1 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/06(火) 00:57:12
せっかく2chに書き込みしているのだから、あちこちの
板で、皆さんがその文章力を発揮した書き込みをして頂き
ここに貼って下さい。
・ルール・
・貼った書き込みに対しての中傷はスルー。
・「ここはこう書いたら?」などのアドバイスはOK
・貼るのは成功事例だけで。(基準は褒めレス)
・また〜り進行でお願いします。
※過去に書き込んで、反応が良かった作品でも結構です。
オカ板に書き込んで、震え上がらせた。
失恋板に書き込んで、何人もの人間に希望を与えた。
ピンク方面に書き込んで、興奮させた
メンヘルの人間の自殺を止めた
詩・ポエム板で「プロ」と称された
などなど、腕試しにお願いします。
大腸の長いトンネルを抜けると水国であった。
紙の空が白くなった。便所に糞が溜った。
3 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/06(火) 12:01:08
この映画を見たら二人は終わる。
あと十分程で僕達二人は別々の道を歩んで行く事になる。
……割り切ったつもりだった。だけど僕の目からは涙が、次々とこぼれ落ちていく。隣を見ると彼女も泣いていた。でも僕のとは違う、涙。
僕は本当に彼女が好きだった。いや、今泣いているこの瞬間も、好きで好きでたまらない。そしてこれからも僕は彼女を、愛し続ける。
だけど僕は彼女と、別れなければならない。僕のためでなく、他の誰でもない――愛する彼女のために。
4 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/06(火) 12:02:46
……何故だろう、嫌な予感がする。朝起きた時にも感じたこの嫌な予感。今日は久しぶりに彼と会える日だから、無理矢理しまい込んでいた。
だけど映画がクライマックスのシーン――死んでいたと思っていたヒロインと主人公が再び出会う感動のシーン――この映画で一番泣ける感動の瞬間、私の中を嫌な予感が駆け巡った。
もう映画なんて見れなかった。私の胸の中には映画の感動なんてこれっぽっちも残らず消え去った。感動の代わりにあるのは、私を押しつぶしてしまいそうな程の不安だけだった。
後十分で映画が終わると思った瞬間、涙が溢れ出て来た。まるでダムが決壊したかのように私の涙は止まらなかった。
5 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/06(火) 12:04:50
映画が終わり外に出るまでの間、彼女の顔を見ることが出来なかった。見てしまうと――泣いてしまいそうだから。
外に出ると辺りはオレンジに染まっていた。二人が好きな幸せのオレンジ。
温かい色が二人を包んでいる。そう、感じた。
ふと、お互いが好きな色について話し合った事が浮かんで来た。
「私さ、オレンジが好きなんだ」
「ふーん、どうして?」
この時僕は単に自分とオレンジが好きなんだ、ぐらいにしか思ってなかった。
「オレンジって夕日を思い浮かべるから、寂しいとか焦燥感みたいなの感じる人多いと思うんだ」
「うん、そうかもね」
「でもさ私にしてみれば幸せの色なんだ。上手く言えないけどオレンジは幸せの色」
背中が震えたのを僕は覚えている。体自体が感動していた。僕と全く同じ理由だったから。僕にとってもオレンジは幸せの色だったから。
この時から僕は彼女に惹かれだしたんだと思う。
そして僕らは四年前の夏、幸せのオレンジが二人を包む中、僕らは付き合い始めた。
だけど、僕らは今日で終わる。始まった時と同じように、幸せのオレンジに包まれながら――終わる。
――これからは、二人が好きだった幸せのオレンジ――
6 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/06(火) 12:05:57
私は映画が終わっても泣いていた。どうしても泣き止む事が出来なかった。
だけど外に出るまでには笑顔、それもとびきりの笑顔をつくっておくつもりだ。
――彼が心配しないように。
――嫌な気分を脱ぎ払うために。
だから彼の顔を見ないでおいた。また――泣き出しそうだから。
外に出ると周りは鮮やかなオレンジ一色だった。二人が好きな幸せのオレンジ。
柔らかくて優しい光に二人は包まれてる。そう、感じた。
オレンジをみて私は付き合い始めた時の事を思い出していた。
「あのさ、幸せのオレンジの話覚えてるかな」
「うん、もちろん」
