世にも奇妙な物語 小説の特別編

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410名無し物書き@推敲中?:2007/07/05(木) 02:28:51
そう、昨日の話をするんだった。とはいっても昨日の朝方って言うのかな?
ほら俺、夜勤だからさ。曜日の説明が難しいけど今、2時50分だから
昨日の同じ頃の話。休憩室で商品の確認してたらさモニターに
女の人が映ったわけ。すぐ店に出てみたら誰もいないんだ。
もう一人のやつは外で掃除してたから俺が出たんだけど
誰もいないの。で、おかしいなと思いながらも、変な客多いし
すぐ出ちゃったのかなって思ったわけ。ここは新宿も近いし
酔った客も多いんだ。そんで休憩室でチェックの続きやろうと戻ると
モニターにやっぱりその女が映ってる。スナックかなんか選んでるんだよ。
どこか死角にでもいて気づかなかったのかなと、まあ
その時点で少しドキドキしてたんだけど、店に戻ったら
やっぱりいない。あとでもう一人のバイトに聞いたら
不思議そうな顔してた。
411名無し物書き@推敲中?:2007/07/05(木) 02:29:43
で本題はここから。さっき、今、2時52分だから
2時40分ごろかな?また、その女の客がモニターに映ったわけ。
ぞっとしちゃったよ。同じ服、同じような雰囲気。
まるで同じテープを見てるようなそんな感じ。
俺は気にしない振りして店に出たら、やっぱりいないんだ。
今度はほんとにぞぞぞとしたね。背筋が凍るっていうの?
まさにそんな感じ、おしっこ漏らしそうだった。
あそうそう、もう一人のバイトは外で掃除してるよ。
この時間は掃除の時間なんだ。不良がごみを駐車場に捨てたりしてるから。
で、また休憩所に戻りモニターみたらその女がいる。
俺は狂いそうだった。モニターがいかれてるのかな?と思ったけど
そんなはずはないよ。だってそれまで正常に動いてたから。
俺は店に出ないで少しの間、モニターを観察することにしたんだ。
その女が何者か、正体を暴こうと思ってね。
突然、見慣れた制服を着た男が映った。ここのコンビニの制服。
もう一人のバイトかと思ったら違う、なんと自分なんだ。
その女と俺はなんかしゃべってる。自分の声を録音したものを
初めて聞くときも変な気がするけどそれ以上に変な気分だった。
あたりまえだけどね。なにがなんだかよくわからない。
その続きを見てると何やら、女は怒ってるみたいだった。
音声は聞こえないから何を言ってるかは分からないけどね。
何かすごく怒ってる。俺はモニターの中で謝ってる。
しばらくして、その女が「このバイトじゃ話にならん」って
感じで自動ドアの外に出たと思ったら、モニターが異様な光景を写した。
最初は何か分からなかったけど車が店に飛び込んだ映像だったんだ。

412名無し物書き@推敲中?:2007/07/05(木) 02:29:57
今、首かしげながら店に出て
レジにいたら店にその女が来て雑誌を読み始めた。
これはモニターじゃなく自分の目で見たこと。
俺は怖くなって休憩室に戻り携帯にこの文章打ってるけど
店に出て行くのが怖いから逃げ出そうかどうか
迷ってる。興味しんしんで店に出て行こうとしている
自分もいる。それだけ。君はどう思う?

413名無し物書き@推敲中?:2007/07/05(木) 02:31:02
似たようなのあったらスマソ。いちおうパクッて無いけど
思いつきそうだな。
414名無し物書き@推敲中?:2007/07/19(木) 01:23:18
あげ
415名無し物書き@推敲中?:2007/08/02(木) 09:48:52
次誰かがあげたら翌日投下
416名無し物書き@推敲中?:2007/08/07(火) 01:00:19
うん?
417名無し物書き@推敲中?:2007/08/09(木) 18:49:54
>>413
ありがちな話だけど面白かった。
次回作に期待age
418名無し物書き@推敲中?:2007/08/11(土) 09:47:47
タモリの語りだけ書いてみた。続きは夕方頃か明日になると思う↓


