1 :
名無し物書き@推敲中?:
夏休みを迎えて、僕は一人でいるまま現在に至る。身内に放っておかれ、
教室を同じくする同世代の人間たちに、僕は嘲笑われるままだ。人々が結
びつく系統樹から切り離されて、表すれば舞落つ埃か切紙の屑でいたのか。
実家で畳の間に寝転がり、足の指をかけて障子戸を開いてみる。そこに
見れるのは青空だ白雲だ、家を囲む石壁とヒマワリの背高い花々が精精で
いるんだ。畳の上で寝返りを打つ、するとまるで、心地よく青草の野原で
転げたような触れ味と匂いが現実のものとなった。鼻の穴から深呼吸する
と、さっぱりとした干草の匂いに続いて、女の子の匂いを僕は思い出す。
思い出した記憶の匂いは思い出を呼び起こし、僕は想い馳せて当時へと、
意識だけ遡れた。当時とは、僕のすぐそばにエックスという女の子がいた
頃のことだ。エックスとは仮名であって、本当の名はお前らには絶対に教
えてやらんということだけ、僕は確かに宣告しておく。
エックスは、僕の従姉妹にあたる女の子だ。年の頃は僕より三つ下で、
13歳。享年さえもが13歳、エックスは、彼女は僕にとって、永久永世
に渡って13歳のままだ。エックスは、僕のそれとは全く以って精神性を
違う次元においていた。それは僕をはじめとして、世間で言われる普通の
人々からは理解し難い高みでいた。お前らに理解できるように説明をしよ
うか? まあ、つまる所、エックスは先天的に知的障害を持っている。
”僕”の意識は当時の実家に戻り、食事を取る場所とされていた一室に
て男女の戯れ合いを眺めていた。”僕”の目芯は男女の間に立ち上って湯
気る、君たち愚凡人には意識に捕らえられぬ生気の湧き立ちそのものに向
けられている。懐かしみと、二度と再来しない時間を眼の前にして”僕”
は涙を生む。人が持てる狭い記憶と自己憐憫が材料になって、また一包み
できる程に涙の珠を産めた。当時の”僕”とエックスは互いを欠けがええ
ない存在と認め合っていた。低い長方形の、大きな食事机のはたで二人は
懸命に戯れる。
3 :
湖太郎:2005/07/06(水) 01:14:03
初夏だった。
成見峠の麓、空漣寺の裏、姉の死体は朽ちた無縁仏の墓場で見つかった。
空漣寺は20年の前から破れ、治める者もなく、しかし、雨の丑三つ時になると、いくつかの灯りとともに
ここまで書いて飽きてしまいました、著作権フリーです、あげます。
4 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/07(木) 20:21:07
読みづらい。
最初の三行で捨てられるレベル。
ショッカーだった。
成見峠の麓、空漣寺の裏、姉の死体は朽ちた無縁仏の墓場で見つかった。
空漣寺は20年の前から破れ、治める仮面ライダーもなく、しかし、雨の丑三つ時になると、いくつかの灯りとともに
>>3 初夏の夜、咲きかけ葉鶏頭が月明かりを受けて成見峠の麓をぼんやり灯す。
「やっぱり、雨が降るかもねえ……」
空蓮寺の鐘撞き堂に丑三つ時用の水盤を持ってやって来た尼の目の先に、
白装束を纏った女が横たわっていた。年のころは二十半ばだろうか。
思わず駆け寄り頬に手をあててみると、夜風に冷えたのか、女の体は石のように
冷たくなっていた。女の口元で羽虫が脚を擦り合わせている。
打ち棄てられていた空漣寺の裏に棲みついて二十年、雨の日には決まって
女の死体を見つけてしまう。
篝火がゆらめき、水盤にわたしの顔が映った。
羽虫を軽く食んだ青白い顔の女―地面に横たわるその女とわたしの顔が
ぴたりと重なり、わたしはようやく自分がどうなったのかを悟る。
雨が降り出した。
無縁の仏たちが光を名残惜しみながら踊る。
「雨が上がるまで、鐘は撞くまいねえ……」
勝手にリライト?しちゃいました(^^*ゞ
このまま1本出来てしまったりして
>>6 長編の出だしとしたら、なんか凄い面白そうだし
>>8 一応オチはつけてみたつもりなんですけど
わかりにくかったですか(^^*ゞ
っていうか、元ネタの雰囲気がとてもよかったので
なんとなく書いてみましたが、このまま一本書けるかも。。。
>>10 一応、幽霊の一人称なんですけどわかりにくいかもですね。
即興で書いたのでちょっと作りが甘かったかも。
ちょっぴりホラー風味にしたかったのですが・・・
この幽霊は、丑三つ時に雨が降るとふらふらと現れて
自分の死体を見つけ、「ああ、死んでるのはわたしだ」
と思うわけですが、成仏できないままずっと古寺に
住みついてしまった霊という設定だったりします。
細かい部分はさておいても、雰囲気(・∀・)イイ!
