1 :
名無し物書き@推敲中? :
2007/12/01(土) 12:57:25
2 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/01(土) 12:58:10
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| || ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。 || || ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。 || || ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。 || || ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。 || || 荒らしにエサを与えないで下さい。 Λ_Λ || \ (゚ー゚*) キホン。 || ⊂⊂ | ||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_ | ̄ ̄ ̄ ̄| ( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄ 〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。 〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,) 〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
乙一、投稿の季節だな。
>>1 乙、
もうすぐ完成するけど、自分は推敲に半年ぐらいかけるので
乱歩賞は無理でつ。
5 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/01(土) 15:51:04
昨夜の夢で私が深夜、アパートの二階のにある私の部屋のドア口に佇んでいると 若かりし頃の赤塚不二夫がアパートが建つ路地へ歩いて入ってきて私のほうをちょっと見上げ そのまま隣の部屋へ階段を上って無言で部屋へ入っていった。 背筋はまっすぐに伸び、長身のあの若い二枚目の赤塚不二夫である。 『夢判断』はまだ読んでいないが、それよりもとにかく私の自覚がそうした夢を呼び寄せたのだろう。 今やらないでいつやるのだ。そう自分に言い聞かせていたのだ。 乱歩賞も芥川賞も何が何でもやってやる。
乱歩賞→直木賞って誰かいる?
乱歩賞受賞作がそのまま直木賞受賞作となったのが、藤原伊織。 ミステリの世界では、乱歩賞、協会賞、直木賞の三つをとって三冠王と呼んだりするそうだ。 達成したのは、陳舜臣、高橋克彦、桐野夏生、東野圭吾の四人かな?
8 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/02(日) 01:08:27
今の私はとにかく貪欲になっている。乱歩賞も芥川賞も同時にとってやらなければ 納得がいかないのだ。見てみたまえ、純文学作家たちのだらしの無さを。 今の学歴社会で適当に遊んで勉強し、いい大学を出たブランド作家がいい加減な作品を連発している。 過去にここまで純文学が萎えた時代があったか。 自らの身を削るのではなく、過去に身を削った作家の作品を真似するだけ、それも本の字面を理解するだけの 経験しか持たない連中が今の純文学の若手たちだ。諸君、いい加減に目を覚ましたまえ!
9 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/02(日) 01:27:53
>>8 こういう場では、本人の適性や資格を問わず誰でも書き込めるものですが、
それゆえ、あなたは自分にふさわしくない相手に語りかけ続け、時間を無駄にしてきたと言わざるをえません。
10 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/02(日) 01:56:01
保坂和志の『小説の自由』は流石だと思う。 しかしどうみても文学史上にあれが残るわけが無いではないか。 読み物とかハウツーとかいうのとは違うにせよ、どこが『文学論』なのか。 小説はもっと自由であっていい、じゃあ文学はどうなのか。 保坂和志に『文学の自由』のタイトルで同趣旨の論考が書けるとお思いか。
11 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/02(日) 04:55:59
なぁ、そんなに長いレス書くより、小説書いたほうがよくね?
12 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/02(日) 13:05:15
乱歩賞スレで、純文学の覚醒を促されてもなあ・・・
13 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/02(日) 16:50:17
広義のミステリーという定義において、これまでで最も周縁部に位置する受賞作品ってどれだと思います?
14 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/02(日) 17:07:01
そんなのドラゴンボールに決まってるだろ
>>13 誰の同意も得られないだろうが、俺は「脳男」がそうかな。
16 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/02(日) 17:36:06
一年前なら覚えちゃいるがあ、それ以上前だとちと分からねえな。 周縁部に位置する作品だって? ここには沢山あるからねえ。 悪いな、他あたってくれよ。 チャラッチャッチャチャ…
>>13 「破線のマリス」 理由はメ欄。
「Twelve Y.O」も「脳男」も頷けるが。
あんた、乱歩のなんなのさ?
あんた、明智に惚れてるね?
21 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/02(日) 21:17:38
破線のマリスも脳男も読んだけど、記憶に残らないね。 内容思い出そうとして、疲れてきて、やめた。
巷の乱歩、乱歩横好きー♪
でもさ、最初に銭出した乱歩も今の有様みたら草葉の陰でガックリきてる気はする。
24 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/02(日) 21:37:51
乱歩って、小学生の頃に読んでたから面白かったのかな。 図書館の江戸川乱歩シリーズ。 大人になってからは読んでないけど。
ポプラ社な。 死ぬほど面白かったけど、きちんと乱歩全集も嫁。 いかに乱歩賞作品の傾向と、なんの脈絡もない偉大な作家か分かるから。
ドングリが、落ちて悲しき、アスファルト。 との辞世の句は横溝だが、芽が出る土壌のない日本ミステリ界での本格志向を暗示しているかのようだ。 日常系ミステリなら俺ならばエンタメ系に送る。 ハードボイルイドも然り。 「本格に帰れ」 という乱歩の言葉をどう受け止めているいるのだろう。 現在のミステリ界は。 愚痴が過ぎたか。寝る。
27 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/02(日) 23:09:17
実際、本格読みたいと思わないもんなあ。
本格読むより本書くほうがいいな。
29 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/02(日) 23:37:33
加齢臭がします
30 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/03(月) 00:26:17
>>26 恥ずかしいな。
カッコつけたつもりでミスんの。
31 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/03(月) 01:01:39
乱歩が本格から通俗に移行したのは講談社の誘いだからなあ。 乱歩賞つっても乱歩自身はいろいろ言えぬ思いも錯綜してたと思うよ。 本格志向でありながら、乱歩賞創設のときは「幅広く」とも言ってるしね。 でも、基本的には、次世代のために「幅広く」のつもりだろうと思う。
32 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/03(月) 02:23:48
言えぬ思いって例えば?
33 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/03(月) 10:28:29
滅びのモノクロームって、あれで受賞できたわけ?
34 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/03(月) 10:56:38
受賞できてないのか?
>>33 確かに地味な作品だが、極端に悪いとかキズがあるという作品でもないと思う。
乱歩は完成度>>>>>>>>>>面白さの賞だからな。
37 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/03(月) 14:29:54
ちょっとメチャクチャでも飛びぬけたところがある作品 ってのは確かにダメだよね、乱歩賞は。「占星術」が落ちたのがいい証拠。 まあ、そのとき受賞の「猿丸」なんかもむしろ例外的なんだが。
本格はガキの読物だからダメ。
よくそれ言われるけど、なんか「本格」と言う言葉と「ガキ、子供」という 言葉が対応してない気がいつもするんだよなあ。
40 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/03(月) 16:17:27
だいたい名探偵とかトリックなんて実際の犯罪ではお目にかかれないわな
>>40 乱歩にケンカを売るようなレスだが、それが乱歩賞の実態てのも変な話だよなw
フィクションなんて、実際にないものをあるように書いてナンボだぜ。
43 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/03(月) 22:53:27
荒唐無稽がおもしろいじゃないか だれも思いつかないことを考えるんだよ
44 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/03(月) 23:39:32
よし思いついた。犯人は宇宙人だ!
45 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/03(月) 23:50:16
このスレ、荒しなのか、本当に面白くないだけなのか、よくわからんレスが多いね。 そろそろ、みなさんラストスパートだろうけど、やっぱお勉強ミステリー?
46 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/03(月) 23:51:50
↑アラシ認定
47 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/03(月) 23:58:53
お勉強しか受賞してないもんなぁ
48 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 00:17:26
でも、お勉強できるってところ以外に、新しい味だそうとしたら大変だぜ。 それこそ天命待たんとあかん。それか福井のバトルとか、井沢の歴史逆説とか、 ミステリー以外の部分で勝負するかだが……。
お勉強にしても 写楽とか猿丸とか連鎖は 本編の事件や展開が面白かったわけで お勉強しか取り得がなかったわけじゃない
50 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 00:30:32
ま、それいやあ、お勉強でもいいわけですよ。面白ければね。
51 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 00:44:18
この作品、めちゃくちゃ面白くて、キャラは立ってるし、真相はあっというし 読んだ後のカタルシスはあるけど、お勉強ミステリーなんだよなあ。落とすかあ なんて誰も言わない。
52 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 01:03:50
お勉強物っつーかさ、 舞台や趣味や業種やらが何かちょっと特殊で、そこで殺人、それ使った謎、みたいのを書いてる人が多いんじゃね?
54 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 01:21:30
ま、 「ミステリー+得意分野」 ってのが大半だろうし、実際に何となくそれで良いってことになってるからな
55 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 01:32:25
誰かの書いてる得意分野の予想しようぜ。 性風俗 介護 メンヘル あたり多そう?
56 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 01:41:29
ヤクザがミステリー書いたら面白いかもしれんな。
じゃ俺も予想。 株 ひきこもり 偽装 ネットカフェ難民 ハニカミ
58 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 01:47:03
ミステリー+ガンダム=福井 ミステリー+ロリコン犯罪=薬丸 ミステリー+医療=海堂 ミステリー+……
59 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 01:54:00
受賞作も
ミステリー+釣り&広告 滅びのモノクローム
ミステリー+お笑い 八月のマルクス
ミステリー+医療 白く長い廊下
・・・
みたいな
つか、
>>55 >>57 の中であてはまる応募作は普通にありそうだ。
主人公がネットカフェ難民 偽装の事実を脅迫されて殺す ありそう・・・・
61 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 02:23:34
マジで「ミステリー+得意分野」大賞だもんな。 つまんねーわけだよな。
62 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 02:41:39
だが、デビュー作なんてそんなもんだ
63 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/04(火) 06:04:53
批評家の石川忠司は「純文学のエンタメ化」というポリシーを掲げているということを最近知った。 日本では日本文学を翻訳している外人翻訳者たちが、もう二十年前から文学はエンターテインメントで なければならないと『群像』に掲載された座談会で発言している。私も若い頃にはエンターテインメントしか 読まなかった。必要性を感じなかった。その必要を感じたのは二十四歳のとき、三島の『仮面の告白』 を読んでからである。三島はエンターテインメントと純文学を書き分けていたことで知られている。 それで精神の均衡を図っていたという見方があるが、必ずしもそうではあるまい。書き手の心理から言って、 娯楽性の追及はそのまま文学の核心に迫ることに等しいからだ。通俗であろうと純文学であろうとそのアプローチの仕方に これという決まった形は無いというのが本当であり、そうではないと言い張るのは素人であるに過ぎない。 真実書きたいのであれば何であろうと貪欲に追求するのが本来の書き手であるからだ。
佐原って、言ってることは偉そうなのに、 上で書いてあった作品はボロボロだね。
67 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 13:51:50
>>65 ロジカルな人間に憧れることと実際にそうであることの違いだね。
>>63 なんて学部生のレジュメのようでかわいそう。
69 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/04(火) 14:02:24
エンターテイメントと純文学とはどこがどう違うのか。チャンドラーは純文学作家に対するコンプレックスがあったといわれる。 しかしそれはただ単にミステリが文学史上に残らないという事や、殺人を扱うという点や、表現するに当たっての語彙や構成の 堅固さの優劣とか、そういった尺度で見た場合のことである。純粋に面白さや感動を与えるという点でチャンドラーが純文学に少しでも 劣った作品を書いたか。殊に二流と目される純文学と比較してそれは果たしてくだらなかったか。否である。 文学は理屈や権威ではない。ただ読者が読んで作者自身の品格や人格や人柄をも含めて文句無く受け入れられるだけの努力が認められるか 否かにかかっている。いくら才能があったところで不可能である。文学の厳しさとは学歴社会の競争や出世競争とは全く別の人間存在の 根本に関わる問題だからである。
おい、サハラよ。そういうことは、ブログ開設して、そこで言えや。
71 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 22:50:46
>>69 こういう場では、本人の適性や資格を問わず誰でも書き込めるものですが、
それゆえ、あなたは自分にふさわしくない相手に語りかけ続け、時間を無駄にしてきたと言わざるをえません。
72 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 23:19:26
73 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/04(火) 23:44:48
だいぶ出来た。 受賞無理そうだけどけっこう満足のいく内容。
74 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/05(水) 07:39:31
川村愛美の両親は共にロサンゼルスで暮らし、父親は養蚕業を営み、 それで財をなした。六年前から経営を愛美より十歳年上の兄である息子に 任せ、愛美の両親はアメリカへ渡った。資産家の娘に似合わず、愛美は質 素に暮らす主義だった。十代の末に半ば家出に近い状態で音信を絶ち、た った一人の暮らしを始めた娘は両親と兄の帰って来いという説得に全く応 じなかった。私は依頼人の家庭環境や娘の性格を、愛美と話しているうちに おおよそ理解する事が出来た。ただその死までは予測するに至らなかった。 葬儀は昨日、行われた。ロサンゼルスから急遽帰国した愛美の両親の質問 攻めにあい、遺影の前に泣き崩れる二人を無言で見守る以外に私にはな す術が無かった。 デスクの上には江波伸一の写真が載っていた。私は椅子に腰を下ろし、写 真を手に取って見詰めながらパイプを強く噛んだ。私の記憶の中で、川村愛 美は暗い澱に沈み込んでいた。事務所で話した時のイメージのみが鮮明に残 っていた。葬儀からの帰り、私は愛美が身を投げた歩道橋の上に佇んだ。日 は暮れ、十一月の夜気が周りを歩いている群集と私との間に深い溝を作った。 その溝を超える気は私には無かった。 背後から声を掛けられ、私は我に帰 った。 「相馬さん。相馬さんじゃありませんか」 振り返ってみると目の前によれた背広を着た同年輩の男が立っていた。卑屈 な表情をかさついた皮膚で覆われた顔に浮かべ、両手を糸が切れた操り人形 のようにたらしていた。私は男が誰なのか思い出そうとした。
無視されても書き込むって根性が気に入った。 それを乱歩賞に応募して、一次でも通ったら祝福してあげるよ。 まずありえないけど。
愛美って「天使のナイフ」のチビと同じ名前だな。
>>75 佐原敏剛の名前のまま応募する度胸はないだろうな。
できるとしたら、よほどの自信家か世間知らず。
78 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/05(水) 13:41:46
あらすじだと思って読んでたけど、最後にあらすじではなく本文だとわかるドンデン返しがありました。
79 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/05(水) 15:25:01
>>77 前者である。
>>78 確かに厳密に言うなら描写にはなっていないですね。忌憚の無いご意見ありがとうございました。
80 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/05(水) 17:55:22
アルバイトの事務所で年下の社長が 犯罪者が建築現場にいたとかいないとかいう話に事務所の若い人たちが興じていたとき 「沢山いるやないけ」 と言っていた。 事実沢山いるのだが、人間社会における正義とかヒーローとか、悪とか罪とかあるいは業とかいうものの本質とは何か。 新しいカバーで出たハヤカワ文庫版『マルタの鷹』小鷹信光訳を買った。これがあれば飢え死にしようと 落下してきたコンクリートで頭を割られようとそんな次元のことは眼中に無い。
81 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/05(水) 18:14:36
乗って来たぜ。首を洗って待ってるんだな。サム・スペード。
82 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/05(水) 18:39:29
一次は通る 一次落ちるレベルの奴はそもそも作家としての資質に欠けると思っていい たとえ第一作目 だとしても
83 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/05(水) 19:26:51
海外文学、就中海外ミステリは想像力が豊かである。 ダシール・ハメットもレイモンド・チャンドラーもロス・マクドナルドも 作中に資料を全く提示していない。彼らは無論資料や現実の犯罪を隈なく調べたであろう。 しかし、それをそのまま作品に出すということをしていないのは何故か。 大沢在昌も大藪春彦も資料やデータに凭れかかっている。 そうしたものは小説的興味をそいで面白さを半減させる。あくまで読者が読みたいのはヒーローであり 事件の現場の有様でありその緊迫した空気なのだ。 ハメットは無意識のうちに事実を作品の雰囲気、架空の事件へと直接転化させる才能を持っていた。 従って主人公のイメージは鮮烈なものとなる。場面の空気も濃密この上ない。映画化作品が敵わないほどの完成度だ。 日本人作家は何故こうした現実のイメージ化が苦手であるのか。 事実よりイメージが先行する。その執着が日本人作家には欠けていたのである。 全てはイメージであり、スタイルである。現実とは違う世界を作り出す技術、それにハメットは超人的な意志力を発揮して挑んでいる。
おかげでハメットはすぐ書けなくなったがな。
85 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/05(水) 21:18:14
>>82 作家の資質のないプロの作家もいくらでもいるがな
86 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/05(水) 21:27:32
確か、魚の人は最初は一次も通過しなかったんじゃなかったっけ?
88 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/05(水) 23:45:05
そう言ったほうがかっこいいからじゃないかw
一次通過のレベルは賞によりけり どっかの賞で1次落ちしたやつ 他賞に使いまわしたら2次3次まで残ることは珍しくないし 講談社の場合は ちゃんと日本語で意味の通る文章書けてりゃ1次通るってことじゃないの
90 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/06(木) 00:22:30
佐原って人、疑問を投げかけて答えってワンパターンが頻出な上、整理されてなくて読みづらい。
91 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/06(木) 00:32:34
一次通過したことのない人が一気に受賞するんだよ ガンバレ!
92 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/06(木) 00:40:15
それはあるね ずっと二次とか最終行ったり来たりで取れない人も多いし その方がストレス溜まるかもしれんな
最終前常連だと、まだこの弱点が消えてないって感じで、 サクっと落とされるのかもな。
94 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/06(木) 11:40:40
>>90 それを言うなら、弱点よりも、「決定打」が出ないって言ったほうがいいんじゃね。
それ考えたら、こじんまりまとまっただけの一次通過常連よりは、
第一作を一次落ちしたアウトロー的な奴のほうが大ホームラン打つ可能性はあるな。
確か、グルメミステリー書いた今年の「このミス」の受賞者も「去年は一次も通過しませんでした」って、
発表の言葉で言ってたぜ。
96 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/06(木) 19:19:49
江戸川乱歩の『黄金仮面』。あれをポプラ社の江戸川乱歩全集で読んだときは衝撃だった。 ショーウインドーを覗き込むソフト帽を目深に被った、コートを着た男の顔、アアその顔! 何と男の顔は眩く光る金で出来ていた。黄金のマスクをつけた怪人がショーウインドーに顔を寄せると コツコツという音が。 という描写だったように記憶する。少年時代の感動が全てであって、今読んだら意味が無いのだ。 死ぬほど面白かったという書き込みがあったが、本当に死んでもいいくらい、乱歩を尊敬していた。 おかしなもので、今の子供たちもそうした感動を覚えるのか。その辺が心許ないのだが。
一部の狂人によるオナヌーすれはここでつか?
98 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/06(木) 20:48:06
乱歩だけを読んで来たのでは勿論無く、ことミステリに限ってはただ読むだけではなく もうそれこそが人生だといわんばかりの熱の入った読書をしてきた。 純文学にはそこまで思い入れが無い。向き不向きは別としてである。 乱歩を読むときのあの「ぞーっ」とする感じ。チャンドラーやハメットを読むときの 血が滾るようなスリル。この辺でミステリだけでなく、小説全体を見直し、どこがどう面白く 何故面白いのか、或いは面白かったのかを考えておこうと思う。夏目漱石の小説に出てくる登場人物は 当たり前のことだが、私の身近には一人としていなかった。その代わりバリバリの硬派不良少年はうんざりするほどいた。 そうした連中と友情を育んでいた少年時代であったのだ。親父はお坊ちゃん育ちで吐き気がした。 絲山秋子もお嬢さんらしいんだが、そんな女、ついて来られんのかと思うくらい酷かった。
99 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/06(木) 21:20:13
チャンドラーの作品を読んでいると、いつも自分のことが書かれているとしか思えない場面に遭遇した。 女性に対する態度、ギャングに対する台詞、何もかもである。 太宰治を読んでもこうはならない。 どうしてそんなタフガイになりきる自信があるのか自分でもわからないが。
100 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/06(木) 21:25:35
チャンドラーの作品を読んでいると、いつも自分のことが書かれているとしか思えない場面に遭遇した。 女性に対する態度、ギャングに対する台詞、何もかもである。 太宰治を読んでもこうはならない。 どうしてそんなタフガイになりきる自信があるのか自分でもわからないが。
101 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/06(木) 21:26:39
チャンドラーの作品を読んでいると、いつも自分のことが書かれているとしか思えない場面に遭遇した。 女性に対する態度、ギャングに対する台詞、何もかもである。 太宰治を読んでもこうはならない。 どうしてそんなタフガイになりきる自信があるのか自分でもわからないが。
102 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/06(木) 22:18:24
初めて専ブラのあぼ〜ん機能を使ってみた。 快適。 サヨナラ佐原。
103 :
佐原敏剛 ◆nCmcDecEHI :2007/12/06(木) 23:13:40
何かあぼーんされたらしいので鳥変えてみる。 今日はもう遅いから明日また続き書いていくから。
104 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/07(金) 00:32:08
普通あぼん登録する時は鳥抜きだろよ 意味なしな嫌がらせわろた
105 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/07(金) 00:36:52
チャンドラー、つうより おんどりゃーって言いたいぜ
お勉強ミステリ狙いなら 他の投稿者なら書かないというような題材を 詳しく書かないとダメだろう 獣姦とか ハードゲイとか
ハードゲイはもうアメリカのハードボイルドでいくらもあるよ。
108 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/07(金) 01:14:59
ゲイハードボイルドは普通に多いよね。 獣姦メインは読んだことないけど、獣姦自体はサイコサスペンスブーム時にちょこちょこ使われてたしなぁ。
109 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/07(金) 07:08:29
ゲイには興味が無い。 女は大好きで、それこそ命懸けで恋しても悔いは無い。 しかし男は大嫌いである。 もう吐き気がするどころの話じゃあないぜ。
110 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/07(金) 07:54:55
ウィキペディアって本当にあてになるのか。 一説によるとっていおうか普通、あてにすると痛い目にあうと思うが。
111 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/07(金) 12:55:41
『風の描く虎狼』第七章で都庁前の道路を使って繰り広げるカーチェイスシーンがある。 東京に来た事が無い人には想像しにくいかもしれないが、そんなカーチェイスを演じるだけの スペースは東京といえども存在しない。しかし、私が取材でタクシーの運転手に頼んで高層ビル街を 案内してもらったときにはそのダイナミックさに圧倒されたことは事実である。結果ああいったシーン が生まれることになった。 それを初めてやったのがいわずとしれたかの大藪春彦である。アメリカのハードボイルドから そのエッセンスを吸収し、大藪は日本の風土に大胆なハードボイルドの素地を造り上げたのである。
112 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/07(金) 13:12:22
あぼ〜んが増えてる。
そろそろ専用スレを作って隔離した方が良いんじゃないか。
オレもあぼーんだらけだ
115 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/08(土) 17:41:03
ソビエト情報部は相次ぐソ連スパイ検挙に対する報復措置としてその生贄に 最も手強い敵であるイギリス情報部の007号ジェームズ・ボンドを選んだ。 「恥ずかしめて殺すべし」ソビエト情報部の暗殺機関スメルシュの暗殺計画を 指示する書類にこう書かれ、かくてボンドはイスタンブールにおびき出される。 映画『ロシアより愛をこめて』の英国秘密情報部で上司とのやりとりが 「こいつは罠ですよ。私は気が進まんですね」 「無理に行けといっとるのではないぞ」 上司が一枚の写真をデスクに投げ出してそっぽを向く。ソビエトの女スパイが風になびく髪をかきあげてポーズをとり にっこり笑っている写真。 「その…今、暇をもてあましていますし、何なら行っても構いませんよ」 秘書室にボンドが出て行って秘書のマネー・ペニーといちゃつきながらボンドは その写真に「ロシアより愛を込めて」と自分のペンで書き込む。 このカットではボンドの指しか映っていないのだが「ロシアより愛をこめて」と書いているのは 監督のテレンス・ヤングだったという楽屋落ちがある。 要するに一目惚れした女のために命懸けの冒険をする男の物語である。
116 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/08(土) 17:58:14
俺もあぼん設定してみた。
>>115 に初あぼん来てちょっとうれしかったので記念カキコ。
初心者です お勉強って何ですか? 教えてください
118 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/08(土) 18:36:55
俺がそのことをお前に教える。それがお勉強だ。
119 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/08(土) 19:18:28
41になってこの『ロシアより愛を込めて』を読み解いてみると作者イアン・フレミングの意図したであろう 企みが透けて見える。 ソビエト情報部、そしてその暗殺機関スメルシュとは。 ああ、そうだったのか。 「無理に行けとはいっとらんぞ、ダブルオー・セブン」 「さあ、あなたの方が行きたいのじゃあありませんか」
120 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/08(土) 20:48:31
Spade's face became pale as his collar. The corridor-door's knob rattled.Effie Perine turned quickly and went into the outer office,shutting the door bihind her.When she came in again she shut it behind her. She said in a small flat voice:"I va is here." Spade,looking down at his desk,nodded almost imperceptibly. "Yes," he said,and shivered. "Well,send her in." "The Maltese Falcon" 『マルタの鷹』のラストをハメットはどのような厳粛な態度でタイプしたのだろう。 この後、サム・スペードはアイヴァ・アーチャーにどう接するつもりだったのか。 そうした疑問が持ち上がってくるラストである。
>>119 > 41になってこの『ロシアより愛を込めて』を読み解いてみると作者イアン・フレミングの意図したであろう
なんだ、上の例文を見たら、二十歳台の若造かと思った。
しかし、この世界、41なんてまだまだ若いよ。
と、51の俺が言ってみる。
乱歩賞受賞者の平均年齢って、いくらぐらいだろ? 35歳ぐらい?
