【エッセイ賞も】さいたま市スポーツ文学賞【新設】

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1名無し物書き@推敲中?

【募集作品】

● スポーツを題材としていること。
● 未発表のオリジナル作品であること。
(同人誌、ウェブ等に掲載・公表された作品は発表されたものとみなす。)
● 小説、ノンフィクション等ジャンルは問いません。
● 400字詰め原稿用紙50枚以上100枚以内に日本語で書かれた作品。
(ワープロ原稿、電子メールによる応募の場合は400字詰め原稿用紙換算で50枚以上100枚以内。)

【締め切り】

 平成18年3月1日(水)《当日消印有効》
 電子メールでの応募に関しては、3月1日(水)到着分までとします。

【ホームページ】

 http://www.saitama-spo-bun.jp/
2名無し物書き@推敲中?
33 名前:高山昇「血だらけのストライク」(文学界6月号)【初】87枚[] 投稿日:03/07/11 18:58
高校球児の僕は、1年生エース。
夏の地区大会を順調に勝ち進む。
準々決勝での相手は、聖愛女学院高校。
去年まで「日本最強の野球同好会」と呼ばれていた。
男子生徒のすべてが野球部員だ。
1点リードで迎えた9回裏。
楽にツーアウトを取った僕は、顔面に打球を受けてしまう。
次第に薄れて行く意識。
相手チームのチアガールの太腿が、脳裏に焼きつく。
病室の中で昏睡から目覚めた僕。
誰も見舞いに来ない。
携帯のメールには、「この変態!」「スケベ、死ね」などの暴言。
一体、僕の身に何が起こったのか?
僕は自分探しの旅に出かける。
ふと訪れた町で、なぜか僕は野球場に足を運ぶ。
僕の姿を見かけた観客は、一斉に「スケベ・コール」で僕を迎える。
僕はパジャマ姿のまま、リリーフに立つ。
いや、リリーフと同時に、あそこも立った。
大きくなり過ぎて、パンツも破れる。
しかし、僕はその試合をきっちり抑えることが出来た。
10年後、僕は100勝1000本安打を達成した。