780 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/07(水) 19:55:12
∧l二|ヘ
(・ω・ ) おいらを次のレスに送るんよ
./ ̄ ̄ ̄ハ お別れの時にはお土産を持たせるんよ
| 福 | |
| 袋 | |,,,....
 ̄ ̄ ̄ ̄
現在の所持品: 帽子 老眼鏡 爪楊枝 ステテコ コタツ 一億五千万円
覚醒剤200キロ 核弾頭搭載巡航ミサイル 使用済み生理用ナプキン
重装騎兵隊一個師団 ヘイドレク うんち一回分 おしっこ三年分
借入金百億円 麻雀牌 解雇通告書類 コシノジュンコ著「おしゃれ入門」
「ついでにとんちんかん」第四巻 「くりいむレモン」OVA ダッチワイフ
ピコピコハンマー(ヘイドレクと言ったらこれでしょ!)
ヘイドレクはファンタジーノベル大賞とか角川ホラー大賞とか狙って
下手糞な文章を原稿用紙に書き連ねて毎回送りつけて
そんで下読みに適当にパラ見されてそのままゴミ箱に放り込まれて終わってるが
本人は自分にファンタジー作家の才能があると勘違いして自意識過剰になってる
そんな連中の総称なんだよ
で、その原稿用紙を追加
そろそろこのネタが賞味期限切れなので防臭剤
781 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/08(木) 00:57:17
これだけの所持品を持ったヘイドレクは、たった一人で大地に降り立った。
目の前には無数の死体…終わったばかりの戦いで死んだ戦士たちの骸が、折り重なるように横たわっている。
流れ出る血が、乾いた大地に吸い込まれてゆく。
晴れ渡った空には雲一つなく、中天の太陽が放つ熱線が、屍たちを焼く。
風が吹いた。わずかに焦げ臭い南風が、ヘイドレクの頬をかすめる。
先ほどまでのあの激しい戦いなどまるで無かったかのように、暖気を孕んだ風が辺りを吹きぬけた。
そんな中で、ヘイドレクはゆっくりと立ち上がった。
全ての希望は打ち砕かれ、全ての夢が破れたこの荒野の只中で、彼は大地を再び踏みしめた。
泥に塗れ、草臥れた己の肉体が悲鳴を上げる。だが、その痛みすら心地よく感じた。
まだ生きている、という実感が、ヘイドレクの不屈の魂を再び甦らせたのだ。
「こ、ここは何処だ?」
汗ばんだ額を手で拭いながら、ヘイドレクは天を見上げた。
憎々しいほどに青い空が、頭上に広がる。
痛いほどの光が、ヘイドレクの網膜を刺す。ヘイドレクは思わず顔を顰め、太陽から目を逸らした。
無論答えるものなど居ない。それはヘイドレクにも分かっている。
782 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/08(木) 00:58:12
己の手にある謎の袋を大地に放り出した。馬鹿げた赤色の中に染め抜かれた、「福袋」という文字。
何故自分がこんなものを手にしているのかはわからない。
いや、いまさら分かったところで、そんなことなどどうでも良い。
大きく溜め息を付いたヘイドレクは、纏わり付く蝿を手で払いながら、再び大地にしゃがみこんだ。
おそらくこの世界で、再びくだらない冒険をさせられるのであろう。
この袋の中身は、この冒険のために用意されたアイテムと言うわけだ。
どうせくだらないものだろうな、とヘイドレクは唇をわずかに歪め、笑った。
そしてその予感は見事に当たった。
「何だよ、これは…」
あまりに馬鹿げた品の数々に、ヘイドレクはあきれ返った。
だがそれと同時に、ヘイドレクは己の本当の正体を悟ることになった。
この福袋の中に入っていた、束ねられた原稿用紙…そこに添えられたメモ。
”ヘイドレクはファンタジーノベル大賞とか角川ホラー大賞とか狙って
