たまごをテーマとした短編小説

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1名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 20:10:43
自由。ちょろっとでてくるのでもいい。
2ミラ ◆YUnDLJjVsc :2006/02/09(木) 20:14:12
なるほど、ハードボイルドを書けと言うのだな。
3ミラ ◆YUnDLJjVsc :2006/02/09(木) 20:17:33
我ながら、うまいことを言うな。
4名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 20:51:03
>>3
……………
5名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 21:07:22
6名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 21:32:26
「……おにいちゃん,ボ…ボク……卵生んじゃうよぉ……あそこから卵出ちゃうよぉ……産卵しちゃうのぉ……」
7ミラ ◆YUnDLJjVsc :2006/02/09(木) 21:39:52
いっぱい産んだなあ。あちこちに散乱(産卵)してるじゃないかw
8名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 22:12:31
>>1
まずお前が書け。
91です。:2006/02/10(金) 02:39:42
らんという女がいた。
彼女は田舎から都会へ大学に行くために引っ越してきた。
こんなつまらん田舎から抜け出して人生を成功させてやる!!
・・・・・と思っていた。
彼女は田舎を出るとき、一つ卵を産んだ。
すなわち、田舎での自分はもう、独立したものの一つだと思っていた。
でも、その卵は、卵として、割り切れるものではなかった。
一つ、考え事をしはじめると、じょじょに姿を現し、ピヨピヨとらんの周りを回るのだ。
そんな時、らんは、頭を抑えて、静かに泣くのだ。
ピヨピヨピヨピヨ
らんの大学生活は理想的なものではなかった。
フランス語教授になめられて、嫌味ばかり言われたり、
働きたいアルバイトの面接に行くと面接官がヤクザな人だったり、
できる恋人には遊ばれてばかり。
成績も、遊びと男にうつつをぬかせ、あまり認定されていない。
卒業できるかすらもわからない。もしくは、留年かもしれない。
キャリアウーマンなんて夢のまた夢だ。
101です。:2006/02/10(金) 02:40:23
ある日、らんは、一つ、調理のアルバイトが受かり、働くことになった。
アルバイトの生活はとても充実していて、人間関係も良かった。
らんは、さらに、学業をおろそかにし、アルバイトに専念した。
そして、そのアルバイトで貯めたお金で恋人にプレゼントを買うのだ。
しかし、プレゼントしたものをつけているものを見る間もなく、恋人と別れてしまう。
あまり長続きしないのだ。
彼女はそんな時もアルバイトでせっせと働く。
家に帰ると、留年通知書が届いていた。
親からは、ひどい目に言われた。
田舎に帰ってきなさいとも言われた。
らんは、もう、ここにいたくない。田舎に帰りたいと思うこともあった。
でも、田舎になんて死んでも戻ってやるかとも思っていた。
そんな時彼女のまわりをピヨピヨとまわるのだ。
卵の殻は、自力であっという間に、割れて、ひよこという姿に変わって、彼女の落ち込んでいるときに
現れ、邪魔をするのだ。
111です。:2006/02/10(金) 02:41:10
彼女にとってアルバイトは生きがいとなっていた。
しかし、ある日、店長は口にする。
ここ、なくなるから。
彼女にとっての生きがいがなくなる。
留年したので、遅れを取り戻そうと学業に専念してみる。
入学したときの同級生は就職活動。
だれも、雇ってくれないという声がよく、聞こえる。
自分はなんのためにここにいるかを考えた。
考えても、無駄だった。
考えれば考えるほど、攻めて来るように、
コッコッコッコと、にわとりがツンツンしながら、向ってくる。
なんて、あいまいで、矛盾だらけなんだ、と思った。
宅配便が来る。
実家からのおくりものだった。
家で取れた生野菜たちと綺麗なフライパンが入っていた。
らんは思った。
調理師を目指そう。
そして、アルバイトでやっていたあの充実感を思い出した。
ポンっとなにかが生まれた音がした。
そして、らんは、また一つたまごを生んだのだ。
121です。:2006/02/10(金) 02:43:45
完。
僕のはそんな感じです。
13にゃん太 ◆UmpQiG/LSs :2006/02/10(金) 02:59:05
>>9だけ読んだ。
14名無し物書き@推敲中?
>>9-11
突っ込みどころがいっぱいありすぎて困った。
いきなりフライパンを送ってくる実家に座布団一枚。