1 :
名無し物書き@推敲中?:
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このような場合は、各サイトのトップページではなく、直接「作品の」アドレスを貼ってください。
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○読点は「、」 句点は「。」を使用
○セリフをくくるカギカッコの最初の 「 は行頭一字下げない
○「 」カギカッコ内最後の句点は省略する
前スレの923
>>906で終わる方がよっぽど良かった
>>906の最後の一文で、
>>923の展開は想像つく。つまり蛇足
ところで、前スレの922も言っいるが、好かれる乞食と嫌われる王様の対比を、
封建制度だとか、身分による不平等、不条理とかと絡ませて、
まったく別方向の作品にすれば、面白くなりそうな気がする
7 :
SS書き:2006/03/32(土) 00:10:53
>>1乙〜
>>前スレ「王とこじき」
これは絵本だね。
正直、SS書きの俺としては途中で終わってたままの方がよかった。
途中まで読んだ殆どの人は
「こじきが偉そうな態度とったら普通は嫌われるだろうな。このあとどうなるんだろ?」
と思って読んでいたはず(俺の予測だが)
それで続き読んだらひねり無く終わってた。ちょっと残念。
絵をつけて大人向きの絵本にするといいと思う。
8 :
7:2006/03/32(土) 00:12:03
ケコーン?(´A`)
前スレの
>>923 だから最終行は切れちゃったのかと私が……。
ま、それは冗談。
>そう言われても、誰が踊ってやるか、きさまらが踊りやがれと言った。
ここは「言った」はどうなんだ? 言ったらおかしくないか?
「そう言われても、誰が踊ってやるか、きさまらが踊りやがれと横を向いた」とかで独白にとどめ
るべき。そうすると2行あとの「人の懐を心配する前に、自分の財布を見てみたらどうだ」も独白
として活きる。
以下、文章のほころびは多々あるが、ラストの
>そして嘲るようにして笑い、こじきに向かって言った。
「嘲るようにして笑い」これは削除したほうが効果的かな。こじきが王に対して思うよりも王はこじ
きに対して関心がないわけだから。「嘲る」こともしないほうが最終行につながると思う。
でもほんとに大したもんだよ。
最初はテクニックなんか考えないで、自分が思っていることを「読まれやすい文章」できちんと書
くことを心がけることだ。あなたの姿勢にはそれがある。頑張れよ。
僕は死んでしまった。
大学から下宿先へと帰る途中で、信号無視で飛び出してきた自動車に撥ねられた。
最初に聞こえてきたのはドッという鈍い音。続いて視界の暗転。
いま考えてみると、不思議と痛みはなかった。
僕の意識はそこで一旦途切れ、次に気付いたときは真っ白な壁と床に囲まれた、とても広い部屋で仰向けに、大の字で寝っ転がっていた。
意識を取り戻し、僕があたりを見回すと、その部屋には、ひとりの老人が暇そうに座っていた。
床の上であぐらをかき、長く伸びた顎髭を撫でている老人。そして何も分からず呆けている僕。
長い長い静寂が続いたあと、老人は独り言のように小さな声でぼそりと呟いた。
「ようこそ、天国へ」
老人の言葉を聞いても、僕の理性は死んだことを否定してやまなかった。
しかしそれでも、心の中では、何故だか理解できている自分がいた。
僕は死んでしまった。
しかし、天国に来れるとは思っても見なかった。僕の歩いてきた人生は、どうやら神様好みだったらしい。
「なにか欲しいものがあったら言ってくれ。なんでもくれてやろう」
老人が僕に向けてそう言ったので、
「命をちょうだい」
僕はすかさず老人に頼みこんだ。
すると老人は、今度は先ほどよりもはっきりとした口調で、説明するように喋りだした。
「いま生き返っても、アンタを待ってるのは助かるかどうか分からない手術だけさ。
それにもし助かったとしても、身体のどこかが不自由になってしまうかもしれん」
老人はそこまで一息で話すと、一旦言葉を区切ってから、
「それでもいいか?」
そう僕に問い掛けた。
僕は、とりあえず生き返られるなら、と頷く。
僕の言葉を聞くと、老人は指をパチンと鳴らしてみせた。すると、どこからともなく羊皮紙と万年筆が飛んできて、老人の目の前に落ちた。
老人はそれらを僕によこすと、
「サインを一筆。ちゃんと本名をフルネームで書くんだぞ」
一言呟いた老人に、随分と事務的なんだね、そう笑いかけながら僕は名前を書き込んだ。
羊皮紙を受け取ると、老人は呟く。
「ご苦労さん、わざわざ苦しみを選ぶなんて、近頃じゃあ、なかなか見ない勇敢な男だ。嫌いじゃない」
その言葉を聞きながら、僕は生き返った。
それから三日後。
「おかえり」
そう呟いた老人に、ただいま、それだけ告げた。
僕は死んでしまった。
酷評おねがいします。
12 :
新白菜人間 ◆Om8rzuKp0M :2006/03/32(土) 06:25:15
おお。次スレだ! いつの間に。
よし、何か書こう。
ある日、とつぜん少女はテレパシーの能力に目覚めた。
そして、少女は次の日に自殺してしまう。
少女は醜女だった。
う〜ん。何のひねりもないSSだな。
よし。もういっちょういくか。
俺は猫を飼っている。
しかし、ぜんぜん鼠を捕りやがらねぇ。
それなりに利口なんだがなあ。
「おい、猫。お手」
「ワンワン」
ダメだ。悪化した。
すぐに思い付くもんじゃないな、SSのアイディアは。
ちなみに、このカキコには一時間半を要した。
休日の貴重な時間を無駄した。
今、新白菜を殺してきた。つまらない屑レスをつけ、自作自演並びに粘着を繰り返した罪を
泣いて悔いていたが、続きは地獄でしてもらうことにした。
柄の長さが90cmはある大きな斧を振りかざし、新白菜を峡谷の岸壁に追い詰める。
新白菜の引き攣った醜い泣き顔から完全に血の気がうせたところを見計らって一挙に
新白菜の 両手両足を切断。柄を通して斧の無骨な刃が肉を裂き骨を断ち切る感触がズンと伝わる。
勢い余った刃先は岩を打ち、青白い火花が飛ぶ。
切り口から噴出すコレステロール過剰の鮮血。すかさず焚き火の焼け石で傷口を焼いて止血する。
慈悲からではない。新白菜の苦しみを長引かせるために。
新白菜の断末魔の苦しみだ。谷間に苦悶の声が延々と響き、異様な効果音を醸し出す。
新白菜は自業自得だが、 さすがにこちらの鼓膜が辛い。
この間に川の水を掬い、マッチョな俺の上半身とイケメン顔を汚したけがらわしい返り血を洗い流し、
ついでに斧を研ぎなおした。 作業が終わっても新白菜の叫びは続いたが、次第に途切れ、
もはや醜く肥えた腹がヒクヒク痙攣するのみとなった。
それでは仕上げ。新白菜の首を刎ね飛ばす。絶叫が止み、首が川原石の上で不規則に転がる。
追って流れ出る鮮血が静かに河原に染み渡る。
その転がった首、おまけにザクリとぶち割ってみた。中はやはり予想通り生き腐れだ。
新白菜よ。地獄で苦しめ。これはお前が自ら望んだ結末なんだ。
めでたしめでたし。
せめてもの供養に、君でキムチを仕込んであげるよ。
14 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/32(土) 12:53:38
ニート白菜やろーがウザい。
文章力無いんだよ!
投稿するなカス!誰もお前の文に期待なんかしてないんだよ
15 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/32(土) 13:08:50
新白菜というのは、自分勝手なところと変な軽さが同居していて、
ズンとハニロウを足したような奴だなw
16 :
新白菜人間 ◆Om8rzuKp0M :2006/03/32(土) 13:41:10
もう怒った!
プロになるまで、十年でも二十年でもこのスレに居続ける!
って、その前に、お前等が[新白菜人間]に持ってるイメージって何だ?
ぜんぜん的外れなんですけど……。
17 :
新白菜人間 ◆Om8rzuKp0M :2006/03/32(土) 13:43:39
あっ、いい忘れてた。
俺は自作自演なんてただの一度もした事ないよ。本当だよ。
馴れ合いウゼー
誰かさんが暴れるものだから、
>>10-11が忘れられているのが気の毒
(俺は勉強にきている側だから批評できない)
>羊皮紙と万年筆が飛んできて、老人の目の前に落ちた。
今どきの大学生が、羊皮紙をみてすぐにそれと判るだろうか?
少し説明を入れたほうがいいと思う。
「厚紙に似た、薄くなめした革。どうやら羊皮紙のようだ。」みたいに。
21 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/32(土) 17:35:29
白菜死ね。
お前の事情とか印象なんてこっちには関係ないし興味もない。
頼むから消えてくれ。何で自分の名前つけてるのか分からないし。お前はここで名前つけるほどの器じゃないんだよ
>>10 相手されないのは、思いつきで書きましたーって感があるからだと思う。
ただ夢の内容をつけた日記みたいな文章を晒されても、こっちとしては
「どうでもいい」以外のアクションはできんよ。
君は、この文章のどの辺が面白いと思うんだい?「読者がこう予想したのを
こう裏切る」っていう方向性はある?
>>19 批評もひとつの勉強だよ。物怖じしてたら何も書けなくなる。
>>10-11 >最初に聞こえてきたのはドッという鈍い音。続いて視界の暗転。
最初に聞こえてきた、とあるのだから次に続くのも聴覚に関するものにしないとダメ。
>その部屋には、ひとりの老人が暇そうに座っていた。
「とても広い部屋で大の字に寝ている」主人公との位置関係が無いと場面が想像しにくい。
あと、生き返る事とサインとの間に、こじつけでもなんでもいいから関連付けがあった方がいいね。蘇生委任状とか。
事務的なのはいいけど、今のままじゃその部分だけが妙に浮いている印象がある。
いろいろ指摘したけど、個人的には結構好きだよ。こういうライトな文って。
>僕の歩いてきた人生は、どうやら神様好みだったらしい。
>僕は、とりあえず生き返られるなら、と頷く。
このあたりは気に入った。
>>10 >次に気付いたときは真っ白な壁と床に囲まれた、とても広い部屋で仰向けに、大の字で寝っ転がっていた。
>意識を取り戻し、僕があたりを見回すと、その部屋には、ひとりの老人が暇そうに座っていた。
「気付い」て部屋の様子を認識しているのに、なぜそのあとふたたび「意識を取り戻し」となるんだ?
>長い長い静寂が続いたあと、
「長い長い」このように形容詞を重ねることは、例外的な場合を除いて、やってはいけない。
谷崎潤一郎の「文章読本」を読むことをお勧めする。
「含蓄について」で引用されている「悪文の実例」と比べてみられよ。
25 :
siren ◆rEkKkpxz1. :2006/03/32(土) 20:00:59
以前、とあるゲーム板で、次回作の予想みたいな文を投稿しましたが、中国人氏ねとしか言われませんでした。単純に文章のみの酷評をお願いいたします。参考資料:森村誠一『悪魔の飽食』
1945年8月10日、満州国・ハルピンにある巨大研究所で大規模な爆発があった。
爆発が原因は、旧日本陸軍・七三一部隊が行ったとされる数々の人体実験に関する証拠隠滅のためだったとされる。
それはマルタ(丸太)と呼ばれていた。七三一部隊の人体実験の材料にされた「人間」のことである。
中国人、ロシア人、モンゴル人、朝鮮人──罪も無い人々が、悪魔の部隊・七三一部隊によって惨たらしい実験を受けさせられていた。
ペスト・赤痢・コレラなどの病原菌をマルタに投与し、観察していたのである。
日本は戦争に負け、戦争の名のもとに正当化されていた人体実験ができなくなった七三一部隊は、マルタたちを処分しなければならなくなり、マルタたちの虐殺と研究所の爆破を行った。
そして、数々の貴重な実験情報をアメリカに渡すかわりに、戦争責任を免れた。
そして現在、日本政府は認めてはいないが、「凶悪な病原菌を投与・観察」という実験を行っていたということは、周知の事実であった。
しかしそれは単なる表向きの真実であった。
研究所爆発のとき、ハルピンのとある村に住む男の子が、「煙突から赤い霧が出ているのを見たんだ。そのあとになんかサイレンみたいな音、あっ!それに不思議な歌を聴いた」と言った。
26 :
siren ◆rEkKkpxz1. :2006/03/32(土) 20:01:56
研究所爆発から二十年が経ち、七三一部隊にいたひとりの隊員が、家族との食事のときに突然虚空を見つめながら、歌い始めた。
凍傷試描く画家の手慄 マルタの手氷る視線に崩れ落つ
生体の肉裂きしメス血糊凍て 炎天や引連る鎖音ビルが哭き
脱獄に灼ける銃火や解放死 反帝と壁に血で染めマルタ灼け
脂照り荼毘のマルタの肉つかむ 十字架のマルタ汚染の蚤おそい
獅子吼する悪魔の医師汗淋漓 灼け崩る白魔の巨塔夢の跡
汗みどろ逃亡の貨車曠野疾駆く トンネルに汗も煤染む貨車の友
灼け逃亡し貨車敗戦の報に哭く 国境を越えし安堵の汗拭い
汗の背を並べて釜山の夜を語り 祖国見ゆ仙崎指呼に青葉沁む
多磨墓地の無印寒ざむ五輪の塔
不気味な歌詞であるが、これは隊員が持っていた歌詞が書かれた紙を日本政府は押収し、その手によって一部歌詞が変更されている。
その歌を歌い終わった隊員は、
「パオラァイィーゾウニィマゥズゥ」
と日本語ではない言葉を言い残して、家族のもとを去り、現在行方不明である。この言葉は中国のある地域でのみ話される言語なのだと、ある作家は言う。
果たして、日本政府は「病原菌を投与する人体実験」という十分非人道的なことを表向きの真実としたのだろうか、それとも、そのことよりも遥かに恐ろしい何かをしていたのであろうか……。
すべての真実──原点──は明かされる。
SIREN3 2013年7月31日発売予定
>>25 中国人氏ね
って俺も言いたいよ。
無駄にイデオロギッシュなのに内容が全くない。
単なる資料の引き写しにちょいと手を加えただけで、おもしろいものが出来るはずがないよ。
>>25 文章ガタガタ。中身も(略)。
ガタガタの一例。
>不気味な歌詞であるが、これは隊員が持っていた歌詞が書かれた紙を日本政府は押収し、
>その手によって一部歌詞が変更されている。
ガチャ文の典型。こういう文章を垂れ流し、何の疑問も持てぬ頭では(略)。
レベルが違うって言われると辛いよなあ
これ以上どうしろっていうんだよ おれはカニバサミ
トゥルルルルル トゥルルルルル ともだちがほしいんだ
お願いだからぶたないで ピー ガガガガガガガガガ
今日の占いカウントダウン おやすみなさーい
あっ……ああん……あっ、あっ、あっ むかあしむかしあるところに
ギャアアアアアアア――――――――
おじいさんとおばあさんと ねこひろし ねこひろし
海外旅行に行ってる間友人に預けていたアヤ(オウム・三歳・メス)が帰ってきた。
俺は気の利いたことが言えない不器用な男だから、アヤも俺にならうように控え目で
楚々としたオウムだった。
それがすっかり人が変わったようになってしまった。
さっきからアヤは興奮してひとりでしゃべり続けてる。時々奇声のようなものを上げる。
その声が俺にはどうしても俺の彼女の声に聞こえる。
イヤーイクイクイクイク
人間生きてる内に一回は人が死ぬ場面を目撃してしまう、と何かの本で読んだ事がある。
単に病気で息を引き取るとか、天寿を全うしたとか言うのを看取るのではなく、
車に轢かれる瞬間だとか、刺される瞬間だとかを見てしまうと言うことらしい。
それは本当らしい、少なくとも俺にとっては。
5年程前。俺がまだ大学生だった頃の話だ。
その頃の俺は卒業に必要な単位は取り終えてたから、例えでも何でもなく「遊び呆け」てた。
毎日毎晩友人の家を泊まり歩いては酒を飲んで、麻雀打って、カラオケ行って。
今考えると馬鹿以外の何者でもない存在だったよ、その時の俺は。
大学生は暇だと良く言われるけど、そういう奴らの言う典型的な大学生だった訳だ。
俺の家はとあるマンションの一室で、丁度『 コ 』の字型に3つの棟がある構造になっている。
3棟とも10階建てになっていて、栄えてない地元の町では一番高い建造物の一つだった。
自宅の玄関だけじゃなく、棟そのものにも鍵がかかってるタイプのマンション。
防犯のためなのだろうけど、俺にとってはただ面倒臭いだけだった。
まぁともかく、その日も夜中の2時くらいまで友人宅で飲んで、タクシーで帰ってきた。
ほろ酔い気分で月も綺麗な夜だったのを、妙に細かく覚えてる。
千鳥足、と言うほど足の運びは不確かではなかったけど、
フラフラと棟のドアに近づいて、ポケットから鍵を取り出そうとした瞬間だった。
物凄い轟音がマンション中に響いた。
例えるなら、鉄の壁にトラックが猛スピードで突っ込んだような音だ。
マンションの壁と言う壁が衝撃波を受けてビリビリと震えている感じがした。
反射的に体を縮こまらせていたんだけど、その轟音の正体を見極めようと視線を動かした。
それはすぐに見つかった。
俺の後方5メートル、鉄作りの駐輪場の屋根にずっぽりとその体を沈めて、何かがいた。
震える脚を抑えながら近づいて、マンションの明かりに照らされたソレを観察する。
どう見ても人間だった。
いや、正確には「だったモノ」、だ。
素人目に見ても、明らかに絶命しているのが見て取れる。
虚ろな目をこちらに向けて、かつて人間だったモノが落っこちていた。
風に乗って濃厚な血の匂いが漂ってくる。
俺は近くの排水溝にしこたま吐いて、係わり合いを避けるように家に帰って寝た。
まぁそんだけの話。
随分前にオカ板で書いたSS。
どうなんでしょ?怖くないのは置いといて。
33 :
10-11:2006/03/32(土) 22:15:30
>>20 そう言われればそんな気もします。実際わたしもわかりませんし。
>>22 まさにその通りです。
なんとなく頭の中に浮かんだシーンを文章にしただけであって、
この先の展開などほとんど考えないままに書いてしまいました。
それにしても、それが分かられてしまうあたりまだまだ未熟ですね。
それともただ貴方がすごいんでしょうか。
>>23 そうですね。確かに指摘されてから読み直すと違和感があります。
位置関係については、当初いれようかと思ったのですが、
広く真っ白な部屋では中央も隅も分からないだろうか、と思いやめてしまいました。
でもいま考えると「僕」の正面にでもしておけば良かったんですね。
>>24 すみません。なにぶん文章の基本を知らない全くの素人なもので・・・。
形容詞を重ねて使わないこと、肝に命じておきます。
酷評してくださった皆様ありがとうございました。非常に参考になりました。
それと
>>19さん感謝いたします。
貴方がいなかったら忘れられてたかも・・・。
>>30 なんだこりゃ?
>その頃の俺は
以下8行、遊び呆けていただの、マンションの構造だの、鍵の説明だの、いろいろ書いて
あって、それが伏線かと思えば何の関連もない。ただ書いただけか?
>まぁそんだけの話。
正しく「そんだけの話」。どこがSSなんだ?
ちんぽの皮むいて恥垢洗って出直してこい!
35 :
30:2006/03/32(土) 23:59:41
>>28=34
まぁもっと勉強しなければと言うのは重々分かっていますが、自分の気に入らない所を述べているだけですよね?
何の参考にもならない酷評どうも(^^)
頑張ります。
>>35 読む人の好き嫌いを全く気にしないというのなら、初めから
人に見せようなんて考えないことだな。
文章を見せれば自分のために何か書いてくれるなんていうのは
勘違いもいいところだ。気にくわないところを指摘してくれただけ
ありがたいと思いなさい。28も34も君のママンじゃないぞ。
文章が良くならないのは、ほかの誰でもない君のせい。
参考にならないのは、参考にする能力も、質問する能力もない君のせい。
37 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 01:42:59
>>10 一人称でありがちですが、僕の連発になっています。
「僕」とわかるところは、省いた方がリズムがでます。つまり、
読みやすい文章になります。
38 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 01:59:41
こんなもんさ。諦めの言葉で自慰をする。
そうでもしなくては、私は一生の罪を背負うことになる。
奴は雄弁だった。一言一句全てが完璧だった。
何も言い返せなかった。
経験とは時間の密度だ。奴よりも希薄だった。否めない事実。
こんなもんさ。諦めの言葉で自慰をする。
思考では納得しようとするが、情はそうはいかない。
いや、ちがう。奴がいなけけば万事うまくいくんだ。
激流のように激しく、凶悪に私を唆す。
視界から金属バットを認識した。
頭のてっぺんから電撃を感じる。
鼓動が聴覚を支配する。
本能のままに忍び寄る。
奴は気づいていない。
奴の背後から
こっそり心の中で「ばか」って言ってやった。
なるほどねぇ。
40 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 02:07:49
バットねぇ……
ねじまき鳥クロニクルを思い出した
41 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 02:23:10
はじめまして17の女子高生です。
今かなり悩んでます。私には半年程付き合ってた彼がいたんですが、マンネリしてきて「距離を置こう・・」といわれました。 その後も連絡は取ってたのですが、半年程経ったときに、彼女に「好きな人ができた。。」といわれました。
そういわれて本当に離れると想うと好きだと解りました。
それから気持ちを伝えれば伝えるほど離れていってます。
連絡はなんとか取れるんですが、だんだん気持ちが離れていってるのが感じます。
「今はそっとして・・」といわれます。
どうしても復縁したいんですが、果たしてどうしたらいいのか、悩んでます。
どうしても他の男の人と会ってると思うと、じっとしてられない自分が嫌です。
自分から始めた事なんですけど、こんな馬鹿な相談ですけど、よろしくお願いします。
まず、「彼」なの? 「彼女」なの?
>>10 「しかし」が一行はさんで再び出て来て、気持ち悪いと思わないのか?
>>25 中国人氏ね。
「そして」が連続して、気持ち悪いと思わないのか?
どうしようもないな。
他人に馬鹿にされるために文を書いてるのか?
>>30 > 言うことらしい。
> 本当らしい
三人でホモセックスしながら自殺するべきだろ。
幼稚園児でも、もうちょっと工夫するぞ。
46 :
福次郎X『白濁色の悪意』1:2006/04/02(日) 04:07:07
これはどうだ。
隣にきて仕事の話をしていた美香子のことを想像しながら、
今夜あいつは激しいオナニーをするにちがいない。
美尻OL恥辱の何とかや、OL痴女オフィスで何とかや、
狙われたOL調教何とかのビデオを借りてきて、著しく
勃起させたペニスを握り締め、上下に動かしたり、根元
を中心にぐるぐる回してみたり、先端部分を手のひらに
おさめ、指先で下から上へ――、白熱した快感が塊にな
ってせり出し、あいつの充血したペニスがのたうちまわる。
からだが激しく痙攣し、乳濁色の精液が飛び散り、吝嗇さから
剥きだしのケツの下に敷いたスポーツ紙に陰茎から陰嚢を伝った
それが大量に流れ落ちる。
蜘蛛の巣に似た銀色の光が頭の中に炸裂したあと、急速に萎えた
ペニスは精液でべちょべちょ。あいつはペニスを拭ったティッシュ
の匂いを嗅いで、美香子!と叫ぶだろう。
47 :
福次郎X『白濁色の悪意』2:2006/04/02(日) 04:07:51
* * *
奇妙でグロテスクな物体が目の前にある。
手品師がタネも仕掛けもないことを客にアピールするときのような
仕草で男はその物体をオレの頭にのせる。
ぱちん、と音がした。ぱちん、ぱちん、ぱちん。同じ音が4回鳴った。
留め具を押した音だ。自毛が留め具に挟みこまれている。頭を振ると
その箇所に微かな痛みを感じる。
「すぐに慣れますよ。」
ブラシで軽く横に流れをつくりながら男はそう言った。
中途半端な横分けだ。
あの頃オレは19歳で、もう少しましな今風のヘアスタイルぐらいは
できないのかと注文を付けたことを今でも明瞭に憶えている。
男は、凝ったヘアスタイルは手入れが大変なうえ、両サイドの毛が短いと
装着時の安定感も保障されず、さらには人工の皮膚の上に縫い込まれた毛
は絡みやすいといった理由を説明したあとで、「とりあえずは無難にまと
めたほうが良いかもしれませんね」と言った。
男は小さな自宅の庭でバーベキューを楽しむ週末の家族のような笑みを
投げかけた。
オレは納得のいかない冷徹な表情を返した
48 :
新白菜人間 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/02(日) 06:34:09
お前等、落ち着け!
「死ね」などという言葉は安易に使っちゃいかん。
本当にその言葉で死んじゃう奴がいたら、どうするよ!
みんなが皆、俺みたいにいいかげんな人間じゃないんだぞ。
マジに受けとめられたら、責任取れるのかよ!
だから俺がフォロー。
中国人、がんばれ!
手を伸ばし続けて掴めない夢はない。
夢が掴めなかった人間は、手を伸ばし続ける事を止めた人間である。
おお。いいこと言った。
礼はいらん。
49 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 13:31:41
全然よくないしw
俺は白菜死んでって思ってるんだけどなぁ〜
この屑!
50 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 13:34:38
上の中国人の文章力≒白菜
他人ごとじゃ無いんだよ!
51 :
よろしくお願いします:2006/04/02(日) 14:22:11
以前投稿して酷評された文です。
自分で手は加えては見たものの、まだまだ指摘される部分はあると思うのでもう一度お願いします。
----
あの日から始まったのだ。後に「粛清」と呼ばれる様になる大量虐殺が。
いや、もしかするとそれはずっと前から少しずつだが確かに起こっていたのかもしれない。
その日は雨が強く地面を打ち、雷鳴が轟き渡る最悪の日だった。
日中ならばある筈の太陽は厚い雲によって覆われている。
ウィリッヒの街に住む人々は殻にこもるようにしてそれぞれの家に閉じこもっている。
路地には雨の弾ける音以外何も響いてはいない。
第一の事件現場となるやや街外れにある薄暗い路地で青いレインコートを着込んだ小柄な男―それも押したら一発で倒れてしまいそうな老人―とそれに詰め寄る紺色のコートを着たいかにも凶悪そうな目つきをしている男が何やら揉め事を起こしていた。
揉め事と言っても明らかに一方的な物だ。
男は何やら脅しをかけるような台詞を吐きながら、ほんの少しの敵意を見せ、恐怖に満ちた老人に近寄っていく。
しかし、相当焦っていた為か老人は雨によって滑りやすくなった地面に足を取られ尻餅を付いて倒れこんでしまった。
52 :
よろしくお願いします:2006/04/02(日) 14:24:06
年老いた人間にとってはちょっとした衝撃でも命取りになりかねない。
老人の身体に激痛が走り、小さく悲鳴を上げたが降り注ぐ豪雨によっていとも簡単に飲み込まれてしまう。
男は勝ち誇った笑みを浮かべる。
相手を見下す外道な瞳。逃げる術を失い、完全に怯え切った老人を鋭い睨みで指した。
「運が悪かったな爺さん。あんたが素直に俺の言う通りに有り金全部、差し出してたらこんな乱暴なことはしなくて済んだんですよ? 俺って案外物分りのいいヤツだからね」
男は老人を睨み付けながら調子良く言った。
何も答えない老人。
いつもなら今時の若いもんわと口癖のように怒鳴り付けていそうな老人は何も言い返せない。
そんな事を今、この状況で言ってしまえば間違いなく碌な事にはならない。
今時の若者はちょっとした事でも切れやすいのだから。
53 :
よろしくお願いします:2006/04/02(日) 14:24:46
男は依然として老人を睨み付けている。
老人もまたおびえ切ったまま地べたに座り込んでいる。
「俺にはね、失うものは何も無いんだ。親に捨てられてからずっと一人で生きてきた。どう? 可愛そうでしょ。でもね……良い事もあるんだ」
そう言いながら男は楽しそうに笑いながらコートの右ポケットに手を入れた。
取り出されたのは小型の折りたたみ式ナイフ。
銀一色で統一された表面には十字架が刻まれている。
最近購入したのか、それとも丁寧に扱っているのかは分からないが傷一つ無く綺麗に扱われている。
男は今度は鼻歌を鳴らせながらナイフを宙に放り投げた。宙を舞うナイフはタイミングよく鳴った雷を写し、一瞬だが金色に輝いた。
ナイフは吸い込まれて行く様に再び男の掌の掌へ帰っていく。
男はナイフを放り投げる動作を何度も繰り返し始めた。
その光景を見て老人の表情は硬直していく。
痛みは和らいだ物の、恐怖の余り立つ事さえ出来ない。
老人には今から起こる事が大体は予想出来た。
けれども、そんな事想像したくも無いがやはり想像してしまう。
54 :
よろしくお願いします:2006/04/02(日) 14:25:28
「このナイフはね、いつか人を切り刻む時の為に買ったんだ。大切にしてたんだよ。もっと大きい物もあったんだけど、やっぱし荷物にならないこの小柄なのがいいかなって思ってさ」
男はナイフを無邪気にもてあそびながら舌で唇を舐め回した。
「さぁ、ショータイムの始まりだ。楽しみだ。人の断末魔を目の前で耳にするなんて滅多にないからね」
やめてくれ、命は助けてくれ。老人はそう叫びたかった。いや、正確には叫んでいた。だが、恐怖がそうさせてはくれなかった。
いつの間にか老人は自分自身を笑っていた。いつもは大口を叩いているのにいざとなったら何も出来ない無力な爺さんだなと。
「どうした? 爺さん。恐怖の余り気でも違ったか?」
「狂っているな。お前は」
不意に老人の口から言葉が放たれた。しおれていて、今にも途切れてしまいそうな恐怖に満ちた声。
それがきっかけとなり、まるで決壊したダムから水が流れて行くかのように老人の口から積もりに積もった言葉が放たれて行く。
「ワシはお前の様な屑がだいっきらいじゃ。お前のような屑は生きていても仕方が無いんじゃ。お前のようなヤツはゴミじゃ。生きている意味すらない。
……忌々しい害虫め。消えてなくなってしまえ!」
ダムの水にも限りがある様だ。老人は全てを言い切った。
最後の抵抗はしたのだ。無抵抗なまま死ぬよりは100倍ましだろう。
そして老人は覚悟して待った。 ……最期の時を。寿命よりもしかしたら何十年も早い最期の時を。
もう男に迷いは無かった。無言で折りたたみ式ナイフを開き、刃を露にさせる。
銀の刃は降り注ぐ雨を切り裂きながら老人へと矛先を向けた。
55 :
よろしくお願いします:2006/04/02(日) 14:26:11
男は鼻で笑い、老人を嘲笑う。
「屑はお前なんだよぉ!」
一筋の稲妻が轟き上げた。
それと同時に断末魔が路地を駆け巡る。
最期まで立ち向かった老人の悲しい叫び声。
「お前が悪いんだよぉ。俺に歯向かうとこうなるんだ。ハハ、屑はお前だ。アハハ」
男は震えながら狂った様に喚いた。
喚き声はやむ事を知らない様に永遠と続く。
手に力強く握られたナイフは老人の腸を何度も切り刻み、鮮血に染まっていく。
そして、彼が現れた。
底知れぬ深海の闇よりも深い黒の色をしたコートを着たあの粛清者が。
顔はフードによって隠されていてよく見えない。
彼こそが全ての事件の発端となる殺人鬼だった。
老人を殺し、歓喜を上げている男は地面に座り込み、死んでしまった老人を何度も揺さ振り、大量の鮮血を外へ排出させている。
声を荒げながら人語とは全く違う意味不明な言葉を叫んでいる。
手で流れ出る地を必死にかき集めているその姿は赤ん坊が与えられた玩具に必死になっている姿によく似ていた。
もちろん、男は「彼」が居ることすら気づいてはいない。
精神の崩壊。もう壊れてしまったのだ。人としての理性は欠片さえも残っていない。
56 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 14:34:45
おえ
57 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 14:37:13
視点がぶれているように思います。神様視点の箇所はきっぱり止めて、老人の視点だけに徹し、一人称で書いてみては如何でしょうか。
58 :
よろしくお願いします:2006/04/02(日) 14:37:46
「強姦、強盗・略奪、……そしてついに犯してしまった殺人。最後に行き着くのは命を奪う事。悪いがお前の事は事細かく調べさせてもらった」
「彼」は壊れてしまった男に静かに言った。
冷たく鋭く、そして殺気に満ちた声。
しかし、男には声が届いていていないのか全く気にかけてはいない。
彼もそんな事全く気にしていない様で、そのまま話を続ける。
「お前の様な愚者はもはや人ではない。ましてや獣でもない。お前は……存在してはならないモノだ。浄化されよ! この神の代弁者による雷によって!」
彼はそう叫ぶと右手を天にかざした。
その瞬間、雷鳴が轟き、一筋の雷が路地へと引き寄せられていく様に落ちていった。
金色の大蛇の様な雷。
それは男の断末魔さえもいとも簡単に飲み込み、一瞬にして跡形もなく消し去ってしまった。
何故か、雷の直撃を受けたのは男だけで辺りは全く変わっていない。
雷の様な自然現象を自分で呼び寄せ、ましてや一つの対象だけにぶつける事など出来る筈がないのだ。
彼は無言でかざされた右手を下ろしゆっくりと絶命した老人へと近づいていく。
まさか、彼がやったでもいうのか。
雷を自らの意思で発生させ、コントロールするという神の業に等しい事を。
この有り得ないという考えが後に警察の頭を抱えさせていく事になるのである。
男は老人の元へとたどり着くとしゃがみ込み、老人の手を優しく両手で包み込んだ。
脈はもう無い。
血の匂いが辺りを漂っている。
先ほどまで流れていた大量の鮮血は止まっていて、行き場を求めて地面を流れて行く雨と共に何処かへと流れていく。
「敵は取った。あなたは勇敢な人だった。それを誇りに持って安らかに眠れ。神はあなたを祝福するだろう」
彼は老人の耳元に静かに語りかけると老人の手を離し立ち上がった。
空から降り注ぐ雨は名も無き老人が流した涙のように果てる事無く降り続ける。
そして使命を遂げた彼は、疲れた様子をまったく見せず静かにその場を去っていった。
老人の遺体が住民によって発見されたのは雨上がりの正午であった。
全てはここから始まる……
59 :
よろしくお願いします:2006/04/02(日) 14:43:38
>>57 一人称ですか……
やった事がないのですが検討してみます
60 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 14:49:08
以下は老人本人にしか感じ得ない表現です。
「老人の身体に激痛が走り・・・」「老人もまたおびえ切ったまま・・・」
話を進めている彼方は誰なのですか?
何処にいるのですか?
何処から見つめているのですか?
彼方がいる場所から二人の位置まではどの程度の距離があるのでしょうか。
神様であれ、物陰に隠れている第三者であれ常に視点からの距離を意識すべきです。
見えること見えないこと作者自信が自らに制約を作り出し、その制約に縛られながら話を進めるとより臨場感のあるものになるはずです。
一人称であれば、自ずと縛られます。
検討ください。
61 :
よろしくお願いします:2006/04/02(日) 14:59:50
なるほど…
まだまだですね。精進します
62 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 15:04:08
書き終わったら、一度声に出して読むのもお勧めです。
おかしな箇所が自ずと分ります。
検討ください。
酷評スですが、たまにはこんなレスも良いかと思って書いてみました。
後は何時もの感じで他の方お願いします。
63 :
よろしくお願いします:2006/04/02(日) 15:05:04
細かくありがとうございました!
>>58 > 浄化されよ! この神の代弁者による雷によって!」
だせえ……。
決め台詞なんだから、もうちょっと何とかできんか?
例えば「浄化」や「神」を具体的にしてみるとか、
「冥府へと続く深き混沌の森に云々」「聖厳たる怒りに満ち満ちた賢魂の神の云々」
ハッタリを利かす書き方があるだろう。
> それは男の断末魔さえもいとも簡単に飲み込み、一瞬にして跡形もなく消し去ってしまった。
男が老人を殺す場面と比べてあっさりし過ぎてる。
ここまでで、どの登場人物を一番読者の心に刻み込みたいのかって言ったら、「彼」だろう。
だったら、歪む表情や逃げようとする描写、引き裂けて焼け爛れる皮膚なんかを描写して、
「彼」が舞台に立ってる場面を全力で盛り上げるべき。
構成のバランスが絶望的に悪い。
65 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 16:56:31
58じゃないけど64のも58と同じくらいダサく聞こえるのは私だけ?
まぁ決め台詞に対するツッコミなんてそんなもんだ。
67 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 17:08:41
65に同感。
> 「彼」が舞台に立ってる場面を全力で盛り上げるべき。
って意見もどうかと思う。
68 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 17:28:49
>>男が老人を殺す場面と比べてあっさりし過ぎてる。
彼の放つ雷の威力があまりにも高い為に一瞬で消え去ったって感じで書いたのですが…だから皮膚の焼ける様も見えないと。あまり描写しすぎないのも一つの手、と以前教えられまして。
台詞は悪いです。自分でも微妙だと思います
あと、絶望的にとおっしゃいましたがよく意味がわかりません
通勤、通学、毎日繰り返される朝の喧騒。そんな人波が過ぎ去り、ようやく街は落ち着きを見せた。
ここは街の片隅にある、ひっそりとした児童公園。ひとり、ブランコに体を預ける私。うつむく視線の先には、小さな水たまりがある。昨夜の雨が残した足跡だ。見上げれば青空が広がり、足跡の主はそこにはいない。
明日にはもう、この水たまりは消えてしまうことだろう。そう、空に還るのだ。そして私もいつか、土に還る。
産み落とされ、やがて消えゆく運命。そこには何も残らない。それが私の人生だとしたら、私は水たまり同然ではないか。
死ねば生まれ変わることはない。この一度しかない人生が、最初で最後のチャンスなのだ。
だから書いた。来る日も来る日も小説を。幾多の人の思いをキーボードに打ち込み、数多の人生をディスプレイに描き続けた。
それは単なる文字の羅列ではない。私の脳内で織り成されるストーリーの結晶だ。そしてそれこそが、私という人間の生きた証なのだ。自分の存在価値を、自分自身が作り上げるのである。
しかし、なにも成果は得られなかった。執筆をはじめて五年経つが、新人賞に応募しても、最終選考まで残ったためしがない。
いつの間にかモチベーションは萎み、残されたのは徒労のみ。おそらく、二度と小説は書かないだろう。いや、もう潮時なのだ。
私は空を見上げた。昨日の雨が嘘のように晴れ上がった青空。秋の空はどこまでも高く、意識が吸い込まれていきそうになる。喪失感が支配する私の心も、あの空のように、いつか晴れ渡るのだろうか。いっそこのまま、心の霧を吸い込んではくれないだろうか。
しかし……、それなら何故、こうしてブランコに座っているのだ。
私は小説を書いていて行き詰まると、気分転換に散歩をし、この公園によく立ち寄っていた。そして、所在なさげにぶら下がるブランコを見つけると、必ず座ることにしていた。
ブランコが行ったり来たり振れる度に、目の前の景色が変わる。それは同じ景色の繰り返しだが、不思議とアイデアが浮かんでくるのだ。この振り子のような揺れが、脳を活性化してくれるのかもしれない。いつしか、私はブランコに頼るようになっていた。
とにかく一読してわかるのが、彼の台詞の恐ろしく寒いことだな。
書いてから一度読めという
>>62のレスはごもっともだな。
この文章をすんなりと衆目の面前で読めるならば、単なるバカか相当肝っ玉の据わった奴だな。
一番かっこよくなければならない彼の台詞が致命的にまずい。
決め台詞ってのは、もっと短くてインパクトがあるほうがいい。
細かい内容をごちゃごちゃ言う必要はない。
『この紋所が目に入らぬか!」とか「月に代わってお仕置きよ!」とか
誰でも覚えられるお約束な台詞が欲しい。
それが、彼の巷での呼び名を決定する要素となる。
そんな私が今、こうしてブランコに座っている。まだ、心のどこかで、文壇デビューを望んでいる証左なのだろうか。私の心は、ふつふつとストーリーが沸き上がるのを、未だに待ち望んでいるというのだろうか。
ブランコは本来、人に楽しんで貰うための道具である。しかし、私は別の存在理由を求めていた。存在理由も、その価値も、けっきょく他人が決めるものなのかも知れない。ならばブランコよ、私という存在のこれからを、お前が決めては貰えまいか。
ブランコを漕ぐべく地面を蹴った。しかし、ピクリとも動かない。そもそも足に感触がない。これはどういうことだ……。
立ち上がって足元を見た。浮いている。足が地面に接することなく、握り拳ひとつぶん、宙に浮き上がっている。
驚いた。これが驚かずにいられるものか。しかし、どうしたことだろう。いっこうに胸の鼓動が聞こえてこない。こういうときは、心臓が脈打つ音が大きく、かつ速くなるものではないのか。
胸に手を当ててみた。心臓が……止まっている。
否定したかった。しかし、もはや否定できない事実であった。死んだとしか考えられない。今の私は幽霊なのだ。
しかし、私はなぜ死んでしまったのだろう。どうしても思い出せない。いや、そもそも自分は誰なのだ。年齢は? 性別は? そして、名前は?
現世に未練を残す者は、成仏できずにあの世に行けないという話がある。私がこうしてブランコに座っているのも、なるほど、頷ける話ではないか。しかし、それ以外の記憶がないというのは、あまりに悲しい。私は未練だけの存在となってしまったのだ。
ともかく未練を断ち切る必要がある。その為にも生前の自分を知りたかった。そして死因も気になる。どこかに私の死体があるはずだ。
そこでまず、自分の住むアパートに帰ってみることにした。
ふわふわと漂うように道を歩く。どこの角を曲がるだとか、そんなことはいっさい考えていない。どうやら無意識の中に、自分の記憶が残されているらしい。見えないなにかに導かれるようにして、やがて辿り着いた目の前の古びたアパートが、自分の住処だと直感した。
阪田良二。アパートの部屋の前にかかっていた表札である。これが私の名前なのか。
自室のドアをすり抜けようと試みる。私は幽霊。やはり簡単にできた。
中に入ると、そこは六畳一間の小さな部屋だった。どうやら私は、執筆と読書以外に、興味を持ち合わせてはいなかったらしい。
パイプベッドに洋服ダンス、本棚の横の机にはノートパソコン。あとは押し入れと台所があるだけで、興味を引くものといえば、部屋の真ん中に転がる男だけだ。
短髪に無精髭のその男は、ジャージ姿でうつ伏せに倒れている。なんと冴えない男だ。どうやら二十代半ばといった様子だが、この風貌では恋人なんていないに違いない。つい客観的に見てしまうが、十中八九、この男は生前の私なのである。
私の体は、触れずとも分かるくらいに冷たい肌をしていた。間違いなく死んでいる。早く誰かに気付いてはもらえないだろうか。しかし、この部屋の様子では、おそらく一人暮らしだろう。下手をすれば、発見された頃には、腐乱しきっているかも知れない。
それにしても、どうして死んでしまったのだろう。病気で寝込んでいたようにはとても見えない。強盗が入り込み、殺されたのだろうか。しかし、入り口のドアも、ベランダの窓も、しっかり鍵が掛けられている。争った痕跡も無い。
そういえば、携帯電話が開かれたまま転がっている。電話中に倒れたのだろうか。しかし、いったい何故?
……そうだ、思い出した。電話の相手はK出版社の雑誌編集者。用件は、私が新人賞を受賞したということだ。きっと、その驚きのあまりに、ショックで倒れたのだろう。
とすると、私は受賞したことに喜ぶ暇もなく、死んでしまったのか。だから未練が残ったというのか。
私は泣いていた。涙など出ないが、私は確かに泣いていた。しかし、これは悲しみから来るものではない。なぜなら、私の姿が、徐々に消えかけていたからだ。
どうやら私は、未練を残さずに済むようだ。この世に残すことが出来たのは、自分が存在したという証。
窓から遠くの空に雲が見える。また雨になるのだろうか。私は公園の水たまりを思い出した。雨から生まれた水たまりも、やがて蒸発して空に還る。しかし、また雨となり、再び地面に戻ってくる。それはまるで、輪廻のようではないか。
私もいつか、生まれ変われることが出来るのかも知れない。あのブランコで、想像の羽を広げる日が、また来るのかも知れない。薄れゆく意識の中、ふと、そう思った……。
以上です。どうかよろしくお願いします
74 :
BLADE:2006/04/02(日) 19:06:32
降り続ける豪雨。
木を揺らす暴風。
暗雲を照らす雷光。
辺りは闇に包まれ、時折、はしる稲光が濡れる黒い影を映し出す。
人だ。
闇の中に消えてしまいそうな白い肌。
目が覚めるような白髪。
じっと、闇空を見つめている姿は美しく、そして儚げに見えた。
頬を水滴が駆ける。
雨なのか、それとも―――――。
不意に、繁みの中から不可思議な音が聞こえてきた。
何かが近づいてくる音が。
次の瞬間、一つの影が草を飛び越え、青年の所へ駆けてくる。
影は抱きつくと、怯えた声で言った。
「助けて下さい!」
稲光が影を照らす。
少女だ。
美麗な瞳の奥に恐怖が満ち、桜色の唇は不安で歪んでいた。
少女の髪の匂いが鼻孔をくすぐり、乱れた息が胸元をもてあそぶ。
75 :
BLADE:2006/04/02(日) 19:07:40
「うひょう、女がもう一匹?」
二人の前方、約10メートル先から甲高い声がした。
ゆっくりと声の発信地を見ると、そこには黒装束に身を包んだ三人組がいる。
「よく見ろ! 男・・・・だぜ?」
「ちっ・・・紛らわしい野郎め」
判断基準はあくまでも服装によるものなので、確固たる確証は無かった。
実際、女性と思われても仕方のない青年なのだから。
「ま、いいか。おい、そこのお姫様を渡して貰おうか」
右端の男が、舌なめずりしながら言う。
先ほどの声の主だ。
「殺さなきゃ何をしてもいいってのが依頼人の出した条件でな・・・・渡してくれたらお前にも回してやるぜ?」
左の大男が岩のような声で言った。
性欲を丸出しにした三人組は、徐々に近づいてくる。
恐らく、少女は体系からしても未だ汚れを知らぬ処女であろう。
殺されるよりも犯される事への恐怖が喉を締めつけた。
「渡せばお前は見逃してやる。早く渡せ!!」
爪の男が命じた。
だが、どんな愚者でも用が済めば何をされるかぐらい分かる。
「・・・今は・・・・機嫌が悪い・・・・・」
囁くように、青年は呟いた。
「・・・・・消えろ・・・」
淡々とした口調で青年が言う。
真紅の眼差しの奥に潜む感情が読めない。
誰一人として読める物はいなかった。
76 :
BLADE:2006/04/02(日) 19:08:32
「ほざけ!!」
爪の男が待ってましたとばかりに青年に飛びかかった。
鋭い爪が彼の喉元に向う。
刹那、青年は少女を突き放し、身体を回転させながらつめの直撃をかわして男にローキックを浴びせる。
ドカッ!!
後ろに下がって威力を殺そうとしたが、それよりも先に体が地面に叩き付けられた。
起き上がった瞬間、首に激痛が走る。
いつの間にか背後に回った青年が、右手で首を掴んでいたのだ。
信じ難い握力。
首から半透明の液体が流れていく。
男の体液だ。
「お・・・まえ・・・一体・・・・・?」
「・・・冥府で誰かに聞け」
ゴキッ。
骨の砕ける音が聞えた。
もはや、男は白目を剥いた状態で死亡している。
グチャッ。
少女の前で、深紅の鮮血が飛び散った。
同時に、男の頭部も・・・・・。
青年の白い肌が赤く染まっていく。
男の頭部が地に落ちるのを、惨劇に失神していた少女は目撃しなかった。
その方が、彼女にとっても幸せだったのかもしれない。
77 :
BLADE:2006/04/02(日) 19:09:05
「てめえぇぇぇぇっ!!」
怒りに触発され、大男が渾身の鉄拳を振りかざす。
拳の軌道を見切り、青年は後方へ高くジャンプした。
だが、豪快に繰り出された二発目の拳が青年に直撃する。
青年の体が宙に投げだされ、森の奥へと吹き飛ばされていった。
大男は勝ち誇ったような笑みを浮かべ、失神している少女を見た。
胸の膨らみなど皆無に近いが、腰のあたりの曲線美が可憐な肢体に一際目立つ色気を与えている。
突如、激しい雷音が漆黒の闇夜に轟く。
二人の淫靡な笑いが、驚愕へと変わる狼煙だった。
雷光を背に、黒い影が飛翔する。
魔鳥のように闇夜を舞う影。
その手には、刃渡り1メートル半程の長刀が光を放っている。
ただ、普通の刀とは違う。
従来の鋼鉄ではなく、ブラックダイヤモンドの刃だ。
(あの剣・・・・・)
大男の脳裏に、一つの言葉が浮かび上がっていく。
地獄都市(ジュライアス)の死神―――――。
直後、辺りに響き渡った断末魔。
それすら掻き消す雷鳴は、これから始まる神話を告げていたのだろうか
78 :
BLADE:2006/04/02(日) 19:10:02
私の最高傑作の序章です。
7年という時間をかけた傑作です。では、お楽しみください。
酷評は出ないはずです。この文章は既に 完 成 さ れ て い る のだから
参考にしてくださいね
間違い探しすればいいの?
80 :
BLADE:2006/04/02(日) 19:22:25
あると思う?
序章だからストーリーはしょうがないとして、描写の素晴らしさやキャラの魅力は伝わったはず!
ネタですか?
82 :
BLADE:2006/04/02(日) 19:27:42
いや、上手くね?
冗談では晒さんぜよ
突っ込みどころ大杉
84 :
BLADE:2006/04/02(日) 19:29:51
どこ?言ってみろ屑
85 :
BLADE:2006/04/02(日) 19:31:50
いえないんだろ〜?
86 :
エロイト:2006/04/02(日) 19:40:04
おもしれー。いい感じだ。しかし「青年」は駄目だ。固有名詞がいい。
ツカサでいいだろう。
87 :
新はくさい人間:2006/04/02(日) 19:40:12
ダハハハハ
88 :
新はくさい人間:2006/04/02(日) 19:40:43
89 :
新はくさい人間:2006/04/02(日) 19:41:13
え、俺の文だろ?
90 :
エロイト:2006/04/02(日) 19:42:51
女が失神してない方がいい。失神させるのは安易過ぎる。
91 :
B:2006/04/02(日) 19:44:38
要望にこたえて続き生きますよ
92 :
BLADE:2006/04/02(日) 19:48:29
「うん・・・っ」
少女が目を覚ますと、そこには古めかしい、木造の部屋だった。
床には絨毯が敷きつめられ、本棚には数え切れない程の本が目立つ。
机の上に正体不明の変な機械が置かれている以外は、割と普通の部屋だ。
金色の髪が乾いている事から推測すると、気を失ってからかなり時間が経過したらしい。
(あれ?)
よく見ると、自分の着ていた服ではない。
びしょ濡れになっていたから、ありがたいとはいえ。
「あら、お目覚めね」
突然、声が少女の耳に響く。
驚いた少女がドアの開いた入口を見ると、ショートボブカットの美女がこっちを眺めている。
「大丈夫、寝てる間にイタズラなんてしてないから」
「あの・・・・ここは?」
会話のきっかけが掴めない少女は、こういう状況のセオリー通りに質問した。
「アタシの家。因みに、アタシの部屋」
「貴女が助けてくれたんですか?」
「違うわよ、憶えてない?」
「はい・・・」
「白髪で無愛想な奴」
「・・・・・真っ赤な瞳をしていた綺麗な人ですか?」
「『綺麗』って表現はどうかと思うけど・・・まあ、ビンゴね」
93 :
BLADE:2006/04/02(日) 19:49:22
(ま、あの顔じゃ無理ないか)
『綺麗』と比喩された人物の性別を考察して、、彼女は思わず苦笑した。
「一応、自己紹介しとくわ。アタシは鰐淵 絵梨花(わにぶち えりか)。売れない傭兵」
「・・・・・傭兵さん」
聖書級最終戦争で使用された生態兵器『合成獣(キマイラ)』。
大戦を経て残った小数の種族に自我が生まれ、無差別に交配を繰り返す内に創造主である科学者達すら全く予想しなかった多種多様の新種が繁殖した。
もはや『兵器』ではなく『生命体』として、彼らは大自然の法則に従っている。
すなわち、弱肉強食の食物連鎖。
強靭な力を駆使して、辺境の人間達を捕食するのだ。
その脅威は、一部の要人や金持ちの護衛として傭兵の誕生を必然的に促す。
合成獣も含めて、依頼者の生命を脅かす存在に戦いを挑むプロフェッショナルとして。
彼らには、ライセンスも経験も必要ではない。
求められるのは、単純明快な『強さ』のみ。
「じゃあ、お強いんですね」
一瞬だけ少女の顔に、似合わぬ表情が浮かぶ。
それを揉み消す為か、満面の笑みで取り繕った。
「さあ、どうでしょ? 口先だけじゃ説得力無いでしょ? 生憎と、この辺りは平和だからね・・・証明できる機会も無いわ」
「・・・・ところで、白髪の人は?」
「部屋で寝てるわ。一応、アタシとコンビ組んでる相方なの」
彼女は苦笑しながら続ける。
94 :
BLADE:2006/04/02(日) 19:49:53
「ホント、驚いたわ。人は殺しても助けない奴なのに、貴女を運んできたんだから。気まぐれだとしても、珍しい事この上ない」
少女は鮮明に憶えている。
あの青年が当たり前のように人を殺した。
どうして殺したのか。
少なくとも、あそこで殺さなければ自分は犯されていたかもしれない。
いや、希望的観測などない。
しかし、だからといって容易に納得できるような事ではなかった。
「すみません、すぐに出て行きますので・・・・」
「行くアテ、あるの?」
「・・・行かなければならない所があるんです・・・・絶対に・・・・行かなきゃならない場所が・・・」
「そう。なら、アタシも無理に止めないけどね」
「すみません・・・」
木製のシングルベッドから床へ降りた少女に絵梨花は問いた。
「この服、貴女のですか?」
「アタシ以外に誰が着るのよ。あいつ、いくら女顔でもさすがに着ないわ」
「すみません、すぐにお返します」
「別にいいって。一番古い服だからあげる」
一番小さいサイズは、それしかなかったと付け加えた。
実際、他の服だとブカブカで貧しい胸元が見えてしまう。
少女との体格差が、見事に反映されたのだ。
95 :
福次郎X『白濁色の悪意』3:2006/04/02(日) 19:50:21
* * *
オナニーと男性型脱毛症との因果関係はわからないが、
オレは10代後半から20代前半にかけて週平均7回
以上のペースでその行為を行っていた。
そしていつも、その行為を終えた直後に頭皮がむずむ
ずし痒くなっていたことを、最近になってようやく気
づきはじめたのだ。
あいつは20代前半ですでに頭頂部が薄くなっていて、
男性型脱毛症が進行している。
オレは美香子があいつと話しているところを見かける
と、その夜の激しい彼のオナニーを妄想するが、でも
それは現実に限りなく近い妄想であると確信している。
駅前の雑居ビルにある支店のカウンセラーからいつか
投げかけられるであろう笑みに、あいつはなにをみる
か――恥辱と焦燥と絶望に満ちた夕日が今落ちようとしている。
96 :
BLADE:2006/04/02(日) 19:51:21
福次郎X『白濁色の悪意』3
腐った文章載せるな!
97 :
BLADE:2006/04/02(日) 19:54:21
全く、俺の文を分かってくれるのは一人しかいないのか!?
馬鹿げたヤローばかりでこまるぜ
98 :
BLADE:2006/04/02(日) 20:01:22
おいおい、全員はったりか!
>>74 >濡れる黒い影を映し出す。
映ってる影だけ見ても濡れてる事は分からない。
濡れてるのを分からせるためには影じゃなくて実体を映す。
「濡れる黒い影」で終わらせて抽象的に表現するか、もしくは
「影を映し出す」と、見えている状況だけを説明する。
>闇の中に消えてしまいそうな白い肌。
>目が覚めるような白髪。
闇の中にある「白」が消えてしまいそうなのか目が覚めるのか、どっちだ。
11行目からいきなり青年視点になっている。
>>75の最後、物ではなくて「者」。
100 :
BLADE:2006/04/02(日) 20:09:47
>>99 それだけか?
お前が指摘した部分は全て敢えて行っていることであって、ミスではない。
それがわからないお前に批評する権利はないのだよ
ネタじゃん
>>74 三点リーダはちゃんと書いた方がいいんじゃないかと。狙っていたとしてもね。
103 :
BLADE:2006/04/02(日) 20:14:14
104 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 20:15:56
>>100 それぐらいわからないのか、とか、自分で考えろ、
とかいう、小学生のような逃げはしないだろうから、敢えて訊く
「敢えて行うこと」で、どういう効果があるのか解説してくれ
105 :
BLADE:2006/04/02(日) 20:18:08
はて、何をいっているのやら?
106 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 20:18:15
いつ、どこで俺は殺したのか思い出せない。
自分の罪はテレビのニュースで知った。
漆黒の闇をさす光は血色をしていた。
昨日の帰り道に俺は死んだはずだった。踏み切りに飛び込んで電車と衝突したはずだ。
全てを消去しただろう。自問自答しても答えはでない。
テレビに写真が映った。俺だった。
訳がわからない。判然としない思考が警察へ行けと俺を促す。
警察に着くとすぐに身柄を拘束された。怒号罵声が実感となって表れたとき、自分の存在理由を思い出す。
俺はこの世の全てを消し去るために生まれた亜種なのだ。
複製増殖を繰り返し、全人口の二割を占めている亜種。
そうだ、今から殺されるのだが、俺は死なない。肉体と俺のプログラムは別なのだから。
昨日の俺は電車を横転させて二百のホモサピエンスを処理したのだった。
108 :
BLADE:2006/04/02(日) 20:25:04
ぎゃーーーー
ありがとう!
というわけで……みんな!
>>107に行って感想書いてくれ
ま、俺の文は完成されているからね
109 :
BLADE:2006/04/02(日) 20:25:39
全く、ただで読めるだけありがたいと思え!
110 :
BLADE改め高森グリフォン:2006/04/02(日) 20:26:32
よろしく
111 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 20:27:13
>>108 ちゃんと転載許可もらったか?
謝ってこい
112 :
BLADE改め高森グリフォン:2006/04/02(日) 20:34:02
>>111 いや、本人ですから。
それならひどい文句つけたあなたも謝ってくださいよ
113 :
BLADE改め高森グリフォン:2006/04/02(日) 20:36:43
あぼーん推奨
↓
BLADE
高森グリフォン
115 :
BLADE改め高森グリフォン改め:2006/04/02(日) 20:40:51
116 :
PLADE:2006/04/02(日) 20:49:27
117 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 21:05:13
な、なんなんだこれは……
実際読んだ人挙手ノ
118 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 21:05:53
もっと幅広く本を読むべきだよ。
それとも小説を読んだことないのかなぁ。
この文体で応募して受賞できるところあるかなぁ。
119 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 21:07:37
宣伝は嘘っぱちかぁ??
>>69 真面目に書こうとしている姿勢はいい。
しかし、身も蓋もなく言うと、「面白くない」「長過ぎる」。
それだけではお気の毒なので、以下に記す。
まず、構成がどうなんだ?
