6 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/29(火) 18:33:25
2ごと
7 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/29(火) 18:34:21
煮解堵
8 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/29(火) 18:35:53
2ズサ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
9 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/29(火) 18:36:09
Aget!
10 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/29(火) 18:37:21
アホみたいに2を取るやつらへ。
主人公は楽天五郎な。
>>1 削除依頼してこい。氏ね!クズ
が主人公の名前
12 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/29(火) 18:39:02
お前らアホだなー。
やっぱ主人公は「ああああ」だろ?
13 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/29(火) 18:39:57
イチクソ・ニゲトが名前。
決定。反論は認めん。
>>13 クソが。正確にはイチクソザ・ニート<jゲトだろう?間違えるなボケ!
15 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/29(火) 18:45:11
>14
漢字を忘れる厨発見。
一糞・the neet・逃人だろ。
出直して来い。
16 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/29(火) 18:55:09
芥川直木って発想は出てこないんだな。
17 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/29(火) 19:13:52
>16は権威主義者。
電撃ファンタジア靴太郎がいい。
18 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/30(水) 16:32:11
エドガワ・ヌルポ
19 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/30(水) 16:34:29
20 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/30(水) 16:35:35
太宰こさむ
21 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/30(水) 16:50:58
鬱だった。
22 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/30(水) 17:03:08
俺はもう駄目だ。
死んだほうがましだ。
世界は俺の敵だ。
誰も俺を愛してくれない。
死にたい。
手首を切りたい。
玉川に飛び込みたい。
鬱だ鬱だ鬱だ……うふふうふうアハハ
23 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/30(水) 21:22:13
……と、太宰こさむは毎日悩んでいた。
いわゆるヒッキーやニートの大先輩だったのだ。
ある日こさむは思いつく。
そうだ、俺はヒッキーやニートの王になろう。
駄目人間の、ゴミの王になって見せよう。
24 :
名無し物書き@推敲中?:2005/03/31(木) 16:58:56
こさむの家は右隣りが墓地で、左隣りが廃工場だった。
家の裏は、不法投棄の有害ゴミで出来た、小山に面している。
こさむが半月ぶりに窓を開けると、風が腐敗臭を運んできた。
掃除をしていない部屋の綿ぼこりが、西部劇の回転草のように丸まって、
ドアの方へと吹き流れていった。
こさむは思った。
ここが俺の王国だ。太宰の国のこさむ城だ。
領地はゴミ山。隣国は工場。墓地の白骨が敵国の住人だ。
こさむは妄想を楽しんだ。
25 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/02(土) 13:55:50
こさむは叫んだ。
「小説家になりたーい!」
26 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/05(火) 19:16:42
すると、誰かが答えた。
「おまえには無理ぽ」
27 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/07(木) 10:37:07
こさむは脳内の誰かと激論を交わした。
口から泡を吹き、手をふりまわし、
しまいには掴みあいの喧嘩になった。
しかし傍から見ると、一人でわめき転げまわる、
痛い男が居るだけだった。
28 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/21(木) 11:42:02
こさむは飢えていた。自分が何を欲しているのかさえ知らず、それがさらにこさむの飢えを増長させた。
苛立つこさむは日を追うごとに荒んでいった。
こさむの脳内で繰り返される激論、傍からみれば只の喚き散らしに没する時間も次第に長くなっていった。
こさむは考える。
「俺の何が悪い?世界が俺を拒否するのはなぜだ?
坂道を転げ落ちるように俺が社会不適応者の烙印を押されたのは一体いつのことだった?」
そうして口の中でもごもごと怨嗟を喚きつつ、こさむは廃工場へ歩いてゆくのだった。
「暗い。ここは暗い……」
こさむはあたりを見回す。錆びてボロボロになった廃機械。割れてガラスを床に散らせる天窓。
機械油の臭いがあたりを包んでいる
30 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/21(木) 21:22:56
こさむはふと足元の光に目を止めた。
痩躯を屈める。
チカリと目を刺したそれはビールの王冠だった。
こんな所になぜ?
こさむの口元に久しぶりの微笑が浮かんだ。
彼は思い出していた。
遠い昔、まだ幼く、何も知らぬかわりに悩みの無い日々を。
そのころ王冠はこさむの宝物だった。
蒐集欲を解決し、虚栄心を満たしてくれるそれがあった頃、こさむは確かに、
空虚ではなかったのだ。
夢中になっていたこさむは、気づいていなかった。
背後にあらわれた黒い影に。
「かーーめーーはーーーめーーー………波ぁぁぁぁ!!!」
こさむワールドは一気に全部ぶっとんだ。
悩みも一緒にふきとばされたこさむは怒り、スーパーこさむとなった。
32 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/27(金) 23:20:07
スーパーこさむは叫んだ。
「これはまだ読んでない本の分!
そしてこれはパソコンの分!
三発目はあの書きかけの原稿の分!
