2get
余裕の2ゲット
目ェ瞑ってても出来るぜ。
4 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 10:55:11
男の後ろに視線をそらし、ひと言。「おい、後ろ」
しかし男は微動だにせず。ちっ、引っかかってくれないか。
さてどうしたものか。問題は、男の得物か。
左手にビニール傘。右手には茶色のビジネスバッグ。
対する俺は、なにもなし。剣と盾を相手に、無手で戦うすべなど、俺にはない。
ふいに、男が動いた。ビニール傘の先端が、俺の左目に向かって伸びてくる。フェンシング。
まじかよ。くちゃ。
痛みはなかった。あるのは、眼窩に刺さる、少し骨の曲がったビニール傘の重さだけ。
剣と目玉の物々交換。割にあうのかあわないのか。
わずかな静寂。雨粒が落ちてきた。
俺は無理やりに顔をあげる。
残った右目に映るのは、少し腰の引けた男の姿。
ああ、そうか。そうだな。この男だって普通の男なんだろう。
今日も一日仕事を終えて、やっと家に帰れると思っていたら、こんなことになっちまって。
天敵ルールだかなんだかしらないが、どこか誰かが狂ってる。
ま、いい。
あんたにとって俺が何人目かはしらないが、俺にとってはあんたで最後だ。
得物を手放した自分を呪え。
透明と赤の混じった剣先を男に向け、俺は心の中でつぶやく。
右耳はひとり目に。
左足の指三本はふたり目に。
左目は、あんたに捧げよう。
13/100
6 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 23:20:07
>>4 そんな事よりさー、
俺が思うに、人間って自分がしたウンコくってりゃ
永久に自給自足出来ると思うんだよね。
俺この理論でノーベル賞取るからさ、
お前実験に協力してくんね?
>>6 お前にはノーヘル賞がお似合い。
脳が減るからノーヘル賞(www
8 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/18(月) 21:54:27
すげえよ。
9 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/19(火) 02:30:59
>>6 昔から民間で行われてきたことだが?
もちろんそのまま食ったりはしないで、いくつかの肯定を踏まえるわけだが。
そのいくつかの行程について詳細希望。
こわくてぐぐれねぇよ「糞 食べる」とかじゃw
文字通りクソスレになっちゃった--------------!!!!!!!!
12 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/21(木) 01:48:41
>>10 >そのいくつかの行程について詳細希望。
まずは枯葉などと混ぜて、しばらく陽の当たらない湿ったところに保管しておく。
そのうち勝手に発酵してくるので、頃合を見計らって畑に埋める。
立派なカボチャになる。
以上。
hohoho
14 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/24(日) 12:07:59
大好きなスレがこんなひどい立ち上がり方だと鬱になる。
「三」が参入とかの参になってるのもどうかと思った。
創作文芸版なんだから遂行くらいはして欲しい。
15 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/24(日) 15:45:31
あらヤダ、晒しageしちゃうッ!!!!
17 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/24(日) 16:08:01
壱、弐、参、肆、伍〜♪
>>18 おまえいい目してるぜ。
昔の俺を見てるようだ。
頼むからみんなスレを盛り立ててくれorz
20ゲト
21 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/30(土) 22:46:47
age
22 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/01(日) 02:04:50
この速さなら言える!!
カップ麺そのまま頬張って、同時に湯を口に
注いでふやかしながら食うテクを編み出したのは俺。
23 :
弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :2005/05/02(月) 04:26:51
「七星刀を還したまえ、君ら蛮族には使いこなせまい」
白銀の豊かな髪を靡かせて初老の軍閥マッケンジーが吐き捨てる。
戦士ファルコンは不敵な笑みを浮かべ、その弧状に切り立った剣先を相手に向ける。
「怖じ気付いた末の苦笑いか……いいだろう、掛かってくるがいい」
飛び掛るように間合いを詰めるマッケンジーの眉間に第三の秘眼が表出する。
ファルコンは仰け反りながらも鞘を両拳で押さえながら顔面に狙いを定める。
孤高の鬼才。↑の文章で孤高の鬼才ですよ?
一体何才なのかと(www
25 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/02(月) 23:10:08
fpgjろg@pr@pぎpりgひ5h0856yせう0@あ¥:w354gち
キレのある一文が迸ったぜ!!
26 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/04(水) 16:00:21
GWなのにこの放置っぷり…さてはみんな
大作に取りかかってるな!!!!
G=ギガ
W=ワロス
GWは壮大なネタでした(チャンチャン
28 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/06(金) 01:04:08
29 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/09(月) 00:22:12
30 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/16(月) 22:18:45
あげとく
31 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/17(火) 14:10:14
格闘とか接近戦ならなんとかなるんだが、銃を使った闘いがよくわからん。
剣や拳を駆使したものなら「熱く」書けるんだけど、銃を使うとなんかあっさりしちゃうんだよな。
やっぱ銃について少しつっこんで知る必要があるよなぁ。
ということでお題、「銃撃戦」で書いてくれぃ。
32 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/17(火) 14:20:49
まず、てめーが書け。
ばきゅーん!
「あべしっ!!」
34 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/18(水) 00:19:44
映像で見る限りは、実際の銃撃戦なんて大抵の場合どちらかが
一方的に撃ち込んで終わりだからなあ……。意外とあっさりw
ジョン・ウー映画みたいに美しい殺陣として、文章で魅せるのって難しいと思う。
35 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/18(水) 01:42:12
>>34 戦いの要素を頭の中でちゃんと絡み合わせられるように
いろいろ考えなきゃ。
>>4 〜ひと言。「おい、後ろ」
はイイ(゚∀゚)とオモタヨ
37 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/21(土) 10:21:08
38 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/25(水) 03:36:11
戦って、戦って、戦って、
その上になにがあるというのか。
残るのは血まみれた手と、平穏な生活に耐えられない、壊れた心、だけ。
戦っている間はなにも考えない。
ひゅん、と首向けて繰り出されたナイフを避けて最初一瞬だけ敵の力量を測る。
五分の見切りでするりと避け、カウンターで鼻の下の急所めがけて拳を差し込む。
なにも考えない。
だから、口を血まみれにして涙をぼろぼろながしながら悶絶している敵兵を見ても、
躊躇わず引き金を引ける。
ばたばたと動く頭が止まって、口に強く手をあてがって痛みをこらえた瞬間を見計らって、一発。
すぐに静かになった。
脱出経路は確保している。
警備員が来るまであと五分。
自動ドアがゆっくりと開くと、鉛球の雨。研究者の抵抗らしい。
一秒もかからず解決案を割り出して、室内に毒ガス手榴弾を投げ込んだ。
十秒後、室内を覗くとMP5A5が床に転がって、同じように胸をかきむしる研究員たちがいた。
簡易ガスマスクを着けなければそうなる。粘膜が強酸に焼かれたように痛む。
両手に銃を拾って、引き金を絞って銃弾をばら撒いた。
→脱走(書くの疲れた)
アクションになってないけどまあいいだろ。簡素批評くれたらうれしいです。
ttp://homepage2.nifty.com/flipflopflap/gamers/database/mp5.htm
39 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/25(水) 03:38:59
五分のみきりって何?
人の攻撃をぎりぎりでかわすこと。
しかし、昨日寝る寸前に書いただけあって意味不明な文だな。
しゃら、と涼やかな金属音を奏でながら、恭一の腰の刀が抜き放たれる。
それを見ると、両手に銃を構えた隼人の眉が露骨に顰められた。
「刀…舐めてるのか?銃相手にそんな近距離用の武器を用いるとは…正気の沙汰とは」
「ガタガタうっせぇよ」
隼人の言葉を遮り、恭一が言い放つ。
「それに」
にやり、と、恭一は不敵に笑う。
「鉛玉は日本刀で斬れるらしいぜ?昔何かの番組で見たがよ」
「…面白い。斬ってみたらどうだ!」
銃口が咆哮を上げた。
同時に、恭一が走りだす。
次々に弾丸を吐き出すが、一発として恭一の身体に傷を付けるに至らない。
と、一方の銃が、薬莢を噛み、隼人の意識がほんの僅かその銃に向いた。
「せゃぁぁぁあア!」
隼人に高速で迫る恭一が、吠えながら刀を振りかぶる。
「ちぃっっっ!」
隼人は、後ろに跳びながら斬撃の軌道上に弾丸の排出されない銃を持って行く。
甲高い音が響き、隼人の銃がものの見事に斬り落とされた。
「残念…」
辛うじて斬撃を避けた隼人が、恭一に銃口を向け、トリガーを引く。
が、放たれた銃弾は、刃によって二つに斬り裂かれ、遥か後方へと消えた。
「残念なのはお前だったな…」
恭一が大きく踏み込み、上段から正中線を抜かんが為脳天目掛けて刀を振り下ろす。
咄嗟に腕を十字に交差させ、急所を守ろうとする。
が、刀はがきん、と音を立て、地面に切っ先をめり込ませた。
ぼた、と隼人の両腕が落ち、それを追って左右に分割された身体が、切り口を露出させ倒れる。
ひょう、と刀を振るい、血を軽く払うと、恭一は刀を鞘に収めた。
刀が銃に勝てる訳NEEEんだが何となく書いてみた。
しかしまぁ文章が酷いな…
全体的に野暮ったいな。
43 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/29(日) 23:03:32
野暮っ鯛なんて魚の話してる暇あったら小説書けよ。
44 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/03(金) 21:00:06
45 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 12:48:05
46 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/14(火) 01:19:51
おいチンカス共、アクション得意なんだろ?
ワギャンランドのボス戦を壮絶に描写してみてよ?
47 :
41:2005/06/15(水) 13:12:09
まずワギャンランドのボス戦から分からん俺ガイル。
48 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 23:38:59
>>47 お前がいつもしゃがんでるチキン野郎なのはよく解った。
撃剣の描写でいうと、
きちんと動作を書いて緊迫感を保持する「津本陽タイプ」と、
省略を効果的に使って異様に印象的な「五味康祐タイプ」がある。
書いてる人間だけが必死&満足で、まともな読者は引く一方の、
「ラノベタイプ」は敬遠汁。
52 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 23:53:59
貴様等お手本見せろや?
53 :
銃vs槍:2005/06/19(日) 06:50:36
互いに走っていた。
デパートの地下駐車場。
老人は手に槍を持ち、柱と車が織り成す遮蔽物の間を疾走していた。
健脚だった。
一歩目と二歩目の加速度が異様に早く、低空を飛ぶように三歩目で遮蔽物に到る。
男は老人を射線に捕らえようと、遮蔽物をを挟んで平行移動。
銃は撃たれていない。
決定的な位置に老人を収めていない限り、撃っても当たらないからだ。故に走った。
遮蔽物の間を互いに移動しあう。
老人は、たまに足を止め気配を隠し、またある時は、挑発するように体の一部を晒してくる。
男は老人に翻弄され、行動が後手に後手になっていることに焦っていた。
焦れば焦るほどに、老人の位置は不明になり、巨大な恐怖に心臓を圧迫される。
恐怖を断ち切るように、男は駐車場の中央で足を止め、射撃姿勢で待機した。
緊張の中、男は視界のすみから”何か”が飛んできているのを感じる。
槍だった。
姿勢を崩し、飛んでくる槍を回避する。槍が背後の車のボンネットに突き刺さる。
再度、射撃姿勢をとったときには、老人は驚くほど男に接近していた。
足払いで姿勢が崩され、利き手を掴まれ、ひねり上げられる。
老人に背後にわまられ、男は地面とキスをする。
「弱いな。心も、頭も、肉体も・・。」
骨を折られて、頭に衝撃がきた。
>>53 相手の得物が槍なら、なんでガンマンが動き回るんだ。
壁を背にして隅にいればいいだろ。
それはおよそ想像の範疇にはない、常識の外といって過言でない光景だった。ただ一人の人間が発揮しうる腕力、その限界というものは、なんというか、努力しだいで何とでもなるのだな――と伍は脳髄の片隅にそんなことを思い、すぐに打ち消す。
何せその、まるで台風みたいな暴力は、紛うことなく自分と四の二人に向けて発揮されているに違いないからだ。
一九五センチメートルの巨躯は、それだけで剛腕を思い描くに充分なものではあるのだが、しかし、それとてせいぜい成人男子を投げ飛ばすのが限界である。それが常識で考えられる最大であるとするならば。
――まさしく、八房平蔵は尋常ではない。
鉄筋コンクリートのビルの壁面。
ブロック塀。
漆喰に固められた民家の壁。
トタン、木材、セメント、その他もろもろ。
あらゆる障害物をその材質を問わず、拳で足で割り砕き、平蔵はまるで平地をゆくがごとく、まっすぐに伍と四を追っていた。
下手に曲がったりなどしていては追いつかれてしまうということを、狐面の二人は無言で了解している。
姿を隠そうが何をしようが、今のあの男には通用する筈がない――そう、思い込んでいた。
「仕方が無いな」
「何?」
伍がぽつりと言った。
「俺が引き付けよう」
「――わかった。想定ロでどうだ」
「ロ、か。了解した。行け」
無言で四は頷いた。それを確認して、ざり、と足の裏を鳴らす。そのすぐ後だった。
全てを圧して響く、コンクリートの崩落音とともに、八房平蔵は、伍の十歩先に立っていた。
二人はそのまま暫く微動だにしなかった。
伍は時間を稼がねばならなかったし、平蔵にしても、即座に間合いをつめて一撃食らわせるには骨の折れる相手だと理解している。
先に口を開いた――その必要を感じたのは、平蔵だった。
「狙いは三國か」伍は答えない。
「お前が殺し屋だというのは解る。下層でごろごろしてるような連中だ。解らないのはお前の雇い主だな。訊いたら答えてくれるか?」
「殺し屋に訊くか」
変声機を通しても、伍の声に混じる呆れは明白であった。平蔵は微塵も動じることなく、ゆっくりと膝を曲げ、前傾姿勢をとる。
「軽口を叩くな、殺し屋。俺はこれでも怒っている」
「へえ?奇襲とは卑怯とでも?」
「いや。お前は銃口を向けただろう」「?」
銃口を向けただろう。目的語を省いた簡潔な答えに、伍は少し眉を顰めた。
自分に対して?そんなものは慣れているだろう。
では、誰だ。あの男か、一川とかいう。それとも、ああ。あの女。押し倒すように庇った、あの女か。ふうん。
「可愛いじゃないか」
「泣いて謝っても赦してやらん」
「余裕の相手、と思われるのは心外だ」
「失礼」
平蔵は左足で地を蹴った。次の右足で、間合いに入る。比喩でも誇張でもなく、空を裂いて唸る右拳を、狐面に叩きつけようとして、思い切り空振った。
伍にしてみれば、殴り合いに付き合う義理はない。やって勝てないとは思わないが、それでも時間はもう充分だ。
どうせなら楽に、消耗を避けて。仕事が楽にすむに越したことはない。自分で状況を難しくすることなど、愚の骨頂。
銃を持ってはいたが、使おうとも思わなかった。十歩を二蹴りで詰める人間を相手にしては、銃も匕首と変わらない。
胴体に撃ち込んでもどうやら無駄のようだ。銃が効かない?改造も機械化もしてない普通の人間が?
少なくとも、手持ちの火器ではそうだ。掌サイズの拳銃は、確かに便利だが、かれには役不足らしい。役不足?反則じゃないか。あんなコート。
後ろを気配だけで探る。平蔵はぴたりと付いてきていた。速い。予想を大幅に上回る。スタミナも尋常ではないのではないだろうか。 腕力では、普通に負けそうだ。
ならば、と伍は思った。身体能力で互角、肉弾戦で負けそう、とくれば次の手は決まっている。
そう、あんな防弾コートなど問題にならぬ火力を叩きつけてやればいい。戦闘の要訣は、つまり火力にこそあるのだ。
連続。申し訳ありません・・・orz
>>55-57 アクションシーンか知らんが、長文投稿して
アクションが1行しかないのはどういうわけだ。
銃撃シーンなら、大薮とライアルは押さえておけ。
どっちも実銃、狩猟の知識とも豊富で、参考にすべき点は多い。
ていうか、もまえらラノベ以外の本も読め。
60 :
41:2005/06/21(火) 13:03:07
ラノベは読まんのだがラノベ臭くなるのはエロゲスキーだからだろうか?
ちなみに普段読む小説は南條範夫と夢枕獏
黒い影が尋常ではない速度で横切るのを感じて、佐々木はさっと飛びすがった。
静かな満月の夜だった。が、一瞬だけ満ちた光が暗い闇へと姿を消した。
「一人か……!?」
聞くとも無く、佐々木は怒鳴った。答えはどうでもよい。間を稼がねばならない。
首を振って、闇夜に隠れた刺客の影を追うが、早くも脂汗を流し始めた心中では
視界もはっきりしない。
佐々木は抜いた。 とたんに、自分の右肩に生暖かい感触を感じる。
僅かに、斬られていたのだ。
近くの柳が強い風にあおられ、ごうごうと唸った。
地獄の風景としては相応しい。
満月が再び輝いたと思うと、目の端を白銀が閃いた。
佐々木は寸でのところでそれを弾く。強い打撃が右手を挫く。
闇に身を投じるのが上手いわりに、剛剣の持ち主であった。
尚も、刺客は大きく振りかぶる。逆光となったこちらからは相手が分からぬ。
佐々木は素早く右胴を狙い、刺客は豪快な袈裟切りを見舞った。
嵐のような風の中、にぶい音を察した猫が通り過ぎた。
白く光るその瞳に、奇妙な雨が映っていたのかどうか、知るものはない。
>>41=60
いや、ラノベ臭くなるのは、夢枕獏の呪い。
63 :
41:2005/06/25(土) 14:20:01
呪いじゃ仕方が無い。
どんな小説を参考にすりゃアクション描写上達するかな…
64 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/26(日) 11:41:39
>>63 とりあえず、台詞と心理描写を禁じて書く練習すればよいよ。
参考にすべきなのはむしろ香港映画だな。
66 :
41:2005/06/30(木) 19:44:58
>>65 アドバイスdクス。言われた事考慮に入れて、ちょっとがんがって書いてみる。
67 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/02(土) 16:35:34
瞬時に間合いを詰め、抜き放った脇差が男の喉へと突き刺さり、そのまま強引に背後へと薙ぎ払った。
背後より襲い来る者を牽制したのだ。
肉を「斬る」と表現するより「千切る」と表現した方が正しいと思うほどの豪快さ。
全身に返り血を浴び不適に笑うその者は、もはや人ではなく悪鬼であった。
「ぐっ・・・・・・この鬼が!」
上段より振り翳した一撃は空を切り、そのまま地面へと突き刺さる。
「ひ、ひぃぃいゃゃあ、うで・・・うでが!!」
両手を瞬時に切り落とされ錯乱する男の脇をすり抜け、鬼は背後の者達へと駆け寄る。
鬼は横に一閃し腹を裂き、引きずり出した臓物を左の敵へと投げつけ、右の敵へは血を浴びせた。
とっさに血を拭おうとしたその手は、先程まで頭があっただろう辺りを彷徨うと、そのまま力無く地に伏した。
臓物を投げつけられた男は、異臭と光景に戦意を無くし嘔吐している。
鬼はその背後から近づくと、躊躇うこと無く一振りの刀を頭部に突き刺した。
最初に手を切り落とされた男は、その場から逃げようともがいていたが
腰が抜けたのだろうか、全く足に力が入らないようだった。
そしてもうザクッと刺して終了〜(゚∀。)アピャピャ
68 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/02(土) 23:44:52
全体がなんとなく淡々としているように感じられる。
もうちょっとスピード感があった方が自分的に好みだ。
オイラ的に修正してみた。お節介ですが。
瞬時に間合いを詰め、男の首を貫いた脇差を、抜く勢いで背後へ薙ぎ払った。
背後の敵を牽制したのだ。
肉を「斬る」というより「千切る」というほどの豪快さ。
全身に返り血を浴び不適に笑う姿は、もはや人ではなく悪鬼であった。
「ぐっ・・・・・・この鬼が!」
飛び込んだ一人の上段からの一撃は空を切り、切っ先が地面に食い込んだ。
「ひ、ひぃぃいゃゃあ、うで・・・うでが!!」
相手は両手を瞬時に切り落とされていた。鬼は男の脇をすり抜け、背後の者達へと殺到した。
鬼は大刀の一颯で一人を二つ胴にするや、あふれる血と臓物を周りの敵に浴びせた。
次の瞬間、血を浴びた男の首が地を転がった。
臓物を投げつけられた男は、異臭と光景に膝を突いて嘔吐していた。
鬼は背後から男の頭蓋を断ち割った。
最初に両腕を斬り落とされた男は、その場から逃げようともがいていたが
腰が抜けたように這いずり回っていた。
微修正だけど。負けてるか。そうか。スマソ
70 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/04(月) 02:08:23
今思ったが誰かが書いた殺陣をみんなで自分なりにやってみるってのも面白いかもしれない。
みんなって言える程住民がいるかどうかは分かんないんだけどね。
てことで自分もやってみた。
驚くべきはその速度。
あっという間に彼は間合いを詰め、脇差を抜き放つ。
剣筋は流れるが如く線を描き、相手の喉に突き立てられた。だがそこでは終わらない。そのまま強引に、背後へと、薙ぎ払う。
それは”斬る”などという生易しいモノではない。そう、それはまるで”引き千切る”かのよう。
首から噴出した血は彼の全身を濡らし、もはやソレを人と認識するのは難しい。
「ぐっ・・・・・・この鬼が!」
そう、まさに鬼。悪鬼とでも言うべき程に、その姿はおぞましかった。
ソレを見て、背後に居た者達は思わず身を震わせる。しかし、それでも一人の男が飛び出した。
攻撃は上段より、彼の全力を以って振り下ろされる。だがそれは虚しく空を切り、地面へと突き刺さる。
「ひ、ひぃぃいゃゃあ、うで・・・うでが!!」
見えなかった。反応出来る筈がなかった。ただ切断された両の腕は激痛を訴え、男を錯乱させた。
その様子を気にも留めず、鬼は背後の者達へと走り寄る。
軽く踏み込んでの一閃。横向きに振るわれた刀は相手の腹を割き、同時に突き出された手は切断面へと潜り込み、贓物を引きずり出した。
それらは大量の血液と同時にぶちまけられ、ある者は腰が抜け、ある者は腹の中身を吐き出していた。
最早抵抗しようとする者は居ない。
これから始まるのは戦いでは無く殺戮。
一方的に恐怖を与え、命を奪い、死を与える。
誰も抵抗はしない。
誰も抵抗は出来ない。
修正というより場面だけを借りて勝手に描写しちゃった。スマソ
んでまあ、これは個人的に思うことなんだが、やっぱりこういった描写は過去形にすると臨場感が薄れると思う。
例えば”薙ぎ払った”と書くよりも”薙ぎ払う”と書いた方が自分的に好きです。
かといって絶対に過去形が駄目という訳でも無く、普通にするよりも過去形にした方が雰囲気が出るという事もあります。
以上。これは自分が勝手に思っているだけので参考にするしないは自己判断でお願いします。
>相手の喉に突き立てられた。だがそこでは終わらない。
>そのまま強引に、
にしてもどうして、
>背後へと、薙ぎ払う。
ことができるんだ?
>引き千切る”かのよう。
でもかまわんけど、
どんな感じになるか、その凄まじさを描写しなければ
全然イメージがわかない。
>首から噴出した血は彼の全身を濡らし、もはやソレを人と認識するのは難しい。
ソレというのは、切られた方だろうけど、
この文章だと切った方とも読める。
アクションはもっと正確に書かないと。
72 :
41:2005/07/04(月) 12:36:48
俺も書き直しに便乗〜
一足跳びに相手の間合いに踏み込むと、腰に帯びた脇差に手をかける。
抜刀の瞬間は、対峙した男の目には写らなかっただろう。喉笛を貫き通され、ごぼ、と血を吐く。
背後に敵の気配を感じ、喉に突き立てた刀を、強引に横に薙ぎ、そのまま刀を後ろに向け、襲いかかろうとする者を牽制する。
「斬られた」と言うより「千切られた」と述べる方が正しいかのような切り口から、一呼吸遅れて血が噴き出す。
陽炎が揺らぐが如きゆるやかな動作で背後を振り返る男は、降り注ぐ血に濡れながら…
笑っていた。
口の端を吊り上げ、歯を剥き出しにし、この上ない攻撃的な笑みを浮かべていた。
「ぐっ……この、鬼がぁっ!」
鬼。そう、血を啜り肉を食む「鬼」こそ、男に相応しい喩えであった。
背後から襲おうとした男が、刀を構え直し、上段に振り上げ……
振り下ろされた腕は、肘から先が消失していた。
「ひぃ…やぁぁ!腕、うでがぎゃぁぁあ!」
刀を握った「腕」が、鬼の方へと飛ぶが、鬱陶しそうに…蠅を払うかの動きでそれを弾き、激痛に喘ぐ男の横を通り、残った剣士達に一歩一歩近付く。
一応ここまで書いてみた
73 :
71:2005/07/04(月) 20:51:47
>薙ぐ
というのは横に打ち払って切ることだ。縦に薙ぐなんてのはない。
しかし、そのことよりも、もっとよく考えてごらんよ。
>喉笛を貫き通され
たらほとんど即死だよ。医学的には詳しくわからないが、瞬時に呼吸ができなくなる。
そうしたらどうなる?
相手は倒れるだろう。その時、切っ先は下を向いてるだろう。
>薙ぎ払う
のであれば、
>背後に(迫った)敵
の足を薙ぐだろう。
それでこそ薙刀という武器もある。
単に漠然としたイメージでなくて、
こうしたらこうなるという具体的なイメージを浮かべながら書かないと、
訳わかめになる。
>「斬られた」と言うより「千切られた」と述べる方が正しいかのような切り口
って何?
刀をどういうふうに使えば、
>千切られた
ようになるんだ?
せいぜい
>切り口の肉が抉り取られていた
とか、
もっと自分の頭の中で絵を描いてごらんよ。
74 :
41:2005/07/04(月) 22:01:06
>>73 悪い点の指摘dクス。もっと勉強&推敲して出直します
>>74 刃物は刃に平行して切れば、素人でもそれなりに綺麗な切り口になるが、肉のように弾力のあるものは
角度が微妙にずれただけで千切られたような切り口になる(人のように面積と重量がある場合)
特に首の皮は緩く弾力があるので、力任せに角度を気にせず薙ぐと断面はズタズタになる。
それと、刀で首を突き刺しても即死なんて殆ど無いと考えていい。
即死する場合があるなら、それはショック死か首から脳へと貫通させた時ぐらい。
刀が刺さり抜いた瞬間、大量の血液を口から吐き出し、血が呼吸器官に進入し窒息する。
勿論、首のどの位置に刺さるかで状況は変わってくるけど、まぁ刺しただけで即死は無いと思っていい。
76 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/05(火) 00:23:23
>>73 偉そうに程度の低いレスしなくても良いのに…。
>>75氏の書いてる事よく読めと。
>>67の殺陣はわかりにくい。
敵は主人公の前に1列に並んでるのか?
背後って言葉だけじゃ何の背後かがはっきりワカンネ
んで脇差しで一人目倒した後もずっと脇差で戦ってるのか?
それとなく読み取れるように描写して欲しい。
>鬼は横に一閃し腹を裂き、引きずり出した臓物を左の敵へと投げつけ、右の敵へは血を浴びせた。
ここがテンポ悪い。俺なら腕無くなってパニクってる人をそのまま利用して
手順省くとか考える。
78 :
76:2005/07/05(火) 00:36:16
>>73 ってか縦に薙ぐってどこに書いてあるのかが全然解りません。
文盲なのでしょうか?
79 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/05(火) 01:27:50
細かく描写するのも良いけど、それを一つの文で繋げてしまうとスピード感が失われてしまうと思う。
かといって省きすぎると何やってるのか分からなくなる。
程よく、勢いよくって感じなのかなぁ?
80 :
71:2005/07/05(火) 06:54:04
おバカさんたちにあえて吊られてあげましょう。
剣の達人らしき人物が狙うところは、
急所の喉笛あたりに決まっているだろうが。
>刀で首を突き刺しても即死なんて殆ど無いと考えていい。
ほんとか?
見てきたような嘘か、知ったかぶりでなければ、詳しく教えてもらおうじゃないか。
反論のための反論するつもりはない。こっちも知りたいから。
>ほとんど即死
というのが間違っていたなら訂正するよ。
まあ、ここで言いたかったことは相手は立っていられないで、倒れているはずだということだから。
>横に 薙ぐ
というのは、あえて言えば、頭痛が痛いと同じような表現だという意味だ。
文盲くん。
>千切る
もっと辞書を活用せよ。
以上
81 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/05(火) 07:11:13
>>80 スッゲ、こんな低脳久々に見た。
お前のプラスになるレスなんて誰もする訳ねーだろゴミムシ。
>>横に 薙ぐ
>というのは、あえて言えば、頭痛が痛いと同じような表現だという意味だ。
>文盲くん。
だから縦に薙ぐって描写はどこにあるんだよ。
中学生でも真剣に考えてればもう少しマシなレベルだろうに。
82 :
71:2005/07/05(火) 09:08:18
バカの上塗りか。
>縦に薙ぐ
なんて表現はないだろう、とあえてそういう文例を出した、
ということも読み取れないほどの文盲なんだな、君は。
>>82 だからそういう意味の文章になってないって言われてるんだろ。
読ませる文章書きたくてここに来てるんじゃねえのか?
伸びてると思いきやまたこのパターンかorz
帰ってゆっくり読むよ…参加する気失せるな。
85 :
71:2005/07/05(火) 15:49:27
バカにトドメの一撃。
>薙ぐ
というのは横に打ち払って切る(、という意味の)こと(なの)だ。
だから、
>横に 薙ぐ
というのは、あえて言えば、頭痛が痛いと同じような表現だという意味だ。
まだわからないようだから、さらに説明を加えると。
(その証拠に)縦に薙ぐなんて(いう表現は)はない。
文盲くんは、幼稚園児以下の読解力なんだね。
バカが読める文章というのは、どういうふうに書かなければいけないか、
参考になったよ。
もうちょっと本をたくさん読んで勉強した方がいいね。
あっ、そうか、だから文盲くんか。
読解力以前に空気が読めてない希ガス
87 :
67:2005/07/05(火) 20:02:08
書きたいように書けばいいじゃないか。
71は指摘だけしかしないから納得させられないだけだ。
まずは自分で手直しして、皆を納得させる文章を書き込んだ上で、的確に指摘すればいい。
>>77他の文章に説明文が多く読んでてだるかったから、あえて色々言葉を省いて短く書いてみた。
最後は拷問して素性を訊き出して〜と思ったが、めんどくさくなったのでザクッとやって終わらした(・∀・)アヒャヒャ
たかが2chに書き込むだけなのに、見直すとか訂正するとか真面目に書くなんてありえない(゚∀。)ウケケケケ
88 :
67:2005/07/05(火) 20:20:20
あ〜あとね、喉仏は打撃で潰すと有効的であって刺すならもっと下だ。
スッゲ、屑と屑の夢の競演スッゲ
_, ._
( ,_ノ` )y━・~~~<↑これが2chクオリティー
まだ続いてんのか…
もう全員死んでしまえ!!
ってのはさておきID導入しなきゃどうにもならないな。
[横に 薙ぐ] 頭痛が痛いという意味だ!
ハァ?
[横に 薙ぐ] 頭が頭が痛いと言う意味か頭が頭痛という意味になるだろ。良くて頭に頭痛が走る。
「頭痛が痛い」とか言っちゃってるのは頭悪いんじゃないのm9(^Д^)プギャー
93 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/06(水) 00:29:22
ケンカしてる連中無視してこんなの考えてみた。
場所:市街地
時間:夕暮れ
季節:冬
登場人物:甲冑の戦士・弓兵・槍兵(片手槍・盾)
全体のイメージ:雄々しく
とか色々状況出題して、殺陣シーンを書いてみるってのはダメ?
設定に書かれていない所は自由に作っても良いし、書いてある分も結構範囲を広くしてあるからそこら辺も考えてみると色々出てきて面白そうだと思ったんよ。
まあ、ダメっぽかったらスルーしてくれて構わんよ。
自分でもやろうとしたけど時間ないよ、ってことなんよな・・・・・。。。
>>93 前スレでそういうのやったが結局上のような展開になる。
ID出るまでは盛り上がる→荒れるの繰り返しだろうね。
>>93 リライトより難しいだろうけど良いなこれ。
まあお前もがんばってくれ。俺もそのお題で何か書くから。
小説を書く側の人間なら、全てを自分の肥やしにしなきゃ良い文章なんて書けませんよ。
97 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/06(水) 23:48:57
>>96 高圧的な態度の厨に、ミスリード誘発したいのかと疑いたくなる程に端折った
文章で的はずれな批判書かれても自分の成長に繋げなくっちゃ意味無いよね ミ☆
98 :
96:2005/07/07(木) 01:11:31
>>97そうです。
彼方のその文章の中にも多くの情報があり
それが多くの良質な肥やしになるのです。
男が口上を言い終わると、英一はふところから素早く拳銃を抜き放った。
体に染み付いた流れるような挙動は半秒にも満たない時間で男を捉えた。
とかどうよ。
グラスを持った男の左手は、ぴくりとも動かなかった。
わずかに男の右肩が震えたように見えた。魔法のように、
右手に拳銃が現れて、銃口が私をにらんでいた。
と見せかけて100ゲトー
101 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/08(金) 01:34:59
ほろ酔い気分で店を出たヒロユキの背中に拳銃が突きつけられた。
「ヒロユキ、テープを渡せ」言うと同時に男は安全装置を解除する。
「ハァ・・・もう嗅ぎつけやが・・・ゔっ!・・・オエェェ」話の途中でヒロユキは吐き気に襲われ嘔吐した。
銃を構えた男は一瞬引き金を引こうとしたが、遠慮なくぶちまけられる茶色い液体を目にし緊張が緩み鼻で笑う。
ヒロユキはその隙を狙っていた。軽く前のめりになると同時に左足を軸に踵で後方にいる男の股間を蹴り上げ
右肘で銃を払いそのまま伸ばした腕で男の髪を掴んだ。そして振り向いた反動を利用し全体重を掛けて左肘を男の頚椎に落とし地面へと叩きつける。
男は最初の一撃ですでに意識を無くしかけていた。
その事は振り向いた瞬間にヒロユキも気づいていたが、確実な勝利を確信するまで攻撃の手を緩めなかった。
一瞬の油断が命取りになる。それがこの世界の常識だからだ。
茶と赤が混在する液体の中に男は倒れている
ゆっくりと立ち上がったヒロユキは、タバコに火をつけそのまま鼻歌を奏でながら夜明けの街へと消えていった。
男の脇に懐から取り出した空のウイスキーボトルを置いたまま・・・
完
>>101 喧嘩が強いとかどうとか言う以前に、
酒飲んで吐いた直後に、口もゆすがずに
タバコ吸うヒロユキ君の根性に萌え。
103 :
101:2005/07/09(土) 14:20:36
>>102ああ、ヒロユキは2chのヒーローだからな!
今度は、観点を変えて文章を読み、俺の意図を察してみませんか?
>>103 ウザスwwwwwww
まともに論評する価値なしってことだろwwwwww
105 :
101:2005/07/09(土) 17:32:25
>>104もっと的確に見下した言葉で書いてくれないか?その程度の文では閃かないんだ。
くらえ!!
ぼかーーーん!!
わあ、いたいいたい!!
まだまだ!!
めりめり……!!
あぎいいぃぃぃ!!
ぼくん!!
…………
はぁっ!!はぁっ!!まいったかごみめ!!
ざっ、ざっ、ざっ
ん……!?
ごごごごご…
こんどはこっちのばんだぜ!!
つづく
107 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/11(月) 01:35:45
108 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/11(月) 11:02:36
「アンパーンチ!」
一つの叫びと共に一条の閃光がバイキンマンの乗るUFOへと飛来する。
「ぐっ!!」
避けられない。避けてはいけない。
だが、ほんの少し、目の前のレバーを動かせば驚くほど容易く避ける事が出来る。なにしろ、アンパンマンはバイキンマンが避ける事など考えてもいないのだ。
僅かに動いた右手を、彼は残る左手で必死に押さえ込む。例えここで我が身が散ろうとも、それだけはしてはならない。
なに恐れる必要はない。自分がいなくなった所で、まだドキンちゃんがいるではないか。彼女ならば立派に悪を貫いてくれるだろう。
そう思うと、思わず肩の力が抜けた。
目を閉じる。
アンパンマンがアンパンチを放つ時、その対象は決して避けてはいけない。
それは、この世界の法則。
この世界を成り立たせるには、絶対に曲げてはいけない事。
だからバイキンマンは何もしない。
別に、こういうのはもう慣れた。
悪役というのはいつでもそうだ。ただいたずらをしただけで、本当に誰もがするような事をしただけで、悪というのは裁かれる。
運命だと、そう受け入れたのはいつだったか。
アンパンマンのような正義があってこそ、多くの者は安心して生きていける。だからこそ、その鏡である悪も必要だったのだ。自分がいたずらをして吹っ飛ばされる度に子供達はそれがいけない事だと学んでいくし、良い事をするのは素晴らしい事だと思ってもくれる。
ならばこそ、避ける訳にもいかない。
アンパンマンは、恐らくバイキンマンの想いを知らない。
それでいい、と思う。下手に同情されてはこちらもやりにくかったろうし、正義と悪が馴れ合うなどあってはならない。
目を開き、前を見る。
そこに居るのは我が生涯の宿敵。
「あぁ……楽しかったぜ、アンパンマン」
人々を想いを乗せて、アンパンマンの拳が繰り出された。
そして――――
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
アンパンマンの拳が俺の顔面を貫いた。
顔面と言わず全身をアンパンマンの鉄拳が穿ってゆく。
「無駄ァ! ロードローラーだURYYYYYYYYYYYYY!!!」
あろうことかアンパンマンはアンパンチでズタぼろにされた俺をさらにロードローラーでひき潰しぺしゃんこにするつもりらしい。
今回のアンパンマンは完全に殺しにきている。
「まあ、それもいいか」
ロードローラーが寸前にせまり、覚悟はあっさりと決まった。
きっと、完全無欠の正義のヒーローのアンパンマンにもいろいろあったのだろう。
「ずっと理解してやれなくてごめんな」
ロードローラーが鼻先に迫った。
そして――――
110 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/11(月) 15:18:48
それを読んだ私の娘が「こんなのアンパンくぇbんむいおp@」:「lp1」と泣き出し
その声を聞きつけた嫁がやってきて私に平手打ちをし去っていった。
わたしがなにかしましたか?
終わり
昼の光をわずかに残した空は今、厚い雲に覆われていた。
細かな雪が風に舞い、灰色に沈んだ街に降り積もる中、
広場を囲むようにして、甲冑を纏った数人の兵士が立っていた。
街を包む異様な静けさは、雪のせいばかりではなかった。
広場にも、通りにも、兵士達のほかには人の姿がなかった。
どの家も堅く扉を閉ざし、ひっそりと静まり返っていた。
その家々のあいだを、別の兵士達がランプを持って行き来していた。
誰もが緊張した面持ちで、無言だった。
広場の中央に建つ細い塔の窓から、弓を持った兵士が二人、
それぞれ望遠鏡で街を見渡していた。
街のあちこちで、兵士の持った灯が揺れていた。
「いたぞ!」
静寂を破ったその声に、誰かの悲鳴が重なった。
広場にいた兵士達のは一瞬互いの眼を見合わせ、無言で頷いた。
そのあいだにも、雪の舞う空にいくつもの断末魔が響き渡り、
どの距離は次第に広場に近づいていた。
「来るぞ!」塔の上の弓兵が叫んだ。
大通りの方から、首のない兵士の死体が広場に投げ込まれ、それを追うようにして巨大な影が現れた。
それは漆黒の鎧を纏った巨人だった。
巨人はその体からは想像もできない速度で、さながら黒い風のように走りながら、
両手で持った自分の身長ほどもある幅広の剣を振り回した。
広場の入口付近に立っていた二人の兵士は一瞬にして薙ぎ払われ、
白い雪の上の真紅のしみとなった。
塔の上の兵士は弓を構えたものの相手のあまりの速さに翻弄され、
狙いをしぼれずに歯を噛んだ。
そのあいだにも広場の兵士達は次々に巨人の剣に倒れ、
先刻まで白雪に覆われていた広場は既に血の海と化していた。
と、その中に突然、白馬に跨った一人の騎士が、疾風のように現れた。
騎士が黒い巨人を追って一直線に突進し、右手に構えた槍で巨人の背を突こうという刹那、
巨人が振り向きざまに放った剣戟で白馬の首が飛び、騎士もまたもろともに斬られるという所を危うく左手の盾で防ぐも盾は割れ、騎士の体は勢いでうしろに吹き飛んで雪の上を転がった。
しかし右手の槍には確かに手応えがあった。
騎士は歯を食いしばって起き上がり、黒い巨人を振り向いた。
槍は、確かに黒い巨人の腿を貫いていた。
>>93 何か違うけど一応書いた。
状況とか描写すると長くなってしまうな('A`)
スレ違いになっちゃったらスマソ
文の流れが悪いな。
読むときのリズムが引っかかるようで落ち着かない。
言葉の順序を置き換えるだけでもスッキリする箇所をいくつか確認。
一文の中に詰め込む情報量も時折多すぎているように思う。
ある意味欲張りすぎているというか。 思いついた表現を全て詰め込んだ印章。
93
「王国軍だ、改めさせて貰うぞ」
宿屋の前で甲冑を纏った兵士達のリーダーが門前の主人に言った。
評判のすこぶる悪い王国軍らしい、不躾な物言い。
「そんな、困ります」
主人は困った声で返す。
「じゃあ、死ね」
「なっ……!」
宿屋の主人は目を見開いた。
彼らがなんだかんだと理由をつけてこういう蛮行に及ぶのは何度もあることで、その度に彼は金銭を渡していた。
客に暴力をふるわれたくなければ金をだせ、というわけである。
元から金銭をまきあげるためにやっているので、つまり今回も主人は金を渡して済ます気であったのだ。
しかし目の前の帝国軍兵は今まさに振り上げた広刃の剣を振り下ろそうとしている。
ひゅん、と風きり音がして主人は死を覚悟した。
しかしその刃は降りてくることはなかった。鋼がレンガの地面を叩く音がして、目の前の兵士は何故か崩れ落ちた。
見ると兵士の兜の直上に太い矢が刺さっていた。
次の刹那、階上の男は無数の矢に射抜かれていた。後方に待機していた弓兵達が瞬時に反応したのだ。
しかし窓からずりおち落下する寸前に、彼を踏み台にして新たな人間が飛び出す。
異国のターバンをつけ黒い布が眼から下を覆い隠した異形の男。
彼は突き出された数本の槍を、手にもった短剣で軌道を逸らして避けた。
超人的な異国の体技。
甲冑の肩口になんなく着地し、彼は片手に持っていた装填済みのボウガンを足元の兜に開いた穴にあてがった。
野太い矢は穴に吸い込まれ、兵士が自分に起こったことを理解した時に、すでに異形の男は弓兵の前に着地していた。
軽装備の弓兵達は腰に持った剣を取り出す間もなく、板金でなく鎖帷子で鎧われた首筋にピックのような武器を突き刺される。
階上からは三人目が飛び降り、全体重を乗せた突きで槍兵をもう一人屠った。
場は混乱の極みを呈し、しかし、王国軍兵が勝てるような見込みは限りなく薄かった。
うーん。駄文。
夕暮れとか冬とか雄雄しくとか、あんまはやんねえだろうなこういうの。
つーか自分で書け。
>>93 感想キボン。
116 :
111:2005/07/12(火) 23:04:45
>>113 なるほど、d。
今まで純文ぽいのばっかでアクションシーンとか書いた事ないから挑戦してみたが、
何かスピード感に欠けるかなー…一文に詰め込みすぎってのはよく言われる('A`)
>>114 >見ると兵士の兜の直上に太い矢が刺さっていた。
ってのは(・∀・)イイ!!かも。
>階上の男は無数の矢に射抜かれていた
階上の男ってのがいきなり出てきて何の事かよく分からなかった。
>>93は確かにちょっと難しいよね('A`)
冬の市街戦で雄々しくって時点で結構レアな状況だし・・・
勉強します。
117 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/14(木) 13:18:05
他スレで文盲と罵られて悔しいのでここをageてやる
>>117その悔しさを忘れるな。その感情が文に生きる。お前はまだまだ成長するんだ。がんばれ
誰かカウボーイビバップみたいに素晴らしくノリのいい殺陣が乗ってる本紹介してくれ!
カウボーイビバップ見ればいいじゃん
122 :
93:2005/07/15(金) 11:01:26
ごめん全然来れなかた。
なんとか書いたけど俺じゃあこの程度よ。
ガチリ、ガチリと重苦しい音を立てて甲冑の男は歩いていく。
ここは街中。そして今では『戦場』という名が付け加えられた場所。
既に鞘を失った抜き身の剣は外気に晒され、先程まで滴り落ちていた血液は、いつの間にか凍り付いていた。今日はだいぶ血を浴びた。おそらく着ている甲冑も似たようなものだろうと彼は思う。
「ん?」
疑問の声を漏らし、彼はふと足を止めた。
音。聞こうと構えていなければ聞き逃しそうな小さな音だ。それが彼には聞こえた。
剣を僅かに持ち上げ、左手を添える。腰を落とし、重心を後ろ目に置く。敵と限った訳じゃないが、相手の姿が見えない以上守りに徹するしかないだろう。重心が後ろにあるのなら、悪くても後ろに飛んで逃げられる。
そして来た。
音は1つ。最初に聞こえたのと同じくらいに小さな、しかし隠しようもない気配の音。
「出て来い!! それとも腰でも抜けたか!?」
「てめえがなっ!!」
声が来た。
それも、彼の後ろから。
「っ――――!!」
即座に振り向こうとするが、それはあまりにも遅い反応。声の主の攻撃を避けるには、理不尽な程に遅過ぎた。
気合の声と共に、槍を手にした人影が彼の元へと飛来する。
そして爆音。
「チィッ! 上手く避けやがる」
忌々しげに男は言葉を吐き捨て、槍を引き戻す。
それがあまりにものんびりした動作だったにも関わらず、甲冑の男は何も出来なかった。
「まあ、代償が無い訳でもないんだがな」
123 :
93:2005/07/15(金) 11:04:15
ポト、という音を二人は聞いた。
その音源は膝付く甲冑の男の足元。
槍の男が言う通り、彼の回避は上手かった。空中から突き出された槍を胸で受け、その甲冑の丸みの上を滑らせるように流したのだ。だが、その代償として左腕が抉り取られた。
胸から外へ流す一連の動作は確かに上手いが、流した先には左腕へ繋がる間接部の繋ぎ目があり、槍はそこへ突き立てられたのだ。
後は、人の領分を越えた力によって放たれた一突きによって、左腕は抉り取られたと、それだけのこと。
「おいおい大丈夫かぁ? もしかして痛みで頭がイッちまったかぁ?」
声に、甲冑の男は無言で喘ぐ。
尋常ではない痛みは、最早彼から言葉すら失わせ、精神を蝕んでいった。
それを見て、槍の男はつまらなげに肩を落とす。
「ったく、折角腕のある奴だと思ってたのに、これしきで飛んじまうとは――――」
言葉はそれ以上続かなかった。
男は咄嗟に姿勢を低くし、背負っていた盾を取る。それを前方へ向けたと同時、衝撃が来た。軽く息を吐いた上で確認すると、矢が盾を貫通し、腕を貫いた所で止まっていた。
盾を動かす動作範囲は狭まるが、問題はない。
どこか驚くほど冷静に判断し、再び飛んできた矢を今度は横へ飛ぶことで避けた。
着地と同時、槍を逆手に持ち替える。相手の位置はもう分かっている。彼が甲冑の男を襲う前、何者かが物音を立てていた場所だ。
次の矢が来る。
だが彼は避けず、全身の力を振り絞り、槍を、投げた。
それは大気を切り裂き、そこから生まれた音すら置き去りにして突き進む。その距離20メートル。敵の放った矢など、交差する前にどこかへと吹き飛ばされていった。
124 :
93:2005/07/15(金) 11:05:35
そして、
「っ……か、はぁっ………ぁ…………」
寸分の狂い無く喉に突き立てられた槍は、程なくして弓兵の命を奪い取る。
その目には未だに戦う意思が残り、だからこそ、彼には飛来する槍がまるで見えていなかったということへの証明ともなる。
敵の死を見届け、男は後ろを振り返った。
そこにはまだ敵がいる。腕をもぎ取られ、痛みで心の折れた筈の戦士が、
「まだ立てるのか。いやこれは少し驚きだぞ」
全身から蒸気を放ち、立ち上がっていた。
彼の体内から溢れ出す熱がそうさせているのだろうと男は思う。別に驚く事じゃない。男自身、人外とまで言われるほどの筋力を持っているのだ。熱を発する者が居た所で今更だ。
甲冑が、ゆっくりと音を立てて沈み込む。
それは突撃への予備動作。
「かぁああ、調子に乗りすぎたな」
驚く事ではないが、危機感は覚える。何しろ、今の彼は武器を持っていない。遊びすぎた、と思う。だが後悔した所で意味は無いし、そんな時間すら今は惜しい。
「さあ来やがれ化け物!!」
こちらの叫びと同時、甲冑の男は飛んだ。低く、前へと。
それに対し男は左へ走る。彼の腕の無い左へ。
タイミングを合わせ、蹴りを放つ。だが、それは掠りもせずに終わった。男は僅かな驚きと同時に後ろに回った敵を見る。
「陽炎……こんな季節に、よくやる」
彼の周囲の空気は歪み、僅かにぼやけて見える。そんななんのこともない現象だ。だが、こういった戦いの中では大きな力ともなる。相手が良く読み、より正確な攻撃をする者なら尚更だ。
125 :
93:2005/07/15(金) 11:06:03
重苦しい音を立て、甲冑が身を返す。
既に剣には力が込められており、一息分の間も与えてはくれない。
だが、いける。
確かに相手がぼやけて見えるというのは一つの恐怖心さえ浮かぶが、冷静に見定めればなんのことはない。別に見えない訳でもないのだから。
振り返りざまの一撃に対し、男はより深く、より低く踏み込んだ。
腕に固定されてしまった盾を持つ左手を防御に回して、だ。
後は簡単。投げた槍が音速を超え、上空からの突進には爆音さえ鳴り響かせた彼の異常な筋力を以ってすれば、男の甲冑など容易く砕ける。
特に相手を見定めず、力任せに放たれた剣など盾で軽く受け止められる。
拳を、握る。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!」
甲冑から声が発せられると同時、状況は一変した。
突然の事に、放たれようとしていた拳は僅かに止まる。その僅かなズレで、攻撃は甲冑の男の放った剣が先行することになる。問題ないと、盾を掲げる男は思う。幾ら力を込めようとも、彼の上を行く事はないのだから。
そしてその期待は裏切られる。
別の形、別の手段で以って。
「な……にっ――――!!」
盾と、剣が触れ合った瞬間、盾が―――融けた。
その異常な光景を、男は感触として見た。
それこそが甲冑の男の力なのか。剣は恐ろしいほどの高熱を纏い、盾を、皮膚を、肉を、骨を、ありとあらゆるものを融かし斬る。そのあまりの熱に剣自体が歪んでいくが、問題はない。要は熱を纏う媒体として保っていればいいのだ。最早形や切れ味など関係無い。
何かが落ちる音が二つ。
それらは共に同一人物のモノ。両断された腕と、胴だ。
それに遅れて倒れ込む下半身を見届けた後、甲冑の男はのんびりと眺める。見事なまでに砕かれた自分の鎧を。
気付いた時には、体はもう地に伏していた。
空が見える。時刻は確か夕暮れ時。だというのに、赤く染まるのは大地ばかりだ。
星が見える程暗い訳じゃない。陽の光が暖かいと感じれる程近い訳じゃない。
なんとも曖昧で、なんともさびしい時間。
その中で、甲冑の男は大きく息を吸い、ゆっくりと、最後の呼吸を終えた。
126 :
93:2005/07/15(金) 11:10:55
張ってから思ったけど長すぎたΣ( ̄□ ̄‖)
コレは癖だな、うん。
ということで発案者の殺陣、如何でしょうか?
