【リレー】大河小説を書こう【小説】

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1名無し物書き@推敲中?
僕の父と母は、焼きソバをフライパンで焼くか鉄板で焼くかで揉めていた。
そんな折り、隣に住む林田さんがタラバガニを持って尋ねてきたのだ。
2名無し物書き@推敲中?:2005/09/20(火) 00:56:39
「いてるかえ?」
そういって林田さんは上がり框に腰を下ろした。
「焼きそばはやっぱし、鉄板やろ」林田さんは卓上の青海苔を入れた容器を取ると
それを目に近づけながら言った。
「それみてみい、誰かて焼きそばは鉄板やいうやろが」
「フライパンは違和感あるがな」父はそういうと得意げに母を横目に見て持っていた
焼きそばの麺を一本口に運んだ。
「林田さんこれどこでとってきたん?」母は父のことは黙殺するように林田さんに近寄ってこう聞いた。
「カムチャツカでんがな」林田さんは手のひらにあおのりを振り下ろしてそういうと
それをペロリとなめてにやりと笑って僕らを見回した。
3名無し物書き@推敲中?
そのとき二階からタタタンッと降りてきた妹が冷めた声で言った。
「このスレは伸びない」
そんな意味不明な言葉を残して妹はふたたび二階へ昇っていった。

<完>