現実の模倣が大事なら、
何故フィクションである必要があるん?
現実がもっとも現実に似ているものなんだから、
現実を見ていりゃいいじゃん。
あの世を見た人がいないのに、
リアルな物がないというのはどうしてわかるのでしょう。
62 :
チソン:2005/05/07(土) 22:56:24
>>60 例えば報道番組でイラクの現実を特集しようとして、
千人のカメラマンを派遣して、大量に写真や映像を収集したとして、
そのなかで最も現実を象徴しているコンテンツを選ぶのは当然で、
その作業をバランスよく、何がイラクで起きているかを印象深く
伝えるためのセンスが当然求められます。つまり全ての写真、映像
をそのまま受け手に渡すわけにはいかないので選択しなければ
ならない。現実とは加工されなければならずそれは創作に近い
行為です。
また、ではノンフィクションだけでよいのではないかと言われれば、
これは困る。プレーモ・レーヴィの「アウシュビッツは終らない」
の前には「カラマーゾフの兄弟」は無効か?となればオレは
そんなこと無いと思う。
「じゃ、その理由を述べよ」といわれれば・・うーん。
チョット時間をください。
63 :
チソン:2005/05/08(日) 00:43:24
まず、リアリズムとはただ細部にこだわることではない。
いかにもありそうなことを書いたのが小説であり、教科書では
それは「ロビンソンクルーソ」が最初だとある。
だから小説とはそもそもリアリズムなのです。
しかしオレがいうのは狭義のリアリズムであり、それは
フィクションが現実で無いにもかかわらず読者を引き込むために
文章に打ち込む非常に現実的で印象的な描写です。
つまり、ノンフィクションならともかく虚構の物語など
普通ならみんな読まないが、こういう現実もありうる
かもしれない、しかもあったら嬉しい(or 怖い)、
だから読みたくなる、という、まあいわば2ちゃんでいう
「釣り」ですな。
64 :
チソン:2005/05/08(日) 00:44:28
例:
“ピアノを弾く作曲家というので細い指の華奢な男を想像して
いたのだが、勝沼正則は首が太く、小柄だががっちりとした体格を
していた。黒のシルクのイタリアもののパンツに、灰色のシルクの
シャツ、髪はムースで固められて、秋田犬を引く鎖のようなゴールド
のブレスレットをしていた。縁なしのメガネ、眼は細い。そう言えば
オレに何となく似てなくもない。スイートしかないというこのホテル
の中でも勝沼の部屋はかなり広い方だろう。アール・デコというのか
イタリアンというのか近代中国風というのか知らないが金のラインと
黒と灰色の大理石が基調となっている。”(「コックサッカーブルース」
村上龍/集英社文庫241p)
65 :
チソン:2005/05/08(日) 00:45:06
>>64は、今ランダムに拾った人物描写の部分ですが、“がっちりとした体格の
ピアニスト”という人物創造は、慣れたら簡単ですが、リアリズムが
なんたるかを理解していないと、ありきたりな「華奢なピアニスト」
ですましてしまうそうですね。また「秋田犬を引く鎖のような」とは
ちょっと意外な比喩でこれもリアリスティツクです。
あと部屋の描写も語り手の選択的な描写ですが文章は短いが非常に
現実感を伴い読者に了解されます。ていうか素人なら部屋の描写だけ
で数倍の量の文章を費やしてしまうのではないでしょうか。
また、こういうのは描写だけでなくもちろんプロットにももちられます。
坂口安吾がいう「ふるさと」とはこのことだと思います。これが安吾の
どこで語られてたか失念しましたので詳しくかけませんが・・・。
だからオレのいう狭義のリアリズムは「描写のレベル」と「プロットのレベル」
があるということです。
あと、ではノンフィクションだけでいいじゃないのかという問いは、まず
「描写のレベル」ではノンフィクションもフィクションも同じ事なので、
これは話は終ってます。「プロットのレベル」では、しかし人間が物語る
動機は自分の世界を創造したいからで、「絵」なんか書かずに「写真」でいい
じゃないかというのと一緒です。ゆえにこれも話終わりっ。
66 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/08(日) 00:51:45
で?リアリズムってなにってのが語られてないんだけど。
まずそこから始めないと意味ない
67 :
チソン:2005/05/08(日) 01:03:28
>しかしオレがいうのは狭義のリアリズムであり、それは
>フィクションが現実で無いにもかかわらず読者を引き込むために
>文章に打ち込む非常に現実的で印象的な描写です。
これ。
もしくは、
現実的表現をでっち上げるスキル。「なんかありきたりだなコレ。ウソくせー」
て言われないように上手く読者を引き込む描写力、あるいは対象選択のセンス。
ハアハア、、、。
68 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/08(日) 01:07:43
変な改行してますね。ダメだわ、貴方様。
ドキュメンタリーの例で、「現実を象徴している」とか言っている時点で
議論する気が萎える。
それは「象徴」じゃん? 象徴って、むしろ現実と対置されるべきものだろう?
ドキュメンタリーが「創作」でしかないことぐらいとっくに
作り手たちも分かってるし、公言してる。
萎え萎え。
70 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/08(日) 01:17:56
>>67 それなら、リアリズムなんてもったいぶったこといわないで
素直にそういえばいいのでは?
リアリズムなんて言葉を使うから大袈裟に聞こえるわけだが。
71 :
チソン:2005/05/08(日) 01:25:10
>>68 スマン。 ここの書き方あまり分からん。
>>69 ・・・え。「創作」と「創作に近い」とはえらい違い。それよか、
>作り手たちも分かってるし、公言してる。
だから何?