下手糞な文章を原稿用紙に書き連ねて毎回送りつけて
そんで下読みに適当にパラ見されてそのままゴミ箱に放り込まれて終わってるが
本人は自分にファンタジー作家の才能があると勘違いして自意識過剰になってる
そんな連中の総称なんだよ”
ヘイドレクという男の存在の謎…その答えが、記されていたのだ。
783 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/08(木) 00:59:16
それを見て、ヘイドレクは唖然とした。その下らなさ、馬鹿馬鹿しさに。
まるで才能の欠片もないのに、ホラーやファンタジーなんかの賞を狙って作家になろうなんて本気で思っている馬鹿。
そんな奴らが、この世の中に本当に存在するなんて…その気持ち悪さに、ヘイドレクは思わず怖気だった。
「くだらねえ連中だな…しかも俺も前世はこんな人間の屑みたいな存在だったなんて、最低だな」
手にした原稿用紙の束を握り締めながら、ヘイドレクは溜め息を付く。
今回ばかりは、今までとはまるで異なる、逞しく凛々しい一人の男として再生したヘイドレク。
彼の魂には、天の計らいによって勇者の意志と、過酷な運命の車輪が刻まれていた。
だが、彼の持っているのは
>>780で書き込まれた下らない品々。
この先、この心もとない武器で、運命を切り開いてゆかねばならないのだ。
とりあえず子供銀行発行の一億五千万円と、小学二年生がふざけて書き込んだ借入金百億円の証文は不要だ。
ヘイドレクはそれを傍で燃えていた火の中に放り込む。
うんち一回分と、おしっこ三年分は、その辺に撒き散らした。
結構な量であるものの、屈強な肉体を与えられたヘイドレクにとっては大した重さではない。
大量の屎尿は、辺りに散らばる戦士たちの遺骸の上に撒き散らされ、死せる戦士たちの栄誉を穢した。
784 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/08(木) 01:00:08
リストにあった重装騎兵隊一個師団は、先ほどの戦いの中で展開させ、敵の主力部隊と相打ちとなって全滅している。
かつての王国からヘイドレクを慕って付いてきた歴戦の勇者たち…その頼もしき部下たちの喪失を、ヘイドレクは悔いた。
(俺も、今や流浪の王だな…)
ヘイドレクは己の運命の流転を呪う。そして失われた自らの王国のかつての栄華を想い、思わず目を潤ませた。
手元に残ったのは、以下の品々。これらはそのうち使えそうだ、とヘイドレクは考え、再び福袋の中にしまいこんだ。
現在の所持品: 帽子 老眼鏡 爪楊枝 ステテコ コタツ
覚醒剤200キロ 核弾頭搭載巡航ミサイル 使用済み生理用ナプキン
うんち一回分 おしっこ三年分 麻雀牌 解雇通告書類 コシノジュンコ著「おしゃれ入門」
「ついでにとんちんかん」第四巻 「くりいむレモン」OVA ダッチワイフ
ピコピコハンマー 原稿用紙 防臭剤
「さあ、冒険の始まりだ…」
福袋を肩に担ぐと、ヘイドレクは何処とも知れぬ方角に向かい、荒野を踏み出した。
誰も待つものなど居ない、目指す場所もない、永遠の放浪…。
785 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/08(木) 04:20:25
旅立つ前にとりあえずその辺にうんこをしたヘイドレク
今回は男前の英雄なんだってな
よかったなヘイドレク
786 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/08(木) 17:22:32
大量の糞便を排出し、下腹部が軽くなったヘイドレク。
地面には、今まで自分の腹の中に詰まっていたとは俄かに信じがたいほどの量の糞が積みあがった。
「まいったなあ、内臓が全部出ちまったかと思ったぜ」