冒頭で自分が小説を書いていることをあれこれ語るが、あとの「記憶がない」ことと辻褄が合わないよう
に見える。「自分が誰」かもわからないんだよね?
ブランコに坐っている描写→死んでいることに気づく→自分は何者なんだ?→徐々に思い出す(小説を書
いていたことも)という流れのほうがすっきりすると思うが。
死因もなあ。新人賞受賞の連絡くらいでは人は死なないよ。
そのまえに最終選考に残った連絡もあるわけだし(むしろ、こっちのほうが衝撃大です)。
つまり、リアリティがない(ほんとに死んだ人がいたのなら教えてください。謝ります)。
ま、それよりも、大きな問題は、水たまりに関する部分だ。
「水は空に還る」ことについて「私」は最初から考察していて、最後でも同じ考察をしている。
つまり「Aという考えを持っていた。なにかがあった。そしてAという考えになった」ということ。
これでは何も語っていないことになる。
「Aという考えを持っていた。なにかがあった。そしてBという考えになった」
この形ではじめて小説のなかの時間が流れる。
たとえば「水たまりは汚いだけ。こんな汚くなって水もかわいそうだ、と思っていた」
しかし、出来事があって(具体的な事象でなくとも心理のゆらぎでもなんでもよい)、
最後に「水は空に還ってゆくことに私は気づいた」とかね。
あるいは「再び地面に戻ってくる」ことを発見として書きたかったのだったら、
冒頭「水は空に還り、消えてゆく」と思っていた。
結末「水は空に還り、しかし再び地面に戻ってくる」ことに気づいた。とかさ。
121 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 21:46:46
おもろない秋葉系血のあいだにはさまった妄想オナニーがかわいそう・・・
122 :
高森グリフォン:2006/04/02(日) 21:47:29
これだから無知は困る
俺の文はノーベル文学章レベルだ!!!
さて、今日もまた手ぶらで、巣穴へと帰ることにする。もうここ数年ほど何も食べない日が続くが、いっこうに腹が減ろうとしないのはなぜなんだ? と家路につくたび繰り返す、答えののわからぬ問いを反芻しながら。
空腹がなくては、おれの狩りに意味はなくなる。摂食活動を必要とせず、生きていくのは意外に困難。おれには帰りを待つものもいず、迎えてくれるは粗末な寝床。藁の布団に身を沈め、いつ死のうかと考える。
目的がない、おれには生きる理由がわからぬ。社会に身を投じてみようか。だめだ、このアイデアはあまりに使われくたびれた。
この生活を続けてみるのも、これまた一つの選択肢。しかし、ちっとも面白くないのはけしからぬ。とは言えこうしているうちにも、ほら、まぶたがお寝んねだ。
124 :
高森グリフォン:2006/04/02(日) 21:53:45
俺の文って上手いよな?
ねえ、高森さん。
あそこのサイトにある面白いのって、どれ。
VIP板でやれば?期待通りのダンスが踊れるよ。
127 :
高森グリフォン:2006/04/02(日) 22:17:08
あーあ、作者が酷評みたらへこむかな?だって7年もかけたって言ってるのにけなされて(笑)
>>120 批評ありがとうございます。
なるほどと頷くことばかりで参考になりました。
あと、水たまりの件ですが、実は私の中では、
「A→B」のつもりだったのが恥ずかしく思います。
指摘されて自分の文を読み直せば、
発見したとか気付いたとかいう印象を受けないですね。
推敲は何度もしたつもりでしたが、
構成を含めて、熟慮がまだまだ足りない証拠だと思います。
勉強になりました。精進いたします
他の方も酷評を戴けないでしょうか?
>>69>>71-73 小説は書き始めて1ヶ月ほどで、まだ客観的に自分の書いたものを評価できません。
もしよろしければ、お願いします。
129 :
64:2006/04/02(日) 23:27:53
>>68 メリハリが出鱈目なんだよ。
漫画に譬えるなら、一番大きなコマを配置すべき位置で、
米粒のように小さなコマを使っている。
創作者として絶望的なのは、どこを山にするか計算していない
>>68の怠惰な創作姿勢だ。
見せ場という考え方が思考の片隅にもない。
「描写し過ぎない」ってのは、一番伝えたい部分を描写しまくって
強調するのと対になるテクニックであり、一番伝えたい部分で
それを使うなら、完全な逆効果で本末転倒だろう。
誰を一番目立たせるべきなのか、登場人物に聞いてみろ。
大体、落雷が見えているのか?
空気が焼ける匂いを、鼓膜がいつまでもしびれるような音が、
聞こえているのか?
>>65 偉そうに批評するなら、ダサくない台詞を書いて見せろよ。
糞以下のチンカスが、俺様の才能に嫉妬してキーキー啼いてるんじゃないなら、
自分が他人様を評価する資格の持ち主である事を証明して見せろ。
大体、俺様が創意工夫してかっこいい台詞を考えてやる必要なんか、
これっぽちもないだろうが。
単語を開いて台詞を作る、方法論の具体例を提示しただけなんだから、
その目的を達してるなら何でもいいんだよ、チンカスがっ!
>>67 同感するなチンカスッ!
『主人公が舞台に立ってる場面を全力で盛り上げるべきではない』理由、
説明できるなら説明してみろっ! チンカスッ! チンカスッ!
130 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 23:40:43
131 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 23:53:38
>>129 偉そうだなオタク野郎。チンカスはお前だろ
132 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/03(月) 00:11:44
>129
俺の文より下のくせにw
死ね
くだらないレスでスレを消費するのはよして下さいよ。
137 :
高森グリフォン:2006/04/03(月) 00:38:38
138 :
高森グリフォン:2006/04/03(月) 00:45:11
ところで俺の文を読んだ感想は?
139 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/03(月) 00:53:42
DQNな創作文芸板 実力ナンバーワンコテ
小、小学生、小 ◆PBtykf5sPQ
2006年3月 早稲田大学文学部英文科卒業、二十代
山の中にある高校
工房のときに停学歴あり
ジャージで登校
北海道出身
札幌という説も
薬物をやっているそうなので、検査してあげてください。
オフでは先輩の和田と同じようなことをしているらしい。
こいつのページ
http://www.geocities.jp/cd_ab_62000/
夏休み、ひとつ年下のいとこが遊びに来た。半月くらい田舎のぼくの家で過ごすという。
「背、伸びたね」とマリコが言った。会うのは2年ぶりだった。ぼくは12歳になっていた。
「うん」ぼくはうつむき加減に返事をした。「マリちゃんも伸びたんじゃない?」
ぼくはマリコを見て照れていた。おととしまではまるで子供だったのに、手も足もすらりと伸びて、
なんだかまぶしく見えた。こんなに可愛かったっけ?
「背だけじゃないよ」マリコはそういい、Tシャツの胸を反らした。ぼくは完全に下を向いた。
夕食のあと、大人たちは寄合に出かけて、家のなかにはぼくとマリコの2人だけになった。
「お風呂入っちゃうね」
ぼくはそう言って風呂場に向った。するとマリコがついてきた。
「一緒に入るの?」とぼくは言った。
おととしまではたしかに一緒に入っていた。でも。
「そうよ。なんで?」
マリコはぼくの目を覗きこんだ。
ぼくはまごついた。春頃からぼくのあそこには短い毛が生えはじめていた。見られたくなかった。
脱衣場でマリコは背中をむけてさっさと服を脱ぎ始めた。ぼくはじっと立っていた。
「どうしたの?」マリコは首をまわしてそう言ってから、ふふっと笑った。「変なこと考えてるの?」
「そんな。変なことなんか」
「じゃあ、早く。おばさんに言いつけちゃうよ」
言いつけるって何を? 言いつけられるようなことは何もないじゃないか。
「変なこと考えてるって」
「なんだよ、それ」
「さあ、早く」
言い終わるなり、マリコは服を全部脱いだ。裸の背中と、丸いお尻と、よく伸びた足が目に焼きついた。
風呂場の戸を開けて、湯気のなかに入っていった。
ぼくは観念して裸になった。変なことなんて考えていなんだし。
風呂場に入ると、マリコは湯船に入っていた。
「ここのお風呂は大きいから好き」
ぼくは股間を手で押さえて湯船をまたいだ。
「あ、生えてる」とマリコが言った。
ぼくは真っ赤になった。返事をせずに湯のなかに体を沈めた。マリコと向かいあった。
「ねえ、好きな女の子とかできた?」
「いないよ、別に」
「男の子ってさ、胸が大きい子が好きなの?」
「知らないよ、そんなの」
「あたしも大きくなりはじめたんだよ」
そういうなりマリコは上体を起した。おなかから上が湯から出た。胸がぼくの目のまえにあった。おと
としまでは平らだった胸がホットケーキくらいに膨らんで、桜色の乳首が小さくつんと突き出ている。
「どう?」
「どうって」
「女の子の胸を見てなんとも思わないの?」
「思わないよ」
「ん、もう」
マリコの手がぼくの手をつかみ、胸に当てた。やわらかい。ぼくは手をひっこめることができなかった。
「ちゃんと触って」
それからまたマリコはぼくの目を覗きこんだ。
「でないと、おばさんに言いつけちゃうぞ」
「なにをさ」
「胸を触られたって」
「そんな」
そうは言ったけれど、ぼくにはもう逆らう気持はなかった。もっと触ってみたかったのだ。ぼくは両方の
手をマリコの胸に当てた。手のひらの真ん中に乳首が当った。おそるおそる指を動かした。
「どう?」
「やわらくて、奥のほうにコリコリした固いのがある」とぼくは言った。
「もっと触って」とマリコが言う。
乳首をつまんでみた。
「痛い」
「ごめん」
「成長している最中は敏感なんだから。もっと、そおっと」
乳首の先を指の腹で撫でてみた。ぷるぷるする。
「きもちいい」
肩をつかんでみた。肩もやわらかかった。ぼくの肩とは違っていた。
マリコの手が湯のなかで下に伸びてきた。ぼくのあれに指が触れた。
「大きくしてる。固い」
「わざとしてるわけじゃないよ」ぼくは言い訳がましく言った。
「よく見せて」
「……うん」ぼくは立ち上がった。マリコの顔のまえに突き出した。短い毛が黒く濡れて根もとに張り付い
ている。
「先っぽ、開いているね。ピンク色が見える」とマリコが言う。
「うん」
「お父さんのみたいに黒くないんだ。きれいな肌色」
「うん」
「触っていい?」
「……うん」
「触ってほしい?」
「……うん」
「じゃあ、頼んで。触ってくださいって」
「……触ってください」
<話はどこまでも続きますが、ここまででお願いします>
143 :
福次郎X:2006/04/03(月) 02:00:58
↑どうやら、ここはあまりエロっぽいのはスルーされるみたいだよ。
オレもそうだったから・・・
っつーか、2ちゃんには大人の時間カテゴリ内にエロ漫画小説板っていうのがあってだな
>>73 > 窓から遠くの空に雲が見える。また雨になるのだろうか。
青い空に浮かぶ白い雲。
それを見せられて、雨を想起する読者はいない。
描写不足で、作者の見ている情景を読者に伝えられていない。
読んでる側は、梯子を外されたような気分になる。
>>72 > どうやら私は、執筆と読書以外に、興味を持ち合わせてはいなかったらしい。
挿入の位置悪し。
主人公が見ているのと同じ部屋を読者に見せてから、感想を書き込んだ方が良い。
この段階では、素直に流れをつなげて物語りに集中させた方が展開が生きる。
倒置を使って流れを止める必要はない。
テクニック的な粗は、以上の僅か二点。
読みやすい文章は、高度な工夫の結晶であり、そこは評価しよう。
しかし、如何せん読んでいて退屈この上なし。
血の通った熱い感情も、想像を膨らます美しい描写も、他人に話したくなる知識も、
一切がこの作品には存在しない。
読んで時間の無駄、この一言に尽きる。
いかに高級な道具を用いても、素材がウンコならば食するに値せず。
読者が費やす、人生の貴重な時間と引き換えに、作者は何を提供し得るのか。
考えねばならぬのはその一点であり、強く猛省を欲す。
146 :
新白菜人間 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/03(月) 07:09:01
空気を読みたくないけど、謝る。
俺が悪かった。許してくれ!
>>69 >>71-73 全体的に中途半端な印象で、結局何が言いたいのか伝わらない。
作者の中で思考とストーリーが混ぜ合わされているだけで、
一つの作品として練られていない感じ。
パーツだけを見ると理解できる内容が、全体を見ると「?」。
「輪廻」とストーリー進行(主人公の意識)、これが旨く絡み合っていない。
そのため主人公の意識が矛盾して見える。「輪廻」を出さなければ
「現世に未練を残した主人公が報われて成仏する話」なんだけど、
それが登場するために「思い残すことは無い筈の成仏していく魂が、
まだあのブランコで想像の羽を広げてとか言ってる話???」となる。
何のために現実を思い出させて「報われた」という昇華を与えたのか。
幽霊として出てくるほどの書くことに対する執着も、それが報われた喜びも
平坦になってしまっている。
「生まれ変われることが出来るかも」「あのブランコ」など、主人公が現世に
執着しているような表現は避けた方がいい。生きている間なら解るが。せめて、
「生まれ変わりというものがあるなら、どこかでまた想像の羽を広げるかも」
ぐらいの表現にしといた方がいいんじゃないかな。
でも読み易かった。優しい雰囲気のものを書くには向いているかもしれん。
書き始めて間も無いらしいし、これからも頑張って下さい。
148 :
147:2006/04/03(月) 14:20:55
>「生まれ変われることが出来るかも」→ 「生まれ変わることが出来るかも」
ごめん、間違えた。
>>140-142 空気を読まず、簡素。
もっとフランス書院のエロ小説を読め!
乳首の描写とか、エロを書きたいなら足りんぞ!
生半可なエロ描写ではなく、例えば…
「乳首を摘んだら、Gカップのおっぱいが上下に揺れた」とか、
そそる描写を入れろ。
清純だとかいうことはエロの場合、棄てろ! 鬼畜になれ!
…以上。
150 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/03(月) 21:51:06
おいらはワナビだが、他人の文章にはきつ〜い批評をしてやるので、宜しくな!
…こんなこと書くと、投稿してくる猛者がいなくなるかもな…。
まあ、でも待ってるぞい!
151 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/03(月) 22:03:42
152 :
150:2006/04/03(月) 22:34:09
>>151 長い作品だな…。途中までしか読まんかったが、それで思ったことは、
最初の遊びの彼氏との描写が足りんな。
粗筋を読まされているような気になったぞ。
もっと、思い出だけではなく、生々しい描写も入れるべきだ。
特に小説は出出しが大切なので、ここを上手く書かないと、素通りされる恐れがあるから要注意だ。
そして、とびっきり印象的なエピソードを最初に持って来た方が良い。
この作品で言えば、例えば、彼にレイプされるとか、そんな荒々しい描写があったら俺好みだったと思う。
ただ、途中からジプシーの爺が出てくるが、その辺りの描写は濃密で、キャラの一挙一動が目に浮んでくるようで良いと思う。
総じて観念的な嫌いがあるが、雰囲気は出していると思う。
今日は時間がないので、全文は読めなかったが、恋愛小説(?)としては上手いと思ったのでガンガレ。
ただ、俺は男なので、もっと荒っぽいのが好みだ。だから苦手分野なので、その点は許してくれ。
153 :
123:2006/04/03(月) 22:44:36
酷評よろしくお願いします。
154 :
150:2006/04/03(月) 22:50:55
>>123 どっかの有名小説家の文章でも晒したんか?
…文体が古めかしい印象を受けるが、明治期の文豪の文のような気がした。
釣りの可能性があるのと、これだけでは何とも言えないので、批評なし!
>>123 > 答えののわからぬ問いを反芻しながら。
↑
推敲をただの一度もしてない書き殴りの文と判断する。
評価するに値せず。
156 :
151:2006/04/03(月) 22:55:44
>152
本当に評価してもらえるとは思わなかったから
はっきりいって、すごく感動したし、何より嬉しい。
ありがとう!!
あなたの批評を参考に、リライトしてみます。
157 :
150:2006/04/03(月) 23:07:10
おう、応援してるぞ!
ただ、ここは酷評スレなので、お前さんの良さを俺が罵倒している可能性もある。
だから、結局は自分を信じて、作品を書き上げてくれ!
>>123 雑談のたぐいと思って、スルーしていた。
酷評依頼だったの? 自分の日常の感想じゃないんだ?
>もうここ数年ほど何も食べない日が続く
貧しさを誇張したのかと。
>おれには帰りを待つものもいず、
1人暮しなのね、と。
>目的がない、おれには生きる理由がわからぬ。社会に身を投じてみようか。
現実にそう考えているものとばかり。
>だめだ、このアイデアはあまりに使われくたびれた。
創作に悩んでいるのだな、と。
改めて読み返しても雑談の書き込みにしか見えない。
159 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/03(月) 23:27:20
>>151 テンプレを読んで、そのとおりにしてください。
ここに載せたSSをそのまま雑誌に送ったんだけど、それって大丈夫なのかな?
161 :
123:2006/04/03(月) 23:31:40
>>154 いえ、決して釣りではありません。僕自身明治時代の作品は大好きでよく読みますので、多少文体に影響が出たのかと思います。
>>155 ノートに書いた時点で推敲は繰り返しましたが、人の目に写るは結果のみ。と言った風ですね。
>>69 >>71-73 です。
>>145 >>147批評ありがとうございます
>>145 雨の件は、手抜き感がありますね。また、読み手の側に立てていない証拠だと思います。
挿入の位置の件は、指摘されてもピンとこなかったのですが、
実際に書き直してみるとわかりました。まだまだ感性がたりないようです。
>読者が費やす、人生の貴重な時間と引き換えに、作者は何を提供し得るのか。
ものを書く限りずっとついてまわる言葉ですね。この言葉を忘れないようにします。
>>147 >一つの作品として練られていない感じ。
>パーツだけを見ると理解できる内容が、全体を見ると「?」。
これですね。
>>120さんにも指摘されていますが、本当に構成が駄目ですね。
自分が考えたものを構成する力がないから、輪廻の件のような矛盾が起こるのですね。
>これからも頑張って下さい。
ありがとうございます。的確なご指摘も戴けましたし、モチベーションが上がりました。
>>120さん、
>>145さん、
>>147さん
どうもありがとうございました。
いろいろと勉強になりましたが、
「読者の方が面白いと思える作品を書く」ことと、
「構成力をつける」の二点が、とても大きな課題ですね。
正直、まだ書きたいという衝動だけが強く、
小説を書くということを、ほとんど理解できていないようです。
このままではいくら書いても無駄だと思います。
書くことを一旦やめて、もっと勉強しようかと思います。
(読んだことのある小説を、分析するつもりで読むとか)
しかし、初めて人前に小説(と呼べるような代物ではないですが)を晒し、
それも酷評スレということで、内心怖じ気づいていたのですが、
とても参考になる批評をいただけると、逆にやる気が湧いてきました。
本当にありがとうございました。
163 :
123:2006/04/03(月) 23:41:35
>>158 自分のような青二才の目からみても、その感想には少し無理がありますよ。
今回は確かに断片過ぎましたので、次にしっかりとした文を投稿するときには評価してくださいね。
>>149 酷評ありがとうございました。
自分としてはエロ小説のつもりではないのですが、投稿した部分だけからでは
そのようにしか読めないことは自覚しております。
100枚程度の小説の中ほどに来る場面として使うつもりでいますので、ご助言
を生かすよう努力します。
>>140 総評:エロくもないし美しくもない。もっと貪欲に描写しよう。
>おととしまではまるで子供だったのに、手も足もすらりと伸びて、
>なんだかまぶしく見えた。こんなに可愛かったっけ?
マリコの第一印象がこれだけで終わってる。
君はさ、「○○さんってどんな人?」と聞いて、「手も足もすらりと伸びて、
なんだかまぶしい子だよ」と言われれば納得するのか?ましてや微細な
観察が必要な小説文では、もっとえぐるような美の追究が必要だよ。
>夏休み、ひとつ年下のいとこが遊びに来た。半月くらい田舎のぼくの家で過ごすという。
そりゃ設定メモだ。主人公は来訪に関してどう思うのか、どういう印象を
抱いているのか、連れてきたのは誰か、だとかを片っ端から省略してる。
「なぜ来るのか」も、「遊びに来た」じゃあ書かれてないのと一緒。「なぜ
地元で遊ばずに主人公のところに来たのか?」と考えると、マリコの親
のこととかも省略してることになる。
>脱衣場でマリコは背中をむけてさっさと服を脱ぎ始めた。ぼくはじっと立っていた。
なぜそんなおいしい場面をスルーするのか分からん。どういう服を、
どういう仕草で脱ぐのかで雰囲気はものすごく変わるでしょ。それが
「さっさと」の四文字かよ!!あっさり脱いじゃった、ってな雰囲気でも、
何を着ていたのか、どういう順番で脱いだのかに興味を示さないと
思春期の男の子らしくないだろ。
>「じゃあ、早く。おばさんに言いつけちゃうよ」
> 言いつけるって何を? 言いつけられるようなことは何もないじゃないか。
>「変なこと考えてるって」
改行をはさんだ場合、別の人がしゃべってると読まれるよ。つまり「変なこと〜」
のセリフが主人公のものみたいに見える。つーか、この地の文はまるで要らない。
166 :
140:2006/04/04(火) 08:32:40
>>165 ご指摘のとおりです。この場面に早く持っていこうと、導入部は枝も葉も
みんな切りました。結果、たしかに説明メモですね。
節度なんて言葉が浮かんだのが失敗でした。もっと貪欲にゆくべきでした。
会話の部分は歌で謂う「間を外す」効果を意図したのですが、たしかに不要
ですね。ありがとうございました。
167 :
新白菜人間 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/04(火) 08:56:23
168 :
新白菜人間 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/04(火) 13:24:15
レスちょうだい。レスちょうだい。レスちょうだい。
みんなが大好き白菜にレスちょうだい。
みんなの癒し的存在、それは白菜。レスちょうだい。
ワッショイ。ワッショイ。ワッショイ。
はくさい。はくさい。さくさい。
ちょっと文章を投稿するのて酷評お願いします。
ミスった
投稿するのて→投稿するので
たゆらにつるべくあしなみの、びそのやすみぬかげあそび。
ひとやえにしのみさあるに、わがせんづきもつゆくれぬ。
やうやうとして、いでつるに、かばよにあまりしうなじかな。
おもひとどきぬ、よろこびて、かしわみのあすひいでれば。
われ、いづつことなき、しらべいだきぬ。
172 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/04(火) 14:19:14
>>171 思いとどまれ。
NUDAはお前が言うほど美味しくないぞ。おにぎりにはお茶が無難だ。
今日僕は、悪いことをしました。
申し訳程度の遊具すら置いていない、それでいてやけにだだっ広い、一面砂利で覆われた広場の端に、数本の桜の木がある。
広場の真ん中から見て、左から二番目の他より少し小さいそれが、僕は好きだ。梅でも八重桜でもない、なんてことはないソメイヨシノの木。でも、僕はソメイヨシノが、この木が好きだ。
特に理由なんてない。強いて挙げるなら――僕が今よりもっと頼りない青年だった頃、初めて買ったデジカメで、初めて撮ったのがこの木だった、それからだろうか。
何故桜だったのか、と聞かれても、もうそんな事は覚えていない。多分『サクラサク』にでも引っ掛けたのだろう。
それからもう随分経つ。ここの桜は相変わらず、思わず写真を撮りたくなるほどに美しい。梅のような豊かな枝振りもない、八重桜のような豊満な花をつけるわけでもない、花が本来持つ頼りなくも雄大な、そんな魅力を極限まで高めた美しさだ。
桃色の風が吹く。いくつかの花びらが舞う。風がもう一度吹く。花びらが更に高く舞い上がる。枝が皆同じ向きにしなる。僕の知らないいつか、今と同じように飛んだであろう花びらが、僕の足下にひらと落ちる。
僕はその木にゆっくりと近付く。他より少し早く散った花を浴びる。あとほんの数日で皆もこうして散り、木は何事もなかったように葉をつける。
その儚さを、人は美しいという。
桜自身のことなど、何も考えずに。
もっと長い間、桜は美しくいられる筈だったのだ。もっと豊かな、桜が本来あるべき土の上であれば。
僕達は平気で、桜をこんなにも痩せ衰えた土の上に連れ込んだ。桜が苦しむ様を、儚くも美しいなどとのたまい、益々多くの桜を苛め続けてきた。
僕は桜の、もどかしさと苦しみを湛えたその姿に、僕を重ねようとした。しかし、桜が背負ってきたものほど重いものを、僕は背負ってはいなかった。
僕はこの大きな木の前で、今まで何度となく味わってきた自身の無力さを噛み締めた。
――別にそんなことが理由じゃないんだ――僕はそう呟き、むしろ木に語りかけながらそれに歩み寄り、その大きな腕に手をかけた。懸垂の要領で体を引き寄せ、それに跨がり、身をよじるようにして前へ進んだ。
ごめんな。そう断って、僕はその枝を一つ手折った。桜を剪定してしまうと、雄大なそれは途端に力なくいじけてしまうのだという。
僕はもう一度、ごめんな、と言ってそこから降り、最後の、最大のわがままを終えた。
僕は今日、悪いことをしました。必死に咲き誇る桜を、自分のエゴで傷つけました――
全てに飽いた僕がここから逃げ出す理由としては十分過ぎる。
春は出会いと別れの季節だという。僕はこの下らない世界に別れを告げ、僕の知らない何かに出会う為、市内で一番高いマンションへ向かった。
以前余所に投稿した物ですが……どうでしょう?
175 :
173:2006/04/04(火) 15:49:47
とりあえずその木なのかこの木なのかはっきりしてくれ。
>>173 空気読まずに言ってみる。
桜って、剪定はするよ?
……ごめん、おれが悪かった。桜伐る馬鹿〜、の意味は知ってる。スマン。
要は、「むやみに伐る(または傷つける)と」などにした方が無難だと思ったんだ。
178 :
反白菜勢力:2006/04/04(火) 19:17:27
みんなって白菜ウザいって思わないの??
>>178 だったらスルーしろや。お前も同類だよ。
>>173-174 どう好意的に解釈しても、中学生のオナニーとしか思えない。
論拠の無いエゴを引き合いにして意味の無いエゴを持ち出し、
安易な自己満足の果てにある自己完結でおしまいですか?
>最後の、最大のわがままを終えた。
ならなんのために最後、一番高いマンション(←この書き方自体もあんまりなんだが)なんかに向かったのか。
そこでする事は既に問題ではないと?
あまりに浅慮にすぎる。なんというか、イージーだね。
ワロスwwwwとか書いてるのが似合ってると心から思うよ。
イソップ童話「キツネとヘビ」をノベライズしました。
雰囲気を重視して書きました。
全体的にのどかで古風な雰囲気にするのが狙いです。
なお、原作と異なる点もありますが予めご了承ください。
酷評よろしくお願いします。
狐はいつになく上機嫌であった。普段は朝になっても起きず、いつまでもぐずぐずしている狐
であるが、今朝に限っては寝起きがよかった。鶏が鳴くのよりも早く目を覚まし、雀が遊び出す
のよりも早く体を起こした。気分爽快、意気揚揚、今の自分に不可能無しと、狐の気分は
昂ぶっていた。調子付けに一つ咳払いをし、姿勢を正して寝床を出た。
寝床の外は茂みであった。見上げた空は薄暗い。他の獣たちはまだ眠っているとみえて、
辺りは静寂に満ちている。そのことは狐をいっそう喜ばせた。自分ほどの早起きは他にいるまい、
口の中でそう呟いて、顔の筋肉をほころばせた。
茂みの中をひたすら進む。所狭しと生い茂る草花の中には、刺の付いたものや刃物のように
鋭いものもある。それらがどうかすると狐の体に当たる。浮かれきった狐はそんなことなど
気にも留めずに、ただ歩き続けるのみである。一つ、また一つと、狐の体には小さな切り傷が
創られていった。
茂みを出る頃、狐は傷だらけであった。幾筋もの赤い血を垂らした狐はしかし、全く痛みなど
感じてはいない様子である。狐の意識や神経は、ただ一箇所のみに注がれていた。それは
目の前に広がった草原である。地平線の彼方まで続く草原である。芝に付着した朝露が、
ようやく昇り始めた日の光を浴び、みずみずしい光を放っていた。その壮大かつ美麗なる
光景に、狐は驚嘆の息を洩らした。
狐は狂気乱舞した。無心に草原を駆けずり回った。思う存分地面を蹴って、全身で風を切って
走った。狐は汗を垂れ流しにしながら、いまだかつてない快感を味わっていた。それは朝の
二度寝三度寝によって得られるものとは比べ物にならない程の快感であった。
走り疲れた狐は体を横たえ、脇腹に朝日を浴びながらまぶたを細めた。少しすると軽い眠気が
起こった。それは心地よい眠気であった。ぐうたらな生活の中では決して感じることはできないで
あろうと思われる眠気であった。狐は眠ろうかどうしようかと思案しながら、夢とも妄想とも
つかない愉快な幻想を眺めていた。
そんな狐の視界の中に、何か動くものが飛び込んできた。狐は細めていた瞼を開き、その
動くものに焦点を合わせた。それは深緑色の蛇だった。蛇は柔らかそうな体をくねらせ、
ゆっくりとした動きで地面を這っていた。その落ち着いた態度は狐によい印象を与えた。狐は
眠気のことなど忘れて、蛇の動きを観察し始めた。
蛇はゆっくりとした動きで草原を這う。時折動きを速めたり、急に動きを止めたりする。しきりに
首を振りながら、行ったり来たりを繰り返していた。狐はそれを見て愉快な気持ちになった。
他愛のない玩具を与えられて喜ぶ幼児のように、狐は蛇を眺め続けた。
太陽が真南に昇りきった頃、狐の興奮は頂点に達した。嗚呼、何と艶かしくも逞しい、
それでいて繊細な美を兼ね備えた肉体なのだろう。あの傾いた首はどうだろう、いかにも知的な
雰囲気を帯びてはいるまいか。あの鋭く尖った尾といったら、見る者全てを感嘆させるほどの
美しさではあるまいか。そして何よりもあの動き。他を威圧する力強さをもちながら、全ての
生きとし生ける者を許す慈悲深さを秘めたあの動き。あの見事さの前において思うことはただ
一つ。嗚呼、自分は何と卑小であるのか。
狐は無意識のうちに体を揺すった。始めは一度、二度と間隔を空けて控えめに揺すっていたが、
やがてその動きは大きくなった。狐は自らの脇腹を波打たせ、地面を這う動きの真似をした。
一度始めるともはや止まらなかった。動きはみるみる激しさを増し、狐の腹が芝と擦れ合って
音を立てるほどになった。
狐は全身汗まみれにして、呼吸を乱して体を揺すった。もはや理性は失われていた。何ゆえ
自分がそのような行為に及び、そうしてそれを続けているのか、狐にはわかろうはずもなかった。
否、そのような疑問は狐の頭には上ってすらこなかった。狐はただただ快感であった。それ以外
には何一つ必要でなかった。細かな理由などどうでもよかった。ただ快感でありさえすればよかった。
腹部にわずかな痛みが生じた。それでも狐は動き続けた。腰にわずかな痺れが生じた。狐は
気にも留めなかった。痛みや痺れは徐々に激しさを増した。狐にとってそれらはもはや、新しい
種類の快感ですらあった。もっと、もっと快感を。狐の目はもはや常人のそれではなかった。
広大な草原の片隅に、腹と芝との擦れ合うしゃりしゃりという音が鳴り続けていた。
いつしか音は絶えていた。先程まで狐の居座っていた所には、赤黒い臓物が飛散していた。
穏やかな昼下がりの草原に、一陣の風が吹き過ぎて行く。その生臭い風は草原を抜け、茂みの
奥へと消え入った。 <完>
>>173 表現力はあることは認める。そして
>>180の言っているような厨房のオナニー小説でないことも分かる。
「桜」だけで、これだけ引っ張れることはおまいが表現力を豊富に持っていることの証拠だ。
だから、その点は自信を持って欲しい。ただ、オチが弱いし、部分的に見事な表現があってもストーリーが伴っていない。
ショートシュートならもっと均等に文章を持ってくるべきだ。変な省略は止めたほうがいい。
あと、俺的に内容的に萎えたので、もっと読者が面白いと思うことをテーマにすべきだと思う。
ただ、センス的にはいいものを持っているので、自信は持ってよい。
アドバイス的には、もっと日記でいいから、テーマを決めて書くことをお勧めする。
186 :
185:2006/04/04(火) 20:36:51
>>181 酷評ということなので遠慮なく言わせてもらうが、おまいは背伸びし過ぎだ。
テーマが大したことのないのに、小難しい表現を使って、立派に見せようとしているように感じる。
語彙数が多いことが立派な文章でないことをおまいはまず理解すべきだと思う。
読んだ感じ、かなり若く(リア厨?)感じたので、
アドバイス的には、平易に分かり易い表現を身に付けることだな。
そして、テーマをもう一回見つめ直した方がいいと思う。
すなわち、自分がどんなことを書きたいか、ということだな。
大江健三郎みたいな難解な小説を目指しているのか、
神坂一みたいなラノベを目指しているのかで、おまいの道も変わってくるだろう。
>>185 評価人たるもの、日本語は正しく使いましょう。
188 :
185:2006/04/04(火) 20:42:01
>>187 いや、すまぬ、すまぬ…。
偉そうなことを書いたが、俺も厨房だな…orz
これから気をつけるよ。
指摘ありがとな。
189 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/04(火) 20:50:14
なんかおまええらいな
中学生がこれだけの文章を書ければたいしたものだよ。せめて高校生だろう。
それはさておき、この形の文体にあまり慣れていないんだろうと感じた。
語尾に統一感がなかったり、一文にまとめるべき所が分かれていたり。あと、個人的にだが「である」の連続も気になった。
191 :
1/2:2006/04/04(火) 20:56:47
>>173 「ところで
>>172ワロスwwww」などと書き込みしているような頭では、具体的に指摘しないと理解できない
だろうから、細かく書く。
>申し訳程度の遊具すら置いていない、それでいてやけにだだっ広い、一面砂利で覆われた広場の端に、
主語に修飾を乗せすぎ。重すぎて頭がつぶれる。
>左から二番目の他より少し小さいそれが、
以下、全文にわたり「それ」を使いすぎ。同一語の反復を避けるためだろうが、考えなしに使っているので
却って読みづらい。
>むしろ木に語りかけながらそれに歩み寄り、
これなどは「それ」は不要。「むしろ木に語りかけながら歩み寄り」でよい。
>梅でも八重桜でもない、なんてことはないソメイヨシノの木。
以下、ソメイヨシノをマイナーなものとして語るが、そうか? メジャー中のメジャーだと思うが。そうで
はないというのなら、読み手を納得させるだけの論拠や考察を述べるべき。だから、
>梅のような豊かな枝振りもない、八重桜のような豊満な花をつけるわけでもない、
と言われても、何言ってんだ? としか思えない。
>ここの桜は相変わらず、思わず写真を撮りたくなるほどに美しい。
一例だが、ここの「思わず」はなぜ書いたのか? 「ここの桜は相変わらず、写真を撮りたくなるほどに美
しい」ではなぜいけないのか? 形容詞や副詞は乱用するほどに効果を薄めることを肝に銘ずべき。
192 :
2/2:2006/04/04(火) 21:00:59
>>173 >僕の知らないいつか、今と同じように飛んだであろう花びらが、僕の足下にひらと落ちる。
酷評とはいえわざと褒めないわけではないので、ここは褒めておこう。この一文はいいよ。うまい。「ひら
と」も決っている。
>もっと長い間、桜は美しくいられる筈だったのだ。もっと豊かな、桜が本来あるべき土の上であれば。
>僕達は平気で、桜をこんなにも痩せ衰えた土の上に連れ込んだ。
これも「ソメイヨシノ マイナー説」と同じく、ほんとか? としか思えん。太古の昔から桜はぱっと咲い
てぱっと散る潔さが愛されてきたんでないの? そりゃ環境は悪くなってはいるだろうけど。なので、
>僕は桜の、もどかしさと苦しみを湛えたその姿に、僕を重ねようとした。
と言われても共感できない。
以下、桜の枝を折って「僕」は飛び降り自殺をするために「市内で一番高いマンションへ向か」うとなるが、
桜の枝を折ることに何の意味があるのか、読み手には伝わらない。「市内で一番高いマンションへ向かった」
もね、他の人も指摘していたけど、結末の決めの文章としては弱い。「市内で一番高いマンション」が駄目。
>ところで
>>172ワロスwwww
作品と作者は別だけどさ、投稿作品に続けて、なぜ、こういう書き込みをした? おまえは自分の文章を愛し
ていないのか? 作品はすべて嘘っぱちですと作者が言っているようなものだと思わんか?
194 :
191:2006/04/04(火) 21:25:55
>>194 お前も自分の時間というものがあるだろう…。
無理せんでいいからな。
196 :
173:2006/04/04(火) 21:30:17
ごめんなさい
>>175はあれです
こっぱずかしかったんです本当にすいません反省してます
オナニーはいなめないなと我ながら思っていたが故の悪行です
マイナー説はなんというかソメイヨシノ持ち上げたかっただけでそんなつもりではないです
しかし言われてみれば確かにマイナー説たる書き口でした
あと桜は実際に肥えた土や水辺の土だとかなかなかに持つらしいです
まあそれ自体有名じゃないと意味ないですね……
とまあ言い訳したいだけさせていただきましたが、あとは全くもってそのとおりです
今後の参考にさせていただきたいと思います
あ、あと私VIPPERではないです
sage忘れました
すいません
>>196 その気持ち分かるよ。
恥かしかったんだな…。
まあ、みんなの意見を参考にして、精進してくれ。
199 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/04(火) 22:01:49
はいはい〜♪ さて、そこのあなたさんも自分の自信の文章晒してみない?
みんなで、酷評してあげるよwww
200 :
17雄:2006/04/04(火) 22:17:06
底に残った氷を一つだけ取ろうとしてグラスを逆さまに傾け、その下で口を開けてみたりしたが、どうにもうまくいかなかった。グラスを左右に振ってみたが、氷は底の方でくるくると円を描くだけでいっこうに落ちてこようとしない。
馬鹿にされているような気がしたので空いてる方の手でグラスの底をポンと叩くと、三つばかりひっついていたのが全て私の口の中に落ちてきた。
仕様がないので一つだけ左のほほにしまい、後は流しに吐き出した。出しっぱなしになっていた食器の間を氷はうまくかいくぐり、そこに空いている穴に吸い込まれるように消え、くぐもった音を立てた。
201 :
1/2:2006/04/04(火) 22:17:28
今日、朝起きたら部屋のドアが異次元の扉になってた。
ドア開けたら、緑とか赤とか青とかいろんな色がぐにゃぐにゃしている。
部屋の他のところはいたって普通。
青のチェックの布団カバーのかかった布団に、白いシーツ。壁に貼ってあるグラビアアイドル(コムラ サキちゃん。可愛いんだなこれが)のポスターに昨日寝る前に読んだ漫画が床に投げ捨ててある。窓の外には、近所の住宅街が広がる。
窓から日が射して、窓際においてあるサボテンを中心に部屋中がそれを受け止めている。時折外からすずめの鳴き声が聞こえてきて、本当に平和な、いつもどおりの朝だ。
でも、ドアを開けるとその先にはいつもどおりの小汚い廊下は無く、ぐにゃぐにゃした七色の世界が広がるだけ。
時計を見たらもう7時24分。50分には家を出ないと間に合わないのに、まだ朝飯も食ってないし寝癖も直してない。というか、部屋から出られない。ドアの外からは、母のけたたましい叫び声、パターン@「ほら早く起きないと遅刻するよ!」が聞こえてくる。
いや、俺起きてるから。この他にはあと2パターンあるが、それはこの切羽詰った状況も状況なので割愛させていただく。
202 :
2/2:2006/04/04(火) 22:18:48
とりあえず、起きたのが6時55分(ケータイのアラームにセットした時刻。きっかり起きられる俺)。それから30分近くもボケっとしていた。そりゃあそうだろ、部屋の外が異次元になってたんだから。
天地がひっくり返ったほどうろたえるか、こうしてボケっとするかの二択だと思うよ、俺は。
で、朝からうろたえるのもなんかバッドな感じだし、ボケッとするという選択に踏み切ったわけ。それで、そのボケっとしている状態が終わった今、俺は脱出の方法を考えていろいろ試行錯誤している。
とりあえず、部屋の中のものをドアの外に投げてみた。
ティッシュ箱、プリント丸めたヤツ、進研ゼミの郵便物、1円玉・・・。
全部見えなくなった。多分吸い込みやがった、異次元のヤツ。これで、脱出方法@「普通に出てみよう作戦」は実行に踏み切る前に終了となった。
次は脱出方法Aに移るべきなのだが、なんとも思いつかない。
窓から出るという方法も候補に挙がったが、窓が小さすぎて体が通らない。それ以前に、俺は高所恐怖症だ。ここは2階だし、飛び降りるのなんて怖すぎる。却下だ。
この俺の、偏差値50前後の脳みそでは打開策がもうこれ以上出てこない。誰か助けて。なるべく偏差値65以上の人。いや、この際60以上でいい!誰か助けて。皆勤賞が。
終
どうかよろしくお願いします。
203 :
17雄:2006/04/04(火) 22:27:29
二日前から痛めていたのどに、氷の冷たさが心地よかった。そこだけ乾いた膜がはったようになっていたのが、幾分ましになったように思えた。グラスを食器洗い機に入れ、スイッチを押した。ごうごうと水が中で暴れる音がして、腹の底に響いた。
205 :
17雄:2006/04/04(火) 22:29:59
>>200>>203と続いています。
再び以前の文体に戻してみました。こちらのほうが淡々としていて好きです。
>>201 おかゆまさき的な文章は諸刃の剣だ。
ウケれば、良いが、ウケなかったときは悲惨だ。
さて、この文章だが、くだけた表現が目に付いた。
それで、ドクロちゃんみたいな魅力的なキャラがいれば、
雰囲気も変っただろうが、異次元譚。
日常的な高校生を描く表現も、このオチでは物足りない。
もっとも、この妙に明るい能天気な表現は面白い。
もっとストーリー的に狙えば、いい所まで行くかもしれない。
>ドア開けたら、緑とか赤とか青とかいろんな色がぐにゃぐにゃしている。
>部屋の他のところはいたって普通。
釘を刺すが、こんな表現は要注意。
文章力がないと見られる恐れがある。
ただ、こういう文章で通したラノベもあるので、
一概に言えないが(スレイヤーズ等)、
よっぽど、ネタ的に熟慮する必要があると思われる。
207 :
1/2:2006/04/04(火) 23:29:09
>>181 イソップ童話「キツネとヘビ」は読んだことがないので、原作は無視して以下を記す。
>ただ歩き続けるのみである。
他の人が指摘済だが、「である」の連発はたしかに気になる。なんでだろ? と考えたのだが、前半と
後半で文体が変っているからではないかと思い当った。
中盤以降は「である」が影をひそめている。
おそらく書き出しでは「物語」ということを意識してこのような文体になった。しかし書き進めるうちに
自分本来の文体になってきた、というのが事の真相ではないかと勝手に推察した。中盤以降の文体は見事な
ものなので、書き出しの部分もこの文体にあわせて書き直したらどうだろか?
で、第2の疑問が、なんで狐に共感できないんだろ? ということだ。
これだけ細かく描写されているのに、狐の気持がわからない。
草原でハイテンションになった気持もわからないし、蛇を見て興奮した気持もわからない。
だから結末も共感できない。
で、ふたたび、なんでだろ? と考えたのだが、「対比」がないからか? と仮説を立てた。
つまり、狐は物語の冒頭から「100%満足」なのだ。
「100%満足」な狐がなぜ蛇に魅かれる?
蛇に魅かれるからには狐は自分や自分の生活に「不満」がなくてはならない。それを書かなければならない。
草原で喜ぶのも、「普段は狭いところで汚くてみじめだった→それが素晴らしい草原の朝とめぐり合えた」
蛇に興奮するのも「狐はふだんから自分が嫌いだった。愛くるしくもなく、堂々ともしておらず、力もなく
云々→それなのに蛇はなんて素晴らしいのだろう」
こういう図式があって、はじめて納得させられるのじゃなかろか?
「普段は朝になっても起きず、いつまでもぐずぐずしている」とか「自分は何と卑小であるのか」とかある
が、これだけでは「対比」には不十分。図式にまでは至っていない。もっと前提として強調しなきゃ。
以上は仮説ね。
208 :
2/2:2006/04/04(火) 23:30:18
>>181 前回のサッカー少年の話と合せて考えると、あなたは描写することに喜びを感じるタイプとお見受けした。
頭の中のイメージを言葉に置き換える。そのことに悦楽を感じるでしょ?
>狐は無意識のうちに体を揺すった。始めは一度、二度と間隔を空けて控えめに揺すっていたが、
>やがてその動きは大きくなった。狐は自らの脇腹を波打たせ、地面を這う動きの真似をした。
こういう文章なんて書きながら脳内物質出まくり、楽しくて楽しくてしようがなかったんじゃない?
悪い意味で言っているんじゃないよ。羨ましいとさえ思う。
しかしそれがどう読者に伝わるかだ。
ここで、読者のことを考えて読者に合せて、とかいうのはあなたの場合有益でないと思う。
むしろ、あなたのその悦楽の渦に読者をひっぱりこみ、飲み込むことを目指したらいい。
そのためにはどこかで文章を爆発させてはどうか。この作品でいえば結末だ。
爆発させるためにはそれまでの文章は抑えなければならない。
>その壮大かつ美麗なる光景に、狐は驚嘆の息を洩らした。
前半からこういう最上級の表現を使ってしまっては爆発も爆発に見えない。だから結末の描写も爆発になっ
ていない。読者を巻きこまむに至っていない、のではないか。
酷評になっとらんな。反省。
209 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/04(火) 23:37:04
>>181 まぁ、簡単な質問をしよう。
君は、この文章を書いてて、どこを一番読者に感じて欲しかった?
つうのも、冒頭ちょっと読んだあたり、読者であるこっちに投げて
来るものが全然無いという印象を持ったからなんだが。
はっきりいうと、何も伝わってこない駄文だよ。
ど素人の情熱だけで書いている文章の方がよっぽどいい。
のどかなとか言っているが、自分に伝えたいのどかさを持ってない
んじゃないか?
210 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/04(火) 23:41:04
>>201 1の最後まで行ったあたりで、こちらは念仏を呼んでいるような印象になる。
まず、読ませるポイントを設定してくれ。
まず、この文章で見せたい一文は何だ?
そこに向かって文章を集束させるということをしないと、全然読めないぞ。
211 :
191:2006/04/04(火) 23:41:51
電撃の1次を通る点数を10とした場合 全体が以下の文程度だと何点ぐらいになる
客観的に判断できないから頼むわ、酷評で構わん今は自分の位置が知りたいだけ
バスに揺られて数時間、周囲を見渡せば既に見知らぬ土地に来てしまった事を自覚する。
車中を見渡せば皆仲良くトランプや雑談に興じている。
寝たフリまでして孤独を誤魔化しているのは私だけか。
「ちょっと隣良いですか?」
「っはい?」
「あの、隣の席を使わせて欲しいんだけど……、俺のトコ使われちゃってさ」
「はぁ、まあ良いですけど」
いやどうだろ、15歳の女子の隣に座る男子の心境ってどんなものなのかな。
まあ特に害もなさそうだし、ってもう寝てるし。
しかしこの人の名前が思い出せない。
今もほら、他の男子が和気藹々と遊んで歌ってるのに堂々と寝るなんて……
横顔を見ていたら無性に眠くなってきた。
「私も寝るかな……」
名も知らぬ男子の寝息を子守唄にしながら。
目を瞑ってお互い関わる事もないのに不思議と感じる安心感と存在。心地良い記憶。
「小笠原さん、小笠原さん。到着しましたよ」
担任に起こされると既にクラスメイト達は皆、バスを降りていた。
あ、下書きなんで改行とかは無視の方向で
>>212 なんだろ......なんか違和感感じるな。
会話かな。
同じ生徒同士の会話でこういう敬語使う?
がさつに隣に座って寝てしまう男子生徒なら、最初に「ちょっと隣良いですか?」って
敬語は使わないような気がするんだよ。
それによって、どっちが女なのか男なのか混乱した。
あと、もう少し男子生徒の描写を書いた方がいいような気がする。
>15歳の女子の隣に座る男子の心境ってどんなものなのかな。
説明っぽいのと「の」を多様しすぎている。
>「私も寝るかな……」
心の声なら「」でくくらないほうがいいだろうな。
評価:4
>>212 電撃のレベルは知らんが、少なくとも下書きを出して通るものじゃないとは思うぞ。
「一次を通るレベル」っつっても、下読みさんくらいしか分からないんじゃないか?
つーか俺はさ、何を書いたって「下書きだから。ゴメンネ」で済まされるような文章などを
真面目に相手したくはないよ。そういう意味で、君の文章とその創作姿勢は「問題外」としか
言いようがないな。
まぁ、偉そうなことばっかり書くのもなんだから、
>>212を君の全身全霊で書いたものだと
仮定して酷評してみるよ。少なくとも不特定多数の人に読まれる文なんだ。君もそれなりに
気合いを入れて書いたんだろうからね。でも、前に書いたとおりレベル選定なんかはできない。スマン。
>バスに揺られて数時間、周囲を見渡せば既に見知らぬ土地に来てしまった事を自覚する。
「自覚」というのは、「自分の状態を自分で気づく」こと。確かに来てはいるんだけど、
バスに乗ってるってことは「連れてこられた」ニュアンスが強いから、少しピンボケしてる。
あまり角張って描写する場面でもあるまいし、「気づく」でいいんじゃないか?
>車中を見渡せば皆仲良くトランプや雑談に興じている。
一人称よりもカメラ目線だなぁ。主人公は記録装置じゃないんだからさ、目を開けて、伸び
をして、振り向いて、みたいな動作があるはずなのに、そういった描写が全然ないのが気になる。
一行目の「周囲を見渡せば」と表現が重複しているのもどうかと思うよ。
物語の緩急をつけるためには、「車中」「皆」「興じて」みたいな表現はもっとくだけた和語にした
ほうがいい。それとも、電撃の審査はそういう表現のほうが通りやすいのかな?
わざと忘れてほしい描写ならともかく、男子の存在感がまるでない。服装とか、分かりやすい
ところをちょこっと添えるだけでもストーリーの覚えやすさは変わるよ。
>目を瞑ってお互い関わる事もないのに不思議と感じる安心感と存在。心地良い記憶。
この体言止めは無意味だと思う。「不思議と感じる安心感」って、「頭痛が痛い」みたいなくどさが
あるし。
216 :
佐藤さん:2006/04/05(水) 09:06:11
彼女は部屋の中に入って壁の蝋燭に火を灯した。この部屋は八角形なので、六つ灯したことになる。残りの二つは壁がない。すぐに廊下につながっているのだ。
「おもしろい部屋ですね」私は思ったままを言った。
「ええ、私もそう思います」と言いながら彼女は中央のテーブルの蝋燭に火を灯す。彼女の腰から上だけが急に暗闇から出現する。「どうぞ座ってください」彼女は椅子を示した。
私は座りながらこの部屋を観察した。天井の部分は八角錘で底面を取り除いた感じ。壁を観ると置物が規則的に置かれていた。「シンメトリーですか?」私は聞いてみた。
「はい。それに完璧主義なんです」彼女はもう座っていた。「設計も中庭のオブジェも煉瓦の積み方も全部あの人が指示したんですよ。」彼女はそう言って微笑む。
「なるほど」つられて私も笑ってしまった。女性の笑顔には何か力がある、と思う。
「病的でしょう?」彼女はさらに微笑んで顔面に皺を寄せる。
「いえ、まだまだ大丈夫です。」私はそこで言葉をわざと区切る。
すると彼女は顔の緊張が解けて私に注目した。「あら、どうしてです?」
つづく
217 :
佐藤さん:2006/04/05(水) 09:06:19
彼女は部屋の中に入って壁の蝋燭に火を灯した。この部屋は八角形なので、六つ灯したことになる。残りの二つは壁がない。すぐに廊下につながっているのだ。
「おもしろい部屋ですね」私は思ったままを言った。
「ええ、私もそう思います」と言いながら彼女は中央のテーブルの蝋燭に火を灯す。彼女の腰から上だけが急に暗闇から出現する。「どうぞ座ってください」彼女は椅子を示した。
私は座りながらこの部屋を観察した。天井の部分は八角錘で底面を取り除いた感じ。壁を観ると置物が規則的に置かれていた。「シンメトリーですか?」私は聞いてみた。
「はい。それに完璧主義なんです」彼女はもう座っていた。「設計も中庭のオブジェも煉瓦の積み方も全部あの人が指示したんですよ。」彼女はそう言って微笑む。
「なるほど」つられて私も笑ってしまった。女性の笑顔には何か力がある、と思う。
「病的でしょう?」彼女はさらに微笑んで顔面に皺を寄せる。
「いえ、まだまだ大丈夫です。」私はそこで言葉をわざと区切る。
すると彼女は顔の緊張が解けて私に注目した。「あら、どうしてです?」
つづく
218 :
佐藤さん:2006/04/05(水) 09:45:03
つづき
「扉が木で出来ていたでしょう。木目はどうなっていますか?あと、下水管はどうですか?」私はそう言うと少し誇らしげに微笑む。
「なるほど。きっと蛇のように曲がりくねっているでしょうね」彼女はそう言って何度も頷く。それは言い過ぎだろう、と私は思う。
「だけど、それをあの人が聞いたらなんて言うかしら」彼女は両肘をテーブルに付けて、手首を揃え、その上に顎を置き、私の右上を見た。
私はここで面白い言葉を思いついた。ちょっと推敲してすぐ言う。「そこで『掘り返す』と言ったら病的ですね」
彼女は沸騰したように笑い出した。きっと彼女の沸点を越えたのだろう。
数日後、私がその家の前を通りかかると見事に何も無く、むしろ掘り返されていた。
おわり
>>181 古風だけなら成功、のどかさという観点では残念ながら失敗。
狙い通り古風な感じは出ていた。それは冷静に淡々と「だ、である調」で
書かれているからだとおれは思った。特に小難しくしようとした感も受けなかった。
ただ、のどかさの代わりに硬さを感じたよ。
そのため、元が寓話ならこれは神話っぽい。ギリシャ神話を硬い訳で読んだ感じ。
もし181がそれをイメージしていたら、これは成功といえる。
だけどのどかさが表れなかったのは、今度は逆に「だ、である調」と、
硬い表現の多用が原因。どこまでのどかさを出すかにも依るが、
四字熟語や緻密な描写はかえって損。思い切って「です、ます調」に
することも一つの手かと。
文章表現で一つだけ気になったのは、「寝床の外は茂みであった」のところ。
これは文がおかしいのではなく単におれの勝手なイメージ問題なので悪しからず。
この場合、それだけに一文を使って表現するほどの内容ではない気がする。
「寝床から茂みに出ると」「茂みの中にある寝床から出ると」または
「寝床から外へ出ると〜茂みの中のほかの動物は」などと流してしまって
いいように思えた。それも硬さの原因かと。
前のサッカーボールの話より文章も変な重複が無く、表現もすんなりイメージできた。
そういう意味では、181自身の固さ(気負いすぎ?)は少し和らいだように思う。
220 :
佐藤さん:2006/04/05(水) 10:07:20
ごめんなさい。
>>216と
>>217はミスです。
この作品は結構楽しんで書いたので「読み手に気を使ったオナニー」だと思います。でも、小説ってだいたいそうゆうものですよね。
あと、このスレはさげ進行ですか?
個人的にこの作品は気に入っているのですが、酷評をよろしくお願いします。コテンパンにしてください。でも少しほめてください。
皆さんどうもありがとうございました。
ありがたいご指摘・ご批評の数々、素直に心に受け止めて、
今後の糧とさせていただきます。
>>186 仰るとおり、私は背伸びしてしまっているかもしれません。
頭の中に思い描いている理想の文体と今の自分の実力とが、
かけ離れてしまっているのだろうと思います。
今後は、理想だけでなく自分の実力のことも配慮に入れ、
平易な表現を身に付けるよう心がけます。
テーマについてはあまり熟慮したことはなかったので、
今後の課題にしようと思います。
どうもありがとうございました。
>>190 仰るとおり、この文体にはまだ慣れていないのかもしれません。
読み手に違和感を与えない程度の文体に仕上げるよう、努力します。
どうもありがとうございました。
>>193,
>>195 気に掛けてくださって嬉しいです。
どうもありがとうございます。
>>194,>>207-
>>208 細かく丁寧なご批評、どうもありがとうございます。
前半と後半とで文体が異なっているのは、全く自覚していませんでした。
ご指摘を受けてなるほどと納得しました。
仰るとおり、前半は「物語」を意識していましたし、
前半よりも後半の方が自分本来の文体のような気がします。
文体に関するお褒めの言葉、大変嬉しく思います。
書き出しの部分の書き直しも試してみようと思いました。
狐に共感できないとのご指摘、ありがたく受け取らせていただきます。
私の一つの信念として、感情移入こそ小説の核であるというのがありまして、
その感情移入を促すための手段として描写力を磨いてきたという次第です。
それがいつのまに描写だけが一人歩きして、
感情移入のことをすっかり忘れてしまっていたようです。
そのことを気付かせていただいて、大変ありがたく思います。
今後は対比や図式をもっと意識することを心がけます。
お察しのとおり、私は描写することに喜びを感じるタイプです。
ただそれは自分でも半ば無意識であったたあめ、
何と鋭いご指摘だろうかと驚いています。
さらにはその特性を活かす方法までご提示していただいて、
大変ありがたく思います。
今後は文章の爆発を意識して書くことを心がけます。
数々の鋭いご指摘・ご批評、そしてありがたいアドバイス、
つつしんで受け取らせていただきます。
目からうろこが落ちた気分です。
どうもありがとうございました。
>>209 私が一番読者に感じていただきたかったのは、
狐が体をくねらせて快楽のとりこになる場面です。
快楽の頂点に達した者がいかなる様相を呈するかを描くことを通して、
快楽の追求も度を過ぎてはいけないということを伝えようとしたつもりです。
しかしそれはあくまでも「つもり」で留まってしまっていたのだと今気が付きました。
読み手に何も伝わらないようでは、
書き手が何も伝えようとしていないに等しいと私も思います。
今後はより情熱を傾けて、
テーマやメッセージを読み手に対して強烈に印象付けられるよう心がけます。
どうもありがとうございました。
>>219 文体と雰囲気の密接な関係を軽視していたことに気が付きました。
冷静で淡々としていて四字熟語を多用して緻密な描写をするというのは、
私の理想的文体の要素の一つなのですが、
それが雰囲気を硬くしてしまうというのは考慮に入れていませんでした。
記述の内容(草原や朝日など)によってのどかな雰囲気を出そうとしたのですが、
文体との兼ね合いについては考えていませんでした。
今後の課題にしようと思います。
また、ご指摘の箇所についても、反省の材料にさせていただきます。
前回よりもよいとのお言葉、大変嬉しく思います。
どうもありがとうございました。
224 :
新白菜人間 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/05(水) 12:12:03
「雪男なんていない」村長は激しく否定した。「学者さんよ、何の根拠があって、そんなことを言う。デタラメじゃ。そんな噂がたったら、村全体が困る。マスコミのいい餌食じゃ」
「しかし」と、おれは食いさがる。研究への情熱である。
「しかし、なんじゃ」
「足跡が」
「足跡?」村長は眉間に皺を寄せ、怪訝な表情だ。
「ええ。この村にある巨大な足跡。それと歩幅から推測するに身長四メートル以上のものの存在が明らかです。あれは少なくとも、人間のものではありません」
両手でバンとテーブルを叩き、その勢いで村長は立ち上がった。今分かったことだが村長はずいぶんと小柄な人だった。
村長の目は怒りに充血していた。
もしかしたら、泣きたかったのかも知れない。
明らかに末端肥大症である巨大な足でピョンピョンと飛び跳ねながら村長はものも言わずに部屋を出ていった。
酷評お願いします
225 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/05(水) 12:31:22
>>224 訳が分からんのは俺だけか?なにがいいたい?