127 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/15(金) 12:17:30
>>126 アオア〜!!て…てめえのカキコを心待ちにしてたぜ〜〜っ!!
し、しかし今は会社で仕事中の身…後で感想書くから大人しく待ってな!!
128 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/15(金) 21:04:39
93へ
突っ込みどころが多過ぎてコメントしづらい。
もう少し物理と格闘技の勉強をすれば良い文になると思います。
でもよく書いた。感動した。先生の次回作に期待してます。
アクションシーンを描写する上で最低限抑えておきたい知識としては格闘技全般と医学。
後は物理学・人間工学・心理学も学んでおきたいところ。
ついでに薬学・生物学も勉強しておくと展開が広がり役に立つ。
まぁそんなに一生懸命全てを学ばなくてもいいけど、書いていて悩んだりしたら
これらの学問に触れてみると良いアイデアが浮かぶかもね。
アクションの描写は、省略の技術を磨くこと以外にない。
その時、不意に、助太刀の一人が、怒号をあげて、斬りつけた。
瞬間、彼は、首根から、噴水のように血汐をほとばしらせて、よろめいていた。斑平が抜き斬ったのを、みとめた者は一人もいなかった。
あっ、となった時には、斑平は、懐中からよごれた布巾をとり出して、血ぬれた刀身を、二三度ていねいに拭っていた。そして、鞘に納めると、また、元のうっそりとした姿勢にかえった。
シバレンの傑作短編だけど。
131 :
67:2005/07/17(日) 05:14:00
93を読んで面白そうだから挑戦してミ──(゚∀゚)──タ
建物は焼け崩れ、溶けた雪が血と泥を混じらせ川を作り、以前は道だった場所を流れてゆく。
そんな凄惨な光景の中、銀色に赤の装飾を施した長弓を左手に携えた女性が佇んでいた。
「・・・・・・」眉をひそめ軽く下唇を噛みながら、彼女は周りを見渡している。
不意に彼女の表情が変わり駆け出した。そして崩れるようにしゃがみこみ
瓦礫の下から小さなペンダントを拾い上げると、そっと両手で包み込んだ。
ガタッ。「おい!お前ここで何をしている!?」「ん〜?女じゃねーかぁ。へっへっへ」
背後から声を掛けてきたのは、鉄の甲冑を付け腰にメイスを下げた者と
左手に小型の盾を持ち、背中に槍を背負った2人の男だった。
男達は下卑た笑い声を響かせながら近づいてくる。
ペンダントを懐にしまって弓を拾い、ゆっくりと立ち上がった彼女は、背を向けたまま彼らに尋ねた。
「この街を壊したのは誰?」
「・・・・・・俺たち、カラト帝国軍をしらないわけじゃないだろ」
「へっへっへ。おれらに従わねえから、見せしめにぶっ壊したのさ!最高に楽しかったぜぇ」
槍を背負った男は何かを思い出したのか、記憶に残る感触を確かめるかのように手を動かし笑う。
「そう・・・オマエタチカ」
言うと同時に振り向いた彼女の瞳は、紫色に輝いていた。
甲冑を着た男は、頭で理解するよりも早く体が反応したおかげで、その場に伏せ難を逃れたが
槍を持った男は反応できず、飛んできた矢に脇腹を射貫かれ、呻き声とともに後ろへと倒れた。
その音でやっと状況を認識した男は、崩れ残った壁の影へと転がり込み、身を隠す。
──なんだ・・・なんなんだあの女は!?
彼女は振り向きながら、流れる仕草で背中の矢筒から二本の矢を抜き、同時につがえ射た。
紫に輝く瞳を見た瞬間、甲冑を着た男は底知れぬ恐怖と興奮に、完全に意識を支配され
射る瞬間が見えていても、認識する事が出来なかったのだ。
そんな彼を救ったのは戦いの中で養ってきた経験と勘と、生きる事を諦めない本能。
132 :
67:2005/07/17(日) 05:18:12
壁にもたれながら男は、泥にまみれ小刻みに震える手足を嬉しそうに眺めている。
この震えが恐怖や寒さから来るものではなく、嬉しさから来る武者震いだと実感しているのだ。
──しかし、いくら近い位置とはいえ・・・この距離で体を貫くなんて・・・・・・
まだ息は有るようだが、傷口を抑え倒れている彼を見ると、男は彼女の圧倒的な強さを否応無しに感じた。
その刹那、頭上から降って来た一本の矢が、男の足をかすめ地面に突き立った。
驚き頭上を見上げた男の目に飛び込んできたのは、真っ直ぐこちらに降り注がれる数本の矢。
慌てて前に転がりそのまま立ち更に飛びのく。今いた地点に次々と矢が突き立つ。
意を決し腰のメイスを握り壁の外へと飛び出し構えた・・・が、そこにはもう、彼女の姿は無かった。
──ぐっ・・・・・・どこだ!?・・・・・・どうする?このまま一旦引くか・・・いや、無理だ・・・
構えた姿勢で辺りを見回すが、全く人の気配を感じない。男は焦っていた。
もう太陽は傾き沈み始めている。もうじき闇が辺りを支配する。
そうなれば闇に乗じて逃げるという選択肢も通常なら在るが、優れた射手と言うのは
常人離れした視力と聴力を持ち、絶妙な間合いを保ちながら冷静に観察し攻撃を仕掛けてくる。
先の的確な攻撃と一切音をたてずに移動する技術に加えて完璧な気配の消し方。
それは、彼女は間違いなくトップクラスのハンターだという証拠であった。
──どう考えても分が悪い。夜になる前に何とかしないと・・・・・・
終了
男女それぞれが持つ雄々しさをだして〜槍男は引き立て役に〜中盤はもっと心理戦に〜
彼女の弓兵時代の〜などと色々考えてたがまだ序盤も終わってない事に今気づいた('A`)
長くなるからここまででいいや(。∀゚)ウキャッキャキャ
133 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 15:46:17
_, ,_ 「ばか!」ミコちゃんが勇君の頬を叩いた。
( ‘д‘) パーン 勇君はミコちゃんのスカートをめくってパンツを脱がしたのだ。
⊂彡☆))Д´) 最初は軽くスカートをめくるだけだったが、親や教師が良く在る小学生の悪戯だと
笑って軽く注意していた結果、勇君は自分がしている悪戯は大した事無いんだと思い
犯罪に対する自己の基準が低下したため、まだまだ大丈夫と勘違いしエスカレートしていった。
_, ,_ 「おまえなんか・・・・・・」両手で勇君の髪を掴みミコちゃんは睨む。
( ‘д‘) クルッ 勇君は、軽い悪戯をしただけなのにこんな仕打ちをするミコちゃんに怒りを覚えた。
O( )O゙ それは徐々に大きな感情となり自身の思考を飲み込んでゆく。
“嫌いだ嫌いだ嫌いだミコを殺せ殺せ殺せ”勇君の脳内を殺意が支配する。
_, ,_ パーン 「勇君なんてこの世に要らない子なんだよ!」ミコちゃんはそう叫びながら殴り続けた。
( ・д・)∩ パーン 右へ左へと何度も何度も殴られた勇君の顔は変形し、もう元の顔すらわからなくなった。
⊂彡☆))3゚) .:,.;'∴ 血や涙が辺りに飛び散る。それでもミコちゃんは殴り続けた。
ミコちゃんの怒りは収まる気配を見せない
O 顔や体に血がついても気にする素振りも無い。むしろ徐々に笑みさえ浮かべてきていた。
_, ,_ガッ ili ガッ 何時の間にか平手から拳に変わり容赦なく殴り続けるミコちゃん。
( ‘∀‘) ☆O☆ 彼女も勇君と同じ時代に生きる人間だったのだ・・・
(( ゚゚益゚゚))
134 :
133:2005/07/18(月) 16:33:06
ここに誤爆したんだな。スマソ
135 :
サイバーテロ対策本部 ◆6ntFfUdsEQ :2005/07/18(月) 19:39:58
>>134 お前の誤爆で3円20銭の損益が発生したのでなんとかしろ。
スーパーコンピュターで計測した間違いのない金額なので早速払え。
払わなければ実力行使する。
以上
136 :
133:2005/07/18(月) 20:38:26
137 :
ナイン:2005/07/19(火) 01:30:28
93だけど、なんとなく名前考えてみた。ずっと数字なのもアレだし、かといって名無しにするのもなんだかなぁだったから。
とりあえず、意見をくれたみんなありがとう。
やっぱ色々勉強しないとイケナイんだなぁとか思った。
殺陣はよく考えるけど、実際に試してみたのって学校で2,3回した友達とやりあった程度だからやっぱりそういう事学んでる人に比べたらまだまだだなぁ、とか。
とまぁ、そこそこ参加者が出てきてくれて嬉しいので調子に乗って第2弾いきます。
あ、まだ1のを書いてる人は構わずどうぞ。
場所:森の中
時間:夜明け前
登場人物:四速歩行の獣・子供・老兵・槍兵
全体のイメージ:焦燥感
前のよりやりやすそうだと思うんだけどどう?
うざ。
なんでそんながんじがらめに設定されて書かにゃならんのだってかんじ。
93が優秀な読み手で一々それなりの感想でも付け加えてくれんなら書く気も起こるけどさあ、そうじゃないだろ?
139 :
ナイン:2005/07/19(火) 11:13:06
みんな同じ設定で書くとどんなモノが出来るのかな、というのと、同じ設定で書くからより違いもわかりやすくていいと思ってやったんですけど、ちょっとした対抗意識みたいなのも出るし。
あくまでこういうのやってみたら面白いかな?と思って出してるだけだから強制参加じゃないし、でも、出してると他の人がやりにくて邪魔というなら止めることにします。
確かに、ここに居るみんなに比べて、知識も無いし文章力も無いので、ロクな感想も出せません。
ナインへ
>137を書いた時の自身の感情と思考。
>138を読んだ時に感じた感情と思考。
>139を書いた時の自身の感情と思考。
恥ずかしがらず自身を嫌悪せず否定せず、全てを細かく分析し理解しようと努めれば、良い書き手良い読み手になれますよ。
作中のキャラにも感情があります。キャラを生かすには、自身の感情・発言・行動を常に見つめ、冷静に分析するとよいです。
心・言・動が一致する人もいれば、全てがばらばらな人もいますが、全て同じ人間です。
小説のジャンルや内容によって“単純なキャラを単純に見せる”“単純なキャラを複雑に見せる”“複雑なキャラを単純に見せる”
“複雑なキャラを複雑に見せる”これらは多くを理解した上で身につく技術です。
ナインとこのスレに居る全住人の成長を楽しみにしております。
141 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/21(木) 01:05:17
>>140 何様ですか?
良いこと言うじゃねえか。
例文キボンヌ
142 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/26(火) 08:55:47
スタイリッシュなアクションをスタイリッシュに書きたいです。
ブサ男は来るな。みんな仲良くしてね!!
143 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/28(木) 12:38:17
お前等、キン肉マンのアクションとかを文章化してみろ。
そそられない題材だ
145 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/29(金) 07:17:32
じゃあ遊戯王のデュエルを。
いやそれアクションじゃないし、と突っ込んだ方がいいのか?
147 :
ナイン:2005/07/30(土) 00:52:20
書いてみた。
夜明け前の森の中を、一台の馬車が疾駆している。
荒れた地面を踏み鳴らし、車を引く二頭の馬が走る。
突然に薮から斜めに無数の槍が突き出された。
走る馬にそれらは容赦なく突き刺さる。馬は槍をへし折り、慣性のまま少し走り、足をもつれて倒れた。
幸いか馬車は倒れていない。
馬車を槍兵たちが囲み、リーダー格の将兵が言った。
「皇太子をだせ!」
「やれやれ」
その年老いた老人の声は馬車の中から聞こえてきた。
「手荒いな、お前さんら」
「老いぼれジジイ一人か」
「人を見かけで判断するものでないぞ」
馬車から出てきたのは兜も着けていない、文字通りの爺だった。
「やれ」
その一言で、馬車を取り囲む兵たちが老兵に向かい槍を突く。
老兵の目が、細く、薄く、冷淡に変化する。
槍は一本残らず、まるで老兵が透けたかのように、槍の群れが彼を避けたかのように、馬車の壁へ突き刺さった。
いつのまにか、老兵の細い皺だらけの手が槍に触れている。
だれもかれも、それを知覚していたが認識できていなかった。
老兵の手がやんわりと槍を握り、柄を蹴り飛ばして一回転させ槍を奪い構えたとき、彼らはようやく状況を把握した。
将兵は目の前に槍を構えた強敵がいることをようやく認識した。
「ちっカッ―――」
将兵は叫ぼうととして、しかし喉を空気が通らないことに狼狽し、喉元にある棒が原因なのかと思い、視界が暗転した。
感想キボン
見返してみたら全然うんこだな……(´・ω・`)
「した」とか多すぎ。リズム感がないな。
うん、もっさり。
「した」を「する」とか現在形にするだけでも随分変るんでは?
作文みたいになっちゃってまんがな
もっとひねった描写も入れてみればええやんねん
151 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/06(土) 07:55:03
ageしとくさかい
152 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/09(火) 20:14:43
↑の奴うざいでまんねん
じりり、足元の石畳を何やら蛇のようなものが這い回って、真黒な痕を染み付ける、しかしそれは土汚れなどでは無く、燃焼によるそれであることは容易に察しがついた。
つまり、その状況判断能力が、己の生命を救えるか、否かに直結するのだ。咄嗟に振り上げたエクスカリバーを、強力な打撃で何者かが弾いた、大きく上段に振りかぶる形、しかしそのまま安直に攻撃を仕掛けてくるはずもない。
何故なら、何よりも、音よりも、そして知覚するより早く、神速の兜割りが当事者の脳天を叩き割る、それを甘んじて受け入れる相手が、先程の視角不可能な一撃を叩き込める筈もない。
そして予想通り、ぴき、というひたすら不自然な、戦闘中にしては間抜けにも思える擬音が耳朶を打った。
「お主、まだまだ速度に関して甘い節があるな」
「黙れっ、俺はまだ、こんなところで地に伏す訳にはいかんのだ」
余裕たっぷりに告げてやった言葉に、その者は私の剣戟を受け止め、支えながら、必死の表情で叫んだ。
「なるほど、それだけの力はあるようだな」
そう言うと、力の拮抗は瞬時に崩れた、どちらかといえば押していた私が、瞬時にその身を引いたのだ、しかしそこで隙を見せず、その者は最短距離で、何より私を上回る速度の踏み込みにて抜刀せんと合間を詰めてきた。
「でぇぇいっ!」
剣戟、知覚を上回る一撃、止まってしまった世界で燦然と輝く必殺の一撃、ただ、それだけではまだまだだ。
その者が引く私に再接触するタイミングを予測できるのであれば、当然私にも、その者の剣戟はどういったパターンで、何時繰り出されるかくらいの予測はできて当然であった。
だから、そう。
「ふん!」
剣戟が描く線、それを避ける事は不可能である、ただ、回避や反撃の布石として見極める事は、不可能ではない。
僅かに身を翻して放った剣戟、タイミングを読んでいた私は、やつがそれを放つより先に、回避、同時に攻撃を試みていた。
線、予測通りに降り降ろされる剣、そして、交わる剣戟、ななめから振り降ろされた、エクスカリバー。
直後響き渡るは鈍い、しかし初撃とは明らかに違うそれ。
確とした、破滅の音色。
「!」
手の内からほうり出された己が剣、その事実を、果して認めたくなかったのかもしれない。ただ、確実に眼前には、怪しげに光を反射する刃が、喉笛を掻き斬らんと迫っていた。
どうっすかね?
評価ヨロ
地の文がうじゃいので状況が読み取れない。
一人称か三人称か分かりにくい。
文体が歴史ものっぽいのに、武器がエクスカリバー。
地の文が状況描写ではなく、単なる説明文。
じりり、刃の切先が地面をかすめ、次の瞬間には私の眼前に迫っていた、それをムラサメをかざす事により弾き落とす、けれどそうはいかない、余りに強烈な一撃は、私の防御体勢を崩すに至った。
スタンスを広く取り、沈み込む身体、今この瞬間上方からの一撃を叩き込まれたならば、恐らく脊髄が粉砕され、瞬く間に死に至るだろう。
ただ回避の為に最大限に行動した、前方へと走り込む、直後、背後に流星のごとく、叩き込まれた一刀。
足元に敷き詰められた石畳がいくつもの破片となって宙に舞う、ふわふわと、まるで地面に落ちる事がないかのように、時間はゆっくりと流れていた、そして刺客の顔を拝むことにも成功した。
男であった、しかしどこかで見た事がある男、精悍な眼差し、けれど、それは一年前相対し、下したその男とはどこか違う、危うげな殺気を漂わせるものだった。
次の瞬間、時が加速する、未だ破片は宙を舞っていたが、それを挟んで向こう側に居た筈の男は、姿を消していた、バックステップ、再びの上方からの攻撃、粉砕された石畳が地面に降り注ぐ、それより先に。
血流の流れ、肌を掠める空気の流れ、それらの速度が同じものになった、そんな錯覚を覚えるスピードで突進する、ムラサメの刀身は自分の頭部の真横、片方の手を添えて、突き出すように。
牙突である、しかしそれだけで捕えきれるとは流石に思っていない。
刺客が軽やかな動作でそれを横へと避ける、次の瞬間、奥の手が発動した。
真横から見ていれば、正面に突き出された刀身が、真円を描いて見えただろう、有名な所では、丁度円月殺法のように。
ただ、それさえ読んでいたか、刺客は更に距離を取る、私もステップを崩し、刺客に相対し、更に距離を取った。
>>157 オレは作者じゃないし、154も読んでないが
>文体が歴史ものっぽいのに、武器がエクスカリバー。
って、ひょっとしておまいさんエクスカリバーはRPGの創り物と思ってないかい?
エクスカリバーはアーサー王の物語に出てくる剣だから別に歴史ものっぽい物語の中に出て来ても問題ないだろ?
なんかお勧めの本ないか?
ちょっとアクション勉強したい。
できれば長剣とか矢とか槍とか、そういうのじゃなくて現代、近未来の戦闘がいい。
>>160 オススメというか自分が好きなやつをあげよう
つ[ヴァンパイアー戦争]
主人公の九鬼はほどよく人と戦い、人外とも戦い
肉弾戦あり、銃撃戦あり、大量破壊兵器あり
作者の伝奇総集編みたいなのを買えば三冊で本編+外伝が揃う
>159
俺はアーサー王伝説も好きだし、ヴォルスンガ・サガとかも好きだ。
神々の神話よりも、英雄叙事詩が好きだね。俺は。
まあそういうわけで、エクスカリバーはアーサー王が引っこ抜いた剣だとか、
池から拾ったのがそうだとか、鞘がエクスカリバーだとかそういう話も知ってる。
俺が言いたかったのは純和風テイストな文体なのに、えらく西洋ファンタジーな武器出すなあってこと。
絵玖珠雁婆でどうよ
衛久主駆刃でどうよ
165 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/16(火) 22:10:52
>>163-164 お前等ザコは武者頑駄無でも作ってろよwww
もうじきここには盆休み中キーボードをブッ叩いて
至高のアクションを書き上げた奴等が滑り込みで
殺到して大激論の鉄火場になるんだからさ。
166 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/16(火) 22:37:19
>158
速さと緊迫感が大事だぞ。
変なまどろっこしい理屈を極力削除して、リライトしてみたら。
鳳凰天駆!
さてそろそろ、と春画本取り出そうと押し入れを開ける。刹那、存在を感知した。把手にかける指をゆっくり離す。
青年は「Goki-Jet」を二本、両手に持つ。愛用のそれは、強力に液体を噴射する最新のもの。
カサ カサ カサ
其れは音をたてている。いる事は間違いない。武器を激しく上下に振り、心を静める。時間が一秒を刻む音、外で車が走る音。足をにじり寄せ靴下が擦れる音、そして部屋の外で階段がみしりと音を立てた――
「隆〜! 大野ちゃんが来たよ〜!」
しまった! 大野信子が先に来てしまった! 一階から母が呼ぶ声!
隆は投げるように押し入れを開く、春画本が雪崩を起こす、黒い光が数本走る。
「信子ちゃんこんばん――」
目標は三体いた! それぞれ――右部屋入り口――左勉強机――正面春画の山の中!
「わ、二階にたかし――」
右へ向かって地面を蹴り、目標へと向かって両手の武器を噴射。着地。まだ噴射を続ける。動かない事を1秒確認。残り二体。
「がいるから、もう――」
春画は後だ。そのまま左手のスプレーを勉強机へとアンダースロー。正面に当たり引き出しが閉じ、目標を中に閉じ込めた。あと一体。
「あがっちゃっても――」
押し入れ前へと走る、勢いを蹴り一発へと込める、春画の山が爆発し宙を舞う。黒い光が足元に線を作る。速い!
「いいわ〜、お菓子は――」
体を伏せ右手の武器を地面水平に噴射する、目標は霧に当たる、入り口隅にとまる。
「すぐもっていくから。――」
しゃらくせぇ! 隆は春画を三冊いっぺんに投射、黒い光に覆い被さる。同時に「ぶしゃ」と小さい音を立てる。勝利の余韻優越感に浸る。
階段をゆっくりたおやかに上る音――はっと我に帰る。まだ春画が! いけない!
ドアは開いた。黒いソレの対処には慣れていたが、隆は春画を素早く押し入れに入れる技術は知らなかった。黒いソレの死体処理は戦闘技術の内には入っていなかった。かくして隆は「不潔」と一言貰い、その青春に幕を閉じる。
殺陣って難しいな。これじゃあゴキブリ側の動作が全く書けて無い。どうすればいいかね?
やっぱお題出していかないとだれるなぁ。
銃撃戦とか斬り合いとか。相撲とか剣道とか、ちょっと変わったのでもいいけどね。
じゃあモンゴル相撲vsガン・カタで頼む。
モンゴル相撲、レスリングに似ている
うおりゃー
どすん。
ガン。カタール。
ガガガガガ、ガンカタ!!!!!!
走る!走る!走る!
柱に飛び込むように隠れた瞬間、靡いた後ろ髪を弾丸が掠めた
チュン、小気味よい音を立てて、数本の頭髪が宙を舞う、
瞬時に体を反転させて、柱から飛び出した、射線を逆に辿り、
奴を見つけるその時奴も柱に身を隠す瞬間だった、見切って走
り出す、手前に転がる背の低い塀を飛び越え、その瞬間再び奴
が姿を現した。手にはショットガンを握りしめている。
空中で制御のきかない体、けれども
両手を精一杯広げ、風の流れに身を任せる
轟音、耳元を通り過ぎる殺傷物、
僅かな風の抵抗を受け、若干生じた機動の変化が命を救った。
無様に転んで体をしたたかに打った、しかし走る!
リロードまでの僅かな隙、まさか躱されるとは思っていなかっ
ただろう動揺した奴の顔。
「うおおおおおおおっ」
腰だめの状態で叫んだ
両手で握りしめたちゃちな拳銃。
今までこれほどに頼もしくは思えなかったろう。
マズルフラッシュが網膜細胞の一つ一つに染み付く。
眼の前が一瞬真っ暗になって、音が何もかも轟音に飲み込まれて。
どさ
誰かの崩れ落ちる音を聞いた。
機動の変化×
軌道の変化○
ひょ、ひょひょ評価ヨロ!
174 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/17(水) 23:45:49
インスタント食品みてえな文章だな。
ぐぁぁぁっ何度もレススミマセンが
>>166 アドヴァイスども、んで、リライトはしません
しませんでした(訂正)めんどいから!
こ、ここここのスレは
>>153-154に
174を筆頭とした皆さんが指導するスレになりました
うるせえな勢いが大切っつーから
急いでキーボード叩いたんだヨ、悪いか!
>>176 そのキャラは相手にされないと思う。
せめて推敲はちゃんとしてる事にしとけ。
もちろん、最低限推敲はしてます、そのつもりなんです
でも実際誤植があるから、いや言葉に出した所であまり
意味ないですネ(苦笑)
しかし実際、殺陣的描写する時に心掛けてる事とかあります?
つまりコツみたいなもの、あれば教えていただけると嬉しいです
179 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/18(木) 00:08:41
>>178 解りやすさを一番に考えながら、作文にならないように
書いてるつもrwjgwれg@wr
>>178 省略省略省略。
動きを省略。心理描写を省略。台詞を省略。
これでわかるか? ぐらいまで省略。
初稿の半分以下にまで省略。
それぐらいでちょうどいい。
僕は死んでいる蒙古兵の傍に周り込んだ。
蒙古兵の喉はぱっくりと割れており、薄黒い血が流れて固まった跡がある。
僕は死んだ兵士の腰から自動小銃を掴んだ。
手に取ったその銃は、金属の部品がまだ温かいような気がした。
きっと射撃したのは日本兵に違いない。仲間が近くにいるはずだ。
自動小銃を握り締め、僕が立ち上がったその時、蒙古語で叫ぶ声が聞こえた。
僕は耳を澄ました。それからすぐに金属の音、銃声、男の叫びが聞こえた。
僕は木立に添って立って声のした方に銃を構えた。
林の向こうからまた銃撃の音が聞こえた。
殺陣らしい描写がNEEEEEEEEEEE!!!!!!
というのは突っ込むべき?突っ込まないべき?
とりあえず、続きを待つ
続きがあるんだと思ってたヨ
まだ書き込まれて無いところを見ると、殺陣無しっすか?
ばん、踏切板を思い切り踏みつけたような音が響く。
そんなはずはない、と心の中で否定する、足下に敷き詰められているの
は腐葉土、衝撃を限り無く吸収し、迅速な移動を妨げる。
それなのに、そいつは、俺の目の前に現れた
「……見つけたぞ」
恐ろしい巨躯だった、両手にそれぞれ、同種の剣を握りしめている、そ
の太さ、長さが半端でなかった。長さは二メートルはあるだろう、そして
広く、分厚い。
それをうちわを持つかのように両手で握りしめ、そいつは跳躍し、目の
前に現れた。
「殺してやる、ずったずたに」
宣言通り、奴は両の手を大きく掲げた。
それを、軽々しく振り下ろす、反射的なバックステップが俺の命、もと
い頭部を救った。衝撃により吹っ飛ばされて、湿りきった地面の上をごろ
ごろと転がり、大樹に激突し止まった、だらりと頭部から血が流れてきた
それが目に入りそうになるのを拭って避ける。
「もう一丁ぉ!」
間髪入れず、奴は間を詰める。
ぐわんぐわんと視界が揺れて、平衡感覚を保てない、足下がおぼつかず
走って逃げ出す事すらできない。立ち向かうしかない、その事実が冷酷に
下された。
腰に括りつけた抜き身の刀をぬいた、鈍く、輝かない、正真正銘の真剣。
「ぐわっはっっはっっはぁ!」
奴が大きく剣を掲げた。
瞬間体勢を前屈みに、突っ込む、安易に刀を突き出したりはしなかった。
「ぬ!?」
迎撃の為の剣が降り注いだ。けれどそれは計算違いによって、結局大き
く前方の地面を吹き上がらせるに留まる。
奴の剣に足をかけた。
跳躍。
奴の巨躯より更に高く、高く、大空へ舞い上がるかのように、手には魔槍
のごとく刀を抱え、俺の体は重力に従い、加速を伴いながら落下した。
全然ね、アドヴァイスをね、モノにしてないっていうか
参考にすらしてないんだけどね、それでも評価を求める訳ですよ
互いの息が掛かるほどの距離で大男が二人、それぞれ西と東に陣取り
諸手を地面に着け睨み合う。
両者が放つ殺気にも近い闘気は互いに呼吸を一つするたびに膨張していく。
場内のどよめきも何時の間にか消え失せ、一種神聖な儀式のような静寂
さと、嵐の前触れに似た不気味さが空間を支配していく・・・
「 八 卦 用 意 」
甲高い行司の声を合図に、それまで八方際限なく膨らみ続けた闘気は一瞬に
して睨み合う男達の間に集まり圧縮される。
のこったぁっ!!!!!!!!!!!!!!
爆発。二人の男は文字どうりの肉弾と化す。
張り詰めた闘気は一瞬の内に破裂し今放たれた弾丸の推進力となって
土俵の中心で激しくぶつかる。
両者の衝突は凄まじく、その反動で互いに後ろに仰け反るが両方とも
素早く態勢を建て直すやいなやグローブのように広く、分厚い掌で互い
の肉の城壁を突き崩さんとする。両者一歩も譲らない
残った!! 残った!! 残った!!
>>188 せんきゅ
それが言いたかった
(精一杯の発言)
190 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/20(土) 11:29:18
181って確か誰かの小説だよね
その辺りのシーンの描写が好きだったのだが
誰の小説だったか思い打線
「あなたが大好きなの。どうしようもなく狂おしく殺したいほどに」
少女はその鋭い爪を舌先で舐め上げ顔を歪める。
月明かりのない路地裏を照らすのは、臆病に点滅する電灯だけだった。
生ぬるい空気がぼくの身体を撫で上げる。
少女の笑顔は歪む。
歪み、笑み、そしてまた歪んでいく。
そこで、臆病な電灯が消えた。
歪んだ彼女の表情は闇に隠れ、しかし避けた口から覗く白い牙だけがぼくの背筋に恐怖を走らせる。
ぼくは、もう、わけがわからなくなっていた。
脳裏に恐怖という蛆虫がわき、ぼくの思考を狂わせぼくという人間が人間でなくなっていくのがわかる。
「食べさせて。あなたを愛しているこの私に」
少女のその言葉と同時だったろうと思う。
ぼくは狂気して喉を引き千切らんばかりに叫び声を上げた。
死ぬわけにはいかない。彼女を失うわけにはいかない。
地を、力の限り蹴る。
跳躍。
唸る空気の音とともに視界が狭まり風を帯びる。
歪んだ顔の少女がぐんぐんと近づいてきた。
そこで、ぼくはもう一度、叫ぶ。
恐怖という蛆虫を忘れるために。逃げようとする自分を追い込むために。
すべては閃光のような刹那なの出来事だった。
ぼくの拳に衝撃と肉を打つ音が。
少女の奇声と怒声と、そして崩壊音が。
少女はぼくの拳に乗せられた運動エネルギーを顔面に受け、電灯の下のゴミ箱に吹っ飛んだのだった。
と思ったのもつかの間。
少女は身を翻し地に倒立。腕の力だけで跳躍してみせぼくの頭上を、それこそ闇に溶けたかのように舞った。
ぼくの視界が闇を帯び、首の圧迫感が尋常ではなくなる。
すでにぼくの背後にいる少女は一体どんな格好なのだろうか。
首の圧迫感が増し、彼女の『脚』がさらにぼくの首を締め上げてくる。酸欠でぼくの脳が落ち着くことは泣く酸素を求め救いを求め
ぼくの身体を無謀に暴れ狂わせる。この状況を打開すべきと思うぼくを置いてきぼりに、ぼくの脳は白い視界を投影し、ぼくの魂を締
め出そうと試みる。苦しくて叶わず、行きたくて叶わず、ぼくの口は酸素を求めつつ舌を突き出しながらも、運命的な言葉を吐き出し
た。
「…………」
少女の締め上げる力が弱まり、意識朦朧と黒い霧に覆われていくぼくの視界。後頭部に痛みが走ったかと思うと、いつの間やら黒いだけの夜空を見上げていた。
ぼくの目の前には、涙を流す、歪んだ少女の顔があった。
ぼくは、そのまま意識を失った。
果たして、ぼくは何と言ったのだろうか。それは記憶に残ってはいない。
×行きたくて
○生きたくて
感想キボン
>>191,192
『臆病に点滅する電灯』、『臆病な電灯』という表現。
ある意味、個性や味と言うべきものなのかもしれないので微妙だが、本来であれば適切とは言え無い修飾。 少なくとも俺にはマイナス印象。
191から192への接続は流れが悪い。
『吹っ飛んだのだった』ではそこで話が終息してしまい、時間軸が描写シーンから過ぎ去ってしまう。『吹っ飛んだ』で終わらせたほうがスッと繋がると思う。
195 :
194:2005/08/21(日) 14:05:36
さてアクション部分冒頭、少女の言葉を聴き、静から動へと移り変わる部分。
アクション描写として抵抗はないのだが、物語として、少女に恐怖を感じる主人公とその身体能力描写にギャップ(違和感)を感じた。
『唸る空気の音とともに視界が狭まり風を帯びる』の一文はスピード感があって好きだ。
192冒頭、少女が跳躍する描写、主人公の首を締め上げる描写。
191の文章に比べて整理されていない雑な印象を受ける。文章にはまだ手を入れる余地があり、191をみる限りでは、その実力もあるようにおもう。
あとは2ch.とは言え、こういうスレの趣旨なら誤字がなくなるくらい推敲してみて欲しい。
ex.『刹那なの出来事』、『落ち着くことは泣く』
お前等練習するならキン肉マンのラーメンマンvsプリズマン戦
でも文章化してみろよ?ジャングルジムの立体感、プリズマンの
質感、ラーメンマンの躍動感とやりごたえ満点だぞ。
>>194-195 つまり中々良いデキってことでしょ
回りくどく言うんじゃなくて、もうちょっとはっきり
そうやって誉めれないのかなぁ……
198 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/21(日) 21:30:57
>>198 違うお。漏れが191-193だお
>>194-195 d
遅くなったが、批評、感謝してる。
そして流石に誤字が多かったのは今では反省している。
てか、比喩って難しいよな。もっとよく考えることにするよ。
他に感想あったらいつでもどぞ
この板もいい加減ID導入してくれねえかなorz
201 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/22(月) 17:29:51
一通り読んだが181以外糞でした。そして181にはアクションシーンなし。
素人が偉そうなこというが、
「すごい切れるすごい剣がすごい早さですごい来た」みたいの多くね?
読んでて意外性がないというか。
「殺陣を描く」って初めから言ってるんだから、
「これからどっちかが死ぬのだろう」みたいな説明イラネ。
203 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/22(月) 20:58:02
>>202 そう読まれてる時点で威力の描写になってないようなorz
157 :<続き> [sage]:04/10/21(木) 14:17:08
店を出ると、物見遊山な酔客たちが我々を取り囲みはじめた。
そして改めて私は剣士と向かい合う。お互いに10歩ほどの距離だ。どちらも剣は抜いてある。
決闘の作法どおりに礼を交わす。
私は再び剣を鞘に収めた。相手が速い剣さばきを武器に掲げるというのなら、こちらもまた速さには自信がある。
抜刀での早撃ち。相手もこちらの意を察したのか、やはり剣を収めた。
少しずつ間合いを詰める。野次馬たちもいつのまにか固唾を飲んで見守っていた。静かな、それでいて張り詰めたような空気があたりに満たされる。
「……なんならあなたが先に抜いてもかまわないけど?」
余裕の笑みを浮かべながら剣士が言った。しかし、私は答えない。見えない間合いをはかるだけだ。
時間の流れを感じないほどに、なめるように距離を詰める。
互いに、大きく2歩といったところで動きを止めた。剣士の呼吸が聞こえる。ゆっくりと吸い、静かに吐き出す。吸って…吐き… 吸って…吐き… 吸って…吐く、その瞬間。
右手が、まるで何かに弾かれるように動く。
そして。剣閃がきらめいた。それから、高い金属音と、わずかながら血しぶきが上がる。
肩口と腕の傷。傍らに落ちた、抜かれることのなかった剣。見えない太刀筋を追うように見つめながら、剣士が倒れた。
「…これで、返してもらうぞ? 仕事と、ついでに…一度捨てた名を」
刃についた血のりを拭いながら、私は言った。そして、腕には懐かしい感覚がいつまでも残っていた…… <おしまい>
205 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/22(月) 23:36:11
>>204 うんこ余所から持ってくんな
お前がここでしろ
あまりな言い種だなと思いながら>204を読んでみた。
確かにうんこだった。
バーン!!
まてっ! 俺が相手だ!!
ドカッ ズガッ バキッ
殺陣というか、アクションシーンって何を重視して書いてますか?
キャラクターの動作でしょうか。それとも、場の情景でしょうか。
209 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/23(火) 23:09:43
>>208 アクションを重視して書いてる。
全部把握してなきゃまともな描写なんてムリムリムー
「ぬるぽ」
俺がそう口にした途端、奴は狂ったようにハンマーを振りかざし、猛然とこちらへ突っ込んできた。
いつもなら既に逃げ出しているところだが、今日に限ってはそれをしない。
逃げても無駄――それが今日までの日々で俺が学んだことだった。
逃れられぬというならば、立ち向かうしかない。
今、奴との距離は十メートル程ある。しかしこんな距離は奴にしてみれば無いに等しい。
小細工をする時間は無い。だが、俺の右手には一振りの日本刀が握られている。
ならば選択肢は一つだけ。このまま真っ向から切り伏せる――!
「フォオオオオオオオオオ!!」
奴が奇声をあげ、跳んだ。
いつのまにか俺との間合いは縮まっている。
このままハンマーを振り下ろし、俺を仕留める気だろう。
だが、奴がハンマーを振り下ろすよりも一瞬速く、俺の間合いが奴を捕らえる!
「うおおおおおおおおおおお!!」
裂帛の気合を込めて、奴の左首筋めがけて日本刀を振るう。
その速さは凄まじく、恐らく奴は目視すら出来なかったに違いない。
俺が刀を振り切ると同時に、奴の頭は宙を舞っていた。
――そして。
ガッ!
そんな間抜けな音を立てて、奴の頭は落下したのだった。
212 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/24(水) 21:02:30
>>210 さようならこころとおつむのまずしいひと
どうかおげんきで
213 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/30(火) 00:57:13
ageまっしー!!
アクション好きなんで、来てみた。
もったいないから、こんなとこに晒せません
アクションは一番、最も、この上なく頭使って書いてる部分
魂のかけらすら入ってる気がする
>>215 ま、そういわずにさ。出してみてもいんじゃね?
折角来たんだし。
219 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/01(木) 21:43:52
>>215 魂全ブッ込みしてない時点でここに来る資格無し。
でも批評してやらないってわけでもない。
「魂のかけらすら入ってる気がする」
と柔午は言った。
「超期待、でもちょっとしんで欲しい」
八が返す。
「つ
http://www.kuso」
八は読んだ。
八はブチ切れた。
柔午へ向かい、八は無言で歩いて逝く。彼の背後には殺気が漂っているようにも感じられる。
柔午は拳を繰り出した。右のストレート。
八の右手がかすむ。
柔午の右拳は八に掴まれていた。
「タマシイッ! 全ブッ込みしてないジテンでッ! ここに来る資格なしッ」
「がっがああああああああああああ!!!!」
柔午の右拳がメキメキと音を立てた。八の並外れた握力が右拳を握りつぶしているのだ。拳に立てた五指が第一間接まで埋没している。
「でも批評してやらないってわけでもないッ!」
八は右拳を握ったまま、引っ張った。柔午は抵抗をせず、むしろ痛みを畏れ自ら動く。しかし、八は引っ張る力を増した。
「ぎゃあああああああ!!」
八は柔午を右腕一本で力任せに投げた。
柔午驚愕。
数メートルの距離を舞い、落地した。
ボロ屑と成り果てた右手を抱いてうずくまる柔午。八は言った。
「二人のコメントに微妙な落差があるな」
222 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/06(火) 00:55:39
えい!!やあ!!たあ!!
223 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/06(火) 03:28:49
焦った。
頭上の時計を見上げると残りの14秒であと1人を始末しなければならない。
敵が俺に向かってくるのを視界の端で捕らえて、眼球を頭上から正面に戻した。
手に持っているナイフを握り締め、俺も敵に向かって走った。
全速で駆け、二人が一直線上で距離を見る見るうちに縮めて行った。
敵は跳躍し、それを見た俺も、0コンマ1秒の差で空中へ身を投げ出した。
脚に大地の感覚が無くなった後も、姿勢と視界をぶらさずに敵を補足している。
敵と俺の空中での早さはまったくの同じ、あと0コンマ4秒で上空で接触するだろう。
俺はナイフを体めがけて投げた。
それは心臓に当たったが、何かが仕込まれていて刺さらなかった。
奴は口の端に笑みを薄く浮かべてナイフで肩を狙った。
俺は体を腰で捻って、ナイフを交わした。
ちょうどその時に上空で二人の座標が同一になり接触した。
ナイフをかわされて宙で体制を崩している敵の腕を取った。
雷が奔るような速さで腕の間接を逆に折って破壊して、ナイフを奪取した。
敵は中空で下斜めに傾き、俺は肩を持ったまま落下を始めた。
落下は、遅く感じられた。
時計を見た。
あと3秒。
肩に痛みが走って、まず思ったのが油断したな、であった。
頭を動かして、状況を見ると、敵はもう一方の手に暗器の毒針を持ち、俺の腕を刺していた。
「けけけ、随分と余裕じゃねえか!」
敵は自由の聞く方向に身をよじって顔横半分をこちらに向けて、俺を見て得意そうにいった。
「お前が馬鹿で助かったよ」
「何ィ!」
俺は毒針で刺されてもなお動く腕で、そばにある顔にナイフを深く埋めた。
「こういうことだ」
そして敵を盾に着地。
任務終了の合図がなった、時計は0コンマ1秒残されていた。
224 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/09(金) 19:18:22
あげまんぐり
225 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/09(金) 22:56:28
あげまんぐりがえし
226 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/09(金) 23:11:39
>>223 140秒かけて戦ってるように感じられる
227 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/13(火) 00:04:40
保守
>>223 色々といいたい事はあるが、まず「俺は」をもっと減らそう。
229 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/15(木) 20:47:32
とっとと書けや豚共。
230 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/18(日) 13:46:22
おれのヒント憶えてる?
たてだけでなくよこも鍛えるんだよ?
232 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/26(月) 00:13:15
寒すぎてビックリしてageちゃっただろ!!!!
だれかお題出してくれ。俺書くから。
234 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/27(火) 00:33:26
お題
主人公が帰宅して、間男と妻の最中を目撃。
おこった主人公は必殺技を放つ。
この後は自分で考えてくれ。
間男と妻がフュージョンしても良いし、妻が間男を口封じで殺してもいい
ひろしは『横目で見る』をはなった。彼は、立ち尽くしたまま、ゆっくりと、まばたきをせず、妻を見た。
彼女はうろたえたまま、何もすることは出来なかったのだ。
隣の間男は開き直ったように席をたって、ひろしの横をすり抜けようとした。
しかしそのとき、ひろしは拳をいっぱいに握り締めると、ついに、目の痛みを訴えたのだ。
まばたきを我慢していたのがいけなかった。
妻は「あなたっ!」と、叫んだ。その叫び声にすいこまれるように、ひろしは目を見開いたが、それがいけなかった。
ひろしは目の痛みを我慢できずに訴えた。妻はそれを抱きしめた。
間男はそれを背中で抱きしめ、外へでた。
236 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/27(火) 02:43:06
「険阻艱難苦患地獄ッッ!!」
正太郎は眼前の、蠢く2匹の人間に向けて体内の怒気を放った。
突き出された右手から、真紅の、血のような光が凄まじい轟音と共に発射された。
咄嗟に体を回転させて、間男はベッドから転がり出た。
直後、赤黒く太った巨大な蛇がベッドを飲んだ、妻の悲鳴が一瞬聞こえて壁が崩れる音に紛れて消えた。
「な、なにが……?!あんた、誰だ、ていうか何だこの状況は!!?」
正太郎は応えず、無言で蛇を吐いた右手を見ている。
「お、おい、聞いているのか――」
「うあぁぁああぁぁあぁあぁ!!」
間男の声を遮り、目をかっと見開いて、喉も裂けるほど大きく絶叫した。
混乱と快感と罪悪感が彼の右手を支配し、そして体が拒絶していた。
脳が、常識を超えた力と、妻の裏切りと、そして殺人とをそれぞれ頑なに拒んで叫んだ。
隙を見て逃げ出そうとしていた間男が、これ幸いと駆け出した。
「ああぁぁあぁああぁぁっ!!」
右手が、どさっと地に落ちた、正太郎は肩を見ると、右の鎖骨から先がない。
快楽だ、これは快楽だ。
右手が落ちて、異常な快感があった。
素晴らしい快楽だ。
理由なんてどこにもない。
快楽だ、快楽だ、快楽だ。
走る間男の背を見ながら、正太郎は圧倒的至福に身を包まれて死んだ。
「あぁ……」
少しばかり胸につまった息をだして、太郎はぷぃっとうしろをむいた。
自分の背骨によりかかるように歩きながら、応接間で上着を脱いで、その恰好で冷蔵庫を物色すると
ヨーグルトがあったので、ヨーグルトの蓋を開けた。
238 :
336:2005/09/29(木) 16:59:10
鈴木は自分の家の前に立った。
出張の期日を一日勘違いしてしまい、妻はびっくりするだろうな。
と思いながら玄関のドアを開く。
築二年の、ローンがあと23年残った新築一戸建て。
「ただいまー」と帰宅の挨拶を言うと、一拍置いて、
ガタガタガッシャンッ!
