>マスメディアも、学校も、親ももう甘っちょろい幻想を撒き散らすのはやめてほしい。
事情あってのことだから幻想とは言うまい。
あ、ごめん。全否定しちゃった?
>>752 穿った見方だね。
こんなどこにでもあるようなコラムにいちいち必死になってたら、
新聞すら読めなくなっちゃうよ。当たり前のことを、工夫もなしに
だらだらと並べ立ててるだけじゃん。
755 :
名無し物書き@推敲中?:04/05/27 02:49
この集落には怪異な体を持った男が住んでいた。
岩石のようにゴツゴツとした大きな顔に小さな目、手足は異常に太く短く、
指も同様に太く短く、親指を除く全ての指は同じ長さに揃っている。
その拳足は岩をも穿ち、巨木を引き抜く怪力を宿している。
この肉体の持ち主は純真無垢なる少年だ。
正義感に燃え、危険を省みない。人を疑うことを知らず、どんな敵にも恐れることを知らない。
これはとても恐ろしいことだとも言える。
先週は身寄りが無く、飢えのあまり、食べ物を盗んだ少女の首を引き千切った。
先月は集落を荒らし来た盗賊10人を瞬く間に八つ裂きして広場に晒した。
昨年は酒に酔って暴行を働いた男の両脚を左右に引き裂きいた。
彼は手加減を知らない。知能も低かった彼を快く思わない者は少なくなかった。
しかし、誰も彼を殺せなかった。
無残としか言い様の無い見せしめがそれを思い留まらせていた。
昨日、村に住む少女が「みんなの迷惑なので消えて欲しい」と言った。
彼は悲しそうな目でコクリと頷き、自らの命を絶った
今日の彼は不思議な目をしていた。その小さな瞳は見る者の心を写していた。
彼の死を悲しむ者には美しい慈悲の目に見え、彼の死を喜ぶ者には底知れぬ恐怖を与えた。
ただその目が何を訴えたかったのかは誰にも分からなかった。
>752
穿つも穿たないもないな。
どちらかと言うと、お前は基礎的な教養のなさを恥じるべきだ。
糞教養を弁えていることがお偉いわけではない。
物事を論じるに当たって最低線をクリアしろ、という指摘だ。
>755
お話として面白いし、まとまっている。
意外性はないが、それだけ寓話的でもある。
フォーマットがこのスレの規定に即していないこと、句点欠け、
読点の振り方、漢数字とアラビア数字の混同と、探していけば粗はある。
もっとも、それを挙げつらって酷評する気にはならない。
>>755 面白いと思ったけど、
>彼は悲しそうな目でコクリと頷き、自らの命を絶った
>今日の彼は不思議な目をしていた。その小さな瞳は見る者の心を写していた。
このあたりに違和感。
悲しそうな目と書いてあったのに、いきなり不思議な目? と混乱してしまった。
上の行が少女の一人称、それ以外が三人称なのだろうか。
759 :
痴話げんか:04/05/27 09:35
なんか荒れてますね。
巻き込まれないようコテハンにします。
千鳥足
「飲まなきゃやってられるか」
ふいに、奥のカウンターから聞こえてきた。
よくある居酒屋の台詞だなと思いながらも、僕はその言葉を放ったサラリーマンの会話に、聞き耳を立てた。
「俺が、やってないのに俺の所為にしやがって、まったくふざけんじゃねぇよ馬鹿課長が」
「まったくおかしいよな、わかるよ、課長が謝るより君の所為にした方が、会社の信用が保たれるなんてどういう神経してんだか」
酒をまた、グビっと煽り男は続けた。かなりの酒量らしく酩酊している。
「そうおもうだろ、土下座ぐらいして謝られればまぁ、許してやっても、とは思うがさも当然事って顔しやがって」
小1時間。気がつくと店の全員が酩酊しているのに気がついた。
僕は、厄介ごとが起きる前に店を出ようと思い勘定を済ませた。
店を出ると驚く光景を目にした。町の人間全員が千鳥足なのだ。
すると前から蛇行運転してくるパトカーがやってきて俺の前に止まった。
酔って顔を真っ赤にした警官が、ポケットボトルを片手に、拳銃を俺に向け言った。
「なんだお前は」なんだじゃねぇよ。こっちの台詞だ。
「まともに歩きやがって・・・・・・逮捕する、ここは10時以降は千鳥足の町だ、法律を知らないのか」
僕は、逮捕されパトカーに乗せられた。
冗談じゃない、なんだそれは。
僕は警官のポケットボトルを奪い一気に飲み干した。
「飲まなきゃやってられるか」
760 :
名無し物書き@推敲中?:04/05/27 09:45
>759
ちゃら・らららん♪ちゃら・らららん・・・・・・♪
ちゃら・らららんら・ちゃららららん♪
ref
>752
>まるで自分たちのことを言われているみたいだから
いや、違うんだよ(w
733の文章読んでたら
自分のイタイ厨房時代(オレ今大卒の社会人)を思い出しちゃってさ。
こういう問いって答えがないから、独りであんまり深く考え込まないほうが
いいんだけどな。シンセツでカキコしたんだぞ(w
どうして目をさましたのかと思ったら自分の叫び声だった。
背中にじっとりと汗をかいている。またか、と思う――ここがどこで、自分が
