悪かった。あんまり微妙なんですぐ見抜けなかった。
あとは好きにやってくれw
エサくれよ
骨っこくれよ わんわん
メアド教えて☆
わたくし? ポ
35 :
メイ:2006/01/18(水) 15:08:30
おまえらもちろん私が男だと承知したんだよな?
ネタには最後まで付き合ってくれよ。
下手くそに書くのも楽でないんでね。
こんなおとこいねぇべ
37 :
縞田123号:2006/01/18(水) 15:09:25
オレの悪口かくなや
まだ続けるつもりかよ
39 :
縞田123号:2006/01/18(水) 15:17:07
オレじゃねえよ。
てかみすずって24時間2ちゃんにいるのかよ
大丈夫ですよ、縞田さんだなんて思ってないから
そうだ
デブまでは2チャンだけが俺の世界だ
42 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/18(水) 15:19:49
may!!こんなとこでなにやってんだYO!!
おうちにかえんな、坊や…
43 :
ではバイト行ってきます。 はぁ…しんどい:2006/01/18(水) 15:20:35
縞田123号
このキャラ、この語り。
どこかで……
45 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/18(水) 15:22:11
がんばってねー
46 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/18(水) 15:24:46
MAYは帰ったのかしら…?
47 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/18(水) 15:28:16
しにました
メイはちゃんと削除依頼出してしんだのかな?
49 :
may:2006/01/19(木) 14:06:51
どーもー。may本人でーす。インターネットってすごいんですねー。
ちょっとのせてみたら、いろんな人が見てくれるんですねー。なんか、
喧嘩しないでください。載せていることが申し訳なくなってしまいます。
10.で書き込んでくれた「メイ」さん、何か、よくわからんけどかばって
もらってすいません。これからも読んでね。今日もまた書き込みまーす。
>よくわからんけど
~~~~~~~~
51 :
may:2006/01/19(木) 14:24:14
高山駅で電車を降りる。とても三月とは思えないくらい、空気は冷たく張り詰めている。
僕は彼女の荷物を一つ手伝い、まばらな観光客にまぎれて改札をとおりぬける。彼女は
僕の先をどんどん歩いていく。僕はそんな彼女の赤いブーツを眺める。それは去年のクリ
スマスに僕がプレゼントしたものだ。今ではかかとが少し磨り減って、どういうわけか歩
くたびに、にわとりがしゃっくりするような音をたてる。
「国分寺にお参りにいくわ、いいでしょう?」
彼女はふいに振り向いてそう言う。僕はうなずく。彼女は高山をよく知っているらしい。
僕は初めてなので、国分寺がどこにあるのかも、どういうお寺なのかも知らない。だから、
行儀よく、彼女に従う。
天気はとても良かった。風もほとんどなく、雲一つない青空に、山々の頂に残る雪の白
さがよく映えている。そして太陽の光がやさしく、彼女の少し赤みがかった茶色の髪に反
射しては、ゆれる。
僕はしばし、夢の中にいるような不思議な感覚にとらわれる。それは、幸せな夢であり、
また悲しい夢でもある。
いつのまにか、彼女は僕の隣に並んでいる。そしてどこか懐かしい感じのする商店街を
ふたりでゆっくりと歩く。珍しく、彼女はずっと黙っている。何か、考え事をしているよ
うにも、単に、周りの雰囲気や風景を心の中で楽しんでいるようにも思える。こういうと
き、僕はおとなしく、その場の空気を受け入れる。
なんだ、しんでないじゃないか。だれだよしんだなんてでまながしたのは。
ついでに。
メイはsageをおぼえような。メル欄にsage。
54 :
may:2006/01/21(土) 12:54:12
