>>920 現在のことを書いているのは、正確には3行だと思います。
@通学路にはいつもの黒猫がいた。
Aそれなのに今日も私の目線の先にはあの黒猫がいる。
Bそうして今日も例の横断歩道で猫がじっと佇んでいた。
本来なら、@とAの文は改行で独立させて、回想に入ったほうがわかりやすいと思う。現在と回想の境界が曖昧ではある。
@は「いつも猫がいた」であれば回想だと思うが、「いつもの」と書いてあることを考えると現在のことだろう。
これで通学路にいることがわかる。
回想シーンでは、下校時間がいつもバラバラだということが書かれている。
そのあとにAやBの文が続いている。
確かにはっきり何をしているとは書いていないが、これを読めば、下校時の出来事だということが読み取れるのでは?
それから、
>>921 の
>私はある種の「少し」薄気味悪さを感じながら家路を急いでいた。
「少し」はいらないと思う。文章的におかしいと思います。
俺も優れた読み手ではないだろうから、間違っていることもあると思う。
でも投稿者も一所懸命書いたものを投稿していると思うんだ。
だから、お互い間違いのない批評を心がけたいと思ってレスしました。
お互い読む力も養っていきましょう。
>>932 悪文だけどOKとみるか、悪文だから直したほうがいいのかという問題じゃないかな。
分かりにくいけどそう読めないこともないと力説はするより、悪い部分は直すように
教えたほうが親切だと思う。
>>889 全体的にイメージがつきやすくていいと思う。
もうすこし表現を柔らかくしてもいいと思った。
>「あんたも、淘汰されたの?」
ここは「はぶかれたの?」くらいの軽い感じでいいんじゃない?
>>921 書き慣れてる感じがする。でも私情が入りすぎでは?
原文書いた人は特に黒猫を「気味の悪いもの」とはとらえていないのに対して
かなり嫌悪感を抱いてる書き方になってる。
それだと後半の黒猫に話しかける場面に繋げるのは厳しいかも。
改稿としては好きな文体だけど。
>>889 おそまきながら、気がついたことを。
>私が学校から帰る時間帯は早々同じものではない。
「早々」は「そうそう」と読むのだろうが、間違い。「そう」を重ねた言葉であるので、
「そうそう」とひらがなで書く。
>電車を逃すこともあれば立ち寄ったコンビニで立ち読みをすることもある。
細かいことを言うけど「立ち寄ったコンビニで立ち読みを」をと「立ち」が続くのは
避けたほうがいい。
>首輪をつけていないから野良猫、なんて定義は今の時代ちっとも信用できや
>しないんだけど。
ちと意味不明。「今の時代」と言うと、昔は信用できたと読めるが、そうか?
昔のほうが首輪をつけていない飼い猫が多かったと思うが。
>ただただ、猫の視線を感じながら交差点を横断するだけ。
「ただただ」はくどい。「ただ」だけでいい。文末がぶつ切りのようで感心しない。
<ただ、猫の視線を感じながら交差点を横断するだけだ>でいいと思う。
以下の空改行は他の方も指摘済みだが、論外、問題外。
とはいえ、最初の段落については気持ちよく読めた。
二段め以降の独白が困ったくんで、作者が書きたい気持ちはわかるが、すっ
ぱり削除すべき。それで猫との話の終りのほうで、短く、書く。
そのほうが効果が上がり、印象に残るよ。
たぶん、そろそろ容量一杯で落ちると思うので、ここを使い切ったら
新スレへ。
>>884 成程…これが実力の差か…。
どうしても説明の文が少なくなるんですよね…。
>>892 どうでしょうかね。
>>938 実力の差ってったって肯定とかそのまんま使ってるじゃん
清水隆夫が学校から帰宅した時、午後三時ちょうどだったので、驚愕のあまり倒れそう
になってしまった。信じられないことに午後三時ちょうどだったのである。どうやら奇跡に
近いと彼は思った。俺には不思議なパワーがあるようだ。隆夫は高校三年生だが、高校に
入学して以来、午後三時ちょうどに帰宅したことがなかたのだ。靴を脱いで、家にあがると、
すぐ階段がある。隆夫は階段の二段目に鞄を置いて、台所に足早に向かった。麦茶を
飲むためだ。喉が渇いていたんだ。
冷蔵庫を開けて、麦茶が入ったペットボトルを取り出したら、それは玄米茶だったので
笑いが込み上げてきた。不思議な話だ。麦茶だと思ったら玄米茶だったのだ。これは
奇跡に近いと彼は思った。俺には奇跡的な出来事がよく起こるのだ。
玄米茶をコップに注ぎ、一気に飲み干した。飲み干してから居間に行くと、見知らぬ老人が
いたので、話かけてみた。
「こんにちは。おじいさん」
老人は隆夫を見た。誰だ、このガキは。なぜわしの家におるのだ?
