【ヒーロー】異性の描き方【ヒロイン】

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1名無し物書き@推敲中?:2008/05/10(土) 05:07:32

小説には映像や絵がない。
映像や絵、更には音声で写実性や説得力を補える映画やアニメ・漫画とは違い、
小説では人物にそれなりのリアリティや説得力を持たせてなければ、
途端に嘘臭く作り物めいたキャラクターになってしまう。
その点、同性をクリアにする事は比較的簡単だが、
異性にリアリティを持たせて描くとなると圧倒的に難しい作業だ。
そこで、創作においても永遠のテーマの一つであろうと思われる、
『異性を描く』という事においての、皆さんの異性の創り方、設定と描き方、
工夫やテクニック、観点又は理論などを大いに聞かせて下さい。
2名無し物書き@推敲中?:2008/05/10(土) 05:12:22
>>1
代行スレ立てありがd
3名無し物書き@推敲中?:2008/05/10(土) 05:15:40
You're welcome ノシ
4名無し物書き@推敲中?:2008/05/10(土) 09:12:43
機会があれば知り合いとかに「こういうときどう考える?」とか聞いてみるとかね
理解がある異性の友達がいるかどうかが重要になるが

それこそどっかの雑談板とかで聞いてみてもいいんじゃないの
なりすましが大量に湧きそうではあるけど
5名無し物書き@推敲中?:2008/05/10(土) 11:14:11
以前親に聞いてみたことあったけど、考え方は参考にならなかったな。
どうしても親世代の考え方になってしまって若者の思考にはあわない。
ただ、不変のものはあるし、女性でしか知り得ないこと、
例えば更衣室でどう脱いでいる人が多いかとか、
そういうことはわかるので情報としては役立つ。

それ以外には、異性に限った事はなく同性にもやるけど、
実際に異性の行動を観察してみるくらいかな。
人数が少ないとあまり意味はないけど、
複数観察するとおぼろげながら共通点が見えてくるから、
じっくり観察するよりたくさん観察した方が効果的に思う。
6名無し物書き@推敲中?:2008/05/10(土) 13:03:51
俺はアレだな。
女一人称で書くときは女装してカツラをかぶり、
子供に「パパぁ」と呼ばれても返事をせず、
嫁が荷物を纏めて実家に帰ろうとするまでは、
女言葉を使い、外見と心だけは女になりきる。
これだな。
7名無し物書き@推敲中?:2008/05/11(日) 02:10:54
主旨は違うけど参考になりそうな似たスレがあった。
男が書く女ゼリフ
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1035291921/
台詞も色々難しいよな。
シナリオとかなら役者が結果的にその性別で喋ってくれるから小説程気にしなくてもいいのに。
台詞単体での考察もそうだが、更にはキャラ設定とか、小説なら地の文での表現とか
それとの兼ね合いも考えて上手くやらないといけない。
8名無し物書き@推敲中?:2008/05/11(日) 07:50:24
エンタメなんかだと(殊にミステリ。殊に本格)登場人物が記号に近いから、
今時こんな女いないだろ、ってくらい女らしい言葉遣いだったりするのだけど、
そうゆうのが嫌でリアリティ持たせた言葉遣いなり、描写なりをすると、
コアなミステリ好きには邪道だと怒られてしまったりするから難しい。
余計なことはするな、と。
ミステリは構造が大事なのに焦点がぼける、と。
だからジャンルにもよるんだろうなあ。
人物造形にどこまで拘るかは。
9名無し物書き@推敲中?:2008/05/11(日) 08:14:23
水戸黄門が好きって人もそりゃいるだろうな。
10名無し物書き@推敲中?:2008/05/11(日) 08:29:59
作者の姿勢に依るんじゃない?
そういう読者の要望に沿って類型的なのを書く人もいるだろうし、
リアリティある物を描きたいと思って独自なのを書く人もいる。
その人の判断次第だと思うけど、
俺だったらリアリティある人物像で描かれたミステリーとか水戸黄門見てみたいね。
一番理想的なのはどちらの要望にも応えられるって所で、
元来の類型的に続いてきたミステリーとか水戸黄門とかが無くなっちゃうのもまたそれはそれで寂しいもん。
11名無し物書き@推敲中?:2008/05/11(日) 10:53:03
>>8
ミステリは作者・読者の意識がいくつもに分かれてるから仕方ない。
1、推理以外の要素は一切不要という本格派(ホームズは非本格)。
2、推理以外の要素があっても良いという本格派(ホームズは本格)。
3、むしろ推理以外の要素が重要だという社会派。
その他にもあげようと思えばたくさんあげられると思う。

それに、本格はリアリティを追求するとどうしても無理が出てくる。
リアルに探偵なんて描いたら探偵ものは成り立たないし、
刑事ものもリアルに描こうとしたらまともに話が進まない。
これは古典の時代から続いていることだし、
小説とは違う新たな文化を生み出さない限りどうしようもない気がする。
12名無し物書き@推敲中?:2008/05/11(日) 11:16:40
リアルの解釈がちょっと違うな。
リアルといっても文字通りの現実からの写実的な意味でのリアリズムと、
創作する上で出来た架空世界においてのリアリズム、
というのがあるからね。
前者だけを突き詰めるとSFとかファンタジーとか完全に有り得ない話だから。
とりあえず現実からのリアリティと創作上の架空世界でのリアリティをすり合わせて、
受け手がリアルと感じる様な物であればいいと思うよ。話の中で違和感さえなければ。
13名無し物書き@推敲中?:2008/05/11(日) 11:36:13
なるほど、そういう解釈もあるのか。
それでいくと、本格は架空世界のリアリズム、
社会派は現実世界のリアリズムが重要ということになるかな。
どうりで混ざらないわけだ。ありがと、参考になった。
14名無し物書き@推敲中?
キャラが立つというのと、リアリティがあるというのとは別らしい。
キャラが立ち過ぎるとリアリティが薄まり、リアリティがあり過ぎるとキャラが立たない。
画面の調整みたいな、バランスが大事だな。
キャラが立つというのは個性を引き立てるという事に近いんだろうか。
基本的にリアリティを出すのは難しいから、
リアリティそのものでキャラを立てるというのも例外的にあるか。
キャラの魅力重視な漫画とか、ファンタジーみたいな架空の要素が重視された世界観だと、
ある程度リアリティは気にならなくなって、キャラを立たせる魅力が重視されるかもしれない。
とはいえそこでもやはりリアリティがないと人間ぽくならないし、
感情移入や共感も得られないから、最終的にはやり匙加減が重要か。