1 :
作:ぼく:2005/08/28(日) 11:38:22
朝、目覚めとともに私は息子と起きる。
相変わらず元気なやつである、老いと言う言葉を知らないのだろうか。
梅毒エキス100を飲んでから気持ちのいい朝が迎えれるようになった。
なんとも昔にタイムスリッしたようだ、青春時代を思い出す。
さて、そろそろ息子も落ち着きを取り戻した事だ、出かけるとしよう。
朝出すゴミとかばんを一緒に持ち玄関へ、と言っても私はマンスリーレオパレスを利用している。
単身赴任である、初めての転勤で少し戸惑いもありつつ毎日がスタートする。
時間は止まってくれない、容赦なく私に降りかかる、若き女朗の潮吹きのごとく。
あの頃はとても激しく遊んだ、膣が恋しい。実に恋しい。
扉を開ける。今日もタイミングを計らい家を出た、隣人のマチコを見つめた。
で?
続きかけよ・・・とか言って釣られる俺
5 :
作:ぼく:2005/08/31(水) 21:18:08
死ぬほど憧れた大都会東京であったが、大した事ない、そう私は感じた。
街の人間は全て猫をかぶってるかのように、すました顔を私に向ける。
何故こうも人と目があうのか、ここまで意識した事は今までなかった。
「顔になにかついているのか?」と、聞いてやりたいところが、いかんせん私はチキンである。
ついでに名前も酉助とチキンオーラがむきだしなのである、このときばかりは両親を憎んだ。
飯もろくに作れず、ファーストキッチンを喰らい今日も仕事から帰る。
隣に住む女性の窓からは光がこぼれている。
ぼうっと眺めていると、ドアが開く、隣人のマチコが、目の前に現れる。
梅毒エキスって何?梅肉じゃなくて?
ここまで読んだ。
7 :
えいいち ◆GRGSIBERIA :2005/08/31(水) 21:47:49
どちらかというと面白い。
すらすらと読める小説。
まあがんばれ。
えいいちのレスは相変わらず、つまんない。
>>1 このまま続けるつもり?
居心地のいい方の板を選ぶつもりかな?
というか、これは罧原堤が「またまた」立てた糞スレですよね。
11 :
作:ぼく:2005/08/31(水) 23:22:55
うすっぺらのボストンバッグは北へ北へと向かった。
右も左もわからぬままこの土地へと足を踏み入れた。
夜は長く、寝たふりを繰り返し、朝がとてもうっとうしく感じた。
上京した当時の事である、昔懐かしき頃の事を思い起こしながら、お気に入りの曲を聴く。
家に帰ってきても特にする事はなく、テレビはつけたまま、無音だと孤独になるからだ。
ヒマを持て余してるというのはあながち間違いではない、事実ヒマなのである。
マイフェイバレットソング、アリスのベストをだらだらと流す。
音痴の私でもなんとか腹から声を出して口ずさめるソングだ。
しかし音量はいつも極小だ、警戒センサーを張り巡らすのも単身赴任の心得だと思うからだ。
そうこうしているうちに、なにやら聞こえてきた、隣人マチコのシャワータイムだ。
12 :
作:ぼく:2005/09/02(金) 22:14:26
不意に夜 目が覚める、深夜は2時である。
薬が切れたようだ、今日は食後の一回を服用しそこねた。
不気味な音でうなり続ける冷蔵庫から私はケロヨンを取り出す。
これはオーダーメイド睡眠薬である、毎日4回の服用を要する。
さて、飲んだはいいが そう早く寝付けるものでもない。
私は寝巻きに一枚布を羽織って、近くのドンキホーテへと出かけた。
相変わらずこの店は不良の集まる店である。
からまれるのを恐れ、眉間にしわを寄せ、がに股で歩き、いかにもな感じを漂わせた。
しかしこれも神経を使うものである、逆にストレスが溜まることもある。
賞味期限間近の格安ペットボトル茶に手をかけようとしたその時。
柔らかい手と触れあった、かすかに石鹸の香りもする、隣人のマチコであった。
本当にフシハラ?
夏はもう終わりですよ?
15 :
作:ぼく:2005/09/06(火) 22:42:24
●地下鉄の線路に転落、列車とホームに挟まれたが…
7日午後0時10分ごろ、大阪市阿倍野区の市営地下鉄御堂筋線・天王寺駅の下りホームで、
新大阪駅発同駅行きの列車(10両)がホームにさしかかった直後に、
大阪府枚方市内の会社員の男性(46)がホームから転落した。
運転士が急ブレーキをかけたが、列車は転落場所を約25メートル過ぎて停車した。
男性は、先頭車両とホームのわずかなすき間(約20センチ)に頭から上を出した状態ではさまり、
後頭部と両肩の挫傷など全治2週間の軽いけがですんだ。
男性はこのままでは抜け出せないため、運転士の協力要請を受けた先頭車両(約30トン)の
乗客約30人がホームの反対側に寄って、ホーム側の車両の荷重を軽減。
ホームの客十数人と駅員10人が車両を浮かせるように押し上げ、すき間を広げて男性を救出したという。
駅員は「ホームに近いところに落ちたのではねとばされずにすんだのだろう」と驚いている。
阿倍野署によると、列車は同駅が終着だったが、男性は乗車できると勘違いし、
座っていたホームのベンチから列車の方に歩いていき、あやまって転落したらしい。
男性は酒臭かったが、署員に「酔っていない。立ち上がったらふらふらした」と強弁。
署員が「助かったのは奇跡的やぞ」と諭すと、「えらい、すみません」と恐縮していたという。
16 :
作:ぼく:
帰宅途中の電車でこの記事を目にした瞬間、私は持っていた東スポをビリビリに破いた。
周囲の冷たい視線には目もくれず、私は半ば興奮気味で床に落ちた紙切れを見つめた。
息が荒くなっているのは自分でもよくわかっていた、このままでは動悸・息切れの発作のおそれがある。
これはもはや持病であるが、私は脇に挟んでいた鞄から救心直下ペドロリンを取り出した。
興奮を抑えるためである、しかし手が震えてまともにフタも開けれなかった。
情けない、どうしてこうも私は薬漬けなんだろう、そして間もなく自宅のある停車駅に着いてしまった。
降りてすぐさまトイレに向かおうと思い、扉から足を片方出そうとした次の瞬間。
私の体は表向きエビ反り状態になる、視界が一変して眩しい閃光が目に焼き付く。
なまじ半端に息子がでかいと無惨である、私のイチモツに嫉妬した輩が私をめった打ちにした。
腹に豪快なラッシュがくる、私の膝はすぐに落ちた、しかし瞬時に止めが入った。
「紙切れ破いたんなら後始末くらいしなよ。」
原因は私のイチモツでは無く、破いた新聞にあったようだ。隣人のマチコの姿がかすかながら目に映った。