気が違ったように振る。いや、既に気は違っているのかしら?
無性に笑いがこみ上げる。いいやもう、どっちでも、どっちでもいいんだ、別に。内圧でガチガチに膨らんだ缶のプルタブにはなかなか指がかからない。もう。
僕は少しイライラして、何度も爪で掻いた。微痛が走る。どうやら、切ったばかりの人差し指の爪の肉が少し剥がれたようだ。痛い、本当に痛いだなあ。思わず缶をフローリングに叩きつける。
ゴッ。あの時の音に似てるなあ。
ガチガチに膨らんだ缶はその衝撃に耐えられなくて、一生懸命抱え込んでた黒い汁全部吐き出して、全部カレにブッカケテ、地面のたうちまわって、そして空き缶になるのだ。
そう、結局僕は空き缶みたいなにんげんだってことさ。
酷評お願いします。
1/2
八月の太陽が照り付けて、拭っても拭っても身体のいたるところに汗が浮く。
色褪せた緑のコンクリートは焼けるような熱をもって裸になった足裏を刺した。
反射的に声をあげたのち、顔をしかめ小走りになりながら進む。
プールにたどり着き梢の姿を確認すると、制服のスカートのひだを整えてから
飛び込み台に腰かけ、両足を水にひたした。きもちいい。しばらくのあいだ水の中の
足をゆっくりかき回したり交互にばたつかせたりしていると、わたしに気づいたらしい
梢が泳ぎをとめ、水平線から顔を出した。
「濡れるよ。そんなとこ座ってると」
表情は黒いゴーグルに隠れていてわからないけれど、口調からしてどうやら
あきれているようだ。わたしも彼女のほうへ首を向ける。
「だってプールサイドめちゃくちゃあついんだもん、シンデレラのお妃気分味わっ
ちゃった。あれたぶんずっと立ってたら足の裏焼けるよ、焼ける」
「そうじゃなくて。なんでわざわざ人が泳いでるすぐそばにくるかな、もっとはなれた
とこにいなよ」
「やだ」
「なんで」
そう尋ねられて、わたしは黙りこんでしまった。梢から目をそらし、下を向いて
また足を動かす。
梢は小さくためいきをつくと、まあいいけど、とつぶやいて再び潜水した。
2/2
プールいっぱいに溜められた水の中、梢が白い四肢を動かして進んでいくさまは
とても機械的なのに、その動きには感動を呼びおこすというか心をふるわすというか、
とにかくそんな類の筆舌に尽くしがたいなにかが秘められていた。わたしは自分自身が
泳げないせいか、水飛沫をあげて優雅に泳ぐ彼女がときおり自分とは別な生き物の
ように見えてしまうことがある。
憧憬、羨望、劣等感。ほかにもいろいろな単語が頭の中に浮かんではぐるぐると
駆けめぐるけれど、わたしが梢に抱いているこの感情は、そんな簡単な言葉達で
片付けられるようなものではない気がする。
様々な想いが混じりあい、濁りに濁ったこの感情。けれどそんな醜い胸のうちを
もってしても、わたしはまだ梢を追いかけ続けている。わたしは、梢の泳ぎがすきなのだ。
梢が泳ぐというのならどんな場所へでもついていって、そしてできる限り近くでその姿を
目に焼きつけたい。今日だって彼女が学校のプールに忍びこんでいるというから、
補習を抜け出してきたのだ。
こんな習慣がついたのは、一体いつからだっただろうか。梢はなにも言わず、自分が
泳ぐときは必ずわたしに知らせてくれる。どうしていつもついてこようとするのかも、
きかれたことは一度もない。彼女は相手が自ら進んで話してくるまで、疑問に思うことが
あっても絶対に問いつめたりしないのだ。ついさっきのやりとりだってそうだ。わたしが
話したがっていないのを察すると、もうそれ以上尋ねようとしなかった。さきほどのように
それが助かるときもあるけれど、自分から答えることを躊躇したくせに彼女がそれっきり
なにもきいてこないと、いつも肩透かしをくらったような気分になる。
わたしは梢にどうしてほしいのだろうか。自分に興味をもってほしいのか。構ってほしいのか。
考えれば考えるほど幼い子供がこねる駄々のような欲望がつぎつぎとあらわになっていくのが
わかり、背筋がひどくぞっとした。
>>975-977 ・一人称『わたし』は通常女性。『私』は女性or中年より上の男性を想像。
仮に『私』だったとしても菓子作りから入るこの場面だけ読むと、男性だとは想像できなかったろう。
・キッチンと窓の位置関係が分からない。鳥がどこにいるかもイメージが付かないので
鳥の描写が頭に入ってこない。それと鳥の細かい描写が密度が高く集中すぎている。
そもそも言葉だけでは細かいところを絵にさせるのは難しい。読み飛ばされる部分だ。
・回想が全く鳥や菓子作りとは無関係に入るのでプロット、ストーリー設計を感じなく問題だが、
この抜粋以外の部分、もっと大枠では関連性があるかもしれないために保留。
回想も箇条書きに毛の生えた簡素な説明なが長いのと塊になりすぎている。
きちんと書けば3倍以上にはなるだろう。読者としては主人公の核心に迫っていく
情報なのだから重要だと思う。