「着いたわ」
ふと彼女が足を止め、回れ左をする。僕も彼女の真似をする。
国分寺と掘られたネズミ色の大きな石がそこにある。
そして、立派な屋ね月の木製の門の向こうに石畳が続き、
さらにその奥に朱色の大きな建物がある。おそらくあれが、本堂だろう。
彼女はそちらに向かってゆっくりと歩き出す。
にわとりのしゃっくりを響かせて、門をくぐっていく。僕も追いかける。
僕たち以外に人はいない。
彼女は本堂の朱色の階段を何のためらいもなく上る。
そんなに高い段ではないが、それでも背の低い彼女がそれを上がる姿は
まるでこどものようで、なんだかとても愛らしい、僕も同じように段を上る。
彼女は財布から小銭を出し、それを賽銭箱に投げ入れる。
その音は誰もいないお堂の中にあっという間に吸い込まれて、消える。
僕はそんな彼女の横顔を見つめる。少しとがった彼女の唇が何か唱えている。
僕も手を合わせて目をつむる。
だけど僕には、今更神様にお願いすることなんて何一つ浮かんでこない。
目を開けると彼女はまだ何か唱えている。僕は先に階段を下りる。
そして左手の敷地内の三重の塔を眺め、次に右手の大木を眺める。
どちらもそこにあるにふさわしい威厳と風格をまとい、静かにたたずんでいる。
その雰囲気に、僕は飲み込まれそうになる。
仕方なく、僕は石畳の両脇に追いやられるように積み上げられた白い雪に目をやる。
何日も前からそこにあったのか、雪の上面はすでに氷状になっている。
僕はそれに触れてみる。案の定、それは意思のように硬く、そして痛いくらいに
冷たい。
続く
「根雪って知ってる?」
いつの間にか僕の後ろにいた彼女がそんなことを問いかけた。
「ニュースか何かでやっていたような…」
「ふーん…へー知ってるんだ」
まったく、僕って奴は相変わらず知らないのに知っている振りをしてしまう。
「悪かったよ。何も知らないよ」
「12月頃にね、ガンガン降った雪が積もってーでね、ずーっと降り積もって降り積もって、
ちっとも溶けなくなった雪のこと」
「根雪と雪と何が違うんだ? ただの雪じゃないか」
彼女は手を口に当てて、僕の方を見つめる。彼女の"困ったなこの人は"と思っている表情
なのだ。
「まったく。何も知らない、高井君のためにちょっとだけ根雪講習をしなくちゃいけない
のかなー。あ、講習費用ついでに…あそこの売店にある醤油団子がほしいなー」
「んーそれはー醤油団子かダイエットかどちらととるべきかだと思うんだけど、松永さん
よ」
「特別な日にダイエットなんて、世俗的なことは忘れちゃいな」
彼女は"さぁ行こう"といわんばかりに、手を引っ張り僕はさりげなく右手で財布を捜して
しまう。彼女が僕を引っ張っているのか、僕は引っ張られているふりをしているのか。長
いつきあいは、慣習的な行動に元の意義を忘れさせてしまうことがあるようだ。
しっかりと醤油団子を3本買わされた後、彼女が携帯を少しさわると僕に渡す。
「はい、これが根雪講習用のテキスト。いいサイトでしょー」
そういって僕の手元から醤油団子をさらってゆく。見えないようにちょっとだけため息を
つきながら携帯のディスプレイを見てみる。
「これがテキスト? 誰かの日記じゃないか」
「日記じゃないよ、ブログっていうのブ・ロ・グ」
「日記と何が違うんだ?」
「…もーいいから、みたら?」
「…えっと、これ下見るにはどうしたらいいの?」
「携帯の使い方ぐらい覚えてよねー。そこの矢印ボタン押せば見えるから」
まぁ、要するに12月頃に降る雪が氷の様に堅くなってガンガンつもっていく。これが
根雪らしい。で、雪下ろしやらなんやらするときに、屋根から落ちてくると危険だ。それ
に根雪のせいで家がつぶれちゃったりもするとか云々。
「だから根雪をなくすために雪下ろしするの。親戚の人とかね、よく雪の怖さを語ってた
よ。雪下ろしのとき屋根から落ちて死んでしまったり、屋根が落ちてきて一家全滅だなん
てはなしも」
「怖いっていうか、死に方として一番やな感じだな」
「でもね、その根雪が山につもれば、水の貯蔵庫になり、大昔は氷室を作る原料になり、
今ではスキー場を支えているんだよ。それに、」