37.8歳
124 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/08(土) 23:12:48
私がハードボイルド作家になる志を固めたのは16歳の頃である。 それには幾つかの理由があったように思う。ハードボイルドに可能性を見出した理由があったのだ。 まず、私が中学時代に経験したいじめ、それに懸命に耐えて反撃に出たという そこまでハードでは勿論ないにせよ、それが役に立つであろうと踏んだこと。 次にその頃の風俗がアメリカの1930年代から1950年代にかけてのそれに追いついて ハメットやチャンドラーの描いた世界を形作るのに適しているように思われたこと。 そして何より私自身がハードボイルドの世界にどっぷり浸かってしまった事。 小説を書くという仕事は個人的なもので、映画制作のように他人の助けを借りることが出来ない。 何から何まで孤独な作業に耐えなければならない。一面自由なわけであるが、厳しいことは言うまでも無い。 小説家は例外なくたった一人で自分の体験や知識から物語を紡ぎだすしかないのである。 その為には信念がいる。小説を信じる固い意志が必要である。 ハメットはハードボイルドの先駆とされ、チャンドラー、マクドナルドがそれに続く。 他の作家で彼らの完成度まで達したものはいない。疑いようも無く困難な仕事である。 とにかくやる気がある人はやる。やらない人は頼んでも絶対にやらない。
125 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/09(日) 00:08:35
小鷹信光さんは『マルタの鷹』のラストでエフィー・ピラインがアイヴァ・アーチャーがスペードの 事務所に来たとき、事務所を出るときに後ろ手にドアを閉め、廊下に出て行く。 帰ってきて事務所に入るとき、ハメットはそこを強調しているのだが また後ろ手にドアを閉めている。小鷹信光氏がそれに気付かないはずは無いのだが 小鷹氏はそのエフィー・ピラインがまた入ってきたときの後ろ手に閉める動作を省略している。 紙数制限があったのかも知れないが、事もあろうにラストの重要な場面だ。 小鷹氏は何を考えていたのであろう。
悪貨は良貨を駆逐する こういう糞レスがスレを過疎化させるんだろうな
127 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/09(日) 01:47:53
相対的という言葉がある。 物事を比較した上でその差異を問題にしたときに生ずるものの見方のことである。 どんなことであってもその程度や美醜、善悪、強弱、何から何まで言葉の上においては 二面性を持つものだ。であるから相対的という言葉がいつのころからか定着した。 アインシュタインの相対性理論と関係があるのかどうか、私は相対性理論など読んでいないし理解も出来ないから 知らないが、ではアマチュアスポーツの世界新記録はどうなのか。 ハメットはハードボイルドミステリ史上不滅の地位を維持し続ける。 その牙城を攻めてやまない後進作家たちは無数に存在する。 大藪や大沢在昌、北方健三、矢作俊彦らが果たしてどこまで肉薄しえたのか。 苛酷な道のりである。
128 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/09(日) 01:58:22
北方謙三氏のお名前を間違えてしまいました。この字であったと思う。違ったでしょうか。 その北方さんだが以前2ちゃんねるで書いたことなのだが ラジオ番組のインタビューで、もう10年以上昔になるが 「それで、北方さんは私生活でもハードボイルド、してるんですか」 という質問に 「してません」 というふざけた答えをしていらした。 だから歴史小説にいってしまうのである。
129 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/09(日) 02:39:32
もう半年近くになると思うがアルバイトで知り合ったもと集英社の編集者がいる。 五十七歳とか仰っていた。団塊の世代である。もっとも年齢は確かだと思うが 本当に元編集者なのかどうかは未だによくわからない。そういっては失礼なのだが。 それはそれとしてその文学への知識ときたら相当なもので、何から何までよく知っている。 そうした知り合いがもっと欲しいのだが。 その元編集者に勧められて先日銀座の画廊へ行った。 そのときのことだが、何故か銀座のど真ん中に御稲荷さんがある。 それも立派な作りのもので、意表をつかれた。 何故、銀座のあんなところに御稲荷さんがあるのだろう。 世の中に悪い人は沢山いるというが、 世の中は化かしあいなのであろうか。
130 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/09(日) 05:29:40
最近、自分が頭が良いのか単におかしくて個性が強いだけなのかがよく判らなくなった。 私は真面目な性格で生活態度もきちんとし過ぎている。親が立派過ぎたということは無い。学者の娘がぐれるといった環境ではない。 とりあえず、真面目な両親で教養もそれなりにあるが、かといってそれに反発するような家柄ではない。 ぐれたことはないし、不良だったことも無い。 しかし、私が会う人は大抵の場合「君は頭が良くて真面目だ」 という反応をする。 しかしである。最近それが信じられないのだ。世間がいい加減すぎてよく解らないからである。
131 :
↑ :2007/12/09(日) 09:45:15
あなた女なの?
132 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/09(日) 10:02:50
ディック・リチャーズ監督、ロバート・ミッチャム主演の『さらば愛しき女よ』を思い出してみる。 ミッチャムはこの作品に主演した当時、既に五十を過ぎていた。原作ではマーロウは三十四歳くらいかと思われる。 原作者のチャンドラーに近い年齢だった。しかしミッチャムの存在はあの作品の中で際立っていた。 決して違和感を感じさせなかった。それどころか大いにはまっていた。16歳のとき、私は深夜テレビで 初めてこの映画に接した。あの時の衝撃は未だに忘れない。吹き替えの声優さんの声がまた素晴らしかった。 冒頭のシーンでナルティがマーロウがいる安ホテルの部屋に来る。 「どなた」 とマーロウがドアの向こうにいるナルティに訊く。 「白雪姫」 とナルティが答える。 字幕で読む限りでは声優さんが如何に心を砕いたかは 吹き替え版を知らない若いファンには伝わらないであろう。 この台詞のやりとりがもう言葉に尽くせぬほど気だるい大人の雰囲気だったのだ。 私が今言いたいのは、ミッチャムや作者であるチャンドラーが、五十代であったにも拘わらずあの世界に入っていけたこと、 それを私がやろうとすればどういうことになるのかということである。イメージというものがある。 純粋に想像力の世界へ飛べばよいのだ。あのときに見た街、女、全てを蘇らせるのである。それは可能である。 とにかく可能である。
133 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/09(日) 10:19:52
このスレは今の乱歩賞の現状を語っているな
134 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/09(日) 13:01:32
今まではパソコンに関しては殆ど無知であったので記やブログというものを たちあげるのが単純に知識が無くて出来なかった。もし、ブログのほうが意見を述べるのに 適しているのならそうしたほうが良いであろう。第一、家庭の中でさえ私は16のときから 孤立のしっぱなしなのだから呆れた話だ。真面目にやるのが馬鹿馬鹿しい。
135 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/09(日) 13:13:27
あぼーんだらけになっとる
136 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/09(日) 15:06:42
サハラさんへ。 あなたは乱歩賞を目指しているのでしょうか。 ここは同じ目的を持つ同士が語り合うスレのはずですが。 そろそろみんなが迷惑していることに気づかれてはいかがでしょうか。 サハラさんが大人であることを期待します。
137 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/09(日) 15:34:54
136さん。はい、目指しています。 さて、天才は「出現」する、と言ったのはショーペンハウエルだったと思う。 江戸川乱歩の場合がそうである。彼は出現した。乱歩をその辺の新聞の三面記事に毛が生えたような小説を書いているミステリ作家と 一緒にされては第一彼のファンが黙っていない。出現というとまるで宇宙人が現れ出たというようなニュアンスがある。 もしくは化け物か。乱歩は子供の頃の私にとって宇宙人であり、化け物であった。
138 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/09(日) 17:04:56
上のように書いてみて子供の頃、私は随分と素直に乱歩の世界に入っていけたと我ながら感心してしまう。 乱歩の語り、あのナレーションにまんまと乗せられ、それこそ巨人の掌に載せられてすーっと持ち上げられたような気がしたものだ。 しかし、周りの友人たちの多くが果たして私のように子供っぽい(乱歩自身が自分の作品を子供っぽいと言っている) 感受性を持っていたのかは謎といおうか、よくわからない。しかし、ある意味ではそうした夢が見られるのは素直さの特権であるはずだ。
139 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/09(日) 18:18:04
サハラのなんかマジ誰も読んでないと思うのだが。 こいつ、絶対、オフでも嫌われ者なんだろうな。
140 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/09(日) 18:22:25
無理をして体を壊したら親をいくら恨んでも足りはしない。 明日も休むことにする。 体調が悪いと散々言って説明しているのだが 考えが、病気に対する認識が甘すぎるのだ。 絲山さんだってあれだけ優秀な学歴があり、しかも社員として一流メーカーで働いていた。 それが鬱になった途端、 「働けねえんだよ」 と弱音を吐く。私だって弱音は吐くがここまで甘ったれてはいない。
141 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/09(日) 18:28:35
「はいはい、よしよし。いい子だね」 といって抱き締めてあげないといけないみたいである。 もっとも女の子なのでこちらとしてはそんなに甘えてくれたら正直言って嬉しいには違いない。 女の狡猾なところだ。
142 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/09(日) 19:01:05
あぼーん快適。 でも、こーゆーのってブログだったら読んでくれる人は必ずいるのに、変なの。
143 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/09(日) 21:51:18
このスレも腐ったなー
144 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/09(日) 23:01:55
プライベートな事が多くなってしまった。 しかし、小説とは純文学もミステリも私生活を基盤として そこから作者個人のオリジナリティーを産み出すのが当たり前なのだから そこまで非常識ではなかったと思う。 現代の社会に程度の差はあるが、悪人と呼ばれるような人はどれ位いるのか 私の場合、どうも中学時代を考えると殆どの人間は悪人だという気がするのも無理はない。 そうしたいい加減な、卑劣な人々が偽善に凝り固まって生きていると思えたからといって 私を責めることは誰にも出来ないはずだ。 ただでさえノイローゼであるのだから。 そうした現実認識の上に立ってミステリを書く。ハードボイルドだとすれば しかも正統派だとしたら、よほどの固ゆででなければならない。実際はどうあれ 主観的に見た場合、私にとっての現実はそうした実に寒々とした、希望が持てない世界である。 これからの努力によって希望を見出さねばならない。創作はそのためにも必要であるのだ。 今の現実認識ではかなり困難な主題にならざるを得ない。私が考える限り、これから書こうと思う 主題は恐らく誰も手をつけたことがないであろうと思う。まだ漠然としか主題はつかめていないが 既存の小説の中には恐らくないのではないかと思う。 私も伊達に小説を書いてきたのではない。それはある程度の確信を持って言えるのである。
Hiが去ったと思ったら、また新たなる敵が出てきたな。少年漫画みたいな展開だ。
>>145 召喚する気はないけど、そう言えば近頃いないね。
就職できたのかな
>>146 他スレを見る限りは、アク禁になったみたいだ。今は別のサイトで暴れているらしい……。
148 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/10(月) 06:54:16
基本的に私は全てを信ずる人間である。懐疑派ではない。 しかし、人間を信頼するにもことに現代社会の今の状況ではそもそも無理があるのだろう。 41になって初めて、私は懐疑する。ここでいう懐疑とは方法的懐疑の事を言うのはおわかりであろう。 基本の基本は信ずることであるのに変わりはない。ただ問題分析と解決策を講ずるにあたって 疑う必要が出てくるというだけの話である。 全てを疑う姿勢では人は哲学者になって書斎に引きこもることになる。 今のニートと呼ばれる若者たちがそうであるのかもしれない。 ただ怠けている若者という見方は酷であろう。 疑う必要のある社会を作って来たのは私たち大人の責任だからだ。
149 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/10(月) 08:00:07
此処は江戸川乱歩を語る場、ということはとりもなおさず乱歩が想像した不滅の名探偵 かの明智小五郎を語る場でもある。 では明智小五郎に小さいとき、どこでどう出会うのか。今の社会では、というより 昔からそうであるが三歳か四歳の子供に江戸川乱歩の小説は読めない。従って私たちの世代は ヒーロー物に接した初めての経験はテレビドラマの主人公だった。 仮面ライダーは一号から始まって、二号、V3と主人公が変わる。それも大抵の場合、先輩のヒーローは 後輩をかばって死んでしまう。ここが泣かせた。つまり当時のテレビ製作者は偉かったのだ。 今と違って硬派であったのだ。信念があった。正義やや純粋さは破れるものだ。しかし決してそれは死なない。 そうしたメッセージをこめて番組を作り続けていた。やがて少年は江戸川乱歩に出会う。 そこでは正義が勝つ。ほっとする。しかし乱歩はそもそもが純粋な人である。 世間はそこまで純粋ではない。そこで次に出会うのがジェームズ・ボンドの映画だ。 007は殺人許可証を持つ00課の一員である。つまり彼はしたたかで、敵を殺しても自分は死なない。 味方と連携を保って危機を潜り抜ける。ところが少年の周りには味方が一人もいなくなる。 そこで俄かに存在感を得るのが孤高のヒーロー、フィリップ・マーロウである。 そういうわけで後は説明は不要である。
日本語が読めないやつが日本語を書くな! 【最高峰の】江戸川乱歩賞スレ その十一【新人賞】 乱歩を語りたいなら、小説板かどっかへ行って、向こうで叩かれろ! >007は殺人許可証を持つ00課の一員である。つまり彼はしたたかで、敵を殺しても自分は死なない。 マジで日本語が不自由だな。 殺人許可証を持つ00課の一員であるってことと、自分は死なないってことが、なんで「つまり」で結ばれるんだ? 中学生? それとも小学生? 乱歩賞に応募する小説を書く前に国語の授業をしっかり聞きましょう。
151 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/10(月) 09:13:50
>なんで「つまり」で結ばれるんだ? スパイ冒険小説、ハードボイルドのファンであれば今更説明は不要であるから省いたまでである。 そんな馬鹿な突込みを入れる君のほうこそ来る場所を間違えている。 『風の描く虎狼』で相馬祐吉が歌舞伎町クラブ『マーズ』へ行き、そこでやくざと乱闘を演じた後、 殺し屋が後を尾ける。この場面はもう今は殆ど書かれることがなくなった手法によって描いてある。 1930年代アメリカのハードボイルドそのままの雰囲気を出したかった。ぴたりとはまったのには 我ながら驚いた。
152 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/10(月) 11:51:39
『ドクター・ノオ/007は殺しの番号』この映画タイトルを覚えていれば即座に納得がいくはずである。 多分そのことを言いたかったのだろうが…
>このスレも腐ったなー 残飯の性根よりもか?
154 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/10(月) 14:42:22
ネット上で発表した『風の描く虎狼』をちょっとでも読んでいただければ わかることなのだが、私は会う人のいうことは勿論、その場の雰囲気や その人の人柄、ありとあらゆることに気を配っている。そうでなければ ああした描写は不可能である道理だ。 大体、私は無口で大人しく、聞き役に常に回っているほうである。聞き上手なので 話し上手ではない。小説を書くなんていう人は大抵そうであろう。 最近よく聞く「空気が読めない」などという決して綺麗な日本語ではない表現がある。 私も近頃よくそういわれるが難癖か言いがかり以外の何ものでもありはしない。
155 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/10(月) 14:53:29
じゅんさんネタのころが懐かしいな。また復活させようかね
156 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/10(月) 16:08:35
四十一にもなると年齢というものについてつくづく考えさせられることが多くなる。 少年時代、青年時代を通過し、今では立派な中年である。 その中年の目から見て今の少年少女や青年たちを見ていると不思議な気持ちになってくる。 嘗ては私や私の世代の友人知人もそうした少年時代、青年時代があった。 その時代の中で呼吸し、愛し合い、憎み合い、様々な冒険を試み、失敗し、成功してきた。 私の場合、普通の人と違って神経症に早くから罹患したためにその苦労がただ事ではなかった。 私の両親が私と同じ年齢だった頃と比較して、その違いは余りにあり過ぎる。 今私は既に判断力も行動力もある大人である。親の言うことなど無視して行動できる年齢である。 本当はもう高校生にもなれば親など関係ないのだが、なにしろその高校時代に学業で挫折し、ノイローゼに罹った のであるから、経済的自立が大幅に遅れざるを得なかった。 今やることがある。やるべきである。
157 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/10(月) 19:57:14
41のニートっすか
本当は才能ないとわかっているのに、最高峰の新人賞というだけで 目指しているふりを自分自身にしてれば、少なくとも自分に対する慰めになるよね。
159 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/10(月) 20:53:56
さて、ここは江戸川乱歩賞をとろうという作家志望者たちが集まるところである。 そうした人たち、殊に初心の志望者はベテランの志望者がどんなプロセスで作品を 書いていくのか、非常に御興味がおありのことと思う。 今日、渋谷のドトール・コーヒーで取材かたがたネタ帳に構想メモをつけた。手応えがあったので ここに公開しよう。 ――状況の設定―― ○川村愛美が残していった手掛かり。メモ、時計、日記、地図につけた印、パンフレットetc. それらのうち一つ、または複数のそれをどこで入手するのか。音楽テープ、写真、コンピューターのファイル。 アルバイト仲間、上司への聞き込み。いずれにせよ、一見してそれとわかるようなものであってはならない。 目立たないもの。旅行に行ったとしてその場所。行った映画、コンサート、バー、スナック、クラブ、海水浴 美術館、デパート、レストラン。立てていた計画。海外旅行、国内旅行、ボランティア、或いはもっと冒険的な事。 ハンティング、山登り、買い物。 愛美の行動が、直線的であっては、まず謎を作り出すことは不可能である。どこかしら 特殊なものである必要がある。かかっていた病気、江波以外に付き合っていた男女。その人物を隠す理由。 犯罪がらみ。スキャンダル。借金、ゆすり、売春。自殺、同性愛、不倫、盗み。――複数犯罪。 愛美が抱いていた夢。趣味。今の社会では大藪の時代と違って選択肢が拡がり、無数に近いといってよいほどの娯楽がある。 行きつけの店。服屋〜自由が丘等。ある場所からある場所への移動。そこでの人間関係の拡がり、謎の人物の出現。或いは謎の状況の存在。 その第三者の過去にまつわる謎。そこでの事件。殺人。殺人というパターンは余りにありふれているともいえる。 以上である。この最後に「殺人」と書いたとき、私はボールペンの尻でネタ帳を叩いた。 手応えを感じたのである。断っておくと、こうした発想が可能になるまでには散々ストーリー構成を 考える練習が必要である。何度やっても駄目なものだ。そうした期間が私の場合二十年近く続いた。
160 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/10(月) 21:24:25
ベテランの志望者。つまり41のニートっすか
sdf
162 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/10(月) 22:07:29
>>160 あなたが初心者としてだが、試みに上のようなアイディアのリストアップをしてみたまえ。
最初のうちは絶対といっていいが、そうそう出ては来ないはずである。
上のやり方は私が考えたもので、箇条書きのようにアイディアを書き留めていく。
連想ゲームのようなものである。飛び石を伝うような感覚で書く。そうやって
構想やアイディアを書いて、残るアイディアはほんの五分の一にも満たない。
後は全部捨てるしかない。
ひょっとして……じゅんさん?
お、おまい鋭いぞ。誰か得意な椰子、文体の分析してみれ。状況と本人の 性向から、じゅんであっても不思議はないな、確かに。
165 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/11(火) 08:23:00
じゅんさんって誰? 参考になると思うので私が高校時代からよくやった小説を書くための トレーニング法を伝授しよう。役に立っているのかどうかは自分でもわからない。 テレビをつける。携帯のラジオをつける。CDを聴く。本を読む。こうした複数の情報を一度に吸収、理解する訓練である。 言うまでもなくストーリーは複数の人物が同時に動く中で出来上がる。その複数の思考を同時に行う練習である。 無駄なことに思われるかもしれないが、案外役に立ったのかもしれないので。
(´;ω;`)ブワッ
レナさんがいたころは楽しかったなあ また戻ってこないかな
168 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/11(火) 12:47:26
また年齢のことを口にするけれども、41になって改めて自分の人生を振り返り 過去にあった事柄を思い返し、また現在の人の世を眺め渡してみると奇妙なことが多すぎるように思う。 私が子供時代から親しんだ乱歩の作品、その作品の中で展開されたドラマの中に 私は真実を読み取っていた。中学二年か三年生の頃、文庫本に手を伸ばし、エラリイ・クイーン、 ウィリアム・アイリッシュ、コナン・ドイル、横溝正史、アガサ・クリスティ等を読んだ。 その辺りで私の道徳観念はほぼ完成されたといって良かったのかもしれない。 高校に上がってからの親から言われること、先生から言われることは既に了解済みであったからだ。 後は本からの知識を吸収することにのみ専心したといってよい。 周囲の人々の言う事を無視したとか真に受けなかったというのではない。 真面目に耳を傾け、謙虚な姿勢を崩しはしなかった。人を信頼することにかけて、私は非常に真摯だった。 誰とでも分け隔てなく接してきた。そうして41歳になって思うのは、人間社会に大人らしい大人がいないということである。 人間の精神的成長は普通、40辺りで止まるといわれている。つまり私は成長しつくしたのである。そうした大人の視点から見てみると 老人のやることにしても随分と子供じみていること多すぎることに気付く。中堅である我々の世代が何とかしなければならないのだ。
169 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/11(火) 16:38:35
それまでの人生経験や読書によって16歳になった私は無論、親や先生を尊敬はしたが、 今思い返してみると相当に手を焼かせられていたことになる。それだけではなく 悩み、追い詰められてしまった。医師にしてもそうそうしっかりした人はいないものだ。 それらは今振り返って初めてわかることなのである。だからといって、私は傲慢になって いるのではない。呆れているだけである。真剣に生き、働き、勉強してきて大人になって みると、損ばかりしてきた人生だった。損をするのは構わない。損得勘定で生きることほど くだらないことはないからだ。例えばいじめがあった。多人数で一人をいじめる。いじめる方と いじめられる方、どちらが得でどちらが損であるか。そうした意味で損ばかりであったということである。
170 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/11(火) 23:24:59
子供だった頃には気付かなかっただけで、昔から人間社会はこうであったことになる。 手っ取り早い例を挙げれは国会議員がしていることが言葉つきを除けば(それすらも いい加減なひとがいるが)殆ど全てといっていいほど子供じみていよう。国民の信頼を得て 選出されているエリートと呼ばれる人々ですらこの体たらくなのである。日本人は大人になれない、 孤独を極端に恐れ、強気に弱く弱きに強い、烏合の衆であると嘗て会田雄次の著書で読んだことがあるが その『決断の条件』を初めて読んだ高校時代にはあまりピンと来なかった。遠い世界だった。 しかし、いざ大人になってみれば会田さんが嘆くお気持ちもよくわかるのである。会田雄次氏は 特に偉大な業績を残した人ではなかったが、決断力ある気鋭の論客だと思う。あれだけはっきり物事を公に 言えば、それこそあちこちから嫌われ、孤立を強いられたはずだ。それでも言うべきことは言わねばならなかったのであろう。 彼には男気があった。何故、人間社会にはこうした人が少ないのか。否、少なすぎるのであるか。
171 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/11(火) 23:41:07
ジェームズ・ボンドは作品の中で三十代の男である。ハードボイルドの主人公は 体力的な制約があってそのあたりの年齢の者が主人公として相応しい。ロマンスがらみであれば 尚更だ。しかし、現実には四十代になっても六十代になってもどうしようもないことをする人が絶えない。 そこで冒険小説のヒーローは作家によっては律儀に年を取って五十代になっても尚頑張っている。 映画の世界ではロジャー・ムーアがジェームズ・ボンドを六十歳くらいまではやっていたのだ。 ミッチャムが五十代でマーロウを演じ、チャンドラーが70歳で『長いお別れ』を書くのも無理はなかった。 『長いお別れ』で主人公フィリップ・マーロウは42歳である。彼はその中でヒロインのリンダ・ローリングに こんな風に言う。 「僕は42歳になる今日まで、自分一人だけの力を頼りに生きてきた。だからまともな生き方ができなくなっている。 そういう意味では君のほうもちょっとばかりまともじゃない。僕と違って金のためなんだが」
172 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/12(水) 00:03:33
チャンドラーが『長いお別れ』を発表したのは65歳だった。執筆に五年を費やした大作である。 従って書き始めた時点では60歳。マーロウが初めて登場する『大いなる眠り』でマーロウは33歳。 作者よりも十八歳年下である。どうやらチャンドラーはマーロウを実在の人物として描きたかったらしい。 主人公が年齢を正確にとりつづけている。そのこと自体がチャンドラー得意の辛辣な皮肉であったのだろう。
173 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/12(水) 01:55:16
大藪春彦の文庫本を古本で買った。『切札は俺だ』。 こういう小説を読むのは夜に限る。電気スタンドをつけ、暗い部屋でジンのボトルを傍らに置き ラッキー・ストライクをくゆらせ、ラジオを聴くのもいいが最近の子供じみたテレビ番組は観ない。 勿論一人で読まなければ何の意味もない。親も子供も恋人も友達もいない一人の空間で。
174 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/12(水) 10:11:12
なんでこんなに荒れてるん?
>>174 すべては一人の空気読めない基地外のせい。
一応通報しておいたけど、このくらいでは動いてくれないだろうな。
177 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/13(木) 22:02:49
S氏の文章みてると自信ついていいかも。
>>177 やめとけ、あんなレベルの低いのと比較して優越感を感じても、
なんの特にもならない。
なんの特にもならない。 なんの特にもならない。 なんの特にもならない。 なんの特にもならない。 なんの特にもならない。 なんの特にもならない。 なんの特にもならない。 なんの特にもならない。 なんの特にもならない。 なんの特にもならない。 なんの特にもならない。 なんの特にもならない。 なんの特にもならない。 なんの特にもならない。
>>179 誤変換を見つけて悦に入っている粘着質、乙!