トンでもない音が寝室の方から響いた。
「どうしたっ!!!!111?」
鈴木は妻に何かあったのかと寝室へ走った。走った。走った。
ドアを勢い良く開く。
「大丈夫か!111? ………!!!!!!!」
今まさにズボンを穿いている男が目に入り、隣には蒼白の顔をした妻がいた。
「てめぇら……」
ブッ殺す!
殺気を込めた覇気が空間を疾る。フローリングの床がきしみをあげて、覇気に圧されるように一直線に爆ぜた。
ズボンをひざに引っ掛けた男は避ける事も適わず衝撃を正面からブチ喰らった。
尻がベッドのふちに当たり、男の体躯は勢いよく上空へ舞った。そして男は窓ガラスを突き破って外に消えた。間男が我が家から去ったようで少し気分が良くなる。
が、殆ど裸で蒼白な顔をしている妻を見た鈴木は再び怒りの炎が燃え上がった。
「どういうことだか説明してもらおうか……」
「ご、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい・……」
「中々やるじゃねえかあ・……」
ガラスの枠に足をかけて、再び屋内へ入ろうとしている間男。
「てめえ!」
金田の怒気はピークに達していた。ただひたすら謝るだけの妻、調子にのった年下の間男。全てがムカついた。
間男と鈴木、二人の間に怒気のオーラが吹き荒れる。
「かねだぁ」と、妻が間男に助けを乞うように言った。鈴木は更にイラつきを感じる。しかし、
「さんを付けろよデコ野郎!」金田は怒鳴った。
「久しぶりに・………『プッツン』しちまったぜ・……」
鈴木は、今まで嵐のように吹き荒れていた怒りを霧散させ、戦慄を感じていた。
(妻に『おデコ』のことは禁句だぜ・………!!)
「なんだああああああああ!!! てめえええええええええ!!! 文句でもあんのかよおおおおおおおおお!!!!????」
間男が迫る。とんでもないヤンキー顔をして妻の眼前一センチまで迫る。
妻の拳が霞む。
「ゲフッァ」
間男のみぞおちに拳がめり込んだ。半端なめり込み方ではない。『丸々拳一個』めりこんだああああああ!!!
「オゴァッ・・………」
間男は背筋をビクビクと痙攣させながら、白目をむいている。
妻はその男を窓から外へ投げた。
もちろんその時舐めていたアメはヴェルダースオリジナル。
途中で混乱して誰が喋ってるのかわからない
アクションが止まって見える。おそいおそい。
俺なら一呼吸で殺っちゃうけどね。
242 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/02(日) 20:45:51
チェストーーー!!
243 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/03(月) 00:37:42
仕事を早めに切り上げた、まだ暑い秋の日の午後。
そこには、いつもと同じ日常があった。
和室。テレビ。カレンダー。
目覚まし時計。布団。枕。
ゴミ箱。裸の妻。ライトスタンド。
読みかけの文庫本。灰皿。
部下の山田君。
外回りで直帰のはずの山田君。
おや。
確かに見慣れた景色だが、何だか今日は少し多い。
あってはいけない何かが、ここにひとつ混じっている。
だから、まあ、そういうわけで。
俺は気を消し外にでた。
そしてもう一度。ピンポン。ただいま。
中間管理職の必殺技。いまのは見なかったということで。
和室。テレビ。カレンダー。
目覚まし時計。布団。枕。
ゴミ箱。ライトスタンド。
読みかけの文庫本。灰皿。
ちっ。
244 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/03(月) 20:16:07
>>242 腰の入った良い文だね。
笑ってもいいよ?
245 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/05(水) 20:01:42
俺このスレのメンテしてる人なんだけどさー
なんでみんな気合い入れてアクション描写しねえの?
レス数の1/3位自演して盛り上げてやってんのにさー
ガッカリさせんなよ。
そろそろ見切りつけるか。
あーマジうぜー
246 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/05(水) 20:19:03
ぱんち、しゅっ。
ばき!男は倒れた。
俺って強い
ぱんち!!
シュッ!
バキ!!
男は倒れた。
「俺って強い」
だが自己陶酔はそれほど長くは続かなかった
「んっんん〜効くぅ」
男は顎をさすりながらムクリと立ち上がる。
その様子、表情からは口で言うほど効いてるようには見えない
249 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/13(木) 00:30:20
超大作アクションバトル巨編!!
『 ス ー パ ー フ リ ー 』
第一回 「 鳴 動 」
ぬ
動き出した宿命!!次回を待て!!
250 :
249:2005/10/13(木) 00:31:48
ごめんなさい、本文の所コピペミスっちゃいましたorz
ちょっとま
251 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/13(木) 12:59:09
しねみんなしんでしまえ
252 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/13(木) 20:04:47
スーフリの幹部の僕はボスについていってあめを貰ってレイプした
うふ。いい気持ち。 「鳴動」-完-
253 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/16(日) 00:16:52
自ら勢いよく転がって、その姿を見る。
鉄が擦れる音を撒き散らしながら頭上を抜けていったのは黒い鎖だった。
鎖はすぐに先端をこちらに向けて、再び俺を貫かんとその身を走らせる。
「当たってたまるかよ!」
今度は鎖を寸前まで引き付けて、避けた。
背中で何かが爆ぜる音を聞きながら、側転の要領で無理やり体をひねり一回転する。
一瞬、目に大きく穴を開けられた木が映った。
――木を貫きやがったのか。
あんなものを当てられたら俺は間違いなく只の肉塊になってしまうに違いない。
冷や汗が背中を伝う。
足よもつれるな、と体に言い聞かし、俺は再び駆け出した。
「無駄だ。俺の呪鎖はどこまでも伸びるぞ」
森に敵の術士の声が響く。
今扱える呪で、あれに対抗できる威力の呪はない。
悔しくて俺は唇を強く噛んだ。
>>253 どこがスーパーフリーなのか解らんが頑張れ。
万力鎖の方が強いな
256 :
253:2005/10/16(日) 03:08:28
>>254 俺は249じゃないのでスーパーフリーとは関係ないんですけど……
257 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/17(月) 00:33:55
>>253 >鎖はすぐに先端をこちらに向けて、
「鎖は」の前に、鎖が頭上を超えて突き進んでいるという文があったほうがいい!と思います。
>頭上を抜けていったのは黒い鎖だった。
を受けてだとは思いますが、少し性急過ぎやしませんか?
>今度は鎖を寸前まで引き付けて、避けた。
ちょっと足りない。
何が足りないかわかるほど上手くも無いので自分で考えてください。
>俺は間違いなく只の肉塊になってしまうに違いない。
そこで只の肉塊という表現はちょっとひねりすぎでは……。
>森に敵の術士の声が響く。
最初に書かないと
>一瞬、目に大きく穴を開けられた木が映った。
が良く解らないと思います。
「は?なんで木??倉庫??」
とか思ってしまいました。
あと、森らしくない文ですね。
ちょっと辛口で言ってしまいましたが、許してくださいね。
あと、的外れかも知らんので、アドバイスの取捨選択は自己責任でお願いします。
>>253 行動の結果を書いてる所が多々あるね。
雰囲気は良いので頑張ってくれ。
259 :
253:2005/10/18(火) 02:16:29
>>257 指摘通りに自分の書いた文章を読むと、確かにその通りでした。この文は情報が足りてなくて情景が思い浮かべにくいんですね。
@どのような木なのか(一本の木であるとか、木の壁であるとか)がしっかりと書けてないせいで、後の「森」が思い浮かべにくいこと。
A木を貫くといっても、@のせいで破壊力がはっきりとわからないので、「只の肉塊」になるほどの威力があるかわからないこと。
B主人公は派手な動きをしているのに、森という動きの取り難そうな空間に合っていないこと。
他に指摘していただいたところも頷くところばかり。お陰で短い文ながらも多くの欠点が見つけることができました。
まだ分からないところも多いですが、次は文のテンポ、背景、動き、が読者に上手く思い浮かべれるように頑張ります。
>>258 行動の結果とは過去形の〜〜た。という文が多いということでしょうか。
ということはアクションを流れるようにするためには〜〜る。〜〜す。〜〜く。
で終わる文を、構成も考えて、バランスよく、適度に混ぜないといけないんですね。
たくさん本を読んでアクションを勉強してみます。
260 :
じょーく:2005/10/18(火) 02:44:45
ぬっと、右手で大太刀を引き抜き、一歩前進むと同時に、斬激を放つ
右から左へと流れた刃は、人の血を吸い、肉と骨を絶つ
間髪をいれずに、左へと足を運び、右から来た鋭い突きをかわす
相手に致命傷を与えたことを確認して、すぐさま太刀を引き戻し、
ずい、と、また一歩、今度は前に足を進める
前と左から来た、二つの太刀をすべるような動きでかわし
二人の刺客を、同時に突き殺す
後ろからの殺気を感じて、太刀から手を離して、前へと進み、
なんとか、自らの命を守る・・
(こんなのはどうだい?)
261 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/18(火) 05:34:54
描写が単調で、しつこい希ガス
262 :
じょーく:2005/10/18(火) 08:13:54
なるり^^もっと他の意見PLZ^^
誰が何処で何してるか判らんのが問題だ。
一人称? 神の視点?
あとな、句点打とうな。
264 :
じょーく:2005/10/18(火) 12:54:08
ぷw 神の視点^^;
・・・失礼しました<(_ _)>、(観察者の視点では?^^)
あと・・・殺陣じゃないの?^^;;
265 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/18(火) 13:08:09
>>264 神の視点というのは三人称、つまり一般的に使用されている書き方の
ことだ。
あと、アドバイスくれた人にその論調で聞くのは失礼極まりないぞ。
266 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/18(火) 13:13:53
267 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/18(火) 13:20:42
>>264 お前、もうここに二度と来るな。お前の書き込みを見ていると不愉快
極まりない。
268 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/18(火) 13:22:01
>>264 お前、その書き方やめろ。どう見ても見下しているとしか思えん。
269 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/18(火) 13:22:47
270 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/18(火) 13:36:58
荒れてるな
271 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/18(火) 13:39:13
原因は264か
272 :
じょーく:2005/10/18(火) 13:45:24
知らなかった^^、批評をする人が、批評されるのはいけないのですか?^^;;
安心して、悪口を書くだけしか勇気がないんですね^^
無責任にいいたいことを言っていてください。^^
そのうち、ナイフとか銃とかを振り回したりしてしまうような気がして心配です。^^
人と人との関係に、優劣なんてないと思いますが・・・^^
まあ、私の意見ですが・・・^^、(何もまざわざ他人の意見を真剣に
受け取らなくてもいいんですよ^^。)
人に教えて貰うんだからそれなりの礼儀があるだろ。
そういう指摘を悪口としか思えないなら、これから誰も相手をしてくれないと思うぞ。
>>272 >批評をする人が、批評されるのはいけないのですか?^^;;
あのなあ、俺は
>>263なんだが、
「神の視点」という言い方は、ここでは知っていて当たり前の言葉だ。
ここはお前が勉強不足を認めるべき。
>ぷw 神の視点^^;
だから、こんなレス↑はもってのほか。
それと、これな↓
>あと・・・殺陣じゃないの?^^;;
殺陣を表現するのに、前段階としての状況描写が出来ていなけりゃおかしいだろ。
殺陣ってのは、危険な状況を設定し、それを潜り抜ける一連の動きなんだから、
>ぬっと、右手で大太刀を引き抜き、一歩前進むと同時に、斬激を放つ
>右から左へと流れた刃は、人の血を吸い、肉と骨を絶つ
右とか左よりも、どんな主人公が、どんな相手と、何処で戦っているかをまず描いておくべき。
>(こんなのはどうだい?)
ここだけは面白かったよ。ある意味。
とにかく、
>>272は皆に謝っとけ。それがオトナの社会ってもんだ。
皆長文スマソ。
275 :
じょーく:2005/10/18(火) 15:27:47
最初から上のように、分かるように言葉を尽くせば、
からかいはしませんよ^^。少し、頭に来るいいましがあったので、
お返ししただけです。^^(自慢にも何にもなりませんが、
私は常識というものに、非常に疎い人間なものでして、どうもすいません<(_ _)>)
ただ、僕としては、神の視点というのは、ちょっと文学をやる人には、
嫌がられる気がします。
(神の視点でものを見ている)=(自分も神様の考えがわかる)
という感じにも取れますので・・・ちょっと恐れ多い気もします。^^
丁寧な説明、まことにありがとうございます<(_ _)>
良ければこれからもご指導ご鞭撻お願いします。^^(迷惑なのは重々賞しておりますが・・・^^;;)
>>275 「神の視点」ていう用語なんだよ。
ストーリーテリングの最も一般的な方法。
物語の登場人物全てを俯瞰したり観察する、特定の人物でない視点で書かれた手法を、総じて「神の視点」と言う。
よく使われる言い回しだから、憶えておくといい。
それと、絵文字は控えなさい。
ハシャいで見られる。
釣りだなこりゃ。
釣りじゃないんだったら264、2chを半年ROMれ。
ROMれというのは、書き込みをするなと言うことだ。
278 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/18(火) 19:03:33
めったに書き込みはしないんだが、これだけは言わせてもらう。
昨夜
>>260を読んだとき、正直、これは面白いと思った。
文章が流れるようで、臨場感があって、なにより新鮮だった。
昔読んだ古典文学に似たような描写があったような気がしたよ。記憶違いかも知れんけど。
そのときも新鮮だなあ、すごいなあ、と思いながら読んでたから、
>>260もそれを参考にしたのかなと思ったくらいだ。
めったに2ちゃんなんかでお目にかかれないような文章だったから、
これは一体どういう感想がつくのか想像もつかなかった。
自分でもどういう感想をつけたらいいのか分からなかった。
ところがどうだい。
一夜明けてみたらこの体たらくだ。
やっぱり2ちゃんなんかでまともな感想がもらえるわけないと確信した。
俺が作品を晒さなくなったのもそれが原因だ。
まず
>>261はなんだ?
描写が単調でしつこいだって?
このスレはたった一言の感想で済ませてもOKなところですか?
そんなちょっぴりの感想じゃ、何がどう単調でしつこいかわからんし、
他にも単調でしつこい作品はごまんとあるだろう。
なぜことさらにここでそんな感想を出す?
俺は単調でしつこいとはまったく思わなかった。
逆に、リズム感があって簡潔で、すんなりその情景に入り込める文章だと思った。
視点の話を出すのも2ちゃんの常套手段だ。
そのたった一つの突っ込みどころで最後まで押し通そうとする。
いかにも相手がそんな初歩的な心得さえない馬鹿だと言わんばかりだ。
お前たちは視点と言えば一人称か三人称しかないと思っているようだが、
実際にはもっといろんな種類があるんだよ。調べてみな。
この文章に関して言えば、一人称と三人称がうまく重なっている。
その前後の描写は一人称かもしれないし、三人称かもしれない。
それはそれほど重要ではない。
279 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/18(火) 19:04:06
重要なのは、読者がこの瞬間、この殺陣の主人公と一体化するような体験ができるところだ。
それこそこのスレで一番重視しなければならない、アクションのもっともらしさや、
臨場感や、迫力に関わることであって、
そこを無視してわけのわからん一言で済ませようというのは、スレ違いだろう。
だったら最初から感想なんて書かなければいい。
あと
>>265 アドバイスくれた人に失礼だと言うが、あれがアドバイスと言えるのか?
あんな一言で片付けられて腹が立たないわけがないじゃないか。
ああいう論調になってしまったのは、作者の中にある程度の自信があったからさ。
ところが返ってきたのは的外れな感想だけ。
逆ギレしてしまったのは作者の我慢が足りなかったせいだが、
その逆ギレにつけ込むように調子に乗って叩きまくるのは程度が低いぞ。
礼儀とかなんとか持ち出すのは作品とは何の関係もないことだ。
大体それが2ちゃんの傾向で、繰り返しになるが、俺が作品を晒さなくなった原因の一つだ。
作品を無視されてしまうからな。
作者の人格攻撃をする前に、まずまともな感想を書け。
感想が書けないなら何も書くな。
「失礼極まりない」「何様のつもりだ」「見下している」「二度と来るな」「不愉快だ」
そういう感想をもらえたじょーくさん、あんたはそれだけ読む者に衝撃を与えたということだよ。
全部嫉妬だから気にするな。
この過疎スレで13個もレスをもらえるなんて大したもんだ。
やっぱ上手い奴はどうにかして上手いことを証明してしまうものだと思ったね。
以上、作品が上手いと思ったから弁護した。これで満足だろう?
レスはいらないよ。本人がこれを読めば十分だ。
俺は作者の人格なんかどうでもいい。そんなものがこんな場所で判断できるはずもない。
上手い作品に出会えればそれで幸せだと思っている。
嫉妬なんて、自分が上手くなりさえすれば乗り越えられるもんだよ。
技術っていうのは簡単に目につかないようなところで使われてたりするから
ね。 ぱっと見てすごく簡単にさらっと書かれただけのような作品を読んで
これぐらい俺でも書けらぁって思ったとする。
真似て書いてみようと試みて初めて、その技術の高さに気付くんだよな。
模倣しようとしたのがライトタッチな文章だと、特に勘違いしちまうんだよ
な。
表面しか見えない勘違い自惚れ野郎どもが昨日随分と大暴れしたようだが。
281 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/19(水) 10:06:59
――ここから再開――
またどうでもいい主張だなあ。
頭にきたからむかつきそうな文章で書きましたとか、論外。
批評される立場の言うことじゃないよ。
本当に「偉そうに見える」のなら、もうここを見ない方がいい。
批評する側とされる側、お互いに良い事は何もないだろう。
>>260自体は結構見所のある文章だっただけに、ちと残念
勘違いしちゃいけないのは、
「自分に都合のいいだけの感想」を求めるなら、ここは適切な場所じゃないってこと。
その手の場所にいって、馴れ合っていれば良い。
自分の求めていない感想が来たのなら、別に求めるにしろ言葉を選べたはず。
それが出来なかった時点で叩かれてもしょうがないだろ。
しまった!!週3ペースでこのスレテコ入れしてるのに
クソ虫ちゃん煽り損なうなんてorz
お前等
>>260のレベルで察しろよ。チョー糞じゃん。
285 :
sage:2005/10/19(水) 22:00:54
くだらん煽りなんぞしてる暇があったら小説でも書いて来い
>>282 批評される立場だから文句を言うなというのは酷だな。
たまには言い争ってもいいと思うよ。
嫉妬以前に、単に読解力がなかっただけかもしれんし。
双方向から働きかけ合えるのがネット掲示板のいいところでしょ?
批評家に言われっぱなしになるのはプロになってからでも遅くないと思う。
今はどっちもプロじゃないんだし。
あとは言い方の問題かな。
260氏の場合は、既に言い合うってレベルじゃないのが問題なんだろうね。
ただただ感情に任せて適当な煽りかまして、
手ずから建設的な方向性を切り捨ててるわけで。
真っ当な抗議なら誰も文句言わなかっただろうしな。
289 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/20(木) 09:04:19
>ぷw 神の視点^^;
これがいけなかったな。
もうここ、新たに投稿できる雰囲気じゃないな。
てか、訳ワカメw
全ての原因は260を煽った連中だな
>>260 視点というか、描写された場面を上手く頭に思い浮かべられない。
鋭い突きをかわした次に、相手に致命傷を与えたことを確認と書かれると
突きに来た人は何処って思う。
二人の刺客を、同時に突き殺すって書かれても
どうやったらそうなるのと思う。
>>260 二人の刺客を同時に突き殺す……刀を二振り持たないとできないぞ。
どこかに二振り持っていたような描写を入れた方が良かったと思う。
たぶん、前と左から来た刺客が、偶然に重なり合ったんだよ。
クロスした所をグサって感じ。
299 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/20(木) 12:19:17
超光速の突きを繰り出したってことだろう。
大太刀ってことは、両手剣だよなもちろん。
まあ、腕が二本しかないとは、何処にも書いてないし。
>ぬっと(二本の)右手で(二本の)大太刀を(パンツのチンコ穴から)引き抜き、一歩進むと同時に、斬激を放つ
と言う事かも知れんし。
主人公が阿修羅マンでは無いとは、何処にも書いてないし。
301 :
必殺・上段剣:2005/10/20(木) 13:50:45
竜之介と心は決まっていた。相手が動いたと同時に突く。何処を斬られようがかまわない。
ただ相手の胸に向かって真っすぐに剣を伸ばす。それだけだ。迷いはない。
剣を肩に担いだ刺客は覆面の下で笑った。
「固いぞ。竜之介。下段は水の構え。頑な心では、その切っ先も鈍ろう」
竜之介は、むっとした。なにゆえ卑怯な刺客に講釈を聞かされねばならぬだ。
「それ、虚が生じた。先の後をとるのではなかったのか」
「うっ、五月蝿い!」
突きだされた剣を後に飛びのきかわすと刺客は笑い始めた。
「ふふふ。竜之介、拙者の顔を見ろ」
覆面をとった刺客の顔をみて、思わず竜之介、プッと吹いた。
ドラエンの顔がそこにあったからだ。
「笑ったな。竜之介。では汝はすでに我が手のうち。耳にする言葉のままにヌシは死ぬ。
見よ。高く持ち上がる剣のきらめきを。見よ、これぞドラエモン。冗談の構え」
力が抜けると同時に竜之介は死を覚悟した。・・・なんか、いやだぁ、こんな破れかたは・・・
チェーストー!!!!!という奇声が響いた。
一行目冒頭は、竜之介の、かな。
巧いよ。程よく説明してあり、しかもきちんと剣伎が書けている。
ドラエンって、ドラえもん? しかも薩摩示現流? プッと吹けた。
303 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/23(日) 13:04:27
スーパーage
304 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/23(日) 14:59:46
超スーパーage
305 :
示現流に二之太刀はない:2005/10/23(日) 21:27:10
少年は鯉口をきると、するりと抜刀し振り返った男の目を見た。
恰幅の良いの男は絣の着物に博多帯をしめ、黄金の太刀をぶら下げている。
「亀松どん、なんのマネでごわすか」
「先生、問答無用です。抜いてください」
「そいかのう。せめてこの兎鍋を喰うてからにしもはんか」
庭で犬がワンと鳴いた。瞬間、亀松の殺気がわずかに緩むのを師は見逃さなかった。
「チェーストー!」
示現流に二之太刀はない。
が、師は倒れた弟子の目の前に静かに切先を下ろしていった。
「亀松どん。殺生はもう十分でごわす」
「せ、先生!」
ときに明治10年7月20日。熊本城攻略に失敗した薩軍に敗戦の色濃く漂いだしていた頃。
ときどき西郷どんはのんびり狩など致し、自ら鍋など作ってもいたのである。
愛人敬天。愛人敬天。おおらかなり明治の夜明け。
260は一体どこに行った?
幾らなんでも、恥ずかしくて半年は顔出せんだろう。
落ち武者狩りは、悲惨になるから程ほどにしようぜ。
308 :
じょーく:2005/10/25(火) 07:12:29
309 :
冗句:2005/10/25(火) 07:43:40
これ、叩いといたほうがいいのかな?
ボカ!
≡ ∧_∧ ∧_∧
≡(#`Д´)⊃ ;;;)Д`) ←
>>308 ≡/つ / ⊂ ⊂/
___ ボコ!
 ̄ ̄ ∧_∧ ボコ!! ∧_∧
 ̄ ̄ ( `Д´) ☆ (;;;) Д`) ←
>>309 ー ノ⌒つ ノ⌒て〕☆ノ# ⌒つ
( ´ / ̄ ̄ /# ノ´
/ ) )__ / /\ く
〆 し ' ̄ し´ し´
ボコ! ボカ!
∧_∧ ボコ!
ミ ○( #`Д´) ボカ!
ヽ ∧_ ○)) ボコ!
ミヘ丿 (;;;)Д(;;;) ←
>>308>>309 (ヽ_ノゝ _ノ ボカ!
つづく
これ、叩いといたほうがいいのかな?
ボカ!
≡ ∧_∧ ∧_∧
≡(#`Д´)⊃ ;;;)Д`) ←
>>308 ≡/つ / ⊂ ⊂/
___ ボコ!
 ̄ ̄ ∧_∧ ボコ!! ∧_∧
 ̄ ̄ ( `Д´) ☆ (;;;) Д`) ←
>>309 ー ノ⌒つ ノ⌒て〕☆ノ# ⌒つ
( ´ / ̄ ̄ /# ノ´
/ ) )__ / /\ く
〆 し ' ̄ し´ し´
ボコ! ボカ!
∧_∧ ボコ!
ミ ○( #`Д´) ボカ!
ヽ ∧_ ○)) ボコ!
ミヘ丿 (;;;)Д(;;;) ←
>>308>>309 (ヽ_ノゝ _ノ ボカ!
これ、叩いといたほうがいいのかな?
ボカ!
≡ ∧_∧ ∧_∧
≡(#`Д´)⊃ ;;;)Д`) ←
>>308 ≡/つ / ⊂ ⊂/
___ ボコ!
 ̄ ̄ ∧_∧ ボコ!! ∧_∧
 ̄ ̄ ( `Д´) ☆ (;;;) Д`) ←
>>309 ー ノ⌒つ ノ⌒て〕☆ノ# ⌒つ
( ´ / ̄ ̄ /# ノ´
/ ) )__ / /\ く
〆 し ' ̄ し´ し´
ボコ! ボカ!
∧_∧ ボコ!
ミ ○( #`Д´) ボカ!
ヽ ∧_ ○)) ボコ!
ミヘ丿 (;;;)Д(;;;) ←
>>308>>309 (ヽ_ノゝ _ノ ボカ!
これ、叩いといたほうがいいのかな?
ボカ!
≡ ∧_∧ ∧_∧
≡(#`Д´)⊃ ;;;)Д`) ←
>>308 ≡/つ / ⊂ ⊂/
___ ボコ!
 ̄ ̄ ∧_∧ ボコ!! ∧_∧
 ̄ ̄ ( `Д´) ☆ (;;;) Д`) ←
>>309 ー ノ⌒つ ノ⌒て〕☆ノ# ⌒つ
( ´ / ̄ ̄ /# ノ´
/ ) )__ / /\ く
〆 し ' ̄ し´ し´
ボコ! ボカ!
∧_∧ ボコ!
ミ ○( #`Д´) ボカ!
ヽ ∧_ ○)) ボコ!
ミヘ丿 (;;;)Д(;;;) ←
>>308>>309 (ヽ_ノゝ _ノ ボカ!
314 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/26(水) 10:36:00
久しぶりに来てみたが、随分と荒れてるな。この流れを作った原因は何なんだ?
ケッ、ケッ、ケッ、ざまぁ見やがれ、260!
316 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/26(水) 10:42:26
どうもここには悪質な粘着野郎がいるみたいだな。
まあ、
>>260がきちんと謝罪すれば全て収まるんだが。
ボコ! ボカ!
∧_∧ ボコ!
ミ ○( #`Д´) ボカ!
ヽ ∧_ ○)) ボコ!
ミヘ丿 (;;;)Д(;;;) ←
>>260 (ヽ_ノゝ _ノ ボカ!
この有様じゃな。
318 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/27(木) 06:03:21
3人の男達がのび太に向かって一斉に飛び掛ってきた。
切っ先をぎらりと光らせた短刀がのび太に向かって突き出される!
その攻撃は、一見力任せの狂撃に見えて、実際に攻撃を繰り出すのは真ん中の一人で、
左右の二人は敵が避けたところを刺すという、計算された殺人フォーメーションであった。
のび太も飛び掛ってくる相手を見て、瞬時にそれを悟った。
もはや男達は跳躍の頂点を終え、今まさに落下しながら突を繰り出していた!
そして、──のび太の右手に、無残に短刀が突き刺さる。
初撃が成功したのを感じ、左右の男も攻撃をのび太に向けようとして──
そして、のび太という男に驚愕する。
のび太は、右手で相手の獲物を引っ掛け、代わりにその男の懐に飛び込み
手刀を喉に穿ちこんだのであった。
もし、手刀攻撃を左右の二人が受けても見てから対応するのは容易かっただろう。
しかし、一度完全に攻撃態勢に入った真ん中の男は、反撃に見てから対応する事などできるはずもなく──
手刀を穿たれた狂人は口から血を吐き、倒れた。
のび太は右手から短刀を抜き、ポケットから布を出し巻きつけていた。
男達は、その完璧なフォーメーションに一体どんな欠点があったのかを必死に模索していた。
「……いいや、お前達の攻撃は失敗してなんかいねーよ。一人につき手ひとつじゃ、いつか足りなくなっちまうからな。」
319 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/27(木) 17:11:38
>>318 2行目の「きらりと光らせ」と「される!」
で読む気が削がれました。
稚拙な表現や、!などは避けた方が良いと思われます。
される、だった、などの回りくどい表現は避けるが吉だな。
それと、アクションを書くなら、そのシーンは視点をどっちか一方に絞るといい。
全部説明したい気持ちはわかるが、攻め手・受け手の切り替わりで、スピード感が殺される。
必要ないとは思うが、文章スレなので、行頭は空けた方が良いかも知れん。
321 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/28(金) 09:35:04
>>260 ∩___∩ /)
| ノ ヽ ( i )))
/ ● ● | / /
| ( _●_) |ノ / こいつ最高にアホ
彡、 |∪| ,/
/__ ヽノ /´
(___) /
322 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/28(金) 13:21:11
>>260 ∩___∩ /)
| ノ ヽ ( i )))
/ ● ● | / /
| ( _●_) |ノ / こいつ最高にアホ
彡、 |∪| ,/
/__ ヽノ /´
(___) /
323 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/28(金) 14:13:59
もう書き込みできる雰囲気じゃないな
324 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/28(金) 14:21:12
325 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/28(金) 17:12:51
床の間の畳に額をつけ冗句は、ごめんさいと頭を下げた。
>>324は腕組みをしたまま、分かれば良いと云った。
二人は正座の姿勢に戻り向かいあった。和解を終えた二人に思わず笑みがこぼれた。
冗句は笑いながら左手にあるらしいモノを手にとる仕草を作ると、いきなり
「スキあり!」と叫び、
>>324の頭に向かって手刀を飛ばしてきた。
>>324は手の平でそれを受けてしまった。
「真剣ならば、すでに勝負ありだな」と冗句。
>>324は怒った。
「だから、お前は馬鹿だっていうの!武士が客間に通され下座に座っているなら、
太刀はとうぜん、右側に置かれているはずだろう。だから、いまのは抜刀はなしだよ〜」
「うるせー。馬鹿。おれは、そんな作法しらねー野武士だから、そんな言い訳は通じないね」
「なにお」
二人は睨みあい同時に立ち上がった。
326 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/28(金) 21:18:23
冗句は構えた。
右足を前に軽く前傾になり、のばした右手はのど仏を、左手はみぞおちをガードする感じだった。
一方
>>324は右半身となり右手を突きだす、変則的な小太刀の構え。
先手必勝と冗句がくり出した正拳に、
>>324は拳を合わせた。ぎくっ。
ぎゃー、という冗句の悲鳴があげる。
「ふふ、これぞ南極流、太刀割りの剣」
327 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/31(月) 17:49:33
___. ∩゛ ∧空∧ ((( ))) /\
/. ――┤. -=・=- -=・=- | | ∧ ∧{´ ◎ `}____( ´∀`)\ う \
./(. = ,= | ∧∧ ∧_∧ | | ( ´ー`) ):::/´∀` ;:::: \ヽ(`Д´)ノ゛\ ま\
|||\┏┓/∫ (=゚ω゚)ノ~ ( ´Д`)// \ < .∧|∧ /::::::::::| .¶_¶. \い\
V/ ∧,,∧ ∬ 〜( x) / / ,一-、(´ー`) /:::::|::::::| (ΦдΦ)/~ \棒\
|| ミ,,゚Д゚ノ,っ━~~ U U / /| / / ̄ l⊂ヽ \/|:::::::::|::::::| γ__ ∧w∧ 旦∬
人 ミ ,,, ~,,,ノ .n THANK YOU 2ch ■■-っ ┌───────┐ \ ( ゚Д゚ )∩゛
( ゚ー゚)と..ミ,,,/~),ヽ(凸)ノ~ and.. ´∀`/. | ● ● | ヽ ノ
/ ̄ ̄し'J\[Y] GOOD-BYE 2ch WORLD! /| .┌▽▽▽▽┐. |____|__||_| ))
/ ● ●、ヽ (. ┤ .| |. |□━□ ) (゚Д゚)?
|Y Y \ またどこかで会おうね.. \. └△△△△┘. | J |)∧_∧
|.| | .▼ |∀゚) |\あ\ | ∀ ノ " , 、 ミ
| \ /■\ _人 |∧∧∩゛∧_∧∩゛∧_∧ | \り.\ | - Å′ ゝ∀ く
| ( ´∀`)___/( ゚Д゚.)'/ ( ´∀` )/ (・∀・ ),. |. \が\. | ). \ Λ_Λ
\ ( O ) 冫、 U / ( / ⊂ ⊂.)ヽ(´ー`)ノ゛ \と.. ∧_∧/(´Д`;)<丶`∀´>
|││ │ ` | | ∪ | | ( ( ( ( へ (゚д゚)〜⌒(゚ー゚*) (-_-) (・ω・` )
(_(__(__)(・∀・) ∪~∪ (_(__) (_(_) く ⊂⌒~⊃。Д。)⊃⊃⊃(∩∩)(∩ ∩)
このスレはここまでです。ご愛顧ありがとうございました
328 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/31(月) 17:51:16
___. ∩゛ ∧空∧ ((( ))) /\
/. ――┤. -=・=- -=・=- | | ∧ ∧{´ ◎ `}____( ´∀`)\ う \
./(. = ,= | ∧∧ ∧_∧ | | ( ´ー`) ):::/´∀` ;:::: \ヽ(`Д´)ノ゛\ ま\
|||\┏┓/∫ (=゚ω゚)ノ~ ( ´Д`)// \ < .∧|∧ /::::::::::| .¶_¶. \い\
V/ ∧,,∧ ∬ 〜( x) / / ,一-、(´ー`) /:::::|::::::| (ΦдΦ)/~ \棒\
|| ミ,,゚Д゚ノ,っ━~~ U U / /| / / ̄ l⊂ヽ \/|:::::::::|::::::| γ__ ∧w∧ 旦∬
人 ミ ,,, ~,,,ノ .n THANK YOU 2ch ■■-っ ┌───────┐ \ ( ゚Д゚ )∩゛
( ゚ー゚)と..ミ,,,/~),ヽ(凸)ノ~ and.. ´∀`/. | ● ● | ヽ ノ
/ ̄ ̄し'J\[Y] GOOD-BYE 2ch WORLD! /| .┌▽▽▽▽┐. |____|__||_| ))
/ ● ●、ヽ (. ┤ .| |. |□━□ ) (゚Д゚)?
|Y Y \ またどこかで会おうね.. \. └△△△△┘. | J |)∧_∧
|.| | .▼ |∀゚) |\あ\ | ∀ ノ " , 、 ミ
| \ /■\ _人 |∧∧∩゛∧_∧∩゛∧_∧ | \り.\ | - Å′ ゝ∀ く
| ( ´∀`)___/( ゚Д゚.)'/ ( ´∀` )/ (・∀・ ),. |. \が\. | ). \ Λ_Λ
\ ( O ) 冫、 U / ( / ⊂ ⊂.)ヽ(´ー`)ノ゛ \と.. ∧_∧/(´Д`;)<丶`∀´>
|││ │ ` | | ∪ | | ( ( ( ( へ (゚д゚)〜⌒(゚ー゚*) (-_-) (・ω・` )
(_(__(__)(・∀・) ∪~∪ (_(__) (_(_) く ⊂⌒~⊃。Д。)⊃⊃⊃(∩∩)(∩ ∩)
このスレはここまでです。ご愛顧ありがとうございました
330 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/01(火) 09:17:11
331 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/01(火) 20:25:49
332 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/01(火) 20:54:47
┌─────────┐
│ ○ ○ │
│ │ しかくですが、なにか
│ │
│ ── │
└─────────┘
333 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/04(金) 23:06:38
>>332 お前ころす。スレスト罪はおもいよ?
ころす=ころころ転がるようにまん丸に加工してやるの意
334 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/05(土) 07:44:00
そういうと男は体を沈め
シカクにタックルを仕掛けた。
脚を掴まれたシカクは姿勢を崩し
男に倒される形となった。
「へへへ……ころ、ころしてやるぜ……」
男はシカクの側面に回り、シカクの体を転がし始める!
「ああ、ああああ、ああぁ……!!!」
シカクの体は無情にも転がりつづけた。
シカクは抵抗しようにも体勢の不利からなかなか逆転できない。
そうこうしているうちに段々とシカクの体が……丸く、なりはじめていた。
「な、……なんだこれはァ──ッ!!!」
男は完全に丸くなってしまった元・シカクを体をてい、と突っついた。
緩やかな坂道になっていたそこを、元・シカクはころころと転がって……どこかへ消えた。
335 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/10(木) 12:09:16
336 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/11(金) 18:11:17
337 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/13(日) 23:09:02
338 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/14(月) 12:29:30
339 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/15(火) 12:58:28
340 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/15(火) 20:34:11
341 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/16(水) 16:38:29
リアルにしたらいいってもんじゃないことは分かってるがその上で聞きたい
剣客や武芸者と言われる人が一対一の果たし合いをしたら何分で決着つくんだ?
武蔵対小次郎とかじゃなくて一山いくらの平凡な人間同士の戦いな。
>>341 そんなん当事者のレベルによる。
腰抜け同士のへっぴり腰での切り合いなんかだと、
踏み込みが浅く、刃筋も悪いから、手とか腕とかが血まみれになった挙句、
刀振り回す体力が尽きて、
「はあはぜいぜい、もう止めようか」
「そうだね」
なんてしょぼい落ちも、ままあったらしい。
井伊直弼の桜田門外の変では、師範級の人間(今で言うと五・六段ぐらい?)が
血飛沫あげながら切り合い、現場は手指が散らばる惨状だったそうな。
先に血を流したほうが、頭に血が上って打ち込みが鋭くなり、よく勝つっちゅう話も聞いた。
実際に居合をやる、津本陽っておっさんの本が特にその辺、剣術のあれこれを詳しく描写しているので参考になるかも。
この間マンガを読んでいたら。幕末に長州の志士たちが新撰組にぶが悪かった理由に、
長州では長い直刀が流行っていて、これがあまり実践向きじゃなかったからだ、って
書いてあった。反りのあるなしでそんなに変わるものなのか。
鞘から抜くのが難しいんかな?
でも、長州にも剣豪おらんかったっけ?
ttp://www2.plala.or.jp/shyall/retuden/tyousyu.html ここにいる桂とか高杉なぞの写真には、反り身の剣が写ってるが。
斬り合いが始まる段は、居合いが強かったらしい。抜刀と同時に残撃ができるから。
「チェストー!」とか大声出してぶっ飛んできて全体重を乗せた切込みで他を圧倒してたのが、薩摩示現流。
今でも流派が残っているが、真剣がへし折れるほど強烈な残撃で、鬼神のごとき凄まじさらしい。
時期が外れるが、千葉周作の北辰一刀流も幕末に活躍したな。
訳のわからん精神論がはびこっていた太平の兵法の中で、
構え方+切り方、という単純な図式を突き詰めたもので、これまた強かったとか。
柳生とかその辺の名門は、さっぱりだった。お坊ちゃん向けに成り下がってたんかな。
天然理心流、というか新選組は、相手より多い集団で、押し包んで切る、という戦法が主体で、
今で言うと機動隊みたいなもんか。
沖田総司の三段突きが本当にあったのかは、失念。
でも京都の町屋は狭いので、切り上げも切り下げも薙ぎも、
柱ふすまに邪魔されて仕方なかったから、新撰組も屋内ではチマチマ突きばっかしてた。
いろいろ探したが、長州ものが新撰組に苦戦した理由はわからん。
普通に考えたら、時勢がら帯刀さえ難しかった長州者に対して、武装して大人数で大手を振って歩けた壬生狼が
圧倒的に有利なのは当然という気も。
>341
真剣で戦ったら90%は3分以内に勝負が着く
明るく、透き通った空だった。
「まちな。やるやるって言っといて、いつまでたってもやらないんじゃあ、この錠さんの信用はがた落ちだ。抜きな」
錠は巨きな丸石の上から言った。青と黄の上着の裾を跳ね上げた。
竜は振り返り、掌を天を向けて大げさに白いコートの両肩をすくめた。右手首に小さな旅行鞄の握りが引っかかっていた。
「ピストルなんざ、とっくに捨てっちまったよ」
わざと、薄く長く目を閉じる瞬きをして見せて、竜は言った。
「そんなこったろうと思って、オマエの分も持ってきてやったんだ。受け取りな」
錠は楽しげにほほを膨らませ、左脇のホルスターからコルトを引き抜いて放った。
竜は左手で撃鉄の降りたコルトを受け取ると、右手首の鞄を地面に落とした。安全装置をはずし、遊底を引いて薬室を覗く。
「お前のヤツは尻に乗ってるのかい?こいつはいまにもかんしゃくをおこしそうだぜ?」
「なあに。オマエは甘ちゃん相手にハンデをやらなきゃ、墓の下のオフクロが出てきて小言を言い出し始めちまう」
錠はやけに白い歯を見せて笑った。
「いいお袋さんだったんだな」
「おれにはもったいなさすぎらあ。あっちに逝ったらよろしく言っといてくれ」
ヒップホルスターのコルトが右手に移っていた。笑みは初めから無かったようだった。
二人の銃口が互いの額をポイントしていた。視線が一瞬絡み合い、ほぐれる。
二丁のコルトが2回ずつ火を吹いた。空薬莢が石の上に落ちる音が甲高く響く。
二人の背後で、拳銃を手にした男達が二人ずつ吹き飛ぶように斃れた。
「オマエとは永遠に遣り合えないみてえだなあ」
錠がやれやれ、とわらった。
「それが運命さ。信じろって言ったろう?」
竜がいつもの、一点の曇りもない明るい笑顔を見せた。
二人の大きな笑い声が、つんと澄ましたような透明な空に吸い込まれていった。
>>347 × オマエは甘ちゃん相手にハンデをやらなきゃ、
○ 甘ちゃん相手にハンデをやらなきゃ、
殺陣の比率が30%以下とか問題外
>>347 台詞とか流れとかは悪くない。
俺は結構好きだなこの雰囲気。
それだけに、冒頭部分の状況描写がもう少し上手ければもっと褒められる。
錠と竜っていう、単純で覚えやすい名前にしたのは良かった。
どっちの無頼ぶりも目に浮かびやすい。
が、「誰が」「何所で」「どのように」って言うのは説明の最低条件で、
特にここでは「何所で」「どのように」戦ったかが、今ひとつ描写されていない。二人の距離とか、背後の男たちの位置とか。
銃声が四つ、枯れ谷(砂漠でも何でも良し)に響く。
見たいな一文があると、もう少し変わると思う。
それと、文頭を一文字空けてくれると読みやすくて有り難い。
351 :
347:2005/11/23(水) 21:11:43
みんながんばれ〜!!
「うン・・・・・・なかなか上手かったんじゃないの」と男は言った。
「みンな北区へ行っちゃった」
助手席の上に載ったDVD-ROM。情報の奪取を確信しつつ、東区を逃走していたリィンの目に映ったのはマズルフラッシュの閃光だった。
正確な射撃で前方右タイヤを打ち抜かれ、続いて後方の右も叩かれた。自動車は大きくカーブし倉庫の壁へ激突。
衝突寸前で助手席のDVD-ROMを掻っ攫って飛び降り、立ち上がったところで、これだ。
「尋問したいのも山々だけど、生きてたら、ってことにしよウかな」
「余裕じゃない」
リィンは腰のホルスターから自動拳銃を抜き放った。迷いなく引き金を引く。
リィンは拳銃を抜き放った刹那、猫のように射線から身をかわした男を見た。
続けて三発打った銃弾は、リィンの直感通りに、男を掠めるだけに終わる。
男は神業とも思える足運びでリィンの射撃をことごとくかわし、急速に彼我の距離を縮める。
リィンは接近戦を覚悟して腰のナイフを抜く。
半月の光におぼろげに映し出される黒衣の男。
点となって銃弾のように突き出される黒く塗られたナイフは、薄暗い月下で死神の鎌のように感じられた。
命を奪おうと迫る影は薄皮一枚で首筋を掠める。
瞬間的に息が詰まり脳の奥がチリチリと焼けるような感覚。
(こここそが際の際ッ!)
リィンは逆手に抜いたナイフを男の首に突き刺す。
微かな手ごたえ。男は首を下げてしまった。首の背に一文字の傷がつけただけにとどまる。
リィンは視界の片隅で、コンクリートに映る一筋の影の軌道を見た。
リィンは反射的に、片手に持ったままの銃をその軌道にあてがって引き金を引いた。
甲高い金属音
リィンは緊張の限界だと思った。男の首の背にあてがったままのナイフを思いっきりに押し付け、男の首を掻っ切った。腱を切断する確かな手ごたえ。
こんな感じか
複文、重文が多すぎる。AはBしながらCしたらDしてEした。こんな文は単純に読みにくい。
複文重文はよく言えば重厚、悪く言えば鈍重な印象を与えるのでスピード感を求められる殺陣に向いてない
台詞と殺陣のつながりが悪いな。
356 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/19(月) 17:47:25
正直、何書いてあんのか判らんので、手の出しようがない。
358 :
1/3:2005/12/20(火) 22:59:12
リィンの瞳に映ったのは、マズルフラッシュの閃光だった。
続いて感じるのは焦燥と、タイヤを撃ち抜かれた確かな感覚。
が、という音と共に車は右方向へと傾き、視界が大きく上下した。
(ちぃ、前方右のタイヤをやられた……!)
リィンは必死にハンドルを切るが、止まらない。
再びの閃光と銃声。今度は後ろのタイヤが叩かれたらしかった。
刹那の判断でリィンは飛ぶ。
ドアから身を投げた直後。
──視線の先で、制御を失った車が倉庫の壁へと激突する。
*
「尋問したいのも山々だけど、生きてたら、ってことにしよウかな?」
男は銃を捨て、へらへらと諸手を上げてみせる。
「ハンデだよ。女性を虐めるのは好きでなイんでね」
「余裕じゃない」
リィンは腰のホルスターから自動拳銃を抜き放った。
即座。迷いなく撃つ、撃つ、撃つ。
都合三度の発砲。
が、リィンが引き金を引くよりも早く、その男は前へと動いていた。
放たれた銃弾は男を掠め、背後の闇に消えていく。
男の動作はまるで猫だ。
「──!」
リィンの連続射撃も、男は神業とも思える足運びで避ける、避ける、避ける。
同時、男は確実に距離を詰めてゆく。
事実──既に、彼我の間はそのほとんどが失われていた。
(もう、拳銃では間に合わない)
接近戦を覚悟をして、リィンは右手にナイフを握る。
目の前では、月光に照らし出された男の身体が揺れている。
359 :
2/3:2005/12/20(火) 23:00:49
「さぁ、私を殺スか、貴方が死ヌか」
夜風に男の言葉が流れて消えた。
黒衣の端には、鈍く輝くナイフの銀。まるで鎌首を擡げた死神の鎌。
と、更に男の姿が近づいた。
だしぬけに踏み込まれた一歩と共に、リィンの首筋を金属が舐めた。
「ッ」
踏み込んだ右足を軸として、男は素早く身体を捻る。
リィンのナイフは左から右へと、斬り上げの銀孤を描いていく。
空振りだ。
男は反撃の──必殺であるべきの一撃を避けたのだ。
(あぁ……、今こそこの仕事の……際の、際……ッ!)
脳が、焼けるように熱かった。
喉はカラカラに渇いて、喘ぐように空気を求める。
男の不敵な笑みを眺めながら、リィンは思う。
次の一手で勝敗は決する、と。
男の肘が動いていた。
踏み込みと、反転からの回転力を以って。
リィンの左視界が、全て暗転する。
直撃した。
身体が横に浮いている。
大きく揺らぐ画面の中で、リィンは男の動きを見た。
(本当、猫みたい)
肘鉄から、男は左足を軸にとり、ナイフを両手で握った。
刺突の構えだ。
次の瞬間には、確実に命を貫かれる。
次、という瞬間があるならば。
(そういう、仮定の話なんだけど……)
360 :
3/3:2005/12/20(火) 23:02:29
*
悲鳴のような破裂音と、甲高い金属音が響いた。
リィンは反動を利用して、右半身を前に出す。
男の首筋へ。
倒れこみように、逆手のナイフを押し当てた。
腱を切断する確かな手ごたえ。
「女だからって──なめてもらっちゃ困る、ってね」
リィンの左手には、自動拳銃がある──。
>>353 カット&情報補ってアクションのみ。脳内修正。
でも全然すっきりしてない気がする。
……何かリライトというより全劣化かもしらん、いい加減に書いてすまね……。
俺もこれ、自分で読んで何したいのか分からんわ。
可能ならばリライトきぼん
さっきよりは読みやすくなったが、やっぱり状況がつかめない。
コンテナの陰からマズルフラッシュの閃光が弾けた。
タイヤがバーストした感触とともに、走行中のアウディ・クワトロが右にスライドし始める。
とっさにカウンターを当て態勢を立て直そうとするが、続く銃撃がリアタイヤも叩き潰し、
車は完全にコントロール不能に陥った。
(なんて正確な射撃……!)