何者で、どうしたというのか、何もかもが不安定に宙にぶらさがっているような
こころもとなさ。
それからだんだんに思い出してくる。そうだ――夢を見ていたのだ。
なんだか悪い夢だったような気がする。こんなに寝汗をかいて、心臓が激しい
動悸を打っている。
《デジャ・ビュ》というのだろうか、ついこの間も同じこの感覚が確かにあっ
たと思う。夜中に目をさまし、しばらくはなぜ目をさましたのかわからず、それ
から――それから、全身の状態をさぐって、それから、思いだす――そういえば、
悪い夢を見た――そうだ。悪い夢を見たのだ。
どんな夢だったろう――ばらばらになったからだと自我がのろのろ寄り集まっ
てくるような不安な感覚のなかで、ぞっとするような墜落感だけが残っていた。
墜落感――足をすとーんと踏み外して、まっさかさまに何もない深遠に落ちてい
ってしまう感じ。(もとから、ときたま《落っこちる》んだ)
誰にでもよくあることだろうか。時々夢のなかで足を踏み滑らしてすとーんと
落ちている。
しかし、それだけではなかった。突然前ぶれもなく、身震いするほどの生々し
さで夢の最後のシーンがよみがえってきた。
(歯が――) 歯が、抜けて欠け落ちたのだ。それもただの抜けかたではなかっ
た。口の中で、ひとつの歯がぼろりっと欠けた。あっと思ったとき、たてつづけ
に、ぼろぼろっと口の中のすべての歯がいたみも喪失感もないままにくずれ欠け
て、口の中がなんだか気味のわるいあじけのない、舌ざわりのすこぶる悪いじゃ
りじゃりした大きめの砂をいっぱいにほおばったような感触で一杯になった。
仰天して吐きだそうとしたが、これでは口中のすべての歯がなくなってしまう
ではないか、という恐怖にとらわれた。口のなかは異様な、実にいやな感触のも
のでいっぱいになっている――たとえていうならば、さんざん噛んでまったく味
のしなくなった鳥肉の残骸を口いっぱいに噛んでいるような、なんともいえない
いやな感触なのだ。
しかもそれが(自分の歯のくずれて欠けたものなのだ)と思うと、ぞーっとし
てくる。歯が全部なくなっては困る、と思いつつ、口の中のあまりの気持わるさ
に思い切って口をあけてそのじゃくじゃくしたかたまりを吐きだした。ぺっとそ
のへんに吐き捨てる。
だがいっこうに口の中はさっぱりしない。まだぼろぼろと歯が欠けて落ちたと
きの生理的な感触がはっきりと残っている。口の中いっぱいに誰かがさんざん噛
んで吐きすてた鳥肉をほおばらされたような感じもはっきり残っている。
二度、三度と口中のものを吐いた。さいごはだんだん必死になって吐き捨てた。
もう歯が抜けてしまったのはしかたないから口のなかだけでもさっぱりとさせよ
うと思って、必死に吐いて吐いて吐きだすのだが、口の中にはあとからあとから
その味けのないざらざらした感触のものがたまってくる――わいて出てきている
ような感じだ。
ありったけの大口をあいてぺっとすべて吐き捨ててやろうとしたとたんに、そ
のいやな>ものと一緒に、粉々に砕けてしまっていた歯がぼろぼろと口の外に流れ
出ていった。
しまった――あれをなんとかして取って置いてかためて口に戻さなくてはいけ
なかったのに――そう思ったとたんにいいようもない喪失感におそわれた。そし
てわけのわからぬ、うなるともつかぬ叫び声をあげて、その自分の声で大汗をか
きながら目をさましたのだ。
(ああ……)
だが、思ったほど大きな声ではなかったらしい。隣の布団では、妻が、最近と
みに大きくなった鼾の音をさせながら、その声で目覚めた様子もなくよく眠って
いる。
よかった、と思うと同時に妙な孤独感がこみあげてきた。もしこれが臨終だっ
たのだとしたら、自分は一人で誰にも、隣に寝ている妻にも気づかれずに死んで
いたろう――それもまたよし、と思うくせに世界中から見捨てられたかのような
、摩訶不思議な孤独感がつきあげてくる。
(そうか……)
また、歯の抜ける夢を見てしまった。その前に悪夢を見て目覚めたときも確か
そうだったのだ――だんだん思いだしてきた。あのときは、この変な口いっぱい
に味けないマウスピースを噛んでいるような感じはなくて、かわりに、あとから
あとから、歯が欠けて崩れてゆく、という恐怖に絶叫して目覚めたのだった。つ
いその前にもそういう夢を見ていたような気がする。
(この頃、歯の抜ける夢ばかり見るな)
(歯の抜ける夢を見ると、家族の死の前触れなんだといいますよ……)
もうずいぶん前だったと思う。最初に昨日歯の抜ける夢を見たと話したところ、
妻のいったことばというのがそれだった。ずいぶん無神経なことをいうものだと
思ったが、もともとそういう女なのだし、年をとってさらに無神経が昂じてきて
いる。この結婚生活は決してそんなに成功ではなかった。それでもいまとなって
はもう別れるほどの時間も気力もどちらにも残されていない。他の人間と結婚し
たほうがお互いに幸福だっただろうと思うし、その心当たりがないわけでもない