226 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/05(水) 12:33:35
ああすまないそういう事か。白菜の文=意味不って思っててな……
まあ分かっても面白くも何とも無いが
「五百万だ……」
私は最初、その言葉が理解出来なかった。いや、理解したく無かったのか。
「な……何万だって?」
私は震える声で、目の前のソファーにふんぞり返って煙草をふかしている男に聞いた。
男はさもめんどくさそうに、もう一度言った。
「聞こえなかったのか? 五百万だよ。五 百 万。」
「そ……そんな大金、私が払えるとでも思っているのか?」
私のその言葉に、男は呆れたようだ。
「払えるか、払えないか?そんなの俺は知ったこっちゃ無え。単純な話だ。あんたは言われたとおり俺の指定した金額を払う。それだけなんだよ!」
目眩がした。五百万の大金を払うことに、目眩がしたわけではない。これは怒りだ。目の前にいる男に対する怒りによって、目眩がしたのだ。
「あんたさ、自分の立場わかってんの? 五百万払えないって言うんなら、俺はあのことを世間にぶちまけるだけだぜ?」
私は怒りで視界が揺れた。何故この男に五百万も払わなければならいのだ。こんな害虫に……。
「ははは、そんな怒るなって。別にあんたを虐めてるわけじゃねえんだ。俺はちょっと小遣いが稼ぎたかった。それだけだぜ本当に。金たかんのも、これで最後にすっからよ。」
小遣いだって? 五百万のどこが? 今まで払った金額のどこが小遣いなんだ?
しかも、これで最後だと? 何度目の最後だ?
「き……貴……様ぁぁぁ。」
私はもう何を考えているのかわからなかった。
多分、この男を殺すことを考えていたのだと思う。
素早く、ガラスで出来た重い灰皿を手に取ると、思いっきり振り上げ、男の側頭部を力一杯殴りつけていた。
鈍い音がした。何か硬いもの……骨の砕ける感触が灰皿ごしに伝わってきた。
男は頭だけが吹っ飛ぶようにソファーの上に崩れ落ちた。
私はその光景を第三者のように見ていた。
不思議と殺人を起こした感じはしなかった。もっと他の気分。
この骸に対する嫌悪感。そしてこの爽快感。
私はこの感じをよく知っている。
そうか……。
これは、害虫を駆除した感じだ。
これは殺人ではない、害虫駆除だ。
目の前の害虫は、やがて頭からどす黒い血を流し、ソファーをし始めた。
いかん。ちゃんと死骸は責任を持って処理しなければ。
>>224 雪男の足跡の正体は村長だったってオチ?
酷評かー。うーむ......。
もっと描写したほうがいいね。
緊迫感とかは全然伝わらないな。
>両手でバンとテーブルを叩き、その勢いで村長は立ち上がった
凄く軽い。怒りが伝わらない。
擬音は使わずに描写で見せた方がいいよ。
229 :
227:2006/04/05(水) 12:51:26
書き忘れてました。
酷評お願いします。
>>227 酷評しようと思ったけど......いいじゃんこれ。
>そうか……。
> これは、害虫を駆除した感じだ。
> これは殺人ではない、害虫駆除だ。
この辺の感じなとか狂気な感じがしてとてもイイ感じ。
誰かちゃんと酷評してあげて。
>>217-218 まず、
>>220から酷評する。
>この作品は結構楽しんで書いたので「読み手に気を使ったオナニー」だと思います。
>でも、小説ってだいたいそうゆうものですよね。
前半の部分は謙虚さの現れかと許せなくもないが、「小説ってだいたいそうゆうものですよね」とは、
ふざけるのも大概にしろ。小説なんてオナニーなんだからおれの小説もオナニーでいいでしょ? と
言っているのと同じだ。甘ったれているのか、馬鹿なのか、それとも釣りか?
こういう根性の人間がまとまな文章を書けるはずもなく、実際にまともな文章ではない。
>この部屋は八角形なので、
この書き方では「私」は最初から「この部屋」について熟知している印象を与える。だからそのあとの
部屋の観察がすんなり読み手の頭に入ってこない。
>彼女は中央のテーブルの蝋燭に火を灯す。彼女の腰から上だけが急に暗闇から出現する。
それまでに壁に6本も蝋燭を灯したんだろ? それでなんで「暗闇から出現する」んだ? どんだけ広い
部屋なんだ?
>「いえ、まだまだ大丈夫です。」私はそこで言葉をわざと区切る。
>すると彼女は顔の緊張が解けて私に注目した。「あら、どうしてです?」
おい、彼女はそれまで「緊張」していたのか? 自分の家なんだろ? それまでの「彼女」の会話、「彼
女はそう言って微笑む」どこに緊張が表現されているんだ? むしろくつろいでいないか?
>私はここで面白い言葉を思いついた。ちょっと推敲してすぐ言う。
>何も無く、むしろ掘り返されていた。
「推敲して」「むしろ」これらの言葉は適切だと思うか?
粗雑な頭がでたらめの言語感覚でつまらない思いつきを無反省に書き流しただけの駄文の連なり。「コテン
パンに」などと頼まれなくてもコテンパンにしか書きようがない。もちろんほめるところは1ヵ所もない。
>>227 最後、相手を殺してから
>そうか……。
これは、害虫を駆除した感じだ。
って気付くんだから、そこを活かすために
害虫って言葉を途中(15行目?)で一回使っちゃってるのがもったいないとオモ
233 :
201:2006/04/05(水) 17:04:35
>>206 わかりました。もう少し肉付けを練習して、魅力を出していきたいと思います。
その表現の部分は、高校生っていうことを意識して書きました。くだけた表現というところも同様です。
そうとられてしまうと悲しいので、もう少し力がついたらまたこういう表現を使って書いてみたいと思います。
>>210 見せたい一文、っていうものを考えずに書いていました。
僕は、ただこの世界観を表現したくて書いていたので。
そういうものは必要なのですね。考えがあさかったです。
お二方、どうもありがとうございました。
235 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/05(水) 19:28:49
>>224 >明らかに末端肥大症である巨大な足で
末端肥大症の場合、手や顎も肥大する。足だけ大きくなることはない。
象皮病なら足だけという場合もあるが、なんにせよ、こういう病気をネタに持ってくるのは
やめたほうがいい。危険だ。
236 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/05(水) 19:38:34
白菜死ね!!
237 :
新白菜人間 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/05(水) 19:57:25
酷評してくれた人達ありがとう。
もっと、じゃんじゃん酷評してくれ。
>>236 やだ。生きる。
238 :
227:2006/04/05(水) 20:11:01
>>230 酷評……ではなく誉めてくださってありがとうございます。
>>232 酷評ありがとうございます。
確かに途中で害虫って表現使ちゃってますね。
今度からはよく見直します。
自分の文章の悪いところを知りたいので、
引き続き酷評どなたかお願いします。
239 :
1:2006/04/05(水) 21:03:13
今日の朝、道を歩いていたらボールが落ちていた。大きさは野球ボールほど。そのボールの柄自体はすごく色鮮やかで綺麗だった。虹色とでも言おうか、いろいろな色が規則的に並んでしましまになっている。でも、土とか泥がこびりついてなんとも汚らしかった。
とりあえずその時は、目的地に急いでいたので無視することにした。
そして今、太陽も沈み、目的地で用事を終えて朝通った道を通るとそこにはまだ朝見かけたボールが転がっていた。なぜか突然に興味が湧き出し、それを拾い上げてじろじろと見つめてみた。
するといきなり、そのボールが輪切りに、しましま模様に沿っていくつかに割れた。
赤、青、黄、紫、etc.....様々な色のパーツに分かれたそれは、突然俺の手を飛び出して空中に浮かび始めた。
全部で20以上ものパーツが、それぞれフォーメーションを作って、何か文字のようなものを作り始めた。
お・ね・が・い・で・す・ぼ・く・を・つ・れ・て・い・て・く・だ・ち・い
そのパーツたちは全部で18文字を一文字ずつ数分かけて作っていった。小さいつが抜けてる。ちとさを間違えてる。しっかり小学校から勉強しろ。
とりあえず、なんか気味悪かった俺はそのまま無言でその場を立ち去ることにした。
240 :
2:2006/04/05(水) 21:04:42
ボコッ。バコッ。ベコッ。突然の衝撃。しかも三連続。背中に重い痛みが電光石火のごとく駆け抜け、爽やかとはとてもいえない後味を残していった。何が起こったかわからずの後ろを振り向いてみると、そこにはさっきの輪切りたちがボールの形に戻って俺の後ろに浮かんでいる。
きっと、こいつが俺の背中に体当たりしたんだろうなぁ、なんとも不思議なこともあるもんだなぁ、などとのんきなことを考えながらその虹色君(仮名)を見つめる。
彼はまた輪切りになり、文字を作り始めた。
な・ん・で・む・し・ス・る・ゐ
おいおい、いっそう読みにくくなったぞ。カタカナとひらがなを混ぜるな。ゐなんてこの現代のどこで見たんだよ。
とりあえず「何で無視するの」と言いたいのだろう、状況から言って。
今この場で先の行動を繰り返した場合、さっきと同等もしくはそれ以上の痛みが俺を襲うだろう。そればっかりは避けたい。実に回避したい。なので、俺は咄嗟の判断で虹色君(仮名)とコミュニケーションをとることに決めた。
これが野球ならば、ナイス判断!との声がかかること請け合いだ。
しかしながら、私、残念なことにボールとのコミュニケーション方法は心得てゐませぬ。あしからず。
とりあえず、方法を模索するために声を掛けてみた。
241 :
3:2006/04/05(水) 21:05:57
「なんで連れてってほしいの?」
反応は無い。虹色君(仮名)はその場に浮きつくしている。これじゃあ俺ただの変な人じゃねえか。
気を取り直して、次、手旗信号。ボーイスカウトで培ったこの鮮やかな手旗を見よ!
これも反応なし。更に俺変な人じゃねえか。この一部始終を見てる人がいたら絶対警察呼ばれるよ。誰もいないところに話しかけて手旗信号までやっちゃってんだもん。
じゃあこれでラスト。文字。そこら辺にあった石でアスファルトに文字を書いてみる。残念ながら反応なし。
あぁもうダメだ、俺職質されるかもしれない。もういやだ。
身を翻して家路を目指す。もうあんなボールこりごりだ。もう許してくれ。
242 :
4:2006/04/05(水) 21:07:02
バコ。ボコ。ベコ。ボスン。忘れてた。こいつ暴力振るうんだった。しかも予想通り攻撃回数が増えている。さっきの攻撃もあいまって俺の体に蓄積されたダメージは確実に寿命を縮めている。クソ、どうすればいいんだ。
するとまた虹色君(仮名)は字を作り始めた。
つ・れ・て・つ・て・よ・!
あ、そうだった。こいつを連れていけばいいんだった。この状況から逃れるにはこいつを連れて行くしかない。多少不本意だが背に腹は変えられない。連れて行こう。
かくして、目的のわからない虹色君(仮名)との共同生活が始まった。
後日談
日を重ねているうちに愛着がわいてきて、つい「虹色君さぁ・・・」と声を掛けてみたところ体当たりされた。なんだよいやなのかよ。っていうか、言葉通じるんじゃねえか!
243 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/05(水) 21:28:06
白菜死ね!!
>>227 全体に幼さを感じるが、特に会話の部分に顕著。
>「そ……そんな大金、私が払えるとでも思っているのか?」
記号を多用しているせいでもあるんだろうなあ。「そんな大金、私が払えるとでも思っているのか?」 でいいと
思うけど、個人の好みと言われれば反論はしません。
>私のその言葉に、男は呆れたようだ。
ここは改善の余地あり。男は本当に呆れてはいないはずだ。「私」の反応は予想の範囲内なのだから。
「男は呆れた顔をしてみせた」くらいじゃないか。
>五百万の大金を払うことに、
くどい。「五百万を払うことに」でいい。すでに「そんな大金」と言っている。
幼さを感じるのは「五百万の大金」にもあるのかもしれなくて、「私」が五百万を大金と言うことはいいが、
こうも繰り返されると作者まで本気で五百万を大金と思っているように感じられたりする。
お金の価値は場面によって変るだろ?
ひと晩の飲み代が500万といわれれば「そんな大金」となるが、マンションを500万で買えるという話だったら、
あんまり安すぎて逆に怖くて買えん。
強請りの金額としても、場合によっては500万が安いときもある。
>私は怒りで視界が揺れた。何故この男に五百万も払わなければならいのだ
なので、ここはむしろ「何故こんな男に強請られなければならんのだ」と「五百万」よりも強請りそのものに怒
りの焦点を合せたほうがよい。
その伝でいうと、
>小遣いだって? 五百万のどこが? 今まで払った金額のどこが小遣いなんだ?
>しかも、これで最後だと? 何度目の最後だ?
ここも1行目は削除。2行目の「しかも」も削除。
「これで最後だと? 何度目の最後だ?」だけでいい。これだけで何度も強請られていままでも払ってきたこ
とは読み手に伝わる。「間」を入れたければ 男の様子の描写なり他のことを書けばいい。
ラストはうまいね。大したもんだ。
245 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/06(木) 00:39:05
正直に言えばH凄くして欲しいのに。返事が全然みれないから私どうすればいい
のかわからないんです。
今夜だけでもいいです。迷惑なら今夜少しの時間だけ私にください!お願いしま
す。食事代は私が持つし、一緒に泊まれるならホテル代も私がだしますから、そ
れは約束します!
今夜1時間でもいいです時間をください。
今夜会える事を願って待ってます。夜中でもずっと待ってます。
了
246 :
新白菜人間 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/06(木) 09:02:10
>>243 わかった。お前とりあえず[白菜ファンクラブ]作れ! お前が会長でいい。
それで手をうとう。
248 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/06(木) 13:09:49
>>247 テンプレを読んで、そのとおりにしてください。
ごめん、誤爆。
>>249 テンプレにあるとおりに「批評依頼中」としろ、と。そして、1頁に収まるようにしろ、と。
まずは1作だけにしろ、と。
でも、まあ、とりあえず上の「夢からの帰り道」を酷評する。
「はじめに」と「後書き」は、批評云々を希望するのであれば致命的。なくもがなの見本。
この長さなら本文だけをUPしたほうがいいやね。
で、冒頭から夏目漱石の「夢十夜」の翻案のよう。男の子が少女に変っただけ。「大人びてい」るのも
一緒。なので、なんだこりゃと思いながらしか読み進められない。
基本的な描写もなんだかな。たとえば、
>少女の手を引いて
とあって、次の行で
>私より一歩分先に歩く。
これはどうなんだ? 「引く」といわれればふつう「少女が一歩後ろ」をイメージしないか? それでまた、
>少女は私の前を絶えず歩く。子供の歩幅なのに一向に追い付けない。
とあるので、ますます混乱する。手をつないでいるんだから引っ張ればいいじゃないか、それとももう離
しているのか? で、中ほどになって、
>少女と手を取り道を行く。
とあるので、はあ、やっぱりつないだままだったの? となる。
>これは夢なのだろうか。
この短さのなかで本文中に3回繰り返されるが、1回で十分。
>道の両端には何万という樹が空高く伸びている。
「何万」を一瞬で数えられるのか? 「何百」や「何千」ではない根拠を「私」はどうやって得たのか?
全体の雰囲気は「夢十夜」の借り物。結末「私」はなぜ戻るのか、読み手を納得させるものは何もなく、た
だ歌の文句のような言葉を並べただけ。それで何事かを表現したつもりであるならば、思春期男子の性
器自己愛撫と変るところはない。
253 :
205:2006/04/06(木) 21:16:51
評価する価値もない文と言うことですか?
それとも申し分ないのかな。
>>252 ありがとうございました。嬉しかったっす。新しいの書いてくるんで、またお願いします。テンプレ読んでから、出直します。
256 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/07(金) 04:25:59
数分置きにすれ違う車をかわしながら薄くかかった
霧としとしとと降り注ぐ小雨に全身を覆った防雨服を濡らしながら
山道の路肩を一人歩く。
山から染みだした雨水がコンクリートの緩やかな傾斜をつたう。
それが靴にぶつかり、跳ねた滴が靴にしみ、
冷たいような気持悪い様な感覚が襲い、気だるさを満身させる。
一つ・・・・・・
二つ・・・・・・
黄色いリボンで印された道ぞいのブナの木を数えて行く。
三つ・・・・・・四つ・・・・・・
四つ目に差し掛かったところで小さなメモを取りだし一瞬眺めたあと
四つ目の木の周りを素手で探った。
そして鎖を掴み取りぐっと持ち上げ、鎖の先に繋がれた
鉄板を引き上げた。
メモをポケットにしまうと、スルスルと鉄板の下の穴の中に体を
入れこんだ。
酷評お願いします。出来ればリライトスレでリライトお願いします。
257 :
訂正:2006/04/07(金) 04:27:48
山道の路肩を一人歩く。
↓
一人山道の路肩を歩く。
258 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/07(金) 08:24:34
>>256 視点の固定も出来てるし、句読点と段落さえ出来ていれば、基礎の出来た作品として評価できる。
主語が少ないのと、心理描写が少ないのが気になったけど、そのおかげで読者を引っ張る文章になってる。わざとやっているなら良いテクニックです。
あと、展開が速くて無駄な描写がないけど、薄っぺらな文章と見ることも出来る。
259 :
新白菜人間 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/07(金) 09:10:01
未来を放送するテレビが発売されたので買ってみたが何も映らなかった。なんだよ騙されちゃったよ。そんなもの出来るわけないじゃん。ちょっと考えれば分かることなのにさ。本当に俺って馬鹿だよな。やつ当たりでそのテレビを壁に投げつけてやった。
ドカァァン――窓の向こうでキノコ雲が上がった。
未来を放送するテレビに何も映らなかった理由はこれかあ。
あははは。あは、は、はっ……。
酷評お願いします。
って、仕事中にSSを考えるのがクセになった。頭の中にできあがっているSSが20ぐらいある。
うらやましいだろう。
うしししっ。
>>256 長くのたくった文章それ自体は嫌いではない。
しかし、「すれ違う車をかわしながら〜防雨服を濡らしながら 」と一文のなかに「ながら」の連続。
これでは、ただの悪文。しかも長文は冒頭のこれだけ。全文この調子で書くのなら根性を認めないで
もないが、出だしだけでヘタれるんなら最初から素直に書いたらどうか。
>小さなメモを取りだし一瞬眺めたあと
「一瞬」が浮いている。適切な言葉が見つからなければ削除したほうがよい。
>それが靴にぶつかり、
>そして鎖を掴み
これらの「それが」「そして」も説明臭くて、読者を突き放すようなこの文体には合っていない。
>スルスルと鉄板の下の穴の中に
「スルスルと」これだと蛇のように穴の中に入ってゆくイメージなんだが、これで正しいのか?
全体にぎこちない印象で、内容としては読み手が引き込まれてもいいはずなのだが、文章にその力がない。
>>259 そんなことよりちょっと聞いてくれよ、白菜。その投稿とは全然関係ないんだけどさ。
俺の住んでいる近所にちょっと頭のおかしな人がいてね、その人はガラクタを集めるのが趣味みたいなんだ。
ガラクタと言っても、俺や他の人から見てなんの価値も無いゴミ同然のガラクタに見えるだけで、
その人にとってはそのガラクタはとても高価な宝物のようで、どっかから拾ってきては
得意げな顔をしてそれを見せびらかすんだ。
この前も「まだ見せてないお宝が20くらいある。うらやましいだろう」だってさ。
263 :
261:2006/04/07(金) 14:29:55
比喩? え、なんの話?
繰り返すけど、
>>261の話はこのスレとは全然関係ないよ。
それはともかく、俺や俺と近所の住人はこの頭のおかしな人とどういう風に付き合ったらいいんですかね。
ガラクタを毎日のように自慢げに見せびらかされるのに、いい加減うんざりしているのですが。
ええ! 新白菜人間、社会人だったのか!!
いいの? こういう社会人いてもいいの? 誰か教えて!
社会とは魑魅魍魎の棲む世界ですよ
酷評ありがとうございました。
アンチ綺麗な文章と言うか
「うららかな風に誘われ木技は芽吹き、緑のオーケストラが
春の訪れを知らせる」
って感じの綺麗事な文章が大嫌いなのでわざと無味無臭
な文章を書いたけどこだわりを持つ程力無しでしたね・・・
出直して来ます。
出来れば参考にリライトスレでリライトをお願いしたいです。
267 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/07(金) 17:40:32
256
>出来れば参考にリライトスレでリライトをお願いしたいです。
原文の無い、リライトスレにリライト文を書き込むのは変でしょう。
酷評スレとリライトスレは、別スレと見るべき。
268 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/07(金) 17:42:09
>>267 さん
ですよね・・・
あっちに貼ったらマルチみたいになるんで、今回は消えますね
>>268 あっちは引用でいいじゃん?
まぁ消えると言うなら止める理由も特にないが。
270 :
新白菜人間 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/07(金) 19:26:49
酷評、酷評、酷評。
ワッショイ、ワッショイ、ワッショイ。
271 :
227:2006/04/07(金) 20:01:12
>>244 酷評して下さり、どうもありがとうございます。
大変参考になりました。
ちなみに金額設定は、すいません適当です。
少ないかもとは思いましたが、今まで何百万と払っているという設定に頭の中でなっていました。
完璧に自分の脳内補間でした。
2次創作でもいい?
前に、某スレで書いたんだけど。
元ネタは、機動戦士ガンダムシードデスティニー。
PHASE 0−1 「運命の日」
マユ・アスカというその少女が、ザフトの士官学校に「直訴」しにくるのはその頃、既に日常のヒトコマと化していたという。
その日、まだ議長になって間もないデュランダルが激励に士官学校に来るとその日も守衛にくってかかる少女の姿があった。
「あれは一体何事かね?」
運転手に尋ねるデュランダル。当然、運転手がそんなことを知っているわけもない。
だがこのままでは、車が門をくぐれない。守衛もデュランダルの来訪に気づいたのか、顔が青ざめた。
と、それまで少女をなだめるのに回っていた守衛が拳を振り上げた。自分のせいで、プラント議長の職務を滞らせるわけにはかない、そう考えたのだろう。
だが、ただ暴力に訴えるというやり方は、デュランダルの最も嫌うものだった。
「待ちたまえ」
守衛を制止し、デュランダルは2人の間に割って入った。
背をかがめ、少女と目線を合わせると、少女は負けじとデュランダルの目を見つめ返す。
「君は、ここで何をしているのかな?」
自分こそ何をやっているのだ。内では苦笑しながらデュランダルは問いかけた。
通行の邪魔だからと守衛にどかせ、自分は学校内に入り人気取りの演説をする。それだけでいいはずだ。
だが実際には、自分はこうしてこの小娘に話しかけている。何故だ。
デュランダルは、少女の目を見つめるうちに気がついた。真っ直ぐなのだ、あまりにも。
若さか。デュランダルは再び、心の中で苦笑した。自分が失って久しいものだ。
やがて、少女がぽつりと口を開く。
「私は、力が欲しいの」
少女の名はマユ・アスカ、オーブの難民だそうだ。
失ったものは戻らない、だがこれから失うことのないように力が欲しいと。
その為に、士官学校に入りたいという。
無論、士官学校はこんな子供が入れる場所ではない。だがデュランダルはなんとなく、そんな理由でこの少女の思いを断ち切りたくはないと思った。
ふと名案がひらめく。
「では、夕方またここへきなさい。私と面会できるようにしてあげよう。そこでレイという、私の秘蔵っ子にシミュレーターで勝つことができれば、議長権限で入校させてあげよう」
これでいい、大人の決めた理由で思いを断たれるのではなく、少なくとも自分の力の不足が原因だと割り切れるだろう。
希望に目を輝かせる少女を見ながら、デュランダルはそう思った。
本当になんとなく、ただそうしてみたかった。それだけの理由だったのだ。
しかし、それこそが運命だったのかもしれない。
当初圧倒的だったレイが、追い詰められると同時に突然動きが変わったマユ機に攻守を逆転され、ついには判定負けに持ち込まれたのをシミュレーション筐体備え付けの観戦モニターで眺めながら、デュランダルはそう思った。
まさかこんなところで、自分が欲してやまない素養の持ち主に出会ってしまうとは。
その日、特例中の特例でマユの士官学校入校が決定した。
PHASE0−2 「育む友情」
誰もが、この光景を疑っていた。それは、機械的に少女のことを紹介する教官でさえ同じだった。
ただ2人、複雑な表情のレイと、元気よく挨拶をした少女本人だけが例外だった。
「今日から一緒に学ばせていただくマユ・アスカです。よろしくお願いします!!」
「へぇ〜、オーブから来たんだ?」
最初の休み時間、マユはクラス中の人間から質問漬けにあっていた。時代がCEに変わっても続く、転入生への伝統的な反応である。
中でも、マユに最も親しく接しようとしてくれたのがルナマリア・ホークだった。
彼女自身、姉御肌なところがあるのだろう。とにかく色々と世話を焼こうとしてくれる。
きっと、女の子からもてるタイプなんだろうな。マユはそんなことを考えながら、女の子同士楽しく話をしていた。
「おいおい、そんなガキにMSのパイロットがつとまるのかよ」
いきなり、1人の少年が割って入ってきた。後ろで彼とそっくりの青年が「やめろよ、ショーン」と言っている。
ショーンとゲイル、双子のパイロット候補生で兄のゲイルが凄く嫌な奴なの。あそこにいるレイの取り巻きよ。ルナが耳打ちしてくれた。
ショーンはなだめる弟に耳を貸さずに、とにかく一方的にマユに嫌味を言ってくる。たまりかねたルナマリアが言い返そうとすると、そこにレイが割って入った。
「やめろ、ここへ入れたのは。この子がそれに見合う実力をもっているからだ」
普段、無口なレイが口を開いた。それも他人を庇うとは。
あっけにとられるクラスメート達をよそに、マユはレイに話しかけようとする。
レイはそれを制し、不器用な笑みを浮かべた。
「気にするな、俺は気にしてない」
ますますクラスメート達が混乱する。そこへ、教室に入ってきた教官が怒鳴った。
「何を騒いでいる。席につけ」
全員が席につき、静まると再び口を開いた。
「明日のデブリ回収の実習、キメラを使うからな」
たちまちクラス中から沸きあがる不満の声、それを手で制し続ける。
「扱いやすさと装甲では、キメラはかなりものだ。そこだけはジン以上だな、まずは宙間作業に慣れろ」
まだ続く不満の声に構わず、教官は授業に入る。
そしてその夜、格納庫に忍び込んできたショーンとゲイルの姿があった。
止めようとする弟に構わず、ショーンは自分が搭乗するキメラのセッティングをいじっていく。
転入生のガキに、格の違いを見せてやるよ。ショーンは暗闇でほくそ笑むのだった。
そして次の日、実習生のキメラ達はジェネシスの残骸の撤去作業を行っていた。
大きな破片は後日、ジャンク屋ギルドに任せることになるが、細かい破片は経験を積ませるために生徒達にやらせることになったのだ。
一生懸命、なれない手つきでジャンクを拾うマユ機を見ると、この間のシミュレーションは夢ではないかとレイには思えた。
と、マユ機と破片の間にショーン機が割り込んでくる。
邪魔しないでくださいとマユが通信を呼びかけると、その歳で入学してくるくらいならこれくらい楽勝だろうとショーンが挑発する。マユはなんとか避けようとするが、改造されたショーン機は易々と回り込む。
止めようかとレイが考えたとき、異変が起こった。
突然ショーン機のスラスターが火を噴き、あらぬ方向へと飛んでいったのだ。
「ショーン!!」
ゲイルが叫ぶ、素人がいじったツケが出たのだ。
「せ、制御できない」
泣きそうなショーンの声が聞こえてきた。
「なんだって!!」
教官が叫ぶ、ショーン機の先には巨大な破片があった。
このままではショーンが、誰もが慌てる中でマユがルナマリアにいった。
「私を抱えて、フルブーストを!!」
コクピットの中で、ショーンは神に祈るばかりだった。子供を苛めようなどと考えるからバチが当たったのだ。神様ごめんなさい、もうしません・・・・・・。
しかし、無常にもモニターの中の破片はどんどん近づいてくる。
と、その時、ショーン機に追いついてくるキメラがあった。
マユ機である。ルナ機に抱えてもらいフルブーストをしてもらい、そのまま放り投げ手もらった後、自分自身もフルブーストを使って追いついたのだ。
「お前、どうして・・・・・・」
「もう、嫌なの。誰かが死ぬのは!!」
マユ機はそのまま、ショーン機のスラスターを剥ぎ取る。
だが、キメラ1機の推進力では破片への激突前に速度を殺しきれない。
「もういい、お前は逃げろ」
叫ぶショーン。しかし、マユは諦めなかった。まだ、方法はあるはず・・・・・・。
その時、あの休み時間の終わりの教官の言葉が、マユの脳裏にリフレインしてきた。
「扱いやすさと装甲では、キメラはかなりものだ」
マユはにっこりと笑うと、ショーンに話しかける。
「ショーンさん、ごめんね♪」
「え?」
マユ機のアームが自分の機体を殴りつけてくる光景を、ショーンはやけにゆっくりと見ることができた。
「やれやれ、大したものね・・・・・・」
コクピットの中で、ルナは感心したような、呆れたような声をだした。
彼女のモニターには、マユ機のパンチで大きく装甲がへこんだキメラがアップで映っている。
最後の最後、マユは殴りつけることでショーン機を破片への軌道からずらしたのだ。
「言っただろう、それに見合うだけの実力があると」
レイからの通信が入る。
「あら、もしかしてあの子に惚れた?」
「・・・・・・冗談でも怒るぞ」
「きゃ、怖〜い」
ふざけた声を出しながらルナは思った。
楽しくやっていけそうね。
277 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/08(土) 07:23:36
俺のコテが変わった。
どうだ、俺にピッタリだろう!
というか「未来テレビ」を早く酷評しろ!
俺の人間性の酷評は、もういいよ。
次の作品にいけやしない。
278 :
◆twn/e0lews :2006/04/08(土) 08:54:43
春になるとやたらと死にたくなる、少なくとも僕はそうだ。
以前、刑事をやっている親父から聞いた話では春には犯罪者が増えるらしいからそれと似た感覚なのかもしれない。
犯罪者と同列で自身の事を考えると言うのも少し悲しくなる話だが、まあ仕方が無い。
母に魚の腐った目をしていると言われた事もあるし、姉の友人には不幸面だと評された。
高校ではいずれ新聞に載るだろうと言われ、大学での第一印象は死にそうな顔。
挙句の果てには付属小のガキンチョに犯罪者みたいだと言われた、最早如何ともし難い。
事実として、僕は自身が一般的より凶悪そうな顔だと受け入れた。
そんな僕だからきっと犯罪者の感覚が理解できるのだ、春はいけない、空気が悪い。
この事を友人に話したらそれはそれは、大層な反応で。
「お前が言うと何か怖いわ。春が極悪な季節に思えてくる」
そう言ったのは大学の数少ない友人であるアカだった。
赤髪だからアカ、程度の知れるあだ名だが彼自身が望んだのだから仕方が無い。
「お前みたいなヤツの方が俺はよっぽど怖いと思うけどね」
僕はアカにそう言った。事実アカだって相当な見てくれだ。マユゲは細いし髪はトゲのように立てた赤髪、目はツリ目。
その上自己紹介で実は前科三犯です、なんて突飛なギャグをかましたもんだから浮いてしまって。
逆に僕は無口なのが余計に怖いらしく浮いていて、そんなこんなで残り者どうし仲良くなった。
「俺は話せばただの馬鹿だって思ってもらえるからな、お前は無口なのがいけない」
それでもアカのグラサンに刺々しい革ジャンと言うスタイルはわざわざ怖がられるように仕向けているとしか思えないモノがある。
前にその事を突っ込んだら、これは俺の魂だとかって本気で語り始めてエライ目にあった。
「俺だって別に嫌われたくて無口なんじゃない。話すのが面倒なだけさ」
「それだよ、その面倒ってやつ。お前はそれがいけない」
僕の言葉に反応しアカは説教モードに入る。
「大体お前はやる気が無さ過ぎる。何かもっとこう、熱くなれないのか?」
279 :
◆twn/e0lews :2006/04/08(土) 08:55:30
アカは彼の髪と同じく熱い、むしろ暑苦しいと言っても過言ではない。
大学行事なんかではやたらと張り切っているし。サークルに入っていない僕とは違ってアカは軽音サークルでギターに燃えている。
この間の学祭でジミヘンへのリスペクトと称してギターに灯油をぶちまけて焼いた時は流石に執行部と教授連中に大目玉だったらしい。
とにかく、アカはそういうヤツだ。馬鹿という言葉を体現する男、不名誉だけれど彼はその分熱い。
「例えばよ、お前そんな面倒臭がってたら彼女もできないぞ?」
アカの言うとおり僕には彼女がいない。生まれてこの方十九年ただの一度も。
無論月並みに好きな人もいたが告白はした事が無い、振られるのが嫌だから。
「大きなお世話だ。だいたいお前今日は学祭の件で吉田に呼ばれてるだろ?」
学祭のジミヘンリスペクトの影響は中々に大きく、学部長からじきじきに処分が下るらしい。
そしてその処分が発表されるのは今日、これから。
僕がその話を出すとさすがのアカもげんなりとした様子で、机の上に突っ伏した。
「……行きたくない」
力なく言うアカに、僕は自業自得だと言って笑った。
その言葉に反応するかのように下を向いたままのアカから溜息が漏れた。
「さっさと行けよ、もう二限終わるぞ? 呼び出しは昼だろ?」
アカのケツを叩くように僕は促すと彼はしぶしぶ立ち上がりうなだれながら学部棟に向かった。
アカを見送った僕はこれからどうするかと考える。
昼はもう食べてしまったし午後は四限だけだ、これから二時間半近く何をすればいいのか。
一度家に帰るかとも思ったけれどそれは嫌だ、面倒だから。
そんな事を考えていたら二限が終わったらしく学生が徐々に増え始めていた。
これ以上ここに留まるのは迷惑だろうと考えたので食器を返却し外に出る。
外は正に小春日和と言うのか、やたらと暖かく気持ち良い風が吹いていて、少し湿った草の匂いみたいな味の空気だ。
全くもって嫌な日だ。僕は極力この空気を吸いたくなかったから結局図書館で時間を潰す事にした。
280 :
◆twn/e0lews :2006/04/08(土) 08:56:23
アカは大分へこんでいる様だった。ここまでへこむとなるともしかしたら退学を匂わされたのかも知れない。
いつもならイビキをかいて寝ているアカが溜息ばかりついているのははっきり言って気持ちが悪い。
授業後も死にそうな顔をしているアカに、僕はどんな説教をうけたんだ、からかい半分で聞いてみた。
アカは死にそうな目で僕を見て、アカが今後永久にサークル活動へ参加禁止になった事を告げた。
僕は内心その程度ですんで良かったじゃないかと思ったがアカの様なタイプの人間にとってはそれこそ死活問題なのかもしれない。
例のジミヘンリスペクトだってアカは聴衆を喜ばせようとしてやったのだろうし、要は彼にとってのサークルは熱さをアピールする場だったのだ。
アカから熱さを取ったらヤンキー顔のただの馬鹿である事しか残らない、それではアカはどうしようもない人間だ。
「まあ、サークルじゃなくてバイトでも始めたらどうだ? アレも中々楽しいらしいぞ?」
僕はそんな話を振ったが、アカはまるで興味を示さず、ただ溜息を吐いていた。
冗談抜きで顔色が青白いアカは衰弱しきった鶏みたいで、心なしかトサカの赤髪がしおれて見える。
「俺大学辞めるわ」
突然そんな事を真顔で言うアカはやっぱりどうしようもない馬鹿だ。
お前本当に馬鹿だな、と僕は口に出して言っていた。
「だってサークルやれないなら大学来る意味ないし」
「馬鹿が、お前みたいな馬鹿大卒の経歴でもなきゃどこの企業も雇ってくれないぞ?」
僕はいつに無く熱くなっていたようで、僕の口調にアカは驚いて、トサカが少し元気になった。
「なんだよ?」
「いや、お前結構熱いのな」
真顔で言う馬鹿なアカを見て、僕は溜息を吐いた。帰るぞ、今日は酒付き合ってやる。
そう僕が言うとアカはそら悪いな、と笑った。
結局アカと居酒屋に行って、入ったのは夕方だったのに何故か僕らが外に出た時はもう終電が止まっていた。
どうすんだよとへべれけになりながら言う僕に、アカは歩いてお前の家いくぞと、肩を組んできた。
おぼつかない足元で歩く僕らは少しでも近道をしようと裏路地に入っていった。
281 :
◆twn/e0lews :2006/04/08(土) 08:57:08
運が悪かったのだろうか、そこには丁度、所謂不良たちが四人ほどたむろっていて。
その中の一人のパーカーを来た、若いくせに髭なんぞ生やしたガキに絡まれた。
「ねえお兄さん、財布ちょうだい?」
僕は酔っていても冷静だったからすぐに手を出すなんてことはしなかったけど、今日は隣に馬鹿アカがいたから当然のように殴り合いのケンカが始まった。
僕はグデグデに酔っていたから、相手のパンチをもろに貰って、あっけなくぶっ飛ばされた。
僕がぶっとばされてからもアカは孤軍奮闘して戦っていたがいかんせん四対一では分が悪かった。
僕はぶっとばされたダメージと酒の酔いでこのまま眠ってしまいたかったが、その時春の空気がはっきりと鼻を刺激した。湿った草の様な匂い。
口を大きく開けて吸ってみる、舌で味わうようにしてみると春の空気はどこか生臭い。
僕の中で何かが膨れ上がっていく、アカが殴られているのを見る、ガキどもが調子こいて集団でアカをボコっている。
血ぃ見せてやるよ、自然と僕の口はそう呟いていて、僕は道端に落ちていた百円傘を拾うと駆け出した。
百円傘で叩いたらすぐに折れてしまう、ならどうするか? 突けば良い。
僕は百円傘の先端を手加減無しに調子こいてる糞ガキの一人の最も柔らかい場所、目玉だ、に狙いを定めて突き刺した。
ぺちゅ、とでも表現したら良いのだろうか? 実に意外と呆気ない音がした。
目玉を潰された糞ガキはぎゃーとかあーとか叫んでたけど、それが僕には愉快で堪らなかった。
目玉を潰されてわめくガキを見て、アカをフクロにしていたガキどもも固まった。
これってひょっとしてチャンスじゃない? 僕はもう笑いが止まらなくなって、笑顔で彼等の目玉に傘を定めた。
標的は……アイツでいいかパーカーの髭面、何ボーっとしてんだよ、お前だよ、行くぞ?
僕の狙いは微妙に外れて、髭面の鼻に当たった。それでも鼻骨が折れたのか、骨のなる音が聞こえた。
僕は満足が行かない、僕は目を潰したかったのだ、だからもう一度狙いを付けて……
そこで糞ガキどもも割と冷静な状況になったらしく、散るように逃げていった。
僕は追いかけようかとも思ったけど、突然に、スイッチが切れたように面倒臭くなったので辞めた。
アカはその場にぶっ倒れてしまっていて、僕はやっぱり馬鹿だと思った。
282 :
◆twn/e0lews :2006/04/08(土) 08:58:17
アカに肩を貸して僕の家へと歩く、もう深夜になっていた街は、割と健全な地域だから誰もいない。
僕の家への途中には小さな川が流れていて、僕らはその橋の上にいた。
「お前、アレは熱すぎだろ……殺しちまうかと思った」
珍しくアカは弱気だ、馬鹿なんだからとことんまで熱いだけの馬鹿になればいればいいのにと僕は思う。
「別に、そんなんじゃないさ」
僕はそう行って、何となく橋の下を覗き込む。濁ったドブ川は腐臭を放っている。お陰で今僕は春の空気がわからない。
「さっきのは春のせいだ」
「季節によってお前熱くなるのか」
そいつは良いとアカは笑った。
春の空気は人をどこかおかしくするのさ、僕がそう言うとアカはやっぱりお前怖いよと言って、二人で軽く笑い合った。
VIPで以前晒したやつ
創作文芸だとどうかと思ってやってみた、よろしく酷評
>>278 細かな瑕疵がないわけではないが、全体に気持ちよくすんなり読めて、感心した。
「僕」と対照的な人間として「アカ」を設定したことで「僕」が生きている。ラストのはじけぶ
りもいい。全体の文章の呼吸を乱さずに見事に爆発させている。
まずは細かなところを重箱。
>少し悲しくなる話だが、まあ仕方が無い。
9行あとに、
>彼自身が望んだのだから仕方が無い。
と同じく「仕方が無い」が重なるのは直したい。
漢字はもう少し減らすことをお勧めする。
「最早如何ともし難い」「そこには丁度、所謂不良たちが」とかあたりね。
>とにかく、アカはそういうヤツだ。
この「とにかく」はないほうがいいと私見。「とにかく」というほどには多くを語っていないので、
ないほうが文章の流れがスムーズかと。
>外は正に小春日和と言うのか、
「僕」がこう思うのはかまわないけどね、「小春日和」は春の天気ではありません、念のため。
重箱は以上。
さて、この文章だ、
>僕は百円傘の先端を手加減無しに調子こいてる糞ガキの一人の最も柔らかい場所、目玉だ、に狙いを
>定めて突き刺した。
すごい。
全文のなかでこの一文だけが骨が外れたようなガチャ文になっていて、それが見事に効果的。スピード
感、気合い、感情が一文ですべて表現されていて、これ以外の書き方はできないと思わせるほど。
脱帽した。
>>283 読み直してみると本当に酷い所があった、俺のミスです
>>284 文末が同じになっていた点や漢字の多用は気をつけます。
>とにかく、アカはそういうヤツだ。
確かに酷い文章だね、これは書いちゃいけなかった。
>小春日和
正直無学過ぎた、勉強しなおす。
参考になった、ありがとう
>>283 気をつける。多謝。
できれば、内容的な所も駄目出して欲しいです。
>>278 すげー、続きが気になる、僕はどうなってしまうんだろう。
警察に捕まるんかな? 狂気な感じがサラっと書けててそれがまたイイ感じです。
あ、酷評しなくてすんまそん。
288 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/08(土) 14:02:59
>>278-282 >以前、刑事をやっている親父から聞いた話では
過去形なら→以前、刑事をやっていた親父から聞いた話では
>犯罪者と同列で自身の事を考える
→犯罪者と自身の事を考える、でいいかも。
文章は書きなれた感。
個人的には、そんな、それは、そう、その、それでも、が多様杉。
センテンスを短く、効果的に。回りくどさが目立つ。
>春になるとやたらと死にたくなる、少なくとも僕はそうだ。
例えば→春になると死にたくなる。やたらと、少なくとも僕はそうだ。
>アカに肩を貸して僕の家へと歩く、もう深夜になっていた街は、割と健全な地域だから誰もいない。
>僕の家への途中には小さな川が流れていて、僕らはその橋の上にいた。
深夜になっていた街は、割と健全な地域だから誰もいない、に違和感。
健全でも都会だと深夜でも人はいるだろ。あと僕が多杉W
→アカに肩を貸して僕の家へと歩く。もう深夜だからなのか、街には誰もいない。
家への途中には小さな川が流れていて、二人はその橋の上にいた。
「好きです、付き合ってください」
城戸海斗。男子高校3年。頭は金髪、耳にはピアス、遅刻欠席当たり前。
そんな俺が突然告白を受けた。なぜか男子トイレで。しかも男にだ。しわの無い制服と身だしなみの良さから真面目でおとなしそうな印象を受ける。
「俺には、男と付き合うような趣味はない」
こんな変態とは関わりたくない。冷たくして早々に諦めてもらおう。
「大丈夫です。これから目覚めましょう」
「目覚めてたまるか!」
「初めて先輩を見たのは学祭の時でした。あのあふれんばかりの気迫。観客の心に響かせようとする熱意。そんな見事なコントをやっていた先輩の姿に惚れました」
聞いてねーっての。まあ一応突っ込んでみるか。
「バンドとかもやってたんだが、他に惚れる所はなかったのか?」
「それ以来、毎日見つめていました」
華麗にスルーしやがった。
「昼休みに遠くから眺めたり、下校時に後ろから眺めたり、双眼鏡で家の中を覗いたり、毎晩ベッドの下で――」
「警察呼ぶぞ」
俺は、本気で身の危険を感じる。
「そもそも、俺はお前なんか知らん」
早くここから逃げ出したいが為に冷たい態度を示し続ける。
「1年C組、乙村祐樹、趣味は読書、好きなものは先輩とトイレ、嫌いなものは――」
「聞きたかないわ!」
早口で自己紹介する彼を遮る。
「とにかくもう二度と顔を見せるな。迷惑だ」
「そうですか……分かりました。もう迷惑はかけません。生暖かく見つめるだけにします」
「やめてくれ」
陰から見つめられる姿を想像して背筋がぞっとした。
「付き纏わないでくれるのが一番だ」
「それはできません」
彼は、力強く答えた。
「迷惑だって言ってんだろ」 苛立ち始めていた俺は、口調を強くして言った。
「だったら、他の人にも同じ事言って下さいよ」
「なに?他の人?」
その時、俺は気付いてしまった。トイレの入口や個室から複数の視線が自分に向けられている事に…
酷評をお願いします。
291 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/08(土) 20:03:42
酷評じゃないこど前スレにもこんな感じの作品があったな。
292 :
239:2006/04/08(土) 21:18:50
>>292 今朝・・・ではじまってて、後日談はちょっとあれかなあ。
>その時、俺は気付いてしまった。トイレの入口や個室から複数の
>視線が自分に向けられている事に…
言いたいことは分かるけど、せっかくの落ちなのに情景を思い描きにくいなあ。
学校のトイレにドア無いの?個室って開いてるの?それとも閉まっていて
上とか下から見てるってこと?
あと、オープンスペースでなら漠然と「視線」でもいいかもしれないけど、
ここではもっと具体的に「目」の方がいいんじゃないだろうか。
閉まりきらないドアの陰や個室の下の隙間から見つめる何対もの目に。
とか。
見られているものが見ているものの肉体を感じるような書き方の方が
切迫感があるような気がする。
あと、トイレのドアとか個室とか人がいてもおかしくないところだけじゃなくて、
換気扇の奥とか、前の方でここは4階だということをさりげなく提示しておいて、
窓の隙間から、とか、ちょっと過剰な感じがあってもいいかもしれない。
もちろんそれを、元と同じ二行程度でさらっと書く、と。
「いままでいぢわるばかりしてきてあやまってもあやまりたりないわ。
こんなあたしを許してくださいましね?」
「姫様、そんな、あたしは」
「もう姫様はおよしになって。追われたのですもの。言い訳を許してくださる
かしら。あたしに近寄ってくる方々は星の数ほどいましたことよね…そして
今やこのていたらく。こんなことゆってなにをいまさらと思われるかもです
けど、あたしにはなんとなく兆しがわかりましたの。あなたこそ、あたしが
本当に危機に陥ったときに助けてくださる方だと。あたしの、弱いおつむで
考えた、精一杯のサインでしたのよ…」
「姫様、もうおよしくださいませ」
「あなたもその言い方はおよしになってくださいませ」
「まあ姫様…まあ姫様…」
「ね?あたしがどんなカンジかちょとわかるでしょw」
「あららららw」
「そういうことw」
以下ry
元メイドちゃんは夢のようなウェディングドレスを平民ではずめて着て
結婚式をあげられたそうです。それがよかったのか悪かったのか。
よかったんでしょうな。きっと。おそらく。
321 :(-_-)さん :2006/05/05(金) 17:26:49 ID:0g4bL6Dx0
ひきこもりひきこもりっておめーらうるせーよ!!!!
おめーらだって地球にひきこもりじゃねーか!!!!
時に西暦二千六年五月十六日。国際連合は、金星移民計画を発表した。
幼年期の終わりが、世界に齎されたのである。
>>295 たまにオッサンおかま言葉で書いてる人?
「陛下が崩御召された。我らも、わかっておろう」
「…あなた。お芝居はもうおよろしいのですよ?あの方はお亡くなりになった、
それでおよろしいでじゃありませんか」
「芝居?」
「そうじゃありませんの?」
「何を言っておるのだ?わしがいつ芝居をした?」
「え?わたしはてっきり…ずっと、お上手な方だわ、と思いましながら暮らして
きましたのよ?…え?」
「ふむ。どうやら大きな思い違いを、わしらはこのかたしてきたというわけだな。
しかし、それもさだめか、ちぎりあったこの仲ならば。よいな」
「…なにがでございます?」
「芝居であろうとなかろうと。芝居だと思うならば、芝居でしめくくると思うが
よいわ」
「…お待ちくださいませ、お待ちになってあなた。あなた何をご自分でおっしゃ
っているかおわかりになっていらっしゃいますの?」
「お前も、わかっているからこそのその言葉であろう」
「おほほほほほwおたわむれが過ぎますわあなた。本気にするじゃありませんか」
「ふむ。これでもまだたわむれと申すか」
すらり
「 」
「また逢おうぞ。ちぎりはとこしえゆえに」
「わたしはいy
「…さだめと思え妻よ。すぐ跡を逝く」
…乃木は確かに思いを遂げた。しかし、彼の不在なる日本軍は、
確固たる後継者の未発育なるままに魑魅魍魎の跳梁跋扈侵入を、
許すこととなる…裏腹。
#…みたいな文章でね、「説明不足」とかのたまっちゃう輩に、ここで
「酷評」する資格などこれっぽもないと思われ。それでも敢えてするというなら
受けてたとう。
>>297 コピペしてこいよ。そしたら俺が書いたやつかどうかわかるだろ。俺が。
301 :
289:2006/04/09(日) 07:04:13
>>294 酷評ありがとうございました。
確かに、もっと生々しく描いた方が良さそうですね。
次からはその辺も考えてみます。
302 :
◆twn/e0lews :2006/04/09(日) 08:17:40
遅れたけど一応レス
>>287 続きは知らない、捕まらないとは思うよ
>>288 >以前、刑事をやっている親父から聞いた話では
すまん
まだ親父は現役で、その話を昔聞いたって意味。解りにくかったかもしれん
>犯罪者と同列で自身の事を考える
>→犯罪者と自身の事を考える、でいいかも。
そこまでは考えていない、あくまで同列だけど異なる存在
その方がリアルな思考と俺は思うんだけど
>そんな、それは、そう、その、それでも、が多様杉。
ここは気をつける
>深夜になっていた街は、割と健全な地域だから誰もいない、に違和感。
健全でも都会だと深夜でも人はいるだろ。あと僕が多杉W
そうな、県庁外だから、とかならいいかな?
僕が多すぎる件は気をつける
ありがとう、参考になった
俺の彼女はエスパー。心が読める。どうつきあってるかって?例えばこうさ…
俺がパンをチラッと見る。心は空だ。
「?」
あいつが怪訝な顔をする。何も言葉を思い浮かべずにこれをしなければならない、俺。
パンを、チラッ。
パンをチラッ。
今日はそこで悟られた。で、ぶんなぐられた。
そんな、付き合い。幸せだよ。
のろけていい?
「あなたの心だけは、読めなかったの」
って言われたことあるんだよな。
そりゃそうだ。俺の心は空っぽだったのだもの。
でも、あいつとつきあっていくなかで、それは変わった。
それも、なんとなくわかってくれるよね?
305 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/09(日) 11:59:26
酷評よろしくお願いいたします。まだ創作途中の文で申し訳ありません。概要を簡単に書くと『両親が死んで、ひとりでなんとか大学へ通いながら、生きていき、すこしずつ強くなっていく』という平凡なストーリーです。
超短編なので、なるべく短い文短い文、と心がけて書きました。
【春のひらひら】
私の両親は軽井沢で客死した。訃報が届いたのは、夕方には帰ってくるはずだった両親のためにカレーライスを作っていたときだった。両親からの電話かと思って、明るい声でもしもしと言ってしまった。
私は受話器を握りしめたまま、懺悔をするかのように、冷たい床に跪座した。受話口から聞こえる警察署員の半端な偽善を含んだ贅言は、いもむしの死骸を突くように、崩壊寸前の私の情意を揺さぶった。
軽井沢へ向かう新幹線のなかで、私は両親の笑顔だけを思い出していた。
結婚して二十年、父が母に内緒で計画していた軽井沢旅行だった。
「おまえは留守番だぞ」と父は意地悪そうな顔で私に言った。もう子供じゃないところを見せようと、澄ました顔で「おみやげなんていらないからゆっくりしてきてね」なんて、ホームドラマみたいなことしていたっけ……
306 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/09(日) 12:00:46
新幹線が軽井沢に到着したことを伝えるアナウンスが聞こえると、私は降りる準備をし始めた。
通路の床を見ると、紙コップが二個、拉げていた。となりに座っていた子供がふざけ半分で潰して遊んでいたのだ。私はすでにその無垢な悪戯を注意する愛情などなかった。注意したところで子供の母親は過ちを文ることに躍起になることだろう。
三月下旬の軽井沢は春服ではまだ肌寒かったが、日差しは眩しく、夏のように観光客たちは目陰をさしていた。
瀟洒な建物が並ぶ軽井沢の町も、いまの私には渺々たる泥沼に見えた。
私は目陰をさすこともなく、下を向きながら、両親の遺体が安置されている病院へと歩き出した。
----------------------------
以上です。
307 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/09(日) 12:05:46
>>302 〉以前、刑事をやっている親父から聞いた話では
[以前]と[た]が、かぶっている。過去を示す語はひとつでいい。ここは[以前]を省くべき。
〉犯罪者と同列で自身の事を考える
別に、おかしな表現だとは思わない。
しかし、[犯罪者と自身の事を考える、でもいいかも]にも同意。この方が文章の広がりはある。同列の上と下も含ましきれる。
〉深夜になっていた街は、割と健全な地域だから誰もいない。
違和感の原因は[割と]。
比較対象の問題なら、[深夜でも人が溢れ返っている街]があって、[深夜でも人がいる街]があって、割となら少しは人がいるんじゃないの? と思ってしまう。
例えば、彼は割と何も持っていない。――おかしな表現だと思いませんか? 何も持ってないのか、少しは持っているのか、どっちなんだよ! みたいな。
[割と]は、いりません。健全な、で言い切って下さい。
初めての酷評だった。疲れた。
なぜ、こんな思いをしてまで人の文章を酷評したかというと、ギブアンドテイクを期待してのもの。
おい。
>>302、今度はお前が俺の文章を酷評してちょうだいな。
ケツを貸してもいい。
>>278-282 > 以前、刑事をやっている親父から聞いた話では春には犯罪者が増えるらしいからそれと似た感覚なのかもしれない。
> それでもアカのグラサンに刺々しい革ジャンと言うスタイルはわざわざ怖がられるように仕向けているとしか思えないモノがある。
> この間の学祭でジミヘンへのリスペクトと称してギターに灯油をぶちまけて焼いた時は流石に執行部と教授連中に大目玉だったらしい。
読点を使えたり使えなかったりするのが、いかにも稚拙で話にならない。
読者不在のオナニー作文。
だが、キャラクターが活き活きと描写され、文章の下手糞さを上回る魅力がある。
全体的な欠点として、メリハリがない。背景描写が弱い。
アカがボコボコにされる場面、二人で話す橋の描写、そこは書き込むべき場面。
下賎な喩えを使うならば、「焦らし」のテクニックを使っていない、
書き手として読んでいて非常にもったいなく感じる。
おそらく、現時点で五十枚を書き上げる実力は無いだろうが、登場人物を六人に
増やした完結した短編を読んでみたくなった。
磨かれて無い原石だな。
309 :
◆twn/e0lews :2006/04/09(日) 12:30:06
>>307 読ませてもらった、そして把握した
参考になった、ありがとう
>>224 短いし、個人的には「」を抑えて地の文で会話表現したい
あとは描写が少ない、この会話が行われている風景を織り込んで欲しい
>>259 特に言う事はないけど
>理由はこれかあ。
これかあってのが引っかかった、これか。とか、これだったみたいだ。じゃ駄目なん?
あと両方とも短すぎる、これじゃあ批評もしにくいんじゃね?
それと個人的にドガァァンとか擬音は嫌い、これだけ短いと仕方ないのかもしれんが。
総論としてもう少し長い文章書けよ
でおまえのケツはいらないけどマンコは貸せ。
顔によってはケツでも良いよ><
310 :
◆twn/e0lews :2006/04/09(日) 12:43:10
>>308 読点に関しては完全に俺のミス
オナニー作文ってのは感情移入できないって事だよね?
だとしたらそこも背景描写とか、要は話の肉付けをしっかりやる事で改善したいと思う。
話のメリハリや背景描写も怠けてた感が大きい。短く数こなそうって感じだったから。
勝負するにはそういう事してもっと肉付けしないと駄目ってのもわかる。
それでも昔居たお題スレは卒業しようと思ってるんで、
これから頑張るわ、取り合えず今年の群像目指して今から書き始めようと思う。
参考になった、ありがとう。
オナニー駄文は私の造語です。
使わないでいただけますか?
312 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/09(日) 16:55:23
>>302 >あくまで同列だけど異なる存在
同列とは、
(1)ならぶ列が同じであること。
(2)おなじ地位や程度(ていど)。
同一ではないが、異なる存在、との解釈にはならない。
同列に拘るなら→同系、の方がいいかも。
>まだ親父は現役で、その話を昔聞いたって意味。解りにくかったかもしれん
正解→刑事をやっている親父から以前、聞いた話では
>県庁外だから、とかならいいかな?