181 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 15:24:13
「久しぶりですね。もし時間があったら、ちょっと一杯やりませんか」 私は職業柄何よりもまず自分の勘を優先させる。直接今の事件と関わりはないかもしれない。 しかし私は自分の直感のほうを信じた。私は男に誘われるままに東口のバーへ付き合うことにした。 男は沢井利一と名乗った。名前を聞いても私はこの男が誰なのか思い出すことが出来なかった。 バーのストゥールに腰を落ち着けると沢井はウイスキーを注文し、私の顔を懐かしげに見詰めた。 「憶えていないのも無理はないな。もう十年近い昔だ。色々ありましてね。しかしあなたのことを 忘れたことはなかった」 沢井は疲れが滲み出た顔に微笑を浮かべた。私はオールド・クロウをロックで飲んだ。 徐々に私は思い出し始めていた。
182 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 15:44:56
この男が何者で、いつ、どこで会ったのか。私はパイプに煙草を詰め始めた。 「思い出したよ。九年前だ。君は私が調査のために出掛けた大阪にいた。私はある 失踪したサラリーマン家庭の息子を追って大阪では寂れた地区にある小さなホテルへ行った。 当時二十六歳だった青年がその道筋でそこに泊まった。彼の使った高速のサービスエリアの 公衆電話で妙にせかせかとホテルの部屋を取ったのをサービスエリアの売店の店員が見ていた。 青年は精神錯乱気味だった。売店の店員に大阪のホテル周辺の地図が欲しいといって、番地まで告げていったんだ。 彼が最終的に駆け込んだのが、殆ど世間に知られていない青少年を庇護する施設だった。そこで君は働いていた」 沢井は照れたように笑った。煙草を持つ手に視線をやった沢井はその煙の筋を暫くの間見詰めていた。 「不良少年を受け入れるのにその存在が表に出ちゃ何にもなりませんからね。私立探偵と同じですよ。当時私が付き合っていた 許婚者がちょうどそのとき行方をくらましていました。彼女を探して欲しいというとあなたは快く引き受けてくれた。渡りに船でしたよ」 「依頼人の息子が世話になったとあってはね。その後結婚はしたのか」 沢井は首を横に振った。 「するにはしました。女房は他の男と出奔した後ろめたさを自分ではどうすることも出来なかった。 子供を一人産み、親権は私に譲って、田舎へ帰りました。後悔はしていません」
183 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 16:00:42
店は金曜の夜であるためか客の入りはまずまずといったところだった。バーテンダーは三人で、 一人は三十代半ばだがあとの二人はずっと若い男だ。BGMは低い音量に抑えられ、棚の上に置か れた大型のテレビがサッカーの試合を映している。 「仕事上の用事があって東京へ来たのか。それとも施設の仕事は辞めたのか」 沢井は背広の内ポケットから金属製の名刺入れを出し、一枚出して私に手渡した。 名刺には東京にある警備会社の名前が刷られていた。 「出世じゃないか」 沢井は笑った。空になったグラスを弄びながら中に入っている氷を見詰め、沢井は氷がたてる微かな音に耳を傾けていた。 「こうまで解らない世の中ではね。出世もしようというもんですよ」 沢井はウイスキーをもう一杯頼んだ。カウンターの隅で若いカップルが洒落た演劇を観てきた帰りらしく、劇の話に興じている。 劇の中に入り込んで、ロミオとジュリエットのように穢れがなかった。 私はパイプをくわえ、唇の隙間からドライアイスのように煙を吐きながらそれを眺めていた。BGMには切ないバラードが流れていた。 「どこまで行っても裏ってものがあるもんだ。誰も地の果てまで行った事は無い。嘆いてみても始まらん」 「時々世間がみんな裏方に見えることがありますよ」 「そういう君はどうなんだ。主役のつもりか」 「いや、僕は照明係です」
184 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 16:15:00
これでどうして女友達が出来ないんだ。
KYだから
186 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 19:26:06
そういう言葉を使う奴ほどくだらない。もう一度小学生からやりなおせ。 うちのお袋もそうだがね。
187 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/14(金) 19:39:08
KYだからなんだっていうのかなといつも思う。
188 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 20:19:29
この間テレビのトーク番組でその番組が始まる前のインタビューに 出演者が答えていた。 「今日は空気を読みません。だってあのメンバーですよ」 周囲の出演者が押しなべて手強い論客揃いだったのだが、 これは逆の立場でもいえることなのはおわかりであろう。 チャンドラーのハードボイルドには主人公マーロウのモノローグが 随所にちりばめてある。そのどれもが洒落てセンチメンタルで男の世界を感じさせるものばかりである。 孤高の男がいる。 彼は自分以外に話し相手がいないのだ。
189 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 20:37:35
日記かブログを書くように私に勧める人が多い。 ブログは無論やりたい。 しかし、本来が私は無口であり、話をしてもこうした真面目な話しか人前でも出てこないのだ。 それを独り言だと片付けられては敵わない。 真面目に話す気が無いのならそれはそれで仕方が無い。 だが、いい加減な話に私は到底ついてなどいけないのだ。
あぼ〜ん
191 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/14(金) 20:45:47
【佐原敏剛】江戸川乱歩賞スレ【大いに語る】 ↑こういうスレ立ててやるから、そっちで思う存分やれば? 周りはうんざりしているようだし。
192 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/14(金) 22:37:34
そうだそうだ。 人の迷惑そろそろ考えなよ。マジで。
間違いなくKYだから
194 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/14(金) 22:48:01
というより、このスレは佐原にあげて、次スレ立てようぜw
195 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/14(金) 23:00:52
てか専ブラで見りゃいいだけ。
196 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/15(土) 04:48:42
チャンドラー51歳の処女長編『大いなる眠り』のなかで主人公フィリップ・マーロウは18歳年下の三十三歳である。この年になって 初めて思い当たったことなのだが、この18歳の年齢差は丁度チャンドラー51歳のときの余命に等しい。 そこでタイトルをTHE BIG SLEEPとしたのではなかったか。 チャンドラーは晩熟の人であった。漸く会うことのできたマーロウに向かって 早くも彼は別れのときを意識せざるを得なかった。私事は18歳年下となれば確かにうぶで可愛い存在だ。 そんな彼らに漸く会えたのに私は先に逝かねばならない。その別れの辛さを彼は切々と書き続けたように思う。 『プレイバック』を書いたとき、主人公マーロウは『大いなる眠り』を書いたときのチャンドラーの 年齢に漸く追いつく。いよいよ最後のお別れだマーロウ。彼には子供がいなかった。 だから余計にその気持ちがわかるのだ。
197 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/15(土) 04:54:17
チャンドラー51歳の処女長編『大いなる眠り』のなかで主人公フィリップ・マーロウは18歳年下の三十三歳である。この年になって 初めて思い当たったことなのだが、この18歳の年齢差は丁度チャンドラー51歳のときの余命に等しい。 そこでタイトルをTHE BIG SLEEPとしたのではなかったか。 チャンドラーは晩熟の人であった。漸く会うことのできたマーロウに向かって 早くも彼は別れのときを意識せざるを得なかった。私事は18歳年下となれば確かにうぶで可愛い存在だ。 そんな彼らに漸く会えたのに私は先に逝かねばならない。その別れの辛さを彼は切々と書き続けたように思う。 『プレイバック』を書いたとき、主人公マーロウは『大いなる眠り』を書いたときのチャンドラーの 年齢に漸く追いつく。いよいよ最後のお別れだマーロウ。彼には子供がいなかった。 だから余計にその気持ちがわかるのだ。
間違いなくKY
199 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/15(土) 06:24:12
ちなみに言っておこう。沢井利一という名前は私が初めて小説の形で 文章を書き、その最初の主人公につけた名前だ。それだけは忘れようにも 忘れられない。十五歳のときである。
200 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/15(土) 06:51:10
先程ラジオのニュースで散弾銃を発砲した三十代の男の起こした事件を報じていた。 断言していいが、人間、殊に男にとってこうした行為はやってはいけないことであると同時に「やってみたい」 行為であるはずだ。でなければ戦争が今でも世界各地で起きる道理というものがないであろう。 それは人間の否定できない本能であるはずだ。無論それをやったら即座にその後の人生を棒に振るし、良心の呵責にも責められ続けなければならない。 何一つとして良いこと等無いのだ。普通は間違ってもそれをしない。も拘らず人は戦争映画を観て興奮するし、殺人のドラマを観てスリルを味わいたがるのだ。 そうした矛盾をどう解決すればよいのか。私がハードボイルド作家を志した理由の一つはそれだったように思う。
201 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/15(土) 07:34:31
昨夜、リチャード・スターク(ドナルド・E・ウエストレイク)『悪党パーカー/地獄の分け前』小鷹信光訳-Richard Stark-"FLASHFIRE"2000 を古本で買った。ウエストレイクがリチャード・スターク名義で長い沈黙から抜け出て再び動き出した。 『悪党パーカー/人狩り』で登場したパーカーは以後十数作にシリーズキャラクターとして登場する。 リチャード・スタークはダシール・ハメットの信奉者である小鷹信光氏お気に入りのハード・ボイルド、ノワール作家である。『人狩り』を初めて手にしたのは高校時代、 書き出しだけで私はついていけなかった。今、何故ついて行けなかったのかが気になる。
202 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/15(土) 10:27:55
さて、ここでハードボイルドの語源に立ち返ってみる必要を感じる。 中学時代に読んだ加納一郎さんの『秘密の探偵術』(題名が照れるが) にはこうあった。記憶に従って書く。 「ハードボイルドとは固茹で卵のことを指す。それはぱさぱさで水気が無く、 固く茹でた卵のような感じ、ハードボイルドだというのである」 今、実際に卵を百円ショップで買って茹でている。人間が生まれる前の姿を思わせる。 ハードボイルドというものはよく解らないものなのだろう、と嘗て郷原宏さんだったかが 仰っていたことがある。考えても解らないわけだろうとは思う。
203 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/15(土) 10:35:49
女なんてものはつくづく邪魔だ。
あぼ〜ん
205 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/15(土) 10:47:30
ああ、煙草が美味いぜ。
透明あぼーんってのもあるんだな レス番号がとんでるよ
207 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/15(土) 10:58:38
あぼーんって何?
208 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/15(土) 11:35:15
最近はNHKを聴くことが多いのだが、Jウェーブを今聴いていて 映画の特集をやっている。 『ボーン・アルティメイタム』を観たというリスナーが感想を投稿している。 パーソナリティーの女性がこの間観て来たと言っているが こうした番組を聴いていて、やっぱり好きな人はいるんだろうなと思う。 安心するのだが、とにかく今疲れてしまって困っている。 絲山さんも大変だが、何故ここまで真面目に頑張っていて疲れてばかりなのだろう。
209 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/15(土) 11:40:23
いや、絲山さんはまだいい。彼女はそこまで苦労しているかどうか疑わしい。 みんな頑張ってる?
じゅんさん、もうやめろ!
211 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/15(土) 16:51:44
ぎこなび使うの面倒なんだよな。 もういい加減にしてほしい
212 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/15(土) 19:00:31
ミステリなら死亡フラグ立つ頃。
そう思わせておいて、実は犯人。
214 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/16(日) 08:25:40
リチャード・スタークのパーカーが最終作とされていた『殺戮の月』が世に出てから シリーズキャラクターとして復活するまでに二十三年の月日が流れた。ウェストレイクは 「何故だかは解らないが急に書けなくなった」 と述懐したという。その二十三年の空白の意味が彼が書けなくなったという四十代になってみると はっきり解る。しかし、ウェストレイクは他の作品は順調に世に送り出しているところを みると、ハメットのように頂点を極めてはいなかったのか。 私が何故今スランプなのかということぐらい、誰の目にも明らかではあろう。 一番困るのは、一体なんだろう。世の中の醜悪さだろうか。確かに政治の世界もあれだけ醜くて 誰がそれを美しいというだろう。それは自分を含めてのことなのか。無論完全な人間は存在しない。 しかしだからといって理想を諦めるのはそれこそおかしいであろう。考えても見たまえ。現実の困難さに立ち向かうのに 懸命に努力する姿勢がない人たちだけの世の中だとしたら、この世はいつまでたっても よくならないどころか、前途は全く希望が持てないものとなるではないか。自分の首を自分で絞める人間ばかりでは どうしようもないのだ。ここで何が必要とされるのか。力なのか。知恵、叡智なのか。愛なのか。 或いは恋なのか。そのどれもが必要である。理想論に過ぎないといって済ませることは易しい。 しかしそれは真実の意味で大人のすることなのだろうか。私はそうは思わない。孤独だが、私は書き続けるだろう。
215 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/16(日) 11:18:05
『血の収穫』。 ダイナマイトのような女、でダイナ・ブランド。巧い命名の仕方だと思う。 昔から思うことなのだが、私にとって小説家は『この世にいてはいけない人』で 私もプロになっても絶対に表に出たくは無い。自分でも変だが勿体をつけて 飽くまで自分を謎の男にしてしまっておきたいという、ミステリ作家だったら たいていそう思うに違いない理想がある。ただ単純に夢があるからそうしたいだけなのだが。 だからといって、オタクと勘違いされては大いに困る。
216 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/16(日) 13:45:37
217 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/16(日) 13:55:18
007の映画でもオープニングでボンドがガン・バレル(「頑張れる」? これだからやってられないのだ)の真ん中に捉えられる お約束のシーンでも『ドクター・ノオ』ではショーン・コネリーがまだスターの地位を確立していなかったためであろう、 ボンドは影のみで現れる。これのほうがかっこいいと思うのは私だけではないはずだ。 そもそもがスパイ映画なのだから。
218 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/16(日) 14:07:23
偶然だったのだろうが、映画制作者は気がついて後、大笑いしたに違いない。 「それは、頑張れるな。ボンド君」
あぼーんってなぜ連投なんだろね
220 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/16(日) 16:31:03
先程、ネタ帳に書いたストーリーのアウトラインを以下に記そう。 まだ、使えるかどうかは解らず、これだけでストーリーが出来るわけではない。 実際に原稿に向かわなくては出てこない場合が多いのである。 従ってこのアウトラインは極めて雑で、どこにその中心となる物語の核があるのか、 または無いのか、作者である私自身に現時点では判断がつかない。 ○沢井の現在の境遇が明らかにされた後、相馬と沢井は何について話すか。 今扱っている川村愛美の事件について話すのか。守秘義務というものがあるが、 愛美は自殺してしまっている。この事件は相馬がやむにやまれぬ感情に動かされて そこに介入していく。そこへ沢井が新たな依頼人として現われ、それが愛美の死の謎へと 繋がっていく。警備会社に勤める沢井。そこで、仕事もしくは私生活でのトラブルに巻き込まれる。 それが愛美の自殺と、いわばスパイラルを描いて関係を持つことになっていく。 上に書いたアウトラインはハードボイルドミステリの定石であり、新味は無いといって良い。 そこをどう工夫するのかが勝負になる。
221 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/16(日) 17:52:24
不安定の極にあった三ヶ月ほど前のこと、ゴールデン街をやけっぱちで歩いていたら 挙動不審の八十過ぎに見えるばあさんに呼び止められて一緒に側にある店に入った。 そこでいきなりかなり歳のいった店主に「先生」といわれて面食らった。 先生と呼ばれる覚えは無いのだが、単純に素直に嬉しかった。しかし世の中は呆れたものだ。 百円ショップは百円以下のものも混ぜて陳列してあるのだが、まあ便利だし安いからいつも近くの百円ショップばかり使う。 世の中もこんなものだとすれば、親とても相手にする気になれなくなるのが人情である。若い店員さんが純粋であるのだけが救いである。
222 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/16(日) 18:30:40
アホサハラのおかげで、乱歩賞に出す気もなくなったw
223 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/16(日) 18:32:52
あなたたちは純粋な分、経験も浅く、傷つきやすくて脆い。多分苦しいことが多いのでしょう。 その純粋さに報いるために私は書かなければならない。 過去に偉大な先達が残してくれた作品に負けない小説を。
なんつうか審査員も大変棚とおもたwこういうのも読まんといかんもんな。 でもほとんどは2,3ページで 「これはないな」ってわかるんだろうけど。
225 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/16(日) 20:11:56
佐原さん、妨害に負けないで続けてください。読んでいます。
226 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/16(日) 20:35:48
どっちが妨害だよww
227 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/16(日) 21:04:07
おれも続けてほしい。 すっげえ自信つくから。 この人の文章読むとほんと安心する。相手じゃない。まるで。
228 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/16(日) 21:11:10
じゃ、やれば? 誰も止めない。いや、マジで。 そのうち誰も来なくなるだけでしょう。
229 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/16(日) 23:24:17
>>221 > 佐原敏剛
オマエの正体は罧原じゃねぇのか?
アンタ、渇いていて結構イイ文かくよね。
この人がよくチャンドラーを引き合いに出すのはチャンドラーのデビューが遅いんからか? 俺も20代終わりが近づいてきてここ数年「自分の今の年齢より遅くデビューした良い作家がいないか」を トキドキ探しては安心する。全然良くないことだなとは思うが。
へえ、チャンドラーってデビューが遅いのか。いくつの時? おれ、チャンドラーはいつも原書を買って読むことにしているんだが、 語彙も平易で、割と読みやすいよ。年齢が高いとは知らなかった。
ウィキペディアによれば44かな。ただ下積みして年食ったかは「?」だ。
233 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 02:08:06
チャンドラーは、ハメットのみを推理小説として認め、本格を否定したことで有名だが、 なんと、ハメットのほうが年下なんだよな。
234 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/17(月) 03:50:05
チャンドラーは小説を書く技術を身につけるのに普通より多くの時間を必要とした作家です。 しかし、それを彼が極めた時、その作品は他のどの作家も書くことが出来ない完成度に達した。 彼は複雑すぎ、余りに多くの不幸を抱え込んだ人間だったといわれます。 「私は私の一生を無に陥る一歩手前で踏みとどまってすごしてきた」 死ぬ二年前に書かれた手紙にはこう書かれているそうです。 彼の実生活は波乱に富み、挫折、苦悩に彩られていた。それが彼の作品に深みがあり 極めてリアリスティックなものであることの理由なのです。プロになってからもそれは続きました。
235 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/17(月) 05:48:30
音楽、殊にロックが私が好きである。今エアロスミスをヘッドホンで聴いている。 朝っぱらから007のサウンドトラックを大音量で聴いていたら、隣の爺さんに 警察を呼ばれたことがつい最近あった。 さて、音楽というものは不思議なもので小林秀雄も言うように、滑稽さというものを感じさせない。 私はカラオケでエアロスミスを歌ってみても照れてしまってまず乗れない。エネルギーなら負けないつもりだが それを三次元の空間で表現しようとすると失敗する。というより出来ない。 それを紙という二次元の世界でやってみるとこれがビシッと決まるのだ。 傍から見れば滑稽なはずである。女にもてる道理というものが無い。 テレビ放送のことを英語で ON AIR というのは確かにいいえて妙だ。
236 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/17(月) 06:19:01
入院していた二十一歳の頃、旺文社の創立者赤尾好夫氏の書かれた『英語単語熟語集』通称豆単で 勉強していて rumor in the air というイディオムをおぼえていて面白いと思った。 その頃、貸しレコード屋で借りて、テープに録音して聴いていたロック・バンド、ナイト・レンジャーの 歌に同じものがあった。(ニュース・うわさなどが)広まって、という意味である。 マスコミ、ジャーナリズムというものはこの熟語がよくその全体像を示しているといえるだろう。
237 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/17(月) 06:49:03
一昨日の夜、「風花」へ行ったらデュマ・フィスの『椿姫』をにこにこと嬉しそうに抱き締めている若い女の子がいた。 無邪気なものだが。
238 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/17(月) 07:08:18
私はもともと生まれつきが大人しい性格だが、それにしても 私の高校時代、クラスメイトは変に沈黙していたという気がする。 それが大人になるということなのだともいえるのだが、それでも 納得が行かなかった。 多分、そうした「納得が行かない」人たちがマスコミやジャーナリズムへ 流れて行き、その中のある者が作家を志し、役者を志望するのであろうと思われる。
239 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 08:37:45
>>234 >「私は私の一生を無に陥る一歩手前で踏みとどまってすごしてきた」
たった一行が深いな。石田衣良に換算すると一万五千行に相当する。
240 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 13:51:44
スレタイ意味ないね。
とりあえず、一時的に回避スレ立てね? 締め切り近づいて、相談とかあるヤツもいるだろうし。
242 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 15:51:52
賛成。佐原書き込み禁止でね。はっきり言ってもう佐原のレスは 無礼、うざいの域を通り越して、スレの崩壊まで来ている。
243 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 15:52:22
俺、立てようか?
244 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/17(月) 15:52:33
>>239 ありがとう。そういう共感を示してくれる若い人が、今どのくらいいるのかが
私にはわからないのである。
苦労ばかりの人生だが、それでも順調なばかりで苦労が無い人生より、全うする価値があると思う。
「何のために生きているのか」
という問いになら、まず金のためではない。恐らくは女のためでもない。
権力のためでもない。それはもっともっと根源的な欲求であり、実現困難な理想のためである。
それがやる気というものである。いい加減な生き方などしてはこなかったし、する気も無い。
245 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 16:04:23
はっきりこんな無礼者に真に人を感動させる作品なんて書けるわけがない。
246 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 16:04:54
サハラはサハラで自分のスレ立てろよ。 スレタイ読め。
247 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 16:19:23
そうだな。それが筋だな。佐原、貴様出て行け。
248 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/17(月) 16:24:12
上の AIR に絡めていうと、『嵐が丘』の解説に訳者である田中西二郎さんが興味深いことを書いている。 「批評家というものは作品を信じないでゴシップだけを信じるものだと誰かが言ったが、若い読者よ、わたしはあなたにはそういう批評家のような 読み方をしていただきたくない。この作者の伝記は、たしかに大抵の小説よりはおもしろい。だからこそ重ねていうが、小説はそれよりはるかに壮烈で、豊富で、悲痛で、強力で ――そしてあなたの内面生活に大きな養分を与えるだろう」 私のお袋が何を話題にするかで高校時代に揉めたとき、吐き捨てるように「ゴシップ」とのたまった。 馬鹿にした話だと思わないか諸君。
249 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 16:25:34
この佐原って、マジでキ印じゃないのか?
250 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/17(月) 16:32:01
今のコミュニケーションとやらには軽薄なノリしかない。それを反省する気すらない。 だから何も生まれてこないのだ。
251 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/17(月) 16:36:05
コミュニケーションとは意思の疎通のことを言うのだ諸君。 その意思の疎通、いいたいことを相手に伝える努力を諸君はどれだけしているか考えてみたまえ。
私はここ数年選考委員を務めているが、独りデスクで読んでいても作品の中から熱気が立ち上ってくる -よし俺が賞を取ってやる- と、言葉は悪いが西部劇の賞金稼ぎのような迫力が作品に感じられる。原稿が叫んでいる。 わるいことではない。そのくらいの迫力がなければプロの作家になれない。 なれないと思ったほうがよい。 阿刀田高
253 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/17(月) 16:45:57
浅田彰。あの男も駄目だ。「のりつつシラケしらけつつ乗る」 そんなやる気の無さが日本をここまで駄目にしたのだ。
おはようからおやすみまで一人口論で盛り上げる残飯
20年前の浅田の話だなw君は時間が止まってるぞ
256 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/17(月) 16:57:49
20年前浅田は何歳だったか。二十代でそこまでしらけて一体何をやろうというのだ。
俺は20代だし当時浅田の本が流行ったということはリアルタイムではしらない。 構造と力と逃走論を呼んでおもったのは確かに20代の知的好奇心を誘い表面的には流行っただろうけど 当時の若者がアレをガッツリ消化して腹の底まで入れて内面化したとは思えない のりつつシラケしらけつつ乗られたのは皮肉にも浅田自身だったし 今の日本を駄目にしたというだけの実質的な影響力など皆無に思われる
タロットに関しては漫画家がタロットカードという既成の小道具描こうとおもって 資料としてタロット買ってきて描いたらチョイと名のある?人が図案をかいたもんだったらしく 苦情が出たんでそれならということで詫びして訂正という非常に当たり前のことをしてると思うが アンチはそれを前科だの犯罪者だのと誹謗中傷してるということでいいのだろうか
誤爆!
261 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 18:59:55
>>253 >浅田彰。あの男も駄目だ。「のりつつシラケしらけつつ乗る」
>そんなやる気の無さが日本をここまで駄目にしたのだ。
ああ、高橋源一郎の姉妹品ね。
262 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 21:10:39
ねえ ミステリーって必ずしも殺人事件じゃなくてもいいんだよね?
263 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 21:32:40
もつろん。 謎があって、そして解決で具体的事実で明確にされる、 ってんで、面白かったらミステリーになると思う。 ただ、古い作家が言ったように、長編となると、殺人にかかわるぐらい 重い謎=事件じゃないと、謎の追跡も、最後の謎の開帳も威力ないからだと思う。 北村薫は、殺人じゃない謎の軽さを、逆手にとった(大げさか?)って感じだし、 殺人の代わりの巨大な謎としては、人類史を扱ったホーガンの「星を継ぐ者」 などがある。(ま、これは具体的解決とはちょっと言いにくいが)
264 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 22:26:17
たとえば 突然付き合うことになった彼女の行動とか言動が後になって過去とと通じてるってのもミステリーかな?
265 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 22:30:01
>>264 >ミステリーかな?
そんな乱歩賞作品、読みたくネェ。
266 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 22:30:46
どんなのかよく分からないけど、その題材じゃ、長編は無理じゃね?
>無理じゃね? 残飯は顔が無理www
268 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 23:52:51
一般向けアニメって
269 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/17(月) 23:53:21
↑ごめん、間違えた
270 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/18(火) 02:15:34
>>263 「星を継ぐ者」めっちゃくちゃ好きだったなぁ。
SFじゃ乱歩賞無理だろうけど。
271 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/18(火) 12:27:26
「星を継ぐ者」は、あの宇宙人が何者かとだんだんと分かっていく 論理的分析と追求の部分が圧巻だった。まさに探偵小説。 謎と真相は、まあ星野之宣の漫画でもありそうかなってぐらいと自分は 思ったんだけど。 でも都築さんも「探偵小説の特色は、論理的追求にあって、謎と真相は 従なのです」と言ってるからなあ。
272 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/18(火) 13:25:52
オレは殺人以外の謎を巡るミステリーの方が好きだ。 殺しや殺人事件に食傷気味。 殺人以外の大きな謎の設定そして論理的追求こそ、ミステリー人気復活の鍵だ。
273 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/18(火) 14:12:38
乱歩賞の場合、「猿丸」にしても「写楽」にしても、 人麻呂の謎、写楽の謎だけで十分に引っ張っていけるのに、 無理やり殺人事件を付け加えた、という印象があるな。 作者たちも、ミステリー新人賞=殺人事件という呪縛から逃れられなかったのだろうか? とくに「猿丸」の場合、あの殺人+脱力のトリックがなければ、 さらに傑作度がアップしたようにも思うが。
274 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/18(火) 15:27:31
>>273 両者とも傾向と対策を考えた結果、殺人事件をねじ込んだ。
写楽については、枚数の関係で殺人事件の部分をかなり削ってから投稿したので
下読みに跳ねられないかどうかが一番の心配だったらしい。
殺人だと警察が出てくるからねえ。めんどくさいw
276 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/18(火) 15:36:34
得意分野を材料に使うという傾向は確かに安直だ。想像力のみで勝負するのが小説家である。 身近にある材料ばかり注ぎこんだ所で、それが小説そのもののイメージの広がりを妨げる結果になることが 往々にしてある。作者の手抜きと見做されても仕方がないのだ。処女作から調子では大勢は望めない。 正面からぶつかる態度が必要なのだ諸君。何もかもぶち壊して進む勢いが必要なのだ。 実生活で得たイメージをどこまで爆発させられるかに成否はかかっている。
277 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/18(火) 15:47:39
刑事を脇役に使うだけだったら、そんなに難しくないよ。
>得意分野を材料に使うという傾向は確かに安直だ。想像力のみで勝負するのが小説家である。 小説は英語でノーベルと言う。これは”新しい”と言う意味から来ている。語源にこだわるわけではないけれど、 小説には"人の知らない、新しいことを聞かせる"と言う要素が含まれていることは疑いない。 では、新しい話はどこにあるだろうか? それを発見する有力なポイントの一つに、書き手が職業的に熟知している分野というものがある。 とりわけ新人のころはこれが大切だ。資料や取材で探す方法は、まだ慣れていない。 職業として毎日従事した分野であるならば、職業上の秘密も含めて余人の知らないことまで精通しているだろう。 私より少し前に<高層の死角>で輝かしいデビューを果たした森村誠一氏はホテルマンであり、 この作品の舞台もホテルである。 そして専念<パラサイト・イヴ>で華々しく登場した瀬名秀明氏は、この作品のベースとなっている生化学の専門家である。 類似の例はほかにもたくさんある。 処女作はかくあるべし、と、そんな感想が浮かばないでもない。 阿刀田高
279 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/18(火) 17:44:47
>>273 >無理やり殺人事件を付け加えた、という印象があるな。
同意だが、やっぱり殺人事件抜きで乱歩賞ってのはびびるのは分かるし、
実際、受賞しても、暗号解析と美術鑑定ではあまり読まれない、売れないと思う。
やはり、そういう純粋な論理性だけでは、最大公約数にはうけない。
そうなると、やっぱ殺人が人間最大のタブーってことで、据えられてしまうのは
やむをえないところ、も、ある。
280 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/18(火) 20:56:26
>>278 阿刀田高氏の仰ることを否定するのではない。森村誠一がホテルマンであったことは
ミステリ作家志望者であれば誰もが知っている基礎的な知識だ。
ダシール・ハメットにしても、ピンカートン探偵社の探偵として勤務した経験を下敷きにして
『血の収穫』『デイン家の呪い』等の初期作品を世に問うている。
そうした姿勢が間違っているとはいわない。何も私が闘病から来る途方もない疲労によって
定職につくことが出来ず、アルバイトでやってきたことの言い訳のつもりもない。
ただ、小説とは実生活に根ざしつつ、やはり現実とは違う世界を作らなければ意味が無いという
基本認識を述べているまでだ。ロマンと呼ぶべき物語に作者の肉声が入っては興ざめであることは
小林秀雄も『作家の顔』で強調していることは御承知であろう。
何よりもイマジネーションがしっかりしていなければ、それは小説とは本来の意味で呼べないのであり
ダシール・ハメットは見事にそのハードルをクリアしたのだ。森村誠一もハメットの作品には至らないかもしれないが
やはり小説と呼べる世界を形作った。
そうしたことが可能となるためにはこれもよく言われることだが自分を突き放さなければならない。
281 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/18(火) 20:57:39
なんか 世界不思議発見!に出てきそうなミステリーをでっちあげて小説にしちゃってもいいのかな? あと、ケネディ大統領暗殺の真実!とか言ってルパンみたいなのってのもアリかな?