助手席に放り出したままにしていたDVD−ROMを掴み取り、戻る動作でドアを開き、
リィンは運転席から時速六十キロで流れる地面に身を投げる。
硬く身を丸め、接地の衝撃に耐える。体中が滅茶苦茶に振り回され、視界が二転三転、
タイヤのきしむ耳障りな音とゴムの焼ける焦げ臭いにおい、そして黒の車体が倉庫のレンガ塀に
激突し、引き起こされる強烈な崩壊。轟音と塵煙。銃撃が更に加えられ、シルバーメタリックのボンネットが
火を噴いた。リィンは姿勢を低くし、遮蔽物の陰に滑り込む。
「なかなか上手く逃げたんじゃないの」男の声だ。「君の仲間は網にかかってみんな北区送りに
なっりゃったけどね」
状況、分析。
襲撃者。一人ないし複数。
「君みたいな美人はじっくり尋問してみたいけど、ここで命のやり取りも面白そうだ。
生きてたら、ってことにしようかな」
TV映画に出てくるナチの将校みたいな、粘着質な声音だ。
射撃技術に優れ、優位に溺れやすい人物、もしくはそういう人物を演じている。使用火器、
銃声と着弾時の状態より、イスラエル製の9ミリパラと推測。
被害。車が大破。奪取した情報は無事。怪我は軽微。保持する火器――
リィンが荒んだ笑いを浮かべる。
「余裕じゃない」
ジャケットの懐で眠っていた、マーケットでトルコ商人から闇で仕入れた、中国製の粗悪な
トカレフを握りしめる。安っぽいメッキの照り返しが、母方の祖母譲りのアドリアン・ブルーの
瞳にきらめく。
以上、冒頭部分だけ。
カタカナの多い会話文が耳障りだったので、ちょっといじった。
変な改行は、書き込み制限逃れ。
>>362 >>363 以下修正。
車体は銀色。
「なっりゃった」>「なっちゃった」
イスラエル製の9ミリパラ>イスラエル製のSMG、口径は9mm
「余裕じゃない」>「余裕見せてくれるじゃない」
まだあったらスマソ。
一文あたりの情報量が多すぎて、初読じゃ分からん。
>>358、
>>362がマシになってるのは分かる
が、何か自分の世界だしすぎだろw
>353の添削に挑戦。基本的にゴテゴテしすぎ
体勢を整えた敵に追いつかれるのも時間の問題だ。無事持ち帰れるだろうか。
助手席のディスクを確認する。それが隙を生んだ。視界の隅に閃光が映る。
タイヤを打ち抜かれた車はコントロールを失い倉庫の壁へ激突する。
肋骨に走る痛みをこらえながら助手席のディスクを持って這い出る。
そこには死神のごとくあの男が立っていた。
「……死んでもらう」
「やってみなッ」
減らず口と同時にリィンは抜く手も見せず銃を撃つ。
しかしすでに男はそこにいない。銃弾は彼方に消える。
前方にいたはずの男が真横から迫る。銃を左に構え直す余裕はない。
左手を腰のナイフに走らせる。だが男の方が早い。
(こここそが際の際ッ!)
ここまでだな。これ以降は描写以前に流れがおかしいのでやりようがない
ナイフ使いを相手に銃ナイフ銃ナイフと持ち替える意味や、
後の先がとれる理由がないまま理不尽な勝利になってる
描写を磨く前に殺陣の組み方を頑張れ
真女神転生3で地母の晩餐を放った瞬間を描いてみてくれ
元ネタが分からん
ageとくか。
371 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/01(日) 17:35:28
ho
372 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/01(日) 20:36:17
遠くから黒い影がこちらに向かってくるのが見え、俺は咄嗟に身構えた。
右手には銃を握り締め、気づけば足が震えていた。
武者震いだろうか、それとも俺は心のどこかで今の状況に恐怖しているのだろうか・・?
ドン。
その影の手元が一瞬光り、鈍い音が響く。
突如左腕に、鋭い痛みが走る。一瞬で状況を理解し、自らの行動の遅さに怒りを覚えるとともに弧を描くように相手に近づくべく、走り出す。少しでも狙いをはずさせるために。
相手もその意図を悟ったのか、銃撃を止めこちらに向かって走り出してきた。
速い。ものすごいスピードでこちらに来、右頬に鈍痛が叩き込まれる。体が宙に舞い、地面にたたきつけられるも横になっている暇など微塵もない。少しでも隙を見せれば、すぐさま鉛弾を打ち込まれるだろう。
しかし立ち上がる間もなく、俺を殴った相手の右手には、もう銃が握り締められ、こちらに向けられている。
ドン。
ステアリングを握るリィルの背筋を、衝撃が走る。
視線の先――古びた倉庫の影から、マズルフラッシュ
を確認したのだ。
九ミリバラベラム弾。銃口はホイールを狙っていた。
光速と音速の差が埋まり、ヴァラララ、とAK−14
7独特の銃声が耳朶を叩く。
ハンドルが、グン、と左に取られ、車体が傾く。ホイ
ールがヒステリックな悲鳴を挙げた。
反射的にブレーキを踏みたがる右足をこらえる。今更
踏んだところで、無駄に車体をスピンさせるだけだろう。
リィルはドアを力いっぱい押し、高速で流れるアスファ
ルトにダイブする。
視界が目まぐるしく色彩を変える。グッと顎を引き、
静止を待つ。
爆音が轟く。視界の隅に、炎上する愛車が飛びこんで
きた。
(あーあ、高かったのに)
全身を走る激痛に顔をしかめながら、身を起こす。
「よお、姉さん。美人をいたぶるのは趣味じゃないんだ
が、こっちも仕事なんでな」
男は自動小銃を肩に乗せ、にやりと笑った。
「勘弁して――くれないわよね」
リィルは腰のホルスターに収めたコルトガバメントに
指を伸ばしつつ、疾走。直前までリィルがいた空間を、
バラベラム弾が引き裂く。
(見とれたのが、あんたの命取り。ああ美しいって、罪
よね)
アスファルトに横たわるリィルの銃口が、男のボディ
を捉える――。
乾いた銃声が大気を震わせた。リィルの右腕が、反動
で大きく上がる。
「ぐぉ……」
男は胸を押さえ、固まった。その手から、AK−14
7が零れ、アスファルトを叩く。
ウィンクでもするかのように、リィルは片目を閉じて
照準を睨む――。
男の瞳が、リィルを虚ろに見返した。
「ばいばーい」
リィルの指は、無慈悲にトリガーを引く。
雷鳴のような銃声と同時に、男は仰け反り、眉間から
血を迸らせた。
***
銃の知識は、ほぼインチキ。
>>374 銃の名前がテンポを崩しがちかも、と思った。
AK-147はAKやカラシニコフ(長いか)
コルトガバメントはガバメント、コルト45、等と短くしたほうがいい。
乾いた銃声、のあとに同じ銃なのに雷鳴のような、っていうのは変では。
あと
>>373と
>>374の間に一体何があったのかを詳しくw
>>376 あいよ。
銃の知識もある程度は仕入ときー。
>372
敵が銃を持ってるのにわざわざ互角の勝負になる接近戦を受けるのが不自然
しかも止めは結局銃だし。
>373
擬音で発砲音を表現していいのは漫画とラノベだけ
片目を閉じて撃つのは長距離の狙撃だけ
379 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/03(火) 09:53:14
380 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/03(火) 21:01:04
もっと擬音とか入れて迫力でごまかせば良いんだよ。
アクションなんてドラマのエッセンスごときでなに必死になってるの?
「擬音」連発に「迫力」を感じ、「誤魔化」されてしまうヤシ発見
382 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/03(火) 21:40:14
>>381 偏見バリバリでうぜえww氏ねよwwww
エッセンス【essence】
1 本質的なもの。最も大切な要素。精髄。2 植物から抽出した香気の高い精油。
もっとも大切な要素に必死にならずして何のドラマを作る気か?
>>383 2番の意味だけ知ってて香り付け程度って意味で
言ったんだろww
ただのカスだな。それともエレメントとまちがってたのか。
おい、
>>380に構うな。真性の厨だぞ。華麗にスルーしる。
>>380 一理ある。一理あるが、擬音でごまかす程度で満足なのか
満足じゃないぞ俺は
擬音の程度によるね。ドン、程度ならまだいいけど。
格闘シーンが上手い作家で誰?
夢枕獏
今野敏
高見広春
395 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 08:22:08
ついに童貞を捨てる時がきた。
「十時に新宿アルタ前―」学校に向かうはずの足は新宿に向かっていた。
396 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 13:12:18
397 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 13:17:01
398 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 23:46:31
おまえらマジきもい。
殺陣って何だよ?殺人だろうが。
ロリコンはロリを炉利とか書いてカモフラージュするけどお前等マジ同類だな。
ほんとキモイ。頭の中で人殺して活字にして垂れ流しか。
マジ吐き気するよ。
>>398 マジ感動した。今迄散々ばら横も鍛えろと言い続けてきたが
まさかここまで横が強まった人間が現れるなんて想像だにしなかったよ。
間違いなく大物になれるよお前。
400 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/13(金) 01:59:50
盛り上がってきたなww
俺は眼前に迫っていた
>>398の釣り糸をはっと払うと手近なカレ
ーパンを袋ごとその針に突き刺した。さらにそのパンの袋を回転さ
せて糸巻きのように釣り糸を絡め取っていった。
>>398は抵抗する
ことも忘れて驚嘆の表情でこちらを見つめている。その
>>398に、
俺はとびっきりの笑顔で報告をしてやった。
「良かったな、辛口の批評家が釣れたぜ」
>>398は俺の言葉に現実を打ち払うように強く首を横に振ってか
ら、竿を握り締めて獲物を吊り上げようとする。しかし、異常な重
量を誇るカレーパンは俺が手を離したにも関わらず、持ち上げられ
るどころかバンブー製のロッドを真っ二つに断ち折らんばかりにし
ならせていた。
>>398が強く竿を引くほどに糸はカレーパンに食い込み、もはや
その存在を切り放すことは不可能とすら思われた。カレーパンの重
量は、まるで
>>398の腕力を試すかのように時と共にじわりじわり
と増していった。
>>401の続き。
俺はその隙に
>>398の背後に回り、煩悩に勝る数の悪意を内包し
たジサーク・ジーエンの力を解放した。
>>398は、多角的に襲い来
る圧倒的な負の力に包まれながらも、その竿こそが自分を救う唯一
無二の藁かのように握り続けていた。
「馬鹿な奴だ、もうお前の釣りは失敗したんだよ」
ジサークの力は
>>398の手足から血の巡りを失わせ、紫に変色し
た指先は今にも腐り落ちそうなほどにまでただれていた。
俺は、その哀れなだるまとなった釣り人に同情を禁じえなかった。
「違うんだ、私は……」
俺は黙った、黙らざるを得なかった。
「私は本気で殺陣という単語を知らなかったのだ! 嘘じゃない!」
「白々しいぞ
>>398!」
口にする言葉とは裏腹に、俺は心のどこかでそうあって欲しいと
願っていた。もしも、もしも
>>398の言葉が真実であったとするな
らば――。
その時、突如としてカレーパンが黄金の光に包まれた。
>>402の続き。
カレーパンを縛りつけていた釣り糸は蜘蛛の巣のように容易く千
切れ飛び、
>>398の手から滑り落ちたロッドは石のように硬くなっ
て地面に横たわり、一本のひびから瞬く間に黒灰となって風に消え
た。
後悔からか、はたまた運命の過酷さからか、
>>398の瞳には涙が
溢れ返っていた。
「わ、私は……、なんというものを釣ってしまったんだ!」
俺も噂では聞いていた。だが、真実とはこうも容易く自分の胸を
押し開いてしまうものだとは。
「超カレーパン……、伝説は本当だったのか」
辛口批評家の千人に一人と言われる、真実の批評家。
それが二人の前に姿を現した瞬間だった。
完
>>398 >>398 >>398 殺陣は「サツジン」ではなく「タテ」と読みます。
辞書くらい引こうね。
流石創作文芸板。
物書きを刺激する釣りがうまいよな。
405 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/14(土) 22:44:19
406 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/14(土) 23:03:41
いは404氏は馬鹿ではないな
しかもうんちくじゃないしw
408 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/16(月) 13:14:04
そのうんこというのはカレーパンに対する挑戦と捕らえて良いのかな?
それとも味噌か?
411 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/16(月) 19:32:04
412 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/16(月) 20:31:34
まあまあここは折衷案で知り合いの家の前で自分の犬が
ビチビチのゲリクソを放り始めた時のオバハンの狼狽ぶりでも描写してみようぜ?
スレの趣旨的にもグッドだろ?
ロザリアはレイピアを腰の鞘から抜いた。
細身の刀身がレヴィに向き、柔らかに構えられる。横を向き半身を晒す独特の構えだ。
「大仰だネェ」と、レヴィは言った。「貴族どもは遊び心がなくていけネェよ」
レヴィは言葉のとおり大ぶりのナイフを手の中で弄んでいる。
目をらんらんと輝かせながら。
「これは……遊びじゃない」
「もっと力抜いて行こうぜ」
左手でポケットから小さな折りたたみナイフを取り出すと、戦闘用にはとても見えないバターナイフのような刃が飛び出した。
「これでいいや」そう言うとレヴィは大ぶりのナイフを地面に投げ捨てた。
刃が石畳に刺さった時、既にロザリアは疾駆していた。
レヴィは動かない。
矢を放つようにロザリアは疾る。レヴィは
素晴らしい瞬発力で動いた。刹那の駆け引き。レイピアはパーフェクトなタイミングで、レヴィの動きに吸い込まれるように放たれた
凍りついた時間の中で「スナオダネ」と空気が静かに波打つ。
レイピアは一陣の風のように空気を裂き、レヴィはそれを舐めるように避ける。
一秒に満たない駆け引き。懐に在る小さな棘。しかしその棘は致命的だった。バターナイフの刃はロザリアの首を素早く撫ぜた。
首に触れる。
幾らその指で触れても、首に一文字に走っているはずの傷はなかった。
「……なんなの?」
身に起こった事が理解できない。というようにロザリアは言った。
レヴィは人差し指と中指を立てて、並べて見せた。手の内には折りたたまれたナイフが収まっている。
その指で自分の首筋を切った。
353の中のヒトです。
どうかなぁ……。
414 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/17(火) 07:53:41
一生ラノベ書いて「俺すげえ」って思っていろ
415 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/17(火) 12:43:07
('A`)
416 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/17(火) 19:18:29
またですか
台詞なしで書けるよがんばろうな
>>413 つまらない
わかりにくい
なのに作文のようでもある。
もっと自分のイメージを練り込まなきゃ。
そこまでボロクソに言われるほど酷くないとは思うけど。
ラノベとしてみれば……素人としては許容範囲ギリギリ。個人的には。
ラノベ書き的にはどうよ?
俺から見れば分かりにくさが目立つ。
>>413 いくつか個人的に気になる点はあるのだけれども。
>レイピアはパーフェクトなタイミングで、レヴィの動きに吸い込まれるように放たれた
突き?払い?殴り?刀身の動きが分からない。レイピアの用途は?
それが無いので
>舐めるように避ける
どのように避けたか、が分からん。ベロ出して避けるの?
読者置いてきぼり。
と素人が貶してみた。
板垣の漫画を文章表現に変換するトレーニングでも積めば良いよ。
実に楽しめる。
下手なものを下手だってわざわざ言うくらいなら、
下手じゃないものを見せてやれよ。
もちろんできるよな?
>>413 まあ、正直気持ちが先走った文章で、描写は酷いと言わざるを得ない。
ここは殺陣スレなので、アクション重視で批評させてもらうが、まずしなくてもいい描写が多い。
一行目だけを指摘してみると、
>ロザリアはレイピアを腰の鞘から抜いた。
レイピアは鞘に収まっている物だし、鞘は大体腰に有るから、「腰の鞘」は文から外せる。
その上で剣先(もしくは切っ先。刀身と書いてあるが、これは剣先だよな?)を相手に向け、
改行せずに構える様子を書けば、一行でスムーズに動きが表現できると思う。
好みも有るんで、ま、話半分に聞いといてくれれば良いよ。
ところで森博嗣の「スカイ・クロラ」という航空小説で、
ドッグファイト時の機体の動きを、全て一文ごとに改行する、という手法でかかれていた。
読みにくくて、ダメだった。
アクションは読みやすいだけでもダメなんだなーと勉強にはなった。
剣や拳を使った格闘戦の書き方がわからん、どうしても俺は左下から体をひねるようにして
上へと振り上げた、くらいの感じしかかけない。
お題は剣による死闘
「『鶯殺し』ってのは、アンタだよな?」
そう話す男の刀を月明かりが照らす。
『鶯殺し』と呼ばれた男は何も答えず、刀を抜いた。
「なんだ、そのナマクラは?そんな刀で俺が切れるのか?」
鶯殺しはその問いかけに答えることなく、刀を左手に持ち替え
さらには、左肩に載せた。
「ほう〜、随分な自信だな。まあ、どうあれ俺はアンタを殺れば十両貰えるんだ」
男は一歩進み、刀を構えた。
鶯殺しはそれを見たのか見なかったのか、背を向けて歩き始めた。
男はそれを見逃さず、一気に間合いを詰め切りかかる。
鶯殺しは振り返り、左手で一閃した。
沈黙が支配する。
刀を切り結ぶ音も、うめき声もない。
男が音もなく倒れた。
鶯殺しは刀で男の体を仰向けにひっくり返し、喉元を確かめる。
喉元は三寸ほど横に裂けていた。
それを確かめると、鶯殺しはぼそぼそと経を唱え、刀を納めた。
>>425 「鶯殺し」連発が気になる。他の代名詞を使うなり、短い文は繋げるなりしては如何?
従者の掲げるランタンの灯りが、貴族の邸宅が並ぶ街を闇から切りとって、
浮かび上がらせている。
「待って」
ロザリアは低く、しかし鋭い声を発し、従者を止めた。
耳を澄ます――
夜風の音に混じって、布擦れのおとを聞いた。誰かがつけている。足音は
しない。恐らく、靴の裏に毛皮を張っているのだろう。
ロザリアの手が、腰に佩いたレイピアにゆっくりと伸びる。
「お、お嬢様!」
従者も、異変に気付いたようだ。恐怖に歪んだ顔が、ランタンに照らされ
て、ロザリアを振りかえる。
「消して」
「な、なんと?」
「ランタンを消して、あなたは逃げなさい。さあ、早く」
ロザリアはレイピアの柄を握りながら、叫んだ。
刹那――
びゅん、と風を切る音が、闇を裂いて迫る。ロザリアは鋭く抜刀した。
甲高い金属音。
「ひい……!」
従者が腰を抜かしてへたれこむ。その目の前に、ナイフが石畳の継ぎ目に
つき立っていた。
「……誰?」
辻の影から返ってきたのは、喉で笑う男の声だった。
「噂通りの、結構なお手前」
ロザリアは、闇に目を凝らした。数本のナイフを両手に下げた、盗賊風の
男が、ランタンの灯りにうっすらと浮かび上がる。
「レヴィと申します。以後お見知りおきを……。もっとも」
名乗った男は、ナイフの刃先を舌でなぞった。
「あなたの人生は、ここで終幕を迎える訳ですが!」
>425
左手に持ち替える意味が全く説明されてない
>427
殺陣としてはナイフを弾き落としただけ
>>423 剣術の本でも読みなされ。
と言うだけでは不親切なので、剣の働きだけをとりあえず列挙してみると、
切り下げ・上段から下へ垂直に切る
切り上げ・下段から剣を跳ね上げ上へ向かって切る
薙ぎ払い・八相など、横の構えから水平に切る
袈裟懸け・斜めに切り下げる。左右どちらから切り下げるかによって、袈裟、逆袈裟と分類する
突き・正眼からまっすぐに剣先を突き出す
こんなもんかねえ。
剣は種類によって間合い・用法も変わるので、書く際にはその辺りに注意するといいよ。
派手に沢山の動きを描写するよりも、
一つ一つの動きにどのような意味があり、
どのような駆け引きが行われているのか?
に重点を置いた方がいいかもね。
アニメのような映像で魅せる殺陣をやろうとすると、
小説の持ち味がまず殺されちゃうかも。
431 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 17:15:43
ではお手本をよろ
●1-a
向かってきた剣をクマーはその爪で弾き飛ばした。
●1-b
背後から忍び寄っていた剣をクマーは振り向きざまに爪で弾き飛ばした。
●2-a
流れるような動きで突き出された剣をクマーは無造作な爪の一振りで弾き飛ばした。
●2-b
背後の地面から音も無く現れた剣がクマーの背中を捕らえようとしたが、
気づくはずのないその存在を野生の本能で察知したクマーは後ろを振り向く。
●3-a
達人の操るレイピアは微妙な軌道修正を加えながらクマーの爪を避け、
腕を避け、唯一の弱点である首筋へ最高の加速を持って放たれる。
しかし、ただがむしゃらに振り回されていただけと思われていたクマーの爪が、
機械にも勝るような正確さでそのレイピアの切っ先を打ち払った。
●3-b
達人は内心でほくそ笑んだ。クマーの背後では今まさに泥の中から銀色のレイピアが実体を現していた。
レイピアは透明人間に操られているかのごとくゆらゆらと動きながらクマーの背中に狙いを定めたが、
クマーは目の前の達人に気を取られており、背後からのレイピアには全く気づいていない様子だった。
達人は勝利を確信し、さらにクマーの気を引こうと雄叫びを上げて天を仰いだ、その時だった。
突如クマーが達人に背中を向けて、レイピアの方を向いたのだ。
上(
>>432)の例の1〜3は描写の質を示している。
aは正面からクマーを突くが防がれるシーンであり、
bは背後からクマーを突こうとしたが見破られるパターンである。
どちらのパターンもクマーの勝利に終わるわけだが、
bのパターンの方が文章の内容が多いことは明白である。
今のこのスレでは表現の巧みさと、内容の複雑さに差がある文が多いため、
どちらか片方だけを見よう見真似で書いている素人の文章だと判断されるのではないだろうか。
本来、無理のない文章とは、1-a、2-b、3-cとステップアップしていくのではなかろうか。
それなのに1-a、2-a、3-aという方向に進んでしまうから『見真似』だと判断されるのでは?
現状このスレでは2-aが多いので、まずは3-aではなく2-bを目指すべきだと思う。
とりわけ、『単純な行動から複雑な結果が出る』という文章を書いている人は、
『複雑な行動から単純な結果が出る』という方向にシフトしてみてはいかがだろうか。
434 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/23(月) 09:14:16
むつかしいことはどうでもいいや
アクションなんてドカバキー!!でいいの
435 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/23(月) 19:53:38
まぁまずは書いてみなさい、その後に御託を聞こうじゃないか。
436 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/23(月) 19:54:43
「ううっ」
ホリエモンはうめき声を上げるとムイチモンへと華麗な転進を見せた。。。
ホリエモンがお金で買ったとてもエロくておしゃれな女たちは別の男に二束三文で買われてゆきましたとさ。
めでたしめでたし。
439 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/28(土) 15:56:01
>>433 その技術をフルに使って見本を見せてくれ!
440 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/29(日) 23:05:54
あたたたた
あたたたたたた
あたたたた
宇宙初の格闘俳句です!!リライトもどしどしお願いします!!
赤いのが白いのに一撃を浴びせた。直撃の際に立ち上がった弾煙に白いのは一瞬姿を消した。
「どうだ!」
普通なら大破死滅と言う所、しかし白いのは弾煙が消えた後赤いのに変わらぬ姿を見せた。
「バカな、直撃のはずだ」
これをかっこよいい戦闘シーンに変えてくれ
ムリ
443 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/29(日) 23:39:58
441
それ何てガンダム?
>441
白狼vs紅牙ってことで、適当に書いた。
これでガマンしろ。
そのときだった。
立て続けに白狼の体に炎が踊った。爆破音が幾重にも重なって響き渡る。
白い装甲があかあかと燃え上がる。炎がうねり、狂い、巨大な獣のように白狼を飲み込んだ。
遠く、森の中から閃光が閃いた。
砲声が連続する。
木々をかきわけて、何か赤いものが、ぬぅっと姿を現した。
紅牙だ。
両手で300ミリスナイパーライフルを構えている。MSが携帯できる火器でも大型の部類に入る。反動が極めて大きく、その扱いは極めて難しい。
だが、紅牙のパイロットは、それを扱うだけの技術を備えているようだった。
紅牙の基本性能の高さもあるかもしれないが、300ミリ砲弾を立てつづけに連射して、その反動を完全に封殺して小揺るぎもしない。その射撃はほとんど精密機械のように容赦なく正確で、発射された弾頭が赤く尾をひいて、次々に白狼に吸い込まれていくのだ。
ほとんど一方的な展開だった。
噴火にもにた爆炎の中に、白狼は崩折れていったように見えた。
「は・・・・」
紅牙のパイロットは荒く息をついた。
すでに全弾は撃ちつくしている。
やった。破壊した。完膚なきまでに叩きのめした。たしかに、白狼は紅后軍の将兵から「不死者」という忌み名に近いコードネームを持って畏怖される存在だ。
そのタフネスぶりは、他のMSの追随を許すものではない。ほとんどモンスターというに相応しい。しかし、いくらなんでも、あれだの砲撃を喰らって、無事なMSなどあるはずがないではないか。
だが・・・・。
炎が薙ぎ払われた。
信じられない光景だった。紅牙のパイロットの目が、驚愕に見開かれた。
白狼だ。まるで無造作にマントを脱ぐように、炎をかきわけて白狼がその姿を現したのだ。
その装甲はあいかわらず処女雪のようにどこまでも純白で、あれだけの直撃を受けながら僅かな傷さえついていないように見えるのだった。
「バカな・・・・・」
いや、どう見てもシャアとアムロかと。
ドアを蹴破り、何とか部屋に転がりこむ。
一捌して周りを確認するが、残念ながら逃げる場所は見当たらない。
奴はすぐにでも追い付き、この部屋に押し入って来るだろう。
と、考えていると、突然入り口から何かが飛んできた。
慌てて右に身を倒れこませ、飛来する何かを右にかわす。
しかし、そこには既に次弾が投射されていた。
おそらくはこれまでの戦闘の経過と今戦っている部屋の状況からこちらの動きを読んでいたのだろう。
明らかに先の回避行動より早く投げられていたそれを避ける術など、持ち合わせてはいない。
当然、投擲された物が何かを確認する間も無く、かろうじて一撃目に色が黒らしいのが目についただけだ。
仕方がない、どうしようもない。
こちらが覚悟を決めた時には、それはもう顔面に到達していた。
湿った音と共に、炸裂。
うんこだった。
447 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 22:45:42
くっきー食べ過ぎて腹痛いよ。
そういえば明日から二月だな。
するめが食いたくなるよ。
れんこん。
これが俺の限界です。どうすれば文章力の実力がつくんですか?
449 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/05(日) 14:49:10
自作小説の一部
タイトル「CoIn」
第6章「殺人者を殺害」
灰皿には、無造作にタバコがたまり、部屋はよごれ、
書類や棚などはあたりに倒れていたり散らばっていたりした。
そして、この無駄に広い部屋で二つの生命体は動いていた。
「オマエは裏にかかわりすぎた。」
名前も知らない相手は意地悪そうに口を尖らせて言った。
そして、おもむろにポケットから取り出した「何か」をこっちに向けてきた。
「俺を殺したらアンタは終わりだぞ。」
翔は額から流れる汗を無視して、拳銃の銃口から必死に逃れようと
顔を動かした。
「それは3分前にも聞いた。悪かったな。俺は消されるかも知れねーが、
そのときは心中ってことだな。」
相手は覚悟を決めたような声を出した。
マジかよ。死んじまう。
「・・・・・グッバイ♪」
変に明るい声を出して、それと同時に拳銃の引き金は引かれた。
バァァン・・・!!!
妙に遅く感じられたその弾の動きは急に加速し、自分の額を打ち抜いた。
後頭部に違和感を感じ、次の瞬間、トザッと床に崩れ落ちた。
目の中はすでに血まみれだった。悪魔のような銃声が
デジャウのように繰り返し聞こえ、さらにもう一発
バァンという悪魔の音を聞き、一瞬の激痛のあと、意識はぶっ飛んだ。
翔のポケットから血といっしょにでてきたコインは裏を向いていた−
<続く>
450 :
111:2006/02/05(日) 15:06:19
第7章「消される側」
そうか。俺は人を殺したんだ。
拳銃をいまだに握り締めている彼には
もはや人間としての意識は消えかけていた。
元銀行員で安泰した人生をすすんでいたはずの彼が
倒産した自分の銀行を横目に、歌舞伎町のチラシを見てしまうところから
悪魔の人生に進み始めた。
親からもらった、光生という名前のとおり光り輝いて生きるはずだった−。
しかし、今の自分はどうだ?暗く、どんよりとしている。
−何にしても早く自分もどこかに消えなければ本当に消されてしまう。
光生は拳銃を深くポケットにしまいこみ、部屋を抜け出した。
しかし、すでに遅かった。
その横にはあざ笑うように高く聳え立つビルがある。
その屋上に、すでに刺客はいた。
光生は自分の頭が吹っ飛ぶ瞬間に過去の記憶をたどっていた。
俺の人生のコインは、どこで裏返ったんだ・・・・・
<完>
他の評価スレで見てもらいなさい。
ここは殺陣だけを見るスレ
452 :
111:2006/02/05(日) 19:10:01
お題は剣での戦いですよね。
第5章「ナイフ」
「ハァ・・・・ハァ・・・」
翔はわき腹に刺さったナイフを引き抜こうと、無駄にもがいた。
しかし、相手はゆるめることはなくさらに短いナイフをめり込ませた。
「あんた死ぬよ・・・・・。」
俺がこいつごときに・・・・・・・・こんな雑魚が・・何故?
「フフフ。バイトにしては簡単だったな。コインは裏返ったな。
これを依頼されたときはやめようかと思ったが、果物ナイフごときで
殺せるなんてね・・・・・」
翔は腰にある拳銃を、
なんとかして手に届くところまで出そうとやたらに動いた。
しかし、ナイフがそれを許してくれなかった。血が滴り落ちた。
「フフフフフ・・・・ハハハハ・・・・」
この状況をまるであざ笑うかのように彼は体験していた。
俺がこんな雑魚に殺されるのか?
裏社会暦こそは負けてるが、戦いなら負けるきがしねぇ。死んでたまるか!
−翔は激痛にこらえながら思いっきりナイフを引き抜いた。そして、
手を乱暴にふりほどき、拳銃をひきぬいた。
ババァンと激しい銃声なり、ナイフがどこかに飛び散った。
翔はそのまま相手を張り倒し、別の部屋に逃げ込んだ。
「死ね・・・・絶対殺す・・・・」
相手は落とした拳銃をひろいあげた。
俺はいったい・・・どうなるんだ?
<続く>
453 :
111:2006/02/05(日) 19:10:46
すいません。構成上、ナイフとなりました
454 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/06(月) 01:58:19
>>452 漫画を読んで、文章にしたみたいになってるな。
>452
動きの前に二人の姿勢が書かれていない。
1,馬乗り
2,うつ伏せの上に乗りかかる
3,壁に押しつけている
4,立ったまま
どれとでも取れる。、と言うかどれかに取れなきゃおかしい。
>無駄にもがいた やたらに動いた
ここを説明してこそ殺陣
>ナイフを引き抜いた。 拳銃をひきぬいた。
さっきまで出来なかった事がなぜ急に出来るのか?
>相手は落とした拳銃をひろいあげた。
なんで銃捨てたんだ?
456 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/10(金) 22:52:49
やった!!たった今開眼しました!!もう俺に死角はありません!!
小隊の仲間の先行二名が狙撃を受けた。
おんぼろのコンクリートの建物から出て行く時だった。
一人は第一射による即死、もう一人は腹に弾を受けたようで
そこを抑えながら仰向けになって血を吐き呻きながら蹲っている。
「痛い・・・いた・・す・・けてく・・・助けて・・・」
あいつのしゃがれ声・・・
撃たれた二人目はイカサマ・キムだ。ブリッジが強かったのでイカサマ・キム。
もうそんなことはどうでもいいが・・・。
無傷の俺たち四人は、すぐにその場の廃墟のコンクリート壁の陰に身を隠し縮こまった。
もう一発、隊長の近くのコンクリートの壁が銃弾によってはじける後がした。
何年か前にジャングルに打ち捨てられた敵の小規模な連絡基地、天井が半分、砲撃で吹き飛んでいる
とはいえ。そこを調査中、俺たちが狙撃を受けたのは不幸中の幸いだった。
薮や大木だけのジャングルでは、狙撃にはあまりに無防備だ。
隊長が、衛生兵でさえ、キムに近づくなという命令を出した。
テキスト通り、当然だ。
敵は、そいつを助けに行こうとするものをおびき寄せるため、二射目はわざとキムの命を奪うことを避けた。
俺は壊れたコンクリートの隙間から、自分の狙撃銃からスコープを外し、それを使い周囲を観察した。
「人間というのは無力なんだ。クマに一撫でされただけで体が吹き飛ぶ。
獣と相対するときには、ナイフでも拳銃でも駄目だ。
これじゃあないと・・・駄目なんだ。」
父に初めて狩りに連れて行ってもらった時の事を思い出す。
こんな場面では、俺はいつも自分が初めて握ったライフル、初めて撃ち殺した鹿のことを考える。
新品の鋼鉄のボルトとさわり心地のいいつややかな木目のグリップのあのライフル。
生暖かい新鮮な血の匂い、目を開けて動かなくなったあの鹿のことを考える。
仲間の倒れ方と銃撃の間隔、コンクリートが吹き飛んだ後から聞こえた発砲音から、
北のゆるやかな丘になっている方向にある赤いサビだらけの見張り塔からの一人の狙撃手による
遠距離からの狙撃だと予想した。
俺は隊長に敵の予想地点をそう伝えた。
「無線コッチよこせ。おいジャック!生きてるだろうな!」
「はい、隊長!」
「いいか、司令部に伝えろcpq5679地点に支援爆撃を要請。分かったか!」
「了解しました。HQ、HQ・・HQこちら第7特別調査小隊、敵の銃撃で身動きがとれない。
支援爆撃を要請する。・・・地点cpq5679どうぞ・・・」
20分後、目的の場所に轟音とともに攻撃機がかけつけ。周囲にもってるだけの
爆弾を落としていった。
爆音はいくえもの木霊となって地を揺るがし、天を曇らせた。
その数分後、ナパームの強い匂いが本来、風上であるここにまで押し寄せてきた。
「スコット・・お前の予想が当たったか身をもって証明してみろ・・・。」
「アイ・サー」
俺は基地から出た。第一射で死んだ仲間のもとにゆっくりと歩み寄ってタグを取った。
そのあと大木の影に駆け寄り、あちこちをやたらめったら撃った。
敵の狙撃はもう無い。
「スコット、もういい。衛生兵、キムの治療を頼む。それから担架を作れ。」
俺たちは代わる代わるキムを担架で運んで後退した。
「い・・・うぇ・・・た・・・け・・」
言葉にもならないキムの声は夕方になって、次第に小さくなっていった。
終わり
アクションか?
461 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/14(火) 22:25:27
悪書んだな。
廃墟。
誰とも言えないその‘闇’から俺は逃げていた。
咄嗟にみつけたコンクリートの壁の後ろに隠れる。
俺が後ろを振り向いた。
刹那、風を斬る音と共に、俺の右肩に激痛が走る。
「咄嗟に避けたみたいだな」
その‘闇’が、男が剣を構える。
俺はその剔られた右肩を庇うように腰の鞘から剣を抜き、なんとか両手で構える。
まだ、右腕は動く。
――一瞬の静寂。
そして、静寂の終わり。
「つぇい!」
剣を切り上げてくる。
「くっ……」
なんとかそれを自分の剣で受け止めるが、衝撃が半端でない。
更に男は何度も剣を振り、連撃してくる。
一撃一撃に隙を入れぬ為、こちらも攻撃する暇がない。
然し……
「(必ずどこかで焦れてくるハズだ……)」
そう心中で呟くとほぼ同時か、男は剣を振りかぶって薙ぎ払ってくる。
463 :
462:2006/02/15(水) 22:56:55
「(今だ!)」
一瞬自分の膝を意図的に崩し、倒れ込むように男の懐へと潜り込む。
「っ!」
「ていやぁああっっ!!」
男の左肩に剣を突き刺し、そのまま切り上げる。
多くの血が剣に付着し、なまめかしい感じを見せる。
「ぐっぅ……この……」
男は左肩の傷に明らかに気を取られながらも、剣を構え直す。
「その状態で、まだやるか」
俺も俺で自分の事を棚上げしてはいるが。
男は俺の台詞を無視して突撃してくる。
だが先ほどまでの俊敏さは既に無かった。
この程度で、
「俺には勝てないからな」
俺の右肩に剣が突き刺さる、がその男の剣をはじき飛ばしながら横薙ぎに腹を切り裂く。
「(ちっ)」
最も男も咄嗟に後ろへと重心をかけていたためにそこまで深くは切り込めなかった。
その男はというと懐から拳銃をとりだしこちらへ向けるが、こちらからすれば今後ろに下がるのは、
絶対にあり得ない行為。
キズを庇わずあえて前へさらに一歩踏み出す。
「何……っ!」
「いくら傷が痛んでいても追撃できるときにやらないと、損でしょうが」
男を縦に一刀両断する。
「……ゲームオーバー、だ」
今回もまた、俺は死なずにすんだようだ……。最も、右肩が痛むが。
end
一場描写のお題とかどうよ。
逃げる強盗、追いすがる警官。
このままでは一般人の多い地域に逃げられ、住民に危害が加えられる恐れが有りと判断、
警官が銃撃に踏み切るシーン。
「止まれ! 止まらんと撃つぞ!」
ホルスターから危なっかしくニューナンブを取り出し、巡査川嶋は逃げる男を誰何した。
路地を塞ぐポリバケツを蹴倒し、走る黄色いジャンパーの背中。
手には、今しがたコンビニ店員を刺したばかりの凶器が握られているはずだった。
男の輪郭を浮かび上がらせるように、繁華街の光が漏れ出している。
深夜に近いこの時間になっても、その地域には人の流れが途切れる事は無い。
このままでは、一般人に危険が及ぶ。川嶋は発砲を決意する。
勤務評定、始末書、責任問題。
あれこれと頭をよぎる不安を打ち消し、足元をめがけて引き金を引く。
乾いた音が、ビルの合間に響き渡った。
ジャンパーの男はわずかに身を竦ませたが、逃げる足は緩まない。
二発目を発射するがまたも当たらず、壁に弾かれた兆弾が遠くで乾いた音を立てる。
射撃訓練をきちんとやっておくべきだった。後悔が頭をよぎる合間にも、男の背中はますます遠のく。
川嶋は立射から、膝をついた射撃姿勢に切り替えた。脇を締め、狙いを絞る。
最早この距離では足など狙えない。
銃口が跳ね上がる事を考慮し、照星を相手の尻に合わせ、引き金を絞る。
発射の衝撃と共に銃口から煙が噴出し、その向こうで男が転倒する。
当たった。興奮を抑え、川嶋は男に駆け寄った。男は臥したまま腕を押えている。
命中箇所は、左腕。厚着の上からでは判断しにくいが、出血もさほどではなさそうだ。
「強盗及び傷害の現行犯で、逮捕する」
男が致命傷を負っていない事への安堵を押し隠し、川嶋は拳銃を収めた。
背後から、同僚たちがようやく追いついてきた。野次馬が集まり始めている。
川嶋が手錠をはめると、男がうめき声をあげた。
「おまわりさん、死んじまう。弾が当たったんだ、死んじまう」
「大丈夫だ、傷は深くない。さあ立て」
男は警官たちの手で引きずり上げられた。こうしてみると、意外に若い。
二十をまだいくつも越えていないのでは無いか。
「世も末だ」
四十がらみの巡査長の嘆息に、川嶋は暗澹たる気分を押えられなかった。
以上です。
舞台を日本にすると、どうも泥臭くなるな。
ニューヨークにでもしときゃよかった。
そしたらもう少し爽快感があったかも。
466 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 13:50:13
mottoiibunnsyoukakeneenokayogomidomo
いけね、つい母国語が出ちまったww
>路地を塞ぐポリバケツを蹴倒し、走る黄色いジャンパーの背中
ここは読点は要らないと思う。〜を蹴倒し走る黄色いジャンパーの背中
或いは走るの後に読点を打つとか。
ここ以外でもやや読点が多いのが個人的に気になる。
文法的に間違いじゃなくても句読点の打ち方一つで疾走感のある雰囲気が壊れることもあるんじゃないかな。
>凶器が握られているはずだった。
過去形はおかしいでしょ。握られているはずだ、だね。或いは、握られている、と断定しても良いともう。
>ジャンパーの男はわずかに身を竦ませたが、逃げる足は緩まない。
あんまり一つの文章に主語を複数使うのはどうかと思う。ジャンパーの男が主語なんだから、逃げる足を緩めない、或いは、逃げる足を緩めようとしない、の方が良いかな。
>射撃訓練をきちんとやっておくべきだった。
こういった登場人物の考えとかは、もうちょっと色をつけて良いと思う。これだと少し無機質すぎるかな。
逆の意味になるけど、「くそ、署での射撃訓練なんか役に立たねーじゃねーか」とか。
という風に自分は思いました。
夕焼けの草原に二人の男女が対峙していた。
二人とも刀の先を互いの喉元に向け動かない。
鋭く睨み合う。互いに仕掛ける様子も無く
この時間が永遠に続くかとさえ思っていた。
ヒュウォォ。
風が吹く。と同時に男が怒声を上げて走りこんだ。
踏み込みながら上段に構え、勢いをつけた斬撃を放つ。
空を裂く音が二人の耳に響く。
女はそれを受け流し、返しで横薙ぎに斬り返す。
刀を流されていた男は仕方なく一歩退き込みそれを避ける。
そのまま女もそれに追随し鍔迫り合いになる。
細かく刻まれる金属音。
暫く押し合っていたが、このままでは相手が優勢と見たか
女はどんっと押し下がり引きながら額目掛けて刀を振り下ろす。
しかし男はそれを待っていたかのように踏み込み出す。
そして斬撃を潜り、女の喉元目掛けて鋭く突きを放つ。
刀の先が喉に触れ血が流れる。
だがその突撃は紙一重の間合いに下がった女にやや触れただけに終わり、
渾身の突きを避けられ姿勢を崩した男は
女の放った横薙ぎの剣撃に胴を切り離されていた。
469 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/06(月) 22:40:04
走り込む(距離5〜8m)よりも飛び込む(距離2m)の方が対峙している時にふさわしい
走り込んで踏み込んで上段に構えてから攻撃は長い
空振りして前加重になっているのに一歩下がるのは難しい。
横に飛ぶかそのまま前(女の背後)に駆け抜けるのがギリギリ感でる。
双方空振りしているのになぜつばぜり合いに発展する?
女の面撃ち(縦の攻撃)を屈んでかわす事は無理しかも前進して攻撃しながらはもっと無理
縦の攻撃をフェイントかけて屈んでかわす所を描写してみようかと思ったが難しい。
おれは3秒考えて、仕方なく言った。
「いやー、ぼくもどっか行きたいのはやまやまなんですが…」
「じゃ行っちまえガキ!」
「見てんじゃねぇぞ童貞!」
クズ1と2が声を合わせる。双子には見えなかった。
「いやー、それが、足がすくんじゃって、動けないんですよね」
おれは精一杯の声を振り絞るように言った。
「っだとこら!」
「めてんじゃねぇぞぉら」
クズ12は声を合わせて言うとおれに近寄ってきた。
「あ、あれ?お嬢さんたちはもういいんですか?」
おれは言いながら心持左肩をクズどもに向けた。
「あ?何笑ってんだ」
「なんか夢見てんじゃねぇぞぉら!」
クズ2がおれのネクタイに手を伸ばした。ステップバックしてつかませてやらない。
「逃げてんじゃねぇぞぉら!」
クズ2が右拳を引き絞った。すぐ突き出してくる。
上体だけをそらせてかわし、左手でクズ2右手首、左手でクズ2上着をつかむ。
「しょ!」
脚を開き、腰に力を込めて左にひねる。クズ2を背中から路面に叩き付けた。
「だこらぁ!」
すかさず身をひねってクズ1に向かい、右足を跳ね上げる。
クズ1は勝手におれの靴底に顔面をぶち込んでしりもちをついた。
すかさず右ローを1の左わき腹に叩き込む。
「んぐは!」
1が横向きになったので背中にトーキック。
3発目でぐったりしたので、ひくひくしてるクズ2の股の間に同じものをぶち込んだ。
振り返った。女の子二人は姿を消していた。
おれは肩をすくめ、そこにはもう居ない女の子二人に向かって左眉を跳ね上げて見せると、マンションに向かった。
下心なんか無かったことを自分にどう言い聞かせるか、いいアイデアを考えていたが、思いつかなかった。
某所に上げた殺陣部分の抜粋だけど…どうかなあ?
あ、今気づいた!
×→上体だけをそらせてかわし、左手でクズ2右手首、左手でクズ2上着をつかむ。
○→上体だけをそらせてかわし、左手でクズ2右手首、右手でクズ2上着をつかむ。
だああああああああああああああああああああああ
474 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/10(金) 00:27:49
475 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/11(土) 01:55:35
やっぱ、時代劇やアクション映画を見て、殺陣シーンを文章化する練習をするべきかな?
「 」入れすぎでどれが誰の声か分からない
とほほ
>>477 ありがとう。気をつけたいと思う
479 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/21(火) 06:12:33
それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
480 :
縞田123号:2006/03/21(火) 06:15:27
さっき上がったスレもこれのコピペだった。
マルチの犯人は今、この板にいる!