サングラスの男
(ブーメランを投げながら)
ブーメランは、武器の一種で、(ブーメランをつかむ)このように投げると戻ってきます。
もし、財産、仕事、恋人・・・それらを失っても、このブーメランのように戻ってきたら、素敵だと思いませんか?
今回の主人公は「戻ってこい!」そう願ったことで、奇妙な世界への扉を開いてしまったのです。
419名無し物書き@推敲中?:2007/08/12(日) 16:08:07
 私は「サガワ・タダシ」。小さな会社、「サガワコウギョウ」を経営している。
まぁ、そこそこ儲かっている工場だ。蓄えもある程度あるし。
妻と子供が二人。もう年だが、結構充実した人生を送っている。
いや、送っていた。だろうか…。
420名無し物書き@推敲中?:2007/08/12(日) 16:09:28
       【戻って来い!】
今日は散々な日だった。工場は火事で跡形も無く燃えてしまった。警察は放火だとみているという。
昨日の大喧嘩が原因で妻も子も実家へ帰ってしまった。どうやら離婚届を突きつけるつもりらしい。
家に空き巣が入った。貯金も、現金も金目のものはあらかた奪われてしまった。
この前の人間ドッグで肝臓に癌も見つかった。これは手術すれば間に合う早期のものらしいが。
私は今日一日ですべてを失った。家族、仕事、お金、健康・・・
手元に残ったのは570円だけだ。
今日は人生最悪の日だったのだろうか。そんなことを考えながら私はいく当ても無く夜の街をフラフラと歩いていた。
「もしもし、そこのお方」
ふと呼び止められたほうを見ると、そこにはなんとも胡散臭そうな老紳士が座っていた。
「何か悩みでもあるようですな?よければここで話していきませんか?」
どうせやることも無かった私は老紳士にすべてを打ち明けることにした。
「ほほぅ。それは大変でしたな。どうです?この『帰還のお守り』を買っていきませんかな?」
『帰還のお守り』?安産とか合格祈願なら聞いたこともあるが、そんなお守り聞いたことも無い。
「なんです?その『帰還のお守り』というのは?」
「あなたは今日たくさんのものを失ったのじゃろう?このお守りがあればその失ったものも戻ってくるのですじゃ。」
ほぅ。近頃はそんなお守りもあるのか?胡散臭そうなお守りだが、気休めにはなるかも知れないな。
「そのお守りっていくら?」
「500円ですじゃ」
どうせ手元にあるのは570円少しくらい変わらないだろう。
「じゃぁそれください。」
「はい、毎度」
「あなた、これで確かに、戻ってきますよ」
老紳士の最後の言葉になにか引っかかるものを感じたが、特に気にせず、お守りを受け取った。
手元には70円しかなくなったが、なんだかいい気分になって、私は帰宅した。

421名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 23:00:39
>残飯さんは改心したみたいだねwww


客が居るからだろう
居なくなればまた俺のキンタマを探りに来る


      待てば残飯の探りあり
 
 
422名無し物書き@推敲中?:2007/12/08(土) 00:31:19
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423名無し物書き@推敲中?:2008/03/10(月) 19:48:55
『乗合バスは走る』

