さあ 始めようか!!
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3 :
2:2005/09/29(木) 22:14:18
題「suta-dasuto]
プロローグ
黒い空、たくさんの星。この空をみながら青年、相良健太は思った
(明日は晴れるな)
この11月の外は寒い。晴れると多少は暖かくなる。
ポケットからタバコをとりだしてとりあえず一服。
(いつまでつづくんだろうな。この面白くもクソもない毎日が。)
口からケムリを吐き思った。
(明日も学校サボってやろうか。いっても面白くもねえし)
そんなことを思いながら自転車をこぐ。
(さみいな。いまの季節)
冷たい風が体全体に吹く。
(あ〜マンガみてえにファンタジーな世界にいってみてえな)
そんな叶わない夢を思いながら家に向かう。
!!!!!!!
「なんだ!!アレ」
ふと、空を見上げると七色の光が健太をつつもうとしていた
「ふざけんじゃねぇ!!」
そう吐き、自転車を思い切りとばす。
しかし、光は健太に向かってくる。
「なんだよこれ・・・ふざけんなよ・・」
周りの暗い景色がどんどん暗くなるそこで彼の意識は途絶えた。
絶対ゆとり教育の弊害だよな、こういう馬鹿が出てくるのは。
電車男を見て2ちゃんねるを知りました、か。
ルールぐらい読め。そして氏ね。
おれは自分の部屋のPCの前に座っていた。
目的も無く、掲示板群をながめていた。
何だか落ち着かない。
まるで心がどこか別の所にあるみたいだ。
その時、どこからか誰かが呼んでいる気がした。
その声は段々と大きくなり、耳元に届いた。
「おい、お前!眠ってる場合じゃないぞ!いいか、本機はあと数分で降下地点の上空だ。さっさと目を覚ませ!気合を入れろ!」
おれはハッと目が覚めた。
目の前に落下傘部隊長の顔がある。
隊長はおれにビンタをして持ち場に戻った。
「…そうだ、昨夜は緊張して眠れなかったんだ、初めて本当の戦場に出撃するとわかって…」
もうすでにハッチは開かれている。
隊長の合図とともに隊員が次々と飛び降りる。
自分の番だ。
隊長の太い腕に背中を押されて宙に舞った。
外は真っ暗。
何だか不思議な感覚、現実じゃないような。
おれの心はどうかしてしまった。
高度計を見なくちゃいかん、と思いながらも、心も体も止まってしまった。
パラシュートは閉じたままだ。
上も下も真っ暗な中で意識は遠くなる。
数秒後、激しい衝撃とともに全てが終わった。