282 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/18(火) 21:11:53
>>281 荒唐無稽も小説の一側面として評価されて良い筈で、イアン・フレミングの業績が
それを証明している。『風の描く虎狼』を書き始めたとき、私は飽くまで正統派を目指したが
終盤近くなってから荒唐無稽な場面を多く入れた。その方が物語として巧く纏まったからである。
佐原さんは新人賞で一次ぐらい通ったことがあるんですか? この文章力ではおそらく無理ではないかと思うんですが、 参考のために教えてもらえたらありがたいです。
284 :
佐原敏剛 ◇hRJ9Ya./t :2007/12/18(火) 21:26:48
んなもん通ったことねえよ。言わせるなや
285 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/18(火) 21:29:35
(笑)
冒頭読んだだけだが、原りょうの劣化パクリの匂いがプンプン
288 :
286 :2007/12/18(火) 21:59:20
展開の単調さと言葉弄りの連発でオレのHPが急激に0に近づいている。
289 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/18(火) 22:01:35
>>284 ちょっとだけ、おまえが好きになったぜw
(スペード調ジョークw)
290 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/18(火) 22:30:28
>>287 原りょうの作品を読んだのはこの原稿を書いた時点では
『天使たちの探偵』収録の短篇をミステリマガジン掲載時に
読んだことが一度あるきりだった。
従って原りょうの模倣ではない。飽くまでチャンドラーへのオマージュとして書いた。
原りょうの『愚か者死すべし』は二三日前に買った。『そして夜は蘇る』『私が殺した少女』
の二長編を、ネット小説連載時に読んだが、優れた作家だ。
『愚か者死すべし』は売れなかったらしいが、それでも書き出しからインパクトがあり
濃密な雰囲気描写が素晴らしい。こうした会話の妙や比喩の見事さではともかくとして、
構成については本家のチャンドラーをもある意味では抜いているのではないだろうかとさえ思わせるものがある。
291 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/18(火) 22:33:29
オゾン層って穴が開いてるなら そこからCO2が出てったりしないのかな?
292 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/18(火) 22:34:00
↑ごめん、また間違えちゃった ほんとにごめんね!
294 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/18(火) 22:34:46
『そして夜は蘇る』→『そして夜は甦る』 こうした会話の妙や比喩の見事さではともかくとして、構成については →会話の妙や比喩の見事さではともかくとして、構成については 畳の上で無理な姿勢で書いているためにこうしたミスタイプが増えてしまう。
295 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/18(火) 22:39:16
なおらないなあ言い訳体質www
なんか久しぶりにきたらおかしなことになってるな 誰? この佐原っておやじは?
なんつうか叩きたい一歩手前で躊躇する。年齢も年齢だし。
299 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 09:31:54
>>290 >ミステリマガジン
ミステリマガジンは原稿を募集してないんだね。
300 :
ひみつ :2007/12/19(水) 16:24:58
自分の親戚が乱歩賞受賞者なのだが ソイツ、どう考えてもコネ受賞だお
親戚同士陰口叩くのは日本人のデフォ
303 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 19:23:11
佐原サン即死www
304 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 20:39:46
『風の描く虎狼』読んだ。 想像力ベースで書いてる割にはリアリティはあるし、文章も描写も辛うじて合格レベルじゃないか。 ただこのストーリーの展開は前例がごまんとあり、描写も既存の作家の模倣の域を出ていないから ページやセクション毎によほど面白い工夫か興味を引く出来事や会話を盛り込んだ展開にしないと 一般の読者は飽きるだろうな。既存作家の二番煎じは必要ないわけだし。 しかしプロの作家でも受賞後にこのレベルのモノを書いてるのはいくらでもいるので応募作に傑出 したのが無ければそこそこ行くんじゃないか。
305 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 21:10:27
「パラサイト・イブ」とか「リング」なら、乱歩賞取れた?
よく読めたな。俺は >核ミサイルの発射ボタンを今押したとでもいうような緊張感が >彼女の身体から目に見えないアイスピックを投げ付けたように私の心を突き刺した。 この辺で挫折した。
307 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 21:34:44
やっと書きあがったよ。 これから正月明けまで寝かせる。 みんな読んでくれる人いるの? 俺はいないから自分で推敲するしかないんだなあ。さびしいけど、これが現実。 でも、入賞は無理だろうなぁ。
「風の描く虎狼」一ページ目だけ読んだ。 タイトルは、個人的には好きだな。 冒頭の展開は、私立探偵物にはありふれ過ぎていて、 新人賞に投じる作品では弱いんじゃないか。 文章はこなれていないが、ひどいってほどのもんでもない。 修正(といってもかなり大幅にだが)だけで合格点までには達する。 ただし、オリジナリティはどうか? まぁ文章でオリジナリティを 出すのはかなり難しいんだが。 話の筋は知らん。1ページ目しか読んでないんでな。
>>307 おめ。
読んでくれる人は何人かいるんだが、意見を聞いて修正する時間がとれるほど
早く書き上がらないw
まだ半分だ。のってくれば、あと10日強で終わる量だが。年末だしw
>>307 乙。
俺も535枚でとりあえず完結したけど、まだ書き上がったとはいえない状態だな。
これから、枚数を削って、仕掛けの粗を修正して、
キャラ立て、描写をもっと濃くして、会話を自然なものとして、
謎解き、真相の説明部分を分かりやすくして……
やること一杯あるわw
>>311 535枚だと、40×30にしたらオーバーしねえか?
この時期になると必ず繰返される話題だけどw
まぁ、充分以上に書きこんで535枚なら、ここから削っていけば収まる範囲だろうけど。
313 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 22:02:32
昔話か 引退の時期だな
>>312 うん、オーバーしている。最低でも20枚ぐらい削る必要がある。
おそらく描写を削ることになるんだが、
話の筋の整合性を重視して書き進めたから、
もともと描写が薄いんだよな。
不要なシーンをばっさり50枚ぐらい削って、
それから描写を厚くする方向でいけないか検討中。
315 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 22:28:25
福井さんのはミステリーなんですか?
40×30で185枚つうたら、実質、400字原稿で、500枚ぐらいだよな。 (つめたら520枚ぐらいいくかもしれないが)
318 :
ひみつ :2007/12/19(水) 22:34:17
既に乱歩賞受賞してる作家の親戚がもう一人いるだ だからソイツ頼み込んだんだと思うよ はじめは「作家の血筋だね〜」なんて周りが言うから信じてたけど 今になって思えば、そんなはずないじゃん
319 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 22:35:50
>>304 ありがとうございます。今、ちょっと読めないページがあるようですが
この作品には自信があります。歌舞伎町のロックバーに通い詰めて時には一晩中飲み明かしながら
書き進めました。筋向いには合法ドラッグを売っている店があった。
ハードボイルドの夢が沸点に達していた35歳から36歳の時に書いた作品です。
>>306 この比喩は自分ではかなり気に入っていました。
依頼人がプライバシーを探偵に明かそうとする瞬間です。
相当な覚悟が必要であった筈で、それを表現するのに苦心したつもりです。
>>308 タイトルには凝りました。ラストのヒロインの台詞にも使ってあります。
オリジナリティーに関して言うとレイモンド・チャンドラーの世界という
ホームページにアップするということで飽くまでチャンドラーのエッセンスを
最重要と考えました。1940年代アメリカの卑しき街の雰囲気をどう出したらよいか。
それだけに執着した作品でした。
320 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 22:37:59
パラサイトイヴやリングはなぜダメなの。 エンタメOKなんでしょ?
321 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 22:40:13
福井さんの作品て乱歩賞って感じがしないんだけど、 ようはおもしろかったらいいんですか? 高橋さんの『竜の棺』だったら乱歩賞をとれていますか?
322 :
ひみつ :2007/12/19(水) 22:40:21
文学界では京都(出身者が多いこと)が話題になってるけど 推理作家協会(というのか?)というか、ここの賞は 某東北の県出身の人が多いね。 ま、それだけだけど
323 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 22:42:25
>>321 >福井さんの作品て乱歩賞って感じがしないんだけど、
福井より林真理子の恋愛小説のほうが乱歩っぽいゼ。
324 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 22:43:00
>>321 >高橋さんの『竜の棺』だったら乱歩賞をとれていますか?
いや、ダメだ。
オマエも乱歩っぽいな。
福井はミステリーじゃないけど、講談社が「売れる」と判断したから、 箔付けさせたんじゃね? 実際、福井が受賞したときは、そんなもん 受賞させるな!って、誰か忘れたが審査員が言って、つかみ合い寸前に なりかけたって関口苑生が書いてた。
326 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 23:08:07
『風の描く虎狼』てネットで公開したら、 もう応募作品にできないじゃん?佐原さん。
327 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 23:08:51
松岡の『千里眼』はどうよ 賞取れる?
受賞した年はそんなに揉めなかったんじゃなかったっけ? 受賞前年も最終に残っていて、その時は、大沢が押したが、北方が反対し、 かなり険悪なムードだったらしい。 受賞作が「破線のマリス」だから、揉めるのはしょうがないかな。 その後、福井がブレイクしたことから、大沢の眼力は凄いとなったみたいだね。
330 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 23:12:24
福井の作品読んだけどどうかなあ。 確かにあの文体は優れていると思うよ。大沢も絶賛してたしね。
331 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 23:13:07
福井はヘタクソじゃないと思うけど、人物造形に奥行きを感じない。 でもそれは福井だけじゃない。だからオレは、最近の小説を殆ど読まない。
>>331 人物造形に奥行きを感じさせる作家教えて
333 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 23:16:25
福井さんの文体って、長くて重くてしつこくないですか? 今ふうとは全然違うって感じで。 今は短く切る文体がいいんでしょ? 今時、三島風の美文や描写力っていらないんじゃ?
>今は短く切る文体がいいんでしょ? そうなのか?
336 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 23:30:36
何で島田雅彦って大作家なんですか? 文章は全然うまくないのに?
337 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 23:33:20
>>332 >人物造形に奥行きを感じさせる作家教えて
江戸川乱歩。
下らんこといわさすな。
338 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 23:35:08
いろんな文学賞があるけど、 大作家の名前を看板にだけ利用するの、もういい加減にして欲しい。
>>333 福井の文章は、いちいち説明しすぎでくどい。文章自体は的確な表現の
気もするが、小説読んでるというより、映画見てる気がする。書きすぎ。
340 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 23:42:38
冠作家の作風に尊敬と共感を連想せしめない作品に賞を与えてどうしようってんだろ。
341 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 23:43:42
全ては儲けのためですからw
乱歩の最初の通俗長編「孤島の鬼」に目をつけて、爆発的ヒット作「蜘蛛男」を 書かせたのも講談社だからだなあ。金儲けはうまいんだろうな。伝統的に。 乱歩自身は、「蜘蛛男」がヒットしたので、本格をすっぱり断念した。
福井はナショナリズムをそのまま出すのがガキくさくて嫌い。
344 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/19(水) 23:59:58
>>342 >「蜘蛛男」
乱歩は昔のひとでヨカッタ。
いま『蜘蛛男』を作風にすると、筆の変更を余儀なくされる
ほどのバッシングを受けるだろう。
345 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/20(木) 00:02:12
>>343 >ナショナリズム
軍事を扱ってそこを抑えると「ガンダム」になるんでねーの?
346 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/20(木) 00:16:32
>>301 神山じゃないか。
あれはひどい。コネ以外ありえないぞ。
347 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/20(木) 00:25:19
>>333 >今は短く切る文体がいいんでしょ?
>今時、三島風の美文や描写力っていらないんじゃ?
そんなモノはアゴ一郎やハゲ一郎にヤラセときゃいい。
348 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/20(木) 07:12:53
ポプラ社小説大賞と江戸川乱歩賞だと、どっちが難関なんだろう?
江戸川乱歩賞に決まってんだろうがぁぁ
350 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/20(木) 16:23:32
888 :阿部敦良 :07/02/25 11:37 それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。 作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。 私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。 小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
351 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/20(木) 18:07:00
難しい漢字や地名の読み仮名はふらないといけないんですか?
読み仮名 読み仮名 読み仮名
>>352 ここにも粘着質がいたか。読み仮名という言い方は標準語。
前スレの最後でも少し話しあったが、乱歩賞が最高峰だと思ってるのは、 乱歩賞に投稿するヤツだけで、実際は普通の賞に成り下がったからな。 だからと言って、ポプラはどうかと思うけどな。
最高峰かどうかは比べにくいが、新人賞の中では 最高レベルの難関であり、かつまた今も権威を持ち続けているのは事実だろう。
出版業界で注目されてる新人賞は〈乱歩賞〉と〈このミス大賞〉だって誰かが言ってたよ。
あと、すばる系な。
受賞の難しさと作品の面白さが一致してなry
361 :
ひみつ :2007/12/23(日) 13:16:45
話題性だけで獲った人いたでしょ どうやって出版社と連絡取ったのかと小一時間……
「このミス」が、最高峰の座を取る日もそう遠くはない。 だって、あっち完成度より面白さ重視だし。。。
>>362 乱歩賞投稿者にとっては、乱歩賞がどんなに失墜しても(仮に潰れたとしても)、
永遠に絶対に、最高峰なんだよwww
365 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/24(月) 17:59:40
権威主義者、立身出世主義者のための賞ですから
366 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/24(月) 18:35:06
乱歩は初版五万部という噂があったけど、たぶん本当だろうね。 売れるかどうか関係なく、出版時には必ず書店で山積みされるもんな。 他の賞だと棚に一冊並ぶだけ、小さい書店だと入荷すらしない場合も多いよ。
そのうち二万部は返品というオチ
368 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/24(月) 19:45:45
このミスで本当に売れたのは、「四日間の奇蹟」と「バチスタ」だけだろ? 四日間〜の方は、乱歩じゃ無理。 バチスタは一応ミステリだけど、キャラ萌え部分の面白さが大きいから、微妙かな?
369 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/24(月) 20:09:42
前も出たけど、 大人向けの乱歩賞と、ガキ向けラノベのメフィスト賞の中間に このミスが位置しているのははっきりしている。 今後、乱歩賞と、このミスの力関係がどうなるかは、どっちの位置にある 小説が売れ筋になるかってことになってくると思う。
このミスが始まって以来、この6年間でヒットした乱歩賞作品てなんだ?
371 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/24(月) 21:29:58
>>370 大ヒットはないね。七年前に「13階段」が売れた後は、
「天使のナイフ」が中ヒットした程度。
ただ、乱歩賞受賞作というだけで、無条件に読む、
評判が悪くとも、面白くないことを自分で確認するために読む、
そういう読者層を獲得しているから、小ヒットは必ずするんだよ。
372 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/24(月) 21:53:04
ってこたあ、このミスが始まってからは、乱歩賞のほうが 押されてるってことじゃん。
>>371 それって、乱歩賞が落ち目だということを自爆してないか?w
374 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/24(月) 22:51:52
どっちが上か議論して何になるんだ? この時期、乱歩の締め切りに間に合わなくなった奴が 乱歩賞をけなし始めているのか? まあ、待て、もう少ししたら、俺も加勢に回るかもしれん(笑)
乱歩が好きなのか、乱歩賞の威光が欲しいのかそこが問題だ。 正直、俺は乱歩は敬愛するが、乱歩賞がこれほどつまらない賞だとは思わなかった。 だから一度で充分。もう出さない。
376 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/24(月) 23:02:14
落ち目なのは、ミステリーなのかもしれんな。 このミスみたいに、エンタメ性重視で、 ミステリー部分はどうでもいいという読者が増えているのかも。
いや、落ち目なのは文芸全般。 ミステリはまだマシなほう。それは事実。
378 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/24(月) 23:09:35
文芸が落ち目というより、ただ単に本が売れなくなってきてるんだよ。
それを落ち目というのじゃないのか?
380 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/24(月) 23:12:52
落ち目というのは商業出版物の売れ行きグラフの折れ線だわ。 文芸そのものが落ち目かどうかは別の話だ。
商業的価値が支えてきたのが文芸でしょ? 所詮、カワラ屋のなれの果てだし。
382 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/24(月) 23:17:09
どうも「文芸」という言葉の認識に違いがあるようだねw
カワラ乞食とは明治から言われている小説家の総称だが。
384 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/24(月) 23:19:59
このミスのほうが200万円いい
385 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/24(月) 23:22:17
賞が最高峰かどうかなど、どっちでもよい。 問題は、自分にとって自作が目指すべき最高峰にあるかどうかだ。
自分にとって自分の作風がその賞に合っているかどうかだろ。
387 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/26(水) 02:23:12
私は自分の名刺を沢井に渡した。相馬祐吉、私立探偵、と真ん中に縦書 きで記され、事務所のある明治通り沿いの住所と電話番号が小さく刷っ てある。 「事務所は昔と変わっていませんね」 「移転するのは商売上、不利なんだ。口コミで信頼を得る以外にやって 行けないからな」 沢井はポケットに手をやり、携帯電話を取り出した。着信した相手を 確かめて又、ポケットへ戻した。 「隅に置けない奴だ」 「友達ですよ。大阪からです」 「出なくていいのか」 「実は前の職場の同僚なんですが、困ったことになっていましてね。相談を持ちかけられて いて。施設の卒業生なんですが、東京にある解体工事の会社に就職した男なんです。その男 が面倒なことになって。相談を断るのは良心が咎めるが、私の手には負えないと言ってあり ましてね」 「ヤクザ絡みか」 「まあ、そうです」 「事の次第を話してくれ。力になれるかも知れない。今ちょうど仕事が無いんだ」 「歌舞伎町の風俗譲と出来たんですよ。女には男がいるが、女はどっちつかずで男 には話していないらしいんです。もし知れたら一騒ぎになるという事で周囲が気を 揉んでいる」 「立ち直って元の木阿弥か。よくある話だな」 「その男が身を預けている暴力団は、広域暴力団直属で、かなりの勢力がある。触 らぬ神に祟りなしだ。本当に引き受けてくれますか」 沢井はグラスに残っていた酒を一気に呷ると、グラスをカウンターに置き、それ を握ったまま私の顔を凝視した。 「君が離婚後に引き取った子供は男か女か」 「男ですが」 「じゃあ、引き受けよう」
388 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/26(水) 02:34:51
生活費が足りず、ブックオフに一旦『マルタの鷹』を売ったが、今日その同じ本を買い戻した。 「すまなかったな。忘れたわけじゃなかったんだ」 と言い訳をして。
389 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/27(木) 01:12:55
佐原さんて何してんの。職業
ニートしかありえんだろ
391 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/27(木) 05:38:15
職業も何も神経症でまともに働けなかった時代が15年以上あって、貯蓄が全くない。 職歴も殆どない。今も体調がよくないために自宅療養している。 真面目すぎて自分を追いつめてしまうのだ。強迫傾向とはそうしたものなのである。 もっとも最近の政治家は強迫傾向があった方がいい。 言い換えると良心的に生きたほうがいい。 世の中こうした愚かしい人間が幅を利かせているからおかしくなるのだ。 夢も希望もなくなるのだ。現代社会は今までの歴史がある分、それが深刻である。 情けないとは思わないか。百歩譲って、くだらないとしか言いようがない世の中だ。
その調子だ 他人を害するな 自分をネタにするのは作家志望として潔い 厚生を支援する
2ちゃんねるの管理はおまえのハンドルとIPを載せた長い長いリストを持っている おまえが犯罪行為を行うネット喫茶も何軒か特定されている。すぐ警察に提出できるように おまえは仮想現実のワルごっこと現実世界の犯罪の区別がつかなくなっている だから俺はおまえにもっと米兵ネタを書かせたい おまえは偽の狂気を売るつもりで2ちゃんねるに長く居すぎた 日に日におまえの真の狂気は加速している。やがてレッドラインを超える 俺はおまえの空中分解をお手伝いして差し上げる
394 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/27(木) 10:29:15
職業も何も神経症でまともに働けなかった時代が15年以上あって、貯蓄が全くない。 職歴も殆どない。今も体調がよくないために自宅療養している。 真面目すぎて自分を追いつめてしまうのだ。強迫傾向とはそうしたものなのである。 もっとも最近の政治家は強迫傾向があった方がいい。 言い換えると良心的に生きたほうがいい。 世の中こうした愚かしい人間が幅を利かせているからおかしくなるのだ。 夢も希望もなくなるのだ。現代社会は今までの歴史がある分、それが深刻である。 情けないとは思わないか。百歩譲って、くだらないとしか言いようがない世の中だ。
395 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/27(木) 11:06:18
なるほど
396 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/27(木) 11:45:07
だがおまえは異常な犯罪人だよ
398 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/27(木) 11:49:10
399 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/27(木) 11:49:45
議論のための議論をいくらやっても埒は開かない。 各々の論客が自分の立場を明確にし、問題意識を共有し、 揚げ足取りに陥ることなく議論を発展させなければ意味が無いのだ。 そうした場合に必要となるのがコミュニケーション能力というものなのだ諸君。 そもそも問題意識が希薄な人はそうした議論に加わるべきではないし、また参加できないはずである。 論理性にたけ、誠実に議論を進める意思のある人のみが参加できる。 そうしたコミュニケーションが国会議員にすら見られないのは何故か。 仮初にも言論の府である。東大出のエリートが揃ってもいる。 彼らだけに任せてはいられないのだ。現場をよく知り、その上に立脚した議論でなければ 空転するのは当然である。学歴社会はそうした状況を日本中いたるところに生み出したのだ。
400 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/27(木) 11:54:56
日本はいまだ天皇制に支配による封建社会といふことで
401 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/27(木) 11:57:02
誰か「天皇制殺人事件」って考えてくれ
>朝鮮人差別ネタでも天皇制でも何でもいいんだね、残飯さんはwww 愛情乞食はすべてがネタだからね サーカス観客が反応しないと何でも書く 残飯は思想信条なんてものは持ち合わせない ブタ殴りされても俺にすがりつくのと同じ 血は争えないね、関口クン
403 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/27(木) 12:17:51
天皇が登場するミステリー書いてるんだけど
404 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/27(木) 13:51:33
不敬罪、つっか下手なこと書くと、右翼の脅迫にあうので 出版社はすぐ切るぞ。そんなの。
そちら関係のネタは微妙だから、よほど根性のある奴以外はやめとけ。 まあ、常識的な出版社ならまず出版されないから大丈夫だろうけど。
406 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/27(木) 15:10:08
なるほど
サハラさんはニートのメンタルの原型だな。
408 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/27(木) 17:24:16
天皇が探偵になるんだ。 そんでタイトルが天皇探偵日。
409 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/27(木) 18:04:21
「暴れん坊将軍」のようにならなければいいが……
410 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/27(木) 22:21:37
書けたけど、これから推敲。600枚あるし、多分乱歩はスルー。 このミスにしようかな。
411 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/28(金) 08:59:30
>>370-371 でもブックオフで
大量に見かけるのは
翳りゆく夏の文庫
13階段なんて目じゃないぜ
412 :
佐原敏剛 ◆VF/OQz0FCE :2007/12/28(金) 10:50:42
私はバーテンダーにチェックしてくれと言って、勘定を二人分払い、暫く店にいて話の 続きを聴いた。すぐに動くつもりだった。 「風俗の女と出来たっていう男の名前と年齢は。相手の女の名前と年は。何という店で働 いているんだ」 「男は深山幸一、二十六歳。女の名前は分かりません。歌舞伎町のパブで働いています。 『リング・オブ・ビーナス』という店です」 「そのヤクザは」 沢井は首を横に振った。 「いいえ。私は全く知らないです」 それで充分だ。会社の名前はその必要があれば聞くが、今はいい。明日の夜電話する」 沢井は礼を言い、私達は店の前で別れた。私は『リング・オブ・ビーナス』のある通り へ足を向けた。『ビーナスの指輪』は風林会館を通り過ぎ、区役所通りを職安通りへ五十 メートル程歩いた場所にあった。深山幸一にとっては婚約指輪に見えるとしても、こんな 派手な婚約指輪は無いに違いない。 店は新しく出来たばかりらしく、赤と青のネオンで店の名が洒落た斜字体で大きくうね っていた。ドアは頑丈な作りで高級感を出す為に薄青い鉄で出来た表面に銀色に光る無数 の星を思わせる装飾が施されている。私はネオンが飛び出している下のドアを開けて中へ 入った。さほど狭くない店内に客が十人近く飲んでいた。その横にホステスが六人いる。 どの女も二十代半ばかそれ以上で成熟した身のこなしだった。 「お一人様ですか」 身体にぴったり合った黒のスーツ姿の男が低く落着いた声で訊いた。 「先に来ている筈だったんだが。深山という客が来ていないか」 「深山……」 男の目に変化は現れなかった。しかしホステスの一人が客と話しなが ら表情を変えないまま。視線を僅かにそらし、膝に置いた手を軽く握る のが見えた。 「いや、来ていないのならいい」 私は男に言って店の外に出た。
413 :
佐原敏剛 ◆VF/OQz0FCE :2007/12/28(金) 10:53:06
筋の運びがせっかち過ぎるかも知れない。昨夜書いたのをそのままアップしてみた。 いつもは暫く見直してからアップしている。しかし実家に帰るとどうしても 遠慮があって駄目だ。思い切って書くことが出来ない。
414 :
佐原敏剛 ◆VF/OQz0FCE :2007/12/28(金) 10:57:11
お子さんもいる友人の女性が「親は絶対よ」 というが、そんなことを言っていた日には それこそ男は何にも出来なくなってしまうのが彼女には分かっていない。 所詮は女だからだ。
一方、俺はおまえの更生を支援している。 他人を害さなければいい。 それだけのことだ。 今まで運が良かっただけだよ。いつかは必ず報復される。たまたま俺がその役目を担っただけだ。 おまえが掲示板で無関係の書き手を襲い続ければ第二、第三の俺が出てくる−−必ずな。
416 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/28(金) 19:16:41
高校入学と同時に私は自分の居場所を失った。 校内暴力の中でただ一人積極的な戦いをやめなかったという誇りがあった。 親の世代は石原裕次郎がヒーローであったかもしれないが、私はそんなものを 一度として最後まで我慢してみたことがない。私の世代にとってのヒーローは 松田優作であったのだ。そこで私は高校時代に決意した。 イギリスのジェイムズ・ボンド、アメリカのフィリップ・マーロウを超えるヒーローを作ってやる、と。 そんな野心を抱いた若者が家庭の中で居場所を見失うのは当たり前だった。 親にエアロスミスの話をしても絶対に通じない。絲山秋子にだったら勿論、あの女は どうしようもない女だから通じるし、一緒にライブにも行けるだろう。 親とでは間違ってもそんなことは出来はしない。 そんな中で私は窒息して欲求不満に足掻くしかなかったのだ。 一人暮らしを杉並で初めてからすべてが円滑に行った。 諸君、息子には早く家を出させるべきだ。
417 :
残飯 :2007/12/28(金) 19:20:40
いい加減なこと言うな! 俺様の場合、父親に先をこされたんだよ!