が、とりあえずもうそういう展開はないだろうということに互いに納得してしま
っている。
しかしその妻の言葉は妙にずっと意識にひっかかっている。
(歯が抜ける夢を見ると、家族に不幸のある……)
これは予兆だろうか。まもなく不幸がふりかかってきたときに、ああ、あれが
知らせだったのだ、と思うのだろうか。
そのことを考えながらいつのまにかまたうつらうつらと二度寝の眠りに入って
いってたらしい。次に目がさめたときには、いつもよりちょっと寝すごしたくら
いの朝だった。
日曜の朝だ。孫たちの声が台所でしているのでそうと思い出す。もう曜日の感
覚などそういうことでしかつなげなくなっている。
洗顔に立って鏡をのぞいてみると、むろん、年のわりにしっかりしているのが
自慢の歯はひとつも欠けてはいなかった。歯磨きブラシをあてたとたんに夢のな
かのようにはがぼろぼろと欠けくずれてきたらどうしようとちょっと足のすくむ
ような感じを覚える。
(歯の抜ける夢を見ると……)
自分はもう年寄りだからいつ死んでもいいが、自分が歯の抜ける夢を見たのだ
から自分のではないのだろう。老妻だろうか。一緒に暮しているのを家族だとい
うのだとすれば、特に仲もよくない無神経な老婆になった妻とずくずくと大きく
なった四十歳の息子、その嫁と孫の高校生の男の子と中学生の女の子がいる。
いまどき珍しい三世代同居、と云って貰っている。
孫だと少々困るかもしれない。妻に先立たれるのは何かと不自由だし、喧嘩ば
かりしていても死なれると淋しいのだろうか。嫁だったらどうなのだろう。息子
――それが幼かったころのことはいろいろと思い浮かぶ。だがこんなにくていな
中年男になったいまとなってはこれが本当に自分の息子なのかどうか、なんだか
不思議な気がしている。
起きるのが一番遅くなったので、幸福な《家族》たちはみなもう台所で食事し
ていた。椅子が五脚しかないので、全員いちどきには食事ができない。入ってゆ
くと老妻が面倒そうにコーヒーを淹れてくれる。台所には日がよく差込んでいて
、絵にかいたような郊外の新興住宅地の幸福な《家族》の団欒の図なのだろう。
自分の椅子だけは用意されていない。
面倒そうに、180センチになった高校生が立ち上がる。いいよ、といっても
無言でのっそりと自室に戻っていってしまう。あれだとすると少々辛いかな、と
思ったけれども、だからといって何がどう違うのか、という気もした。それにあ
の子は単車に乗っている。
「ミルク入れますか。砂糖は」
結婚してから四十年をこえるというのに、毎朝のことをまだ妻は覚える気もな
く聞き続けるのだと思った。
孫が空けた椅子にすわってぼんやりと、喧しいTVの朝のショーを見つめてい
る《家族》たちを眺める。
(このうちの誰が死ぬのだろう)
それとも、あれだけぼろぼろとくずれてきた、ということは、全員が死ぬ、と
いうことだろうか。大地震でもおこるのかもしれない。
(一人生き残るのは一寸辛いだろうな)
誰も、自分が死ぬなど夢にも考えていない顔をしている。当然、一番年寄りの
自分が最初に順番通りに片付くと思って、それ以上のことなど気にもとめていな
いだろう。
(この中の誰が死ぬのだろう)
この、このところ毎晩続いている、歯の抜ける夢は、本当に予知夢なのか、
それともそうではないのか。この中の誰が、愛してない、気のあわない妻と、
別に可愛くもない息子と、太った鈍重な嫁と、生意気な高校生の孫と、赤の他人
のように思われる中学生の孫と、この中の誰が死ぬのだろう。
そういえばこのあいだもそう思った――とコーヒーをすすりながら思い出した。
あのときもやっぱり、この中の誰がもうじき死ぬのだろうな、と思いながらコー
ヒーを飲んでいた。
毎日、同じ夢を見る。あるいは予知夢というより、願望なのかもしれない。
誰に死んでほしいのだろう。
毎日毎日歯の抜ける夢を見る。そうして毎日、いったい誰がもうじき死ぬのだ
ろう、と思いながら暮している。
おかしなことだ――そう思いながら口一杯に含んだなまぬるいコーヒーは、
あの味のしない鳥肉の噛みかすの味がした。(了)
墜落感という言葉を繰り返したが、くどくどした印象を受けただけでよろしくない。
墜落感についての説明だけすれば良い。他にも比喩上の無駄が多い。最後まで読んでもらうために、すっきりとした気持ち悪さ、その表現に尽力する。
抜けて欠け落ちるという言い回しに違和感。口中という熟語に無理がある。比喩が下手。
ところどころで漢字変換を心掛けよう。折角の暗い雰囲気が台無し。
必死にやってやろうという気概は買う。だが、もっと読み手の感覚に訴えるというか、何をされたら心底気持ち悪いと思えるか、考えよう。
身体的感覚と、心理が一緒に出てくる場面では、書ききれていない感じ。
所帯を持つ人間が妻子の寝ている隣りで死んでもいいだなんて、思う訳ない。人物描写なら魅力半減。決してそんなには文法上接続していない。幼稚語もある。
>>755 分かりやすくて深い内容だと思う。
