1 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:
SSさえ読むのに疲れた。
SSS(SuperShortStory)を書いて下さいお願いします。
俳句やれ
終了
再開
5 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 13:37:16
俺は初めて選挙にいこうと思う
なぜならニートだからだ。ニートに優しい社会になってほしいと思っている。
だから俺は久しぶりに勉強した。各党のマニフェストを読んだし、選挙区の候補も調べた。ばっちりだった。
でも、投票場所に行くお金がなかった。なぜなら僕はニートだからだ。家からの仕送りは3日後だった、
壮絶な戦争が10年おきに起きた。
また10年間、各国は最新鋭の科学力を殺戮兵器へ投入そして、
ミニチュアダックスフンドの聖メキシカン種が完成
そして、また10年が経とうとしていた。
7 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 16:42:00
道端ですれ違った女性に惚れた。
ひたすら追いかけた。
女性を見失った。
次の日、俺は留置所にいた。
起きた。
メシ喰った。
空飛んだ。
俺死んだ。
作家になりたい
小説を書いた
知人に見せたら褒められた
一次にも残らなかった
10 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/12(月) 10:25:21
午前6時、夜が明けてまだ肌寒い朝、人けのない公園を小汚い恰好をした中年の男がいた。
男はベンチに腰掛けると1枚の紙切れをクシャリと丸め突然ライターで火を付けた。
しばらくして男が公園を立ち去ると僕はベンチに駆け寄った。先程丸められた紙切れはまだベンチに置かれたままだ。
今だ赤く燻っている紙切れを僕興味津々にそっと開くとそこには驚くべき事実が記されていた 「落ちが思い付かない」
総理はチーズと缶ビールを出した。
元総理は記者の前で怒鳴ってみた。
刺客は闘っていた。
あ、俺、落ちたの?
最初の一行いらなかったなorz
>5
投票場所って大体近所にあるよ。歩いて行けるくらいの。
でも中身は面白かった。
>10
結構いいけど、二行目まで男が主人公と思ってたから僕が出てきてちょっと混乱した。オチが思いつかないがオチになってるところが面白い。
なかなか良スレだなあ。作品なくてスマソ。
『イライラした時は万能ネギを買って細かく刻むのが、子供の頃からの私の習慣。
包丁をたたきつける音が「だんだんだん」から「とんとんとん」に変わるまで続けるの。
もういつも通りの音がするから、私はもう大丈夫。あの子と幸せになってね。』
「とん、とん、とん、とん、とん、とん、とん、とん、とん、たん」……指切っちゃった。
15 :
age:2005/09/16(金) 13:19:40
age
16 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/16(金) 14:51:32
昨日、ダイオウサソリを買った。
逃げないように、厳重に水槽の蓋をして、テーブルのインテリアにした。
恋人がやってきて、テーブルに近づいた。悲鳴をあげた。
結局、恋人を餌にしてしまった。
17 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/16(金) 14:53:05
さりげに良スレだから1000いったときのことを考えて、次スレのスレタイを考えてみた。
SSS(SuperShortStory)の次スレだから、SSSS(SuperShortStorySecond)でいこう。うん。我ながら対した思いつき。語呂もいいしな。
でも困ったな。これ使うにはあと984もレス埋めないとダメなのか。大変だな。ホントに大変だ。ちゃんと次のネタが思いつくんだろうか。
3つ目のスレタイ何にしよう。
18 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/16(金) 14:59:28
昨日、アニメニシキヘビを貰った。
逃げないように、厳重な扉のゲージに入れて、散歩に出かけた。
公園で、転寝をしている間に、いつまにか夜になっていた。
今度は、私が食べられていたようだ。
19 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/16(金) 15:09:40
いい気になって、また、ペットを飼った。
店員が、とても飼いやすいし、お値段も手ごろだと勧められた。
自宅に帰ってから、いわれたとおりに、風呂の中に入れてみた。
今では、偉そうに、背中を流せと、要求する。
20 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/16(金) 16:47:50
彼女のくせは、私のあれをなめること。
私は、いつも人前でやることは、恥ずかしいと思うのだが、彼女はやめてくれない。
私も、気持ちいいので、恥ずかしいと思いながらも、彼女をとめることはできない。
私は切手。なぞなぞでした。
貧弱な僕は本を読むのが大好きで、いつも何かしらの本を手元に置いていた。
黒い瞳のあの娘は、そんな僕に小さな桃色のしおりを作ってくれた。
僕は文字の読めないあの娘の目になって、
あの娘の好きな恋愛物語を、たくさん読んでたくさん話した。
今はもう、あの娘のしおりはひしゃげて茶色になっていて、
病に臥した僕は、あの娘の聞かせてくれる物語を微笑みながら聞いている。
22 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/17(土) 13:13:19
目が覚めたら、ぼくは彼女のペットになっていた。
ぼくは以前から彼女のペットになりたかったので、ものすごく幸せな毎日だった。
ある日、彼女は小さな溜息をついて、呟いた。「飽きたわ」
ぼくは、次に起こるかもしれないことを想像してぶるぶる震えながら彼女を見ると、
やさしく微笑んで、また呟いた。「秋田」。彼女は帰省するらしい。
23 :
パクリ物書き?:2005/09/17(土) 15:56:29
「物語が始まるのは、この先の質問に答えてから」
「わかりません」
質問に答えない僕を、彼女は殺した。
これでいいんだ。僕は最初から生きる気はなかったのだから。
24 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/17(土) 16:04:00
そのまえに誰?
25 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/17(土) 16:17:14
「もう、ペットなんて飼わないで」と、妻が怒っている。
と言っても、僕の大好きなペットたちを公園に捨てるわけにはいかない。
「そんなこと言ったって、もう飼ってしまったよ」と、僕は戸惑いながら妻に言う。
「大丈夫よ、あなた、全然面白くないもの」と、冷静に妻は笑った。
26 :
パクリ物書き?:2005/09/17(土) 16:19:31
>>24様
すみません、はじめましてでした(^^)
四行で小説書くって、たいへんですね。
27 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/17(土) 16:28:41
眠ったり起きたりするのは昼と夜があるんだから問題ある?
クマさんだったら冬と春があるんだから問題ある?
28 :
ごちそうさん:2005/09/17(土) 16:36:21
「じゃあ、今度は、私が書いてあげる」と妻が言う。
「やれるものなら、やってみろ。女子供に出来るわけがない」と僕は言う。
「私の言うとおりに、打ってよ」。キーボードに向かってる僕に言う。
「あいしてる」
29 :
ごちそうさん:2005/09/17(土) 17:24:00
かなり、挑戦的なのに、だれも怒らないわね。と愛人。
かかわりたくないんだろう。とぼく。
同類とは見られたくない割には、ずいぶん保守的なのね。と愛人。
三連休で、パソコンやるやつなんていないよ。とぼく。
30 :
21:2005/09/17(土) 21:24:25
僕は自分が不幸せだと、他人の不幸せも同じぐらいでないと許せない時がある。
そういう時、テレビを見ながら笑っている妻を見ると、しばしば憎悪を感じた。
夕食後、妻に話しかけられ、ぞんざいに相槌を打ったら、
「ねぇ、奥さんが毎日少しずつ少しずつ味付けを濃くしてって、成人病で旦那さんを殺すって話、知ってる?」
とよほど興奮しているのかキラキラした瞳で見つめてきた。
………ふと「お前、味覚ないんじゃないの?」と指摘した同僚のニヤケタ顔が、僕の頭の中ををかき乱した。
31 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/18(日) 04:05:27
朝起きて、歯を磨いたら、歯茎から血が出てきた。
出てきた血を吐き出すと、血は俺に向かってこう言った。
「今までさんざん、使っておいてそれはないだろう」、と不満があるようだ。
「ご主人様に楯突くやつはいらないよ」。蛇口をひねって、水を流した。
32 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/18(日) 04:36:33
いつもどおりの通勤路を歩いていると、前方から歩いてくる女に目を丸くした。
女はスカートをはいていなかった!!
「あっ・・・、あなた・・・、スカートはいてません・・」私は恥ずかしそうに小声で言うと、女は驚いた。
けれども、女は何を思ったか、おもむろにパンティーを脱ぐと、私の頭にかぶせて立ち去ってしまった。
33 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/18(日) 05:25:26
前方から、下半身裸の女が歩いてくるのをみて、俺は驚いた。
「あっ、あのう、下半身が涼しくありませんか?」女は軽蔑したように俺をみた。
俺は、気まづくなったので、近くのコンビニ入って、下着を買って女に渡した。
女は、それを当然のように受け取ると、袋から取り出して、俺の頭にかぶせて立ち去ってしまった。
34 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/18(日) 05:28:22
きっと彼女は、その昔、ふとんに生埋め50秒間息ができない上の重りが苦しいを、何度もくらって
だからそんな極端なことをすると気持ちよくなるんだ。
35 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/18(日) 05:29:18
二酸化炭素がダイナミックに増えていくんだ。
36 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/18(日) 05:31:12
「息ができない! ……息ができないよぅ……!」
「おもしろいか、わはははは」
ふとんの中はどんどん加熱していく。
37 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/18(日) 05:35:59
前方から、スキャンティーを被っている男が歩いてきたので、目を逸らした。
「あっ、あのう・・・」なんと男は、私に話しかけているようだ。
「よろしかったら、これ貰ってください」
男は、頭に被っている下着を脱ぐと、黙って、私にはかせて立ち去ってしまった。
38 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/18(日) 06:04:39
前方から、真っ裸の女が歩いてきたので、そのまましてしまった。
あっ、一行で終わってしまった。
39 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/18(日) 11:47:33
前方から、真っ裸の女が歩いてきた。
↓あと頼む。
俺は思った。そうだ、京都行こう。
↓続きどぞ
41 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/18(日) 13:33:46
アリゾナのカトリーナが上陸して、交通は全て遮断されていた。
↓よろしかったらどうぞ
しかたがない、またの機会にしておこうか。
―完―
おもろいスレだけどさすがに難しいな。
44 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/18(日) 17:53:11
朝からつまんない政治討論番組をみていたら、友人が出演していた。
「僕の友人は、実は、毎日奥さんとエッチしてるんです」驚いたことに俺のことをネタにした。
「なっ、なんですって、そんなことがあるわけないじゃなですか」と良識のある政治家は反論した。
「いえ、そんなことすら否定するあなた方の想像力が貧しいのです」政治番組も面白いかもしれない。
45 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/19(月) 05:49:18
三連休最後の日の朝に、妻は言った。
「あなた、結局どこにも連れて行ってくれなかったわね」妻は恨みがましく言った。
「休日は、どこも混んでいるから、いやなんだよ。人ごみが嫌いなのは知ってるだろう」
「でも、あなた、人ごみにまぎれて、これは何?」
空室を待っている二人の写真を取り出した妻の勝利だった。問題はどのレベルの最後なのか・・・。
46 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/21(水) 15:13:46
47 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/21(水) 18:25:10
48 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/22(木) 10:33:43
四行小説ってことは、やっぱり起承転結をはっきりさせて書くしかないんだろうな。
ということは起承転結って何かをちゃんと勉強して、その上でネタを考えないといけないわけか。
大変だな、ここまで考えてみてすげー難しいような気がしてきた。
俺にはとてもできないわ。
49 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/24(土) 02:34:42
50 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/09/24(土) 04:08:33
「中出しの件についてお伺いしたいのですが?」
だが彼女はまんこをかたく閉ざしたまま、答えようとはしなかった。
僕は、つい、「それじゃあ、外だしがあまりにかわいそうだ!」と叫ばずにいられなかった。
ファックしたい。歯をくいしばって。
51 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/09(日) 16:38:13
ひ弱な主人公
あまりにも凄惨な事実
逃げ出した先で最近お決まりの発動
すべてが消滅した。生き残ったやつがいたら、そいつの勝ち
52 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/09(日) 17:06:41
皆の愛する猫が奪われた。猫を愛した者達はこぞって取り返そうと奮起した。
事件は次第に大きくなり、猫を自分の物として売り出そうとした張本人は言った。
「私たちはこの猫をインスパイヤして作ったつもりでしたがどう見ても精子です。
本当にありがとうございました。」
53 :
縄文時代の劇作家、罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/10/09(日) 17:22:44
オナニー作家志望。哲学書を読んではオナニー。
古本屋に張り紙。『バンド募集』TEL.NO1.
公園で猫。家の壁から猫。子猫。
オナニー。哲学書を読んではオナニー。
54 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/09(日) 22:07:16
【神様】
「神様、お願いです。一度だけ奇跡を起したいのです」と少女が言った。
すると、溢れんばかりの光に包まれた神様が現れ、言った。「よかろう」
「ああ、神様! 奇跡を叶えて貰えるのですね」少女は涙を流し喜んだ。
神様は言った。「私が人間の前に姿を現した事が、奇跡なのじゃよ」
56 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/11(火) 01:23:32
【どっち?】
「私と仕事、どっちが大事なの?」まさか、こんな有り触れた質問をされるとは思わなかった。
妻は結婚してから、さらに嫉妬深くなった気がする。疲れているのに、これはキツイ。
不機嫌に夕飯を出した妻に言った。「この味噌汁、美味いなぁ」精一杯のご機嫌取りだった。
すると、また表情を曇らせ、「私と味噌汁、どっちを愛してるのよ?」そう言った。
58 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/11(火) 11:12:31
【韓流ブーム】
「先輩、最近の韓流ブームは凄いですよね」
「私もハマっちゃったんだけど、ちょっと異常かもね」
「そうなんですか。で、お気に入りは何です?」
「やっぱ、定番のキムチよ」
起き上がって目覚まし時計を見ると、まだ5時…そう思い枕に顔を埋めたその時。
「承ちゃん!あんたまだ寝てるの?!もう夕方よ!本当だらしない…」母の声が階下から響いた。
転がるようにベッドを出、カーテンを開けると、そこには鮮やかな夕焼け空がどこまでも限りなく続いていた。
「結果……また今日も君に会えなかったんだね………雪城ほのかタン」
おもろいage
61 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/12(水) 19:50:13
先日俺は恋人に作家になりたいと告げた。だから別れてほしいと。
彼女には苦労させたくはない。人並みな男と一緒になってほしい。
最後に会った時、彼女はプレゼントがあると言った。私あなたについていくわと言った。
包みを開けてみると、サッカーのスパイクが入っていた。耳の遠い女だ。
うわつまんね
>>62 作家になりたい、ではなく、作家で食っていきたいんだ、にしたほうがいい
64 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/12(水) 20:40:44
神様が面白かった。
65 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/13(木) 00:08:43
【悪さ】
「また、悪さして。そんな事ばかりしてたら……」母親は、言葉に詰まった。
最近、物心がつき始めた息子は言う、「そんな事ばかりしてたら、どうなるのさ?」
真っ赤な顔でニヤリとほくそ笑んだ。悪そうな表情は父親にそっくりだ。
ここは地獄の三丁目。どんなに悪い事をしても、もうこれ以上落ちる所は無い。
甥「ねえ、学校の歌で”ウサギおーいし”って歌あるんだけどウサギっておいしの?」
僕「バカだなぁ、”ウサギおいしい”じゃなく”ウサギ追いし”だよ。
つまりウサギを追っかけてるの」
甥「ふーん・・・でもおいしいから追っかけてるんでしょ?」
>>66 勝手に推測・解説してみます。
母『コラ、太郎!そんなに悪い事ばっかりしてたら、地獄に落ちるわよ!』
子『でも母ちゃん、オイラ地獄生まれ地獄育ち地獄住まいだんべ?』
赤鬼親子の物語。完。
ってところでは?
70 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/13(木) 11:15:15
呑み会に誘われた
呑み会は割と楽しかった
一人で乗る終電
あまりに寂しくて自殺した
適当なものを選びなさい
いい加減に答えてた
大学受験の冬
君は半熟ボディ
白い身体にはドロッとした液体を
モーニングいただきます
74 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/14(金) 00:42:11
【金魚すくい】
兄「なあ、あの出店で金魚すくいでもやろうか」
弟「うん……でも、金魚すくいって、あそこの金魚を“救う”って事なの?」
兄「違うよ。金魚をすくい取るっていう意味のゲームなんだよ」
弟「良かったぁ。あのオジサン、ヤクザだから金魚を監禁してるのかと思った」
姉「いい加減彼氏別れたい」
妹「そう言ってどれだけ経ったと」
姉「今度こそ本当に別れる! 決めた!!」
妹「そう言ってどれだけ経ったと」
いかん、実話すぎるorz
76 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/14(金) 01:19:31
文芸
二人の囚人が地下牢の窓から外を見ていた。
一人は雲をもう一人は水溜り*1を見ていた。
一人の美女が目の前を通りがかった。
一人は下乳*2をもう一人は水面に移った下着を見た。
*1:地下牢の窓から水面は見えないのでは?というツッコミはやめてください
*2:上を見て入れば直にパンチラが拝めるのでは?というツッコミもやめてください
78 :
吉田修一:2005/10/14(金) 01:26:43
下読みハケーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
79 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/14(金) 02:00:20
もうたくさんだ・・・これっきりにしよう・・・・
俺は静かに窓を閉じ、疲れた目と体を休めるべく床に臥した
「明日からはまっとうな人間に戻るんだ。新たなスタートを切るんだ・・」
次の日の夜、再び2ちゃんに書き込む俺がいた
80 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/14(金) 02:11:07
いいさ、いいさっ。無理して褒めてくれなくても(-。-;/~~
ろ、ろろろ
炉?ぬぬぬ!
俺は静かに窓を閉じ、疲れた目と体を休めるべく床に臥した ?
ubseZw.toパカにされるんだよ?
朝目が覚めるとおじいちゃんが白目を向いて死んでいた。
だからボクは筆ペンで黒目を入れた。
そうしたらおじいちゃんが少し動いた気がした。
ボクはおじいちゃんに首を絞められ絶命した。
>>69ありがと。
地獄に住んでる(=悪魔だと思って)なら悪い事してもママ怒らないんじゃないかと思って。
84 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/14(金) 23:44:07
【殺人】
黒服の若い男がナイフを取り出し、目の前の男の胸にブスリと突き刺した。
男は悶え、苦しみの声を上げたが、近くを通る主婦や学生たちは完全に無視している。
とうとう息途絶えた。低予算の撮影隊、カメラマンがその表情をアップで捉えた。
「殺しをやるなら、大胆にだ。誰も気にやしないよ」ヤクザの監督が呟いた。
SSの神様といわれる星新一しの作品にも良作と駄作があるように。
いかに優れた作家だとしても毎回毎回面白い話が作れるわけもない。
それはもちろんこのスレにもいえることで、素人のお前らがいかにネタを生み出そうとも。
でもたまに面白いやつがあるよな。
宝くじが当たった。
俺は大喜びで息子に報告し、その後妻にも報告した。
「やったじゃない、あなた!ねぇ、何に使う?」と、妻は興奮気味に言った。
「まずは包茎手術の費用に使わないと。話はそれからだ。」俺は息子を指差して言った。
87 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/17(月) 01:46:16
【助言】
「お前の魂と引き換えに、三つの願いを叶えてやろう」悪魔が真夜中に現れ言った。
若者は苛立たしげに答える。「静かにしてくれ、集中出来ないよ」
「受験地獄か、苦しいだろう?」悪魔がニヤリと笑う。「無理すんな、楽になれ」
「こんな苦しみは、もうゴメンだ」そう言うと若者は窓を開け、一気に飛び降りた。
しまった。トイレットペーパーがない。
一応代わりになるものを探してみるが、見事に何も無い。
俺が困り果てている時、突然「ゴトンバタン」という派手な音が聞こえた。掃除のオバチャンだ!
隙間を空けて「トイレットペーパーを下さい」と頼むと、「そこの自販機で買いな」と見放された。
89 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/18(火) 00:27:28
【痴漢】
「この人、痴漢です!」満員電車に、若い女の声が響き渡った。
声の主は頬を染めた女子高生。その視線の先に、冷たく鋭い嫌悪の眼差しが集中する。
「違う、私は……」と中年の男。女子高生は更に声を上げる「この人、嫌らしい手つきで……」
男はそれを制するように叫んだ。「分かった、由香。来月からの小遣いは5千円にアップだ」
90 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/18(火) 06:59:14
91 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/18(火) 22:15:09
【評価】
ぼくのかいたえをせんせんがほめてくれた。「凄いね、隆君。こりゃ中学生レベルだよ」
とってもうれしかった。ぼくはまだ、しょうがくにねんせいなのにそういってくれた。
すきっぷしながらかえるとちゅうに、えがきのおじさんがいた。すごくうまかった。
じっくりみるとなおさらうまい。ぼくはいった。「これ、ちゅうがくせいれべるだね」
92 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/19(水) 00:46:17
起 朝、起きたら、矢文が頭に刺さっていた。文にはこう書かれていた。
承 「お前は一子相伝、殺人拳の伝承者。目覚める前に死ね」
転 バカバカしいと思った。それより転校初日から、遅刻する訳にいかない。
結 学校につくと、ゾンビ・クラブという秘密結社に誘われた。ああ、俺、死んでるのか。
やけに俺をちら見してる女がいる。今、本屋で立ち読みしてるんだが、集中できず、本屋からでる事にした。何であの女も本屋からでてくるんだ。つけてる!急ぎ足で逃げようとした時、俺はその女に呼び止められた「あなた背中に、ばか男って張り紙ついてますよ。ほら」
某サラ金のコマーシャルがリニューアルした。
これまでの犬をつかったCMとは違い、若手のアイドル女優を起用したものであった。
彼女の乳房は標準以上に大きく、母性と誕生を象徴するかのようだった。
そしてチワワが保健所に列をなす。殺されるために。
兄は高校、大学時代、文化祭の鬼だったという。
「文化祭は一生の思い出だぞ。おまえも少しは参加したらどうだ」
それが彼の口癖だった。しかし兄貴よ。文化祭の高揚感が忘れられず、
会社生活をつまらないものと断罪し、あげくニートになったあんたを、俺は軽蔑しているんだ。
……orz
96 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/19(水) 10:36:44
起 「起きろ、出番だ、バカたれ」
承 「承認だ、認める、起動せよ」
転 「この、この、この、このぉぉぉ、七転八倒、転べば起きるのかぁぁ」
結 けっきょく結婚初日の初夜に新郎さんは立てませんでした。
男は夜空を見上げ、つぶやく
「みてごらん、あの隣り合うふたつの星、あれが君と僕さ」
女も同じように見上げ、応える
「そうね、近くに見えて実際はすごく離れているし、見えるのははるか昔のともし火」
99 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/20(木) 23:03:48
【住人】
僕は森の住人だ。だからなのか、僕の事を町の人達は嫌っているようだ。
でも、今日は腹が減って仕方が無い。町の畑には美味しいものがたくさんある。
僕は町へ下りる決心をした。畑に着いた、その時、誰かが僕を懐中電灯で照らした。
制服を着た警官だ。「山田良明さんですね。奥さんから捜索願が出てますよ」
おまえを殺す
ナイフを持ち上げた
とつぜん女が現れた
そのナイフを売った
101 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/20(木) 23:23:24
どぼーん氏さんてプロ?
よくネタがつきないな。
「そりゃ俺の頭を常に監視しているからさ。俺がネタを思いつかないのは
こいつがいつも頭を覗いた後に、ごっそりそいつを持ってっちまうからなのさ。
でなきゃネタが尽きない理由がないだろう。俺が何も思いつかないのも合点がいく。」
男は口の端からヨダレを垂らしながら呟くと、ふらふらと雑踏の中へ消えた。
104 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/21(金) 00:50:10
(・∀・)イ ソウネソウネ
105 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/21(金) 01:02:55
注釈つきの小説って邪道かな?
留学先の大学で、アングロサクソン系アメリカ人が僕に議論を吹っかけてきた。
「だいたい日本人は議論が下手だよ。日本じゃ黙っていたらNOの意思表示になるの
かもしれないけど、この偉大なる国家アメリカではYESってとらえるんだ」
僕はしばしの沈黙の後、言った。「なるほど、ポツダム宣言のときだけは例外だったんだね」
注釈:1945年8月6日、ポツダム宣言受諾を迫る連合国軍を無視した日本に
原爆が投下された。現在のアメリカでは原爆投下の必要はなかったと反省する者が
多数存在する。
「消える魔球」
9回裏一死満塁バッターは四番。こいつとの対戦成績は4打数3安打、苦手だ。
何とか2ストライクは取ったが、どの球にも奴はすでにタイミングが合っている。
しかしオレは慌てない。オレには誰にも見せた事のない消える魔球がある。打てるモンなら打ってみろ!
「ピッチャー投げました!おっと!キャッチャー後逸!その間に三塁ランナーホームイン!サヨナラ!」
107 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/22(土) 22:00:08
【監視】
豪邸の一室。「ねえ。本当に売れっ子作家の監視に成功したの?」若い男が父親に聞いた。
「うむ、なんとかな」と太った父親は笑った。「これで僕も作家デビューが確実だね」
「うむ、ごっそりと頂いちまおう」その時、スピーカーから作家の声が聞こえて来た。
怒鳴り声だ。「盗むのは、デビュー前の若手に限定しろって言っただろ! バカヤロー」
108 :
セフィ:2005/10/23(日) 01:33:44
[照らして]
ルイ「どうしてこんなことになったの」ルイは小さくつぶやく
アリア「これが神様の思し召しなのです」アリアはルイに冷たく言い放つ
ルイ「でも、こんなのおかしすぎる!」真っ暗な闇夜にルイは叫んだ
アリア「あなたが月に照らされないのもまた運命」アリアは祈るように手を合わせた
こんなのでもOKですか?
110 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/25(火) 15:28:47
【姑】
「ねえ、あなた」夜、妻が言った。「お義母さんが近所で私の悪口を言ってるみたいなの」
「母さんはもう長くはないんだ。もっと優しくしてやってくれよ」と、俺がなだめる。
妻はむっとする。「そんな事ないわよ。昨日だって、家のお金を持ち出して遊んでたわよ」
俺は静かに言い聞かせた。「うん。だから、もう長くはないって言ってるだろ?」
会話になってないのぅ
112 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/27(木) 01:03:33
【会話】
朝の食卓、親子三人が座っている。「これ、味濃〜い」と娘。「まだ、熱いわ」と母親。
「今日、行くんでしょ?」と娘が聞くと、「明日は晴れるらしいわよ」と母親が答えた。
「お前たち、ちっとも会話になってないじゃないか」父親がたまらず口を挟むと、
「大丈夫、親子の以心伝心でちゃんと伝わってるから」と、母親と娘は同時にそう言った。
シコシコして逝く瞬間にティッシュを取ろうと思ったのですが1枚もありません。
チンコの皮を思いっきり引っ張り皮の中に精子を貯めトイレにダッシュしたのですが
段差でつまづき精子を廊下にブチ撒けた瞬間に母に見つかりました。 慌ててカルピスを
溢したと言い訳したのですがどう見ても精子です。 本当にありがとうございました
115 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/27(木) 03:05:01
目を開けると、妻の顔がそこにあった。生活の染み込んだ、自らを哀れんでいるような顔。
俺の喉を押さえつけている手が細かく痙攣していた。抗うにはもう遅いと知った。
お前のそんな顔が、俺には耐えがたかった…。
116 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/27(木) 05:36:31
二人を乗せた自転車は丘をゆっくり降りていった。
春の風が二人の頬を撫ぜる。
そして、不意に、二人はお互いを向き、唇を重ね合わせ──
──あれ?俺は部活帰りで、一緒に帰る恋人なんていないはずだ。じゃあこの後ろに座っているのは──ぎゃああああああああああああああ
「村娘のマシ」
村に恐ろしい魔物がやってきて若い娘を生贄に要求した。くじ引きでマシという娘が選ばれた。
マシの母はマシを庇って近所の娘を差し出した。ばれないように猿轡をして木製の面を付けた。
そこへ勇者が通りかかり魔物を倒して行った。村人は喜んだが、生贄がマシでない事が知れてしまった。
いたたまれなくなったマシの一家はしばらくして村を出て行ったという。
118 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/27(木) 15:53:16
「もうすぐ火星に有人探査船を打ち上げます。」とアメリカ大統領が発表した。
「もうすぐ月に有人探査船を打ち上げます。」と中国の国家主席が発表した。
「もうすぐ偵察衛星を打ち上げます。」と北朝鮮の最高指導者が発表した。
「もうすぐトヨタがやってくれます。」と日本の総理が心の中で祈る。
119 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/27(木) 16:47:09
すごいロボットがアメリカで発表された。「敵地で的確に敵を抹殺できる無敵の軍用歩兵ロボット。」
すごいロボットが中国で発表された。「一人っ子政策用、人間そっくりの成長する第二子ロボット。」
すごいロボットが北朝鮮で開発された。「最高指導者そっくりの影武者ロボット。」
すごいロボットが日本で開発された。「JR駅員そっくりの終電車内熟睡者注意ロボット。」
120 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/27(木) 17:12:22
ここは大喜利スレですか?
121 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/27(木) 21:03:39
ワロタ
122 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/27(木) 22:40:57
「四季」
春が来た
夏が来た
冬が来た
秋た
123 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/27(木) 23:00:34
【裏通り】
夜の裏通り。「そこの人、そこの人!」突然、占い師が男に向かって叫びだした。
男は立ち止まる。「つまらん予言に払う金なんて、俺には無いぞ」そう言った。
「予言ではないのです。今まさに、自宅で奥さんが3人の強盗に襲われているのです!」
男は「そうか、ありがとう」と言うと、金を払い、今来た道の反対へと歩き出した。
124 :
ぽろぽろくん:2005/10/27(木) 23:24:46
夜11時、その日、俺は、かなり酔っていて自宅に帰る途中だった。
その時、付き合い始めてまだ間もない美奈から助けを呼ぶ携帯がかかる。
『助けて!変な男が部屋の外でドアをたたくの!!』俺は、ふらふらだったが助けに向かった。
住所を頼りに何とかたどり着きドアを叩く。『オイ!あけろ!』
125 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/27(木) 23:57:03
目の前に見たことも無い美女がいて、見とれていると抱きついてきた。
興奮して押し倒そうとした時、何やら音が聞こえてきた。
何だろうと耳を欹てていると女どころか周りの景色まで消えて目が覚めた。
目覚まし時計の音だった。
126 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/28(金) 00:06:55
夢オチとは、すごい・・
たしかに……俺はこれ以上にストレートな
夢オチを見たことが無いよ
起きた。
承った。
転んだ。
ケツがふたつに割れた。
129 :
ぽろぽろくん :2005/10/28(金) 00:13:37
目の前に見たことも無いすごい美女がいて、見とれているとナント!抱きついてきた。
興奮して押し倒そうとした時、何やら音が聞こえてきた。
何だろうと耳を欹てていると周りの景色が一瞬消え再びハッキリしてきた。
俺は戻れた。性的刺激のリハビリで事故後遺症を克服出来たのだった・・・
ホントにぽろぽろだな。
131 :
ぽろぽろくん:2005/10/28(金) 00:45:08
『幸あれ』と一言つぶやき、田村は、生まれたばかりの子供の写真がある胸のポケットに手をあてた後、命令と共に敵陣へ突撃した。
『幸せになってくれ』と、マクレーンは、今日2歳になる我が子の写真に声をかけた後、命令と共に攻め込んで来る敵に向かい銃を構えた。
激戦の地で二人の兵士の命が失われ、二枚の写真がヒラヒラと宙を舞い、地面に落ち偶然にも重なり合った。
そして20年後、若い一組の夫婦がお互いの父が共に亡くなった異国の地に祈りを捧げにおとずれる・・・
132 :
ぽろぽろくん:2005/10/28(金) 01:02:49
『お兄さん遊んで行かない!!』と怪しく魅力的な声の女の誘いに付いて行く俺。
私は『お兄さん遊んで行かない!!』といつものように精一杯背伸びをして男を引き込んだ。
裸で抱き合っている俺を、冷静な目で見つめる俺が存在して何故だか涙が・・・・
裸で男を迎え入れている私を、冷静な目で見つめる私が存在して何故だか涙が・・・・
133 :
馬太郎 ◆BzG5Hx/G/k :2005/10/28(金) 01:14:43
今日身長190センチぐらいのごつい外人を見た。
金髪で色白、目の彫りが深く険しい顔つきをしている。
腕にはなにやら彫り物がしてあって「ああこれが本場のタトゥーというやつか」と思いながら俺は見ていた。
よく見ると日本語で「ミニモニ」と書かれていた。 (実話)
134 :
ぽろぽろくん:2005/10/28(金) 01:32:29
心やさしい王様の元に『先日の台風の被害者が2万人を越えました。』と報告が入る。
更に『先程、自爆テロが起こりました。』独立を求める少数民族の極右勢力の手によって親しかった国務大臣たち36名が亡くなったと悲報。
そして宮廷のお妃から電話が・・・『ねえ!何度言ったらわかるの!こんなカーテンの色じゃあダメだって!!』
目を閉じていた、心やさしかった王様は、何やら決心し、横に座って微笑む無償援助を要求に訪れている同盟国の大臣の顔を殴った・・・
135 :
ぽろぽろくん:2005/10/28(金) 02:02:26
村一番の優等生の俺は、希望に満ちて今、大都会の中央駅の前に立っていた。
小さい時から何をやっても、うまくいかない私は、いつも絶望のまま、無意味な大都会の今を生きていた。
1年後、優等生は、大都会で自分の小ささを認識し、昔から何もかもうまくいかない私も、未だ大都会の底辺を這いずりまわっていた。
ふと、顔を上げ、澄み切った青空を見上げる二人の頬にさわやかな朝の風が共に通りぬけ、一瞬の微笑みをプレゼントし、また新しい一日が訪れる・・・・
日々絶望の日々、彼は虚像が徘徊する様を見渡していた。
感情に左右され、本能に左右される人間を憐れみ、また自身もその枠から逃れえぬことに苦悩を繰り返していた。
その感覚に囚われた男は、何も見えず、只自己を殺し、他を殺すだけ。
突き詰めた先に在るものは自を虐め、感情に左右される自己を戒めながら生きること。償いだった。
「立ち止まったアリ」
一匹のアリが思うところあったのか働くのを止めた。健康などに問題はなかった。ただ、止めたのだ。
労働も摂食も拒絶したそのアリはやがて死に、あおむけに倒れたまま干からび始めた。
仲間のアリたちはその体を持ち帰った。同族を食するのは彼らの倫理に反するものではなかった。
死んだアリはすぐに忘れられた。炎天下の下、アリたちは太古からの果てしない行軍を続けていた──
138 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/29(土) 00:12:28
【夢】
夢の中で夢を見た。プロ野球選手になる夢だった。そして、俺は夢の中で努力をした。
「信じていれば、夢は叶うんだ。その為にも、毎日、死に物狂いで頑張らなくては……」
地区大会の第1回戦。相手は優勝候補の強豪チームである。エースの初球は、超剛速球。
全身から汗が吹き出た。「レ、レベルが違う……」 俺は夢の中で、目が覚めた。
夢の中で「カメハメ波がだせないよ〜」
と泣いたときのことを思い出した
140 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/10/29(土) 00:37:48
僕は夢で、
「きんとうーん」て呼んだらいったんモメンが来た。
しょうがないから乗ったんだが、周りにいた友達たちが、「おまえのはいったんモメンだろ」って。
みんなちゃんとしたきんとうんに乗ってんだな。俺だけモメンでさ。そしたら、モメンが、「気にするな。いつかお前が俺に乗ってる事を認めて、憧れてくれる女性が現れるって」って言ってくれて恥ずかしかったけど、嬉しかったな。
>>133 少し笑った。絶対意味わかってないだろうな、その外人
コタツに入り煎餅を齧る。此れが僕の幸せ。
TVを見ようかな。コタツから1mも向こうに在る。やめておこう。
こう何も無い日は良い。
コタツは思う。この人、何のために生きてるのだろう?
