1 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/01(木) 19:07:50
というお題で話しつくって行きますか。
まあ『檸檬』の話は、レモンを爆弾だと
見立てるというところがポイントなんですが
今はネットで爆弾作り方わかりますし、
材料も手に入りやすいですしね…
というわけで
>>2からスタート!!
2 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/01(木) 19:08:35
学校はちゃんと行けよ。
(了)
4 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/08(木) 06:51:35
にゃん
5 :
1:2005/09/09(金) 02:58:09
人生とはなんでせう。わたしのおおまかな歴史からするとそれはもうなにもない、とただそれきりでございます。
さて、わたしは今夜も眠れぬままに窓外からきこえる夏のおわりに耳をすませておりますと、
そこには鈴虫の羽音がきこえるのでありました。
「秋が近づく闇に聞こえる鈴虫の音我が人生ふと重ねて愛慕に滴る液体の蓮」
書きつけた半紙をくしゃくしゃに丸めてえい、と投げますと庭に寝ていたシェパアドの立てた耳にあたりました。
「やれ、すまない」
わたしはそのとき感じたのです。シェパアドの哀しみを。それは想像をこえた哀しみでなにもないきりのわたしの
人生など比べものにならぬほど、大きくて、深いものでありました。
そうして決意したのです。爆弾をこさえて、なにもかもを無に帰すという決意です。
「ありがとう! ジョン!」
わたしの叫び声にシェパアドは耳をぴくりと動かすきりでございました。
6 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/09(金) 07:34:56
檸檬って表題作ではあるけどあの本の中で特別すごいわけじゃないよな
7 :
2:
だいたいに於いて人生と申しますものは退屈なやうです。そのなかで或る少しの時間に限れば
小さな躍動と性の欲とがうまいぐあいに絡まりあって、振り返ることの多き一瞬を形成いたします。
たとへばわたしのこの平たん極まりない道に於いても、或る場所には地雷が仕掛けられていたようで
それを踏んで、爆発し、大声で嗤った若き思い出もあります。しかしそれもとうに古い物語のなかへと
閉じ込めてやりました。わたしは社会の底辺のあたりでもぞもぞと蠢く虫けらの如き売れない作家で御座います。
やい、やい、と獣の皮を纏ったつもりで小心な自を隠し通していけるとばかりおもっていた
ただ不必要な人間であるきりです。
しかし、爆弾! わたしの道にはこんなところにも地雷がしかけて在ったのか!
「いづれわたしは新聞の一面に晒され爆弾魔梶井として世に出る日を思いに耽る夏のさよなら」
さて、秋葉原へと参ります。