1 :
さざなみ:2005/10/11(火) 14:45:21
みなさんが勝手に思いついたタイトルを書き込むと
それを見たねらーがタイトルから想像したストーリーを
話して聞かせてくれます。
一つのタイトルからいろいろな話がでてくるからおもしろいかも。
そういうスレ。
例
タイトル「海に出るつもりじゃなった」
例は
>>2か
>>3あたり
2 :
さざなみ:2005/10/11(火) 14:46:07
「海にでるつもりじゃなかった」
「今度の夏休みはモーターボートに乗って川をさかのぼって山にキャンプに行こう!」
大学生のお兄ちゃんの提案に賛成してお兄ちゃんの操縦するボートに乗り込んでキャンプに出掛けた兄弟4人。
だけど、出発してからしばらくして変なことに気が付いた。
狭まるはずの川幅がどんどん広がっているのだ。そしてさらに…あれれ!?
両岸がなくなってる!!
実は方向オンチのお兄ちゃん、山に行くつもりが間違って川を下り、海に出てしまいましたとさ。
3 :
さざなみ:2005/10/11(火) 14:46:48
「海にでるつもりじゃなかった」
泳ぎの苦手な太郎くんは、
お父さんと海につれられて練習をさせられます。
海が大嫌いな太郎君は、我侭をいってお父さんを怒らせますが
その瞬間、太郎君は波に攫われてしまいました。
何とか陸にたどりつくまで浮き輪一つでサメに追い掛けられたり、
泣きながらクラゲとバトルに突入したり、
何とか知恵を絞って生き延びようとする少年の
息つまるスリルとサスペンスの物語。
4 :
さざなみ:2005/10/11(火) 14:48:04
「海に出るつもりじゃなかった」
東京大地震が起こった。
東京のど真ん中に住んでいる太郎はそのとき、学校の修学旅行で京都に来ていた。
多くの生徒が家族の安否を気にしているが、テレビは何も放送しない。ラジオに頼るもラジオも
東京の様子を伝えようとはせず、ただ淡々と増えていく死者数を伝えている。
教師の命令により、泊まっていたホテルから無断で外に出てはいけないことになっている。
教師に詰め寄る生徒もいる。「何故東京に家族の安否を調べに言ってはいけないのか」
教師は言う。「東京は無法地帯と化しているそうだ。わが校の生徒を危険にあわすことはできない」
しかし、太郎は我慢できなかった。
夜中、友人2人とホテルの窓から命がけで外へ脱出する。
京都はいつもどおりの雰囲気に見えるが、どこか人々は不安そうな顔をしている。
ヒッチハイクで東京に向かうダイスケさんの車に乗せてもらうことになった太郎と友達。
京都を出てすぐ、東京から逃げてきたと思われる人間に出会う。眼が血走っており、
顔は茶色に汚れている。友達の一人が東京の事情を聞こうと車を降りたが、血走った眼で咆哮をあげながら、
その人は、友達を刺した。何度も、何度も。
完全に正気ではない。と太郎は気づいた。と同時に顔が茶色に汚れているのは返り血によるものだと気づいた。
刺された友達は地面に崩れる。「先に行ってくれ。東京を見てきてくれ。……頼む」それが最期の言葉だった。
悲壮な思いで東京へ向かう太郎とダイスケ、それに友達。
東京へ向かうにつれ、雲が重く垂れ込み、腐敗臭が漂う。空気は重苦しかった。
高笑いし続ける人や地面に横たわったまま動かない人、ナイフをちらつかせてこちらをにらむ人などが
道路わきにたくさん、いた。
東京に入り、友達が自分の家の近くだから見に言ってくる、と言う。
車で行こうにも道が細すぎるため、ここで待つしかない。太郎は一緒に行こうかと言ったが、
友達は笑顔で「一人で大丈夫だ」と言った。
それきり友達は帰ってこなかった。
5 :
さざなみ:2005/10/11(火) 14:48:43
つづき
突然、ダイスケさんの側の窓が割られ、ダイスケさんの首に包丁が突き刺さる。
吹き上がる血は、まるで噴水のようだった。とめどなく流れる血。
「車を渡せ。さもなくばこいつのようになるぞ」とダイスケさんを指す包丁男。
太郎は緊張した足取りで車を降りる。
ダイスケさんの死体は無造作に地面に放り出され、包丁を持った男は車で走り去っていった。
ダイスケさんの死体はすぐに多くの人間によって身包みをはがされた。
太郎は自分の家の方向へ走った。
建物のほとんどは崩れ落ち、廃墟のようだった。どこかから悲鳴がひっきりなしに聞こえる。
どんよりとした灰色の雲が、雨が降らせ始める。
太郎は自分の家を見た。
自宅から先は、海に沈んでいた。
かろうじて自宅は床より少し上だけ浸かっているようだったが、寄せては返す波に家は浸食されていた。
太郎の家族の死体が、海に浮かんでいた。
いつもの家に帰りたかったんだ。母親と父親、弟のいる、いつもの家に帰りたかったんだ。
海に出るつもりじゃなかったんだ。
6 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/11(火) 15:23:48
「女という病」文豪中村うさぎ先生作
絶対、熟女デリヘル突撃取材したときに罹った、性病の闘病記だと思った。
7 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/11(火) 19:13:48
答えが長いと読む気がしねえ。
「海に出るつもりじゃなった」
アナウンサー志望の女子高生が、友達との会話で噛み噛みで言った台詞。
大笑いされた女子高生は笑った友人たちに復讐を誓う。
復讐するまでの彼女の独白部分が真に迫っていると評判の
日本ホラー大賞長編賞受賞作。
8 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/11(火) 19:20:25
川で生まれ、海に出て、産卵のために再び川へ上ろうとする魚のお話
実はその魚が海に出ている間に護岸工事で堤防が作られて
結局川に帰ることができずに海に戻ってしまうお魚
人間の自然破壊を魚の視点から描いた問題作
↑
書き忘れ
「海に出るつもりじゃなかった」
10 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/11(火) 19:23:24
「電車男」
ストーカーか何かの話と思ってた。
11 :
名無し物書き@推敲中?:
漫画だけど
「ガラスの仮面」
夜中、トイレに起きる。
暗い廊下を歩き、ふと窓の外を見ると、中庭いちめんにガラスでできた仮面が浮遊している。
突然、キキキキキ……というような耳ざわりな音が鳴りはじめ、笑い声のように聞こえる。
ガラスの仮面はいまや窓すれすれにまで接近している。
みたいなホラー漫画だとずっと思ってた。