143 :
馬太郎 ◆BzG5Hx/G/k :2005/10/29(土) 05:42:38
「ねえおばあ様、おばあ様のお耳はどうしてそんなに大きいの?」「それはねえ、どんな悪口も聞き漏らさないためだよ」
「ではどうしておめめがそんなに大きいの?」「それはねえ、どんなに些細なミスでも見逃さないためだよ」
「それではどうしておばあ様は2ちゃんで名無しをなさってるの?」「それはねえ・・・」
「おまえを叩くためだよっ!!!」赤ずきんちゃんはコテだった。
144 :
馬太郎 ◆BzG5Hx/G/k :2005/10/29(土) 05:44:13
リライト
「ねえおばあ様、おばあ様のお耳はどうしてそんなに大きいの?」「それはねえ、どんな悪口も聞き漏らさないためだよ」
「ではどうしておめめがそんなに大きいの?」「それはねえ、どんなに些細なミスでも見逃さないためだよ」
「それではどうしておばあ様は2ちゃんで名無しをなさってるの?」「それはねえ・・・」
赤ずきんちゃんはコテだった。「おまえを叩くためだよっ!!!」
145 :
芥子:2005/10/29(土) 11:11:43
「不時着」
エンジントラブルの旅客機が、コースから大きく外れた南洋の島に不時着することになった。
機長はプロの勘と豊富な経験を生かして見事不時着を成功させた。ケガ人は一人もなかった。
客席からは歓声が上がった。みなが口々に、生存の喜びと機長への賞賛を叫んでいた。
次の瞬間、全てが閃光に包まれた。その島で核実験が行われていたのだ。生存者は一人もなかった。
魂がふらりゆらりと揺さぶられ続けております。あと、もう一寸大きく揺れれば、地面に着くこともありそうに見えます。
でもそうなれば、少しの怪我では済まないことが、想像されます。魂は非常にもろいです、生物は怪我をすれば傷を癒しますが、魂は傷を深め、広げてゆきます。
魂が、その、もう一寸動く事は、なかなか無いとは思いますが、その現象に気づいた、今、私は恐怖渦に人格を壊されてしまいそうです。
この不安を乗り越えられた人間は歴史の上でどれだけ居るのでありませうか。それもまた、不安であります。
148 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/30(日) 04:35:49
【悩み】
「作家として、悩みがあるそうだね?」
「はい。アイディアは湯水の如く沸いてきます。それこそ、書くのが追いつかないほどに」
「それは良い事じゃないか」
「ただ、その中に出来の良い物が一本も無いんです」
『あいうえ作文』
あ どうもはじめまして、詩板からきました。
い ろいろスレがあるので迷いますよ。でも、このスレは良いですね スレタイと
>>1読めばいいし
う そ! このスレのテーマ起承転結かよ! いま『て…て転』の部分なんだ やべ
え っ? この1行で締めかよ!オチねぇよ 他板住人も読んでますので職人の皆さん頑張って下さい
おしまい
150 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/31(月) 01:42:03
【私と神様】
私「神様、私はもう死んでしまったのですか?」 神様「そうじゃ」
私「どのように死んだのでしょう、覚えていません」 神様「子供を助けたのじゃ」
私「私が子供を救うために、命を落としたのですか?」神様「皆、お前を称えておった」
私「仕方がない。子供を救うために死んだのなら」 神様「夢の中でな。さっさと戻れ」
151 :
芥子:2005/10/31(月) 02:46:22
「ピザ」
デリバリーのピザを食おうと箱を開けるとピザは無く、体長15cm程の人間がいる。「おれ、ピザ太郎」
あの、おれはピザ食いたいんだけど、と文句を言っても、ピザ太郎は部屋をきょろきょろ見回すばかり。
──何か特殊能力とかあるのか?/特殊能力って?/顔が食べられるとかさ……/そんな、死んじゃうよ。
つまりお前は無能ってことでFA?と問うと、いやいや、だからピザ太郎だって、などと答えやがる。
152 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/10/31(月) 23:44:02
【ピザ太郎】
友人が、「ピザって10回言ってみろよ」と言った。「いいよ、そこは肘だから」と俺。
「頼むよ、頼む」と言うので、俺は言ってやった。すると、友人はピザ太郎に変身した。
「な? 凄いだろ」自慢げだが、確かに凄い。「じゃあ、今度は人間って10回言ってくれ」
そう言われたが、俺は「ヒジ」を繰り返した。「嫌だ、ヒジ太郎だけにはなりたくない!」
153 :
馬太郎 ◆BzG5Hx/G/k :2005/11/01(火) 00:28:26
『うたた寝』
うっかりしていた。また寝過ごしてしまったのだ。今ちょうどバス停を通り過ぎたとこ。俺はいつも寝過ごしてしまうのだ。
こうしてイスに座ったままバスに揺られ続けていると、途方もなく気持ちがよくなってついつい眠りこけてしまう。
俺が夢うつつの中、ウトウトとまどろみにかまけていると、後ろから親切な人が声をかけてくれた。
「運転手さん、困りますよ。居眠り運転は……」
154 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/11/02(水) 01:19:51
【眠気】
手術室に入ると途端に眠気が襲ってきた。あの強烈なライトのせいだろうか、それとも、
独特の消毒液の匂いがそうさせるのか。看護士たちは緊張した面持ちをしているにも関わ
らず、私は今にも深い眠りに落ちそうなのだ。頑張らなくては、そう自分に言い聞かせた時、
医者は静かに言った。「お母さん。手術が終わるまで、控え室の方で待っててください」
青年は死んだ恋人の親に告げた「あの日、葵と一緒にコンビニに入り、立ち読みしていると<お前ら、全員大人しくしろ!>と包丁を持ってる男が乱入してきました。僕は大人しい性格なので、<大人しいだろが!>と言うと、男が歯向かってきたので、葵を盾にしました
156 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/04(金) 17:26:52
157 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/11/04(金) 22:31:02
【恋人の死】
僕は恋人の死に胸を痛めながら、その母親に事情を説明すると、「仕方ないわ」そう言った。
その日、葵とコンビニで立ち読みをしていると包丁を持った一人の強盗が飛び込んできた。
僕は怖くなって葵の後ろに身を隠すと、いきなり気の強い友人の葵はボールペンで強盗の
首を突き刺したのだった。マスクを剥ぎ取ると、そこには苦しむ恋人の高志の顔があった。
158 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/05(土) 01:57:17
この頃、俺の片腋からきつい汗の匂いがし始めた。
思春期は過ぎたはずなのに、なんでこんな匂うんだ?
ふいに―フェロモン―という言葉が頭をよぎった。
そういえば、恋してるんだったけ、俺。
159 :
芥子:2005/11/05(土) 17:51:26
「出来心」
今、おれの前に赤いスイッチがあった。
「このスイッチを押すと宇宙の全てが吹っ飛ぶから、絶対に押さないでくれ給え」
「ああ、分かった」
そう答えるとおれはスイッチを押した。
160 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/11/06(日) 23:50:06
【青いスイッチ】
目の前には青いスイッチがある。俺はさっそくその但し書きを読んでみた。
「このスイッチを押すと全世界の人々に苦しみが訪れます。決して押さないでください」
「なるほど」
そう言うと俺はスイッチを押した。何も変わらなかった。
明け方の夢は正夢だと言う、今朝、何か重いものに押し潰された夢をみて魘された。
そして朝ご飯に生卵を割り入れたのだが、茶碗の底に赤い血のかたまりが…
胸が苦しくなるまえの予感があったのだが、気にせず登校した、案の定、事故った。
誰かが青いスイッチを押したのだろう、…。
162 :
芥子:2005/11/08(火) 00:57:55
「猿の手か」
私の前に黄色いスイッチがある。その脇にはこう書かれている。
「このスイッチを押すと、望んだ人をひとり生き返らせることが出来ます」
「まあ、それでは私が小さい頃に亡くなったおばあちゃんを生き返らせて欲しいわ」
私はスイッチを押し、その後どうなったかと言うと……。実はまだ二階にいるのです。済まぬ。
「真美知ってる?紫のスイッチって言葉、二十歳の誕生日に言うと恐ろしい事起きるんだって」「そんな嘘でしょ、真美、今日で二十歳だよ、」「言ってみてよ」「紫のスイッチ・・・何も起こらないよ、佳代の嘘つきアハハ」数時間後、真美は発狂して事故死した
164 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/11/08(火) 06:12:43
【黒いスイッチ】
勇治の前には、黒いスイッチ。但し書きには「押すと憎しみが解消されます」とある。
すぐに思い浮かんだのは、あの口うるさい母親の顔。ほとほとウンザリしていたのだ。
早速スイッチを押し、家に帰る。いつもは騒がしい居間には異常な静けさが漂っていた。
勇治は母親の死を連想した時、「遅いわね」と母親の声。勇治はその声にホッと安心した。
165 :
ぽろぽろ:2005/11/08(火) 13:33:16
【見えないスイッチ】
私の目の前には、いつも見えないスイッチがあり「押すと心の澱みが解消」される。
さっそくスイッチを押し1時間が過ぎた頃、目の前がすーっと明るくなりはじめ、すべてが変わった。
1ヶ月が経過したある日、見えないスイッチが見えなくなってしまった。
通院している長谷川メディカルからのメールが届き「今月分の料金が未納の為、催眠術医療カウンセリングサービスを止させていただきました。」と・・・
166 :
ぽろぽろ:2005/11/08(火) 14:39:24
【緊急事態】
仕事から帰った俺は、テレビのニュースで、大大大ファンの山崎やよいがIT関連会社「Bahoo」の社長(33)と入籍したことを知った。
入籍報告記者会見で左手薬指に3カラット大粒ダイヤをかざすやよいの映像を見た俺は、気を失いそうになった。
その日から3日間、バイトも休み一睡も出来ないまま過ごし、ついに決心し引き出しからナイフを取り出し外へ飛び出し・・・・かけた・・が!
ねらっていて、どうしてもほしかったデジタルカメラの入札期限が迫っているのを思い出し「Bahoo」サイトに接続し、手数料を支払った・・・
【スイッチ】
ザンスカール帝国の重MS・シャイターンの一個小隊が隊列を成して宇宙を駆けて行く。
それらがウッソの視界に入るよりも早く、VのHUDには先頭の二体がロックオンされていた。
「僕は右も左も不自由なく使えるんだ!」
左右のトリガーを引くと同時に右のビームライフルと左のビームランチャーが閃光を発した。
シャイターン出るときってもうV2じゃなかったっけ?
169 :
芥子:2005/11/11(金) 00:45:21
「ビール」
缶ビールを飲もうとタブを開くとビールは無く、穴から小さい人間が顔を出した。「おれ、ビール太郎」
おれは頭を抱えて呻いた。飲食の欲を満たそうとすると頻繁に沸いて出るこの小さい連中は何なのだろう。
──お前は何なのか/何が?/存在理由は。おれに恨みがあるとかさ/さあ、おれ、ビール太郎だよ。
一時うろつき回ると、どこへともなく消えてしまう。無害な連中だが見る度にチクチクと癇に障った。
ベッドの上に投げ出されていく若い女の下着。「ハァ、ハァ、ハァ」
男の息遣いが次第に荒くなってゆく。そして数分後、、、
「しけてやがる。一円もありゃしねぇじゃねぇか」
そう悪態をつくと、タンスを漁るのに疲れた泥棒はそそくさと逃げ出した。
高校の頃の同級生。印象が薄く、苦笑いの多い奴だったが、自殺するまで思いつめることがあったとは正直言って驚いた。
今また顔を思い出しても、やはり、苦笑いをしている。
そういえば、話をしてもどこかそこにいない感じをしていたなぁ。
と、いつの間にか自分が苦笑いをしていた。もしかしたら今の顔は、記憶の中のアイツと瓜二つなのかもしれない。
「マツゲー!!!」
マツゲこと早乙女(♂)がいた場所には焦げたメガネとトレードマークのカツラだけが残っている。
サバイバル一輪車トーナメントにみんなを誘ったのは間違いだった。
だが、思わず口に出たのは、「明日は我が身か…」。そこに友達に対する思いは無かった。
173 :
芥子:2005/11/13(日) 23:02:43
「恨みっこなし」
四人乗りの宇宙船が任務を終え地球に向かっている途中、原因不明の爆発事故が発生した。
その結果、宇宙船の航行には影響ないが、一人が生還し得るだけの酸素しか残ってない事が分かった。
船長がその事を皆に告げると、しばし沈黙の間があった。乗員同士、探るように顔を見合わせた。
そして麻雀卓が用意された。半荘三回戦のアリアリ。皆が思った。こんなことになろうとは……。
174 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/11/18(金) 02:08:04
【決断】
救命ボートに乗り込んだ4人の男たちは、空腹を抱えたまま、十日目の朝を迎えた。
「船長、もう限界です」若い船員が言った。「いよいよ決断の時が来たようだな」と船長。
「このまま海の上にいても、我々は助かる事は無いだろう。だからこそ、断行するのだ!」
そう叫ぶと、船長は勢いよく頭部のカツラを高々と持ち上げた。「あ〜あ、スッキリした」
『ハンティング』
とてもじゃないが逃げ切れない、と隆志は思った。白装束で般若面を被った女。ボサボサの髪を振り乱しながら包丁を手にして追いかけてくる。
群生する膝丈くらいの植物に足を取られて転んでしまった。その隙に女が隆志に追いついて、息を弾ませ包丁を大きく振りかぶる。
もう駄目だ――と、思ったその瞬間だった。隆志は目が覚めた。ガバッとベッドから跳ね起きる。「なんだ夢か……」隆志はほっと胸をなでおろした。
そのままベッドから雲の上に降り立つ。そこは天国なのだ。「もう三日も前のことだからなぁ。僕が殺されたのは」隆志は暢気に言い放った。
ハゲを二人知っている、そのうちのひとり、須藤さんは田圃を二枚売って娘を医大に進学させ、
彼女は国立の癌センターの医師になった。
ある日須藤さんは肩の痛みを感じ、娘に診察してもらったが、肩こりだろうと言われた。
でも三ヶ月もしないうちに死んだ、骨肉腫だった。
もうひとりのハゲ、斉藤さんは会社の朝礼のとき、突風が吹いて鬘が飛んだ。
そのアデランスはつむじ風のような突風に煽られ、追いかける斉藤さんを翻弄し
素人がニワトリを捕まえようとしているか、鰻を素手で捕まえようとする時のように
スルスルと身をかわし、工場の端のフェンスまでも転がった。皆は爆笑した。それが最後の思い出だ。
178 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/11/19(土) 01:17:31
【てるてる坊主】
「ねぇ、お父さん。てるてる坊主を作ってよぉ」明日、遠足のある美代子は言った。
「ダメだ。お父さんは忙しいんだ、自分で作りなさい」お父さんは素っ気無く答える。
買い物の帰り道、美代子は腕を引く、「ねぇ、お願い」その時、強い突風が吹いた。
お父さんの頭部を見た美代子は急に笑顔になった。「あ、お父さん、ありがとう!」
179 :
馬太郎 ◆BzG5Hx/G/k :2005/11/19(土) 01:34:24
それはてるてる坊主じゃなくてつるつる坊主だったんじゃないのかと。
「だがそれがいい」
そういうと彼は冷めてぬるくなったコーヒーで口を湿らせた。深く腰掛けた椅子はもう30年も昔に
購入したものだ。あの頃は妻も若く、美しかった。帰れるものなら、帰りたいものだ。
全てが満ち足りていたあの時間に。彼はゆっくりと目を閉じた。そして、二度と目を覚ますことは無かった。
「愛のかわりに」
よぉし、と美代子は腕まくりをした。待ちに待った丑三つ時よ。
憎いあいつを呪い殺してやるわ。頭に櫛と蝋燭をさして白い着物よ、万事OK。五寸釘もあいつの髪の毛も持ったわ。
さぁ、近所の神社にLet's go! 美代子は勢いよく玄関のドアを開けた。
しかし外は氷点下。「うわ、超寒いべや〜」ということで丑の刻参りは夏になったらしようと思い直した。ついでに彼女は金槌も忘れていたのだ。
182 :
芥子:2005/11/19(土) 02:39:39
「尖塔」
吹き付ける強風で目を覚ますと、とんでもない事になっていた。
自分と女房が寝ている六畳分のスペースを頂上にして、四方は底がかすむほど高い断崖絶壁なのである。
「おい、どうなってるんだ」昨夜は自宅で就寝したはず。混乱した私は女房を揺り起こした。彼女は言った。
「そうね、多分この話に“オチ”はないわ。あるのは“状況”だけ。考えずに書き始めるとこういう目に遭うものよ」
183 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/11/22(火) 00:52:35
【つるつる坊主がやって来る】
ゲームに熱中している勇太に母親は言った。「遊んでばかりいるとつるつる坊主になっちゃうわよ」
「嘘だよ、そんなの。なる訳ないじゃん」そう言って笑った。すると、隣の部屋から音が聞こえてきた。
ツルツル、ツルツル……。その不気味な音に勇太は震え上がった。居間のドアが、ゆっくりと開いた。
現れたのはそばを啜る三浪の兄、隆志だ。「受験に滑ってばかりのつるつる坊主よ」と母親は言った。
185 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/11/23(水) 00:03:02
【尖塔の朝】
朝、目が覚めると、自分と妻は六畳の敷地を頂点にした断崖絶壁にいた。
「とにかく、オチつけ」「あなた、オチないでね」「ここじゃ、オチオチ話もできん」
「とりあえず、オチゃをくれないか」私は、震える手をお茶を勢いよく飲み込んだ。
「オチぃーーーーーー!!!」妻は冷静に言った。「そこは、アチィでしょ」
眼を瞑って肩を揉む、首を後ろへ回して瞼を思いっきり閉じる
右手で左肩を押えたまま頭を右に傾ける、お湯が少し動いて熱い
今度は左手で右肩を押えて頭を左へ、今度は首の骨が鳴った
ようやっと眼を開けると壁には富士山の絵がある、銭湯の朝
187 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/23(水) 00:34:07
窓を開けると雪が降っていた。暫く舞い散る雪を眺めていると、猫が通りかかった。雪に溶けこむような白い猫。猫がオレに言った。
「いつまでそこにいる気?」
オレは恐る恐る前足から庭に飛び降りた。
188 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/27(日) 00:05:28
むかしむかしあるところに おじいさんとおばあさんがおりました。
おじいさんはいくさにとられ おばあさんはいえをまもっていました。
するとおにがやってきましたが おばあさんのけいりゃくにしてやられました。
かえってきたおじいさんは おばあさんのしりにしかれてくらしました。めでたしめでたし。
189 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/27(日) 01:17:34
【自販機】
ジュースを買う為、お札を入れる。ジュースを取り出し、お釣りを待つ。小銭の溜まる音がする。
小銭の音がなかなか止まない。くそっ、この自販機百円玉しか無いのか。財布が重くなってしまう。
小銭の音がまだ止まない。はは、この自販機壊れているのか?両手に溢れる銀色の硬貨を想像する。おっと、小銭が飛び出そうだ!
両手に溢れる茶色い硬貨。ああ、百円玉も、切れてたんだな。
実話ですorz
文のテンポ悪ぃな…
別におかしかねーだろ。長男が二郎で次男が太郎なら変だが。
192 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/12/06(火) 02:59:37
【名付けの親】
「あなた、この子は長男なんですよ。“二郎”なんて名前はおかしいわ」
「いいんだよ。俺は昔からそう付けるって決めてたんだから」
「分かったわ、そうしましょう。あなたは言い出したら、決して曲げない人だから……」
「でも、私に“太郎”は無いんじゃない?」と長女の太郎は言った。
193 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/06(火) 05:30:14
↑
最高に笑った!
194 :
芥子:2005/12/06(火) 22:22:58
「名前の問題──ある午後の白鹿亭にて」
「登場人物の名前も、ありきたりなのはイカンよね」と、脚本家の山田太郎が言った。
「でも呼びやすくて親しみがもてる名前でなくちゃ」と、妹の怒愚羅麻愚羅が言った。
「有名人とカブるのもどうかと思うよ」と、友人の和泉喪斗也氏が主張した。
「名前って難しいんですのね」と、蘭楼院“シェフィールド”華子嬢はそっとため息をついた。
【最初にして最後の謎】
「もう我々がいがみあって十年以上経つか。悩みはあるか。シンジ。」
「うん・・・父さん・・・なんで僕長男なのにシン「ジ」なんだよ!シンイチじゃねぇのかよ!」
「・・・そうか。すまなかったな。シンジ。」
「ちきしょぉぉぉおお」
196 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2005/12/08(木) 01:08:54
【明かされた最初の秘密】
「シンジ。実はお前には、生まれてからすぐに死んでしまったお兄さんがいたんだ」
父親は寂しそうに俯いた。シンジは息を呑んだ。
「そうだったのか……父さん。それじゃあ、その兄さんの名前は……」
「シンゴだ」
198 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/27(火) 23:01:19
【ちょっと中休み】
「シンジ、実はお前はうちの子じゃないんだ」
「ええっ? まさか」「いや、そのまさかなんだ」
シンジは茫然とした顔で呟いた。
「そんな……シンジられない……」
200 :
198:2005/12/27(火) 23:43:00
201 :
198:2005/12/27(火) 23:46:26
202 :
199:2005/12/28(水) 00:43:33
フ・・・その言葉が聞きたかったんじゃよ。大人になったのぅ
>>198。
お前はもう一人で大丈夫じゃ。ハハハハ・・・!!ゴホッガフッハッハッ・・・
む・・・な、なんでもないいつもの発作じゃ。ぐっゴフッ、ゴホッハッハッ・・・
長生きしすぎたバチが当たったかの・・・。なぁ
>>198よ・・・今の心意気を忘れる・・・な・・・
患者「この病棟には珍しく4号室があるんですね」
医者「ええ、4は死を連想するって昔から嫌がられていたんですが……」
患者「先生は迷信をお信じにならないわけですな」
医者「いえ、病人をそんな部屋に入れたいっていう家族も以外と多いですから」
204 :
198:2005/12/28(水) 11:40:22
「おとっつあん、おかゆができたわよ」「すまないねえ……ごほごほ」
父親は布団から起き上がり、激しく咳き込む。
「駄目よ、無理をしちゃ……あたしが食べさせてあげるから」
娘は父親の背中を撫で、やさしく微笑んだ。「かぜ、早く治してね」
>>199 ごめん、またうpしちゃった。
205 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/28(水) 15:44:05
【もうちょっと中休み】
「ついでに言うが、シンジ、実はお前は人間じゃないんだ」
「ええっ? まさか」「いや、そのまさかなんだ」
シンジは茫然とした顔で呟いた。
「ソンナ……シンジラレナイ……」
206 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/28(水) 15:50:43
【まだまだ中休み】
「シンジ、実はお前は犬なんだ」
「ええっ? まさか」「いや、そのまさかなんだ」
シンジは茫然とした顔で呟いた。
「ワンワンワワン……ウーワンワン……」
207 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/28(水) 15:53:15
【ゴメンまだ中休み】
「間違ったすまんシンジ、実はお前はネコなんだ」
「ええっ? まさか」「いや、そのまさかなんだ」
シンジは茫然とした顔で呟いた。
「ニャーンニャン……ニャンニャンニニヤン……」
208 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/28(水) 15:54:59
【これで最後、中休み】
「ホントすまんシンジ、実はお前はコアラだったんだ」
「ええっ? まさか」「いや、そのまさかなんだ」
シンジは茫然とした顔で呟いた。
「・・・?……??……」
209 :
198:2005/12/28(水) 16:49:52
>>208 「自動車保険を見直そう」
とは言わなかったんだね。惜しい!
210 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/28(水) 17:46:36
【これでいいのか?】
「ホントすまんシンジ、実はお前はコアラだったんだ」
「ええっ? まさか」「いや、そのまさかなんだ」
シンジは茫然とした顔で呟き電話器になっている自分の鼻を取り外し。
「自動車保険を見直そう…」
引っ張りすぎ。つまらん……。
212 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/29(木) 12:52:16
いや、いいんじゃないか?
意外と味があるぞ。
本人か知らんがマジで無い。かなり痛い。
214 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/29(木) 15:13:12
【意味なんてない】
「本人さーん!」「ハイ、本人です」
「今日手術ですよ」「ええっ、知らんがなマジで!」
「しらばっくれても駄目です。病気は消えて無くなりませんよ」
「はあ……実はかなり痛いんです」「でしょう?さあ、ageておきましょうね」
【こんな駄文が蔓延してもいいのかアンタ達は!】
「開胸器!レーザーメス!汗!おっぱい!」
「開胸器です!メスです!汗拭きます!っあん・・・!」
「ふぅ。いいおっぱいだ。患者の癌も取り除けた。よし次の患者だ!」
「先生、オチは!?」「ん?無いよ。」
216 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/03(火) 11:00:09
ボーイミーツガール
起 目を開けると、僕は立っている。
承 目の前に、青空と草原、そしてセーラー服の美少女が。美少女だ。
転 目が合うと、対峙した彼女はこう叫ぶ。「あんたはそこで待ってなさいよ!」 頬を染め、彼女はすぐに走り去る。
結 目を閉じて、考える。これは夢、でなければ僕には有り得ない。けれど、夢ならきっとまた会える。そして再び、僕は目を開けた。
217 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/03(火) 11:43:19
ラン・ホース・ライト
起 危険に直面した男は、真っ暗闇の中を必死でもがいていた。
承 人間こういう時にはよく走馬灯の様に過去が頭をよぎるというが、男の頭の中は違っていた。よぎるのは、真っ暗闇だけだったのだ。
転 だが、やっと落とした大事な杖を見つけると、男は目の前が明るく晴れる様な気分になった。愛用の杖を使い真っ暗闇の路地から抜け出して、明るい街灯の下へと辿り着く。
結 危機は去ったのだ。使われた事の無い男の眼には、今も昔も何も映る事はなかったが、その瞳には街灯の灯りが確かに爛々と映り込んでいた。
218 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/09(月) 02:34:21
【午前2時】
「今まで黙っててすまなかった。実はな、お前はシンジじゃなくシンヂなんだ」
「あなた。いつまでシンジとお喋りしてるのよ。2時過ぎよ、もう寝ましょうよ」
「父と息子のコミュニケーションだ。邪魔しないでくれ」
「名前をつけて会話するのもいいけど、あなたのシンヂ君はもう寝てるじゃない」
219 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 05:35:43
あっ、どぼ〜ん氏だ!
おかえり〜!
220 :
村山早記:2006/01/09(月) 06:42:08
題名「要請の2羽」
私、村山は友人の榎本あほとゴミ捨て場に住んで、毎日ウンコを食べていました。
ある日、榎本が「肉が食べたいなあ」と言ったので、私は東京都中央図書館近くの公園で、鳩にコンビニ弁当の残りの米粒を撒きました。
鳩が寄ってきたので、すかさず捕虫網で2羽捕まえました。
焼いて食べたら、榎本は「おいしい、おいしい」と舌鼓を打ちましたとさ、めでたし、めでたし。
221 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/10(火) 01:50:05
【律儀な店員】
真治は注文を取りにきた店員に言った。「あれと同じものを持ってきてくれないかな」
「え? あちらの方が食べているあれですか?」動揺ぎみの店員に、「そうだ」と言いきった。
しばらくして、普通のカツ丼を持ってきた。店員は申し訳なさそうに顔を赤らめている。
「あちらの方は態度が悪うございまして……」と言うと、いきなりカツ丼に唾を吐きかけた。
222 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 02:43:06
ボタン
気がつくと、俺は四角い部屋にいた。目の前には血の付いたボタンがあり、横には「必ず押して下さい」、と書いてある。
更にボタンの下には液晶画面があり、画面には数字が表示されていて、30…29…28…とカウントダウンをしている。
凄まじい恐怖からボタンを押そうとするが、躊躇から指が止まる。しかしカウントダウンの恐怖からは逃れられなかった。
ボタンを押すと、ひゅん、と音がした。その瞬間、もしボタンを押さなければこの音はしなかったのだろうか、と俺は思っ
223 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 21:25:10
スレを読むと、4行でもこれだけいい作品が出来るもんなんだなと思った。
そう考えると、お題を作った
>>1こそが一番才能があるではないかと思えてくる。
何せ4行小説なんて発想は、生まれてこの方このスレを見つけるまでは持った事は無かったので。
224 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 23:18:11
なぁ息子、俺がお前の勉強を見てやろう。
いや、なになにそんな遠慮するな。
どれ――歴史か。ふむ、では、問題を出してやろう。
え〜と、イ、イタチマサムネが、仙台――おいこら、お前何処に――
225 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/10(火) 23:40:46
【貧乏な一家】
失業中の私の家はとても貧乏である。だから、今夜も子供たちが言い争いを始めだした。
「ボクは野球が見たいんだ」と兄の信一。「ドラえもんがいい!」と弟の信二も負けていない。
「よし、わかった。父さんが二人の願いを叶えてやろう」子供たちは声をあげて喜んだ。
「四番、バッタードラえもん」私の家にはテレビが無い。今夜もこうして、私の寸劇が始まった。
226 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/11(水) 00:02:07
なぁ息子。俺ががお前くらいの頃は勉強もスポーツもクラスで一番だったんだ。
ホントだって!そんな俺に母さんはメロメロでな、いやもう、凄いアタックで――おい、息子何処に行く。
え、後ろ?
うお!母さん、全部ウソって――いやちょっと待て、何だそのバットは、おい!
朝から雨が降っている。
今日こそ出社しようって思っていたのに。
明日になったらきっと晴れるから、そしたら行こう。
でも、もう明日なんかいらないんだ。
228 :
かえっこ:2006/01/11(水) 15:48:06
ねぇ。私があなたくらいの頃はスタイル抜群で美人で学年でも憧れのマドンナだったのよ。
ホントだってば!そんな私に父さんはメロメロでね、いやもう、凄っごいアタックで――えっ!ねえ、何処に行くの。
え、これを?
うおおお!これは違うの!――いやちょっと待って、このアルバムは母さんのでは!!
229 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/12(木) 05:17:34
【雪】
朝から雪が降っている。いや、厳密にいえば一ヶ月前から降っている。
もう俺の家をすっぽりと包み込み、玄関をふさぎ、窓を黒く塗りつぶした。
明日には晴れるだろうか? ラジオではこの地区の除雪は一ヶ月後になるという。
そしたら、空を見たい。だが食料はあと三日分、灯油も明日には尽きるだろう。
230 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 14:02:25
【僕が強くなった秘密 〜永遠なんて無いよ〜】
僕は孤独だった。
一匹の犬を拾って遊ぶようになった。
交通事故で犬がしんでショック!!
犬の墓前で強くなろうと心に誓った。
231 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 14:07:15
【若者の苦労】
女の子に告白された。
デートを重ねいざHへ。
やばい!焦りでちんこが勃たない!
終わった・・・
232 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 14:24:28
【VIPERの贈り物】
パソコン買った。
なんとなくホームページ作った。
VIPERに荒らされて無に帰した。
ネットよりも現実に時間をかけた方が有益だと悟った。
233 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 14:45:46
【親がしっかりしてnight☆】
サンタさん、雪が降ってて寒いですが、ちゃんと来れますか?
って、とうとうキターーー!!プレゼントありがとう!!
ちょwサンタのヒゲが取れたよww親父かよwww
そっかぁ…親父の職業はサンタだから、うちは貧乏なんだ…
つ【但し、大沢あかね。限定バージョン】
あかね「神様、片思いの彼をGETするには一体どうすれば好いの?」
神様「あん? んなの簡単じゃん。とにかく一緒にお食事をする
という機会を持つ所までは自分で考えれ。 後の手順はこう・・・」
彼氏「あれ、携帯鳴ってるよ。もしもし?…げっ 大沢の親分!!!!」
えっ、何。一々解説してやんなきゃわかんないのー
あのさー 大沢あかねって娘は、大沢啓二の孫娘でぇ
そのぅ 大沢啓二って元日ハムの監督さんはだなぁー
まぁ、暇ならネットて調べて 最後にテレビを見て確認してくれや?
237 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 17:37:52
毎日が退屈でつまんなくって生きる意味がわからなくなっていたオレに郵便が届いた。
「えっ!何?防衛庁からの大切なお知らせ??」
先月の憲法改正で決まった特別徴兵制の適応者になったオレはすぐさま紛争地帯へ送り込まれた。
毎日が地獄で気が狂いそうになって生きる意味がわからなくなっていたオレに今、敵兵の弾丸が届いた。
238 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 19:10:27
【秘めた想い】
ダスキンを定期的に新しい物と交換しに来る、ダスキン業者の女の人。
いつも来る時間を過ぎても今日は中々来ない。どうしたんだろう。
すっかり暗くなった頃、業者の恰好をした男が来たので尋ねてみたら「彼女は寿退職しましたよ」と言われた。
きっと今もこの地球上のどこかで幸せに暮らしてるんだろうなあ。
239 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 19:27:33
【ニート】
お金はない
夢もない
希望もない
だがそれを作る時間はある
240 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 19:51:51
【等価交換 〜問題意識の低下が招いた悲劇〜】
そろそろマイホームが欲しい。
安いお得な物件を見つけた。即購入。
契約書をよく見てみたら“ヒューザー”の文字が!!!
安いものには必ず何か理由があるのだと痛感した。
241 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 20:02:19
【淡い恋心】
あ〜ぁ、また弁当忘れてきたの?これで何回連続ぅ?
しょうがないから私の弁当半分あげるよ。少し多めに作ってきたし。
べっ、べべつにあんたの為に多めに作ってきたわけじゃないんだからねっ!勘違いしないでよね!
どう見てもツンデレです。本当にありがとうございました。
【友達の作り方】
その転校生は宇宙人だった。
変な言葉をしゃべり、目からビームを出すのだ。
僕は勇気を出してしゃべりかけた。「友達になろうよ」
宇宙人は笑った。そして泣いた。
243 :
かえっこ:2006/01/12(木) 21:36:37
【友達の作り方】
その転校生は宇宙人だった。
変な言葉をしゃべり、目からビームを出すのだ。
僕は勇気を出してしゃべりかけた。「友達になろうよ」
宇宙人は笑った。「僕も宇宙人なんだよ」
244 :
かえっこ:2006/01/12(木) 21:45:32
【続・淡い恋心】
あ〜ぁ、また弁当忘れてきたの?これで何回連続ぅ?
「あ・あのぉぉ…」
しょうがないから私の弁当半分あげるよ。べつにあんたの為に多めに作ってきたわけじゃ・・・勘違いしないでよね!
「あっ!それ!なに・・・」「き・今日は、も・持ってきてるの。」
245 :
かえっこ:2006/01/12(木) 21:50:42
【等価交換 〜霊感意識の低下が招いた悲劇〜】
そろそろマイホームが欲しい。
安いお得な物件を見つけた。即購入。
契約書をよく見ても“ヒューザー”の文字は無い!!!
今、横には、全身白ずくめの男の子が立っている。安いものには必ず何か理由があるのだと痛感した。
246 :
かえっこ:2006/01/12(木) 22:07:10
【ニートハーフ】
お金はない
夢もない
希望もない
だが、DVDレコーダー買う事、ロト6大当たりの夢、隣の部屋に住むOLのお姉さんのあいさつの時の微笑みは別だった。
247 :
かえっこ:2006/01/12(木) 22:12:51
【秘めた想い】
ダスキンを定期的に新しい物と交換しに来る、ダスキン業者の女の人。
いつも来る時間を過ぎても今日は来ない。
すっかり暗くなった頃、業者の恰好をした男が来たので尋ねてみたら「彼女は急に来なくなって退職になりましたよ」と言われた。
なぜって今は僕の押入れの中で幸せに暮らしてるんだモノ…。
248 :
かえっこ:2006/01/12(木) 22:29:20
【VIPERの贈り物】
パソコン買って なんとなくホームページ作った。
VIPERに荒らされて無に帰した。
ネットよりも現実に時間をかけた方が有益だと悟った。
翌朝、強盗に荒らされて俺の体も無に帰った。
249 :
かえっこ:2006/01/12(木) 22:30:46
【若者の苦労】
女の子に告白された。
デートを重ねいざHへ。
やばい!女の子にちんこが有る!
終わった・・・
【告白】
俺にはとても手が届かないと思っていた女に告白された。
しなをつくり、恥じらうような仕草がたまらない。
デートを重ねいざHへ、と勇んだのだが、キスをしたところまでで終った…
俯いて、戸惑いながら男だと呟いたのだ、二度目の告白だった。
251 :
かえっこ:2006/01/12(木) 22:39:57
【僕が強くなった秘密 〜永遠なんて無いよ〜】
僕は孤独だった。
一匹の犬を拾って遊ぶようになった。
交通事故で僕と犬は死んだ!!