418 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/28(金) 21:19:32
>俺様の場合、父親に先をこされたんだよ! どういう意味ですか? 今石原裕次郎の特集をラジオでやっているが聴いていない。 エアロの音で吹っ飛ばしている。 我々の世代と親の世代との決定的な違いは恐らく家庭制度が根本から崩壊したことだ。 家庭制度などという言葉があったかどうか、そんなことは今はどうでもいい。 我々はこの人間社会の中に裸同然で放り出されたのであり、そこで闘うには 己しか頼りにはならなかった。父親だ母親だという前にまず、自分の力で生きなければならなかった。 家庭という社会の中で最も小さな単位の中ではもう居場所はなかった。 もっと広い世界に無理矢理引きずり出されなければならなかったのである。 そこで待っていたものは余りに過酷な戦いだった。 孤高に生きる以外に生きる道がなかった。 動く標的。それは自分自身だったのだ。 生きるためなら、己の誇りと真情を貫くためならどんなことにでも耐えなければならぬ。 そう言い聞かせた青春時代だった。
419 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/28(金) 21:29:30
現代社会でそうしたストイシズムを試すにはどうしたらいいか。 ボクシングジムに行くのもいい。 私は医者に止められたし、余りに無謀だったからボクシングは諦めた。 ハンティングの免許も取れないし、私立探偵も恐らくは無理だ。 信用調査を行う探偵が不安定では仕事にならない。 ただ私立探偵を主人公に据えた小説なら書ける。 いや、書いてみせる。
420 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/29(土) 21:54:35
おい。別スレたてようよ。 ホント佐原ってやつ迷惑だ。
>ホント佐原ってやつ迷惑だ。 残飯キャラよりもか?
422 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/30(日) 08:13:16
最高峰の って勘違いマクラ外してね。めざわりだからw
423 :
名無し物書き@推敲中? :2007/12/30(日) 21:59:49
佐原敏剛死ね
いよいよ締め切りまであと一ヶ月ですね。 この正月休みが勝負か。 俺は…、3040でまだ120枚だし、矛盾点解消の方法も思いつかないし、 今回はちょっと無理っぽいな。 皆さん、がんばってください。
書きかけの小説、推理じゃないしお勉強ネタも入ってないし、 傾向と対策からは外れまくりwww やっぱり別の賞のがいいのかと書きながら迷う大晦日。
納得いかないなら退く勇気も必要。 当然、目標は受賞なんだろうから、無理して予選通過で留まっても同じこと。 納得がいくまで頑張れ。
>>426 この賞の傾向と対策、お勉強系は知れ渡っちゃってるから、
今回はあえて外してくるかもとか期待しちゃう気持ちもあるw
間に合ったら、だめもとで出してみようと思ってる。
傾向と対策系受賞作=東京ダモイ・外し系受賞作=三年坂火の夢 という受賞パターンも今後は増えてくるかもね。 ただ、脳男も含めた外し系より、傾向と対策系の方が、 読者としては安心して読めるのも事実。
429 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/01(火) 01:57:44
お勉強系だから通るんではないと思う。 あくまで、それはリアリティを与える「手段」でしょう。
430 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/01(火) 02:18:43
と言いつつ、自分のはファンタジー風味が入っているので、 乱歩賞は回避しようかなと思っている。
言い訳ばっかだな
432 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/01(火) 10:14:09
乱歩賞は回避って・・・おまいら本当に入選できるとおもってないか? 本物はこんなとこに書き込んでねえよ っぷ・・
433 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/01(火) 11:30:58
いや、入選できないと思ったから回避するんでしょ?
434 :
ひみつ :2008/01/01(火) 21:54:19
だから、この賞はコネだって言ってるのに〜 よっぽど実力があれば別か……
435 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/03(木) 00:47:21
さあ、残り一ヶ月を切ったぞ。 みんな、グワムバロウ!
今年はあきらめた
437 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/03(木) 12:41:55
正月三が日明けたら推敲開始だ
ラストが安っぽい2時間ドラマのようになってしまった。 エンタメだからいいのか?乱歩賞の荘厳さが(笑)
439 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/04(金) 03:13:16
それにしても例年の受賞作みてると こんなつまんなくても受賞できるのか、と思ってしまう。 そう思うとやり気もでてくるのだが。
最近の投稿者(お前ら)が、つまらない小説書くからだろ!!!!
441 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/04(金) 07:28:27
最初は面白いと思って書き始めたけど、完成する前につまらないと気付く。 ここまで書いたんだからと思い、ともかく完成させて、一次通れば満足と呟きながら、応募する。 毎年、その繰り返し。
442 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/04(金) 07:55:27
せめて応募時は、これは面白いぞ、絶対最終まで行くと確信していたいもんだ。
応募時はいつも、世紀の傑作、直木の授賞インタビューとか思い浮かべてる 俺が来ましたよ。
>>443 安心しろ、俺もだ。
そして、みんなそうだ。
445 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/05(土) 03:21:46
どれどれ少し前の受賞作でも読んでみっかと、ネットで 「滅びのモノクローム」の概説を読んでみて、すでに読んでいたことに気づいた。 完全に記憶の底の底に沈んでいた。 すごい作品だ。
446 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/06(日) 05:04:55
それにしても推理小説ってのはパズル製作だね。 最後にピースをぴったり当てはまるように 全部そろえて提示しなけりゃいけないからね。これは疲れるわ。 純文に逃げたくもなるわな。 ひとつ位かけらが合わなくても多めにみてくれないかなあ。 確か桐野夏生さんが、だからミステリーはやめた、みたいなこと言ってた気がする。
447 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/06(日) 12:30:52
ヴァン・ダインは立派な本格探偵小説は一人半ダースしか書けないつうてたな。 これ、確かに当たっている。 もう他は、転向すっか、キャラ萌えとかで生き延びているのがほとんど。
448 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/06(日) 14:37:16
そうだろうね。 日本のミステリー界で、これぞ新機軸ってのはみたことないし。 (何かそう騒がれた作品あった?) ところでそろそろ400字詰め換算の悲鳴が聞こえてくるころだな。 あと「梗概に犯人書くの?」問題。 私見だが、下読みさんは一人50篇以上読む。 犯人を書いていない梗概読まされて、本編で探せなんてのは ちと過酷にすぎるかもしれない。
普通は本編から先に読み、クソだとわかった時点で梗概読んで更に納得。 で、ゴミ箱遺棄。
普通はタイトルと梗概で面白そうなものから読むわけだが。 人にもよるだろうけれど。
451 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/06(日) 21:53:59
最近の屑受賞作にも及ばない糞どもがわーわー言っておりますなあ。
そもそも、単なるワナビが「普通」とか言ってる時点で変。 最近、ワナビという言い方も死語になりつつあるな。
アイ ワナビー ラブド バイ ユー
454 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/07(月) 23:25:11
脱稿。 早く投函したほうが有利って説は本当かな。 どういう根拠があるんだろうか。
スティービーワンダー「迷信」
456 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/08(火) 02:24:52
>>454 賞によっては、着た順に番号をふって、頭から何番までというふうに
先着順に下読みにまわされる。
そうすると、猛者どもはギリギリまで推敲してくるので、偏差ができ、
締め切り日に近づくにつれ、偏差値が上がるというロジック。
逆に、これをふせぐために、シャッフルするという話もある。
乱歩賞の場合、偏差があったとしても、下読みの質が高いから、
偏差値の低い組だったとしても、予備選考を通過しやすいとは思えないけどね。
ただ、実際、乱歩の一次選考ってそんなに難しくないよ。
三分の一くらい残るし。
>>457 > 三分の一くらい残るし。
確かに前回はそうだったな。しかしどっちかというとそれは例外っぽい。
全体のレベルが高かったのかも知れない。
普通は5分の1くらいじゃね?
いや、むしろ、全体のレベルが低すぎて仕方なくじゃねw 受賞作読むと(ry
俺は乱歩賞やめた。講談社きらい。
>>457 もしその偏差が存在するのなら、
最終日のどのくらい前から発生するものなのかね?
最終日の消印じゃなけりゃ多少有利?
それとも、二週間くらい前に送らないと有利にならないのだろうか?
どのような偏差があるにせよ、最終選考に残るような作品は、 応募時期、送付時期なんか関係ないよ。 関係あるのは、一次に通るか通らないかといったレベルの作品だけだろう。 もちろん、例外が一切ないというつもりはないが。
投稿日は、締切日消印がほとんどじゃないの。
気持ちの問題なんだよな。
一次通過してるのとしてないのだと、やっぱりその後のモチベーションが違う。
一次選考とは言え、雑誌に自分の名前が載るわけだし。
そういう意味じゃ、願掛け代わりに早くだしてみるのもいいかもね。
あとは
>>463 に同意。
465 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/11(金) 18:59:31
888 :阿部敦良 :07/02/25 11:37 それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。 作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。 私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。 小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
466 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/13(日) 01:48:39
乱歩賞は常連が有利というのは本当ですか。
467 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/13(日) 02:08:52
そうだよ。君もなろうよw
常連というか、最終選考まで行って、前年選評で言われた欠点を 翌年修正してくると、有利のような希ガス。 まぁ、最終まで行かないわけだが。。。
469 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/13(日) 10:18:25
ということは作品本位ではない要素もあるってこと?
作品本位だろ。
471 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/13(日) 20:36:37
ま、微妙な部分はあるかもしれないが、そんなこと考えんでいいよ。
そそ、どのみちお前らじゃ無理だからな。
しかしこの185枚しばりはつらいよな。 俺はぎりぎりまで書いて、原稿用紙換算で527枚だった。 改行を工夫すればもっといけるとは思うが、読みにくくなるよな。
みんなラストスパート真っ最中かな。 俺は今2回目の推敲中。 1回目もちゃんと見たつもりだけど、 まずいところっていくらでも出てくるね。
推敲時のタイプミスって多いよね。 用心深さが仇となる、みたいな。 俺、普段は一太郎だけど、タイプミス探しだけのために最後はワードでチェックする。 あの病的なまでに融通の利かないチェック機能が、そのときだけは役立つから。 まあ、今年は出さないんだけれどね。
>>475 > まあ、今年は出さないんだけれどね。
ええっ、出来上がってんじゃないの? ちがうの?
書いてない書いてない。 思ったより他の賞に向けた作品に時間を割かれたから。去年。 書きかけの長編はまだ百枚程度だし、乱歩賞向けじゃないし、書き上げて出すとしたら横正かな。 乱歩には当分出す気なし。 たぶん俺には合わないと思うから。
478 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/17(木) 21:01:43
450枚書いて寝かせたのを読み直したら、あかんことに気づいた。 んで、300枚書き直し。なんとかできたYO. でも、通しで何度か読み直さないとなあ。推敲不足になるだろうけど、今回初挑戦だから 必ず出す。 どうせここは1回では通してくれないみたいだしね。名刺代わりってところかな。
479 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/17(木) 21:15:26
まあ、中には初挑戦で受賞って人もいるよ。 中嶋博行の「検察捜査」とかそうだったと思う。
「二銭銅貨」とかいうのもそうだっけ?
わざとだよ ちいだよ
わざと? なんの意味も面白みもないないじゃんか。
484 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/18(金) 08:02:29
>>479 ずっとロムってきたけどあんまりのなのでガマンできずに
書き込ませてもらう。
479よ、結局アンタの夢ってなんなの?
素敵な奥さんとかそんな抽象論なんて聞きたくないんだよ!
サラダに親指がついたからドリアにする?
そういう短絡的な発想が子供をダメにするんだってことに
一日も早く気づけよ。
>>484 お前も「わざと」の口か?
指摘された人はなんの罪もない。自分がいかにバカなことをしているか
考えてみろ。
486 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/18(金) 09:38:35
中嶋博行って弁護士じゃないか。 小説なんて書かなくても十分食っていけるのにね。
「悩男2 指し手の顔」読了。 そこそこ面白かったけれど、もうこれはミステリとして読んではいけないな。 シリーズ物として今後も続くことを暗示するラストだけど、もう俺はいいや。 なんか「千里眼」シリーズを思い出した。あまりの荒唐無稽さに。 あの手の物語が好きな人にはお薦めだけど。
490 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/18(金) 21:52:48
脳男なんてシリーズになっても売れるわけないよ。 乱歩賞とった脳男だって、俺はちょっと?だったもん。
>>490 そうだね、あの作品を読んだら、その作者の作品を二度と読みたいとは
思わなくなる。そう感じるのは俺だけじゃないと思う。
492 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/19(土) 01:12:53
確かになあ。前半は文章に随分あらが目立ったよ。 まあ、それは置くとしてもストーリー自体大しておもしろいとは思えなかった。 豊崎は随分誉めていたけどね。
>>492 >文章に随分あらが目立ったよ。
脳男2も同じ。
一番酷かったのが、登場人物が互いに立っている場面で「にじり寄る」を何度も繰り返していること。
完全に「詰め寄る」と混同している感じ。
>登場人物が互いに立っている場面で「にじり寄る」を何度も繰り返していること でも、編集者や校閲のチェックを通過したわけでしょ? てことは故意にそう書いたんじゃない? 読んでないからなんとも言えないけど。 もし本気で間違えていたとしたら、笑うよりも呆れる。
>故意にそう書いたんじゃない? それはない。 警察署の廊下で刑事が管理官に「にじり寄る」なんてありえないでしょう? 編集とか校閲って結構いい加減だから。
講談社は「翳りゆく夏」作者の受賞第一作でも、 他の本からの大幅な引用を見逃して回収騒ぎになったんだよな。 講談社って出版社自体が、結構いい加減な体質なのかもしれない。
497 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/21(月) 20:22:23
どこが変なのかわからなかったので、辞書引いちゃった。 >>にじりよ・る【躙り寄る】 すわったまますり寄る。膝をついたまま少しずつ進み寄る。 知らなかったよ!! 勉強になった。 でも、「詰め寄る」という紋切り型表現より、「にじり寄る」の方が、 俺の語感からすれば緊迫感があって面白い気がするんだがなあ。 辞書的には問題ありでも、使っても許される範囲にならないかな?
ならない。 プロなのに、実に恥ずかしいことだ。
500 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/21(月) 20:38:52
450枚書き上げた原稿を読んでもらった人いわく、ご都合主義・・・ 必死で7割方書き直して400枚にした。 明日から打ち出したものを必死で読み直す。 しかし、ミステリーは伏線の回収が難しい。何度もストーリーを練り直していると 自分でも誰がどんな人物だったかわからなくなってくる。 皆どうしてるの?
501 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/21(月) 20:50:56
>>500 俺が気をつけているのは、こんなところだな。
登場人物表を作り、主要人物については、
生年、経歴、特徴などをしっかり書き込んでおく。
別ウインドウですぐに呼び出して、確認、修正を怠らない。
推敲段階で登場人物の変更、削除などがある場合は、
修正漏れが生じないよう、検索機能を駆使する。
502 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/21(月) 21:08:46
広辞苑 第五版 にじり‐よ・る【躙り寄る】 〔自五〕 すわりながらじりじり寄る。じわじわと相手に迫り寄る。 ↑こっちじゃね?
例年通りに、今回も応募数は350前後かな
ずっと、スレ読めなかった。(ずっと人大杉) おまいら、俺がいなくてさみしかったろ? もうすぐ、締め切りだな、みんな乙。
505 :
佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/22(火) 00:36:12
御無沙汰。乱歩の『十字路』を読んだ奴、出て来い。
506 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/22(火) 10:40:27
梗概って、真犯人の名前も書くのかな?
507 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/22(火) 11:44:09
>>506 乱歩賞の場合は、書いた方が印象は良くなるような気がするけどな。
ただ本格依りの内容だと、書きたくない気持ちも分かるけど。
犯人もトリックもきちんと書く、それでも何らかの「謎」を残すのが、 上手な梗概の書き方、とはよく言われるが…。
510 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/24(木) 20:37:40
あああああああああああああああああああああああああああああああああああ なかなか推敲が終わらないいおおおおおおおおおおおおおおkjlsjdlvじゃdfgjvhdrfhjgrfはあ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああ なかなか構想が完成しないおおおおおおおおおおおおおおkjlsjdlvじゃdfgjvhdrfhjgrfはあ 今年は無理かな?
病んでるな。 まぁ、俺もあと二週間もしたらそうなるだろう。
ごめ、二週間て投稿おわってるなw すでに病んでる。
俺はもう出してきた。 今は来年応募用のプロットを練っているところだ。
受賞後作品のプロットになるといいな。
>>515 ありがとう。
でも俺の皮算用では、今年の応募作で最終まで残って、来年の応募作で受賞
ということになっているんだ。
517 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/25(金) 18:01:55
>>511 今の段階は遅くとも推敲に入ってないと。
構想なんて・・・・・
518 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/27(日) 03:35:44
受賞の言葉って何分ぐらい話せばいいのかな。 緊張するな。ネクタイを締めなきゃだめかな。 賞金1000万で、印税も同じぐらい? マンションのローン繰上げ返済できるな。
>>518 ははは、俺と全く同じ心配してやがる。
やっぱ繰り上げ返済への期待大だよね。
そういう俺は最後の推敲が終わったところ、
初めてプリントアウトして赤ペンを入れたんだけど、
明日それを打ち込んで、完成稿を印字したら投函するつもり。
>>519 乙。
結果はともかく、これから当分、妄想の中で生きていけるのが嬉しいw
推敲ってみんな何回くらいしてるもんなのかね。
521 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/27(日) 04:10:32
おれなんか、映画化されたときの舞台あいさつも考えている。 あと直木賞も。
乱歩賞、協会賞、吉川新人賞、山本賞と順を追って受賞してから、 直木賞を受賞した方がいい。直木賞を獲った時に受賞記念フェアで 過去の作品をずらり並べて、売り出すことができるからな。 デビュー作で直木賞だと、売物が一冊だけになってしまうから困る。 こういう心配をしている俺は、謙虚すぎますかね?
524 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/27(日) 04:27:35
そういう挨拶系をいかにして回避しようかと考えている俺ガイル。
あーどうしよ、直木賞どころか、そのままピュリッツァ賞とか取ったら。 俺、英語話せないんだけどな。 賞金でNOVA行くべきかな。
この時間にレスが伸びるって、みんな最終推敲がんばってるのかな。
わしはこれから書いて来年目指そうかなと このスレ覗きにきた
528 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/27(日) 07:59:05
これから書き始める プロットは既に頭の中にある 3日で書いて1日推敲 間に合わなかったら一年後(`・ω・´)
物理的に間に合わないって・・・ 過去の受賞作を丸写しするだけでも3日じゃ無理
わし、梗概だけでも3日じゃ完成させられんわ
532 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/27(日) 12:12:46
しまった、印字終わったけど梗概書くの忘れてた 原稿用紙1枚でもいいんだよね?
>>532 募集要項見直せ
その調子なら他にポカやってるかもしれん
>>530 クオリティを気にしないなら、一日120枚は書けるよ。
石田衣良は一日最高80枚くらい書いたとかいってたな、たしか。
誤字チェックなら10人くらい人使えばかなりできるし、物理的には可能。
ただ絶対受賞はむり。でも万が一したら凄い話題になってオイシイカモ!(・∀・)
535 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/27(日) 13:43:37
だめだコリャ
次いってみよ〜
まぁまぁ、オマイら、毎年締め切り前最後の日曜になるとよくあることですよ。
539 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/27(日) 15:27:43
一日120枚書くって、どんな文体になるんだろう? やはり高速執筆の影響で、疾走感のある文章になったりするのだろうか。
ちょっと、すまん。長編応募は初めてなんだけど、 エックスパックって、185枚も入ったっけ?
>>540 エックスパックなんてないw
ねじ込めば余裕。
542 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/27(日) 15:40:19
>>541 サンキュー! エクスパックかw
日本郵便のサイトにあったわ。
>>A4サイズのチラシなら250枚程度封入できます。
無理に詰め込めば、その倍までOK。 開封時にA4の形状をしてないけどなw
うぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、 プリントアウトしてたら、56枚目で、突然プリンターがダおぐやkじゃhsふぃうれwがいはsdf、な状態になった。 どーすべ、、、これから新しいの買ってくるか、、、まだ間に合うよな。
そういうときは近くのコピー屋さん(たいがい建築現場の図面出力をやってる)を常からチェックしておけ。
コピー屋さんで原稿印刷って嫌だなw 郵便局の窓口が嫌で、エクスパック使ってるのにw
買った方が早いだろ。今のプリンタは初期設定も超簡単だし。 買ってきて、開封も含めて10分後には印刷開始できる。 焦って出かけようとして、電気屋のポイントカードを財布に入れるのを忘れるな。
俺も七年前に買ったプリンタのインクが切れたから、新品を買うことにした。 最近は安くていいのが出てるね。一万円ちょっとで、こんなのあった。 >>A4モノクロ文書で1分間に約37枚の高速出力を実現。
>>534 石田衣良って、韓国マンセーで有名な人でしょ?ww
550 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/27(日) 21:33:27
今はレーザープリンターでも3マンくらいであるもんなあ。 昔、沖電気のマイクロラインなんて個人で買うもんじゃなかったけどね。
>>539 西尾維新はクビシメロマンチスト(原稿用紙換算700枚超)を2日で書いた。
ほとんど手なりで打鍵してたとか。
西尾維新って誰?
553 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/27(日) 22:56:19
554 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/28(月) 14:48:25
jhsjfぁjhjcsっhcえdhk。scjんZJKc<ZN フジコ
さあ、1000万円何に使うか考えよう。 俺はすでに早期退職金使ってマンションのローンを終えているから、 何にでも使えるぞ。職もないから時間もたっぷりある。
最初は貯金を考えていたが、昨年末にある車が発表されてから、急激に欲しくなった。 GT−R
乱歩賞の賞金でGT−R買って、それでインスパイアされて 次作が書けたりしたら最高だな。 ネイザン通りをチンパンとカーチェイスするハードボイルドとか…。 という、映画の見すぎの陳腐な発想しか浮かばない俺はorz
558 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/28(月) 17:11:11
お前らすごいな。 俺は一次通過できるか、それが一番心配だ。
559 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/28(月) 17:28:47
受賞したら師匠にお礼はいくらする? うちの場合、師匠の許可なく投稿できないが今回はOKがもらえた ので出そうと思ってる。ちなみに師匠は1次選考を3度ほど通過した ことがある書き手。
師匠って何だ? いまどき書生さんでもやってるのか?
>1次選考を3度ほど通過した 吹いたw
許可がなければ、応募もできないなんてw 公魚先生みたいだな。
ギャグでしょ、絶対w でも559最高ーーー!! 疲れがとれる。こういうギャグは。
さっき投函してきた。 弾む気持ちで「じゃ、行ってくるね」と妻に言ったが、 「ふーん」の一言。 離婚したくなった。 さてと、授賞式には誰を呼ぼうかな。
565 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/28(月) 23:29:17
まだ170枚しか書けていない。 今年は無理かな。
俺はやっと三百十枚になった。 もう解決編だし、大学休みだから、徹夜で書けば何とか間に合いそう。
>>564 そんなのまだいい方だよ。
俺なんか妻に、「ふーん、小説書いてるの、優雅ねえー」と言われるぜ。
離婚したくなるどころか(ry
よしっ、来年は、「乱歩賞応募家庭争議殺人事件」でいこう。
568 :
566 :2008/01/29(火) 07:30:04
三百三十六枚になった。 だけど、まだまだ終わりそうにない……。 ちょっと仮眠をとる。
569 :
566 :2008/01/29(火) 11:24:19
三百五十四枚。 規定枚数はクリアーしたけど、全然事件が解決しないorz 推敲もしなきゃいけないから、早く終わって欲しいのに。
570 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 11:34:01
>>563 ギャグではなくていわゆるネット上の作家志望集団の集まりです。
みんなすごくレベルが高くてたぶん3人くらいは1次通過くらいできる
と思うよ。ちなみに師匠とはその作家志望集団サークルの主催者。
やはり師匠と呼ばれるだけあって一番レベルが高い。去年の応募
作品を読んだがはっきりいって受賞作より面白かったね。1次通過
できなかったのは郵便事故かなにかだとみんな言ってます。
そのくらいすごかった。僕も師匠に作品を読んでもらってアドバイスを
もらってます。うちのルールとして師匠のOKが出なければ出しては
ならないという鉄のルールがあるのだ。中には鬱陶しいというメンバーも
いて脱会する人もいたけどアドバイスをもらういじょう最低限の
礼儀だと思う。
>>569 >全然事件が解決しない
……おいおい
レポート提出すりゃぁいいってもんじゃねぇぞ
たとえ書き上げても推敲に一日?数時間?
ありえねー
572 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 11:58:01
〉570 お前らバカじゃね? まじめな話
>>571 でも、去年はそれで乱歩賞の一次選考は突破した。
事件が解決しないっていうのは、伏線を回収しきれないという意味。
今も、一次を突破して二次選考の結果待ちの新人賞が二つある。
>>570 どこを縦読みすればいいの?
それとも、斜め読み?
>>570 そのお師匠さんはお金をとってやってる訳ではないんですよね?
鉄のルール云々はその人が納得してれば、別に他人がとやかくいうことじゃ
ないとは思うし、どんな形にせよ自分の作品を応募前に他人に読んでもらえ
る機会を作るというのは悪くないんじゃないかい。
575 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 12:37:35
>>574 もちろん師匠は金銭を要求してきたりはしません。
そして何より自分の作品を読んでもらえるという環境は宝です。
でも師匠は礼儀にうるさい人なので「自分の許可なしに投稿する」
メンバーの行為だけは許せないみたいです。一度ルールを破って
投稿したメンバーがいてすごい大騒ぎになりました。そのメンバーは
師匠に面会してまで謝罪したのですが結局許してもらえず脱会する
ことになってしまいました。それでいて1次通過もならず今ではどうして
いるのか分かりません。
僕は彼みたいに追放されたくないのでルールは厳守してます。
今のところ「人間がかけてない」「視点がおかしい」「誤字脱字が多い」
「ストーリーが破綻している」「改行による枚数水増しが多すぎる」
「プロットに問題がある」「マイノリティーを差別している」など
チェックつきまくりでとても出せるような状況にありません。
他人に読んでもらうと上のような自分では気づかない点を指摘して
もらえるので助かりますよ。うちのサークルは厳しい審査と紹介状が
必要なので入会は困難ですがたぶん似たようなサークルは他にも
あると思います。他の人も利用してみたらいかがでしょうか
>559 :名無し物書き@推敲中?:2008/01/28(月) 17:28:47 >受賞したら師匠にお礼はいくらする? >うちの場合、師匠の許可なく投稿できないが今回はOKがもらえた >575 :名無し物書き@推敲中?:2008/01/29(火) 12:37:35 >「プロットに問題がある」「マイノリティーを差別している」など >チェックつきまくりでとても出せるような状況にありません。 レス内容が矛盾しているような気がするが、やっぱりネタなのか?