一部のラノベで書かれるような「裏の掻きあいや頭を使った戦闘」が思いつかん・・・
ジョジョみたいなのを小説で再現したいんだが
そもそも、動作をすべて説明(文章化)しようとするから、アクションがもたもたするんだお。
極めるべきは描写力ではなく省略力だと肝に銘じること。
文章ってホント、省略しないと重ったるくなるもんなあ、行為の描写。
>>482 一字一句説明してたら何ページになるか分からないからな。
かといって短すぎると盛り上がりに欠けるし。
486 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/25(土) 23:24:50
ぐろいコピペ
今、
>>1を殺してきた。つまらない屑スレを立て、自作自演並びに粘着を繰り返した罪を
泣いて悔いていたが、後悔は地獄でしてもらうことにした。
柄の長さが90cmはある大きな斧を振りかざし、
>>1を峡谷の岸壁に追い詰める。
>>1の引き攣った醜い泣き顔から完全に血の気がうせたところを見計らって一挙に
>>1の 両手両足を切断。柄を通して斧の無骨な刃が肉を裂き骨を断ち切る感触がズンと伝わる。
『しまった、河原の岩で刃を痛めたぞ!』1などより刃物が大事だ。
切り口から噴出すコレステロール過剰の鮮血。すかさず焚き火の焼け石で傷口を焼いて止血する。
慈悲からではない。
>>1の苦しみを長引かせるために。
>>1の断末魔の苦しみだ。谷間に苦悶の声が延々と響き、異様な効果を醸し出す。
>>1は自業自得だが、 さすがにこちらの鼓膜が辛い。
この間に川の水を掬い、マッチョな俺の上半身とイケメン顔を汚したけがらわしい返り血を洗い流し、
ついでに斧を研ぎなおした。 作業が終わっても
>>1の叫びは続いたが、次第に途切れ、
醜く肥えた腹が痙攣するのみ。
それでは仕上げ。
>>1の首を刎ね飛ばす。絶叫が止み、首が川原石の上で不規則に転がる。
追って流れ出る鮮血が静かに河原に染み渡る。
その転がった首、おまけにザクリとぶち割ってみた。中はやはり予想通り生き腐れだ。
>>1よ。地獄で苦しめ。これはお前が自ら望んだ結末なんだ。
めでたしめでたし。
>>481 そんな貴方にお奨めな漫画「砂ぼうず」
こすっからい駆け引きが繰り広げられています。
488 :
sage:2006/03/30(木) 01:46:57
あちょー
ほあちゃ
はいやあ
糞スレ
むかつくsageそこねた!!まじうざい
492 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/10(月) 12:19:28
みんな頑張ってくれ〜〜このスレ大好きなんだよ。。。。
493 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/10(月) 13:13:25
>>492 そう言うのなら、なんか挙げてくれればうれしい。
おひまがある人に
お題:「桃太郎vs鬼」in鬼ヶ島
>>494 一行目と二行目の冒頭が、同じ「お」
うんざりだ。2行目半ばで読むのを止めてしまったよ。
もう少し読者を飽きさせない文章というものを心掛けてくれ。
桃太郎vs鬼ねえ。
映像は浮かんでいるけど、文章に起こす元気がない。
来週くらいまで、誰も書かないようだったらがんばってみようかな。
497 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 07:31:34
あちょー
鬼太郎は、桃を次々と殺しました。
めでたしめでたし
桃太郎は刀を引き抜くとそのまま鞘を落とした。コンッと音が鳴る。
それを合図として従者達が飛び出した。犬は駆け、猿は跳び、雉は羽ばたく。
舞い落ちる雉の羽の隙間に銀の光が見えた。
鬼の振り上げた棍棒が天に到着するより早く、桃太郎の放った銀の切っ先が鬼を捉えていた。
血飛沫は赤かった。しかし、人間のものとは違う嫌な粘りをもっていた。
ドボドボとは流れずに、べったりと鬼の傷口から染み出している。
桃太郎は斬り上げた刀を翻し、一気にそれを身に寄せた。腰を引き、鬼へ直角に剣を構える、突きの型である。
猿が鬼の右腕に絡みつく、犬は鬼の左足を噛んでいる、雉は鬼の視界を遮った。
おもわず後退する鬼を追いかけて、桃太郎は跳躍する。
容赦は無い、迷いも無い、かの者を討つために自分はここにいるのだと。
自分の倍は大きさを持つ鬼の体の中心に、勢い良く突き刺した、銀の刀を突き立てた。
柄を持った腕までもが減り込むほどに、力を入れる。べったりとした鬼の血が自分の体に染み込んでしまうのではないかと不安になった。
それでも力は抜かなかった。
鬼の声がやっと途絶えて初めて刀を放す。
桃太郎は無傷だ、傍から見れば圧勝にも見えるだろう、だがそれは間違いだ。
あの四尺は長さのある棍棒を、一撃貰えば死んでいた。
さらに言うなら、あの巨体の鬼をこちらが一撃で倒せるとは思えなかった。実際、ニ撃掛かった。
紙一重の勝利である、従者達がいての勝利である。
しかし、何より彼がいての勝利だ。本人以外はみなそう思っている。
桃太郎は、日本一と書かれた旗印を拾い上げると、高らかにそれを掲げた。
もう鬼は、この夜のどこにもいないのだと──。
俺は一つ気合いを入れると、一瞬で間合いを詰め、そして掴み取った。
そして俺は吠えた。
「500ゲトー!!」
銃撃戦を書こうと思ってそれ関係を徹底的に調べたんだが、
どうやら最初の一発が命中した時点で勝負は決まるらしい
剣と剣がぶつかり合うように弾と弾がぶつかり合ったりはしないものかw
廬講橋事件の時の銃撃戦は激しいもので、
銃弾同士がぶつかりあうほどのものだったそうだ。
>>501 漫画やアニメではよくある展開じゃないか>弾と弾がぶつかる
504 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/17(月) 22:04:55
かちあい弾なら、横隊同士が一斉射撃しあう一昔前の戦争では珍しくなかったらしい。
今はどうか知らない。あんまりなさそうだけど。
アクション映画みたいな銃撃戦なら殆ど起こらないんじゃないかw
アクション描写の基本は、素早く、分かり易く書くでFA?
何か、参考になる作品は無いかね?
507 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/04(木) 20:47:36
参考になる作品ねえ。
取り敢えず自分で自分の顔面殴ってみてその痛さでも描写すれば良いんじゃないかな?
508 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/06(土) 19:17:34
ダシール・ハメット『赤い収穫』(or『血の収穫』)のアクションシーンはすげーかっこいいんだが
なにせとっくに古典だし、何よりラノベっぽくないので、よっぽどの物好きじゃないと勧められない
機動戦士ガンダムクライマックスUCのOP見てて、激しく閃いた。
510 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/07(日) 08:07:09
>>502 弾丸同士がぶつかって固まっている写真を見たことあるけど
あれもめずらしいんだろうね。
それ「かちあい弾」だから
二人は――正しくは一人と一匹は――一瞬の沈黙に取り込まれた。一人は両手で細身の剣を握り締め、それを斜めにかまえている。右足を前に腰を落とし、じっと目の先の獣を見据えている。
一方その獣も、牙をむき出し、腰を持ち上げ、毛を逆立てて低くうなっている。金色の目には、人間の男しか映っていない。
仕掛けたのは獣のほうだった。後ろ足が、そこらに茂っている青草を引きちぎるのと獣が大きな唸り声を上げるのはほぼ同時だった。
そして男の右足めがけてかじりつこうとした次の瞬間、獣は草原に叩き飛ばされた。そしてそれに追い討ちをかけるように男は跳躍し、その獣の腹めがけて剣を振り下ろした。
男は顔を歪めた。いない。灰色の山犬の姿はどこにもなくなっていた。男が怪訝に思う間もなく、唸り声とともに男の背に覆いかぶさる影があった。そして次の瞬間、鮮血が散った。男は振り向きざまに、剣を振りぬいた。
草原にたたずむは、血に染まった剣を握り締めた男だった。藍色のはかまは、血で汚れ、整った顔にも血飛沫があった。その傍に、首と胴が切り離された山犬の姿があった。
いかがでしょう。
>>512 〜した等、過去形の文ばかりでスピード感がないです。あと、そして〜を使い過ぎて単調に見えます。
>獣は草原に叩き飛ばされた
>灰色の山犬の姿はどこにもなくなっていた
この2つの理由は?必殺の一撃が理由もなくかわされては重みが無くなる
>>513 自分でも、臨場感がないなとは思っていました。具体的な指摘、とてもありがたいです。
>>514叩き飛ばされた、のほうは、右足に向かって走ってきたところを剣で払いのけた感じです。
山犬の姿がなくなっていたのは、意表をつくためというか、緊張感を出すために入れてみました。
これは、すばやく起き上がって移動していた、というのを一応考えていたのですが、不自然ですね。
たかが山犬が、目に見えない速度で動けませんよね。安易でした。
とりあえず、情景をうまく受け取ってもらえてないという時点で文章としては落第ですね。精進します。
自分の体に差し込まれた右手を無理やり引き離すと、両隣にいる二人のスミスがネオの肩を掴みかかった。
肩に触れられた瞬間、ネオの両腕は風を切るように振り上げられ掴みかかったスミスの顔面に裏拳が入る。
予測しえない攻撃に二人のスミスはのけぞりネオから離れるが、それを機に全てのスミスがネオに対し動き始めた。
自分のダメダメな文章じゃこんなもんだけど、アクション映画のワンシーンを文章にするのは結構為になると思わないか?
スピードが速いこと自体は不自然じゃない。
問題は超スピードで動いたと過程や理由を描写せずにいないと言う「結果」しか書いてない点
別の理由で消えたと思われる可能性がある
「刹那」
この言葉を使わないようにするべし。
使ったら厨房確定
519 :
512:2006/05/24(水) 21:15:13
>>517 理由ですか。そういうものを盛り込まなくては読者置いてけぼりの独りよがりな文章に
なってしまうのですね。今後の参考にさせていただきます。決して冗長にならないように
気をつけるのも自分の課題ですから、そことの折り合いをつけてがんばります。
>>519 「過去形」といわれる理由は、語尾が「た」「だった」ばかりだから。
これらは受身形としても使われるが、
多用すると前述の通り何もかも終わった後の出来事と受け取られてしまう。
>仕掛けたのは獣のほうだった。
>後ろ足が、そこらに茂っている青草を引きちぎるのと
>獣が大きな唸り声を上げるのはほぼ同時だった。
これなんか、その典型例。
一文めはぎこちないなりにも書けているけど、これ以降「た」ばかり。
敵を打ち倒す前の行動は、現在進行形でも良いんじゃないかな。
この辺全くの好みで、やってみて駄目だったら御免なさい。
ともかく指摘された箇所を直し、改行を見直し、
全体推敲してもう一度リライトあげてみると良い。
ここの住人は、ガッツがあって礼儀正しい人間には凄く優しい。
521 :
512:2006/05/28(日) 21:04:28
二人は――正しくは一人と一匹は――一瞬の沈黙に取り込まれた。一人は両手で日本刀を握り締め、それを斜めにかまえている。右足を前に腰を落とし、じっと目の先の獣を見据えている。
一方その獣も、牙をむき出し、腰を持ち上げ、毛を逆立てて低くうなっている。金色の目には、人間の男が一人、映っている。
先に仕掛けたのは獣のほう。後ろ足が、生い茂る青草を引きちぎる。獣は、男に向かって駆けていく。男の右足に白い爪が達しようとしたその瞬間、灰色は宙を舞い、地面に叩きつけられていた。
そしてそれに追い討ちをかけるように男は跳躍し、真下に横たわる獣に刀の切っ先を向けている。
男は勝利を確信した。口角を小さく持ち上げ、剣と共に落ちていく。
そこで男は顔を歪める。いない。男は背後から山犬が飛び掛るその影を認め、その直後、鮮血が散った。
草原にたたずむは、血に染まった剣を握り締めた男だった。男はぞっとしていた。もし、今が夜だったなら、自分は山犬に食いちぎられていただろう、と。
藍色のはかまは、血で汚れ、整った顔にも血飛沫があった。その傍に、首と胴が切り離された山犬の姿があった。それに寄り添う子犬が、力なく鳴いた。
リライトしてみました。指摘いただいた点は全て改善したつもりです。理由づけはありきたりなものかもしれませんが、自分のできる限りやってみました。
>男の右足に白い爪が達しようとしたその瞬間、灰色は宙を舞い、地面に叩きつけられていた。
主語は?
523 :
512:2006/05/28(日) 21:22:25
「灰色」です。山犬を灰色と比喩として書いたのですが・・・ごめんなさい。
山犬が灰色の毛を持つことの描写がないのにそんな比喩使っちゃ誰もわからないですね。
推敲足りませんでした。
視点をころころ変えているからどれがどちらの行動なのか、攻撃したのかされたのか、わからなくなってる
>522の文章とかそれが顕著。最初から最後まで固定した方が良い。
携帯からの投下です。見えにくかったらすいません。
二人の男が対峙している。
一人は、刀を上段に、一人は、槍を腰だめに、十五歩程離れた距離で、 刀の男が間合いを詰める、ゆっくりと、しかし確実に歩を進め、槍の男の制空権に‐‐‐触れる
槍の男が突きを放つ、その突きは神速をも凌駕する速度で相手の喉め
がけて突き進む
しかし、その究極の一撃を刀の男は叩き落とし、その反動で切り上げ槍の男の前髪を刈り取る、さらに一歩踏み込み切りかかる、槍の男が槍を回し刀を受け距離をとり一撃目をはるかに超える強力な突きを繰り出す。
一人は、槍を腰だめに、刀の男も前に進む、究極
の一撃よりも、なお速い速度で突き進む、槍が左肩を貫き激痛が男を襲う、それでも男は前に進む、目の前の敵の生命終わらせるために、
純粋な殺意と全ての力を残る右腕に集約し、相手の心臓めがけて刀を突き入れ、捻じ切り引き千切る、血が滝の様に溢れたちまち男の体が赤く染
まる。‐‐‐‐勝負は決した。一人の男が死に、一人の男が生き残る。さらなる高みを目指し戦い続ける。最強の称号を手にするその日まで。
どうでしょうか?批評があったらお願いします。
>>525一人は、槍を腰だめに、 てのが2つあるけど2つめはミスです。すいません
なんていうか、表現がありきたりかなあって思う。
>>525 >しかし、その究極の一撃を刀の男は叩き落とし、その反動で切り上げ槍の男の前髪を刈り取る
普通、槍を叩き落としたら槍の柄の部分に沿って刀身を滑らせて相手の手首を狙う。一番近いからね。篭手を着けてたら肘、肩、首の順で防具のないところを攻める。
>槍の男が槍を回し刀を受け距離をとり一撃目をはるかに超える強力な突きを繰り出す。
打ち落とされた槍をわざわざ振り上げるよりも相手の足元に差し出す方が実戦的。
そうして足払いをするもよし、相手の踏み込む足に絡めて出足を止めるでもよし。
>>521さんの剣士もそうだけど、剣理というかタクティクスが全く見えない。
なぜその構えを取ったのか、なぜその攻撃を選択したかという理屈が伝わってこない。
あと
>>521さんの犬。最初の攻撃に爪っていうのはないだろう。猫科ならまだしも。
犬の口は人間にとっての手。だから、なにをするのにもまず口を使うから。
でも、殺陣描写のスレで犬の性質に文句つける俺もどうだろう。
剣の道は険しいなw
531 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 11:19:38
何とか集まった。
532 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/22(木) 20:40:39
>>528 >あと
>>521さんの犬。最初の攻撃に爪っていうのはないだろう。猫科ならまだしも。
襲・突槍抜刀牙を侮辱する発言だ。ただちに訂正してもらおう。
533 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/22(木) 21:09:03
>>528 >あと
>>521さんの犬。最初の攻撃に爪っていうのはないだろう。猫科ならまだしも。
撃・閃通臂抜刀牙を侮辱する発言だ。ただちに訂正してもらおう。
534 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/22(木) 21:23:53
でも、絶・天狼抜刀牙の方が強いとされてるからw
確認なのだが。
西洋の剣って、日本刀のように「斬る」ことができないんじゃなかった?
むしろ「殴る」「突く」感じ。
西洋の剣といってもいろいろ。切るための剣もある
538 :
536:2006/06/27(火) 22:33:56
サーベルとかシャムシールとかシミターとか?
そうだね。
その辺り考えて使うようにするよ。
>>538 FEかベルサガ辺りが好きそうだな。
シャムシールとシミターは……
いや、なんでもないw
あ、ごめん。
538も540も俺。
俺は539じゃないけど。両方ともシミュレーションRPGの名前。
FEが「ファイアーエムブレム」
ベルサガが「ベルウィックサーガ」
どこかのスレで見た気がするってだけだから曖昧だけど、シャムシールとシミターは
違う国の言葉だったか、読み方の違いだったかで、結局は同じ物のことらしいから、
それを言いたかったんじゃないか?
543 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/29(木) 19:41:09
>>539みたいにはなりたくないな。恥ずかしいww
?ゲームやってるのが恥ずかしいのか、
シャムシールとシミターについてはっきりいわないのが恥ずかしいのかどっち?
>538
サーベルはともかく、シャムシール(シミター)なんかは中近東の武器だったような。
ペルシアって西洋に入ったっけ?
>>543みたいにはなりたくないな。恥ずかしいww
547 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/30(金) 23:59:53
548 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/01(土) 00:11:11
>>548 俺もいつか九刀流を完璧に描写してみたいぜ・・・
あー、そうか
漫画とか映画のアクションシーンを台本に戻す作業って練習になりそうだな
差し当たり自分の想像力(カット・コマ割り)は気にしなくて良いし
それはまた話が違うと思うんだよね。
「男:刀を振りかぶって肩に切りつける」
という台本をもとに、どういうアングルで何を見せてくか、という問題でしょ。
554 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/16(日) 18:13:55
おらおらー逃げてんじゃねえぞ!!!!
555 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/19(水) 14:34:16
クールな女戦士が武器を持った男5人を叩きのめす描写をお願いします
クールな女戦士が、武器を持った男を5人、叩きのめしました
557 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/19(水) 15:56:31
カーン!
カーン!
カーン!
カーン!
カーンッ!
「この程度か…」
でよくね?どう?
花子は破壊の鉄球を振りかざした。
武器を持った男A〜Eにそれぞれ100のダメージ。
武器を持った男たちをやっつけた。
「クールパンチ!」
「クールキック!」
「クールチョップ!」
「クールカナディアンバックブリーカー!」
「クール崩れ上四方固め!」
バインバイン揺れる胸の谷間に目を奪われ、男たちは次々と倒されてゆく。
なお、最後の一人は鼻からの出血多量で死亡した。
山本”クール”久美子はにやりと笑うと、舌先で唇を舐めた。唇が、グロスを塗ったように
ねっとりと光った。久美子はクールなレザージャケットをクールに脱ぎ捨てると、
クールなブラウスのボタンをクールに外し始めた。ボリュームの(そしてクールさの)
ある乳房に押しのけられ、ボタンははじけるように外れた。ボタンは敷石の上を
クールに転がっていった。久美子がブラウスをクールに脱ぎ捨てると、黒のレースで
縁取られたブラジャーに包まれた豊かな乳房が現れた。乳房はホットだった。久美子が
少し腰をひねると、乳房が揺れた。
久美子は臆することなくクールなレザースカートを脱ぎ捨てた。ブラと組になった
黒いショーツに包まれた部分は、触れるまでもなく、乳房と同じくらいにホットである
ことが分かった。クールな脚はガーター留めしたストッキングに包まれていた。久美子は
足を少し開いて腰を落とすと、長い脚を繰り出し、空に翻らせた。4インチのピンヒールが
再び敷石を打つ前に、目の前にいた五人の男達は舗道に倒れた。男達が持っていた
アサルトライフルやれミントンのショットガン、マチェット、4連装のミサイルランチャー、
鎖がま、釘を打ったバット、パットン戦車、オルファのカッター、三叉矛、砂を詰めた靴下、
モロトフ・カクテル、竹槍といったがらくたが道に転がり、思い思いの音を立てた。
久美子は腰に手を当てて男達を見下ろし、うんざりしたようなため息をつくと筆者に
向かって言った。
「こんなことで
>>555に納得してもらえるとは思えないわ」
私は答えた。
「私にはどうでもいいことのように思えるけどね。そんなことより、どこか静かなところに行かないか?」
「どうせそこにはベッドがあるんでしょ?」久美子はへそから下へと滑らせたクールな指先ショーツに
差し入れた。
「別になくてもかまわないだろ?」私は答えた。
561 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/28(金) 16:46:32
>>561 武器の名前とか教えてくれたらやっても良いよ
563 :
561:2006/07/28(金) 19:08:23
>>562 お願いします。
攻撃を受けてる双剣の使い手(敵)=トライエッジ
武器名=双剣
攻撃してる方(主人公)=ハセヲ
武器1=SAW
武器2=SAW2
564 :
565:2006/08/02(水) 00:04:31
祭壇の前にたたずむハセオの横で空間がゆがみ、弾けた。
激しい爆風。ハセオは弾き飛ばされ、床を滑る。
「どわっ?」
なんとか体制を立て直したハセオの目に入ったのは、光の壁を破って現れるトライエッジの姿だった。
彼は無感動な瞳で歩を進めながら、背中からからくねった双剣を取り出し、胸の前で組み合わせる。
突然の事に凍り付いていたハセオは、その刃からミレイの血が飛び散ったかのように感じ、我に返った。
「てんめぇぇ!!」
ハセオは武器を構え、駆けた。
斬る、斬る、斬る。だがトライエッジは全ての攻撃を左手だけで受け流す。
最後に渾身の力を込めた一撃すらも片手で防がれ、ハセオは後ろに投げ出された。数メートルをすべり、止まる。
「くそっ」
ハセオの持つ剣が組み合わさり、巨大なチェンソーに変形する。全ての敵を一刀の元に肉塊に変えてきた最強にして最凶の一撃。
「うりやぁ!!!」
トライデントに向かって振り下ろした。だが彼は眉一つ動かさず左手のみで受け止めてみせる。刃と刃がこすれあい火花を散らす。
激しい衝撃と共にハセオは吹き飛んだ。剣が手を離れ、床に突き刺さる。
トライデントはゆっくりと歩み寄ってくる。
顔を上げたハセオの前で、トライデントはおもむろに右手を差し出した。その手に無数の光が弧を描きながら凝縮し……
ムービー中3:05辺りに一瞬出てくる少女?の名前はよくわからないので適当に決めたのん
565 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/03(木) 00:04:30
563ではないが、やはり動画と比べると迫力が足りないように感じるなぁ。
あと後半、トライデントになってるwwwwwwwwwww
歯磨き粉で戦ってんのか
それ、リカルデントじゃね?
568 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/03(木) 23:19:14
誰か、あの迫力を維持したまま書ける奴はおらんのか。
>>568 あの迫力って言われてもw萎えちゃってやる気でないなあ。
文章化ならワンピースのゾロ対カクとかの方が面白そう。
570 :
565:2006/08/04(金) 12:04:01
ややこしいが、俺は564だ。今更だが562とは別人だ。
何回書き直しても迫力が出ないんだよ。
戦いとは言いつつも、なんか作業機械に巻き込まれてる見たいな気分になるし
登場した瞬間から勝敗が目に見えてるし
どうでもいいが、この歯磨き粉は人間やめてるのか?
戦闘技術より前に、表情とか感情とか
571 :
570:2006/08/04(金) 12:33:09
なんだかんだ言いつつリベンジ。少しは改善されたか?
時報のようなアラーム音が一つ。ハセオはすばやく振り返るが、聖堂の中には誰もいない。吹き込む隙間風のような音がどこからともなく響く。
「……なんだ?」
困惑するハセオの脇で、何かの種子を思わせる球体が生まれた。気づいたハセオが飛びのくのと同時に、球体は膨張し爆発する。
衝撃波に叩かれ、ハセオは床面を滑りながらも見た。先ほどまで彼が立っていた空間に、青い炎が燃えているのを。炎の中心に何かがたたずんでいる。
それは、人だった。胸の前で組んでいた腕が左右に開かれ、炎が吹き散らされる。
ハセオは、現れた人物の姿に己の目を疑った。
「……歯磨き、粉?」
歯磨き粉は無言、無表情のまま両手を背中に回す。何の迷いもなく、背負った双刀を抜き放った。炎のように曲がりくねった二本の刀が、火花を散らした。
「てめぇっ!」
ハセオは叫ぶなり、腰に下げた二本の刀に手をかけた。
ここまでw (こっから先がちっとも進まない。ハセオももう少しかっこいいことしてくれれば…)
>攻撃してる方(主人公)=ハセヲ
それホントか? 主人公の癖に見せ場のカケラもないじゃないか
572 :
570:2006/08/04(金) 12:41:27
連投すまん。
このムービーが迫力あるっていったやつ、目をつぶって見て(音だけ聞いて)みたことあるか?
ついでに、音消しでも再生してみろ。
なんていうか、すごいぞ。悪い方の意味で。
>>570 トライエッジの正体やプロフはまだ不明。
細かい説明しても分からんと思うので、シーンに必要な部分だけ解説。
トライエッジがハセヲの好きだった女性、シノ(3:05)を意識不明にして
ハセヲがトライエッジに復讐を誓って、134までレベル上げ。
それで、仲間からトライエッジが聖堂に再び出現すると聞いて、行った所で
トライエッジ登場。最後の光の束(データドレイン)浴びてレベル1に戻される。
そこから本編開始。だから、これはプロローグみたいなもんです。
レベル134のシーン(見せ場)が前半にあったと思うけど、今鯖エラーで見れない。
>>571 だいぶ良くなった。でも歯磨き粉で吹いたwwwwwww
>>569 あれってカクの首(鼻銃)と両手(刀)と両足(嵐脚)の連攻をゾロが阿修羅wwwwww
で上回るふうに描いてればまだ良かったのにな。阿修羅と対峙したカクが、負ける為の
行動にしか見えない攻撃仕掛けた時はマジで幻滅した。
575 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/06(日) 10:50:11
576 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/06(日) 17:05:07
あのシーンは負け戦。
宿敵との力を見せつける為の場面だから見せ場じゃない。こればかりはやってないと分からないね。
577 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/06(日) 17:49:05
580 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/07(月) 01:09:19
>宿敵との力を見せつける為の場面
が大技くらいにいくような書き方でいいわけ無いだろ馬鹿
582 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/07(月) 01:34:12
こんな板まで来て自演でわんぴースの話盛り上げようとして
挙げ句逆ギレw夏真っ盛りだなww宿題の作文に精出せってwww
また日本語も変だし。
584 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/07(月) 11:34:15
僕の読書感想文は精子で真っ白になった。けしてサボったのでゎありません。むしろがんばり過ぎたんです。ホントーです、しんじてください先生……うっ
585 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/07(月) 12:14:02
成程。レス番指定せずに意見書いて、読解力無い奴のミスリード誘発して嘲るのか。
俺も他所でやろっとw
586 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/07(月) 23:02:51
こんなにも恥ずかしい気分になったのは久しぶりだ
前にはどんな恥ずかしいことをしたんだい? ン? 言ってみな。
じゃあヒラコーのテクノ番長の戦闘シーンを文章化してよ
589 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/12(土) 01:35:40
>>589 甲殻機動隊みたいに脳味噌につないで
あそぶゲームなんだよ きっと
まじめな話
スティック 移動
×ボタン アクション(ジャンプ?)
○と□ 剣と銃
R1 ターゲット変更
で動かせるはず。というかデビルメイクライだけどw
アクションについては、期待するな。
しかしこれ以上ボタンが増えても、普通の人には覚えられないという……
リモコンバトルだ。それー。
右手・・・うなぎを食っているとこを想像するとパンチ。
左手・・・運子をしていているところを想像してチョップ。
右足・・・友達を殴るシーンを創造してキック。
左足・・・掛け算をしてカズが多いほど強いジャンピングニー。
敵が襲ってきたのが見える。1メートル前まできた。ここだ・・・。
うなぎを食っている、俺は今うなぎを食っている。旨いうなぎだ。国産だ。
敵が倒れる。すぐさま起き上がる敵。近づいてくる。僕は後ろに下がる。
234かける1、234かける1・・・、ああ、こんな簡単なのしか思いつかない。235だ。
衝撃。敵の攻撃を受けたようだ。間違えた。計算間違えた。234だ。あわw。
敵が吹っ飛んだ。しかし効いてないようだ。近づいてくる。くるぞー。迎え撃てー。
運子、運子でろ、うんこ。ブリブリ。いかーん。実が出た。しりに手を当てる。
いてぇ。自分の尻にチョップかましたらしいぞ。
友達、友達、思い出せ。俺友達いねえんだよ。つかえねー。
いた、いたよ一人いた。博、博、ああ博は殴れないよ。
ともだちだもんなー。博、ごめん、ごめんよ。
僕は友情と引き換えに敵に勝つことができた。
593 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/12(土) 20:03:46
>>591を前提にしてもう一回見てみたけど、
ガード、斬り上げ、後ろからの攻撃をガード、振り返って魔法、回し蹴り
はどうやってる?
ここまでのアクションはやっぱコントローラーでは無理な気が……。
ていうか、これがマクロとかコマンドだったら激萎え。
余裕だ。
ガードはLだろ。魔法は△かR2 方向は、気にするな。
斬り方のバリエーション? リズムよく三回攻撃すると…だろ? お約束だ
そしてだな、ここからが一番大事なところだ。
画面外周辺りに変なものが並んでるの解るか?
まあ、ゲーム中なら体力ゲージとかいろんなものが表示されてるわけだが
それが47秒あたり(振り返って魔法の直後)から消えてるんだ。
意味は、考えるまでもないだろ? 回し蹴りはできないんだよ。 (やっぱり苗
あとは、40秒あたりで左下の何かが動くのが怪しい。魔法か武器の切り替えかな?
とりあえず戦闘の様子
切り上げ、吹っ飛んだ敵が照明にぶちあたる
剣士とつばぜり合い
敵の群が飛び掛ってくる中、跳ね返しワザ?
敵を踏み越えてハイジャンプ
着地しながら切り下ろし。
回転しながら蹴る
振り返って魔法
転がって身を起こしながら三連射
回し蹴り
空中をさかさまに飛びながら敵を掃射
赤い犬が飛び掛ってくるから銃を剣に変化させて空中横切り
箇条書きだとこんな感じか?
攻撃ボタンと、うんコンのドジョウすくいで攻撃の種類が変化するんだろ?
複雑な所は、1セットで技扱いとかになってて、選択するだけでその動きが
表示されるんだろ。こんなのよりFF12のシステム強化してン百人単位で戦う
RTSをオウガ最新作として出せと。
このスレが求めてるのはこういうやつですか? 違いますか。そうですか。
「逃がすかぁ!」
機内へ転がり込んできたのはアダムスカだった。ジョンはとっさにジュードーの構えを取る。アダムスカはニヤリと笑い、同じく腰を落とす。
先に飛びかかったのはジョン、アダムスカの両肩をつかみ、壁に向かって押した。アダムスカは背中を打ち付けながらも右フックでジョンの顎を
殴った。ジョンはひるむことなく頭突きをお見舞いする。
「うっ」
アダムスカはよろけるように身をかがめて二激目を避け、くるりとジョンの後ろへ回った。腕をひねり揚げる。
だがジョンもすばやく脱出し、逆にアダムスカの腕をひねり上げた。アダムスカは舌打ちとともにジョンの後ろへ回り、腕をひねり上げながら背
負い投げにつないだ。ジョンの体が空中で大きく回転する。ジョンは床にたたきつけられるが受身で衝撃を殺しその勢いのまま前転して起き上がっ
た。
ジョンはアダムスカの腕をつかみ、背負い投げをお返しする。だが、アダムスカも受身を取った。ジョンに向けてニヤリと笑う。
「その動きは、いただいた」
ジョン笑い返し、アダムスカの手首に力を込める。コキッ、と関節が鳴った。
アダムスカは舌打ちと供に起き上がる。
うわ、まぶし
それはアクションじゃなく、ギャグ。
601 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/19(土) 01:08:56
ブラザー達。
そろそろムービーを参考にしても無駄だと気がつくべきじゃないのかい?
そういうことを言わずに観察するためのスレじゃなかったのか
ゲームは突拍子が無さ過ぎて、省略できる箇所が少ないな。
ムービーならせめて実写の、格闘技の試合とかが良いんじゃないっすか?
>>597 よくよく読んでみると、動きに無理があったり、文章が説明的になりすぎて逆に読みにくい部分がある。
とくに最後の四行は何が何だか分からなくなっている。
「逃がすかぁ!」
機内へ転がり込んできたのはアダムスカだった。ジョンはとっさにジュードーの構えを取る。ニヤリと笑い、アダムスカも同じく腰を落とす。
ジョンが先に飛び掛り、アダムスカの両肩を掴んで壁に向かって押した。アダムスカは背中を打ち付けながらも、右フックをジョンの顎に打ち込んだ。それでもジョンはひるむことなく、頭突きを返した。
「うっ」
アダムスカはよろけつつも身を屈めて二撃目に備え、くるりとジョンの後ろへ回った。そして腕を掴み、捻り上げようとした。
だがジョンはすばやく脱出し、逆にアダムスカは腕を捻り上げられた。アダムスカは舌打ちとともに、腕をひねり上げられたまま、ジョンを背負い投げた。ジョンの体が空中で大きく回転する。
ジョンは床に叩きつけられたものの、勢いを利用して前転し、衝撃を殺してすぐに起き上がった。
軽く構成し直してみたが、どうだろう。
606 :
597:2006/08/20(日) 23:39:25
むむ、やるな。
ちなみに、とっくに気づいているかもしれないが元ネタはMGS3だ
>ジョンの体が空中で大きく回転する。
>ジョンは床に叩きつけられたものの、勢いを利用して前転し、衝撃を殺してすぐに起き上がった。
ここ、一つの文にまとめた方がいんじゃね?
608 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/23(水) 23:15:18
格闘技ゲームだと最近はモーションキャプチャー技術があるからな、
動きは格段にリアルなはずだが……
いいムービーない?
なんだかんだでディフェンスがすごく変なんだよな、格闘ゲーム。
力士の突っ張りを小娘がガードしてノーダメージとかありえん。
610 :
りすかファン ◆JmZ/qc/LHE :2006/08/25(金) 16:50:00
ガン=カタを意識して書いてみたんですが、どうでしょうか? 分かりづらいかな。
その数、二十。
――情報が……漏れている?
とにかく、今は一刻を争う。こんな所で足止めを食らっている暇はない。
「いっちょ、暴れてやりますか。……サラウンド!」
『サラウンド発動』
その瞬間、電脳内のタイマーが残り時間五分と表示される。それから戦闘が始まった。
少女が手を前に交差させ、銃弾を放った。その二発の銃弾は見事、二体のドライブイーターを葬った。
その瞬間、十八体のドライブイーターからマシンガンが少女に向かって斉射される。
少女は、その銃弾を前方に回転飛びをしながら避けつつ、再びトリガーを引く。
カンカンと乾いた金属音が四回響き、その後、爆発音。二体が沈黙した。残り十六体。
着地すると、手を交差させ、右と左の敵を狙い撃つ。そのまま、バク転し再び腕を交差。左前方と左後方に向かって銃を向け目的の敵を撃破に成功。
残り、十体。電脳内のタイマーが残り一分と表示された。
――仕方ないな。
少女は敵の真ん中へ飛び込むと、弾丸の発射方法をマニュアルからハイオートに切り替えた。そして、手を左右に広げトリガーを引きながら身体を瞬時に三回転させる。
十体が、同時に爆発した。
ちょうど、タイマーが、残り時間ゼロを表示している。
『サラウンド終了』
――ふぅ。
一息付くと、少女は階段へ向かった。
赤兎馬の速度に合わせて呂布は奉天戟を左右対照に振り回し、張飛の首根っこ目指して斬撃を繰り出した。
奉天戟は張飛の頬を霞め、もう一撃を張飛に向かって繰り出した。
張飛は落馬しかけ体勢を立て直したが、呂布と赤兎馬は目と鼻の先にまで迫っていた。
その時である、関羽が手にした青龍刀が呂布と赤兎馬の眼前に颯爽と現れたのは。
呂布は直ぐ様防御体勢に入り、関羽と張飛の連撃を受け止めた。
赤兎馬は関羽と張飛の連撃の威力を利用し、後ろに向かって飛翔した。
呂布は空中で攻撃体勢に移り変わり、赤兎馬が着地する前に赤兎馬を踏台にし、更に飛翔した。
宙を舞う呂布に関羽と張飛は驚愕してしまい防御体勢に移るのに遅れてしまった。
これは好機と言わんばかりに宙にいた呂布は張飛に向かって奉天戟を構えた。
が、一閃の光が呂布の額の前を横切った。
呂布は一騎の加勢によって少しばかり困惑しながらも張飛の馬の首を蹴り、赤兎馬の落下地点まで翔んだ。
「何奴!」と呂布は叫びながら赤兎馬に乗り、新たな敵を睨みつけた。
劉備玄徳であった。
劉備は呂布に投げた雄剣を広い、雌剣を抜刀しニ刀流の構えを呂布に見せつけた。
劉備三兄弟が呂布に向かって三方に別れ突撃して
>>612 よく分からないんだけど、馬の早さに合わせて振り回すってどういうこと?
敵に斬撃を食らわせるタイミングを合わせてるって事
わかりにくいか´・ω・`
劉備三兄弟が呂布に向かって三方に別れ突撃してきた。
劉備と真っ向勝負を試みる呂布であったが右から関羽の斬撃、左からは張飛の斬撃が待ち受けていた。
呂布は体を軸にして奉天戟を駒の様に回し、関羽と張飛を押し退けて劉備に向かって突進した。
十寸・・・四寸・・・一寸!
劉備は呂布の攻撃を受け流し、呂布は前のめりになりった。
体勢を立て直して振り向いた呂布の前には、劉備の俊敏なる剣が舞い、その雄剣の切っ先は呂布の鼻っ先を削った。
呂布は劉備と間合いを詰め、がら空きになった劉備の腹に拳を打った。
腹に会心の一撃を喰らった劉備の動きは止まり、呂布は劉備を奉天戟の錆の一部にしようと振りかぶっていた。
風を切る奉天戟が火花を発し、弾き返された。
関羽が青龍刀で奉天戟を受け止めていたのであった。
その後から張飛はがら空きになった呂布の腹に短剣を投げつけた。
しかし、赤兎馬がとっさに後退したため短剣は土埃に埋もれた。
赤兎馬の後退により呂布と関羽は体勢を崩した。
そこを狙った劉備は二つの剣で奉天戟を払い、浅いながらも呂布の腕に一撃を加えた。
呂布はこれまでかと、奉天戟と赤兎馬を翻し張飛の突撃を避け、撤退して行った。
劉備は血沸き肉踊る張飛に深追いするなと指示を下した。
「斬撃」とか「突撃」とかそういう言葉を使わないでやってみてくれ。
「一撃」も無しで。
松本の流れる様な刀捌き。
回転によって遠心力を手に入れた刀は、鈴木に牙を向いた。
鈴木は体を半回転させながら後退し、刀の閃光を見極めて小太刀を回転させながら抜刀した。
体を捻り、ゴムが跳ね返る様な動きで閃光を繰り出す松本。
鈴木は閃光から一寸の距離を保ち、体を反らす。
619 :
名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 08:19:38
>>612の人
もっと「描写」をしてみてくれ。それだけ書けるならすぐに上手くなると思う。
しかし騎馬戦でしかも多対一とはチャレンジャーだな。
吉川英治氏の三国志でこのシーン読んだのだけは思い出した。
全部過去形はラノベぽくないから却下だ
なら、ラノベだけ読んでろAボーイ!
>>621 あれ?違う奴も居るのか?これはびっくり
よし、じゃあ次は純文系アクションだ。
では、純文とは何か、の定義から……って、荒れるからやめとけ。
静寂。時折、鹿脅しの甲高い音が響く。
茶室の中、董源は茶碗に茶葉を盛り湯を注ぐと、すばやくかき混ぜた。湯が淡緑色に染まる。
董源はその色を厳しい目で見つめていたが、小さく頷き客に勧めた。
茶碗は素焼きの素朴な物を使っている。地味だが、決して安物ではない。客が茶碗に手を伸ばそうとしたとたん。
部屋の木戸が蹴破られた。董源を追っている謎の男、ジョバンニだ。
ジョバンニは狭い扉を、身をかがめて潜り抜けると(実に窮屈そうだった)董源をにらみつける。
「しねぇ!」
腰からナイフを抜き出すと、四畳半の狭さを考慮もせずに董源めがけて突進した。
客が突然の事にまったく身動きできぬ中、董源はすばやくジョバンニの腕をつかんだ。軽くひねる。
ジョバンニはうっ、と声を上げてナイフを取り落とした。ナイフは、すたっ、と音を立ててたたみに突き刺さる。
董源は落ち着き払った声で言った。
「この部屋は、心を休ませるための場所だ。武器の類は持ち込まないでいただきたい」
…ごめん。前向きに努力はしたつもりだけど、自分でもよくわかんね
じゃあ舞城王太郎風に。
2ch覗いたのはひさしぶりだけど面白いスレだね。
俺おもに気功と古流柔術関係をやってたから質問あればわかる範囲で
答えるよ。
後殺陣というか経験者から見て描写の参考になる漫画なんぞを挙げてみる。
拳児
内容を鵜呑みにしなければキャラの動きと
作中の中国拳法の薀蓄は参考になるはず。
バカボンド
これは達人の描き方、見せ方が上手い。
無刀取りのシーンとかが秀逸。
優れた技法とは派手なわけではなく、何気ないもの。
立ちふさがるのはドライブイーターが五体。吾平は右から順に番号を決めた。
『サラウンド発動!』
視界の隅に、5:00の数字が表示される。
吾平は腰につるした六連リボルバーを抜き放ち、正面に立つドライブイーター三号にめがけて撃った。12ミリのダムダム弾がイーターの腕を吹き飛ばす。紫色の液体が、噴水のように噴出し、次の瞬間に白い炎に変わる。
腕を右に滑らす。その動きまでもがスローに見える。もう一発。隣にいたイーター二号の頭部がはじけ飛ぶ。
さらに一発。一号は、体を傾けて弾丸を避けた。マシンガンを持つ腕が吾平めがけてゆっくりと上がってくる。上がりながら連射、一発目が吾平の足元の土をはじけさせた。
吾平は側転の要領で左へ転がった。一撃で防火扉も貫通する鉄鋼弾が数センチと離れていない空間を通り抜け、衝撃波が吾平の右足を叩く。皮膚が裂けて数滴の血が飛んだ。
吾平は痛みに顔をしかめる。銃を握る右手だけが、無感動な機械のように、イーター四号の胴体に銃を向ける。中央に二発。そのイーターはビデオの一時停止のように動きが止まった。
吾平の側転は止まらない。五号に向かって、倒立状態から踵落としにつなげ、踏みつけて向こう側に飛んだ。
一号が、状況を察知したときには、一号は致命的な座標に向けて弾を撃った後だった。
その一発は、五号の胴体を貫通し吾平の左ワキの空間を切り裂いた。風圧でシャツが破ける。
ゆっくりと倒れていくイーター五号の胴体にあいた大穴と、イーター一号の頭と、吾平のリボルバーの銃口が一直線に並んだとき、吾平の手元で最後の銃声が鳴った。
『サラウンド終了』
致命傷を負ったイーター達はくるくる回りながら倒れ、いっせいに爆発した。
吾平は自分の体を見下ろし、胸を押さえながらため息を付いた。
「……。まったく、ポロリサービスなんかしてる場合じゃないってのに」
急がなければ。アクション描写スレッドは下がりすぎだ。でもさげ。
629 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/12(火) 12:03:34
◢▀ ▲▋█◣
▊ ▄▆█▓██▇◣
▀▇▆▲ .:░▓▇████◣ ▂▅█
█▆▓████████▉▀▀
█◤ ▄▂◢ ▼ ▅▄◢◣ ▀▊
■ ◢〓◣ ◢ ◢▪◣◣ █ そして誰も書き込まなくなった
█◣▂ ▂▍ ◣ ◢█▎
◥▉ ◢◤▀◢◤◥◣ █
▌▍ ◢▎◢〓◢◤ ◥ ◢▊
▐◥◣ ▀▼ ◢▌
■█▅▄▂▂▃▅▇▼
▂▅▲▇▆◣▼◢▇▇▆▅◣
630 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/25(月) 23:42:09
うんこぶりぶりざえもん
きーん、ちゃりーん、ばきっ
うぎゃああああああ
ごぼっ、げはぁっ
ぐさぐさ、ぐりぐり、でろでろ
むひょーっ、くわっくわっくわっ、けろろーん
>>630 そのうんこを匂い立つほどに描写してみろやうんこが。
633 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/27(水) 22:49:26
グロいコピペ
今、
>>1を殺してきた。つまらない自作自演並びに粘着を繰り返した罪を
泣いて悔いていたが、後悔は地獄でしてもらうことにした。
柄の長さが90cmはある大きな斧を振りかざし、
>>1を峡谷の岸壁に追い詰める。
恐竜ハンターの引き攣った醜い泣き顔から完全に血の気がうせたところを見計らって一挙に
香具師の 両手両足を切断。柄を通して斧の無骨な刃が肉を裂き骨を断ち切る感触がズンと伝わる。
『しまった、河原の岩で刃を痛めたぞ!』
>>1などより刃物が大事だ。
切り口から噴出すコレステロール過剰の鮮血。すかさず焚き火の焼け石で傷口を焼いて止血する。
慈悲からではない。
>>1の苦しみを長引かせるために。
>>1の断末魔の苦しみだ。谷間に苦悶の声が延々と響き、異様な効果を醸し出す。
>>1は自業自得だが、 さすがにこちらの鼓膜が辛い。
この間に川の水を掬い、マッチョな俺の上半身とイケメン顔を汚したけがらわしい返り血を洗い流し、
ついでに斧を研ぎなおした。 作業が終わっても香具師の叫びは続いたが、次第に途切れ、
醜く肥えた腹が痙攣するのみ。
それでは仕上げ。
>>1の首を刎ね飛ばす。絶叫が止み、首が川原石の上で不規則に転がる。
追って流れ出る鮮血が静かに河原に染み渡る。
その転がった首、おまけにザクリとぶち割ってみた。中はやはり予想通り生き腐れだ。
634 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/27(水) 22:50:19
達成感に包まれ新たな血の臭いを嗅ぎ、俺は最高潮に興奮した。呼吸は荒くなり
血は下半身に集中してジーンズの股間は突き破られんばかりに盛り上がっている。もう我慢できねぇ!
血にぬらつく手で苦労しながら ファスナーを降ろすと、チンチンはビクビク震えながら、
たちまちのうちに20cmはあろうかという長さにビンビンと成長した。 隆々と盛り上がった血管が鼓動にあわせて蠢いている。
前かがみになりながら香具師の打ち落とされ、スイカのように割られたぶさまな生首を取り上げると
そのまま口の中に自慢の巨根を一気にぶちこんでやった。ハッハッハ!生フェラだぜぃ!
まだ体温が残るクチャクチャした口腔。ザラリとした舌に、なめらかな歯の感触がたまらねぇ!
いいぜ!オゥ!オゥ!オゥ! 腕の筋肉と股間をびくつかせながら、俺は最高にハイな気分だゼェ!
>>1 の生首の切り口から、赤黒い血を混ぜて、苺ミルク色に染まった精液が
ドロリと流れ出した・・・
この程度デグロイ言われてもね
デグロイってなんか響きがいいな
コンクリ殺人の犯人がやったことを羅列したコピペのほうがグロイよ
グロいっつーか頭悪い中学生の作文のようだ。がんがれ。
639 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/29(金) 00:52:27
斧で首ちょんぱ☆
640 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/29(金) 02:41:36
おれもマッチョでチンチンが大きなイケメンになりたい。
そういえば、昔クビチョンパっておかしあったよね。
ドリフが宣伝していた覚えがある
642 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/30(土) 01:21:59
これでグロくないなら、どこまでいけばグロイ?
腹を死なないように丁寧に割き、5mはある小腸をズルズル引きずり出して
半日そのまま放置して悶えさせる。
あげくその腸で首絞めてころすとか?
なんつーか、文章でグロさを出すには下地の文の上手さとか
その行為に持っていくまでの描写とかが大事だと思う。
>633-634のだと、主人公?のDQN具合と「コレステロール過剰の血」
だの「マッチョな俺の上半身とイケメン顔」だの「香具師」だので、
どう読んでもバカコメディーにしか見えぬ。
腸を引き出すのも別に変わったことじゃないからな
その腸と肉でソーセージ作って痛がってるやつに食わせるとか
雰囲気も作らずに直截的な描写を連続してやるから知能が低く見えるんだよ。
お馬鹿スプラッタって感じで面白くも何ともない。
そもそも文章が下手なのが致命的。
646 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/01(日) 20:56:58
がおおおおおおおおおおおお!」
俺は雄叫びを上げて1に襲い掛かった! 手には鉈を握り締め奴を追い詰める
「ひゃあああああああ!」奴は醜く引きつった頬をブルブル揺らしながら必死に逃げようとした
ギャアギャアと喚くな!逃がさねえよ!糞野朗!ヒャハ!鉈で奴の腹を斬り付けた、分厚い刃が筋肉と脂肪層を同時に引き裂き
一文字に裂けた奴の腹から赤黒いドロっとした、まるで泥水か
タールのような赤黒い液体がブクブクと泡を吐いて噴出した。同時に腹圧によって飛び出した巨大蚯蚓のような臓腑がヌラリと顔を覗かせ、
だらしなく垂れ下がりビタビタと俺の足に当たり湿った飛沫を撒き散らした。
奴の垂れ下がった腸管を握ると腕の中でもぞもぞと動いた、じっとりと温かく・・まるでそれ自体が別の畸形の生物のようだ・・・
俺ははみ出した奴の腸を顔面に全力で叩き付けた
狙いは違わず、べチャア!という下品な音とともに奴の顔面が自分自身の血で一面赤黒く染まった
さらに口の中に無理矢理押し込んでやった!自分の糞の詰まったソーセージを喰わせるぜ!アヒャ!
>>646 それを自分で読んでみて、どう思うかを聞きたい。
グロいと思うの?巧いと思うの?殺陣でもアクションでもないように見えるんだけど。
どっちにしろおわらない夏休みにはかなわないな
おまえら コピぺ にも一所懸命なんだな
650 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/26(木) 18:55:46
アちょー!!