 夕暮れ時。俄に降り出した雨が乾いた路面をみるみる黒く染め上げる。帰宅途中だった
俺は雨宿りをしようと思い、バスの待合所に飛び込んだ。中には先客がいた。どうやら女
子高生のようだ。隅の方で赤い携帯電話を耳に当てている。雨音に混じり、囁き声が聞こ
えた。
「本当に別れる気」
 勘弁してくれ。胸裡で呟きながら俺はネクタイを緩めた。先刻から酷く頭痛がして死ぬ
ほど気分が悪い。痴話喧嘩など聞きたくなかった。
「死ぬからね」
 死にそうなのはこっちだ。苛立った視線を少女に流した。が、薄暗い事もあってよくは
見えない。と、少女の足下に何かが落ちている事に気づいた。目を凝らすと潰れた携帯の
電池だ。やはり赤い色をしている。嫌な予感がした。少女の携帯に視線を振ると電池のあ
るべき部位が黒く陰っている。
 ぞくり、と背中が粟立った。
「なんで返事をしないの」
 頭がおかしいのか、壊れた携帯で? 俺は気を紛らすために煙草をくわえた。雨さえや
めば、こんなおかしな娘とは即刻おさらばである。
 ライターを着火すると膨張した光が少女の顔を照らし、
「今から死ぬよ」
 石榴のように割れた、血まみれの頭部を映し出した。
424名無し物書き@推敲中?:2008/03/10(月) 19:50:45
 もう死んでいるじゃないか! 喉の奥から突き上げてくる悲鳴を俺は呑み込む。すると
眩しい明かりが差し込んできた。バスのヘッドライトだ。
 助かった、これで解放される! 自宅とは逆方向だったが俺はバスに飛び乗った。料金
を払うのも忘れて、空いていた座席に縮こまる。異形のものがバスの中まで追いかけて来
る道理がないと信じていた。が、少女は俺の予想を裏切り、平然とバスに乗車すると隣席
に座った。ちりちりと鳥肌が立つ。他にも乗客はいたが、なぜか誰も少女の無惨な姿を気
に留めなかった。
 俺は次の停留所で降りようと思って立ち上がった。が、どこにも降車ボタンがない。そ
の時、窓越しに人集りが見えた。
 何か事故でもあったのか? 訝しげに窓の外を覗き込むと、

 ――そこには激しい雨に打たれながら倒れている自分と少女の姿があった。

「さっき屋上から飛び降りた時にね、あなたをまきこんじゃったみたい。頭を打って忘れ
てたけど、やっと思い出した」
 少女は脳天気に笑い、その時になって漸く俺も、乗客達の顔色が一様に青褪めている事
に気づいた。
「お客さん、料金をまだ頂いてません」
 運転手の陰鬱な声が響くと、
「お詫びに奢るよ」
 少女は指先でつまんだ六道銭をかざしながら微笑んだ。乗合バスは走る。彼岸に向かって。


425名無し物書き@推敲中?:2008/03/25(火) 18:01:39
888 :阿部敦良 :03/02/25 11:37
それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
          小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
426湯豆腐:2008/04/02(水) 13:24:35
今日は特別編放送日なのに過疎ってるage
427名無し物書き@推敲中?:2008/04/14(月) 05:36:34
今日も元気におはぬるぽ!
428名無し物書き@推敲中?:2008/05/03(土) 06:46:05
悲しいのは、オカ板の洒落コワスレの方が時折ここよりレベルが高かったりするという現実

作家志望がオカルトマニアに負けてどうする?
429ど下手ですが。。。:2008/07/23(水) 21:05:52
今日起きたらネズミになってた(滝汗
何でわかったのか説明はできねー。だってネズミだもん。
今まで人間だったことはかすかに覚えてるんだけど。

そんなこんなでネズミな訳だが(汗かきまくり

今いるところは全然知らない奴の家。
ここにはどうやら何匹か知らないが猫がいる(滝汗
さっき2匹は確認した。2匹とも生意気そうな奴だヽ(`Д´)ノ

あ、見つかった(´Д⊂
こっち見てるよ。え?何々?
。。。ニヤリだって。猫ってコエーよ。

人間だったとき大好きだったのに。
あんなに癒される動物だったのに。
ネズミになった途端に苦手な生物ナンバーワンに。

ど、ど、ど、ど、どうしたら。。。え?これで終わり?
ほんとに終わり??あ。。。終わりなのね。ガブリ(´Д⊂
430名無し物書き@推敲中?:2008/08/08(金) 13:10:26
タモリが赤塚の葬式で使ってた弔辞は、白紙だった。
これ最強のエピソード。
タモさんこそザ・奇妙。
431名無し物書き@推敲中?:2008/08/10(日) 08:55:25
宴会で悪い酔いしてしまい、
人気のない路地裏に出て冷たい空気を吸っていた男が、
端っこに置かれているテレビを見つける。