不意に彼女は黙る。彼女の目が不意に僕の瞳の奥を探るのを感じた。
「…わすれちゃった。言おうとしたこと」
儚い笑顔だった。
腐処女スレ上げ
あぁキモい
そんなこと言っちゃ駄目だよ。。。レナちゃん。。。
レナたんは来年から某出版社
メイさんがこないようなので、のんびりまったりですが黙々と書くこととします。
ここから先は全力オナニースレです。
スレの最初の方の設定は基本的に使用します。
心情を未練を残した同士から最終的にも未練を残した同士へとしていく、
でも、好きと愛とセックスって違うんだよね、という結論を書き出したいです。
…正直、私がこのスレへ時は少ないです。
罵倒されようがのんびりと書きます。
スレが落ちないことを祈りにささげ、オナニースレ開始です。
62 :
may:2006/01/28(土) 11:25:00
遅くなりまして、申し訳ありません。
試験のため、放置していました。まさか変わりに書く方がいるとは
思ってもいなかったので・・・
ようやく春休みに突入したのでがんばりたいと思います。
63 :
may:2006/01/28(土) 11:25:54
>>54 の続き
「行こう」
彼女がふいに後ろから僕の腕をつかむ。
そしてそのまま腕をひっぱるようにしてさっそく歩き出す。
僕は慌てて荷物を担ぎなおす。
僕が体制を立て直すと、まだ雪の冷たい官職が残る僕の掌がゆっくりと包む。
それは決して温かいとは言えなかったが、それでも僕は確かに命の温もりを
そこに感じる。
「遊歩道の旅をしましょう」
まっすぐ、前を向いたまま彼女はそう言う。
商店街を抜け、かじ橋、と書かれた短い橋を二人で渡る。
彼女はその途中でいったん立ち止まる。そして川を見下ろす。
ゆるやかな水の流れがそこにはある。
水面は、太陽の光を乱反射し、眩しいくらいにきらきらと輝いている。
「さっき、何をお願いしていたの?」
僕はふと彼女に聞いてみる。彼女はちらりと僕に目をやるが、
何も言わずに再び川に視線を落とす。
「この旅が、無事に終わりますように・・・」
少しの沈黙の後、彼女は少しだけ目を細めてそう言った。
そしてため息をつくように深呼吸をすると、言葉を続ける。
「あと、これから先のこと」
「これから先のこと」
僕は、彼女の言葉を繰り返す。彼女は静かに頷く。
その言葉は、つかみどころのないウナギのように、しばらく僕の心の中を
泳ぎまわる。
そんな僕の内心にかまうことなく、彼女はまた歩き出す。
橋を超え、斜め右、緩やかなカーブを曲がる。
続く
64 :
may:2006/01/28(土) 11:27:56
遊歩道(仮)@偽装作者さんもがんばってください。
私も違う人が書くと、どのような結末になるのか楽しみです。
お互いがんばりましょ〜
65 :
may:2006/01/29(日) 14:32:07
>>63 の続き
すると、景色が少し変わり、古い町並が現れた。
年配の観光客を乗せた人力車が、揺れながら走り、小さいこどもをつれた
夫婦がベンチに腰掛け、楽しそうに写真を撮っている。
そして僕らより若干若いカップルが何か食べながら、僕らの横をとおり過ぎて行く。
皆、それぞれの旅をそれなりに楽しんでいるように見え、僕はそんな自分とは何の
関係もない人間に、強烈な嫉妬を抱く。
だけどすぐに、そんな嫉妬は萎えていく。
ふいに彼女の腕が、さも大事なものでも抱えるかのように僕の腕をきつく抱きしめる。
そのしぐさに僕は一瞬、実は彼女も僕と同じ感覚を味わっているのかもしれないと
考える。けれど、僕は小さく首をふる。
もし、仮にそうだとしてもだからどうだというのだろう。
そういう曖昧なひとりよがりの感情に今更浸かりそうになっている自分がひどく
惨めにさえ思えてくる。
そして、僕は心の中で呟く。何度も繰り返してきたことばを、
呪文のようにもう一度呟く。
(彼女には婚約者がいて、僕には恋人がいる。この旅が、僕達の最後になる。
なぜなら彼女の婚約が今月に決まったからだ)
続く
66 :
may:2006/01/29(日) 14:36:14
>>65の続き