村の周りの様子などを、もうちょっと書いていればもっと良かった。
>>759 やはり句読点がおかしい部分がある。
そのへんはぐぐれば、説明しているサイトがあるので省略。
言いたいことはわかるが、オチが弱い。
懲りずに、もっと書いて精進してもらいたい。
>>762-766 >舌ざわりのすこぶる悪いじゃりじゃりした〜たとえていうならば
例えが連続していてくどい。最後の伏線にするインパクトを出すためにも、後者のみでいいだろう。
《家族》としているからには、もっと意味をもたせるべき。
それから日本語がおかしい部分があった。もっと推敲を。
>>733 >>735-738 評論の体裁をなしていない。
評論というのは小説以上に着想の独自性が求められる。
また内容が独自であればあるほど、
読者を納得させるだけの精密な証拠の列挙と論証が必要になる。
あなたの文章が独創的かどうかはひとまず措くとしても
根拠なき断定があまりにも多すぎる。
それがこの文章を評論たらしめない最大の理由だ。
線的な論証の方法をもう少し勉強されたい。
別の観点からすればこのような書き方は古典的なプロパガンダの文章だとも考えられる。
しかしプロパガンダとしても、われわれの無意識に訴えるものはほとんどない。
なぜならあなたの文章によって心地よく思う支持者が誰にあたるのかまるで不明だからだ。
社会を扇動するプロパガンダほど難しい文章はないと心得られよ。
こちらの方向を目指すのであれば精密な歴史的研究が積み重ねられているので
そちらを参考にされたい。
>>759 リーマンはつらいよ話なのか不条理世界話なのかまるで判然としない。
どちらの話にしても描写が少なすぎる。
すべての投稿にいえることだが、ワンテーマであることを強く意識して書いて欲しい。
そうでないとせっかく書いた文章が散漫になってしまうし、印象にも残らない。
最初と最後のセリフが全く一緒なのは意識してやっているのだと思うが全く効果がない。
いや、どのような効果を狙ったのかすらまるで不明だ。
なぜ不明なのかというとテーマが判然としないからだ。
テーマが判然とすればなぜその手法を用いたのかも読者に理解可能になる。
つまりあなたの文章は読み手の理解をうまく誘導していない。
意味不明な技巧は読者を怒らせるだけだ。
もうすこしがんがれ。
772 :
痴話げんか:04/05/27 15:13
>771
テーマは「飲まなきゃやってられない不条理な世の中」でした。
身近な生活の不条理で読み手を引きこんで、強烈なちゃぶだい返し。そして韻を踏んでの「おち」
という、ショートショートの王道でかいてます。
伝わりにくかったんですね・・・・・・。未熟さです。
ありがとうございました。がんばります。
>>755 着想がすぐれているため 数多くの文章のアラがさほど気にならない。
少年は共同体の正義の象徴だろうか。
もしこの理解が正しいのなら先週、先月、昨年の順で並んでいる暴力の例は、
「少年の正義感が徐々に歪んだ方向に先鋭化していく過程」として
昨年→先月→先週の順にしたほうがよいように感じる。
時間順に提示することで我々の素朴な正義感とずれていくようすが見えると思う。
上の方でも指摘があったが最後の3行はわかりづらい。
少年は復活したのか?
オチとしてここはもう少し具体的に書くべきではないかとも思う。
>>762-766 途中でオチが読めてしまった。
理由1:まず長すぎる。全体の分量を1/2〜1/3にしてください。
それだけで読者はオチを予測する間もなく読み終えることが出来る。
理由2:不幸=死の予感とした時点で読者は「大切な誰か」が死ぬことを予測し始める。
主人公にとって誰が大切かというと家族の中で誰も大切な人が居ない冷め切った関係。
こうなれば死ぬのは主人公しか居ない
理由3:主人公が予感する死が家の内部に限られている。主人公が家の外部の人、、
たとえば親兄弟とか世話になった親戚などを考えれば読者の予測を拡散させることも
出来たかもしれない。
とにかく長すぎることと痩せた設定が最大の原因。
そして、「読者が読みながら何を考えるのか」についてもう一度よく考えてみてください。
775 :
名無し物書き@推敲中?:04/05/27 17:00
>755
面白い。いい作品だね。
あえて、酷評するなら、
少女の言葉がステレオタイプで、シンプル過ぎると思う。
折角のいい結末に繋がる言葉だから、もっと活かしてほしかった。
いい物語だから、もうちょっと長くてもいいと思うよ。
776 :
名無し物書き@推敲中?:04/05/27 19:14
お願いします。
「泣かないの。泣いちゃだめ。」
そう、彼女はいった。
彼の記憶に、かすかに残っているその言葉。
忘れた、と思っていても、
ふと思考に空白が訪れるとその言葉はどこからか戻ってくる。
「鳴かない黒猫は…」
夕日に照らされた公園の、
幼かった彼には恐ろしく高く見えた、
あのジャングルジムから足を滑らせて落ちた彼を、
そっと抱き上げてくれた彼女の、言葉。