ひぐらし臭がするのです。にぱー
伊東十郎太と千葉周斎の御前試合は空前絶後とも言うべき、壮絶なものになった。
始めに切り結んでからわずか四十秒程度。
戦いはもう乱れている。武士の姿は無く、お互いの血液もだいぶ流れたろう。
「殺す。それしかない」片方の男が肩を震わせて言う。伊東である。
もはや、その一念のみが両者をこの場に立たせている。
「片腕に換えても殺す」
「内臓を斬られても殺す」男は想う事を口に出している。
交換があった。ここは武士の命の置き場などではなく、単純なやりとりがある
だけの場所になったと両者の目は知っていた。
幾通りかの所作があった後に必ずどちらかが絶命する。
どちらかは終わりに自分を斬った男を見ながら尽きる、片方はその最後を見る。
千葉の眼前に流星の様な伊東の突きが飛んで来る、千葉の脳裏には生家の庭先から
よく見た風にそよぐ柳が浮かんだ。これが走馬灯でなければ自身の胸元にあるであろう伊東の頭目掛けて
千葉は刀を振り下ろしたが手ごたえが無く息を吸うように後ろに飛んだ。
伊東の体は四つん這いなっていたが両腕は上体を支えている、しかし首が無かった。
体から少し離れている所に転がった伊東の顔は空を見ていた。
653 :
名無し物書き@推敲中?::2006/11/26(日) 12:13:15
a
やっと進んだと思ったら……本文aだけか……orz
>627の書いたタイトルが気になってる。
だったら読めと。ちなみに『バガボンド』らしいけどね 『ガ』
657 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/06(水) 23:13:52
バカボン度の高さなら誰にも負けません。みんな死ね!!
漏れ小説じゃなくてゲームのシナリオ書いてるんだけど、アクション描写ってむずいよな
下手に書くとすっげえ陳腐になって困る
夜更けの駐車場──背中合わせに構える二人。
Jは愛用の二刀の小太刀、Kは自慢の長刀をそれぞれ鞘から抜き放つ。
車や電柱の陰から、或いは金網を超えて二人を取り囲む“足軽”達──目算で5、6人。
その包囲が完成する前に駆け出すJ「お先」
黒いラバーマスクで顔を覆った一人に走り込みながら蹴りを見舞う。
派手な音を立てて黒マスクの体が白いバンのドアに打ち付けられる。
続いて右正面から走り込んでくる赤い目出し帽を被った一体が繰り出す突きを
右の一刀で逸らしながら逆手に握った左の一刀を黒マスクの胸に叩き込む。
白濁した体液を吹き上げながらびくびくと痙攣する黒マスク。
体重を乗せた突きを逸らされ、赤帽子は顔面からバンのフロント部分に衝突し、
体液で顔面を真っ白に染める。
崩れ落ちる黒マスクには目もくれずに赤帽子に止めを刺すべく駆け寄るJ。
二刀をくるりと順手に持ち変え一気にリーチを縮め──赤帽子の胸を貫く。
赤帽子はごぼごぼと目出し帽の中で体液を吐きながらJの両手を掴み
双刀を引き抜こうともがくが──数秒でぐにゃりと崩れ落ちた。
そのままバンに背中を預け、周囲を見回すと
ちょうどKの足下に二体目の“足軽”が倒れるのが見えた。
素早く駆け戻り背中合わせに構え直す。あと二体──。
思い付きで書いてみました。どうでっしゃろ?
リーチを縮め って表現はありなのか
いわんとしている事は分かるが腕が縮んだと取るぞ
>>660 あああああそうか!
「リーチ」じゃなくて「距離」でしたね
恥ずかしい…
俺、このスレは読んでたけど、実際アクションなんて書けねーとか思って書いてなかった。
でも、ちょっとした切欠で書いて見たんだが、凄く楽しいのな!これからどんどん極めていくよ!
独り言すまん
「俺」視点で書きたいんだが、もしもお前らが小腸を直接抜き取られたらどういういたさだろう?
痛いとか以前の問題のような。
腹を割かれて引きちぎられるのか?肛門から先端が鍵状になった棒を
突っ込まれて掻き出されるのか?それともありえないほど強靭な指先で腹に穴を
穿たれたあと引きずり出されるのか?
どっちにしろ、小腸を抜き取られる前に恐慌状態に陥っていると思うが。
とりあえず、自分の手の甲をねじり上げて、その何倍くらいか考えてみた方が手っ取り早いと思う。
細く長い棒の先端が男の喉下に喰らいかかった。動揺もせず、男は一歩退くだけでかわす。
空を殴りつけた棒はコンクリートの地面に当たり、乾いた音をたてた。
一瞬の静寂。
棒の先を地面に押し付けたまま、女は息を荒げている。対して、男は悠然とした態度でそれを見下していた。
その両手がズボンのポケットに仕舞い込まれたままなのを見て、女は苦々しげに表情を歪める。
周囲の空気は冷たく、吐く息は白い。女は呼吸を整えながら、ふと、男の薄ら笑いに気が付いた。
そして男の唇は、音も無くその言葉を紡ぐ。
『それだけ?』
「……っ」
再開の合図など無い。
だが、女は汗ばんだ掌で得物を握りなおすと、再びそれを頭上高くまで振り上げた。
「――黙れっ!!」
敵の脳天めがけて叩き落す。男は身体を器用に捻って避けた。その位置を見極め、続けざまに逆の先端で男の足元を掬い上げる。
しかし、男は計ったようなタイミングで飛びずさり、棒は何も無い地面を穿った。
二人の距離が開く。
女は棒を持ち替え、素早く構えた。
狙い済ませ、右足で一気に踏み込む。棒の先が真正面から男を捕らえようとした。
「甘いなぁ」
男が呟く。
腹に喰い込もうとしている物を最小限の動きで避ける。標的を失い、勢いが削げた武器を掴むことは容易い。男は手にしたそれを思いっきり横に振った。
女が驚く声を上げる間も無く、棒は自らの所有者を壁際へと弾き飛ばす。
男はすぐに手を離し、低い姿勢で地を蹴った。その両手の中で、二本の小さなナイフが鈍く光る。
女は光に刺されまいと、辛うじて握っていた棒を身体へと引き寄せた。
男は大きく右腕を薙ぐ。手ごたえは人間の肉のそれでは無い。
女の棒には鉄心でも仕込まれているのだろう、ナイフの刃は棒に僅かに喰いこんで止まっている。
しかし、男はそれだけで一旦身を退くような人間では無かった。刃が欠けるのも厭わず、ナイフを尚も横に引き、棒を女の手から剥がす。二つの武器が落ちる音がその場の静寂を打ち壊した。
逆手に握られたもう一方の銀色が、女の首筋にぴたりと添えられる。
これから飛び散る血飛沫に、男は咽喉の奥で笑った。
>>665-667 このスレ見てたら書きたくなったので玉砕覚悟で投下。
誰か批評お願いします。
669 :
名無し物書き@推敲中?:2006/12/16(土) 21:18:47
>>663 参考になるかどうかはわからんが、
「されど罪人は竜と踊る」の2巻、ラストの戦闘シーンで、
主人公の腹に敵から手を突っ込まれ、肝臓や胃袋を撫でられる、
というのがある。
で、主人公曰く、
「強姦される女の気持ちが、かなりわかった」
>668
視点がちょっとぶれてる気がする。
あと、動きがちょっと想像しがたい部分があるかな。
棒術に使うような六尺棒が武器なら、上から叩く動きは隙が大きすぎるから、
薙ぎ払い→突きメインになると思う。
あと、「頭上高くまで振り上げ、相手の脳天めがけて振り下ろした」棒の
「逆の先端で足元を掬」ったのに、「棒は何もない地面を穿つ」のは難しいと思うし、
ナイフで横に払って(普通は両手持ちの)棒を弾き飛ばすのはえらい困難だと思うよ。
ペンでも何でも持って、実際に身体を動かしてみるとイメージしやすいかも。
あとちょっと気になる言い回しも散見されるけど、そこはそれかな。好みもあるだろうし。
>670
ちょwwんなこと言ってたら何にも書けなくなるじゃないかwww
確かに想像するしかない部分だが、どんなものかの想像くらいつくんじゃね?
例えば、こっちの都合とか意思とか徹底的に無視された上、力で敵わず
抵抗も果たせずひたすら蹂躙される苦痛と怒りと屈辱と絶望、といったところか。
しかもその後、被害者にもかかわらずご近所さんの好奇の目や妙ないたわり、
警察での事情聴取などでさらに苦しめられると。おお、想像するだけで凹むな。
>>669 >「強姦される女の気持ちが、かなりわかった」
逆さ釣りになったパイロットが
「今なら燻製肉の気持ちがよく分かる」
とか口走る類の比喩ジョークなんだろうけど。
あんまり巧くは無いな。
674 :
668:2006/12/17(日) 18:46:11
>>671 なるほど。
やっぱりアクション書くときは色々と知識って必要だな…orz
自然な流れの動きイメージ出来るように精進します!
dクス。
>>663 残念ながら俺には想像できない、ととりあえず意思表示。
ナンパしてる最中に喧嘩を売られたDQNと喧嘩を売った少女(16才位)の格闘シーン
男が右拳を突き出した。かなり喧嘩慣れしているのだろう、その拳には些かの迷いもない。
が、少女は体を少し左へずらすと共に右手で男の拳を払い除け、左の裏拳をその顔面に叩き込む。
「うがっ」
すかさず少女の右手は男の二の腕を、左手は手首を掴んだ。
一瞬、男の視界から少女の姿が消える。
「やあぁ!」
少女の気合いと共に男の躯が宙に浮き、頭から地面へと突っ込んだ。
男の左右の手と、少女の左右の手の動きが巧く書き分けできません。どうすりゃ良いでしょうか
ってか裏拳入れて後ろに仰け反る男には背負い投げより小内刈り
背負い投げは重心が前方へ崩れた時にかけるものだし
>>677 小内刈りってのは足引っ掛けて背中から倒す類の技という感じですか?
確かに前に無理矢理投げるよりもそのまま後ろに倒した方がスムーズな感じしますね。
指摘Thkです。
679 :
名無し物書き@推敲中?::2007/01/06(土) 12:08:57
r
ドラゴンボールみたいな激しいアクションって小説にすると
すっげーショボくなるんだな・・・はぁ
激しいアクションをあんまり細かく書かない方がいい。
小説は文章で伝えるしかないから、もともと細かく早い動作を伝えるのには向いてないんだ。
あんまりだらだら書くと見る人も飽きるしな。線密に描写する事はある程度諦めた方がいい
と漏れは思う
682 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/16(火) 21:25:21
>>680 それはお前の描写のスケールが小さいからだ。
もっと突き抜けろ。それでいてメリハリもつけろ。
683 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/16(火) 21:48:34 BE:394688873-2BP(0)
>>680細かい描写をすると逆に遅く感じられるので、大雑把に書いたほうがいい。
一応下手なたとえ↓
細かい:右のフックが顔面に向かって飛び込んでくる。俺は、それを寸のところで後ろに引く事でよけた。
大雑把:肉眼では確認できないほど素早いフックをひらりとかわす。
これでいいのかなぁ・・・・・・?
漏れは逆に細かく書いたほうがいいと思うがね。
漫画などと違って絵がないから、描写がないと読者はなんともしがたい。
下手すると「強い男」とひたすら書いてるだけで、どう強いのかさっぱりわからないという
ダメ小説と同レベルになっちまうぞ。
>683
三人称で書いた方がいいような希ガス
細かい:Aの右のフックが顔面めがけて繰り出される。唸りを上げて迫るこれをBは身体を沈めてかわし、
たたらを踏んだ相手の脇の下に拳を撃ち込む。コンパクトなスイング。
大雑把:残像が残るほどの早さで撃ち込まれたフックは、空を薙いだ。
とか
その二つ明らかに内容が違う気がするんだが。
>>683 >ひらりとかわす。
これはやめたほうがいいかも。
妙にコミカルで、ひらりマント使われてるみたいだ。
パンチの速度や威力を感じさせる描写は、防御のあとに書けばいんじゃね?
>右のフックを退いてかわす。
>拳が掠めた前髪から焦げ臭い匂いがして、背筋に寒い物が這い登った。
とか。まあ長くて良くない文章だが、
そっちのやり方のがアクションの流れは作り易いかな、と。
688 :
名無し物書き@推敲中?:2007/01/21(日) 22:17:30
こまかい:みぎのグーがよこからきたからうしろににげた
大ざっぱ:ひゃーこわい
かわいい
690 :
名無し物書き@推敲中?::2007/02/09(金) 13:29:18
開発中
俺はならべく短く書くな。
単語と動詞だけで、そっちの方が緊張感がでるきがする
例
右フック。身を捻る、そのままアッパー。
みたいな感じ
夢枕チックやね
でもだって読者を信用できれば想像力をひきたてるぐらいで丁度良いんじゃないか?
マンガだってよくよく見れば作者は緻密な攻防を一つのコマに描いているときがあるが、
リズムを崩したくないから読者はぱっぱと次のコマへ移動する。
私は読むときいつもそうだが、他の読者は違うのかな?
あるラノベでひとつ気に入ったアクション描写があるんだが、笑わずに見てくれ。
「あの超長い脚で蹴り飛ばされ、あっという間に三人が吹っ飛んだ。ハイキック、回し蹴り、うわ、真空跳び膝蹴り!技のキレはキックの鬼だ。」
本人がいいならそれでいいんじゃない? 読者は知らないが。
自演じゃないが、今さらながら
>>669に対する
>>672の解説はとても的を得ていると思う。
ケコーウうまいたとえなんじゃないかと流れ無視で言ってみる。
>>696 俺も
殺陣に柔道の技を入れるとき、技名出していいのだろうか?スポーツシーンでもないのに、変かな?
>>697 技の知名度によるんじゃね?
背負い投げや巴投げならOK
ロシア式飛びつき回転逆十字はNG
みたいな。
699 :
名無し物書き@推敲中?:2007/02/13(火) 18:44:20
抜刀から納刀まで、秒を待たない。彼女が抜き放った刀が、銃を突きつけていた一人の男の首を一閃した。
鋭すぎる刀の一撃に誰もが一瞬、言葉を失った。その抜刀術は、大の男が銃のトリガーを引くよりも早く、人を斬殺せしめる。少女は一人の男の死を以てそれを証明してみせた。
スプリンクラーのように首から血を撒き散らし倒れ臥す男の体。少女は刀の柄に当てた手を離さぬまま、歌うように言った。
「この程度のものか。銃とは存外に退屈な相手だったのだな」
「こ――このアマァッ!!」
男が一人叫びながら拳銃のトリガーを引く。それを皮切りに男たちはほとんど恐慌状態でトリガーを引いた。九ミリメートルパラベラム弾の鋭い破裂音。
しかし、それは少女の身体を捉えるには至らない。残像を残し、彼女は態勢低く地を疾駆した。
文字通り弾丸の嵐を潜り抜け、またも少女の刃が閃く。闇に三日月のごとく弧を描く銀のきらめき。
男たちの一団をそのまま駆け抜け、刀身から血を払いながら彼女が刀を納めたとき、その場に立っていられるものは一人としていなかった。――皆一様に、膝から下を失っていたのである。
男たちは皆、大地に立つ方法を忘れたかのように倒れ臥し、そして丸太のように転がる自分の足半分を見て絶叫を上げた。
響き渡る、怨嗟と苦痛の呻き。その只中にあって少女は笑った。
「戦場を思い出す。……一丁前に呻きはするのだな。退屈だったが、これはこれで悪くはない」
ってでっち上げてみた。
誰か少し読んでみてもらえないかな……?
>スプリンクラーのように首から血を撒き散らし倒れ臥す男の体。
のわかりやすい例えはウマス。
九ミリメートルパラベラム弾って長いから九パラか九ミリ弾でよくね?
>>700 全体悪くないと思うけど、
>抜刀から納刀まで、秒を待たない。
この一文が意味不明な上に、不必要と思う。
あと、文章序盤にツッコミ所多い。
704 :
700:2007/02/19(月) 09:06:01
遅くなってごめんね。
ちょっと病院に行く事があって、いろいろあったんだ。
どうも片目が見えなくなるらしい。うはwwww眼帯キャラwwww
>>701 どうもありがとう。的確な比喩って、探せば探すほど楽しいよね。
>>702 略すとどうもしっくり来なくて(九パラ弾)、ぼかして(九ミリ弾)言うと九ミリパラベラムなのか九ミリクルツなのか九ミリマカロフなのかすっきり来ないしっくり来ない自分がいたんだよね。オタ乙>僕
でも九ミリ弾で十分通じるね。参考にします。
>>703 どうもありがとう。
一秒もかけずに抜刀して切り払い、鞘に収めた、っていう意味の描写をしたかった。
「抜刀から納刀まで一秒もない」とか「鞘走りと鍔鳴りの響きが重なるほどの」とかの方がよかったかな。
それと、よかったらツッコミどころの指摘お願いします。
>>704 >「抜刀から納刀まで一秒もない」とか
>「鞘走りと鍔鳴りの響きが重なるほどの」とかの方がよかったかな。
うーん、どっちも良くないなあ。
納刀は急いて行うもんではないし、そもそもなんで抜いた刀をまた納めるのか分からない。
・抜刀直後に男の首が飛ぶ
・切断面から墳血する
・刀を納めながら見得を切る
という順番で良いんじゃないだろうか。
>その抜刀術は、大の男が銃のトリガーを引くよりも早く、人を斬殺せしめる。少女は一人の男の死を以てそれを証明してみせた。
それとこの文章も不要。文法もこんがらがり気味。雰囲気は好き。
>>705 >納刀は急いて行うもんではないし、そもそもなんで抜いた刀をまた納めるのか分からない。
早業ってだけで、別に急いてるわけじゃないんじゃね?
抜いた刀をすぐに納めるのは、その早業のアピールに思えるし。
物語の人物というよりも、格ゲーキャラっぽい描写だと思う。
707 :
700:2007/02/19(月) 21:25:02
激昂した一人の男がトリガーを引こうと指の筋肉を動かしたその瞬間、鯉口を切る音が響く。少女が流麗に抜き放った刀が翻り、一閃。それこそ瞬きの間すらない。
刃渡り二尺八寸の凶器が描く必殺の軌跡が、男の命を終わらせた。跳ねて飛んだ首が落ちる。男は、恐らくは幸せだった。自らが絶命したことにすら気がつかなかっただろう。
鋭利すぎる斬撃の前に、誰もが一瞬言葉を失った。トリガーに掛かった指に力が入る瞬間の、カウンター気味の居合い一閃。男たちからすれば、魔法のように見えたに違いない。
少女が刀を振り、血糊を飛ばすと同時に、男の身体はスプリンクラーのように首から血を撒き散らし、ようやく死んだことを理解したように倒れ臥した。少女は刀の柄に当てた手を離さぬまま、歌うように言う。
「この程度のものか。銃とは存外に退屈な相手だったのだな」
「こ――このアマァッ!!」
男が一人叫びながら拳銃のトリガーを引く。それを皮切りに男たちはほとんど恐慌状態でトリガーを引いた。オープンボルト・サブマシンガン特有の甲高く切れ間のない銃声。
しかし、鉛の牙はは少女の身体を捉えるには至らない。残像を残し、彼女は態勢低く地を疾駆した。自らを半円状に囲う十余名の一団へ、獣のごとく踊り込む。
男たちが放つ銃弾が嵐となるならば、彼女はその風雨を断つ稲妻であった。文字通り弾丸の群れを潜り抜け、またも少女の刃が閃く。闇に三日月のごとく弧を描く銀のきらめき。
男たちの一団をそのまま駆け抜け、刀身から血を払いながら彼女が刀を納めたとき、その場に立っていられるものは一人としていなかった。――皆一様に、膝から下を失っていたのである。
男たちは皆、大地に立つ方法を忘れたかのように倒れ臥し、そして丸太のように転がる自分の足半分を見て絶叫を上げた。
響き渡る、怨嗟と苦痛の呻き。その只中にあって少女は笑った。
「戦場を思い出す。……一丁前に呻きはするのだな。退屈だったが、これはこれで悪くはない」
血を吸ってぬらりと輝く銀。余った袖で刀を拭い、余韻を残すように納刀する。これが彼女が「彼ら」に戦いを挑んだ、初の記録であった。
708 :
700:2007/02/19(月) 21:26:13
頂いた指摘を活かしてやや改稿。
>>706さんが言ってくれたように、普段は純粋な殺陣とかじゃなくてライトノベルらしく書いてる向きなので、実際にはそんなことやらないだろうなぁ、と言うこともやらせちゃったりするんだよね。
速さのアピール。芸のアピールとか、後は実力差の表現とかをそう言うところでつけようとするきらいがあるのかな。
そんな感じの。
長くなってごめんね
レスくれたひと、ありがとう
このスレは投下者がいて初めて盛り上がるスレなのだといまさら気づいた
>>707 まだシェイプできる所はあるものの、随分良くなったと思う。
至近距離で発砲。女は寸前で首を傾げて避けた。髪が千切れ飛び、夜気に舞い散る。バレルの向きを読んだ挙動だ。戦い慣れている事がよくわかる。
女は鋭く飛び退き、袖から暗器を抜き出し、投擲した。ボールペンほどの刃が鋭く唸る。防刃スリーブを仕込んだ左腕で払い除けながら、今度はマシンガンをフルオートで連射した。.380ACPの銃弾が苛烈に唸る。
転がり込むように車の陰に身を隠す女。上等だ。車一台で防げる火力なら、オレは人間兵器と呼ばれていない。
マシンガンを放り捨て、腕をクロス。右手を左腰、左手を右腰に伸ばし、巨大なホルスターから二挺のショットガンを引き抜く。
ボルトを引き、初弾を装填。セミオートマチックのショットガンは信頼性こそポンプアクションに及ばないが、速射性では圧倒的な優位を持つ。それが二挺。
繰り出される銃撃は、もはや暴力と言う言葉では追いつかない。それはまさに、“破壊”の一言だ。
連続してトリガーを引く。車のドアが内側に吹っ飛び、ガラスは一枚残らず粉々になって崩れ落ちる。エンジンタンクを狙ってダメ押しの十発目。鹿撃ち用のバック・ショットが、ガソリンのたっぷり詰まったタンクを吹っ飛ばした。
轟音がして、車が大爆発を起こす。逃げる間すら与えなかった筈だ。オレは自分の勝利を確信していた。
――踵を返す瞬間、揺らめく炎の中に影を見るまでは。
713 :
:名無し物書き@推敲中?::2007/03/03(土) 13:13:38
e
ここってサイキックバトルは対象外?
715 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/04(日) 12:55:36
サイキックって何?アリキックのパクリ?
717 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/04(日) 14:22:58
>>715にはアリキックの方も説明が必要だと思う。
i
719 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/06(火) 17:41:47
地に伏せた体勢から跳ね上がるように宙を滑り昇る切っ先。それが向かうは男の喉下。
「っ!」
一歩、男はたじろぐように後ろへ下がった。ばね仕掛けのように下方から勢いをつけたナイフは鋭い風斬り音を響かせながら頭上へと上りつめ、
そして地面へと滑空する。狙いは脳へ血液を送る頚動脈。
男はまだ怯んでいる。が、なんとかよろめいた足を踏ん張らせ上半身だけを急速に捻った。これにより脈への一閃はかわすことができる。
そして今度は同時に反撃にでる。身を捻りながら腕をあげ、その手に持った銃を蛇のような少年に向けた。銃口は彼の胸元を捉え、そして男の目線も同じところにある。
瞬間もなく、咆哮。
放たれた牙はしかし、虚空へと突き進んでいた。少年も同じように身を捻り攻撃を避けたのである。
ナイフを振り下ろした勢いで少年は一歩、体勢を崩しながらも力強く踏み込んでくる。既に両者の間合いは無いも同然。
男のほうも下がるのではなく前へと足を踏み込んだ。それぞれ立ち位置を変更するかのようにすれちがいながら移動する。
立ち位置が入れ替わった一歩目、その足を軸にして両者は体全体を旋回させる。少年は体勢を低くしながらもその手の刃は男の喉下に突きつけ、男のほうは見下ろすように銃口をその歪んだ幼い顔に向けた。
緊張状態。すでに彼らはワンアクションで死をつきつけられる体勢になっていた。
なんとなく書いてみた。比喩とか状況説明の肉付けが少ないかな
720 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/06(火) 21:38:43
721 :
1:2007/03/07(水) 01:53:23
長文です。すいません。
面倒な方は2だけ読んでください。
夜の閑静な住宅街を山本は歩いていた。服装はいまどきの若者らしいが、背中の大きなデイパックがかなり不自然だ。
実は山本は、暴力団の組員だったが組の金を使い込んで、しかもそのことで仲間と揉めて殺してしまい、今は昔の仲間から追われる身になっている。もう何回も殺されそうになり、山本は切羽詰っていた。
東京に行けば人に紛れて何とかなると思い、荷物をまとめて駅に行ってみたら既に組員が張っておりあと少しで捕まるところだった。そのため、今から隣の駅に向かうところだ。
十字路に差し掛かろうとした時、背後から車の音が近づいてきた。こんな所でライトをつけずに車を乗っている奴なんて限られている。距離が離れているから走って逃げられるだろうか? と、考えたが車相手には無理だろう。
722 :
2上:2007/03/07(水) 01:56:01
覚悟を決め、頭の中で瞬時に作戦を練る。単純な作戦だがその道のプロじゃあるまいし、相手がそこまで頭は回る奴等とは思えない。
いきなり走り出し、十字路を右に曲がり、そこで荷物を降ろして待ち伏せする。案の定慌ててスピードを上げて追ってくるのが分かった。
ベルトに挟まれたマカロフを――逃げる前に失敬したものだ――取り、安全装置を外す。
弾は八発、予備弾は腐るほどあるが再装填している暇はない。車には多くても五人、やれる。二人殺した。もう何人殺しても同じだ。山本は自分に言い聞かせる。
車が曲がろうとしてスピードを落とすのが分かった。山岡は身を乗り出し、両手でしっかりと拳銃を構えた。運転席と助手席に思われる所にそれぞれに二発ずつ撃ち込む。
スモークガラスなので中の様子は分からないが、少なくとも戦闘不能にはなった。
撃つと殆ど同時に後ろのドアが両方とも勢いよく開けられる。左側のドアの縁に手を置き、トカレフ片手に出て来た男の頭を撃ち抜いた。
男の頭が弾けるのを尻目に反対から出て来たスキンヘッドの男に狙いを定めようとする。が、既に車の後ろに回りこんで山本に向かってトカレフを発砲してきていた。彼の横にある壁が抉れる。しかし、山本は隠れずにそのまま車に向かって突っ込んだ。
予想外の行動にスキンヘッドは正確に射撃できずに姿が丸見えにも拘らず、銃弾は山本の横を掠めるだけだった。
723 :
2下:2007/03/07(水) 01:57:22
彼はそのまま車の左手に回りこみ、死体の持っていたトカレフを奪った――二挺拳銃だ。距離が離れていればただの弾の無駄使いだが、至近距離なら別だ。銃を開け放たれたドアから中に突っ込み、乱射しようとして顔を覗き込むと、中年の男の顔が目の前にあった。
怯えた顔をしてトカレフをこちらに向けている。
マズルフラッシュに目が眩んだ。
耳の激痛が走り、反射的に引き金を引いていた。
目を開けると、中年の男の喉から噴水のように血が出ている。耳が痛いが気にしている暇はない。思ったとおり、スキンヘッドがこちらに銃を構えている。トカレフで威嚇発砲しながら車の運転席の方の陰に隠れる。相手も後部座席の方に隠れた。
まずい、長引かせれば相手の思う壺だ。山本は素早く思案し、一か八かの賭けに出る。
山本はトカレフをスキンヘッドがいると思われる方向に放物線を描くように投げ、そのまま車の上に飛び乗る。スキンヘッドはトカレフに気を取られて一瞬反応が遅れた。マカロフに残った二発をスキンヘッドに叩き込んだ。
男は二度、痙攣するように動いて、崩れ落ちた。
724 :
3:2007/03/07(水) 02:00:29
マカロフに弾を再装填してから、安全装置をしてさっきのようにズボンに捻じ込み、上着で隠す。耳たぶが綺麗になくなっていてかなり痛いが出血はそれほどでもない。
こんなに派手に暴れても、誰も見に来ないのは日本人の知らぬ存ぜぬ精神の賜物だ。多分警察には通報されているだろうが。
立ち去ろうとした時、ふと視線を感じた。見上げてみると少年が窓から山本を見ている。彼は少年にウインクすると、その場を後にした。
完全に短編小説です。すいません。
アクションだけ書こうと思っても巧く書けなかったのでこんなに長くなってしまいました。
評価お願いします。
魔法とか?
>>724 硬質な文章がいい味を出している。
俺はとても好き。
一応気になったところをあげると、
> 実は山本は、暴力団の組員だったが組の金を使い込んで、(略)切羽詰っていた。
ここが唐突過ぎる上に説明的過ぎて浮いている。
アクション描写スレなので特に問題とはいえないけど。
>スモークガラスなので中の様子は分からないが、少なくとも戦闘不能にはなった。
命中を確認していないのに、戦闘不能になったかどうかは判断できない。
>彼は少年にウインクすると、その場を後にした。
このオチはとてもいい。
「山本切羽詰ってないじゃん」
と笑えるが。
ところで、GODILLAと旧神、どっちが強いと思います?
728 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/19(月) 02:02:03
>>726 評価ありがとうございます。
>硬質な文章がいい味を出している。
>俺はとても好き。
ありがとうございます。本当にうれしいです。
意識的に硬めに書いたのですがうまくいったようですね。
>一応気になったところをあげると、
>> 実は山本は、暴力団の組員だったが組の金を使い込んで、(略)切羽詰っていた。
>ここが唐突過ぎる上に説明的過ぎて浮いている。
短くまとめようとしたのが間違いだったようです。ここはもうちょっと長くしてでも
分かりやすく説明すべきでした。
>>スモークガラスなので中の様子は分からないが、少なくとも戦闘不能にはなった。
>命中を確認していないのに、戦闘不能になったかどうかは判断できない。
これは完璧に私のミスです。普通のガラスにすればよかったようです。
>>彼は少年にウインクすると、その場を後にした。
>このオチはとてもいい。
>「山本切羽詰ってないじゃん」
>と笑えるが。
オチが気に入ってもらえて光栄です。
正直自分でもこのオチは不自然ではないか、と考えましたが
印象に残るオチ、を考えた結果これに決めました。
的確な指摘、ありがとうございます。
実は、自分は義務教育が終了したばかりの者なのですが、分かりましたか?
出来るだけ大人びた文章を心がけたのですが。
>>728 レスとはまったく関係ないけど頑張れと言いたくなった
何だろうこの不思議な気持ち
>>728 背伸びしている部分も見えたが、存外に達者なものも感じた。
礼儀も正しいし、批評してよかった。
これからも頑張ってください。
いいなぁ、このスレ
遅レスだけど、スプリンクラーの比喩の絶妙さに同意
色彩乏しき鉄の花束を手に、黒服の男たちは夜の広場を駆け回っている。つと遠吠えが、夜空から聞こえ、十人ほどの男たちは一斉に見上げた。
時計塔のてっぺんに座り、狼女が遠い三日月を眺めている。銀色の毛並みを撫でる夜風に、彼女は心地よさそうな表情を浮かべていた。
「くたばれ、バケモノ! 」
百花繚乱、夜空に火花の咲き乱れる。
月光を背負った人狼は、その美しさに目を輝かせたまま、無数の種子に打ち貫かれる。弾丸は、血と肉片の赤黒い花弁をまた描く。
その芸術は、軽快に跳ねる薬莢の喝采に迎え入れられた。
やがて静寂の訪れたとき、そこに立っているものは美しさの欠片もない無残なものだった。
しかし、それを彩るように血と肉片と弾丸は周囲に漂い、舞っていた。高らかに咆哮を上げる人狼。その血肉は、まるで時を遡るようにして当然のように元通りになっていく。
渦巻く血肉の赤さに、月の無垢な白さはかえって毒々しく映えた。
「もっとわたしを美しくして」
一条の輝きがすっと、黒服の男を通り過ぎる。
遅れて、三叉の白い軌跡が過ぎ去り、さらに遅れて血潮がぽたぽたと滴った。血しぶきすら上げず、男はゆっくりと倒れた。
しばしの静寂。
関を切るような恐慌の叫び声。
鉄の花束が火花して、銀の閃光は赤い渦巻きを伴って舞い踊る。やがて次々と、次々と次々と次々と次々と、血の薫る春は訪れた。
さっそく書いてみた。
ぶっちゃけ、殺陣らしき殺陣になってない気がしてならない。アニメ的つーか。
比喩表現が多すぎてなに書いてあるか判らんし、自分に酔いすぎに見える。
アニメ的ではないなあ。
>>733 なるほど、参考にするよ
このスレの他の投稿を見てると、自分のダメさを感じられていいね
735 :
1/3:2007/03/22(木) 14:50:15
嘲笑するように細まった三日月の下、乏しい光を銃身が照り返す。広場は突然の侵入者を迎え、騒然となっていた。男たちは皆短機関銃を持ち、油断無く辺りを伺っている。
草の根分けても探し出せ、という命令の下に、黒服の男たちは駆けずり回っていたが、それも咆哮が響くその一瞬まで。天に木霊するような遠吠えは、時計塔の頂点から聞こえていた。その場にいた十名あまりが、もれなく天を仰いだ。
時計塔の突端に腰掛け、足をゆらゆらと揺らしながら風を楽しむ女の姿がある。陶然と月を見上げるように空を仰いでいた。遠目には見えにくいが、局部を銀の毛並みで覆い、狼の耳を頭頂に生やした褐色の肌の女性――狼女である。
命令で聞いた侵入者の姿に、皆一様に一瞬の硬直を呈するが、すぐに我に返ったリーダーが厳かな声で言った。
「全員、セフティを外し、照準。号令により一斉発射。構え」
統率の取れた動きで銃口が上がる。他のメンバーが構え終えるより早く、リーダーは銃口を上げ、ダット・サイトの照準を時計塔の頂点に合わせた。
「撃て!」
号令一下、フルオートで無数の火線が炸裂する。銃弾の初速は音速を越え、螺旋状に空気を裂きながら唸り飛ぶ。一発や二発ではない。十余名分の銃口から、秒間十二発の連射速度で弾き出される瞬間火力は、人一人などたちどころにミンチにする。
736 :
2/3:2007/03/22(木) 14:51:06
時計塔の頂点で血と肉が飛び散った。がくんがくんと女の身体が痙攣するように踊り、ぐらりと傾いてそのまま仰向けに倒れる。黒服の一人があっけない幕切れに、「やったか……?」と疑わしげな声を上げる。
五秒。十秒。時計塔の頂点で、風に吹かれ、垂れ下がった足がぶらぶらと揺れる。安堵の息が男たちの口からこぼれ始める。しかし――十五秒目、変化は唐突に訪れた。またも、天に届かんばかりの遠吠えが響き渡る。最早その咆哮の主は死んだ筈なのに。
時計塔の頂点。ゆらりと起き上がった女は、腕で石畳を押し、跳ね上がるようにして立つ。ずたずたに引き裂かれた筈の肉体は、時を追って復元するように、正常な状態に巻き戻っていく。
「リジェネレーター!? ……全員、再装填!」
リーダーが相手の特性を看破し、リロードを命じたその瞬間、狼女は歓喜と喜悦を綯い交ぜにした声を上げながら、時計塔を飛び降りた。数名が銃弾を放つが、火線は影を掠めることすらなく、狼女は止まらない。
737 :
3/3:2007/03/22(木) 15:02:22
真下にいた男が悲鳴を上げ、そして鈍い音。銀色の爪が男の頭頂部から股下までを真っ二つに引き裂いた。絵合わせゲームの右と左みたいになった男は、互い違いに前後に倒れ、吹き出す血で女の白銀の毛皮を、褐色の肌を汚す。その温度に陶然とするように狼女は熱っぽく呟いた。
「さあ、もっと私を美しくして」
嫣然たる微笑に答えるのは熱い鉛の投げキス。狼女は疾風のごとく、銃弾の嵐に飛び込んでいく。
男たちは死に際の怒号を上げながら戦うのに、女はまるで銃火にじゃれるように嬌声を上げて走り回る。彼女の行く先には、常に血の旋風が吹き荒れた。
男たちのリーダーが的確に照準し、トリガーを絞ろうとした瞬間、女は殺意を敏感に察知して、一瞬で距離を詰める。トリガーを引き絞る前に銃口が跳ね上げられ、発射された弾丸は天空へ消えた。男の喉元に牙が突きつけられる。
「オイタは、だぁめ」
猫なで声と共に、頸にざらりとした舌の感覚。男は動きを封じられたまま、動く口で最後の命令を下す。
「全員、俺に構うな。こいつを撃て」
ドライな声で下した命令は、しかし誰にも受け入れられることはない。銃声は一つも響かなかった。狼女がくすくすと笑う。
「気付いてないの? あなたが最後の一人よ」
男は慄然としたように身を硬直させると、諦めたように唇をゆがめる。
「化け物め」
「言われ飽きたわ」
男が最後に聞いたのは、めり込んだ牙が自らの頚椎を噛み砕く音だった。
738 :
735:2007/03/22(木) 15:05:52
>>732と同じ題材で書いてみた。人によって色々変わるものだね。
何か一つのお題を出して、みんなでそれを書いてみたらスレ活性化に繋がるかな、とふと思ったよ。
どんなもんでしょ。
実現できれば書くほうも読む方も楽しめますが、
人によって得意な分野は違いますから
うまくいくかどうかは分かりませんよ。
ちなみに私は現代を舞台にしたもの以外は全然駄目です。
>>738 ことごとく自前のやつより良いと思う描写ばかりでへこんだ…orz
自前のやつは抽象的で分かりにくいので、そちらの写実寄りな描写がうらやましい
ちょっと面白いというか、気になったのは「リジェネレーター」と血
舌足らずというか描写が分かりにくかったんだろうけど、自分のイメージとだいぶ違うというか
1、黒服の血はポタポタとしか出ないイメージなので、敵は血しぶきをあげない
2、突撃を掛けたあと、狼女は銃弾をさりげなく浴びまくっている=「赤い渦巻き」
狼女は、常に破壊されつつ修復していくので、自らの血肉の破片が周囲を舞った状態で襲い掛かるかんじ
3、狼女はフェリシアのようなイメージじゃなくて獣人に近いつもりだった
て感じで、状況説明の不出来さ&まさか同じモチーフで書くと考えてなかった、のでこんな違いが
でもまぁ、それはそれで違いが面白く、有意義に思いました
>>738 何度か同じ提案があったけど、結局誰も乗らなかった。
742 :
735:2007/03/23(金) 12:03:06
>>739 レス有難うございます。
やっぱりファンタジーも現代も時代劇もひっくるめてとなると、単純に殺陣と言っても範囲が広いですね。
どうにかならないかなぁ。
>>740 レスありがとうございます。
一読した感じ、オリジナリティのある比喩表現(鉄の花束、とか薬莢の喝采とか)がきらりと光る反面、比喩に頼りすぎて細部がおろそかになっている感じがしました。
的確な状況描写を充実させれば、比喩表現ももっと自ずと引き立つと思います。それと、比喩表現が何を指しているのかわからないと言われないために、一度その事物の一般的な名称を書いてから比喩表現を使うと言った手法もあるかと。
Ex;「男たちの黒光りする銃から銃火が散った。鉄の花束から溢れるマズル・フラッシュが、彼女の燃え上がるような美貌を彩る」
まずは少し比喩表現を抑えて、見たものを見たまま書く、と言うことをしてみるとよいかと。
……実は見たものを見たままかくのはとても簡単なので、写実的なのってあまり自慢できないんですよね。orz
まあ、そこにも自ずとリズムとか表現とかが交わってくるんでしょうけれども。
偉そうに語ってごめんなさい。応援してます。
>>741 レスありがとうございます。
古参の方なのですね。そんな経緯があったとは。最近の参加者なので知りませんでした……
743 :
名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 18:18:51
>>743 アリに公開している時点でここの評価は必要ないと思いますが。
特にここで言うことはないです。言いたいことは全てアリの人が言ってますしね。
新しいの書けたらできればここに投稿してください。
アクション描写だけなら結構良い物になっていると思います。
745 :
名無し物書き@推敲中?:2007/04/08(日) 17:05:22
>>744 レスありがとうございます。
アクションは初めて書いたのですが、理解してもらえて嬉しいです。
機会がありましたらこちらにも投稿させていただこうと思います。
良スレ応援あげ。
最近止まっているようなので。
747 :
名無し物書き@推敲中?:2007/05/24(木) 00:38:44
↓すいません、批評をお願いします。
大丈夫だ、勝てる。
俺は自分に言い聞かせた。その右腕からは、赤い血が流れている。
大丈夫だ、傷は深くない。まだ戦える。
落とした剣を掴み、重い身体で立ち上がる。
大丈夫だ、勝てる。
もう一度自分に言い聞かせ、剣を構えた。両手で握っただけの、簡単な構えだった。
「構えているつもりか?」
それを聞き終わった時には、敵はすでに目の前に迫っていた。
腹部を狙う、横一閃の斬撃が見える。見えてはいたが、反応が遅れた。防御が間に合わない。
不自然な姿勢で剣を盾にし、何とか防御は出来た。身体が浮くような衝撃にも、どうにか耐えることが出来た。
しかし攻撃に移れない。すでに別の攻撃が迫っているのだ。次は、さっきとは反対方向からの斬撃。
まるで敵が二人いるようだ。一つ防御するとすぐ次の攻撃がくる。
幾つか防御をするうちに、脳が麻痺してきた。自分の動きに、脳がついていけてないのだ。
第三者の目線で見ているような、不思議な感覚に襲われる。
負けそうだなぁ。
そう思った時、左腕が吹っ飛んだ。下から斬り上げられたようだ。熱を持った痛みに襲われたが、それは自分の痛みではないような気がした。
そうだ、俺は下からの防御が下手だったな。だからさっきも右腕を斬られたんだ。
そんな事をぼんやり考えながらとった行動は、完全に無意識だった。
剣を掴んだまま吹っ飛ぶ左腕を、素早く右腕で掴んだのだ。
敵が、信じられないとでも言いたげな顔をした。
明らかな、初めての隙だった。
だから俺は迷わず、剣を握る自分の左腕を、敵に向けて振り下ろした。
邪気眼コピペかと思った
破綻していないし描写は端的だし、悪くないと思う。
行動描写がくどいかな、と言う印象もあるけど、俺は好き。
ただ、改行する際には文頭一文字空けて欲しい。
細かいこと言うようだけど、一応文章スレなんで。
750 :
名無し物書き@推敲中?:2007/05/24(木) 21:29:42
ありがとうございます。次からはキチンと1文字空けるようにします。
比喩が苦手なので、次はそこらへんを挑戦しようかと思います。
比喩は止めた方がいい。それよりも的確な表現を鍛えるべし。
752 :
名無し物書き@推敲中?:2007/05/28(月) 10:07:04
戦闘シーンの描写ってどの視点が一番適しているんだろうか
一人の目から見るのか他の「カメラ」のようなものから見るのか
753 :
名無し物書き@推敲中?:2007/05/28(月) 12:03:28
>>752 時と場合や文体によりけりじゃないか?
映画のカメラワークだって第三者的視点や、本人の視線に同期したり、俯瞰だったりもする。
俺は主人公側主観なら、外面描写よりは一人称的な内面描写を多用するな。
逆にそれ以外だったら俯瞰的に見渡す情景を思い描きながら書いている。
女は柄を持ち上げ、純黒の刀身を目線の高さへ。刃先は男の喉下、気管の中心を狙う。
対する男は右手の指を揃え、掌底部を女の胸部、心臓に狙いを済ます。
左手は頭上に浮かぶ純黒の立方体を支えるかのように構え、停止。
両者沈黙。
各々狙いをぶらすことなく、食い入る様に相手の急所を見つめる。
風なし。
部外者なし。
障害物なし。
手加減、なし。
二人の間に横たわるのは、緊迫と殺意のみ。
各々瞼を閉じることなく、見透かすように相手の動きを窺う。
呼吸。
動悸。
発汗。
そして、男が瞬いた刹那。女が沈黙を破る。
755 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/02(土) 00:14:30
左足の五指をしかと地に踏み込み、つま先から右脚、胴体、左腕、柄から剣先を一つの直線に形成する。
渾身の片手平突きの先端が狙うのは頚部。
気管、頚動脈、脊椎、全てを貰う一撃。
受ける男はその必殺の一撃を避けるべく、構えを解き、上半身を右に反らす。
(遅い!)
女は思った。
今更避けようが、頚部左半分は逃れることができない。
気管の左側から入った剣先は、深々と芯まで達し、脊椎を割りながら背面へ出るだろう。
女の極め上げた剣術と身体能力が、それを保証してくれる。
(だが・・・何かがおかしい)
女をここまで生きながらえさせた本能が、それに異を唱えている。
(何かが・・・)
男の回避行動は腰を支点としての右回転。
正面から突きを打ち込まれた場合、当然の回避行動。
だが、ただ一つ、その右回転に属することなく、天を突くかのように・・・・左腕が不動であった。
(しまっ・・・!)
異に気付いた女が反応する間もなく、男が手招くように左手を動かす。
すると立方体が煌くかの如く、女の存在していた空間を占めた。
756 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/02(土) 00:57:38
あ・・・
>>755の一行目「右脚」じゃなくて「左脚」ですね・・・
どなたか批評お願いします。
>>756 右脚だろうが左脚だろうがそれ以前の問題。
>>755 スピード感がない。短文で切ってくれ。
無駄な言い回しも多い。
しかも、どっちがどっちなのか分からん。
ほとんど削除して、句読点と接続詞を変えてみた。
女は左足をしかと地に踏み込んだ。つま先から剣先まで直線に結ぶ。
渾身の平突きが狙うは頚部。
男はその必殺の一撃を避けるべく構えを解いた。上半身を右に反らす。
遅い。
左頚部は逃れていない。
気管から入った剣先は深く芯まで達し、脊椎を割りながら背面へと抜けるはずだ。
女の極め上げた剣がそれを保証している。
だが本能は意を唱えた。
……何かがおかしい。
この先は意味が分からなかった。
悪いな。
>>756 無理に緊張感を出そうとして完全に説明文になってる。
肝心の戦闘は自分には想像できなかった。
戦闘は雰囲気(描写)で描いた方が分かりやすい(スピード感が出る)と思う。状況説明は最低限で。
難しいなぁ・・・
書いてるときはスピード感に気がまわってませんでした・・・
次は銃でやってみます。
轟々とした鉛の雨が男に降りかかる。
だが、一滴たりとも男には触れない。
男は地を滑る様に雨を避け、五人横列の中心に居た隊長に近接し、縦薙ぎに顎を打突。
右手に握られた鉄塊により、一瞬にして頚骨は砕かれる。
そして銃口が口内までめり込んだところで、引き金を引く。
どぱぁあっ
西瓜が破裂したかのように、ヘルメットごと頭部が爆散した。
目玉と脳漿のみぞれが舞い踊り、血の霧が立ち込める。
その赤い粘り気のある雨が降るなか、他の隊員は呆けたようにコートの男を見ていた。
状況に気付くのは数秒後。
行動を開始するにはもう一秒。
『うわぁぁぁぁぁぁっ!』
反射的に短機関銃を男に向けるが、血塗られたコートの向こうには自分の仲間。訓練を共にした同僚と目が合う。
その友人が、友情が、引き金を引くことをためらわさせた。
一瞬で赤く染まった右手の銃と、未だ白銀の左手の銃はそれぞれ獲物を捉える。
射撃。
首から上の無い死体がこれで3つ。
『ああうぁあぁぁあああっ』
錯乱した頭はもはや意味のある言葉を紡がない。
残った二名のうち、一人は来た道を手繰るように逃げ出す。
もう一人は健気にも、今一度コートの男に銃を構え引き金をしぼる。
だが短機関銃から弾が出る前に、
ボンッ
顔が左に吹っ飛ばされた。
それだけではない。
口内には鉄の味のする液体が満ち、舌根の上には灼熱の物体が踊り狂う。
「おごぉぉおおおぉ!?」
自分の身に起きたことが理解できないのも無理はない。
しかしコートの男が行ったことは至極単純。
短機関銃の射線に拳銃の射線を合わし、引き金を引いたのみ。
薬室内での暴発は内部機構を破壊し、爆風は鉄片と共に外へ向かい、頬の肉まで抉り取った末、頬に風穴を空けた。
「ごぁぁあ!ごぁああ!」
口の中のモノを吐き出そうとするが、肉に深くまで食い込み、粘膜に焼き付いたものは取れない。
吐き出せど吐き出せど、地に滴るのは鮮血のみ。
そしてそんな姿を憐れむように、赤い銃口が優しく頭に触れ。
バンッ
4人目の死体を造る。
762 :
759:2007/06/05(火) 20:07:33
>759です。
長くなってしまったので戦闘シーンだけ抜粋しました。
なんだか書き方がわからなくなってきたのでアドバイスお願いします・・・
>>759 いいところもあるんだが、いまひとつ。
とりあえず基本的なことを。
擬音は描写に置き換えられないか考えてみる。
数字は漢数字、アラビア数字のどちらかに統一。
文章のテンポを知ること。音読してみるといい。
短文で切ると、スピード感が出る。
比喩の乱用は避けよう。頭にすんなり入ってこない。
もちろんこれには例外もあるが、最初は基本を守るようにするといい。
使える擬音集:
どかーーーーーーーーーーぁん!!!!!