なんかワクワクする話だ。
>>11 わりと難しげな言葉を使うのが上手いかも。
普段から辞書とか引いて訓練してます?
14 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/09(土) 21:35:51
保守
15 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/10(日) 05:25:23
>>4 最初の三行で捨てられるレベル。
今気付いた、
>>3そもそも3行しか書いてないと・・・
16 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/14(木) 20:10:08
もうやる気無くなった?
17 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/14(木) 20:55:55
24時間以内に30レスいかなきゃオチるってのはデマだな。
じゃなかったらなんでこれあんの?
18 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/15(金) 18:33:53
後日使うのでは?
19 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/15(金) 18:34:32
あげ
20 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/15(金) 18:35:13
さあ早く
21 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/16(土) 05:01:52
君は何をそんなに急いでいるのか。
さて、寝るか。
23 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/13(木) 02:53:23
いま押してもいいんですか、と一応きいてみた。
ええ私はボタンですからいつでも、柔らかい声はそんな当たり前の言葉を返してきた。
そこには、どこか僕をからかうような響きがあった。
でも不快ではなく、むしろ親しげな空気が僕を少し安心させた。
しかしそんなやり取りですべてが解決したわけではない。
目の前の赤くまるいボタンを眺めえながら、
これまでのボタンを手に入れるために費やしたいくつかのことと、
押したあとに起こるかもしれない未知数の出来事を想った。
どうされたのですか。
しばらくの沈黙のあと、ボタンが静かに話し出した。
あなたは『押すため』に私を手に入れた。
沢山のものを犠牲にしてここまできたはずです。
それなのに、いま、なぜためらうのですか。
私を押した男たちはみな、
その先は僕も知っている。
ボタンを押した男は、
・メモ帖の中にあった書きかけのテキスト。
dowa06と副題がついていたが何のための文だったか思い出せない。
あげますよ、使いたい人どーぞ。
24 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/15(日) 03:55:48
>>23 ありがと! 二か月遅れだけど使わせてね。
印税が入ったら分けてあげるからねっ。
25 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/17(金) 04:27:52
それからもう2か月か。。。
26 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/29(土) 20:46:07
age
27 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/19(水) 18:41:39
退屈だな
残飯
一年前とまるっきり同じだな
残飯
だからおまえには創作はムリだって
残飯
28 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/21(金) 08:39:53
なぁ、尚志。お前も覚えているだろ?隣の家の親父。戦争で右足無くして、いつも杖ついてるあの人。確か、俺たちが小学校の時に、カカシマンってあだ名を勝手につけてさ、それが親父にバレて二人で拳骨もらったっけ。
その親父が餞別がわりにくれた酒だ。あの家は皆で北海道行くんだと。
これで俺は、とうとう村でたった一人の人間になっちまった。
俺は酒をコップにもう一杯飲んで外に出た。やっぱ大して美味いもんじゃない。いつもと同じ夏の夜だ。三年前にたんぼの向う、淵の側の家々の明かりが無くなった時もせつないないものだったが、今回は
30 :
名無し物書き@推敲中?:
無職残飯、諦めて働け。おまえに小説は無理だって。いや、すべてが無理。私以外の被害者を探すことだ。ばかやろうwww