私達は公園のベンチに座って話をしていた。付き合い始めたばかりで離れたくなかったのかもしれない。
「僕も全く同じ理由でオレンジが好きなんだ」
「うん」
「温かみのある優しい、オレンジ。僕達は今日付き合い始めた。そして今僕達は幸せのオレンジに包まれてる」
とても幸せだった。好きと言われて、オレンジに囲まれ。
やっぱりオレンジは幸せの象徴。二人にとって大事な色。
そして映画館の外、二人の周りは幸せのオレンジ。少し気分が軽くなった。
始まった時と同じように、幸せのオレンジに囲まれながら――繋がっていく。
――これからも、二人が好きな幸せのオレンジ――
7 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/06(火) 12:09:32
僕ら二人は映画館の目の前にある公園に入った。
皮肉な事にこの公園は僕達が付き合い始めた場所。思い出の場所さえも悲しみに変わって行く。
余計な事を言うつもりは無かった。ハッキリと短く言う。長引く程に……辛いから。
「話があるんだ」
「いいよ、何?」
彼女は笑顔で答えてくれる。僕が最低の嘘をつくと知らずに。笑顔を奪うと知らずに。
いっその事強く抱きしめてたい、愛してると言いたい。
だけどそれは――出来ない。彼女の未来を、幸せを奪うから。
だから僕は言う。悲しみを堪えて、彼女の幸せを祈りながら。
「別れよう」
彼女の顔がみるみる歪んでいく。大きな瞳から涙がこぼれ、肩を震わせている。
ズキリ、と胸が痛んだ。だけど辞めるわけにはいかない。
「もう飽きたんだ。こんな恋愛ごっこおわらせよう」
彼女の顔が、見れない。何か言われてしまうと泣き出しそうだった。だから僕は彼女に背を向け出口に向かった。
「いやだよ……待ってよ!」
彼女の悲痛な叫びが、痛い。心が抉り取られる。
8 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/06(火) 12:11:52
「駄目な所は直すし、嫌いな所も全部直すから!」
握られている腕を振りほどき、出口へ向かう。
「全部……全部望み通りにするから!髪型も服装も趣味も全部望み通りにするから!だから行かないで……お願いだから……」
思わず涙が、こぼれた。だけど彼女を無視して出口へ歩き続けた。これが彼女のためと、言い聞かせながら……。
公園から出るとオレンジは僕を優しく包み込んで迎えてくれた。まるで僕の罪を許してくれているようだった。
幸せのオレンジは悲しみに変わってしまった。だけど彼女なら乗り越える事が出来る。信頼のおける友達や愛すべき家族もいる。それに……止まない雨は無いのだから。
僕は涙を拭い二人が好きな……好きだったオレンジに、彼女の幸せと感謝を込めて一言呟いた。
――ありがとう、と。
9 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/06(火) 12:33:49
みんなへたね、お話にならないわ
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10 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/06(火) 13:57:39
あれだけやったのに、処分はまじで停学一週間。
ただし、あの事は外部に漏らさないように念には念を押され。
笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑
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笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑
事なかれ主義ってヤツだ(笑。
木村は入院。一週間ほどの入院らしい。
俺の停学も丁度一週間。
復帰したら本物の地獄を見せてやる。
一気にぶっ殺して楽にしてやるなんて俺もどうかしてた。
やつには地獄。本物の地獄を見せてやる。
血反吐を吐かせてやる。肉体的にも、精神的にも死ぬまで追い詰めてやる。
ジリジリとジリジリと。
>>3-8 俺だったら、
>>7の「別れよう」って台詞を「もうやめよう」とか「おわりにしよう」って書いてハッピーエンドにしちゃうんだけどな…
14 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/08(木) 10:15:15
シチュエーションによって違うと思うけど、
別れの言葉って、どう書く?