ばきぃーーーーーーーーーんん!!!!!
ちゅどーーーーーーーーーーん!!!!!
↑これらを駆使すれば臨場感溢れる殺陣が書けるよ!
書けるよ!
ずがががががが!!!!!
どぱぁはいいんだけどこれ書くならあとの描写いらなくね?
くぱぁあ!
>>763 >擬音は描写に置き換えられないか考えてみる。
「バンッ」→「遊底がスライド。」という感じでしょうか?
>数字は漢数字、アラビア数字のどちらかに統一。
横書きなのでアラビアの方に統一してみます。
>文章のテンポを知ること。音読してみるといい。
>短文で切ると、スピード感が出る。
>比喩の乱用は避けよう。頭にすんなり入ってこない。
↑次はこの三つを重視して書いてみます。
>>766 あー、なるほど・・・
擬音も状況説明に使うんですね・・・
次は徒手空拳で挑戦
毎回毎回テーマ変えててもよくならないんじゃないか?
別のテーマで書くんじゃなくて、まずはその文章のまま、指摘されたところを改善してみたほうがいいと思う
770 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/08(金) 02:22:36
銃を題材にしたアクションって、銃のパーツに関する細かな描写必要になるけど
専門用語はどのくらいまでなら許容できるかな。
たとえばマズル、スライド、マガジン・キャッチ、ハンマー、バレル、フルメタルジャケット、
ホローポイント、ソフトポイント、ホットロード などなどが解説もなしに出てきたら
一般人は引くのだろうか。
おしえてエロい人。
>>768 「遊底がスライド」はあまりいい表現とは言えない。
「銃声がした」のほうがまだマシ。
>>770 細かな描写を作中で一貫して通し、かつ分かりやすく書けるなら問題ない。
マズル・銃口 スライド・遊底 ハンマー・撃鉄 バレル・銃身
フルメタルジャケット・被甲弾 ホットロード・強装弾
ガン・アクションってそういうジャンルが好きな人向けに書かれるものだから
あまり気にする必要はないと思うがそれでもある程度日本語で書くのが親切ってもんだと思うよ、なんとなく
ショットガンと刀ではどちらが強いのだろう。
そんなくだらないことを考えさせられる光景だった。ショットガンで武装した警官隊に、女は刀を持ったまま突撃した。
銃声が響く。夜を引き裂くマズルフラッシュが建物に女の影を浮かび上がらせる。だが、それだけだ。女には弾が当たっていない。警官が目を剥く。
彼女の歩法は異常だった。トップスピードのダッシュから弾けるように二メートル右へ。拡散する散弾の殺傷圏内から逃れ、二発目の銃声がする前に今度は左へ。女がいたはずの場所に炸裂する二発目が、虚しく火花を散らす。
女はジグザグに軌道を変えながら警官達へ肉薄する。音もなく抜刀し、闇にあってなお眩い銀を振りかざし、警官隊の二メートル手前から一際強く地面を蹴った。
三発目は響かない。その前に先頭の男の頭が飛んでいた。三日月を思わせる冴えた弧を描き、銀の刃が翻る。返す刀で上段からの切り下ろしが唸る。二発目を放った警官が、防御のためにあげたショットガンともども袈裟懸けに斬られた。
圧倒的だ。
俺はそれを見ているしかなかった。
>>773 微妙。
>>768が書いたのだとすれば、格段に良くはなってる。
ただなんというか、文章が生きていない。
一人称と三人称が混じっていて、描写部分が客観的で味のないものになっている。
>ショットガンと刀ではどちらが強いのだろう。
>そんなくだらないことを考えさせられる光景だった。
ここまではいい。
>ショットガンで武装した警官隊に、女は刀を持ったまま突撃した。
>銃声が響く。夜を引き裂くマズルフラッシュが建物に女の影を浮かび上がらせる。だが、それだけだ。女には弾が当たっていない。警官が目を剥く。
>彼女の歩法は異常だった。トップスピードのダッシュから弾けるように二メートル右へ。拡散する散弾の殺傷圏内から逃れ、二発目の銃声がする前に今度は左へ。女がいたはずの場所に炸裂する二発目が、虚しく火花を散らす。
テンポも悪くないし、スピード感もそれなりにある。
>ショットガンで武装した警官隊に、女が刀を持ったまま突撃したのだ。
>夜の街に銃声が響いた。マズルフラッシュが建物に女の影を浮かび上がらせる。
>だが、それだけだ。
>女に弾は当たっていなかった。警官達が目を剥く。
>女の速さは異常だった。
>俺から見ても、その動きを追うのが精一杯だ。
>初弾を弾けるように右へとかわす。散弾の殺傷圏内から逃れ、二発目の銃声がする前に今度は左へ。弾は女がいたはずの場所に炸裂し、虚しく火花を散らしていた。
テンポを付けるために改行を増やしたこと。
あとは若干、意志を込めた。
もちろん、賛否両論あると思う。
自分の書いたものがベストというわけでもない。
ただの気まぐれなので、参考程度に。
775 :
773:2007/06/08(金) 14:40:47
>>774 批評ありがとうございます。
ちなみに、私は
>>700です。
反論というわけでもないのですが、客観視を意図して書きました。
「俺」という第三者から見た光景を書いているのですが、「俺」の感嘆が少ないことが際立ってしまったでしょうか。
改行の仕方にはいつも迷います。どの程度でどのように文章を区切れば味が出るやらわかりません。
難しいですね……
776 :
773:2007/06/08(金) 15:07:02
言い忘れた……
具体的にどのあたりで一人称と三人称が混交してしまっているかを詳しく教えていただけると助かります。
長いシーンからの抜粋のような感じですが、これでも一応男の一人称で書いていたつもりでして。
>>773 一人称の使い方が中途半端だと思う。後付けで入れたように見えた。
>彼女の歩法は異常だった。トップスピードのダッシュから弾けるように二メートル右へ。
>拡散する散弾の殺傷圏内から逃れ、二発目の銃声がする前に今度は左へ。
>女がいたはずの場所に炸裂する二発目が、虚しく火花を散らす。
銃弾を避けるには凄まじいスピードだろうし、「俺」が一般人なら詳しく説明できるのは不自然。
一人称部分は要らないと思う。それ以外は良かったです。
778 :
768:2007/06/08(金) 18:56:59
>>769 いやぁ・・・文章そのままで改善だけだと大して変わんないんです。
↓以下の文は描写簡略&数字統一 (文章を締まらないため漢数字にしました)
轟々とした弾丸の雨が男に降りかかる。
だが、コートの男にはかすりもしない。
男は地を滑る様に雨を避け、五人横列の中心に居た隊長に急速接近。
その動きのまま、振り上げる様に顎を打突。
握られた鉄塊により一瞬にして頚骨は粉砕。
顎を突き破り、銃口が口内までめり込んだところで引き金を引く。
どぱぁあっ
西瓜が破裂したかのように、ヘルメットごと頭部が爆散した。
血の雨が降るなか、他の隊員は呆けたようにコートの男を見ている。
状況を理解するのは数秒後。
行動を開始するにはもう一秒。
『うわぁぁぁぁぁぁっ!』
反射的に短機関銃を男に向ける。
しかし血塗られたコートの向こうには自分の仲間。
訓練を共にした同僚と目が合う。
その友人が、友情が、引き金を引くことをためらわさせた。
赤く染まった右手の銃と、未だ白銀の左手の銃がそれぞれ獲物を捉える。
射撃。
首から上の無い死体がこれで三つ。
『ああうぁあぁぁあああっ』
錯乱した頭はもはや意味のある言葉を紡がない。
残った二名のうち、一人は来た道を手繰るように逃げ出す。
>>773氏に触発されて、もう一回銃撃戦で書いてみます
擬音や悲鳴は極力使わない。
これがいい殺陣を書くときの鉄則。
ハードボイルドやアクションの大御所がどんな描画をしているのか、少し勉強してみるといい。
あとはファンタジー物だけじゃなくて、高年齢層向けの時代劇なんかも目を通すべき。心理描写
だけで切り合いの雰囲気が伝わるような、緊迫感がある。やっぱこういうテクは年齢が高い作家
にはかなわない。ラノベ書くにしても参考になると思うよ。
俺はラノベは書かないが。
780 :
773:2007/06/09(土) 12:37:36
>>777 なるほど……
ご指摘ありがとうございます。ためになります。
次はこの『俺』と女のやり取りでも書いてみようかなと思っておりますので、その時はまた、是非。
>>778 >西瓜が破裂したかのように、ヘルメットごと頭部が爆散した。
比喩使うのなら端的に。あと、文法が変。
頭部がヘルメットごと、西瓜のように破裂した。
でいいと思う。
782 :
名無し物書き@推敲中?:2007/06/09(土) 14:06:22
>>779 そうそう
ドカとかバキとかギャァァとかはシーンが軽くなって×だな
漫画とかアニメの影響なのか、
キャラクターの一挙手一投足を
視覚的に描こうとする奴が多いな。
でも、右手で殴ろうが左手で殴ろうが、
正直、読者にしてみりゃどーでもいいことだと思うんだ。
心理描写やプロットと結びついていない、
動作説明だけの戦闘シーンじゃ、
どんなに激しい言葉を並べてもつまらんよ。
>>779 >擬音や悲鳴は極力使わない。
なっかなか難しいんですよね・・・
良い戦闘描写が書かれている本があればご紹介お願いします。
>>781 「西瓜の破裂」のイメージを先行させた方が、後の爆散をイメージし易いと思ったんですが・・・
>>783 心理描写と結びつけるというのは、
「乱撃の激しさは、術者の焦りを表す」
みたいなことでしょうか?
>>784は過度の倒置はやめて修飾過多もやめて、とりあえず小学生にわからせるつもりで文書くところから始めたほうがいいんじゃないか?
動作ばっかり書いて起こったことの説明しかしてない文章は誰も読みとばされるだろ。その上で、情景と絡めたアクション描写が必要なんでしょ。
硝煙のにおいがするだろうし血なまぐさいだろうし拳銃撃てば反動が来るし銃声もある。弾が横を通り過ぎれば衝撃波も感じる、首なし死体はぶっ倒れるし倒れれば地面に血のしみができる。
血で地面にできた模様は前衛的なアートみたいになってるかもしれない。
薬莢落ちれば音も出るし血はすぐに凝固を始めて粘りつく、そういう起こるであろう現象に対して人物が抱く感傷みたいなもんを織り込まなきゃダメってことなんだろ多分。
>>784 >「西瓜の破裂」のイメージを先行させた方が、後の爆散をイメージし易いと思ったんですが・・・
戦闘の説明がしたいのならその書き方でもいい。
でもそんなものは読者にとってどうでもいいんだ。
面白いかどうか。ただそれだけ。
アクション描写に説明文はいらない。
強烈なイメージの連鎖が欲しいんだよ。
>>785 上手い。
息も吐かせぬ連続描写に惚れた。
たとえば、はじめは大したことがないと思っていた敵が、実は自分より強いと気がついたときの驚きや絶望感とか
仲間がやられたときの焦燥感とか、怒りとか、悲しみとか
少しずつ敵が近づいてきたときの恐怖感とか
あるいは自分の劣勢を悟って蒼くなっている敵を見たときの優越感とか侮りとか
心理描写で戦闘を伝える術はいくらでもある。
んで、こういうのが巧いのは、剣術物の時代小説かハードボイルド小説。
ラノベばっか読んでいてもあんまし巧くならないんじゃないかな。ラノベを否定するわけじゃないが。
いい小説を書きたいなら、興味なくても、違う分野の本を読んでみるべきだよ。
水流の抵抗が二人の足首に生まれる。心地好い、冷たい水。風がそよぎ、鳥の歌う空。水面に魚が飛び跳ねる。麗かな昼下がり。
Aは眼前のBを見た。忍刀を左手に構える狂喜の魔人。ありし日のBの面影はもうどこにもない。
目を閉じて、深呼吸をひとつ。覚悟を決める。Bを、斬る。鋭く睨んでAは大きく踏み出した。一歩、二歩、三歩。咆哮と共に縮まる距離。前進する度に水流は激しい水しぶきを生みだす。水滴は日の光を受け煌めき踊る。
間合いに入る。すぐさま鞘に納めた日本刀を、Bの右脇腹から左肩へと抜刀。膨らむAの筋肉が渾身の居相を繰り出す。刀が唸る。空気が震える。煌めく銀の三日月が二人の間に生まれた。
振り抜かれた神速の斬撃。何人をも沈める、必殺の一撃。が、Bには当たらない。銀の切っ先は素早く飛び退いたBの衣服を切り裂いたにすぎなかった。
居相をかわしたB。Aの斬撃に驚いていた。まさかここまでとは……。死ぬかもしれないという恐怖が、Aの上達ぶりが、Bの顔に歪な笑みを浮かび上がらせる。
初太刀をかわされたAは、しかし休むことなく駆け出している。振り抜いた刀を右上段に構え、斬り掛らんとしている。Bは全身の力を抜いて、今度は自らも踏み出した。
Aの間合いに入る。振り被られる日本刀。加速し振り落とされる。Bの左肩へと気合いと共に放たれる。Aは勝利を確信した。BはそんなAを歪んだ笑顔で見返した。
空に金属音が響く。鳥が飛び立つ。波紋だけが水面に揺れる。
斬撃はBに完璧に受けとめられていた。左上部からの斬撃に、瞬間的に振り上げた忍刀をあわせたのだ。表情には余裕が浮かんでいる。こんなものか。言葉にしなくてもそう聞こえてきた。
不意にBは水面を蹴りあげた。舞う水しぶきが視界を奪う。Bは素早く左手だけで忍刀を支えると、空いた右手で、がら空きとなっていたAの顔面へ強烈な裏拳を放つ。
水壁の間から現れた一撃にAは対応できず、まともに喰らう羽目になった。一瞬ふらつく。が、すぐさま飛び退いた。Bから距離をとる。
Aの背中を冷たい汗が流れていた。今までにないほどの強敵にAの表情は堅くなる。
対するBは、殴った右手を軽く振い、どこにあったのか、クナイを三本取り出した。それらをゆっくり舐めあげる。慈しむように。恍惚としたBの瞳はAを捕えていた。
舐め終えて、一息吐いて。Bは右手を振るった。黒光りする三本が、真っ直ぐAへと襲いかかる。下手に動けば追撃に対応できない。Aは日本刀を強く握る。
横一列に並ぶクナイへ一閃、水平に浮かび上がった三日月でなぎ払い、全てを水中へ沈めた。続けて飛んできた一本を首を傾けてかわし、再び踏み出し始める。前進することだけが活路を見い出すのだ。
襲いかかる無数のクナイを弾き、かわし、Bとの距離を詰めてゆく。飛ぶ水しぶきに、昔のBが写り込む。
再び入った間合いの距離。迷わずAは踏み込んだ。深く沈んで足払いを放つ。とっさにBは飛び上がり、眼下のAへと忍刀を振り被った。狙うは脳天。頭蓋を砕き命を奪う。絶対に外さない。勝利を確信した。
だが、あまい。
水中に沈めたAの右手。握られる日本刀。立ち上がる勢いと、振り抜く力とが合わさって、Aの刀は神速の一撃を繰り出す。滝を昇り龍となる鯉のように、Aの斬撃は高く高く昇ってゆく。
その切っ先に真っ赤な鮮血を生み出しながら、龍は昇る。
振り上げる際に盛り上がった水面が昇龍の鱗となり、一閃の軌跡を残して、刀はBを切り裂いた。
なんだか流れを無視してすいません。このスレを見つけて書いてみようと思い立ち、書いてみた物です。長くなってしまいました。
お願いします。
>>790 薄い。
緊張感が伝わって来ない。
戦いを綺麗に描写しようとしてないか?
比喩を多用して詩のように書こうとしてないか?
これは美しい戦いじゃないはずだ。
この話の背景を考えてみるといい。
友人だったBと戦うことになったA。
語りつくせぬ過去。
そこには深い葛藤があったはずだ。
そのことをよく考えてみるといい。
自ずと書き方も変わってくるだろう。
>>791 薄いですか。書いてて迫力がなかったのはそのせいかもしれません。動作にばかり気をとられて、心理を書けてないですよね。
肝に銘じときます。どうもありがとうございました。
思うんだけどさ
戦っている最中は緊張したり、怒ったり、焦ったり、恐怖したりするよね。
そういう当たり前に湧き上がってくるであろう感情がないと、リアリティを感じないんじゃないか。
自分の体から真っ赤な鮮血が流れたら、どんな顔をして、どんなことを考えて、どんな痛みを感じるのか。
それが相手の体だったら、切ったほうがどんな思いを持つのか。
それが憎い敵だったら? あるいは昔の友だったら?
いろいろ書けることは多いと思うよ。
逆に、『戦闘シーンに心理変化を織り交ぜる』んじゃなくて、
『キャラの心理を描くために戦闘シーンを書く』ように意識したらいいと思う。
小説って、人物とその心理を描くものでしょ?
アクションシーンだって例外じゃないと思うんだ。
どんな心理を表現したいかを決めて、それを表現するのに最適な描写の仕方を考えるってかんじ。
表現技法とか美辞麗句に凝るのは、表現すべきものをちゃんと描けるようになってからでいいと思うな。
地面は屍で埋め尽くされていた。
もう生きている仲間はいない。気が付いた時には自分一人になっていた。いつもそうだ。別に生きたいわけでもないのに体は死ぬのを拒んでいる。
これでまたゼロに戻ったな。
この砦で俺を知るものはいなくなった。不死身の男。形の無い噂だけの俺を知るものがまた増える。だが本当の俺を知るものは誰もいない。
パキリ、と何かを踏んだ。
「すまんな」
見ると足元にいたのは昨日まで共に戦っていた男だった。頭部のほとんど砕かれていたが、顔面を走る特徴的な傷跡でそれと分かる。
だがそれも次の瞬間には分からなくなった。
俺の隙を窺っていた魔物が飛び掛かってきたせいだ。咄嗟に足が戦友の顔を平らな地面に変える。
横殴りに剣を振り牙を剥いた顔を上下に断ち割った。そいつに誘発されたのか連鎖的に魔物が襲い掛かってくる。
頭から思考が消えた。ただ眼の前を通り過ぎていく肉の塊。それが分断される。また別の塊。切り分ける。単純だった。
動くものがなくなってようやく自分が戻ってくる。重い疲労感。興奮が去り、それだけが残る。
沈みかけた夕日が、赤く染まった戦場をさらに赤く染め上げていた。これまでに何百回も見てきた光景。
明日には首都から増援が送られてくるだろう。そしてまたこの光景を見ることになる。毎日、その繰り返しだ。
砦へと戻ろうとした俺の耳が何かを捉えた。
魔物の声。耳障りなこの声。そいつを黙らせるのが俺の仕事だった。
剣を強く、握り締める。
地平線を埋め尽くす魔物の群れに向かって俺は走った。
批評してるばかりなので、
自分はどうなのだろう、と思って書いてみました。
よろしくお願いします。
>>795 あんまし緊張感がないなーと思う。
なんかまな板の上で肉をスライスしてるだけって感じ。
ドラクエでいうと、レベル50くらいの勇者がスライムと遊んでるような状態なの?
そりゃあつまんないよ。
アクションシーン=緊張感とは限らない。
主人公の強さを印象付けるのがこのシーンの目的なら、
これはこれでアリじゃね?
あっさりしすぎな気はするけど。
799 :
795:2007/06/11(月) 02:40:11
そうか、難しいな。
じゃあ逆に、弱い主人公が強い敵と戦う場合を書いてみるよ。
>>798 だったら、まずその敵がすごく強いんだけど、主人公がさらに強いという前ふりがないと。
>>800 なんで?
仲間が全員戦死した時点で、魔物の攻勢が圧倒的だってのはわかる。
その魔物をたった一人で防ぐ主人公は、異常なくらい強いってのもわかる。
これ以前にクドクドしく前フリを書く必要はないと思うけど?
802 :
795:2007/06/11(月) 03:19:58
空輸されたのは一時間前。簡単な任務のはずだった。だが気付いた時には敵に取り囲まれていた。きっと情報が漏れていたのだろう。
敵は僕らの部隊を全滅させたとすっかり油断している。それでも僕が飛び出していったところでどうにもならない。
持っているのは、サブマシンガンと手榴弾が二つだけ。そして選択肢も、二つだけだ。
敵の捕虜になるか、それとも潔く散るか。
捕虜になるのは嫌だった。命は拾えても、誇りを失ってしまう。これから先、ずっと後悔するだろう。
ガチャガチャと銃の触れ合う音がした。下品な笑い声。僕の仲間を殺してすぐに、どうして奴らは笑えるんだ。
そう思うと怒りが湧き上がってきた。やるぞ。やってやる。
僕は草陰から飛び出した。眼の前に三人の兵士。皆、白人だ。音に振り返った奴らは笑うのを止めた。
一瞬、時間が止まる。その間に手前にいた一人の顔に鉛弾を撃ち込む。顔面が弾けた。二人目の呆けた面にもお見舞いする。だが三人目は伏せていた。
くそっ。狙いを付けようとした瞬間、太腿に灼熱感。足から力が抜け片膝を付く。振り向くと銃を構えた男がいた。この場にいたのは三人だけではなかったのだ。利き手を撃たれ銃を取り落とす。
英語で男が叫んだ。手を上げろ、だろうか。悪いが右手は上がりそうにない。左手をゆっくりと上げる途中、僕は腰の手榴弾のピンを抜いた。
803 :
795:2007/06/11(月) 03:27:28
アクション描写は書いてて楽しいですね。
でも一投稿に収めながら、濃い文章にするのは難しいなぁ。
>>801 レベル1の勇者ならスライムの団体に殺されてもおかしくない。
そういうこと。
>>803 むしろ一投稿に収めようとする必要はないんじゃね?
実際の小説なら、こんな狭いスペースに詰め込まなくていいんだから。
長い小説の1シーンを切り取るつもりで書いた方が練習になると思う。
必要なら、その小説の要約とかを添付すればいいんだしさ。
>>804 そういうことって言われても、
どういうことかさっぱりわからん。
あんたは
>>795を読んで、
この主人公がレベル1勇者並みのヘタレだと思ったのか?
それはどうかわからん。
ただ、敵からも主人公からも強さを感じない。ただそれだけ。
なぜ強さを感じないのかというと、戦いに緊張感がないから。
緊張感っていうのは、別に主人公が緊張するってわけじゃない。
たとえば、実力が拮抗した勝負でも、ガキのケンカには緊張感なんてないよね。
逆に実力に差があっても、プロボクサー同士のケンカには張り詰めた空気が漂っている。
勝負が一方的に終わるにしても、この緊張した空気がないと、強さってのは伝わってこな
いんだよな。俺がいってるのはそういうこと。
807 :
795:2007/06/11(月) 06:03:08
>>805 長い小説の一シーンを切り取って書くにしろ、
背景や心情の繋がりやその他諸々の部分を作り込んだ上での
一シーンでないと深みは出ないと思う。
>>806の言うような場面を書くとすれば、十枚以上は書かないと伝えるのが難しいんじゃないかな。
>>795は非常に端的なものだし、設定もかなり無茶なものにしたつもり。
そこから何がしら感じるものがあったのなら、それでいいと思ってる。
>>807や
>>805の意見に大筋で賛成。
まあ、
>>797のように取る人もいるし、やや緊張感たらずなのは指摘どおり(俺もそう思う)んだが、ここはあくまでアクション描写のスレッドなわけで。
外枠(深みとかそこに至るまでの状況説明だとか)を評価しようとしないで、純粋にアクション描写の良し悪しを考えればいいんだと思った。
まぁ、アクションが濃い薄いって言うのはその外枠に関わってくるわけで……難しいところはあるんだけども。
願わくば持論の押し付け合いにはなりたくないものだね。
なんか自演臭いスレだな
810 :
784:2007/06/11(月) 16:56:42
ビルの外壁を蹴り、身を宙に投げ出す。
眼下にはネオンで彩られた光の花園。天上には恒星が煌く星の大河。
───ああ、今宵は絶好の忍務日和。
心地良い夜風に吹かれながら、体は振り子運動に移る。
がしゃぁあんっ
淡い間接照明が灯るスイートルーム。
中には初老の男二人がテーブルを挟んで座り、その周りを幾人かの黒スーツが囲んでいる。
皆、招かれざる客の来訪に驚き、殺気立った目で黒装束の男を注視している。
「なんじゃいワレェ!?」
聞かれた男はゆっくりと立ち上がり、淡々と口を開く。
「幕府直属隠密部隊・天誅。」
811 :
784:2007/06/11(月) 16:58:06
場の雰囲気は一変する。
あるものの顔は引きつり。
あるものの喉は唾を飲み下し。
あるものの体は震えてさえいる。
一様に抱く感情は怖れ。業界に流れる与太話の「怪物」が現実に現れたのだ。
怪物は起伏も感情も無い声で言葉を紡ぐ。
「白龍会会長・榊田靖彦に、蒼凰会会長・長曽根雄太だな。お上の命により、貴様らの命を貰い受ける。」
「なっ・・・!」
部屋に居た全員が懐に手を伸ばす───唯一人、黒装束の男を除いては。
ヴィィィィィィィィィッ
けたたましい爆音が鳴り、両会長の首が舞い飛ぶ。
黒装束の男の両手には独逸製の小型短機関銃。毎秒十五発の弾丸を吐き出す、この男の商売道具。
ごろりと転がる生首を見て、黒スーツどもはろくに狙いもつけずに射ちまくる。もはや育ての伯父貴の仇などではない。自らが助かりたいその一心で、引き金を引く。
しかし間合いは詰まる。黒装束はゆらり踊るように弾を避け、気が付けば目と鼻の先。黒スーツの男達のど真ん中に立って居た。
そこで黒装束はくるりくるりと身を回す。
すると黒スーツ達は一人、また一人と床に崩れゆき・・・・
数分後、窓ガラスの割れたスイートルームには、誰一人立って居なかった。
動くものは夜風に暴れるカーテンと、点滅を繰り返す照明のみ。
その階の廊下には黒装束の男が一人。
銃口から白煙がのぼる商売道具を背中にしまい。
「忍務完了」と独り呟く。
>>802 いいと思うんだけど、状況説明はアクションに盛り込んだ方が良くないか?
たとえばその文章一行目に、
目の前一メートルの地面を、三人編成の斥候が通り過ぎた。ぼくは極力頭を低くし、雑草の中に自分の身体を埋めた。
とか入っていると俺好み。
あと、主人公軍人らしいのにセンチメンタルすぎ、
とか戦場のど真ん中で状況判断断定しすぎ、
とか細かな突っ込みはいくつかある。
813 :
784:2007/06/11(月) 17:16:00
上記で出てたように、今一度他ジャンルの作品をかじってこようかと思います。
他のスレで表現技術アップには写本が良いと出てたので、
とりあえず本棚にささってる「燃えよ剣」と「大菩薩峠」の戦闘場面でも写本してみようかなと。
終わったらまた来ますね
>>812 その通りですね。
一投稿にまとめようとしたのが無茶だったようです。
>>813 他ジャンルの作品を読むのはいいことだと思いますが、写本は意味がないように思います。
とにかく本を読みまくって、文章から違和感を感じとれるようになってください。
プロの作品を読んでいて、自分だったらこう書くな、と思えるようになれればそれなりに表現力が身に付いているはずです。
完璧な作品なんてないんですから。
プロの文章を読めっていっても、ラノベ作家はいろいろだからな・・・
写本はすごくいい勉強になるよ。
ただ、やりすぎたり一人の作家に偏ると、語彙とか言い回しが完全コピーになってしまう。
他人が見ても、誰の影響を受けているのかすぐわかるというか。
殺陣はこのスレみたいに流れに緩急をつけることも重要だな
拳が飛んだ。
目をつむった直後、頭の中でなにかが折れる音が響き鼻のあたりを激痛が襲った。両手で顔を覆いながら俺は背中から倒れ込んだ。
顔の周りにほこりが舞い上がる。土の匂いがした。
涙がにじむ目をうっすらと開けると豚野郎が俺にかぶさるようにして立っている。逆光で顔は見えないが、荒い鼻息が聞き取れた。
「観念しやがれ」
そう言って、俺の胸ぐらを掴み上げる。足が宙に浮いた。
俺は自分の鼻血がべっとりとついた手で、豚野郎の頭を撫で付けてやった。勝ち目はないからとせめてもの嫌がらせだった。やつは醜い顔をくしゃくしゃに歪め、さらに豚らしい顔になった。俺の顔はにやけていたと思う。
「へへ……へ」
少し笑っただけでも、つぶされた鼻には刺すような痛みが走った。
腹に重い打撃を食らい、俺の身体はまたもや吹っ飛んだ。ダンゴムシのように丸くなり、腹の痛みに耐えようとした。
早くこねーかな、カズの野郎。俺、本気でやられちまうよ。
飽きた。その後「俺」はうまいこと足かっくんかまして自力で逃げ出しました。カズは家で寝てたよ。
戦闘が始まった。
ガガガガガガガガガ!!!
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!」
「ひぃぃぃぃぃぃぃ!」
どかーーーーーーーん!!!!!
「うわぁぁぁ!!!助けて!!!」
バババババババババ!!!!
「・・・・・・・」
5分後に戦闘が終わったとき、そこに立っているものは誰もいなかった。
FIN
821 :
名無し物書き@推敲中?:2007/07/14(土) 22:24:55
おおー、盛り上がってるな!!
俺も混ぜてくれ!!
822 :
821:2007/07/14(土) 22:28:00
ごめん、誤爆ったww
薄暗い廃工場の中に乾いた炸裂音が幾つも響き、何人かの悲鳴が聞こえてくる。
五月蝿い、と思う。こんな仕事、さっさと終わらせたいのだ。
はぁ、と溜め息をつくと、俺のすぐ傍に三発ほど弾丸が飛んできた。流れ弾か、それとも俺を狙ったのかは分からない。
しかし、それで俺の中の何かに火がついた。殺す。それも一人残さずに。
軽くそんなことを考えて、俺は立ち上がった。幸い、俺のいる場所は外れも外れだし狙われているとしても弾丸の来た方向からはちゃんと隠れられるようにしている。
さて、殺し合いの始まりだ。
得物はナイフが一本と特注で俺仕様にしてもらったスチェッキン・マシンピストルだけ。とりあえず、弄ってあるのはグリップと装弾数。 尤も、装弾数は二発増やして二十二発にしてもらっただけだが。
心許ない武装だが、俺にはこれで充分すぎる。
タイミングを計り、物陰から出る。
すかさず打ち込まれる三発の銃弾。避けるまでも無く、それは俺を外していた。
だが、それで俺は相手の場所を確認できた。右前方で、種類は分からないがサブマシンガンを持っている男だ。
そいつを殺すために俺は走る。無駄弾は撃てない。標的が何人いるかは殺した後で数えよう。
音も無く走る俺を見て、俺を狙っている男の顔が少々歪む。恐怖か、不安か、まあ、俺にとってはどうでもいい。
再び放たれる三点バーストによる弾丸。それを簡単な体捌きのみで躱し、俺は男に肉薄する。
最初からフルオートで殺しに掛かればよかったものを。弾を惜しんだのがその男にとっての悲劇だった。
すれ違い様に左手のナイフで男の頚動脈を掻き切る。噴水みたいな血が綺麗だが、そんなものに構っていては殺されてしまう。
俺を狙った弾丸が飛んでくるが、それの出先も確認済み。距離は二十メートル、方向は右。
飛んできた弾丸を身を屈めて躱し、お返しとばかりに撃ってやる。たかだか二十メートル、俺には手の届く範囲と同じだ。
あやまたず俺の撃った弾丸は相手の頭を撃ち抜く。手ごたえの無いやつだ。
そう思いながらもすぐに俺は物陰に身を隠す。まだまだ的はたくさんいる。
さぁて、次の獲物は何処だ?
824 :
823:2007/07/20(金) 13:58:16
短いし、途中で終わっちゃってますが、批評お願いします。
>823
些細な疑問
>俺のいる場所は外れも外れだし
廃工場の外れなのか?
>再び放たれる三点バーストによる弾丸。それを簡単な体捌きのみで躱し
この体捌きの具体的な動作をちょろっとでも描こうという気は無いのか?
いつのまにナイフと拳銃を持ち替えたかの記述がないが気のせいか?
>>823 >心許ない武装だが、俺にはこれで充分すぎる。
自分で言うか。面白いな。
827 :
823:2007/07/21(土) 20:08:46
>>825 >廃工場の外れなのか?
はい、廃工場の外れ……というか隅っこですね。
隅の方に隠れてて、隙を窺ってたという状況だったんですが分かりにくかったですね。
>この体捌きの具体的な動作をちょろっとでも描こうという気は無いのか?
これについては言い訳のしようもありません。
自分なりにテンポを考えて書かなかったんですが、しっかり描写しないとテンポもクソも無いですね。
>いつのまにナイフと拳銃を持ち替えたかの記述がないが気のせいか?
あ、これは見落としてました。
一応、右手に銃、左手にナイフを持ってたんですが、書き込むときにコピーをミスってたみたいです。
申し訳ないです。
>>826 色々と自信過剰な人なのです。
修羅場を多くくぐり抜けてきた人は慎重になるか、
自信過剰になると思ったのでこんな人物になってしまいました。
828 :
230:2007/07/22(日) 21:14:42
>>823 論外。横が全然鍛えれてない。
俺はこの2年で相当の文章能力をアップさせたが、お前等は失念な結果になったようだな。
>828
>失念な結果
文章力ねえ……。
830 :
名無し物書き@推敲中?:2007/07/22(日) 21:39:39
>>829 この場合は、
文章能力ねえ……。
と書いた方が上手な煽り文句といえるでしょう。
831 :
名無し物書き@推敲中?:2007/07/22(日) 22:04:40
もう2年間頑張ってこい
832 :
823:2007/07/22(日) 23:06:10
>>828 あの、私は初カキコだったんですが。
ついでに、横ってなんですか?
>>828 お前、もう一度文章の勉強してこい。
これは嫌味じゃなくて、本気のアドバイス。
>>832 ほっとけ。
834 :
828:2007/07/23(月) 20:08:21
まさかこんな過疎スレで5人も釣れるとはw
最近は役不足とか大円団くらいじゃ誰も構ってくれねーから、
誤用の織り込み方を練習してる。
文章って本当に難しい。ネタ仕込んだ所以外を突かれると悔しくて顔真っ赤になる。
なんでもものは言いようだな
がんばれ
ガンガレ
ゲハのGKとかもこういう能力磨いて妊娠釣ってるんだよな。
初カキコです。ラノベ風に書いてみました。
アドバイスお願いします。
Aは突然背後から首を締め上げられた。脚が宙に浮く。
男は全身黒い甲冑で覆われていた。どれだけ短剣で叩いてびくともしない。
全身から力が抜けていく。短剣が地面へと落ちた。
Aは男の腕をわしづかみにすると全身のばねを使って脚を跳ね上げた。
鉄棒の要領で体を一回転させ、その勢いで男の肩へひざを折り着地。
肩に乗ったまま上半身をねじって腕をほどき、甲冑の隙間に指を入れた。
そして体中の熱を注ぎ込んでいく。指先からぱっと火花が散り男は全身が火に包まれた。
男から離れAが振り向いた瞬間、女が日本刀を振り下ろしていた。
避けきれない!
ひゅっと風を切る音が耳元で聞こえ、肩に激痛が走った。
女は鋭い目でにやりとAを見下ろし、またも刀を振り上げる。
傷口を手でかばいながらAは女に脚払いをかけた――決まった!
短剣を拾い、そのまま女の上へ倒れこんだ。
女が低くうめき、動かなくなった。
肩の痛みで目を覚ました。
夜が明けている。ずいぶん長い間気を失っていたらしい。
襲った二人は倒れたままだ。
「父さん…母さん…」
Aは一晩中泣き続けた。
839 :
名無し物書き@推敲中?:2007/07/24(火) 02:27:21
age
夏だな。
俺の拳は虚空を切った。
奴の蹴りはかすかに右脚に掠ったが、痛みもかすかなものだった。
俺は後ろに跳ぶ。血が放物線を描き、俺の脚から流れ落ちた。
それが合図だったかのように、奴は俺の懐へ跳び荒ぶ。
拳が迫った刹那、俺は体を捩り、左に転がる。
奴の拳は勢い余って壁にぶち込まれる。俺は体勢を立て直そうとする。
だが遅かった。
奴は俺が立ち上がろうとする前に拳を壁から引き抜き、俺にぶち当ててきた。
俺は弧を描き落下する。最早俺には抵抗する気力も体力も無かった。
左手が俺の内臓を千切り左足が俺の胸骨をぶち割る。
たまらず俺は呻く。
奴は嗤う。削岩機の音をを笑い声に変換した様な大きさだった。
靴が俺の頭に載せられる。走馬灯は無かった。
なんか書いてみました。アドバイスお願いします。
嗤うとか痛い
>>841 ほぼ全部の文章が悪いので、ひとまず冒頭の二行だけ突っ込んどく。
>俺の拳は虚空を切った。
一行目として適切な物ではない。拳「が」のほうがいいと思う。
>奴の蹴りはかすかに右脚に掠ったが、痛みもかすかなものだった。
……ごめん、この一文、徹頭徹尾おかしい。
間違いを指摘する気力が湧かないぐらいおかしい。
それ以降も全ておかしい。
全文読み返して、文章のつながりが悪いと思うところ潰して、
それから投稿しなおして。
844 :
823:2007/07/26(木) 22:20:04
夜の闇に銀の三日月が閃く。
それが始まりの合図だった。
一呼吸の間に幾つもの火花が散る。それは今から死に逝くどちらかへの葬送の手向けだろうか。
暴風のような攻防は一際甲高い金属音と共に止み、戦っていた二人は距離を取ってお互いを睨みつける。
片や隻腕の襤褸を纏った老人。片や精悍な顔をした体格の良い青年。
姿形のみを見れば、青年が有利に見える。
だが、実際にはそれとは逆に老人は涼しい顔をしていて、青年は全身に汗を流して焦りを露にしていた。
舌打ちと共に青年が切りかかる。
速い。
だが、青年の放った充分な威力を持つだろう剣戟を、老人は容易く受け流す。まるで流水のように滑らかな動きだ。
速度と威力を充分に乗せた一撃を受け流され、青年は大きく体勢を崩す。
致命的な隙。
当然、それを見逃す老人ではない。
老人の後方に体が流れていく青年の背に、老人はその手の剣を叩きつける。だが、その一撃は空を切った。
青年が無理矢理体を地面に倒して、老人の剣を避けたのだ。
追撃として大地を貫き通すかのような強力な突きを倒れている青年に打ち込む老人。
それをなんとか転がって避けた青年は、剣を半ばまで大地に刺してしまった老人を見て攻撃に移ろうとする。
だが、その前に後頭部に強い衝撃を受け、青年の視界は90度ほど下にずれることになった。
剣の柄を回転の軸とした曲芸染みた老人の胴回し回転蹴り。
そして、老人はその勢いを利用してあっさりと剣を抜くと、動けずにもがいている青年に向けて一言呟く。
「なかなか、楽しかった」
ザク、という鈍い音。
老人の剣は青年の首筋のすぐ横に突き刺さっていた。
「あと十年修行したら、また相手になってやる。がんばれよ、若人よ」
再び書いてみました。
批評、お願いします。
845 :
1/2:2007/07/27(金) 00:25:01
>>844 さてどこから突っ込んだものか……
あくまで主観だが批評してみる。
前の文章よりうまくなったのかどうかは判断できない。すまない。
全体的にナレーション風。かと思えば説明すべきところの手を抜いている感じ。
神視点に慣れていない身としては何度か投げ出しかけたというのが素直な印象。
>片や隻腕の襤褸を纏った老人。片や精悍な顔をした体格の良い青年。
「襤褸を纏った隻腕の老人」のほうが読みやすい希ガス。
それと、これはファンタジー的世界観の話? それとも日本風時代劇調の話?
刀は普通剣とはあまり書かないだろうから前者だろうとは思うんだが、青年のほうの格好がまるでイメージできない。頭の中で動いてこない。
> 舌打ちと共に青年が切りかかる。
> 速い。
そもそも誰の視点なんだろう。神視点?
ただ説明してる感じ。だからといって微に入り細を穿っているわけでもない。
唐竹割りに頭カチ割ろうとしたのか胴薙ぎの一閃をくれたのか、せめて縦横くらい描写しないか。
>老人は容易く受け流す。まるで流水のように滑らかな動きだ。
描写だけすればいいと思ってるんじゃないだろうか。
説明じゃなく描写をしろ、とはよく言うが、それにしてもあんまり。どういう風に受け流したのか。
まさか手で受け流した訳ではないだろうし。剣先を重ねて撫でるように軌道を逸らしたんなら、そう書けばいいし。踏み込んで体捌きを交えたかもしれない。
その一連の動きが「流水のように滑らか」だったなら、みんな納得してくれそうなもの。
846 :
2/2:2007/07/27(金) 00:26:21
>追撃として大地を貫き通すかのような強力な突きを倒れている青年に打ち込む老人。
落ち着いて文章を分けるといい。この情報量は一文に突っ込むには多い。読点で一度切るなり、文章を二つに分けてみるなり手はある。下手を承知で書きなおすなら、
「地に臥した青年にすぐさま追撃の一閃が飛ぶ。大地も割れよとばかりの、渾身の突きである。」
といったところか。
>それをなんとか転がって避けた青年は、剣を半ばまで大地に刺してしまった老人を見て攻撃に移ろうとする。
説明臭い。相手が攻撃不能なら襲い掛かるのが定石だろうと思う。
>だが、その前に後頭部に強い衝撃を受け、青年の視界は90度ほど下にずれることになった。
>剣の柄を回転の軸とした曲芸染みた老人の胴回し回転蹴り。
もう何がどうなってるのか……
読む人にも限界がきそう。
>動けずにもがいている青年に向けて一言呟く。
言いたいことはわからんでもないんだが……
普通呻いてるんじゃないか。動けないなら。もがく、というのがアレっぽい。
具体的な動作で代用してみてはどうか。立ち上がろうとして弱弱しく土を掴む、とか。
あくまで主観的なので、取捨選択のほどを。
847 :
名無し物書き@推敲中?:2007/07/27(金) 00:26:33
>>844 老人か若者かどちらかの視点になって書いたほうがスピード感が出ると思う。
久しぶりに投稿したくなったので、自信は無いけど
自分も批評お願いします。
848 :
1:2007/07/27(金) 00:31:23
ショートショートになってしまいました。おまけにsage忘れてました。すいません。
メキシカン・スタンドオフだ。まさか本当に、こんなことが。
目の前に自動拳銃の暗い銃口がある。勿論それは僕を狙っていて、相手がトリガーを引けば僕の頭は吹き
飛ぶだろう。そして、僕も相手に拳銃を突きつけている。同じくトリガーを引けば、相手の頭は粉々になる。
ジョン・ウーの映画なら協会と白い鳩が出てくるだろう。だが、ここにはそんなに気の利いたものはない。
ただ、お互いが動けば――つまりどちらかがトリガーを引けばってことだ――死か、或いはそれに近い状
態になるということだけだ。
僕も、恐らく相手も、そんな目には遭いたくない。と、いうより死にたくない。
だから僕も相手も、動くに動けないのだ。
この状態こそまさにメキシカン・スタンドオフ。
849 :
2:2007/07/27(金) 00:35:07
その瞬間、僕の目には自分の手から離れて落下していく拳銃しか映ってなかった。その動きはやけにスローモーションだ。
銃の動きに合わせて、僕は屈みこむ動作をした。その動作もスローモーション。
僕が屈んだ時、ちょうど銃は目の前に在った。それに腕を伸ばす。
銃を掴んだ瞬間、周りの景色が元に戻った。勝った。
しかし、撃つ瞬間、妙なことに気づいた。存在するはずのないもう一つの銃口が、さっきと同じようにこちらを向いていた。その
向こうに、こちらと同じような格好をしている相手の男が映った。
あれ? と思う前に、もう僕は反射的に発砲していて、それは相手も同じだった。
アクションの割合が少ないです。すいません。
一人称が「僕」なのは仕様です。
批評お願いします。
>>849 「シャンハイ・ヌーン」を思い出した。
氏は映画が好きなんだろうか。そんな空気がある。
>死か、或いはそれに近い状態になるということだけだ。
対比するような文の構成にしているけど、ムリに名詞化しようとして「〜ということ」とやってるからなんとなく収まりが悪い気がする。
或いはそれに云々というのも、若干くどい。
もっと軽妙に書いてしまっていいと思う。海外小説風に。
「ただ、お互いが動けば――つまりどちらかがトリガーを引けばってことだ――二人仲良く地獄の扉を叩くことになる、それだけだ。」
イマイチ感が漂う。意見だけ受け取ってほしい。
>その瞬間、僕の目には自分の手から離れて落下していく拳銃しか映ってなかった。その動きはやけにスローモーションだ。
ここでいきなり動きがあるので若干唐突に思った。
主人公が銃を手放した動作に予兆がなかったためか。
良しとするか悪しとするかは見たものの主観に寄るだろうが、私は少し首をかしげる。
銃を落とすところの描写はもう少し説明的ではなく、描写よりに書いていいと思う。
主人公は拳銃のグリップ、そのチェッカーまで見えるほどに集中していたかもしれない。
集中のあまり時の流れの遅滞を感じることをスローモーションと書いてしまうのは簡単だが、主人公が感じた情報をつめこみ気味に書くことで、ゆっくりな時の流れの中を動く主人公の視点を読者に追わせることができる。
やり過ぎるとウザいだけなのが痛いが。
感じたのはこのようなところ。
それと、このレベルならアクション描写スレのここじゃなく、別に文章批評のスレッドが立っていると思うから、そこでも意見を聞くといいと思う。
余りアクションしてないしな。
>>850 >動きがあるので若干唐突に思った。
本当に申し訳ありません。よく見たら話の繋ぎの部分を飛ばして投稿してしま
いました。
とりあえず繋ぎの部分(1の次の部分)を投稿します。
しかし、この状態をだらだら続けるわけにはいかない。長期戦になると僕の苦手な体力勝負だし、頭がまと
もに働いている今行動した方が勝機はある。でも、どうすればいいのか。
まず思ったのはこのまま撃ってしまうこと。これは論外。運良く先に撃ってそれが相手を殺したとしても、
銃弾の衝撃による筋肉の収縮で相手もトリガーを引いてしまうかもしれない。
次に思いついたのは相手に飛びかかって銃を?ぎ取る。論外。映画じゃあるまいしうまく行くわけがないか。
駄目だ。何も思いつかない。
「なあ」
突然、目の前の男が声を掛けた。僕は内心驚いてトリガーを引きそうになった。危ない危ない。
「お互いこうしても何の進展もないだろ? ひとまず銃は捨てたほうが良いと思うんだが」
こちらとしてもそうしたいところだけどね。
「それで? こっちが捨てた瞬間に撃つのか?」
「三秒数えて同時に捨てよう」
「お前が捨てるという根拠は?」
「ない」
怪しい臭いが漂いすぎだ。いや、待てよ。これはうまくいったら……。
「……分かった。でもカウントは僕がする」
相手の男が頷いた。緊張しているのか額に汗で髪が張り付いている。
「スリーカウントだ。いいな。――ワン」
銃を握る手に力を入れた。汗でよく滑る。
「トゥー……」
こちらに向いている銃口を気にしては駄目だ。失敗すれば死ぬ。
「スリー」
いかが2に続きます。
あまり変わらないかもしれません。本当にすいませんでした。
>>851 印象がだいぶ異なる。
できれば最初からフルで読ませてもらいたかった。
普通にショートショートとしては成立している。映画でもなきゃなさそうな展開だが。心理戦というか。
しかし若干、主人公の心の声がくどいように思う。ケースを想定している部分に若干説明臭さが漂っている。
それと、もぎ取るの「も」は、漢字だとブラウザによっては表示できないようだ。留意されたし。
853 :
823:2007/07/27(金) 01:56:58
>>845-846 突っ込まれた点を踏まえて改めて読み直してみました。
……読者置いてけぼりですね、これ。
自分で書いたハズなのに読んでるだけでは情景が浮かんできません。
描写の少なさは前の投稿で指摘されていたのに、あまり改善されてませんし。
>>847 やはりアクションを描写するのは一人称の方がやりやすいんでしょうか。
どちらも書けるのが一番いいんでしょうけど。
一旦出直して、投稿したものを自分で書き直してみます。
ありがとうございました。
>>853 良かった。
一人称じゃなくても、登場人物(主人公)の背後霊的視点でやるとやりやすい。
完全神視点だと、
>>844と同じ失敗、つまりどこから動きをみているか判らなくなるので、
結果的に描きにくくなる。
ほら、アクションって攻め・受けだろ?
