おまいらウルトラQの脚本を創ってください。

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1名無し物書き@推敲中?
まあいいから。
2罧原堤 ◆mm/T2n8mWo :04/11/18 21:38:37
ゴローが出て来た時、放送禁止用語だらけだったな。
4名無し物書き@推敲中?:04/11/19 01:54:56
5第X話 侵略する海:04/11/25 13:50:05
夕闇。荒れた波の音。ゴツゴツした岸壁。その上には古く薄汚れた白い灯台が立つ。
その中に二人の人影。喚き声が響く。

「勘弁してくれェ!もう勘弁してくれェェ・・・・・」膝をつき泣き喚く男。
「後少しだ。あと53時間で本土から迎えが来る。それまで待つんだ!」それを諌める男。
喚いた男は頭を抱え隅で縮こまり震える。その横には大量の備蓄食料の山。
救援隊の状況理解の為にも記録を残しておく必要がある。日誌を手にした。
風が強い。震える窓。隙間風。むせぶ隅の男。

突如、響いてくる音。コントラバスの様な、霧笛の様な寒気のする低音。
夕日の方角からだ。いや待て、あれは本当に夕日だったか?時計を見る。
 『6:37』 
ならばあれは朝日なのか?ならば何故また暗くなっている!?

と、ふと思い出した。あいつは?下を見てくると云ったあいつはどうした?
「ぁぁッ・・・」外で悲鳴。その方向の窓から覗く。
岩陰から伸ばされていた手が、海の方へ引きずられて見えなくなった。

再び響く冷たい重低音。やはり夕日の方角から、それも前より近い。異様な赤に染まる空。
その方角の窓を覗く。 「ひぃィ・・・・」見えたものに更に怯え縮こまる後ろの男。
朝日か夕日かも判らぬ赤い太陽。それを背に、
荒れる海上に立つ。

先の尖った大きな長い頭の、巨大な影。
6第X話 侵略する海:04/11/25 23:51:31
とある海洋調査船。その甲板にカメラを持った男。雑誌記者である。
「や、気分はどうだね?」歩み寄る初老の男。今回の調査を立案した教授である。
「いいんですか?私みたいな変な雑誌の記者なんか乗せちゃって」
否定する教授。「こういう問題は広く大衆の目に触れさせねばいかんのだよ」

説明を始める教授。
曰く、中国やロシアの発展に伴い、排出された煤煙がこの北の海まで届いているという。
以前の調査の折にはけっこうな濃度の酸性雨まで観測されている。
それを踏まえ、今回の調査で自然、特に海洋においての影響確認するという。
「本格調査に入る前に、寄っていく島があるよ。灯台しかないけどね。」
そこを基地にするつもりらしい。どんなところなのだろう?

見えてきた。予想以上に小さい。周囲1kmもあるだろうか?教授が驚く。
「な、そんな・・・・・・小さくなっている!?侵食されたか?いや、早すぎる・・・・・」
近づく調査船。と、船着場にもう一隻。あれは・・・海上保安庁?通信が入る。
「其処の船舶、停止しなさい。」船の名前や所属を問われる。目的を話すと、
「・・・よろしい、接岸しなさい。ただし、此処には誰も居なくなってますよ」

上陸し、保安庁の人の話を聞く。数日前、此処から救難信号が送られてきたという。
だがその通信も不鮮明であり、先日からの不審潜水艦騒ぎも手伝って、
おっとり刀で駆けつけたのが今日だったそうだ。
7第X話 侵略する海:04/11/26 00:45:23
潜水艦?そういえば調査船の出発前、ニュースが報じていた。この辺りの話だったか?
「ま、それも可笑しな話でねェ・・・・・」保安庁の人が笑い、「此処だけの話だけど」
目撃したヘリのパイロットの云う、潜水艦の特徴がとても可笑しいという。
長さ20〜25m位。色は白と赤で、質感は金属でなく生物、特に貝に似ており、
後部の蓋らしきものが開いて人に似た手足が出てきて、
「裂けた口と巨大な眼が有り、それに睨まれたそうだ」

大笑いする保安庁の人。それに愛想笑いする雑誌記者。
そこに教授が来た。「本当に・・・・誰も居なかったんですか?」「あ?・・・ええ、そうですが」
教授が訊く。「此処は・・・ここは本当にあの島、阜鱈玖(フタラク)島なんですか?」
この島の名前か?奇妙な名前だ。「そうですよ。で、アレは阜鱈玖灯台です」

狐に抓まれたような教授。「ま、此処に何人か灯台守がいたのは確からしいですし」
海上保安庁は此処に停泊するそうだ。一応行方不明者が出た現場である。
調査とやらは続行しても結構だそうだった。調査船も停泊することとなる。

その夜は慣れぬ船の揺れのため、新聞記者は灯台の仮眠室に泊まることにした。
しかし眠れない。まだ体が波に揺れている。気分が悪い。
灯台の岬側の窓際で煙草を吸う。灯台は役目どおり光をあたりに投げかけている。
灯台守は皆消えたという。海上保安庁の誰かが灯しているのだろうか。

ふと、灯台の灯りが何か照らしたように見えた。波ではない。波ではない何か。
───また見えた。今度は左の方。船をひっくり返したようなものが見えた。
身を乗り出す。今度こそはっきりと見たい。──・・・・
出ない。気のせいだったか。船酔いで幻覚まで見えるか。深酒よりたちの悪い酔いだ。
下を向き、海面へ吸殻を投げる。

海面下極浅くから、大きく裂けた口と大きな目玉の巨大な顔がこちらを見ていた。
8名無し物書き@推敲中?

     く/',二二ヽ> 
     |l |ノノイハ)) 
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