・「わかれよう」・・・・・・実際にはあまり使用しないと思うが・・・。
・「距離を置こう」・・・よくあるよね。
15 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/08(木) 11:09:06
「―――――」が多すぎ。
話自体もさっぱり分からんけど、ともかく「――――」が気になってイライラする
使いたい年頃なんだよ。使わせてあげなさい、存分に。
17 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/08(木) 15:06:30
何の為に別れるのか作者自身が考えてないのが文で分かる
18 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/08(木) 21:38:46
読んでて胸にせまってくるところがないつまり感動しないということ。
あおすぎる。
20 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/08(木) 23:25:16
>>3-8 面白くないです。感動もないです。技巧もないです。
たぶん経験もないんでしょう。
21 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/10(土) 00:37:10
てか、やな予感してたなら
「別れよう」も予測できるんじゃね?
話が何かまでは分からんでも
良くない話かも、って覚悟はするよな
「ぽいもの」を徒然と書くからこんななるんだよ
>>19 序文だけチャラっと見たけど所々に光るものを感じた。
ありがとう。
貴方に良いことがありますように。
>22氏の名誉のために一応。「自演じゃないですよ」
取り敢えず御題かなんか決めて、それでかこーぜ。
26 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/14(水) 17:43:53
テーマ期待あげ
鼻糞
キュウリの塩漬でさえ敵わぬ美味。
口に含んだ瞬間舌に広がる塩味。
それと同時に舌の側面から溢れんばかりの唾液が口を潤し、塩味は喉を渇かす。
そして、飲み物よりも飯か何かしらの炭水化物を欲してしまう。
それは鼻糞であった。
>>1のルールが華麗にスルーされている件について。
いや、自演じゃないよ。
30 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/15(木) 00:21:48
「ぼくはどうも、あそこの露天が怪しいんではないかなと思う」
ルーフィスは溜息まじりでつぶやく。
サーフィスがすかさず言う。
「そんなことねーよ。あそこはただの、家族用露天風呂さ……無論、家族じゃなくともカップルが……」
ルーフィスが割り込んで言う。
「セクロスか……恋する二人は場所を選ばず」
「知らんがな」
「おめえとちがって世の中の男たちは日々愛し合ってるというものさ」
32 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/15(木) 04:51:59
≫19
中々の所は有るね。でももう少し臨場感がほしいね。
レスさんきゅ。
このスレ伸びるといいね。
私は生まれつき体が弱かったため、よく近所の病院に入院していた。
その病院には最低でも一年に一回は入院していたため、顔見知りの看護士さんがたくさんいて、私はその病院が好きだった。
看護士さんは皆、とても親切で優しく、怒る事など無かったが、
ただ一点「夜十二時以降に無断でトイレに行ってはいけない」という規則を破るときつくしかられた。
最初はその事を疑問にも思っていなかったが、小学六年生になるとさすがに疑問に思いはじめた。
「───どうしてトイレに行くのにいちいち連絡しなくちゃ駄目なの?」
ある朝、検温しにやってきた看護士さんに私は質問した。
すると彼女は少し気まずそうな顔をした後、「危ないから」と一言だけ言って隣の患者の所に行ってしまった。
トイレは私のいる病室から左側へ10mほど行った場所にある。
病院の廊下は夜も明るいし、危ないはずがなかった。
何かあると思った私はトイレに行ってみることにした。
時刻は深夜二時。当直の看護士の見回りは来ないはずだ。
廊下に出た私は周囲に人の気配がないか確かめ、目の前にあるトイレへと走った。
3m、2m、1m、そしてトイレの前に来た時、不意にすべての電灯が消えた。
それと同時にカツカツカツ、と人の走ってくる音。
看護士だ……!!私は思った。
以前怒られた時は廊下に出てトイレに行こうとした時だったので怒鳴られるだけですんだ。
だが今回はこっそりトイレに行こうとしたのだ。ひょっとしたら叩かれるかもしれない。
怖くなった私はトイレに隠れる事にした。足音はもうそこまで近付いてきていた。
私がトイレに入るとギィ……と言う音がして一番奥のトイレのドアが開いた。
私はそこに走りこんだのだが、ドアを閉める時にキィィィっとドアの軋む音が鳴ってしまった。
私は慌てて鍵をかけて、床に座り込んだ。
コンコン
遠くからドアをノックする音が聞こえた。続いてゆっくりとドアを開ける音。
───私を探してるんだ……!!
