1 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/03(木) 02:28:58
立ててみた。
無理言うな。
本当に最近、ローカルルールも読めない馬鹿が増えたな。
5 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/03(木) 02:41:51
紅茶の香りに誘われ、一人の男が入ってくる。
チャリン。
ドアの音と共に、外の冷たい風が室内を満たす。
「いらっしゃいませ」
薄暗い店内を、自動車のヘッドライトが照らす。
「何にいたしますか?」
「・・ダージリンを」
「かしこまりました」
上着を脱ぎ、店内を見回す男。
疲れたヒゲを撫でながら携帯を取り出し、会話を始める。
「おまたせいたしました」
暖かいダージリンの香りを感じながら、男は続ける。
「あぁ、フェイトの初回限定版は確保した」
秋葉原の夜は、今日も更けていく。
>>1は冷え込む部屋で一つ投下してみた。
「書き込む」
カチっという軽い音と共に、新しく追加されるレス。
「手本かぁ〜、わかんね」
一人呟く
>>1 寒すぎて椅子の上にアグラをかく姿で、
冷える手をさすりながら、別のスレを開いていく。
チラっと右下の時計に目をやり、
汚い部屋の中で頭をかく。
「あー、寝よ」
>ドアの音と共に、冷たい外の風が室内を満たす。
お店は四畳半ほどの広さかな
>「何にいたしますか?」
日本語に不自由な店員だね
>疲れたヒゲを撫でながら
ペットの「ヒゲ」ちゃん?
>暖かいダージリンの香りを感じながら
香りにも温度差があるんだね
適当にレスしてみたけど…うん、ラノベ以外の本も読もうね。
父さんは父さんじゃなかった。兄さんが父さんだった。僕が病弱なのはそのせいらしい
9 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/04(金) 01:44:24
「いってきまーす」
タカシは自転車に乗り坂を下っていく。
遠く後ろの方で母が何か叫んでいる。
その小さな体を包む服は風になびき、
前髪が上がり額を風が抜ける。
その表情は、笑顔でいっぱいになっていた。
自転車の速度を上げる。
風はさらに強くなり、服はバタバタと音を上げ始める。
えり元から値札が飛び出し、それもパタパタと踊る。
前カゴに土ごと入った花たち。
前方に、ピンクの服を着た女の子が、後ろに手を組み立っているのが見えた。
瞳に夕日が映りこみ、自転車が走っていく。
フワフワとゆれる少女の服。
そのえり元から、こっそりと名札がはみ出していた。
10 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/05(土) 03:48:19
父さんが倒産した会社をとうせんぼした。
11 :
名無し物書き@推敲中?:
カチ・・・カチ・・・カチ・・・カチ・・・
「あー、腰いて・・・」
カチ・・・カチ・・・カチ・・・ヵ・・・・
「ん?」
時計の針が止まっている。
「んー?電池切れたか?」
時計を手にし、裏を空けてみる。
引き出しから電池を取り出し、入れ替える。
「お、動いた」
カチ・・・カチ・・・カチ・・・ヵ・・・
「???」
背中に黒い物が立っていた。