ヘイドレクは無骨な二枚目フェイスを少し歪ませて、自嘲的に笑った。
さらに腹を力ませ、腸内に残る糞便を搾り出す。
ブリブリッという香ばしい音とともに、残った糞の滓が肛門から飛び散った。
同時に膀胱の栓を開き、膀胱内に溜まった大量の尿を吐き出した。
生暖かい南風に乗って、芳しい糞便の香りが辺りを漂う。
荒れ果てた大地の只中で、ヘイドレクは排便の快楽に酔いしれ、思わず唸った。
暫くして、ヘイドレクは気づいた。
「あ、紙が無いな…」
そう、ヘイドレクの手荷物の中にはトイレットペーパーは無いのだ。
787 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/08(木) 17:23:03
(しまったな、これからもうんこの後にケツがふけないのか…)
ヘイドレクはその事実に驚愕した。
伝説の英雄になる(予定)の勇者である自分が、肛門にうんこをべっとりさせたまま旅を続けなければならないのだ。
「そんな格好悪いこと、冗談じゃねえよ。」
思わずヘイドレクは舌打ちする。
するとどうだろう、とっさにナイスアイデアを思いついたのだ。
今回ばかりは聡明な頭脳(ただしファンタジー作家志望レベルから見ての話)を受け継いだヘイドレク。
前世の彼であれば、手でケツを拭いてそのまま手に付いたうんこを舌で舐めてしまっていただろう。
何度も転生を繰り返し、遂にヘイドレクは進化(?)したのだ。
「これで拭けばいいじゃんか…なんだよ簡単な話じゃんかよ!」
そう思いついた途端、ヘイドレクはカッカと豪快に笑って見せた。
ヘイドレクは自分の荷物(「福袋」と書かれている)の中から目的の物を取り出した。
そう、それは前世のヘイドレクが大事に大事に書き連ねた、原稿用紙だ。
かつての世界では、ヘイドレクは命がけでこの原稿用紙に文字を書き連ねていた。
祈るような気持ちで出版社に原稿を送り、そのまま編集者にゴミ箱に捨てられ続けたあの原稿。
にも関わらず、いつか自分の才能が世に認められると根拠無く信じ込んでいたあの無為な日々。
その前世のヘイドレクの血と涙の結晶たる、ファンタジー小説を書き連ねた原稿が、今ヘイドレクの手に握られている。
そこには、ファンタジーノベル大賞やラノベ大賞、日本ホラー大賞を狙って書いた駄文たちの文字が躍る…。
788 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/08(木) 17:23:37
ヘイドレクはその原稿を一枚無造作に引っ張り出すと、適当な大きさに折りたたんだ。
そのまま何のためらいもなく、そんぽ原稿用紙で己の肛門を思い切り拭った。
ゴシゴシ、フキフキ…。
肛門にこびり付いていたその糞をあらかた拭うと、ヘイドレクはそれをその辺に放り捨てた。
まあ、かつてのヘイドレクの書き連ねていた作品なんぞ、そんなレベルの物に過ぎなかったので、何の問題もない。
きっちりケツを拭き、肛門をピカピカに磨き上げたヘイドレクは、パンツとズボンを引き釣り上げた。
引き締まった腹筋、盛り上がった肩の筋肉…かつての脆弱メタボなヘイドレクボディとは打って変わったマッチョボディ。
その肉体を躍動させながら、ヘイドレクは荷物を担ぐ。顔には、思わず引き込まれそうな笑顔が浮かんでいる。
便意を解消できた悦びと、トイレットペーパーの問題を解決できた喜び…気づくとヘイドレクは声を上げて笑っていた。
笑い声を上げながら、ヘイドレクは再び荒野を歩き出した。
未知なる冒険を求めて…。
789 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/08(木) 19:31:22
アイテムを使ったりアイテムをげっとしたりすればいいってこと?