私は戦慄した。息を押し殺し、極力音を立てないようにする。
だが心臓の音が鳴るたび、私は相手に気付かれるのではないかと思った。
コンコン
音は次第に私のいる所へ近付いて来た。もう逃げようがない。
観念して外に出ようとした私は、壁に文字が書かれている事に気がついた。
文字の形はバラバラで、つめで削ったようにして書かれていた。
どうやら複数の人間によって書かれているようだった。
ただ、文字の形とは裏腹に、書かれている内容は皆同じだった。
『天井を見てはいけない』
私は怖くなって外に出ようと思った。するとドアからコンコンと言う音がする。
看護士さんがここまで来たのだと思った私は、ドアの施錠を開けようとした。
ドン!!
トイレのドアから、強い衝撃が伝わってきた。外にいる人がドアを蹴破ろうとしているのだと私は思った。
人を叱るためだけにドアを蹴破ろうとしたりするだろうか?そう考えた私はドアを開ける事をためらった。
ドン!!!
またドアに強い衝撃が加えられる。施錠がミシッと言う音を立てた。
その時私はドアの外にいるのは看護士ではないと悟った。
ドン!!!!
ドアにヒビが入った。私は壁に書かれている落書きを見る。
もしかしてこの落書きをした人は、皆私と同じ体験をしたんじゃないだろうか。
私がそう思った時、不意に天井から私の名前を呼ぶ声がした。私と仲の良い看護士さんの声だった。
私は油断して、立ち上がってつい天井を見てしまった。
だが以外にも、天井には何もなかった。コンクリートの壁、トイレのドア、蛍光灯。
いつもとなんら変わらない天井に、私は安堵の息を漏らした。
フフッ……
不意に床から声が聞こえた。女性の声だ。
その時私は、落書きの真の意味を理解した。
「天井を見上げたら、床に誰かがいても分からなくなるんだ……!!」
女性の声は床から段々と、私の顔の方に近付いてきた。
私の体を上ってきているのだと、私は気付いた。
逃げ出したかったが、体が言う事を聞かない。
私は決して下を見てはいけないと、天井を見続けた。
不意に何かが私の視界をふさいだ。ナース帽をかぶった、女性の顔だった。
「あんたで十人目……」
彼女はそう言うと私の体を暗闇に引きずり込んでいった。
オカ板で書いた書き込み。無駄に長くてスマソ
38 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/10(木) 00:13:22
視点の変化で引き込むのがなかなかだ
40 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/21(木) 01:14:47
負け惜しみを続けてすばる巻頭狙いか
モーソーの入ったサイコパス犯罪人・残飯
41 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/21(木) 04:03:06
>>19の作品はどれも、読んでいて飽きないな。
さすが四十歳なだけはある。
書店に並んでいれば、全く売れない、ということはないだろう。
最近流行っている作家よりは幾分も上出来だ。
42 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/21(木) 11:18:10
43 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/03(水) 19:02:03
>>41 そろそろ19の新作を読みたくなってきた。
44 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/05(金) 00:06:31
オカ板の住民を怖がらせるのは至難の業だと思う。
失恋板の住人を元気付けるのは簡単だが、傷口を広げる方がセンスある?
男が興奮する話より、女を濡らす話が読みたい。
チャレンジする猛者の降臨を待つ
45 :
名無し物書き@推敲中?:
一人で試してばかりじゃあ、何もかわらない