1 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/17(水) 22:50:08
担当教官は男です
2 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/18(木) 00:07:16
まさか2?
3 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/18(木) 03:22:16
3
りんちゃんは16歳になったばかり。施設内での生活にも馴染めず、いつもひとりぼっち
でした。決められたことをただくりかえすだけの、つまらない日々。りんちゃんは日に日
に明るさを失っていくのでした。
今日も、せっかくの自由時間だというのにグラウンドの隅の木陰で、ひとり本を読んで
いました。
「小山」
そんなりんちゃんに声をかけたのは、担当の草壁教官でした。
「草壁さん!」
りんちゃんが、ぱっと顔をあげます。その表情はほかのなにをしているときよりも、彼
女らしいものでした。
「小山」
草壁教官が眉間にしわを寄せて、すこし低い声を出すと、りんちゃんは慌てて言いなお
します。
「……草壁、教官」
「よろしい」
草壁教官は優しく微笑んで、りんちゃんの頭にぽんっと手を乗せました。りんちゃんは
ちょっと恥ずかしそうに、顔をふせるのでした。
これじゃ糞だがこれから面白くなるんだよな