平和と夢と希望のために・・・・

バジレス共和国の残兵が道を歩いている。
道の端にはお腹を空かしている様子の子供がたくさんいる。
その子達はザレム戦争によって、家族を失い孤児になった子供達であった。

第一話「ザレム戦争」

バジレス共和国。サブポルス王によって統一される国である。
事の始まりは、ゼメルク帝国の国王・ウィールズムアルト帝王が、
自分の息子・ザンハット王子とサブポルス王の娘・エルンの婚約を申し込んできたのだった。
ゼメルク帝国の使者「本日は我が国王より命を授かって参りました」
サブポルス王「命とはなんじゃ」
ゼメルク帝国の使者「我が国の王子・ザンハット様が、サブポルス王の姫君・エルン様との婚約を希望するとの事でございます」
サブポルス王「・・・その話、断る」
ゼメルク帝国の使者「何故でございますか、お二人がご婚約すれば我が国がバジレス共和国の後ろ盾をいたします」
サブポルス王「何と言われようがとにかく姫君をやる事はできぬ」
ゼメルク帝国の使者「・・・さようでございますか。ではそのように伝えまする」

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恐怖と悪夢と絶望のために……