県庁外よりは、郊外、がいいかも。 ただそういう拘りが、回りくどかったりするww
313 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/09(日) 16:56:32
>>愚頭白菜
>[以前]と[た]が、かぶっている。過去を示す語はひとつでいい。ここは[以前]を省くべき。
[以前]は、聞いた話、に掛かる。[た]は、刑事をやって、に掛かる。
[以前]を省くと、(刑事をやっている親父から聞いた話では、)いつ聞いた話なのか? となる。
正解→刑事をやっている親父から以前、聞いた話では
〉深夜になっていた街は、割と健全な地域だから誰もいない。
>違和感の原因は[割と]。
違和感は、健全な地域だから誰もいない、にある。
例えば、彼は割と健全だから夜中は外出しない、と書いたら、夜中に街にいる者は不良なのか? となる。
読者は多種多様であり、夜も真面目に働く健全者もいると言う事。
>>305-306 これはつらいね。
残念ながら、ここをこうしたほうが、のレベルではない。
作文を書くつもりで試しに書いてみたらいいかもしれない。
平易で、素直で、平凡で、何の工夫もない、そこらの中学生が読んでもわかる作文を、だ。
それでいまの自分の文章と比べれば欠点も見えてくるかも。
内容もねえ、「これは絵空事です」って保証書がついている感じだ。
「私」の行動、心理、観察、すべてに「まことらしさ」がない。
これも、いちど、役者になったつもりで「私」に扮して、1人芝居を部屋の中で実際にやってみ
たらわかるかも。
両親が死んだという電話を受けてどういう行動を取るのか。「懺悔をするかのように、冷た
い床に跪座」するのかどうか。
「新幹線のなかで」「両親の笑顔だけを思い出してい」るのかどうか。
「警察署員」は電話口で「半端な偽善を含んだ贅言」を言うのかどうか。
ストーリーが平凡なのは大いに結構。
「愛犬がいなくなった。みつかった」で不朽の名作になることだってある。要は書き方次第だ。
真面目に書こうとしている姿勢はいいよ。頑張ってね。
315 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/09(日) 21:25:24
>>305-306 >新幹線が軽井沢に到着したことを伝えるアナウンスが聞こえると、私は降りる準備をし始めた。
>通路の床を見ると、紙コップが二個、拉げていた。となりに座っていた子供がふざけ半分で潰して遊んでいたのだ。
>私はすでにその無垢な悪戯を注意する愛情などなかった。
両親が死んだにしては、とても冷静な描写。
>両親の遺体が安置されている病院へと歩き出した。
例え、冷静であっても死んだのは両親。両親の死を信じたくない、私の心情として、
→両親のいる病院へと歩き出した。
として欲しかった。
読んでいて、私が冷静の為か、両親が死んだ悲しみも伝わらない。
【春のひらひら】 って、ハッピー気分ぢゃんwwwwww
すこしずつ強くなっていく、と言うより、既に十分強いですw
>>315 むしろ悲しんでる時は冷静(客観的)な描写のほうがドン底感が出て良いと思うな。
とはいえ、主人公の感情をしっかりと描写した上での話だけど。
305-306を読んだかぎりじゃ、イマイチ主人公の気持ちが伝わってこないのが難点。
>>314も言ったように、まずは平易な描写を心がけたほうがいいと思う。基本は大事だよ。
ちなみに、潰れた紙コップって両親の死の暗喩だよね?
薄暗い地下室の中を、魔力の旋風が荒れ狂っている。
その下の床には黒鏡が置かれ、それを囲うように三角形が描かれていた。
その三角形から離れる事、およそ70センチ。
1人の少年が、一心不乱に呪文を唱えている。
その足元にもまた、直径3メートル程の円が描かれていた。
少年の唱える呪文は最高潮に達しており、風はますます勢いを増していく。
やがて黒鏡に光が宿り、風が掻き消えるように収まった。
少年も呪文を唱え終え、静かに黒鏡を見つめる。
すると、黒鏡に宿った光は徐々に形と大きさを変え、人型を形作っていった。
「成功だ……」
思わず口を突いて出る。
少年の顔は、達成感と期待で輝いていた。
光は人型を形成し終えると、役目を終えて消え去っていく。
後には、1人の女性が残された。
「――は?」
その女性を見た第一声が、それだった。
女性はむっとした顔をすると、悠然と腕を組んで見つめてくる。
「そちらから呼び出しておいて、挨拶がそれですか。……全く、話には聞いていましたが、この頃の魔法使いは礼儀がなっていない」
凛とした声。
きちんと着こなしたスーツも相まって、男装の麗人という言葉がピッタリだ。
そう、少年にとって、そのスーツが問題なのである。
「ああ、確かに今のは俺が悪かった。謝るよ」
顔を上げ、女性の目を見つめる。
「でもさ、ひとつだけ聞いていいか?」
沈黙。
肯定と受け取って、少年は先を続けた。
「お前、悪魔……だよね?」
「――な!?」
驚愕に顔が歪む。
そのまま顔を俯けると、わなわなと肩を震わせ始めた。
(――やば)
そう思った時には、既に手遅れだった。
「当たり前でしょうが!!」
部屋中に、怒声が響き渡る。
少年は耳を押さえ、人間には――少なくとも妙齢の女性には――決して出せない程の声量に耐え抜いた。
以上、お願いします。
オチを除けばどこに出しても恥ずかしくない出来。なためプロさんが
たわむれてらっさるのかとさえおもいまふ。
今の時代、悪魔がスーツ来てるなんて、想定内以外のなにものでもないでふからね…
ありがとうございます。
今度、
ttp://www.gagaga-lululu.jp/ こういうものが行われるので、応募用のアイディアのひとつとして思いついたものです。
実は、
「悪魔がスーツなんて、意外だろ〜」
と、オチに一番自信があったりしたのですが、言われて見ればオチ弱すぎだよ(苦笑)
やっぱ、人に見せるって大事だなあ。
どうも、ありがとうございます。
本当だ。連続しちゃってる。
2行目は、
床には黒鏡が置かれ、それを囲うように三角形が描かれていた。
5行目は、
彼の足元にもまた、直径3メートル程の円が描かれていた。
に直しますね。
じゃ、大学行こうっと。
324 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/10(月) 11:35:58
>>313 以前をつけても詳しい時は分からん。以前ってのは要するに今より前ってことだからな。だから過去形の[た]で十分。
〉刑事をやっている親父から聞いた話では
今現在刑事をやっている親父から、前に話を聞いたって事が分かるじゃないか!
↓例え。
怪談の研究をしている人から、[牛の首]という話を聞いた。
その[牛の首]という話はあまりの恐ろしさゆえ、全部を聞き終えた人は死んでしまうという。
だからその人もところどころしか[牛の首]の話をしてくれなかった。全部を知っていたらその人はすでにこの世の人ではなかった筈たから当然である。
今現在怪談の研究をしている人から、前に[牛の首]の話を聞いたってことが分からんか?
それに詳しい時を示したいなら[昨日]とかでやればいいんじゃん。以前じゃなくて。
とにかくこの文章に以前はいらない。
それとあと、深夜の街にいる奴は不良とはかぎらんが、不良じゃないともいいきれん。〉夜も真面目に働く健全者
真面目に働くなら、街そのものが目的じゃない。深夜の街にいるというより、街にある工場の夜勤で汗を流してるとかだな
そもそも、人がいるからどうこうというのが不毛。
アメリカのどこかの街みたいにアブナ過ぎて深夜の外出が命がけみたいになると、深夜の人の少なさが健全を測るモノサシにはならない。
あの街に比べたら人で賑わう歌舞伎町の方がはるかに健全。
深夜の街に人がいないのは健全というのは、あくまでステレオタイプのイメージ。彼は真面目な生徒だから予習復習も欠かさない、みたいな。勉強する奴が真面目だとは限らないけど、とりあえずは、ってところ。時代は変わっていくけど今のところは通用すると思う。
健全な街のイメージの属性のひとつとして[誰もいない]というのはアリだと俺は思う次第。
ぐわああっ、面倒臭い。
>>313お前の犯した罪はデカイ。俺をこんなにも疲れさせやがった。
俺のSSを酷評して罪を償え。
お前にだけは死んでもケツは貸さん。
325 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/10(月) 11:42:40
>>309 俺の作品をふたつも酷評してくれて、ありがとう。
すごく疲れたけど、お前の文章を酷評したかいがあった。
酷評するより、好き勝手に文章を書いてる方がラクだということに気付かされた。
寝る。バイバイ。
326 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/10(月) 19:34:30
無理はするもんじゃないな。
だ、誰もいなくなった!
327 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/10(月) 21:23:25
>>316 >むしろ悲しんでる時は冷静(客観的)な描写のほうがドン底感が出て良いと思うな。
>とはいえ、主人公の感情をしっかりと描写した上での話だけど。
主人公が、どういう人間かはよくわかりますよ。警官の思いやりを
受話口から聞こえる警察署員の半端な偽善を含んだ贅言は、いもむしの死骸を突くように、
崩壊寸前の私の情意を揺さぶられる、と悪意に取る性格の悪さw
>子供がふざけ半分で潰して遊んでいたのだ。私はすでにその無垢な悪戯を注意する愛情などなかった。
こういう(悪戯を注意する愛情)お節介を愛情と思う、恩義せがましい人ww
>>愚頭白菜
>以前をつけても詳しい時は分からん。以前ってのは要するに今より前ってことだからな。だから過去形の[た]で十分。
私の言うのは、
[以前、刑事をやっている親父から聞いた話では]は、やっていた、ではないか? との指摘です。
以前がいるか、いらんか、知らんわww
>それとあと、深夜の街にいる奴は不良とはかぎらんが、不良じゃないともいいきれん。
だから、私もそれを言ってるぢゃんww 不良じゃないともいいきれん、と。
しかし、あなたの文章未来を放送するテレビの話
>>259 は、最低ですね。
キノコ雲で人類が滅んで? 未来を放送するテレビが映らないのなら、
未来を放送するテレビがあること事態、おかしいぢゃないですかww
328 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/10(月) 22:27:31
>>317-318 内容的なことに関して、ワナビの俺が多少触れる。
「凛とした声」の表現はいいと思う。
冴えない魔方陣で魔女を召還した少年と、
それで呼ばれたスーツ姿の魔女の対比はお見事。
貴子潤一郎何かの作品を読んでいると、キャラの描き分けって非常に重要だとしみじみ考えちゃうのね。
単に、キャラの容貌を書くだけでなく、その雰囲気を喩えを使ってでも表現することが大切なんだ。
その点、お前さんは「男装の麗人」とかいう表現を使っていて、文章だけ読んでいても、そのキャラのイメージが湧いてくる。
もう一つ、キャラの性格も重要だと思うんだ。
読者が愛着を持ってくれるキャラを造形できることが大切だと思うわけよ。
その点でも、お前さんは短い文章ながら、その辺りのユーモアというか…ニュアンスが分かっているように感じる。
酷評せんといかんのだが、そんな訳で、感心した。
その良い点を伸ばしていって、賞を取ってくれたまえ。
応援してるぞい。
どうもありがとう、本当に嬉しいです。
少年は、独学で魔術を訓練している見習い。
女性は、生真面目で潔癖症な夢魔をイメージしてみました。
賞を目指して、頑張ります!!
>>317-318 酷評というわけではなく、素朴な疑問なんだが、
>その下の床には黒鏡が置かれ、それを囲うように三角形が描かれていた。
>その三角形から離れる事、およそ70センチ。
>1人の少年が、一心不乱に呪文を唱えている。
>その足元にもまた、直径3メートル程の円が描かれていた。
三角形から70センチ離れたところにいる少年の足元に直径3メートル程の円ということは、
鏡も三角形も円のなかに位置していることになるんだが、それでいいのか?
それでいいなら別に構わんのだが、そうであるならば別の書き方のほうがいいと思うが。
>>330 どうもありがどうございます。
彼の足元にもまた、小型の円が描かれていた。
に直す事にしますね。
いや、言われるまで全然気がつきませんでした。
やっぱり、人に見せるって大事ですね、本当に。
ちなみに資料によると、三角形は悪魔を閉じ込め、円は自身を悪魔から守るのだそうです。
つまり、原文のままだとアウト。
まあ、いずれにしても不完全召喚の帰還不能オチなのですが。
彼の足元にもまた、小型の円が描かれていた。
って、日本語としてこなれてないだろ。
>>332 では、こんな感じではどうでしょうか?
その三角形から離れる事、およそ70センチ。
そこを端として、直系3メートル程の円が描かれている。
円の中では、1人の少年が一心不乱に呪文を唱えていた。
皆さんのご指摘、ひとつひとつが血肉となっていくような気分です。
重ね重ね、ありがとうございます。
「こんどはもっと下ね」
隆康は僕にマッサージをさせている。
「もうちょっと力を入れてたのむよ。うん、もうちょっと強くだ」
僕は隆康の肩甲骨の間を押す。強くと言われたので強く押す。それでベッドにつぶれた隆康は
とりあえずよしという顔で目をつむり、再び黙った。もういいぞとはまだ言わない。
隆康の背中はどうにも押しづらかった。特に太っているというわけでもないのだけれど、ぜい肉
ばかりで筋肉がない。どこまで押して、どこから戻るか。なかなかその加減が見極められない。
だんだんとこんにゃくでもほぐしているような気分になり、うんざりしてきた。
「ねえ隆康、もうそろそろ終わりにならないかな?」
「まだ10分しか経ってないじゃないか。アレは作るのに1週間もかかったんだ。金だけ払えば許し
てもらえると思うなよ」
言われて枕元の目覚まし時計を見ると20分以上経っていたが、抗議しても無駄なのだろう。ど
うせ1週間というのも嘘なのだ。あんなチャチなプラモデル、僕にだって数時間もあれば組めるに
きまってる。
「あっ」
突然隆康が声を上げたかと思うと、腰に座る僕をずり落として時計を掴んだ。
「もう6時過ぎてるじゃないか!」
時計を放り出し、リモコンリモコンと犬みたいに部屋中を探し回る隆康。入れ替わりにベッドに寝
そべりながら眺める僕。
「あーもう、くそっ!」
結局見つからないまま探すのを諦め、テレビにかぶりつきスイッチをガチガチといじくりだした。
見つかるわけがないのだ。僕の背中の下にあるのだから。
「なんだって最終回に限って忘れるかなぁ」
やがて画面に映し出されたアニメの女の子が男に向かってバーカと言うと、その男は情けなく笑
い、隆康もへんな顔でにやけた。僕は笑いを噛み殺しながら小声でバーカと真似をする。
「予約録画とかしてなかったの?」
「この時間は裏のレンタマ録(と)ってんだよ。つーか話しかけんな」
レンタマが何なのか分からないが、どうせそれもアニメなのだろう。随分たくさんアニメが放送され
るようになったものだ。
「それじゃ今日は帰るね」
背中であぁと相槌を打つ隆康を横目にリモコンをベッドの下に滑らせ、階段を下りた所でおばさん
に挨拶をし、僕は家を出た。
玄関先に止めておいた自転車のロックを外し、開放感をペダルに込めて颯爽と走り出す。思わず
顔からは笑みがこぼれた。
さあ、次はどの宝物を壊してやろうか。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
ここまでです。
ちなみに僕は男なのですが、この文章を読んでいて、ちゃんと男が書いたものであるように感じられ
たかどうか、酷評とは別に教えてもらえると嬉しいです。
337 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/11(火) 07:27:43
>>327 ぐっ。お前の言うとおりだ。人類滅亡を予測できる筈なのに、未来テレビが発売されるのはおかしいな。
お前に指摘されるまでマジで気付かなかった。
自分のSSを読み返して、笑ってしまった。
[ナンセンス]のスレに書いた[鴨形宇宙人]の時は、〉鴨形宇宙人の手――と、やって翌日読み返し大爆笑したが、こんどのは苦笑。
それにしても、なぜこんな根本的な間違いを今まで誰も指摘してくれなかったんだ!
さては、[白菜]のコテを目にしただけでスルーしてやがるな。
もうコテ消そうかな。
338 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/11(火) 18:21:08
>>336 俺は酷評できるような大それた人間ではないが、感じたことを書くな:
何か知りたくもない知人の日記を読まされたような気分だ。
はっきり言って面白くない。
俺は富士見とか電撃などの所謂ラノベばっかり読んでいるが、
その観点から言わせれば、この文章はつまらん。
綿矢りさの「蹴りたい背中」を途中で投げた時と気分が似てるな。
…以上、感じたことを書いた。
文章作法や、内容の細かい点は他のもっと有能な酷評家が書くだろう。
>>335 最初のパラグラフだけ読みましたが
>「こんどはもっと下ね」
> 隆康は僕にマッサージをさせている。
といった始まり方をされてしまうと、もう読む気萎え萎えです。
脚本などの状況説明なら有りかもしれませんが、小説という形を取るなら
「語る」必要があるでしょう。
ポイントとしては
1:読めば分かるから必ずしも「マッサージ」と書く必要は無い。
2:中途の文章ならともかく、一人称を従として扱わない方が良い。
3:基本的に過去形で書く。
4:物語の展開が遅い。
2:話者の単視点から語っていく主観が一人称の強みです。これが
「隆康はそういった」ならまだいいけど、「僕に」を差し挟むと、読者を導く
先が曖昧になるという印象を受けました。
3:現在形を不用意に使うと、とてもかっこわるいし馬鹿みたいに見えます。
大した意図もないのに使っているのはすぐ分かりますので、この文章ですと、
最初の二行を読んだだけでも、ごく控えめに言って馬鹿丸出しだと思います。
4:最初の二行のみについてです。「下ね」と言われて二行目で「僕」は何をしているのでしょう?
「マッサージをさせている」などという漠然とした状況説明ではなく、話が先に
進んでしまってもいいのでは?「僕は言われるままに首筋から手を離すと
肩胛骨の間を押し始めた」と、二行目で次のアクションがあれば、それを受けて
「もうちょっと……」というリクエストの意味も出てくるはずです。
340 :
339:2006/04/11(火) 19:10:05
>>335 公正を期して最後まで読みました。
>「まだ10分しか
と言ってるのに、
>「もう6時過ぎてるじゃないか
と言うのがちょっと不自然な印象を受けました。
「まだ腰まで揉んでないだろ?」とか別の尺度を最初に提示した方が無難かと。
現在形を地の文に多用するのは、今風というか今日日な感じを受けるんですが
セリフの部分が伝統的な書き方なままなんですよね。
おそらく自分が何を書いたのかよく分かっていないのでしょうが、その辺の言葉選びの
意図が曖昧で、スタイルもありません。
男が書いた文章だろうという漠然とした感じを持って読みました。
女が書いたと言われても少しも不思議ではありませんが。
>>333 「小説のプロローグ」と言っているんだから、小説のつもりで書いているのだろう。
しかし、そもそもこれは小説なのか? という疑問がまず浮かぶ。さりとて詩でもない。
文章も内容も作者の脳内完結、つまりは一人よがりが強くて、読者を引き込むに至って
いない。というか、作者はハナからそんなことを考えてはいない。自分の好みの言葉を
並べているだけだ。
書かれている心情のようなものも、凡庸な人間が凡庸な頭で考えそうなことをブツ切り
の文章で並べているだけなので興味を引かない。
>「自由って何だ?」
>彼女は唐突に、そう言った。あまりに自然に、滑らかに。
出だしからこれかよって感じ。
「自由って何だ?」女性のセリフには思えないが、そういうキャラであえて書いたのだろ
うね。後段で「僕」のことを「おまえ」と呼んでいるし。
しかしそれにしても1行目にもってくるセリフではあるまい。
「唐突に、そう言った。あまりに自然に」……「唐突」だったら「自然」じゃないんじゃね?
>その言葉に台詞に嘘はないけれど。
>僕の本心だけれど。
>今は夜。
小説なのか? と言いたくなるのも、全編この調子だからでね。
こういう文章が小説のなかにあってもよい。しかしそれは散文のなかにほうりこまれてこそ効果
も上がるわけで、最初から最後までこれでは、際限なくつづくお経と変るところはない。
まずはなにより詩を書きたいのか小説を書きたいのかじっくり考えることだ。
それで小説を書きたいという答えになったなら、「おれは散文を書くぞ」と紙に大書して壁に貼
ることをお勧めする。
342 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/11(火) 23:24:16
>ぐっ。お前の言うとおりだ。人類滅亡を予測できる筈なのに、未来テレビが発売されるのはおかしいな。
>お前に指摘されるまでマジで気付かなかった。
だから、再々、愚頭白菜 って言ってるぢゃないですかww
読解力の無い者の書いた文章の酷さのいい見本にはなっていますが。
とうぜん、批評も酷いですww
>>341 酷評ありがとうございました。突っ込まれた点に注意して、書いてみます。
>>338-340 初めての投稿でしたが、たいへん参考になりました。
構想の浅さや書き慣れなさ、表現の不用意さがしっかり伝わってしまったようで、反省しきりです。
最初はただひたすらに揉み続けるという地味な話のつもりで書いていたのですが、技術もないのに
うかつに主題を変更したのが致命的だったようです。
自戒のために玄関のドアでも破壊してこようと思います。
ありがとうございました。
345 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/12(水) 05:37:53
最近酷評してる人のレベル高いなぁ・・・
罵倒と酷評の違いを知ってると言うか、まず作品を叩かないのが
酷評対象が自分と同じ作家志望の作品と言うのを踏まえてい
よくわかるな。
ageてしまったorz
いや、もしかしたら最近晒されてる作品の落ち着いたレベルの
高さも原因の一つかもな
347 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/12(水) 09:14:16
「ぎゃろっぷ」といって、目の前の男が肩を上下動させながらステップを踏み地面に円を描き始めた。
俺も負けじと「ばろっぷ」と小さく叫び、奴と同じ動作でより大きな円を描く。
「ぎゃろっぷ」
「ばろっぷ」
俺と奴の声が、夕日で赤く染まった公園にひびき渡る。
「ぎゃろっぷ!」
奴の瞳が狂気でキラリと光った。「ぎゃろっぷ、ぎゃろっぷ、ぎゃろっぷ……べろっぷ!」
べろっぷ!――俺の頭の中が真っ白になった。そ、それは禁じ手ではないのか!?
ならば――
「ばぼっぷ!」
ばぼっぷ!――奴の唇がワナワナと震えだし、顔から血の気が引いていく。
俺は肩の上下動を早め、高速ステップで地に円を描く。「ばぼっぷ、ばぼっぷ、ばぼっぷ!」
俺はニヤリと笑う。奴の足元が覚つかなくなり、ついには動きが止まった。
とどめだ――「ばぼろっぷ!」
ばぼろっぷ!――バタッ、と奴は棒の様に体を真っ直ぐに硬直させ前のめりに倒れ込んだ。
勝った! 俺は奴に勝利した!
すっきりした!
楽しかった!
こういう文章を書くとストレス解消になる!
酷評お願いします。
>>337(=
>>347)
>キノコ雲で人類が滅んで? 未来を放送するテレビが映らないのなら、
>未来を放送するテレビがあること事態、おかしいぢゃないですかww
ってさ、何におかしいって気付いたのさ。
別段俺は変とは思わなかったが。
>>347 ごっつのネタ(実業団選手権大会)やん、それ
>>347 24時間後にもっぺん読み直して、削除依頼出したくなるほど恥ずかしくならないのだとしたら、
お前のユーモアのセンス、バランス感覚、いずれも厨房未満だ。
白菜はもう読んでて面白くないとか痛いとかいうのを通り越して、居た堪れなくなってきた
351 :
348:2006/04/12(水) 11:09:28
白菜は痛いけど荒しはしないから目にはつかないな。
滅茶苦茶だけど真面目に書いてるし
>>347 「天才白菜」だか何だか知らんが、思ったことを書く。
お前さんはユーモアのセンスはあるな。
微妙に笑ってしまったぞ。
ただ、オナニー文だと自分で書いている所が気に入らない。
お前さんの文章を読んで、簡素を書くだけでも、読者は時間を費やしているわけだから、そのを茶化すと荒らしと同類になる。
そういう訳で、態度が気に入らんが、まあ、頑張ってくれ。
354 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/12(水) 21:59:55
>>348 >キノコ雲で人類が滅んで? 未来を放送するテレビが映らないのなら、
>未来を放送するテレビがあること事態、おかしいぢゃないですかww
>ってさ、何におかしいって気付いたのさ。
>別段俺は変とは思わなかったが。
馬鹿発見ww でも、指摘が無いって事は、みんな ・・・(以下略)www
>>259 は、キノコ雲(原爆か水爆)で人類が滅んだ為に未来を放送するテレビが、映らない話。
未来は、キノコ雲で人類が滅びたのなら、未来を放送するテレビが映るはずはないが、
それなら人類が滅び、未来が無いのに、未来を放送するテレビ自体存在する訳がない。
これは、未来を放送するテレビが本物の場合。
未来を放送するテレビが詐欺で最初から映らないのなら、キノコ雲とテレビが
映らない事の因果関係も無い事になって、話が矛盾しているww
355 :
348:2006/04/12(水) 22:12:19
>>354は釣りか馬鹿かどっちかだな
ああ、なんか昔こう言うヤツいたなぁ……30とかいうやつ……とりあえずそっとしときます
356 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/12(水) 22:16:48
355
>釣りか馬鹿かどっちかだな
あなたに言われたくないなぁwwww
>>354 >指摘が無いって事は、みんな ・・・(以下略)www
単に白菜に関わりたくなかっただけなのだが。
それはそれとして、
1「未来を放送するテレビ」は現代で作られた。
→作ったからには作った人間も見てみる。
→未来が無いことがわかった。
→だったら販売して儲けてもしようがないから販売などしない。
2 「未来を放送するテレビ」は未来で作られ、現代に送られてきた。
→しかし未来が無いのなら、そもそも送られてくるわけがない。
上記2つの場合、いずれも「未来を放送するテレビ」が存在すること自体おかしいとなる。
しかし、未来を近い未来(A)とそれより先の未来(B)で考えた場合は、
1の場合、作った人間が見た時点ではAが映っていた。買って見た時点ではBが映っていた。
2の場合、未来Aから送られてきて、買って見た時点ではBが映っていた。
と考えれば、「未来を放送するテレビ」が販売される話が存在することはありうる。
尚、未来を放送するのに未来にカメラなり放送局があって未来から放送してくるというの
が
>>354の説だろう。まあそれもひとつの解釈だろうけどね。
358 :
348:2006/04/12(水) 22:49:24
>>357 >未来を放送するのに未来にカメラなり放送局があって未来から放送してくる
か。なるほどね。そう読もうと思えば読めるかもしれん。ちょと強引な解釈という気もするが。
普通にドラえもんのタイムテレビみたいな、ただ未来の映像を映すテレビだと思ったから特に気にしなかったよ。
>作った人間も見てみる
をフォローするために、例えばテレビは20年前に発売された10年後を映すテレビで、10年前から何も写らなくなった。
その何も写らない中古のテレビをジャンク屋から買ってきた、とすれば多少フォローできるかな。
白菜ネタで引っ張って住人の皆様には申し訳ない
359 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/12(水) 23:04:07
>>359 このスレとナンセンススレをしっかり読めばわかる。
以降晒し、酷評のみレスを認める。
私は走る。長い廊下を、怒りに身を任せ、足音を騒々しく響かせながら。
「皆守さん!」
背後から担任の声が追いかける。大嫌いな女。私の名前を訛って呼ぶ女。ろくに授業ができず、学級崩壊を招いた張本人。私は絶対に彼女を教育者とは認めない。
362 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/13(木) 01:58:46
>361続き
図書室には誰もいない。鍵は掛かっているが、床に面した小さな戸には鍵はかけられていない。大人では通り抜けできない狭い戸で、下の方だから見落としがちだ。
私は急いで入り込んだ。担任は追いかけて来ない。今頃教室では私が犯人という結論になっているだろう。
>362 続き
しばらく本棚の背に寄りかかっていた。そろそろ休み時間になる。いつの間にか怒りが静まっている事に気づく。あの時の衝動をよく思い出せない。結局勢いか何かだったのだろうか。怒った自分を演じていた気がする。
「いい加減教室に戻ったら」
私はドキリとしてあたりを見回した。今の声は何だろう。誰もいないはずなのに。廊下からの声ではなかった、と思う。
「一冊見つからないんだよー」
気楽な間延びした声も聞こえる。どこに人が・・・・・・足音を立てないように本棚の間を忍び歩き、辺りを窺うが、見あたらない。
「勝手にしたら」
また声が聞こえた。今度は近くから聞こえる。私は思わず横を向いた。
長々とすいません
リアルタイムで書き殴るなボケナス
>>361-363 あなたはどう語りたいんだろう?
寄席で一席ぶちたいのか、子供に添い寝しながら寝物語したいのか。
何となく後者という感じがするんだけど、それならそれなりのスタイルがあるかな
という気もする。
あなたの場合、芯は決まってるような感じを受ける。
芯が有ればぶれないから、いろんなパターンを出してみるといいかも。
P.S.どんな映画が好きですか?
366 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/13(木) 07:22:26
>>364 >>363といっしょに謝ります。すみません。
言い訳だけどオレは、このスレにカキコする時は酒を飲まないようにしてるし、書きながらではあるが推敲もしている。
白菜は、ずいぶんと進歩したな。――と、感心してちょうだい。
>>347は、思い付いたのをそのまま書いただけ。まさか、ダウンタウンがやっていたとは……。本当に知らなかった。
ま、無意味な言葉を使ってのギャグはありふれたものだから仕方ないか。ダウンタウン以外にも、かぶってる可能性がある。
367 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/13(木) 09:31:02
蛇口から漏れた水滴が洗面器に跳ね返って、ぴちゃんぴちゃんという音を鳴らしている。
長髪の男がパソコンのモニターに向かい、一心不乱にマウスを動かしている。ぼさぼさの黒髪が彼の顔のほとんどを覆っているが、髪の間からかすかに覗く口元で、彼が笑っていることがわかる。
薄紫の唇の間から、黄色い歯が覗いている。
暗い部屋。畳の上にはアダルトDVDのケースや丸めたティッシュが転がっている。
「かわいい、かわいい、かわいい、俺の、子猫ちゃん」男は変な調子をつけて歌を歌い始めた。「かわいい、かわいい、かわいい、本当にかわいい、かわいい」
マウスを握る手を離し、代わりにペニスを握って上下に擦り始めた。息遣いが荒くなる。
モニターには写真が映っている。プレビュー機能で、一秒ごとに新しい写真に切り替わる。道路に脳髄を撒き散らした交通事故現場、包丁でえぐられた妊婦の腹、ホルマリン漬けになったビンの中の奇形児。
「うっ…」
股間にざわめきを感じる。男はとっさに両手でペニスを覆い、精液を手のひらですべて受け止めた。
射精が終わると、しばらくうなだれた自分のペニスの先を見つめていたが、視線をモニターに戻し、精液を画面にべったりとなすりつけた。切り替わる死体写真をバックに、自分の精液が白く輝いている。男はそれをとても美しいと思った。
368 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/13(木) 09:33:02
>薄紫の唇の間から、黄色い歯が覗いている。
この一文削除でお願いします。
>>361-363 まず、
>>364「リアルタイムで書き殴るなボケナス」に同意。
理由は2つ。
1 私はこのスレに書きこむときは投稿作品に割り込みしないように気を使っている。
こんなふうに3レスを30分もかけて晒すとはそんな気づかいを踏みにじるものだ。
2 「別館」スレに書いている方もいるが、ときには数時間をかけて酷評する。30分で書き
殴ったことがみえみえでは酷評する気力も失せる。ちなみに「10分で書いた」とか「下書きで
すけど」とかぬかしているものはすべて黙殺している。
>>背後から担任の声が追いかける。
ここだけ一人称視点から神視点へ視点がぶれている。「背後から担任の声が追いかけてくる」と
一人称視点に徹すべき。
>図書室には誰もいない。鍵は掛かっているが、床に面した小さな戸には鍵はかけられていない。
ちと乱れている。入るまえから「図書室には誰もいない」と断定してしまうのはどうか。一人称
なんだからね。「鍵は掛かっているが、〜鍵はかけられていない」もぎこちない。
入口の扉に鍵がかかっている描写→小さな戸の描写→中に入ってから「誰もいないようだ」の
描写。とすればすっきりする。
>私は思わず横を向いた。
「思わず」って”思わず”書きがちなんだよね。推敲するときに「思わず」があったらまずは
削除してみる。それでやはりどうしても「思わず」がなければだめだとなったら「思わず」を
残す。そのくらいで丁度いいよ。
以上、細かいところを文句言ったが、全体としてはいいよ。「私」のキャラが冒頭の「大嫌い
な女」以下の短い文章でうまく表現されていて印象鮮明だし、話の展開も読み手の興味を引く。
期待大。
370 :
1/2:2006/04/13(木) 13:57:57
>>367 >蛇口から漏れた水滴が洗面器に跳ね返って、ぴちゃんぴちゃんという音を鳴らしている。
>長髪の男がパソコンのモニターに向かい、一心不乱にマウスを動かしている。
冒頭、描写の焦点は「水滴」それに対して「音を鳴らす」。
視覚から聴覚へ描写がずれているので印象不鮮明。聴覚にするのなら「蛇口から漏れた水滴が洗
面器に跳ね返る音が」とすべき。
それでどうなるのかと思うとこんどは「男」の視覚的描写の連続。「水滴」は使い捨て。
視覚から聴覚への描写のずれ+「水滴」から「男」への描写のずれ=二重のずれ。
だから読みづらい。
>一心不乱にマウスを動かしている。
>プレビュー機能で、一秒ごとに新しい写真に切り替わる。
プレビューなのになんで「一心不乱にマウスを動かしている」んだ? と思ったら、最初はゲー
ムかなにかをしていて、次は画像鑑賞をはじめたということか。モニターのようすが画像鑑賞の
段階ではじめて描写されるからこういう混乱を生む。ゲームの段階で描写し、次に「画面が変り」
とかすべき。
371 :
2/2:2006/04/13(木) 14:02:42
>>367 >丸めたティッシュが転がっている。
>精液を手のひらですべて受け止めた。
ふだんティッシュを使っているのに、なぜこのときだけ素手なのか?
「丸めたティッシュが転がっている」何の考えもなしにこういう描写を入れたので齟齬が生じ
ているのではないか。
>精液が白く輝いている。
ほんとに輝くのかね。「なすりつけた」んだよね。白濁したのが伸ばされているわけで、輝かな
い気もするが。
実際に検証したいところだが、モニターが汚れるのでしない。酷評するのにそこまでする義理は
ない。
しかし文章の書き手としては実際にやってみた上で書いているんだろうな?
ましてやラストの最も重要な場面だ。
実際にやってみた上での描写ならもう少しねちっこく書け。折角そこまでしたんだから。
やってもいないで書いたというのなら、言語道断、不届き千万。甘ったれの遊びだ。
人を殺す場面を書くのに実際に人を殺せとまでは言わないが、千摺りならばできるだろう。
それと、なんだか女性の作のようにも見える。
あなたが女なら彼氏のでも弟のでもいますぐしごいてこい。文章を書くとはそういうことだ。
>361‐363 です。
大変失礼しました。申し訳ございません。今後気をつけます。また、評して下さった方、ありがとうございます。参考になりました。
>365 好きな映画はキャロル・リード作品、レニ・リーフェンシュタールの『オリンピア』などです。
>>347 白菜さん。あんた、悪い人ではなさそうだけど、楽しくもないのに楽しいと
言ったり語ったりするのは、どうかな。それも、それがバレてしまう薄甘さで。
「おまえさー、つまるところだね、愛の裏技研究してたわけじゃん、工房この頃?」
「g」
「おまえ、国語で一番とるくらいだから、俺より言語感覚優れてたと思うよ。
コケコッコ米、って古々米を間違えて覚えていたのも、おそるべき甘く悩ましい
罠だったんじゃないかと思えてくるくらいだ。ほのぼのしてるとこがミソね^^;」
「m」
「涙を流して、『愛してる』を俺にだけ言わせてお前は言わない、ただ微笑む
だけとかさ…すごい集約力だ。それをたかだか二十歳前で拾得していたお前に、
正直舌巻くっつーか、だつぼうってーか…アドバンテージとるためになら、
なんでもするつもりだったんだな…」
「f」
「そんなに俺、凄い奴に見えた?かいかぶりだとは思わなかったの?」
「k」
「でも…なんつか。お前、お前の心の動きまでは、予め計っておけなかった、
そうだろ…」
「…なんでいぢめるの」
「え?」
「なんでそんなにあたしのこといぢめるの」
「いや、そんなつもりは」
「すっとぼけんな!あたしが甘かったわよ!『しゅk…
「ああああああああああああああああそこまでそこまでそこまで!!!!!!
宇宙存在機密です。はいはい、ちゃんちゃん♪この話、ここで、
「おしマイケル☆」
白菜にとって致命的に欠けてるものは、他者を楽しませようっていうエンターテインメント性
ちなみに俺の墓場への一本は「ギャラクシーナ」かもしれん。
>>364 おうおっさんよ。その伝でいくと俺もボケナスなんだがな。
ペンを使わないのがむしろ誇りだぞ。
>>366 おう天才さんよ。この世に無意味な言葉などあると本気で考えているなら、
とりあえず筆を一旦折ってこい。キーボードのキーをみんな外してふきふき
してこい。
「ギャロップ」からはじめたこと。
それを一字違えただけな次。
飛躍のないちまちました変化で調薬したつもり。
鼻白むぞおい。天才さんはまだ絶望のどん底近くに落ちた事がないな。
そいからな。三日月ライダーって本を読んでみな。確か、十四歳のおんなのこが
書いた本だ。まあ、たいしたものだ、今必要なテイストを完備している。
俺に言わせれば、こういう奴なんだがな、天才に近いっつーのは。
そして、天才は、ともすればヒッキーみたいな末路だ。考えろよ。
ワロスw俺も数千回はオナってたが、わざわざ手に飛ばしたことなど一度も
ナイネ。エヴァ劇場版を真に受けてるだけじゃないのかな。
「僕は最低だ」
まぁその後出てきた巨大綾波は流石なエグくて立たなかったか・・・
しかも背中からカヲル君が出てきたしw
「サイテイだ、俺…」でごんふ
383 :
367:2006/04/13(木) 22:55:08
>370,371
ありがとう。
もっとあれば、どんどん突っ込んでください。糧にするので。
ほかの方の評も聞きたいです。
385 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/13(木) 23:24:34
一月一日の午前零時。僕は不思議な夢をみた。
何故時間が分かるのかというと、零時に眠り一時に目を覚ましたからだ。
だから、厳密にいえば零時から一時の間に夢をみたことになる。
夢の中で僕は富士山の頂上に立っていた。辺りはまだ暗かった。
何故富士山だと分かったのかというと、それは夢だからだ。夢の専門家じゃない僕には、それ以上説明できない。
しばらくして、二羽のつがいの鷹がこっちに飛んできた。
鷹はなすびを足に掴んでいた。雄の方は、なすびをくちばしにもくわえていた。
何故雄だと分かったのかといえば、それも夢だからだ。
僕がなすびを受け取ると、二羽の鷹は僕を中心に回り始めた。
僕もこのとき矛盾を感じたが、夢は止まらなかった。
すると、太陽が輝きながら昇り始める。眩しい、と思った瞬間、僕は目を覚ました。
今見た不思議に困惑しながらぼーっとしていると、ケータイが鳴った。
確認すると、年賀メールで、他にも三つ届いていた。
中身は「あけおめ。ことよろ」にちょっと親しみを加えたものだった。他の三つもそんな感じだ。
(一富士、二鷹、三なすび、四メールか……)
自分で考えたジョークに何故か笑えてきた。
深読みに価しないなら、笑えないぞ
>>385 > 何故時間が分かるのかというと、零時に眠り一時に目を覚ましたからだ。
「何故〜」の連続は何か効果狙ってのことかも知れんが、頻度が高い上にここ以外皆結論が一緒でだるい
てか、夢のせいで目覚めたわけだから一時寄りの筈なので、冒頭を「一時前」とか曖昧にしたり
目覚めた時間書いて「さっき」とかにしてしまえば無駄な文つける必要は無くなる
> 何故富士山だと分かったのかというと、それは夢だからだ。例えばここ、「夢だから解った」じゃ他人事過ぎる
「今となっては何故そう思ったかわからないが、そのときは……」とかあるだろ
作者が考えてないのを主人公のせいにするな
> 二匹のつがいの
つがいは二匹
> 僕がなすびを受け取ると、
鷹が茄子差し出す描写入れなきゃ
> 僕もこのとき矛盾を感じたが、
その前の鷹が茄子持ってるとこすでにおかしくない?
> 太陽が輝きながら昇り始める。眩しい、と思った瞬間、僕は目を覚ました。
ここ以外にも全体的に情景、心理描写共に少ない。もっと細かく
> 今見た不思議に困惑しながらぼーっとしていると、
お前はちょっと変な夢見ただけで困惑するのか?
> 中身は「あけおめ。ことよろ」にちょっと親しみを加えたものだった。他の三つもそんな感じだ。
> あけおめ、がそもそも親しげじゃない? 加えたのは親しみじゃないとおも
まあ総じていいたいのは、
描写ちゃんとしろ
主人公の立場になってみろ
と
ごめん。改行ぐだぐだだけど許してくれ
389 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/14(金) 04:32:11
「おきなさい」
母がきた。私の部屋に。それでただいま私を起こし中。揺すってる揺すってる。どうする? 起きてやるか? 可愛そうだもんな。たまには親孝行してやろう。私は重たい身体を起こした。
「きぶんわるう」
「朝っぱらからそんなこと言わないの。今日だって学校でしょ?」
母は私のことを何も知らない。知ろうともしない。それがなんか寂しい気もするけど、ぶっちゃけ私にとっちゃ幸せだよ。どんだけサボろうが解らないんだもん。良い親を持ったね私は。
「学校あったかな」
「あるにきまってるでしょ。ちゃんと遅刻せずにいきなさいよ」
はいはい。わあってますよ。アンタの次のセリフだってわあっちゃいますよ。
じゃあゆうこ、ままはこれでいっちゃうからね。きょうのゆうはんはすしたのんどいたからね。
「じゃあ優子、ママはこれで行っちゃうからね。今日の夕飯はカレーを作っといたからね」
カレーだったか。ちくしょう今日はきっとついてねえ。でもいいか。自室に篭って終える一日。運に左右される局面に合うことさえない。ついているついていないの問題は私とは無縁なわけだ。こりゃあ傑作。私どんだけ孤立してんのよ。
「ああそう。じゃあいってらっさい」
母が私の部屋を出てそれから玄関を閉会音を聞き終えるまで私はじっとした。ひたすらじっとした。そして母が消えると同時に私は着ている物を脱ぎ捨てて下着のみで部屋を出る。
>>389 とりあえず投下する前にちゃんと推敲しよう。
同居してて娘がどれだけサボろうがそれが解らない親、なんていないよ。心神喪失者でもない限り。何かの伏線ならスマンが。
「娘に興味が無い」というニュアンスを読者に伝えるなら、もっと母親の行動理念を語らせるべき。端的にね。
母が消えると同時に、って部分も、普通は部屋から出ていった際に使う表現。
主人公にとっての世界が狭い場合、こういう些細な部分の表現が大事になってくる。気をつけよう。
2006年、初夏。何故か肌寒い東京の空に、小さなヘリコプターが
飛んでいた。
ビラ。それも、大量だった。今時ビラ?どういうことだろう?ぼんやりした
今年そのもののすっきりしない薄すぎる青空に、棄てられるゴミみたいに
ビラはそれでも美しく空を飾った。人々は手にとってそれを読む。
そこにはこう書かれていた。
「今の日本をカリカチュアするとこうなる。
マスオさんは額に精出して金を稼ぎ、サザエにみんあそれをわたす。
サザエは東芝の電化製品のおかげで暇がたっぷり。おまけに金も
たっぷり。そこで、店が大規模店のあおりでつぶれた無色の三平くんと
逆援助でしっぽり。
どういうことか?
答は香田。『暇な奴には、金を与えすぎるな』
タラちゃんがサザエと三平のセックスを観てしまう前に、そうしなよ
マスオさん。でないと、88年と同じ事がまた起きる。
じゃ、頼むぜ」
震え上がった女が多い事が、東京の今を物語っていた。
だが安心した前。彼女らは面の皮が厚い。フルエアだったことなど
おくびにも出さずにこれからも活きてゆく。マスオさんたち、あんたらがな。
イイ面の川田。JKがいくら価格破壊してくださっていても那。
どうするよ?やめないのか?
誤字はスマンね。
死ねよ
393 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/14(金) 08:55:08
うん死ねよ
394 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/14(金) 09:22:03
395 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/14(金) 12:30:54
どうやら彼は悩んでいるみたいだ。そんな気がした。
彼は最近考えるようになった。というよりも考える姿をよく見かけるようになった。
そのときの顔は真剣で、普段の彼とは印象が正反対だった(事実、彼は明るい男だ)。
僕はこの講義が終わったら話しかけようと思った。
だが、彼は講義の途中でその悩んだ顔のまま出ていった。僕は気になったが、講義に集中することにした。
しかし、なぜか集中できない。
数十分して、メールが届いた。部屋中に着信音が響いて、約半数の人が僕を見た。というより睨んだ。
僕は講義に耳を傾けながらメールを確認する。
あの教授は厳しいが、こういったマナーに関して一切文句をいわない。教授の言葉を借りれば、放牧式だ。
メールは彼からで、タイトルは〈玉砕した〉とある。このとき僕は、電柱にぶつかった、ぐらいにしか考えなかった。
しかし、本文には、失恋した、今夜は飲みたいのでおごってくれ、と書かれていた。
彼らしくない簡潔な文章だ。きっと本気なのだろう。
僕は「了解した。おごってやろう。行くときにメールする」と返信した。
何となく文体が変だ、と思う。知らないうちに僕はかなり心配していたようだ。
白菜…レスアンカーそれわざと?凹むぞコラ。
397 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/14(金) 12:42:15
>>396 ごめん間違えた。[ね]を[ぬ]と読んでしまった。
泣きながら寝る。
太平洋戦争、いや第二次世界大戦という緊張状態をもたらすことで、原子爆弾を
作りたいと願ったやつがいる。
言うまでもなくユダっちょだけど。
で、そのためにはカーバーな生け贄が必要だ。あらかじめ負けてくれる、そして
そこそこ相手にとって不足のない。
どうやら、日本がいいみたいだ。白人でなく、明治からでかい面で目障りで、
こいつらをもっと後進国の連中から憎ませる必要がある。今のままではうまく
いかない。
(…?ちょっと時代が合わないな。でも、齟齬を省みずずれを承知で辻褄を
あわせよう。合ってないけどね)
まず、日本人のストイックさを剥ぎ取らなければならない。こいつらは隠すのは
うまいが、近親相姦への憧憬が強く、実際しているやつらも少なくない事が
わかる…(のは俺たちもやってるからさ!)
乃木希典。こいつが邪魔だ。こいつの信念を崩すのは難しい。
ならば、奥方から墜とそう。さすれば、誇り高き将軍は、天皇崩御にかこつけて
自決と報復を行うだろう。
その通りになったので、陸軍への侵入。モラルを低下させる。
あとは南京へまっしぐら。何が起こっているか、マオ先生へのリークも忘れずに。
で…このトピタイ。(AXIS三様)
イタリアはムッソリーニのごとく狸だった。きっちり連合国に通じていた、
ドイツよりも。それはそうだ、ギリシャの後釜とは言え、ロマンティックという
普遍的甘い幻影に名を未だ残す大帝国の末裔が、そうそうババをひくわけがない。
しかし、没落しているのを認めざるをえないところも、大いにある。ならば、
連合国にちょっと裏廻しで恩を売っておくのも悪くあるまい…ッテアンタ!!!!
やだよあんた!ここバチカンのおひざもとじゃん!じゃ、一も二もなく悪者装え
ゆわれたらそのとーりにするやん!…ひでー。ひどすぎるハナシ。ま、真っ先に
逃げて傷が最も浅いのはそういうわけだ。
ドイツ。ここは、もう少しかったるい。確かめたわけではないが、600万人の
ユダヤ人を殺した、というあらぬ汚名を「トキが来るまで」負って耐え続けるなら、
原子爆弾を落とす事だけはやめてやるが、どうする?ドレスデンで懲りてないのか?
…で、チョン。
ヒトラー?誰だそれ?
さて。ここからは連合国側の誤算だ。物質物量作戦の大成功に大喜び、我々は正しかった
というわけで、アメリカは大いに盛り上がる。金本位制を崩してイギリスを盟主国から
表面上追い落とす事にも性交し、まさにこの世の春。ポニーテールとチェックのワンピ。
オールディーズ。
…ン?…なにか、おかしい…。気のせいか…。
気のせいではなかった。60年代に入ると、それはもう痛みを伴って明らかになった。
地球規模の若者の反抗。これは、シナリオに無い!
日本は、精神主義をとった。それは、ばかげたこととしてとらえられている。
しかし。
確かに戦争には負けた。が、既に、今までの普遍的な人類、とは能力に彰かな
差異のある、新人類に、進化してしまった。それは、その教育を疑わなかった者
たちだ。肉体に殆ど変化は無かったが、脳に彰かな変化が。教育を面従腹背して
いたやつらは、進化していない。残酷な紙が賜杯する。
「負けるが勝ち」
まさかと思う古い言い伝えに、この国の誰かが、賭けた。戦いにのってしまった
のだから、勝つか負けるか、そのどちらかしかありえず。のせられたことを
悔やんでももう遅い。狡猾な国民の突き上げは国体を崩壊させかねない。
そして、今。あなたなら、どうする。
#…って話なら、面白いよねぇ。こわいくらいにネ!
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2006年04月14日
11:10
メルヘンひじきごはん
つ【BGM:material girl】
BGMはレベッカのあれでもいいな。
ハートはなんばわんすたいる♪ ってやつ。
つまりだ。ミッドウェーまでアメリカはry
404 :
のぷ:2006/04/14(金) 15:26:38
405 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/14(金) 16:01:58
信ちゃんこんなところにいたの?
こんなところとはなんだこんなところとは
407 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/14(金) 20:07:58
408 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/14(金) 20:54:17
409 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/14(金) 23:45:32
家族の団らんが怖い。
毎日顔をあわせているのにおれの毛量の変化に気付かないわけがない。
風呂から上がり食卓につく。右に母親、左に妹がいる。
正面のテレビからは映像と音声が流れているが、今のおれには意味を
持っていない。
母親がおれの頭を眺めている。
このひとは物事の本質を見抜ける能力があるのか、それとも見たままを
言葉に置き換えているだけなのか分からないときがよくある。
あのときの問い掛けもそうだった。
「床屋に行ったとね?」
予想外の言葉にもう一度聞き返してみたいくらいだった。
確かに、街の床屋で何の注文もつけずにいると、仕上げにヘアスプレー
でガチガチに固められてしまい、見ようによってはこんな頭にされてしまう。
おれは、乾いた口のなかを飯粒でいっぱいにし、テレビの方向を向いてる頭蓋をたてに振った。
母親はまだ眺めている。
「何か最近増えたごたるね?」
頭皮は汗をかいていて物体を内側から濡らしている。
「ケイコもそう思わんね?」
妹はおれの方を一瞬向き、ふ〜んと言っただけで、すぐにまた熱狂的な眼差しをテレビ画面に向ける。
ギザギザにカットした前髪を画面いっぱいに揺らしながら、全身タータンチェックの服を着た男性グループのボーカルが歌っている。
410 :
1/3:2006/04/14(金) 23:50:23
無言のまま授業が終わり、無言のまま帰途に着く。話せないわけじゃない。
話したくないわけでもない。
でも、結局今日も一日、一言も会話を交わすことがなかった。
入学当初は、話しかけてくる人も何人かいた。しかし、俺がどこまで他人に踏み込んで
いいのか、どこまで自分を出していいのか、その加減がわからず、戸惑っているうちに
離れていく。やがて、俺には関心を持たなくなるのだった。
状況は、この学校に進学する前となんら変わりはない。以前は気にも留めていなかったのだ。
ただ、変わってしまったのは、帰る場所だ――。
「ただいま」
俺は家の鍵を開ける。誰もいない部屋。それでも挨拶をしてしまうのは癖になってしま
っているから。この春まで俺は家族と暮らしていたのだ。
ポスンと乾いた音をたてて荷物を置き、リモコンを拾ってテレビをつける。
ブラウン管の光が部屋を彩り、デジタル復調された談笑が響いた。
「ふぅ……」
俺はため息をつく。テレビは部屋に表面上の賑やかさを与えてくれるが、
心を満たしてはくれない。
ここ五日間ほど誰とも会話を交わしていなかった。
俺は、携帯電話を手に取る。
ディスプレイに電話帳を呼び出し、閉じ、また呼び出す。
……五日も空けたのだからいいだろう。
俺はそう自分に言い聞かせると、登録番号0番を呼び出した。
コール音が鳴り響く。
待ち焦がれるように、その音を聞いた。
『はい、綿貫です』
声を聞いた瞬間、電話を切りたい衝動に駆られた。
『ああ、なんだ裕也お兄ちゃんか』
電話機のナンバー表示を見たのだろう、その声は言った。
俺には、今時珍しく兄弟が多い。
その兄弟のなかで唯一、俺はこの妹が苦手だった。
人の心を見透かしたようなことを言い。しかも、それが正鵠を射てるのだから
始末に終えない。
411 :
2/3:2006/04/14(金) 23:51:23
家族を軽視し、外にばかり関係を求める性格も俺とは合わなかった。
『で、何? また寂しくなって電話かけてきたわけ? 残念でした。
いま家にはあたししかいませんよ〜』
「みんなは出かけてるの?」
俺はなんとか感情を抑えて聞く。
『うん、そう。いつものお食事会ってやつよ。まあ、あたしは用事があったから
残ったんだけどね』
こいつのこういうところが嫌いだ。
「そうか。じゃあ――」
だが、聞きたいことは聞けた。そういうことなら、あと二時間ほど待って
かけ直せばいいだろう。
俺が電話を切ろうとすると、妹が口を挟んだ。
『あのさー。ちょっと待ちなさいよ』
「何?」
俺は不機嫌を隠さずに応じる。
しかし、妹はそんなことは一切気にせず話を続けた。
『いい加減さ、こういうのやめなよー。人恋しいなら、そっちで知り合いを作れば
いいじゃない。
ってもさ、裕也お兄ちゃんには難しいのはわかるよ。でも、とりあえず趣味とか
作ってみたらどう?
まあ、いきなり作れって言われても難しいよね。で、考えたんだけど、
植物とか育ててみる気ない?
裕也お兄ちゃん、生き物とか育てるの好きだったじゃない。けど、アパートの
一人暮らしで生き物飼うってのも結構大変でしょ。
だからさー、植物とかどうかなって思うわけ』
妹は抑揚を弾ませ、テンポを刻みながらはっきりと話す。聞いているうち、
その言葉はすんなりと染み入ってくる。認めたくはないが、これは一つの才能だと俺は思う。
『まあね、どうするかは裕也お兄ちゃん自身の問題だけどさ。調べるくらいはしてみたら?
裕也お兄ちゃん、そういうの得意でしょ』
「ああ」
俺はつい肯定の返事をしてしまう。
412 :
3/3:2006/04/14(金) 23:52:27
『よかった。一応心配してるんだからね。んじゃあ、がんばりなさいよー』
そう言って一方的に電話は切れた。
「ふぅ……」
俺はため息をつく。
でも、なんだか気分は軽くなっていた。
「植物ね……、調べるくらいはしてみるかな」
俺はパソコンの電源を入れる。旧型で、ターミナルも同然のスペックだが、
調べ事と文書作成くらいにしか使わないので問題ない。
カスタマイズを重ねたエージェントを立ち上げて、それらしいワードを入力。日記や
掲示板等を対象外とし、情報系サイトをメインとしてセマンティックウェブに走らせた。
---------------
導入部だけですが、酷評お願いします。
前スレの763を批評を元に一から書き直したものです。
馬脚を現したらいけんよ。ネットで集められる情報など、殆ど屑に過ぎず、
それに心血注ぐと言う事は俺は頭が悪いですと告白しているも同じだ。
俺ソフトウェアの大学にも通ったのだが、エージェントとはつまり何も
とりたてて目新しい時代を切り開く仕事をしないことを宣言するための
プログラムと理解している。
本当にヤバイ情報は決してネットにはあげられないしあげてはならない。
俺のPCは四六時中ハッキング受けててHDDがアクセスしっぱなし、
ひどい時は一字打ち込むのに数十秒かかる。
そういう中で活動するあたりまでとりあえず至ってからカッコつけても
まったく遅くないぞ。
ちょっと訂正。情報系サイトこそを除外しろ。
日記と掲示板。そこにしか、ネットで得られる有用な情報は無い。99%そうだ。
99%をそうして集めてから、情報系は廻れ。俺はそうしてる…っつか、情報系
まだありがたかったこといちどもねーよ。マジ。
よろしくない。nyやったことあるわけねえ。
ウイルスバスター全く役に立ってない。軽々とそいつがフリーズする。
まあ
>>392-393くらいのレスが書き込むたびにつかないと、実になる事うp
してるとは言い難い。俺ほどネットでチョン規定されたやつは日本で他に
いるわけが無い。
419 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 01:05:53
そろそろ雑談やめろ
また酷評スレのリズムが崩れる。
以降文章晒しと酷評の書き込みのみみを認める
爽快オーナー。
ニー。
421 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 01:24:14
昔勤めてた会社で、先輩が夏場あまりの暑さで帽子を被らず作業していたらすぐに課長に見つかって
課長:帽子は頭を保護するもの。安全上着用は社員の義務。帽子被れ。と注意された。
すると先輩はいきなりはさみを取り出した。これはやばい。課長刺されるかも。と見ていた誰もが思った。
すると先輩はそのはさみを使っていきなり帽子に穴を空けはじめた。
みんな先輩の突然の行動であっけにとられてただ見守るしかなかった。
幼稚園児が紙切りしたような見栄え無視で仕上がった帽子を誇らしげに
被って作業を再開した先輩。 そんな先輩に俺はやばいと思ったが ”ちょっとだけ漢をみた。”
しかし今度は課長が納まらなかった。
課長:何のつもりだ?だいたいそのボロボロの帽子では頭部の保護にならない。
外部のお客さんがみたらなんて思う?いいから事務の○○さんに言って新しい帽子をもらいに行け!
先輩:このくそ暑いのに頭蒸れてこれ以上禿げたら課長が責任とってくれるのか?
俺は怪我より髪の毛のほうが大事だ。俺を注意する前にクーラーつけるのが先だろ!!って凄い勢いで凄んだ。
明らかに課長が正しいが、クーラーの件はここで作業しているみんなも思っていたことだった。
課長:クーラーとか設備の件は社長にいってくれ!とにかく帽子未着で作業はさせられない。
事務の○○さんに言って新しい帽子をもらいに行け!納得がいかないなら今すぐ家に帰れ!
先輩:タダでさえ気分悪いのにお前の愛人の○○から帽子なんかもらえるか〜と言い残しそのまま帰ってしまった。
ということでみんなその日は仕事にならなかった。俺は先輩の仕事を引き継いで残業することとなったけど。
422 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 01:25:04
翌日、先輩はなに食わぬ顔で出社していた。帽子もちゃんと被ってった。 またその週にはクーラーの業者もきたw
先輩が課長に謝罪をしたとかしないのかは不明だが、8月末で事務の○○さんが逃げるように会社を辞めて
年末には課長が会社を辞めた。
俺はその翌年、今の会社に転職したが、先日5年ぶりに居酒屋でその先輩と偶然再会。
ずいぶん雰囲気が違っていたから声をかけられるまで先輩とはわからなかったよ。
居酒屋は1次会だけにして自分は連れと別れ、先輩に誘われるまま別の居酒屋で飲みなおした。
近況報告と途中やっぱり帽子事件で盛り上がったw なんと先輩、今ではその会社の課長さんだそうだw
自分:そういえば先輩、ずいぶん感じが変わったから最初わかりませんでしたよ。ちょっと恐る恐る言ってみた。
先輩:あれだけ帽子を被るのがいやだったんだけどな。
先輩はちょっと照れくさそうに微笑んだ。
423 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 01:27:36
409
>テレビからは映像と音声が流れているが
はあ? テレビからは映像と音声が流れているくらい知ってますがww
>物事の本質を見抜ける能力があるのか、それとも見たままを
>言葉に置き換えているだけなのか分からないときがよくある。
はあ? だから。
>確かに、街の床屋で何の注文もつけずにいると、仕上げにヘアスプレー
>でガチガチに固められてしまい、見ようによってはこんな頭にされてしまう。
はあ? だからwww
>あのときの問い掛けもそうだった。
これは過去の追憶話?