「…幸せを運ぶのよ。」
あの時彼はその一言で泣き止み、彼女を見た。
微笑んだその顔はどこか寂しげで…
そう、あの時彼女が言ったのは…
777 :
名無し物書き@推敲中?:04/05/27 19:14
―「おい、君。大丈夫か?。」
その少年は、ふと過去の思い出から現実へと引き戻された。
もう10年以上前の記憶。ほとんど夢に近かった。
隣のやつは、彼が新入生代表だと知ってか知らずか、
寝かけていた彼を親切にも起こしてくれた。
一度寝ると目を覚ますのに時間がかかる彼にとっては、
ありがたいことだった。
「あぁ、大丈夫。ありがとな。」
と返す。礼儀と心配は過剰なくらいが良い。
「で、あるからして前途ある君達には…」
長い挨拶だ。
が、仕方ないのだろう。
さすがに入学式くらいは一応の形式は保たねばならない。
新入生代表として自分もその形式の一部になっているからには、
それなりの作法に従わなくてはいけないし、そこは我慢するべきところだろう。
胸元の式辞用の巻紙を確認して、出番を待つ。
「だからこそ、この国立所為願総合学技高等学校においては…」
まだ続いている。入学しておいてなんだが、長い名前である。
よくかまずに言えるもんだと感心さえしてしまう。
いくら正式名称とはいえ少ししつこい。
778 :
名無し物書き@推敲中?:04/05/27 19:15
―長い挨拶が終わった。
生徒の半分が、長い挨拶から解放され、
残りの半分が浅い眠りから覚めた。
「えぇ、続きまして、新入生代表の言葉…」
…ついにきたか。
言われたとおり、自分の席から立ちあがり、舞台へと進む。
来賓、教師、そして全校生徒の目が、彼に集中する。
舞台まで、あと数メートル、というところで、
上級生の横を通る。かなり緊張する一瞬だ。
そんななか、ふと彼の耳にどこかで聴いた言葉が飛び込んできた。
「鳴かない黒猫は…」
会場の少しばかりのざわめきに混ざっていた、その言葉。
い、今の言葉…
すべてを放り出して振り向きたい。
しかし、彼の理性はそれをさせずに舞台へと歩かせ、
彼に挨拶を言わせる。緊張と少しばかりの怖れ、
そしてさっきの言葉への驚き、それが彼を逆に理性的にし、挨拶は滞りなく読まれ、会場は拍手に包まれる。
そんな彼を見つめて、微笑む人物が、聴衆の中に一人いた。
「変わってないなぁ…」
彼女はそうつぶやくと、舞台上の彼を見た。
10年前と、そう変わらない、
しかし本当に懐かしいといった気持ちが見える
美しい笑顔で。
779 :
原ヘリのすけ ◆GZaF1XHdps :04/05/27 22:56
>>776 非常に読みにくい文章。指示語多すぎ。
「夕日に照らされた公園の、
幼かった彼には恐ろしく高く見えた、
あのジャングルジムから足を滑らせて落ちた彼を、
そっと抱き上げてくれた彼女の、言葉。」
なにがどこにかかっている文章か不明。
全体に流れがギクシャクしているので、もう少し読みやすい文章をこころがけましょう。
780 :
原ヘリのすけ ◆GZaF1XHdps :04/05/27 23:00
>>776 読みにくい。
指示語が多すぎ。
>夕日に照らされた公園の、
幼かった彼には恐ろしく高く見えた、
あのジャングルジムから足を滑らせて落ちた彼を、
そっと抱き上げてくれた彼女の、言葉。
どの文がどこにかかっているかわかりにくい。
なるべく読みやすい文章を心がけましょう。
t
782 :
名無し物書き@推敲中?:04/05/28 02:22
お願いします。
------
格子の入った窓から、灰色の空を見上げていると、
祐樹は、昔のことを思いだす。
昔、といっても、そんなに前のことではない。
祐樹が生まれてから、まだ、十三年と一ヶ月しか
たってないし、小さなころのことは覚えていないから、
祐樹の記憶というのは、ほんの十年に満たない期間で
しかない。
それでも、祐樹の中には、十年分の窓の外の風景が
詰まっている。
そして、それ以外の風景を知らない。
祐樹は、物心ついたころから、この白い部屋の中に
いた。そして、いつも同じように、窓際に置かれた
ベッドの上で、灰色の空をみあげていた。
思いだすといっても、まだ身体が小さかった祐樹が、
今と同じように、灰色の空を見上げているという風景
でしかなかった。そして、不思議なことに、祐樹の
記憶の中にあるのは、いつも灰色の空だった。抜ける
ような青い空も、朱に染まった空もあったはずなのに、
どうしても、思い出すことができない。
たぶん、最初から覚えていないのだと、祐樹は思う。
窓の外に関心を持つのは、空が燻ったような灰色を
しているときだけだった。なぜかは、良くわからない
けれど、もしかすると、それは、祐樹の頭の中を常に
覆っている、ぼんやりとしたものに関係があるのかも
しれないとは思う。
783 :
名無し物書き@推敲中?:04/05/28 03:22
テンプレに書いてなかったので、質問。
話し途中でもいいですか?
完結してないとやっぱりダメ?
