よくわからんお題で次の人がSSを書くスレ

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491名無し物書き@推敲中?
「床にひとつだけ置かれた裸電球」

床にひとつだけ電球が置かれていて、その下には一枚の紙が敷かれていた。
というより電球は、その紙が飛ばないようにするための重石として置かれているようだった。
窓は閉め切ってあって部屋には別に風もなかったが、メモを残すなら、
同じことをしたかもしれない、と私は思った。
紙を手にとると、そこには大きく「怒るなよ」とあり、
さらに良く見ると小さな文字で「上を見ろ」と書かれていた。
上を見ると大きな矢印が西の壁をさしていて、壁にかかっていた額縁には、
「回れ右」とあり、振り返ると化粧台があって、鏡には惚けたような私が映っていた。
私は化粧台に近づいた。化粧台には間接照明のためのスタンドがあって、
その傘をとると案の定、電球がなく、かわりにまた「窓の外を見ろ」というメモが残されていた。
窓を開くと暮れかかった夕暮れの住宅街がひろがっていたが、不信な誰かが立っているという訳でもなかった。
風が吹くので私はなにげなく空を見た。あかねに染まった空には気球が浮かんでいて、以下のような
文字が点滅していた。 夏のSSフライング祭り。 投稿期間:7月31日24時まで。
枚数:5枚。 場所:アリの穴  http://ana.vis.ne.jp/ali/index.html
私は鼻のつけねを指で押さえ努めて、怒るまい、と念じるばかりだった。

次のお題も、 「床にひとつだけ置かれた裸電球」 でお願いします。ペコリ、