その後に、母親はまだ眺めている、って現在進行形なの?
>頭皮は汗をかいていて物体を内側から濡らしている。
はあ? だからwww
>妹はおれの方を一瞬向き、ふ〜んと言っただけで、すぐにまた熱狂的な眼差しをテレビ画面に向ける。
読者も一瞬、ふ〜んと言っただけで、スルーしたい気分。しかし、毛が薄い、でよくも面白くない話を
これだけ、のばせられるのには関心したよwwww
424 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 01:32:11
410
>前スレの763を批評を元に一から書き直したものです。
前スレ知らないけど、一から書き直したにしても、酷い文w
>ポスンと乾いた音をたてて荷物を置き、リモコンを拾ってテレビをつける。
→床にほうり出した鞄がポスンと乾いた音をたてた。リモコンでテレビをつける。
>デジタル復調された談笑が響いた。
はあ?
>コール音が鳴り響く。
はあ? 鳴り響くのは、かけられた方。
→コールした。
>俺には、今時珍しく兄弟が多い。
→俺には、少子化の時分に珍しく兄弟が多い。
はあ? 白菜にも解りやすいようにねww
425 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 01:32:56
(続き)
>植物とか育ててみる気ない?
人恋しいなら植物を育てろ、と酷い妹なら、それに納得する俺も莫迦っぽいwww
>俺はパソコンの電源を入れる。旧型で、ターミナルも同然のスペックだが、
>調べ事と文書作成くらいにしか使わないので問題ない。
> カスタマイズを重ねたエージェントを立ち上げて、それらしいワードを入力。日記や
>掲示板等を対象外とし、情報系サイトをメインとしてセマンティックウェブに走らせた。
はあ? だから? 自分にとって凄い事も他人からみればどうでもいい事なんだよなww
あと文中に俺が多杉ww 面白くも無いクソ文www
俺も寂しいからと動物を飼ったりするのは愚の骨頂だとずっと思っていた。
けど、猫が何故かすり寄ってくる身体になってしまって、心が変わって
しまった。心の優しい人に動物はなつくとよく言うが、あれはまったくの
嘘だ。いざとなったらその動物をぶっ殺すか、そんな動物生きようと
くたばろうとどうでもいいと心が荒んでないとなついてこないものなのだ、
と、俺は俺の心を知ってるから、悟った。可愛がりたい可愛がりたいだった
ガキの頃は、俺に見向きする動物など一匹だっていやしなかった。
忘れられないのは、地域猫ということにして餌だけかったるく与え続けてた
雌猫が4匹の仔猫を産み、生き残る奴だけ生き残れやと、近づいてくる母親に
なったその猫にだけ餌をやっていたところ、ある日その母猫が与えた魚を
残すからどうしたのかと思っていると、口にくわえてまっしぐらに仔猫たちの
元へとかけていったのを見た。
俺はバカだから、その演技に号泣してしまった。
そして、今一匹も猫は残っていない。
猫ですら親子ごっこができるのに、どうして俺たちは出来ていないのか、
それからずっと考えている。
>>410-412 ずいぶん変ったね、というか、180度変っちゃった印象。
前スレでは「さあ、1人暮しを満喫しよう」って感じだったのが、なんとまあ暗い生活になったもんだ。
雰囲気は前スレのほうが好きだったな。
まあそれはそれとして、前スレとは切り離して、酷評します。
>誰もいない部屋。それでも挨拶をしてしまうのは癖になってしまっているから。この春まで俺は家族
>と暮らしていたのだ。
この書き方だと家族全員が事故か何かで死んで1人になったかのようにも読めてしまう。「 変わって
しまったのは、帰る場所だ」というのも「帰る場所の様子が変ってしまった」というふうにね。
なので、後段の妹が電話に出てくる場面がすんなりと頭に入ってこない。
ここは素直に「1人暮しをはじめた/引越しをした」という意味のことを書いたほうがいいと思う。
>人恋しいなら、そっちで知り合いを作ればいいじゃない。
と言う妹が、
>植物とか育ててみる気ない?
と勧めるのはどうなんだろ? 逆じゃないか?
むしろ「植物なんか育てたりしたら、ますます引きこもっちゃって 、知り合いも作れなくなるから
だめだめ。やめときな」とか言いそうな気がする。
今後に期待。
>>395 これはひどすぎる。
>彼は最近考えるようになった。というよりも考える姿をよく見かけるようになった。
>そのときの顔は真剣で、普段の彼とは印象が正反対だった(事実、彼は明るい男だ)。
「考える」は「考えこむ」だろう。
「印象が正反対だった」……「顔は」と来ているんだから「正反対の印象だった」とすべき。
カッコのなかの文章は不適切。「真剣」の正反対が「明るい」か? そもそもこの程度の内容な
らカッコは使わずに本文に織りこむ姿勢を持て。
>僕は気になったが、講義に集中することにした。しかし、なぜか集中できない。
「なぜか」じゃねえだろ! 「気になった」からだろ! ボケとんのか。
>あの教授は厳しいが、こういったマナーに関して一切文句をいわない。
じゃあ何に厳しいんだよ? 「厳しい」といえばまずマナーが筆頭だろうが。
>タイトルは〈玉砕した〉とある。このとき僕は、電柱にぶつかった、ぐらいにしか考えなかった。
「悩んだ顔のまま出ていった」ことを知っていて、気になった「僕」がどうして「 電柱にぶつ
かった、ぐらいにしか考えな」いんだ?
>彼らしくない簡潔な文章だ。
「彼らしくない」と書いていいのは「彼らしい」をきちんと描写してからだ。
顔を洗って出直してこい!
この間、「心って心臓なんだよな」と、メッセで知り合って間もないネッ友さんに
話した。心臓がバクバクするかしないかで生き方のディレクションを決めてる
トンガリ娘がいたってまったく驚かない。いつまで続くかなとは思うけれども。
で、次のレスがまったく思いもよらないものだった。
「じゃあ気持ちは肺ですね」
語るに足る、とはこのことだろう。差別をしたい訳じゃないから誰とでも
等しい顔でつきあいたいと常々思ってはいる。だが、「友達いないんです、がく」
語尾がいつもしょんぼり系の彼でなければ語れない言葉。
「お前友達居ないだろ」と言いさえすればアドバンテージとれると思いこんでる
大凡の何某と、彼を同じに扱えとは、それはそれで酷い話であって。
というわけで、草木にも気持ちがある事が彼のおかげで判った。地球は狭いが、
65億以上の想いを載っけて今日もこの空を飛んでいる。
431 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/15(土) 08:40:09
俺の彼女はエスパーなんだよ。だから、心はすべて読まれてしまう。嘘なんて付けやしない。
ありのままでいるしかない。だけど、すごく楽。彼女は俺のことを百パーセント理解した上で付き合ってるんだし。
俺達はベストカップルで間違いないな。
んっ、何だって? 彼女がお前のことを百パーセント理解してるだけじゃ、ベストカップルとは呼べないだって?
そんなことない。俺も彼女のことを百パーセント理解してるよ。
そう、何をかくそう俺もエスパーなのさ。
心が通じあうって、本当に良いもんだよ。
酷評じゃなくてすまないけど、もう少し驚く落ちを期待したよ白菜君
433 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/15(土) 08:43:40
酷評お願いしますを忘れてた。スマン。
彼女がエスパーネタは↑のほとぼりが覚めた頃にやれよせめて。
あれを超えてやる、ってガッツはあったのかい。
435 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/15(土) 09:18:51
>>434 比べてもらいたくて書いた。
みんなの記憶にあるうちに。
じゃあ改作してみるか。
俺たちはエスパー同士のカップル。はじめからわかってたわけじゃない。
読心だってやり方がある…65億人の意識が一度に頭に入ってきたら
どう考えても処理出来ないだろ?恋に落ちて、わかったんだ。
お互いが表層をなぞっているうちはよかった。ラブラブだなうん。
けれども。深層を覗き込めなかった、怖くて。それは、俺が俺の
深層を知っていたからだ。そして。
あいつも、俺の深層を読むのをためらっていた。
それで、俺たちはそこから一歩も動けなくなってしまった。それが
三年目の夏だった。
とかくらいやってみせろよ、天才。
437 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 09:23:59
421
>昔勤めてた会社で、先輩が夏場あまりの暑さで帽子を被らず作業していたらすぐに課長に見つかって
>課長:帽子は頭を保護するもの。安全上着用は社員の義務。帽子被れ。と注意された。
なんの会社?
>すると先輩はいきなりはさみを取り出した。これはやばい。課長刺されるかも。と見ていた誰もが思った。
>すると先輩はそのはさみを使っていきなり帽子に穴を空けはじめた。
すると、の連続使用ww 空け、はからになるで誤字。使って、はいらない。
→突如、先輩はさみを取り出した。これはやばい、課長刺されるかも、と誰もが思った。
が、先輩はそのはさみで、いきなり帽子に穴を開けはじめた。
>俺は怪我より髪の毛のほうが大事だ。俺を注意する前にクーラーつけるのが先だろ!!って凄い勢いで凄んだ。
>明らかに課長が正しいが、クーラーの件はここで作業しているみんなも思っていたことだった。
はあ? クーラーつける、って職場は野外なのか、室内なのか、わかんねーよww
野外にクーラーつける、はおかしいだろWWWWW
438 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 09:24:33
(つづき)
>課長:クーラーとか設備の件は社長にいってくれ!とにかく帽子未着で作業はさせられない。
だから、なんの作業よ? 課長も作業に参加ですか? なんか草むしりしてるような記述だよなwww
>先輩:タダでさえ気分悪いのにお前の愛人の○○から帽子なんかもらえるか〜と言い残しそのまま帰ってしまった。
>ということでみんなその日は仕事にならなかった。俺は先輩の仕事を引き継いで残業することとなったけど。
おっと、草むしりに残業はありえないかwww なんの仕事なのか、そっちの方がとても気になりますwwwwwwwww
>またその週にはクーラーの業者もきたw
>先輩が課長に謝罪をしたとかしないのかは不明だが、8月末で事務の○○さんが逃げるように会社を辞めて
>年末には課長が会社を辞めた。
はあ? 意味不明。あと日記を読まされてもなぁーwwwww
あれを酷評するならこうだ。
禿は男性ホルモンの異常分泌から起きる。ということは、過剰な
セックスをしているということだ。幼少時にセックスした女も、
女性ホルモンの異常分泌から巨乳になってしまうのと同じで。
帽子で蒸れるくらいで禿になるくらいなら、野球選手は全員禿
じゃなければおかしい。
となると、なぜ先輩は○○さんと課長の不倫を知っていたのか?
そこが鍵になる。○○さんが慌てて退職した訳ともども。
つまり、そんなに美しい話でもないというわけだ。それが大人の
世の中とされていたところに、これまでの誤りがある。
「あのこもいいなーでもあのこもいいしー」のままだった、子供の
世の中なのを、大人の恋などといいつくろっていただけだったと。
その一つに過ぎない。
更に言うならば、先輩ははじめから課長になるつもりだったのだろう。
先輩の妻とベッドでどんな話をしていたのか。先輩の妻は先輩とセックス
するまで処女だったか。
まあむき出し始めると止まらないからこれくらいにしておくが、大人ってのは
罪に堕ちてから慌てて蓋をせざるをえない、蓋をし続ける事が生きる事に
なってしまってる生き物だということだ。だから、大人しい。
それでも俺たちはな。罪にまだ堕ちていないなら、願いを胸に抱いて生きることが
出来る。言うまでもなく、大人の轍にはまることも出来る。どちらを選ぶかだ。
俺は、誰にも幸せになって欲しいから敢えて書くがね。受け容れるかどうかは
勝手にしろ。
>>410-412 細かい粗はあるものの導入部としてはそんなに悪くない。
うだうだ純文もどき文芸誌系としてみればということだが。
そうは言っても、問題はここから後の展開をどうするかだ。
一度話を作ってみて、それから冒頭を推敲してみたらいいんじゃないかな。
ちなみに、冒頭は
「ただいま」
からにした方がいいんじゃないか。
参考になるかどうかわからないが、こんな感じ。
「ただいま」
俺の声が無人の部屋に吸い込まれる。
まだ口癖が抜けない。この春まで家族と暮らしていたためだ。
冒頭のこの時点で
>俺
はちょっと変だぞと思わせて、次につなげる。
同じ家の作りなら勘違いもありえるが、
一人暮らしの部屋で、ただいま、なんて言うのはおかしいという意識を持っていた方がいい。
まあ、細かいところは別にして、これからどう話を作っていくか、
頭の中をシフトさせた方がいいと思うが。
443 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 09:57:15
>>愚頭白菜
俺の彼女はエスパーなんだ。すげえだろ。
だから、心はすべて読まれてしまう。嘘なんて付けやしない。
ありのままでいるしかない。だけど、それがすごく楽。彼女は俺のことを百パーセント理解した上で付き合ってるんだし。
俺達はベストカップルで間違いないよな。
んっ、何だって? 彼女がお前のことを百パーセント理解してるだけぢゃ、ベストカップルとは呼べないだって?
そんなことはないさ。俺も彼女のことを百パーセント理解してるよ。 そう、何をかくそう俺もエスパーなのさ。
だから、彼女に読ませている、俺の心は真の俺の心ではない。彼女は俺を善人でやさしい、思いやりのある人間だ、と
尊敬してくれているようだ。お笑いだぜ、まったく。
最近の彼女は鬱陶しい。そろそろ潮時だろう。最後に本当の俺の姿を見たら、彼女はどのぐらい驚愕するだろうか、
今晩が待ちどおしいぜ。
今晩、彼女は死ぬ。信頼する俺の腕の中で。俺の腰に捲かれたベルトに絞められて……。
心が通じあうってのは、実に良いもんだよ。
ブラック・ショートショートは、こう書くんだよwwwww
444 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 10:07:25
439
>俺がウザイとネットに書き込むのは7年目にしてこれが初めてだ。
酷評とはウザイもの。野次なんだから。
7年目にして初めてウザイとネットに書き込んだとは、
真の酷評家を見たのですねwwwwww
違うな。こう続けろ。
さあ、いよいよ今晩その時だ。ラブラブさを演出するために、二人で
いちゃいちゃシャワーで愉しんでから。あいつも粋な事を提案するじゃねーか。
美しい裸だ、いつみても。これを冷たいむくろに出来る…考えただけで
俺は勃起してしまった。それをさかなにまたふざけあう。その浮ついた
ムードもまた罠でありあいつが何故か片手を後ろにしたままなのか
その訳を悟った時
俺は照明にきらめく光が頭上から振り下ろされるのを見t
446 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 12:00:50
>>445 その晩、レストランでディナを済ませると珍しく彼女が、早く二人っきりになりたい、と
切望して来た。彼女が欲情している。二人はラブホでシャワーを愉しんでから、
ベッドインとなった。美しい裸体だ、いつ観ても。これを冷たいむくろに出来る…空想しただけで、
俺は激しく勃起してしまった。殺すのがほしい。ふざけあう二人。彼女が、欲しい、と云う。
体内を…嫌う彼女に背を向け、素早く避妊具を装着した。
彼女が起き上がる。振り返った刹那――、頭上から振り下ろされる照明にきらめく光と、
彼女の瞳から頬に伝う水滴を、俺は見た。
445文は女の方がうわて、悪女という内容。ただ、それだけ。
私の文には、哀愁がある。
ただ私なら
>>443文の
>最近の彼女は鬱陶しい。そろそろ潮時だろう。
を
→最近の彼女は鬱陶しい。しかも、最近はバッグに包丁を忍ばせるあぶなっかしさ。
そろそろ潮時だろう。
にして、
>>445文の効果を狙いますね。読解力あればこれだけで445は連想出来る。
445は戦慄を文章化したもの。オチが分かってつまらなくもあるww
文章にあえて書かずに読者を戦慄させる方法、こちらの方が怖い場合もあるわけです。
447 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 12:29:31
448 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 15:31:17
>>446 ようメディチ・ド・ブンドル。薔薇の花は装着済みかい。
冗長って言葉知ってるか。のんびりあくびしながらは人は殺せない。
偽りのあくびは緊張を悟られるからな。殺すか殺されるかっていう時を
過ごしてから偉そうな口を叩くんだな。
449 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 15:33:10
>>444 いやぁ。常々俺が宇宙一の低脳だとばかり思っていたが、
宇宙は広いな。
>437-438 長文の評価乙です。自分は>421-422の書き込みが初めてで>439さんは自分ではありません。
>なんの会社?
>だから、なんの作業よ? 課長も作業に参加ですか? なんか草むしりしてるような記述だよなwww
モデルの会社はプレス加工を請け負う町工場といったところです。
まさか草むしりを想像されるとは思ってもいませんでした。
会社がはっきりしていれば『課長が草むしり・・・』にはならなかったですね。
また会社で帽子着用義務といったら工場関係を容易に連想できると思っていました。
だったら初めから工場という設定にすれば良かったですね。はい。
>すると、の連続使用ww 空け、はからになるで誤字。使って、はいらない。
>→突如、先輩はさみを取り出した。これはやばい、課長刺されるかも、と誰もが思った。
>が、先輩はそのはさみで、いきなり帽子に穴を開けはじめた。
ご指南ありがとうございます。それから あなをあける=穴を空ける が正しい表記で
当然そのまま文章に引用可能なものだと勘違いしておりました。
ただ 穴を開ける。ではなんとなく抵抗があるので今回は 穴をあける。 としてみます。
>はあ? クーラーつける、って職場は野外なのか、室内なのか、わかんねーよww
これも クーラー=室内 が普通で指摘箇所となるとは思ってもいませんでした。
でも明らかにこの辺りの文章もおかしいですね。前後の文章にも気をつけます。
>はあ? 意味不明。あと日記を読まされてもなぁーwwwww
そうかもしれないですね。自分としては ”俺”という人物が会社をやめる前の出来事で
既に知り得ていた情報で5年後の伏線と思っていたのであえて書きました。
日記風とのご指摘ですが ”俺”という人物からしたら ”先輩”ほどこの二人に
対して興味がないという設定だった事と5年後の話が弱くならない様にと思ったのでサラッと流しました。
2レスにわたってのご指摘ありがとうございました。
俺が中3のとき近所に引っ越してきた高1の女の子がいた
親同士が友達だったということで結構家族ぐるみで
付き合ってて、ある日彼女の学校の運動会に家族で招待された
彼女の学校は女子高で当時ブルマを採用していたが
俺は小中ともブルマでない学校だったのでそのとき
初めてブルマを見ることになった
校門をくぐってグラウンドに入るとそこには
ブルマ姿の女子がうじゃうじゃで最初は目が点になった
「何これ?なんでこんな恥ずかしい格好で外に出てんの?」
という感想。本当はすごく見たかったけど照れ隠しで
ずっと携帯をいじっていた。しばらくすると
彼女がわれわれのもとにやってきて「あ、来てくれたんですね」
と挨拶した。ややハイレグ気味のブルマから伸びる白くてスベスベの脚に
一瞬釘付けになったがジロジロ見ちゃいけないと思って
すぐ携帯に目線を移した。しかし彼女が去っていくときに
見せる後姿、歩くたびにムチムチといやらしく動くお尻は、
視線をはずすことが出来なかった。それから帰るまで、
親はなんとも思っちゃいなかったんだろうが俺は
家族でエロ映画を見せられているような気分で過ごした
もちろん帰ってから彼女やその他の生徒を思い起こして
抜きまくった。あのとき以来俺はブルマにとりつかれることになった。
それから体育祭ビデオなどを集め続けているが
あのときの衝撃に勝るものはないと言える。
>440-441
長文のご指摘ありがとうございます。
今回、偶然ここに辿りついて記念に書き込んでみました。
初めてだったので、下手な文章でも読み手の方が我慢できそうな
2レス以内にまとめる事を目標に書いてみました。
今後、長文に挑戦するかはわかりませんがその時はご指摘頂いた
事を参考にしてみようと思います。
>426さん レスありがとうございました。
>>451 あなたはブルマにとりつかれているはずです。
しかし、ブルマにとりつかれている男にしては、ブルマについての描写が貧弱です。
もしも、あなたがほんとうにブルマにとりつかれているのならば、
もっとブルマについて読者に伝えたいことがあるはずです。
あなたのブルマ体験について、もっとくわしくわたしに教えてください。
あなたしか知らないブルマの魅力について書いてください。
いまの文章では、あなたのブルマ体験に共感することはできません。
わたしは、あなたがブルマ体験について、読者の共感を得たいと考えているものとして、
レスを付けました。
しかし、あなたが「ブルマに頓着している男って、気もちわるいよね」と感じ、
それを伝えようとしているなら、わたしの指摘はまるで的外れでしょう。
この場合、文中の「あなた」をもっと戯画化するべきです。滑稽に、哀れに描くのです。
どちらの場合にせよ、あなたの文章にはテーマがありません。
厳密に言えば、目立ちません。
あなたがなにを伝えたいのか、一度考え直し、それを前面にだしてください。
描写だけでなく、構成を変える必要も出てくるでしょう。
>>451 これはひどい。
句点の存在しない国の人なのかな?
>>409 > 毎日顔をあわせているのにおれの毛量の変化に気付かないわけがない。
読点が必要。
ちなみに俺が書くなら、出だしの勢いを殺さないために倒置を使う。
> > 家族の団らんが怖い。
> > おれの毛量の変化に気付かないわけがない。
> > 毎日顔をあわせているのに。
> 右に母親、左に妹がいる。
> 母親がおれの頭を眺めている。
役者を二人配置したのに、片方の描写のみ続けている。
母親が「俺の頭を眺めている」なら、妹は何をしているのか、
対比で始めたのなら対比した描写を挟んでおかないと、
読者は妹の存在自体を忘れてしまう。
> あのときの問い掛けもそうだった。
「あのとき」が不明確。
どこからどこまでが「あのとき」なのか、明示していないから読んでいて混乱する。
いらいらする。いらいらする。
【総評】:
とにかく状況説明が下手。
頭の中のカメラで切り取っている、作者のフレームが全く描写できていない。
> 頭皮は汗をかいていて物体を内側から濡らしている。
物体って何だよ。
よくもここまで独りよがりな文章を書けるものだ、と逆の意味で感心する。
友達と会話してて、「物体って何だよ」って質問されないか?
友達と会話してる時、訊かれた部分を説明しているのなら、それをそのまま作中に書くべきだし、
友達がいないなら、小説を書く前に、「物体って何だよ」って質問してくれる友達を作れ。
>>427 > 忘れられないのは、地域猫ということにして餌だけかったるく与え続けてた
> 雌猫が4匹の仔猫を産み、生き残る奴だけ生き残れやと、近づいてくる母親に
> なったその猫にだけ餌をやっていたところ、ある日その母猫が与えた魚を
> 残すからどうしたのかと思っていると、口にくわえてまっしぐらに仔猫たちの
> 元へとかけていったのを見た。
「忘れられないのは〜(中略)〜見た。」
主語と述語が合ってない。
モノホンの池沼にしか書けない文章。
> 俺はバカだから、その演技に号泣してしまった。
お前がバカだから、お前の文章に号泣してしまったよ。
入院しろ。薬飲め。
458 :
1/3:2006/04/15(土) 19:19:34
お手数ではありますが、酷評をお願いします。
ふと気がつくと川辺で石を投げていた。手ごろな石を掴み、思い切り振り被って力いっぱい放り投げる。
そうすると石は川を越え向こう岸まで飛んで行き落ちたところにある石を弾き飛ばして地面に落ちる。
弾き飛ばされた石が時々こっちの方まで飛んできて、小石の幾つかが自分の頭やら足やらにパラパラとぶつかって来るが、
そんな事はお構いなしに俺は石を投げ続けた。すると段々と跳ね返ってくる石が大きくなってきてがんがんと頭にぶつかって来る。
たまらなくなって投げるのを止めたが、それでも石はどんどん大きくなって絶え間なく飛んでくる。
遂に耐え切れなくなった俺は走って川原から逃げ出した。それでも石は飛んできては俺の頭にぶつかって来た、
痛さと怖さで泣き出しそうになった時、不意に頭の奥からコンコンと何かを叩く音が聴こえてきた。
「さっさと起きろ」
その声と共に視界が切り替わり、目の前には見慣れた天井が広がっている。
仕事を平均的にこなし平均的な収入を得る、人目を惹くほどの容姿でもなければ趣味だって月並み。
俺は平凡な人間だ。
そんな平凡な俺にも特技のようなものはある。
自分以外の人からは寝起きが良いという月並みな言葉で表されるそれは、
物心ついた頃から三十に手が届こうとしている現在まで休むことなく使われてきた。
毎晩、必ず夢を見る。夢の内容は日によってバラバラで取り止め無いが頭の中からコンコンと音がして
「さっさと起きろ」
という声と共に終わるのが常だった。そして目を覚ますと時計はいつも午前六時を指している。
その声に聞き覚えは無かった。しわがれていて高圧的に響く声は、話の中だけでしか知らない気難しい賢者や、冷酷な支配者を思わせる。
しかし、俺の人生がそういった人達のそれと接触したことは無い。
459 :
2/3:2006/04/15(土) 19:20:05
今日は平日で仕事もある。ようやく布団を這い出す気になった俺は、枕もとに置かれている時計に目をやった。
5:00
古いデジタル時計の数字は今まで見た事の無いものだった。その意味を考える前に体が揺れた。
初めは小さな揺れだったそれは次第に大きくなり、体だけでなく机やテレビのような重い物までがガタガタと震えだした。
布団を跳ね上げ飛び起きる。恐怖に駆られ本能的に走り出そうとした瞬間、地面からの突き上げられるような衝撃に足を掬われた俺はうつ伏せに布団の上に突っ伏した。
慌てて起き上がろうと顔を挙げ・・・・・・
ふと気が付くと、俺の体は病院のベッド上に点滴やら酸素吸入器やらを取り付けられて横たり、俺の意識はそれを上空から見下ろしている。
その光景はなんとも月並みなもので、ああ、俺は死んだのだなと理解できた。
俺の死体の横には家族と白衣をきた医者と看護婦が揃って、皆一様に暗い顔をして俯いていた。
月並みな光景ではあったが心が痛んだ。彼らに声を掛けようと口を開いたとき、頭のなかでコンコンと音がした。
「さっさと起きろ」
ふと気が付くと、耐えられない不快感と激痛を体の各部位が脳に訴えてきた。俺は喘ごうとしたが声が出ない、喉は水をくれと訴えてくる。
水のある場所に行こうと足と手に動くよう伝えるが、足と手は上になにか乗っかっていては動けないと訴えてくる。
肉体の全部位が訴えてくる。苦しい、痛い、痒い。それらを個別に処理しきれなくなった脳と神経群はなにもかもを一緒くたにしてのたうちまわる、それに併せて感情ものたうちまわる。
口だけがぱくぱくと動き声にならない悲鳴をあげる。
ああ、さっきの夢のように綺麗に死んでしまいたかった。死ぬのは不幸なことだけど、こんな苦しみの中で生きることの方がよっぽど不幸じゃないか。
舌噛み切れば死ねるだろうか、舌を突き出し歯を押し付ける。力を込めても舌は噛み切れない、まだ心のどこかに生きることを望む心があるのだろうか、
それとも俺はもうそんな力も無いほどに衰弱してしまったのか・・・・・・その時コンコンと音がした。それは頭の中からではなく頭のずっと上、自分の上に乗っかっている物の上から聴こえてきた。
音だけでは無い、声も聞こえる。人を探す声だ、俺を探す声だ。
叫んだ。最後の力を振り絞って叫びつづけた。
460 :
3/3:2006/04/15(土) 19:20:48
しかし、それも声にはならなかった。コンコンという音と人を探す声はやがて聞こえなくなり、俺も力を失い口を動かすこともできなくなった。
痛みも痒みも苦しみも、そして感情もぼんやりとして転寝のあとのような気だるさに包まれる。そんな夢のような現実感の無さが、俺の意識を再び覚醒させた。
これはまだ夢の続きなんだ。一度目を覚ましたと思ったあの瞬間も俺はまだ夢の中に居たんだろう。
その証拠に時計は普段ならありもしない時間さして居たじゃないか、これは夢なんだ。
そう思うと、痛みも苦しみも喉の渇きも感じられなくなったような気がした。やっぱり夢だ俺は確信した。
その時、思ったとおり頭のなかでコンコンと音がした
「残念だけど、これは夢じゃないんだ」
461 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 19:24:05
448
>のんびりあくびしながらは人は殺せない。
>偽りのあくびは緊張を悟られるからな。殺すか殺されるかっていう時を
>過ごしてから偉そうな口を叩くんだな。
はあ?
大人が幼児を殺す時、信頼、安心しきっている無謀身の者を殺す時にあるのは、
スリル的緊張でしょう。446は、それを書いたつもり。
あなたも緊張にとんだ殺人シーンを書いてみればいい。
酷評させていただきますよw
手本を示して、偉そうな口を叩くんだなwwwwwwwww
449
いやぁ。あなたが宇宙一の低脳で、間違いないですよ。
私は少なくともスレのルールにしたがって酷評をし、感謝されている(
>>450参照)
あなたは、スレのルールも理解出来ない宇宙一の低脳wwwwww
宇宙は広い。
462 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 19:24:51
>>450 >自分は>421-422の書き込みが初めてで>439さんは自分ではありません
分かっています。私クラスになると文章を観れば判る。439には、あなたの文章を書く知能すら感じない。
448と449は同一か、又は同知能レベルwwwww
>あなをあける=穴を空ける が正しい表記で
あなをあける、は動作で、穴を開ける。
いえをあける、は状態で、家を空ける。
>まさか草むしりを想像されるとは思ってもいませんでした。
工場で働いた人だけが読者ならいいのですが、読者は多種多様です。
あなたの文は、作者が分かるから、読者も分かる、だろう的な文章になっています。
最初から巧い文章は書けないでしょうが。
私、ぐらいかなwwwwwwwwww
>>409 >>456さんの批評は、私の批評
>>423 とほぼ同意見。
>>456の方が親切ではある。
463 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 19:48:02
>>450 追加説明
あなをあける、は動作で、穴を開ける。
いえをあける、は状態で、家を空ける。
文章は、
>すると先輩はそのはさみを使っていきなり帽子に穴を空けはじめた。
動作なので、穴を開ける。
穴を開けて、穴があいた状態(過去形)を言うのなら、穴を空けた、穴を開けた、どちらでもいい。
>>458 読んだよ。俺は文章の作法も知らんような大馬鹿者だが、内容について少々。
面白かったよ。ここのスレには読むに耐えない暗い話や、パーな話が出てくるが、
おまいさんの文章はオチがアレながら、面白く読めた。
こんな調子で長編に挑戦してくれや。俺もがんがるよ。
お互い精進しような。ノシ
>>458 同じ表現の多用が気になった。
月並みなっていうの。
あと、1書き込み目の最後の文章は
俺は今までにそういった人々と接触したことはない。
でいいと思う。
あと、状況がわかりにくい。地震でも起きたのか?主人公はどうなったんだ?
466 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 20:58:32
午後の授業が始まって十分。
俺はひたすら笑いをこらえていた。周りのやつらの私語が一切無いことから、緊張した空気は肌でよく感じられた。彼らは俺を待ってるんだ。
黒板は清水先生によって半分以上を白く染められていた。そして、彼がミスを犯した今――俺による清水いびりが始まる。
「先生、そこ間違ってます」
俺の声が教室に響き、清水先生の書き殴るチョークの音が止まった。
「小学校で習うような漢字ですよ。先生もう一度小学校からやり直したほうがいいんじゃないですか?」
俺は馬鹿にしたような口調で言った。清水先生はちらりと俺をみやると、めがねを掛けなおして黒板に向き直る。
「ああ、そ、そうかもしれんな」
必死だった。俺はついに笑いこらえるのが無理になって、
「腹いてー」
といいながら机を叩く。続いて教室中が笑い声で溢れる。
おまえそれ言いすぎだよ。あれでも先生なんだって。あー、まじうける。
俺の独壇場だ。俺のセリフに皆がウけて、さっきまでの雰囲気は色を変えた。さすが俺。
「教師生活もう長くないんだから、気をつけてくださいよー」
と一言付け加えてやる。清水先生は苦笑いを俺に返すと、また黒板に向き直って授業を進めた。授業、といっても彼が教科書の英語の日本語訳を黒板に書いているだけなのだが(笑)
私は447ですが、短い文章ならこちらに直接書いたほうがいいのでしょうか?
『リチャと9人の妹』
1章 1000回目のゲーム
昔々、アザゲームというものがありました。これは2人がそれぞれ1匹ずつ精霊を
召還し、それを戦わせるスポーツです。K国にて発祥した由緒ある伝統的なゲームで
す。K国では毎年8月にアザゲームの全国大会が開かれます。今年でちょうど100
0回目になります。
その準決勝が行われる日、リチャと妹のアリスはテレビを見ていました。
『何と言うことでしょうか!今年は外人選手がベスト4に2人も残っています。「ア
ート兎:イチ」と「IQゴリラ:マツ」です。どちらも日本の選手です。我がK国の
選手イチゴとバナナは記念すべき1000回大会の優勝を守れるのか?いや、何が何
でももらいたい。解説のポロリさん、どうでしょうか』
『アザゲームはK国の誇りです。イチゴもバナナも、その伝統を背負っています。
K国の選手が負けることは100%あり得ませんね』
『まずはマツ対イチゴの試合。両選手の入場です』
結局、この準決勝ではK国のイチゴとバナナが敗退。
マツが1位。イチが2位という結果に終わってしまった。
2章 9人の妹
次の日、次の記事が新聞トップを飾った。
『将軍様大いに悲しむ:昨日行われた第1000回アザゲーム全国大会において、日
本選手に1位2位を奪い取られてしまうという結果に終わった。偉大なる将軍様はこ
の結果をご覧になり「私は非常に悲しい」と仰せられました。将軍の弟様も「今後は
選手の育成を強化していきたい」とコメントされました』
それから1週間後。リチャが学校から帰ると、家の前に黒い車が数台止まっていま
した。母はこう言いました。
『あなたとアリスは今日から別の人の養子になるのよ。元気で頑張ってね』
リチャがびっくりしていると、知らない大人達に無理やり車に乗せられてしまいまし
た。車は走り出し2時間ほどすると大きな建物が見えてきました。隣のシートに座っ
ていた男が言いました。
「ここが今日からリチャ様がアザゲームの特訓をするサラ家です」
建物の中に入ると、リチャとアリスを一人の女性が迎えてくれた。
「リチャちゃん、アリスちゃん、こんにちは。私が今日からあなた達のお母さんよ」
新しい母は事情を話してくれた。リチャの祖父は14才からアザゲーム全国大会を8
連覇した人だった。その優れた遺伝子を持つ孫たちを集めて鍛え、優秀な選手を作り
出すということであった。新しい母は言った
「おじいちゃんの孫は全員私の養子になったの。リチャ以外は全員女の子で、リチャ
が一番年上だから、リチャには9人の妹ができたことになるわね」
469 :
1/2:2006/04/15(土) 21:37:09
>>421-422 >昔勤めてた会社で
「勤めていた」ときちんと書きたい。口語風にわざとこう書いたのかもしれないが、「勤めていた」で
も不都合はないはず。
帽子の着用義務云々をネタに持ってきたのは良い。こういうことは経験した人でないとなかなか書け
ないので話にリアリティを与える。実際に「名札着用義務」で裁判になったりしているしね。読み手に
「自分の知らない世界の話」という期待感を持たせる効果もある。(知っている読み手の場合は「おお、
おれの仕事(世界)のことだ」という関心)。
>幼稚園児が紙切りしたような見栄え無視で仕上がった帽子を誇らしげに被って作業を再開した先輩。
あえて体言止めにして文章にメリハリをつけようとしたのだろうが、この手の小手先の技はクセにな
りがちで、「文章から逃げている」印象を与える場合がある。極力避けたい。
クーラーの件はもう少し工場のことを知らない人にもわかるように説明を入れたほうがいい。なんで
いまどきクーラーもないんだ? と思う人は多いはず。工場の場合、全体を冷房するのは困難な環境
であることが多く、そのために作業員一人一人にスポットで冷風を送る専用機器も開発されている、
とか。
>クーラーの業者もきたw
こういう「w」はおやめなさい。志が低く見える。
それと、
>先輩:このくそ暑いのに
この「先輩:」という書き方。こうしないと会話も書けないのかと思われるし、事実そう見える。練
習のためにも通常の書き方をするようにお勧めする。
470 :
2/2:2006/04/15(土) 21:37:53
>>421-422 >お前の愛人の○○から帽子なんかもらえるか
これは雑。まず「お前の愛人の○○」はくどい。説明的に過ぎる。また「帽子なんか」では”なんか”
は”帽子”に掛かってしまう。この場合は”なんか”は”おまえの愛人”に掛かるはずだ。よって
「お前の愛人なんかからもらえるか」でどうか。
>8月末で事務の○○さんが逃げるように会社を辞めて
「8月末」不適切。冒頭で「夏場」とは言っているが何月のことなのかは不明。7月の話なら2ヶ月
後かもしれないし8月下旬なら数日後かもしれない。幅がありすぎる。
ラストはいいのだが、「先輩がどう雰囲気が変わったか」の具体的な描写が欲しかった。そうすれば
説得力も増すはずだ。
さらに言えば「俺」にもなにがしかの変化があったはずで、その辺へのさりげない言及があるともっと
よかったと思う。
全体の話の雰囲気は好印象。
まずは正統派の文章を書くことを練習されたし。小技を使うのはそれからだ。
471 :
410:2006/04/15(土) 22:23:13
>>413-414 ふむふむ。
ただ、この主人公はハッカーのような特別な技術を持っているわけではありません。
道具の使い方を心得てるだけです。
欲しいのはやばい情報ではなく、植物の育て方という至って普通のものですので。
>>424 酷評ありがとうございます。
>ポスン
書き直してもらったものの方がいいですね。
直させていただきます。
>デジタル復調された談笑
既にデジタル放送に変わっているのです。
>コール音
ここで言うコール音とは、電話をかけたときに受話器から聞こえてくる音のことです。
静かだと意外に響くものですね。
最近では、メロディーコールというコール音を変えるサービスもあるようです。
ttp://k-tai.ascii24.com/k-tai/column/sites/2003/09/01/645723-000.html >→俺には、少子化の時分に珍しく兄弟が多い。
そう解釈できるなら、この短い文でも十分そうですね。
>植物とか育ててみる気ない?
たしかに酷い妹なのですが。
>俺はパソコンの電源を入れる。
凄いとは思ってませんが、やはりくどいかもしれません。
>あと文中に俺が多杉
ゲームで数行ずつ表示されるので、主語は多めにしてあります。
472 :
410:2006/04/15(土) 22:25:50
>>428 丁寧な批評、ありがとうございます。
主人公の孤独をしっかり出しておいた方が、
この後の展開が書きやすく、話に説得力もでるので、
こんな感じになりました。
>誰もいない部屋。
なるほど、そうですね。
表現を変えて素直に書くようにしてみます。
>植物とか育ててみる気ない?
妹が植物を勧めるのは、今後の伏線になってくるかもしれない部分だったりします。
なので、入れておきたいのですが、もう少し自然な流れになるように
考えてみたいと思います。
>>442 続きを書いてからもう一度見直してみたいと思います。
冒頭の書き出しについては、参考になりました。
ありがとうございました。
473 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/15(土) 23:15:08
「あっ、流れ星だ! お願いごとしちゃおうっと。
お母さんの病気が治りますように。ぼくたちのためにずっと働いているお父さんが疲れませんように。
お父さんもお母さんもいないひとが、がんばれますように。
ぼくはびんぼう汚いくさいので友達にいっぱいたたかれるけど、みんな幸せがいいです。
戦争があって泣いてるひとがいてお父さんがいつか地球は滅びるかもしれないっていうけど、滅びないほうがいいです。
ぼくがえらいひとになってお父さんもお母さんもみんなも救えますように」
少年は、部屋の窓から両手を合わせて願った。
その少年の姿を映していたモニター画面がパチンと、白い走査線をはしらせ消える。
「すべてが愚かしく残酷なわけではなさそうだな」
「そのようだ。今回は、見送るとするか」
「しばらく、様子を見てからでも遅くはないし」
「じゃ、軌道を変えるとするか」
少年が流れ星と思っていたもの――宇宙人の乗った飛行物体は地球を逸れていった。地球を滅ぼすことが目的だったのだが。
少年はつぶやく。「流れ星きえちゃった。
ぼくの願いはかなうのかなあ。
ばくは、ひとをすくえるひとになれるかなあ……」
474 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/15(土) 23:20:07
また、酷評お願いします忘れた。すまん。
最後の>ひとを救えるひと は みんなを救えるひとに にしてくれ。
いじょう。
475 :
458:2006/04/15(土) 23:34:41
>>464 このスレで褒めていただけるとは思っていなかっただけに嬉しいです。
これからもお互いに頑張っていきましょう。
>>465 月並みという表現の繰り返しで夢の中という微妙に齟齬のある世界を表そうと考えていたのですけが
結局、独り善がりな上に文章だけが浮いているという状態になっているようで恥ずかしい限りです。
状況描写の不足に関しては、突発的な災難に巻き込まれて訳も判らず苦悶している男の視点のみで
話を進行させるために文章にしなかったのですが、考えていたよりも状況が伝わっていないとすれば
御指摘の通りせめて男自身の独白としてでもそれらを匂わせるべきだったのかもしれません。
一応、書いた本人としては地震によって倒壊した天井の下敷きという状況を想定していました。
主人公がどうなったかは、極限的な状況に置き去りにされた人間の結末は、はっきりと書くよりも
匂わせる程度にした方が恐怖感はより増すだろうという考えのもとに省いています。
自分とは経験を共有しているとは限らない人達にも読んで頂ける文章を目指しているつもりで、
これくらいなら判ってくれるんじゃないかという甘えがあったようです。御指摘ありがとうございました。
476 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 23:34:56
>>471 >酷評ありがとうございます。
また感謝されたww
>デジタル復調された談笑
>既にデジタル放送に変わっているのです。
それはわかりますが、デジタル復調された談笑、は、個人的に変な表現に感じた。
→デジタル音声の談笑
でいい感じ。
>コール音
>ここで言うコール音とは、電話をかけたときに受話器から聞こえてくる音のことです。
>静かだと意外に響くものですね。
それを読者に知れ、というのですか?
→最近のコール音は、メロディーコールというコール音を変えるサービスもあり、
電話をかけた方も静かだと意外に、このコール音が響くものだ。
くらいの説明くらい書いたら。説明くさいけどw 実際、あなたの文はとても説明くさい。
>→俺には、少子化の時分に珍しく兄弟が多い。
>そう解釈できるなら、この短い文でも十分そうですね。
解釈はできます。が、漱石のように100年後も読み続けられる文章なら、
100前は少子化で兄弟が少なかったとの解釈はし難い。
今の子供に100前は兄弟が多く8人、9人は当然と言っても信じられないでしょう。
文章を書く上で慎重に誤解の無い記述に心がけるべきww
477 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 23:47:50
>>愚頭白菜
最後の>ばくは、を、ぼくは、にする必要もあるんぢゃないの? www
478 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 23:50:04
>>愚頭白菜
あなたの発想って漫画的ですね。
475も漫画にあったネタだよなwww
479 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 23:52:33
訂正
475→473
480 :
410:2006/04/16(日) 00:09:42
>>476 そういう率直な意見も参考になります。
>→デジタル音声の談笑
なるほど。
>コール音
Googleなどの検索エンジンで「コール音」を検索してみたところ、
呼び出し中の音をコール音と表すのは一般的だと思えたので、
大丈夫だと思うのですが……。
説明くさいのは、導入部ということで見逃してください。
改善するようにします。
>解釈はできます。が、漱石のように100年後も読み続けられる文章なら、
そんな名作は作れません。
が、肝に銘ずるようにしますね。
ありがとうございます。
481 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/16(日) 00:31:49
>>478 マジかよ。なんていう漫画なんだ?
それにしても百パーセントオリジナルの発想って出来るのか?
何を書いても類似する作品がありそうだ……。
なんか最近住み着いてる半角w多用してるやつ
なんか昔コテやってた?
>宇宙は広い。
まったくだ。次から次へと上手が現れる。
短編は、いかに「どうでもいいこと」を省いていくかだということすら
わかってない香具師が、偉そうにカバチを垂れている。
これでは話にならない。
485 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/16(日) 04:09:11
>>473の自分の作品を今、読み直し泣いてしまった。
自分の書いた作品を読んで泣いてしまう俺は、きっと馬鹿に違いない。
愛とは自己犠牲である。――自分の書いた作中人物の少年のような心が欲しい、と俺も星に願いをかけてみるか。
「ここをこうしたら?」
逐一指摘するのも結構だ。が、それに従って改作したものが、面白くなって
いなければならない、前より。どう考えても、そこまで書き手の事を考えて
指摘していない。ただ、己の「指摘力」に陶酔しきっているだけ。客観性の
かけらもない。
いつまで住み着くのかわからないが、頭は良くない奴だ。
愛とは自己犠牲じゃないよ。
一生一人としかセックスしないことだ。
488 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/16(日) 04:22:48
>>487 愛とは相手の為。
エゴは自分の為。
これ以上は、何もいわない。
ま、お前のいうこともある意味で当たっているとは思うが。
「賢者の贈りもの」――あれが真の愛の姿だと信じて疑わない。
では悲しい目に遭ってから考え直した前
>>451 嫌いじゃないな、こういう文体。
リズムがよくて、読みやすい。
意外に、と言っては失礼だが、言葉の使われ方が正確で、骨格がしっかりしている文章だ。
読点が少ないのも語り口を重視したからと好意的に解釈したい。
内容なんだけどねえ、
>もちろん帰ってから彼女やその他の生徒を思い起こして抜きまくった。
以下、結末までが個人的にはぶち壊し。抜いただの体育祭ビデオだの、挙句の果てには「あのときの
衝撃」……衝撃という書かれ方はされていないよ。
思春期の少年の抒情というか、甘酸っぱい感じにまとめてほしかったなあ。
例えば、翌日彼女と会うが、なんだか恥ずかしくてまともに顔を見られない。どうしたの、と彼女に
聞かれて云々、とかさ。あくまでも個人的な好みで申し訳ないが。
文章自体は気持ちよく読めた。感心した。
491 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 09:22:35
>>484=486ですか? とても莫迦っぽいからw 484=486=448=449?
>逐一指摘するのも結構だ。が、それに従って改作したものが、面白くなって
>いなければならない、前より。どう考えても、そこまで書き手の事を考えて
>指摘していない。
はあ? 偉そうなカバチを垂れるのはいいから見本を見せたらどうですか?
因みに私は書き手から、
>酷評ありがとうございます。
>そういう率直な意見も参考になります。
>なるほど。
>改善するようにします。
>ありがとうございます。
>書き直してもらったものの方がいいですね。
>直させていただきます。
>2レスにわたってのご指摘ありがとうございました。
と、感謝されています。
484=486は、己の「指摘力」に陶酔しきるだけの 「指摘力」すら無いようぢゃないですか?
頭良くないでしょうww
>>482 >なんか最近住み着いてる半角w多用してるやつ なんか昔コテやってた?
私の事ですか? 最近といっても前々スレ(以前)から居ますけどww
あなたが読解力無いから、コテないと判んないだけでしょうww
492 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 09:23:33
>>愚頭白菜
あなたに酷評しても443や446、445すら感謝しない礼儀知らずぢゃないですか。
>>466 この「俺」と作者との距離感がこの内容からだけでは判断しづらいので、悩むところ。
「俺」は教師のミスを指摘して喜んでいるだけの馬鹿。
馬鹿の程度は最高級で、
>先生もう一度小学校からやり直したほうがいいんじゃないですか?
こんな陳腐な言い回しを得意がり低脳ぶりをさらけ出す。
>俺の独壇場だ。〜さすが俺。
に至っては、ガキんちょにしても幼稚すぎ。誰からも褒めらないから自分で褒めるしかない哀れさにも
気づいていない。
>あー、まじうける。
そう思っているのは自分だけだ。ウザいだけ。
こういう腐れ馬鹿は無視すればいいのだろうが、教室で騒がれては、いやでも目にも耳にも飛びこんで
くる。はた迷惑な害虫だ。
作者が「俺」を上記のような人間として描写することを意図しているのなら見事に成功している。その
場合、このあと例えば「俺」がしっぺ返しを喰うというような話の展開になるだろう。
そうではなくて、作者と「俺」がほとんどイコールで、作者も「俺」と一緒になって得意がっている
だけだとしたら、……いや、まさかね。
494 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 09:39:43
485
>愛とは自己犠牲である。――自分の書いた作中人物の少年のような心が欲しい、と俺も星に願いをかけてみるか。
哲学的話になって、ここの痴呆住民には難解かもだけど、
愛=自己犠牲ではない。
川で溺れるわが子を助ける為に危険も省みず、川に飛び込み助けようとする母親。しかし、残念ながら力尽きて
溺死した母。子供は通り掛かった男に運よく助けられた。
さて、母親に自己犠牲と言う認識はあっただろうか?
無い。母親はただ川で溺れるわが子を助けたかっただけ。
愛=自己犠牲である、と言うのは第三者的立場、客観的視点での観測に過ぎない。
――自分の書いた作中人物の少年のような心が欲しい、と俺も星に願いをかけてみる行為は、
愛=自己犠牲を装った偽善的行為に過ぎないwwwwwwwwwwww
>>491 俺は創作しつつ評価もしている、ここで。見本はごろごろしている。
それがわからないのは、お前こそに読解力が無いから。
それから、お前は社交辞令という概念が頭から抜け落ちている。それだけだ。
496 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 11:53:17
バットを持ったことも無い人間が、松井のバッティングフォームを批判するようなものだな。
497 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 12:21:55
松井レベルを批判するのは無理だが、5歳児のバッティングフォームを指摘するくらいなら
知識だけで批判できるとおもうけどね
>>466 > 周りのやつらの私語が一切無いことから、
> 彼らは俺を待ってるんだ。
彼ら×
やつら○
連続した文章で呼称をころころ変えると、読者が混乱する。
ex:
「やつの私語がない。彼は俺を待ってるんだ。」
> 「小学校で習うような漢字ですよ。先生もう一度小学校からやり直したほうがいいんじゃないですか?」
> 俺は馬鹿にしたような口調で言った。
丁寧で優等生的な物言い。
「馬鹿にしたような口調」と続けるには、余りにも台詞が弱い。
誤字の指摘程度で笑いを取る設定なら、余程のおどけっぷりがないと、説得力が出ない。
どうして誤字の指摘程度で笑いが取れるのか、言い訳したくなってきたか?
その言い訳を作品の中で書け。
> (笑)
斯くして、このような記号に頼り、レベルの低さを曝け出す。
続く文章で何百回(笑)を使うつもりなのか知らぬが、全く(笑)が描けていない。
描写の薄さや状況設定の甘さゆえ、感情移入不可能な異次元の世界を提示してしまっている。
499 :
466:2006/04/16(日) 13:13:49
>>493 そのまさか!?
主人公と作者の距離感知ったところでなにがどうなるんですか?
>>498 サンクス。口調じゃだめなのね。きをつける。
(笑)っていうのは作品の雰囲気をだしたかったんだ。
でも、この小説(ってか主人公の?)印象は強くなったでしょ?
つってもしないほうがいいのかな
いつか続きも晒します
そのときはよろしくたのむ。
>>499 この場合、読者の視点は観客である他の生徒に重なる。
作者は、実際にクラスの笑いを取った経験も、
クラスの笑いを取っている自分を想像した事もないだろう。
既に指摘したように台詞を変えるか、先生のリアクションを面白くするか、
吃音や風貌への突っ込みへと設定自体を変えるか、
抜本的な推敲をしないとどうにもならん。
芸人風に表現するなら、主役二人が完全に「スベっている」。
>>499 (笑)に関して、計算があるなら使用も吝かではないが、
今のままでは内容が低レベル過ぎて、
表現力のない人間が記号で誤魔化している様にしか見えない。
作品でなく、作者が低脳であるという印象を強くさせてどうするのか。
502 :
466:2006/04/16(日) 13:38:45
>>500 クラスで笑いとった経験くらいはある。といっても自虐ネタだけど、もちろん
なんていうか、主人公をクラスのムードメイカー的なのにしたい
だから500に指摘されたとおり1からかきなおしてみるよ
ちなみにこれはコメディとかじゃなくて、主人公が最終的に狂う的な小説。サイコ? どんなジャンルになるのかはよくしらないけど
というわけだ。指摘サンクス
503 :
466:2006/04/16(日) 13:42:29
>>501 なるほど。たしかにそれはまずい。
じゃあ頼みがあるんだが、リライト版に投稿するから内容を濃くしてリライトしてくれないか?
俺自身がどのように表現力がないのかよくわからなんだ。
というわけだ。お願い。よろしく頼む。
504 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 13:47:18
>社交辞令
シーッ!
505 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 13:59:52
>>497 バットを持ったこともない5歳児が、5歳児のバッティングフォームを指摘しているんでしょ・・・
それとも、ここで批判している人は、何かの賞でも取ったんですかね?
↑おすぎは映画を作らない
507 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 14:48:05
>>506 ここで書き込んでいる奴は、おすぎか5歳児か?
おすぎレベルではないことは確かだな。
508 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 15:12:09
自分の悪さは分からずとも人の悪さは分かるのだよ
読者として物書きとして
509 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 17:22:27
495
>俺は創作しつつ評価もしている、ここで。見本はごろごろしている。
>それがわからないのは、お前こそに読解力が無いから。
ここに、ごろごろ、ですか? それなら大したこと無いなww
あなたのがごろごろしているから酷いんだなwwwwww
>それから、お前は社交辞令という概念が頭から抜け落ちている。それだけだ。
はあ? あなたに言われたくないなぁー。
以前にもそう言った人ですか?
505
>ここで批判している人は、何かの賞でも取ったんですかね?
賞を取った人なんて、ここにはいないでしょう。
そんなレベルぢゃないwwww
505
>バットを持ったこともない5歳児が、5歳児のバッティングフォームを指摘しているんでしょ・・・
508
>自分の悪さは分からずとも人の悪さは分かるのだよ 読者として物書きとして
売れる本がヒット作なら、ヒット作を生むのは大衆です。
その大半は小説も書かない人ぢゃないですか?
大衆を舐めたらいけません。
大衆ほどシビアに批評する人はいないんですから。
出版社、編集者がヒット作を保障なんてしてくれません。
野球と文芸を同列で語るなよ。
バッティングフォームなんてのは、観客に格好よく見せるためのものじゃあない。文芸はその逆。
それと「ぢゃ」でレス抽出すると出てくるやつ、痛すぎだ。
リライトらしき文章もひっかかったが、話がブッ飛びすぎで、ショートショートに必要な「読みや
すさ・理解しやすさ」が全く考慮されていない。w多用してスレ荒らすのも勘弁してくれ。
511 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/16(日) 19:51:01
酷評がない!
[星に願いをかけた少年]の酷評たのむ!
(それにしても、なぜ俺は題名をあとからつけるんだろう? 自分でも不思議だ)
512 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 19:56:03
なんというか、『最低限このくらいは知っておけ』みないな、超基本的な指摘が多いよな。
ここのスレの次スレを、もうちょい充実させたいんだが、
そんな考え駄目かな?
現在の『お約束』みたいなのは
----------------------------
※原稿入力時の約束事
○段落の行頭は一字下げる
○……三点リーダーは基本的に2個で1セット。なお「・」(中黒)は使用不可
○読点は「、」 句点は「。」を使用
○セリフをくくるカギカッコの最初の 「 は行頭一字下げない
○「 」カギカッコ内最後の句点は省略する
-----------------------
これだけであって、例えば、
-------------
アウトラインを決めてから書く手法もある。かなり有効。
-------------
1人称2人称3人称が、無意味に切り替わるのは駄目
悪い例
なんたらかんたら
良い例
なんたらかんたら
--------------
みたいな感じで
513 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 20:00:39
>>510 本質は、まともな奴がまともな酷評をしているのか、それとも幼稚な奴が幼稚な酷評をしているのかって所でしょ。
今の話は、酷評自体が評価対象になっているってことだと思うよ。
514 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 21:07:55
510
>リライトらしき文章もひっかかったが、話がブッ飛びすぎで、
>ショートショートに必要な「読みやすさ・理解しやすさ」が全く考慮されていない。
誰も、あなたの読解力を考慮してリライトしてる者なんていませんよwwwww
>それと「ぢゃ」でレス抽出すると出てくるやつ、痛すぎだ。
あなたに痛がられてもなぁー、私は痛くも痒くも無いwwwwwwww
>>513 >本質は、まともな奴がまともな酷評をしているのか、それとも幼稚な奴が幼稚な酷評を
>しているのかって所でしょ。
>今の話は、酷評自体が評価対象になっているってことだと思うよ。
あなたも莫迦言ってますねw
まともな酷評、幼稚な酷評ってのは誰が分別するんですか?
酷評自体を評価対象にする事自体、無意味であって、スレ違いぢゃないですか?
文章を読んで十人が皆、違う感想、違う酷評を持っていいんですよ。
まともな酷評、幼稚な酷評もけっこうです。
>>512 テンプレに追加希望。
○空改行は最小限に。改行すべてを1行あける等はやめましょう。
○議論、雑談は別館スレで。
ここに書き込むのは投稿作品(酷評依頼)→酷評→返礼のみです。
それ以上に話題が伸びる場合は別館スレに移動してください。
>>509 こいつの浅さは筆舌を尽くしがたいが、パーソナリティは一貫している。
その浅さっぷり、思い違いっぷりが際だっていて、名無しでも一発でわかる、
これはこれで一つのキャラクターだ。それは、得難い。
だが、何かをみくびっているね。ここにいるやつの中に、大衆を
舐めてる奴など一人もいないと俺は思うし。
こいつがこいつの浅さを省みずこれだけ偉そうにものを言える理由は
なんだろう?
賞をとる、ことに絶対的価値を見出してる辺りが。日本人の若い文学志向の
層の意見とかなりズレがあるな。日本人の文学少年少女…もう少し歳が
いっててもいいが、文学賞がある理由、それによって「書かされて」いくこと
について、考えないわけがない。綿矢が頭がいいのは、そこにきっちりあわせる
ことが出来るからだ。あいつにはそれほど言いたい事はない、ただ望まれる
「文学」を望まれる形で語る才能がある、それだけだ。若さなど、かけらも
なかった。でも、「蹴りたい背中」、そこそこ読めたけど。でも手元に残して
おきたくなかったから図書館に寄贈した。
> 得難い。
いや、得難くはねーだろw
>>514 > 文章を読んで十人が皆、違う感想、違う酷評を持っていいんですよ。
> まともな酷評、幼稚な酷評もけっこうです。
了解しました。
あなたの文章は、クズな文章。
あまりにも酷すぎて、なんて言っていいのやら・・・
小学生の国語あたりから、勉強しなおしたほうがいいと思います。
>>514 > 文章を読んで十人が皆、違う感想、違う酷評を持っていいんですよ。
ふわー、中学生みたいな無意味な正論。
奇麗事並べただけの決まりごとで、感情を持ったスレ住人を統制できるわけないでしょう。
幼稚な書き込みがありゃ荒れるんですよ。
義務教育の国語の授業やってんじゃないんです。
520 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 21:51:26
>>514 > 誰も、あなたの読解力を考慮してリライトしてる者なんていませんよwwwww
おれの、じゃなくて「一般的な読解力」としての話をしたんだがな。
読みやすさっていうのを感覚でしか判断できないほどに文章の基本を知らないということは解った。
知っていたらあんな文章書くわけないんだけどな。
>>521 > 誰も、──してる者なんていませんよwwwww
とか書いちゃってるあたり、程度が知れるなw
523 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 22:37:20
524 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 23:06:54
>正しい小説の書き方
wっwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
「私は、詐欺師です」って名乗るのと変わらんなwww
開き直るなよ
いや、俺だよ俺。ちょっとあいつの真似してみた。
考えてみてくれ。あいつには、「正しい小説の書き方」と表現されて、
それを「詐欺師」と見抜く力は、無い。
528 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/17(月) 07:29:37
>>473←これを酷評しないと、[河本シリーズ]を何も考えずに書いて垂れ流すぞ!