790 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/08(木) 21:29:14
いや、違う。
今の自分にとっていちばん必要なのは食料だ。
テントの隅で膝を抱え座り込んでいたヘイドレクは勢いよく立ち上がった。
失業者たちを掻き分け外へ出る。
派遣村の空は悲しいくらいに晴れ渡っていた。
791 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/09(金) 00:24:47
792 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/09(金) 02:18:22
>>789-791 いや、アイテムを使ったりアイテムをゲットするだけじゃなくて、それで面白いことをやるのが目的なのだ。
そう、それは愛の行為。神へと通ずる道を歩む修羅道であるのだ。
ヘイドレクの立ち向かうその先には、様々な困難が待ち受けているであろう。
その困難に立ち向かい、全てが明らかになったそのとき、ヘイドレクは神になるのだ。
ヘイドレクはクシャトゥーリアの家門に生まれたそのとき、蓮の葉の上に立ち上がったという。
そこで彼は、瞑目するように目を瞑りながら、後々まで語り継がれる気高いお言葉を発せられたのだ。
「天上天下、唯我独尊」
そのお言葉を耳にされたアレクセイ・クロポトキン閣下は、その場で両手を合わせられ、滂沱の涙を流されたのだ。
クロポトキン閣下は感動の熱き涙を拭いもせず、答えたという。
「ああ、この御子こそ、神より遣われし救世主さまだ!」
感激のあまりクロポトキン閣下はその場で白刃を抜き去り、己の喉を付いて殉死なされたという。
そう全ては伝説…神の御子として誕生した救世主・ヘイドレクの神話の始まりなのだ。
793 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/09(金) 02:19:09
クシャトゥーリアを名乗りながらも実際は大工であったヘイドレクの父ヨゼフ。
彼は同時に、当局にマークされた極左テロリストであり、ゴラン高原で密売したアヘンをローマに流す売人でもあった。
紀元前23年に引き起こされた、かの有名な「血のアッピア街道事件」の首謀者も父ヨゼフである。
この時にはローマ人やフェニキア人、フィレンツェ人など数百人の市民が犠牲となっている。
この酸鼻極まる凶悪テロ事件により、ヨゼフ属するグレゴリー=ザイツェフ聖騎士団は、パブリックエナミーbPとなった。
地中海世界全域に指名手配されたヨゼフらは、ローマの憲兵百人隊に追いつめられ、海路中近東へ逃亡した。
母はマリアンヌ…彼女もまたグレゴリー=ザイツェフ聖騎士団の外部秘密工作院である。
類稀なる美貌と、10カ国語を操る語学力を活かしてパリの社交界に出入りしたマリアンヌ。
ルイ16世の寵愛を受けた彼女は、特に請われてマリー・アントワネットの教育係となったのだ。
そしてマリアンヌは、マリーに言わせた名言がある。
バスティーユ監獄襲撃事件で武装蜂起したパリの民衆。
そんな彼ら民衆たちがヴェルサイユ宮殿に押し寄せて「パンをよこせ!」シュプレヒコールを挙げるその只中…。
「パンが無ければ、うんこを食べればいいじゃない・・・うふっ!」
そう、この名言こそ、マリアンヌがマリーに言わせたものだったのだ。
そしてその言葉は、民衆達を歓喜の渦に巻き込んだのだ。
マリーの放ったその言葉を耳にした民衆たちは、その場でうんこを垂れ流し、先を争って喰らったという。
それが後に語られるフランス革命だ。
794 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/09(金) 02:19:40
だがそんなマリアンヌの陰での努力も長続きしなかった。
鵯越の戦いで破れた平家の軍勢が瀬戸内海に落ち逃げ、源平の軍事バランスが崩壊。
マリアンヌの身を危うくなり、知己のあるゾロアスターの手引きでヨゼフのいるアレクサンドリアに落ち延びた。
皇帝オクタヴィアヌスが放った刺客の目を盗み、アレクサンドリアの町を抜け出た一行は、ガラリアの地を目指す。
別名ムンバイ…またの名をガンダーラと呼ばれるガラリアの地は、現在の神奈川県茅ヶ崎市東海岸一丁目付近だ。