577 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 13:01:39
>>576 ごめんなさい。OKが出たのは「乱歩賞」作品で
NGはまた違う作品(このミス大賞を狙っている)です。
書き漏らしてしまいました。
578 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 13:06:49
>>570 > みんなすごくレベルが高くてたぶん3人くらいは1次通過くらいできる
どこがレベルが高いんだ。
>>575 師匠とやらにマインドコントロールされている
あやしいカルト集団にしか見えないぞ。
580 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 13:26:58
>>578 もちろん二次選考通過だってありえますよ。貴方は知らないのかも
しれないけど乱歩賞は一時通過だって困難なのです。師匠ですら
毎回通過するわけではありませんよ。一度挑戦されたら分かりますよ。
まぐれでは一次ですら通過しません。そのくらい厳しいのです。
581 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 13:29:52
>>579 文章だけではそう見えるかもしれないけど実際はみんな
和気藹々と仲良くやってます。去年はオフ会まで行われて
3次会まで大盛上がりでした。ちなみに3次会はカラオケ大会。
もう本当に楽しかったですよ。僕は千の風になってを歌って
人気者でしたよ。実際に参加してもらえれば分かるけどカルト
ではありません。それにたかだか作家希望集団にカルトなんて
存在するの?
582 :
578 :2008/01/29(火) 13:32:35
>>580 > もちろん二次選考通過だってありえますよ。貴方は知らないのかも
> しれないけど乱歩賞は一時通過だって困難なのです。師匠ですら
> 毎回通過するわけではありませんよ。
何度も挑戦していますよ。最近は必ず一次か二次は通過するようになりました。
その程度の人を師匠にしない方が良いと思います。
583 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 13:40:06
>>582 本当ですか!? 毎回一次以上を通過なんてすごすぎます。
ただ僕を含めてサークルのメンバーは師匠を信じているというか的確
なアドバイスをいただけるので師事してもらっていくつもりです。
たしかにあなたは師匠よりは実力が上かもしれません。受賞できる
よう願ってます。できたら毎回通過できるコツみたいのを教えて
いただけたら嬉しいのですが。せめてヒントだけでも。
一連の書き込みを見れば見るほどネタに思えてしまうのは、俺の心が 汚れているせいだろうか。
585 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 13:55:12
>>584 ネタだと思われるのなら相手にしてもらわなくてもいいです。
たかだかこんな程度の書き込みですらネタ扱いにされる
世知辛い世の中ですから
570 :名無し物書き@推敲中?:2008/01/29(火) 11:34:01
去年の応募作品を読んだがはっきりいって受賞作より面白かったね。
1次通過できなかったのは郵便事故かなにかだとみんな言ってます。
573 :名無し物書き@推敲中?:2008/01/29(火) 12:07:42
でも、去年はそれで乱歩賞の一次選考は突破した。
>>573 >>>>>師匠>>>(越えられない壁)>>>>
>>570 という構図でおk?
587 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 14:56:17
>>586 あなたは師匠の潜在的才能を計算に入れてません。それに下読みが
本当にちゃんと読んだのかという問題もありますよ。師匠の作品は終わり
まできちんと読まないとその本質が分からないようになっています
からね。
(゚Д゚ ≡゚д゚)ここはホラースレか
>>587 その師匠って「○下○○郎」さんじゃないですか?
その人は気をつけた方がいいですよ。以前、その人にお世話になった
メンバーが「師匠さん」を囲んでおでんパーティーを開いたんだけど
「おれはおでんが大嫌いだ!」とぶち切れて女の子たちを全員
泣かして大騒ぎになりましたから。
それでパーティーには勝手に剣道部の友人とか連れてきて
偉そうなことばかり言ってました。たしかに作家としての能力は
高いかもしれないけどもう関わりたくありません。
590 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 15:46:31
>>589 その件は知ってますけど女の子を泣かしたのは剣道部の友人
だと聞いてますよ。今はその剣道部とは縁を切ってつき合ってないそうです。
それといくら伏せ字でも名前を出すのはやめた方がいいですよ。
分かる人には分かってしまう。
591 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 16:40:26
>>590 こんな話を最初に2チャンに書き込んだ奴が悪いと気付かないのか?
そういう常識のない奴が、大人の読み物を書けるとは思えないな。
入れ替わり立ち替わり愉快な人が集まるスレだなwww
593 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 17:18:56
>>591 ああ、たしかにあなたのおっしゃる通りでした。ただちょっと弁解
させてください。わたしは集団名も個人名も特定できないよう
気をつけてきたつもりです。実際師匠は「師匠」なんて呼ばれて
おりません。そもそもここに書き込んだのは師匠にいくら
お礼をするべきかという単純な疑問からです。ただ僕が
調子に乗っていろいろ書き込んでしまいました。反省してます。
594 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 20:12:19
師匠つうから「笑点」のスレかと思ったぜ。
ミステリーのネタふりをしてるだけだって気付かないとダメだお お礼っていうのも記号で別の意味だろうし 俺たちは試されてるんだよ
596 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 21:17:41
お前らもう出したの?
あと367日後に出す予定だお
598 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 21:42:04
できたけどパス。このミスにする。何か違和感がある
>>597 ノシ
この賞で言われる「傾向と対策」ってのは有効なの?
傾向と対策からはずれているのは、別の賞に応募した方がいいかな
600 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 22:58:38
今回落ちたら弟子入りしよう 師匠に会いたい。
小説に徒弟制度が通用するものなんですかね。 編集ならともかく、書き手が書き手に教えることなんて不可能に思えるんだけど。 基本的に、教えることも教わることもできないのが小説でしょ。
602 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/29(火) 23:55:27
昔は徒弟制度が一般的だったわけだが
狭い世界だったからできたんじゃない?>徒弟制度
604 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/30(水) 00:33:03
師弟制度ってプロ作家のところに入るわけじゃないのか? ↑の話は、アマがアマに弟子入りw
>>598 俺も一応完成。でもパス。
このミスもパスだな。このミスは185枚(30×40)じゃ、
ちょっとボリューム不足だし。
しかしあらためて自作を読んでみるとまさに、
「主人公たちがバタバタと動いて、ただそれだけ」なんだよな。
我ながら苦笑してしまう。難しいね。
606 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/30(水) 02:28:39
>>605 ボリューム不足ってのはねえだろ。あくまで規定枚数内でおもしろいか
おもしろくないかの勝負だよ。そういうことを勝手に思い込むから
苦笑する作品ができるのです
607 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/30(水) 02:35:33
別にこのミスでもいいんだが、スレ違いということに早く気づいてくれ
608 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/30(水) 02:36:47
そう、このミスに流れるのをおそれるなよ。講談社社員。
609 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/30(水) 02:42:16
師匠の話笑った。 むしろ師匠が受賞できない理由を分析したほうが受賞が早いような希ガス。 ところで下読みさんは一人で50から60編読む勘定になるが、 本当にちゃんと読んでくれるのだろうか。 たしか6、7人でしょ、下読み。一人ぐらい忙しくて手を抜くことはないのだろうか。 あと、二次選考にあげた作品の中にはコネもあると聞いたような気がするけど。 どうなんでしょう。
>>609 手抜きはあると思うよ。
でも、本当に手を抜くのは、つまらない作品の場合だけ。
レベル低い作品は、最初の数枚で分かるらしい。
レベルの高い作品は、最後まで読んでちゃんと評価すると聞いたことがある。
>>609 ちゃんと読んでると思うぜ。
なんせ、俺でさえ初投稿で一次通過だからw
612 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/30(水) 12:30:03
>>608 正直、最近投稿がこのミスに流れていて、最高峰の威信が落ちるのではと恐れている。
613 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/30(水) 13:39:41
>>612 うちの師匠もそれを一番に恐れてましたね。最近はプロットが
ゲーム感覚の安易なミステリが多すぎると言ってます。
このミスと乱歩賞の予選委員って、けっこうかぶってるよな。 やっぱり同じ人でも、賞によって当落の基準を変えたり(例えば この作品は設定が破天荒で、このミスだとOKだけど乱歩賞では 落とそうとか)してるのかな。
うちの師匠は、R-1グランプリ決勝に落語家が進出できないことを嘆いています。
>>614 あると思うけどな。
権威は権威として伝統に則ったものを選び、それ以外の破天荒系はこのミス系っていうふうに。
会社は違うけど、文壇のエンタメ全体としてみた場合は、俺はいいことだと思う。
むしろ、両者が切磋琢磨できるように、選考委員には舵取りしてもらいたい。
>>612 そろそろ賞金を1500万円に上げる時がきたようですね(・∀・)
618 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/30(水) 16:22:40
>>616 ただ、今は出版不況もあって、「今、たんと売れりゃ勝ち」的なスタンスの
このミスのほうが売れる、読まれるという点では優勢だと思う。まあ、こ
30年後はどうなってるか知らんが。
619 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/30(水) 18:08:06
このミスの締め切りは確か5月31日だから、乱歩賞の落選が決まってから 再応募しても充分に間に合うよ。
読み手からすれば、乱歩賞は安心して読めるというのはあるな。 沈底魚にしても、東京ダモイにしても、衝撃を受けた、ということはまったくないけど、 「よくできている、おもしろく読めた」ということは言えると思う。 しかし、このミスは、「理解不能」作品も多くて、XXなんかはその典型。 でも、それが映画になるというんだから俺が古いのか。
621 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/30(水) 18:23:44
映画になる=真に評価された ではぜんぜんない。
まあ「リアル鬼ごっこ」が映画になるご時世だからな。
みんなに受ける必要はないんだよ。 百人に一人で良いから、熱狂的に受ければ、映画に行く確率もたかいから ある程度の観客動員は見込めることになる。
624 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/30(水) 21:12:28
部分的に熱狂的にうける、ってのは最近は商業的にダメっぽい。 そんな余裕ないけん。 たくさんの人にまあうけちゃうだろう、というのが出版側からすればおいしい。 商売だからね。
>>624 その逆もまた考えられる。いや、今は逆にそんな時代なのだ、ということも認識しておいた方がよい。
626 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/30(水) 23:44:03
今、まだ300枚弱。 なんとか明日の昼までに380枚〜400枚書いて、 午後は推敲。プリントアウトして、夜12時に 郵便局の夜間窓口へ。 そういうシナリオなんだが……。 2CHなんてやってないで書くべ。
がんがれ、投稿終わったらレスしれ
さてと、 受賞第一作でも書くか。 その前に受賞の言葉が先だな。 わはははは。
>>625 格差社会だからな。
浅い読者に広く売れるか、ディープな一部の読者に長く愛されるか。
俺は一発屋で十分だ。
>>619 予選委員ダブってるからなぁ。
賞の色が合わなくて乱歩落とされたならいいかもだが、
作品自体がダメで落とされたのなら、余計印象悪くなるし。
乱歩の結果が出るまでに、再推敲しておけばいいか。
もう五百枚を超えてるのに、まだ終わらない・・・ 枚数足りるかなあ
締め切り日のそのレスw とにかくがんがれ
くそっ。締切日だというのに、自分の本来の仕事が終わらない俺って…。 朝7時からは推敲するぞ。 みんな、がんがれ!
634 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/31(木) 02:29:57
この期に及んで推敲もあるかいw
>>636 457が書いているのは、いちばん当てにならないサイトの記述だよ。
ほとんど当てはまらない。
こらこら、ネタにマジレスしてはダメですよ
639 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/31(木) 03:29:27
>ほとんど当てはまらない。 少しは当てはまるということだろ?w そして、457はその少しの部分かw どこのサイトかは知らんがw
おまえらー、がんばってるかー。 明日投稿した後の開放感のためにがんばってるぜー。 全国に今、何人の俺がいるんだろな。
どこのサイトか教えてくれ。 恋のダンスサイトなんていうのはナシね。 て、ダメだ、頭へろへろだ。 う〜ん、今年は無理か?
642 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/31(木) 03:49:05
ついでに当てになるサイトも教えてくれ。 同じく、へれへれ。。。zzz
締め切り当日にドタバタするヤツは、とてもじゃないが一次も通過しない。と、以前は思った時期もある。しかし『おかしな二人』を読んで、考えが変わった。最後の追い込みをかけている者たちよ、頑張れ!
644 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/31(木) 11:52:18
ぎりぎりまで時間かけるのはいいけど、最後の半日で推敲なんて、 ちょっとした訂正ぐらいしかでけん。
誤字脱字やつながりがおかしいところを訂正>最終日推敲 構成レベルでの欠陥が見つかった場合は、ビール飲んで寝る。 嫁が車ででかけてしまった。 郵便局まで歩きか? ビールに傾きそうだ。
タクシーを呼ぶという方法はダメなのか?
自転車持ってないの?
嫁の帰りを待ってからじゃ駄目なの?
649 :
名無し物書き@推敲中? :2008/01/31(木) 14:44:02
フンがああsklsjklshfhjfhshふぇじょえwjfぢlじぇl。fhdslk
死屍累々とはこのことだなw みんな乙
ふうぅ、間に合った。図書館の本返すの今日までだったんだよね。 これで安心して原稿が書ける( ^ω^ )
652 :
566 :2008/01/31(木) 17:30:29
無事完成し、出してきた。 郵便局で、ちゃんと今日の消印を押してもらった。 最初の方を大幅に書き直した結果、500枚近くになった。 満足の行く出来。 まあ、今回も一次選考くらいは通過すると思う。 そこから先は知らないけど。
乙かれさん 今年の受け付けは、これで終了いたしましたな
お、2月になったか みんな乙 連絡まで妄想を楽しみませう
655 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/01(金) 00:18:44
伊坂こうたろうみたいな、爽やか系のミステリーを書いて送ったんだけど、 せめて二次は通過して欲しい。
一次じゃなくて、二次かよw
657 :
626 :2008/02/01(金) 04:09:10
なんとか書いて出したよ。 でも、推敲に時間かけられなかったら、かなり心配。 今回は「参加することに意義がある」で満足することにしよう。
みんな乙。 俺はリタイアだったよ。 来年だな。 そうやって年を取っていく。
乙乙、とりあえず二週間ほど、無心になる。
あー、おはよ。 みんな今日は死んでるんじゃない? おいらも丸20時間くらい寝てしまったよ。 今回はマジで正念場。 最終残れなかったら乱歩は諦める。 自信はあるけど、なるようにしかならんだろうけどね。
>>661 最終残れるといいな。
と、今、ちらっと読み返して、とんでもミスを発見してしまった俺・・・orz
662 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/01(金) 20:58:33
ひとこと変えれば済むようなミスなら許してくれると思うけど。 おれも、いくつか細かい点のミスをみつけてしまい 「見逃してくれ〜」って心境です。 もっとも トリック自体や話の根幹にかかわるミスや矛盾はやばいだろうけど。 しかし、おれも常連だけど、 考えたら、この二ヶ月半ぐらいが夢いっぱいでわくわくするんだよね。 もしかしたら、このために書いているのかもしれないなあ。 夢を楽しくみるコツ → 作品を絶対に読み返さないこと ですかね。 みなさん。おつかれ。
663 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/02(土) 00:49:20
みんな、185枚に収まらないから苦労するとか言っているけど、 俺は逆。長編は何度か書いたが、400枚くらいが多くて、時には 350枚に届かないときがある。 今回も、330くらいしかなかった。けど、指定された書式でやったら 118枚になったので、そのまま出した。規定違反ではないと思う。
664 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/02(土) 01:18:41
このミスとかメフィストとかでも強烈な規定枚数オーバー作品がくるらしいけど 審査員の目はひくだろうが、受賞に至る例は極めて少ないらしい。 実際、いくらでも切れる部分が多いみたい。 規定枚数の範囲なら規定違反にはならない。
665 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/02(土) 02:43:21
面白かったら、多少、不足でも、超過でもOKだと推理したい。 だって、受賞後、枚数調整って手もあるんだから。 まあ、あくまで多少だけどね。
だから冗長で面白くないんだろ。 絞るところを絞らない肥満デブがモテるはずがない。 デブ専除いてw
あ、肥満デブ自体が冗長だわ・・・orz
賞金1000万は何につかうよ?
669 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/02(土) 08:50:10
670 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/02(土) 12:12:04
「沈底魚」は、800枚あったら、もっと傑作になっていたという評価みたいだな。 確かに、もう少し人物や背景の説明が丁寧だったらわかりやすいのに、という感想は持った。 冗長と丁寧は紙一重かもしれないが。
>>670 去年から香港で仕事してるもんで、
まだ読んでないんだけど
(日本の本屋もあるけど、入荷が少ないのかお目にかかれず…。
注文するのも面倒でほったらかし)
プロットの大きさによるんだろうね。
550枚めどのプロットって意外と難しいと思う今日このごろ。
おいらの場合、それ以上にできないのが、
50枚とか100枚の短編プロットなんだよね。
次は横溝向けに本格ものやってみるかな。
俺は50〜100枚の短編が逆に得意だな。 入賞実績があるのもその分野だし。
550枚ってパソコンだと、実際500程度になるでしょ。 例の185縛りでw 今って、投稿者の手書きとプリンタの割合ってどのくらいなんだろうな。
>>673 うん。
おいら、書いてるときは枚数の計算しないたちなんだが、
仕上がってからレイアウトに当てはめてみたら、
198枚もあって、マジで焦った。
章立てとか工夫して、185枚ギリギリ使って、
原稿用紙に当てはめたら528枚だった。
20枚はでかいよなあ。
マジで原稿用紙に転記しようかと思ったくらい。
でも、結果的にはシェイプアップできてよかったかも。
パソコンで書くと、手書きのとき以上に余計な文章
書いてるもんだなあと思ったよ。
やっぱり、初心に戻って、手書きで書いてから
打ち込んだほうがいいかもなあ。
最初に乱歩賞出した2000年当時はそうだったんだよね。
思えば、もう8年か、おっさんになったもんだ…。
675 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/02(土) 14:17:41
そう考えると、185枚というのは、まさに「試験」なのかもしれないな。 プロットがしっかりしていないとこの枚数で起承転結するのはなかなか難しいだろうし、 あれもこれも詰め込まずに、わかりやすく明快なミステリーを書けという。 だから、沈底魚みたいな、フォーサイス張りの国際謀略小説には合わないのかもしれない。 ましてや警察内部の暗闘みたいなものは、一般人に理解させるためには組織論からいらなければならないし…。
676 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/02(土) 18:27:27
原稿用紙、パソコンのディスプレイ、出力したもの、 ってどれも文章の印象、つっか読みやすさが変わるよね。 一番アラが良く見えるのは、出力したものだわ。
677 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/02(土) 18:29:18
>>675 沈底魚はさ、中国にどんな情報を流していたか、そこにどんな恐ろしい仕掛けが
具体的にあったのかって何もないのが、つまんねえと思ったな。
とにかく、中国のスパイがいる、誰だ? ってだけだもん。
受賞後に、それで面白くなるなら、書き足しとかあってもいいと思う。 まぁ、それだと、投稿側からすると参考にはなりにくいんだけどね。 あくまで読者の立場に立てばってことで。
>>677 そこが、乱歩賞の限界なんだろうね。
「13階段」にしても「天使のナイフ」にしても、
社会問題を提議しつつ、結局のところ、謎が個人対個人の問題に収束してしまってる。
船戸与一の冒険小説みたいに、外国を含めた政府機関と対決、みたいにはいかないんだよなあ。
>>679 > そこが、乱歩賞の限界なんだろうね。
それは賞の問題ではなくて、作者の技量の問題だろ。
550枚でも野郎と思えばできるよ。そうした方が良いかどうかは疑問だけど。
681 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/02(土) 20:38:52
横溝賞、該当作なしだってさ。 むりやりつまんないのを選ぶよりはいいのかも。 それにしても チームバチスタは大当たりだね。 乱歩賞もそろそろフジテレビで映画化してほしいな。 やっぱ、これなら当たるっていう作品がここ数年ないのでは? 確かに映画にするほど面白いのはないぞ。 このままじゃあ、マジでこのミスに負けるぞ。
ここに書き込んでいる猛者どもが、完膚なきまでにこのミスを叩き潰すであろう。
683 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/02(土) 21:15:30
>>680 作者の技量の問題ってわけでもないと思う。やっぱりミステリで、そこまで
深みは出しにくい。もし深みを出したいなら、どうしてそのテーマを
ミステリにするの? て別の問題も出てくる。
「永遠の仔」みたいに、ミステリ形式にした分、恣意的なわざとらしさが
はいってしまう。そこらへんはミステリの根本的ジレンマかもしれん。
どっちにしても550枚というくくりの責任ではないな。 それと、ミステリというのはかなり広い意味で解釈されているから、 この乱歩賞だからそれが書けない、書きにくいってことはないと思う。 どのような小説でも、多少のミステリ性を帯びている物だ、と、 あの高橋克彦氏も述べている。
685 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/02(土) 23:12:40
だからって「罪と罰」をミステリという意見もどうかと思うが。
>>684 >どのような小説でも、多少のミステリ性を帯びている
それは認めるけど、
>>683 が言ってるように「何故あえてミステリ?」
という点に答えられないような作品が受賞するようじゃ
乱歩賞がジャンル崩壊おこす希ガス
ところがだな、あの高橋克彦は「ミステリを無理に意識するな」と普段は言いながら、 オール読推の審査で「ミステリの賞なのだから日常のミステリ的なものは評価できない」旨の発言をしているんだなあ。 なにこの矛盾した感性。 もうろくしてきたのか。
>>687 それはまた発言の趣旨が違うのでは? 日常の謎ってのは、本格推理の
一部で加納や北村とかで地位を得ているけど、オール読推とか乱歩賞とか
にそれをやると、テーマが希薄すぎてインパクトがないって意味じゃないかな?
オールはもともとミステリ色、かなり希薄だろ。 乱歩や横溝、鮎川で言うなら分かる。
ミステリ色が希薄といっても、日常の謎的なほんのりした作風を受け付けやすい ということではないと思う。
>乱歩賞もそろそろフジテレビで映画化してほしいな。 近作で映画化しやすそうなのは「カタコンベ」だろうね。 「脳男」も上手くつくれば傑作になりそうだけど。 「13階段」の映画は不発だったのかな? 反町なのに。 宮部みゆきが原作>>映画だと書いていたけど。
それは宮部の模倣犯のことじゃね? あれはひどかった。
693 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/03(日) 11:56:59
スケキヨのマスクみたいにヴィジュアル的なインパクトがないと、 ミステリを映画化しても受けないよ。サスペンスだけなら火サス。
694 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/03(日) 12:44:19
日常の謎ってどんなものYO?
695 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/03(日) 13:15:18
たとえば便所の紙がなくなったのに替えなかったのはどいつだよ?とかそういうやつだよ
それに新井素子風味のふりかけをふりかければ北村薫のできあがり。
日常の謎って言うと北村薫が真っ先に思い浮かぶ 空飛ぶ馬の影響かな
>>697 最初の円紫シリーズなんて安楽椅子探偵の形式ガッチリ守って
本格ものって感じだった。
でも乱歩賞はとれないよね
そういや北村氏、直木賞一体何度エントリされたことか
カテゴリエラーみたいな論評までされちまってるし
本格ものは専門の賞以外では受け入れられないものなのかな
699 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/03(日) 19:04:44
ところで本格の定義って何だろう。 簡単にいうと「読者を驚かせてくれるもの」 「気持ちよくだましてくれるもの」って思うんだけど。違う? なんか容疑者X以来、定義が難しくなっているような希ガス。 これってタブーでしたっけ?
その話題飽いたから、しばらく暴漢する。
本格=なぞなぞゲーム的小説、パズル的小説でええんじゃないか? すべてが、それのために組み立てられた小説。社会的要素があっても あくまで従みたいな
702 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/03(日) 20:52:12
フー・ダニット ハウ・ダニット系
>「気持ちよくだましてくれるもの」って思うんだけど。違う? そう言われてすぐ思いつくのは「葉桜」だけど、 じゃ「葉桜」が応募作で乱歩賞獲れたかというとそれも疑問。 なんつーか上手く言えないが、本格とかそうじゃないとか以前に、 乱歩賞って、テロパラが典型なんだろうが、全共闘とかゴールデン街の匂いが 要求されているような。 逆に、ミス研の匂いがしてしまうと、それだけでダメなような。
>>703 699氏は本格の定義を聞いているのであって、それで乱歩賞を取るとか、
そういう話はしてないんだから。
乱歩の時代は、空想科学小説から今で言う推理小説、猟奇小説までなんでも「探偵小説」と一括りにしていたから、 殺人が起きて探偵が論理的に事件を解決する形式を、敢えて「本格」と名付けたんだったと思う。確か。
>>706 スレ違いだが…
乱歩提出したところでバチスタ読んだよ(いまさら)。
これ、マジで怪作だな。
殺害方法が専門的すぎて推理できなかったが、
その欠点を補うどころじゃ済まないストーリー展開と
強烈なキャラクター造形がすごい。
それでいて「本格」の要素がぎっしりなのも脱帽(前述のとおり推理は難しいが)。
まいった。
乱歩賞を取るか取らないかという以前に、
これを超えるような作品を書いてみたいもんだと
本気で思った。
自分よりひとまわりも年上の人が書いたものなので、
まだ十年以上余裕がある。
それまでにあの領域に達するように頑張らんと。
708 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/04(月) 14:27:53
バチスタはエンタメの読み物としては面白いが、ミステリー部分は たいしたことないと思う。ま、好みだな。 もちろん前者を好む人間のほうが多いのだが。
709 :
707 :2008/02/04(月) 15:02:25
>>708 確かに、ミステリーというよりも読み物として楽しんだな。
何度も言うようだけど、専門的すぎて推理できないんだもの(苦笑)。
あたしゃ欲張りなんで、「ミステリー小説」である以上、
読みものとミステリーの両方の要素が欲しいなと思うわけなんだな。
で、二兎を追って失敗ばかりしているのも事実なんだけどね…。
あ、バチスタ? 俺に言わせれば、格下。 投稿後なんだ、このくらいの妄想許されてもいいだろ?
あ、バチスタ? 俺に言わせれば、格下。 投稿後なんだ、このくらいの妄想許されてもいいだろ?