それでもいいのか!
泣くぞ! 俺は泣くぞ! 泣いてだだこねるぞ!
それでもいいのか!
酷評わっしょい。レスくれわっしょい。米くれわっしょい。白菜わっしょい。
529 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/17(月) 08:51:57
白菜が必死だからみんなスルー覚えようぜ
↑みたいなのも含めて、白菜を構うレスは自演なのか?
そうでないならよほど他者とのコミュニケーションに飢えてるやつなんだろうけど、
そういうのは然るべき場所でやったほうが有意義だと思うぞ。
ここからは白菜の文章晒しと白菜の酷評以外の書き込みのみを認める
532 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/17(月) 09:20:45
>>531 名無しにするぞコノヤロウ!
差別するなコノヤロウ!
俺を愛せよコノヤロウ!
枕濡らして寝るぞコノヤロウ!
533 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/17(月) 09:24:44
おとなしくしてたら差別しないからおとなしくして。
白菜の投稿が多いから酷評する気にならん。
ナンセンススレで書いて、これだけは酷評して欲しいってのを
投稿してくれ
534 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/17(月) 09:30:32
>>532 そういう書き込みするから雑談コテって言われるんだよ。
テンプレにも催促を許可するとは書いてあるけど、それは
> 目についたものから批評していくので、見落としもあります。
という理由からであって、投稿者が批評者に強要していいなんて書いてはいない。
真面目にこのスレを必要としてる人も少なからずいるんだ。
頼むから大人しく、大人らしく振舞ってくれ。
桃太郎は刀を引き抜くとそのまま鞘を落とした。コンッと音が鳴る。
それを合図として従者達が飛び出した。犬は駆け、猿は跳び、雉は羽ばたく。
舞い落ちる雉の羽の隙間に銀の光が見えた。
鬼の振り上げた棍棒が天に到着するより早く、桃太郎の放った銀の切っ先が鬼を捉えていた。
血飛沫は赤かった。しかし、人間のものとは違う嫌な粘りをもっていた。
ドボドボとは流れずに、べったりと鬼の傷口から染み出している。
桃太郎は斬り上げた刀を翻し、一気にそれを身に寄せた。腰を引き、鬼へ直角に剣を構える、突きの型である。
猿が鬼の右腕に絡みつく、犬は鬼の左足を噛んでいる、雉は鬼の視界を遮った。
おもわず後退する鬼を追いかけて、桃太郎は跳躍する。
容赦は無い、迷いも無い、かの者を討つために自分はここにいるのだと。
自分の倍は大きさを持つ鬼の体の中心に、勢い良く突き刺した、銀の刀を突き立てた。
柄を持った腕までもが減り込むほどに、力を入れる。べったりとした鬼の血が自分の体に染み込んでしまうのではないかと不安になった。
それでも力は抜かなかった。
鬼の声がやっと途絶えて初めて刀を放す。
桃太郎は無傷だ、傍から見れば圧勝にも見えるだろう、だがそれは間違いだ。
あの四尺は長さのある棍棒を、一撃貰えば死んでいた。
さらに言うなら、あの巨体の鬼をこちらが一撃で倒せるとは思えなかった。実際、ニ撃掛かった。
紙一重の勝利である、従者達がいての勝利である。
しかし、何より彼がいての勝利だ。本人以外はみなそう思っている。
桃太郎は、日本一と書かれた旗印を拾い上げると、高らかにそれを掲げた。
もう鬼は、この夜のどこにもいないのだと──。
俺はとある冤罪死刑囚の無実を晴らすため、九州旅行を決行していた。
真犯人とご都合主義的に出会ってしまったため、無職だというそのおっさんを、
仕事を世話するという名目で鈍行旅行。その旅すがら岡山に寄る。
前から工房らしき男子二人がチャリで向かってくる…
「ぼくの名前はランボー♪」
俺に聞こえる声で、坊主頭が歌った。俺はロン毛だ。
桃太郎の末裔、ま、こんなもんだろう。
538 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/17(月) 19:44:38
>>536 擬音が浮いて見える
血が自分の体に染みこむ不安とか雰囲気ぶちこわし
>犬は駆け、猿は跳び、雉は羽ばたく。
↑は良いのに、
>猿が鬼の右腕に絡みつく、犬は鬼の左足を噛んでいる、雉は鬼の視界を遮った。
↑は死んでる。推敲わすれずに、な?
まぁ精進しろってこった
539 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/17(月) 20:18:39
ドアを開けると、やはりクラス中の視線が俺に注がれた。挨拶をよこすわけでもなく、ただ無言でどいつもこいつも俺を見る。俺は顔を俯かせて歩く。ドアから自分の席までの道がこんなにも遠いだなんて、知らなかった。
そして自分の席に着く――はずが、それは無理だった。俺はあるはずの机の前で棒立ちになった。
「あら、あなたの机ならさっきトイレで見かけたけれど?」
後ろから声。長崎の奴だった。わざとらしい口ぶりで、俺の反応を窺っている。――糞っ!
悔しいけれど、俺は長崎に対して怒ることができない。あいつがやった証拠はないんだから、俺がここで怒ったら形式上はただの勘違い、もしくは当てつけとなってしまう。そんなことしたら、あいつの思うツボだ。俺は負けねぇ。
「長崎さん、わざわざ教えてくれてありがとう。――すると、机のある場所っていうのは女子トイレ?」
俺は拳を握り締めながら言った。そうしないと声がふるえてしまいそうだった。必死に、俺は感情を押し殺す。
「もちろんそうよ。少し便器の水に浸っていたようだったけれど、もしよかったら雑巾貸すからね」
なんて白々しい。さらに俺を突き放すように、クラスメイト達から笑い声が沸く。俺は振り上げたくなる腕を懸命に止めた。
「長崎さんは優しいね。もしよかったら、俺の頼みきいてくれないかな?」
長崎は余裕ある笑みを作る。「もちろんいいわよ」
よし、この展開なら――!
「俺が女子トイレ入るのは規則的によくない。だから、長崎さん持ってきてくれないかな?」
どうだ――――――っ!?
俺は必死だった。最後の力だった。
「いやに決まってるじゃない! これだから佐藤クンは」
そう言って長崎は高々と笑った。
>>536 全体としては上手い。雰囲気がよく出ている。
しかしもの凄く上手い文章と「なんだ?」という文章が混在しているので、惜しい。
>桃太郎は刀を引き抜くとそのまま鞘を落とした。コンッと音が鳴る。
「コンッと音が鳴る」……なくもがな。つまり削除したほうがいい。「鞘を落とした」も「鞘を捨てた」と
いう定番表現ではだめかね。
>舞い落ちる雉の羽の隙間に銀の光が見えた。
この光は「鬼」の位置から見えたの? 視点がここだけ動いてしまっている感じがする。
>鬼の振り上げた棍棒が天に到着するより早く、
「振り上げた」ならもう「天に到着」しているようにも思う。かといって「鬼の振り上げつつある棍棒
が天に到着するより早く」では冗長すぎるわな。「鬼が棍棒を振り上げるよりも早く」では違ってしま
うか?
>腰を引き、鬼へ直角に剣を構える、突きの型である。
>容赦は無い、迷いも無い、かの者を討つために自分はここにいるのだと。
>自分の倍は大きさを持つ鬼の体の中心に、勢い良く突き刺した、銀の刀を突き立てた。
このあたりの文章のリズムは凄い。天才かもしれない。
ただ「かの者」は「この者」のほうがいいかな? 「自分の倍は大きさを持つ鬼」もいささかギコチな
い印象。
>あの四尺は長さのある棍棒を
これもなんだかギコチない。「あの長さ四尺はある棍棒を」「あの四尺はある棍棒を」どうだろ?
>しかし、何より彼がいての勝利だ。本人以外はみなそう思っている。
「本人以外はみなそう思っている」……腰砕け。なんでここだけこんなスカスカの文章になってし
まったのか。本人以外って犬と雉と猿のことなんでしょ? もう少し重い文章で書こうよ。
でもほんとに大したものだと思う。期待の星。
細い雨が、男が身に纏う黒いジャンパーを優しく叩く。ジャンパーにはぐしゃぐしゃとシワがつき、プリントは剥げていて、長年着続けられたことが見て取れる。
男は、野球帽を目深にかぶり、その上にジャンパーのフードをかけて、森の中に立っていた。手にはスコップ、足元には浅く小さな穴。
そして、その穴の隣には、青いビニールシートに包まれた何か。
男は手にしたスコップを絶え間なく地面に突き立てては土を掻き出し、突き立てては土を掻き出して、今は浅い穴を少しずつ確実に、深く大きな穴に変えていた。
かつて男は、幸せだった。
男には、愛しい彼女がいた。彼女は、細身で長身。一目見て、モデルと見紛うほどのスタイルの持ち主で、腰まで届く赤みがかった髪が、美しさを一層際立たせていた。男は、この彼女と過ごす時間が何よりも好きだった。そして彼女もそうだった。
更に男には、一人の親友がいた。男とその親友は、お互い小学生の頃に出会った。背の低い男と対照的に、その親友は180cm以上もある大男だった。
いつもおちゃらけていて、友達の多かった男と、口数が少なくて、どちらかというと暗い印象を与えるその親友は、家が近所だったために仲良くなって、大人になってもずっと親友だった。
男が彼女と仲良くなっていくと、男は彼女と会う時に、その親友も交えて会うようになった。三人で海にも行ったし、三人で旅行をしたりもした。
三人のその関係は、いつしか壊れ始めていった。
親友が彼女をただの友達として見ることができなくなり、いつまでもその関係を保つことが出来なくなってしまったのだ。更に悪いことに、彼女はその親友の誘いに応じて二人で会うようになっていった。
男は、穴を掘り終えた。深く大きな穴の傍らに積まれたうずたかい土の山に水滴が染み込んでいく。男は、穴にビニールシートをそっと置き、上からそっと土をのせた。
土の下には、かつて男が幸せだった頃の思い出が詰まった、男にとって実に思い出深い塊が、ふたつ、眠る。
(終)
酷評お願いします。
ふひゅひゅぅっ ふひゅひゅぅっ
風の音か? 聞きなれぬ音が耳に障ると、浦島太郎は立ち止まった。
──何の音だ。と辺りを伺えば浜に戯れる子供達の姿があった。
「これ何をしておる」
聞くと亀で遊んでいるそうな。この亀は叩くと不思議な声で鳴くらしい。
さきほどの奇妙な音はその声だった。
「放してやれ、それともお前たちが鳴いてみるか」
手にした釣竿を勢い良く振ってみる、風切り音が子供達を脅迫した。
あわてて逃げ出す子供達の背中は愛らしかった。
残った亀を一瞥して浦島太郎は言った。
「運が良かったな、お前が魚なら捕まえていたところだ、亀では食えん」
あっはははと気分良さそうに歩き去る。
亀は言った。
「お待ちください、良きお方」
ん・・? 振り向く彼に亀は続けた。
「貴方を竜宮城へお招き致しましょう」
「招くと言うからには馳走はあろうな」
喋った亀に、驚動も無く彼は言い返す。そしてズカズカと亀の前に歩み寄る。
「さぁ、参れ、ゆくのだろ? 竜宮城へ」
>>541 真面目に書こうとしているのは伝わる。それはいいよ。
しかし、話の中身自体は、もうね、なんと言ったらよいか。絶句。
で、中身はどうしようもないのだから、あとは文章の力で読ませるしかないわけだが、
それでその文章の力はといえば、これも残念ながら骨も筋肉も育っていない。
おそらく相当に若い方とお見受けする。
まずは空改行の連発をやめることだね。
それから、こういう内容はまだ無理だから学校とかで感じたことなどを素直に文
章に書く練習からお始めなさい。
外は長雨で憂鬱な暗闇に包まれていた。
近所にある自然公園から蛙の鳴き声が聞こえてくる。
瓦が所々剥げた屋根の上から絶えない雨音も聞こえる。
私は部屋に仰向けで目を開けたまま寝ているので、見えるのはシミだらけの天井だけだ。
部屋は雨漏りこそしていないが、湿気てかなりジメジメする。
この部屋の唯一の窓にはカーテンが掛かっているが、水気を吸い過ぎて、押しても揺れそうに無い程重そうに垂れ下がっている。
家具というものが全くないせいか、部屋はかなり広いように思える。
それに対して、明かりは中央につるされた裸電球一つのみなので、四隅は何かが湧きそうな程暗い。
雨の音に合わせて暗がりでその何かがザワザワと蠢いているようだ。
これでいいと私は思う。畳に仰向けになり、雨の音を聞くうちに、家ではなく自分が雨に打たれているように思えてくる。
さらに無抵抗に打たれていくと、今度は自分という存在がこの雨音の中にかき消されてしまう。
蛙の声がやけに大きい。堅い貝をすり合わせたような嗄れた声が幾重にも重なり私の耳へと届く。
ふと、私はこんな話を思い出す。蛙が死者を連れてこの世を徘徊するという民話だ。ひょっとすると蛙は公園にいるのではないのかも知れない。
もしかするとこの家を取り囲んでいるのかも知れない。私を連れて行こうとしているのかも知れない。
勿論私は死者ではない。私は間違いなく、生きている。だが、私は沈んでいるのだ。この長方形の部屋の外は、まるで海の底のようだ。
私はそこで沈み行く。四角い船と運命を共に沈み行く。死者を乗せずに私を乗せ、奈落へと喜び勇んで落ちて行く。
冗談ではない。蛙に引きずり出される訳には行かない。
私は飛び起きて、窓の方へと向かった。重たいカーテンをはね除けて窓を開く。
蛙はどこにも見当たらない。気が付けば声も遠くなったようだ。外は雨で、全てが濡れて、全てが暗い。
これでは外に出られないな、と安心のため息をつく。
すると、私は部屋全体に広がっていた。
立ち上がって気付いたが、この部屋にはドアが無い。それではどうやって私は部屋にはいったのかと不思議に感じたが、蛙も遠くに行ったし沈没を続けるべしと思い直した。私は私の中で仰向けに寝転がる。
そして……
あせって書き込んでしまった。
かなり前に書いた文章が出てきたので、直して書いてみました。
酷評お願いします。
546 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/18(火) 01:44:04
>>541 うーん、一生懸命なのはいいんだけどね。
ちょっとなぁ。
話は面白くないんで、文章面の指摘をするけど、どうもセンスがないな。
例えば「彼女」って言葉をどういう意味で使っている?
「彼女」て言ったら、通り一遍の浅い関係でしかないぞ。そんな関係の
女のために、殺人なんぞせんわな。
もし、カレ氏カノ女って意味で使っているんなら、そう伝わってないし。
もうちょっと言葉の繊細な部分を感じ取れるようにならんとダメだな。
547 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/18(火) 01:52:44
>>544 描写しようとしている姿勢はいいんだが。
ところどころ変だな。
っつーか、雑だな。推敲してから投稿しような。
男と女が別れる時って、必ず来し方の人の営みの闇が潜んでるねん。
それは子供のうちはなかなか判らない。
小説家は、それを照らそうと光を掲げて挑んだりするものだが…
・中原中也と小林秀雄のいきさつ
・シューマンとブラームスのいきさつ
・森鴎外「舞姫」
・島崎藤村「破戒」
このあたり、エピソードのさわりだけでも知っておきなはれ。
俺はどれもしっかり読み込んでいないが、表現者とは心を刃で傷つけながら
生きて表す 者もいる ことを知っている。そして、↑の四例、誰も幸せとは
言えない…じゃあ幸せになるには?
心ならずも白樺派にシンパシー。理系の俺は、つい近頃まで自然主義とロマン主義
(白樺派)の違いもよう知らなかった。
加えるに、表現者として、
・かがみ☆あきらさんのいきさつ
・花見沢Q太郎のいきさつ
も、調べられたら知っておくと良い。Q太郎だけは今のとこ
なんとかなってるみたいだ。色々あったらしいが。
お前が三流ってことはわかった。
551 :
『何処だっていいわ』1/2:2006/04/18(火) 04:53:02
「何処だっていいわ」 私は独りごちた。
灰色の柵で息が出来ぬ。私は花の無い世界を殴り続けた。全てが透明で、透明で、あまり
にも透明過ぎて今にも狂いそうで消えそうなのに、ああ、透明な大地に滴る私の涙だけが
非情にも鮮やかに青い。
新聞受けに音がして、砂漠の私が受け取った葉書は狐のサチコからだった。私は急ぎ駅へと
向かった。
『親愛なる人へ
悲しいかな あたしは壊してしまいそう
壊れるあなたにさようなら 左眼をあげる
サキソフォンちゃんに宜しく言っといて
右手はあの子にあげる』
体は曇天の透き影に貫かれて穴だらけ。そんな私を見て道端の虚無が笑う。昨夜聴いた
サニー・ボーイの面影が見上げた電線に跳ねた。歩いて、歩いて、まだ駅は来ぬ。翔べぬし、
左脳の火花で眼が眩んだ私はもう何も判らなくなった。静々寂々と夜が襲い掛かる。
駅はなんて遠いのだ。
もう良い。ふと眇めに浮び上った商店に入った。蛍光灯の白い毒が薄ら寒い店内を焦がす。
陳列する商品の現実の感触を仄積もる埃が殺す。お前は本当に此処に在るのか? 私は?
私は……どうだって良い。
店は最早時間を、次元を、拒絶し、孤立し、綯い交ぜにして、完全なる不整合性を以て
私を溶かそうとしていた。ボンベイ・サファイアの青が誘蛾灯の様な甘たるさを撒き散らして
私を引きずり込む。私は抗わず、弾けた。
552 :
『何処だっていいわ』2/2:2006/04/18(火) 04:54:03
見える、見える、あの日の私が。彷徨する女がトタン葺きの停留所で足を休める。停留所は
此処ぞとばかりに錆び落ちて女を潰した。女の骸も錆びるのみ。逃げ水を踏んだ子供が
風鈴の一鳴りと同時に蒸発し、旧里には何も残らない。店は黙り込むばかりだった。
ボンベイ・サファイアを買って店を出た。
心はまさに濃霧。手探りも効かぬ。濡れそぼって凍えて、私は泣いた。雑沓溢るる巷間を
あの子の爆弾で綺麗にしたら、この霧も一緒に吹き飛んでくれるのだろうか。私の所在に
錨を下ろすべく、ハヤテに電話を掛けた。
「ハヤテ、……サチコが……」
「終にやるのかい、彼女」
「私は……私を……」
「よせ、すぐに行くから。駅にはシノブを遣そう、今、何処だ」
「……何処だっていいわ」 私は答えた。
縛り付けて欲しかった。だが、どのような言葉も今や桎梏たり得ぬと知った。すでにジンが
私を運び去ろうとしている。私の知る限り、サンドの田園は何処にも無かった。畢竟、何処にも
無かったのだ。おお、ファデット、私はあんたにはなれなかった。
553 :
551-552:2006/04/18(火) 04:59:09
『一見意味ありげで全く空っぽなオサレ文章』を書いてみたんですが、客観的にはどう見えますでしょうか。
中身は屑というか空っぽですが、一見しただけならどう思われるかということと、
もう一点、日本語の扱い方(つまり基本的な文章力)としての点でも酷評お願いいたします。
人物やその言動の説明は意図的に省いてます。説明するにも、何も設定考えてませんので。
その辺の脈絡無さも含めて、一見だけでも意味ありげに見えれば面白いなと思ってるんですが。
一応のルビとして、旧里は「ふるさと」です。あと多分、静々寂々という言葉は無いと思います(寂々はあるけど)。
要は雰囲気まかせです。適当ですいません。
>>550 お前が一流なのは…わからんよなw提示してくれてないからw
555 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/18(火) 08:07:27
>>535 私は貝になりたい。(あの映画の主演男優は誰だっけ? 忘れた)
とにかく、はくさい。
うるさい。
邪魔くさい。
だけど天才。
みんな気付かない。
>>544 惜しい。
惜しいが、しかし根本的なミスであるので、以下長々と書く。
この手の描写の場合は、限定された視点からの限定された描写に読み手をどう上手く引っ張り込むかが
成否の分かれ目となる。
映画で言えばホラー映画によくあるように、狭い映像がゆっくり動いて徐々に全体が捉えられてゆくと
いうな感じだ。
この作品では視点が「私」で「私」からの限定された情報を読み手は頭のなかでつなぎ合わせてゆく。
それがぴたりとはまるとパズルが合うのに似た快感が得られる。そのためには情報の出し方が適切でな
ければならない。映画でいえばカメラワークのようなもの。
>近所にある自然公園から蛙の鳴き声が聞こえてくる。
>瓦が所々剥げた屋根の上から絶えない雨音も聞こえる。
>私は部屋に仰向けで目を開けたまま寝ているので、見えるのはシミだらけの天井だけだ。
この文章のどこが駄目かといえば「近所にある自然公園」「瓦が所々剥げた屋根」。これらは”いま”
私に見えている情景ではない。「私」の視点は「目を開けたまま寝ている」きわめて限定されたもの
なのに、描写が限定されていない。カメラが公園や屋根にいきなり飛んでいる。つまりぶれている。
これらは描写ではなく「説明」であって、まだ説明をする段階ではない。だから読み手をうまく引っ張
りこめない。
この段階では「蛙の鳴き声が聞こえてくる」「絶えない雨音も聞こえる」だけにとどめておく。それが
「近所にある自然公園から」だったり「屋根の瓦が所々剥げ」ていたりすることは必要なら後段で語れ
ばよい。
「私は部屋に仰向けで目を開けたまま」以下は”いま”見えている情景に限定して描写されているので、
余計にこれらのぶれが目立つ。
逆にいえばこれらのぶれが「私は部屋に仰向けで目を開けたまま」以下の描写を殺してしまっている。
惜しいという所以である。
557 :
544:2006/04/18(火) 11:47:37
>>547>>556 ご意見ありがとうございます。
>近所にある自然公園から蛙の鳴き声が聞こえてくる。
>瓦が所々剥げた屋根の上から絶えない雨音も聞こえる。
>私は部屋に仰向けで目を開けたまま寝ているので、見えるのはシミだらけの天井だけだ。
↑ここの部分、確かに私も引っかかったのですが、
他に思いつきも無かったので、そのままにしちゃいました。
やっぱり推敲不足ですね。
確かにこれでは語り手の位置が安定してないように思えます。
勉強して出直してきます。
558 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/18(火) 12:12:36
私は貝になりたい は…松竹じゃなかったか。ぐぐれば一発だけどね。
渥美清さんとか、七人の侍のリーダーさんとか、その辺りの男優さん
だったと思う。りゅーちしゅーさんじゃあないね。
559 :
愛織:2006/04/18(火) 18:01:14
>>559 現代的な童話だな。チェルノブイリの原発の事故の話を思い出したよ。
こういう哀しい終わり方の話は好きだよ。
ただ、最後が物足りんな…。何となくなんだが…。
…というわけで、酷評レベルにまで達していない俺の簡素は終わり!
もっといい読者を見つけてくれ。
>>560 厳格だな。甘い俺を許してくれや。
>>559 暇だから読んだけど、こりゃ酷いね。こんなんテンプレに沿っててもまともにレスつかないだろう。
ひとりよがりな文章、でたらめな設定、深みのないお話。いいとこなし。
応募するのは勝手だが、期待はしないほうがいい。
>>543 >>546 わざわざ読んでくださって、本当にありがとうございました。
少し甘かったようです。こんなものにお時間とらせてしまってすいませんでした。
>>563 ×浜に戯れる
○浜で戯れる
・釣り竿を振り回すだけで逃げ出すのが納得いかない 物足りない
感想はまったくない
おれは
>>563ではないが、
>>565 どうして「浜に」じゃいけないんだ?
「浜に(戯れる子供の)姿があった」
で、別に間違っちゃいないと思うんだが。
いつかの、ある町でのお話。
ここはごく普通の町でした。人がいて、店があって、車が走ってて、申し分ないくらい普通でした。
そしてその普通の町に、これまた普通の少年がいました。その少年は、普通の小学生で普通の学校に通っていました。普通の成績で、普通の運動神経でした。
その普通の少年は、たかしという名前でした。
たかしは、自分が普通の少年だと思っていました。そして彼を取り巻く人々も同じくそう思っていました。でも、ある日、たかしの運命は大きく変わってしまうのでした。
それは、ある秋のことでした。
たかしが学校から帰ろうと道を歩いていると、後ろから突然たかしを呼ぶ声がしました。
聞き慣れない少し嗄れたような声に振り向くと、そこには見たことのない黒いコートを着た中年が立っていました。外見は中肉中背。いたって普通のおじさんです。ただ、全身黒のコートに覆われて、黒い帽子をかぶっているためか少し怪しい雰囲気をかもし出しています。
「おじさん、誰?」
たかしは言いました。
「僕に何か用事ですか?」
おじさんはそれにうなづくと、静かに話し始めました。
「君に頼みたいことがあるんだ。いいかな?」
「え、と。ん、と。」
「ああ、ごめんね。なにを頼むかがわからないと受けようもないね。うん、ここじゃなんだから、あそこの公園に行って話しを聞いてくれないかい?」
「あ、はい。」
たかしは、特に断る理由もなかったのでついていくことにしました。
もう日が傾き、あたりはオレンジ色に染められている時間です。
さっきまでちいさな子供達の声で賑わっていた公園は、いまやカラスの鳴き声が響くだけです。
そんな時間に、たかしは公園のベンチに見知らぬおじさんと一緒に座っていました。
「たかしくん、君は仮面ライダーを知っているかい?」
「仮面ライダー・・?知ってるよ。僕、クウガが好きです!」
「そうか。それじゃあ君、仮面ライダーになれるって言われたらどうする?なりたいかい?」
「え・・・、なりたいなりたい!仮面ライダーになって悪者やっつけたいよ!」
「ふ・・・む」
おじさんは、少し間を置いてこう言いました。
「なってみるかい?正義のヒーローに。」
酷評お願いいたします。
>>565 浜に戯れるは浜で無邪気に健康的に遊んでいる風景が浮かぶが
この場合亀をいじめているので違う気がした
569 :
551-553:2006/04/18(火) 22:10:06
もしよろしければ私も酷評お願いします…
>>567 >これまた普通の少年がいました。
>その普通の少年は、たかしという名前でした。
作者がくどくどと二度も「普通の少年」と繰り返しておきながら、なぜ続いて、
>たかしは、自分が普通の少年だと思っていました。そして彼を取り巻く人々も同じくそう思っていました。
こういう描写になるのか。思うも思わんもなかろう、作者が断定しているんだから。
そもそも冒頭からの「普通」の連発が何の効果も挙げていない。むしろ逆効果。2回も書けば読み手には伝わる。
>いつかの、ある町でのお話。
いつでもない時、どこでもない場所という設定済。さらに、
>でも、ある日、たかしの〜
と、日にちも「ある」と設定済。にもかかわらず、
>それは、ある秋のことでした。
と、ここでも「ある」と書くのは重複というよりも作者が設定を頭にたたきこんでいない証左だろう。
ここは「それは、秋のことでした」でなければならぬ。
>聞き慣れない少し嗄れたような声に振り向くと、そこには見たことのない黒いコートを着た中年が立っていました。
>黒い帽子をかぶっているためか少し怪しい雰囲気をかもし出しています。
視点のぶれ。「聞き慣れない少し嗄れたような声」「見たことのない黒いコートを」……「聞き慣れない」のも「見
たことのない」のも「たかしが」であって、視点は「たかし」。
しかしここだけ「(おじさんは)〜少し怪しい雰囲気をかもし出しています」と、おじさんを主格とした神視点に
なってしまっている。あくまでも「たかし」視点で「少し怪しい雰囲気が出ています」または「少し怪しい感じがしま
す」等とするべき。
>「たかしくん、君は仮面ライダーを知っているかい?」
>「仮面ライダー・・?知ってるよ。僕、クウガが好きです!」
「いつかの、ある町でのお話」と大きく出ておいて、仮面ライダーかい? 現代の日本じゃねえかよ!
「いつかの、ある町でのお話」というのなら、こういう現実世界を持ち込むな。頼るな。全部自分で創造しろ。
全体に冗長で退屈。
>>569 一言で言うと「どうだっていいわ」。
あまりにも無軌道すぎて、筆者が何も考えずに書いてるってことはすぐ分かる。
故に読む側にとっても考える必要や価値が無い。それだけのこと。
っつーか、自分で意味が無いとか屑とか論ってる時点で台無し。
>>569 >>553 【冷たい言い方編】
>要は雰囲気まかせです。適当ですいません。
「雰囲気まかせ」で「適当」だと作者が言っているのだから、そのとおりなのでしょう。
また、
>『一見意味ありげで全く空っぽなオサレ文章』を書いてみたんですが、
以下長々と作者自らが自作批評だか解説だかを述べておられる。
他人が酷評するまえに作者自らが酷評していて、それでさらに何をしろと?
【冷たくない言い方編】
>要は雰囲気まかせです。適当ですいません。
真面目な方のようなので、おそらくは謙虚な気持でこう言っているのでしょうが、「雰囲
気まかせ」で「適当」と言われては酷評する気力も萎えます。
また、
>『一見意味ありげで全く空っぽなオサレ文章』を書いてみたんですが、
以下長々と作者自らが自作批評だか解説だかを述べておられる。
これも真面目さの表れかと思いますが、作品は作品だけをまず提出すること。
『一見意味ありげで全く空っぽなオサレ文章』等と作者が言ってしまっては、読むほうは
『一見意味ありげで全く空っぽなオサレ文章』なのかどうかという観点からも読まなくては
ならず、きわめて不自由な思いをする。
あなたが新作の小説を読もうとした。その小説には末尾に”作者自らの”詳細な解説がつ
いていて、「読み所はここだ」「主人公の性格はこうだ」「ここでは泣いてほしい」「もっと上
手く書けたかもしれない」「オチが弱かった」などと”作者が”熱弁をふるっていたとしたら、
あなたはそんな小説を読みたいですか?
574 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/18(火) 23:53:17
575 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/19(水) 00:36:28
「そんな他人事みたいに言わないの」明美は半分ぐらい笑っている。
私は大きな欠伸をする。のどに溜まっていた眠気を全て込めた一発だ。
「まるで象のような欠伸ね」明美が言った。
「えっ、ああ。確かに大きかったね」
「それに、空に行ったまま帰ってこないし」明美は満足そうに、そして、優雅に微笑む。
「あぁ、なるほど。うん。そういう意味かぁ」私は素直に感心した。明美は私よりも頭の回転が早い。
「じゃあ、あたし帰るね」明美はイスから立ち上がった。
「うん、また明日ね」私は微笑む。
明美は、ちゃんとお爺さんに謝っときなさいよぉ、と言い残して帰っていった。
相変わらず明美には頭があがらない。ひょっとしたら私はそんな自分を楽しんでいるのかな、と私は思った。
僕は男ですが女のキャラに挑戦してみました。酷評をよろしくお願いします。
>>569 基本的には
>>571-572の感覚が一般的だと思う。
ただそれだと「酷評する気にもなれないからしない」って言ってるだけで内容には触れてないわけで、
「真面目に酷評する」と言うこのスレの趣旨に反しかねないから、俺は出来るだけ君の要望通り評してみる。
まずね、
>>571の言うとおりあまりにも無軌道すぎるね。だから内容を考える前に内容が無いことが解っちゃう。
特に導入が大失敗。「駅へと向かう」という方向性が出て以降は、ちゃんと文章の流れが出来てるけど、
導入の文章があまりにも突拍子なさすぎるせいで、その時点で読み手の意識が付いていけない。
ここをちゃんと推敲すれば少しは印象も変わってくると思うけど。
ただ、こう言っちゃうと酷評にならないが、君の文章力や言葉を選択するセンスは大したものだと思うよ。
内容は無いながらも、「私」の視点で見る風景や幻影(?)からは強い孤独感や閉塞感を感じる。
「内容が無い」と筆者に宣言された上でもそう感じるわけだから、筆力は相当なものがあると思う。
特に感心した表現が、
>体は曇天の透き影に貫かれて穴だらけ。
と
>ボンベイ・サファイアの青が誘蛾灯の様な甘たるさを撒き散らして
>私を引きずり込む。
の二箇所。視覚的・感覚的に鮮やかなインパクトを持った秀逸な表現で、正直ちょっと凄いと思った。
ともあれ君が
>>551-552の文章を書いた動機はふざけてるから、あまり誉めたくないのも事実。
次は真面目に書いたものを読ませてくれれば、俺や他の人ももっと真面目に酷評するよ。
>>569 語彙が多いのは結構だが、サニーボーイだとかボンベイサファイアだとか、
凝った固有名詞を持ち出すのは知ってる人には効果的だが知らない人には効果の無い諸刃の剣。
かく言う俺もサンドの田園やらファデットやらはググるまでピンと来なかった(読書好き失格か?)
表現力があるのは認めるが、なぜそんな「空っぽの」文章を書こうと思ったのか理解できない。
>>575 >のどに溜まっていた眠気を全て込めた一発だ。
「一発だ」という語彙はあまり女性的ではない。
逆に、優雅とか微笑むとかはちょっと女性の表現としてはテンプレ的過ぎる。
その優雅な様子、微笑む様子を、より婉曲的にたおやかに描き出すことで、
文章自体に優雅さが生まれ、女性同士の穏やかなやり取りに生の息吹きを感じられるようになる。
>>577 寓話っぽいというほど寓話的ではなく、テーマに対する直接的な表現が多すぎる。
特に「点々に何かを訪ねてみても…」のくだり。
わりと平易な文章で読みやすいが、取り立ててグッとくる表現が1、2箇所あればいいアクセントになり、もっと良かった。
主題が平凡なだけに、寓話仕立てにした手法についても新鮮な印象は受けない。
>>577 >>呼吸をするのが辛く感じるほど濃い空気
濃い空気ってどんな空気?
濃いのになぜ辛い?
>>濃すぎる空気にやられて姿を消した。
どういうこと?
>>ダメ元で訪ねてみたところ
まじめに答えてくれる蟻もいたんだから可能性0ではないはず
>>何も危ぶむこともなく、自らを削り取ることもなく、
たんに穴を掘る作業にしては仰々な・・・
>>ただし、あくまで傍観者としてなのだろうが。
ただしはいらないような
>>大儀
大義
>>そして私も気がつけば今穴を掘っている。
なんで?
蟻の一生懸命な姿に触発されてみたいな文脈あれば納得いくけど
>>自らの熱情を消化するために
なぜ急に熱情が沸いたの?
来た道を辿れば光あるところに来れるのでは?
蟻達がなぜ掘りつづけているのかがわからない
主人公は結局蟻なのか何者だったのか気になる
>>何も危ぶむこともなく、自らを削り取ることもなく、
たんに穴を掘る作業にしては仰々な・・・
アリにとっては大変だろうからこのコメントはなしで
>>579 >>濃い空気ってどんな空気?
>>濃いのになぜ辛い?
気圧が高いってことだろ、普通に辛いと思うが
>>大義
大儀って言葉もある、こっちの意味として書いてるんだろう
>>581 地中なのになぜ気圧が高い?
大儀って言葉はたしかにあるが
ここで使うのはおかしい
584 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/19(水) 04:58:07
何が何に対してのどういった比喩かな
585 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/19(水) 08:32:54
見上げると、河本のあきれ顔があった。
「やっちゃいましたね」
「そのようだな」俺は溜め息まじりに言う。「ついに、このシリーズが再開するのかあ。嫌だなあ」
「ま、しかたありません。作中人物の私達は作者のいいなりですから」
「ところで」と、河本に対する怒りはどこえやら俺は尋ねる。「俺達が放ったらかしにされてる間、作者はどうだった?」
「と、いいますと」
「少しは進歩したのか」
「ええ。少しは進歩しました。まず、このスレにカキコする時は酒を飲まなくなりました。書きながら推敲するのは前からやっていますが。
そして何よりSSを書き始めました」
俺は驚愕した。「SSを書き始めただと!あの作者が……血迷ったか」
俺が足元から消え始めた。
「すごい! 感心した! さすが天才! 俺は一生あんたに付いて行く」必死になってよいしょする。「そうだそうだ。あの星に願いをかける少年のやつな、あれは良かった。最高傑作だ! ノーベル賞もんだ!」
たちまち足は元に戻った。さすが単純馬鹿の作者である。――と、思ったとたん又しても足先に消失感をおぼえたので、思考を河本に切り替える。
「なあ河本よ。ハプニングバーはどうなった。あれは、もうどうでもいい事なのか?」
「まあ、ナンセンスな小説ゆえに何でもアリです。しかし、まだ破綻をきたしてない以上はハプニングバーを目指しましょう。そうしましょう」
河本は歩きだした。
俺はしかたなくというか何というか、とにかく血まみれの拳を押さえつつも河本のあとに付き従う。
酷評お願いしません。
586 :
愛織:2006/04/19(水) 14:38:11
感想ありがとうございました。
そんな未来世界の秩序が今崩れ去ろうとしていた。”インテリジェント・モグラスーツ”が開発されたのだ。
モグラスーツはなんと地底3万メートルまで潜航することができる、驚くべき代物だ。両腕に装備されたモグラ
アームは地中の水分をそのまま吸収することが出来るから、水の価格が暴落してしまった。さらに
モグラアームを使えば地中に埋まった宝物まで発掘できてしまい、次々と発見された埋蔵金により未来世界
に強烈なインフレを巻き起こす。さらに穴ぼこだらけになった地表はまるで地獄の落とし穴と化した。モグラスー
ツを持たぬものは道を歩けば3秒で転落してしまうのだ。まるで密林にしかけられたトラップのようだった。
世界抗議団体SPQは膨大な圧力をS・ボランティ博士にかけた。
そして博士は最後にモグラスーツの致命的欠点を明かしてしまう。それは泳げないことだった。
588 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/19(水) 19:20:26
>>587 地球の赤道半径は6378キロメートルだから、別の惑星として、
その星では土が湿っていて、
純粋な水は貴重な資源として扱われ、
さらに埋蔵金を埋める文化がある。
または、その星の原住民がその文化を持っていた。
そしてその星のある企業はモグラスーツを別の星に輸出しようとしていた。
しかしSPQは、ほかの星を守るためにその企業に圧力を掛けるが、企業は応じない。
そしてSPQは博士にモグラスーツの欠点を公表するように圧力を掛ける。
博士はそれに従い、モグラスーツでは泳げないことを公表する。
ほとんどの星には海があったので……。
以上が俺の妄想だw
589 :
567:2006/04/19(水) 19:57:21
>>570 酷評ありがとうございます。
冗長ですか。言われてみればそうかもしれません。
僕の書いた作品を思い返してみてもその傾向が強いです。ご指摘ありがとうございました。
視点の固定もうまくいってないし、最後にご指摘下さった点はもう、恥ずかしいとしか言いようがありません。
致命的でした。
これからの創作に大いに参考にさせていただきます。どうもありがとうございました。
で、チビノリダーになって、電車男で大ブレイクすんだよな?
クウガ? RXの間違いだろ、きっと。…それでも合ってないかな。
※原稿入力時の約束事 の仲の
>○「 」カギカッコ内最後の句点は省略する
って絶対か?初めて知ったんだが
言っておくが、物を書くのにルールは無い、絶対も無いし、約束も無い
「これが正しい書き方」なんて言う奴はボケナスだ、どんな書き方をしても自由だ
ただ一般的には「」の中に。をつけるのは読みづらいし綺麗ではない。だからしないほうがいいよってことだ。
でももし作者が。をつけたほうが良いと思うなら胸張って付けて構わない。
>>588 >>地球の赤道半径は6378キロメートルだから、別の惑星として、
ん?だったら3万メートル掘れるんじゃないか?
594 :
409 1/2:2006/04/19(水) 23:21:01
謎の『物体』について続けます。
あのとき、家族が物体に気づいたかどうかはわからない。
部屋に戻るとベッドに倒れ込み、物体をのせたまま次の朝を迎えた。
おれは職場での疑惑の視線を恐れながら朝日の中を歩いた。
銀色の逆光を浴びていた物体は、その1本1本の毛を艶やかに光らせ
ていたに違いない・・・
昼間、職場の人たちがおれの頭を見て、どう思ったかはわからない。
ただ、何人かの人たちと会話をしている中で、おれの頭に視線の移動する回数がいつもより格段に多かったことは否めない事実である。
物体を片手に持ち、部屋の鏡に映っているのはおれだった。
一日中、その下で蒸れていた毛髪は生気を失い、圧倒的な面積を誇る赤茶けた地肌の上で波打っている。
これが真実なのだと思った。
おれは家族にも世間にも嘘をつきながら生きているようなものだ。
世の中には物体をのせても平然と日常を送ることができる人間もいる。
だが、おれにはそういう人間を理解することはできない。
ヤツらは死ぬまで嘘をつき通すのだろうか。
おれは、いまはの際まで物体をのせたままではいられない。
595 :
409 2/2:2006/04/19(水) 23:23:35
疲れきって、うんざりした顔が鏡の中でこっちを見ている。
頭部に蛍光灯の光を受けているその顔は、日本史の教科書で
見たことのある、神に何かを懇願するザビエル画に似ている。
おれは神など信じないが、鏡に映る情けない顔を眺めていると、
やり場のない怒りが込み上げてきて、手に持った物体を壁に向
かって投げつけた。
物体は激しく壁にぶつかり床に落ちた。
おれはしばらく物体を眺めた。
まるで、ガラパゴス諸島に生息する得体の知れぬ生き物のようだ。
おれは物体を拾い上げ、スーパーのビニール袋の中に入れて、
ステレオラックの奥のほうへしまいこんだ。
2年後、おれは転勤になり、勤め先の独身寮に入ることになった。
ビニール袋に入ったあの物体は、あれから一度も装着されることなく、
寮のゴミ捨て場で他の燃えないゴミといっしょに商品としての役割
を終えた。
それから1年後、あの男から自宅へ手紙が届いた。
父親はその手紙を読み、寮に棲むおれのところへ電話をかけてきた。
おれは、スペアのほうの物体を、あの男のところに預けておいたこ
とをすっかり忘れていたのだ・・・
596 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/19(水) 23:53:34
>>594-595 何を伝えたいのかよくわからない。
行動と心情がバラバラのような感じがする。
SFっぽい話かとおもったら
非常に世俗的で地味な内容なのねw
>>585 またこれかw
水を評せよいわれても評しようがない
関係ないけどハプニングバーという言葉をみると頭痛くなる
理由はわからないけど
安直な発想から生まれたっぽい言葉だから
そのときのイメージ伝染が生じるからかな?
てなわけで過去の作品の感想でも
・雪男
足だけ肥大化してぴょんぴょんて面白いね
常人には思いつかないよ
・未来テレビ
おもろかったよ
・ぎゃろっぷ
おもろかったよ
・彼女がエスパー
おもしろくなかったよ
・流れ星のガキ
途中まではどっかできいたような話だなとはおもったけど(ドラえもん)
最後の台詞が利いていたのでアリだったよ
599 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/20(木) 07:11:24
>>598 [日本語苦手]がいた!
お前、今までどこに行ってたんだ。少し心配してたじゃないか。とりあえずメシだけは食っとけ。白菜は食えない奴だけど。(おお。我ながら、うまい!)
閑話休題。
感想ありがとう。
半角Wの奴が言ってたけど、そうか、[ドラエモン]か。[星に願いをかけた少年]の類似作品は。
本当にパクッたわけじゃなく、自分で考えたんだけどな。[星に願いをかけた少年]。
それとあと、[河本シリーズ]を読んだらすぐに忘れた方がいいよ。
頭がおかしくなるよ。
>>592 先月くらいに論議があった。
他スレからの転載で滅茶苦茶な文章だったが「読んでおもしろい」
とか「文は悪いが、何が言いたいかがわかる」との意見。
対して「こんなの文章じゃない」「国語の勉強しろ」の意見。
更に同じ作者からネタ投下。
これまた賛否両論、言葉使いの悪さ、誤字などがあったが
リズム良く読みやすかった。
作品に対する批判の中出たのが「文芸にルールは無い」
との意見だった。
結局論議は平行線を辿り決着はつかなかったが、個人
としては作品肯定側の勝利で細かいどうでもいい
ケチつけな批評や酷評と罵倒の区別がついていない否定側
は見ていて卑屈だった。
まぁ最後まで別館行けの意見が出なかったのは笑えた
わたしのクォーツクリスタル、光の限り、刻む時。
エレクトリックフェアリーと、呼ばれたおさげの灰色の。
髪は虚空にたゆたい流れ、彼への想いは横恋慕。
オモイカネ・ヒヒイロカネ
遠い時。二つの国。わたしは常に寂しそう。心に愛は宿らない。
「…そんなこと、そんなことないです、艦長!」
「ハーリーくん…」
602 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/20(木) 10:11:10
>>600 文芸のルールとは、作者が守るべき規約ではなく、読者の負担に
ならないための基盤なのだ。
文章作法とは定型をきめておいて、それを読者が事前に知っており、
それが故に文章を読む上で楽に読めるというためのルールだ。
つまり、文章規約とか細かい技術ってのは、もともと文章を負担なく
読ませるためのものであって、それがクリアできていれば、違う手法
をとったって、何の問題もない。
なんていうか、この部分が理解できてない連中が、酷評スレですら
かなり多い。
だから、文章規約を守るためにとか、文章技術を駆使するために、
平気で読みにくく読者の負担になる文章を作り上げてくる。
酷評スレでは、初心者の文章をリライトすると改悪になる場合が
多々見えるが、そこら辺が理由なんだろう。
木を見て森を見ずっていうか、そういう状況に落ち込んでいる
連中が多数集まっているのが、酷評スレだわな。
つーか馬鹿が多いんだろ?
隠喩ってのを知らないのかすぐ誤表現だとか指摘する。
空を赤と言おうが、緑と言おうがそれは作者の表現。
まぁ最近は晒し側も酷評側も安定してるし問題無いだろう。
恐らく細かい指摘をしていたのは春休みで暇になった
厨房だったんだろう
604 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/20(木) 10:50:45
今日は、会社をサポって朝から酒飲んでいる、最悪の状況なんで、
ここでクダまかせておくれ。(今、間違えて何日か前に飲み残した
ビールを飲んじまったw。しんどい)
で、602の続き。
ってゆーか、最近、ここに投稿される文章を読んでて思うのが、妙に
描写をしすぎる作者が多いんだよな。
もともと、言葉ってのは短い方が強い。でも、短いと意味が伝わりに
くい。だから、言葉を補う。それが、描写なんだが。
酷評スレでも以前は描写不足を指摘されるケースが多かったような印象
なんだが、投稿者がそれを改善したのか、それとも最近の流れなのか、
描写過多のが多くなった気がする。(それだけ平均レベルが上がっ
たのかもしれんが)
ただ、それだけにむしろ読むのが辛くなった。文自体は変じゃないんだ
が、読み進めるのが苦痛になった。むしろ、初めて書きましたってやつの
剥き出しの文章の方がまだ読みやすい。
自分の経験と、ネットで素人作品を読んでた感想からいうと、最初は自分の
伝えたいことを舌足らずに書いてくることが多い。そこでまったくダメなの
もいるけど、その次の段階にいく連中は、書くのに慣れるてくると、自分の
描写不足が気になるようになる。
で描写(というか、書き込み量かな)を増やすのだけれど、単に長くなった
だけという状況に陥ることが多くなる。というか、ネットのワナビーがこの
レベルであることが多いと思う。
で、その後は、むしろ無駄な文章を追加するのを恐れて、文章を厳選するよ
ようになるわけだけれど、酷評サイトはこの前段階かなという感じだな。
605 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/20(木) 10:56:01
>>603 このスレは、作者よりもむしろ評価者が練磨されているんだよ。
痛い評価者は短期間に去るし、痛い作者もさっさといなくなるが、
痛い作者に晒された評価者が意外としぶとく生き残っている。
ちなみに、俺は違うけどね。
真面目な評価者の連中をみているのが好きで、ここに居るんで。
607 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/20(木) 11:48:37
>>604 てめぇ、酒飲んでカキコするな!
と、言ってみたところで誰からもツッコまれないんだろうなあ。
だから自分でツッコみます。「白菜、お前が言うなよ!」
えぇ、おあとがよろしいようでぇ。
608 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/20(木) 11:59:51
>>607 かまって欲しいんなら、ナンセンススレでまってろ。
609 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/20(木) 12:08:34
#608
うん。待つ。寝る。
わたしは手を伸ばす。
初めに理由がなければ、終わらせるにも理由はいらないだろう。あやふやな思考の中で、怠惰の象徴
ともいえる一本の煙草に火を点す。……が、揉み消した。制限からくる科からではない。なんとなくセ
ンチな気分なだけ、女の子はそうやって時々自慰する。……だが、今のわたしにはそれすら煩わしい。
そう自己否定しながら自虐(まち)に足を運ぶ。
酷評よろしくお願いします。
もし受けが良かったら、お蔵から続きを引っ張ってきます。
わたしは手を伸ばす。
初めに理由がなければ、終わらせるにも理由はいらないだろう。
あやふやな思考の中で、怠惰の象徴ともいえる一本の煙草に火を点
す。……が、揉み消した。制限からくる科からではない。なんとな
くセンチな気分なだけ、女の子はそうやって時々自慰する。……だ
が、今のわたしにはそれすら煩わしい。そう自己否定しながら自虐
(まち)に足を運ぶ。
二重投稿ですいません。
テキストで段落ちが、変になっていたもので悪しからず。
とりあえず、お蔵の閂は挿したままでいいと思います
ずしん、と来る酷評……ありがとうございました(泣)。
>>614 正直ネタかと思ったのでアレだけで済ました。
正直すまんかった。
自分の実力では、この文章がぐちゃぐちゃなのは「意図的」なのか「無意識」なのかわからなかった。
意図的なら理解出来ないのは俺のせいだろう。だが意図的としても、たいしてそそられなかった。
まぁ、他の人の評価を待ってみては。
素人がプロの真似してみましたって感じの文章だな
>>615 慰め、さんきゅうです。
とりあえず、ごはん食べてきますね(笑)。
>>612 これだけで何を評価したら良いのでしょうね。
このような短さでは抽象表現が何を表しているのかさっぱりわかりません。
名前欄に初心者とありますが、初心者のわりには最低な文章です。
ふつうの初心者は、あらゆる意味でもっと"やさしい"文章を書くものです。
619 :
1/2:2006/04/20(木) 20:00:33
今書いてる小説の冒頭部です。戦闘描写について、酷評お願いします。
とあるビジネスビルの屋上。十五メートル四方くらいの空間。
わたしは反逆者、ディールと対峙していた。
「一度『蒼』に加入した"異端者≠ヘ、死ぬまでそこから脱退することはできない……わかっているんでしょうね」
「ええ、もちろん」
「そして、反逆者には死の制裁――これもわかっているわね?」
「わかっていないんだったら、ボクは剣なんて持ちませんよ」
淡々と答えるディールに、わたしは少し腹が立った。同時に、悲しい気持ちにもなった。
「ディール……考え直す気はないの? 今ならまだ軽い罪で済むのよ」
「ボクが中途半端な考えで、こんなことをするはずはない。それはあなたが一番よくわかっているんじゃないんですか?」
「……ディール、わたしは『蒼』特務部隊員、セレネとしてあなたを排除する」
言い終わると同時に、わたしはディールに斬りかかった。彼の右脇腹から左肩にかけての逆袈裟斬り。彼は紙一重で
それを回避する。同時にわたしの喉元に正確に狙いを定め、突きを繰り出してくる。刃がわたしの喉笛をえぐりかけたが、ギ
リギリの位置でわたしは後方に跳び、それを避けていた。
恐怖は感じていない。むしろ、心にあるのは哀しみだった。
間を置かず、正面からディールを両断するべく、剣を振り下ろす
。彼はその剣――『蒼』から支給される特殊兵器デイライト≠ナ
わたしの斬撃を防いだ。腕力では彼には敵わない、そう判断した
わたしは、即座に剣を離し、間合いを取るために後方へ跳び退いた。
この一連の攻防で、わたしはディールが本気でわたしのことを殺
そうとしている、ということを、改めて思い知らされた。なぜ? 貴方
を突き動かしているものは何なの?
わたしが着地すると同時に、ディールは再びデイライトをわたし
に突き出してきた。彼の目は殺意に満ちており、優しかった頃の
面影は皆無。右方へ跳びそれを避けると、わたしは彼の心臓目掛
けて剣を突き出した。右斜め後ろに跳んで、彼はそれを避けようと
したが、その反応は僅かに遅れた。直撃は免れたものの、彼の左
肩は深く斬り裂かれた。
ディールの目にはその肩から流れ出す赤い液体は移らず、神経
にはその痛みが伝わってないかのようだった。彼は全く動じず、す
ぐさま攻撃を繰り出してくる。正面から振り下ろされたデイライトを、
わたしは剣で受けて――右脚に強い打撃を食らった。恐らく、骨が折れるくらい
の。斬撃はフェイントで、本命は脚への攻撃――彼の考えそうなことだ。
「相変わらず卑怯な手を使うのね」
「それはアナタも同じ事でしょう」
その攻撃で、右脚の力が抜け、一瞬だけわたしはぐらついた。ディールはそ
の刹那を見逃すことなく、デイライトをわたしの心臓へ向けて閃光のように走ら
せてきた。わたしは上半身を大きく後ろへ反らせ、地面に手をつく。同時に、バ
ック転の要領で、デイライトを握っている彼の両手に蹴りを入れてやった。そし
て、彼が怯んだ隙に後ろへ跳び退き、間合いを取った。
「何故考え直そうとしないの? 『蒼』を抜けた異端者≠フ末路を、貴方が知らないわけではないでしょう!」
「黙れ! そんなことは十分に承知している。逆に、わかっていないのはセレネ、お前だ!」
621 :
3/3:2006/04/20(木) 20:06:23
双方の意見がぶつかり合うように、剣と剣がぶつかり合う。肉が裂かれ、血が飛び散る。
わたしとディールは、それぞれ対角線上の隅で肩膝を付き、息を切らしている。
いつの間にか振り始めた雨に洗われているのは、もはやわたしの血なのかディールの血
なのかもわからない。
お互いに、極限までダメージを与え合った。ちょっとしたきっかけで確実に死んでしまう―
―そんな状況だ。
ディールから見ればわたしは剣を握っているのだろうが、もはやわたしの手の平に柄の感
触は伝わっていなかった。
本能――そう、心の奥底に眠っていた闘いの本能だけが、互いの動力源だった。闘いを
止めようとしても、それから逃げようとしても、それらは肉体的に無理であり、必然として無
理なのであった。この闘いは意思によるものではなく、本能。本能が無ければ、とっくにわ
たし達はあの世にいるだろう。
ディールとわたしは同時に笑い声を上げた。気が狂ったように笑い続けた。たぶんその声
は、闇に包まれた街全体に轟いたかもしれない。
刹那、ディールはわたしに向かって飛び掛った。同時にわたしも飛んでいた。
互いの剣が、最大の力で、互いの急所を斬り付けた。
ディールとわたしは同時に着地し、しばらく沈黙が続いた。
そして、わたしの意識は途切れた。
以上です。それでは、酷評よろしくお願いしますorz
622 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/20(木) 20:26:35
>>619 つきなみだけど描写不足。
天候、時間、ビルの屋上からどんな風景が見えるのか。
二人の服装や髪型がどんな感じなのか。
このあたりの描写がないと作品としては寂しい。
セリフのやり取りはセンスだから好みはあると思うけど、説明調でちょっと
こなれてないような気がする。こんな感じのほうが読みやすいと思うけど。
(状況描写)
「わかってるんでしょうね」
「わかってますよ」
淡々と答えるディールに、わたしは少し腹が立った。同時に、悲しい気持ちにもなった。
(なぜ悲しいのか理由→彼を助けたい理由)
「考え直す気はないの? 今ならまだ軽い罪で済むのよ」
「ボクが中途半端な考えで、こんなことをするはずはない。それはあなたが一番よく
わかっているんじゃないんですか?」
(わかっている理由の描写)
「そう……残念ね。わたしは『蒼』特務部隊員、セレネとしてあなたを排除する」
言い終わると同時に、わたしはディールに斬りかかった。
623 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/20(木) 20:40:37
>>620-621 格闘シーンの割りに緊迫感がないし、スピード感もない。
理由は説明調だから。
一人称なんだから、相手の心情を推測して説明する必要はない。
武器の説明なんかは、格闘シーンに入る前に終わらせたほうがいい。
あとはやっぱり描写不足だね。
二人の体勢や位置関係のイメージがわかない。
「紙一重でかわした」というのもいいけど、髪の毛の先っちょが切られたとか
帽子が飛んだとかサングラスが割れたとか、そういう描写があるとイメージが
伝わりやすいよ。
>>612 昔々、新宿あたりの街角に、「私の詩集買ってください 1冊50円」とかいう札を
首から下げた、汚い兄ちゃんたちがいた。
その兄ちゃんたちの書いたものさえ
>>612よりはましだったろう。
625 :
619:2006/04/20(木) 20:51:43
>>622-623 素早いレス、感謝です。
全体的に描写不足っぽいですね。緊迫感やスピード感、状況や行動(発言)の動機などの。
戦闘シーンはもっとテンポ良く、それでいてわかりやすく改稿していこうと思います。
また、それぞれの人物の心理や、周りの状況の描写ももっと詳しくしてみます。
本当に、どうもありがとうございました。
626 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/20(木) 20:58:34
>>625 君がまだ十代なら荒削りだけど、可能性はあると思う。
自分の文章をもとに映像にした時の画面を想像してみるといいよ。
具体的な絵のイメージがわかなければ描写不足だから。
>>619-621 頭の中で、両者が動いてる殺陣をイメージしながら書いてるかい?