快速アクティーの停車する茅ヶ崎駅から徒歩にして十分ほどの場所にあるその公園の片隅に、一行はたどり着いた。
彼らは皆傷ついていた…戦いに疲れ、理想の天国を見失い、多くの血を流し、虚しい犠牲を生み出してきた。
そんな修羅の日々に、皆疲れ果てていたのだ。
そんな時であった。マリアンヌが産気づいたのだ。
後世の歴史では馬小屋と伝えられるその場所は、実際は市営公園の公衆トイレだ。
そこで我らが御子が誕生したのだ…祝福と、嘲笑に包まれる中で。
この気高い御子には、美しい名前がつけられた。
その名は「ヘイドレク」
そう、神の名前だ。
795 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/09(金) 16:09:03
現在の所持品: 帽子 老眼鏡 爪楊枝 ステテコ コタツ
覚醒剤200キロ 核弾頭搭載巡航ミサイル 使用済み生理用ナプキン
うんち一回分 おしっこ三年分 麻雀牌 解雇通告書類 コシノジュンコ著「おしゃれ入門」
「ついでにとんちんかん」第四巻 「くりいむレモン」OVA ダッチワイフ
ピコピコハンマー 原稿用紙 防臭剤
796 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/09(金) 19:16:48
ヘイドレクが公衆便所で生を受けたその日、東の空に輝く星が赤く燃え上がったことが知られる。
その星は一瞬、真っ赤に燃え上がったと思ったら、その後三つに分裂し、さらにそれぞれが六つに分裂した。
合計18個に分裂したその星は、隊列を組みながら東の空を見事に飛行。
なおかつ整った隊列を全く崩すことなく見事な宙返りを決めて見せたという。
十分ほど、華麗なる空中ショーを見せた航空自衛隊所属”ブルーインパルス”隊は、無事三沢基地に帰還。
その後直ちに領空侵犯をしたソビエト空軍のミグ23の追撃に向かったという。
その模様を見た東方の三賢者たちは「これは神が御子を使わせた証である!」と叫び、欣喜雀躍した。
彼らは長らく不況に苦しむ日本経済に絶望し、革命闘争を起こすべく地下テロ組織を結成していたのだ。
三賢者たちはコロッセオ地下のカタコンベから出ると、当局が放った伊賀忍者部隊の追撃を受けながら走った。
そう、もちろん新たに生まれ出でた救世主、ヘイドレクへの祝福のためだ。
伊賀忍者軍団を率いるのは陪臣ウラディミール。
そう、彼こそは後にゲティスバーグ演説の最中のリンカーン大統領を狙撃し、暗殺した男だ。
またダラスの路上でケネディ大統領を殺害したのもまた、彼である。
797 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/09(金) 19:17:21
先日行われた宮廷付きの魔術師である阿部晴明の占星術による予言は、恐るべきものだった。
大ローマ帝国を脅かしかねない危険な存在が、西暦3986年の今、誕生したというのだ。
その名は、ヘイドレク…神の子を名乗り、パクス・ロマーナを崩壊させかねない危険な存在。
ここで彼の命運を立たねばならない、と占星術師たちは皇帝に告げた。
でなくば、皇帝ピサロは奴隷に貶められ、マッチョなお兄さんに永遠にアナルを掘られる運命を化されるという。
「ゴクリ…」
思わず生唾を飲み込んだ皇帝ピサロは、心中の興奮を抑えるのに必死であった…実は彼はホモなのだ。
だが、ホモが皇帝の座に着くことは神への冒涜であり、許されるものではない。
それゆえ彼がホモであることは、後宮の中でもごく一部のホモ従者たちのみなのだ。
このような皇帝自らによる涜神行為こそが、世の動乱を招いているのだ。
にも関わらず、保身に必死な皇帝はウラディミールに命令を下達する。
「ヘイドレクなるものを捕らえ、殺害せよ!」
皇帝は怒鳴りつけた…ホモであるにも関わらず皇帝となった男。
実は密かに奴隷となってマッチョ兄さんたちにアナル開発されることを夢想すらしていた不埒な王。
だが、皇帝はそんな心中の迷いを振り払うかのように、もう一度さけんだ!
「ヘイドレクを殺せ…もしできなくばウラディミールよ、そなたを去勢する!」
ひいっ!と悲鳴を上げたのを憶えている。
ウラディミールは思わず自分の股間を押さえながら、慌てて皇帝ピサロの前にひれ伏した。
(ヘイドレクを殺さねば、俺のきんたまが切り取られて、一生ソプラノボイスになってしまう!)