「おう、おかえり」
老人は一応返事をした。高校生に見えるが強盗かもしれん。近頃のガキは何をする
かわからんから、ここは穏やかに対応しておいたほうがよさそうだ。
「じいさん、誰だ?」隆夫が言った。
「わしゃ、じいさんだ」
そんな会話した後、隆夫は廊下を出て、二階に駆け上がったのだった。奇妙な老人だと
思った。
酷評よろしく。
>940
久々に見る悪文で、ちょっと微笑ましく思えたりする。
>午後三時ちょうどだったので、驚愕のあまり倒れそうになってしまった。
なんで?
脈絡が突然すぎ。ついていけない。
>どうやら奇跡に近いと彼は思った。
>午後三時ちょうどに帰宅したことがなかたのだ。
何が奇跡なの?きみ、自分が何時に帰ってるとかいつもチェックするの?
丁度3時だと感激したりするの?100歩ゆずって感激するとして、倒れそうになるほど感激するの?
それとも帰宅時間に毎日こだわりつづけた暇高校生(せめて小学生にしてよ)なのかな。
一応三人称なんだろうけど、見事に隆夫と老人の内面描写が混在している。
943 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/08(木) 02:23:23
>>940 いや、ホントごめんけど、これは評価云々以前の問題だと切実に思うのですが?
まずは脈絡と意味付けをしっかりしよう。
>>941さんが言ってるようについていけない。どころか理解できない。
脳内にある設定や事情や何やかんやをを少しでも客観視してみよう?
書いてる本人はごく普通に理解できることでも、読者が理解できなきゃ自慰作文ですよ。
がんばって。
>>940 今後の展開としてありだと思えるもの
1 清水隆夫は精神病である。そのため自分の行動を
うまく文章化出来ない。これから整合性のある説明が書かれる。
2 地球の話ではない。そのため読み手が状況に違和感を感じる。
これから整合性のある説明が書かれる。
ネタじゃねえの?w
俺もネタかと思った
彼女はそこまで考えて強く首を振った。
「何をばかなことを。夏帆、行くわよ」
その言葉に、彼女の背後をトコトコと付いて来てた幼女が顔をあげた。
今年で六歳になった須藤夏帆は、何かに怯えるように震え、母親の手を強く握りしめた。
「ママ、パパはどうしたの?」
「ごめんね夏帆。パパとはもう一緒にいれないの。しばらくおばあちゃん家でお世話になるのよ」
「また、私一人ぼっちになっちゃうの?」
「ううん、向こうには夏帆の友達が一杯いるのよ。それにママもこれからはずっと側にいられるわ」
そう言ったものの、彼女は迷っていた。
この場所から運良く逃げられたとしても、安全の保障は何もない。苦しい生活が待っているだろう。本当に夏帆がそれを望むのか。
もしかすると単にそう自分で思い込んでいるだけなのではないか。
夏帆の表情はまだあどけない。本来なら学校に通い、友達と遊ぶことに命を掛ける年頃だろう。
見るもの全てに目を輝かせる夏帆が容易に想像できる。同時に、それを実現させられないことに対し、ふつふつとやり場のない怒りが湧いてくる。
残酷な現実だ。何もできない自分が腹立たしい。
彼女は夏帆の手を強く握り、歩き出す。
そう、後戻りはできない。もし失敗すれば、弁明する機会も与えられず殺される。
「ねえママ、夏帆は知ってるよ」
夏帆にそう聞かれて、彼女はハット我に返った。
「なに?」
「パパはもう死だんだよ」
頬を冷たい手で撫でられた気分になった。
頭が一瞬真っ白になる。
どうして知っているの? と、彼女は上目使いでこちらを見ている夏帆に畏怖すら覚えた。
「私を心配してるんでしょ。だけど見たんだよ。知ってるんだよ。 パパはもう存在しないんだよ」
夏帆は意外なほど無邪気な声を出した。
「ねえ、どうして私を欺くの?」
「え?」
彼女は、夏帆の顔を正視していることが、ひどく耐えがたいことに思えた。
948 :
947:2007/02/08(木) 04:02:36
冒頭からではないので酷評しにくいと思いますがヨロシクお願いします。
日本語としておかしい場所があればキツく指摘してください。
>>947 抜粋っぽいから、ストーリーはなんとも言えんけど、文体はおkじゃないか?
