☆★☆ きらら文学賞・アリの穴杯 2 ☆★☆

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952BE ◆nEdVj9pCpw :2006/03/11(土) 21:22:47
>現状への嫌悪と救済
これが罧原ファンタジー作品の核なのは間違いないと思う。
953MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 21:25:18
まー、最北端って意味で象徴性はあるな。>稚内。
そこへ向かって飛ぶわけだから。
五羽の鳥はフシ信者、あるいはこの板の名無しやコテ。。。
954名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 21:26:27
広がりがあって面白いんだけど、その広がりを理解できるのは過去の作品を読んだことがある人に限られてしまうのは哀しいことかもな。
955BE ◆nEdVj9pCpw :2006/03/11(土) 21:27:40
救済。
これは昔の人なら宗教に求めていけたが、僕らの時代にはそれがもう無い。
だから拝金主義もまかり通る風潮になった。もう成金なんて悪口にもならないんじゃないかな。今は勝ち組。
罧原はそれをファンタジーの世界で救いを成立させようとしている気がする。
956MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 21:28:30
稚内の描写なんてけっこう良いよな。
自分のいる地点から正反対って意味でも。
957BE ◆nEdVj9pCpw :2006/03/11(土) 21:31:40
あぁ、そっか。稚内はどこかにあるだろう目的地の象徴みたいな感じかな。
しかしこれは逃避癖の有る者の「無い物ねだり」にも思える。
958MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 21:32:16
自分を好いてくれる女子がいるか否か心配する辺り。
こういうのはいつも出てくるな。
じつは、おれはこれが出ると萎えるんだが。
959BE ◆nEdVj9pCpw :2006/03/11(土) 21:38:35
>>958
それは求めている心情の発露なんでしょうな。
駄目だ。僕は作品を読まずに罧原の内面を探ろうとばかりしてしまう。
960MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 21:41:27
つか、乱暴にいえば、そういうのは創作する奴は諦めれ。
と素に思う。
女ができたって「救済」は長持ちしても三年くらいなものだろ?
961BE ◆nEdVj9pCpw :2006/03/11(土) 21:44:14
>>960
いつも最後は、誰といても寂しさを感じてしまう、みたいな感じですよね?
962名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 21:45:00
少なくとも女がいる期間は将来に希望が湧くし、死になくならない
963MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 21:46:22
>誰といても寂しさを感じてしまう
フシが書いたものがいつも、って意味?
964BE ◆nEdVj9pCpw :2006/03/11(土) 21:48:35
なんか、絶対不滅の永久的な魂の救済が欲しいですな。もう科学や時代にも負けないものが。
965BE ◆nEdVj9pCpw :2006/03/11(土) 21:49:56
>>963
いえ、単なる一般論です。
966名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 21:50:31
だから宗教があるのでしょう。日本人は神様から引き離されてるからね。
967MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 21:50:43
次いくか。
「海へ」
これは、海に行くのは白昼夢なんだろうが、
それをにおわすように書いて欲しかったな。
96876 ◆FiLMG7dyEs :2006/03/11(土) 21:55:08
おつかれさま。

「海へ」は、
「俺は、何をしているんだろうか。」というところにありきたりなものを感じた。現実否定。
そして現実から逃避・脱却する先が海、というのはたぶんどこか他にもある物語だと思った。
969BE ◆nEdVj9pCpw :2006/03/11(土) 21:55:50
「海へ」
これも現状への嫌悪がテーマですね。一日だけの逃避行劇。
970MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 21:56:14
>>964
それは、今でも宗教しかないんじゃないか?
安岡章太郎は爺になってカソリックに帰依した。
「海辺の情景」の作者がだぜ?
神がいるとかないとかの話でなく
キリスト教は、なんだかんだいって、世界の色んなことの基礎になってるし
いままで続いてきてこれからもあるって意味で洗練されてるから。
97176 ◆FiLMG7dyEs :2006/03/11(土) 21:58:08
レジの金をパクるまでの準備が足りない。
まあ1000字じゃそこを書ききるのはきついだろうから、
パクったあとをもっと書けばいいんじゃないかと思った。
972名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 21:59:17
このあいだの祭にもあって書き切れてないと批評されてたじゃん。小も簡素してたのに。
なんであんなテーマを1000字で書ききれると思ったんだあいつは。
973MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 22:01:21
>>971
そのへん、微妙。
白昼夢ならこのままでもいいと思う。
コンビニに帰ってきたら黒山のひと
ってのも白昼夢から覚めるならありだな。
97476 ◆FiLMG7dyEs :2006/03/11(土) 22:03:08
>>972
「海へ」のことかな?