784 :
名無し物書き@推敲中?:04/05/28 03:39
age
>>783 べつに中途でもいいよ。
その代わり批評も中途半端になるよ。
なるほど・・・・・ありがとうございます。
私はいつも本屋で最初の1ページを立ち読みして、買うかどうか決めるので
その感じでいくと、私の文章ってどうなのかなぁ・・と思って。
とりあえず、一本載せてみます。途中ですが・・・
玄関の開く音で目が覚めた。
(本当に寝てしまったんだな・・・)
居間に入ってくる足音が聞こえて、私を探しているような気配がする・・・。
(まぁいいか)
そう思うと和室の引き戸が開いた。
私が布団に顔を半分うずめているのを確認すると彼は仕事部屋に引き上げていった。
旅行に出てから、こんなにぐっすり眠れたのは初めてのような気がする。
カナは東北に来ていた。
急にとれた休みを利用し、行った事のないところに行ってみよう、と思い、
たどり着いたのが東北だった。
仲間よりだいぶ遅く手にした自動車免許で、どこまで行けるのか試してみたかったというのもある。
結構すぐなんじゃない・・・、そんな風に気軽に出かけた旅行だった。
しかし、東北はあまりに広く、遠く、どんどん自信がなくなっていく自分がいた。
旅行が好きで、「好きだ」と公言しているにも関わらず、
実は自分は旅行には向いてないんじゃないかと思う事が度々ある。
旅先で向けられる好機の目や、話しかけてくる人々を自然と選り好みし、
頑ななまでに拒否してしまう自分。
朦朧とするくらいに疲れないと眠れない体。
さみしさと、今日一日を振りかえり自己嫌悪に溺れ、夜の闇を睨み続けてしまう弱い心。
なんのために旅行に出るんだろう。
いつも飛行機の離陸の瞬間や、すぐには帰れない場所に着くと、激しい後悔に襲われる。
「戻りたい、戻りたい」
「あぁ、なんでこんなとこまで来てしまったんだろう」
でもまたすぐに日常に飽き、旅行に夢を馳せることとなる。
夢と希望に溢れていた、10代を過ぎ、唯一手に出来たものが旅行だけであった。
なんでも出来る、先の自分を想像するとワクワクする、そんな風に思い、
夢もあった。
望めばそれらは手に入れることが出来ると思っていた。
疑う心なんか持っていなかった。
しかし夢は破れ、足を踏み出せないまま、どんどん臆病になり、
歳だけが過ぎていった。
旅行は、お金と少しの勇気さえあれば、私を受け入れてくれた。
選別されることも、競争もなく、努力も必要なかった。
そんなことを考えながら和室の天井を見上げていた。
ここは古くからの友人の仕事部屋だ。
東北で、ひとり仕事をする彼の部屋に旅行中の私が転がり込んだ。
駅前にホテルはとってある、しかし「いかにも」といわんばかりのビジネスホテルは
全く落ち着くことができなかった。
でも、ずっとここにいるわけにはいかない・・・・
またあの長い距離を帰らなくてはならない・・・。
よろしくお願いします!
>>787-789 >>9の約束事をあえて無視したとしても、
全体的に表現がおかしく突っ込みどころが多すぎる。
というかおかしくないところを探す方が難しい。
>玄関の開く音で目が覚めた。
>(本当に寝てしまったんだな・・・)
冒頭から変。
>居間に入ってくる足音が聞こえて、私を探しているような気配がする・・・。
もう明らかに変。文章が繋がっていない。とりあえず・・・はいらない。
>カナは東北に来ていた。
誰だカナって。主人公か。一人称じゃなかったのか?
>たどり着いたのが東北だった。
大雑把杉。東北のどこだ。どんなところだ。
>結構すぐなんじゃない・・・、そんな風に気軽に出かけた旅行だった。
「実は自分は旅行には向いてないんじゃないかと思う事が度々ある。」
度々こう思っていた奴が、気軽に旅行に出かけるのか?
>東北はあまりに広く、遠く
憂鬱の原因として、遠いのと広いのとは性質が違うものなのでは。同列に並べられるものではない。
>旅先で向けられる好機の目や、話しかけてくる人々を自然と選り好みし、
>頑ななまでに拒否してしまう自分。
好機の目は選り好みできない。そもそも選り好みしたものを結局拒否するのか。
疲れたので途中で切り上げ。もっと推敲を重ねてください。
792 :
痴話げんか :04/05/28 07:40
題名 「逃亡者」 作:痴話げんか 〜ショートショート〜
目一杯の強がりだった。
本当は、今にも泣き出しそうだったけれど、私は彼に別れを告げた。
「これ以上あなたが私を好きになってくれることはないんだし、この辺で終わりにしましょう」嘘だった。私の方が本当は好きで好きで性がないのに、今でも"ぎゅっ"と抱きしめて欲しいのに、心とは正反対の、前から考えていた台詞をやっと、絞り出したのだ。
煙草をくゆらせたその煙を見つめる、寂しそうな彼の横顔。
私はきっと、この恋を引きずってしまうと思った。
出来るだけ人目につかないこの喫茶店を選んだのは、間違いだった。