950 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/08(木) 04:14:24
>>947 いいんでね?
てか普通にこの前後を読みたいと思ったわけだが、どうよ?
>>940 ネタだと思うけど、ちょっと面白かった。
>>947 学齢に達している少女を幼女とするのは少し違和感がありました。
夏帆のセリフや行動にも若干、違和感がありました。
「何かに怯えるように震え、母親の手を強く握りしめ」ていたのに、
そのすぐあとで
「夏帆は意外なほど無邪気な声を出し」ています。
感情が変化するのはいいのですが、少し唐突な感じがして戸惑いました。
>「私を心配してるんでしょ。だけど見たんだよ。知ってるんだよ。 パパはもう存在しないんだよ」
>「ねえ、どうして私を欺くの?」
震えていた幼い少女にしては、言葉遣いが冷静でしっかりし過ぎている気がしました。
>彼女は「ハット」我に返った。
「ハッと」か「はっと」と書いたほうが良いような気がしました。
時間がなくなったのでこのへんで失礼します。
文章はきちんと書けていると思いましたよ。
たいしたことを指摘できませんが、参考になれば幸いです。
952 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/08(木) 13:14:47
戸惑ったのは作者の意図によるものではないのか。
冒頭ですが、酷評お願いします。
春の日差しが、ゴム製の床をほどよい具合に温めている。
人気のないその場所で白銀の鱗を輝かせながら、蛇は閉じていた瞼を持ち上げた。
その瞳には明らかに、目の前の少女に対する軽蔑の色。
「で。結局、なに」
チロチロと赤い舌を出し、口調が心なし邪険になるのは仕方がないこと。
ヒトの優雅なひと時を妨害するやつは、たとえ親友でも容赦しない。
とはいえ現在、午後の授業の真っ最中。それにも拘らずにこの場所にいる時点で
偉そうに自己の理論を述べられる立場でないことは、十分承知済みである。
この友人に対して強気になれるのは、ここ半年で築き上げた二人の力関係故のことだ。
「未だ来ない成長期についてなら、保健室に行った方がいいと思うけど」
「そういうことじゃなくて」
「まな板の女に、まな板って貶された話じゃないの」
胡坐をかいた膝に片肘を乗せ、そこに顎をくっつけると、少女は頬を膨らませる。
伝わらない、伝えられないこのもどかしさ。話の大半をアヤツと己の胸のサイズの比較で
費やしたことは、まあ認めるけれども。
「じゃあ、なんなの」
ヤバイ――――蛇睨みを利かせてくる彼女は、聊か怖い。でも、何度も何度も同じ説明を
繰り返しているのも、また事実。仕方ない。自分にだってよくわかっていないんだから。
心底面倒くさそうな表情を浮かべている蛇のすべすべ頭を、人差し指の腹で撫でてから
少女はもう一度、ことのあらましを説明しようと口を開いた。
「だからさあ……」
あたし、昨日死んだんだって。
>>953 「春の日差しが」から「軽蔑の色」までは神視点、
「で。結局、なに」から「話じゃないの」までは蛇視点、
「胡坐をかいた膝に」から最後までは少女視点、かな?
