あなたの文章真面目に酷評しますPart19

このエントリーをはてなブックマークに追加
81熱液浴夫
前にも一度人生を生きていた気がする。
僕の前世は太宰治だったのかも知れない。そして生意気な事ばかり言って、自殺したのがいけなかったのだ。
だからこんな奴に生まれて来たのだ。
死んだ後、無になるなんて、そんなうまい話があるわけなかった。こんなモグロフクゾウになるなんて知ってたら情死なんてしなかった。
地獄だ。嫌だ嫌だ。地獄は嫌だ。嫌だよぉたけぇ。たけぇ。助けてよぉ、たけぇ。
涙になきくれるが、どうしようもない。
僕は布団の上に胡坐をかいてボーっとしていた。何も考えたくなかった。ずっとチンカスを指で丸め続けていた。
そうしてると少しだけ心が落ち着いてきた。五時間ぐらいチンカスをねっていたのだろうか。
チンカスから煙が立ち昇りだした。その煙は徐々に集まりだし、人影のようなものになった。
そのときだった。
「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!!」
「た、たけぇ」
「ホヒホヒホホ、坊ちゃま、ひさしぶりでござんす」
「た、たけぇ」
またたけに合えた喜びを噛みしめながら僕はたけに抱きついた。
82熱液浴夫:04/06/22 19:26
   〜
その日から僕はたけに脅えて暮らすようになった。
   〜
「坊ちゃん、鞭ですぞ」
「た、たけぇ。許してぇ」
来る日も来る日もたけの鞭は容赦なく僕の体を襲った。
「ボッチャン、子供は何人?」
「子供なんていないよぉ」
「男? 女?」
「だからいないって言ってるだろぉ」
「ボッチャン、鞭ですぞ」
ピシャッ!! たけの鞭がうなる。たけまでもが僕を苦しめる。また自殺するしかない・・