【NO】あなたの文章親身になって批評します【酷評】

このエントリーをはてなブックマークに追加
516名無し物書き@推敲中?
批評していただけることを感謝しています。
何卒よろしくお願いします。


 暗闇に目が慣れると、コートを着た黒人が立ちはだかっているのがわかった。
俺は、六本木の夜道を歩いていて、胸倉を不意に強い力で引っ張られ、
いきなりビルの谷間のコンクリートに投げ捨てられたのだ。

 男は、倒れた俺の顔を革靴で踏みつけると、何度も同じ言葉を繰り返していた。
「……リメンバー……カンザシ……」
何か答えを引き出そうとする尻上がりの語調だったが、興奮気味に言い放つ言葉からは、わかりやすい単語しか聞き取れなかった。

 突然、バン!バン!バン!と激しい銃撃音が鳴り響くと、何人かの男たちが、短い中国語を話しながら、すぐさま走り去っていった。
銃撃を受けた黒人は俺の身体へ打ち倒れ、その血をドクドクと吐き出していた。

 突き刺す鼓膜の痺れ、立ち込める硝煙のきな臭さ、服が血に濡れていく肌触り。
俺は、ようやく黒人の死体から後ずさりするように離れ、我を取り戻せるように、あらん限りの声を出して叫んだ。
「カンザスシティなんかじゃねえ!!コイツはカンザシって言ったんだ!」