視点が大混乱に陥っててなにひとつ意味がとれん。
どれか一つに統一しなさい。
状況をロクに書いてないのに、どうでもいい独り言ばっかり喋ってるから
展開がちっとも掴めない。おっぱいの大きさなどどうでもいいよ。
>>947 これって、本当に小説の中途の一部なのか?
この部分しか書いていないように見えるけどな。
>彼女はそこまで考えて強く首を振った。
>「何をばかなことを。夏帆、行くわよ」
>その言葉に、彼女の背後をトコトコと付いて来てた幼女が顔をあげた。
>今年で六歳になった須藤夏帆は、何かに怯えるように震え、母親の手を強く握りしめた。
「幼女=夏帆」は初登場だが、夏帆の人物描写がない。
中途とは言うが、どこで何をやっているのかもわからない。
>夏帆がトコトコついて来た
普通ならば、この部分に状況描写を入れるところ。
小説の基礎的な技術が出来ていない。
>>955はいつもの描写馬鹿だね。馬鹿はもう来なくていいよ。
おまえの批評なんか誰も参考にしてないからwwwwwwwwww
956に同意。
何でもかんでも描写すりゃいいってもんじゃない。
>>940 結構、好きだな。
話自体がナンセンス物なのだから、そこをつつくのはチトどうかね。
ナンセンスに対してナンセンスというのはナンセンスというもので。
文章におかしなところも多いし、この話の場合はもう少し明確なオチを
つけるべきとは思うけどね。多元描写もやめて、単元描写にしたほうが
すっきりはする。
でも、全体はいい味だよ。
文章の調子と話の中身がよく合っている。
人間とはなんて厄介な生き物なのだろうか。自分の感情を伝えるために言葉を進化させ、今その感情に縛られるというパラドキシカルな生き物。
好きなひとに「愛してる」という気持ちを伝えるために作られた言葉なのに、好きなひとから「愛してません」と言われ振られてしまう。
畜生を見よ。犬が雌に振られたからといって落ち込むだろうか。鳥が絶望のあまり涙を流し、馬の鬣が恐怖のあまり真っ白に変わるだろうか?彼等は彼等の運命をただ受け入れる。
「愛とはなんだ?」若い頃近所の寺の住職に尋ねた。彼は言った。
「愛とは人の気の有り様のこと。黒い愛もあれば白い愛もある。ただどの愛も我と無縁ではいられない。私達に出来るのはただ我を無くすために心を磨くこと。混ざりけのない愛を持つために我を捨てること。ただそれだけです」
教会の神父はこう言った。
「愛は見えないと言いますがそれは正しくありません。例えば喉が乾いて死にそうなときに出されたコップ一杯の水。これは目に見える愛と呼べるのではないでしょうか。愛は見えない、触れられないというのは正しくありません。愛は形あるものに宿らせることが出来ます」
もし自分が感情のない生き物だったら?どれだけ考えても答えの出な…………
(ダメだっもう限界だ)
「あっイクッ!うっ!……うぅ〜…ふ〜〜」
「ゆうくん、今日はよくもったね。えらいえらい」
「まぁね……」
960 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/09(金) 15:15:50
俺は文学部を使い手なんだが相手が残念な事に論壇を仕掛けてきたので「お前それで良いのか?」と言うと「何いきなり質問で返してるわけ?」と言われた。
俺の弟が文科系の高校生なのだがおれはいつも日記対決勝につから相手が気の毒になったので聞いただけなんだがむかついたので「お前社会問題でボコるわ・・」と
言って開始直後に少子化問題について言及したら多分リアルでビビったんだろうな、、あーうーと間を固めてたから出てくる言葉を巧みにキャンセルしてカカッっと反論しながら問題点を指摘したらかなり青ざめてた
おれは一気に日本の将来についての展望までとんだんだけど相手が思考停止してておれの言葉を見失ったのか無言だったから今までの歴史の類例を挙げて予想される回避策で相手の反論を崩した上についげきの詭弁のガイドラインでさらにダメージは加速した。
わざと時間をとり「俺はこのままタイムアップでもいいんだが?」というとようやく必死な顔してなんか阿部バリのは意味不明な言葉をはっしてきた。