ここでもし彼が「君のために・・・・・・」って言ってくれたなら、私はまた、彼を許してしまう。彼の胸の中に飛び込んでしまう。
喧騒にまぎれて、あっけなく終わらせた方が良かったのに。
煙草を揉み消し、ガラス越しに見える、雨に濡れたレインボーブリッジを見ながら、苦虫を噛みつぶしような顔で、彼は口を開いた――(駄目。言わないで)
「わかった。君も幸せになってくれよな」
私の恋は終わった。
最後に「じゃあ」と言葉を交わし、別々に喫茶店をでた。
雨にけむる街も、別れを悲しんでくれているように思える。
映画のワンシーンなら素直に、雨に打たれて泣きじゃくれるのだろうけど、27歳の女の分別がそれを許してくれなかった。
喪失感と絶望感で、今にも心が崩れていくようで、切なくて、凍えそうで、辛い。
私の青春は終わったのだ。昨日までの争いの日々も、甘く切ない日々も、すべて思い出に変わったのだ。
もう泣いてもいいよね、神様。――我慢していた涙が、つぅと頬を伝わり、雨の中に紛れて消えた。
不意に後ろから駆けてくる足音が響く――(ひょっとして、崇文・・・・・・)
「お客さん!お勘定忘れてますよ」 (了)
追)ショックを受けすぎた人いたなら、ごめんなさい。テヘッ
793 :
痴話げんか:04/05/28 07:42
お口直しに。
題名「下弦の月の下で」 作 痴話げんか 〜ショートショート〜
午前0:00 キン・コン・・・・・・アパートのチャイムがなった。
こんな夜遅くに・・・・・・。寝入りばなだった俺は、パジャマのまま玄関に向かった。
「どなたですか」
「私。夏子」
「こんな遅くにどうしたの。ちょっと待って今明かりつけるから」
「待って」――遮るように夏子は言った。
「明かりはつけないで」俺はちょっといぶかしんだが、明かりをつけず言われるままドアを開けた。
下弦の月。闇夜の中、真っ白に美しい夏子の顔が浮かんだ。
「時間がないの。もう会えないの」言うや否や夏子の眸に涙が浮かんだ。顔は、くしゃくしゃになり嗚咽を漏らさぬよう、真一文字に口を結び、涙があふれ頬を伝い落ちた。
夏子のその様を見て俺の目にも一杯の涙が浮かぶ。
「何。一体どうして」そう言うのがやっとで、俺は、そのまま玄関に座り込んだ。
「お別れを言いにきたの。あなたのこと絶対忘れないから。あなたに出会えてよかった。さよなら。愛し・て・・・・・・」その瞬間、走りぬけた車のヘッドライトに、
夏子の姿は、月にかかる霞のように儚く消えた。
夏子の携帯に電話しても繋がらなかった。悪い予感がして消防署の救急に電話してもプライバシーということで、何があったかとか病院にいるとか一切、教えては貰えなかった。
俺は、当てもなく夜の街をバイクで探し回った。
朝になり、憔悴しきった俺は何の手がかりもないままアパートに戻った。
一体、夏子の身に何があったんだ。
携帯が鳴った。夏子の友達の千秋からだった。
「昨日夜12:00頃、夏子、トラックの車輪が外れてそれにあたって死んじゃったの」
俺は、その場に崩れ落ちた。嗚咽で息が出来ない程、激しく泣いた。とめどなく涙がこぼれた。人生でこれほど深い悲しみを味わったことはない。
人生でこれほど激しく泣いたことはない。一番大切な人。忘れるもんか。一生、一生忘れるもんか。君と過ごした日々。
いまわのきわ、会いにきてくれるほど俺を愛してくれた夏子。愛してる。
俺の夏は終わった。
(了)
すみません。今回はオチとか、なしの方向で。
疲れるから大問題な部分のみを書く。技術以前の話だ。
>>792 >「お客さん!お勘定
こんなものをオチといっていいのだろうか。
ショックを受ける人などいるまい、なぜならば崇文と何ら関係がないのだから。
崇文が「お客さん! お勘定忘れてますよ」と言うのならまだしも、
>別々に喫茶店をでた
とあるから、崇文は店の人ではないことになり不可能。ひとつも面白くない。
>>793 >俺は、その場に崩れ落ちた
この文章以降は一気に中学生の日記並の胡散臭さが出ている。
一生懸命書いているとは思えない文章だ。
>君と過ごした日々
を読者は知る由もない。これではとうてい感動はあり得ない。感情移入は皆無。
>愛し・て・・・・・・
助けてくれだ、胡散臭いにもほどがある。コメディとしてならいいだろう。
ところで、何が
>オチとか、なしの方向で
なのだろうか。全体がオチのようなものではないか(しかも「なしの方向で」とは何だ?)。
そもそもオチに対する反応は、かなりおおまかにわけて「おお……」と「くだらねえ」の二つがある。
(両方とも本心からのものであり、後者ならば「くだらねえ(笑)」ではなく「くだらねえ(憤怒)」だ。)
この文章において二つのうちどちらに当てはまるのかがわからないうちは、
「お口直しに」などと自信満々に書かないことだ。
さぞおもしろいものなのだろうなと思っていたら……お口直しどころかこれでは吐いてしまう。
あなたが読む立場において、望みは小説か? それともアンケート用紙の回答だろうか?