古い型で汚れきってしまっているそのテレビに突然電源がつき、
恐る恐るもその画面を見てみることにする。
そこからはこことは違うものの、似たような路地裏が映されているだけだった。

そのときは怖がって逃げ帰ってしまったのものの、
近くを一通り散策した後にふとそのテレビのことを思い出し、また見てみることにする。
近づくと、ブンと鈍い音がしてまたひとりでに点いてしまった。
同じように映像が映されているだけだった。
・・・が、そこにいきなりこっちを覗き込む女性の顔がどアップで映る。
こちらが見えているのか反応し、しげしげと眺めているようだ。
432名無し物書き@推敲中?:2008/08/10(日) 08:55:59
話しかけてみると、ぎょっとされたものの応答が返ってくる。
変な人ではないらしい。
安心すると同時に、カメラも電源さえもつながってないテレビから
こうして交流してることに気づき、奇妙ながら面白くなって談笑がはじまる。

予定をあわせ、男はしばしば路地裏に来るようになった。
家に持ち帰るといけないらしい。つながるのは決まってこの路地裏でだけだった。
お互いの仕事、趣味、思い出、語るネタは十分にあった。
男は、ついに女への募った想いを打ち明ける。

告白が終わってから、女は自宅に帰り、
テーブルにあるパンフレットをおもむろに開いて眺めた。
「新時代のテレビ!擬似世界に住むAIとの楽しい会話!!」
女はもう何年前の製品だか、と自嘲気味にもらした。はまっているのは事実だった。

次の日、告白の答えをどう返そうかと、
女は約束の三十分も前から電源がついたテレビの前で思案していた。

突如、その画面すっと映ったのは怪訝そうな顔で覗き込む自分の顔だった。
433431:2008/08/10(日) 09:15:31
持ち帰り可にして、女側はテレビが部屋がある設定にして、
友達紹介ってかたちで対面させたほうが面白かったかもな。
434湯豆腐さん:2008/09/24(水) 00:35:16
秋の特別編2008放送おわた
過疎すぎる
435名無し物書き@推敲中?:2008/09/24(水) 00:40:21
最後のタクシーの話はちょっと微妙かな。
ボケと突っ込みの話を考えた奴はすごいと思う。
436湯豆腐さん:2008/09/24(水) 00:46:08
ボケの話は漫画が原作だったような気がする。
行列は合格点。芸が細かいのが良かった。
タクシーは佐野の演技で見せてたな。
437名無し物書き@推敲中?:2008/09/24(水) 00:58:49
あー、今日みれなかったわ。世にも奇妙な。
昨日雑談スレでおまえら観ろって自分で言っておきながら。
438名無し物書き@推敲中?:2008/09/24(水) 01:00:02
パチンコ行ってたんだよ。昼から。
で、連チャンしてさ。勝ったよ、五万!マジで。
439名無し物書き@推敲中?:2008/09/24(水) 01:01:21
で、ボケの話ってのが一番おもしろかったのか?
どんな話だったんだよ。
教えてちょんまげ。
440湯豆腐:2008/09/24(水) 01:07:54
ボケとツッコミのガチホモの話だった
441名無し物書き@推敲中?:2008/09/24(水) 01:11:40
ボケとツッコミは主人公の演技のせいで世にも微妙な物語でしたな
442名無し物書き@推敲中?:2008/09/24(水) 01:12:04
つまらん。湯豆腐は本当に、つまらん。
443湯豆腐:2008/09/24(水) 01:17:00
関ジャ○
ツッコミ
卒業ネタ

