取り急ぎ、六つの謎を解いた。あと一つだ。彼はドアノブを
927 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 20:12:33
つかんだと思ったらなんとそいつはワイアードのベックであった。
928 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 20:16:02
腰痛持ちのその神経質そうな男はすべてのドアノブにかわいいドアノブカバーを取り付けようとしているのだった。
929 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 20:23:58
「かわいい〜♪」
930 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 20:46:51
「どけ!」男を突き飛ばすと一緒に紙袋も倒れ、あたり一面にドアノブカバーがこぼれ出た。男は悲しいような非難めいた視線で立ち尽くしている。
931 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 20:55:35
男の抗議の視線を背後に感じながらそのまま廊下を進んで行く。すでにかわいいドアノブカバーのつけられたドアをさらに何度か通り過ぎていく。
その先には、犯罪少年Aが立ちふさがっていた。「社会派をきどってんじゃねーよ。このファンタジ書きがぁ!!」
933 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 21:21:08
少年Aに対峙しながら、じつは積極的に謎を解こうとは思っていない事について漠と考えていた。
934 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 21:25:39
「おっさん、逃がすなよ!!」少年Aが叫ぶといつの間にか背後にドアノブカバーの男が紙袋を持って立っていた。
935 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 21:28:46
いきなり男の頭の中でインスピレーションが弾けた。まず、ダイヤルを「中」に合わせドアノブをキックだ。
936 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 21:31:20
増強シューズ の威力は凄まじかった。弾け飛んだドアノブは少年Aの頭でバウンドして、壁をスリー・クッションしてからドアノブカバーの男をも轟沈した。
937 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 21:33:38
そう。男は「ファンタジ書き」などではなかった。ファンタジスタであったのだ。
938 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 21:40:03
隕石が近づいているようです。
939 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:01:37
床がぐらりと揺れ、ズシンという振動が城内に伝わった。動く城が動きをとめ、支持脚が大地に踏んばるように静止したのだ。
940 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:03:23
全長:28.957m、口径1000mmの主砲が夜空を睨らみつけ、轟音ともにが火を吹く。
城の上部から触手のようなものがウネウネと蠢きながらせり出してきた。
その触手こそ、高感度センサーつき主砲だったのだ。
943 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:05:57
「着弾を確認、隕石を破砕」
アルマゲドーーーン 隕石は、なおも接近中!!
つまり・・・その・・・割れたのだよ、二つにな。
946 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:08:51
城主ネモは言った「ファンタジスタ・ミスター・ガスコンロセット」
947 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:09:59
ファンタジスタ・ミスター・ガスコンロセットはロープでぐるぐる巻きにされ、砲身に詰め込まれた。
砲身は、正直ぎゅうぎゅう詰めなのだが。
949 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:12:00
「超インテリジェンス砲弾、ミスター・ガスコンロセットにまかせれば大丈夫だ」 ふたたび、主砲が火を吹いた。
950 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:13:22
宇宙空間で何が起こったのか誰も定かにはしらない。ただ夜空を無数の流星群が流れ、地球の平和が守れたことを告げたのだった。
951 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:21:59
その夜、城主ネモはささやな宴を開いた。そこにはドレスアップしたプレデュードの姿もあった。
952 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:22:21
「また失敗か・・・愚かな人間共が・・・」宇宙でアスタロトが悔しがっている。全て彼の仕業であった。
953 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:23:27
城主ネモは少し反省し次のように尋ねた「少し強引すぎる解決だったろうか?」
954 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:27:22
プレデュードは首をふり言った「いいえ、非常事態に乗員はよく対応しました。指揮官の決断は、やもうえないものだったと考えます」
955 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:28:05
しかしアスタロトは別の考えをもっていた。
956 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:29:14
「プレデュード姉ちゃん、その後ケツの案配はどうだね?」
957 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:30:50
「パンパースです。パンパース」プレデュードはにっこり笑い、アスタロトを瞬殺炉にほうりこんだ。
958 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:31:19
よく燃える。よく燃える。
959 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 22:31:34
「ボリューム満点ですね!」
アスタロトは炎人(エンジン)となってプレリュードに抱きついた。
「ぎゃぁぁぁぁ」その傍らには、少年Aがいた。手にはガスコンロが<開>の状態になっていた。ニヤリと笑った少年の唇が歪んでいる。
次の数秒間は、ネモにはスローモーションのように見えた。惨劇の過程。それは永遠にも思える時間だった。
キムタクはその数秒の間に、スピンし、最下位に転落していた。(エンジン)
木村拓哉「ちょ、待てよ!」
↓ここから先、腕の見せ所
966 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 23:50:23
↑腕見せるのでwebカメラONよろしこ
967 :
馬太郎:2005/07/05(火) 00:41:22
爆死。思いもよらない不幸。
968 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/05(火) 01:01:44
ストリーミングされた映像がmediaplayerから流れ始めると、一本の腕が映し出された。
969 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/05(火) 01:37:07
970 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/05(火) 02:13:23
「なかなか順調に話が進んでいるところ申し訳ないが、次スレ頼むよ
>>980君!」
971 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/05(火) 03:42:27
ゲバゲバ90分を観てみたい。
その腕は、伊藤四郎Jrのものだった。
973 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/05(火) 05:22:03
「うはよー!」と彼は起床した。
その間も彼の腕を捉え続けるキャメラ
腕が痒すぎる