自分の攻撃を相手が交わすと同時に攻撃、その攻撃をすぐさま飛びのいて回避、
なんて言葉で表せるほど簡単な行為じゃないよ。
あと、一人称視点なんだから左右の基準は主人公に固定する。基本だよ。
>斬撃はフェイントで、本命は脚への攻撃
脚には何で攻撃してるのか書かないと読者置いてけぼり。右足のどの部位かも書いて無いし。
>バック転の要領で、デイライトを握っている彼の両手に蹴りを入れてやった。
両手て。
628 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/20(木) 21:07:45
格闘シーンってプロでも難しいんだけどね。
上手い人の作品を参考にするといいよ。
上手くごまかしながら書いてあるから。
>>619 2人しかいないのだから、勢いを出すためにも「わたし・ディール・彼」のほとんどを削りましょう。
わけもなく相手の呼称がディール・彼と変化している部分があるのも良くありません。
文章のほうはもっとスマートにできるはず。
「○が△した」「×が△になった」というような棒球の文が多すぎます。
もちろん無闇に変化をつけるのは文章を悪いものにしかしませんが、テンポやリズムを生むため
には、表現の工夫が不可欠です。
状況の描写というのは、「Aの後にBが起きてCが起きた」とか、「AのせいでBになってCになった」と
いうのを、順序よくA→B→Cと伝えていけば、多少の無理は通るものです。省いたり繋げたりひねっ
たりしても、そうそう理解しづらい文章にはなりません。
とここまで書いて新着チェックしたら既にたくさんレスついてて大体言われちゃってたのであとは補足。
>>623の言うとおり、極めて説明的な文が不用意に差し挟まれるのも目立ちました。要注意。
>>626と同じく、かなり若い、或いは駆け出しの人と推察しましたが、練習している方向は悪くありません。
頑張りましょう。
630 :
619:2006/04/20(木) 21:41:06
>>626-629 あわわ。622-623を読み返そうとしたらレスがこんなに……(;´Д`)皆様、本当にありがとうございます。
>無理な殺陣
やっぱ漫画とかアニメのようにはいきませんね。
実際の剣技って、映画とかでしか見たことないんで、あまりイメージが沸きませんorzスターウォーズとか見た方がいいですかね。
格闘なら、ドラマとかで頻繁に見てるんですが。
>左右の基準
三人称感覚で書いてました。気をつけます。
>両手に蹴り
よく想像してみると、両手で握ってたとしても片方の手にしか当たりませんね……。
>プロの作品
もっぱら銃撃戦とかが好きなんで、そういうのばっか読んでました。
もっと色々読んでみようと思います。
>人称
削除・統一してみます。
>単調な文章
表現の工夫、難しそうですがやってみます。
皆様、色々な批評・アドバイス、本当にどうもありがとうございました。かなり参考になりました。
ちなみに、私はお察しの通りバリバリの十代、駆け出しです(´・ω・`)
二日酔いで痛む頭を抱えながら、男は行きつけの喫茶店へと足を踏み入れた。店の中には、店長であるイデ以外人はいないようだ。
イデは、過ごし長めの雪のように白い白髪を後ろで結んでいる。本人は35歳だというが、本当はもっと上のはずだと男は思っていた。
なぜなら、イデは男が初めて喫茶店へと来た5年前からそう言っているからである。男はいつも座っている机に座った。
この喫茶店で軽い朝食を食べながら、イデと世間話をして会社へと向かう。それは入社して以来かかすことのなかった儀式のようなものだった。
「今日もご苦労さんだな。本当に。注文はいつものでいいかい」
イデは読んでいた新聞をその場に置き、男に尋ねる。男は、いつも一番安いメニューを頼んでいたが、たまにはということで少し高めの物を頼むことにした。
「なんだ、何かいいことでもあったのか。それとも昇進して給料でも上がったのか。たまには、何かおごってくれよ」
茶化してくるイデに男はつれない返事をして、イデが読んでいた新聞を手に取った。イデは、少し待ってろよと言葉を残し厨房へと消えていった。
数分後、イデは作った品と自分が飲む用のコーヒーを手に抱え男が座っている席へと戻ってきた。男は、イデが来たことにも気付かず新聞の一面記事をじっと睨む様に見つめている。
「なんだ、めずらしいな」
イデの声に男は、朝食が運ばれたことに気付き、新聞をテーブルの上へと置いた。イデはその様子をみた後、喋るのを再開した。
「お前が社会情勢に興味を持つなんて。いつからそんなに立派になったんだい。おじさん嬉しいよ。まっ最近はおかしいことばっかりだから新聞を読みたくなるのもわかるがな」
男は、からかわないでくださいよ。とぽつりといい、再び新聞の一面へと視界を移動させた。
イデがいうおかしいこととは最近頻発しているテロのことである。今日の新聞一面も昨日どこか遠い都市で起こったテロの報道だった。
テロは世界中で起きているが、テロを起こしているグループはすべて同じ。その、グループの名前はミルストラスト。ミルストラストとは、どこかの国の言葉で神に敵対するもの、
神を憎むもの、というのだと男はイデに教えてもらったことを思い出した。どうやら、宗教用語らしい。そして、テロの方法はいたって単純、ウイルスのばら撒き。それだけである。
イデはこのテロ組織に興味を持っているのか色々な事を知っている。中にはどうやって手に入れたんだと、首を傾げたくなるようなものまで。
「なんで、テロ組織ってテロをするんでしょうね」
男の発言に、イデは飲みかけようとしたコーヒーをテーブルの上に置き、豪快に笑いながら言った。
「テロ組織がテロをするのは当たり前だろ。坊や。テロをしないテロ組織なんて、料理を作らない料理人みたいなものだろ。テロをするから、テロ組織っていうんだよ」
「あっているけど、違いますよ。私の質問は、そういう意味でいったんじゃありません。どうして、こんなたくさんの人が死ぬようなことをしているのかと聞いたんです」
男は、睨むようにイデの顔をじっと見た。イデは、まいったなという風に顔を傾けた。
「なんで、大量殺人をするかってことね。それはやっている奴等に聞かないとわからないだろ。まだ、何か声明を出しているわけじゃないし。どこかの政府に何かを要求している
わけでもない。もしかしたら、何も、要求も政治目的もなくテロを行っているだけかもしれないし」
イデはそう言い終えると、一気にコーヒーを飲み干した。
「でも、そんなテロ組織なんてあるんでしょうか。政治目的もないテロなんて。なにか、目的があるからテロを起こすんじゃないですか」
「もしかしたら、殺すことが目的でやっているのかもしれないね。純粋に人殺しだけが目的のテロリストかもよ。シンプルで素敵じゃないか」
イデの答えに納得がいかない。男はそんな表情だったが、それをどういう風な言葉で言えばいいのか分からなかったのでとりあえず目の前に朝食を食べ始めた。
「ごちそう様です。じゃあ時間なのでそろそろ行きますね」
目の前のご飯をたいらげた男はイデにそうつげ、席を立ちあがる。男がお金を渡そうと財布をあせっていると、イデはポケットから小さい袋のようなものを取りだした。
「お金はいいからよ。ちょっとお願いを頼まれてくれないかな。すぐ終わるものだから」
イデがこんなことを言うのは初めてだった。男は、電車に間に合うかどうかで少し迷ったがふたつ返事を返した。
「ありがとよ。じゃあこれを駅の入り口にいる女の子に渡してくれ。多分行けばあっちが分かる。お前の容姿は伝えてあるから」
イデはそういうと小さな袋を男に渡した。男はその袋を用心して持っていた鞄の中へとしまった。袋に何が入っているか分からないが以外と重量が感じられる。
「あの袋の中ってなにが入っているんですか」
「それは、仕事に必要なものだ。そしてその仕事というのは誰にも教えられない。お前がまた5年後ここにこられたら教えてあげるよ」
そういい終えたイデは早く行けと言わんばかりに食器を片付け始めた。男の口から、色々な疑問がでかかったが口先のところで飲み込んだ。
「それじゃあもう行きますね。また明日も来ます」男はそのまま喫茶店の外に出た。
冒頭部分のみですが、酷評お願いします。
635 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/20(木) 23:13:48
>>631-633 「イデ」という表現がちょっと気になるかな。
カタカナ2文字の名前は読みにくい。
簡単でいいから喫茶店内部の描写が必要。
三人称なら、主人公の「男」の描写を早い段階でする必要がある。
636 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/20(木) 23:19:11
>
>>634 男の座る位置も特定したほうがいいね
奥の席ボックス席とか、カウンターの端とかね。
簡単な朝食ではなく具体的な描写が必要。
モーニングならトーストにゆで卵、サラダあたりが定番かな。
実際に喫茶店にいって情景を描写してみるといいよ。
637 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/20(木) 23:56:54
「男は行きつけの喫茶店へと足を踏み入れた」まるで未開のジャングルの探検や潜入捜査でもやってるみたいだ。
月並みかもしれないが入り口をくぐったとか、扉を開けたとか、日常的なものにした方がいいと思う。
「目の前のご飯をたいらげた〜」を見ると、朝食はパンじゃなかったみたい。だとしたらその描写をしておくべき。
喫茶店の朝食はご飯よりパンをイメージする人の方が多いし。
「雪のように白い白髪〜」説明過多。「雪のような白髪」で十分イメージは伝わる。
変換やタイプのミス。この文章量の中にこのミスの数は多い。
声に出すと分り易いけど、変な所に句点がついていて読みにくい。
>>631 >イデは、過ごし長めの雪のように白い白髪を後ろで結んでいる。
「過ごし」は「すこし」のミスか? と許すとしても、「白い白髪」って本気か?
>男はいつも座っている机に座った。
「机」……ふつうにテーブルか短く書きたければ「卓」あるいは「席」。
>イデはその様子をみた後、喋るのを再開した。
「喋るのを再開した」……酷すぎる。
>再び新聞の一面へと視界を移動させた。
同様。
以下、文章がことごとく不正確にして不適切。
まずは本をもっと読んで文章の基本を体感し学ぶことをお勧めする。
中身がどうのこうのというレベルではない。
>>631 誤変換、多少読みずらい部分はあるが
話としては続きを読んでもいいかなって気はした
酷評というか感想だなw
途中までですが酷評したいと思います
>>イデ以外人
外人と読んでしまうのでここは「イデ以外に人」としたほうが読みやすい
>>本当はもっと上のはずだと男は思っていた。
ここらへんも流れがイヤン 「本当はもっと上のはずである」
>>男はいつも座っている机に座った。
腰痛が痛い 上を見上げる に似た重複表現 「いつもの机に座った」のがよい
>>かかすことのなかった儀式のようなものだった。
かかすことのできない儀式のようなものだった。 た〜た が見苦しい 最後のたがあれば十分過去を表現できる
>>たまにはということで
これもイヤン 「今日は珍しく」
>>茶化してくるイデに男はつれない返事をして、イデが
イデイデうるさい 「そういって茶化してくるイデに男はつれない返事をしたあと、彼が」
>>イデは、少し待ってろよと言葉を残し厨房へと消えていった。
イデは「少し待ってろよ」と言葉を残し〜
本人乙
「ジジイを飼おうと思う」
僕がこの言葉を言いはなったのは、ホントにホントに久しぶりに家族がそろった夕食でのことだった。
パパとママは我が耳を疑うといった感じに、もの凄くビックリ顔をしていて、しかもその顔が、言っては悪いけども、もの凄く間抜けだったもので、僕は思わず吹き出しそうになってしまった。
しかし、ここで笑ってしまっては交渉がこじれて上手くいかなくなってしまうだろう。それは非常にまずい。出来れば避けたいものだ。
だので僕は頬にグッと力を込めて、引きつりながらも「へ」の字をなんとか維持した。
数瞬の間の後、ショックから立ち直ったパパが僕を問いただしてきた。ママはパパが焦って床にこぼしてしまったコーヒーを、いそいそと拭いている。
脇にいる妹は特に何の反応も見せていない。僕が言ったことにも、ちらりと目線をくれただけで、直ぐに食事に戻ってしまったらしい。
僕はこの歳の近い妹を理解することが出来ないでいる。
パパはいろいろと話していたようだが、要するにジジイを飼うことには反対ということだった。今はジジイがそこいらに増えすぎて社会的な問題になっているから、うちで飼うと厄介なことになるとか云々、多分そんなとこだったと思う。でもそんなことは僕とジジイには関係ない。
ママはもう少し柔らかい口ぶりだったけど、結局はパパの意見には賛成の様子だ。妹は以前として黙ったまま。
でも僕は引き下がらなかった。なんとしてもジジイを僕は飼いたいんだ。
そこで僕はパパとママに僕のジジイのことを話した。自分の見つけたジジイがジジイの割には元気であることやジジイの毛がフワフワして撫でるととても気持ちがいいこと、またジジイがこの寒空の下、公園のベンチでブルブル震えてて凄く可哀相に思えたこと等々……
「だからお願い」
僕は土下座もせんばかりに頭を下げてお願いした。だけど、パパは首を縦に振って呉れなかった。
ママも「野良ジジイかしら?それなら保健所に連絡した方がいいんじゃない?」とパパにいうだけで、僕の言うことを取り合ってくれない。
僕は少しの期待と共に、チラリと妹の方を見た。しかし妹は僕たちが目の前に居ないかのように、食後のコーヒーを飲んでいる。残念ながら彼女にはジジイと遊びたいという気持ちがないようだ。
とにかく諦めてくれ、というのがパパとママの見解だった。だが僕はもう後には引けないのだ。
「でも、もう連れてきちゃってるから……」
パパとママは今度こそ仰天した様子で目を剥いた。それがまたさっきよりもさらに面白い顔だった。
狼狽えながらも、パパとママはそのジジイはどこに居るのかと僕に聞いてきたから、僕はリビングの窓から庭へ出て、木の陰に隠していたジジイのもとへと二人を案内した。
その時ジジイはちょうど僕が買ってあげたコンビニ弁当を、ポロポロごはんを口からこぼしながら食べている所だった。
僕がジジイ、ジジイ、ほら僕のパパとママだよ、と肩を叩きながらジジイに話しかけた。
ジジイはブルブル震えながら、呆気にとられてるパパとママの方を億劫そうに見上げ、会釈の代わりにとても弱々しい、死んだ蛙のようなゲップをした。
僕はぶん殴られた。
後ろに三メートルは飛んで、奥歯も折れた。
ママはとうとう泣き出し、僕を殴ったパパは興奮して叫んだ。
「馬鹿野郎!だからテメーはろくでなしのニートなんだっ!」
殴られた僕は頭から地面に突っ込んで大量の土を喰った。そのせいで口内が土と血で滅茶苦茶になり、意識が遠くなりそうだった。
でも、僕は踏ん張った。なんとか気をしっかり持たなくては。
僕は、両手を地面にダンッと突き、顔を引き上げて口の中のものを全部吐きだした。
やりすぎてさっき食べた夕食も吐いてしまったようで、食道が灼けるように痛む。
それでも僕は一向に気にしなかった。数回ほどよろけながらも何とか立ち上がり、パパの方へと向き直った。
「僕はニートになりたくてなった訳じゃない!それにジジイだってジジイになりたくてジジイになった訳じゃないんだ!」
この言葉がパパとママにしっかり伝わったかどうかは僕には自信がない。何せ口の中が血だらけで僕自身何を言っているのか不明瞭だったし、その上僕はこの台詞を言った後直ぐに気絶してしまったからだ。
今、僕はジジイと一緒に暮らしている。結局僕が本気だということが二人に伝わったみたいで、渋々ながらジジイを家に受け入れてくれた。
ただし、散歩に連れて行くのは禁止、さらに僕の部屋からなるべく出さないように、というのが条件だった。
でも僕は今はそれでいいと思う。ジジイも風雨に曝される生活が終わって喜んでいる様子だ。
最近では家族もジジイの居る生活に慣れたようで、ママも時々ジジイに何気なく話しかけるようになったし、パパなど夜中こっそりジジイに晩酌の相手をさせているようだ
(これが僕にバレていないと思っているらしい、この前も「早くあのジジイを捨ててしまいなさい」なんて言ってたし)。
そして驚くべきことに妹もジジイに対しては少し心を開いているみたいなのだ。
実は僕が気を失ったあと、なんと彼女がパパとママを説得してジジイを条件付きで飼うことを認めさせたというのである。
僕は今まで、妹は僕みたいなろくでなしの兄のことを軽蔑しているかと思っていた。でもそれは間違いだった。
彼女は大学に通っているほど頭がいいのに、僕みたいなニートやジジイの側に立って庇ってくれるほど寛容な人間だったのだ。
僕がそのことについてお礼を言うと、妹は「そう」とだけ答えた。
言葉はいつも通り素っ気なかったけど、何故か彼女の眼がいつもと違ってとても優しそうに見えた。
いや、全体的に見れば彼女の眼もいつもと同じ、ボウッとした興味なさげな眼差しだ。
でも僕はその眼差しの奥に、何だかとても暖かく相手を労るような光を見た。
もしかしたら、妹はいつもこの眼差しを、兄である僕に向けていてくれたのではないだろうか。
僕はそれに気付いてあげられなかったのではないだろうか。
もしそうだとしたら、気付いてあげられたのはジジイのお陰だ。ジジイを飼うことは僕の家にとって良いことだったと思う。
ちょっと間があいて「今度、パパとママが許してくれたらさ、ジジイを連れてピクニックでもしようよ」と妹に言ってみた。
またちょっと間が空いた。以前はこの間が苦手で妹と話したくなかったのだが、今はさほどきならない。
一言「いいよ」と言って、妹は自分の部屋へ入っていった。そのすれ違うとき見た妹の顔は、微かに、ほんの微かに笑っていたような気がする。
僕は僕の部屋で待っているジジイのもとへと向かいつつ、さてピクニックに行く前に、またハローワークに行かなくてはと思い、あまり頑丈でもない体に気合いを入れた。
うわー、何か長くなっちゃってすいません。
酷評お願いします。
>>631-633 説明が足りない、という意見が多いようですが、この成り行きだとむしろ『説明過多』かと。
あと5回は書き直す必要があるように見受けられますが、なぜこの段階で書き込んでしまったのか、
その理由をお伺いしたいです。
647 :
641:2006/04/21(金) 05:28:55
テンプレに今気が付きました……
スレ汚しですね、スルーしてください
ご迷惑おかけしました。
649 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/21(金) 07:14:03
>>648 マジで、俺じゃない!
発想は俺と似てるが、文章が違う。俺はあんなヘタな文章は書かん!
それに俺はコテを消してこのスレにカキコした事はいちどもない。
本当だよ。
>俺はあんなヘタな文章は書かん!
………。
相手するな
652 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/21(金) 09:53:32
>>642 わざと書いているのかと疑うほどの悪文と駄文の連なり。特に書き出しの部分はこのスレでも最下層の
文章レベル。
ところが後半の
>>645あたりになるとなんとか読める文章になってはいる。
この語り口では「僕」は小学生くらいにしか見えない。なのでニートだの大学だのが後段で出てきて混乱
する。妹も小学生かと思っていた。わざと幼稚な語り口にしているのなら「僕」についてもっと早い段階
で書いておくべき。
話の中身も重点のかけかたがおかしい。「ジジイを飼うに至るまで」よりも「ジジイを飼ってから」に分
量を割いて重点をかけたほうがよい。それにより結末が活きてくるはずだ。
>>651 そうやってわざわざ言うほど酷い奴じゃない。
当たらず触らず普通にしてればいいんだ。普通にな。
>>654 触らないでいるとわめき出すやつだから言ってんだ
確かに酷いやつじゃない。
しかしズレてるな。ヅラなんだろうか。
657 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/21(金) 13:15:38
空気読まない白菜。読みたくもない白菜。
だけどズラじゃない白菜。
流れをもとに戻して下さい。
(何か韻を踏むパターンにも飽きてきた。疲れた。寝る。)
白菜よ、ここは酷評スレだ。
ナンセンススレでお相手するからここではもう少し自粛してくれ
659 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/21(金) 13:29:47
>>642-645 >>653の批評で大体あたってるかな。
漏れ的には、主人公のキャラが揺れている点を除けば文章はそこそこいけると思うよ。
また月並みなんだけど、話のキモになるジジイの描写が足りないと思う。
野良ならかなり汚いはずで、匂いとか服装とか、その辺りを気持ち悪くなるくらい
書き込めば、ぶん殴られるシーンが引き立つと思います。
そういう描写は筒井康隆とかが上手いので参考にして下さい。
後半は説明調というか粗筋ですね。小説にはなっていないと思います。
場面構成は雑ですが、ここをしっかりやれば一次選考くらいは通りそうです。
がんばってください。
660 :
少ないんですけど:2006/04/21(金) 14:40:39
情景描写でつ酷評頼む
絵人はやさしい陽射しの照らす草原の上を、あてもなくひとり歩いていた。
どこか懐かしさを感じる心地よい風が、しっとりと汗ばんだ青年の身体を次々に通り抜けていく。
あたり一様に初春を告げる薄甘い香りが漂い、遠くに響く鳥の囀りは、それにとてもしっくり馴染んでいた。
こぢんまりした濁り気のない一本の小川が、ひらけた草の大地を縫うように流れている。
絵人の視界に拡がるこうした情景のすべてが、まるで濃密な日溜まりを形成するように、
無駄も不足もない様子で一つの完成された世界をつくり出していた。
「西崎社長、これで全てのプログラムは完成しました」
彼は、パソコンのキーボードを叩き終えて、満足そうに言った。
制作室にいる六人の仲間はこの時を待ちわびていたかのように
鼓舞し、歓声をあげた。
「計画から七年半も掛かったからなぁ」
部屋の奥にいる一人が言った。
「あぁ、最初は百人近くいたのにな」
昔の仲間を懐かしむように語ると、完成したゲームのROMを取り出した。
西崎社長は、大きな黒い椅子から立ちあがると、
彼から受け取ったROMと、自分で保存しておいたROMの
合わせて二枚を大切に懐にしまった。
「西崎社長、ところでこのゲームはどこの会社に売るつもりですか?
まだ契約は決まっていないんですか?」
社長は彼の質問を無視して、制作室のドアを開けた。
「従業員諸君、最後まで残ってくれてありがとう。
君たちの給料は月末までにそれぞれ銀行口座に振り込んでおくから安心してくれ」
社長はそう言い残すと、部屋を後にした。
残された従業員はしばらく呆然としていたが、
やがて皆は部屋を片付け始めた。そして一同は口を揃えて言った。
「なんで一枚もROMをコピーしてないんだよ……」
お願いします。
662 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/21(金) 16:47:00
>>660 一言で言うと修飾がクドイです。
飾る部分というのは、ストーリーに深く関連する部分にしたほうがいいでしょう。
無駄な部分をばっさり切ったほうが、飾る部分が引き立ちます。
下の添削で【 】の部分は無くても意味は通りますが、旅人の内面を表現する部分と
して残してみました。
絵人は草原の上を、あてもなくひとり歩いていた。
心地よい風が、しっとりと汗ばんだ青年の身体を次々に通り抜けていく。
初春を告げる香りが漂い、鳥の囀りが響いていた。
こぢんまりした小川が、ひらけた草の大地を縫うように流れている。
絵人の視界に拡がるこうした情景のすべてが、
【まるで濃密な日溜まりを形成するように、 無駄も不足もない様子で】
一つの完成された世界をつくり出していた。
663 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/21(金) 17:09:28
>>661 月並みですけど描写不足です。
どういうゲームを作っていたのかがわかりません。
社長の年齢や表情も、 制作室の様子もわかりません。
これを原作にして絵を描けと言われると困るような気がしますね。
もともと100人入るような大きな部屋に6人しか残っていないのか、
6人ちょっとしか入らない小さい部屋なのかによって印象が変わってきますから。
契約が決まってないゲームを、何年もかけて開発するというストーリー構成に無理が
あるような気がしますがそれは置いといて。セリフが説明調なのが気になります。
こんな感じでセリフを補うと自然な感じになるかな。
「予定よりかなり遅れたよなぁー」
「2年、いや3年は遅れたか」
「足掛け7年半も掛かったからなぁ」
「○○で時間食ったからな。」
「制作中止の危機を乗り越えてよくぞここまで来たと思うよ」
「つーか、制作中止なら会社潰れちゃうし」
原作はセリフが命ですから、小説としても原作としても中途半端な感じがします。
>>660 絵人で「かいと」かな?いいセンスだと思う。
倒置をちょこっと使うと、単調さにシンコペーションが入るんじゃないか。
>>663 なるほど。そうですよね。
実は私、漫画の原作者志望でして・・・
原作って募集してるのあんまりないじゃないですか。
なので仕方なく、文章得意ではないのですが、ライトノベルにして応募しようかと。
ストーリーには自身あるんですがね。
参考になりました。ありがとうございます。
>>642 ジジイとニートうんぬんを絡ませない方がいいんじゃないかな。
内容が核酸してしまう怖れがある。
どうしてもというのなら、枚数が必要だ。
細かい文章の指摘はしないが、
パパ、ママより父、母にした方がいい。
というのも、この書き方(スタイルとまでは言えないが)ならば、
より客観的な視線を装いつつ、一人称視点でつづった方が距離感とおかしみが出るからだ。
設定そのものは悪くはない。やはり問題はその後の展開だ。
どういう形で着地するか、一度書ききってから細かい推敲をしてごらんよ。
>>665 !?!?
>>661は、自信あるストーリーじゃ、ないんだよな?
もっとすげえのがあるから、自信あるんだよな?
頼むヨおい。
いっちゃわるいが一箇所も「お」と思うとこないよな
669 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/21(金) 18:51:04
>>665 シナリオだとキャラ設定は最初から決まってるし、場面ごとの状況は
箇条書きでいいけど、小説はそうはいかないからな。
シナリオはセリフ命。心理描写必要なし。
小説は描写が命。
描写が苦手なら小説は難しいだろうね。書いていて苦痛だろうし。
というか、原作志望って……。
同人ならともかく、いきなりそんな設定やらを指示できる立場なんてなれるのか?
どっちにしても満足な文章も書けない(=言いたい事が伝わらない)人に出来るとは思えんが。
671 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/21(金) 19:23:04
>>662挙げてよかったです、ありがとうございました。実は物語の設定が「誰もいなくなった世界」という非現実的な架空の世界であるため、情景を一枚の絵画を詳しく描写するように表現する狙いがありました。とするとどう思われますか?
>>664エヒトともカイトとも読めるのが狙いです。エヒトは独逸語でもありますし絵の中の人でのエヒトでもあります。
>>661 >「西崎社長、これで全てのプログラムは完成しました」
社長を面と向って名前で呼ぶ会社などない。「社長」だけ。部長とかなら複数いる場合があるのであり
うるが。役職で呼ばない社風なら「西崎さん」。
>制作室にいる六人の仲間は〜鼓舞し、歓声をあげた。
「鼓舞」は「〜を鼓舞する」という他動詞。励ますの意。よってここでは誤用。
>「従業員諸君、最後まで残ってくれてありがとう。
「六人」に対して「従業員諸君」かい?
「文章得意ではないが」「ストーリーには自信ある」原作者志望か。
文章にしなければ、自信あるストーリーをひとに見せることもできないだろうなあ。
だから自信あるんだろうなあ。
いいなあ。
頑張ってくれ。
べっつに誰が何を目指そうともお前らにゃ関係ねーだろ
ここは説教するとこでもおせっかい焼くとこでもねーの
>>672 西崎社長って呼んだり従業員諸君って呼ぶのは問題無いと思うが?
いや、マジメな会社員の日常を描いた小説とかなら別だが、違うってことくらいわかるよな?
675 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/21(金) 20:37:08
>>671 好みもあるので一概には言えませんが、修飾のクドイ文章は嫌われる傾向が強い
ですね。実際にそういう小説が受賞する例ってほとんどないと思います。
狙っている賞の「過去の受賞作」をいくつか読んでみては?
幻想的な雰囲気を出したいなら、もう少し行数が必要だと思います。
修飾を沢山使いたいならば、一つの文章で一つの事柄だけを説明するように
心がけてください。そうすると少しは読みやすくなります。
風の様子で一段落。春の匂いで一段落。鳥のさえずりで一段落。
と言う感じです。各段落の中でメリハリがつけばいいと思いますが、テクとしては
難しいと思います。
まあしかし、661の気持もわからんではない。
昔、梶原一騎の生原稿を見たことがあるが、
飛雄馬、投げた。
カキーン。
打球はスタンドへ。
「そ、そんな」
飛雄馬くずれ落ちる。
TVの前に坐る一徹。
「弱点はすでに見破られている。飛雄馬よ、まだわからんのか」
こんな感じだった。
こんなんならおれでも書けると思っても責められまい。
>>642-645 笑わせてもらいましたw
>>いそいそと拭いている
嬉しそうにというニュアンスを含むのでここでのいそいそは場違い
>>死んだ蛙のようなゲップ
ワロタ
>>面に突っ込んで大量の土を喰った。
良描写
>>彼女は大学に通っているほど頭がいいのに、僕みたいなニートやジジイの側に立って庇ってくれるほど寛容な人間だったのだ。
彼女は大学に通っているほど頭がよくて冷たい印象しかもち得なかったんだけど、
意外と実際は僕みたいなニートやジジイの側に立って庇ってくれるほど寛容な人間だったであった。
>>彼女の眼もいつもと
なぜ「も」? 彼女の眼はいつもと
>>僕の家にとって良いことだったと思う。
僕の家にとっては良いことだったんだと思う
読みやすさ
■■□□□
描写
■■■■□
話の内容
■■■■■
>>676 それだけじゃないだろう、その状況にいたるまでの場面があってその場面があるわけで
そんな感じの文だとしても、全然おもしろさがあると思うけど? 極端にオチだけ抜いて見せられてもそりゃぁわからんがね
>>彼女は大学に通っているほど頭がいいのに、僕みたいなニートやジジイの側に立って庇ってくれるほど寛容な人間だったのだ。
彼女は大学に通っているほど頭がよくて冷たい印象しかもち得なかったんだけど、
意外と実際は僕みたいなニートやジジイの側に立って庇ってくれるほど寛容な人間であった。
>>661 >>鼓舞し
自動詞的な使われ方はしないのでおかしい
読みやすさ
■■□□□
描写
■□□□□
話の内容
■□□□□
コンビニ弁当
見栄え的にどうですかっていう酷評志願者なのかな?
681 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/21(金) 21:38:39
>>675 なるほど、実はクドさと単調さは自覚していましたし、添削されたものを見て改めてそれがはっきりした感じです。大変参考になります
描写する対象自体が極めて単純なものなので、下手にすっきりした文体を意識すると全く旨味のないものになってしまいます。読者としてはグドいのは耐え難いだろうし。本当にバランスとるのって難しいっすね。
>>678 そそそ。こんな感じの文章でもあれだけ面白い作品になるんだと感心もした。
でも勘違いするやつもいるだろうな、と。
変な書き方してごめんね。
>>619-621 会話や主観(「おそらく」「だろう」)が、戦闘中に入り過ぎ。
結果、だらだらして間延びした印象を与える。
こう、ガツンガツンと固まりのように、描写をまとめてぶつけてみ。
例えばガンダムみたいな説教系、戦闘中に議論系のアニメは、
そういう手法を使ってるだろ。
気持ちをぶつけ合う終盤の戦闘なら、だらだら戦うのもありだけど、
冒頭のつかみとしての戦闘でたるいのは、読んでいて退屈この上ない。
キャラの紹介か、戦闘描写か、冒頭ならどちらか一つを選んで、
読者に突き刺すべきなんだよな。
684 :
1/4:2006/04/22(土) 00:26:22
授業が半日で終わり、街に出ていた。
天気も良く、絶好の買い物日和。
「やっぱり、ネットで買うしかないのかねぇ……」
ぽかぽかと温かな空気に心も緩み、つい考えが口から零れる。
植物に関して調べてみて、室内で育てるにはやはり観葉植物と呼ばれる類の物が
良いとわかった。
なかでも、チランジア。
エアープランツとも呼ばれるその品種が興味を惹いた。
生育に土を必要とせず、空気中から水分などを得るため、部屋のどこに転がして
おいても育つらしい。それが名前の由来にもなっているようだ。
見た目が面白く、上手く育てれば花も咲く。
実際には、週二三回の霧吹きと、ソーイングと呼ばれる水に漬け込む作業がたまに
必要ということだが、それくらいの手間はあった方が育成が実感できるというものだろう。
ネット販売をしているところも多々あったが、できれば現物を見て買いたい。
俺は、あまり通信販売は好きではなかった。
しかし、近くの花屋を回ったみたが、どこも扱っているものは花が主で、チランジアの
ような観葉植物は置いていない。多肉植物の小鉢などはあり、それはそれで可愛らしいの
だが、物足りなさを感じる。
そんなことを思いながら、商店街をゆっくりと歩いていたときだった。
花。
その看板には、そう書かれていた。
腰丈程の高さの立て看板。
大きくただ花と記された文字の下に、矢印が描かれている。
その矢印は店と店の間の路地の方を指していた。
かろうじて人ひとりが通れる狭さの路地。覗き込むとその先に、確かに花屋らしき
建物が見える。
「あれ、こんなところに――」
こんな店あったけ? と俺は首を捻った。
周辺の花屋の場所は事前にネットで調べてある。近くの店はすべて回ったはずだ。
が、躊躇したのも一瞬のこと。ネットの情報など完全ではないし、漏れがあったの
だろう。
685 :
2/4:2006/04/22(土) 00:27:08
俺は行ってみることにした。
「ここ、花屋だよな……?」
思わず、そんな間抜けな言葉が出た。
店名の表記はないが、どこをどう見ても普通の花屋だ。
ガラス張りのその前には、花や植木の植えられたプランターや鉢が並んでいる。
――なのに、この違和感は何なのだろう?
来てはいけないところに来てしまった。そんな気がする。
「ええ、花屋をお探しでしたのでしょう?」
声がした。
見ると、いつの間にか入り口に店員らしき人が立っている。
「いらっしゃいませ」
その店員は軽く頭を下げた。
「何をお求めでしょうか?」
「えっ……と、エアープランツとかあります?」
「いえ。しかし貴方のお求めのものは、そんなものではないでしょう?」
眩暈がした。
「さあ。貴方は何を求めているのですか?」
頭の奥が痛い。意識が朦朧とする。視界は揺らぎ、耳鳴りがした。
「俺は――」
そんな中、俺の意とは無関係に口が動き、語り始めていた。
家族と離れての一人暮らしの寂しさ、人恋しさを。
いかに痛切に感じているか、これでもかというほどに言葉に言葉を重ねる。
涙が頬を伝わるのを感じた。
話し終えると、表情も変えず黙って聞いていた店員が言った。
「それでしたら、貴方にぴったりの商品があります。お待ちください」
そして、店の中へと入っていく。
何かから解放されたように、意識がぼんやりと戻ってきていた。
胃液を吐いた後のように胸焼けがする。混乱――、どうして俺はあんなことを言って
しまったのだろう。
686 :
3/4:2006/04/22(土) 00:28:28
わけがわからないながらも、心情を吐露してしまった恥ずかしさに、いたたまれない
思いに駆られていると店員が戻ってきた。
そして、何かを差し出す。
「こちらです」
俺はまだ定まり切らない目線を、店員の手の中に向けた。
「……何ですか、これ?」
「種です」
「種? でも、種から育てるのって大変なんじゃ……」
頭がついていけず、言い訳がましいことを口にする。
「心配ありません。栽培に必要な土などもお付けします。
何もせずとも、すぐに花も咲くでしょう」
「……花ですか?」
「ええ、とても綺麗ですよ」
無表情だった店員が、微かに微笑んだ気がした。
言われるがまま、それほど高くはない代金を払う。
店員が土を入れ、種を埋めた植木鉢を受け取った。
「ありがとうございました」
見送られ、おぼつかない足取りで店を後にする。
路地を抜け、商店街に出る直前、後ろからあの店員の声が聞こえた。
「そうそう、その鉢はレンタルです。
時がきたら取りに伺いますので、大切にしてくださいね」
「え?」
思わず振り返る。
そこに今出てきたはずの路地はなかった。
視線の先にある店と店の隙間は狭く、猫も通れそうにない。
「嘘だろ……?」
急に不確実になってしまった世界の中で、確かな鉢植えの重みを感じる。
俺は隙間から、腕の中に視線を落とした。
植木鉢にぴったりと張られたシール。その上に――。
“返品不可”の文字が、赤く踊っていた。
687 :
4/4:2006/04/22(土) 00:29:19
688 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/22(土) 01:39:58
>>684-686 文章は書きなれた感じですね。
目立つ瑕疵と言えば店員の描写が欠けているくらいですかね。
全体の構成がしっかりしていれば一次選考くらいは通りそうです。
がんばって下さい。
リンク先までは行ってません。
689 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/22(土) 02:45:58
>一次選考くらいは通りそうです。
本当にそう思うか?本当にそう思うか?もう一度聞く、本当にそう思うか?
690 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/22(土) 03:07:59
>>689 必要な描写がしっかりしていて、物語に破綻がなければ一次は通りますよ。
雑誌のカラーにあってることが前提ですけど。
逆に言うと応募作の大半がその条件を満たしてないというだけで。
691 :
1:2006/04/22(土) 03:52:16
たぶん、季節は春なんだと思う。
青々とした芝生が一面に広がっているのをはっきりと見ることができるし、肌に感じる風も柔らかい印象がある。
周囲には、ぼくと同じように芝生に坐ってこの季節を楽しんでいるカップルや、
バドミントンやフリスビーなどをして体を動かしている子供、犬を散歩させている夫婦などが大勢いた。
右手にはちょっとした林があり、左手は小高い丘になっている。
そして目の先には、木を模した造りの橋があった。
ちょうどこの広場を横切るように、人工の小川があるようだ。
692 :
2:2006/04/22(土) 03:59:05
満ち足りた気分だった。
外に出ないともったいないよと空全体が主張しているような晴天と、
草木の匂いを感じさせる風。耳に届く声は様々だが、そのどれもが楽しそうで、聞いているだけ心が浮き立ってくる。
このままだらしなく芝生に寝そべってしまうか、それとも動き回って汗をかこうか、そんな贅沢な選択に迷ってしまうほどだ。
ああ、こんなにゆっくりと、何も考えずにただぼんやりとしていることなんて、ずいぶん久しぶりだなぁ。
693 :
3:2006/04/22(土) 04:07:10
僕は思わず嘆息した。
ここのところずっと何かに追いかけられるような気分が続いていて、ぼんやりすることなど一瞬もなかった。
しばらく忘れていた感覚を思い出すことができて、ただただ幸せだった。
水色の空をゆっくりと流れていく入道雲を見上げていると、ぼくは自分の思いにふとつまずいた。
いったいぼくは、何に追いかけられていたんだろう。
そんな疑問が湧いてきて、そのまましばらく考えてみた。
だがすぐには、自分を追いかけていたものが何か、思い当たらない。
>>692 > このままだらしなく
> えずにただぼんやりとしていることなんて
これだけ平仮名が連続してて読点を入れてない。
入れようという気配さえない。
酷評するに値しない虫けら以下のゴミクズ。
叩く気も起こらないクソクズ。
695 :
4:2006/04/22(土) 04:13:05
すると少し不安になって、周囲の明るい光景が陰ったように感じた。
駄目だ、こんなことを考えてはいけない。
ぼくは慌てて頭を振って、自分の中のわずかな不安を意識の外に追いやった。
大丈夫、何も心配することなんかないんだ。
絶対に大丈夫なんだから……。
そう自分に言い聞かせたものの、一度脳裏をよぎった不安はなかなか消えることがなかった。
そのうちに、思いもかけない疑問が続いて浮かんできて、ぼくの心をさらに揺さぶった。
ここはどこなんだろう。
ぼくはのどかな光景を前にしながら、そんなことを考えた。
>>たぶん、季節は春なんだと思う。
>>690にお前は春厨だって言ってるのかとおもた
697 :
5:2006/04/22(土) 04:20:58
それだけじゃない。どうやってここに来たのか、ここがどこなのか、
そういう基本的なことが一切わからないでいる。
いったいぼくは誰なのか、さっきまでくつろいでいた存在は本当に自分なのか。
ひとつ疑問を覚えたせいで、芋蔓式に次々と不安が浮上してきた。
駄目だよそんなこと考えちゃ、何もかももう大丈夫、心配することなんてひとつもないんだから。
ぼくは一所懸命に自分を宥め、さっきまでの満ち足りた気分を取り戻そうと努力した。
ちょうどその時だった。
不安でたまらなくなっているぼくの前に、ふと人影が現れた。
698 :
6:2006/04/22(土) 04:28:49
ぼくは顔を上げ、目の前に立った人を見上げた。
そこには、軽く息を弾ませて微笑んでいる女がいた。
ああ、恵梨子だ。
ぼくはすぐに女の名前を思い浮かべ、そしてそのことに安心した。
そうだ、ぼくは恵梨子と一緒にこの公園まで来たのだった。
どうしてそんなことを忘れていたのだろう。
「あのワンちゃん、三歳だって」
恵梨子は軽く後ろを振り向き、橋の方へ向かおうとしている犬を連れた若夫婦を目で指し示した。
ああ、恵梨子は犬が好きだったんだ。
ぼくはそのことも思い出し、また安堵する。
699 :
7:2006/04/22(土) 04:37:52
恵梨子はぼくたちの横を通り過ぎていくゴールデンレトリーバーを見つけると、
迷わず立ち上がって夫婦に話し掛け、ひとしきり犬の背中を撫でていたのだった。
ぼくはさっきまでそんな恵梨子を見つめながら微笑んでいたのではなかったか。
「やっぱり犬ってかわいいね。あたし、一軒家に住むようになったら、絶対に犬を飼うんだ。
血統書付きなんかじゃなくていいから、大きくてかわいい雑種。雑種、好きだよね」
「ああ、好きだよ」
700 :
8:2006/04/22(土) 04:42:51
ぼくは答える。
そう応じただけで、自分の中から恵梨子に対するたまらないほどの愛おしさが込み上げてきた。
だがその感情がこの瞬間に湧いたのか、以前から恵梨子を愛していたのか、どうしても判然としない。
なぜこんなこともわからないのかと自分を歯痒く思ったが、もうぼくは不安になることもなかった。
恵梨子を見たとき、ぼくは自分のいる場所をしっかりと把握していたからだ。
同時に、知ってしまったことを残念に思った。
恵梨子、もう一度君に会いたい。
ぼくは目覚める瞬間、息が苦しくなるほど痛切にそう感じた
701 :
9:2006/04/22(土) 04:50:55
夢の中だけでなく、本物の君に会いたい――。
最初は自分がどこにいるのかわからず、乗り物酔いに罹ったような気分の中でしばらく混乱していた。
胸がむかつく不快な感覚は、眠りの底から浮上するうちに徐々に薄れ、
それと入れ替わるように記憶が戻ってきた。
ぼくは自分がどんな体験をしたのか思い出し、こうして目を冷まそうとしていること自体に感謝した。
もう二度と目覚めなくても仕方ないと、手術前には覚悟していたのだ。
こんなことを考えられるのなら、取りあえずまだ生きているだろう。
702 :
10:2006/04/22(土) 04:58:03
ぼくはゆっくりと、瞼を開いた。
まず真っ先に目に飛び込んできたのは、染みひとつない真っ白な天井だった。
そして、自分の顔を除き込んでいる緑のマスクをした若い看護婦さん。
名前は知っているはずなのに、すぐには思い出せなかった。
まあいい。しばらくして気持ちが落ち着いたら、必ず思い出せるだろう。
看護婦さんはぼくが目覚めたことに気づくと、マスク越しにもわかるほど嬉しそうな表情になった。
「あ、目が覚めましたね。おはよう」
明るい声で、そんな風に話かけてくる。
703 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/22(土) 05:11:52
確かにガンダムにおける戦闘中禅問答は、断言の応酬じゃないとさまにならんね。
705 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/22(土) 08:05:45
僕は僕の局部をいじくり回す僕が大好きです。
それは僕の局部をいじくり回して僕を気持ち良くさせてくれるからです。
だから僕も僕の局部をいじくり回して僕を気持ち良くしてあげます。
僕は仲良しです。ケンカをした事はありません。
ケンカをしそうになった事はあります。その時は、お父さんに怒られました。みんなのお父さんに怒られて、とても泣きたくなりました。
もうすぐ次の町に行くそうです。
次の町でも、お客さんがたくさん入るといいな。
僕にはこの仕事しかありません。
これからも僕は僕と仲良くしていこうと思います。
そのためにも、僕は僕を気持ち良くしてあげないといけません。
↑こ、怖い! 自分で書いてゾッとした。
注・深読み厳禁。
「死にたい」
それが彼の口癖だった。朝、目を覚まして毛布との間に出来たぬくもりにまどろん
でいる時、パソコンのディスプレイから顔を上げて窓の向こうにばかに明るい青色を
確認した時、首から上だけがくたくたになった身体をひきずって家路に着く時、その
言葉は彼の口をついて出た。
「シニタイ」
たった四文字の音だけで、その響きは絶望感を増長させ、彼の孤独を色濃くした。
だけども彼は知っていた。自分が本当に死にたいわけではないことを。痛いのや怖い
のは苦手分野だ。なるべくなら避けて通りたい。そんな人間がわざわざ自ら命を落と
す行為を起こすことはなく、それはただ「かわいそうな自分」を演出したいがために
言う台詞だった。彼は今日もどこかで呟いている。
-----
三人称に挑戦してみたんですが、難しい。
酷評よろしくお願いします。
707 :
ヤマダ:2006/04/22(土) 10:49:18
僕はCDをセットして再生ボタンを押したあと、猫が餌を食べる様子を眺
めていた。
猫の名前は「たま」だった。一歳の雌だ。今春、商社マンの夫とともに、
中国へ長期出張に行った姉から預かっているものなので、彼らが日本に戻っ
てきたら返すことになっている。だが、帰国の予定は今のところ無い。
「ペルシャ猫って高級品種なんだろう。飼うのはいいけど行方不明になっ
ても責任は持てないよ」
出国する間際に実家を訪れた姉に向かって、僕はそう言った。
「窓を開けていても滅多に外に出ることは無いから、行方不明になること
はないと思うよ。お母さんが猫嫌いで実家じゃ飼えないから、なんとかお願
い」
と、姉はかなり一方的な返事を僕に寄こしたが、妙に人間臭い猫の顔が気
に入ったのと、抱き心地が良かったのとで、案外あっさりその猫の面倒を見
ることを決めてしまった。
708 :
ヤマダ:2006/04/22(土) 10:50:54
猫は乾いた音を立てて、熱心に餌を食べ続けた。窓辺の白いカー
テンを揺らめかせながら、時おり生暖かい風が入ってくる。窓外の
暗闇からは、公園の瑞々しい木々の気配も一緒に流れ込んでくる。
風のうごきと一緒に、猫の白い毛が震えるように揺れた。
和田教授と会わなくなって時間があいた分、泳いでいる時間が長
くなった。水泳は僕の趣味だ。大学への入学が決まって部屋を探し
た時も、徒歩で通うことのできる場所にプールがあることを条件に
入れた。
一DKのアパートは広い公園に面していた。僕の部屋は二階にあ
った。南側の窓から道路を挟んで公園の景観を見渡すことができた。
遊歩道も電灯も無い、雑木林にちかい公園だった。
大学や市民プールに行くには、公園沿いの道を通り過ぎて大通り
まで行く必要があったので、僕は毎日のように木々の様子や、地面
に落ちた枯れ草が射しこんできた太陽光を反射する様子を眺めるこ
とができた。公園の周囲には水色に塗られた鉄製の柵が設えられ、
「緑地保全区域」という無骨な看板が立てられている。敷地のほぼ
中央に木製の遊具とベンチが備えられていたが、そこで子供が遊ん
でいるのを見たことは無かった。
709 :
ヤマダ:2006/04/22(土) 10:52:14
この街は、数年前に大学が建てられたのと同時につくられた新興
の住宅街だ。アスファルトも電柱も公共施設も、プレスしたばかり
のワイシャツのように、すべてが真新しく清潔だった。生まれ育っ
た土地が歴史を持った古い場所だったせいか、僕はこの街の持って
いる空気に奇妙な違和を感じた。居心地の悪さの原因は、この街が
あまりにも清潔すぎることだと僕は思った。道ですれ違う人々も、
やって来たばかりのこの街にまだ慣れておらず、なんとなくそわそ
わとしているように目に映った。この場所で寝起きするのはごく短
い期間だけで、すくなくとも大学を卒業するまでの四年間はここで
過ごすのだという実感が、なかなか沸いてこなかった。そしてその
気分は今でも残っている。
《こんなもんで、よろ》
>>707 読みやすいですね。
ただ、春樹チックだなという印象をうけました。
711 :
ヤマダ:2006/04/22(土) 12:48:54
>>710 春樹っぽいと言われるのは凹みます。
気にしているので。
ともあれありがとうございました。
712 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/22(土) 12:59:40
>ヤマダ
「春樹モドキ」の定番を行って失敗している。例えば文体を易化するのはいいけど、全体から受ける感じがやや間延びして細部の表現が稚拙な印象がある。
主人公の視界から得られる情報量に無駄が多く不自然である。(どうでもいい情景描写とか)
713 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/22(土) 13:01:27
あっもう春樹っぽいってあるし。
714 :
ヤマダ:2006/04/22(土) 13:08:57
読みやすく書こうと思うと春樹っぽくなるんですかね。
715 :
712:2006/04/22(土) 13:13:10
酷評したはいいけど、俺もその気持ちがよくわかるし、半分は自分に書いたようなもんだから。
もう少し癖がほしい
716 :
ヤマダ:2006/04/22(土) 13:17:06
>>715 >もう少し癖がほしい
考えてみます。ありがとうございました。
なんつーか
「僕は皆となるべく上手く付き合って生きたいと思っている。
だから、相手の心に深く踏み込むことはしない。風の唄を聞け」
↑これな。ちょっと前まではよく効く、そしておなのこにモテモテの
生き方だったのかも試練が、
もう、乗り越えられちまったぞ、はっきり言って。
…少なくとも、乗り越えられかけている、もうギリで。
なんでかっつーと、こういう考えの香具師、何に重きを置いてたかって、
「おなのこにモテモテ」ここだって、バレたから。そこから逆上って
「深く心に踏み込まない」という答を見つけただけだったんだってことだ。
なかなか駆け出したばかりだとわからないかもしれないが、書き味に、
「どう生きようとしているか」は、出てしまう。それに加えて、書き込む
プラットフォームを併せれば、なっかなか見抜かれることから免れない。
その上で。「天網恢恢疎にして漏らさず」を上手くかわそうとするなら、
俺ぁ認めたいなぁ、その生き方。おなのことハーレム、ってんじゃないぞ。
酷評願います。
*
駅前だというのにファーストフード店もコンビニエンスストアも無く
今となっては誰が使う当ても無い公衆電話がポツポツと放置され、破綻
したと言う割に法的整理もされぬままのスーパーが一軒だけ名前も従業
員も変わらずに細々と営業している。申し訳程度に点在していた個人
商店も今やほとんどがシャッターを下ろしている。
信じられないほど退屈で間が抜けているが善良であるという事だけは
疑いようもない、そういう街だ。
この街へ、私は十五歳から十八歳までの三年間通っていた。
その頃彼女はいつもリーガルの黒いローファーと紺色のハイソックス
をはいていた。私はいつも彼女の顔を見据える事ができず下ばかり向い
ていたので良く憶えている。
彼女はソックスが少しでもずれると学校の指定鞄からスティックのり
を取り出し、ソックスを脚に貼り付け直していた。まるで人生の一大事
にまみえるような目つきでぐるりぐるりとスティックのりを塗りたくっ
ている彼女に、私は何故あんなに執着したのか今となってはわからない。
今や彼女の顔の像をはっきり結ぶ事ができない。自分の中で作り上
げ固定化された画像としてでも思い浮かべることができれば、楽なのだ
ろうと思う。
スカートの裾をじりじり弄ぶ指先や、小さく丸い膝頭、よく日に焼け
ていたほそい首筋、時々かけていた眼鏡にこすれる黒く長い睫毛の様な
ど、彼女の細部しか今の私は思い描くことができない。
二人で居る時の距離が近すぎたせいかもしれない。
*
「なんでミスド?」
駅にミスタードーナッツができればいいのに、と溜息をつく彼女に僕は
そう言った。
「コーヒー飲み放題だからに決まってるやろが」十年経ってもここには
できないやろうけど、と彼女はもう一度溜息をつく。
僕は顎に擦れるプラスティック製の白いカラーをずらし学生服の襟
をゆるめる。今時制服にカラーをきちんとつけてるヤツなど皆無だが、
僕が煩わしさを堪え着用しているのは彼女がその方が好みだと言ったか
らだ。
「ファミレスでも良かろうが」僕がそう言うと、
「あほか。ドーナツが食えんやろ」と彼女は鼻で笑った。
僕達が放課後一緒に過ごすようになって二ヶ月。何処へ遊びに行くで
もなくいつも二人でこの退廃的な街を歩き周りながら、話をした。
図書館のロビーで皮張りのソファーに身を沈め囁くように、または夕
暮れの闇に紛れて公園の木立の中に潜みながら、時には街で一番瀟洒な
建物である市役所の外階段にダンボールを敷き座りながら、話すネタが
無くなったことすら話題にして僕達はいつまでも肩をくっつけあって言
葉を交わしつづけた。
「やっぱり史学科行こうと思うとる。日本史好きやし。」
11月に入ると、考え無しの彼女もようやく自分が受験生であり人生の
岐路に立っていることを認識し始め、彼女なりに将来を模索しだしたよ
うだった。好きだから、という理由で進路をあっさり決める見境の無い
彼女をほんの少し羨ましくもあったが、僕には到底考えられない浅はか
な行為に思えた。歴史が好きだというのもどの程度本当の事なのか知れ
たものではない。
「あんたはもう進路考えよるんか?」
僕の受験はまだ一年先だ。だが当然準備を始めているし、多くの受験生
は下手したら小学生の時から十八歳の春を目指してコツコツやっている
のだと言って彼女に危機感を持たせてやる。
それを聞いた彼女は心底驚いた表情をして、「まるで修行僧やなあ」
とつぶやいた。
-つづく
本当に中身がないな。冒頭にしても、なんらかな予感だったり暗示があってもいいのに。雰囲気で書いてるのがすぐに分かる。
文章は鍛えられても無い才能は磨けないからな。諦めたほうがいいと思う。アドバイスはこれだけ。
721 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/22(土) 15:58:29
ひどい言い方だな。
まあ、とにかく俺もひと言。読み味はイクナイ。
でこぼこしていて、食べ物にたとえると喉に引っかかる感じかな。
だけど具体的に変なところを探すのが困難。つまり細部がどうこうという
より、全体的な読み味が宜しくないんだ。やっぱ説明調が多いせいかな。
たとえば冒頭7行、実際によく行っていた店が閉店になってた、店の人は
間抜けだけど善良だったという風に、主人公の行動に練りこみつつ同時に
街の雰囲気を説明するみたいな。つまり↑7行の説明調は読み手に何も
与えない。街が間抜けだけど善良だという情報は実は読み手に伝わってない。
たぶん全編そういうスタンスで書かれてるんで、読み味悪し、となるんだろう。
…こんなとこ。
その頃、ミスドにはまだ美味しいレパートリーが無かった。今ほどには。
定番の「通」向けオールドファッション。僕が好きなのは「公には」ゴールデンチョコレート。
でも、ストロベリーのフレンチクルーラーくらいがやっと、少女趣味をまだ胸に隠して暖めている
キモヲタ…今、イモヲタ、と打ち損じたが言いえて妙だ…へ、甘い癒しを与えてくれる優しい乙女の味で…
平成十年代に矢継ぎ早に出された期間限定の大スウィーツパーラダイスには、まだ刻を待たなければ
ならなかった。のだ。
コーヒーも、お替り自由じゃなかった筈だ。ていうか、コーヒーを頼めた覚えが無い。
それが、「日本のチベット」と呼ばれた故郷の現実だった。その頃僕達は、イーハトーヴという先輩が
昔付けた呼称を、鼻で嘲笑っていた。
それでも、ホイップクリーム…僕らは生クリームと、呼んでいた…と、家では作れないやわらか〜ぃ
ドーナツ生地は、ひとときその現実ってやつを、忘れさせてくれる ような錯覚 を運んできてくれる。
それと、僕は個人的に、岩波少年少女文庫の「がんばれホーマーくん」で、ドーナツに偏愛を植付けられても
いたという背景を持っていた。ゴミンニ、スノッブで。これじゃ、ホイチョイ辺りのエスカレーター野郎女郎どもの
心象風景とさして変わらないじゃないか、我ながら思う。とは、今振り返るからだけど。
原風景、か。久しく忘れていた言葉。
「ほら。皆で食べようぜ?」
「エー!?どうしたんですか、センパ〜イ!」
…どきどきものだ。一人一個がいいだろうか?部屋には何人居るだろう?まさか皆おんなじドーナツ、
ってわけにはいかないから、一個一個変えて買わなきゃ…十個買ったらナニコイツ張り切ってんのだしな…
いつものメンバーの数に二個プラス、ってとこか…
っていう思考錯誤はおくびにもださずに、微笑んで提出しなければならない。
これで、誰も食べてくれなければ、自分の部屋に帰る心が鉛と化す、それだけだ。しかし、
わけのわかってない工房にとって、鉛の心は、重い。
工房の攻防。
…と、びくついていたら、常にC調のMが歓声を上げて直方体の紙パックに飛びついた。
思わず俺が…僕が歓声を挙げるとこだったよ。ぜ。よ。
その後、俺とどーにかなってしまうあいつも、いそいそと品定めを始めた…が、俺はその時そんなサダメなど
知る由も無い。
「なー、お前ら知ってるぅ?」
724 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/22(土) 16:31:31
>>700 彼という人間の心理描写としてはまずまずかな。
あとは外見をこんな感じで描写できればキャラとして立つと思います。
>>707-709 文章はいいと思いますよ。
ただ、描写というのはやりすぎるとうるさくなるので、物語に関係する
部分に重点をおいたほうがいいと思います。一般論として純文系志望の方は
物語に関係ない風景なんかを延々描写する傾向がありますが、なにを描写する
のかという選択もセンスになります。
725 :
684:2006/04/22(土) 16:39:22
>>688 お褒めいただき、ありがとうございます。
これはゲームのシナリオに使うものなので、店員、種の描写は
グラフィックで補うこととし、省いてあります。
頑張って完成させたいと思います。
>>689 なにか目に付く点があれば、ご指摘お願いします。
726 :
ヤマダ:2006/04/22(土) 16:41:01
>724
有難うございます。描写は気をつけます。
727 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/22(土) 16:42:02
>>718-719 文章そのものはまずまずだと思います。
ただ、地の文で説明が延々と続いて物語が始まらないという点でちょっと厳しい。
冒頭から回想のダイジェストが続くという展開はマイナス評価になります。
物語の構成を考え直してみてはいかがでしょうか?