>>67 ではどんな単語がいいかな?
てか、みんなドーデも良いって感じね、、、。
72 :
チソン:2005/05/08(日) 01:26:13
73 :
チソン:2005/05/08(日) 01:40:12
さ、寝よ。
74 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/08(日) 02:18:34
どんな単語がいいかなって
お前がいいだしたんだろ
勘違いしてないか?おまえw
リアリズムという単語を使うなら、まずリアリズムがなんであるか定義してくれっていってるんだよ。
じゃないとお前の想像でしかない「リアリズム」をおれらは推測してお前に話をあわせなくてはいけないだろ?
それだと話が進まないんだよ。
まあ暇つぶしにはいいけどさ
75 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/08(日) 04:33:39
リアリズムとは本物っぽさのことだ。
決して本物ずばりそのものではない。
「っぽさ」の部分がリアリズム。
本当に起きた事件だとか、本物の狂人だとか、
そんなのを出してきても、それは本物として例外的なので、
決して本物「っぽく」はない。
反対に、まるきり嘘でも、そこに本物「っぽさ」が加わると、
リアリティが感じられる。
何を言ってるんだ俺は。
>>75 本当に何を言ってるんだ
でもお前の言うことには同意だ
祖チンのチラシの裏だろこれは
リアルは当地にあり
79 :
吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 11:15:37
9
80 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/04(土) 12:47:24
っていうか、文学ももっと細分化すべきなんだけどパイが小さすぎる。
『純文学』なんて、本当は全く違うジャンルのものがゴチャゴチャに
なってるのに。
リアリズム重視系ももちろんよい。
リアリズムなんて余裕で軽視してても、もちろんよい。
それぞれを尊重してやるべきだ。
81 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 11:07:05
0
リアリズムはちんぽ
83 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/23(土) 00:10:48
自然主義リアリズムって何?
84 :
吾輩は名無しである:2005/09/02(金) 12:43:09
オムレット
85 :
イラストに騙された名無しさん:2005/09/24(土) 11:08:40
バラバラ
俺はファインディングニモにリアリズム感じた。
魚が言葉を発する世界があっても不思議でないと、
劇場にいる間ずっと感じてた。
87 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/27(火) 16:28:58
そうそう、そういうのがリアリズムなんだよね。
88 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/01(土) 15:44:11
ウソがホントに思えた瞬間のカタルシス。
【ゴールデンレス】
14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
し´(_) し´(_) 出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
西尾維新を最近読み始めたのだが
ぜーんぜんリアリティのない世界だからこそ
出てくる面白さもまた一方ではあるのだなぁと思った。
91 :
イラストに騙された名無しさん:2005/10/30(日) 11:34:46
濃すぎ・
92 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/30(日) 17:46:57
医事新報からジュリスト判例百選、レストラン&ホテルまで業界誌を立ち読み
しまくってる、某女流流行作家に聞いた作品にリアリティを盛り込む秘訣です。
アリでスレ検索するといつもここがひっかかる
94 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/14(水) 12:36:41
d
95 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/22(木) 03:43:55
日記系ブログとかがリアルなのか…。あんまりリアルを感じないんだけどなあ。
自分のリアルと実際のリアルを適切な、一番しっくりくる言葉で描写できているのかな。
自分の状態を把握して、そのうえで最も照応する言葉で表現できているのだろうか。
たとえば怒ってるにしても、腹立たしい、憤ってる、業腹、とか。
まあ、小理屈か。みんながリアルだっつってんだから、リアルなんだな、きっと。
日記系BLOGが現実の事を書いてるって前提だけど実際には針小棒大の場合が多い
日記だから100%現実に起こったと思うようだとそのうち詐欺に引っかかるぞ
97 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/18(水) 03:54:10
本気で小説書きたいならリアリズムが基本。
ファンタジーでお茶を濁していたら三流
ライトノベル止まりになる。見たものを
そのまま言葉にする。これが第一歩ですYO!!
98 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/18(水) 13:27:00
笑うしかないねw
99 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/18(水) 13:29:14
ダンテやゲーテが見たものしか言葉にしてなかったらただの危ない人だよ
100 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/18(水) 13:31:47
小学生の作文の授業ですか? w
101 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 11:19:03
でもリアル
どんなに異常で荒唐無稽でファンタジーな現象でも、
作中世界ではそれが普通なんだと描写することができればリアルっぽくなると思うよ。
そして面白い小説というのは、そういう作中世界のアタリマエをきちんと描写できてる小説。
103 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/09(木) 12:38:34
積み重ね
104 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/29(水) 13:13:27
苦しんでいる
105 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 11:30:56
リアリティがある
106 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 14:33:07
私の場合、男が女を美化した小説は綺麗だなーって感想は持ちうるけど説得力
がないから男にも女にも共感できず、入り込んで読むことができない。女の小説家
が男を主人公にしたもので、綺麗で純粋すぎる少年が年上の女に恋する話があった
けど、これもなんかしらけて読めなかった。人物がリアルでないものは作り物
って感じでどうしても一歩離れて読んでしまう。世界はリアルじゃなくても
いいけど人間にリアリティないのは論外って感じ。
107 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/07(日) 11:54:19
ミステリー研究部部長
108 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/04(日) 10:38:23
リアル=悪臭&醜怪&欠陥&不快 これはガチ
109 :
名無し物書き@推敲中?:
(´・ω・) ?