”インテリジェント・ゴリラスーツ”を常に身に着けることが、この未来社会での第一のルールだった。
それを着用しない外出は、まさしく死を意味した。ゴリラスーツに装備された高価な機械が発見次第
すぐ反応し、パワーアームで、即撲殺。辺り一面が肉片や汚物で汚れても、パワーアームできれいに
掃除するから手は汚れずに済む。未来社会では水は人の命よりも高価だから、それは環境にも
やさしい。指先すべてに仕込まれた、肉食の昆虫が全ての肉片や汚物を食べてしまうのだ。その後、
今度は虫が排泄した糞がゴリラスーツの動力となるのである。何と合理的であろうか。
このゴリラスーツを開発した、J・チャリティ博士はその為に大いに苦労した。
「最近、どうしてた?」
彼女のためらいがちな口調は、僕の方に顔を向けずに言葉が投げかけられた。
「どうって、普通だよ。ご飯食べて、寝てる」
「いっつも、同じ回答だよね。ほら、どこかに遊びに行ったとか…その…」
「結婚式っていつだった?」
僕はきっとひどい返答をしたと思った。彼女の"…その…彼女とは?"という言葉が聞こ
えそうだったから。
「6月6日。きっと来てね」
「ひどいな。招待状もくれないくせに。招待状がないから入れないに決まってるさ」
「えー高井君ならーきっとウェディングドレスを来た私をさらって」
「あほか。何かの映画の見過ぎだろ」
気がついたら空を見ていた。彼女の顔を見ずにいった。
「結婚すれば、幸せになれるよ」
僕は何をいっているのだろう。冷たい言葉なのだろうか。優しい言葉なのだろうか、そ
れとも…よく分からない。気がつくと彼女が腕を組み、頭を寄せていた。
「高井君って、相変わらず不器用だね。そんなところが、好きだったんだけどな」
「あ、あほいえ」
ばか。高井君の馬鹿。猛烈に馬鹿。でも、私はもっと馬鹿。結婚するって言うのに、思
いの断ち切りのために…一緒に旅行しようなんてもっと馬鹿。そんな旅行を提案していた
ときの私も馬鹿。
平然な振りをしながら、罪悪感と期待感にまみれながら話しかけていた私はもっともっ
ともっと馬鹿。女って、どうして男の人を断ち切らないようにって、いつから教えられた
んだろう。
でも、私は…高井君以外に、女じゃなくて…体は女だけど、心を求めたのは初めてだっ
たのかもしれない。
それが、好きと言うことなのか、愛と言うことなのか、よく分からない。今、こうやっ
て頭を寄せ居ている瞬間だって、ドキドキして息が荒くて、胸がしめられているのが、ば
れていないかなんて全然自信がない。
神様、くだらないかもしれないけど、戻せるなら…。
「…松永、次どこへ行くんだ? 腕重いんだけど。少し合わない間に太っただろ?」
さいってーだよ、女心ってやつを…高井君。
69 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/15(水) 22:12:34
”インテリジェント・ゴリラスーツ”を常に身に着けることが、この未来社会での第一のルールだった。
それを着用しない外出は、まさしく死を意味した。ゴリラスーツに装備された高価な機械が発見次第
すぐ反応し、パワーアームで、即撲殺。辺り一面が肉片や汚物で汚れても、パワーアームできれいに
掃除するから手は汚れずに済む。未来社会では水は人の命よりも高価だから、それは環境にも
やさしい。指先すべてに仕込まれた、肉食の昆虫が全ての肉片や汚物を食べてしまうのだ。その後、
今度は虫が排泄した糞がゴリラスーツの動力となるのである。何と合理的であろうか。
このゴリラスーツを開発した、J・チャリティ博士はその為に大いに苦労した。
70 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/15(水) 22:22:33
ジスレは削除
71 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/18(火) 03:36:35
メイの季節が近づいてる。
あと二週間ぐらいだ。
72 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/07(金) 08:34:21