今、僕は墓の中で永遠に孤独と別れを告げた。
>>247 面白い
縦読みが崩されている事から想いが歪んでしまったのが表せている
また、押し入れに女性を秘めた点も評価できる
ただ、他の奴にも共通して言える事だが、所詮は俺のショボい作品をインスパイヤした所で
クォリティ高い作品に生まれ変わる事はそう無いってこった
253 :
かえっこ:2006/01/12(木) 22:56:19
すまん・・・つい・・・ごめん
>>253 いやいや、謝らんでも…
むしろ、ろくに本も読まない俺なんかの駄作に反応があっただけでも有り難いと思ってますよ
人の手によって別の形に変わっていくのを見るのは楽しいし、新たに発見する事もあるしねw
255 :
かえっこ:2006/01/12(木) 23:52:41
【連鎖】※自力で書きました・・・
「そ・そんな!ウソだ!母さんが死んだなんて!!昨日電話で話したんだよ父さん!あんなに元気だったのに…」
本山新次は携帯で会話しながら母の死の報を聞き、呆然としたまま横断歩道を渡っていた。
「私は赤坂警察の沢田です。残念ですが…先ほど横断中に息子さんがひき逃げにあって亡くなられました。」
息子の死の報を聞き、携帯を持ち呆然としたまま本山次郎は車を止め降りてバンパーについた人間の血を見つめていた・・・
256 :
まねっこ:2006/01/13(金) 03:51:49
【連鎖】
「そ・そんな!ウソだ!母さんが死んだなんて!!今電話で話したんだよ母さん!あんなに元気だったのに…」
本山新次は携帯で会話しながら母の死の報を聞き、呆然としたまま横断歩道を渡っていた。
「私は赤坂警察の沢田です。残念ですが…先ほど横断中に息子さんがひき逃げにあって亡くなられました。」
息子の死の報を聞き、携帯を持ち呆然としたまま本山次郎は車を止め降りて横断歩道を渡る息子を見つめていた・・・
257 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/13(金) 07:39:38
それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
258 :
ぱくりっこ:2006/01/13(金) 13:08:38
妻が危篤との報せを聞き、本山次郎は、猛スピードで車を走らせていた。
ヘッドライトに映しだされた人影が自分の車にまともにぶつかるのを感じたが、急いでいたためそのまま病院へと向かった。
「赤坂警察の沢田です。残念ですが、先ほど横断歩道で息子さんがひき逃げにあって亡くなられました」
息子の死の報を携帯で聞きながら、息絶えた妻が横たわるベッドを、本山は呆然と見つめていた。
259 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/13(金) 15:10:27
【ニート危機一髪】
お金はない。
夢もない。
希望もない。
今日、親が亡くなった。これはヤバイ。
260 :
かえっこ:2006/01/13(金) 15:29:15
【スタート】※古いネタでスミマセン
オレもついに一人暮らしをすることに決めた。
いろいろ検討したが、レオパレスと契約した。
実家で荷造りを済ませ引越しも完了したが訳あって住みはじめが3ヶ月遅れた。
そして初めて入るオレの部屋、303号室のドアを開けたオレは餓死の末にミイラ化した、のりか先生を発見した。
261 :
かえっこ:2006/01/13(金) 16:06:00
【メジャーリーガー】※見逃しました
古畑は、完全な犯罪のハズだった殺人のトリックを見事に見破りこの知的な殺人者をついに追い詰めた。
静かに犯行を認めたイチローに敬意を払いつつ思わず背を向け語り始めた古畑。
「んんーーなぜです。なぜあなたのような人がこのような愚かなことを…」
事件が解決しほっとした古畑は腕組みをしたまま振り返ると…バットを持ち今にも振り子打法を始めるイチローが目の前に迫っていた。
262 :
かえっこ:2006/01/13(金) 16:28:48
【聞いたことあります】※あのカメレオン!良く出来てますね
カメレオンの着ぐるみとマネージャーのキャラクターで好評のエイブルの新規CMの中止が決まった。
主演の伊藤英明が何と撮影中に事故死したためとテレビは報道した。
精巧に作られた猿の着ぐるみを着て海に入り水死したためだった。
(海猿…)
263 :
かえっこ:2006/01/13(金) 17:30:11
【殺意】※命は大事だよ〜♪またTVネタ!!
24日間にわたる年越しバカンスを満喫した歌手押尾(27)と女優矢田亜希子(27)が仲良く手をつないで、帰国する映像が映し出されていた。
じっと画面を見つめていたがついに決心し、厳重な警備をかいくぐり矢田の目の前にそいつは迫った。
「なぜだ!なぜあんな男がいいんだ!仲良く競演したオレではなぜダメなんだ!」
空中から飛来し両羽根でしっかりと握られたナイフが矢田の胸を何度も何度も貫いた…「グワッ!グワワワッ!グググワッ!!」
264 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/13(金) 21:58:07
【友達の友達は友達だ】
その転校生は宇宙人だった。目からビームが出た瞬間、本物の宇宙人だとわかった。
だが彼もクラスメイト。これから卒業まで苦楽を共にする仲間なのだ。「友達になろうか?」
彼は長い触角を僕の額に当てると、直接話しかけてきた。「地球を絶滅させるつもりなんだ」
僕は新しいクラスメイトに勇気を出して、また言った。「友達になっていただけませんか?」
265 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/13(金) 22:24:23
【若者の苦悩と告白】
女の子に告白された。「好きです」相手はその気だ。その日のうちにホテルへ二人は向かった。
女の子に告白された。「実は男なの」股間の盛り上がりは異常である。この子は正直者だ。
男の子に告白された。「でも、好き」見れば見るほど可愛い。ま、ちんこが有ってもいいか!
男の子に告白された。「でも、エイズなの」俺は一度、ちんこを受け入れた分だけ落ち込んだ。
266 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/13(金) 22:41:27
【僕が強くなった秘密 〜永遠でない事を祈る〜】
僕は孤独だった。 そんな時、一匹の犬を拾って遊ぶようになった。元気のいい中型犬だ。
すぐに孤独は消え去ったが、エサ代や散歩、部屋は異臭がするし夜中も吠えるのだ。
僕はまた孤独が恋しくなった。そう思った次の日、犬は交通事故で死んでしまった。
僕が強くなった秘密はこの後にある。犬の恨めしそうな亡霊が僕の部屋に居ついたのだ。
かえっこ氏の方がいいなあ
犬と一緒に死んだから孤独ではない、つう逆説が冴えてる。
んな作品を書き続けたのなら、星新一みたいになれるだろうに…。
268 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/13(金) 23:06:40
【夢のひとときと秘めた想い】
ダスキンを定期的に新しい物と交換しに来る女の人。誘ってみるとすんなりとOKした。
夢のようなひととき。僕はすっかり彼女が好きになってしまった。次会える日を心待ちにした。
しかし次の週、現れたのは業者の格好をした違う女の人だった。彼女はどうしたのか尋ねてみた。
すると満面の笑みでこう答えた。「ウチは汚れたものは交換するシステムになってますから」と。
269 :
かえっこ:2006/01/13(金) 23:11:07
【さようなら…】
「遅くなっちゃった!ごめんねミキ」ドアを開けるとすでに娘が帰宅していてゆっくりと振り向いた。
なぜだか涙を流して抱きついてきた「ごめんなさい!言いつけまもれなかったの。知らないおじさんについて行っちゃった…」
「ミキ!何を言っているの!あなたは、ちゃんとココに居るじゃないの!!」と小さな体を受けとめた時、電話が鳴る。
「私は渋谷警察の向井田です。非常に申し上げにくいのですが…お・お宅の娘さんが先程遺体で発見されました…」振り向くとミキの姿は消えていた…
270 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/13(金) 23:47:51
刻むことさえ忘れた針は8時15分に立ち尽くす。
決して揺らめくことのない影が泣き止まない。
14万の全てを飲み込む少年。
永遠の一瞬
基本が出来てれば4行でもここまで出来るんだよな。
基礎からやりなおすかorz
272 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/14(土) 00:44:11
273 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/15(日) 01:02:20
【憧れ】
「僕は星新一みたいになれるかな」
「なれるさ」
「本当にそう思う?」
「ああ。人間、いつかは死ぬんだからな」
274 :
かえっこ:2006/01/15(日) 01:12:54
【憧れ】
「僕は小松左京みたいになりたいな」
「なれるさ」「本当にそう思う?」
「ああ。人間、いつかは死ぬんだからな」
「あれ?まだご健在だった…」
275 :
かえっこ:2006/01/15(日) 02:23:31
【夢ネタ】
美代が夢から覚めると、夫の貴志がすごい形相でのぞきこんでいた。「おい!寝言のユウスケ!って誰だ!!」
という夢から貴志が目覚めると、妻の美代がすごい形相でのぞきこんでいた。「あなた!寝言のナナエ!って誰よ!!」
という夢から美代が目覚めると、夫の貴志がすごい形相でのぞきこんでいた。「おい!寝言のマサヤ!って誰だ!!」
という夢から貴志が目覚めると、目の前で妻の美代がやさしい顔でのぞきこんでいた。「ねえ!寝言の私とは何をヤッていたの」とリアルでもう一度抱き合った…
276 :
かえっこ:2006/01/15(日) 03:30:40
【夢ネタ2】
美代が夢から覚めると、夫の貴志がやさしい顔でのぞきこんでいた。「ねえ!寝言の俺とは何をヤッていた」ともう一度抱き合った…
という夢から貴志が目覚めると、目の前で妻の美代がやさしい顔でのぞきこんでいた。「ねえ!寝言の私とは何をヤッていたの」ともう一度抱き合った…
という夢から美代が目覚めると、目の前で夫の貴志がやさしい顔でのぞきこんでいた。「ねえ!寝言の俺とは何をヤッていた」ともう一度抱き合った…
という夢から貴志が目覚めると、妻の良子がすごい形相でのぞきこんでいた。「あなた!寝言のミヨ!って誰よ!!」 とリアルで殴られる。
子供を生んだばかりの妻が、疑い深い目で僕を見てこう言った。
「この子、本当に私の子なの?」
278 :
緑猿◇:2006/01/15(日) 05:05:12
【希望】
死んで目覚めると、そこはトンネルの行き止まりだった。
最初に出会った男は「皆、行っちまったよ」と面倒くさそうに言った。
何ヶ月も歩き続けているはずなのに、歩くのに疲れた人間を追い越した数が増えていくだけだ。出口は見えない。
でも歩き続けようと思う。それが、何もやり遂げず自殺した僕に出来た最初の目標だから。
279 :
緑猿◇:2006/01/15(日) 06:02:14
【願い】
神様が言った「死ぬことばかり考えてるようだから、何か願いを1つ叶えてやる。」
男は考えたすえこう言った「神様を殺せる力を下さい。」
神様は思った「「この魂は、消滅させた方がよさそうじゃな。」」
男はこう思っていた「「いくら神様でも、自分を殺そうとする人間を生かしてはおくまい」」
【駄文】
いきなり書けって言われてもなあ・・・
みんなのようにうまく書ける自身は無いなあ・・・ネタもないし
ならなんで書いたかって? うーん、そう言われても
しょうがない、縦読みすると分るかもよ?
281 :
かえっこ:2006/01/15(日) 13:39:11
【一人ぼっち】
5年前優しかったばあちゃんが死んでしまい、3年前に働き者の父ちゃんも死んだ。
3ヶ月前には一人で俺を育ててくれていた母ちゃんも働きすぎて死んでしまった。
兄弟も病死ですでに無く、親戚もいない、もちろん恋人もいない俺は一人ぼっち…自ら死を選んでしまった。
意識が遠くなりそして目の前がスーッと明るくなると父ちゃんばあちゃんすべてがそこで待っていて「何しに来たんだ!一人くらいそっちに残っててくれんと化けて出れなくなるだろ!!」と無理やり生き返された…
【ハ・ワ・イ。を頭文字に入れて、作文つくって丁髷】
ハ)ハッハハハ・・・ この私[テンガの人?]に勝とうなどとは、笑止千万。
ワ)ワッハッハ・・・ 貴様の武器は何だ。奥の手は用意してあるのかな?
イ)イッヒヒヒ・・・ どうした? いざ この俺様を目の前にしたら……
。)。。。。。。。。 [あまりのしょぼさに言葉を失ったであろう?]
つ{こんな私が、望む称号とは―― 多分 堕ペン師 ナンチャッテ}
283 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/15(日) 22:14:18
【男の願い】
神様が言った。「死ぬことばかり考えているようだから、何か願いを1つ叶えてやる」
男はすぐに言った。「死にたい」
神様は言った。「確かに天国には全ての快楽があるのだからな。そこで何がしたい?」
男は言った。「死にたい」
284 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/15(日) 22:43:40
【由起子と母親】
「私、お母さんの本当の子じゃないのね」
戸籍謄本を手にした由起子が学校から帰って来るなりそう言った。
居間でくつろいでいた母親は驚きながら顔を上げた。
「そうだったの? じゃあ、あんたはどこの子よ。勝手に家に入り込んで……」
285 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/15(日) 23:07:04
【医療ミス】
「ほんの些細なミスだったんです……」取調室で男は頭を抱えて呻いた。
「私は開業している歯科医です。お客さんの評判もよく、毎日が忙しくて疲れ果てていました。そんな時、あの親子が診察に訪れたのです」男の声が震える。「母親が言いました。『子供にチッ素を塗ってもらえますか』……私は言われたとおりにしてしまったんです」
「フッ素の言い間違いだと気が付かなかったのか!?」刑事の言葉に、男は顔を覆って泣き始めた。
286 :
かえっこ:2006/01/15(日) 23:35:10
【由起子と母親】
「私、お母さんの本当の子じゃないのね」
母と一緒に寝ていた由起子が突然そう言った。
ウトウト寝ていた母親は顔を上げ「あんたは誰!勝手に家に入り込んで……」
今年67歳の由紀子、母親92歳、どちらも痴呆症の二人のいつもの会話だった。
287 :
緑猿◇:2006/01/15(日) 23:48:04
>283
どぼ〜ん氏に改編してもらって光栄です。
「名無子。お前学校に行って無いそうじゃないか!一体どうしたんだ!?話を聞こう。何があったんだい。」
「お父さんにもお母さんにも関係ないでしょ!もういい子でいるのに疲れたの!」名無子はそう叫ぶと自室へと駆け込み鍵をかけた。
「・・・なぁ母さん。俺たちも疲れたな。明日会社行かずに満員電車で女子校生を公衆レイプしてくるわ。」
「えぇ。私も家事を一切やめてヒモと一緒に暮らします。・・・お互い疲れましたものね。いい親を演じる事に。」
289 :
かえっこ:2006/01/16(月) 01:02:32
「名無子。お前最近、学校にちゃんと行っているそうじゃないか!どうしたんだ!?話を聞こう。何があったんだい。」
「お父さんにもお母さんにも関係ないでしょ!もう悪い子でいるのに疲れたの!」名無子はそう叫ぶと自室へと駆け込み勉強をはじめた。
「・・・なぁ母さん。俺たちも疲れたな。明日会社やめて海外協力隊に登録してくるわ。」
「えぇ。私も家事を一切やめて恵まれない人たちのためだけに暮らします。・・・お互い疲れましたものね。ただの親を演じる事に。」
290 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/17(火) 05:40:06
【名無子と両親】
「名無子。お前、学校に行ったり行かなかったりだそうだね。一体どうしたんだい?」
「お父さん、お母さん。世の中の価値観が多様すぎて、どうしていいのか判らなくなったのよ」
「名無子。だからと言って学校を休んじゃいけないよ、お前は学生なんだから」と父。
「そうよ。学校だけが全てではないの、もっと広い世界に目を向けなさい」と母は言った。
291 :
ぱくりっこ:2006/01/17(火) 12:37:34
「名無子。お前学校に行ってないそうじゃないか!一体どうしたんだ?」
「はいはい、ちゃん行きますから大丈夫ですよ」
「ねえ、お母さん、お父さんたらすっかりボケちゃって、大丈夫かしら」
「お前が結婚して子どもまでいることも忘れているなんてねえ、ホント困ったわね・・」
292 :
かえっこ:2006/01/17(火) 12:57:22
【名無子20年後…】
「名有子。あなた学校に行って無いそうじゃないの!何があったの話しなさい!お母さんもあなたの頃はいろいろあったから!」
「お父さんにもお母さんにも関係ないでしょ!もう人間でいるのに疲れたの!」名有子はそう叫ぶと全裸になり両手をバタバタさせ北欧に飛び去った。
「・・・ねえ父さん。私たちも疲れましたね。私は明日、西オーストラリア州シャーク湾からクイーンズランド州モレトン湾に至る北部オーストラリア地区に行きジュゴンになるわ!」
「ああ。俺も明日会社行かずに宮崎市フェニックス自然動物園でレッサーパンダになって立ち上がり入園者の人気になってやる・・・お互い疲れたなぁ。いい親を演じる事に。」
293 :
かえっこ:2006/01/17(火) 14:17:46
【親子再会…】
「母さん!名有子よ!元気。逢いたいの!」 名有子はフィンランド北部の美しい町ロヴァニエミの上空を飛びながらノキア製の携帯で国際電話をかけていた。
「お母さんも逢いたいわ!」名無子は現地でお友達になった野生のタンガルーマ・イルカと戯れ真夏の海を泳ぎながら防水耐圧製の携帯で話をした。
10日後、東京の自宅には二人の姿が「ねえ名有子。これでやっと私達、宇宙船地球号の一員になれたのよね!!」
テレビには、みのもんた、高田純次と競演する二本足で立ち人気者の変な動物が映っていた 「父さんお仕事忙しくて残念だわ…」
294 :
かえっこ:2006/01/17(火) 22:55:39
【雪だるま】
1週間降り続いた雪もやっと止んだ青空の下、「よーし!次は父さん雪だるまだ!」去年死んだ両親をまねて雪だるまを一生懸命作る男の子がいた。
「ねーっ!そんな所で遊んでいると危ないわよ!」通りかかった女が叫んだその時、裏山に積もった雪が崩れた。
男の子は大量の水分を含んだ重い重い雪の塊に押しつぶされ、絶望的な悲しみの中、救助作業が続いた。
2時間後、ついに男の子が発見された。そこには、ちょっと太目の母さん雪だるまにしっかりと守れた元気な男の子がいた…
【お世話の代償】
「あのような状況で被告が取った行動は不適切なものです。これは明らかに殺意によるものです、裁判長。」
法廷内に低い声が響く。その声は彼女の胸を震わせ、後悔と自責の念を激しく揺さぶった。
「では被告人。その時の状況を嘘偽り無くあなたの口から話してください。」裁判官の声に彼女は意を決して立ち上がった。
「・・・はい。私はあの時、男の子に注意しようと大声で叫びました。でも夢にも思わなかったんです!!私の声で積雪が崩れるなんて!!!」
297 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/18(水) 03:36:31
全然起承転結になってない
いやなってるだろ。
299 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/18(水) 23:22:24
どぼーん氏とかなんでそんなにポンポン話しが創れるんだ?
俺なんてクソみたいな話しに何週間もかかるってのに。
やっぱ読書量のちがいか。いい落ち思い付かないしなあorz
300 :
かえっこ:2006/01/19(木) 00:02:18
【神は最近、サイコロを振らない】
今日も神様は現世の暮らしを終え続々と運ばれて来る人間たちを極楽へと導いていた。
やっと仕事も一段落し、神様は日課にしている娯楽スペースに向かう。
そんな時、現世で長崎へ向かった402便が姿を消し大量の魂たちが押し寄せ忙しくなった神様は遊びを中断し急いで仕事へ戻る。
「あぁ〜〜楽しみにしてたのに〜〜」最近は私たち神の娯楽もハイテク化して、ぱ・ち・す・ろで遊んでるんですよ!
301 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/19(木) 01:16:22
【軒下の男の子】
男の子が家の軒下で遊んでいた。小さなスコップで厚く積もった雪を相手に格闘している。
女が注意を促すと屋根に積もった大量の雪が突然、怪物のように少年の上に崩れ落ちた。
女はすぐに救助を求める。必死の救助作業の末、奇跡的に少年は救出された。喝采が起こった。
しかし春になり、事態は一変した。例の軒下から凍りついた少年の両親が見つかったのだ。
病院へと搬送された両親は奇跡的に蘇生した。
しかし彼らが目を覚ましたのとほぼ同時刻、低体温症に陥っていた男の子は息を引き取った。
「この子なくして何を楽しみに生きていくことができようか。」両親の願いで男の子は家の軒下へと深く埋められる事となった。
作業の最中、両親がその穴へ入っていくのを止める者はいなかった。後にはただ、男の子がいないだけの風景が変わらず残っていた。
303 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/19(木) 01:31:35
【名無子と父親】
「名無子。お前、もう学校には行ってないんだろ? 今年で36歳になったんだ、もういいだろ」
「お父さんにもお母さんにも関係ないでしょ! もう疲れたの。私の好きにさせてよ!」
「なぁ、母さん。まだこんな事を言ってるぞ……俺はもう良き父親でいる自信はない」
「この歳になってニートでいるのは嫌なの。教員として自立した生活がしたいのよ、もう放っといて」
304 :
かえっこ:2006/01/19(木) 01:37:17
【軒下のコーギー犬】
一匹のコーギー犬が家の軒下で遊んでいた。小さな前足で厚く積もった雪を相手に格闘している。
女が注意深く見ると犬は遊んでいない事がわかった。
女はすぐに救助を求め、大量の雪を前に必死の救出作業が進む。コーギー犬は、いっときもその場を離れようとしない。
手を合わせ一心に生存を祈る人々の中…ついに…ついに…軒下からりっぱに凍りついたビーフジャーキーが見つかったのだ。
305 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/19(木) 01:40:26
【望み】
低体温症に陥った男の子は言った。「ねぇ、僕たち、もう生き返る事はないの?」
両親は息子の無邪気な姿に微笑みながら答えた。「そうね、多分ないわ」
「でも、神様は気まぐれなんだろ? またサイコロを振って生き返らせてくれないかな」
食い下がる息子に母親は言った。「かえっこさんなら、復活させてくれると思うわ」
306 :
かえっこ:2006/01/19(木) 01:54:43
【望み】
低体温症に陥った男の子は祈る。「ねぇ、僕たち、もう生き返る事は出来ないの?またみんなでディズニーシーに行きたいよぉ〜」
両親は息子の無邪気な言葉に目頭を抑えながら「そ・そうね、神様に祈りましょう。」
「でも、神様も忙しいんだヨネ?サイコロを振って生き返らせてくれないかな」
…その頃、休憩中の神様はデジぱちで確率変動、大当たりしていた。
307 :
かえっこ:2006/01/19(木) 02:07:37
【名無子と父親】
「名無子。お前、もう、アノ学校には、行っていけないよ? 今年で36歳になったんだ、もういいだろ」 父、新次は哀願していた。
「お父さんには関係ないでしょ!私の好きにさせてよ!」
「なぁ、母さん。まだこんな事を言ってるぞ…俺は…もうあの子の父親でいれる自信がない」
次の日、イメクラ「ドリーム学園」の売れっ子 !名無子を指名している新次の姿が目撃された…
308 :
かえっこ:2006/01/19(木) 02:15:11
どぼ〜んさん楽しいひと時、ありがとう…2時過ぎてしまいました寝ます…
309 :
かえっこ:2006/01/19(木) 11:19:49
【いつもより多く回っております】
ドアのノブにタオルを掛け旅立ちの準備が完了した部屋の中、5日前に録画していたレコーダーをジッと見入る、もうすぐ30になる一人身の新治がいた。
絶望だけしかない心の中でこの世でたった一つだけの楽しみであった「月9ドラマ」の最終回のエンドロールが終わり、新治のこの世での存在意義も終わる。
ゆっくりと立ち上がり、ドアの方へ向おうとした時、録画されたいたホリエモンの回転するCMの映像が流れた…
自分だけでなく世界中を回転させてしまい混乱させているこの人の今後を観ずして去ることは出来ない…新治はもう少し生きてみようと考えるのであった。
310 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/20(金) 01:48:12
【ホリエモン】
「ねぇ、パパ。僕、ドラえもんが観たいよ」
「ダメだ。今、パパがホリエモンを観てる最中なんだから」
「ホリエモンなんてつまらないよ。この人は偽の錬金術師だったんだろ?」
「ああ。でも、ドラえもんだって嘘の錬金術師だろ」
311 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/20(金) 01:57:26
【幸せな結婚のその後】
一日目、12時になると美しかったはずの艶やかな髪がバラバラと抜け出した。
二日目、12時になると目元は腫れ上がり、唇は厚く膨れ上がった。
三日目、12時になると今度はブクブクと太りだし、ドレスは身体で引き裂かれた。
四日目、王子はとうとう悲鳴を上げた「シンデレラ、もう勘弁してくれよ……」
312 :
どぼ〜ん氏 ◆uyTQki4lmE :2006/01/20(金) 02:14:09
【強いのどっち】
「ねぇ、パパ。朝青龍と横峯さくらはどっちが強いの?」
「相撲なら朝青龍、ゴルフならさくらちゃんだ。人間に優越は付けづらいものなんだよ」
「じゃあ、パパとママではどっちが強いの?」
「ママだ」
【丘】
遠方で時折、車の排気音とカラスの鳴き声を耳で捉えるだけで、後はない。
小刻みに息を吐きながら、坂を駆け上がると、周辺を見渡せる丘に出る。
そこで、月と星のある水色に染まる景色の中で、日が昇るのを待つ。
やがて白んできた空に、時の移りゆく早さを感じつつ、大きく深呼吸する。
314 :
かえっこ:2006/01/20(金) 11:20:46
【岡】 ※ちと古いか…
遠方で時折、車の排気音とカラスの鳴き声を耳で捉え、小刻みに息を吐きながら、坂を駆け上がる。
と、周辺を見渡せる丘に出て月と星とが水色に染まる景色の中で、日が昇るのを待つ。
やがて白んできた空に、時の移りゆく早さを感じつつ、大きく深呼吸する。
「岡、エースをねらえ!」いつもここに立つと、今はもういない宗方コーチがよみがえり、ひろみを叱ってくれる…
315 :
かえっこ:2006/01/20(金) 11:42:55
【強いのどっち】
「ねぇ、パパ。曙は、ほんとに強いの?」
「相撲なら昔、チャンピオンだったんだよ。人間にはその時、その時でいろんな問題が絡んでいて…結果だけでは優越は付けちゃあいけないものかもしれないなー」
「じゃあ、パパとママでもどっちが強いかは ゆ・う・え・つ つけちゃあいけないんだね?」
「いや!!ママだ」
316 :
かえっこ:2006/01/20(金) 12:31:21
【ホリエモン】
「ねぇ、パパ。僕、ホリエモンの行く末が観たいよ」
「ダメだ。今、パパがドラえもんを観てる最中なんだから」
「ドラえもんなんてつまらないよ。このアニメは人を努力できない頼ってばかりの人間にしてしまうって…」
「ああ。でもな!ホリエモンだって人に物作りの感動を忘れさせお金だけがすべての人間にしてしまうって…」
317 :
かえっこ:2006/01/20(金) 14:43:06
【総理!総理!】 ※ちと古い!
「ねぇ、パパ。日本の次の総理大臣は誰になるんだろうね?」
「おっ!政治ネタだな!次は…なあぁ〜〜パパがなるかも知れないぞーっ!!ハハハ!」
「パパ!!僕はまじめに話してるんだよ!!今の日本は膨大な借金国に陥っていて、出生率の低下、急速な高齢化社会による将来の労働力不足…国際問題も難題が山積…もーっ!!」10歳になる息子は、席を立ち2階の自室へ戻ってしまった。
「プッ…」 パパは、小さくオナラをしてコタツで丸くなった。
君と出会えた事で、僕は綺麗でいられた。君が僕に触れるたびに全てが癒される、そう思えた。
日に日に弱り行く君を、僕にはどうする事もできない。
ある日、君は泡沫となって僕の前から消え去った。懐かしく優しい甘い香りを残して。
僕は棚から新しい牛乳石鹸の袋を取り出した。
CMをイメージしたんだけど4行じゃまとめ切れねーや
「あ、ヤバイヤバイ!遅刻だー!」私の名前は一条涼香。今年からピッカピカの高校生1年生!
「もう、夜更かしなんかしてるからよ!忘れ物は無い?」「心配しないで。私、高校生なんだからね。」
そう言いながら私は服装と髪型をある程度整えて、トーストをくわえたまま勢い良く玄関の前の道へと飛び出した。
何事もなく学校に着いた。
320 :
かえっこ:2006/01/20(金) 17:10:45
【君の記憶】
君と出会えた事で、僕は僕でいられた…君が僕に触れるたびに全てが輝きだした。
あああ…日に日に弱り行く君を、僕はどうする事もできなかった。
3ヶ月前、君はアワとなって優しい甘い香りを残し僕の前から消えてしまった。
でもね、いつでも君に会うことが出来るんだ…僕は棚から新しい牛乳石鹸の袋を取り出した。
321 :
かえっこ:2006/01/20(金) 17:24:40
【涼香!16歳!】
「あ、ヤバイヤバイ!遅刻だー!」私の名前は一条涼香。今年からピッカピカの高校生1年生!
「涼香!夜更かしなんかしてるからよ!忘れ物は無い?!」「心配しないで。ママ!私、高校生なんだからね。」
そう言いながら服と髪型を瞬時に整えて、トーストをくわえたまま勢い良く玄関の前の道へと飛び出した。
何事もなく隣の学校に着いた。
322 :
かえっこ:2006/01/20(金) 17:47:54
【涼香!16歳!】
「あ・あのぅ…僕と・よかったら、つ・つき合ってもらえますか。」私の名前は一条涼香。ただいま青春真っ最中の高校生1年生!
「えっ!私と!」「そ・そんな、いきなり告白されても…で・でも、最初はお友達からだ・っ・た・ら…えへへ!!」
そう心で思いながら服と髪型を瞬時に整えて、瞳を大きく見開き一番可愛い表情をスタンバッテル涼香。
一緒に歩いてた同じクラスの友達の君代ちゃんがとなりで…「はい!」
323 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 19:27:22
全然話が転がってない。
起承転結って知ってる?
324 :
かえっこ:2006/01/20(金) 21:52:33
【涼香!16歳!】
「あっ!あのうしろ姿は、父さんだ!」私の名前は一条涼香。ただいま青春真っ最中の高校1年生!
大好きな父さんにおもいっきり抱きつく。
ぷーんと鼻をつく、やばいおやじ臭…振り向いたのは見知らぬおやじだった。。
あっ!今日は、コンタクト付け忘れてたんだ。
325 :
かえっこ:2006/01/20(金) 21:53:53
【涼香!16歳!】
「涼香ちゃんは、今日も元気いっぱいだね。」私の名前は一条涼香。ただいま青春真っ最中の高校1年生!
いつものように50円値引きしてくれる肉屋[肉のたしろ]のおばちゃんから合いびき肉300グラムを受け取り「ただいまー!」と、帰宅しママに買い物の品を投げ渡し部屋に駆け上がる。
涼香はカレンダーの前に立ち、けっして治る事の無い病、残り少なくなりつつある自分の命の炎の事を考え、この瞬間を精一杯生きる決意を新たにする。
そしていつもの涼香に戻り「ママーお腹空いちゃったよー!」 と、元気に飛び出した。
326 :
かえっこ:2006/01/20(金) 21:55:23
>>323 すみません勢いだけで書いてしまいました。
4行目だけは一応オチつけようと書いているつもりでしたが…
「ねえお姉さん、俺とどっか行かない?」新宿でナンパされるなんて、いつものこと。いちいち構ってなんかいられない。でも、あたしは足を止めた。
―こいつ、石田だわ―。中学のとき、同じクラスのあたしを毎日毎日言葉の暴力で苦しめた、最低のいじめ野郎。それが石田。
十年前のあの頃。あたしは外見がキモいと言われ続け、毎日が辛かった。でも今は、誰もが振り返るいい女になれたと思う。
あたしは優雅に微笑んで、低い声で言ったの。「石田よ、俺はお前にはもったいねえんだよ。悪ぃな」
【ライブドア】
「回転回転回転回転ライブドアオート♪」
堀江は回りながら考えていた。なぜライブドアはライブドアなのかと。そしてライブドアオートはなぜライブドアオートなのかと。
「考えてもわかんねーなこりゃー」
回りつづける堀江が捕まったのは、遠い未来の事ではなかった。
329 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/23(月) 22:54:14
219:名無しさん@6周年 :2006/01/23(月) 21:59:31 ID:A9co4MseO
「おにいちゃん、やめて!そんなところをなめちゃだめ!
そこはおしっこをするところよ、汚いわ!」
妹は泣きながらそう言った
が、俺は便器をなめ続けた。
↑これ好き
331 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/24(火) 08:51:04
↑そりゃ汚いな(www
334 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/27(金) 17:24:43
かえっこ氏、書かなくなったね。
>>323は気にしなくていいと思うよ。
あなたのは、ちゃんと起承転結になっているからさ。
第一、小説の「結」は、落語じゃないんだから「落ち」はいらない。
335 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/28(土) 06:04:52
きちがいの男が言った「やらせろ」
祥子は嫌だと答えた。
天井から正義のヒーローが現れた。
ケツをだして、「お嬢さん、身代わりになろう」
336 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/28(土) 06:34:27
決まった日に私はアルバイトに行った。
消極的な自分にこれは義務だ、がまんしろと言い聞かせた。
店長が言った。「最近レジがあわないんだよね」
結論から言うとクビになった。
>>334ありがと
では、初心に返り…
【なくしたモノ…】
私は、やっと決まったアルバイトに行った。
消極的な自分にこれは義務だ、「逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!!」と言い聞かせた。
自分なりに1週間一生懸命頑張ったそんな私に帰り際、店長がぽつりと。「最近レジがあわないんだよね」
結論から言うとクビになり、私はすべてを失いトボトボと2駅歩いて冷たいアパートへ向かった。
【強引だぁ〜!】
四つんばいになっていた祥子の前に場ちがいの男がいきなり現れ「やらせろ」
「あなたみたいなヘタな男お断りよ!」祥子は濡れた手を拭きながら答えた。
天井から正義のヒーローも現れた。
バケツをとりあげて、「お嬢さん、代わろう」 とさっそうと廊下をぞうきんがけをしていった。
きしめんを食べながら男が言った「やらせろ」
笑いながら女は嫌だと答えた。
天窓を突き破って正義のヒーローが現れた。
血を流して、「どうかマヨネーズをいれる許可を与えてやってください」
今日私はようやく決まったアルバイトに行った。
生姜を専門的に取り扱うお店だ。
転機としてはちょうどよいと思ったのだが。
結論から言うとクビになった。店長からすれば、しょうがないらしい。
【博多の塩は博多の塩じゃない】
今日私はようやく決まったアルバイトに行った。
高級塩のカタログや雑誌のモデルをする業務だ。
転機としてはちょうどよいと思ったのだが。
結論から言うとクビになった。店長からすれば、しょっぱいらしい。
342 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/29(日) 01:44:08
きたならしい犬にかまれた。
少々の事では負けないぞ。かみ返した。
点々と、血が滴る。私は勝利した。
結果、水が怖くなった。
>340
あんたオモロイw
気が付けば、見渡す限り何も無い一面の荒野の中にいた。
歩けど歩けど人はおらず、進めど進めど何も見付かりはしなかった。
ふ、と目が覚め、見渡してみると自分の見慣れた部屋があり、安堵の息を漏らした。
しかし、見慣れた自分だけの部屋と気が付き、急に人が恋しくなった。
というわけで出かけてきます。
346 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/29(日) 06:29:26
あいうえおっぱい!!!
かきくけこしたんたんとせっくす!!
さしすせそーぷ!!
たちつてとーみんちゅうのくまもむせいする!!
347 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/29(日) 08:28:28
「結婚はいいモノよ!」ウエディングドレスを選びながら女は叫んだ。
「結婚はあなたの喜びを二倍に、あなたの悲しみを半分にしてくれるわ!」
「全くその通りだな」男は応じた。
「しかしどういう計算で僕の洋服代が四倍になるんだろう」
348 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/29(日) 08:47:57
嘘つきで有名だった男が不摂生が祟ってある日体調を崩した。
病院に行っても信頼されない。後悔しきりの彼はすがる様に言った。
「先生、教えて下さい。俺の体は全身病気だらけなんですか?」
医者は答えた「悪い所は二箇所だけだ。舌だね」
349 :
かえっこ:2006/01/29(日) 19:49:55
【決断の日】
「離婚はいいモノよ!」思い出のウエディングドレスを処分しながら女はつぶやく。
「離婚は生活の自由を二倍に、生活の悩みを半分にしてくれるわ!」
「全くその通りだな」男は応じた。
「しかしどういう計算で僕の給料が4分の1になるんだろう」
350 :
かえっこ:2006/01/29(日) 20:47:36
【再び…】
「再婚はいいモノよ!」ウエディングドレスを選びながら女は微笑む。
「再婚はあなたの喜びを二倍に、奥さんの年齢は半分になるわ!」
「全くその通りだな」男は応じた。
「しかしどういう計算で僕らの子供の数が四倍になるんだろう」
ねぇおにいさんがいいもの買ってあげる
小学校からの帰り道に声をかけられた
「じゃ、私を買って」
この程度で引く小心者ってダメね
【死体処理班―その死を隠蔽せよ―(仮)】
その遺体(推定1歳)が港近くの路上で発見されたとき、すでにその体からは異臭を放っていた。
死因は呼吸困難による窒息死であると、現場に駆けつけた彼らは判断した。
「ところで、これは俺がもらっていきますね」
そういうと、ボス猫は魚を咥えて悠々と立ち去っていった。
【死体処理班2―せめてオチは変えてみよう―(仮)】
その遺体(年齢不明)は、路地裏のポリバケツの中に打ち捨てられていた。
バラバラにされ肉片となったそれは焦げ跡なども残っており、残酷な殺しの手段を連想させた。
彼らがそれをもっとよく調べようと近寄ったときだった。「ウ〜ッ、ワンワンッ、ワンッ」
突然のライバルの出現に、彼らは焼き肉店からの撤退を余儀なくされたのであった。・・・続きません。
354 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/30(月) 12:39:24
本人がオチだと思っている部分を変えたってことだろ!