フシにも通じるが、「海へ」も若者の話なのに、若者らしさが足りなく感じるんだよな。
もっとバカで、とにかくパワーがあるような、それはつまりまるで勃起ということになるんだろうが、
登場人物が思い悩みすぎと感じる。
975名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 22:03:10
周囲の山は真っ黒って人じゃないんじゃない?
なんか自分、読み間違ってる?
976名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 22:04:01
私は路地裏へ迷いこんでしまった。細い道が碁盤の目ように走っていて、
古い民家が立ち並んでいる。交差点を渡ろうとしたそのとき、大きな魚が視界の右から現れた。私は電柱の陰に隠れ、
魚は私に気づくことなく、ゆっくり視界の左端へ消えた。電柱から首だけだして魚
の往った方角を確認してみる。鯉幟のようなその魚は、私のいる地点から
3ブロックほどさきの民家の前でじっと動かずにいる。尾びれと胸びれが
ゆっくり空気を掻いている。見てはいけない。強くそう思い、私
は魚が往った反対の方向へ歩いて行く。ある民家の格子戸を開けてみると、上がりかまちに男が座っていて、テレビ局に勤めていそうな風体である。ネクタイをしないサラリーマンのよう
なこの男に、大きな魚がすぐそこにいることを告げる。しかし男はにやにや
笑うばかりで、何でもないことじゃないか、とでも言いた気である。私は諦めて玄関を出た。魚に気づかれぬよう慎重に格子戸を閉める。
977MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 22:05:01
>>975
え? 店員不在のコンビニのレジに黒山のひと
じゃないの?
ちょっと見てきます。
97876 ◆FiLMG7dyEs :2006/03/11(土) 22:05:21
>>973
それMJの簡素読んでも思ったけど誤読してないか?
俺は周囲の山が黒くなるほどの時間帯、と読んだけど。
979名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 22:06:00
>>974
おう。海へのこと。尺を間違いすぎというのは全員にいえるけど、小が一番間違ってると思う。
980名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 22:06:05
田舎のコンビニの話かと思ったんだが。日が暮れると山は真っ黒よ。
981MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 22:07:17
す、すまん。
おれの誤読だ。。。
周囲の山々な。
おれ、いままで黒山のひとだかり
と思い込んでいた。。。
98276 ◆FiLMG7dyEs :2006/03/11(土) 22:08:56
>>979
どう考えても1000字に収まらないものを選んでいるってことか。
だからこそ、展開が急すぎると感じるんだろうな。
物語がでかいのは小らしいともいえるが。
983MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 22:10:31
>>976
意味を掴みかねる。。。
984名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 22:10:54
自分も黒山の人だかりということかとオモタ
985BE ◆nEdVj9pCpw :2006/03/11(土) 22:11:43
海へは枚数に制限なく書くと良い物になるだろうね。
>唐突な衝動は沸騰する薬缶から溢れる水蒸気のように体中に回った。血が踊るようだった。
この一文は良いと思った。
98676 ◆FiLMG7dyEs :2006/03/11(土) 22:12:01
ただこういう自然の美しいイメージに魅力を感じる人もいると思う。
俺は何気にすきだし、MJなんかも海のイメージはすきなんじゃないかと思っていたが、
そうでもないようだった。
987名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 22:12:41
ススキや泡立ち草が生い茂る中に、外壁がくすんだ灰色の倉庫のような建物がぽつんと一棟だけ在る。中に入り、階段を最上階まで登ると、
そこは何故か病室になっていて

↑↑↑
すばらしい
988BE ◆nEdVj9pCpw :2006/03/11(土) 22:14:14
賽銭五郎さんが来たのかな?W
989名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 22:16:09
1000字でも犯罪心理をかけないわけではないとおも。
なんか全然あの描写には心理を感じなかった。棒読み。
もちろん棒読みみたいな空っぽの犯罪心理を書くってのもありだろうけど、
小のはそういう空っぽ感は足りない。
990名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 22:16:55
MJって天才じゃない?町歩いてて、これはススキ、あれは泡立ち草って
見て分かるの?
991名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 22:17:42
>>990
普通わかるよ。
992名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 22:18:27
泡立ち草が何かわかりません。。。
993名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 22:19:43
>>992
イメージ検索しろ
994MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 22:20:09
おれんちの方の原っぱはにススキと泡立ち草しかないよ。w
詳しくは、背高泡立ち草な。
黄色い花を咲かすやつ。
995BE ◆nEdVj9pCpw :2006/03/11(土) 22:21:00
「海へ」は元の場所へと帰る心情が省かれているのが良くないと思う。
逃避行への心情は誰で共感が持てるから、最初の男女を省いても良くて、
むしろ後半を書いて欲しかった。そこでこそ同じテーマの他作品との差異が示せると思う。
996MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 22:22:29
おれは最近発見した。
プロの情景描写の特徴。
それは植物の固有名詞。
これを使わないプロはあまりいない。
99776 ◆FiLMG7dyEs :2006/03/11(土) 22:24:24
>>996
あるある、あと鳥の名前とかも。

というか新スレ立てれなかったので、どなたかてきとうに立ててもらえませんか?
998MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 22:24:47
なー、実は誤字かもしれないと後からきづいたのだが、
>古い民家
は 立ち並ぶ ではなくて 建ち並ぶ なか?
999名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 22:25:27
せんまさお
1000MJ ◆wonaVoLdpg :2006/03/11(土) 22:25:54
おれもさっきやって立てられなかった。 >新スレ
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