73 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 00:49:23
2ちゃんやめる人の数を
74 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/22(金) 21:16:07
ごはんスレッドを上げろよ
犯罪人残飯
私は気の向いたときに一つ上げる
それだけで十分だからね
アスペルガー対策は
75 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/22(金) 21:26:24
いいから
オマエは 氏 ね
そして年が開けた。今日もメイはいつもの遊歩道を歩いている。すると…
77 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/18(木) 18:28:29
>>65 よその男の元に嫁ぐ彼女…
僕は突然、激しい嫉妬に襲われた。今までの二人の関係…出会い系サイトを通じて知り合って、暫くはセフレとして
互いの肉体を貪り合っていたものの、いつしかノーマルプレイに満足できなくなってしまった二人…
「もう、終わりだね…」
昨晩、セミダブルベッドの上でシリコンラバーのディルドをヴァギナに咥え込んだ彼女は言った。肛門をクスコで拡張
することに励んでいた僕はその一言他人事のように聞いた。内心は少し驚いていたのは確かであった。しかしいずれは
僕たち二人の関係に終止符が打たれるという予感はあった。もしかしたら二人とも、この別れの言葉が出てくるのを互
いに待っていたのかもしれない。
僕は充分に柔らかくなった肛門括約筋を指先でほぐしながら彼女に巨大な浣腸器を渡した。いつもの浣腸プレイだ。
彼女は無言で浣腸器を受け取ると、僕の尻を優しく撫でた。
「こうやって二人で楽しむのも…もう、御終いね」
「そうだね…寂しくなるな」
僕はそういって彼女に肛門を向けた。四つん這いになり、尻を上に突上げるようにして彼女の「お仕置き」を待った。
「今晩は…いっぱい苛めてあげるわ…」
彼女はそういうと指先で肛門を広げ、浣腸器の注入口を直腸あたりまでゆっくりと差し込んだ…
…昨晩の激しいスカトロプレイがまるで嘘であったように、太陽の眩しい光の中の彼女は爽やかであった。早春の
梅の香がかすかに漂う散歩道で、僕たち二人は出会った頃のように腕を組んで歩いた。
78 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/18(木) 18:29:01
「あっ、雲雀だ」
彼女は突然、空を指差して言った。僕は彼女の言葉に釣られるように空を見上げた。
早春の霞む空に小さく雲雀が飛んでいる。まだ冷たい風の中を舞うように飛び、
かすかに甲高いさえずりが響いた。僕はその頼りなさげな姿を呆然と見上げた。その
まま暫く無言で…
ふと彼女の方へと向き直った。彼女は僕の方をジッと注視していた。
「…ど、どうしたの?」
僕は聞いた。彼女の視線はゆらぐことなく僕に注がれ、僕は少し気恥ずかしくなった。
「ううん。別になんでもない」
彼女はそう答えると組んでいた腕をほどき、突然小走りで駆け出した。
古くくすんだ色の街並みの中を、明るいベージュの上着を纏った彼女が駆け抜ける。
僕は立ち竦んだまま彼女の後姿を見続けた。軽やかに駆ける彼女はまるで先ほどの雲雀
のようだった。少し先の交差点で僕を振り返った彼女は笑顔で手を振っている。僕は
少し苦笑いしながら、やはり小走りで彼女のほうへ向かった。
…投宿先の『ホテル・リバティ』は駅から少し離れた街道沿いのパークインラブホであった。
彼女はシャワーを済ませると、僕が寝転がっているベッドへと歩み寄った。一糸纏わぬその
裸体はバスタオルで軽く水気を拭っただけで、張りのある乳房や滑らかな腰つきは鈍く白熱灯
の光を反射している。乳首も股間も隠すことなく微笑みながら僕のほうへと歩み寄る彼女…