と思ってから
>>353を読んだらこれはひどい・・・オチてないじゃん
きらきらお星様が、申しました。「ぼうや、なにかお悩み?」
少年はお腹をさすりながら言いました。「雨がふらないとたべるものがないの」
天から恵みの雨が降り注ぎます。・・・・もう一ヶ月もやみません。
決意を固めた口調で少年は言いました。「何事もほどほどだ、何があっても生き抜こう」
「きみと結婚したい」
「衝撃だわ。雷に打たれたくらい」
「天からの贈り物さ、僕も、きみも、もちろん雷もね」
「結婚こんこん、きつね」
あ〜ネタ切れ。誰かたのm
この時間書き込んでる人ってどんな人??
そういう君はどんな人??
360 :
353:2006/01/31(火) 07:09:52
>>354-355 えっと、じゃあ3行目を
今回はボス猫の独占できる量ではない。皆が期待に目を光らせたときだった。「ウ〜ッ、ワンワンッ、ワンッ」
に差し替えで
これで4行目がオチに見えてくる…はず
>>352ありきで考えたのが敗因か
さて、自分はご飯をお腹いっぱい食べることにします
361 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 11:55:52
>>356 >>357 せっかく書き込んでくれたのはありがたいが意味がわからないのはオレだけか?
オチらしきモノも無いが
話の流れもなんか独特の変なつながりで…
362 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 12:18:24
【愛の清算】
入れました。
出しました。
子ができました。
死にました。
363 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 13:41:53
「ねぇ」彼女はねだるように顔を上向けてくる。
僕はそんな彼女の仕草をとてもかわいらしいとは思うのだけれど。
「じゃあ、いくよ?」「う、うんっ。…きて」
目薬くらい自分でできるようになって欲しいとも思う。
365 :
かえっこ:2006/02/01(水) 11:57:48
【二人の行為】
「いたい!もっとやさしく!」彼女の太もも辺りが1回小さく引きつり上体を反らし顔を上向けてくる。
僕はそんな彼女の仕草をとてもかわいらしいとは思うのだけれど。
「じゃあ、続けていくよ?」と、彼女の足を自分の方へ引き寄せる「う、うんっ。…!」
足の爪を切るくらい自分でできるようになって欲しいとも思う。
外の雨音は強まり、外出する気分を萎えさせる。
しかし、煙草が切れたので外に出ない訳にもいかない。
玄関まで足を運んだところで、以前の雨降りで傘を忘れたことに気付く。
ため息をつく。まあ、しょうがない。一日くらい我慢出来るだろう。
367 :
かえっこ:2006/02/01(水) 14:23:14
【傘】
外の雨音は強まり、外出する気分を萎えさせる。
しかし、煙草が切れたので外に出ない訳にもいかない。
玄関まで足を運んだところで、無造作に置かれた一本の傘に気付く…以前の雨降りでアイツが忘れた傘だ。
ため息をつく。喧嘩別れしてしまった美由紀…これから少しのあいだ、コイツと一緒に歩くか…
肉が弾ける音が強まり、中出しする気分を萎えさせる。
しかし、子孫が途絶えたので中に出さない訳にもいかない。
子宮口まで亀頭をインサートしたところで、無造作にこびり付いた処女膜に気づく・・・以前の破瓜でアイツが失った処女だ。
カウパーを噴く。侵入できなかった卵子・・・これから少しのあいだ、コイツにまとわり付くか・・・
369 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/01(水) 21:09:00
370 :
かえっこ:2006/02/01(水) 22:08:42
【傘】第二章
外の雨音は強まり、外出する気分を萎えさせる。
だけど、明日使うストッキングが切れたので外に出ない訳にもいかない。
玄関まで足を運んだところで、無造作に置かれた一本の傘に気付く…以前の雨降りでアイツが忘れた傘だ。
ため息をつく。喧嘩別れしてしまった崇史…これから少しのあいだ、コイツと一緒に歩いてあげよっか…
371 :
かえっこ:2006/02/01(水) 22:10:26
【傘】最終章
雨音は、尚も続いて、歩く人たちの気分を萎えさせていた。
「あっ」
買い物を済ませた白い傘とコンビニに入ろうとするグレーの傘がそれぞれの持ち主に出会う…「コツッ…」
…いつの間にか雨は止み、二つの傘は「コツッ、コツッ」といつまでも仲良くゆれていた…
372 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/01(水) 22:17:43
>>368 すごいよ!お前さんには誰もかなわない・・・バカさナンバー1だ !!
普通!書けんぞ!こんなハジイ単語。
もちろんナンバー2は
>>362ね!
373 :
368:2006/02/01(水) 22:34:34
ありがとう。ちなみにスペルマン病院で生まれました。
【傘】第零章
「あっ、アイツ傘忘れて帰ったわね。全く、仕方ないわね。届けてあげるか。あー、また雨降ってきてる、私の傘はっと……」
「…あったあった、ベランダに干しておいたのすっかり忘れてた。えっと、何しに行くんだっけ? まあいけば思い出すはず」
「…お前バカだろ。傘届けに来たのに肝心の傘忘れるか、普通? 全く、仕方ないやつだな」
「なによ、バカとかいわなくてもいいじゃない! もう知らない! あんたなんかっ…!」「あっ、おい傘…そんな怒らなくてもいいだろっ、ったく」
376 :
かえっこ:2006/02/02(木) 15:10:43
【傘】 初めての夜 編
やっと終わった仕事の帰り道…急に入った残業…急に断るしかなかった美由紀との約束…
自宅アパート前の急な上り坂を歩く崇史の足取りを冷たい雨がいっそう重くしていた。
ケイタイが鳴る、見慣れた白い傘を見つける、が同時に…少し傾けた傘から美由紀の顔「だいぶ過ぎちゃったけどまだ金曜の夜だよ!」
…日付は替わり、いつの間にか雨も止み、アパートの玄関に置かれた二つの傘は…やさしく重なりあっていた…
377 :
かえっこ:2006/02/02(木) 15:12:12
【傘】 出会い 編
台風並みに発達した低気圧の影響でいじわるになった雨と風が二つの傘に目をつけた。
「あっ!」
白い傘とグレーの傘が空に舞い、くるくるとあいさつをかわす。
「ゴツン!!」その下では、追いかけてきた持ち主二人が遅れてはじめてのあいさつをした…
378 :
かえっこ:2006/02/02(木) 17:25:42
【傘】 遠い思い出 編
昨日までの雨もやみ、穏やかな春の日差しが差し込む中、喪服を着た数人の男女の姿があった…
「早かったわね。母さんが亡くなってすぐ後を追うように・だ・も・の…本当に仲が良かったわね父さんと母さん…」
亡くなった父の遺品の整理をしていた次女が書斎の奥から何かの包みを取り出した。
そこには…使い古されては、いるもののきれいに手入れがなされた2本の傘がしまわれていた。
※たびたびスミマセン…
【大切】
骨がミシミシ軋み、胸がゆっくり押しつぶされるのを感じながら、
暖かい優しさと、気持ちの温もりと、心臓、が二つあるのかと錯覚するくらい、
抱きしめてくれた愛しい人。
今は他の人。
※たまには、こういう恋愛モノもいいですかね
骨がミシミシ軋み、胸がゆっくり押しつぶされるのを感じながら、
肺胞が破裂して呼気に鉄の匂いがし始め、行き場の無くなった
血流が頭部へと押し込められ血管が破裂させて脳細胞を殺していく。
これが死、ねと錯覚するくらい、抱きしめてくれた愛しい人。今は檻の人。
※たまには、こういう殺戮モノもいいですかね
381 :
379:2006/02/02(木) 22:05:03
>>380 >骨がミシミシ軋み
この表現マズイかな?
「生」を引き立たせる描写としては悪くないと自分では思ってるんだけど…ね。
気を悪くしたのなら、かえっこさんの作品読んで気持ちを優しくしてくださいよ!
気づくと別の場所にいたり、やった覚えのないことをしている、そんな体験をあなたはしたことがあるだろうか?
私はある。恐ろしくて夜も眠れず、しかしその間は不思議と何も起こらなかった。
少し安心して久しぶりに寝ることにする。ベッドの枕元に目覚ましをセットし、布団にもぐった。
翌日、気づくと布団は蹴落とされ、目覚ましは床で砕け、私はというとベッドと壁の隙間に挟まっていた。…まただ。怖い。
※たまには、こういう恐怖モノ…いつもと変わらないか
383 :
かえっこ:2006/02/03(金) 11:38:31
【2月3日恒例行事】
「ぐあぁぁー」いきなり玄関のドアを蹴破り赤鬼に化身した見知らぬ人間が光男に襲いかかってきた。
「父さん!母さんを呼んできて!鬼が出たよ!」2月3日になるとナゼか発病するウィルス性の保菌者でかなり凶暴性がある。
その時!バアン!!と、鬼専用遺伝子組み換え大豆を手にし、お多福に化身した母が登場し見事に撃退してくれた。
「鬼は〜外!福は〜内!」母は同じく2月3日になると発病するお多福性ウィルスの保菌者だった。
私は今、処刑される為に檻に閉じ込められている。火あぶりの刑だ。
檻の中には私を含め二十人の同胞がいる。全員焼かれるのだ。
一人、また一人と焼かれていき、私の番がきた。私は恐れおののいた。
頭を吸われながら、足元に着火される。もうもうと煙が上がる。主人は満足気に煙をはいた。
385 :
かえっこ:2006/02/04(土) 18:46:59
【仲間たち】※
>>384面白かったので…私も
私たちは今、処刑される為に檻に閉じ込められている。
檻の中には私を含め200人の同胞が身動き出来ないほどの一つの部屋に押し込められている。
一人、また一人と乱暴に引きずり出され連れて行かれ・・・ああぁついに私の番がきた。
私は二枚が一つで構成されていて、テーブルに、こぼれた水分を拭くだけや、色んな所から出された体液を拭くだけでゴミとなって消えてゆく儚い運命の生き物…
386 :
まねっこ:2006/02/06(月) 18:26:19
私は今、たくさんの同胞たちと共に、すり鉢上になった暗い部屋の中に閉じ込められている。
やがて、真上から煮えたぎる熱湯を浴びせられ、私たちは全員が一気に溺れ死ぬだろう。
我々は捨てられ、処刑の終わった黒い液体を啜りながら、主人は満足そうにこう呟くのだ。
「やっぱ、コーヒーはブルマンに限るな」
良スレ
穴に入れたい。おれの頭はその事で一杯だった。
穴に入った瞬間のあの快感はたまらない。
ついに今日穴に入れるチャンスがきた。おれは興奮しながら棒を構えた。
9と書かれたボールは見事に穴に吸い込まれた。ああ、快感。
私は妻と幼い子供と三人で暮らしている。私と妻は考えが合わず頻繁に罵りあった。
ある日、私は妻と口論の末殺してしまった。死体は庭に埋めた。
そして子供と二人きりの生活が一月ほど続いた。その間子供は母親について何も言わない。
不思議に思っていると「お父さん、なぜいつもお母さんをおんぶしてるの?」
390 :
まねっこ:2006/02/07(火) 14:37:45
【魔人とご主人様】
「お呼びでしょうかご主人様」
「おお、ランプの魔人よ。面倒くさいから、部屋の掃除頼むわ」
「かしこまりました」
「ええ? なんで魔人のくせに箒使ってるんだよ!」
391 :
まねっこ:2006/02/07(火) 15:02:36
【魔人とご主人様 その2】
「お呼びでしょうかご主人様」
「コーラ飲みたいんで、出してくんない」
「かしこまりました」
「はあ? なんで請求書が届くわけ?」
392 :
まねっこ:2006/02/07(火) 15:10:56
【魔人とご主人様 その3】
「お呼びでしょうかご主人様」
「とにかく、大金持ちになりたいな」
「かしこまりました」
「ああ? 大きな「鐘」出してどうすんだよ!」
393 :
まねっこ:2006/02/07(火) 15:12:09
【魔人とご主人様 その4】
「お呼びでしょうかご主人様」
「やっぱ、彼女がほしいね」
「かしこまりました」
「んが? なに化粧してんだよ、着替えまでするなっちゅーの!」
嫌よ嫌よ!
あたしは六月の澄み渡った青空の下、海辺のチャペルで式を挙げるの。
純白のベール、サテンの手袋、白薔薇のブーケ、清楚なウェディングドレス。
お母さんの白無垢を着て、提灯燈して夜の山道を花嫁行列なんて誰がやるものですか!!
>394
嫌よ嫌よも好きの内だろ?ね〜ちゃん。
396 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/08(水) 10:52:03
>>395 ヒロインにからむ酔っ払いですか、あんたわ…… m9(・∀・)
398 :
かえっこ:2006/02/10(金) 01:05:06
【魔人とご主人様 未来編】
「お・お呼びぃでひょうぅ〜かぁ・ご・ご主人ひゃまああ」
「やっぱ、世界征服やね!ぱぱっとささっとね!」
「か・かひこまひぃまひた〜ぁあ」
「んん? なに!お・お・おい!どこいくんだ!」魔人はランプの中でとり過ぎ、よれよれだった。
399 :
かえっこ:2006/02/10(金) 01:08:02
>>398※すまん4行目間違った・・・まぬけ!
【魔人とご主人様 未来編】
「お・お呼びぃでひょうぅ〜かぁ・ご・ご主人ひゃまああ」
「やっぱ、世界征服やね!ぱぱっとささっとね!」
「か・かひこまひぃまひた〜ぁあ」
「んん? なに!お・お・おい!どこいくんだ!」魔人はランプの中で歳をとり過ぎ、よれよれだった。
「お呼びでしょうかご主人様」
「おまえを解雇する」
「かしこまりました」
「当家にはもう執事を雇う金はないんだ・・・・」
4コマみたいね。
空から奴らが降りてきた。
たちまちに町は奴らで埋め尽され、あちこちで人が建物の中へと逃げていく。
逃げ遅れた人間は、只管に体を震わせるだけ。
次の日、町は一面が白かった。
ここに触発されて、といえばカッコいいですが4行小説って案
うちのホムペの投稿欄にパクってもよろしいでしょうか?
ここは即効系・遅効系とも秀作ぞろいですね
すごい実力
コテ叩きもないし本にされるときのこと考えてたほうがいいかもですよみなさん
人生相談の張り紙見て行ったら自殺したいですかと聞かれた。まあと答えると死刑屋を紹介された。
ギロチンで128万、3日かけて皮をはいだりとかで1100万。
失踪者、無縁仏になるが、肉はカニやエビの餌に、骨は肥料になるので成仏はできるという。
わたしは500万円のコースを申請した。
>402dです。一応書いてみました。
>404、
>402ではなく
>403の間違いでした
ジェーンの更新しわすれちょった...
406 :
403:2006/02/13(月) 11:05:02
小雨、車道、僕は伏せてる。車のライトが頬をなでていく。
さっき赤ワインゲロ吐いて僕はなんか昭和結核文士気分。
新宿からふらふら歩いてここはたしか落合。
小石に頬をすりつける。でかい工事現場の赤い棒振ってる人は僕を無視している。
407 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 02:23:49
人生相談に行ったら人を殺したいですかと聞かれた。まあと答えると処刑屋を紹介された。
翌日から私は法で裁けない悪人をさばきはじめた。まさにヒーロー気取りだった。
半年後、彼女ができた。私たちは愛し合い、理解しあった。結婚を考えるようになった。
ある日、彼女が泣いていた。父親が何者かに殺されたのだという。私は足をあらった。
>>404一行目パクりました。すんません。
人生相談に行ったら抜きたいですかと聞かれた。まあと答えると風俗を紹介された。
紹介料として五千円払わされた。指名料より高かった。
あっ・・・・・・二行で終わっちゃった。
火照った肌を雨粒がたたく。頬に食い込む小石の感触が妙に心地よい。
げろと胃液を吐き出すと赤色が混じっていた。しかし決して悪い気分ではない。
じゃりと小石を踏む音を朦朧とした意識の中で聞いた気がした。どうやらお迎えがきたらしい。
「もう、お父さんたらお酒弱いくせに。ほら家に帰るわよ。わっ、吐いてるし。何これ、赤ワイン?」
人生相談で抜いたらもっとイきたいですかと聞かれた。まあと答えるともう一発抜いてくれた。
あっ・・・・・・一行で終わっちゃった。
411 :
かえっこ:2006/02/15(水) 14:26:43
【事故多発地帯】
小雨がアスファルトの車道を濡らしはじめ、行き交う車のライトが僕の頬をなでていく。
こんな日は、なぜか生きていた時が懐かしくて僕の最後の場所に…新宿からふらふら歩いてしまい…ここはたしか落合。
「どうして僕はここにいるんだろう。誰か教えて…淋しい…」僕は近づく車のドライバーに話しかけた…
翌日の新聞紙面には見通しの良い直線道路での車同士の悲惨な死亡事故を報じていた…
『何で君は一人でいるんだい?』
『そう言う君も一人じゃないか』
『ははは。では、お互い一人ぼっちなワケか』
『………おかーさーん。あの人一人で喋ってるよ?』
『………おかーさーん。あの人一人で喋ってるよ?』
『違うわよ。あれは電話で喋ってるの。ほら、耳元に携帯電話をあててるでしょ』
便利な世の中になったと思う。携帯電話は今では本当に手放せない。
なにしろ、見えない誰かと喋っていても通報されることがないのだから。
414 :
かえっこ:2006/02/16(木) 10:48:26
【霊多発地帯】
『何で君は一人でいるんだい?』『そう言う君も一人じゃないか』
『ははは。では、お互い一人ぼっちなワケか』 表情の暗い男の会話。
『………おかーさーん。あの人一人で喋ってるよ?』 小学生の男の子と母親の会話。
誰もいない深夜2時の公園には今日も、男の不気味な笑い声、母と子の話し声、などなど複数の声だけが聞こえていた。
415 :
412:2006/02/16(木) 13:42:49
>>414 そんな感じの更にダークなのも考えたんだが
4行って枠はやっぱり難しい……
って、そうすりゃ4行になるじゃんorz
Prrrr『ん?非通知か…ハイ、もしもし』俺は使い慣れた携帯の通話ボタンを押して電話に出た。
『…………』相手は何も喋らない。非通知だった事から、時代ハズレなイタ電だろう。
俺は電話を切り、いつものようにベッドに向かって携帯を無造作にほうり投げた。
『……あ』俺は見た。枕元のコンセントから伸びるコードの先にある物を。それは機種変したばかりの新しい携帯。
417 :
かえっこ:2006/02/17(金) 12:05:08
【約束の刻(とき)】 着信編
Prrrr 『ん?非通知か…ハイ、もしもし』やっと眠りかけていた優也だったが、手探りで使い慣れた携帯を探し出し通話ボタンを押した。
『…』相手は何も喋らない『…あ!』同時に視線は枕元のコンセントから伸びるコードの先にある変えたばかりの新しい携帯…
優也は苦笑し、つながらない携帯を無造作にほうり投げ再び眠りにつこうとした時、深夜1時を示す時計を見た。『あ…』
裏切った俺がすべての始まり…おもいきって変えた携帯だったが、アイツの存在は消せはしなかった…『沙耶…』
418 :
かえっこ:2006/02/17(金) 12:05:41
【約束の刻(とき)】 発信編
Prrrr 『…』やっとの思いで電話を掛けた沙耶だったが、10回目のコールで携帯を閉じる。
沙耶は苦笑し、つながらない携帯をジッと見つめて深夜1時を示す携帯の表示を見た。『あ…』
アイツとこの時間、この携帯で毎日つながっていたんだ…バカ!裏切ったのはアイツ…でも…
…Prrrr…Prrrr『やっぱり…オマエとこの刻(とき)が忘れられない…』それは優也からの侘びの電話だった。
419 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 12:55:02
『見ろよ、あのカップル。アホヅラがそっくりだな』『ホントだ。見るに耐えないね』
『こっち見てくれよー!ガキが真剣な顔で指差してくるんだけど』『我慢しろよ。これも仕事なんだから』
ピーンポーン『×■&@*#π…』『おっと、お前飯の時間だぜ』『へへっ、お先に〜♪』『じゃーなー』
午後十二時十五分、晴れ。○野動物園は今日も人で賑わっている。
412、416ッス。
またかえっこしてもらえると嬉しいッス。
421 :
かえっこ:2006/02/17(金) 13:13:57
【見て〜っなに〜あれ!】
『見てよ、この男。アホヅラが染み付いてるわね』『ホントだ。見るに耐えないね』
『ねえねえあれ見てよー!ガキが真剣な顔で指差してくるんだけど』『我慢、我慢よ。これも仕事なんだから〜』
ピーンポーン『×■&@*#π…』『さあさあ、サイン会の時間!!』『へへっ、お先に〜♪』『じゃーねー』
午後十二時十五分、晴れ。人工意識搭載の世界初アイドル二人のサイン会会場は 普通の人間で賑わっていた。
>>421 あ、それ好きかも。
昔好きだった『〜年のゲームキッズ』みたいなノリのSF!
ファ○通に載ってたショートショートのヤツ。
今でいうアルバイトという形で、私はその当時まだ珍しかったイタリア料理を出す店に入りました。
私はやがてそこのお嬢さんであるキミコさんと思い合うようになり、キミコさんが高校生になる頃には私たちは関係を持っていました。
やがてキミコさんは大学に行かれ、キミコさんが大学の私などより男ぶりのいい若者たちに惹かれてしまうのだと想像し、私は絶望していました。
しかし。今思うとキミコさんが入学当時40数才だったからだと思うのですが、私たちの愛は守られました。
ちょっともたいついとるな。
ここのパクってうちの過疎サイトにも三行道場(100バイト*3行以内)てい投稿欄作りました。3行じゃ改行に頼れんよ。
みなさんもできればマルチポストしてつかーさい。
http://cgi.petat.com/sys/bbs.cgi/ackackack/sangyou/ また来ます。スレ汚しすまそ。
>423
イタリアではなくイタリヤだったかもしれません。403です。今度はもっと凝ったもん用意してくるきのー。
『ただいま啓介ー。お腹空いたでしょ。ゴメンねー』リビングからドタドタと駆け足の音が聞こえてきた。玄関でピタッと止まり、勢いよく抱きついてきた。
『おかーさんお帰りなさい!』『良い子にしてた?』恭子はそう言って家に上がり、啓介の頭を撫でた。恭子の表情が、母親のそれに戻る瞬間だ。
恭子はいわゆるシングルマザーで、七歳になる一人息子の啓介が学校に行ってる間に働きに出ているのだ。恭子は帰りがけに買った食材を冷蔵庫にしまう。
『何して遊んでたの?』恭子が尋ねると、啓介はニコっと嬉しそうな笑顔を浮かべた。『鏡を見てたの。初めて自分が目をつぶったところを見たんだ♪』
426 :
425:2006/02/17(金) 16:31:53
あぅ……orz
427 :
かえっこ:2006/02/17(金) 17:40:42
【鏡】
『ただいま啓介ー。お腹空いたでしょ。ゴメンねー』リビングからドタドタと駆け足の音が聞こえてきた。
『良い子にしてた?』恭子はそう言って家に上がり、頭を撫でた。恭子の表情が、母親のそれに戻る瞬間だ。
恭子は七歳になる一人息子の啓介が学校に行ってる間に働きに出ていたのだ。
『何して遊んでたの?』恭子は鏡に向って尋ねると、鏡の中の今は死んでいないハズの啓介がニコっと嬉しそうな笑顔を浮かべていた…
428 :
かえっこ:2006/02/17(金) 17:58:45
【ツいている二人】
僕は今でいうアルバイトという雇用形態で、その当時まだ珍しかったイタリア料理を出す店に勤め始めました。
やがてそこのオーナーのお子さん、ヒロミさんと思い合うようになり、ヒロミさんが高校生になる頃には関係を持ってしまいました。
やがてヒロミさんは大学に行かれ、僕などより男ぶりのいい若者たちに惹かれてしまうのだと想像し、僕は絶望していました。
でも僕達の愛は今も守られています…『僕は、これからもずっとタケシのものだよ』ヒロミはいつもベットの中でこう言ってくれます。
※ホモネタ反則技…スミマセン。
>427>428
はえー
【思い人】
彼女が若く美しかった頃、彼女の笑顔は「100万ドルの微笑み」と言われていました。多くの男が彼女を得ようと、様々な手段でアプローチしてきましたが、
彼女は思い人がいる事を理由に、他の誰とも結ばれようともしませんでした。それから50年。彼女は独身のまま、すっかりおばあさんになっていました。
ある記者が彼女の元にインタビューに訪れ、聞きました。「今のあなたを見たら思い人も振り向いてくれないでしょうね。」冗談めかしたその言葉に彼女は答えました。
「50年経とうが100年経とうが変わらないわ。私は、誰よりも愛しているの。この私自身をね。」そう言うとやさしく微笑みました。その笑顔はまさに100万ドルの微笑みでした。
431 :
かえっこ:2006/02/17(金) 22:21:24
【おもい人】
彼女が若く美しかった頃、「100万ドルの微笑みを持つ女神」と言われていました。
多くの名だたる男が世界中から彼女を得ようと、様々な手段でアプローチしてきましたが、 その誰とも結ばれようともしませんでした。
それから10年間、彼女は独身のまま…ある日、フリーライターの男がインタビューに訪れました。
ドアを開け男が見たものは、昔のままの変わらぬ100万ドルの微笑みのわずかな痕跡…と、すっかり太ってしまい、「1000ポンドの微笑みを持つ女神」の巨大な肉の塊が横たわっていた。
>>431 改変面白くないし作った人に失礼だからやめてくれない?
かさごって知ってるか?。なんか魚のいいやつらしい。でも俺魚嫌いだし「食
えんいらん!」って怒鳴ったら女泣き出しちゃったよ。女は下がって師の影を踏まず
ってな。違うか。誕生日だからってちょっといい和食?。高けぇよ。結局俺のはまってたどべっ
こすな!。知ってる?。知らないか。ラーメン屋。ま、その女とは別れたけどな。俺の方から。はぁ。
434 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/18(土) 00:48:23
>433間違えた。帝政
かさごって知ってるか?。なんか魚のいいやつらしい。でも俺魚嫌いだし「食
えんいらん!」って怒鳴ったら女泣き出しちゃったよ。女は下がって師の影を踏まず
ってな。違うか。誕生日だからってちょっといい和食か?。高けぇよ。結局俺のはまってたどべっ
こすw。知ってる?。知らないか。ラーメン屋。ま、その女とは別れたけどな。俺の方から。はぁ。
435 :
かえっこ:2006/02/18(土) 01:09:27
>>432 すまん
やはり、自分の書いた文章を改変される事は、たとえ四行だけだとしても良く思わない人いるんだね。当然、良くないことだヨネ。
ココは、2ちゃんの板でもね。
俺は、四行のみの限られた文字数での改変は、考える人間によってそれぞれ違う展開の可能性が試せて、結構文章の勉強にわずかながらもなったし、面白い試みだと思っていたのだが。
この四行スレに限ってはギリギリセーフな感じと捕らえていたが…
俺は改変作品の出来が良くても悪くても、433の言った意味でアリだったな。
改変おkな時は【改変可】とか付けてみます。
韓国人かお前は
いや、たしか短歌とかでもあったぞパロディーみたいなの
【可】って書くの面倒なんで駄目な人が【不可】って書いてくれんか?
不愉快な人は面倒だろうがツールあぼーんか脳内あぼーんしてくれんか?
無理か
とりあえずかえっこさんとかやめんでください
それに作者の大半はスルーされるよかはうれしいと思います
手をつないだ。
もう二度と逃がすものかと思った。
もう二度と目を離したりしない。
手錠を見つめる脱獄囚は力なくうなだれている。
改変は可でいいと思います、俺は
違う表現とかこういう広がりかたもできたかとかいろいろわかるし
そのへんはかえっこさんと同じ気持ちですね
とマジレスしてみますが、これも4行で面白く書けないかとかどうしても思ってしまう
【遠いぬくもり】
あの時、ミカと初めて手をつなぎ、出会いの素晴らしさを知った。
あの時、ミカと指と指を絡め、一生離すものかと思った。
罪を犯し、投獄され、もう一度、もう一度だけミカを抱きしめたい…ただそれだけで…
思いは叶わず、手錠を見つめる脱獄囚は力なくうなだれている。
※懲りずにスミマセン…
>>439さんから改変可とお許しが出てましたのでさっそく、私はこう展開いたしました。
これからは、改変ばかりでなく自力作の割合増やします。モチ!私の作は改変、改悪どうとでもして結構ですョ!
私、他のスレでもたまに書いていましたが、ここの四行スレで改変するようになって正直、ホント!ちょビッとだけですが書きたいと頭に思っていることを短くまとめられる力がついたような気がして感謝してます。
【メールが来た!】 ※自力作さっそく書きました(改変可・強望)
俺のパソコンに今朝、こんなメールが…『シークレット・至急扱いで処理して欲しいんだけど…』
『…前回、振り込んだ口座でOK…』発信者は、俺の友人の北村からだった。
『おそくても31日できれば29日朝までに…』指定金額は、なぜか3000円だった!バカにするな!
と、怒りながら自分の財布を見た…3000円と小銭が少々…北村の判断は常に正しい。
どぼ〜ん氏さんはプロですか?とてもおもしろいです
綿矢 りさの2億倍面白くて才能があるな。ってこんなほめ方じゃ失礼か orz
「奥さーん。奥さーん!」人通りの多い路上で私を呼ぶ大きな声。
無視するわけにもいかず私は立ち上がった。
周囲を見るとクスリと笑っている人がちらほら。
ああ、私は男だというのに名字のせいで…。
【痴話喧嘩】
『絶対義之は渡さないわ!私と義之はもう五年も付き合ってるのよ!このドロボウ猫!ぅわあぁぁん!』
『何よ!ちょっと付き合いが長いからって大きな顔しないで!義之さんは私の魅力に気づいたのよ』
『あぁ……もう争わないでくれ…。同時に二人を愛してしまった僕を許してくれ!』
あるマンションの屋上。白いシャツの男、泣いている女、細眉長髪の男。三人の声が夜空に響く。
『シークレット・至急扱い』そのメールはいつも通りの唐突さでやってきた。
『仕事内容……、報酬……』友人もとい悪友からの依頼を読み進める。
『期限は遅くとも月末まで』最後に強調して書かれたそれに目を通して。
「せめて速達で送りやがれ」思わず叫んで手紙を破り捨てた月初めのある日のこと。
その男は自身の楽しみのためだけに人を殺していたが、ついに裁かれることとなった。
人を殺し喜ぶなどもってのほかであるとして、裁判長は男に死刑の判決をくだした。
その判決に被害者の遺族たちは涙を流し「よかった、よかった」と互いに言い合った。
人の死を歓ぶなどもってのほかであるとして、裁判長は遺族達を悦んで死刑にした。
【アイドル】(改変可)
『エーミちゃーん!』『みんなー!最後までありがとー!』そう言って少女は、歓声覚めやらぬ会場の舞台袖に下がって行った。
『ハイ、エミちゃんお疲れさんっと』男が少女の後頭部から出ている突起物を押した。すると少女は力無く倒れこみ、その機能を停止した。
このコンサートの主役の少女は、科学が産んだアイドル【高性能ヒト型ロボット・P-38】なのであった。男がP-38を箱に入れようとしていると、
作業衣姿の男がやってきた。『それじゃ、観客ロボを回収しますんで』『あぁ、ご苦労』男はP-38を箱に入れ、自分の後頭部にあるボタンを押した
という小説を書いた作者もボタンを押し
それを読み終えた読者も押した。
というレスを読んだ2ちゃんねらもボタンを押し
このレスを書いた僕もボタンを押した
>446
僕は佐○急便関係者だが速達よりうちのが早い。
関東受付分なら、割高だけど全国翌日9時配達可(大阪東北以遠は13時前受付、それよりこっちは28時くらいまで余裕。島嶼部、郡部、北海道の一部はのぞく)。
荷扱いはYマト運輸よりよいとはいえないが、補償は、運送業としてはかなり完璧。
ドライバー(荷物を預かった奴と届ける奴)の自腹で。
世の中は、ついにこの域にまで達していた。
皆、再度ボタンを押されるまで機能を停止する。
再起動すると、世界が円滑に動くようにデータの補正しまでする。
全ての権利を持つA-001。彼が世界のONとOFFを操作する。
蛇足だったかな
452 :
かえっこ:2006/02/19(日) 11:41:35
【I LOVE …】(改変可)
『エーミちゃーん!』『みんなー!最後までありがとー!』そう言って少女は、歓声覚めやらぬ会場の舞台袖に下がって行った。
『お疲れ!ハイ!次はスタジオだよ!』売れっ子ロボアイドルエミちゃんは、これから54時間メンテする暇もなくスケジュールいっぱいだ。
そんなエミも最近、深刻な悩みがある『チビのクラーい、ストーカーに付きまとわれてるの…』と元気がない。
移動コンテナ車に乗り込もうとした時、案の定、アイツはいた…小さい真っ白なボディにはHONDAと今では旧式のロボット…
453 :
かえっこ:2006/02/19(日) 13:02:22
【ボ・ク・タ・チ】(改変可)
急いでコンテナ車に乗り、走り去る最新のロボットアイドルをじっと見つめるASIMO『エ・ミ・ちゃん…』
『またココに来てしまった…』なぜ僕は、あの娘が気になるんだろう。
『警備ロボに追い出されないうちにさあ!帰ろう』近くで待っていた2体の友だちがつぶやく。
2020年製造中止になったASIMO、2006年に製造中止のソニーのQRIOとAIBOの3体は淋しそうに歩き去った『いつも人間は勝手だ…』
【本音の在り処】
悪魔の格好をした僕がわめく「遊びに行こうぜ!それとも、酒でも飲みにいくか!」
天使の格好をした僕がさとす「そんなことではだめだ。目標に向かって努力すべきだ」
普段着姿の僕がぽつりという「めんどくさ…どっちにするか決まるまで寝てようか」
こうして僕の半引きこもり浪人生活も3年目に突入することになる
わたしはその施設のなかでも重度の障害者だった。口がきけず、身動きもうまくできない。
しかしそこそこの容姿ではあったので、職員やその知り合いなどの性処理の道具にされることがままあった。
「あったかいダッチワイフ様や」。「心配せんでええ。どうせこいつしゃべりよらんから」。
そのことについて、わたしは何も思わない。だが数日後には心筋が止まってしまうだろうという少年の相手をした時は、涙が流れた。
>403です。また来週来ます。
456 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 01:54:21
悪魔「最近、人間界は平和で退屈だ。また新たな宗教を生み出そうか」
こうして、「真理」を受け取った人間は教えを広めていった。「真理教」は信者を増やし続けた。
偉大な宗教は恐怖と暗黒によって、権力を保つ支配者達の利害に反する。人は死に続けた。
悪魔「馬鹿な生き物だ、正義は人の数だけあるというのに・・・・・・」
457 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 02:12:21
早いものでこの春で入院生活ももう三年目ということになります。
時のたつのは本当に早いものです。
もちろんエアコンディショナのきいた病院の窓からわずかに外の景色を眺めている私にとって季節の移り変わりなど何の意味もないのだけれど。
それでも一つの季節が去り、新しいものが訪れるということはやはり心の踊るものなのです。
458 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 20:24:38
体から重い汗がにじみ出る。
何かがドォッとおぶさってきている感じ。
我慢できなくなって、肩の方を見ると、
あろうことか、俺が殺したあいつの顔が笑っていた。
【あくむ】
何度も同じ夢を見る。繰り返し、繰り返し。気が遠くなる程に。
総長起こしに来た母に包丁で刺され、腹部が熱を帯びる。やがて熱さを感じなくなった時に目が覚め、再び母が起こしに来る。
この夢は何を暗示しているのだろう。大学で覚えた学者、ユングだかフロイトだかは何と言ってくれるだろうか。
ようやく夢から覚めた俺にはどうでも良い事だが。咽喉から紅い血を流す母の虚ろな目を見つつ、自分で刺した腹部の熱は次第に……
うあ、総長→早朝で。
母親何モンだよ
子供「この人大人でしょ。おかしいよね」
父親「大人だけど、なにがおかしいんだ?」
母親「誰のこと言ってるの?」
子供「デビッド・ボウイ」
462 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 01:25:03
女「ねえ、くちびるって何のためにあるの?」
男「それは表向きわね、歯を守るため、裏はね・・・・・・」
女「なあに?」
男「こういうことだよ」Chu!!