おれは矛盾を指摘して回避、これは一歩間違えるとカウンターで自分の論説が大ダメージを受ける上級技なので後ろの母が拍手し出した。
俺は「うるさい、気が散る。一瞬の油断が命取り」というと母は黙った
相手は必死にやってくるが、時既に時間切れ、理論武装で全身を鉄に固めた俺にスキはなかった
たまに来るガードでは防げない感情論も「お前それでいいのか?」で撃退、終わる頃にはズタズタにされた文型のめがね野朗がいた。
961 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/09(金) 15:31:55
その問題を憂いてんなら文型のめがね野朗の他に破るべきものがあるとは思わんか
言葉の間を埋めるため、僕は水を飲み煙草をふかし汗を拭き、時には大して興味もない女の子に思わせ振りな視線を送る。
そうして自分の手から逃れた言葉の尻尾を探すのだ。
それは綿毛のようにふわふわと宙を舞い、様々な色相を反射しきらきらと光る。
けれどもそれは掴んだと思う摂那にするりと手からこぼれ落ち、そんな言葉の切端が足元にたまって柔らかい泥のように僕の足にからみつく。
963 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/09(金) 15:45:32
向こうも大して興味もってくれんぞんなんじゃ
964 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/09(金) 16:02:55
結局何もかもが自分の意志とは関係なく過ぎていくことに気付いて以来、私はただ海月のようにこの世間を漂うだけの存在になった。
表面上私は以前と変わらず仕事をこなし、同僚と馬鹿話して笑い、酒を飲んだ。
でもそれは私の意志ではない。
私はただ流されるまま、目の前を通りすぎる日常の風景の中に自分を漂わせていたに過ぎない。
そして和紙をすくようにそんな毎日を真っ直ぐ平に重ねていった。
淡い乳白色の分厚い和紙だ。
ゴワゴワとした手触りはどこかひとを懐かしくさせる。
きっと素晴らしい字が書けるに違いない。
965 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/09(金) 16:36:36
私って渡しってことだからな。言葉の。
966 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/09(金) 17:07:22
一つ言う。
読みにくい。
句読点の位置。
改行するポイント。
それらをちゃんと考えろ。
>>960 >俺は文学部を使い手なんだが
>相手が残念な事に論壇を仕掛けてきたので
>おれはいつも日記対決勝につから
日本語になっていない。
968 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/09(金) 18:00:13
酷評頼む前にまずは見直して推敲する。
これ礼儀以前に常識。
この頃常識のなってない奴が多すぎる。
ちゃんとせぇや!
soudane('A`)
iyadane('A`)
971 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/09(金) 18:34:41
nanndato('A`)
972 :
1/2:2007/02/09(金) 19:47:06
「お兄ちゃん、いいかげん働いてよ!お父さん入院しちゃったんだから、みんな大変なんだよ!
私だって大学行きながらバイトして、留学だってなんとか奨学金貰っていくんだから、お兄ちゃんのご飯だって作ってるんだから、お兄ちゃんだって協力してよ!」
タバコを買いに出かけようとして、妹の由井に小銭を借りようとしたら、このように怒りを買ってしまった。
「わかってるよ。俺だって頑張ってるんだよ。1ヶ月後に試験があるから今は大変なんだ。時間がないんだよ。あと少し待っててくれ。俺が試験に合格して就職したらお前も楽になるからさ。300円ちょっと借りてくれ。」
