あなたの文章真面目に酷評しますPart53

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254名無し物書き@推敲中?
>>250
まずいきなり朧雲のイメージが間違っているのが痛い。
朧雲は春の季語で、日や月が透けて見えるような薄い雲。これが空を覆うと花曇り。
この描写は晩夏のどんよりとした厚い雲だ。

それから、娘が妻によく似てるという描写を不思議そうに書きすぎ。
武弘は娘に異性として惹かれる気持ちを亡くした妻によく似ているという事で説明しようとしているんだよね?
母と娘で肌の特性や仕草が似ているなんて事はごく普通なので、
「〜までが、何処か妻の面影を感じさせる」という表現は大げさに聞こえる。

ただしその前に、娘が母親の事を全く覚えていないはず、といった描写があればしっくりとはまる。
その後の「若くして死んだ…」という一言だけでは足りない。
後の文章で改めてその点が描かれているならそれで納まっているかも知れないが。

もちっと酷にしてあげたいけどよく練れてて好きだw
強いて言えばもう少し改行入れたほうがいいと思うのと、冒頭の「街」は「町」のほうがよさげなくらいか。