今日も今日とて町は動く。
喧騒は耳にうるさく、人々は様々な建物の前を往来している。
目にはこんなに人が映るというのに、耳にはこんなに声が聞こえるというのに、町の中、私は独り。
幽霊というのは寂しいものだ。
【小説について】
A氏は語る。物語には読者をあっと驚かせる意外な結末が必要不可欠だと。
B氏は話す。読者が期待する通りの展開と状況を用意してやればいいと。
C氏は言う。適当に書いても、勝手に深読みして脳内補完してくれるよと。
私は思った。それで結局この人たちは何が書きたくて書いてるのだろうと。
「また会える?」二人っきりの小さな屋根の下で私は言った。
「雨が降ったらね。」と雨音交じりに彼はこたえた。
消毒液の香る日々の中の記憶。
青白い顔をした少年は、それから二度と私の前に現れることはなかった。
466 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 18:54:51
age
本の好きな夫婦の話なんだ。2人とも足しげく図書館に通ってさ、夫は感心したところに蛍光ペンで線をひいて、奥さんの方は
破廉恥なページをのりづけしていったんだ。おかげで近所の図書館はまれにみる優良な図書館になったんだけど、ある日問題
が勃発した。糊代とインク代の問題だ。そのケンカは壮絶だった。夫はペンを手にとって奥さんの目を両方とも付き、奥さんは
夫の両腕を折っちゃった。でも話はそれだけじゃないんだ‥‥
468 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/07(火) 04:49:00
「仙人になりたかった・・・・・・」老人は呟いた。
「了解しました」医師は老人のやせ細った手に注射した。
「さあ、あなたは仙人ですよ」老人ホーム。
「うひゃひゃ、桃が・・・浮いとる・・・うひゃ・・・」
ゆっくりと彼女と話がしたかった
だから走って駆けつけた
白い部屋のベッドの上
彼女は笑いさえしなかった
その日ケンカがあり、傷害事件として警察が駆けつけた
「で、ケンカの原因は何だ」「ナンです」「何だって聞いたんだ」
「ナンです」「だから、何だって」「だからナンですって」
なんだかんだで、障害事件に発展した
傘屋の主人が殺された。
旅をしていた一行が通りかかり、事件の解明に乗り出す。
悪代官の仕業であることをつきとめ、屋敷に乗り込んでチャンバラ。
傘屋の娘がお礼を言って、一行は再び旅に出る。
472 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/20(月) 15:20:44
(´・ω・)age
『二十五歳』
残業を終えて寄った午後11時の定食屋。
一杯八十円の豚汁を、膝の上にぶちまけ俺は泣いた。
豚汁が惜しくて泣いたのではない。
今日が俺の誕生日だから泣いたのだ。
474 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/20(月) 22:39:32
寿司
鳥
風呂
寝ろ
ひどく貧乏な家に生まれた少年がいた。食うものも満足に食えない暮らしに耐えかね、少年は母親に突っかかる。
「こんな家におれを生みやがって! 本当ならおれは、銀の匙を咥えて生まれてくるはずだったのに!」
母親も負けずに言い返す。「あんたがそんな上等なもんを持って生まれてくりゃあ、少しはミルク代の足しになったろうに。
あたしも残念でならないよ!」
※補足 … be born with a silver spoon in one's mouth 「富貴の家に生まれる」という意味の英語のことわざ。
直訳すると「銀のスプーンを口に咥えて生まれてくる」
きのうの酒がまだ抜けず、頭が割れるように痛むが、
しょうがない、片付けだけでもしないと部屋は酷い状態だ。
てんてんとあちこちに転がったままのあいつの私物に、
けつまづいてすっ転んでしまう。その間抜けな自分を笑う姿は、しかしもうここにはない。
恋する女が妖精に頼む。「彼の望む理想の姿に、わたしを変えて!」
願いを聞き入れて妖精は、女に向かって杖をひと振り。
勇んでデートに向かった女の、その姿を見て男は叫ぶ。
「お、おふくろ!?」
478 :
477:2006/03/24(金) 22:19:56
2行目訂正
×願いを聞き入れて
○願いを聞き入れた
連投ゴメス
479 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/30(木) 00:11:12
作品投下したら上げたほうがいいんじゃまい?
過疎ってるみたいだしな。
同上
481 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/31(金) 15:36:43
幼い頃に抱いた夢。
いつの間にか僕は大人。
社会に呑み込まれ生きる僕。
そこにはもう夢の欠片もない。
↓↓↓↓
>>477 面白かった!他のもぜひ読んでみたいです。
484 :
まねっこ:2006/03/31(金) 16:50:55
幼い頃、「あいつ」と一緒に抱いた夢、それはレーサーになることだった。
いつしか僕は大人になり、ネクタイ姿で満員電車に揺られる毎日。
ある日、休日出勤で部屋に戻り、ビール片手に眺めたテレビの中に「あいつ」はいた。
サーキットのコーナーをビリで駆け抜ける「あいつ」の姿には、夢の欠片が残っていた。
485 :
まねっこ:2006/03/31(金) 17:28:10
『四十五歳』
一杯八十円の豚汁を、膝の上にぶちまけて泣いているヤツがいた。
「豚汁が惜しくて泣いたんじゃないんです、今日は俺の二十五の誕生日なんですよ」
「そうだったのかい兄ちゃん、それじゃおじさんが一杯奢ってやるか」
同情するフリをしながら、四十五歳で独り者の俺は、若造の泣き言を心の中でせせら笑っていた。
486 :
まねっこ:2006/03/31(金) 17:48:44
傘屋の主人を殺した下手人が代官であることを突き止めた黄門様の一行は、
屋敷に乗り込んでチャンバラをはじめた。
傘屋の娘はお礼にと言って、一行に傘を手渡した。
途中で雨が降り始め、これは助かったと傘を差した一行はなぜかずぶ濡れ。
「助さん、傘屋が殺された理由がやっとわかりましたな、カッ、カッ、カッ」
487 :
481:2006/03/31(金) 18:56:28
>>481 それでも僕はまだ夢の欠片を探す。
どこかに置き忘れた幼い僕の淡い夢。
大人になった僕は家の扉を蹴飛ばした。蒼天に新たな希望と憧れを抱いて。
ある日少年が見付けた眼鏡。
それを掛けると今見ている以外の景色が見えた。
少年は知らない世界を見る事にのめり込んでいった。
自分の姿がその世界に現れるまでは。少年は眼鏡を外し、見上げた。
489 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/31(金) 23:48:34
サクラサク
↑
合格?だったら、おめでとう!
キクチル
↑
後ろの処女喪失?だったら、ご愁傷様!
493 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/04(火) 15:35:00
作家のみなさまお疲れです!
ゆっくりでもいいのでまた作品を読ませてくださいネ☆
ひそかに楽しみにしております。
ageとこう
494 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/08(土) 11:52:37
鬼がでた
少年がつかまった
…もう少年と会うことはできないのか。いや、彼なら
決してあきらめない。
お金は計画的に借りよう、とはサラ金の宣伝だが、俺の人生計画に抜かりはない。
浮気がバレて離婚、なんつう心配は無用だ。
今朝もどうやら俺の寝言のせいで妻は不満顔だが、どうやら夢の中でも妻を抱いていると思ってるらしい。
妻は幸子、事務の女は佐知子、抜かりはないぜ…ふふ。
496 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/08(土) 19:31:29
お金は計画的に借りよう、とはサラ金の宣伝だが、俺の人生計画に抜かりはない。
浮気がバレて離婚、なんつう心配は無用だ。
今朝もどうやら俺の寝言のせいで妻は不満顔だが、どうやら夢の中でも妻を抱いていると思ってるらしい。
妻はさくら、恋人は桜、抜かりはないぜ…ふふ。
497 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/08(土) 20:12:57
足首痛いわぁ〜
靴擦れかなぁ??
あっ。血ぃー出てるわ。
ばんそこえいどでも貼るかぁ。
かってに改蔵で地丹が言ってたけど
計画的にできないから借りる羽目になってんだよな。
フツー何かに備えて貯蓄とかしてるのが普通だし
事故ったとか本当にイレギュラーな事態にならない限り
金なんか借りる自体にならないよな。
手持ちが無いから借金してプレゼント、なんてする奴が
計画的に金を運用できるわけねー
ぐはっスレタイ見ずに書き込んじまった。スレ汚し
ス
マ
ソ
500 :
歌:2006/04/08(土) 20:55:35
空を飛んでみたかった
ある日飛ぶ方法を見つけた
しかし辿り着いたそこはビルの屋上
そして僕は空を飛んだ
三世世界の鴉を殺し、ぬしと朝寝がしてみたい、とは高杉晋作の歌だが
千羽もいる黒い鴉が赤くなって、夢の中で今日が日曜日だと気づいた俺
な〜んだ、と安心して二度寝をしたが
今日が社会人初日との夢は、とうとう見れなかった。
こんな夢をみた
絶世の美女が耳元で「好きよ」と囁く。
もちろん俺も好きだよと呟きつつ寄り添うと
隣で寝ていた女房が寝返りを打ち、ベッドが大きく揺れて土俵が現われた。
網目キリンの優美で長い首が折れ曲がるように垂れ下がって私を見ている。
田舎の動物園なので堀とか金網はなく、木の柵があるだけで無防備だ。
近くで見るとキリンの足はでかい、象の足くらいの大きさで恐い。
振り返って彼を探したが、かれは向こうのベンチで競馬新聞を読んでいる。
武豊の騎乗する馬が4コーナーを回って大外に出てきた。
だが先頭はもうハロン棒近くまで来ていた。
残り二百メートルである、彼はその馬の馬券を買っているに違いないと思い
彼女はキリン、キリン、首、首、と、意味不明な言葉を叫んだ。
妙な言葉を叫んだ彼女を見て、呆気にとられた彼だったが
武の馬はゴール前で差しきったように思われたので
固唾を呑んでオーロラヴィジョンのスロー再生を見たら
ゴールの寸前で馬の首が伸びるのが映されて、どよめきが起きていた。
あかん! 飲みすぎて酔いがまわったらしい…w。
507 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/10(月) 00:25:52
天気がいいので
下界におりたら
統領にみつかった
一人では殺せないので皆で殺した。
508 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/10(月) 00:29:28
弱いものいじめが趣味
肉なら牛肉が好き
強いものには諂う
食欲旺盛。健康な私。
我が家は代々医者の家系。しかし両親の反対を押し切り俺はプログラマーになった。
仕事は順調だったが没頭し過ぎて重度の腱鞘炎になってしまった。
「もう転職するしかないのだろうか」と落ち込んでいる俺に外科医である父は「多額の金がいるがもぐりの奴がいる」という。
数日後「どれ君の手をみてしんぜよう」父が連れてきたのはもぐりの占い師だった・・・。
これでも女より ^^ (小説のネタにしようかと思ったけどここに書き込んじゃった♪)
どうやったら面白くできるのかわからん設定だが、
このネタで完成させて面白いと思わせられれば
おまいさんは立派な小説家になれるよ
整体屋が看板広告の代金を滞納していると連絡が入った。
営業としては放ってはおけない、回収に向った。
呼び鈴を押しても返事がなく、電話も不通だった。
ただ、人の気配がするので覗いたら、もぐりで営業していた。
512 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/30(日) 01:00:38
age
513 :
まねっこ:2006/05/02(火) 16:25:04
仕事に没頭し過ぎて重度の腱鞘炎になってしまった俺は、「手を見て欲しい」と外科医である父に相談してみた。
「私には無理だが、彼ならきっと見てくるだろう」と父は一人の男を紹介してくれた。
俺の手をじっくりと見つめたあと、男は眉間に皺を寄せてこう言った。
「んー。結婚は、まだまだ先のようじゃな」
514 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/02(火) 16:28:28
515 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/02(火) 17:33:35
目覚めるとつづり紐になっていた。
書き上げたばかりの原稿に巻き付くと、妻に、「このままポストに落せ」と言った。
出版社に辿りつくやいなや、アルバイトの学生らしき男が俺を無言で断裂した。
俺は静かに目を閉じた。無限の闇であった。
516 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/02(火) 17:49:36
ストリップ劇場にて
「今日のお客はみんな、やけに不満そうだったな」
「あ、支配人。それが…踊りの最中に踊り子のパンツが真っ二つに裂けちゃったんです」
「別に結構なことじゃないか」
「はあ…しかし、そのとたんに停電になってしまいまして」
うまいもんだな。 4行で落ち付けるなんて俺には無理ぽ('A`)
アメリカンジョークスレですか?
つづき
「停電になってどうしたんですか?」
「蝋燭を用意してたんで、ことなきを得ました」
「ほほう、蝋燭たら〜りのSMですか?」
「いいえ、非常口へ誘導したんです」 orz
>>513 その内容だと腱鞘炎の設定が無駄。
腱鞘炎→結婚の時期 関連性が無いので読んでいても意味が分からない。
>>509のように 腱鞘炎→転職か?→判断したのが占い師だった。
しかも医者(自分の親)からの紹介。
「診察で手を診る」と「占いで手をみる」とをかけているんだよ。
こうゆう落語のような古典的オチは結構好きだな。
509が誰なのかは知らないが、話を作り慣れているね。
この人の本を読んでみたいもんだ。
批評はいいから作品を貼れよな、たった四行なんだ、出来るだろ?
522 :
516:2006/05/03(水) 13:21:36
刑務所にて
「所長、給料なんですけれど…他の人より余計に税金が取られているような気がするんですが…」
「ああ、君は死刑執行人を兼任しているからね」
「え…あ、はいそうですけれど…それが何が?」
「遊興娯楽税がかかるんだよ。あの仕事には」
下品なコトバ
「あのさーま○こ、ちん○、う○こって『んこ』が共通してるよね。『んこ』がつくと下品な言葉になるのかな。」
「そうかな?偶然じゃない?他になんか『んこ』がつく下品な言葉ってあったっけ。」
「えーと・・・かんこく。」
「やっぱ必然だわ。」
524 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/06(土) 11:56:35
>>509は落語だと思う。
だって筋が通っているし掛詞があって起承転結になっているから。
>>513は漫才だと思う。
だって最後がボケているから。もう一行入れれるとつっこめれるのにね。
525 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/06(土) 12:00:39
今時4行小説なんて流行らないよ
クレオパトラの鼻が低かったら、つうのが歴史のもしもの常套句らしいが
王女なんだから鼻が少しくらい高かろうが低かろうがどうでもいいような気がする。
私の場合、想像に羽根が生えるのは、給料がもう少し高かったと考えることで
これは譲れない。
アクチウムの海戦の敗因は
逃げたクレオパトラを追ってアントニウスが戦場を離脱したからだと言われているが
女は逃げていないのに、自分は死んでしまう男がいるのだろうか
まあ、俺には彼女がいないわけだが…。
528 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/06(土) 15:40:50
>>525 ここまで書き込みがあるのに、なぜ今時流行らないと?
それにここは4行小説だから
>>524を見習って4行で書いたら?
なんなら本当に4行小説を作ってもいいし
529 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/07(日) 17:18:18
あいうえおっぱい
かきっこうしばり
さしすせっくす
たちひろし
530 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/10(水) 12:44:45
俺はもの書き。日々、一日の出来事、感じた事を雑誌に書いている。
今日は満員電車の中で痴漢をしてしまった。
こんな事雑誌に書けるはずもない。
結局、鱒を書いた。
531 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/10(水) 13:11:22
通報しました
532 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/10(水) 13:33:47
ち
ん
ぽ
臭
533 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/10(水) 14:41:39
父の背に乗って、幼い自分が揺られている夢を見た。
歩く夜道は長く遠く果てしない。
目覚めて泣く病室の廊下。
空の点滴をした老いた父を残し、永く遠い夜の果てへ向かう。
534 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/10(水) 14:51:17
うんこした
赤かった
白い便器を汚したのは
僕だ
535 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/10(水) 15:16:58
赤くてよかったですね。
黒かったら大腸癌の疑いありですよ。
1人の医者の言葉を信じたばっかりに、
彼は、結局は大腸癌で命を落とした。
536 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/10(水) 19:12:22
夜中に眼が覚めた、部屋の様子が違う。
俺は吃驚して、「ヤベッ、帰らなくっちゃ」と起き上がった。
「どこへ帰るのよ!」とビンタが飛んできた、女房だった。
引越したのを忘れていた。
537 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/10(水) 22:11:22
愛子が好き好きと言うんで、俺も愛してる愛してるといった。
誰かに殴られた様な気がした。
「愛子って誰よ!」ベッドの横に赤鬼のような女房、啓子の顔。
愛人の名前を啓子に変えた。
稽古が足らん!
「稽古が足らん!」
ボロボロの身体をボロボロと震わせて師範代が言った。
きっと師範代にとって俺は一生未熟者なんだろう。稽古が足らないんだろう。
空を仰ぐ。雨が降ってきた。なんだか無性にフライドチキンが食べたくなった。
540 :
さげ:2006/05/13(土) 11:31:18
フライドチキンの骨が咽喉まで達した瞬間、俺はうめいた。
骨は咽喉の薄皮を突き破り、俺は血まみれの咽喉仏からそれを抜いた。
それは骨ではなく短剣を持った小人だった。彼は血をぬぐいながら口を開いた。
「チキンやろう」俺はこれまでの行いを悔やんだ。
541 :
さげ:2006/05/14(日) 02:41:50
病院で狼少年がほらを、天然少女が口笛を、
アトピー青年が粉を、淫乱女子高生が潮を、
脂ぎった中年が汗を、ヒステリー婦人が火を、
ボケ老人が泡をふいているのを見て俺はふいた。
542 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/16(火) 23:42:34
今時流行らない
4行小説
543 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/17(水) 03:12:23
ちんこ
かゆい
かいてると
しろいのがでた
544 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/17(水) 04:08:00
電話が鳴った。電話があることを忘れていた。
誰かが来た。誰かが来るということを忘れていた。
眠くなった。眠くなるということを忘れていた。
ほうれん草を食べた。チャララッチャラーン
545 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/25(木) 10:53:51
あげ
546 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/13(火) 04:58:08
保守
547 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/13(火) 23:22:03
はい、お次の方どうぞ
548 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/14(水) 01:41:44
スイカ。 ばくばく
烏。
雀。ちゅんちゅん
↓メダカ。
好き。
嫌い。
ちんぽちんぽちんぽぬるぬる
まんこべとべと
クリトリスくりくり
挿入ズコズコ
中折れヒュルヒュル
復活ビンビン
愛液にゅるにゅる
射精ドピュッピュッピュピュ
絶頂イクイクイクーーーっ
中出し
妊娠オギャーーーーー
セックスセックスセックス
窓の三日月錠を下ろし、俺は彼女にそろそろ行こうかと声を掛けた。
「窓、開いてる」
俺は窓に目をやった。やはり錠は下ろされている。
「社会の」と、彼女は俺の股間を指差してそういった。
550 :
まねっこ:2006/06/14(水) 16:19:38
窓の外
俺が星を見つめるこの窓は、決して開くことはない。
窓外に目をやりながら故郷に思いを馳せていると、隣で彼女が呟いた。
「今日は、地球がとっても綺麗に見えるわね」
俺達を乗せたスターシップが航路を外れ、地球を回り続けてから1週間が過ぎていた。
551 :
まねっこ:2006/06/14(水) 16:20:59
格安物件:その1
「これだけの間取りなのに、家賃は格安だね」と、男は広い室内を満足そうに眺め回した。
「ただしですね、夜中に一人歩き回る者がいるんですよ」と言いにくそうに不動産屋は付け加えた。
「もしかして、幽霊が出るってこと?」と、男は眉を寄せた。
「キミよりも先客がいるんじゃ、やっぱりまずいよな」と、誰もいない後ろを振り返り男は残念そうに呟いた。
552 :
まねっこ:2006/06/14(水) 16:29:20
格安物件:その2
「これだけ広い部屋なのに、家賃は格安なのね」と陽子は言った。
「ただ、夜中に一人歩き回る者がいるので、気をつけてくださいね」と管理人。
引っ越した早々、管理人は合い鍵を使い、陽子の部屋に忍び込んだ。
「やだあ、タマってば、管理人さんを食べちゃ駄目じゃないの」と、朝起きたばかりの陽子は寝ぼけ眼でライオンの頭を撫でた。
553 :
まねっこ:2006/06/15(木) 16:45:05
「大富豪の孫娘が刑事になって活躍するって話はどうですか」と売れない作家のAは編集者に提案した。
「今時、そんな話流行らないですよ、もっと面白いアイデア出してくれないと」と編集者。
隣のブースで打ち合わせをしていた男は、その話に聞き耳を立てていた。
数ヶ月後、書店に作家Tの書いた「富豪刑事」が並んでいた。
※この話はフィクションであり、実在の人物とは一切関係ありません。
ちなみに、某小説の富豪刑事は金持ちの一人息子です。
554 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/15(木) 17:20:04
貴方が笑うと私は怒る
貴方が落ちたら私は浮上する
全部が正反対だね
まるで鏡みたいな2人
555 :
rfd:2006/06/15(木) 19:09:20
流行に敏感な渋谷ギャルなら誰もが知っている携帯小説『TOKYO REAL』が4/26に集英社よ
り発売されました!!
4/29にはTOKYO REALTシャツを着た読者のギャル100人が渋谷の街をデモ行進したりとNO
DRUGという言葉も浸透してきました。
もしよければ読んだことある人も読んだことない人もホムペに来てください!!
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=hyperoniryu2
宣伝するのは別に構わんが
このスレットは4行というルールがある
周りの投下を見習って4行で書き込め
まったく忘れた頃に
>>555のような書き込みが投下されるんだよな
557 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/12(水) 18:05:20
あげ
「太陽が三つあるよ」と、授業中に教え子が叫んだ。彼は廊下の方、窓の向こうを指差している。
透き通るような窓の向こうには、同じく透き通るようなクリアブルーの空。
その青の中、ぽっかりと白く穴を開けるように輝く太陽が、もちろん一つだけ見えた。
そして、廊下には顔を真っ赤にしている教育委員会のお偉方が二人、わずかな髪を風になびかせているのが見えた。
あげ
先生への用事で、僕は冬の早い日没に背を伸ばして待ち惚けだ。
生徒の下校時間がとっくに過ぎても幾分ルーズな先生は職員室からでてこない。
好ましい先生の癖だけど、タイミングを見計らって、拗ねた背中が先生に見えるように立ち去る。
きっと、窓に書いた伝言に気づいてくれるだろう。
562 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/16(日) 01:04:04
ある日僕は、名を書くだけでその者を殺せるというノートを拾った。
しかし、特に憎悪も理想も抱いていない僕はそれを持て余していた。
その時電話が鳴った。どうやら町会のなんたららしい。しかし母は留守だった。
いつしか電話は静かになっていた。
563 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/26(水) 10:53:53
>>562って↓のような内容なのかな…
ある日僕は、名を書くだけでその者を殺せるというノートを拾った。
しかし、特に憎悪も理想も抱いていない僕は無造作にノートをテーブルに置く。
その時、電話が鳴り、子機で用件を聞く。母は留守なので『佐々木和子さんから電話あり』とメモを取る。
どうやら町会のなんたららしいが話しているうちにいつしか電話は静かになっていた。
564 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/09(水) 21:38:01
久々にage〜
空から犬がひゅーっと降ってきた。空を見上げていると犬が降ってきたのだ。
なんてことだ犬が俺に向かって来ているではないか!夕方のこの時間は人通りが少ない。
なのに俺と犬がここにいる。犬は俺の体に直撃し俺は悶絶した…うっ、はぁっうぅ。
もう死にたいと思ったんだ。ふと家にある大量のエロ本が頭をよぎった。こんな所で死ねない!!
566 :
白木の子:2006/08/10(木) 20:59:54
「え? ……待てよ。そんなん聞いてないぞ!」
「うるさいなあ……もう。今探してるから」
畜生、家で寝てたほうがよっぽどマシだな……。
「で、いつまで裸だったら良いんだ?」
567 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/23(水) 02:10:28
保守
大切な友達がいた、なのにいなくなった。自殺だった。
お前は、最低だ。ヒドいやつだ。僕が一人じゃ生きて行けないって知ってたくせに…。
『大嫌いだ!お前なんか死んじまえ!!』そう叫んだ直後に『そこまで言う事ないだろ!』って後ろ頭を殴られた。
振り返っても、もう誰もいなかった…。
【 風俗嬢 】
「もしかして学生さん?」その問に僕は顔を引きつらせた。「若いね、いくつなのかな?」
答えなきゃならない義務はない。サッと目をそらす。「こういうところは初めて?」なおもしつこく聞いてくる。何も話さない僕に痺れを切らしたのか「まあ、後は署で聞こうか」
ボーイッシュな僕の手をとり、警官はパトカーへと向かった。
570 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/24(木) 19:32:24
村に恐ろしい魔物が現れ、若い娘を生贄に要求した。母親達がくじ引きをし、マシの娘リトが選ばれた。
マシは愛娘リトの身代わりとして、奴隷同様に扱う使用人に詰め寄り、引き篭もり娘アラレを差し出させた。
そこへ偶然勇者が通りかかり、魔物を倒した。童話よろしく、勇者は娘に求愛し、自分は隣国の王子だと明かした。
幸いリトでない事は知れなかった。しかしこの日を境に運命は逆転し、リトは暗い部屋で生涯を終えた。
>>117をぱくりっこしつつage
【DNA】
「たまにはこういうのも悪くないね」若い男は、十三歳になったばかりの女の上に馬乗りになりながら言った。
「そこに愛があればね」女はあからさまにムッとして顔を背ける。
「どうしてさ」と男。
「もう疲れたのよ、お金だけの関係なんて」往年の優駿も、寄る年波には勝てないらしい。
バイトしてた
客が物落としたから盗んだ
客が殺しにやってきた
相討ち
我々は攻撃されている!と誰かが言った。そうだそうだと誰かが同意した。格差構造化された
現代社会において弱者たることは死を意味し強者たることは悪を意味するのだ、と誰かが言った。
僕はへえと思った。リロードしたスレッドには「洗脳は完了した」と書かれている。僕はしぶしぶ
レスを返すことにした。「洗脳は失敗した。失敗したんだ」2ちゃんねらはいつも天邪鬼なのだ。
いじめられる
自殺未遂をするが考えなおす
残酷な仕返しをする
いじめっ子謝る
【 趣味の問題 】
沈没した船から、3人の男と1人の女が救命ボートに乗って脱出した。そして運良く無人島へ流れ着いた。
持ち出した食料は少ない。だが幸いにして島には食料となる物がありそうだった。4人はペアに分かれることにした。
中でも好色な男が、美形の女に魅かれモノにしたいと考えていた。好色な男はクジを提案した。勿論、種のあるクジ。
まず女がクジを引いた。次に好色男。しかし残りの男達はクジを引かず、手をつなぎジャングルへと消えていった。
576 :
まねっこ:2006/09/05(火) 13:05:16
【時すでに遅し】
沈没した船から3人の女と1人の男が救命ボートに乗って脱出し、運良く無人島に流れ着いた。
持ち出した食糧はほとんど尽きてしまったが、幸いなことにこの島には食糧がたっぷりとありそうだった。
「とりあえず、みんなでこれを食べましょう」と女たち3人は、取って来たばかりの果物を男に差し出しながら微笑んだ。
「これでみんなの歳があと40若ければ最高だったのに」と皺の寄った女性たちを眺めながら男は思った。
577 :
かえっこ:2006/09/05(火) 22:54:58
【無くしたもの】※お久しぶりです…また変えてしまいました…
沈没した船から、3人の男と1人の女が救命ボートに乗って脱出し、運良く無人島へ流れ着いた。
持ち出した食料は少なく、島にも食料となる植物はほとんどなかった。
「いいか!みんなで助け合って絶対に生き延びるんだ」と固く誓い合った。
数ヵ月後、救助隊が島に到着した時、そこには、四人の片足と片腕姿の3人の男と1人の女がいた。
りんごが食べたいねー。死に間際のおかあさんがつぶやいたのを私は盗み聞きしてしまった。
俺はりんごを作った。でも誰もほしがらない。捨てるか。←別シーン。
隣村でりんごを作っている親父がいるそうだ。←友達
あんた、りんごもらってきてよ。私はその友達に頼んだ。私待ってるから。友は旅立った。
579 :
かえっこ:2006/09/05(火) 23:39:11
【僕とあいつと…】
>>568さん使わせて下さい。
僕には大切な大切な親友がいた、が…死んでしまった。
お前は、最低でヒドいやつだ…僕が一人じゃ生きて行けないって知っているくせに!
『なのに!なのに!あんな女の所に…』そう叫びながら何度も何度も手を洗う僕。
血の流れる排水口と鮮血の付いた包丁のそばには、大切な僕の親友が眼を開けたまま死んでいた。
580 :
かえっこ:2006/09/05(火) 23:56:47
【りんご…】
「おいしい、りんごが食べたいねー。」20年経った今でも死に間際のかあさんの願いをかなえてあげられなかった事を思いだす。
大事な人を失い、私は、会社を辞め、すべてを捨て、あれからりんごを作り続けている。
一日の仕事を終え、自宅に戻ると1通の手紙が届いていた。
「母はあなたのりんごを食べ笑顔で亡くなりました。」と、それは、私の作ったりんごに対しての感謝の言葉だった…
581 :
くぼ:2006/09/06(水) 00:00:42
末期癌の父が、痛み止めのモルヒネに麻痺させられて二週間目。
ふと全てが何もなかったかのように父が目を覚まし、ぼくを見て言った。
「おい、あれ、どうした」
父はそのまま息をひきとった。疑問はわたしの中に残った。
582 :
かえっこ:2006/09/06(水) 00:17:46
【最後の言葉と祝いの言葉】
末期癌の父が、痛み止めのモルヒネに麻痺させられて二週間目。
突然、全てが何もなかったかのように父が目を覚まし、ぼくと父の担当の看護士の女性を見て言った。
「おめでとう。孫の姿も見れてもう思い残す事はない…」 と、父はそのまま息をひきとった。
一周忌が過ぎた頃、父の看護でたびたび来ていた病室の看護士、美紀さんと生まれたばかりの娘と共に結婚式を挙げた。
583 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/06(水) 00:18:54
まんこが
痒いから
おもっきし
かいた
584 :
かえっこ:2006/09/06(水) 01:06:04
今、なんまんこもの命がテロによって失われた。
あまりにも辛いから、人々の顔から微笑みが消えてしまった。
この様子をテレビで見ていた一人のミュージシャンは、嘆き、怒り、絶望し、おもっきし泣いた。
だがある日、戦場に笑顔が戻った…一人のミュージシャンが悲しみの先に一つの曲をかいた結果であった。
585 :
かえっこ:2006/09/06(水) 01:12:50
【やってはいけない事】↑の修正版 ※痒いは、使いつらかったが↓ではどうだ!?
今、なんまんこもの命がテロによって失われた。
あまりにも無力な存在に歯痒く、人々は絶望しみんなの顔から微笑みが消えてしまった。
この様子をテレビで見ていた一人のミュージシャンは、嘆き、怒り、絶望し、おもっきし泣いた。
だがある日、戦場に笑顔が戻った…一人のミュージシャンが悲しみの先に一つの曲をかいた結果であった。
クラスのマドンナの前でパンツを下げられ、僕は引きこもりになった。
心配してきてくれたマドンナと公園を歩いていたら、不良にマドンナがレイプされ、僕は見ているだけだった。
マドンナは自殺未遂を起こし、僕は田舎の島へ逃げた。
ある日朝、農作業をしていると、目の前にマドンナが現れ「それでも好きなの」と泣いた。
587 :
まねっこ:2006/09/06(水) 12:36:44
【例のやつ】
末期癌の父が麻痺から目覚め、ふと何ごともなかったかのようにぼくを見て言った。
「おい、あれ、どうした」
「あれじゃないだろ、父さん、例のやつだよ」とぼくが告げるのを聞きながら父は息をひきとった。
父の葬儀の日、「おい、例のやつってなんだよ」という声が棺から聞こえた。
588 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/06(水) 13:51:55
僕と彼は、人間の死について語り合っていた。
「もし、僕が愛している人々が全員死んでしまったら、僕は死人も同然になるだろう」
僕がそう言うと、彼は「愛の無い人生など、死に等しいというわけか」と頷いた。
そして、僕の頭に斧を思い切り振り落とし、こう言った。「同じ死ぬなら、こっちのほうが簡単だけどな」
頭に斧を思い切り振り落とされても、
淡々と語る雰囲気の「僕」がシュール
590 :
かえっこ:2006/09/06(水) 14:51:49
【忘れたいものと、忘れてはいけないもの】
クラスのマドンナの前でパンツを下げられ、僕は引きこもりになった。
この瞬間、僕のすべては終わり、今でもまぶたを閉じるとマドンナの「弱い男」と言いたげな「あの眼」が思い出され僕は自殺未遂を繰り返す。
数年後、突然、僕の前にマドンナが現れ「ごめんなさい…あの時、私は何も出来ず見ているだけ…罪を犯しました」との言葉と涙を見る。
その瞬間、僕のすべては再び時を刻み始め、「希望」という光りが僕の瞳に宿った。
591 :
かえっこ:2006/09/06(水) 15:05:40
【愛は死よりも…】
僕と彼は、「人間の愛と死」について語り合っていた。
「もし、僕が死んでしまったら僕を愛している人達どうなるだろうか?」
僕がそう言うと、彼は「愛は、死によってどう形を変えるのか興味深いな…」と頷いた。
そして、僕の頭に斧を思い切り振り落とし、彼は、こう言った。「さっそく一番簡単な方法で試すとしよう…」
592 :
かえっこ:2006/09/06(水) 15:27:42
【例のやつ】 ※ベタですが…
末期癌の父、沢田留蔵が麻痺から何ごともなかったかのように目覚め、ぼくを見て言った。
「おい、あれ、どうした」 と、何か重大な事を告げようとした表情で一言、言い残し父は息をひきとってしまう。
父の葬儀の日、一本の電話が鳴った。
「TSUTATA渋谷店の者ですが沢田留蔵さんのDVDの返却がまだなのですが…」それは、《女子高生ま○ぐり返し24時間》と《中○し、奥さん!七転八倒!》のタイトルDVD、2枚の事だった…
593 :
v(⌒o⌒) v:2006/09/06(水) 15:52:51
【やってはいけない事 ふたたび】
1- 冷徹なテロによって何万の命が一瞬にして失われ、人々の顔に浮かんでいたすべての表情が氷りついた。
2- この様子をテレビで見ていた一人の芸術家も例外でなかったが、
言葉が失われたところに言葉を回復するのが芸術家の使命だ、ということも彼は心得ていた。
3- 戦場に微笑みが戻ったのは、一人のミュージシャンが一つの曲をかいた成果であった。
4- 「よーし、なんか元気でてきたぞ、音楽が悲しみを乗り越える勇気とともに、
我々の大義を思い出させくれた、この戦争は継続されねばならなーい!」
594 :
かえっこ:2006/09/06(水) 16:29:36
【やってはいけない事 連鎖の心】
冷徹なテロによって何万の命が一瞬にして失われる様を、テレビで見ていた芸術家やミュージシャンが立ち上がった。
やがて発表された芸術作品や音楽は人々へ聖戦の大義を思い出させ、この戦争は継続されねばならなーいと戦場に一層の、命の大量消費体制を形作った。
そして世界各地へ何発もの核による大輪の花を咲かすこととなり、ついに今まで姿を見せなかった神がその存在をあらわにする。
やがて発表されたそれぞれの神の言葉は人々へ更なる聖戦の大義を思い出させ、この戦争は絶対に継続されねばならなーいと戦場により一層、命の大量消費体制を形作った。
【初心者は見てられない】
「言葉を探し、四行に詰め込む事に意味があるんじゃないだろうか?」さも知った風に友人は言った。
「ほう、ではやって見せてもらおうか」内心むかつきながらも、僕は平静を装ってキーボードを手渡す。
友人は、しばらくキーボードを眺めていた。「どうした? 出来ないなら素直に言え」
「今書くところだ。黙ってろ!」言いながら友人は、言葉ではなく必死になって『あ』のキーを探していた。
596 :
かえっこ:2006/09/06(水) 16:55:57
【熟練者も見てられない】
「いかに言葉を探し、いかにうまく四行に詰め込む事にこそ意味があるんじゃないだろうか?」さも知った風に友人は言った。
「では、やって見せましょう」内心むかつきながらも、僕は平静を装ってキーボードを手渡す。
しばらくキーボードを眺めていた友人に僕は「どうした? 出来ないなら素直に言え」 と口調を強めた。
「今書くところだ。黙ってろ!」言いながら友人は、言葉ではなく必死になって『ひらがな入力』への設定変更方法を探していた。
597 :
【かえっこも見てられない】:2006/09/06(水) 18:44:35
【ホント!見てられない】
また怒られた。
すぐに調子にのり同じ事を繰り返す。
改変は楽しく、ついついやってしまいます。
ごめん!