希代の女好きであるウラディミールにとっては最大級の恐怖であった。
798 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/09(金) 19:17:59
かくしてウラディミールは、配下の伊賀忍者軍団を総動員し、ヘイドレクの行方を追った。
その網に掛かったのが反政府テロ組織「東方の三賢人」というグループであった。
彼らはサンバルテルミの大虐殺を引き起こしたあと、血のメーデー事件まで引き起こした危険な団体だった。
ICPOのリストにも、トップランクに記載されているカルト的集団…それがヘイドレクの元に向かっているという。
「チャンスだっ!」
ウラディミールは伊賀忍者の服部カンゾウとシンゾウの兄弟を呼んだ。
伊賀忍者たちの中でも最高レベルの暗殺技術を持つ腕利きだ。
「武装テロ組織”東方の三賢人”のアジトのあるレキシントンアベニュー三番地の雑居ビルを包囲し、殲滅せよ!」
ウラディミールは二人に命じた。そして獅子丸という人食いマッドドッグを付け、彼らのアジトを襲わせた。
実に30人近い犠牲者を出しながらも、東方の三賢人たちはアジトを抜けた。
向かうは神奈川県茅ヶ崎市…まだ生まれて間もない御子、ヘイドレクのおわすその場所だ。
彼らは走った…仲間達が次々と倒れる中、振り返りもせずに。流れる涙を拭おうともせずに。
旅立つヘイドレクに、届けなければならないものがあるのだ。
それをヘイドレクに届けずに、死ぬことは出来ない。(※その荷物の一部が
>>795)
一方、ヘイドレクはそのころ、オムツの中にうんこを垂れ流すのに忙しかった。
799 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/09(金) 20:38:13
そのウンコは高く売れた。飛ぶように売れた。
店頭にならぶヘイドレクウンコを求めて民衆は暴動寸前だった。
「うおーっ。そのウンコ、俺によこせ!」
「金ならいくらでも出すぞー!」
「子供が病気なんです……。そのウンコがないと……」
人々は虚実いりまじりの訴えで、必死な形相だ。
800 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/10(土) 00:29:03
出張先のビジネスホテルで、ネット検索をしてデリヘルを呼び
そしてことを済ますと、現地の居酒屋を検索して地元グルメを堪能し
いい気分になってホテルに戻り、コンビニで買ったビールとスルメを味わいながら
2chでクダを巻く・・・
これが正しいネットブックの利用の仕方だ・・・ヘイドレク
802 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/10(土) 02:01:35
公明党に感謝しる!ウェーハハハハ!
∧ ∧
<丶`∀´> 定額給付金 国民は待望
U θ U 『もらえるなら早く欲しい』というのが率直な声だ
/ ̄ ̄T ̄ ̄\
|二二二二二二二|
|東順治副代表|
パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
< >】 < >】 < >】【< > 【< > 【< >
/ /┘ . / /┘. / /┘ └\ \ └\ \ └\ \
ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://www.komei.or.jp/news/2009/0107/13418.html ∧,, ∧ 定額給付金の受け取る、受け取らないは自由なる意思に
(`・ω・´) 基づいて行われるもの。 私自身についても該当する」
U θU
/ ̄ ̄T ̄ ̄\
|二二二二二二二|
|与謝野大臣 |
パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( )】 ( )】 ( )】 【( ) 【( ) 【( )
/ /┘ . / /┘. / /┘ └\ \ └\ \ └\ \
ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35780820090109
803 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/10(土) 14:48:25
[006/006] 164 - 衆 - 教育基本法に関する特別… - 3号
平成18年05月24日
○池坊委員
それでは、先ほどからも質問に出ておりました豊かな情操と
道徳についてお伺いしたいと思います。
憲法十九条では、「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」と書いてございます。
しかしながら、私は、心や態度を教育で扱ってはいけないと考えるのは、
果たして正しいのだろうかと疑問を持っております。
教育で最も大切なことは、心の育成ではないでしょうか。
だからこそ、「教育の目標」の第二条の一に豊かな情操と道徳を培うと明示してあるのだと思います。
知が優先し徳が欠如する人々によって構成される社会は、本当に悲惨なものだと思います。
かつて日本でもカルト宗教が無差別テロを起こしましたが、
そこにいた人たちは、高学歴、優秀な研究者もおりました。
私は時折思い起こすのですが、ヒトラーのナチス・ドイツ、これは
中心者十五人によって形成されていたのです。
そのうちの八人までが博士号を取得しておりました。
この人たちによって五百万以上のユダヤ人が殺されたのです。
kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc_text.cgi?SESSION=5378&SAVED_RID=3&SRV_ID=9&DOC_ID=3813&MODE=1&DMY=5484&FRAME=3&PPOS=49#JUMP1
804 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/10(土) 16:13:06
日本国憲法
第八十九条
公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは
維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、
これを支出し、又はその利用に供してはならない。
↑
定額給付金が 『支持団体の待望』 となるとこの辺が怪しいw
故に、無理やり 『国民の待望!』とすり替えてるんじゃない?