おっと、2重カキコスマソ
713 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/04(月) 18:20:01
バチスタが大人気なのも分かるし、あれをクソという奴がいるのも分かるオレは オオモノw
海堂氏は、Aiの導入、ひいては医療崩壊を食い止めるために、バチスタを書いたらしいね。 骨髄移植に関する法を変えさせた作品も昔あったし。 ミステリーの持つ力ってすごいね!
おまいらが送った作品は、当然、バチスタを越えてるんだろ?
716 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/04(月) 22:19:45
当然のこと聞くない。あとは審査員がどう判断するかだけだ。
710 :名無し物書き@推敲中?:2008/02/04(月) 16:21:02 ←←← あ、バチスタ? 俺に言わせれば、格下。 711 :名無し物書き@推敲中?:2008/02/04(月) 16:31:46 ←←← あ、バチスタ? 俺に言わせれば、格下。 ずいぶんと反応の遅いPCだな。
投稿後だしな。
720 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/05(火) 19:21:22
k
721 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/06(水) 20:48:56
下読みさんへ。 受賞作って、最初に読んだときに だいたいわかるって本当ですか。
ぼくは下読みじゃないけど、わかるよ。 というか、ふつう、わかるよ。
723 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/07(木) 19:35:05
このミスと最近比べられるみたいだけど、漏れはやっぱり乱歩賞だな。 乱歩賞作品のベストセラーっていつ以来出ていないんだろう。 がんばれ、乱歩賞。
このミスは粗があっても光る原石を見つけるという方針で、 受賞後、かなり書き直しをさせてから出版するケースも多い。 ところが、乱歩賞は選考委員のメンツを重視するから、無難な作品、 粗が少なく、とくに文章的完成度が高いものが受賞しやすく、 結果として、大ヒットするような作品は出てこないんだと思う。
今年の選考委員の交代、綾辻、真保→内田、東野で、少しは何か変わるかな?
かなりまともな傾向通りの乱歩賞作品が出るだろう。
インターネットやケータイを使った犯罪・事件・ストーリーを書く場合、 ど素人にも理解できる記述がなされているかどうか…… それを計る目安が内田康夫なのかもしれないな。
729 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/08(金) 02:45:42
結局、サハラは応募したのかな?
下読みさん、俺の作品読んでる頃かな。
選考委員の面子から、女性の受賞者はもう出ることはないだろうね。 海外じゃ、女性のミステリ作家は男性と同じくらい多くいるってのに、 日本じゃ未だにミステリの世界じゃ男尊女卑だわな。
>>731 メンツでどうかはわからないけど、
ずいぶん長いこと女性の受賞者出てないね。
もっとも、今年が女性だったら困るんだけどw
あー、もうこんな時間か。
ピンチ仕事押しつけられる底辺ライター稼業からは
さっさと足洗いたいもんだ。
もっとも、取れたら取れたで大変なんだろうけど、
そんな苦労ならぜひとも味わってみたい。
>>731 芥川賞や直木賞は、まったく逆で女尊男卑だけどなw
734 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/08(金) 09:07:10
735 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/09(土) 17:11:01
そろそろ本格ものが受賞してほしいな。
毎年受賞してるよ。 本書く者が。
ただでさえ寒いのに……。
738 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/10(日) 01:26:38
送った作品を読み返してみた。 賞取った妄想で楽しんでいる自分に幻滅……。
だから、あれほど結果が出るまでは読み返すなと言ったじゃないか! 今はどっぷり妄想につかるときなんでつよ。
740 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/10(日) 22:05:38
最終選考に残ったか否かが判明するのは 確か4月15日ぐらいだっけ?
741 :
正義の味方 :2008/02/10(日) 23:54:33
>>740 つまり、あと二ヶ月間は賞金の使用法をどっぷりと考えていいということでつね?
獲らぬ狸の皮算用、これほど気楽で楽しいものはない。
744 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/11(月) 16:18:16
えっと。まずは……。 小説現代用の受賞の言葉、略歴、読者向け梗概。 それと授賞式が9月に帝国ホテルであるので、 緊張しないように、今からせりふを考えておこう。 一年後には直木賞があるので、あいさつがダブらないようにね。 それと「このミス」ランキングの方でも一位になるし。 いろんな取材向けにも考えておかないと。 そのあとは翻訳されてエドガー賞もあるのでちょっとは英語も話せないと。 というわけで漏れは英会話学校に通おうと思っている。 いいじゃないか。それぐらい。夢みたって。
745 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/11(月) 16:19:10
あ。おれは授賞式にはネクタイしていくよ。 今から紳士服のコナカで選んでくる。
1000万円は、9月の授賞式までもらえないの? と、ここで聞いてもわかる人はいないかw
実際にもらえるのは8百ン十万円だったと思うよ。源泉徴収されているから。
748 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/11(月) 19:15:28
二人受賞だと 賞金が折半になるし 乱歩像も首と胴体に分けられるって本当ですか。
正面からまっぷたつだよ
普通、左右に分けるだろ
ランポ像は一人にひとつずつ進呈されます。
KYな奴だな
W受賞とかしないで、乱歩賞も優秀賞とか佳作とか設けたらいいのにね。 毎年2、3冊出版されたら、好みに合うのも見つけやすいし、 賞全体が盛り上がると思うけどな。
佳作が受賞作より売れたら困るじゃんw
>>756 それもありさ。話題になれば、両方読み比べてみようかとなるじゃん。
権威にこだわりすぎて、このミスに追い上げられてしまっているのが現状。
横レスだけど、このミスも当たり外れが激しいからトータルでは乱歩でしょ。 追い上げられてるのが現状とか言い切っちゃってるけど。 たダブル受賞でも駄作が二本並んだりするのが乱歩だから、優秀賞や佳作を選出するのもどうかと。
>>758 追い越されたと言っていないよw
「追い上げられているのが現状」というのは、
このスレでも多くの人が感じているんじゃないかな?
本音の理由は、賞金半額にされるのが嫌だから(笑)
賞金なんてどうでもいいよ。 大金に縁のない人生だけに、もらえりゃ嬉しいだろうけどさ。 そんなことより、小説書きとしてやっていくチャンスが欲しい! できれば、乱歩賞でデビューしたい! ただそれだけだな。 全額、講談社の屋上からばらまいてもいいからチャンスをくれ! というわけで、十日も休んでしまったが、さっそく次の作品を書き始めたぞ。 まだ六枚目だけどね。
762 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/13(水) 01:43:11
おれも次の作品にとりかかった。 下読み殺人事件。 下読みさんが投稿者のいいネタをパクル話。 当然、その作品は落とされ、筆者は殺される。 パクったという証拠もなくなってしまう。 パクった下読みは、その小説でめでたくデビュー。 ところが、第一読者だった、殺された筆者の妻が気づく。 どう? 現実にありそうでいけそうじゃない?
そうとう下読みに恨みがあるんだ。
俺なんか、宝の島殺人事件とか、マジで構想を練っている。 宝の島ミステリー新人賞の最終選考会議が行われているホテルで、 選考委員をしている書評家が次々と殺されてゆく。 刑事が動機を調べてゆくうちに、書評家全員がいいかげんな下読み仕事で、 多くの作家志望者から恨みを買っていることが判明し、 容疑者の特定が困難になり、捜査は難航する。 まあ、これはデビューしてからだな。 できれば、書評家の実名でやりたいし。 ミステリの書評家なんだから、そのぐらいのシャレっ気は喜ぶだろうね。
お前らネタはともかく、いわゆる傾向というものを完全に無視してるだろw あっちの賞でやれ、あっちの賞でw
もともとネタなんだろうから、あまり目くじら立てるなよ。
書評家がぬっころされる、てのは誰か書いてなかったっけ?w 烏賊にも作家が書きそうなネタだから 味付けが難しそうだ
筒井の「大いなる助走」は、書評家というか文学賞の選考委員たちが みなごろしにされちゃうよな。 まあ、ミステリーじゃないけど。
目くじらなんて立ててないぞ、むしろ楽しんでるんだが・・・
ばーか
どたばた・ユーモアなんて要素、 乱歩賞の傾向と対策としては禁じ手かなw
だからこそ、逆に狙うという手もある。 しかし、よほどうまくやらないとダメだろうね。
おれ、何年か前だけど、その手のヤツで応募したよ。 なんとか二次は通ったから、自分では満足している。
「どたばた横丁の首括りの家」 いいかもしんない!
文体はどたばたでもいいけど、一貫したストーリーとか、その辺はちゃんとしてないと 評価してもらえないでしょ。
777 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/13(水) 13:40:52
今年は俺様だ!
778 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/13(水) 14:56:49
>>776 やり方間違えるとそこらへんのB級ドラマになる悪寒
残飯はツラがXXXポルノ
780 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/13(水) 19:27:28
ああ。 おれも出した作品を読み返してしまった。 血の気がひいた。 でも、突っ込みどころのない完璧なミステリーなんて ありえないとも思えてきた。 これまでの受賞作みたってそうだし。 と、自分に言い聞かせるおれであった。
誤字脱字、文法間違いは、そんなに気にすることないだろ
782 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/13(水) 22:53:34
がーはははははは。 お前らはどこまでケツの穴がこまいんや。 わしの出した作品なんか、読み返したら主人公の名前が前半と後半で違ってるわ、 殺したはずの人間がラストで平然とコーヒー飲んでるわで、わややがな。
>>主人公の名前が前半と後半で違ってる 一人二役の叙述トリックだな。 >>殺したはずの人間がラストで平然とコーヒー飲んでるわ 死んだはずの人間が、実は生きていたという大どんでん返しか。
>>主人公の名前が前半と後半で違ってる 結婚して名前が変ったんだな。 >>殺したはずの人間がラストで平然とコーヒー飲んでるわ 時間軸を倒置させて、ラストに殺される前の描写を持ってきたんだな。
>>783 俺は締切日まで書いてたけど、さすがに
>>782 はないwww
去年も一次は通過したし、今年は最終選考を目指してる
>>782 そういう欠点だらけのやつが実は一番面白かったりするんだよな。
メフィストだったらウケたりして。
乱歩は荒削りな面白さより、完成度重視だからなぁ。
791 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/15(金) 15:50:56
>>782 あるね、そういうミス。
俺もコタツで殺人のニュースを見ていた主人公が
一日しかたっていないのに
海水浴でスイカ割りしてたことがあった。
東から西に歩いていたはずなのに、いつの間にか北から南に歩いてた。 まぁ、全然核となる部分には関係ないからいいけど。
793 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/15(金) 16:42:36
ネタにマジレスじゃないの??
793自体もネタで書いてんだろ
796 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/15(金) 18:16:58
>>793 確かにそうなんだけど書きかけたものを時間をおいて
再び書き始めると前の設定を忘れちゃったり間違った記憶で
書いてしまったりするんだよな。
僕も些細なミスだったけど酒を一滴も飲めない主人公が
オシャレなバーでバーボン飲みながら推理したなんてことが
あった。時間軸のずれなんかは結構ありそうだよな。
だけどいいんだよ。「俺の作品はポストモダン文学だ」とでも
言っておけば。
言ってもだめだよ。そう思わすように書かないと。
つか、その程度のミスならどんな作品にだってひとつくらいはあると思うぜ。 さすがに、話の最初と最後で名前変わってるのは、どうかと思うがw
お前らのレスを読んで、一次選考、通過できるような気がしてきたw
こんな奴らしかいないようなら、今回は俺が乱歩賞いただきだぜ
>>800 ごめん、俺でもう決まっているんだ。
傑作を送ってしまったんだ。本当にごめん。
君が最終の残ることを祈っているから、どうか勘弁してくれ。
803 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/16(土) 01:00:11
最終選考へ進む候補作決定まであと二ヶ月。 受賞作決定まではあと三ヶ月。長いな〜。んとに。
三週間で決まったら、夢見る時間が少なすぎるじゃないか!
宝くじみたいだなw あれも発表までが楽しい
806 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/17(日) 13:01:10
一次選考でも通過してたら有利になるのかなあ。 3分の1は通過するんでしょ。 だとしたら今回一次止まりでも来年に希望をつなげるけど。
この俺でも、初投稿で一次通過したんだ、通過するよ。
808 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/17(日) 21:17:49
授賞式はネクタイいるんですか。 両親を呼んでもいいんでしょうか。
ネクタイは必要ですが、スーツは必要ありません。 両親は呼んでも構いませんが、一人までにしてください。
俺は一族郎党を引き連れて大暴れする予定だが。
出してもいないのに、、、
最近の受賞者は、受賞第一作でほとんど終わっているからな。 本当に自信のある奴は、今頃、受賞第一作の構想で苦しんでいるはず。 ここでネタ振って喜んでいる奴は、出せなかったか、一次通過が関の山の人だろうね。
813 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/17(日) 23:27:01
>>806 そんなたくさん通過するかよ!
せいぜい30作品ってとこだ。
つーか乱歩賞さえ受賞すれば今後の作家生命ウハハウハ、つー妄想を抱いている子供は今さらいないだろ。 どこから出ても松茸は松茸。椎茸は椎茸。
純文系だと一次通過は3%とか普通だけど、ここは30%だからな。 一次通過ぐらいじゃ、全然自慢にならんよ。
817 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/18(月) 00:41:27
そうだったのか。 すまぬ。 でも、それで一次通過しなかったら、よけいにショックだなあ。
上のほうにある、構造的なミスしてる人の一次通過の結果が知りたいな。
残飯はツラが構造的ミスwww
820 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/18(月) 01:44:54
>>806 > 3分の1は通過するんでしょ。
>>813 > そんなたくさん通過するかよ! せいぜい30作品ってとこだ。
少なくとも、昨年は約三分の一が通過したね。それは事実。
しかし、長い乱歩賞の歴史の中では、例外中の例外と見るべきだろう。
普通は、一次通過が五〜六十作品程度かな? 全体の2割程度ってとこ。
ただし、今後もそうだとは言い切れないが。
なんで、昨年はそんなに多かったんだ?
一昨年も100作ぐらい一次通過していた記憶がある。 想像だが、大沢が協会の会長になって、方針を変えたんじゃないかな。 一次通過者として名前が雑誌に出ることで、それを励みに翌年も応募しようと 考える人が増えることを期待しているんだと思う。
今年もその流れなら、ガチだな。 このミスの影響も多少あったりすんのかね。
雑誌に名前が載るのはどうでもいいのだけど、 複数の予選委員に読んでもらえる作品が増えたのは歓迎かな。
>>824 > 複数の予選委員に読んでもらえる作品が増えたのは歓迎かな。
予選委員が読んで評価した結果が「一次、二次選考通過」。だから
予選委員は自分に与えられた数十の作品をすべて読む(深く読むか
軽く読むかは別だが)。
だから、一次選考通過が増えたからといって予選委員が読む作品が
増えたことにはならない。
この選考スタイルって、ちょっと妙ではあるよな。 結局次のステップ(最終選考作品を決定するプロセス)に進めるのは、 二次選考通過作品だけであって、一次通過も一次落選も一人の予選委員 にしか読まれないということで、実際に乱歩賞を決定する作業そのもの には一次通過って不要だよな。 まあ、応募した人にとってはそれなりの意味はあるけど。
>>825 そうなんだ、そりゃ知らなかった。
一次、二次選考でべつの人が読むんじゃないんだね。
じゃあ、二次通過ってのは、事実上、一次通過ってことか。
あんまり意味ないな…。
>>827 > じゃあ、二次通過ってのは、事実上、一次通過ってことか。
> あんまり意味ないな…。
そうでもないんじゃないかな。聞いた話だが、予選委員(=他で言う「下読み」)が
一人数十作品を読み、一次不通過、一次通過、二次通過に分類するらしい。
やはり一次と二次とでは、それなりにレベルが違うからそうすると思うから。
とはいえ、その差がわずかであり、予選委員の主観でかなり違ってくるのは
事実だね。でもそれは、他の賞でも言えること。
829 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/18(月) 21:42:54
今回受賞の曽根さんは たしか前回は(別名で)一次通過どまりだったと どこかに書いていたぞ。 だから、みんながんばれ。 おれも十一ヶ月後の締め切り目指す。 ていうか、あと十一ヶ月しかないぞ。
830 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/18(月) 21:50:22
13階段ってあったじゃん? あれって三人称多元描写? 面白かったけど、完成度高くて書く気が失せた
>>830 13階段は面白かったね。
その年、二次選考通過までいったんだけど、
あれを読んだら素直に負けを認められて納得だったのを覚えてる。
(毎年こういう作品が受賞作になってくれればねえ…以上、ひとり言)
でも、ある意味、ひとつの目標にもなったかな。
だから、あれから何年も経つのにまだ書いていられるわけで…。
今年はなんとしても最終に残りたいな。
もちろん、次のも書いてるけどさ。
>>830 しまった、描写に関して書くのを忘れてた。
で、それについてはどうだったか覚えていない。
すまん。
(だったらイチイチ書くことないだろうけどね…)
乱歩賞にしては面白かったね。 乱歩賞にしては。
しかしどうせなら、一次通過だけを先に選び、その後、別の予選委員が それを読んで通過したのが二次通過、って風にして欲しいな。
>>834 それが理想なんだけどね。
その方法なら、一次選考通過作品を多くする意味があると思う。
どうしても現行のシステムを維持するというのなら、
素直に三段階の選考で発表すりゃいいと思うのだが。
一次(約20)→予選会(5)→最終選考(1か2)って感じで。
実際に通過してない作品に一次通過ってのもへんだしさ。
なんでそんな面倒なことやってんだろうなあ。
というか、受賞発表を5月の半ばに、記者会見開いてやるんだったら、 一次、二次通過の結果は、4月半ばの5月号に載せて欲しいよな。 受賞作決まった後に、予選通過していたと知っても興ざめだよ。
>>836 それは編集の時期から考えて難しいんでないかな。
いずれにしても、よくわかったのは、
二次を通過してなければ意味がないってことだな。
これがひとつの目安かもしれない。
もっとも、最終に残れなくては無意味なんだが。
公募はオールオアナッシングだから受賞以外はすべて無意味。
>>838 それは君の考え方。それが必ずしも正しいとは限らない。
正しいなんて一言も言っちゃあいない。 ただ客観的事実をみればそういうことになってしまう。 個人的モチベーションに拘り、結果は飽くまで据え置く主義ならばそれはそれででいい。
>>840 > ただ客観的事実をみればそういうことになってしまう。
客観的? 君的にみれば、だね。僕は客観的にみているが、ちょっと意見が違う。
ラインは人それぞれだな。 下記はあくまで俺の場合。 受賞 →文句なし 最終残り →チャンスが広がる 二次通過 一次通過 一次落選 →まるで意味なし というわけで、最低ラインは最終に残ること。
どうみても主観的だな。
俺も最初はオールオアナッシング的に考えていたが、 一次通過すると雑誌に名前載ってモチベーション上がり、 次の投稿で二次通過することができた。 まぁ、単純思考なだけだろうがw
845 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/21(木) 10:52:49
最終や二次まで行った人が 次の年、一次になっていたケースもなかった? 頭の下がる思いがするね。 そういう部分を出版社はどうにか救ってほしいね。
>>845 そんなんいくらでもあるよ。
だって、選考は「作品本位」なんだから。
出版社が救うとかどうとかいう話はお門違いだと思う。
ファンタジーノベル大賞は受賞作以外も刊行されることがあるけど 乱歩賞はどうなんだろ? wikipe見ると数作あるようだが、 ファンタジーノベル大賞とはちょっと違う出方してるみたいだ (しかし、とっくにプロデビューしてる小野不由美なんてのに応募されたら アマはたまったもんじゃないなw)
いまさらながらカタコンベ読んだ。 冒険小説として考えれば、そこまで酷評されるほど悪い作品ではなかった。 クリフハンガー的出だしなのはアレだが、まあ、悪くはない。 もっとも、ミステリーとしてはどうかと思うけど。 そもそも、これ、事件起こす必要がまるでないのだが…。 メール欄が一番謎だ。 この人のって、二作目以降はどうなの?
あれ? 誰も書き込んでないのか? さて、カタコンベに続いて、沈底魚を読んだ。 こっち(香港)で買ったので、約2500円なり、高い。 序盤は正直言ってなんじゃこりゃと思った。 あげていけばキリがないので書かないけど、 わざわざリアリティを失わせている記述がどっさり。 読みながら「そんなわけねえだろ!」と叫んでたくらい。 だが、中盤くらいから面白くなってきた。 情報戦というか工作活動っているか、 こういうのが日常行われているのは事実だと思うし、 それに対する公安の戦いはなかなかの描写だ。 だが、ラスト30ページあたりは正直しらけた。 というのは、綾辻氏の言う通り、 どんでん返しが後だしじゃんけんもいいところだからだ。 広義とはいえ、ミステリーであるなら、 メール欄くらいのことはちゃんとやってほしいと思う。 途中が面白かっただけに残念。 読後の感想が「そういうことだったんだ!」じゃなくて、 「なんだよそれ!」だったことが悔やまれる。
851 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/22(金) 02:39:48
大丈夫。 今年は面白いのが出るから。そのあと直木賞も取れるのが。 そう。おれの。
口直し(?)に容疑者Xの献身を読んだ。
なるほど、こいつはその前の二作とは別格だ。
新人の作品と比べるのは申し訳ないが。
もうちょっと、メール欄1に関する伏線が欲しいけどね。
メール欄2に惑わされて変だとは思ったんだが。
実は全然違うトリックを想像してた(それも作者の策略かも)。
メール欄3についてはわりと早く結末が読めてたので、
そのへんがちょっとアンフェアな気はする。
伊坂作品によく出てくる、作品の本筋と関係ない伏線なら、
あのくらいでもいいとは思うんだけどね…。
もちろん、沈底魚に比べれば後だしじゃんけん感はない。
作品の善し悪しとは関係ないけど、
しかし、あの結末はかわいそうでしょうがないな…。
なんてやってたらもう午前三時半(日本の一時間遅れ)か。
>>851 おう、期待してまっせ!
…って、俺も出してんだけどね。
誰が取るにしろ、面白いヤツがいいよな。
つか、速読だな。 いや、俺が異常なほどの遅読なだけだが。
854 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/22(金) 08:16:00
>>852 質問なんだけど香港人のくせになんでそんなに
日本語小説を早く読めるの? 乱歩賞に出したって
日本語だよね。マジですごいよ。
855 :
異愛 :2008/02/22(金) 08:30:35
× 手をマウスに動かし、メモ帳を起動させる。 ○ 手でマウスを動かし、メモ帳を起動させる。 ◎ 手を股間にやり、小型マウスほどもないチンポを起動させる。
857 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/22(金) 10:05:11
>>856 なるほど。作品を香港語で書いたわけじゃないんだな。
香港在住の日本人なら筋が通る。納得した
ありがとさん!
>>852 容疑者Xってそれほどすごくないと思うよな。
それと、二階堂がイチャモンつけたように、あまり「本格」って感じがしない。
確かに本格の要素が皆無とは言わないが、「本格推理のストライクゾーンどまんなか」
でないのは明らかだね。
859 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/22(金) 12:03:52
>>858 高いレベルで見ればたしかにそうかもしれないが
一般的にはなかなか書けるレベルではないと思うよ。プロであってもね。
読者の盲点はついている。気がつく人もいるんだろうけど
そうでない人の方が圧倒的多数でしょう。乱歩賞の投稿作品だと
したら受賞確実だと思う。プロでも乱歩賞に挑戦したとしても
最終に残るのは至難の業でしょう。枚数は無視してね。
ミステリーとしてレベルが高いのは認めるが、容疑者Xが、 乱歩賞で受賞確実のレベルだとは思わないね。 東野が受賞した時代ならともかく、最近の乱歩賞は、リアリティ重視で、 また、一般の人が知らない世界を描く情報ミステリーとしての傾向が強く、 だからこそ、特殊なトリックが生まれている面がある。 容疑者Xはワントリックと純愛だけだし、 そのトリックも乱歩賞とは縁のない種類のものだし、 純愛部分にも大きなゆがみを感じる。後味も良くない。 とくに(メール欄)の問題は、作中で一応説明されているが、 とても納得できるものではない。
>>860 > ミステリーとしてレベルが高いのは認めるが、容疑者Xが、
> 乱歩賞で受賞確実のレベルだとは思わないね。
禿同。おそらく受賞はおろか、よくても最終に残るのがやっとというレベルだと思う。
862 :
852 :2008/02/22(金) 15:10:37
驚いた、おいらは香港人だったのか?(笑)
いや、仕事関係でこっちに住んでるだけだよ。
昨日はやることなかったから、まとめ買いして読んでみただけ。
たぶん、速読ってほどではないと思う。
ちなみに、香港人のなかにも日本マニアは多くて、
日本のマンガや小説を原語で読みまくってるヤツらがいるし、
テレビの日本語放送を見ている連中もけっこういる。
台湾ほどではないけど。
容疑者Xがそこまで高いレベルではないのはその通りだと思うが、
やはり、直前に読んだ二作がきいていたようだね。
ちなみに
>>860 の指摘するところについては、
メール欄のように解釈した。
まあ、苦しいとは思うけどね。
863 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/22(金) 16:44:39
>>860 でもなあ、容疑者Xでだめとか言われると途方に暮れるよ。
中途半端な情報ミステリーなんかより良くできていると
思うけどなあ。
864 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/22(金) 16:48:30
>>862 あのさあ、紛らわしいからちゃんと「香港在住の日本人です」って
書いてよ。香港にいるっていうから香港人だと思っちゃうでしょ。
香港人も乱歩賞出すのかって焦ってしまうよ。別に香港人が
出してもいいんだけどさ。差別しているわけじゃないよ。
865 :
852 :2008/02/22(金) 16:57:18
>>864 うんうん、ごめんよ。
思えば盲点だよね。
このページを香港人が見ているわけがないって思い込みだよな。
これ、なんかのトリックに使えるかしらね?
>>863 たぶん、いいか悪いかじゃなくて、
最近の乱歩賞の傾向に合わせて言ってるだけだと思うよ。
情報小説なんかよりいい感じにできている良作だってのは同感。
本格のストライクゾーンに入るかどうかは僕にとってはどうでもいい。
ただ、傑出した名作ミステリーの領域に持っていくには、
いろいろと無理があるなあとは思う。
>>852 ,860の指摘通り。
なんだかんだ言っても、東野圭吾はすごいね。
売れるまでやたら時間がかかった苦労人だけのことはある。
俺は30代中盤になってからというものの、昔の北方謙三のハードボイルドにハマっているらしい。 そしたら、そういうものが書きたくなってきたようでもある。 こんな俺は乱歩賞出してもOK?