「ミスドのドーナツが美味しいことですか?」
「センパイの小遣いが隙間風なことかな…」
「とっくに原稿の締め切りが過ぎてる、ですよね!」
「「「『勘弁してくださいよ〜』」」」
「…っていつも通り言って帰って行きました、K印刷さん」
「おい、待て、皆の衆!と、なると…アチャー、我々は、とんでもなく意義深いどぉなっつを食べている様だぞぃ!?」
「ア〜ッ!!なぁるへそ!!」
「…センパイって、ワルですね♥」
(そうじゃない)
↑という使い勝手のいい返しは、昭和にはまだ無かった。
「ぃ、ぃや…み、ミスドってさ。ダスキンが経営してるんだぜ」
………。 シラッ
僕達は、デンセンマン音頭やシラケ鳥で育った根っからのエピキュリアン…ダダ・ニヒル・シニックがスパイスだ。
半可通な豆知識など、丸呑みしてカタルシス。すぐだ。消化など。屁さえ出ない。
「へ〜」
「意外」
僕は、悔やみ、この情報はずっと胸にしまって生きていこうと星に誓いたくなって暮れた窓の外を眺めたが、
出ていなかった。この頃、まだ天気予報はパーセンテージ…ま、いいやそれは。
729 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/22(土) 16:45:03
ミスドうぜ
730 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/22(土) 16:46:21
ドーナツ厨はもういいよ。
文章スレなんだから全部あげるなよ。
うざいから。
つまりまぁ、俺は、いつもうつむいてたから彼女の足と脚ばかり詳しくなったって話、好きだなってこったな。
うざいんだwわかったwちなみに俺は前半のドーナツさんとは違う、そのことは地名が頭にあれば、
わかるはずなのだけどね。
>>721で既に指摘されたことだけど、全体的に説明下手な印象を受ける。例えば、
>破綻したと言う割に法的整理もされぬままの〜
寂れ具合を演出するなら、ここまでくどくど言う必要は無い。
残った部分は「申し訳程度に点在〜」の文にくっつけてしまえば十分。
>退屈で間が抜けているが〜
どっちか削るべき。受ける印象はほぼ変わらない。
>この退廃的な街を〜
そう言われても退廃的な印象を受けない。主人公が十五の頃はそうだったのかもしれないが、
それなら今現在の「間が抜けた善良な」街の姿と対比させるとかすればいいのに。
>受験生であり人生の岐路に立っていることを〜
同じような意味の説明を連続しても文字が無駄に増えるだけ。受験生の時期が人生の岐路だってことは誰でも知ってる。
>という理由で進路をあっさり決める見境の無い〜
見境が無いという言葉の使い方も気になるが、「あっさり決める」だけで軽い印象は出る。
表現を重ねたからといって印象が強くなるとは限らない。
う〜ん。自己評価してみる。
実際は、ここまで後輩達冷たく無かったんだよな、確か。
「まじすか?」くらいくいついてくれた筈。
で、ひとくさり盛り上がるトーク…
けど、どうも心の師匠さんの心象風景や、「東京問題」、と名づけてしまおう、コレへシンクロさせるためには、
あまりに理想郷ではいけないのかもなぁ…とか。とか。そんなカンジ?
age厨は相変わらず、なのかな。鼻は利くね。乙彼。
つうことはだ。俺にもまだ、自我が芽生えてるのかどうか、怪しくなってきたねw
こないだ声高にここで叫んだけどさ。まぁ、書けることは、書いておくよ。今、楽しいし。
酷評ありがとうございます。
>>720 >雰囲気で書いてるのがすぐに分かる。
言われてみればその通りです。雰囲気と勢いだけで書きました。
>文章は鍛えられても無い才能は磨けない
ホント、そうですね…。
>>721 >細部がどうこうというより、全体的な読み味が宜しくない
致命的ですねw
>主人公の行動に練りこみつつ同時に街の雰囲気を説明する
意識して練習します。
>>733 >表現を重ねたからといって印象が強くなるとは限らない
うろこ落ちました。
初めて人に晒したので、感想頂いたことが嬉しいです。
丁寧に読んでくれた上に、
才能無い事に気がつかせてくれてありがとうございます。
(薄々そうじゃないかなぁとは思ってましたw)
>>731 >とっても嬉しい。ありがとう。
737 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/22(土) 17:27:36
>>707-709 これってアリの、鳥の続編だよな。
だったらアリに上げろよ。
ま、どーでもいいけど。w
やややや!俺は、才能無いって思わないよ!だってまだ、十代さんなんじゃないの?
いけるいける!書くのを辞めないこと!辞めてもまた書き出すこと!
それしかないよ
んとね。俺が好もしいと思ったのは他にもあるよ、訳が。
思春期の居心地の悪さ?寄る辺無き心?よくでてると思う。これ、若くないとなかなか書けないと思うね。
うひゃwこれでとりあえずやめるけど、もひとつあったw
俺、一コ上のおなのひとに、二人振られてて。キツクもあり、ほろ苦くもあり。
キワメテワタクシゴトですが…w厨房工房時代のね。
>>727 >冒頭から回想のダイジェストが続くという展開はマイナス評価
そうなんですか…今まで書いたの殆ど回想ダイジェスト満載ですた
>>738 >>739 ありがとうございます あーダメ 緊張解けてなきそっす
戻ります
長々すみません
>>718-719 >僕達が放課後一緒に過ごすようになって
以下7行。「退廃的」が不適切であるのは他の人からの指摘の通り。
「退屈な」くらいがいいかもしれない。
でもね、ここの文章はすごいよ。
>話すネタが無くなったことすら話題にして僕達はいつまでも肩を
>くっつけあって言葉を交わしつづけた。
これだけで2人の甘酸っぱい関係が的確に表現されている。
脱帽。
>>684 >――なのに、この違和感は何なのだろう?
以下、違和感→眩暈→心情の吐露と展開するわけだが、違和感の部分をもう少し書き込んだほうがよい
ように思う。心情の吐露がいわばゴールで、そのスタートが違和感であるのだから、ここが弱いとなん
で吐露するのか、説得力に欠けるうらみがある。
以下、余計なお世話なんだが、こういう暗いキャラの主人公のゲームって、プレイする側からすると、
どうなんだろか? 私的にはあんまりやりたくない気がするんだが。のっけから暗いものね。
ゲームについては素人の感想で申し訳ないが。
744 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/22(土) 23:05:54
>744
軽はずみなことを言ってはいかん。
自演は銃殺刑だぞ?
>>743 批評ありがとうございます。
>――なのに、この違和感は何なのだろう?
この時点での違和感は、
普通の人なら気付かない程度の些細なものなので、
あまり描写をしたくありませんでした。
主人公に自覚はないので、普通の人なら気付かないというように
書くわけにもいかず、中途半端になっているところではあります。
他に良い表現がないか考えてみます。
この後に種から少女が生まれ、共に生活を始めることで状況は一転します。
その変化を出すためにも、ある程度ここは押さえておいた方が良いかとも思い
こうなったのですが、それほど、読むのが辛くなるほど暗いでしょうか?
対象年齢が18歳以上なので、ある程度は大丈夫かとも思っているのですが……。
747 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/23(日) 01:05:10
月が雲に覆われる。
その雲の下、湿った大地の上に男が二人向かい合っている。
一人は大きな、身の丈ほどもある剣を構えている。腰を落とし、前かがみになり、斜めになった右足と平行にその剣を揃えている。
その男は鎧を着けていない。体にはボロボロの服と、諸刃の大剣が一つ。
それとは対象的に、もう一方の男は背広を着て、地面と垂直に堂々と立っている。手に持った杖が一層紳士らしさを引き立てている。
二人は睨み合ったまま止まっている。僅かに、風が吹いてきた。
大剣を持った男がゆっくりと進む。そのままの構えで、じわじわと、土を擦りながら。
二人の間合いがその大剣ほどになったとき、背広の男は杖を捨て、両手を後ろに隠す。
すると、彼の腰の辺りから、何か、小さな音が鳴る。金属音だ。
大剣の男が止まる。そして、柄を握り直し、僅かに深呼吸する。その間、深く、睨み続けた。
少し、風が止まる。
酷評をよろしくお願いします。あと、改良すべき点を教えていただけると幸いです。
>>746 ここでは一部分を抜き出しての酷評になるからね。
伏線とかはわからないし。
文章の作法に問題がなければ、自分で必要だと判断した表現はそれでいいと思うよ。
作風には好みがあるから、暗いかどうかってのも一つの意見で絶対的なものでは
ないからそんなに気にする必要はないと思う。プロの作品だって評価はわかれるからね。
749 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/23(日) 01:06:06
月が雲に覆われる。
その雲の下、湿った大地の上に男が二人向かい合っている。
一人は大きな、身の丈ほどもある剣を構えている。腰を落とし、前かがみになり、斜めになった右足と平行にその剣を揃えている。
その男は鎧を着けていない。体にはボロボロの服と、諸刃の大剣が一つ。
それとは対象的に、もう一方の男は背広を着て、地面と垂直に堂々と立っている。手に持った杖が一層紳士らしさを引き立てている。
二人は睨み合ったまま止まっている。僅かに、風が吹いてきた。
大剣を持った男がゆっくりと進む。そのままの構えで、じわじわと、土を擦りながら。
二人の間合いがその大剣ほどになったとき、背広の男は杖を捨て、両手を後ろに隠す。
すると、彼の腰の辺りから、何か、小さな音が鳴る。金属音だ。
大剣の男が止まる。そして、柄を握り直し、僅かに深呼吸する。その間、深く、睨み続けた。
少し、風が止まる。
酷評をよろしくお願いします。あと、改良すべき点を教えていただけると幸いです。
>>748 ご意見、ありがとうございます。
このまま続きを書いていこうと思います。
ただ、そういう意見もあるということを心に留めておくようにします。
751 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/23(日) 07:37:48
密林地帯に足を踏み入れた。
ほとんど隙間なき樹木の合間を縫ってケモノ道らしきものがあった。
そこを河本はズンズン進んで行く。
こんな所にひとり取り残されたら、堪らない。ここがどこなのか分からない。帰れない。たぶんじゃなくて、間違いなく死んでしまう。――俺は奴の背中から目をそらさずに必死の早歩きである。
辺りが薄暗くなり始める。それは、昼なお暗い密林部に差しかかったからなのか、ただたんに日が傾いたせいなのか判断できない。
詳細に周りの状況を点検してるヒマなんてないのである。よそ見で死にたくはない。
俺は足元をはしる蔦でたたらを踏み、樹木の枝で顔を切り、川を渡った際にへばり付いた吸血ヒルに血を吸われながらも河本を見失うまいとする。
ハプニングバーなるものは、こんな所にあるのか? 命がけで行くほどのものなのか? その前に、このシリーズは前スレのやつからちゃんと繋がっているのか? 作者は自分の作品を読み返しもしないままウロ覚えでシリーズを再開したおそれがある。
いや、むしろ作者の性格からすると、そっちの可能性の方が高い。
嫌だなあ。嫌だなあ。あまり詳しく思考するとまた消されるからしないけど、嫌だなあ。
俺は必死だった事の反動なのか、とてつもなく気持ちが弛緩した。
溜め息がもれた。
できたら酷評お願いします。白菜です。
>>749 ごめん、おれの読解力の問題だとは思うが、大男の剣の構え方が判らんかった。
斜めになった右足って、前でいいのか、それとも後? で、その足と平行ってことは
普通に切っ先を相手に向けている構えでいいのかな。んでこの剣は長剣で大剣って設定
でいいか。身の丈ほどもある剣なら普通に抜けないから普段は背負っているのかね。
マジ絵が浮かばんかった。こういうの、読み慣れていないからかもしれん。
そういう者の感想ということで収めてくれさい。
あと、地面と垂直に、が笑った。以前も同じ表現したことない?
なんつーか、正確に表現しようとしているのが伝わった。でもこれは
緊迫した雰囲気が笑いで壊れる。おれに限っては壊れてしまった。
堂々と立っている、で真っ直ぐ立っているのは伝わるよ。補うなら別の方向で。
それと、「じわじわ」は「じりじり」じゃなくていいか。
個人的感想ではなくおかしいと思ったのは、「僅かに深呼吸」。
「静かに」とか「僅かな時間で」他、矛盾しない表現にした方がいい。
その上で「僅かに」を遣ってしまっているから、どちらか変えたほうがいいかもな。
雰囲気作りはとても良かった。
冒頭2行は中でもいいね。少ない言葉で、情景が、質感をもって伝わった。
静けさと、あとに続く緊張感を演出するに相応しいと思ったよ。
そしてその緊張、緊迫感も出ていた。課題は人の動作の表し方だね。
読み慣れのせいではない。
754 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/23(日) 20:09:17
>>707-709 >僕はCDをセットして再生ボタンを押したあと、猫が餌を食べる様子を眺めていた。
説明臭い。
→僕はCDをセットして再生すると、猫が餌を食べるのを眺めていた。
>猫の名前は「たま」だった。一歳の雌だ。
→猫の名前は「たま」。一歳の雌だ。
>だが、帰国の予定は今のところ無い。
今春長期出張に行った訳で、予定はあるはず。
→だが、帰国の予定は今のところ聞いて無い。
>ペルシャ猫って高級品種なんだろう。飼うのはいいけど行方不明になっても責任は持てないよ
説明臭い。相手は姉。
→ペルシャ猫って高級品種で買うと高いんだろ。預かってもいいけど逃げても責任は持てないよ
又は→ペルシャ猫って、買うと高いんだろ、預かってもいいけど逃げても責任は持てないよ
でもいい。
755 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/23(日) 20:12:10
(続き)
>出国する間際に実家を訪れた姉に向かって、僕はそう言った。
弟的立場では、出国より、出発の方が適している。向かって、もいらない。説明臭い。
→出発の間際に実家を訪れた姉に、僕はそう言った。
>妙に人間臭い猫の顔が気 に入ったのと、
人間臭い猫の顔。想像すると人面猫。気持ち悪いってwwww
→妙に人間臭い仕草が気に入ったのと、
くらいにしてくれ。
>案外あっさりその猫の面倒を見ることを決めてしまった。
その猫はいらない。あの猫、この猫が居れば別だが。
→案外、あっさりと面倒を見る事を決めてしまった。
756 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/23(日) 20:12:55
(続き)
>窓辺の白いカーテンを揺らめかせながら、時おり生暖かい風が入ってくる。窓外の
>暗闇からは、公園の瑞々しい木々の気配も一緒に流れ込んでくる。
窓外の暗闇→夜の意味?
公園の瑞々しい木々の気配、って、ここではあんまり連想できないんだが。
>風のうごきと一緒に、猫の白い毛が震えるように揺れた。
風のうごき=毛が揺れた、訳だから、
→風と一緒に、猫の白い毛が震えるように揺れた。
>徒歩で通うことのできる場所にプールがあること
→徒歩で通うことのできる近辺にプールがあること
文中に、場所が多い。
757 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/23(日) 20:13:39
(続き)
>一DKのアパートは広い公園に面していた。僕の部屋は二階にあった。
僕の部屋は、広い公園に面していた一DKのアパートの二階にあった訳だから、
→一DKのアパートは広い公園に面していた。僕の部屋は、その二階にあった。
ただ、広い公園に面しているのは、この一DKのアパートだけなのか?
そんなはずはないだろう。この文に、もう一工夫が必要。
例えば→広い公園に面して数棟のアパートがあった。その内の一DKの二階に、僕の部屋はあった。
>遊歩道も電灯も無い、雑木林にちかい公園だった。
>大学や市民プールに行くには、公園沿いの道を通り過ぎて大通りまで行く必要があった
>敷地のほぼ 中央に木製の遊具とベンチが備えられていた
公園は広いのに、遊歩道も電灯も無い、雑木林にちかい公園だった。
大学や市民プールに行くには、公園沿いの道を通り過ぎて大通りまで行く必要があった。
公園の周囲には水色に塗られた鉄製の柵が設えられ、 「緑地保全区域」という無骨な看板が
立てられていて、敷地のほぼ 中央に木製の遊具とベンチが備えられていた。
敷地とは、公園の中でしょう? 中央に木製の遊具とベンチが備えられていて、遊歩道も電灯も無い、
雑木林にちかい公園って、少し不自然www
758 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/23(日) 20:14:25
(続き)
>僕はこの街の持っている空気に奇妙な違和を感じた。
>居心地の悪さの原因は、この街が あまりにも清潔すぎることだと僕は思った。
すらすらと、居心地の悪さの原因は、と述べるのは単調。
この街の持っている空気”奇妙な違和”が居心地の悪さとわかっているなら、
最初から、僕はこの街の持っている空気に居心地の悪さを感じた、とするべき。
奇妙とは、自分でも説明しがたい違和感。
つまり、説明しがたい違和感をあえて説明すると、居心地の悪さ、な訳なのだから、ここは
→僕はこの街の空気に奇妙な違和感を持った。
居心地の悪さ――、原因は、この街があまりにも清潔すぎることだ、と僕は思った。
の方がいいかも。違和感をあえて説明すると――、と言った書き方として。
感想
書きなれた文章。まったりした作風。
ただ、このリズムで最後まで書かれると読者は眠たくなるかもww
759 :
GX1/144:2006/04/23(日) 20:30:19
アンタのはXが好きな住人が、Xが出てるからって喜んで見るレベルのもので、評価に値するレベルじゃない
せめてもう少し自分で考えたり直せるようになってからじゃないと酷評なんて意味が無い、ついでに言えばテンプレを読もうね
シャア板へお帰りください
>>746 >それほど、読むのが辛くなるほど暗いでしょうか?
読むのが辛いってことではないんです。なお、暗い=悪いという話ではもちろんありません。
以下は長くてくどい話です。先に謝っておきます。ごめんなさい。
「俺」は大学に入って一人暮しをはじめて「ここ五日間ほど誰とも会話を交わしていな」いような淋しく、
人恋しい生活をしている。しかし天涯孤独なわけでもなく、家族とケンカ別れしているわけでもない。
妹はやたらに明るいから、他の家族もなにか問題をかかえて不幸のどん底にいるわけでもあるまい。
つまりは客観的環境としてはごく普通の生活だ。金に不自由しているようでもない。
人によっては「あー、せいせいする」と解放感を楽しむ者もいるだろう。しかし「俺」はそうではない。
なぜか、といえばそういう性格(キャラ)だからとしか言いようがない。
以下便宜的に暗いキャラと謂う。
念のためにいえば話の中身(設定、ストーリー)自体が暗いのではない。あくまでも「俺」のキャラだ。
なぜ「俺」は暗いキャラなのか。「あらすじ」を読んだうえでいえば話の展開上はその必要はない。明る
く能天気な男が変な花屋に入りこんで、であっても展開に不都合はない(雰囲気はもちろん変るが)。
ではなぜなのか。
作者がそう書きたかったから、である。
ではなぜ作者はそう書きたかったのか。
そこに作者の「思い入れ」があるのだろう。作者と「俺」との距離はきわめて近いと見る。作者は「俺」
を突き放してもいないし客観視もしていない。作者≒「俺」と言ってよい。
さてここで2種類の楽しみ、すなわち「わが身につまされる」楽しみと「われを忘れる」楽しみについて
考えたい。
大雑把に言って、「泣けた」とかいう場合が「わが身につまされる」楽しみで「面白かった」というのが
「われを忘れる」楽しみである。
小説では作者と等身大の主人公を通して「わが身につまされる」楽しみを味わうということはある。
一部の私小説が典型例だ。作者≒「俺」ということから、この作品もそれに近い構造を持っている。
しかし、ゲームで、である。
それで743に書いた「プレイする側からすると、どうなんだろか?」という疑問にたどり着く。
暗いキャラの主人公にすることでゲームにおいて「わが身につまされる」楽しみが得られるのだろうか?
そもそもゲームをする人は「わが身につまされる」楽しみを求めているのだろうか?
あるいは、暗いキャラの主人公にすることで「われを忘れる」楽しみが増すのだろうか?
「プレイする側からすると、どうなんだろか?」と書いたのはこういうわけでした。
764 :
GX1/144:2006/04/23(日) 21:48:56
>>760 一蹴どうもです・・・
失礼しました・・・。
>>764 どうしても自分の力量が知りたいって言うんなら一〜三レスくらいのなにか短編を書いてここに投稿してみれば?
それなら批評もされるだろうし、書けないってんならそれが力量ってことだね。
別にプロとか目指すわけでもなく、ただそのスレに投稿していくだけなら、いままでどおりやればいいんじゃない。
わざわざここに来なくてもね。
対峙する3つの人外の影。
「ふっ・・・なかなか心地よい殺気を放っておるな」
そういったピッコロ大魔王にはまだまだ余裕の色が見えていた。
名を飛影というこの若干小柄とも言える少年の放つ殺気を、ピッコロ大魔王は軽くいなしていた。
飛影が弱いわけではなかった。
現に彼の放つ殺気は素人目で見てもわかるほど強いもので、大気が張り詰めていくのが感じられた。
(こ、このガキできるな・・・)
フレイザードもそれを察知していた。
そして、チャンスがあれば・・・と密かに己の機を逃さぬように構えを取った。
飛影とピッコロ・・・二人の間に舞う木の葉が殺気により消し飛んだのを合図に飛影が飛び出した。
速さに自慢を持っていた飛影はいきなり恐ろしいほどのラッシュをしかけた。
大気がどよめき、木々が荒れるほどの猛攻だった。
しかし、その猛攻でさえもピッコロを傷つけるには至らなかった。
「ふはははは。もっと楽しませてみろ!」
「ちっ・・・」
焦りの色を隠せない飛影。それとは対照的に余裕の笑みさえこぼすピッコロ。
飛影は己の額に巻いていた包帯をとった。
「邪眼の力をなめるなよ・・・」
その言葉を放つと同時に、飛影の額に第三の眼が開眼した。
その眼は額だけでなく全身に現れた。
「ほぅ・・・おもしろい」
(な、なんだあの異形は・・・プレッシャーが上がった!?あれならピッコロを・・・)
「貴様も本気を出せ。あとで後悔してもしらんぞ」
その言葉にピッコロは多少の驚きの顔を覗かせた。
「ほぅ・・・大口を叩くか小僧が!ふん・・・気が変わった。その度胸に免じて貴様を生かしておいてやろう。
次にあったときは本気でやってやる」
「貴様に次があると思っているのか?」
そういうと飛影はピッコロに斬りかかる構えをとった。
その時、飛影のほほを熱い何かがカスめた・・・。
そして次の瞬間、後方の森で大きな爆発音が起こった。
それは紛れもなくピッコロが放ったものだった。
━━今の・・・外れてなかったら死んでいた・・・
飛影の顔色が驚きを含むものから怒りを含むものへと変わっていった
━━なぜ・・・なぜ外した?手加減された?この俺が・・・!!!???
そこまで思考がいくと彼の肉体はピッコロへ向かっていくことを選択した。
その動きは邪眼の力を使う前と比べて大幅に速くなっていた。
しかし、ピッコロはその飛影よりも早く動き、飛影の動きを封じた。
「殺せ・・・」
飛影はそうつぶやいた。彼には氷泪石を探すという目的も、幽助と呼ばれる男と戦うという目的もあった。
しかし彼は心のどこかで自分が死ぬというのも悪くないと考えていた。
ここで死んだとしても彼には後悔はなかった。
「ふん・・・まぁそういうな。俺は貴様が気に入ったんだ。光栄に思え。
俺は妙に善人ぶったり身の程を知らぬ輩は好かんが、
貴様のような生意気な奴は嫌いではない。今はまだ生かしといてやろう。その命をどうするかはお前次第だ」
そういうと、ピッコロはその場に飛影を残して森の奥に去っていった。
フレイザードはその後を追うように森の中に消えていった。
(ピッコロ大魔王・・・甘い・・・甘すぎる!!)
フレイザードはそう思っていた。
「不思議か?フレイザード?」
まるで心を読んだかのようにそのまま話を続ける
「このゲーム以前も言ったように厄介なのは善人面したようなゴミが徒党を組んで襲ってくることだ。
ならば、徒党を組み強固な結束ができる前に減らすのが一番良い策だ。しかし、いくらこのピッコロ大魔王といえども、
身体は一つ。全ての集団を潰すにはいささか時間がかかる。
ならばあのような決して他人に媚びない輩を使い手伝ってもらうほうが得策だとは思わんか?最後にやつを殺せば結局は同じことよ」
(なるほど・・・確かに理にはかなってやがる・・・やはりピッコロ大魔王・・・油断にならん。それも己の力に絶対の自信を持っているからこそか・・・)
改めて早く手を打たねばという思いが頭を張り巡った。
飛影はしばらく倒れこんだままだった。
━━━━ 手 加 減 さ れ た
こ の 俺 が ? ━━━━
「くっくくっくっくっく・・・はーっはっはっはっはっは!!!!!!」
ピッコロ大魔王とか言ったな・・・この俺を生かしておいたことを必ず後悔させてやる。
彼の眼には狂気がやどっていた。
それは幽助と出会う前の・・・。蔵馬と出会う前の・・・。
たった一人で魔界の世界を生き抜いていたころの寂しく・・・そして悲しい眼でもあった。
一陣の風とともに黒き衣を羽織った狂気が飛び立っていった。
鑑定ヨロ
769 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/23(日) 22:57:07
>>766 ピッコロ大魔王というキャラがいる時点でNG。
770 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/23(日) 23:09:53
なんつーかすげぇな。あんま考えたくないけどモチーフキャラからして筆者は結構な年齢なのか…?
772 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/23(日) 23:29:10
有名キャラを剽窃するのは創作とは言えないからね。
問題外だな。
773 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/23(日) 23:33:43
推定年齢50歳がピッコロ大魔王とは恐れ入る。
アタマオカシンチャウ?
>>764=766-768なのか?
こりゃひでえや
勢いで書いた。続きはまた書くと思う。酷評よろしくお願いします。
私はかれこれもう三年ほど彼女がいない。それどころか傍にいて欲しいと心から思える女性さえ
居ないのだ。
私の数少ない友人は、まだ一人身なのかと揶揄するが、それこそどうしようもない事である。努
力はした。あれほど忌み嫌っていた合コンなるものにも行ってみたし、同情で好いてくれる人も居
た。だが全ては無駄だった。私は馬鹿な男だから。私には彼女が居ないと言ったが、それはこれか
らも未来永劫そうだろう。時間は傷を癒してはくれないし、刺さった棘はもはや抜けない所まで到
達している。あの幸せな日々は戻らない。
目覚めると、酷い頭痛に襲われていた。二日酔いである。私は酒には強いほうだと自負している
が、どうも昨夜は度が過ぎていたらしい。このまま寝入ってしまおうか、と自堕落な考えが過ぎっ
たが、大学生であり、既に一年ほど皆より遅れをとっている私は、起き上がるより仕様が無かった。
>>766-768 割と達者だな。
斜め読みだけど、そんな悪くないと思う。
いい加減に読んだせいかもしれないけど、
>「不思議か?フレイザード?」
からあとがよく分からない。
ピッコロ大魔王消える→フレイザード追う
で、どういう状況で会話がなされているのか?
進行方向→
◎→ ●→
◎=フレイザード、●=ピッコロ大魔王
という位置関係なのかな、と思うんだけど。テレパシーなどならその旨ちょっと
触れた方が分かりいいかも。あるいは横に並んだという状況説明。
またその部分「そういうと〜」以下二文は、「いった」が重なる。
「追った」のか「追うように」だったのかがよく分からないけど、仲間のようだから
「フレイザードも後を追って姿を消した」でいいんじゃないかな。
あと「・・・」は「……」と書くのが本式。
まあ、どうでもいいやね。
777 :
ネカマ:2006/04/24(月) 00:07:05
うはwwwwwwwwwwwwwwおkwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>775 あの幸せな日々を失ってしまった男。失ってしまうきっかけ。
その辺を掘り下げるつもりなのかな。
それとも大してろくでなしでもない男が、ろくでなしな振りをする話
を書くつもりなのかな。
続きを書く前に、その辺の方針をしっかりした方がいいような感じを受ける。
780 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/24(月) 00:12:41
>>775 文章はいいと思いますが、冒頭から心理描写というのは基本的にはあまりやらないほうが
いいです。
構成の順番を変えて
【目覚めると〜仕方が無かった。】を先にもってきて
【私はかれこれ〜戻らない。】に続けたほうが話に入りやすいと思います。
781 :
りすかマニア ◆JmZ/qc/LHE :2006/04/24(月) 02:18:03
>>781 開いて1秒で閉じた。
素でバカじゃないかと思った。あまつさえそんな物を見ようとした自分こそバカじゃないかと思った。
( ゚∀゚)y-・o0
酷評、お願いします。
煙草に火を付けくゆらせた。
そうして、ぼうっと考えを巡らせている内に、自分の事について考え初めた。自分とは、何者なのだろうかだとか、何故ここにいるのだろうかだとか、そう云う取留めのない事ばかりが頭に浮かんでは消え、そうしている内にゆっくりとではあるが刻々と時間が経って行った。
その間に灰皿の中には吸い殻がこんもりと溜まった。消えきっていない吸い殻から燻り棚引いている煙が綺麗だった。
その間には考えは一向に纏まらなかったが、ふと死のうと思ったときに言いようのない快さを感じた。
浴槽に水道管から水が勢いよく出てたちまちに水が溜まった。
用意した剃刀で左の手首を思い切り抉った。すると痛みが背中を電気のように走った。そして、血が勢いよく吹き出してきた。まるで湧水のようだ。あまりの気持ち悪さに堪らず浴槽に腕を突っ込んだ。けれど、水の中に腕を入れてみるとひどく痛んだ。
ワイシャツの胸ポケットに煙草があるのを思い出し箱を片手で取り出した。一本だけ残っている煙草が箱の中をころころと寂しく転がった。
私はこれが最後の煙草かと思いながら徐に取りだし両切りのように吸口のところを口でちぎって、いつものように咥えた。そして意識が遠退くなか、まだ生きてみようと思った。
ああ、言い忘れ。ダウソして、テキストエディタで開いてください。
786 :
746:2006/04/24(月) 06:18:51
787 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/04/24(月) 09:21:19
「なあ。ハプニングバー行くのやめないか」俺は河本の背中に声をかける。「考えてもみたら、すでにこのシリーズ破綻してるぞ。前レスでお前が作者を悪くいった時は消されなかったのに、なぜ今回は俺が足元から消える? おかしくないか?
作者の近況を訊いた時もそう。俺は作者の近況を知らないからこそ、お前に訊いた。そして作者がSSを書き始めた事を知って驚愕する。で、血迷ったかと口を滑らせた俺が消され始め、大慌てで星に願いをかけた少年を誉めちぎる。な、無茶苦茶だろ。
他にもツッコミどころ満載だと思うぞ。
帰ろうぜ」
河本は立ち止まり、振り返った。
「そんなの破綻の内に入りません」真顔である。「私がいってるのは本筋での部分。それは、枝葉末節な問題にすらなっていません。ナンセンスな小説なのです。何でもアリなのです」
「ちょっとまった」と、俺は河本を制する。「そうだ、何でもアリだ。何でもアリだった。という事は破綻のしようがない。破綻しかける事はあっても、破綻するわけがない……。違うか?」
河本は誰が見ても分かるほど明らかに体をビクリとさせた。
「それはあれです、あれあれ。あれ」しどろもどろだ。
「何だ、あれって?」
「あれだよ。あれ。俺が行きたいんだよ。ハプニングバーに!」
開き直りやがった。
「てめぇ」
俺が河本に殴りかかろうとした、その時である。
両横の茂みから飛び出すものの姿。――
大丈夫か、オレ。続き考えてないぞ。
恐竜帝国の最後の攻撃が始まった!
続々現れるメカザウルスの大群!又大群!さしものゲッターロボも孤立無援では勝ち目は薄い!
帝王ゴール「ふはははは!ゲッターロボ!今日がお前の命日だ!」
竜馬「くそっ!ゲッタートマホークをくらえ!」
しかしトマホークはメカザウルスの群れに押し出されゴールまで届かなかった!ピンチ!ゲッター!
しかしそこへ!
甲児「ブレストファイヤー!」
鉄也「ネーブルミサイル!」
大介「反重力ストーム!」
宙「スピンストーム!」
明「デビルビーム!」
大爆発がメカザウルスの群れから起こった!
帝王ゴール「な!何事だ!」
恐竜兵士「も!申し上げます!後方よりマジンガーZ!グレートマジンガー!グレンダイザー!
鋼鉄ジーグ!それにデビルマンまでもが我々に攻撃を仕掛けてきました!」
ゲッターロボのピンチに途轍もなく頼もしい仲間が助けに来た!
つづく!
>>784 そういう問題じゃなく、「ちゃんと開いて一発で見られる状態にする」まで作者の仕事。
どこかの文学賞に応募したとき、君は「ページ番号は自分で振ってくださいとでも言う気か?
>>783 言いたいこともないのに無駄に書いた無駄な文章、っつーのが俺の印象。
酷評するほどの内容もない。
>ぼうっと考えを巡らせている内に、自分の事について考え初めた
おかしいと思えよ・・・「走っているうち、ゴールをめざして走りはじめた」とか言うか?
>血が勢いよく吹き出してきた。まるで湧水のようだ。
発想があまりにも貧弱。液体が噴き出せばそりゃあ湧き水みたいにも見えるだろうが、
当たり前すぎるだろ。
>>789 そういうサーバーの仕様だから、仕方ないです。どんな設定にしてもこうなる。
ダウソしてもらってテキストエディタで開いてもらうのが一番確実。
>>790 だからさー、別のサーバー使えばいいじゃん。タグ打ってHTMLでうpすればいいじゃん。
まとめwikiもあるじゃん。自分の不勉強をサーバーのせいにするなよ。
別に直せないなら直せないで構わんよ、そのままじゃ読む気になれない人がいるってだけ。
792 :
〇〇:2006/04/24(月) 12:08:54
会社で研修中、親に手紙を書かされた
どうやら各部所の部長さんもこれを読むらしい
詩としては、まるでひねりをつけてません
評価してくださる方、部長になったつもりで僕をどうか評価おねがいします
またどういう人間に見えたかもおねがいします
「社会人になって」
寮の暮らしっておもしろくないね
寮に入るまでは一人部屋だと思ってたから余計にだったよ
でも寮生活してわかったことがいっぱいあるよ
自分で洗濯したり、生活するのに必要なものを買ったり、最初は慣れるのに大変だったよ
それをほぼ全部ひとりでやってたお母さんはやっぱりスゴイと思った
実は家にいる時からそう思ってたんだけどね
793 :
〇〇:2006/04/24(月) 12:11:33
↓の続き
ここではいろんな方言が聞けるよ
種子島から来てる人や北海道から来てる人もいるしね
今までは地元の子とばかり遊んでたけど今は長崎の子と、兵庫の子と、愛知の子とよく遊んでる
関西弁に九州弁に名古屋弁って異色だよね
僕も気にせず××弁使ってるよ
それと社会人になって思ったことがあるのだけど、僕の高校時代ってなんだったのだろうなって
高校は楽しかったけれどそれはそれで大切な思い出で、でも気持ちの面では今はまったく違う考え方に変わってきてるんだ
それが良いことなのか悪いことなのかは分からないけれど、お金をもらうということは勉強して、社会のルールを守り、世間や会社のために貢献することじゃないかなって
まだ、仕事は始まったわけじゃないけど、これからは努力をしようと思う
高校のころ、お母さんに良く勉強しなさいって言われたの思い出しました
勉強はできなかったけれど良い思い出ありがとう
社会人〇〇より
それって手紙の形式を見るための練習じゃないのか?
どう見ても親以外の人を感動させる目的で書いたろ、これ。
795 :
〇〇:2006/04/24(月) 12:24:11
>>794 そうなのかな?
実際書くこと無かったからこんな文章になったのかも
>>791 別にどうupしようといいと思うが?
ただ酷評する気が起きない文章スルーすればいい、それだけのこと。
まぁ、君のは親切心からの言葉なんだろうけど。そこまで親切にするスレじゃないよ。
実力無き物(と判断された文章)は全て放置。もしくは「酷評に値せず」で終わりでしょ。
>>792 手紙と言う事を考えると文章は悪くないと思う。逆に文章っぽくしすぎるほうが変だから。
雑感は、「自分の実力以上に、自分を相手によく見せようとする人」「狡猾だけど抜けてる」「部長を意識しすぎ」と感じた。
俺なら
>>792の最後の一行は、逆に「家にいる時は気付かなかったけど、洗濯や買い物するたびにお母さんは凄いなって実感させられるよ」だな
>>793はダメダメだな。母親というより部長宛だ。
もっと一人暮らしをして母親の偉大さ、大切さに気付かされたとか、
昔母親が自分に怒った事が、今になってよくわかった。ありがとう的な事を書くといいだろう。
もっといえば1:2:1〜2の割合で「会社批判」「自分は頑張る」「会社褒める」を入れるといいかも。
と言う俺の正確は『ずるがしこい』ですw
>>792-793 小中学生が書く体験学習の感想文みたいだな。俺が部長だったら何の感慨も持たん。
798 :
りすかマニア ◆JmZ/qc/LHE :2006/04/24(月) 13:26:35
>>798 ・真代 薫のところまで読んでみた。
なにがおきてるか理解不能。圧倒的な描写不足。俺様用語多すぎ。面白い面白くない以前の問題。
結論
もっと本を読め。
>>798 ・正直この程度の文章レベルじゃいくら多く書いても無駄。
俺が五分で書いたものの方が遥かに面白い自信がある
801 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/24(月) 15:29:56
「平和だなー」まで読んだ。
リスカして死ねばいいのに。
感想
文として人に読ませるレベルの物じゃない。
試しにキミが面白いと思った市販の本と見比べてみなさい。描写の密度が段違いだと思うから。
>>792 部長になったつもりで。「所見」欄にはこう書くところかな。
・社会人になった自覚には乏しい。
・仕事に対する意欲はまだ具体化されていない。
・家庭環境には特に問題はなかった様子。
・性格や資質にも特に問題はないようなので、長い目で育てることを第一に考えたい。ひとつひとつ
じっくり教えていけば素直に吸収するだろう。
評価点は10点満点で3点くらいか。でも印象は悪くないよ。
「まだ子供なんだな。でも高校出たばかりのいまどきの若者はこんなものか。まあ素直そうだしな」
こんな感じだね。
尚、あくまでも「会社で研修中」に書く”会社に提出する”レポートなのだから、
・入社できた喜び
・新しい仕事への期待
・研修中で印象に残った内容(こんな素晴らしいことを教えてくれた)
・多少の不安、しかしそんな自分を励ましてくれる同僚、先輩、上司(講師)の様子
・自分がこれからするべきこと
こういうような内容を盛り込みたいところだ。
とにかく前向きに、ウソでも建設的に書くのがコツ。
なので、冒頭「寮の暮らしっておもしろくないね」はダメ。
出だしからネガティブな言葉を書いては、手紙全体が、ひいてはあなた自身がネガティブな人間と見られて
しまう。たとえば「毎日が新鮮でわくわくしています」とかいう出だしと比べて見ればわかるでしょう。
でも、ほんとに印象は悪くないよ。
新しい仕事、慣れない環境で大変だろうけど、新社会人として頑張ってくれ。
>>798 「ゼロ VS バースト」の中頃まで読んだ。
とてもじゃないがその先まで読む気がしない。限界。
下読みさんは最後まで読まなきゃいけないのだろうか。
気の毒だ。
805 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/24(月) 17:14:56
「さぁおぉとぉめぇ!!!!!!!!!!」
「理由は聞きたいものだな」
「俺は、博士を信じてるぜ」
「俺もだ」
「ふん…聞きたいのか」
「今ここに、四体のゲットマシンがある。わたしが何を言ってるか
わかるか」
「は?ここはただのぶっ壊れた研究室じゃねえかよ」
「そんなスペース……………煤v
「チッ。くそじじいが」
「ふm。まさかとは思っていたが」
>>798 読んでないけどとりあえず一作ちゃんと完成させて応募まで至ったんだよな?
だったらまだまだ可能性はあるさ、次をがんがれ
一作ちゃんと完成させてない
もう死ぬしかないんじゃないのか?
>>806 >「本当の戦いはこれからだよな」
> と言って、席を倒して背伸びした。
> ――END
これが最後の文だった。
どう見ても打ち切りです。本当に(ry
皆さんたまにおかしなのが来たからって構いすぎです
白菜みたいに粘着になったらどうするんですか
評価しないならスルーしてください
以降晒しor酷評に戻るようお願いします
>>798 よし、俺がそれをちゃんとした小説にしてから応募しなおしてやるよ
もちろん俺の名で
812 :
〇〇:2006/04/24(月) 19:44:59
>>796,
>>797,
>>803 評価ありがとうございます
796さん
正直な酷評ありがとうございます
今後このような文章を書くときは796さんの言われたことに気を付けながら書こうと思います
>>797さん
親宛てですからねf^_^;かしこまった文章よりはどうでも良い内容の方が好むかなと。
でもどっちにしてもガキですね
これからは大人に見られるように頑張ります
>>803さん
部長さんの立場からも、自分のことも考えてくださった評価ありがとうございます
なんだか感動してしまいました
手紙は自分が書きたいことを書いたので自信をもつようにします
10 名前:りすかマニア ◆JmZ/qc/LHE 投稿日:2006/04/24(月) 19:46:58
>>科特氏
むこうではまともな感想貰えなかったので、ためになりました。
サンクス。
?
誤爆?
いや、戯けたこと言ってたからこちらへの報告までと。
もうこいつは相手しないでください。無駄ですから。
816 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/24(月) 22:12:56
次の方ドーゾ
酷評よろしくお願いします。 一様ジャンルはファンタジーのつもりですが、戦闘シーンは一切ありません。
静かな日々(前編)
今日もケビンは店の店長に怒られていた。店にバイトとして入って1月、傭兵を辞めて3ヶ月になるが傭兵時代からあまり笑うことがなかった彼にとって”笑顔で接客”することは猪や熊を倒すよりずっと難しいことだった。
「美形を雇って集客力を上げる!」と意気込んで店長が雇ったのだが、ケビンが仏頂面で接客をするせいで客足は遠のき、この1月の売り上げは落ち込むことが予想されている。
「あんたねぇ、毎日言ってるだろ? 接客の基本は”相手に対する親切心”だって。あんたにはその”親切心”が足りてないんだ。」
「・・・・・・すいません」
店長よりも頭1つぐらい背が高いケビンだが、店長の前ではその大きな体も小さく見えてしまう。荷物運びなどの力仕事ではとても役に立つのだが、
花屋のバイトでは植木鉢や肥料を運ぶといった程度でさほど多くない。給料を出すからにはそれなりの仕事をしてもらわなければならない。
「そんな仏頂面してちゃ、せっかくの男前が台無しだよ?」
「・・・・・・はい」
店長の話は続く。しかし、内心ケビンは穏やかではなかった。
(何で俺がこんな目に・・・・・・)
生活のためとはいえ、誰かの下について仕事をするのは今まで自分本位で行動していた彼には性に合わない行為だった。
仕事が終わり家路に着く。その足取りは重く、これから顔をあわせなければいけない傭兵をやめる原因となった”元凶”のことが頭を痛めていた。
「ようケビン。 今日の仕事はどうだった?」
振り返ると彼よりさらに頭一つ大きい巨漢が買い物袋片手に立っていた。そのがっしりとした体は暗い夜道で出会ったら熊と見間違うほどだ。
「・・・・・・いつもどおり、店長に叱られながらの仕事だったよ」
「ハハハ、それでも働かせてもらってんだから感謝しなきゃな」
「・・・・・・それはどういう意味だよ、マッシュ?」
静かな日々(中編)
ケビンとマッシュは並んで自分たちの住む小屋へと向かう。マッシュは傭兵時代の古い友人で、今は小麦や農作物を都市部へ運ぶ仕事をしている。最初はケビンもマッシュと店で働く予定だったのだが、
ケビンの腕力や体力では雇うことができないとこの店の店長に断られたのである。ちなみにこの店の従業員のほとんどがマッシュ並の巨漢である。
「さてさて、見えてきたぜ。いとしき我が家」
「俺にとっては、忌まわしき我が家だけどな」
彼らの家は町を縦断するヴァルド川を渡ってすぐのところにある平屋建てのそれほど大きくない小屋である。今はここに3人で生活していた。
ケビンにとってマッシュと一緒に生活を送ることはまったく苦にならないことである。だが、一緒に生活をしているもう1人がケビンの悩みの種だった。玄関のドアを開けた途端、その問題のもう1人が飛び出してくる。
「おっかえり〜!」
飛び出してきたのは13,4歳ぐらいの茶髪の少女であった。宙を舞っている彼女を避けるわけにもいかずケビンはしかたなく彼女を受け止める。
「お姫様からの熱い抱擁だな」
「・・・・・・いい加減この出迎え方やめてくれないか?」
含み笑いをするマッシュを無視し、ケビンはその少女にうんざりした口調で言った。
「え〜? レディーを家に残して仕事に行っといてそういうこと言うの〜? クレナ寂しかったんだよ?」
「レディーなんて歳じゃないだろ、お前は」
そう言いながら家に入り彼女を下ろす。家の中は丸いテーブルと人数分の椅子、その他生活に必要な家具が所狭しと並べられ、暖を取るための暖炉の中で赤々と炎がゆれている。
マッシュが食事の準備をしている間、クレナの相手をケビンがする。これが彼女と一緒に生活をするようになってできた一つのサイクルであった。
うるさいクレナが寝静まった後、ケビンは静かになった家の中で静かにブランデーを飲んでいた。窓から見える月はあと少しで天の一番高いところに昇る。
そんな月を眺めながらグラスを傾けるのが彼の数少ない心休まるひと時であった。
「あんまり飲むと、明日の仕事に差し支えるぞ?」
寝巻きに着替えながらマッシュは言う。彼は朝からかなりの量の仕事をこなすので毎日早寝早起きの生活している。傭兵をやめて5年も一般人として仕事をこなすようになれば嫌でもそういう習慣が染み付くのだろう。
静かな日々(後編)
「・・・・・・ああ、わかってる」
「恋しくなったか? 傭兵時代のスリリングな生活が」
着替え終わったマッシュは自分の椅子に座りながら言った。スリリングな生活。あるときは貴族の護衛として、あるときは戦争に出る一兵として、
あるときは遺跡の探索隊の一員として・・・・・・。刺激的な毎日を送っていたのは確かであった。
「・・・・・・確かに今の生活はあの頃に比べたら退屈だ。店長やクレナはうるさいし、毎日毎日植木鉢は込んだり重たい肥料を運んだりするのも正直やりたくねぇし」
「そうか・・・・・・」
「だけど」
そう言ってケビンは机の方に向き直る。酒のせいか心なしか顔が赤くなっている。
「クレナが俺にくっついて回る以上、そうそう戦場にはいけないよ。それに最近はこののんびりした生活も悪くはないかと思うようにもなってきた。」
「ほぉう? そいつは驚いたぜ、お前さんは三度の飯より戦いが好きじゃなかったのか?」
「少なくとも、今の生活をする前まではそうだった。けど、いろんな意味であいつが俺を変えたんだよ」
クレナは静かに寝息を立てている。時々なにかを言っているが一体どんな夢を見ているのだろうか。
「戦場後の廃屋で見つけたんだっけな?」
「ああ、廃屋で見つけて保護したまでは良かったんだがその後がな・・・・・・。孤児院に預けるのもなんか気が引けたし」
ケビンは遠い目をする。孤児で傭兵に助けられ、育てられた彼だからこそなにか思うところがあったのだろう。
「・・・・・・まぁ、今後のことはゆっくり考えるといい。すばらしいことにここにはゆっくり考える時間なんていくらでもある」
そういってマッシュは自分の寝室へと入っていった。残されたケビンは再び窓の外のつきへと目を移した。
「考える時間はいくらでもある・・・・・・か、確かにな。今はこの静かなひと時をゆっくりと過ごすとするか・・・・・・」
暖炉の火がパチパチと音を立てながら燃えている。薄暗い小屋の中でケビンは静かにグラスを傾けた。
822 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/24(月) 23:35:16
>>819-821 致命的に描写不足ですね。
ファンタジーなら世界観の演出が必要ですが、なんの説明もないのでコンビニか
なんかで働いているようにしか見えない。
その店も何を売ってるのかよくわからないし、登場人物がどんな人間なのかもわからない。
まず・・・は三点リーダにしようぜ。
ケビンの描写が足らない感じ。ただ美形だの男前だの言われてもイメージ湧かない。
大体何で花屋のバイトが皆巨漢じゃないといけない? しかも「荷物運びの仕事はさほど多くない」とまで書かれてるし。
824 :
819:2006/04/24(月) 23:38:42
冒頭でなるだけ語ったほうがいいですか・・・
意見ありがとうございます。
>>817 よく分からん。文法的には通ってるけど、内容は評価以前。
抽象的なことばっかりでストーリー性がない。
寓話にもなってないし、何がしたかったの君は?
>>819 脇役と外見をおろそかにしちゃダメ。舞台をきちんと展開してから役者を入れよう。
いくらイケメン設定があろうが、読んでるほうからすりゃどうでもいい。「こいつはイケメンだ」と
モロに書くんじゃなく、イケメンだ、と読者に思わせる方法を考えよう。谷崎あたり参考に
なるかも。
「・・・・・・」に頼りすぎ。確かに便利だけど、そんなものに頼っちゃ脳みそが弱くなるよ。
沈黙にもいろいろあるでしょ、続く言葉を忘れたとき、言いづらくて黙っているとき、
続く言葉を省略しているとき、などなど。ちゃんと、どういう沈黙か描写しなさいな。
もちろん、あえて書かずに「……」を使った方がいい場面もあるが、この文章の場合
八割方はちゃんと描写したほうがいい場面。
つーか、
>>3にもあるけど記号の使い方としても間違ってるよ。「・・・・・・」じゃなく「……」。
縦書きにしたときに意味不明なことになるから、その癖は早めに直しておこう。
826 :
819:2006/04/24(月) 23:53:53
>>823,825
品評どもです。(^ ^)ノ
小説をきちんとした形で書くのが初めてだったので、ご意見は参考にさせてもらいます。
>>819 全体としてはすんなり読めるが、アラも目立つ。
【 】内は削除したほうがよい。
>今日もケビンは【店の】店長に怒られていた。【店に】バイトとして入って1月、
>【暖を取るための】暖炉の中で赤々と炎がゆれている。
「衣類を洗うための洗濯機」とは書かないよね?
>最初はケビンもマッシュと店で働く予定だったのだが、ケビンの腕力や体力では雇うことができないと
>この店の店長に断られたのである。
話の流れから「店で」は花屋のことのように読めるので混乱する。「最初はケビンもマッシュと同じ
仕事をする予定だったのだが〜断られたのである」とすればよい。「この店の店長に」は削除。
>毎日毎日植木鉢は込んだり重たい肥料を運んだりするのも正直やりたくねぇし
これはおかしい。一番やりたくないのは接客のほうではないのか。でないと冒頭の場面がスカになる。
>「戦場後の廃屋で見つけたんだっけな?」
ここのみならず会話が説明くさすぎる部分が多い。
>ケビンは遠い目をする。
手垢の付いた表現の筆頭。この一文だけで評価は5段階くらい落ちるよ。
文章の練り直しが足りない印象。もっと言葉を削ったほうがよい。
話の中身は「ベルセルク」に似すぎと思った。
828 :
819:2006/04/25(火) 00:09:30
>>827 参考にさせていただきます。
追伸:ベルセルクを模写したわけではありません。作品名だけは知ってますが読んだ事無いです
酷評お願いします。
「大人になりたい」
お昼になってテレビを見ていたとき、ふと日頃思っていたことを口に出していた。母さんは相変わらず僕に背を向けて、台所でお皿を洗っている。それでも、僕の大きい独り言は聞こえていたようだ。母さんの右側にはやかんが火にかかっていた。
「大人に? 大人は大変よ、それでもいいの?」
母さんの微笑んでいるような優しい声を聞いた。そしてその声は、また僕を子ども扱いして、バカにしているものなんだと気づいた。僕はもう子供じゃないのに。
「いいよ。大変でも」
少しだけ強がってしまった。でも後悔はしていない。だって、大丈夫ではなくても耐えることは出来ると思っているから。
母さんは水道を止めると、エプロンで手を拭いた。その顔はやはり優しい笑みを浮かべていた。
「すぐ大人になることはできないよ、ほんの少しだけなら体験できるけど。それでも?」
僕はうなずいた。
「そう。ならそこに正座しなさい」
思わず聞き返してしまった。母さんが再び同じことを言ってくれてるけど、頭では分かっていたんだ。実際、ゆっくりと体は正座しようとしていた。
正座した僕を見て母さんは微笑むと、左腕をまっすぐ横に伸ばして指差した。その先にはわが家の玄関があった。何がしたいのか良く分からず、顔を母さんの方に戻す。
「いい? スタートって言ったら三分間、玄関見ちゃだめよ?」
そう言うと母さんは台所に戻り、引き出しからカップラーメンを二つ取り出した。その包装を破って、ふたを半分開けると、やかんの火を止めてお湯をそれに注ぎだした。
「スタート」
今日もカップラーメンかぁ、などと思いながら、母さんの背中を見ていたら、いつの間にか開始されていた。母さんはカップラーメン用のタイマーを僕に見せる。
「残り十秒になったら言ってね」
>>829続き
ルールは、このタイマーがゼロになるまで玄関を見ないこと。楽勝じゃないか。こんなことで大人を味わえるなら、毎日でもやってやる。
三十秒経った。カップラーメンのふたの隙間から湯気が出ていた。三日前くらいからお昼はこれだよな。
一分経った。母さんは特に何をやるわけでもなく、立ったままテレビを見ている。
「テレビは見ていい?」
「危ないからだめ」
何が危ないんだ? だけど危ないって言うからには、見ないほうがいいんだろう。
二分三十秒経った。ああ、あと二十秒したら母さんに言わなくちゃ。
……十二、十一。
「残り十秒だよ」
母さんがこっちに近づいてくる。
……五、四、三、二、一。
視界の左隅に何か見えた瞬間、顔の左側に強い衝撃を受けて僕は玄関を見ていた。見させられていた。何が起こったのだろうか? 全く理解できなかった。左頬が痛い。だんだん、そこにもう一つ心臓があるのではないか、と思えるくらい熱くなってきている。ビンタされた。
「お昼、出来たよ」
左目からは熱を持った痛みで、右目からはなぜかつらくて、涙が溢れてきた。
831 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/25(火) 00:25:54
>>829-830 そのセリフに世界観を魅せるような特別のインパクトがあれば別ですが
基本的に冒頭がセリフというのはあまりよくないです。
月並みですけど、やはり描写不足ですね。
一人称は主人公の描写が難しいのですが、小説である以上、主人公が小学生なのか
中学生なのかくらいは説明の必要があるでしょう。母親も単に「母親」という記号に
なっていますが、どういう人物なのかを描写する必要があります。
どんな家なのかもわかりません。
持ち家なのか公団住宅なのか、アパートなのかマンションなのか。
この辺りの説明や描写が入るだけで世界観がグッと増します。
お話の内容は正直よくわかりませんでした。
文章全体で読点『、』句点『。』を使いすぎていると思う。
文章の区切れ区切れで必要になってくるのはわかるけど、切る必要性が少ないところもきっている
>そしてその声は、また僕を子ども扱いして、バカにしているものなんだと気づいた。僕はもう子供じゃないのに。
この文だったら
そしてその声はまたぼくを子ども扱いしてバカにしている物なんだと気づいた、僕はもう子供じゃないのに。
といった感じに僕ならする。
あと、最後に『お母さん』が何で『僕』をビンタしたのか理由も入れたほうがいい
読者の立場からするとなんだか置いてけぼりを食らった。
理不尽なことをされるのが大人だとでも言いたかったのだろうか?
>>831さん、ありがとうございます。
>基本的に冒頭がセリフというのはあまりよくないです。
確かにインパクトがあるわけではないので、
その前に一文入れるべきでした。
書き出しはいつも悩むので、台詞を良く持ってきてしまうんです。
>やはり描写不足ですね。
子供は大人になりたいと良く願うものなので、
あまり年齢など描写するのもどうかと思ったのですが
これは個人的な思い込みでした。
母親も同様で子供にとって一番近い大人は親ですから、
母親を大人の入り口に見立ててあまり描写はしないようにと思ったんです。
>お話の内容は正直よくわかりませんでした。
社会に出るといろいろな理不尽を耐えなきゃいけません。
それを母親が子供に教えると言うのを描きたかったんですが、
描写不足や思い込みなどで独りよがりになり、伝えられませんでした。
>>832さん、ありがとうございます。
>文章全体で読点『、』句点『。』を使いすぎていると思う。
長めの文は実際に声に出して句読点をどこに入れるか決めていたのですが、
多すぎでしたか。今後気をつけます。
>ビンタした理由
これは強制的に子供の顔を玄関の方へ向かせるためです。
これも自分の中で消化してしまって、読む側を意識していませんでした。
お二人とも大変参考になりました。
おかしいところや勘違いしてるところがありましたら、指摘していただきたいです。
>>833さん、ありがとうございます。
その通りです。子供は大体が大人になることに夢を抱いていますが、
夢だけではなく、暗い部分も見るのが大人への道なのでは?と思ったんです。
>>835 その暗い部分とやらがお子様的な理屈じゃまったく意味ないけどな。
>>836 それもそうなんですけどね。
でも結構とぼけた顔して分かってるんですよ、全部じゃないですが。
838 :
775:2006/04/25(火) 01:54:12
遅レスです。
>>779-780 レス有難う御座います。
>>779さんへの答えとしては前者になります。うまく書けるかは分かりませんが。
>>780さん
褒めてもらえるのは嬉しいです。また、順序の変更も考えながら書いていきたいと思います。
>>829の最初の台詞のあとの文がなんか気持ち悪い。
お昼になった→テレビ見た→口にだした→口にだしてるのに気付いた
と一文に時の流れがこんなにつめこまれて、しかもだらだら書かれているからかな。
(口に出して「いた」というからには、口に出したのを気付いた瞬間があるはず)
お昼にテレビを見ていたら、ふと日頃の思いが口をついて出た。
くらいのほうがすっきりするんじゃないかな。
全体的にだらだらした感じで、言いたいことがわからん。
>>837の意味もわからんw
お笑い小咄板から来ました。酷評お願いします。
バブスン!バブスン!飛び出せ!オナラの精!
飛ぶナラオナラはワスレズニ!
モッテケドロボー!ツッタカター!モッテケテーw
イジョーなオナラ!パピーン!パピーン!
オナカの調子はグッドコンディション!
オナカグッドコンディションw
↑普通じゃねぇかww
ペロス呼んでペロス!
タコス食ってラモス!
ラモス剃ればテュルリw
パンツのニオイで判断シロ
パンシロン!パンシロンw
パンツはシロがチョードイイ!
パンツはアブッタイカでイイw
ったくロペスww
引っくり返してもラモスwww
失礼失礼!失礼なオナラモスwwwwwww
841 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/25(火) 06:08:00
お笑い小咄板から来ました。酷評お願いします。
ペロス!ペロス!
パロス呼んでペロス!
オナラッパ!パッパラパー!オナボクジョーでツッテケテー!
バブスン!バブスン!
ヘプシ!ヘプシ!
ハピネス!ハピネス!
オナラでピース!ピースピース!イェーイ!
ぶっちゃけあなたのオナラくせー!
ブッチャナラクセー!
ブッチャナラクセーw
ナマステーナマステ
マタクセー!マタクセ!
めっちゃパロスデー!
メッチャクソクセー!
メチャセーメチャセー
ナマステーナマステw
こりゃめっちゃペロスww
こりゃまたラモスw
失礼失礼www
これのせいで、未だにオナラした後「ブッチャナラクセー」が頭をよぎる……
842 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/25(火) 06:09:09
お笑い小咄板から来ました。酷評お願いします。
オナラッパ!パッパラパー!オナランナー!トマラン!オナラン!
オナラメモリー!メケメケ!メケメケw
メケメケー!メケメケー!ムキムキ!ムキムキ!
ムケチンムキムキドコンジョー!
ムケチンヴギ!
ムケチンヴギw
こりゃまいった〜www
ペロス!ペロス!
パロス呼んでペロス!レタス買ってペロリ!
ペロリ!ペロリ!ぺろぺろペッサリー!ムケリン!テロリン!バブスン!バブスン!
湯上がり〜爽快〜♪
バブスン!
「おかえりあなた〜、ご飯とお風呂どっちにする?」「バブスン!」
マンママンマ!マママンママンマ!
こりゃまいった!
なんつーかペロス!
色々あるなw
>>841-842 ポエム板にも似たようなスレがあるので
そちらで評価してもらったほうがよろしいかと
844 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/25(火) 06:12:16
そりゃそうだwwwwwwwwwwwwwwww
845 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/25(火) 06:18:34
846 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/25(火) 06:34:48
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名無し物書き@推敲中?:2006/04/25(火) 06:35:12
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名無し物書き@推敲中?:2006/04/25(火) 06:35:28
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850 :
名無し物書き@推敲中?:
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