最後にこれは貴様によってすべてを失ったおれの…
このおれの怒りだぁ!!」
スーパーこさむ繰り出すの拳の一発々々が、
空を切り裂き唸りをあげた。
敵の名前は夏目狼藉。
ニート狩りの先導者である。
何もかも☆無しでは成り立たない板。
予想外の反撃を受けた夏目は、バットを取り出しSこさむに
襲いかかった。バットを振り回しながら突進する夏目。
しかしこさむはそれを3連続バック宙で難なくかわし……
35 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 22:38:56
蹴った。
蹴った。
蹴った。
蹴った。
蹴った。
さらに蹴った。
殴って転がした
37 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/18(月) 16:53:53
殴って、目潰し。
殴って殴って、バナナの皮で転んで頭を強打した。
38 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/08(月) 20:53:45
ぐおおお。
アタマをケツのように割ったこさむが叫ぶ。
そして、夏目の反撃が始まった。
夏目は跳んだ。
高く、高く跳躍し、そして――
40 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/16(金) 12:53:55
そのまま着地した。
顔面を下にして。
41 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/16(金) 20:57:06
が、夏目はそのまま廃工場の地面を突き破り下に落ちていった。
太宰は目を凝らし、穴を見つめる。すると意外な事に地下は整理された
工場であり、様々な機械が見える。
「ルパンみてぇ〜」
太宰は後から沸いてる感情を抑えきれずに笑った。
そう――スラダンの流川のように――
42 :
雨李 ◆TAPQNXfTD6 :2005/10/21(金) 17:41:10
太宰こさむは夏目の死体を確認するため地下の探索を始めた。
外からはまるっきりの廃墟であったが、意外にも機械の駆動音が鳴り響いている。
「なんだ此処は・・・」
こさむが地下一階から二階に下りようとしたときだった。彼に声をかける者がいた。
「誰だおまえは」
こむさが振り返ると万年虚弱体質気味の青年がふらふらと立っている。
「す、すみません・・・でも此処は一体なんなんですか?」
こむさが尋ねると虚弱体質青年はふふふふと不気味に笑った。
「此処か、此処はな・・・」
「此処は?」
「ニ、ニ、ニ、ニート工場だ・・・」
「な、なんだってぇぇぇぇぇ!!!!」
こむさは驚きのあまり腰を抜かした
43 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/31(月) 19:46:45
そのとき、足音が轟いてきた。
規則的に地が揺れる。
壁が震えるほどの大人数によるそれは、
ある言葉を繰り返し叫んでいた。
「ハイル・ニート!」
「ハイル・ニート!」
「ハイル・ニート!」
地下二階への階段の奥から、それらはやってきた。
ニートの軍団だ。
ニートの軍団は、例の虚弱青年の後ろに見事な整列を成した。
こむさはただ成り行きを見守るばかりである。
「ははは、驚くのも無理はない」
と虚弱青年はこむさに微笑んだ。
「実は俺たちは・・・うっ」
なんとどこからともなくボーガンの矢が瞬く速さで飛んできたかと思うと、虚弱青年の胸を貫いたのだ。
しかしニートの軍団は乱れぬことなく整列したままである。驚いたのはこむさばかりであった。
「我死すとも、ニート死せず・・・がくっ」
虚弱青年はそう言い残すと胸を押さえ、その場に崩れた。死んだのである。
果たしてニート軍団とは、彼らの目的とは、そしてボーガンの矢を放ったのは誰なのか!?
次回俺だけ乞うご期待。
45 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/18(水) 02:17:49
もう台本から卒業してもいい頃だろう。
筋書き通りの人生なんてつまらないぜ。
46 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/20(月) 03:13:33
そう言われて二か月か。。。
47 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/06(木) 22:51:56
最近奇妙な出来事が起こるようになった
48 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/06(木) 23:52:19
二ヶ月……。
二ヶ月たった今でも、あの、ボーガンを放った謎の人物の事は解らなかった。
そして、太宰の周囲で奇妙な出来事が頻繁に起こるようになったのである。
49 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/06(木) 23:52:49
二ヶ月……。
二ヶ月たった今でも、あの、ボーガンを放った謎の人物の事は解らなかった。
そして、太宰の周囲で奇妙な出来事が頻繁に起こるようになったのである。
50 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/06(木) 23:53:22
二ヶ月……。
二ヶ月たった今でも、あの、ボーガンを放った謎の人物の事は解らなかった。
そして、太宰の周囲で奇妙な出来事が頻繁に起こるようになったのである。
51 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/07(金) 01:23:37
ある日、こさむがエロ本を買いに道を歩いていた時だった。
曲がり角からパンを口にくわえた少女が、勢い良くこさむにぶつかり、道路に倒れた。水色と白のストライプのパンツが露わになり、少女は不機嫌そうに言った。
52 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/07(金) 21:22:00
「私が死んでも代わりはいるもの」
53 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/09(火) 20:55:15
「そんな悲しいこと言うなよ」
54 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/11(木) 20:16:58
こさむはしげしげと少女を見詰め、どうしてこの娘はそんなに死にたがっているのだろうと思った。だが、いつまで見詰めていても答えが出るわけではなかった。
少女は人生に疲れたような、気だるげで物憂げな表情をしていた。まるで絶望の淵に立たされたような、そんな表情。
少女は疲れきっていた。何もかもがどうでも良かった。誰かに、癒して欲しいと無意識に探していた。
55 :
名無し物書き@推敲中?:
こさむはそんな少女に優しい声をかけた。
「じゃあ、俺は行くから」
何か裏があるに違いない。彼はそう確信していた。
そしてこさむは歩き出そうとする。だが、そんなこさむに声をかけるものがいた。
「君、ちょっといいかな?」
こさむは状況を確認する。ここには倒れて動かない少女が一人。それを見つめる男が一人。
声をかけてきたのは警官のコスプレをした幼馴染みだった。