「2年前からずっとそんな事ばっかいってるじゃん…」
「奨学金もらえるんだろ?俺だって大学の時はお前に小遣いやってたじゃないか」
由井は僕に背を向けてどこかに行ってしまった。僕は冷蔵庫から麦茶を取り出して飲んだ。
あいつ、今日は学校休みだったっけ?今日はピアノの練習もしていない。大丈夫なんだろうか。
と思うも束の間、由井は戻ってきた。
「試験頑張ってよ、煙草吸いすいないでよね」と言って千円札を一枚、テーブルの上に音もなく置いた。
「私、一週間後LAに行くからね」
その日、僕はタバコの箱が空になるまで街を歩き回り、隣町の河川敷でずっと河を眺めていた。
4年前の事だった。
973 :
2/2:2007/02/09(金) 19:47:42
ホールに沸き起こる熱狂。拍手喝采。スタンディングオベーション。
みなの胸から溢れ出る感動が舞台の上の少女に注がれていた。
バークリーで主席卒業し、クラシック界の新アイドルとしてデビューした少女に向けて。
その少女こそが僕の妹、由井だ。
僕も立ち上がり、パチパチとおざなりな拍手を送った。
もう、いいかな。
楽屋に由井を訪ねた。
由井は僕を見つけると、子供のように近づいてきて純粋にうれしそうに僕の言葉を待っていた。
「客席にいたけど、客みんな興奮してたよ。良かったな」
「ありがと。みて、こんなの貰ったの」
と言って楽屋のテーブルにある花束を僕に示した。
「家に置く場所ないよね、どうしよっか」
照れくさそうに僕の腕をとって、「楽屋の中に入って」というような素振りをした。
妹が僕の腕を取ったことには少々驚いた。
ばたり、と楽屋のドアが閉まり、部屋の外のざわめきがぼやけて伝わってきた。
「ひさしぶりだよね」
と妹は言った。
「デビューできてよかったな。俺もちょっと自慢できるよ。これからの仕事とか決まってんのか?」
妹は花束をカサリと持ち上げながら言った
「レコード会社から来月にアルバムが出る予定。あとあっちのテレビの出演と、こっちでも雑誌のインタ ビューが4社ある。なんかちょっとしたスター気分だよ」
「そうか、よかったな」
その日、僕はいつものタバコを自販機で買って、空になるまで街を歩き回り、河にかかる橋の上で流れを眺めていた。
そして匂欄にロープを結びつけ、もう一端に輪を作って首に通し、橋から飛び降りた。
それで僕は死んだ。
>>972 >「お兄ちゃん、いいかげん働いてよ!お父さん入院しちゃったんだから、
>みんな大変なんだよ! 私だって大学行きながらバイトして、留学だっ
>てなんとか奨学金貰っていくんだから、お兄ちゃんのご飯だって作って
>るんだから、お兄ちゃんだって協力してよ!」
説明的な台詞は避けるようにと、このスレでも既出なのだが。
>ホールに沸き起こる熱狂。拍手喝采。スタンディングオベーション。
体言止めは避けるようにと、このスレでも既出なのだが。
>それで僕は死んだ。
一人称の主人公には死ぬ自由はない。
975 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/09(金) 21:54:16
俺は同じピアノ教室の同い年の男がブラームスコンクールでグランプリ獲ったが…自殺はしてないな。
未だに俺もピアノは弾いている。ふむ。こう書くとこれが実話であることが嘘臭く思える。
実話ってじつわ嘘臭いものなんだな。
>972
ショートショートか?
自分は結構楽しめた。
「協力してよ!」って、何を協力?って迷ったのと、
父親はどうなったのかというのと、父親をおきざりにアメリカにいくのか妹、というのが
気になった。
300円借りてくれって、妹がどこからか借りてくるのか?
貸してくれの間違いか?
自分は音楽の知識が全く皆無なのだが
バークリーでクラシックの新アイドルってなんだ?
ぐぐってみたが、よくわからん。ジャズじゃなくてクラシックか?
LAからバークリーに移動したのか?
ピアノって家が裕福じゃないと、とても本格的にやれないと思ってたが、そうでもないのか?