805 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/10(土) 18:07:37
まもなくスレが容量オーバーだってのに・・・
806 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/10(土) 23:43:23
マダム・ヘイドレクの背徳
807 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/11(日) 04:15:08
>>805 もう随分前に次スレに移ってるよ
ここはとっくに捨てられてんの
808 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/11(日) 05:51:05
嘘言ってんじゃねーよ!!
809 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/11(日) 18:35:10
そう、その通りなのだ。このスレは間もなく終わり、残りは適当な電波カキコで埋めてゆくさだめなのだ。
秋風は吹き抜ける無限の荒野に佇むヘイドレクは、自らの救世主列伝に思いを馳せた…。
国際武装テロ組織”東方の三賢者”によって祝福されたヘイドレク。
彼らはヘイドレクにおのおの貢物を捧げたのだ。
メルキオールはヘイドレクに、”エクスカリバー”と銘されたピコピコハンマーを与えた。
バルタザールはヘイドレクに、老眼鏡を与えた。
カスパールはヘイドレクに、コシノジュンコ著「おしゃれ入門」を与えた。
彼らは幼き御子、ヘイドレクの前に跪き、彼が新世界を創造する新たなる神になることを予見した。
そしてその場で彼らは、洗脳で左翼テロ集団に入った女子大生たちと激しく乱交パーティーを始めたのだ。
妖しい光の中で、老いた賢者たちの皺だらけの手が、若き娘達の乳房を玩ぶ。
地下カタコンベ(茅ヶ崎市公園事務局の用具倉庫の別称)には、北朝鮮製のアヘンの匂いが立ち込める。
そんな中で彼らは快楽に酔いしれ、そして溺れていった。
ヘイドレクはすやすやと眠る。
その後に訪れる彼の受難と救世の遍歴など、知る由もなかった。
810 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/12(月) 00:24:06
本当に終わりそうだ
811 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/12(月) 01:35:46
>>810 だから終わるって言ったろ
別スレに移ってくれ
812 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/12(月) 20:53:36
作物食い荒らすイナゴの群れみたい
813 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/12(月) 22:04:36
新スレ建てようとしたら建てられなかった。
残り少ないスレを無駄遣いした罰ですか?
814 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/13(火) 20:52:05
罰です
815 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/13(火) 22:49:04
権田はヘイドレクとまぐまわっていた。
マークマグワイアが年間ホームレス数70の世界記録を打ち立てた年だった。
「ハァハァ。ヘイドレク」
「あぁ、ご、権田さん」
ふたりはその日、70回まぐわった。
除夜の鐘が鳴るのと同時に権田は71回目の射精をしたのだが、はたしてあれは翌日の性行為に計算されるのか、
はたまた除夜の鐘と同時であったからつまりは同一日による71回のまぐわいと数える方がよいのか、
のちのちふたりを悩ませたものである。
816 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/14(水) 04:29:24
817 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/14(水) 17:46:42
818 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/14(水) 19:27:12
>>817の言うみんなとは、ヘイドレクのことだった。
ヘイドレクはコテと名無しを総動員して創作文芸板を支配していたのだ!
「ぶはははは。あーあ、また面倒くせぇなぁ」彼の顔に優越感の充満した笑みが浮かんだ。「付き合ってやるかw」
物凄いはやさでキーボードを叩きだした。
819 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/14(水) 19:50:50
>>818 昔エロパロ板に憤怒の河を渡れというスレがあったの。
その残党が二人いて、それがここでナンセンスしてるだけなんだよ。
だから今は君はお呼びでないわけ。
わかる?
820 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/14(水) 21:01:09
>>819 つーか、あれ削除されたぞ
何であそこはすぐ落ちるんだ?
821 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/15(木) 01:21:19
何の話ですか?ヘイドレクの物語は永遠に不滅ですよ。
822 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/15(木) 17:36:29
そうだね
ヘイドレクの物語は永久に語り継がれてゆくからね
823 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/15(木) 20:15:12
どこで?
824 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/15(木) 20:55:00
「ふぅーっ。まぁこれくらいでいいか」ヘイドレクは額の汗を拭った。
彼は自演の達成感に恍惚としている。
百パーセントバレてないと思い込んでいた。
825 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/16(金) 00:18:26
826 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/16(金) 23:39:09
えっ?
