952 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 01:49:14
原人はかめはめ派で専務を葬った。さすがの元グリーンペレー最強の専務も、漫画技でかなうことはなかったのだ。
953 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 01:51:10
「それが、いかんのじゃ」亀仙人(常務)が鼻をほじりながら。「最強を目指すんじゃ、目指すだけでも目指すのじゃ」
954 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 01:53:47
亀仙人(常務)もかめはめ派で葬ることした。が、亀仙人(常務)は亀の甲羅でかめはめ派を跳ね返した。それがキッカケで編集部のビルは崩れ、亀仙人(常務)は編集部を追われることになった。これも全て計算づくである。
955 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 01:55:18
という葬り方を原人と編集長は決行した。
956 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 01:55:58
「待て!!」亀常務が喘ぎながらそういうと、
社屋の天窓が開いた。空気が澄んでいて、星空がよく見える。
「みよ、あれが、アバドン星じゃよ。我々物書きの、聖なる星じゃ。
ワシもあそこで、かめはめカキコを習得した。お前らは、そこへ向かえ。
もしそうしなければ、この月刊スレは廃刊の憂き目にもあいかねん。」
仙人は、気を失って倒れた。
957 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 01:59:03
仙人の頭蓋骨から脳みそを取り出して、それをパソコンに繋げて、月刊スレへデータをアウトプットできる形にセットした。これで月刊スレは安泰である。
958 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 02:00:02
『我々は無駄なことをしない』これが原人と編集長の信条だった。
創作文芸板崩壊
960 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 02:44:22
「十回熟考してから書きなよ。すぐ崩壊とかなんとか。描写して、膨らませようよ。」メチャ美人の編集員、美晴が言った。
961 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 02:46:50
「もし、ちゃんと書いてくれるなら、一晩相手してあげる」美晴の思いがけない発言に、原始的な本能に勝る原人と、エロ禿編集長は色めき立った。
962 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 03:14:32
「だいたいな、この編集部は人少なすぎなんだよ。それで、同じ人間が原稿書く羽目になるのに、連投連投って苦情ばかり来る。考えてから物言えよな」帰りに寄った屋台で、原人は編集長に愚痴っていた。
963 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 03:16:14
「そうだよね、それにセンスないとかいうやつの苦情が一番センスないしなぁ。エレガントな苦情文を書くだけのセンスもないくせによくいうよね」編集長もちょっと酔いが回っていた。
964 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 03:37:03
愚痴り屋の酔っ払い達は、その時、ちょうど開催されていたアウトロー祭というものを見物に出かけた。
965 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 03:39:30
幹事Aと、幹事Bという者がいて酔っ払いの目には彼等の区別がつかなかった。どっちも、ですます調で喋り同じような事しか言わないのだから、それも仕方ない事だった。
966 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 03:41:54
これは創作板の住人として、いささか工夫が足りないと注文をつけるべきではないか。酔っ払い達がグダグダ言っていると、幹事Bが飛んできた。
967 :
幹事B:2005/07/18(月) 03:48:21
「そのう。もし時間とかおありでしたら、感想をつけて頂けませんか。編集者さまの意見なども貴重だと思うので (´∀`)」
968 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 03:56:03
編集長が言った「お祭のお幹事達の見分けが悪寒するくらいつかない件について・・・」
969 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 04:03:37
「語尾の問題ではなくて、キャラの問題でしょ。キャラを立てるだけの積み重ねをしたいのに、それにのって来ずに書き散らしちゃう住人が多すぎなんですよ。一行小説でも、それは必要でしょ」
原人がめずらしく本質を突いたことを言った。いつもは短絡的でお調子者な彼なのだが、今日は酒のせいか、少し様子が違っていた。(←こんなふうに)
970 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 04:25:19
「みんなで人物に色付けしていって、その性格にそって行動させたりしましょうよ。それでこそ<小説>の最低ラインをクリアできる訳で」原人は酒のせいで饒舌になりすぎている。
971 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 04:43:19
マンドクサイ
972 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 06:25:10
今日こそ茅ヶ崎で泳ぐぞ。
973 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 06:28:43
太宰は早起きして、フェラーリの助手席をハンディークリーナーで掃除した。
974 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 07:20:32
掃除をし終えたところで道の向うから自転車で誰かがこっちにやってくるのが見える。
975 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 07:28:21
先輩の直木四十五だった。こいつがくるとロクな事がない。「オッス」直木は人なつっこい笑顔だがすでに裏がありそうだった。
976 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 07:36:25
「綺麗に手入れしてるじゃん。おでかけ?」「ええ茅ヶ崎にね」「いいね!茅ヶ崎。でも茅ヶ崎は今日じゃなくてもいいんだろ?」
977 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 07:43:21
「え・・・いや、あのー、でも・・・今日いきたい・・・んだけど」
978 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 07:44:32
「俺ね、免許取ったんだよ。そしたらお前の顔が浮んじゃって。いいだろ?フェラーリ」直木は太宰の肩に馴れ馴れしく手を回した。
979 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 07:54:39
直木は太宰から半ば強引にキーを奪い取るとフェラーリに乗り込んだ。「俺のチャリンコ使っていいから」直木はそう叫ぶと爆音を轟かせて走り去った。
980 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 07:56:52
「ちっ。まただ。また、これだ。いつも、こうなんだ、あの人は・・・。」
981 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 08:00:29
太宰は、いつものように、心の中で、直木と芥川を比べていた。「芥川先生が金なら、あの人は土だ。泥だ、汚泥だ。」
982 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 08:01:14
太宰は腹いせに、川端の留守電に悪口を吹き込んだ。
983 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 08:07:29
受話器を置くと、猛烈に反省した。「ごめんなさい、ごめんなさい・・・」
984 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 08:29:45
きょうはもう机に齧りついて原稿用紙にむかうことにした。だがしばらくするとどうしても直木の顔が浮んできて邪魔をするのだった。
985 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 08:56:30
しかもその顔というのが、無意味に笑顔なのだ。もう太宰は悔しくて仕方がなかった。
986 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 09:03:55
悔しさの余り字が震えてうまく書けない。しまいに原稿は汚れ、破けてしまった。「くそ・・・。あの人のせいで・・・」
987 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 09:11:29
太宰は突然立ち上がると表に出て、直木の自転車に飛び乗ると全力疾走でこぎ始めた。茅ヶ崎に到着できるか正直自信はなかったが、とにかく懸命にこいだ。
988 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 09:23:27
「だから2行も使うんじゃねえよ!構成力のねえ奴らだな!」太宰は突然憤った。
989 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 09:25:35
そのころ川端は留守電を再生していた。
990 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 09:42:43
やはり勢いは最初だけで除除に速度は衰え、瞬く間に歩く速度位にまで落ちた。運動不足の太宰には当然といえた。
991 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 09:47:46
という始末
992 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 09:49:49
生きていくのはつらい。
993 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 09:51:11
とうとう耐えられなくなって自転車を押しながらトボトボと歩き始めた。茅ヶ崎が遠い天竺のように思われた。
994 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 09:51:33
「どうでもいいけどその病気を俺にうつすのはやめてくれよ?」太宰は言った。
995 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 09:52:39
いっそ人食い川に・・・・
996 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 09:57:09
そのとき誰かが太宰の肩をポンと叩いた。
997 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 09:58:00
女だ。
998 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 09:58:01
そして頬に指を当てた。
999 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 09:58:45
好き。
1000 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 10:02:44
土の中にもぐった。
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。