かえっ子は自分の書いた物を100万回嫁。おまいのはリライトではなく完全なパクリだ。
楽しむのは勝手だが、本人が改編と呼んでいる行為で、クオりティーが高まっているとは到底思えん。
やるなら磨き上げた作品を出せ。それが出来なければオリジナルを書け。修行が足りん!
あとは日本語と謝罪の仕方も覚えた方がいいな。全く成長の跡が見られんぞ!
俺の改変(パクリね)でクオりティーが高まっているとはもちろん、思わんがオリジナルと同レベルには書いているつもりなんだが。
もちろんココでオリジナル書くのが大正解であたりまえなんだろうがこんな形で書き込むのも四行スレでは有りと俺は思う。(あっ、昔、同じ事言ってるネ)
で、他の書き手の作品読んでも・・・目くじら立てるほどの名作は見かけない。
>>599が見本の作品載せてくれると嬉しいんだが。(これも言っちゃあいけない事か)
かえっこ氏は、思いつきに酔っているんではないか。
595をリライトした596はタイトルを「初心者」から「熟練者」に変えたのは、まあいいとして、
内容的には最後の「あ」のキーを探す部分を「ひらがな入力への設定方法」を探すと変えただけで、
タイトルを「熟練者」とした意味がよくわからない。
これでオリジナルと同じレベルで書いていると言われては595氏に対して失礼だと思う。
リライトするのはいいと思うが、599氏が言うように勢いに任せてすぐに書き込まないで、
もう少し読み直した方がいい。
かえっこ氏さんのはパクリのパクリのパクリです。ご自身でもベタといわれているとおり
レスを見て、書いているというより結末をどこかで見た話に当てはめているだけです。
>>580とか
>>582とか
>>601さん
冷静で的確な言葉を使っての忠告ありがとうございます。
具体的な596の部分を使っての指摘、ズバリ言い訳のしようがない。大大正解です。
>これでオリジナルと同じレベルで書いていると言われては595氏に対して失礼だと思う。
リライトするのはいいと思うが、599氏が言うように勢いに任せてすぐに書き込まないで、
もう少し読み直した方がいい。
わかりました。思いつきで酔わず、まず読み直すことですね。
※自分の書いた物を100万回嫁だけは、やりませんが!
かえっこ氏は、毎度一言多いのがいけないんじゃないかな?
これもリライトと同じく、自分がそれを書くことによって、
人にどういった印象を与えるか、という事も考えるべきなんじゃないだろうか。
作品と同様に、勢いに任せって書き込まず、もう少し言葉等を吟味してみては?
成長の跡が見られない、というのは、多分そういう事じゃないかと。
良くも悪くも大人にならないと。
オリジナルを書いて、と言われているのは、ただ悪気があってだけじゃないと思う。
リライトが悪いわけではないけれど、他人が書いた文のリズムまで利用するのはどうかと。
一部を変えて利用するのではなく、文章そのものの構成から考えていく事が成長に繋がるのでは?
【やってはいけない事】は、キーワードを使っただけのオリジナルだと思うけれど、
何度も氏が言う所の「改編」がなされているにも拘らず、文章は劣化していく一方に見える。
>>596の改編に至っては、一段落目のセリフのリズムを壊し、不要な語を付け足して更に難解にしている。
「では、やって見せましょう」このセリフも友人同士の会話としては浮いていて、
文の繋がりとしても適切ではない。
違った発想をすることは悪い事ではないと思う。しかし自分の文体で書いて行く事をしていかないと、
何時まで経っても同じ事の繰り返しなのでは。仮にも此処は、文芸板なのだから……。
そうですね。文芸板に載せているのだというのを考えるべきですね。
私のせいで肝心の四行作品が止まってしまいました。
皆さん、私の件はココまでで終わらせてどうぞ通常に戻ってくださいませ…
ただ
>>583のようなあまりにも思考停止的書き込みが眼に止まってしまったんでついつい、調子に乗っちゃいました。
(これが毎度一言多いのか…)
607 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/07(木) 19:29:33
>>597 なぜ、さげないとダメなの、、、、!?
ケイタイで読ましてもらてます★
あげで〜
608 :
かえっこ:2006/09/12(火) 10:53:25
【レンタルお兄さん】
「オイ!ボーっと歩いてんじゃねえゾ!!」と、むなぐらをつかまれ健史は一方的に殴られた。
自宅に帰ると「あーあ大変な目にあったねー」と母が待ちかまえていて薬をつけてくれた。
だが、ナゼか母の目は、嬉しそうだ。
今やリアル世界で実際殴られたりケンカをしたりしない男の子にとってこの《レンタル(こわい)お兄さん》サービスは、男子の成長段階で必要な、サービスとなっていた。
609 :
かえっこ:2006/09/12(火) 10:56:01
↑オチの4行目…ちょっと長すぎたか…
>>608 おもしろい。
依頼者の子供を殴るサービスか。あちこち神経つかって難しそう。
今は人妻となったかつての恋人からの依頼だとやりすぎてしまいそうだ。訴えられたりして。
どのくらい殴っていいか家庭調査をする必要もありそう。アフターフォローも大事だし。
611 :
まねっこ:2006/09/12(火) 15:56:07
【本当に怖いお兄さん】
「おい!どこに目付けて歩いてんだ、この野郎!」真一は、怖いお兄さんと肩がぶつかり、滅茶苦茶に殴られてしまった。
今や現実の世界でケンカをしたことのない男の子にとって、〈怖いお兄さん〉サービスは必要不可欠な存在だった。
「それにしても派手に殴られたわね」と母の好恵は、「殴る」という行為は契約にはなかったはずなのにと、内心怒りに震えながら真一の顔に薬を付けていると、好恵のケイタイの着メロが鳴った。
「あ、〈怖いお兄さんサービス〉の田中ですが、お宅の真一君、まだ現れないんですけど・・、もしもし?」
612 :
かえっこ:2006/09/12(火) 16:30:29
まねっこさん、リライトでもパクリでもどちらでもいいですが、とにかくありがとう。
俺は、このスレに関しては、自分が作った話をどんな風に変えられ、改変されようと気分を害したりはしないんですが…
2ちゃんに載せた時点でその辺、楽しんでいくユトリは必要だと思うのだが。
オリジナルは、やはり難しいですが、思いついたらまた載せます。
(
>>608は先日、レンタルお姉さんと職業か?ボランティア?かが紹介されていたので思いついて…あ、これもある意味パクリか?)
【特効薬】
ダメ社員、賢一は、今日、会社での大切な大切なプレゼンを控えていたが布団から出ることが出来なかった。
「ああ…出社できなかったら首だ!」心配した愛妻アオイが薬箱から症状にあわせカプセルを3錠を手渡した。
結局、この日、大切な大切なプレゼンは欠席となり、代用案を他の仲間が発表し事なきを得た。
《仮装病症発生剤「ソウナール」》この薬は、医者からの本物の診断書を発行させることを目的とし、本物そっくりの病状、発熱、咳、嘔吐などをその日だけ発生させられる便利な薬だった。
【募金活動】
「この商品を一個買って頂ければ、アフリカの子供3人が予防接種を受けられるんです。」
会社員《波野凡太》は「冗談じゃない募金なんて!」と来社した若い募金活動の女の子を追い返した。
そののち、会社員《波野凡太》は、勤務成績、営業成績が原因で会社から解雇通知を受け取る。
「この商品を一個買って頂ければ、零細企業の努力はしていても能力が無い3人の社員を養う事が出来るんです。」その頃、ある世界的な一流企業へ募金活動で女の子が来社していた。
まだ続いてたんだな、このスレ。
なにを忠告してやっても意味ないと思うぞ。四段落と四行の区別がつかないようでは、所詮文芸は無理だ。
どぼ〜ん氏が居た頃はいいスレだったんだがな。
もう一度どぼ〜ん氏の作品を読んでこい、と言いたい。続けるならsageでやってくれ。
四段落と四行の区別がつくようになり、更には、
>>615さんをうならせるような話ができましたら載せてみます。
てことは、当分無理か。
617 :
さげ:2006/09/16(土) 18:27:08
掛け合い漫才とかけまして(かけまして)
けっかん商品とときます(そのこころは?)
おちがある
知る人ぞ知るこれがほんとのかけおち
色々なスレに荒らしが蔓延してるね
ここも気にせずに書けばいいんじゃない?
3語もスルーして進行してるんだから
アリスレのが飛び火してるのかなぁ
朝起きる。飯を食う。会社行く。仕事する。家カエル。飯食う。寝る。
朝起きる。飯を食う。会社行く。仕事する。家カエル。飯食う。寝る。
日曜日、朝起きる。飯を食う。デートに行く。セックルする。デートから帰る。飯を食う。寝る。
朝起きる。飯を食う。会社行く。仕事する。家カエル。飯食う。寝る。
あーあ
621 :
まねっこ:2006/09/20(水) 12:31:22
【転機】
朝起きる、飯を食う、会社行く、喧嘩する、首になる、家カエル、寝る。
朝起きる、また眠る、夜起きる、ネットする、飯を食う、朝寝る。
夜起きる、飯を食う、ネットする、飯を食う、ネットする、朝寝る。
朝起きる、散歩する、ビルにのぼる、飛び降りる。
仕事がなくてホームレスする友人がいた。今の日本じゃ飢え死にはないが、仕事がないとごみを食うんだと思った。
仕事がなくて自殺する親がいた。ごみをくっていきていけるからいいじゃないかと思ったが、先行き不安だ。
先行き不安な状態になりたくない男は仕事中に頑張りすぎて、死んだ。先行き不安は晴れることはなかった。
普通に仕事を定年まで続けられる人もいる。
【飲酒運転】※これは4行なのか?!
「お客さん!ダメですよかなり飲んでるんだから運転は!代行呼びましょうか?」
話を聞かず車に乗り込み自宅へ向うが、案の定、通りを出た所で何かをハネてしまう。
あわてて車を降り確認するがそこは、まだ店の駐車場だった。
擬似的に人をハネるまでを再現させる飲酒運転予防装置が付いた新車に先週、買い換えていた事を思い出す。
【駐車違反】※これは大丈夫だと思うが。
「す、すみません…お腹が痛くて…」
戻って来た車の持ち主の言い訳に対し、駐車違反取締り員達は、厳しかった。
「ダメですよ!苦し紛れの言い訳は、通用しま・せ・ん…?!!」
男の腹部には、包丁が刺さり、ポタポタと血が落ちていた…
625 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/26(火) 11:11:42
保守
美しい女と不細工な女がいた。
二枚目な僕と不細工なともがいた。
いろいろあった。
失敗したと思った。
わたしは白馬に乗った王子様を待っているの。あなたは一頭の馬すら持っていないじゃない。
恋焦がれる女にそう冷たくあしらわれた一人の男。しかしどうしても彼女を諦められず、変わり者の魔術師に懇願する。
自分は金持ちでも王子でもないが、せめて彼女が気に入るような馬が欲しい。それに乗って今夜、彼女をさらいに行くから。
その夜、女はひづめの音で目を覚ます。外を見ると、下半身を白馬のそれに変えられた男が、嬉しそうに微笑む姿があった。
子供のころ見た淡い煌きをずっと追いかけ続けてきた。
周りの結婚や成功には感心がなかった。走り続けて今はベッドでお迎えを待つ状態。
ある日、TVから自分と同じ夢を求めて手に入れた男の話が流れた。ただ嬉しかった。
「大事件です!昨日未明ツチノコが発見されました!」
629 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/10(火) 13:27:56
面白すれ期待age
630 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/10(火) 13:43:17
なかなか作れない人向けにこんな物を用意(・・・)。
「プロットジェネレーター」
http://www.avis.ne.jp/~asper/work/plot.htm 例:3、2、4、6
起:探索
承:思索
転:失敗による窮地
結:任意>発見(もう一度振った)
例文:貴方は、やっと見つけたその薄暗い迷宮を進んでいる。古の秘宝がこの先に有るという。
見つけた者には何でも一つだけ願いが適うらしい。ああ、どんな願いをしよう?期待が高まる。
暫く進むと目の前に扉が見えた。恐らくはこの向こうに秘宝が!扉を押した、瞬間に床が開いた。
貴方は落とし穴に落ち。だが光差し込まぬ穴の奧、秘宝はそこに有った。出口はない・・・何を願おう?
631 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/10(火) 15:50:54
「ならず者とその人」
「お願いです!助けて下さい!」と、名うての騎士である貴方に、その女性は縋り付いた。
するとならず者達も出てきて剣を抜いた。「かばい立てするつもりじゃねぇよな?」貴方は、
薄く笑い剣を抜いた。剣劇が始まる、だが貴方の相手ではない、敵の剣を弾き落とす、しかし。
・・・男達は、それで帰っていった。弾かれた剣は危うく、後ろの”彼”の服を破いただけだった。
>>630 それじゃ、私もひとつ。
4 倒すべき敵
3 戦闘
1 裏切りによる窮地
6 貴方の任意
最後の巨大な門を潜ると、そこには最終兵器が待っているはずだ。
ここまでに生き残ったシンとカイの二人だけで戦わなくてはいけない。
「おかしい、誰もいないじゃないか」と訝るカイに向かって、シンが剣を抜いた。
「最終兵器とは、俺のことなんだよ」と、シンは悲しそうな目でカイに斬りかかった。
633 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/10(火) 17:54:38
>>632お強い。お上手w。
5、現在の脅威
3、戦闘
3、偶発的失敗による窮地
1、仲直り
「止めろ!お前と戦わなきゃいけない理由なんて無い!!」今の彼はしかし、
まるで戦闘機械のそれのようだった。繰り出される剣劇、それは以前の彼、
その柔和さとはまるで違う、氷の様な。冷徹に繰り出されるそれに弾かれる剣、
喉元へと向けられた切っ先に死を覚悟した時、だが彼はそれで、剣を下ろした。
凄い、リレー小説みたいだw。
634 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/10(火) 18:59:17
>>630 すごい!
以下も面白いから続けてください^^
635 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/10(火) 19:11:01
>>634 しかし少し作為的な奴が続いたのでw。
ここは誰かサイコロ振ってお題出してみると言うのはどうかと。例。
起4、倒すべき敵
承4、突入
転5、行動の偶発的成功
結1、仲直り
・・・だれか、この仲直りの連発を止めてくれorz。まあともかく誰か話。
636 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/10(火) 20:13:38
>>635 ちょっと難しかったかもしれないと反省、自己消化。
ボクは、その館へと向かった。逃げていた自分と決別する為、決して彼女に言われた、
だからじゃない。扉を叩き、招き入れられて。男は不敵に笑いつつ剣をボクに投げた。
鍔迫り合いが始まる。勝てば、それは。命を捨てる覚悟で挑んだ、信じられなかった、
男の手から剣が飛んで。男は、”絵”を返した。彼女は嬉しそうに、ボクに抱きついた。
提案!
別でスレ立ててサイコロでやるのもいいかも?
せっかくのジェネレータだし長いのでやったほうが活かされるんじゃないですか?
638 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/10(火) 21:48:06
>>637 面白いと言いたいのだが、このスレ状況では参加者は非常に限られると思われ。
またジェネレーター作者の出没するところには必ず余計なおまけも付いてまわる。
ついでにこのジェネレーター、「テーマ」までは考えてくれないwのでちとイマイチ。
まあ多少
>>636で限界もちと見えた気はするので、後は各自の胸の中でw。最後。
1、依頼
2、思索
2、抵抗しがたい脅威
6、貴方の任意
それは、奇妙な依頼だった。とても大きな箱、人が入れそうな。それをその女性は、
「ただ、明後日までその場で守り抜いて欲しい」とだけ。夜に一人、墓場の近くで、
薄気味悪さの中で夜は更けた。ふと気付いた、月明かりと共に、周囲に人影、だが、
それは獣の息遣い。不意に箱が開いて、腕が自分を掴んだ。「さあみんな、ご飯よ?」
639 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/11(水) 13:09:17
「ある視点」
学園のマドンナから告白された日、でも僕は彼女に触れなかった。拒絶した訳じゃない、
彼女は「好きよ」と常に語りかけてくる。僕は、それに答えず。やがて月日は流れて、
二人は別の道を歩んでいた。ある日薄暗い場所で僕らは再会する、彼女は数人の男から。
痛みと共に、僕はその場を後にした。その後も、彼女はTVアニメの中で、僕に「好きよ」と。
日本語でおk
641 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/11(水) 15:52:53
女優になりたいのと14歳のジェニファーは言っていた。
2人の男が彼女に声をかける。
彼女のスナッフビデオが出回るまでには1カ月も掛からなかった。
コンバットゾーン、夜の子供達の平均寿命はヴェトナム戦争の兵士達よりも短い。
642 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/11(水) 19:22:01
「日常」
自分の作品が新人賞に選ばれていた!夢を見た朝は、とても憂鬱だった。
退屈な職務をこなし、家に帰ると母親が「電話来てたよ?」と言う。
何でも田中と言う人?聞いた事がない人、セールスのいたずらだと思い寝た。
次の日も、新人賞に選ばれている!夢を見た。だから本屋には行かなかった。
643 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/11(水) 20:26:11
「新風舎の協力出版には気をつけよう」
ってことでしょうか?ww
違うかw
プロットジェネレータは良いアイディアですね。
644 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/12(木) 09:18:45
どっちとも取れる様に書いたのだがw、
まあ一部に「今は無理だよ」的な何かが有ったりもするけど。
プロットジェネレーター、「面白い」と思うだろう?
でもこれが、使える奴と使えない奴が居て、「今選ばれるのは後者」。
ゲーム業界もそう、とにかくシナリオを使う所は全部ダメだ。
まあともかく、淡い期待は持たない方が良いな、とかその辺で。
「このくらいなら私の方が上手じゃん!」彼らはそうは思わない。
じゃあどうすればいいのか?ねー、困った。
月曜日が訪れると、虚無の世界へ飛び込むような幻覚に襲われる。
それと同時に、ボクの体はその世界に同化するため、変化を始める。
変化後は、黄ばんだ脂肪を持った奴らとの会話が可能となるが
エネルギーの消費は多く、一日が終わるとボクは床に臥したように眠るのだ。
646 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/17(火) 16:57:09
「うまとしか」
彼は見たというその動物を僕に説明し始めた。顔が長くて耳が尖っていて、
体は褐色で、多分子供なんだろうあどけない顔をしていた。森の中にいた、
その四足の獣は跳ねるようにして森の奥へと消えていったらしい。僕は、
それは鹿だと思ったが、彼は「馬だ」と言い張った。だって同じじゃないか。
647 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/18(水) 11:13:24
「体当たり」
「体当たりだ!戦艦を体当たりさせるんだ!!面舵いっぱいー!!」通信機から、
敵の戦艦、そのブリッジの音声が何故か流れている。ゾッとした、その質量が、
もしこの小さな基地にぶつかったら!「我が軍に栄光あれー!!」私はすぐに、
・・・しかしその浮遊戦艦は、そのまま墜ちていった、舵が。でも通信は同じ言葉を。
648 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/18(水) 11:39:41
「勝利の秘訣」
「貴方は僕に嘘をつきましたね?!酷い人だ!!」彼は怒りの形相で私に言った。
剣技のコツを教えろと言われた、断ったがしつこかったので教えた。故に聞いた。
「やったのか?」「やりました」「なら勝てるだろ」「全然勝てませんよ!!」
百人の敵と戦って勝てば強くなる。彼は戦ったらしい、百人の”敵という名の仲間”と。
「悟り」
「無の境地というのは、プラスとマイナスが合わさりちょうど0に成った状態だ。
その状態で有れば何でも出来る。物語の「起承転結」というのはちょうどそんな、
始まり、起こり、変化し、終わる。つまり、産まれ、生きて、老いて、死ぬ。その、
+1−1、”ちょうど0”を作り出すのだ。だから」作家は、そう呟いて、死んだ。
650 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/19(木) 14:24:08
「湯豆腐」
俺は豆腐と戦っている。
右手に箸を、左手に取り皿を持ち、ぐらぐらと煮立つ土鍋がその舞台だ。
はじめは楽勝に思えたこの戦いだが、豆腐は意外な健闘を見せる。
最初は透明だったお湯が真っ白に濁って来た頃、俺は悲しみと共につぶやいた「もう豆乳って事にしようか」
651 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/19(木) 14:28:33
「鍵」
そのドアは、開かなかった。
何度右に回してもびくともしない。
鍵が掛かっているのだろうか?と思案していると家主が来て。
家主は左に回して「どうぞ」と私を部屋の中へ誘った。
653 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/20(金) 15:32:08
「親しき仲にも礼儀あり」
友人のワンルームの部屋で飲んでいて、尿意を催したので一言かけてトイレを借りる。
すると友人が声をかけてきた「何でお前座って小便してるんだ?」
私は「立ったままして飛び散ったら汚いじゃないか、私なりの気遣いだよ」と答える。
あきれた顔で友人は言う「気遣いっていうなら、まずドアを閉めろ」
654 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/20(金) 16:32:22
どれも上手いな!
656 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/20(金) 21:07:08
「ある部屋の会話」
知人のワンルームで飲んでいる。ちょっとトイレ、と言った一人が入り、
何故かドアを開けているので、一人が見に行った。「おいおい、座ってやるなよ」
「いいだろう?その方が飛び散らない」それを居間で聞いていた一人は思った。
”とにかく男は座って小などしない”訳だが。女性の神秘に少し近づいた気がした。
「叶わぬ夢はない」
ドラゴンボールを読み、いたく感動した私はかめはめ波の練習を始めた。
深夜の公園で何度も練習を重ねたが、いつまでたってもかめはめ波が出る様子はない。
友人に相談したら馬鹿にされ、それでもめげずに練習を続ける。
それから5年後、ついに私は夢を叶えた。「実写版ドラゴンボール」絶賛公開中。
ちょっと聞きたいのですが、
>>650,653,657で、どれが一番良かったでしょう?
どれも落ちが良かった
くすっと笑えて、またじわじわと来たのは
>>657 他にもいろいろ頼む
659 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/21(土) 06:59:33
「微妙」
道ばたで一人漫才の彼女は美人だった。ただ、ちょっとセンスが無かった。
「昨日、死体からしたいって言われたー。ありゃー、大失態だったねぇ」
ちょっとどうしようか悩んで居る隣で、品のない男がげらげら笑っていて、
「と言う事で」と近づいていって殴られてる所で、僕は薄く笑った。
660 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/21(土) 07:19:26
661 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/21(土) 23:48:57
仄暗い月光に浮かぶ彼女のプロポーションは並のモデルよりずっと魅力的だ。
特にその足は足フェチの私の期待を裏切らない。長くしなやかでそそられる。
胸よりこっちのほうが好き?と彼女は二本の足を私の前に膳のように揃えた。
彼女は首を傾いで、舐めたい?と尋ねた。しかし私は首を振りこう言った。「僕にはいささか毛深すぎる」
「月給10万円」
一ヶ月の準備期間を終え、俺たち1000人の仲間はいよいよ計画を実行に移す。
銀行に乗り込み「「金を出せ!」」と叫ぶ。銀行員も駆けつけた警察も、1000人を前になすすべがない。
アジトに戻り、首尾よく手に入れた一億円を全員に均等に分配し、みんなで成功を噛み締めた。
みんなの心は今一つになった! 「「割りに合わねぇ!」」
>>658 ありがとう。
書けるだけ書いてみることにする。
663 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/22(日) 19:12:07
「アドバイス」
掲示板で知り合った”彼”とは、自分にしては珍しくメールのやりとりを続けた。
お互い趣味が有うなと思って、プライベートな事もけっこう良く話していて。
やがて彼のアドバイスを受け、意中の女性にアタック、見事ゲットで喜び報告。
彼から来た「おめでとうw」と言うメールを見せた時、何故か彼女は苦笑していた。
664 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/22(日) 21:37:20
「微妙な問題」
彼は、その女性を前に話を続けた。「男というのは、女性にモテる為に、
結構苦労とかするんですよ。お金使ったり、イイ車買ったり?そう言うのは、
やはり女性の方にも有ると思うんです。男性の喜ぶ事をするとか、男性が、
喜びそうな風に成ろうとするとか」しかし、相変わらずその女性は太っていた。
>>659 イマイチ意味が・・・でも死体からしたいは笑えた
>>661 うまいんだけど落ちにパンチ力が
>>662 タイトルとよく絡んでいて面白かった
10万じゃ割に合わないw
>>663 色々な意味に取れて考えてしまった
深いな
>>664 うまい
女性が説教しているとさらに面白かったんじゃないかと
自分のことを棚に上げている風で
ここ感想書いてイイノカナ^^;
666 :
662:2006/10/22(日) 22:38:38
俺の場合、感想は書いてもらえた方が助かるよ。
進んでるか戻ってるか、自分じゃわからないことも多いし。
スレ進まないと書き込みづらいっていうのもある。
あと662の名前欄は気にしないで頂きたい。
667 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/23(月) 07:22:52
しかし「人の評価は十人十色」なので、特にスレ住人、
その評価は殆ど当てにならないと思ういや真面目な話。
書き込める奴は、みんな「表現者」だから、故に全員敵だw。
変な話、”自分より劣る奴にしか好意的な感想は返せない”。
ただ、ともかく「作品は書ける」なら、ウケては居るんだと思う。
668 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/23(月) 10:06:19
>>665 感想あった方がスレも盛り上がるしいいんじゃない?
まあ、俺は読むだけで面倒だから書かないけど。
>”自分より劣る奴にしか好意的な感想は返せない”。
面白いは素直に面白いでOKじゃない?
「人の評価は十人十色」なんだから、こんな見方もあるかなくらいで
公募レベルで面白いかなんて求めてないんじゃないかな
プロットジェネレータの発想は好きだし、考えすぎない方が・・・
671 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/27(金) 15:48:56
「吉兆」
雪の降りしきる富士山頂、スティーブン・セガールとジェッキー・チェンが向かい合っている。
張り詰める緊張感の中、ジェッキーは奇声を上げ、鷹爪拳で先制攻撃を仕掛けた。
だがセガールはいつもの無表情で、手に持ったナスビでジャッキーの拳を叩き落し関節を極める。
そんな夢から覚め、今年の運勢より自分の精神状態のほうが気になった元旦の朝。
672 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/27(金) 22:36:44
「拝啓」
ドキドキの告白をして、ラブラブで付き合った。
ワクワクと結婚して、グダグダで別居した。
ナアナアでよりを戻し、ホノボノと暮らしてる。
そんな両親を、俺はマアマア尊敬してる。
673 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/28(土) 01:04:07
ナイスワロタw
674 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/28(土) 01:27:52
「ミルク」
あたしね、珈琲とミルクが混じり合っていくのが好きなの。スプーンなんかでくるくるしちゃだめ。
慌てないで時間をかけてあげれば、すごくきれいに溶け合うのよ。ほんとに、ゆっくりとだけどね。
ほら、見て。だんだん混じり合ってきた。ね、なんだか幸せな気分になってくるでしょ。ゆっくり、ゆっくりと。
ところで、珈琲も入ったことだし、さっき話してた映画でも観ない? だってほら、夜はとっても長いんだから。
675 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/28(土) 15:54:07
「彼のそれ」
彼のそれを口に頬張って、堅さの感触を楽しみながらそれを何回も出し入れしていて、
私はふと、考えたりした。舌をはわして、全体を舐め回して、唇の廻りに滲んでくる、
唾液と絡んで滴る白いそれをまた、自分の舌で舐めて。何となく良い気分、ちょっと、
悪い事をしてる様。食べちゃったら怒るかな?甘くて、冷たいそれを舐めつつ、少し。
676 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/28(土) 22:22:12
「デスノート」
ある日、空から黒いノートが降ってきた。
わたしは家に持ち帰り、翌日の授業に備え、教科書とノートを鞄に入れていると、世界史のノートが使いきったことに気付いた。
わたしは、拾った黒いノートのことを思い出した。
黒いノートを手に取り、これからよろしくという思いをこめ、世界史という文字とわたしの名前を丁寧に記入した。 以後、わたしの記憶はない。
677 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/28(土) 22:49:33
バロスw
朝の朝礼で教師が言った。
「最近痴漢が出るので気をつけるように」
どよめく女生徒達。教師はもう一言付け加えた。
「痴女が出るので男子生徒は気をつけるように」
朝のホームルームで教師が言った。
「最近近所に痴漢が出ているようなので女生徒は気をつけるように」 どよめく女生徒達。
教師はもう一言付け加えた。
「あと最近痴女も出ているようなので男子生徒は気をつけるように」沸き立つ男子生徒達。
680 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/29(日) 13:30:00
盛り上がってますな!
681 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/29(日) 17:59:32
「男性的視点」
帰りがけに、美しい数学教師が男子生徒達に言った。
「最近近くで痴女が出てるみたいだから、気を付けてね」
男子生徒はちょっと期待して聞いた。「美人ですか?」先生は、
苦笑した。「体育教師の中田先生みたいな”女性”って好き?」
682 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/29(日) 20:35:32
人情にも限界がある。私は、土地絡みのいざこざで、祖父の葬式が台無しになった事に腹が立ち、胸を痛めていた。
そこで私は、人の情ならぬキリンの情を大事にする事にした。キリンは子供を襖の向こうにおしやって、喪も明けぬ内に、怒鳴りあったりしない。
しかし、キリンになって、私はすぐに後悔した。キリンにもキリンの血縁や、歴史がある事をすっかり忘れていたのである。そう、叶えられた願望の力は、遺影に映った祖父の顔までキリンに変えてしまう程だったのである。
そして、人間の姿のまま取り残された、祖父と直接の血縁関係を持たない者たちは、皺寄った和紙を濡らした様な表情で、こんな話を始めた。「どうですか、夜も遅いですし、今日はこのへんにしませんか」「そうですね、この話は、日を改めて、また後日」
別の高校の場合:
朝のホームルームで教師が言った。
「最近、痴漢が出るため女生徒は気をつけるように」迎えに来てと親に電話する女生徒達。
教師はもう一言付け加えた。
「あと最近痴女も出るため男子生徒は気をつけるように」用事ができたと彼女に電話する男子生徒達。
お前、にゃーしか言わないけど、絶対俺に命令してるだろ?
カリカリうるさ・・ちょお前それ俺のギターだろ!
分かったよ飯にするよ、ほれ、カツを一切れ入れたぞ?
食ったら寝たか・・・。仕事が遅れたぜ、全く。
685 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/30(月) 00:42:50
学校シリーズもまだ出てくるかと期待あげ!
職人さんたちガンバレ!
些細な手直し:
朝のホームルームで教師が言った。「最近、痴漢が出るため女生徒は気をつけるように」
迎えに来てと親に電話する女子生徒達。
教師はもう一言付け加えた。「あと最近痴女も出るため男子生徒は気をつけるように」
用事ができたと彼女に電話する男子生徒達。
通勤途中の車内での出来事。
真後ろにいた女子学生達の会話が耳に飛び込んできた。
「なんか最近、伊藤美咲に超似てるっていわれるんだよねー」なんて言うから、
衝動を抑えきれずに振り返り目視。結果、振り返る価値はなかった。
「なんで起こしてくれなかったんだ、曾良〜!!」
芭蕉はばたばたと走り出す。
それを制止するかのように曾良は冷たく言い放った。
「今日、日曜ですよ」
689 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/31(火) 12:06:57
「有る会話と顛末」
「カナエ昨日、電車で痴漢されたんだって!!」「えーうそー?!」
「えーカナエも?ヤダなぁ、コレでウチら3人ともじゃん?!」
「女の敵よね!」「いやーんあの電車に乗るの怖い」「狙われてるのかな?」
それを聞いていた一人の女性徒が、何故か泣きながら走り去っていった。
691 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/31(火) 12:59:00
>>690 おまいだけ新人賞に選ばれなかった場合を想像しろ。
痴漢されなかったことが泣くほど悲しかったのか
693 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/31(火) 13:51:51
もうちょっと気の利いた事を言えよ。それじゃ駄々の馬鹿だぞ。
最近の全部ツマンネ
695 :
かえっこ:2006/10/31(火) 21:09:05
【単位不足】
朝、登校すると緊急の全校集会が開かれ、俺たちの前で校長が謝罪した。
ウチの学校もついに世界史Aの必修逃れが発覚したようだ。
このままでは、入試を控えて、俺も含め卒業できない生徒が出る為、教室にもどっても、クラス内は大騒ぎ。
担任の、大林先生が言った「おい!佐伯!お前は単に成績が悪いだけだからな!!」
俺は寒がりだ。
何より南風が好きだ。
だから北極点に行った。
寒い。
697 :
かえっこ:2006/10/31(火) 21:23:53
【悲しみの朝】
朝、登校すると緊急の全校集会が開かれ、俺たちの前で校長が謝罪していた。
ウチの学校もついにいじめによる自殺者が出たようだ。
このままでは、入試を控えているのに…教室にもどっても、クラス内は無言だった。
担任の、大林先生が涙ながらに言った「佐伯!お前は、なぜ死んでしまったんだーっ!!」 あっ!自殺したのは俺だったんだ。
南極じゃないのか!?
幽霊かよ!!おもろいじゃん!!
南極点で吹く風は全て北風
北極点なら・・・
700 :
閻翁鸚哥丸躁男:2006/11/01(水) 16:04:52
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(★), 、(★)、.:| 700ゲト
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
701 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/01(水) 19:02:45
「横」
「大きくなったら結婚してね!」そう言われてから5年、もう会うことも無いと思っていた彼女から連絡が来た。
待ち合わせ場所で辺りを見回し、当時の少女の面影を探すが見当たらない。
ずいぶん経ってるしな、と思っていたら後ろから肩を叩かれて名前を呼ばれる。
振り向いた先にいたのは縦1.5倍、横4倍に成長した彼女だった。日本語って難しい。
702 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/01(水) 21:13:46
【身内って何】
フジテレビはまたどうせホリエモンたちがあてがった女には気を
使いたかが酒でのセクハラは謝れるが私のことに対しては偉そうだ。
あからさまな差別的扱いだが、私の方がフジテレビを見下していた
昔に戻ったら三ツ矢ソーダを何人かで分けていた頃の幸せを想った。
703 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/01(水) 22:24:59
「小さな世界」 グラスを傾ける。
固体である氷、液体の水分、気化を続けるアルコール。ぼくの手のなかには、小さいけれど世界がある。
憎しみ、嫉み、嫉妬。闇が世界をつないでいる。
この世界を飲み込んだとき、ぼくはぼくの世界のためにナイフを使う。
704 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/01(水) 22:33:01
「不滅の創造」
空は何色にしようか?
幼い頃は固定観念なんてなくて、空だって青じゃなかった。画用紙には創造があふれていた。
赤、ピンク、コバルトブルー、いや夢のある純白か。
不惑を二年過ぎた私は、朝の満員電車のなかで、布ごしに指先に触れる女子高生の下肢について創造する。
705 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/01(水) 22:40:43
「思い出」
野球場、青きベンチ、銀杏の木。通い慣れた道だった。
五年勤めた会社への道を営業でまわると、思い出がぼくを支配する。
笑窪の女の子。名前も知らない朝の電車で見かけるだけの女の子。
一番じゃないけど大切だった人。彼女はいまもこの街にいるのかな。
706 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/01(水) 22:55:26
「理屈」
脚の長い人、眼鏡の似合う人、お金がありそうな人、なさそうな人。
世の中は平等なんかじゃない。平等なんていうのは生き抜くための、思想のひとつなんだ。
「あ、どうぞ。なんだかお疲れのようだし」」
同じ年齢くらいの女性に車内で空いた席を譲られた。これは平等とは関係ない、運だ。
僕は文章が下手だ
今まで滅多に本を読まなかった。
さらに、ここ数年は数式を弄ってるばかりだ
それでもここに書き込んでいいのだろうか?