それと、「のだけれど」は女性的な接続詞。
台詞の後は段落作った方がいい。
パッと読んだ中では悪文らしい悪文は無いのは良い。
設定も固まっていると推測できる。
だから、目に付くのは上に書いたような部分になった。
文の完成度を磨くよりも、物語を進めていく上での各々の場面の文章量配分の加減を
細部ストーリー構成に合わせていく事を大切にしてもらいたい。
>>978 これも文章はパッと見問題ないように思えた。で、あとは主に内容に付いてしか言えるところがない。
半分以上は感想になるので、一人の読者からどう見えたかの参考にしてもらいたい。
>ベトベトの汁
『汁』んんー、汁かぁ、どうだろなぁ、チューハイは汁って感じかなぁ。微妙だよなぁ。
・彼とカレが統一されてない場所があり。要注意。カレの様子は、すり寄る前に欲しい。
まるで不出来な叙述トリックのような文章に思える。例えば、寝ていたとか、横でテレビを見ていたとか、
簡単なもので良いので(って正に叙述だったみたいだねと後から)
>結局、僕は炭酸ジュース
黒い液体のコーラに移すフリの文章だとは思うけれど、チューハイ飲んでた『僕』が炭酸ジュース
ちょっと思考の流れが追えなかった。
>ゴッ。あの時の音に似てるなあ。
うーん。あの時の音か。分かんなかった。二人はゲイのカップル。っとか色々書いているうちにようやくなんとなく分かったけれど、
『僕』はカレを殺したのかな。考えオチか。だけど、伏せすぎに思えるなぁ。オチが分からないまま読んだら、これなんだ?になるのでは。
それと投影された気持ちが指す物が読みとれない苦しさがある。
黒い汁を一生懸命ため込んだガチガチに膨らんだ缶は、憎悪かなにかを抑圧しつづけていた『僕』かもしれないし
あるいは、カレに出会う前までの『僕』の抱えていたカミングアウトできない苦悩なのかもしれない。
それを全部吐き出してカレにぶっかける、というのはもしかすると、耐えきれずに殺した行為を指すのかもしれないし
あるいは、ゲイである自分をただ一方的に受け止め理解してくれたカレへの後悔かもしれない。
地面にのたうち回って、そして空き缶になる、は自暴自棄と自虐が混ざったような心理を指すのかもしれない。
それと今考えてみたのだけれど、彼とカレは別人で浮気の関係がバレてもつれか。
とも思ったけれど、それなら『僕』が空っぽになった気持ちとは一致し難い。
ゲイのカップルにしても恋愛の末の刃傷沙汰には変わりないだろうから、
愛憎重なる極限状態の心理を下手っぴに描くよりも、叙述的に誤魔化すことで粗を隠せる効果あるかも。
だけど、一方で雰囲気物でもあるわけだから、共感を誘導するように書いて出せる一番の良さが欠けているような。
>>979-980 うーん、雰囲気出てるし、たぶん結構な速度で書ける人のような。
自分で見直せると思うけれどね。気になった点。
>裸になった足裏を
素直に素足あたりで良いような。ちょっと首を捻った。これからプールに入るのかな?とか思ったけれど制服だったから。
>反射的に声をあげたのち、
プールサイドのコンクリートに踏み入れた瞬間、の表現だったのだと思うけれど、ここまで踏み入れた
ことを明確にしてなかったせいで、あまりパッとはわからない。
加えて最初だけでなくて、小走りの最中でも、あ、あちちと声を出してもいいような気もするけれど、思うとおりでどぞ。
>水平線
んーんーんー。ちょっと厳しい比喩な気も。言葉を知らないんじゃないのというツッコミリスク有り。
>わたしも彼女のほうへ首を向ける。
台詞前の誘導なんだけれど、梢が自分に気づいて水面から顔を出した様子を見ていたわけで。
下向きながら、目だけで、あるいは視界の端で、梢の様子を追っていた行動描写が欲しい。
>あれたぶんずっと
荒れた分ずっと、と読んでしまった。あれ、たぶんずっと。だね、句点欲しい。
>表情は黒いゴーグルに隠れていてわからないけれど、
表情が隠れというのは、顔全体がよく見えない様子が思い浮かぶのだけれど、
目元がわからないだけで表情が隠れるのかな。
後半の心理描写、内省がいきなりクライマックス感。一文節二文節、一文二文、
ともかく削っちゃった方が、鮮烈で読者の想像の幅を持たせられると思う。
前半の梢を見ていた描写の文章量に比べると、内省の心理描写の文章量が過剰。
ピタリと作中時間も止まってしまっているように見える不自然さも生じていると思う。
>>978 追記。自分には文才無いかもしれないと思いつつ、けれど小説を書くって素晴らしいよね。
なにもおこらないのに、なんだかわからないけど心に響く。こういうのは
一人の人間の人生の一部を切り取るように、人をきちんと描くことも
必要かも知れない。でないと一歩間違えばただのワンシーンの雰囲気に
なってしまうので、やっぱりある程度の尺が必要なんじゃないか、とも感じた。