文体も、自動、受身形になりやすい。
そん時に視点が定まってないと、人物が混乱しやすいから。
こんだけ書けるのなら、それぐらい判ってると思うけど。
しかしあんたアクション映画好きだな。
文章も達者だし、ニヤリとさせてもらったよ。
なんだよこの良スレw
856 :
はじめまして!!:2007/07/27(金) 21:43:51
霊に抱き込まれたかのような暗雲の垂れ込める空。
遠くでは、果てに流れ着いた流木のような枯れ枝が、空を諦めてその疲れた
腕を垂らしている。
水平なふたつの銀閃の月が、互いに先を向けて沈黙していた。波立つ草の海
に両足を突き刺したまま刀を下段に構える英一と転助。
ふたりの間に言葉はない。英一が踏み降ろすように足を出せば、転助も流れ
るように歩を詰める。
やがて引かれ合う磁石のように歩調を加速し、ついには同時に草を蹴って間
合いを破るふたり。
英一が上段に振りかぶり、小柄な転助に覆い被さるように叩き降ろす。
転助は冷静に切先を下に向け、それを受け流す体勢に入る。しかし体重の
乗ったはずの英一の一撃は、それを予期していたかのようにさらに一歩を踏み
込んで転助の刀を握る手を狙う。
それを引いてわずかに切先が上向く転助の刀。
さらなる脅威的な脚術で地を蹴り、頭と脚を左右に投げ出して宙で横寝にな
る英一。そのままの体勢から全身のばねをもって横薙ぎに振り切った一撃が、
転助の刀の鍔を後ろから捕らえてその手からもぎ取るように弾き飛ばした。
いや、瞬間転助が手を離したといってもよかった。寸前で諦めた転助の機転
により、無理な体勢のまま草地に叩きつけられた英一と転助の間には大股三歩
の間合いがあった。
857 :
名無し物書き@推敲中?:2007/07/27(金) 21:45:17
<つづき>
転助は助走をつけて、倒れたままの英一の刀の届く一寸上に弧を描いて飛び
上がった。
英一を飛び越して落ちた刀を取ろうとした転助だったが、こともあろうに英
一は倒れ込んだ姿勢から、充分とはいえないまでもその両の豪腕に込めた力で
刀を転助に向かって投擲する。
宙を滑る転助にはもちろんそれをかわす術はなく、とっさに両腕を出して身
を庇うものの刀は転助の右肩下に深々と突き刺さる。
そのまま朱線を引いて転助は草むらへと投げ出され、二本の刀身が打ち合わ
される金音が草むらから響いてくる。
会心の笑みをもって立ち上がる英一。
しかし、次の瞬間には血まみれの右手を重りのように吊るしながらも、その
先と左手に二本の刀を持った転助が立ち上がる。
「キテレツ、降参するナリよ……」
荒い息と共に吐き出す転助に、英一は眼鏡の下から冷ややかな侮蔑の視線を
送って言った。
「転助、その刀をよこせ」
<おわり>
ま、前々スレからのコピペなんだけどなwwwww
>ジョン・ウーの映画なら協会と白い鳩が出てくるだろう。だが、ここにはそんなに気の利いたものはない。
>ただ、お互いが動けば――つまりどちらかがトリガーを引けばってことだ――死か、或いはそれに近い状
>態になるということだけだ。
ここだけは、ちょっと
今のお前の ザ マ 見ラ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
720 名前:ミラ ◆YUnDLJjVsc [] 投稿日:2007/07/27(金) 00:55:09
>なぜなら我々は一人ではないからだ!
このフレーズ気に入ってるみたいだな。実は俺が最初に書いたんだよ、名無しでな。
ククク
┐(´∀`)┌ハイハイ
>>852 評価していただいてありがとうございます。
説明臭さが漂ってるのは私の力量不足です。実は以前もそう指摘されたこと
があるので、主人公に語らせることによって解決しようとして見ましたが、
効果がなかったみたいです。
もぎ取るという漢字については私の注意不足でした。何でも変換すれば良い訳ではないようです。
繋ぎを飛ばしてしまったことは本当にすいません。
改めて評価ありがとうございます。
861 :
名無し物書き@推敲中?:2007/07/28(土) 00:13:12
突如反転すると、背後から迫り来る敵の一人に、電瞬一撃の抜刀を浴びせる
。抜刀された男は首の皮一枚を残して絶命した。
正英の居合いのすごさに圧倒された残りの二人は、すでに敵ではなく、腹や
胸を裂かれてあっという間に地面に倒れ伏し動かなくなる。
後方の三人を制した正英は、前方に駆け出す。 崖際の三人が、槍を構えな
がらむかってくる。 正英は、左側の山の急斜面を一気に駆け上がろうとする
。 三人のうちの一番近くの男が、長槍を突き出した。正英は繰り出される槍
をかわし、飛び上がってその槍の柄のわずかな幅の上に乗る。
己の槍の上で起こった、この世のものとは思えぬ妙技に眼を剥き驚愕する男
の首を気合一閃、横殴りに刎ねた。
すさまじい勢いで首のあった場所から血が噴きあがっていく。
撒き散らされる血にも構わず、正英は今まさにに殺した男の槍が地に着く前
に、崖肌へと跳んだ。 その着地した瞬間を狙い、他の二人の槍が同時に突き
出される。
斜面に足をつけた正英はその反動を利用し、手毬が弾むがごとく、槍の方向
に一回転し、二人の男の背後にまわった。
男たちが振り向こうとしたとき、すでに彼らの命はあの世に飛んでいったの
である。
刃の血を払い納刀する音が、地獄への黄泉路を歩き出した名も知らぬ男たち
への手向けであった。
どういたしまして。
一緒にがんばりましょう。
今のお前の ザ マ 見ラ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
720 名前:ミラ ◆YUnDLJjVsc [] 投稿日:2007/07/27(金) 00:55:09
>なぜなら我々は一人ではないからだ!
このフレーズ気に入ってるみたいだな。実は俺が最初に書いたんだよ、名無しでな。
ククク
863 :
1/2:2007/07/29(日) 12:26:29
823です。
>>844を老人視点で書き直して見ました。
批評をお願いします。
「剣聖殿とお見受けします。一手、指南願いたい」
いつもの散歩道、その道を遮る鎧を纏った青年はそう言って腰の剣を引き抜く。
空には丸い月。ふむ、これはなかなかの舞台だろう。
儂は軽く苦笑しながら持ち歩いている抜き身の真剣を肩に担ぐ。
左腕を昔の戦いで落とした儂には剣を鞘から抜くことでさえも一苦労なので、無断からこうして抜き身で持ち歩いているのだ。
タン、と足取りも軽やかに儂に切りかかってくる青年。
右肩から左脇へと抜ける軌道。まぁ、当たれば死ぬだろう。
だが、その斬撃を儂は半歩後ろに下がり、右へと少し体を傾けるだけで躱してやる。
そして、やや体勢の崩れた青年へと向けて一文字の水平斬りを放つ。殺すつもりはあまり無いので青年が受けられるように少し遅めに。
慌てて手の剣で儂の一撃を防ぐ青年。反応は悪くないが、経験は足りないのかもしれない。
さて、少し遊んでやるか。
儂は左足を一歩前に出し、重心を前に移す。
明らかに攻撃型へシフトした儂を見て、青年の目の色が変わる。これはなかなか良い勘をしているではないか。
にやりと笑い、儂は正眼とやらに構える。これは昔東方から来た男の良く使っていた構えだ。意外に使いやすいので儂も教えてもらったのだ。
青年にとってこの構えは見たことが無いのだろう。やや戸惑ったように迷いを見せるが、その迷いを断ち切るように剣を振りかぶった。
「ハァッ!」
裂帛の気合と共に放たれる強力な唐竹の一撃。
そんなものを片手で受けるわけにもいかず、儂は青年の剣の軌道上に自分の剣の切っ先を置く。そして青年の剣に自分の剣を右から合流させ、剣閃の軌道を変えてやる。
お返しとばかりに下段から左上に切り上げる。が、響く音は金属を擦る耳障りな音。
随分と硬い鎧のようで鎧を切り裂くには至らなかったようだ。
フンと鼻を鳴らし、青年の放つ切り上げを受け止める。
全く、若い者は元気で良い。
青年がリズムを変え、高速の連撃を放ってくる。
袈裟、逆袈裟、水平、唐竹。
儂はその攻撃を円を描くようにしながら全て弾き返す。甲高い音が幾つも響き渡った。
864 :
2/2:2007/07/29(日) 12:27:20
このまま速度で攻められては面倒なので、儂は一歩退がる。と、同時に青年も後ろに下がっていた。なにやら、儂に全部受けられたのが不満らしい。
なかなかの強さだったが、そろそろ勝負を決めてしまおうか。
再び正眼に構え、儂は少し本気の眼で青年を見る。
汗が額に滲んでいる青年は、覚悟を決めたように思いっきり振りかぶって斬りかかって来る。
速い。少なくとも、今日一番の速さだ。
だが、おしい。少々、正直すぎるな。
儂は剣を頭の上に構え、青年の剣を受けつつ右へと一歩踏み込む。気勢の乗った青年の一撃を片手では受けられるわけが無いが、もともと受けた手には力など入っていない。
青年の剣は儂の剣に僅かに軌道を変えられ、儂の後方に体が流れていく。
おやおや、随分と体勢を崩してしまったものだな。
フッと笑い、儂は倒れた青年に剣を叩きつける。だが、その剣は空を切った。
青年は無理矢理体を地面に倒し、儂の剣を避けたのだ。良い判断だが、少々儂を相手にするには頭が足りない。
地に伏した青年に儂は追撃をかける。大地ごと貫き通さんと放つ、渾身の力を込めた突きだ。
青年の鎧の固さを考慮した突きだったのだが、それが裏目に出てしまう。
青年が転がって儂の突きを避けたのだ。
本気で殺しに掛かって放った突きなので、剣が半ばまで地に埋まってしまった。
チッと舌打ちすると、青年が立ち上がろうとしているのが見える。
仕方がない。剣を抜くのは諦めよう。
儂は一歩で青年の懐に詰めると、青年の顎に向けて膝蹴りを放つ。
思いっきり喰らって仰け反った青年に、今度はかかとを後頭部に打ち込む。
鈍い音と共に糸の切れた人形のように倒れる青年。
体が動かないのだろう。呻き声を上げながら、もがいている。
いつの間にか青年の手から離れていた剣を手に取り、儂は青年の傍らに立つ。
そして、儂は一言呟く
「なかなか、楽しかった」
ざく、という鈍い音。
儂の放った剣は青年の首筋のすぐ横に突き刺さっていた。
「あと十年したら、また相手になってやる。頑張れよ、若人」
865 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 19:14:30
空には丸い月。de moukinntyoukannga消えたよ。ふむ、これはなかなかの舞
台だろう。 儂は軽く苦笑しながら持ち歩いている抜き身の真剣を肩に担ぐ。
も抜き身は真剣だろうって馬から落ちて落馬したの。なんでわざわざ
肩に担ぐの。緊張感がほしい。
861>>突如反転すると、背後から迫り来る敵の一人に、電瞬一撃の抜刀を浴びせる
。抜刀された男は首の皮一枚を残して絶命した。 正英の居合いのすごさに圧倒された残りの二人は、すでに敵ではなく、腹や
胸を裂かれてあっという間に地面に倒れ伏し動かなくなる。以下略すけど
上にあった861 のほうがよさげな。
866 :
823:2007/07/31(火) 21:41:35
>>865 緊張感ですか。なかなか難しいです。
あと、確かに抜き身の真剣というのは文章がおかしいですね。
真剣というだけで充分ですし。
次回はこのあたりを意識して書いてみます。
867 :
名無し物書き@推敲中?:2007/08/12(日) 12:22:37
sage
→867
sage方もわからんのか池沼。
メール欄にsageって書き込むんだよ。
870 :
名無し物書き@推敲中?:2007/08/16(木) 23:51:05
あれここIDでないのか。池沼相手に熱くなりすぎたなw
おまえだろ池沼は。あとおまえの両親も池沼だろ?w
872 :
868:2007/08/17(金) 00:04:34
869と870はおれじゃない!
おれの書き込みをバカく見せようとしてるんだよ!
あとメール欄の字がsafeのまま戻らなくて困ってる。
ウィンドウズ板で聞いたらテンプレとか言われてうざすぎ!
873 :
名無し物書き@推敲中?:2007/08/17(金) 12:36:07
なにこれ
875 :
名無し物書き@推敲中?:2007/08/26(日) 02:52:55
再開age
876 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/02(日) 12:42:55
保守
877 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/17(月) 20:32:51
沈んでるねぇ
878 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 10:57:37
ピロピロピロ
一ヶ月以上過疎っているんじゃまいか。だらしないな。
不本意だけど、漏れが書いた自慢作を先に晒してやろう。
俺が波動拳を放った。
相手が100人ぐらいぶっ飛んだ。
相手が手裏剣を投げつけた。
俺が37のダメージを受けた。
俺が破壊光線を放った。
相手が139人爆発に巻き込まれた。
相手が逃げた。
おしまい
880 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/06(土) 07:17:32
>>879 俺「はどぉぉぉけえええんん!!!!」
ギュォォォォォォ・・・ドッガァァァァァァァアアアアアアアアアアンン!!
敵「いっきに100人くらいも倒すなんて・・・・・・なんて奴だ!!」
ザクザクッ!
俺「むっ、これは手裏剣!37ほどのダメージか!!くらえ破壊光線!!」
パワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワ
敵「ギャー!!139人もの同志が・・・・・・逃げろー!!」
俺の我流だけど、こんな風に書けば無駄なく臨場感が出る。
効果音とかも迫力を出したいなら不可欠だよ。
881 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/06(土) 11:06:49
>880
下手くそ
比喩表現が少なく、描写がとても分かりやすくてスラスラ読めてしまう。
そういったチャンバラシーンを描きたいんですが、参考になる作家はいませんでしょうか?
司馬遼、津本陽、その他時代物の大御所はみんな読みやすいよ。
それわかる。
それを目指して書き続けたのに行き着いたのは描写ごちゃごちゃの文章……
書いてるときに思考停止してるんじゃあるまいな、俺。
右とか左とか、手足の動きとかを描いちゃってる時点でもうダメなんだよな。
>>885 俺だ……
アクション描写がいいですね とか言われて調子に乗ってこないだどん底まで叩き落された所だよ
ちょっと修行してくる
887 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 20:20:58
ボクシングの構えだ。
そう思った時にはすでに視界がブレていた。
殴られたのだ。顎に痛みが走る。脚に力を込めて踏ん張る。倒れない。耐えた。腹に鈍痛。もう次の攻撃だ。速い。呻く暇も無い。
定まらない視界のまま手を伸ばした。何かを掴む。力まかせに引っ張ると敵がよろけた。掴んだのは敵の服だった。
チャンスとばかりに腕を振る。拳が敵の顔面を打つ。痛む拳を構わず振る。何度も何度も敵に拳を打ち付けた。気付くと敵は床に伏せていた。
細かい描写なしだとこんな感じ?
889 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 21:00:22
890 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 22:22:14
891 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 22:23:42
892 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 10:38:55
894 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 13:12:41
じゃあおまえがかけよウジムシ
895 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 14:16:15
書かなくて良いよウジムシ
「無粋を承知で問いましょう。何を笑っているのです?」
殺人狂の問いかける声に、鎧姿は刹那的な笑いを漏らした。
「貴様の刀の声が、心地よい。おれを殺す方法を探している」
二本の刀をクロスして構え、甲冑の男は軽く両足を開いた。大地に立つ樹のようにどっしりと、安定した構えだ。移動スピードに秀でているわけではない。しかし、寄るもの全てを切り刻む威力と、殺傷圏内に入ったものへの対応速は群を抜く。
紛れもない強敵に、しかしそれでも、殺人狂は笑った。
「殺す方法が、見つかったか」
「……これまで殺せなかったのは二人だけです。あなたが三人目にならないよう尽力しましょう」
二匹の修羅が笑みを浮かべ、向かい合う。
先に動いたのは、やはり殺人狂だった。身を屈めて突撃し、鞘を順手に構え直して突きを打つ。
男は片方の刀を突き出し、その切っ先で鞘を払いのけた。同時に身を翻し、振り下ろしがちの斬首一閃。跳ね上げた刀で受ける。同時に下から切り上げる一撃が来た。刀を逆手にした、アッパー紛いの斬撃だ。鞘で受けると、大きく歪み、軋む。
命は元より刃の上に乗っている。
その程度では、殺人狂は止まらない。
鞘のたわみを利用して力点をずらした。互いが相手の武器を押さえつけていた一瞬の均衡が崩れる。
打ち合いが始まった。
踏み袈裟を受けては鞘を滑らせて流し、返す刀の横薙ぎを地を這うようにして避ける。突き下ろされた一撃を前進して避け足に斬りつける。相手は地に突き刺さった刀を支点に跳び、アクロバットじみた動きで回避した。
一刀一刀が雨粒の軌跡とするなら、その空間はまさに嵐の最中。
精緻極まる急所狙いを、それを克する精密さで受けて逸らす。殺人狂は顔色を変えない。驟雨のごとき十の連撃を受けては、隙間を縫って三の斬撃を打ち返す。
898 :
896:2007/10/14(日) 15:45:03
899 :
897:2007/10/14(日) 15:58:30
>>898 早まるな、駄目とは言ってないよ。
殺人狂とか鎧姿とか、人称がアレなところとか
殺し合いしながら悠長にしゃべってんなあとか
移動スピードとかアクロバットじみた云々とか、語彙がアレな感じとか
刹那的な笑いとか比喩がどうもわからんなあとか
そういった部分がどうも鼻につくが、おまえさんの文章のリズムは嫌いじゃない。
900 :
896:2007/10/14(日) 16:12:12
>>899 息を吹き返しました。
その文章のリズムを今切り替えようと実験を繰り返しているところでして……
人称が変なのは恐らく、執筆途中の原稿から抜き出してキャラクター名だけを置換したからかもしれません。
鎧姿だの殺人狂だのになっている部分です。
比喩についてはもう一度再考してみます。
確かに訳わかりませんね。退廃的な感じを出したかったのかもしれません。
あと自分で読み返しても移動スピードは噴飯物でした。すみません。
もっと修行します。ありがとうございました。
>男は片方の刀を突き出し、その切っ先で鞘を払いのけた。同時に身を翻し、振り下ろしがちの斬首一閃。跳ね上げた刀で受ける。同時に下から切り上げる一撃が来た。刀を逆手にした、アッパー紛いの斬撃だ。鞘で受けると、大きく歪み、軋む。
と
>踏み袈裟を受けては鞘を滑らせて流し、返す刀の横薙ぎを地を這うようにして避ける。突き下ろされた一撃を前進して避け足に斬りつける。相手は地に突き刺さった刀を支点に跳び、アクロバットじみた動きで回避した。
が解り辛い。でもスピード感は出てるんじゃね?
>>883 津本さんはいいですよね。
司馬遼太郎は燃えよ剣しか読んでなかったので、他のも読んでみます。
ありがとうございました。
903 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 20:02:08
>>901 解り辛いってwww自分が文盲なん棚に上げてよう言うわwww
904 :
900:2007/10/15(月) 20:47:35
>>901 男は片方の刀を突き出し、その切っ先で鞘を払いのけた。流れるように、首狙いの一撃が来る。跳ね上げた刀で受けると、間髪入れずに袈裟切り上げが迫る。鞘で受けとめた。
袈裟掛けの一撃に鞘を翳し、滑らせ受け流す。返す刀の横薙ぎを地を這うようにして避けた。低姿勢のまま、突き下ろしの一撃を前進してかわす。すれ違いざまに足に斬りつけるが、相手は地に突き刺さった刀を支点に跳び、回避してのける。
双方やや改稿してみました。
スピード感を取り戻すのが第一目標でしたので、そう言っていただければ幸いです。
>>896 ここは適当に批評していい空間なんだから、他人の批評を参考程度に受け取れ。
俺の意見も含めて。
殺人狂と鎧姿という人称は、俺は好きだよ。両者の立場が分かるし、
そもそも殺陣がみせたいだけだから、AさんとかBさんという名前で投下する人もいるし。
会話はなかなかいいと思う。セリフは四つしかないが、両者の戦いに向ける心情が理解できた。
しかし、他の意見と同じように、「移動スピードに秀でて」や「アッパー紛いの斬撃」「アクロバットじみた動き」は、
ちょっとダサい。とてもクールな文章だから、そこらへんをもっとクールな表現がいい。
>>904 「袈裟切り」はそもそも方向的に切り下げるものなので、「袈裟切り上げ」という表現
に戸惑ってしまった。俺の知識が足りないせいかもしれないが。
そして「翳し」という言葉は、ルビを振ってもいいレベルの漢字だから、
読者に難解させないように、ひらがなにするなりルビを振るなり細かい工夫をしたほうがいい。
全体としてスピード感がある文章で、これからもがんばってください。
袈裟切り上げより逆袈裟の方が通りがいいと思う
逆袈裟って切り上げる動作じゃないんだってさ、正確に言うと。ググるとそんなこと言ってるページがあったな。
けど逆袈裟とは切り上げとするっていう流派もあるしでもうよく判らんな
逆袈裟は切り下げだろう、普通に。
切り上げだろ。常識的に考えて
けさ‐がけ【×袈×裟懸(け)】
「けさがけ」を大辞林でも検索する
1 袈裟をかけること。転じて、衣類などを一方の肩から他方の脇の下へ斜めにかけること。
2 刀で、相手を肩から斜めに切りおろすこと。袈裟切り。
911 :
名無し物書き@推敲中?:2007/11/03(土) 09:11:59
う
912 :
1/2:2007/11/04(日) 13:10:07
改善よろ。ショットガンのとことかかなり自信ないんで。
「たあまあしぃくぅ庭もォあいの露ゥのお」
乱暴にドアノブを回す音に混じって、調子が外れた歌が聞こえる。あの太った家政婦は敬虔なクリスチャンに見えた。これは何かの賛美歌なのだろうか。
ノブを回しても開かないことに業を煮やした家政婦は、ドアを乱暴に蹴りはじめた。何度目かの蹴りで、古い木製のドアは不安定な悲鳴を上げ始める。
ジャネットは暗闇の中動けずにいた。その部屋はこれ以上隠れる場所があるほど広くなかった。
蹴る音が止まり、荒い息が聞こえたあと、けたたましい笑い声が響く。家政婦は再び狂った賛美歌を歌いだした。
「うぅうるオィなぁあくばぁああああなぁどぉ安からぁんンンン」
歌声は少しずつ遠ざかる雰囲気を漂わせる。ジャネットにはその時間が永遠にも思えた。
足音が止まる。次の瞬間に破裂音が聞こえ、目の前の扉にこぶし大の穴が開いた。
廊下の明かりが穴から漏れ、木片が照らされ落ちるさまがゆっくりに見えた。
ジャネットがあと少し左に寄っていたら、肩ごと心臓が吹き飛ばされていただろう。堪え切れず悲鳴を上げた。そうでもしなければ意識が途切れそうになる。
「だぁめですよう、お嬢さん。こォんなところに隠れてちゃあね。さあさ、表に出てぇえ」
散弾銃を構えた家政婦の眼はジャネットの側を見ていたが、その実、何か見えない別のものを見上げているようにも見えた。可愛らしい仔犬の刺繍が施された前掛けから、青いプラスチックに包まれた銃弾を取り出す。
家政婦は硝煙が未だ漏れる散弾銃に再び薬莢を押し込みながら、歌いだした。
「伏屋ぁのなかァもォ愛のォひぃいかりぃい」そこまで歌ったところで銃身に触れた家政婦は、「熱ちっ」という声を漏らした。
ジャネットは不意に正気へ戻った。
外の光が古ぼけた棚を照らしていた。モップやバケツの他に古い芝刈り機や工具箱が見える。わずかに貫通した散弾は棚のペンキを打ち抜き、赤や黄色を後ろの壁へ飛び散らせていた。
ジャネットはなりふり構わぬ形相で、武器になりそうなものを探した。
913 :
2/2:2007/11/04(日) 13:12:07
(つづき)
工具箱の後ろに、古いリボルバー型の拳銃を見つけた。ただし弾はない。
「てぇりかぁがやああかああばあああ、たぁのぉしみィ満ィたァん」
再び部屋が暗くなる。後ろを見ると、穴を通して銃口がジャネットを向いていた。
悲鳴を上げて、倒れるように埃っぽい床に尻をつく。同時に、金属製の工具箱が破損して、入っていた大量のビスやナットが四散した。
ジャネットは這いずり回るようにドアに向かい、急いで鍵を開けた。ノブを回し、廊下に出てドアを閉めた。家政婦は息を荒くしている。弾丸の装填に手間取っているようだった。
「ちょっと待っててねえええ」その瞳や口調に理性の輝きは感じられなかった。
ジャネットは怯まず家政婦に近づいた。家政婦は丁度弾丸を込め終え、ジャネットへ銃口を向けようとした。ジャネットは銃身を掴み、自分に当たらないよう逸らす。
家政婦は引き金を引いた。肩が外れそうになる衝撃がジャネットを襲う。しかし、ジャネットは銃身を放すことなく、リボルバーを家政婦に向けた。
「手を離して、早く!」
銃身を握る左掌の感覚がなくなっている。熱い銃身を掴んだ火傷か、それともさっきの発砲による衝撃か。
家政婦は濁った眼でジャネットを見上げる。そのまま粘つくように見ていたが、いきなり薄ら寒くなる笑みになり、奇声を上げてリボルバーを握る右手に噛み付いてきた。黄色い歯は骨に届く勢いで、肉を噛みちぎろうとしていた。
伝った血が右手の肘に届くころ、ジャネットは左手を離した。部屋を出る際に破損した工具箱からドライバーを持ち出していた。彼女は尻ポケットに挿したそれを、腕に喰らいついている家政婦の首筋へ勢いよく突き刺す。
歯の力が弱まる。家政婦は自分になにが起こったのかわからない様子だった。ジャネットは形容しがたい感触の中、勢いよくドライバーを抜く。
長文失礼
なんでリボルバーだけカタカナなのかなーって思った
いきなり出てきたドライバー使うなら銃で殴れよとも思った
銃身掴む勇気があるならほかの対処法があるような気がする
来るの分かってたんだろうし
このシーンでドアを隔ててるはずなんだけどドアどこいった?
感想ありがとさん。
>リボルバー
回転式拳銃じゃあざといかなー、って思ったけど最初の部分だけそう書いて、以下は拳銃で統一するとかにしといたほうがよかったかな。あるいはカタカナをもっと散らしとくとか。
>ドライバー
拾う描写を省略したのは意図的で、意外性を持たせるつもりだったんだけど、確かにもっと伏線入れときゃよかったな。あと、銃を持つ手は噛み付かれてるんでそっちでぶん殴るのはちと無理目。
>銃身掴む勇気
怯えたヒロインがふっきれて窮鼠猫を噛んだ、というふうにしたかった。このシーンはそのヒロインが怯え→逆襲に至る転換期を描いたつもり。確かに成長描写が唐突に見えるけど、おれには長くする(回想したり)以外の改善策が思いつかない。いい意見あったら引き続きよろしく。
>ドア
ちゃんと書いたよー。描写弱かった?
916 :
名無し物書き@推敲中?:2007/11/05(月) 14:15:18
986 名前:名無し物書き@推敲中?[] 投稿日:2007/11/05(月) 13:14:22
松井は受賞してたよ、2ちゃんがなければ。
今の状況で受賞させたら死人が出ると判断したんだろうな。
受賞発表が遅れた原因は、それだろう。
松井は違う形で必ずデビューする。
我々はその動向を監視し続けなければならない。
>2ちゃんがなければ。
>2ちゃんがなければ。
>2ちゃんがなければ。
>2ちゃんがなければ。
>2ちゃんがなければ。
ザンパンの誇大妄想爆発!!!!!!
>>915 この文章だと逆襲への転換は分からない(分かりにくい)から、
単純に肉親の写真を見たとかで「生きないと」って思わせればいいんじゃね?
918 :
名無し物書き@推敲中?:2007/11/05(月) 21:38:22
みんな遅いんだよな。
もっとスピード感を出せ。
先に言っとくけど俺はできないぞ。
920 :
915:2007/11/06(火) 02:45:47
感想ありがとさん。
一日置いて見ると、心理転換だけじゃなくて、移動描写も超わかりづらいな。
914も部屋でドツキあってるって誤解するわこりゃ。反省。
>写真でいいんじゃね
それが一番手っ取り早かったかもなー。
前置きをあまり長くしたくなかったから、無意識に手を抜いていたかもしれん。
あと、オレだけに言ったんじゃないみたいだけど
>スピード感
スリラーっぽいヤツ書いたつもりだから、あんま意識しなかったな。
あと、スピード感出す描写ってすげえ長くなりそう(タメの描写とワンセットだと思うから)。
じゃあ俺は褒めるところを言おう。
家政婦の描写はかなり気に入った。怪物じみた外見や言動とヒロインのか弱さが
とても対照的でいい。これでストーリー書くなら、他の場面で大暴れした家政婦を、
ヒロインが死闘を経て倒したという流れが特にインパクトがあっていいだろう。
あと、この戦闘シーンを読者にもっと長く感じさせたほうが、より後味が濃くて
いいかな。戦いの空気がすごく良かったが、家政婦がいささか簡単にやられたイメージがある。
ありがとさん。ほめられるのは正直照れるw
>家政婦
書いてて楽しかったさw
>流れ
逆算するとそういう流れにするのが妥当かな。オレも大体そういう前提を考えていたよ。ただ、このおばちゃんはラスボスのつもりでは書いていなかったな。
ラスボスだったら確かにもっとこってり書くかも。
>簡単にやられたイメージ
ラスボスじゃないにしても、今見るとたしかにあっさり目。
ドアから出たとき間合いを取ってジリジリ牽制させる、というのは思いついてすぐ却下した(ヒロインが実質丸腰だから)けど、家政婦はそのことを知らないから、上手く書けばいいサスペンスになったかな。
銃をつかむ→噛み付かれる、のあとに押し倒されたりなんかさせて、尺を継ぐこともできたな。もっとピンチに追いやるべきだった、と今にして思う。
首を絞められて、隠し持っていたドライバーが手の届くか届かないかの位置に転がって・・・ってのを今思いついたが、ちょっとありがちかも。
>>912様
やや全体的に文章が冗長なイメージです。
スピード感を出すならもう少し描写を抑えてもいいかもしれません。でもそれを主眼においているのでなければ、このままで十分でしょう。
殺陣というよりはサスペンスシーンよりなんでしょうね。必ずしもスピードと同居している必要はない。
鉄砲オタクの身からすると、もう少し銃器について詳しく書いて欲しかったのもあるんですが、これは蛇足ですね。
>家政婦は硝煙が未だ漏れる散弾銃に再び薬莢を押し込みながら、歌いだした。
銃弾という記述とかぶらないように「薬莢」と変えたんだと思います。悪くはないんですが、薬莢というと筒そのものというイメージがあります。撃ちガラというか。撃った後に排出される部分ですね。
ショットシェルとでも書いていいんじゃないでしょうか。あえてカタカナを避けるなら散弾とか。このあたりは個人の感覚で。
>部屋を出る際に破損した工具箱からドライバーを持ち出していた。
若干唐突です。リボルバーのついでにさらっと拾っておくとでも描写があれば唐突感が薄くなるかと。
拾った事をぼかして書いて、タメを作っておくのも効果的ではないでしょうか。
>ジャネットは不意に正気へ戻った。
ここが逆襲への起点なのだと思いますが、若干心理描写を入れておくと、反撃の体勢に移るジャネットの心情を読者に伝える事ができるかもしれません。作者様が意図された流れの強調に役立つと思います。
こんなところでしょうか。
稚拙な乱文ですが、少しでも参考になれば。
924 :
912:2007/11/12(月) 08:13:17
感想ありがとうございます。
丁寧な口調なのでこちらも敬語で。
>冗長
確かにスピードを意識しなかったので、その通りです。
殺陣のスレからすれば少々場違いだったのかもしれません。
銃器に関しては、リサーチに手を抜いてしまいました。
ただ、目的が若干ずれていたにせよ、冗長に思わせてしまったのはこちらの力不足に他なりません。以後、肝に銘じておきます。
>薬莢
ぶっ放したあとで空っぽになった散弾のイメージ、って感じですね。
僕もアップしてから読み返して、少し引っかかりました。語彙が足りませんね。
>タメ、心理描写
了解しました。以後、大いに役立てようと思います。
s
私は、空薬筴というのを使いますね。
弾頭は既に無いので、銃弾は使えないし。
927 :
名無し物書き@推敲中?:2007/11/29(木) 00:08:41
ここに文章書いたら誰か見てくれるんですか?
私は初心者が分かり易いような所があると思ってきたんですがここで良いんでしょうか?
>>927 アクションならね。
あまり長いと読んでもらえないよ。
930 :
名無し物書き@推敲中?:2007/12/18(火) 23:20:11
「馴れ合いだ。友情なんて、そんなもん上っ面だけだ」
坂井が背を丸めると、その背が盛り上がった。服の内側で何かが窮屈そうに動いていて、それによって服は今にも破裂しそうだった。
やがて服は裂け、中にあった物が飛び出す。坂井の周囲がパッと黒くなった。坂井は顔を上げ奇妙な声を出す。人間の出すモノとは到底思えない、重く震えた声だった。
「オマエラ、コロシテヤル」
坂井の背に、黒く巨大な翼が生えていた。服を裂いて飛び出した勢いで、周囲に黒い羽根が大量に舞っている。
「悪魔だ」
レイが呟いた。怯えているようで、いつの間にか数歩ほど後ろに下がっている。確かに坂井はその見た目以上に、言い様のない恐ろしい雰囲気を持っていた。
「ケン、逃げよう。たぶん勝てない」
レイは明らかに冷静さを欠いた目で坂井を見ている。ケンは自分の服を不安げに摘むレイを見て、戸惑った。坂井の雰囲気は恐ろしいが、レイと二人がかりなら勝てるだろうと思っていた。それなのに、肝心のレイが子供のように怯えている。
「レイ、大丈夫。二人なら勝てる」
落ち着けようと声をかけるが、レイはどうしようもなく怯えていて、ついにはピッタリと身を寄せてきた。
931 :
名無し物書き@推敲中?:2007/12/18(火) 23:21:51
「ねぇ、逃げよう?」
レイはもう逃げる事しか考えていないらしい。
そんなに坂井が恐いのか。
ケンは不安になる。坂井はジッとこちらを窺っていた。坂井から目を離さないようにして、レイに囁く。
「レイ、2対1だ。俺達が有利だ、だから」
「お願いだから」
言葉はレイの声に遮られる。命乞いのような切迫した声に驚いて目を向けると、レイは俯きカタカタと体を震わせていた。
「お願いだから。お願いだから、逃げよう。ね?」
ケンが初めて見る、レイの懇願だった。
「レイ? そんなにアイツが」
ケンは坂井の方に目線を戻す。
「コロス」
坂井の顔が目の前にあった。
ケンは坂井から目を逸した事を後悔した。しまった、と思う間も無い。坂井の頭突きを正面にくらってしまい、そのうえ胸ぐらを掴まれてしまった。
投げられる。ケンは脳が揺れるのを感じた。ブレる視界の端に見えたのは、壁を背にし頭を抱えているレイの姿だった。
ブンと風が鳴る。そしてケンは鈍い音をたて地面で二度バウンドして、ブロック塀にぶつかり破壊した。
体に乗ったブロック塀の残骸を除ける。思ったよりも痛みは少なく打撲程度だった。しかし、全身が痛むのは少々辛かった。
932 :
名無し物書き@推敲中?:2007/12/18(火) 23:23:53
レイが危ない。
ケンは立ち上がる。
坂井が哄笑していた。レイの髪を掴んでいる。
「離せ!」
ケンは叫んで走り出した。
坂井がさらに大声で笑い出す。レイはか弱い乙女のように泣いていた。
ケンは拳を振り上げる。
坂井が動く。レイをグイと引っ張り自分の前に突き出した。
「やあぁぁ!」
レイが悲鳴を上げた。必死に顔を手で庇っている。
ケンは急ブレーキをかけ足を止めた。
坂井がレイを後ろに投げ捨てる。
ケンは思わず、宙を舞うレイを目で追った。
坂井が何か言った。ソレを聞き取る前にケンは殴られコンクリートの上を飛ぶ。
空中でバランスを取り着地。と同時に駆け出した。坂井はまだ笑っている。
拳が届く直前、坂井の姿が消えた。
「弱イナァ」
声は後ろからだ。振り向くと坂井が黒い翼を広げ宙に浮いている。
「オ前タチハ弱イナァ」
ニタニタと笑みを浮かべる坂井を、ケンは睨み付けた。
「黙れ化け物」
しかし、坂井の笑みは絶えない。ニタニタ顔のまま何かを指差した。
「ソノ女」
レイは地面に転がり丸まっている。
「恐怖ヲ植エ付ケタ。イヅレオ前ニモ」
そう言って、坂井は空間に溶け込むようにして消えた。
933 :
名無し物書き@推敲中?:2007/12/18(火) 23:26:26
オワレ(・ω・)
934 :
名無し物書き@推敲中?:2008/01/16(水) 21:11:19
ふぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
935 :
名無し物書き@推敲中?:2008/01/19(土) 13:22:31
なにが起きた
936 :
名無し物書き@推敲中?:2008/01/19(土) 22:04:01 BE:217784693-2BP(8)
HJの付録でついてきたパンツ被って変態の血が覚醒したんじゃね?
BSハイで殺陣師が面白い実演してるぞ
アインシュタインの眼ってやつ
938 :
名無し物書き@推敲中?:2008/01/23(水) 20:06:49
でさー、横は鍛えたの?
7年くらいこの板見守ってるが見込みあったのはルナバースト書いてた奴くらいだよマジで。
あいつ今頃ヒット作何本か出して高級外車でも乗り回してるんだろーな……
939 :
名無し物書き@推敲中?:2008/01/25(金) 20:45:28
940 :
名無し物書き@推敲中?:2008/02/08(金) 00:07:16
保守
942 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/05(月) 21:46:46
あげとくか
誰もいない夜の川沿いの通り。静かな水音と路端の松だけが私を見ているようだった。
約束の場所に男はいた。昼間に会ったときと同じ黒羽織と袴だ、まさか別人ではあるまい。
男はこちらの姿を認めると、刀を抜き放ち、そのままこちらへ駆けてきた。
どうやら夜は無口な男らしい。
こちらも刀を抜き構える。駆ける男の流線の太刀が残した軌跡が蛇の尾のように見えてふと
その牙から気をそらしてしまっていた。蛇が飛び掛かる仕種そのままで斬りつけてきたのを肩
に添えた刀の腹で受ける。
力押しで相手の刀をはね除けると、距離をおいてまた宙に浮かぶようにひたりと止まる。
あの刀を見ていてはいけない、感覚が訴える。
片手で刀を袈裟に空振りしてから、相手の額に向けて正眼に構え直す。
見るべきは相手の動き、そこから繰り出されるであろう次の一手。
相手はこちらの心中をあざ笑うかのように不気味な笑みを見せて、また蛇刀を揺らし始める。
あの刀は幻だ、実体はあの男の脱力した構え。腕で刀を操っているのではない。肩の力が蛇
腕を伝って刀に宿っているのだ。
見える、縄のしなうような動きが。予期した動きが一拍の遅れをもって実剣に現れるはずだ。
焦って一手を出しては敵の策にはまる。
「ハッ!」
一声を発して腹の底に重石を据える。
一瞬ではあれど確実に生じる蛇剣の大きな隙、そこに致命の一撃を叩き込めば決着はつく。
無力な者に剣を振るうほど味気ない結末に終わるはずだ。なのに、あの相手の心底からの余裕
は何なのだ。
相手の身体がゆっくりと傾く。蛇剣が来た。
944 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/13(火) 15:54:20
さきほどまでと同じ動きで、本体の隙をさらけ出しながら牙が舞う。
おかしい、相手の踏み込みは先程より一歩浅い。そう思うと照り返す月光が白から紅になっ
たように相手の刀が先程までとは違って見えた。
衝動的に一歩身を引いていた。その瞬間、窮鳥を貫くような突きがきた。
冷や汗が狂風となって身体を駆け抜ける。
もしあのまま敵の隙を待って構えを崩さずにいれば、今頃自分を貫いた白刃が背中から血を
拭って顔を出していたことだろう。
目の前には、必殺の剣を破られた男の動揺があった。蛇剣使いと見せかけておいて、相手の
見切りと同時に太刀筋を変えるとは。今の突きこそが、この男が数々の剣客たちを葬ってきた
殺し技なのだ。
人に見せびらかすように蛇剣を放ちながらも、立ち会いの際には他人を寄せつけずひっそり
と勝負をつける。その裏にこんな事実が隠されていたとは。
男は明らかに焦っていた。あの一撃で仕留められなかった以上、私にはもうあの剣は通じな
い。男は蛇剣の構えを捨て、下段に構えた。
なっていない。ずいぶんと荒れたずぼらな構えだ。
ならば、こちらも流派の重み、師より賜った熟達の技で仕留めてみせよう。汚い技で道場を
荒らしてきた罰は、自らが浅しと断じた直剣により下されるのだ。
「覚悟はよいな」
こんな言葉を発している自分をおかしいと思いはしたが、言葉に偽りはなかった。
終
945 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/13(火) 18:54:03
まみちとかよく分からない俺は、大賞の話をしたいんですが…
946 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/14(水) 11:39:33
まみちって何?
947 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 15:57:16
948 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/22(木) 18:55:29
五感を刺激する描写を意識して書いてみた。
俺的に暖急のコントロールが難しかった感が否めないんだがどうかね?
「て、ててて、敵襲だ……ゴシャバブゥゥゥゥッ!?」
俺は空中で三回転し、そいつの等の口にダイナマイトを放り込んだ。
「ドッカァァァァン」
敵は三人程だろうか?
そいつらの頭は爆発撃をもろに頭で食らっていた。
「ゲホッゲホッ」
すかさず煙の中に飛び込み、そいつの制服を掴み、右から左へ拳を、振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る
そしてそいつも煽られて顔を右から左へ、振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る
「パァン」
これが何の音かって?
そいつは聞かないほうがいい。
なぜならかち割れた頭蓋骨の後頭部から「あれが」流れ出てるからだ。
「あばよ」
糞尿を垂れ流してるそいつらに挨拶をすると、手から冷凍ビームを発射した。
「パワワワワワワワワワワワワワワワワワ」
俺は頭の後頭部に付着した赤い血を舐めると、来たみちを歩きだした。
終わった。
>振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る
>そしてそいつも煽られて顔を右から左へ、振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る振る
なんかさあ、なんかさ。
950 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/22(木) 18:59:02
コラボしてみた。
951 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/27(金) 16:14:06
保守
952 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/28(土) 02:53:54
そろそろ誰か新スレたててくれ
「この車が誰のものか知らないって事は新人か?後で覚悟しとけよ。署長には連絡しとくからよ」
俺は運転手の台詞に知っていると答えてやりたい誘惑を抑えた。
9月終わりとは言え、昼間はまだまだ日差しがきつい。
暑さでやられないうちにそれらしい駐車違反のメモを手帳に書き取り終え、
ゆっくり息を吐き、吸ってまた吐いた。
視線を上げて、こちらを睨み付ける大柄な運転手とその背後にいる黒づくめの男に目をやった。
距離は5mより少し遠いが当てられる距離で周辺に通行人は無し。絶好の機会だ。
「とりあえず署には報告しますので。後で通知が行くと思います」
手帳を閉じて尻ポケットに突っ込み、前に戻す手で腰後ろに差していた拳銃を引き抜きつつ
安全装置解除。二等辺三角形をつくり、銃のサイトと標的の胸を一直線に並べて二度引き金を絞った。
運転手はジャケットの内側に手を伸ばしかけていたが、俺の連射が奴の胸腔部を破壊する方が早かった。
大男は一瞬俺を凝視した後、崩れ落ちた。
「き、貴様!」
あっけに取られた黒服の男が慌てて逃げ出そうとするが、もう遅い。遠ざかる背中に向けて
発砲した三発の内一発が頭部を直撃して脳髄を撒き散らした。
任務達成。あとは離脱するだけだ。周囲を見回そうとしたその時、焼き鏝をねじ込まれたかのような
衝撃が俺の右腹を襲った。
創作発表板が新しくできたんだけど、今度新スレ立つなら、そっちで立たない?
なんかこのままでは、評価する人間が全然出てこないと思うが……
空気的に、文芸板より気楽みたいだし。
955 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/22(水) 16:19:54
たれか殺陣描写が巧い小説教えて
956 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/29(土) 17:34:44
>>954 賛成
この板に愛着はあるけどこの有様ではね
958 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/05(金) 06:57:31
959 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/13(土) 07:56:46
>>955 津本陽はマジで凄い
最近は歴史小説書いてるが、時代小説書いた時の迫力は凄い
兎に角凄い
修羅の門という漫画が常に念頭にあるな。アクション描く場合
961 :
◆Aster3shH2 :2009/06/22(月) 22:58:58
962 :
名無し物書き@推敲中?:2009/07/02(木) 23:09:58
あげ
963 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/22(土) 11:59:28
owatteyosi
964 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/22(土) 12:26:06
終わっていいよ
こいつらみんな埋め立てちゃえ
965 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/22(土) 13:10:08
生めちゃえ
966 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/22(土) 13:59:11
埋まっちゃえ
967 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/22(土) 18:26:40
うっまれ
968 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/22(土) 18:27:28
どこが極まったんだ
969 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/23(日) 00:01:54
もう意義がない
970 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/23(日) 14:38:14
書き込みもない
971 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/23(日) 19:30:23
次はこいつだ
972 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/24(月) 08:23:08
その四はいらない
973 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/24(月) 19:58:33
その四いらない
974 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/25(火) 07:59:34
もう終焉だ
975 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/25(火) 18:54:45
終焉を迎えよ
976 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/25(火) 22:16:24
終焉だ
977 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/25(火) 22:18:14
終焉を
――刹那。
暗転する視界。脇腹に広がる灼熱。
光求の魔眼で視る第四の視点が腹を貫通して背中で弾ける血の飛沫を捉えた。
伸ばされる時間。研ぎ澄まされる思考。
数千数万の選択肢が提示されては棄却される。
近似未来から生存の可能性を示す幾つかを無我夢中で掴み取る。
運命に干渉する禁魔法の展開に世界が悲鳴を上げる。
痛みに痙攣する目蓋を開けて敵の姿を確認。トリガー。
空間に吸い込まれるように消える男。
近似未来を呼び出す副作用を別の未来に押し付けてそこへ相手を放り込む禁魔法運用における狂気の刃。
979 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/26(水) 08:11:20
歴史は終わった
980 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/26(水) 20:14:54
もう終わってよい
981 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/27(木) 07:53:33
うめる
982 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/27(木) 20:06:08
うめちゃえ
983 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/27(木) 21:29:18
うめちゃえ
984 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/27(木) 22:22:57
うめちゃえ
985 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/28(金) 08:16:20
消えてよし
986 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/28(金) 08:37:15
異議なし
987 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/28(金) 18:23:11
消失しろ
988 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/28(金) 18:35:20
埋めろ
989 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/28(金) 20:24:17
うめてしまえ
990 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/28(金) 20:43:11
うまってしまえ
991 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/28(金) 23:05:48
きえてくれ
992 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/29(土) 00:37:56
992
993 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/29(土) 00:43:03
999
994 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/29(土) 00:48:51
終わりしこと
すべてよし
995 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/29(土) 01:06:59
さあラストスパート
996 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/29(土) 01:08:32
異議なし
997 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/29(土) 01:10:22
最後のともし火
998 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/29(土) 01:13:41
いずれ終焉
最後の輝き
999 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/29(土) 01:15:14
1000
1000 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/29(土) 01:16:31
1000
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。