誰でも歓迎!!
どんどん書け!!
いけ!!
躊躇うな!!
709 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/02(木) 19:03:25
「意地悪な神様」
突然、素晴らしい小説のアイディアが閃いた。大ヒット間違いなし!
しかし紙と筆記用具が見あたらない。だがヤシの樹は近くにある。
更に、ここは海岸だ。ともかく近場から石を拾ってヤシの樹を削り。
筆記用具はどうしようと思う途中で気付いた。ここは無人島だった。
710 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/02(木) 19:40:23
「神はありますか?」
危急存亡のとき。高速道路を走る車内で、ぼくはこの言葉を思い浮べた。
ある人は自分の領地をかけて戦い、またある人は会社の命運をかけて億単位の取引を行う。
規模は違えど、誰にでも己のプライドをかけて戦わなきゃいけないときがあるんだ。今のぼくはのように。
ぼくはいま、どこまでも続く赤いテールランプと路肩の植樹を交互に見ながら、暴れる胃腸、そしてはちきれそうな肛門と戦っている。
大学の学科のコンパで教官に話しかけた。
僕はその教官に顔が似ていると言われたので
そのことを話してみたら、
微妙な空気が流れたorz
712 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/03(金) 18:48:50
男はその横たわった死体の頭にずぶりと刃物を差し込む
首を切り落としたら、腹を割き、内臓をかき出した。
そして、今度は下半身にナイフをいれ、肉をそいでゆく
男は調理師だった。魚をさばいていたのである
ああ、俺文才ねぇーー
男はその横たわった頭にずぶりと刃物を差し込む
首を切り落としたら、腹を割き、内臓をかき出した。
そして、今度は下半身にナイフをいれ、肉をそいでゆく
男は調理師だった。魚をさばいていたのである
「死体の」は必要ないと思うけど
714 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/03(金) 19:53:13
「贖罪」
その台の上に乗せられて、状況が良く解らない自分の片目が向いた先に、
その鋭利な”物”は光っていた。危険だ!とは解った、だが押さえつける、
その力には抗い難ず、やがてそれはオレの首筋へと、一気に突き刺さった。
・・痛みは感じないまま、やがて目を醒ます。泳いでいた、そしてまた手が。
ジョジョのボスキャラで「死に続けるだろう!永遠に」で終わった奴あったなと。
「居場所」
傷だらけの眼鏡越しに見る雑踏は、ぼんやりしている。
はっきりしない距離感を、そのまま僕に重ねればいい。後は皆が僕を避けていってくれる。
本当は僕自身が皆を避けているのに。
難しいな、しかし。詰め込めねー
716 :
712:2006/11/03(金) 21:11:38
717 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/03(金) 21:46:44
「ふと疲れた日」
起きあがりながら、僕はまた歩き出した。人々が行き交う中を、
でも誰も僕には気付かないまま通り過ぎていく。後ろを振り返った、
人だかりが出来ていて。事故、誰かが倒れていた、見覚えのある奴だった。
笑って、前に。人が僕をすり抜けていく。自由だ、僕は暫く歩くつもりだ。
718 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/03(金) 21:57:07
期待age
719 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/03(金) 23:58:06
僕は知らない町にいた。
通りは人気がなく、静まり返っている
僕はとりあえず歩いた。どこかに行きたいというのではない。
ただ、何かを探していた
720 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/04(土) 07:39:41
「脚本」
「面白いですね」と、彼女はいつも言うけど、目は笑っていない事だけは、解る。
女優として、大した人じゃない。面白さが解る様な人でもない。だからいつも売れない、
そんな彼女が、その脚本を見て「あほらしい」と言った。目は笑っていた。相当ダメだ。
売れた、らしい。彼女が去った後気付いた、そうか、面白くない作品を書けば良かったのか。
721 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/04(土) 22:35:46
クラスのA君が授業中にトイレに行った。
それを見たK君が言う。「軍事演習だ!」
みんながどっと笑う。なぜならA君はかつてこんなことを言ったからだ
「俺の○○○は超重量級トマホークだ!!実戦経験はない。」と
723 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/05(日) 17:55:55
「一人遊び」
「このホールであの楽団でオーケストラを!」を考えるのがプロデューサー、
実際にその場で指揮をするのが監督、主旋律は脚本家が書き、演出家が幅を持たせる。
各演奏者は俳優かカメラマンか。それぞれの力が混ざり合いそのホールを埋めていき。
最後に観客の、割れんばかりの拍手でそれは完成。それは神の、一人遊びかもしれない。
724 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/05(日) 22:05:15
「老人」
現人神であるその人はとても苦悩していた。私は神様である。つまり創造主である。
だから世の中の全ては私の考え通りに進まなければ成らない。それが世界の法則だ、
なのにこの世界は私の考え通りには動かない。今まで随分無理をしてきた、しかし世界は、
未だ私が良いと思う物を良いと言わない。ぼんやり溜息を付く、その人の後ろ姿は老けていた。
725 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/05(日) 22:36:21
「空を飛びたい」それが僕の子供のころの夢だった。
僕は今、東京のはるか上空にいる
僕がいつも見ている人や車、町がとても小さく見える
だってここは東京タワーだから
久しぶりに来たらずいぶん賑わってるな。
727 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/06(月) 21:50:27
age
728 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/06(月) 22:53:14
リズは バックステップで後方に逃れながら、 その目の前にいる大男が ただの人間ではないということを感知した。
次の瞬間 リズは バックアップ用に 左足太腿に忍ばせていた ハンドガンを抜き取り その大男に向かって乱射した。
十数発もの弾丸はすべて 大男の顔、頭、胸、腹部にヒットした。
しかし その大男は 平然と立っている。 命中した傷口から 血が出ていない。
「ヴィイイイイ」大男は不気味な機械音を発しながら なおも突進してくる。
「こいつは、、やはり、、機械化人間!」リズの中に 初めて 恐怖心が生まれた。
リズはこれまでに人間相手の実戦は 何度も経験してきた。
実戦において恐怖したことなど一度もなかった。 初めての実戦でさえも。
だが 今 目の前にいる敵は 人間ではない。
機械化人間相手の戦闘は はじめてだった。
ハンドガンでは 機械化人間相手に まともに戦えるわけがない。
「逃げろ!」リズの中にある本能。 生きようとする生物としての根源的な本能が リズにそう命令した。
「今すぐに逃げないと 殺される。」
リズは 窓ガラスをぶち破り ビルの下に飛び降りた。
(続く)
729 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/06(月) 22:57:36
あげさげしても
げひんなものは
るびーに
ならない
730 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/07(火) 12:56:58
「戦い」
僕は、とにかく今、現実に勝たねば成らなかった。目の前に”コレ”がある、
しかし、コレはあっては成らない物だった。何とか「無い」事にしなければ成らない、
誰かが「世の中は全て仮想現実である」と言った。僕もそう思った。だからきっと、
現実は変える事が出来るはずだ、物理法則さえも!挑戦は続く、絶対にいつか。
「戦いの果て」
現実は変える事が出来るはずだ、物理法則さえも!挑戦は続く、絶対にいつか。
そしてついに僕は、実行した。
僕は大きく羽ばたき空中に舞い、物理法則を越えた存在に…
翌日の…新聞には「マンションのベランダから男性自殺で死亡」と小さく数行記載されていた。
732 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/07(火) 20:13:10
「果ての先」
そしてついに僕は、実行した。 僕は大きく羽ばたき空中に舞い、物理法則を越えた存在に…
気付くと、翼が生えていた。服は着ていなかったが、ともかく両手いっぱいに風を受けて、
僕は飛んでいた。空の彼方に地平線が見える。向こうへと旅立つ日は近い、僕はただ懸命に。
ふと目を醒ました朝。飛び立つ事に失敗して、地に落ちた夢。人だった、鳥で良かったと思った。
>>725 素直に書かれた善い作品だと思います ^^
最近は凝った作品が多く刺激慣れしてしまい感動の薄い自分に嫌気がさしておりましたが
心の洗濯をさせて頂きました
欲を言えば「町→街」のほうがよいかなと思われます
734 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/09(木) 22:36:13
保守
『腰痛』
腰が痛い。
あー、痛い。
運動不足のせいかな?
病院に行かないと。
「腹痛」
気付くと、腹が出ていた。
ともかく便所に行った。
様子に変化は見えなかった。
明日からダイエットしようと思った。
737 :
まねっこ:2006/11/10(金) 15:26:15
なんとなく、お腹が張るんだよね、この頃。
とりあえずトイレに行ってみると、スッキリ!
あれ? 腹の張り具合は変わってないじゃん。
ヤバ、産婦人科に行こう。
738 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/10(金) 15:27:53
「鈍痛」
最近、朝、目覚めると決まって腰に、にぶく重苦しい痛み、仕事中には右腹部の背中側に連続的な痛みが続いている。
体重が10キロ減り、血便も、頭痛も動悸も起こる…
ああそういえば、最近、妻の機嫌がすこぶる良い…
帰ったら生命保険の死亡保険額の確認をしようと思った。
739 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/10(金) 15:41:13
「胸の痛み」
最近、決まって胸に、にぶく重苦しい痛み、仕事中でも連続的な痛みが続いている。
体重が10キロ減り、血便も、頭痛も動悸も起こり、愛人のみゆきも心配している…
ああそういえば、最近、妻の機嫌がすこぶる良い…
夜中2時頃、こっそり起きてわら人形が無いか確認をしようと思った。
740 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/10(金) 15:52:09
「頭の中」
最近、決まって頭の中が、にぶく重苦しくぼーっとして、寝ている時でも連続的に心配事が続く。
体重は45キロをきり、食欲もあまり無く、パチンコ仲間も心配している…
ああそういえば、最近、妻…つ・ま・??
妻って誰?今日は何曜日?もう昼ごはんはすませたか??ココはどこ?
741 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/10(金) 16:09:29
「箱の中」
気付くと、暗闇の中、寝かされていた。
気を失う前、何をしていたか思い出そうとする。
体が動かない…ん??お経が聞こえている。
ココはどこ!!開けてくれ〜〜俺は生きてるゾ〜〜!!
明日は晴れるだろうか。かつてみた青空は、今はもう遠い過去。
あの開放感、立ちションを味わうことは、もうできぬのか。
晴れ渡った空の下、時間は俺だけを置いていく――
上を見上げると秋空、俺は野糞を垂れながら、そんなことを考えていた。
743 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/10(金) 16:39:47
「私の頭の中の消しゴム」
頭が痛い。
あー、痛い!物忘れもひどくなる一方だ。
病院に行くと緊急手術。
頭の中から『MONO』消しゴムが出てきた。
744 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/10(金) 16:44:47
「いつか見た青空」
明日は晴れるだろうか。かつてみた青空は、今はもう遠い過去。
あの開放感、青姦を味わうことは、もうできぬのか。
晴れ渡った空の下、過ぎ去った30年の時間は俺だけを置いていく――
上を見上げると秋空、俺は一人愚痴を垂れながら、そんなことを考えていた。
745 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/10(金) 19:05:22
「依頼」
銀行にて。「僕は百億円を使った事業がしたいんです」と彼は銀行の窓口で言った。
「そうですか、具体的にどのような計画なんでしょうか?」と聞くと、「それは特に」
疑問に思って尋ねた。「計画書は無いんですか?」「百億使う事業なら何でも良いんです」
背筋に寒い物を感じながら。目の前の彼は更に言った。「だから、百億貸して下さい」。
746 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/10(金) 20:59:46
俺は何をやっているのだろう
俺がいる家、俺がいる町、俺がいる世界、
それはすべて彼女が望んだからなのか
いや、そんなわけない。俺はポニーテール萌えなんだ
747 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/10(金) 21:15:09
『占い』
朝に、手相占い師は言いました。「気を付けなさい、あなたには死相が見えます」
昼に、人相占い師は言いました。「良かったですね、あなたは今日とても良い事がありますよ」
夜に、私は女性の乗るバイクにひかれて左手を失いました。
…………その女性は、今では私と同じ名字です。
「泥酔してます」
夜中に小腹が空いたのでゆで卵を作り、さぁ食べようと机の角に殻をコツンとぶつけるが割れない。
何度やってもヒビすら入らず、いい加減イライラしてきたので工具箱から金槌を取ってくる。
右手に金槌を握り締め全力で叩くと、卵はその衝撃で吹き飛びガラス窓を突き破って外へ出て行った。
ふてくされてそのまま寝た翌朝に、自分が卵だと思っていたものがゴルフボールだったことに気づいた。
ぼくはいま一行目の文章を打っている。
ぼくはいま二行目の文章を打っている。
ぼくはいま三行目の文章を打っている。
ぼくはいま四行目の文章を打っている。
750 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/11(土) 20:43:30
「ポジティブシンキング」
漫画を読んでいて。いつも人気のキャラクタを見つつ思った。コレはオレだ。
漫画を読んでいて。ふてぶてしく卑劣な悪役を見つつ思った。コレがヤツだ。
漫画を読んでいて。悪役が、人気者に勝っていた所で思った。オレは勝ったらしい。
漫画を読んでいて。人気者が、その後悪役に勝った所で思う。オレはヤツに勝った。
「四行創作」
「四行創作」
>>751ではすべて削除されてしまっていますので削除前を記載します。
ぼくはいま一行目の文章を打ってから削除した。
ぼくはいま二行目の文章を打ってから削除した。
ぼくはいま三行目の文章を打ってから削除した。
ぼくはいま四行目の文章を打ってから削除した。
「ネガティブシンキング」
漫画を読み人気のキャラクタを見るたびいつもこう思う。コレはヤツだ。
漫画を読みふてぶてしく卑劣な悪役を見るたびいつもこう思う。コレはオレだ。
漫画を読んでいて、悪役が、人気者に勝っていた所で思う。オレは負けたんだ。
漫画を読んだ後、ヤツが遊びにきたので台所から持ってきた包丁で刺す。
「大臣への手紙」
いつもいじめられているボクは、だいじんに、てがみをかいた。
12日までになにかしらのカイゼンがない時は、自殺します…とかいて。
ボクが書いた手紙は、ナゼかテレビや新聞には無視された。
…たぶんボクが46歳で営業マンと書いた為だと…思った。
「ロボット鳥」
言葉を話すという機会仕掛けの鳥が抽選で当たった。開封し、身体のボタンを押してみる。
「さようでございますか」
お前は接客のプロか。明日、粗大ゴミに出そうと思った矢先、鳥が勝手に話し始めた。
「ふようでございますか」
756 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/11(土) 23:51:40
今日はバレンタインデー。
登校したら靴箱の中にチョコレイトが入っていた。
食べてみた。しょっぱい。砂糖の変わりに塩が使われているようだ。
そういえば、ここは男子校だった。
「ロボット鳥のその後」
翌日、朝8時、燃えないゴミ専用の緑色の20リットルの有料ゴミ袋にいれて収集場へ置いて立ち去ろうとした。
「あのぉ〜今日は燃えないゴミの日ではありませんよ」
向かいの家のおばちゃんに注意さてた矢先、鳥が勝手に話し始めた。
「どようでございますか」
今日はバレンタインデー。
登校したら靴箱の中にチョコが入っていた。
ウチに持ち帰り食べてみた。しょっぱい。悲しくなりワビしくなり涙が出てきた。
やはり自分で買ってリボン付けて自分の靴箱に入れたチョコだったから…
「ロボット鳥の最後」
数日後、直接、ゴミ収集車のおっちゃんに手渡すと、機械に呑み込まれながら鳥が小さくつぶやく。
「無用でございますか」
1ヵ月後、今、思うと可哀相な事をしたと手を合わせ祈っていた矢先、化けて出てきたロボット鳥が勝手に話し始めた。
「供養でございますか」
760 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 08:48:45
「ロボット鳥の後日」
ふとした弾みなのか、何かの呪いかまた抽選に当たった。送られてきた・・・、箱が20個?
おそるおそる一つの箱を開けてみる。あのロボット鳥が入っていた。「御用でございますか?」
勝手に喋り始めた、妙に発熱が高い。嫌な予感がしたが、ともかく全部開けてみた。全部ロボット鳥だった。
ずらりと勢揃いしたロボット鳥達が唖然とする僕の前ではもりつつ言った。「異様でございますか?」
761 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 08:55:44
嬉しいことがあり俺は 酒を飲んで酔った。
次の日 二日酔いで参った、一日中ゲーゲー吐き、こんな辛い思いをするぐらいなら、禁酒をした方が良い、禁酒を決意した。
そしてアルコールも抜け回復した、よし、回復祝いで呑もう。
ロボット鳥シリーズ面白かった。
特に「どようでございますか」で爆笑。
情景が容易に想像できるのも笑いを増す。
作者GJ
「ロボット鳥への訪問者」
よく見るとコツらは、かなりの高性能ロボット鳥とわかり、何とかこいつらを使ってお金を稼げない物かと考えていると…
「おうようでございますか?」 と…
「ピンポーン」メゾン・ド・下北沢、203号室ワンルームにペンタゴンからの使者が訪れた。
「ぐんようでございますか?」
「ロボット鳥の運命」
アメリカへと秘密裏に連れて行かれ、軍事施設での過酷な耐久テストにも耐えてくれたロボ鳥達が…
「採用でございますか?」
明日に出撃が決定した夜、憲法9条の国の日本人としてロボ鳥達が戦争に使用される事に悩み続け倒れてしまった私に鳥たちが話しかけた。
「胃潰瘍でございますか?」
「ロボット鳥の運命・ファイナル」※40歳以上限定ネタ
小型核を積まれたロボット鳥は国籍不明兵器としてイ○ンや北○鮮へ攻撃に向かってしまった!
が…「おい!どうした!どこへ行くんだ!!」ロボット鳥たちは軍の命令を無視し大気圏を超え宇宙空間へ飛び出してゆく!!
涙を流しモニターを見つめていた私に鳥たちが…
「たいようでございますか?」
766 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/12(日) 14:22:16
「注文」
「僕は面白いと思うんだよ。コレが正しい」と、彼は言った。「しかし、コレは売れないだろう?」
私は言った。「誰もそんな事は聞いていない。”コレを売れるようにしろ”と言って居るんだ。出来るだろ?」
ちょっと悩んだ。「どういう意味かな?」「”世の中を”変えてくれと言っているんだよ、コレが売れるように」
彼の目は真剣だった。無理だと思って、そう言った。彼は苦笑しながら言った。「大した事無いな、君も」。
767 :
755:2006/11/12(日) 18:02:58
768 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 00:23:38
『死といふもの』
「彼は何故死んだのですか」「彼は先祖を粗末にしたため、祟りにより死にました」
「彼は何故死んだのですか」「彼は若死にする星回りだったので死にました」
「彼は何故死んだのですか」「彼は神に愛され、それ故に早くに神前に参上するため死にました」
「彼は何故死んだのですか」「ああ、あいつ? 確か飲酒運転で橋から落ちて、そのまま即死だってよ。本当、馬鹿な奴だよなぁ」
769 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/13(月) 11:06:33
『生きているひと』
前の会社で、彼の作ったシステムは今も稼働している。羨ましかった。
この会社は、彼の作ったシステムで業績をプラスに転じた。殺意が芽生えた。
あの会社で、彼の事を悪く言う奴は居ない。僕は少し考えた。殺したのは。
この墓前で、彼の墓を眺めている僕は今。生きているのか、死んでいるのか。
770 :
755:2006/11/13(月) 22:37:43
『癖』
家の傍で、隕石のような黒い塊が轟音をたてて落ちた。
それ以来、近所の人たちは私たちのことを「隕石一家」と呼ぶようになった。
その噂を聞いたのか、身長が10メートルはあろうかという魔人のような男が家を訪ねてきた。
「すみません。鼻クソを遠くへ飛ばそうとする僕の悪い癖が、こんなことになるなんて」
771 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/17(金) 22:11:21
『五千兆円』
西暦22006年、人類発祥の惑星”地球”を調査している人々が居た。今はもう人類は、
外の星に出てしまっていたが。彼らは当時の富豪が隠したと言う秘宝、「それが残っていれば、
五千兆円の価値が有るだろう」と、記録に残る”それ”を探していたのだ。やがて都市の残骸の、
その地下深くで、琥珀で守られた”それ”が。それは”五千兆円”と値札が付いた、一枚の絵だった。
773 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 09:24:59
>>771 なんかよくわからん
そんな未来で西暦使ってるの??(そんなトコでケチつけてもしょうがないか)すまん。
774 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 10:11:33
>>773 まあ、何となくモノの価値なんてそんなモンだよとw。ちと想像した?話。
『2万年前の出来事』
西暦2006年の冬。全ての銀行から駄目を喰らった、お金に困った人が一人の芸術家の、
その家を尋ねた。「何とかお金を用意してくれないか」彼には、その人は恩義が有った。
しかし額が途方も無さ過ぎて。彼はそれでその場で、一枚の絵を描き。そこに”5千兆円”と、
値札を付けて渡した。この絵にはそれだけの価値が。信じれば必ず!貴方が、いつも言ってた事でしょ?と。
775 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 10:25:31
『愚かな群』
猿の大軍を前に、”彼”は熱心に講義を始めた。猿に解る言葉で、丁寧に、餌も用意しつつ、
相手が猿で有る事を忘れたかのように、「いつか、彼らが私と対等な存在へと進化を」そう願い。
”彼”の力で世界は進歩し、猿の社会も高度になった。しかし過ちは減らない、彼らはいつまでも、
愚かな猿のままで、彼を裏切り続けた。彼は激しく嘆いた、「お前ら!ワザとやってるだろう?!」
「ほんの少しの優越感」
図書館で本を借りた。
同じ筆跡でいくつもの書き込みがしてある。
気分が悪いな、と思いつつページを進めると練習問題がいくつか載っていた。
そこにはなんの書き込みもなかった。少し気分が良くなった。
777 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/18(土) 23:40:37
「黒服」
「最近、俺らの仕事で詐欺が多いんだってな」俺が言うと、同僚のヤツがため息をつく。
「らしいな、しかし酷い話だよ。先払いだって騙して、もらうもんもらって逃げるらしいぜ」
「騙される方もちょっとアレだけど、勘弁してほしいよな。俺らはまじめに仕事してんのに」
言いながら俺は、自慢の黒い尻尾の手入れをする。「三つの願い叶えるのも結構大変だっつうのにな」
「モンタージュ」
最近、「未来の犯罪者」という占い師の本が発売された。
本屋で立ち読みをしていると、さまざまな人の似顔絵が描かれている。
その中に、俺にそっくりの顔を見つけた。詳細を読んだ。
「罪名:この本を万引きすることによる窃盗罪」
『馬鹿な会話』
「この部屋には盗聴器が仕掛けられている!」でも、もう2時間近く探してるよ?
「もっと良く探せよ?相手はオレらと同じ超能力者だぞ」そんな奴が盗聴器なんか使うか?
「こないだも、計画書の内容が読まれてた。だが内通者はあり得ない」まあ、テレパシーで読めるし。
「あいつもテレパシーが使える。我々の考えなどお見通しだ」じゃあ駄目じゃねぇか?
780 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/19(日) 21:18:35
『後ろ向きの顛末』
部屋の中、彼女はお金に困っていた。特にやりたい事が有るわけではないというか、
ともかく貯金が刻一刻と目減りしていく。何か金になる事は無いだろうか?と、
ふと裸になって諦め、掲示板を覗いて諦め、男の誘いに溜息を付きつつ、やがて、
「これがゲームなら少しは面白いか」と考えていたら、ゲーム会社から採用通知が来た。
781 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/21(火) 16:54:55
『ある思索』
彼女は成功している。ただ、我々が妨害しているだけだ。
我々は上手く行っていない。彼女はただ見ているだけだ。
どうにかしなければ成らない!事態に陥っている訳だが、
我々が上手く行くためには今、どうすればいいのだろう?
犯罪人残飯を刑務所にブチ込めばいい
残飯ってヒトは上手く行ってるのか?
「空腹時の思考回路」
腹が減った。
焼き芋屋の歌が外から聞こえてきた。
しっかりと財布を握り締めて家を出た。
服を着るのを忘れていたことに気付いたのは帰宅後だった。
「反動」
景気が良くなると、飛行船が大空を舞う。
だがある日、突風が吹いたわけでもないのに街へと墜落し、大惨事となった。
新聞記事には、事故原因の詳細が掲載されていた。
「株価暴落の知らせを受けた大株主が、操縦する飛行船を暴走させた模様」
私は人を殺した。
もし今誰かが通りかかったら、腹から血を流して倒れた男が見つかるだろう。
それは復讐だった。
私は人を殺したから、敵討ちで刺され、今こうして死んでいくのだ。
787 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/24(金) 20:22:26
病室の中で、少女が言った。
“あの葉っぱが全部落ちたら、あたしの命もおわりかなぁ”
それを聞いた少年は焦ったように言った。
“お姉ちゃん、あれ常緑樹だよ!?”
私は煙草の煙が嫌いだ。
ある時、喫煙する男を見て、こう言ってやった。
「煙草なんて自己満足の自慰行為だろ」
「先っぽから白いの出しちゃって、みっともない」
人は電波に冒されている。これは、事実である。
よく、「夜書いた文章は朝見直すと恥ずかしい」と言うが、それは日中電波に冒され続けているからである。電波は眠るとリセットされるらしい。
ならば、電波の発信源とは何か? それはずばり太陽だ。誰も外に出ないで一日を過ごす事はないからである。
これを読んだあなたは、今日から外に出てはいけない。引きこもるべきだ。それが、ひいては世界人類の為になるだろう。
地下街から出ると酷い雨が降っていた。傘は無い。
俺の横をすり抜けて一人の少女が出てきた。手には七色に彩られた傘を持っている。
「傘にいれてくれませんか?」俺が頼むと少女ははにかみながら首を振った。「ごめんなさい、私はこれからお仕事なの」
そして傘も差さずに雨の向こうへ駆けて行った。一体なんだったのだろう。
気がつくと雨はやみ、空に虹が掛かっていた。
四行?
793 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/04(月) 23:14:31
『大人のおとなしさ、ガキの活気』
朝のラジオで、俺の住む地域住民に『冷や汗警報』が発令された。
たいして気にもせず出勤する途中、近所のいたずらっ子が俺の背中を叩いて走り去った。
なんだ、あいつ。そう思いながらも満員電車に乗っていると、突然、私服警官に手を掴まれた。
そいつは俺の背中に手を回し、『ぼくはちかんです』と書かれた紙を俺に見せた。
794 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/25(月) 10:24:38
『ある始まり』
その家のお父さんの会社が傾いてきて、残業が続くようになり、残業代が出なくなった。
その家のお母さんは、働いていたパートを景気の悪化で解雇されて、収入が減った。
その家の息子は大学を卒業したモノの、就職先もなく家で。引きこもりと呼ばれて居る。
その家で、お母さんは苦渋に満ちた顔でお爺さんの介護をしていた時、お爺さんがボケた。
795 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/25(月) 12:04:59
私は生まれた。
私は育った。
私は倒れた。
私は死んだ。
796 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/25(月) 22:42:31
僕は死なない
何があっても死なない
絶対生きてやるさ
末期ガンだけど
例:どどいつより
大阪本町 糸屋の娘
姉が十六 妹が十四
諸国大名は弓矢で殺し
糸屋の娘は目で殺す
かなり秀逸だと思う。
『北の国から』
恐怖、絶望、哀願――必死の形相を浮かべて逃げ惑う相手に追いすがり
狂ったように暴れる身体を引き摺り倒してひと思いに喉笛を掻き切る。
真冬の冴えた空気に甘い血の匂いが薫り、私は獰猛な笑みを浮かべて
薄い灰色をした曇り空へただ一声、高らかに勝利の咆哮をあげた。
「ごはんですよー!」
ふくふくと生えそろった冬毛でまんまるになった子どもたちが
雪原の向こうから一目散に駆けてきた。
句点で1行と考えてもおk?
起き抜けに「今日は7時までに帰らないと
承知しないわよ」などと不遜に言い放つ妻。若気の至りで勢い
転職して、さんざん苦労をかけた時期もあったがまったく誰のおかげで暮らしてると思ってんだ。
結婚記念日だからって指環のひとつも期待してるなら、とんだ筋違いだ
!先日予約したジュエリーショップへの道順を頭の中で反芻しながら、俺は玄関で靴をつっかけた。
「起って!起つのよク○ラ!」
「承知!」莫大な開発費をかけた高性能戦闘ロボットク○ラはその瞬間足元の小石に蹴躓いて谷底へ
転落した。製作者のこだわりに基づいて設計された『お嬢様足首』では超合金ボディの重みに耐えられなかったのだ。その
結果頭部システムに異常をきたしたク○ラは、今もアルプスの山々を徘徊し時に善良な牧童のヤギを狙撃している。
起業家という肩書きに嘘はない。つい先ほど告げたプロポーズを、潤んだ目をして了
承した娘の薔薇色に染まった頬を思い出しながら俺は言い訳のようにつぶやいた。まるで
転がるように堕ちていった、平凡だった俺の最初の人生。進退窮まって立ち上げた職業は
結婚詐欺師で、それは今のところ成功していた。
通りすがり大連投スマソ。
>>59 縦読み面白くて真似したら嵌まってしまったorz
803 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/27(水) 01:15:00
あげようぜ?
四行で小説を書けだと。
いいだろう、挑戦してやろうではないか。
使えるのはあと二行……。
あ、いや、これで最後か。
――だがしかし、俺はルールを破る。
805 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/28(木) 21:40:50
806 :
あげ:2006/12/31(日) 22:00:04
「疑問」
奴らは雑種で、しかも野良犬だ。私は血統書も付いて訓練も経た貴族階級だ。彼らは駄目だ。
野良犬だ、好き勝手生きてるだけだ。特に目標も持たず、その日暮らしの連中。哀れな劣等種。
問題は、その野良犬達が何故「こんな見事な事」が出来るのか?と言う事だ。私に出来ないのに。
有り得ない事だ。その謎を解かねばならない。あるはずだ、”野良犬らしい”裏技が必ず。
「才能のカケラ」
猿から人に進化する時、「才能」と言うそれは、何故か粉々に、それこそ見えないくらいに、小さく砕けてしまった。
人がそれを食べれば才能が身に付く。しかし小さすぎて何処にあるのか解らない、探そうにも、まず目に見えない。
そのカケラには副作用があって、それで才能を得ると、高貴な物が下劣に、下劣な物が高貴に見える様になると言う。
レオナルド・ダ・ビンチは、マクダラのマリアを艶めかしく娼婦として描き残した。彼もやはり、カケラを持っていた。
「新年」
12月31日、12時00分。新しい年の幕が開ける。
ちょうど今日で365日目なわけだ、長いと思う人もいる、短いとも思う人もいる、しかしそれは人の体感だ。
この世界は確実に365回、遅くも速くもない、時の針を刻み続けてきたのだ。そして0に戻る。
人の失くした時を世界は再び取り戻す。
「物忘れ」
最近物忘れが酷い。最初のうちは玄関の鍵をかけ忘れたり、携帯電話や財布を忘れる程度のことだったが、
それはだんだんとエスカレートしていき、仕舞いには毎日通っているはずの通勤路で迷う程になってしまった。
このまま行くとどうなってしまうのだろう。恋人や親しい友人の名前まで忘れてしまうのだろうか。
・・そもそも自分に恋人や友人などがいただろうか。それよりも、自分はいったい誰なのだろうか。
810 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/01/07(日) 18:11:48
おもいやり
ぼくは暇だった。だから彼女に電話をかけた。
「元気?で、いま何してる?」
「ううん、なにもしてないの」と彼女は受話器越しにちいさくつぶやいた。
ぼくはその声にちょっとしたあわれを感じた。たぶん、なにかしてたんだろう。
(了)
812 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/13(土) 17:55:03
じゃあ今話題の
「2ちゃんねる閉鎖」
に関する4行小説でも
書いてみようか
813 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/13(土) 19:15:42
馬鹿
糞
ニート
氏ね
久しぶりに帰ってきたら、そこは祭りの真っ最中だった。
みな同じ太鼓の音を聴きながら違うことを考えて、違うことを感じている。
しかしただ一つ共有している思いがある。
ここがなくなると、寂しい。
思ってたよりむずいな・・修行を積んでくる。
815 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/14(日) 11:36:03
学校中の憧れの的である女の子と付き合えることになって、初めてのデート。とりあえず小腹が減ったのでバーガーショップに入った。
「お飲み物はいかがなさいますか?」
0円スマイルのお姉さんに尋ねられた彼女は、それに負けず劣らず爽やかな顔で言い放つ。
「とりあえずビールで」
私は眠りの中に春の夢を見た。
そう夢の中では私は蜂であり黄金の太陽の周りを飛ぶのだ。
いやそれは太陽ではなく禿げ頭だった。
その老人が植えた一輪の花はいずれ枯れ落ち、私は眠りから覚めた。
817 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/14(日) 14:57:22
そのドアは開かなかった。
押しても引いてもびくともしない。鍵がかかっているのだろうか?
何としても開けようとムキになっていると、横に男がやってきて
彼はドアを横に引いて部屋の中に入っていった。
(
>>652)
818 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/14(日) 14:58:41
その2
そのドアは開かなかった。
押しても引いてもびくともしない。鍵がかかっているのだろうか?
何としても開けようとムキになっていると、横に男がやってきて
彼は壁に貼られたドアの絵を剥がして去っていった
819 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/14(日) 15:05:52
少年は、人の抱く夢を覗き見られる眼鏡を手に入れた。
彼はそれをかけて街へ繰り出し、人々の夢の愚かさを見て、笑った。
ひとしきり周囲の夢を見て、ふと自分の夢はどんなものかと思い鏡を覗く。
そこには何も映っていなかったので、少年は泣いた。
820 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/17(水) 21:12:51
ヒロシです
正月初めから運が無かとです
神様、お賽銭を返して下さい
ヒロシです・・・ ヒロシです・・・ ヒロシです
821 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/18(木) 20:59:26
「給食」
オレがシチューを啜っている間に、ユウゴは最後のミカンを口に放った。くそっ、今日も負けたっ。
ヤツは知らないだろうが、オレはヤツと何かにつけて張り合っている。ナナミがヤツに惚れているのが気に入らない。
食器を片付けるユウゴを恨めしそうに見つめるオレに、何も知らないナナミが笑顔で声を掛けてきた。
「先生って、いっつも急いでゴハン食べるね、喉に詰まっちゃうよぉ」
822 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/19(金) 00:39:46
この世界は狂っていると思い至って、すれ違う見ず知らずの人を殺すことにした。
手順は簡単。このナイフを胸に水平に突き入れるまであと5m、3、2、1
不安を感じた。胸から血が一気に出て行く。痛みは無い。目をつむる。
最近同じ夢をよく見る。きっと予知夢だ。世界と自分、狂うのはどっちが先かな?
感想希望
>>822 完全に読者置き去りで進行する妄言。
基本的な小説作法すら踏まえておらず、語法も若干おかしい。
まあリアル中学生レベル。
もしあなたが大学生以上なら、小説を書こうとするより精神科に行くことをお勧めする。
>>823 もっと手加減しろよ、スレを盛り上げていこうぜ!