>>975 離婚の話が出るまでわたしのことを女性だと思っていました。
キッチンの描写に比べて、鳥の描写だけ細かくてバランスが取れていないと感じました。
鳥の描写の後、
>泡立ての作業はすぐにルーティンワークとなる。
と説明で続けると、視点の移動が唐突だなと思いました。他の部分は描写で続けて
いますよね。
>わたしも手を動かしながら鳥を観察した
>だからわたしは手を動かしながらそれだけのことを観察することができた
二度も強調する意味が分かりませんでした。
>今住んでいる土地にほとんど野鳥は見られないので、何にせよ幾分むかしの記憶だと
>思われた。
引越してきたばかりなどの前提がないと、近所にいる鳥について、この理屈は通らない
と思いました。
>鳥はわたしの腕が疲れていることを知っているだろうか。
鳥に見覚えがあると、珍しく菓子作りをしているの文章に挟まれて、浮いているように
感じました。
>>978 >れき砂漠のような
どんな状態か想像できませんでした。
>タバコに火をつける時の変な仕草は
どんな仕草か分かりませんでした。
>>979 >わたしも彼女のほうへ首を向ける
飛び込み台に腰をかけると自然にプールの方へ顔が向くと思いました。また、梢が
泳ぎをとめたりするのをどうやって見ていたのかなと思いました。
シンデレラと足の裏が焼ける関係が分かりませんでした。
わたしが梢の泳ぐのを見るのが好きだということは分かりましたが、なぜ好きなのかは
分かりませんでした。
屋外のプールなので、わたしが梢の泳ぎを見られるのは夏の一時期だけだと思います。
泳ぎ以外の梢との付き合いの圧倒的な時間を無視して、梢の泳ぎを見るのが好きという
設定は現実味が感じられませんでした。
過去形基調でない作文の枝葉末節をどうこねくり回してもヘドロ臭が漂うだけ
989 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/04(月) 18:15:45
>>981 ありがとうございました。記憶に止めておきます
>>987 横レス失礼。
>シンデレラと足の裏が焼ける関係が分かりませんでした。
お城でお触れが出された「ガラスの靴」にサイズが合わない、シンデレラの義姉が取った行動の結果に
なぞらえているんじゃないでしょうカ。
本文では、「お妃」と書かれていたり、「あつい」と、童話の中での「激痛」は同じベクトルなの?
とか思ったりしたので、推測の域を出ないのですが。
991 :
983:2008/08/04(月) 18:30:20
言われてみたら俺もチェック漏れてるな。
>シンデレラのお妃気分味わっちゃった。
本当はこわいグリム童話で一躍有名になったアレ。
シンデレラの原典では継母、義姉を鉄板の上で踊らせたってやつだね。
と、お妃をなんとなく継母と読み替えててた。確かにお妃じゃわからないな。
992 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/04(月) 18:35:32
>>979 > 八月の太陽が照り付けて、拭っても拭っても身体のいたるところに汗が浮く。
>色褪せた緑のコンクリートは焼けるような熱をもって裸になった足裏を刺した。
冒頭2行だが、いろいろ問題をはらんだ文だな。
まず、冒頭の一行でプールサイドであることを提示したほうがいい。
というか、「緑のコンクリート」を出す前にだな。でないと、この表現は意味不明に
なる。そもそも、コンクリートは普通は灰色なのだから、何の説明もなく安易にそれ
以外の色彩を読者に提示しないように。
それに、
>色褪せた緑のコンクリートは焼けるような熱をもって裸になった足裏を刺した。
この一文は読んだとたんに、「お前はどこに立ってたんだ?」って突っ込みたくなる
ぞ。作者は脳内補完してんだろうけど、読者は断片的な情報から全体の光景を構築し
ないといけない。むろん、読者も補完はしてくれるが、そういう余計な負荷をかける
だけ、作品がつまらなくなっていることは自覚するように。
さらに、文章における動きの表現に対して無自覚だな。
「プールサイドの焼けたコンクリートに足をつけたとたん、熱さに反射的に声をあげ
た」んだろ? 夏や場所やその他を一気に表現出来る重要シーンのはずだが。
それを、何の動きもない文章にして殺してしまっている。こういう、文中の動きに対
して鈍感だと、臨場感がどんどん無くなってゆく。
まぁ、こんなところ。
オマエらって他人が既に指摘したポイントを長々と指摘するのは気まずくないの?
同意+解説でいいじゃん。
自分の書きこみは必ず読んでもらっていると考えるのは恥ずかしくないの?
埋める
3
2
datに落とせ。倉庫逝け
1000
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。