79 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/18(木) 18:29:54
「…今夜が最後ね…」
彼女は笑った。少し寂しそうな笑顔だった。そういいながら彼女はベッドの端に腰を下ろした。
そして彼女はベッドサイドテーブルにある僕のマルボロメンソールに手を伸ばすと一本口に咥え
ジッポで火を付けた。彼女は僕と付き合うようになってからタバコを吸うようになった。大きく
煙を吸い込み、一瞬そこで呼吸を止めると、ゆっくりと煙を吐き出した。そしてそのタバコを僕の
口に咥えさせた。
「たっぷり楽しみましょ!」
彼女はそう言い、笑った。僕は仰向けのまま彼女の顔を見上げ、目線を交わす。彼女は目を合わ
せたままゆっくりと僕の下半身へと移動した。そして僕の男根を口に咥えると唇と舌を使い丁寧に
刺激し始めた。
僕は自分の股間に心地よい刺激を感じながらタバコの煙を吐き出した。天井にはめ込まれた鏡には
僕の男根にむしゃぶりつく彼女の姿が映る。少し長めの髪と、背中から腰にかけてのしなやかな
肉付き、そして見事なハートの形状で突き出された尻…視覚からの刺激に欲情した僕は自分の股間
が熱く硬くいきり立ってゆくのを感じた。
「もう、こんなに。…ねえ、今度は私の方を、お願いね」
彼女は充分に勃起した僕の男根を放した。僕は彼女を仰向かせて圧し掛かった。指先で彼女のクレパス
をまさぐる。ジワリと濡れているのがわかった。僕は彼女の両膝を割り、彼女の秘部を露わにした。
…付き合ってから何度も見慣れた彼女の性器だ。襞のヘリが僅かに青紫色に色素沈着したほかは、粘膜
がピンク色のままの綺麗なヴァギナだった。散々体の相性を合わせてきたために彼女のセックスの相性
も良く理解している。やや下付きでクレパスが長い彼女は、その腰つきから見ても日本人には珍しい
タイプで、性感帯は膣のかなり奥である。亀頭の上ヘリの辺りでゴリゴリとこすり付けるようにピストン
するのが彼女を感じさせるのに最も適したテクだ。
80 :
名無し物書き@推敲中?:
僕は唇と舌を使い、充分にクンニリングスを済ませた。シーツが染みるほどに愛駅を滴らせた彼女は
興奮して体をよじらせている。荒い息吹の中で呻くように喘ぎ、僕の男根を求めた。
僕は彼女のその痴態を見下ろし、少し微笑んだ。正直可愛いと思った。出会ったころのようにノーマル
でプレイして別れようと二人で話し合ったが、やはりセックスはノーマルに限るなと思った。
僕は彼女の腿を押し広げ、男根の先端を彼女のヴァギナに押し付けると、そのまま彼女の腰を引き付け
一気に挿入した。
…彼女の白いうなじが視界を掠める。黒髪の間から覗く透き通るような白い美肌が僕の視線を刺す。耳元
に甘い息吹が吹きかかる。成熟した女の独特の甘い香が僕の鼻腔をくすぐる。激しい昂ぶりが僕を突上げる
ベッドのスプリングがぎしぎしと軋む音がする。二人の喘ぎ声はまるで野獣の咆哮のようにホテルの部屋に
響く。肉と肉がぶつかり合い、全身から汗が吹き出る。僕は彼女の乳房を舌で舐めた。女の肌の脂と共に
僕の口の中に汗の味が広がった。濃厚で、喩えようのない美味。
(…俺は彼女を支配したい。誰にも渡したくない…)
そう思った。ふと昼間の散歩道での彼女の姿を思い出した。駆け出した彼女は交差点で振り返り、陽だまりの
中で僕に向かって手を振った。そのときの彼女の笑顔は無邪気で無垢であった。僅か一瞬だけであったが、
まさにあの瞬間こそ、僕ら二人が付き合って以来もっとも幸せだった瞬間だったのだ。そして、あの瞬間はもう
二度と戻らない…そう僕は悟った。あの一瞬のためだけに僕らは出会い、付き合ったのだ。互いの肉体を貪り、
堕落し、穢れ、汚れていった僕たち二人であったが、そのような関係の中にも、真に美しく幸せな瞬間があった
のだ。
僕は少し涙ぐんだ。そして彼女にキスをした。快楽に表情を歪める彼女はしゃぶりつくように僕の唇を求め、舌
を差し入れた。僕はキスをしながら激しく腰をグラインドした。子宮の奥に叩きつけるように男根を突上げた。
そして最後に、大きく呻きながら彼女の子宮の中へ向かって射精した。