本当にスレが終わるの?
あと200レスくらいあるんじゃないの?
827 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/17(土) 17:38:45
もう容量が限界なのだ
828 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/19(月) 00:42:11
,. '゙!
,.' ´ :::|
,.'´ __ ::l、 /`,
,.'´ 〈 ,.::`ヽ ` :::::i
,.'´ ∨::;;: /゙, ::::::::l
_ ,/  ̄ r‐_、::::l
/ ,. - >、_, レ'::::iヽ | 私を殺すつもりか?
/ i′ ,′ ヽ_, ヾ'..ノ::l
_,.! { ヽ_ ノ .::::::::::::|
゙, ヽ .. ::::::::::::::::::l
゙、 \ ::::::::::::::::::::::::! _
ヽ ` ‐ .. _ ::::::::::::::::::::::l ,..:'´::::::::::`:ヽ、
゙、:::  ̄ `` '''''''''''''''' ‐ :、::::::::::_M n ,:':::::::::::::::::::::::::::::ヽ
\:::::: ..ヽ:::::::゙!ニヽ' /;::::::::::; !:::::::::::::::::::: |
\::::::::::.. ... ....:::::::::::i::::i´:.:.::゙! ,.:':::;:'::::::::::∪::::::::::::::::::::;'
\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::|:.:.:.:_」,/::::;:'::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
` ‐ ::_:::::::::::::::::::::::::::::::/::::|:.:.:.:.:.:.`:.7:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
...........  ̄ ―---‐::'´:::::::∧、:.:.:.:.:.:.l:ハ::::::::::::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ :', \;.:.':./∧:::::::::::::::::::::::::::/「ーz
.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ゙, :', /:.:.〈〈_ ヾト:::::::::::::::::/⌒y‐'
829 :
名無し物書き@推敲中?:
.,,illlll|i,,,[llll゙llllll゙l!デ''''''j,,lllllil|il☆'lllllll,llll!llllllllllllliillニ : '
'゙l,,,r,,lll,,,,,li,,,,,,,,lliiiiiilllllllll||l゙ニ゙llj゙'llll,ll゙llillilllliiiiiiiilllllili、、
.,,i,,,゙,,llllllllllllllllllllllllllllllllll゙ll,lll,iil` '|,!'llllliillllllllllllll゙゙!l!゙゙☆: :
: illllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!lil!l!,lll° 、:lli,゙llllllllllllllllllll,,l,,lllillll,,,,,、
.゙q]llillllllllllll!lllllllllllllllllllllill゙',l゙ll゙° .、,,,,lli,lllllllllllllllllllllllllllllllll゙|l″
: ,,lliiillllllllllll!"~゚゙゙゙゙゙゙゙゙”゙゙゙`‘”:″ ゚゙゙゙!!!lllllllllllllllllllllllllllll,☆,,.
,,lllllllllllllllllll` .ill゙゙lllllll:.、 .:'lil,ilir,,,: ゙!!lllllllllllllllllllllllllll,,,,,.,,、
: ,,lllllllllllll!llillll `゙゙° ` ”'゙゜`` ゙゙lllllllllllllllllllllllllllllllll丶
.,llllllllllllllli,lllllll: 'llllllllllllllllllllllllllllllll゙.,
,llllllllllllllllll,llliii、 :llllllllllllllllllllllllllllllliiil,,ァ
゙llllllllllllllllllllllllll: ,lllllllllllllllllllllllllllllllllllllli、
`lllllllllllllllllllllllll, ,llllllllllllllllllllllllllllllllllllllll|'
゙゙!llllllllllllllllllllli, .,,,,_、 ,lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll′
: ゙゙゙!!l!!!!lllllllllli,, ` .'" .,,illlllllllllllllllllllllllllllllllllllll゙゜
.:゙lllllllllllii,, : .,,illllllllllllllllllllllllllllllllllll゙゙゙゙°
lllllllllllllllii,,, ,,,lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!
.llllllllllllllllllllii、 、 : .`'’` .lllllllll゙llll゙゙lllllllllllllllllllll゙
.゙゙゙゙!!!!!!!!!lllll、: 丶 ` 、ill!!゙゜ ⌒ .゙゙゙゙!llllllllll!°