「キミが好きだ!キミのためなら何でもできる」
「本当に何でもできるの?」
「ああ本当さ。言ってごらん」
「じゃ、私の見てないところで死んで」
「全く、あいつは本当に頭にくるな。髪は七三、出っ歯に眼鏡のキモオタ野郎」
「ああ、あの先公か。見るからにモテない感じだよな。嫌な奴だよ」
「そうさ。おまけに俺らを見たら二言めには『服装がなってない!』だもんな」
「俺らのこと何もわかっちゃいないよ。奴は見かけで人を判断しやがる」
「おい新人、お前はこの事件どう見る」「殺し方からして、プロの犯行だと思います。先輩」
「そうだな。いい線ついているぞ。しかし、惜しい。もっと早く気付いていれば良かったのにな」
「え、どういうことですか」
先輩刑事は新人の胸にナイフを突き立てた。
「ねぇママ、辛いことがあったら私に話してもいいよ」
「どうしたのノリちゃん。ママ辛いことなんて何もないわよ」
「嘘だ!だってママ、毎晩パパに上に乗られていじめられてるじゃない!」
「ノ、ノリちゃん!」
進退窮まった彼は絶望の淵にいた。
これから発する一言が、彼の今後の人生を深い暗闇に落とすことを知っていたからだ。
しかしもう後戻りはできない。ここまで来てしまったのだ。意を決した彼は、重い口を開いた。
「僕と……結婚してください」
勢いに任せて書き散らしたけど、イマイチだな。
修行して出直してくる。
831 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/21(日) 19:47:54
|_∧
|・ω・`) あげ
|⊂ノ
僕は狂ったようにマウスを操作した。カチカチカチカチカチカチカチ。暗い部屋に、クリック音だけが虚しく響く。
眩暈に襲われた。頭が割れそうに痛い。胸が苦しい。息が出来ない。僕はひたすらクリックした。
表示されないページ。昨日までの騒がしさは一体どこへ行ったのだというのだ。何も見えない。誰もいない。
白い画面が歪む。意識が遠のいていく。僕はもう、生きる価値など見失ってしまった。
【依存症】
にちゃん閉鎖したらこういう人出るかな。
>>825 「キミが好きだ!キミのためなら何でもできる」
「私、白見と申しますが・・・どなたさまで?」
「キミが好きだ!キミのためなら何でもできる」
「本当に? じゃ、私の見てないところで死んで」
翌日、あいつは私の乗っている電車に飛び込んで死んだ。・・・ダメなヤツ。
でも、お葬式では彼の亡骸にキスしてあげようと思う。頭があれば、だけど。
835 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/23(火) 22:54:25
僕がこの奇妙な家に来て、もう何年経っただろう。
頑固者の義父、頭の悪い義弟、そして何より、不細工で間抜けな妻。
もうたくさんだ。日曜になる度、憂鬱になる。ほら、今夜も聞こえてきた…。
「さーて、来週のサザエさんはー?」
836 :
山田太郎:2007/01/24(水) 04:21:37
『NOと言えない人』
「時には自分の意思をはっきりと示し、相手の申し出を断る事も必要です」
新しく入社したばかりの部下を前に、上司はそう言った。
「特にあなたはNOと言える勇気を持つ必要があるようです、出来ますか?」
「ハイ」と、波野イクラは元気に返事をした。
837 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/24(水) 11:51:00
|_∧
|・ω・`) 禿げ
|⊂ノ
838 :
山田次郎:2007/01/25(木) 00:17:28
『告白』
「どうしたんだよ? 兄さんも姉さんも深刻な顔しちゃってさ」
「実は、俺は兄貴じゃなく……お前の叔父さんなんだよ」
「私もよ。今まで黙っていたけど、私はあなたの叔母さんなのよ」
「そんな……」と、フグ田タラオは絶句した。
『セルゲームにて』
セル「ふはははははは!!!やはり私に勝てるものなどおらん。さぁ誰からでもいいかかってこい」
そこになんと日本ハムのひちょりが現れた。
ひちょり「じゃあ次は俺がいこう、俺の名はピッコロだ。」
セル「ふははははは!お前がピッコロだと?!ん?でも確かに似ている、ハハハハハハっうっうぎゃーーー!」
セルは死んだ。
ダイエット食品のポスターが貼ってあった。
破れている所があったので捲ってみた。
ガリガリに痩せた女の子がいた。
捲った所を元に戻しておいた。
841 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/14(水) 14:46:16
ソロモン・グランディ、月曜日に生まれて火曜日に洗礼を受けた。
結婚式を水曜日に挙げ木曜日に病気にかかり、金曜日に危篤になって土曜日には死んじゃった。
だけど日曜日、細胞を採取されてクローンを作られ、ソロモン・グランディ月曜日にまた生まれた。
永久に続くよソロモン・グランディ。
842 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/14(水) 14:51:23
細木先生、私はあなたが嫌いです
理由もないけど嫌いです
でも本当に、確実に、
細木先生、私はあなたが嫌いです
841と共にマザーグースネタで。
843 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/18(日) 18:36:41
生きる意味を失ったらここへ来なさい。私があなたに生きる意味を授けます。
ありがとう。でも僕はここには二度と来れないよ。
ほう。それは何故?
生きる意味がなくったら、ここに来るという生きる意味が出来るからさ。
「世界に一つだけの花ってどんな花?」
男は道端に咲いている花を取り、少年の質問に答えた。
「突然変異で変化したこの花のことだよ。
ところで君は防護服を着ていないのだが支給されなかったのかい?」
廃工場から出てきた男はマッチを擦った。湿った暗い夜だ。男はマッチを持った手を高々と掲げて周りを見回した。
男は周囲を確認すると暗闇の中で一人唇をゆがめ、燃え残りの火で口にくわえた煙草に火をつけた。その後で男はマッチを投げ捨てた。
その様子は遠くから見ても微かな明かりの上下動として確認された。なにしろ、月明かりもない。雨が降りはじめた。男は車に乗りこむとそのまま走り去っていった。
男が立ち去った後には燃え残りのマッチの炎が路面に溜まった薄皮のようなガソリンの油膜を弱々しく照らしていた。マッチの炎は雨に打たれて消えた。
>>845 (´-`).。o(俺の環境では4行どころか7行になってるわけだが…)
847 :
845:2007/02/25(日) 22:11:03
基本的に句点4つで4行小説かと。
だから
>>845だと11行小せ(yr…
【エミ】
バイト先で知り合ったエミ。大好きだったエミ。一緒に色々な所へ行った。
ベッドの中でキスしながらずっと一緒だと誓い合った。おそろいの指輪が光っていた。
――今、目の前のガラス越しの扉の向こうで、エミが別の男と抱き合っている…。
すでに別れてから二年経っている…けれども…。
ダッシュとリーダーの一文併用はやめ玉江。
851 :
:名無し物書き@推敲中?::2007/03/11(日) 18:02:46
「この先、また殺意が抱くという事はあるのか?」
防弾ガラス越しに心理分析官のセンセイは問いただしてみた。
「間引きたい奴はもういない…」
そうとしか応えようがない、一瞬ではあるがセンセイの眼からは色彩は失っていた。
「この先、また殺意が抱くという事はあるのか?」
ガラス一枚隔てて受話器、という状況でも正対するのは酷く疲れる。
「ハッスルしたい奴はもういない…」
まるで、腹を満たして午睡する獣。だが彼の視線は、下へ!?
すごいことに気づいた、起承転結って、
4コマを作るのにはむいてるけど、
普通の物語作るのにはまったくむいてない
。
854 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/15(木) 02:54:35
そんなこと
は
な
い
855 :
4行完結。:2007/03/15(木) 20:12:14
昔々ある処に子のない老夫婦が住んでおり、ある日婆さんは川で大きな桃を拾った。
桃を切ろうとすると中に赤子がおり、その子は桃太郎と名づけられ逞しく成長した。
桃太郎はSAMURAIに憧れ、悪い鬼をSATSUGAIする事を誓いきび団子を持ち旅立った。
旅路で犬猿雉を餌付けし味方につけた桃太郎は、無事に鬼を退治し宝を奪って凱旋した。
856 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/15(木) 21:31:19
「課長、好き」
「結婚はできないよ。」
「ずるい人。」
陶子はそう言うと、僕のズボンのファスナーを下ろし始めた。
いや、そうだろ。
じゃあさ、起承転結を
小学生とか中学生に教えれば物語の基本はばっちりってこと
だろ。
私を「おや?」とさせたのは他でもない、
今まさに口の中に放り込もうとしている真っ赤なトマトだ。
そのトマトにひとつ、黒い点がある。まるで太陽の黒点だ。
驚いたのだが、果たしてそれは裏から突き刺した自分の箸の先端であった。
859 :
まねっこ:2007/04/16(月) 17:32:23
「忸怩」
ある企業の面接試験で、「何と読むかわかりますか」と面接官の一人が掲げた一枚のボードに書かれた「忸怩」という漢字に、内心「しめた!」と思ったタケシは、「じくじです」と、自信たっぷりに答えた。
「では、どんな意味ですか」と続いて聞かれ、「内心忸怩たる思いがある」というどこかで読んだ文章の一節を思い出し、「残念に思うことです」と答えた。
質問をした担当者はにやりと笑いながら「はい、結構です」と言ってボードを引っ込めた。
自宅に戻り、辞書を引き直したタケシが忸怩たる思いを味わったのは言うまでもない。
「人殺し! ああ神様、この男を地獄に突き落として!」
「神に何ができるものか! 何なら5つ数えて待ってやる。俺を殺してみろ!」
「よかろう」私は呟いてライフルの引き金を絞った。狙撃を食らって男は死んだ。
「任務完了よ、死神さん」囮役から応答があった。我ながらベタな通り名だと思う。
毛繕いをするニャンコをバカにしたような目つきで見る男が歩道にいた。
赤信号で停まった車の中から彼らを見ていると、男がゴミを捨てた。
瞬間、飛び上がったニャンコが体を回転させながら、ゴミをシッポで男に弾き返した。
「ゴミはちゃんと捨てるニニャー!」というニャンコの叫びが背中の遠くに消えた。
あの時に石膏の像を粉々に砕いた瞬間、何かが終わった気がした。
破砕の跡が粉として飛び散って消えるのにそれほどの時間はかからなかった。
時計の文字盤を見ている私は、小学生の頃の子供然とした癇癪をふと思い出した。
そして、今、砕けた食器が散乱するその向こうで響く妻の泣き声を私は聞き続けていた。
4行で書くっつーのも難しいっすね。
863 :
メラミ:2007/05/30(水) 01:52:50
「ここがメインスタジオ」お笑い芸人のシュウとタカを案内するAD。
「ここは編集室」至れり尽くせりの設備に大満足の二人。
「ここは物置」埃っぽく薄暗い室内に様々な衣装や大道具、小道具が置かれている。
「君たちの楽屋だ」
864 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/01(金) 04:15:52
「家内がどうやら浮気をしているらしい」その男性は妻の身辺調査を依頼してきた。
誠実そうな男性の憔悴した様子は、十分に義憤を掻き立てられるものだったし、
第一そう難しい仕事でも無いのだが、この依頼を受けるのはひどくためらわれる。
当の浮気相手が目の前の女探偵だなんて知られたら、この生真面目な人はショック死しかねない。
………………………………
………………………………
………………………………
そして六月を迎えた。
866 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/03(日) 13:42:44
小説家になるよ
誰が?
俺が
じゃあ早く書けよ
867 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/03(日) 13:48:01
負けるな。彼女が叫んだ。
負けるもんか。俺は歯をくいしばった。
最後のスパート。都なりのあいつは凄く速くて。
負けた。完璧に抜きかえされた。空が遠かった。
868 :
867:2007/06/03(日) 13:58:05
都なりと隣。
馬鹿みたいな間違いを見て、軽やかにキーを打っていた指は止まる。
何やっちまったんだ……。
後悔と恥ずかしさが波のように打ち付けた。
破壊力が欲しいな。
ということで連投します。
870 :
869:2007/06/03(日) 19:11:19
少年はいくつになっても名前を付けてもらえないことが不思議だった。他の兄弟には名前が付いているのに。
ある日、少年は母親に聞いてみた。
「お母さん。どうして僕には名前がないの?」
「ゴミに名前なんてないのよ」
871 :
869:2007/06/03(日) 19:12:54
「お母さん。この犬飼っちゃ駄目かな?」
「しょうがないわね」
母親は優しい笑顔を見せた。少年の頭を撫でる。
「あなたも私に飼われていることを忘れないでね」
872 :
869:2007/06/03(日) 19:22:41
公園の砂場に頭だけを出して、猫が埋まっていた。誰かのいたずららしい。
俺はその残酷さに暗澹たる気持ちで砂場へと向かった。
猫が助けを求めて「にゃあ」と鳴く。手を伸ばした瞬間、子供が駆けて来た。
「シュゥゥウウトォォオオオオ」
ノートパソコンがかたかたと音を立てながら上下運動しています。
一体何事でしょうか、ノートパソコンが自立運動するなんて聞いたことがありません。
動きに激しさが増してきました、まるで私に何かを訴えているみたいです。
ノートパソコンが載っている卓袱台の下から、ちろりとうちの雌猫のタマ吉のしっぽが見えたような気がしました、見なかったことに。
「一週間ばかり咳が止まらないんですが、何か悪い病気なんでしょうか…?」
「はっはっはっ、大丈夫、ただの風邪ですよ。咳止めの薬を出しときますね」
「先生、本当のことを仰って下さい!私…肺炎…いや肺癌なんでしょう?」
迫真の演技で迫る美代を前に、祐太は二の句が告げなかった。そんなお医者さんごっこ。
ジョンは言った。「戦争が終わったら結婚するんだ」
ジョンは敵に殺された。
マイクは言った。「戦争が終わったら離婚するんだ」
マイクは妻に殺された。
876 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/16(土) 03:44:30
「キリンさんが好きです。
でも象さんのほうがもっと好きです」
「んなこと訊いてねぇんだよ。
さっさと親を出せやクソガキが」
877 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/16(土) 03:57:56
「中島君、これのコピー頼む」
「いやです」
「いや、コピー・・・」
「いやです」(※繰り返す)
878 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/17(日) 17:54:38
すいません何か書くものありませんか?
ありませんよ。
え、その手に持っているシャーペン。
ああ、これですか、これは私の義指ですよ。
879 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/17(日) 20:56:07
パソコンに向かう男がいる。2chをやりながら独り言を言っている。
「いつまで人多杉なんだ! 原因は掲示板の機能を増やしたからだろ?」
すると、喋らないはずのパソコンが「そのとおり!」と答えた。
男は驚いて椅子から立ち上がった。「ぐおっ」と声がして、男の後ろにいた男が気絶した。
880 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/17(日) 22:51:40
男は今見たばかりの夢をノートに書きなぐっていく。
「屋上で一人流しそうめん、掴めないそうめんは空中に放り出され、
落下するそうめんを追って俺、窪塚洋介も落下」と。
真っ黒いノートの表紙には「DEATH NOTE」という文字が白く光っていた。
生まれて
生きて
死ぬ
それでいいじゃないか
882 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/17(日) 23:09:49
洗面所のコップにはコップを持ったカバの絵柄が描かれている。
カバの持ったコップにもやはり同じカバがコップを持った絵柄が
描かれている。そのカバの持ったコップにもやはりカバがコップ
を持った絵柄が描かれている。そのカバの持ったコップにもやはり
883 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/17(日) 23:11:54
あ
い
だ
みつをだもの
884 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/17(日) 23:13:45
プールから上がった満男は自己陶酔して言った。
「ちょーちまきい」
「今日は子供の日ですよ」
「まんまあ」
885 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/17(日) 23:22:25
彼らの高校ではサッカー部のことをソッカー部と言った。
「サッカーやりてえな」
「サッカーじゃなくてソッカーだろ」
「サッカー」
886 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/17(日) 23:49:13
ゆうこ先生が前から順番に生とを当て行く。テキストの英訳を
答えさせていた。やばい、来るよ。僕は慌てて友達に電子辞書を借りた。
「おい、履歴だけは、見るなよ」そんな言葉は無視して僕は履歴を見た。
「breast,touch,want,glamorous」友人よ、授業中に何考えてんだよ……。
887 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/17(日) 23:55:51
黒い赤子のような肉棒を夕子は一心不乱に扱き上げている。
髪は乱れ、汗が頬を伝い、部屋中が熱気に包まれていた。
その時部屋のドアが開いた。「夕子何してるの? もうすぐご飯だよー」
「パパ、ソーセージおいしいの」
邪道
すのど縦でとらとのっ
ご小ん読き驚も縦文た
い説どみるいと書章。
こはんがぞたもきだ
はあ!!やっぱ!ダイハードってよく出来てるよね。
何度見てもはらはらドキドキで最後まで飽きさせないし、ユーモアもちゃんと忘れないしね!!
おい!美由紀!何とか言えよ。
そうね!ねえ隆志!!パート1の時のブルース・ウィリスはカツラ付けてたんだね。
890 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/25(月) 14:38:41
夏休みだけど宿題の日記に書くことがない・・・
何か書くことないかな思いながらと猫と遊んでる日々
その夏休み最後の日、私の飼ってる猫が死んだ
大ニュース!日記に書くことが出来た私は喜んだ
「金返せ」
「金返せねえ」
「じゃあ金貸して」
「お金の貸し借りはしない主義なんです」
また昨日も負けた。
多分、今日も負けるだろう。
明日だって負けるに決まってるんだ。
諦めよう、どうあがいたって勝てやしないんだ。君の魅力にはね…
893 :
名無し物書き@推敲中?:2007/08/05(日) 11:11:47
ここはおもしろいことを書くスレですか
それでも
相変わらず、
東京女学館の制服は
オフホワイトのセーラー服に、青のシルクスカーフだった。
東京に出て幾数年
よく出入りする店に着古したセーラー服が売っていた
店の人が僕に勧めるので、一着だけだぞと買ってみる
家に帰りせっかくだからと着てみた、鏡の前に美少女がいて一目惚れした
南国はパラダイス。北国に住む僕は子どもの頃から夢の国だと憧れていたんだ。
太陽の突き刺す熱線が地面を焼き空は海を映したように青く広い。
ところがどうだ!突き刺すブリザードが頬を凍らせ、クレバスは深海みたいに青く深い。
ちくしょう!南に行きすぎると北に戻ってしまうなんてゲームの中だけだと思っていたよ!!
君に出逢い、恋をした。
その日、僕の心に初めて光が灯った。
半年後、君は知らない男と腕を組んで幸せそうに歩いていた。
そして、僕の心は粉々に砕け散った。
起きてから寝るまで、ずっと喫茶店のあの娘を想っていた。
「承りました」と言う時の笑顔が好きだった。
転居したあの娘はもう喫茶店にはいない。
結婚して僕の家にいる。
>>800のク○ラに
この形式の可能性を見出したので挑戦してみました
900 :
899:2007/09/12(水) 01:13:29
「ロボット鳥リターンズ」
私は軍のロボット鳥を持ち出し、その高度な性能を使ってハッキングをした。
「私用でございますか」とロボット鳥は言った。
何日かした後、チャイムが鳴り、ドアを開けたロボット鳥がこう言った。
「御用でございますか」
↑の2つとも「起承転結」と「4文のみ」にこだわってみました
>>755から続くロボット鳥シリーズの作者ではありません
901 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/12(水) 01:18:51
899はわかるし面白い
でも900はオチがわかんない
どこを縦読みかもわかんない…
903 :
899:2007/09/12(水) 01:56:47
900で言ってるのは構成の上における
本当の意味の「起承転結」です…わかりづらい説明スマソ
900のオチは誤解を招くし弱いのは否めない…
「どよう〜」に勝てない…orz
出直して来ます
904 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/12(水) 02:04:22
あー、なるほど!w
私が鈍かったです、ありがとう
>>902 >>903 わかったら面白いw
「御用でございますか」 のとこ、最後の「か」をとったらわかりやすくなるかも
凹ませてごめんなさい
>>238と
>>247の関係と同じ意味で899を改変してみると
>>899さんのは、こんなダーク な話になります。
起きてから寝るまで、ずっと喫茶店のあの娘を想っていた。
「承りました」と言う時の笑顔が好きだった。
退職したあの娘はもう喫茶店にはいない。
可愛い動かないお人形の姿で僕の家の押入れの中にいる…
懐かしいオレが書いたロボット鳥のシリーズが載っていたので懐かしさのあまり、また改変してしまいました。
「ロボット鳥はもの知り」
ロボット鳥のデータベースはあらゆる分野をも網羅している。
「仕様ですよ」と彼は自慢する様子も無くクールに言ってみせる。
私が「えぇ〜っと誰だっけあの人、メガネでやさしそうで、名倉ジュンじゃなくて…」と言った時も即答してみせた。
「ぺ・ヨンですよ」
出直してきましたがちょっと流れが強引かも…
ロボット鳥をダークにするために出直して来ます
「新訳 ロボット鳥 序 」
言葉を話し何でもしてくれるという機械仕掛けの鳥が抽選で当たった。
開封し、身体のボタンを押してみる。 「いや〜ん!だめよ〜うん」
お前は接客のプロか!!それならばとベルトを外しズボンを脱ごうとした矢先、鳥が勝手に話し始めた。
「いあんようでございますか」
※注)慰安
ああ下ネタ、強引だった…
「ロボット鳥のその後の使い道」
大事な所をくちばしでつつかれ大怪我したオレは翌日からロボット鳥に一般常識を教え始めた。
「いいか!まずは、算数からだ!」
「よーし!復習だ!1から10まで数えてみろ」
「いち・にい・さん…よ・う…」それをいうなら よ ん!!
「ロボット鳥のその後の成果」
「よーし!何とか100までは覚えたな。今度は音楽、まずは、好きな歌、歌ってみろ!」
「お ふ く ろ さ ん よ う♪〜おふくろさん♪〜」
「みんよう…です」
「人間で無いヤツには、その歌は歌わせん!!」
芸能ネタでした。
「ロボット鳥は自由になりたい」
彼の体は窓ガラスを突き破って外に出た。
ロボット鳥は自由になりたかったのだ。
彼の死体の上でロボット鳥がほくそ笑む。
ロボット鳥をダークにして再びやってきました
今回は新エヴァが面白かったので起承転結ではなくあえて序破急で
さ、3行しか思いつかなかったんじゃないからね!
供養でございますか
さようでございます
それでは皆様、寝ようでございます。
915 :
ロボット鳥:2007/09/14(金) 01:56:12
過疎の原因は慢性的な職人不足と判断。あげ
916 :
暇潰しの達人 ◆aPUHO2I7Q. :2007/09/14(金) 05:59:06
【ヒトに内在するもの】
ある日、街中に人間を素手でひきちぎる様な恐ろしいエイリアンが現れた。最初は一匹であったが、次第に至る所から
エイリアンが現れ、街中が大混乱に陥った。僕は家路を急いだが、途中で人間に似たエイリアンに遭遇してしまった。
恐怖でおかしくなった僕はエイリアンを殴り倒し、殺す事に成功した。しばらくすると化け物の様なエイリアンが現れたので
そいつも殴り殺した。今度は人間が襲い掛かって来たので、そいつの頭を潰してやった。それを見ていた女が逃げ出したので
追いかけてひきちぎった後、ぐちゃぐちゃにしてやった。街にはもうひきちぎる奴が居ないので、僕は他の街に行く事にした。
4行越えちゃった
>>916 つーか、それ、5行のつもりだろうけど、
8行だから。
918 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/14(金) 18:31:10
ある男がこのスレを開いた
なにか小説を書こうとネタを考えた
しかし何も思いつかない
一方俺はそれをネタにした
見事な臨場感
カレーを冷凍して解凍したら
まず
かっ
た
921 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/14(金) 20:38:10
作ったシチューがどうしても食べきれず、余らせた。
捨てるのも勿体なくて、冷凍庫に凍らせた。
風邪で寝込んで、冷凍庫で凍ったシチューを見付けて、ふらふらしながら暖めた。
凍らせたのは余ったからで、余らせたのは劇マズだからで、それが思い出せたのは、ほおばった後からだった。
922 :
暇潰しの達人 ◆aPUHO2I7Q. :2007/09/15(土) 02:14:44
何の変化も無く、ただ繰り返すばかりの日常に僕は退屈していた。
何でもいいから刺激が欲しかった、自分に何か大きな災いが降り掛かればいいとさえ思った。
しかし僕がそう願うずっと前から、災いは僕に降り掛かっていたようだ。
退屈という、災いが。
923 :
暇潰しの達人 ◆aPUHO2I7Q. :2007/09/15(土) 02:18:23
私は今日、この世で最も儚いものを見た。
それは、桜の花びらが散りゆくその一瞬。
僕は今日、この世で最も儚いものを見た。
それは、強盗先で奪った家族の笑顔。
924 :
暇潰しの達人 ◆aPUHO2I7Q. :2007/09/15(土) 07:26:48
「安心しなさい、最後に笑うのはあなたです」生まれてからずっと不幸であった男に神はそう告げた。
しかし男は極度の心配性であり、自分の将来に常に不安を抱いていた。
その不安は現実のものとなり、男は老人となっても苦しみ続け、最後にこう言い残した。
「もう苦しまずに済む、ようやく安心できるわい」男は、笑っていたという。
上
下
左
右
926 :
暇潰しの達人 ◆aPUHO2I7Q. :2007/09/16(日) 06:26:51
僕の折りたたみ式携帯電話には時間等を表示する小さな窓がついている。
横になって、片目をつぶり、その窓を覗き込むと、左右対称のサイクロプスの様な一つ目がこちらを見ているではないか。
目には何も映し出されず、暗く澱み、光が差す事は決して無い。
まるで僕がこれから辿る運命を暗示しているかのようだ。
927 :
暇潰しの達人 ◆aPUHO2I7Q. :2007/09/16(日) 07:26:16
俺は自分の書いた作品について感想が欲しい、いや、意見と言った方が適切だろうか。
批判されようが賞賛されようが、自分が書きたいものは変わらないだろうし、変わってはいけない様な気がする。
よっぽど感動する様な意見を貰わない限り影響を受けないだろうし、感動と言っても、一日経てば忘れて後はたまに思い出すくらいの出来事なのだ。
などと、最近文学の匂いを嗅ぎつけたばかりの青年の、作家気取りの生意気な言動を聞いた神は、つくづく平和であると感じた。
>>927 > 批判されようが賞賛されようが、自分が書きたいものは変わらないだろうし、変わってはいけない様な気がする。
あなたの書きたいものって何?
なんで変わってはいけない気がするのかも教えてほしい。
> よっぽど感動する様な意見を貰わない限り影響を受けないだろうし、
たかが4行程度の中2病作文に、感動するような意見を求めるなよ。
> 感動と言っても、一日経てば忘れて後はたまに思い出すくらいの出来事なのだ。
あんたの感動って安っぽいもんなんだな。
> などと、最近文学の匂いを嗅ぎつけたばかりの青年の、作家気取りの生意気な言動を聞いた神は、つくづく平和であると感じた。
あなたがどんな本を読んでいるか教えてほしいな。村上春樹とか?
あと、何で神が平和であると感じたの?
>>928 簡単に言わせてもらうと、
>>927は前日の夜に三行まで書いて、朝起きてからその三行に対して感想を書いただけです。
朝も夜もひどく眠くて、ろくな判断が出来なかったようで、二行目の真意はその時の自分に聞かないと分かりません。
書き込んだ動機としては唯感想が欲しかったのと、後は自分への戒めというか、やけになっただけでしょう。
僕は一行目に命をかけ
彼女は二行目に命をかける
そした、あなたは三行目だ
さて、四行目はどうしましょうかね
「やどりしもの」
最初それを信じられなかった。偶然だと思った。二度、三度つづく偶然に恐怖はなかった。
それは時間の先取りというものだろうか。タイムマシンのように物質が移動するようなことではなかった。
なんといったらいいのだろう。自分の書いたものを書く前に読んでしまうという不思議な体験であった。
今の自分なら筆に宿るそれを信じられる。本当の仕事は金銭を得られないものだと知ったからである。
「買い物日記」
晴天の日曜の午後。
僕は買い物に行くために家を出た
家から店までは、歩いて30分ぐらいの距離だ、だから僕はいい運動だと思い歩いた
店に着く頃には、軽く汗をかいている、さて買い物しようとして、ハタと気づいたそう財布を忘れたサザエさんだった自分に
「あついなつ」
毎年夏の気温は上昇傾向にあるようだ。それの鳴き声はあたりの空気を攪拌するような勢いがあった。
一匹の蝉だった。いらだちを口調に滲ませナツはその木にとまる一匹のセミを素数蝉と言い切った。
「あいつ生まれる時期を間違ったんだね」 13、17年の素数年に土からあがり大繁殖する蝉のことだった。
絶滅を避けるため13年種と17年種は同じ年には発生しない。ナツ13才、僕17才。僕は木から目をそらした。
ときどき「4行」を「改行4回」と受け止める人が出るね
935 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/17(月) 16:10:50
これもゆとり教育の弊害か…
画面を広くすると一行になるよ
937 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/17(月) 18:07:25
938 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/17(月) 18:13:05
タイトル 4行ショートショート
パソコンを起動して、2chの掲示板の創作文芸の4行ショートショートを読む。
すると、タイトルに「4行ショートショート」とあり、書き出しが「パソコンを起動して」。
読者はここで納得した。そうか、自分が読んでいるSSそのものを作品にしたのか!
作者も読者もこれを読んだときに混乱した。今自分は一体なにを読んでいるんだろう?
>>936 本気で心配なので釣られてみますよ。
句点がついたら、そこまでが「一行」だ。
表示したとき横一列に見えても、その列内に句点が二個あればそれは「二行」だ。
頼む、理解してくれ……
ごめん、句点までは「文」だから改行4回でいいんだわ。多分
>>942 訂正?
何を言っているんだね
一度言ったことは最後まで責任を持ちたまえ
責任 持 っ て 訂 正 し ま し た
945 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/17(月) 22:16:30
<<929>>
作家を気取りたいのなら自分の文章に責任を持つことからはじめた方がいいと思う
アンカーのつけ方も分からないなら黙ってなさい
947 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/18(火) 01:32:38
『階段』
一段一段をふみしめ、少しずつ地球から離れていく。
人より、純粋に「高い」という事実は気分のいいことだ。
生身というところが肝心だと私は思う。
スペースシャトルと螺旋階段はどちらが高尚か分かるだろうか。
948 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/18(火) 01:35:08
『無題』
あんあんあん。
とっても大好き。
どざえ〜もん♪
お前だけだ。
949 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/18(火) 01:38:38
これもゆとり教育の弊害か…
950 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/18(火) 01:46:42
『これもゆとり教育の弊害か…』
ゆとり教育の弊害か……。真っ暗闇で光るパソコンのモニターを前に、俺はひとりごちた。
4行で小説を書いてみようと書いてあるのに、ショートショートにすらならない文章を載せる。
ショートショートって言うのはな、こういうものを言うんだよ! 俺は絶叫し、自作ショートショートをアップする。
あちこちから批判の荒らし、こんなはずでは……ゆとり世代の俺には日本語を満足に書く能力がなかった。
951 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/18(火) 20:31:20
さてきょうもいさじを聞いて寝るとするか。
でもその前に、飯食っておこうか。
いやその前に、風呂か。そういえば三日も入ってない気がする。
まあいいかニートだし。
気にするな、昨日の敵は今日の友というではないか。
昨日の欲望は今日の快楽。
昨日の快楽は今日の後悔。
昨日の後悔を今日に公開。人生、この繰り返し。
チョコレートはおいしい。
黒いカタマリを口に放り込む。
ゆっくりとカミクダク。バリバリむしゃむしゃ。
羽や手足の甘美な味をカミシメル・・・。
番外編「四行いいわけ」
犬も歩けばなんとやら。
娼婦が歩けば肉棒にあたる。
俺が歩けば欲望にあたる。
欲望が歩けば絶望にあたる。そういう事さ。
ぬくぬくと暮らしたい
るんるん気分の毎日
ぽかぽか陽気で過す
学校で自傷行為した
日本語で書く
ポータルサイトの翻訳サービスで英語にする
英語を日本語に翻訳する
新境地開発成功
959 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 01:49:41
デスノートを拾った。
鏡を見た。
デブニートがいた。
自分の名前を書いた。
960 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 05:30:48
付き合っている彼女がいた。よく気が利くとてもいい彼女だ。
僕は病気で入院した。その間連絡が取れなかった。遠距離恋愛だったから。
退院後すぐに別れた。入院中に他の男と出来ていた。
僕は世を捨てた。
961 :
ラ:2007/09/28(金) 22:16:56
退屈な学校が終り、俺は友人との帰り道、メダルを拾った。突然時間が止まった。
『貴方には二つ選択肢があります。永遠に生きるか、今死ぬか』
どこからか声がした。何故か俺は死を選んだ。
そして、この帰り道、俺は交通事故で死んだのだ。
やらないか
公園のベンチで誘われ
ホイホイ付いて行き
くそみそな結果に終わった
963 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/29(土) 09:50:03
彩花は新宿からムーンライトえちごに乗るため小田急江ノ島線に乗車していた
彩花が乗るのは6号車レディースカー女性専用車両で新潟まで行く予定だった
しかし彩花は新潟まで行かず途中の長岡で降りて信越本線に乗ることにした
信越本線の青海川駅はこの夏の地震ですっかりその姿を変えてしまってはいた
ここは一体どこなんだろう。
気が付くと僕は得体の知れない何かに取り囲まれていた。
少しでも現状を把握するために試行錯誤し、その結果、両脇にある物体の形を突き止める事に成功した。
それは、「と」と「は」であった。
貴方は最低な人です。
見ず知らずの女に突然そんなことを言われ私は、厳しい言葉を投げかけようと大きく息を吸い込んだ。
だがそれを待たずに、二十代前半と思われるスーツ姿の女性は、春に吹く強風のように、駈けていってしまった。
後に残された私は、只呆然とするばかりであった…
道ばたに「ルーがこぼれるまでに落とし主を捜してください」と書かれたカレー葡萄が落ちていた。
僕は華麗にスルーしたが、通りがかりの鰈の一群に平手打ちされ、探すはめになってしまった。
しかし、何の手がかりもなく、僕は北極から南極まで探し歩いた。
手がかりもオチも何もない探索は僕の心身を枯れさせた。
967 :
ロボット鳥910号:2007/12/21(金) 16:06:17
ロボット鳥はずっと自由になりたがっていた。
だから飼い主が油断した瞬間を見逃さなかった。
彼の体は窓ガラスを突き破って外に出た。
彼の死体の上でロボット鳥がほくそ笑んだ。
>>910を自分でリメイクしました。
4文4行であること、起承転結の構成、代名詞の整合性、
前回抱えていた問題は一応クリアしたと思います。
久しぶりに来ましたが、
このスレは
どぼ〜ん氏さんとかえっこさんが
いないと盛り上がりませんね……age。
969 :
絶倫太郎 ◆4GKS6mzWaE :2007/12/21(金) 20:09:13
自分の運勢が知りたくなった。
だから会社帰り、町の占い師に手相を見てもらった。
「今日、あなたは女性に告白されるでしょう」と、占い師は言った。
オチが読めたので俺はその女占い師を撲殺した。
970 :
名無し物書き@推敲中?:2007/12/22(土) 01:40:25
発想がつまらん。せめて一行小説みたいな斬新なのやれよ
971 :
名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 17:41:42
安定的なアウトルックのミステリとかみたいな陳腐さはないと思うが。 奇想ってほどのはないが。
972 :
名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 21:31:47
ミステリとかラノベなんて小学生で卒業しろ
973 :
猫:2007/12/27(木) 12:12:22
入学式、彼女と出会った。
夏休み、アイスクリームは溶けて行く。
秋祭り、桜の葉は枯れ初め、
学期末、次の春をただひたすら待つ。
974 :
名無し物書き@推敲中?:2007/12/28(金) 10:40:27
四日前は気にも留めず、
三日前は思い出してもすぐ忘れ、
二日前はただ焦るだけ。
そして前日になって激しく後悔する。
産まれ出で、育ち。
成熟し、老成し。
また何処かへ還り、
何処かで孵るのだ。魂は。
976 :
これすごい:2008/01/06(日) 20:14:54
テナントビルにはいった
しかしそれはショッピングデパートだった
外へ出るとまだ建設予定地だった
977 :
名無し物書き@推敲中?:2008/01/06(日) 23:20:36
もし自殺がしたくなったら、
「自殺をしたらあなたは悲しんでくれますか」と聞いて回りなさい。
母にそう教えられたので聞いて回ってみたら、
「悲しんであげるから死になさい」と言われた。
978 :
名無し物書き@推敲中?:2008/01/07(月) 00:29:22
コンテンツびじねすははやらない
はは権利はプロトコルだよ
なんせすべては透過性だら
979 :
名無し物書き@推敲中?:2008/02/18(月) 22:39:21
昔の女から電話が来た。
結婚するのだという。子供が産まれるのだという。
「ひょっとしたらあなたの子かもね」と笑う。
私は受話器口を押さえ「女って恐いよね」と隣の彼氏に話しかける。
980 :
名無し物書き@推敲中?:2008/02/19(火) 00:35:14
「さようなら」と、君はいつもの笑顔で言った。
また明日になれば会えるのだけど、心の中に寂しさが広がる。
僕はさよならと言い返す訳でもなく、隣の山田を見た。
「また明日な」と、山田は彼女に言っていた。
981 :
名無し物書き@推敲中?:
寒い冬の日の晩に点問屋に浮浪者が入ってきた。
親父天丼くれ へいおまち 浮浪者はあっという間に食った。
もう一杯くれえ。。。 空の丼が何段も重なった
か、勘定を 突然、浮浪者の口がワニのように裂けて親父が食われた