と、細かい気になった部分はまあよしとして。
最後の2行のオチ、最悪だと思う。
楽しんで文章読んでいたが、がらがらと崩れてしまった。
自殺したのが悪いって意味じゃないからね
告別に際しても、やはり美雪は動揺を見せなかった。
真夏の熱気と騒々しいセミの鳴き声のなかで涼しげだった水の音が、キュッというひきつったような
音とともに消える。彼女はグラスとふきんを手に、こちらに向き直った。
「もう、決めたことなんだね」
「ああ、そうだよ」
山崎がそう答えると、美雪はグラスをふきながらかすかな笑みを浮かべた。それは我が子のちょっと
したいたずらを見守る母親のそれを連想させ、山崎には彼女が別れを素直に受け入れるのだとわかった。
美雪はグラスを網棚に置き、ふたつ目をふき始めた。それはイルカの柄がプリントされた安物のグラス
で、山崎の家での彼女専用だった。
「それ、もういいよ。悪いな、最後の最後まで」
美雪は部屋をいつも片付ける。ほとんど顔を合わせていなかったこの数ヶ月間でさえ、山崎の部屋が
散らかるのを見計らったかのように現れては、掃除だけはして帰っていった。今回の訪問もそのためだ
ろう。さきほどまで散乱していた雑誌や空き缶などは、ゴミ出しの規則にのっとった形で玄関に集めら
れ、窓ガラスから浴室にいたるまで、くすみやカビなどで汚れていたものは、すべて入居時のようにぴ
かぴかになっていた。
彼女の自発的な行動とはいえ、山崎は自分の部屋を他人一人に片付けさせるのは申し訳ないとそれな
りに動いてはいたが、彼女の助けになったことといえば、重要そうなものの処分の判断くらいなものだ
った。
山崎の言葉にもかかわらず、美雪はふきものを最後までこなしたようだった。大掃除を終えて一息つ
くために出た洗い物だったから、大した量ではなかったのだ。彼女は玄関とほとんど一体化しているキ
ッチンから居室に来ると、やはり磨かれたテーブルを挟んで彼の向かいに腰をおろした。
「残念だけど、仕方ないね」
ピアノの鍵盤を順々に叩いていったような、柔らかだけどはっきりした口調で、美雪はそう言った。
開け放たれた窓から差し込む日差しを、彼女の長くつやのある黒髪が眩しいほどに反射している。別
れを告げられても憂いに沈むことも取り乱すこともない彼女は、いつものようにとても上品にみえた。
切れ長の瞳にいくらかの冷淡ささえ覗かせないのは、ひとえにその品のよい物腰によるものだ。
「じゃあ、サヨナラだね」
美雪は立ち上がり、山崎も彼女を見送るためにそれにならった。玄関までいって靴を履き終えると、
美雪はくるりと振り返った。そのまま出て行くと思っていた山崎は、思わぬ距離で彼女と正対してし
まう。
「イルカのコップは置いていくよ」
美雪の吐息がそのまま感じられ、山崎はその言葉の意味を咀嚼することができなかった。不意に、
眠気にも似た虚脱感が体を包み込む。
「きっと、友也はまた私のことが欲しくなる」
呆然と美雪の目を見つめることしかできない山崎に対し、彼女はいつもよりも深い笑みを見せた。
それは、疲れた体を受け止めるふかふかのベッドのように、いまの彼には心地よく感じられた。ぼ
んやりとした視界のなかで、相手の唇が再び動き始めるのがわかる。
「だから、イルカのコップは置いていく」
彼女が立ち去ったことに気づくまで、山崎はしばらくそこに立ち尽くしていた。
979 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/10(土) 03:43:12
>972
妹バラバラ殺人の自殺バージョンか?
>>947 遅レスだが気持ち悪いから是非指摘してみたい
『どうして知っているの?』と『彼女は〜』の間の『と』は省きたい。
そして主語と述語が遠いせいで捻れているから
『彼女は』と『覚えた』を近づけたほうがよろしいかと。
推敲の段階でこういうことに自然と気づくようになったら、より上手くなる気がします。
つうか、これだけ書ける人なのに冒頭から晒さないであなたは満足なの?
余計なことはまあいいか
>>977 >告別に際しても、やはり美雪は動揺を見せなかった。
てっきり葬儀の場面かと思って読み進んだら、違うので驚いた。
たしかに「告別」は葬式には限らないけれど、この書き出しでは
ふつう告別式をイメージすると思うが。
「別れ」とかでいいんじゃね?
全般に書かれている内容に比して文章の量が多い。
ひとつには、
>ピアノの鍵盤を順々に叩いていったような、柔らかだけどはっきりした口調で、
かくの如く、比喩が長く、かつ、多いから。
もうひとつは、描写がくどいから。
>美雪はグラスを網棚に置き、ふたつ目をふき始めた。それはイルカの柄がプリント
>された安物のグラスで、山崎の家での彼女専用だった。
このへんとかね。「それは」は感心しない。
全体に力みすぎの感あり。
書く姿勢はいいと思うけど。