>>866 > たぶん、いいか悪いかじゃなくて、
> 最近の乱歩賞の傾向に合わせて言ってるだけだと思うよ。
乱歩賞の傾向に合ってないのも事実だが、
ひとつの作品としても、さして良い作品とは思えないけどな。
もちろん、ある程度のレベルには達しているが、いくつもの賞を総なめに
するなんて、意外中の意外だった。
メフィスト賞だったら、受賞確実と言っていいと思うよ。
871 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/22(金) 22:06:02
851だ。 852。それじゃあ、今回はお前とおれでいただこうぜ。 賞金は500万円ずつ。 乱歩像はおれが頭、お前が胴体だ。
>>871 852である。
なるほど、了承。
乱歩像は再会のときの割り印に使えそうだな。
ていうか、書き手の前に読み手である俺としては、
乱歩賞に限らず本当に面白い作品だけ選んでもらいたい。
それこそが出版不況打開の最善策だ。
エンタテイメントは読者の心を揺さぶってなんぼの世界。
俺の作品が面白いなら残してくれ。
つまらないんだったら、気にせず捨ててくれていい。
また頑張るからさ。
いまから森村誠一先生の「人間の証明」を読むところだ。
思えば未読の名作(と、言われているもの)まだまだあるな…。
こっち(香港、中国)はエンタテイメントが不足してるんで、
面白そうな本が残っているのはいいことだけどな。
つか、こんだけ日本語書けるなら香港在住の日本人と思うほうが普通だろw 香港にいるから香港人て、どんだけ視野が狭いんだよw
俺は芸人のホンコンかと思ってた。
875 :
852 :2008/02/23(土) 07:28:38
人間の証明、読了。
ミステリーというよりも人間ドラマとして読んだかな。
ミステリーとして読むと、ご都合主義の嵐で苦笑が止まらないうえにかなり冗長な感じになる。
犯人と動機に関しては、半分読んだあたりで見えた。
登場人物のほとんどが過去に傷だらけでねじ曲がってる連中で、その描写が大変すばらしい。
個人的には本筋ではないひき逃げ関連の話がぐっときた。
アメリカの刑事がまたいい。
いまはニューヨークもだいぶ変わったって聞くけど、どうなんだろうね。
日本はこの小説の時代から考えてみると、いろんなものを失っちまったなあと考えさせられた一作だね。
面白かった。
ただ、これが森村誠一の最高傑作とは思わないけど(もっと面白いのあったはずだ…タイトルは忘れたけど…)
>>873 そうなんだけど、意外にも日本語を完璧に操る人いるからねえ。
仕事関係でよく会う人なんか「私はいわゆる腐女子ですから」と完璧な日本語で言われてビビったことがある(笑)。
それから、日本で働いてたアメリカ人で、すっかり日本文化に馴染んでしまって、
香港で日本風居酒屋やってるへんな人もいる。
もちろん、日本語ネイティブ。
メニューも筆ペンで手書き。
世界は広いんだか、狭いんだか…。
876 :
852 :2008/02/23(土) 07:31:39
人間の証明、読了。
ミステリーというよりも人間ドラマとして読んだかな。
ミステリーとして読むと、ご都合主義の嵐で苦笑が止まらないうえにかなり冗長な感じになる。
犯人と動機に関しては、半分読んだあたりで見えた。
登場人物のほとんどが過去に傷だらけでねじ曲がってる連中で、その描写が大変すばらしい。
個人的には本筋ではないひき逃げ関連の話がぐっときた。
アメリカの刑事がまたいい。
いまはニューヨークもだいぶ変わったって聞くけど、どうなんだろうね。
日本はこの小説の時代から考えてみると、いろんなものを失っちまったなあと考えさせられた一作だね。
面白かった。
ただ、これが森村誠一の最高傑作とは思わないけど(もっと面白いのあったはずだ…タイトルは忘れたけど…)
>>873 そうなんだけど、意外にも日本語を完璧に操る人いるからねえ。
仕事関係でよく会う人なんか「私はいわゆる腐女子ですから」と完璧な日本語で言われてビビったことがある(笑)。
それから、日本で働いてたアメリカ人で、すっかり日本文化に馴染んでしまって、
香港で日本風居酒屋やってるへんな人もいる。
もちろん、日本語ネイティブ。
メニューも筆ペンで手書き。
世界は広いんだか、狭いんだか…。
877 :
852 :2008/02/23(土) 07:59:26
ほとんどひとり言になってんな。 みんな週末の深夜、読書とか原稿書きやらないのかな? 俺的には一番夢中になれる時間帯なんだけど。 ま、人それぞれか。 次に乱歩賞とは関係ないが、フリーマントルの「殺人にうってつけの日」を読もうとしているところ。 週明けから忙しいから、なんとかこの週末にいやってほど読みたいが、先にひと眠りしようかな。 ここ数日、立て続けに読書をした感想。 ミステリーらしいミステリーを書くには、徹底的に理系頭でプロット組んで、 文章はいやってほどシェイプアップさせたほうがいいという気がした。 自分の作品にまだまだ破綻と無駄な文章が残ってることを再確認したよ(前者はそれほどじゃないが、後者が多いな)。 やっぱり、読むと勉強になるね。 そんじゃまた。
878 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/23(土) 20:15:37
852。乱歩像の頭と胴体を分け合う同士よ。 851だ。(笑) おれは今日仕事だったぞ。 貴兄は香港人だそうで。 本当に面白い作品だけ選んでもらいたい、という意見には同意だな。 乱歩賞は文学賞メッタ斬りなんかでも あまり高い評価はされていないね。 なんだかルポルタージュとしての部分ばかり評価されて 小説として本当に面白い作品はここ数年受賞していない気がする。 もっともそういう条件を満たしたレベルの作品がないだけかもしれないが。 わざわざ分かりにくいぺダンチックな表現は、おれもうんざりだ。 もっと簡単に書けるだろう、って思う。 中学生にもわかる言葉で、高尚なものが語れるのが一番すごいと思う。 そんな乱歩賞作家を目指しているのだが……。 やっぱだめだろうなあ。 みんな自信なくしたときに、どうやってテンション高めているのかなあ。
>>わざわざ分かりにくいぺダンチックな表現 意味がわからず、調べてしまったが。。。
>>878 852だ。
結局、寝る間もなく客に呼び出されて、一日仕事になってしまったよ。
ジョークで言ってんだと思うが、俺は香港人ではないぞ(笑)。
もっとも、最近、日本人だという自覚も失いつつあるが…。
小説観というかミステリー観についてはほぼ同様のようで。
中学生にもわかる言葉で、高尚なものが語れる…非常によくわかる。
自信がなくなるときがあっても普通なんでないかい?
俺たちゃ筒井康隆「大いなる助走」のネット版みたいなもんだ。
自己矛盾の世界にいるわけだ。
俺は最初に乱歩賞出してから10年近いが、
実は、間に何年も書けなかった時期があった。
おそらくテンションが落ちるところまで落ちちまったんだろうな。
でも、やっぱり戻ってきた。
いま思えば、そんな時期も悪くはなかったよ。
書いてはいなかったが、ネタがたまったしな。
マイペースでいいんじゃねえのかな。
なにもいまの時点の自分がすべてと思うこたぁない。
デビューが20歳だろうと50歳だろうと、
面白いものを書いて読者を喜ばせたやつが勝ちだ。
と、まあ、マジレスしちまったが、俺は激烈に眠い。
また会おうじゃないか。
881 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/24(日) 02:51:30
852よ。乱歩像の頭と胴体を分け合う同士よ。 元気か。851だ。(爆) >なにもいまの時点の自分がすべてと思うこたぁない。 いい言葉だ。 その台詞。中学受験に失敗しそうな子供を慰めるのに使わせてもらうよ。 落ち込んだ時にテンションを高める方法。 かつて、おれは駄作を読んで自信をつけようとした時期があった。 「ああ、これならおれにも書けそうだ、おれの方が上だ」という具合に 優越感に浸って、やる気を喚起するっていう方法。 逆だと気がついた。 秀作を読んだほうが断然いい。 「ああ、こういうのを秀作というのか」と気づく瞬間がある。 その瞬間、「もうけ!」と思うようになった。自分の財産になったと感じる。 そういうテンションの高め方のほうがはるかに生産的だ。 だから落ち込んだら、読む。ひたすら評価の高い作品を読みあさることにしている。 要は「自分とは何か」を知る作業が一番上達の近道だと思う。 あ。そういえば、乱歩像分け合う話。 おれが胴体でもいいぜ。容積からいくと、胴体の方が多いし。 おれが頭の場合は、台座はおれがもらってもいいか? 頭を台座にのせるから。 今日は寒かったな。
なぁなぁ、もう少し柔軟に考えようぜ。 乱歩像の分割方式もいろいろあるじゃん。 左右とか前後とか、あるいは一年おきに、片方が持つとかさ。
851よ、852である。
俺は元気だ。
昨日から突然忙しくなって読書どころではなくなってきたが、
まあ、それはそれだ。
秀作を読むというのはなかなか建設的な方法ではないか。
俺はテンションをあげるためにそうしていたわけじゃないが、
その効果はあると思うぜ。
自分の財産…確かにそうだ。
像の分け方については、
>>882 の言う通り柔軟に考えよう。
なあに、焦ることはない。
まだ最低でも数カ月ある。
ヘタすりゃ数年だ…。
そっちは寒いのか?
こっちも寒波でやたら寒い冬だったと聞くが、
東京に慣れてる俺には大したことはない。
なんせ亜熱帯だからな。
暖房器具すら使ってない。
いや、初めから買ってないってのが正解か。
しばらく忙しいんであんまり顔出せないと思うが、
お互いうまいこと気分を高めて努力しようぜ。
しかし、ロス疑惑に新証拠だって?
まだ詳しいことはわからんが、驚いたな。
>>851-852 彼らが後に岡嶋二人として乱歩賞を受賞するとは、この時点ではまだ
誰も気付く由は無かった。
茶番劇でスレを消費するのはやめろよ。
スレなんていくらでも作れるんだし、俺はいいよw
ほかの掲示板より前向きでいいと思うけどな。 2ちゃんでもこういう会話ってできるんだなと再確認。
だなぁ、俺も他賞スレを見て回ったりするけど、ここは高尚な感じあるね。 所詮2ちゃんだけど、最高峰の名は伊達じゃないって思う。
茶番の次は自演か。
いや、違うけど?
茶番の次は「釣り」だったんじゃね?
ほっときゃいいのに…。
ひたすらあぼーんするのみ
889が違うのはあきらか。
896 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/26(火) 01:20:51
>>894 だったら、どうなんだ。
読んでる方の立場から言わせてもらえば
あらしより自演の方が1000倍ましだよ。
>>896 > あらしより自演の方が1000倍ましだよ。
それはおまいの勝手な解釈。自演=あらしだよ。
そして、その台詞によって、自分が自演したことを白状したも同然。
898 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/26(火) 08:11:43
君たち、乱歩賞スレを荒らすな。 じゅんさんに失礼だろ。
じゅんのシンパが出てくるたびに荒れるよな
2chで自演気づかれるレベルなら、読者はだません
852である。 なんか面白いことになってんな。 よく名前を見るが、じゅんさんって誰だ? 荒れるんだったら返事はしなくていい。 851は不在のようだね。 あっちも頑張ってるのだろう。 じゃまた。
902 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/26(火) 15:20:13
最終選考に残ったって電話がかかってくるのっていつぐらい?
903 :
名無し物書き@推敲中? : :2008/02/26(火) 15:28:13
残ったからと言っTELを待つなんて賞獲ってからじゃないの。
904 :
名無し物書き@推敲中? : :2008/02/26(火) 15:30:55
お尋ねします。 公募にジャンルは一切不問、条件は、今、時代に読まれる必然性を備えていること。 と書いてあって・・・ 内容・ジャンルを問わず長編小説と明記されています。 じゃ、小説の内容不問と言うことですか。 それとも、その他のジャンルをも含むと言う意味ですか。 教えてください。
905 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/26(火) 18:33:49
連絡きた
>>902 はいはい、毎年恒例の質問ですね。
四月初旬から中旬に最終選考があるので、その頃。
907 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/26(火) 23:12:40
851だ。 元気か852。おれも毎日ムチャクチャ忙しい。 ロス疑惑。 おれが○○生時代の事件だぞ。 何だかミステリーを読んでいるような展開だな。 松本清張の短編に 裁判の「一事不再理」を扱った題材があったっけ。 それを思い出した。 法治国家が断罪しきれないもの、はだれが裁くのだろう。 その主がアメリカだった、なんていう結末は アメリカが格好よすぎて嫌だけど。 ひとつの国家が裁ききれないものを 別の国家が補完するという展開はちょっと興味深いね。 だれかがネタに発展させるかもしれないな。 東京は今、雨が降っている。
852である、851よ、元気なようで嬉しい。 忙しいのは社会人の勲章、いいことだ。 お互い、なんとか切り抜けようじゃないか。 ちなみにいま広州からだ。 この時間から動くのは恐ろしいので、ホテルにいる。 深セン、香港方面に行く夜間バスもあるが、 黒バスと呼ばれる偽バス強盗もはやってるらしいんでな。 最近はこのへんから山賊がいなくなっただけまだマシなようだが。 部屋を見る限り結構な高級ホテルだが、たった250元(4000円弱)だ。 しかし、中国はどこでもネットが遅い。 一事不再理については、確かクリスティの作品にもあったな。 ポワロが犯人の罠に気づいて逮捕を阻止しようとする内容だったが、作品名は忘れてしまった。 つまり、この手の法律はイギリス発祥のものが多いということだな。 当然、日本もアメリカもその影響を受けているわけだ。 そう思うと、なかなか興味深い。 ちなみに、ロス疑惑の当時、俺はまだひと桁のクソガキだった。 だが、報道があまりにも過熱していたことはよく覚えている。 実は、犯罪に関する報道問題は、小説と関係なく、俺のライフワークとして調べているテーマだ。 仕事がバレちまうが(もっともいまは微妙に違うが)、以前にその関係で戸塚ヨットスクール校長の出所の取材に行ったことがある。 それからいろいろと調べてみると面白いことが見えてきた。 まあ、それはまた話そう。 なんなら、捨てアド作っておいたので、メールでもくれ(メール欄)。 明日から数日は香港、おそらく月初から深センだ。 どうやらしばらく忙しくなりそうだが、 やはり楽しみで見に来てしまったよ。 東京は寒そうだな。 こっちはいきなり暖かくなってきた。
実は851と852が同一人物であった、というトリックでなにか書けんかね。 ロス疑惑、三浦逮捕の瞬間はテレビで(ほとんどLiveで)全国に流れたのを覚えて いる。ケッサクだったのは刑事ドラマよろしく捜査員が車のボンネットを飛び越え て三浦を逮捕したってことかな。うわ本物の刑事もこんなことするんだって。
さいきんのように無駄な書き込みが多い時期もめずらしいな。
作品を応募し終えて、皆結構暇なんじゃないか。
別に荒しじゃないから俺はそんなに気にならんが、でも来月になると
>>905 みたいな書き込みが増えて、また荒れてくるとは思うけど。
852である。
いや、この口調は851宛のときにか使ってないのだけど(笑)。
結局、今日は深センになってしまった。
無線LANスポットがいっぱいあるのは便利なんだが遅い。
一応、ふしあなさんかましとくわ。
>>910 本当に同一人物じゃないのだけど、それはトリックとしては楽しそうだね。
掲示板ミステリーってのもありかもしれない。
どうやってやればいいのかわからんけど。
>>912 一応、ミステリー創作につながる話で盛り上げようとしているつもり。
うざかったらごめんね。
では!
NHKの「プロフェッショナル」に羽生善治が出ているのを見て思い付いたんだが、 乱歩賞 ── 名人 このミス ── 竜王 のような図式だと思った。 つまり、いくら今勢いがあって賞金が高くても、格式と伝統で全然かなわないということ。 あと十年も経ったら、このミスはどうなるだろう。
915 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/28(木) 01:36:34
851だ。 852よ。おれは元気だ。 >一応、ミステリー創作につながる話で盛り上げようとしているつもり。 そうそう。おれもそういうつもり。 912も気にならないと言ってくれている(サンクス)。 偶然ついた番号にアイデンティティを感じるというのは不思議なもんだ。 次スレッドもこの番号で登場するか(爆) 914。 このミスの勢いは確かにすごいな。宝島社の売り方はうまいと思う。 出版不況も知恵の使い方次第で乗り切れるような気もする。 もっとも、勝ち組、負け組みは出てくるだろうが。 講談社も、もうちょっと売り方を工夫してほしいな。 852。 深圳はどうだ。経済特区だったっけ? 資本原理の導入が進んだその後の中国ってなんか興味あるな。 殺人事件にも資本的な競争とか欲望とかが投影され始めていたら それだけで面白い小説になりそうじゃないか。 殺人事件が時代を映すこともある。殺し、殺される理由の部分でね。 そんな描き方ができれば、かなり高尚な社会派ミステリーになるだろうなあ。 ああ。眠い。受賞式の夢でもみて寝るか。 でも、首なし乱歩像って、やっぱ気味悪いよな(笑)。 首だけ台座に乗った乱歩像もな。 そこで講談社に提案。 二人受賞の場合は、半分サイズの乱歩像を二人にお願いします。 ネタが尽きたところで。おやすみ。
916 :
名無し物書き@推敲中? :2008/02/28(木) 02:01:13
>>あと十年も経ったら、このミスはどうなるだろう。 そんなこと考える必要はない。 デビューさえできたら、どこだっていいよ。 どうしたら、自分が傑作を書き続けることができるか、 それだけを考えるべきじゃないかな。
852である。 851への返信はついこの口調になってしまうな(笑)。 数日ぶりに自宅に戻ったところだ。 自宅は深センにある。 家賃が香港の半額以下で済む。 事実上、香港の某安宿も自宅のようにしているがな。 しかし、ここはいろんな意味でスケールのでかい街だ。 わずか30年で2万人の農村が1000万都市になるなんざ、おそらく世界でもここだけだろう。 もっとも、ここはケ小平が作り上げた砂上の楼閣、もとい一夜城のようなものかもしれない。 経済危機の足音はひたひたと…いや、すでにカツカツくらいの明確な響きになってきたな。 次々と建設されているビルを見るたびに、それが全部ハリボテに見えてくる。 この街にいると、人間の不公平さがいやというほど見える。 中国人にミステリーがはやらない理由がものすごくよくわかる。 この国に足りないもの、それは「人間の価値」の認識だろうな。
変なのが棲み付いちゃったなぁ
ふしあなのアドレス変わってないな。 下のスタバもどきでも、うちの無線拾えたのか…だったら公衆無線LANに金払うことなかった…。 まあいい、続けよう。 それでも、中国人は香港人よりあったかく親切で、思った以上に純朴さを失っていないことはよくわかった。 そして、なによりたくましい。 もうじき、確実に来るだろう変革と混迷のなかで、こいつらがどうやって生き抜くのかが俺は気になって仕方ない。 そのへんをテーマにしたらいいものが書けるだろうと思ってはいるが、まだまとまってはいない。 こいつらには頑張ってほしいと心から思う。 日本に来ている金満どもにろくなのはいないが、必死に毎日を生きているこいつらには共感する部分がある。 もっとも、俺にはなにもできないがな。 所詮、俺はここでは異邦人なんでな。 それが、いまの俺が思う、率直な中国の姿だ。 851、852の名は次スレも継承でよかろう。 よくわからないが、なんとなく852というのが自分の一部であるように思えてきたところだ(笑)。 像の話はまたしよう、俺も眠い。 明日も自宅近辺になった。 香港はおそらく明後日だな。
このミスはバチスタの人が当たったよな。でも俺はその人以外にどういう 人がここから出てるのか知らないんだが。
>>920 四日間の奇跡だっけ?
タイトルうろ覚えだけど、あれも売れたような。
その後は知らないけど。
>>921 そうか、「四日間の奇跡」もこのミスなのか。乱歩賞も広義のミステリー
で本格とかは不利とかっていわれるけど、このミスはそれ以上に、どちら
かというとあんまりミステリーぽくない作品が選ばれる傾向があるのかな。
そんなの審査員の好みっす
「広義の」がつくと「狭義の」は除外されたと思っていい
オール読推もめちゃんこ広義かと思って、去年SF青春物送ったら一次落ちしました。 だっはっはっ!
852である。 どうやら動きはあまりないようだな。 ただいま香港チムサーチョイのマクドナルドからだ。 近所で旧バージョンのMacBookが安く売っていて、 久しぶりに物欲にとらわれているところである。 今日、実に面白いプロットを思いついた。 なんとかそれをいい作品にしたいところだ。 というわけでまた。
俺、名人より竜王のほうがいいな。 名称がw
俺、竜王よりデスピサロがいい。
929 :
名無し物書き@推敲中? :2008/03/01(土) 20:06:59
読売が作った竜王はきらいだな。読売そのものがきらいだ。 金をかけて外人や選手を引っ張ってきて、それでもなお勝てない巨人軍。 かつて川渕チェアマンが「ベルディ川崎」と呼ぼうと呼びかけているのに、 Jリーグをつくったのは俺だといわんばかりに読売ベルディと名乗り続け、 竜王は単に賞金が高いのに、NHKのアナウンサーから「今や名人に並ぶ ほどの権威をもちつつある竜王ですが」と振られたら、「竜王の方が上です」 とほざくなど、目に余ることが多すぎる。
いや、いきさつなんてどうでもいいんだよ、俺も読売嫌いだし。 第一、読売が作ったなんて話すら知らないし。 単に名称の話ね、ネーミングセンスというか。
>>930 君=927? だいじょうぶ。だれもあなたに反論しているわけじゃないから。
うん、俺もお前のレスは望んでいないよw
Do you know Absolute Virtue?
934 :
名無し物書き@推敲中? :2008/03/03(月) 00:35:43
すげ大人げない人たちのスレ
>>934 だって930や932は大人じゃないもん。
レスしてる時点で
>>931 =
>>936 もガキだけどな。
スルーすればいいのに、我慢できない奴は基地外。
言い忘れた、よって俺も基地外。 おまいらのナカーマ。
ここは自虐スレでつか?
乱歩賞が最高峰の新人賞だと勘違いしてるバカスレ
スレタイの事実を知らない940=無知
942 :
名無し物書き@推敲中? :2008/03/04(火) 00:21:03
そろそろ一次通過作品が決まったころだな。 もっとも下読み内での話だが。
事実であって、真実ではないことを認めた941=賢者
>>942 もう半月もすれば、二次通過も決まるだろうね。
問題はその後だな。
>>944 江戸川乱歩賞の場合、数人の「予選委員」=下読みが、数十作ずつ
読んで、その中から一次通過作と二次通過作を決定する。だから、
一次通過したものを再度審査して二次通過作がきまるわけではない。
つまり、予選委員の評価で両者が一時に決まる。
なので、一次と二次でタイムラグはないのです。
一人の予選委員が二次通過まで決めて、その中から最終候補作を選ぶのも 確か各予選委員が集まって決めるんですよね。 その際に二次通過作を他の予選委員が全員読むのであれば、そろそろ二次 通過も決定でしょうね。
>>945 そういえば、前にもそういう話題あってね、ありがとう。
ということは、そろそろ二次通過決定の時期なわけですな。
俺のやつ、どうなったかな。
852@香港である。 どうやら851は不在のようだな。 こっちはなんとか元気にやってるぞ。 しかし、3月ともなると緊張感が高まってくるものだな。 いまは待つことしかできないが。 とりあえず、その間に書き続けることが重要だな。 それでは。
>>945 へー、そうなんだ。
つか、最初から二次通過が決まってるなら、それって一次の意味あるの?w
発表を見た応募者が、「あ、俺のも一次通過だから、少しは良かったんだ」 と胸をなで下ろすためのもの。良く言えば、次回への発憤材料にさせること ができる。その程度かな。
そろそろ次スレが見えてきたな。
俺の輝かしい明日は中々見えてこないな。
永遠に訪れないだろう
955 :
名無し物書き@推敲中? :2008/03/09(日) 13:52:53
すいません、今年初めて乱歩賞に応募した初心者です。 自分の作品がどこまで行ってるのか気になってしかたないのですが、1次または2次を通過したらその時点で連絡がくるのですか?
956 :
名無し物書き@推敲中? :2008/03/09(日) 14:15:40
少なくとも最終選考までは残らないと連絡来ないよ
957 :
名無し物書き@推敲中? :2008/03/09(日) 18:42:36
〉956さん レスありがとうございます。ということは、7月号の小説現代を見て初めて、どこまで行ったか知れるということなんですね。 逆に最終に残れば連絡が来るということは、講談社からの着信があればすなわち吉報とみなしていいということでしょうか?
958 :
名無し物書き@推敲中? :2008/03/09(日) 22:24:04
たぶんそうです。ちなみに、最有力候補で、しかも住所が遠方の場合は、その時点で何月何日に東京に来いと言われるそうです。
959 :
名無し物書き@推敲中? :2008/03/10(月) 08:59:27
〉958さん なるほど、ありがとうございます。 最終に残れるはずないと思いつつも、やっぱりドキドキしてしまいますね。
>>958 もし、行けない場合は選考で不利になったりするのかな。
>>960 有名な話だけど、高橋克彦は受賞したわけでもないのに行けませんよ、とかいって断ったらしい。
町内会だかなんだかの朝の掃除がある、とかいってwww
受賞したあとの記者会見に間に合えばいいんでないの?
病気とかで行けないこともあるだろうし、ちゃんとした理由があれば記者会見への出席を断っても
受賞を取り消されるって事はないと思う。
そのことをもって選考に影響があるとは思えませんな。
でも逆のパターンで、最終候補者が遠土はるばるやって来たにも関わらず 落選したとしたら、翌年は温情で少しは有利になるような気がする。
気がするだけで、そんなことはない。
964 :
名無し物書き@推敲中? :2008/03/10(月) 13:51:00
編集者と面識ができるだけでも、今後の展開が有利になるのでは。
乱歩は編集者関係なくね? 編集者は選考に関わらないし。 あ、でも、最終とかだと何か意見したりはありそうだな。
選考段階では無関係だが、前年に最終に残った人に担当編集者が付き、 いろいろとアドバイスやら、場合によっては下読み(予選委員ではなく、応募 する以前の)をしたりもするらしい。事実そうして、翌年か翌々年に受賞という ケースはよくあるもんな。 もしかしたら、予選委員にも、「私が一押しの候補者です」なんて、声をかけて おくのかもしれない。それでも悪けりゃ落ちるだろうが。
なるほど。
968 :
名無し物書き@推敲中? :2008/03/12(水) 10:58:13
ああ……新本格推理、Bクラスにも入ってなかった。ショック……。
ドンマイ乙
>>968 あそこは選者がDQNだから落ちても心配しなくて良い。
971 :
名無し物書き@推敲中? :2008/03/12(水) 19:37:46
969さん 970さん ありがとうございます 鏑木蓮のように トントーンとはずみをつけて行ければいいなと 思ったもので……
>>970 でも、Bに入ってなかったってことは
選者が読む前に落とされたということでは?
>>972 バカ、せっかくうまくなぐさめたのに、台無しじゃないか!
でも乱歩賞と本格推理って求めてるものがちょっと違うから、 自分の作品はどちらかといえば乱歩賞向きだったとポジティブ に考えりゃいいんじゃないの。
そうそう。 鏑木が例外中の例外だったとおもう
光文社は、少しでも「本格色」が薄いと、すぐれた作品でも一次すら通らないことが多いよ。 俺自身、光文社で落ちた作品を別の権威ある賞に送ったら二次通過したことあるし。 しょせんあそこは子供相手の公募なんだよ。