腐女子大勝利であります
444湯豆腐:2008/09/24(水) 01:21:27
てか今回の世にもは低調ですた
ボケは原作のが良かった
仕込ん式はまとまってはいたけどイマイチパンチなかったな
行列がまあ良かったのではないかな
445名無し物書き@推敲中?:2008/09/24(水) 01:33:23
801板にスレ立ったな
446名無し物書き@推敲中?:2008/09/27(土) 01:49:22
オレ、寝つきが悪くて睡眠薬を飲んでいるんだけどそれでも3時間は寝付けない。
こんな生活が半年以上続いているんだが、最近奇妙な事に気がついた。
冷蔵庫の中の飲み物や食べ物が無くなるんだ。
ゴミ箱を漁ってみると確かに食べかすがある。
寝てる時は室内等を全て消しているから調理はできない。
睡眠薬を飲んでから寝付く迄は2chとかしながら起きている。
今夜も昨日の残りのホルモンを食べようとしたら無くなっていた。
やはり、オレが食べているのか。
それとも小人さんが食べているのか。
447名無し物書き@推敲中?:2008/11/24(月) 23:19:45
おい、おまえらなら、NHKの星新一短編集を見てるだろ

http://www.nhk.or.jp/hoshi-short/
http://www.nhk.or.jp/tamago/program/20071123_short.html
448名無し物書き@推敲中?:2008/12/08(月) 22:55:01
イキガミの事?
449名無し物書き@推敲中?:2008/12/11(木) 21:52:32
>>446は4ヶ月前か。
最近の夢は自宅のアパート(一人暮らし)に別の誰かが同居するようになった。
アニメとかドラマとか過去の友人、現在の同僚とは違う見ず知らずの人間が吹く数人同居している。
睡眠薬飲んでから寝付くのに5〜6時間かかるのはきついね。
450名無し物書き@推敲中?:2009/02/27(金) 12:48:59
451名無し物書き@推敲中?:2009/03/02(月) 12:40:46
>>923
いや、残念ながら世にもじゃないけどね^^
ソースは自分の記憶…!とかそういうのは無しね^^
ちゃんと調べてからお願いしますね^^

452名無し物書き@推敲中?:2009/03/02(月) 13:51:15
安藤政信主演の「恐怖心理学入門」

見つけた ちと重いけど見れるよ

http://www.nicovideo.jp/watch/sm5318325
453名無し物書き@推敲中?:2009/07/19(日) 14:02:41
ポマード頭ほどダサいものはない
454名無し物書き@推敲中?:2009/10/05(月) 18:07:14
今日は世にも奇妙な物語やりますよー
455名無し物書き@推敲中?:2009/10/05(月) 21:29:02
>>446
睡眠薬って種類によっては、記憶飛ぶよ。
 ハルシオンとか、超短時間型は特に。
456名無し物書き@推敲中?:2009/10/05(月) 21:33:21
恐れない。おれは三度の飯より睡眠薬の方が好物だ。
457名無し物書き@推敲中?:2009/10/06(火) 04:22:38
>>454
さんきゅー
教えてもらって分かった・・・
見逃すところだった・・・
458歌王♪:2009/10/06(火) 07:19:06
やっぱあの女優好きだ、俺
459名無し物書き@推敲中?
 あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に、私は特急電車に乗っていた。
 やがて、途中の駅で一人の男が乗り込んできた。その男は、電車のドアが閉まると、突然我に返ったように乗客たちの顔を見回し始めた。
「すみません。あなたの年齢は28歳ですか?」
 男が私に話しかけてきた。
「そうですが、どうしてわかったんですか」
 私が聞き返しても、男は無視して、また別の人に話しかけた。
「あなたの年齢は45歳ですか?」
「そうですけど……」
「あなたは62歳ですね?」
「どうしてわかったんだ?」
 そんなやり取りを繰り返していく。どうやら、その男には、顔を見ただけで年齢を当てる特殊能力があるらしい。
 次の停車駅までは、まだ15分以上ある。私を含め、乗客たちは全員その男に注目し始めた。
「あなたは50歳ですね?」
「そうですが、あと5分で日付が変わったら、51歳になるんですよ」
 最後に質問された女性は、笑顔でそう答えた。年齢を当てていた男の顔が、その途端に青白くなった。
「凄いですね。百発百中じゃないですか」
 私は男に話しかけた。すると、男は青白い顔を私に向け、こう言った。

「……私が見えているのは、あなた方の寿命なのです」