192 :
ふみあ:
2-6講堂にて
>>薫
そういうことで僕ら4人は寮を出て僕の母親と合流するために学院の南側にある正門に向かった。途中いくつかの施設や学舎を通過するたびに3人からどういう建物か紹介してもらう。
中でも厳かな雰囲気を放つ礼拝堂ときれいな花が咲き乱れる庭園や温室、5階もある大きな図書館が印象的だった。
大通りに面した正門に着いた時には寮の玄関を出てからすでに40分以上経過しようとしていた、いくらゆっくり歩いていたとはいえ、ここまでは基本的に一直線だったので、
改めて学校の敷地の広さを思い知らされた。