>>793はアンケート用紙の回答である。「死んだ時間に彼女、ここへ会いにきました」終わりではないか。
書く立場においても考えながら執筆してみてはどうだろう。
陰毛が落ちている。伸びたちぢれ麺のようだ。<br>いったいどうしてこんなところに麺なのだろう、不思議だ、と彼は思った。
>795
不思議ですね。(w
>794
>>この文章以降は一気に中学生の日記並の胡散臭さが出ている。
>>一生懸命書いているとは思えない文章だ。
心情の描写を一気に高める目的でこの描写にしたのですが、表現としては、間違った方向だったのでしょうか。
また、お怒りを激しくかってしまったようで・・・・・・。どうもすみません。
他の方もどしどしお願いしますね。
痴話げんか さん、毎回楽しみにしております。
最後の一行に、もっとインパクトがほしいです。
汚らわしくてもいい、読み手に衝撃を与えるような物を
期待しております。
文章で読ませるより、目で見せるコントなどの、構成作家が向いてるのではないでしょうか。
で、
>>793 もし、最後の4行無かったらどうだろうか
また、三行は不要で「俺の夏は終わった」だったらどうだろう
と考えてみる。
まっ、評価する方は気楽な物で、何とでも言えますから。
才能はあると思います、でも性格が邪魔をしてるのですね。
794は、敢えて悪者になるために、あのような文章になってしまったのでしょう、と言ってみる。
>>795 <FONT COLOR="#CC0000">彼だったんだ
>>792>>793 しりとりスレから呼ばれてきました。
人の文章を批評できるだけの実力は持ち合わせていませんが、
「枯れ木も山の賑わい」ということで、ご容赦ください。
正直言って、ひどいです、どちらの作品も。
ストーリーは安直だし、表現は安っぽいし。
人に読ませるレベルじゃないです。
>>792のラスト、くだらないです。あれでは読者もショックを受けたりしません。
読者をバカにしすぎです。
ギャグで終わるにしても、主人公の脱力感とか、もう少し描写の仕方がありそうなものです。
あと、一人で勝手に悲劇のヒロインぶっている幼稚な主人公の自己陶酔を、
「バカ女キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!」と笑いとばすような視点で書いたほうが、
ラストは生きてくると思います。
>>793 とても「お口直しに」などと言って差し出せるレベルじゃないですよ。
> 午前0:00 キン・コン・・・・・・アパートのチャイムがなった。
ここでなぜ「……」を使う必要があるのかわからない。
「午前〇時ちょうどにアパートのチャイムが鳴った」で十分。
「……」は、よくよくのことがない限り避けたほうがいい。文章がますます安っぽくなる。
> こんな夜遅くに・・・・・・。
「こんな夜遅くに誰だろう?」で十分。あるいは「こんな時間に?」でも事足りる。
一々指摘するのが面倒なんで、もうやめますが。
全体に表現が冗長すぎる。もっとシンプルに書く練習をしたほうがいいです。
あと、もう少し自分の文章を客観的かつ批判的に見る訓練をするべきだと思います。
まあ、自分も修行中の身で、偉そうなことを言って申し訳ないのですが。
お互いに頑張りましょう。
陰毛が落ちている。伸びたちぢれ麺のようだ。いったいどうしてこんなところに麺なのだろう、
不思議だ、と彼は思った。弱い光の刺す天窓の方に顔を向け古び黄ばんだガラス越しから
天空をゆっくり見上げた。ああ神よあなたはひねくれている、床に落ちた麺など私は食べない。
かすみのような弱々しい声で呟いていた。彼の顔は悲しみと嘆きで塗られていた。私は人間だ。
彼は上に思いを放つ。悲壮に満ちた表がみるみる猛々しくなっていった。
いったい何故カップ麺なのか生麺なのか気になってしまうのだろうか。
拭い切れない思いが自分を腹立たせていた。彼は空腹に勝ててなかったのだ。
後ろ髪を引かれる思いで清掃に励むしかなかった。
「あっ」
ちぢれ麺が又現れた。彼の苦難は続く。
靴の中は臭いがそこに住みたいと思ったのは3年位前だ。
最近の靴は様々な材質や形をしていて履くだけでは勿体無いと思ったものだ。
百貨店に行った時だった。透明な棚に異様なたたづまいで並ぶ靴たち。
私にはどうしても靴と呼ばれて来たものには見えなかった。
抑えきれない衝動を胸に思い切って住むことにしたのだ。
正解だった。
恐ろしく快適なのだ。都会の喧騒を離れて靴の中に住む。
3年も経てば慣れてくるのだが初めての時は戸惑った。
何せわからないことだらけで知人に聞くわけにもいかない。
聞くというより知人であるしかないのだ。
この知人が曲者でこれにかかってると言っても過言ではない。
まず気になるのは匂いで、これが理想と現実って奴だろうか。
選択肢は狭まれる。出勤先が同じではなくてはならない。
これも現実って奴だろう。少し戸惑ったかな。
やっぱり良い靴を履いてる奴に目を付けるね。若い女が良いと
俗人は思いがちだが親父が意外と良い靴を履いてるんだな、これが。
‖| ‖|
‖| ‖|
‖| ‖|
‖| ‖| キキキキ
∧∧∩
( )ノ
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〜 |
∪∪
空が近づく。
気持ちいい初夏の風が僕の全身を羽ばたかせる。
人々が蟻のように見える。その人々はこちらに注目している。
不安そうに見ているのだろうか、それとも興奮しているのだろうか。
僕にとってはどうでも良い事だ。僕は飛ぶんだ。
心拍数が上がっていくのが全身でわかる。心臓の音が体中に鳴り響く。
脚に少し力が入らなくなってきたようだ。空を見ている余裕もない。
ついに飛ぶ時がきたようだ、飛ぶしかない。
一瞬息を止め、そして風も止み、回りの雑音も聞こえない。
地が無き道へ小走りで近づいていく。瞬間、下の人々が見える。
飛んだ。
死んだ。
地面がこちらに近づいてくると思ったら遠ざかる。
僕は生きている。浮いてる。
地面に降りた。脚がガクガクする。これは僕の脚か。
生まれたての小鹿のようだ。
バンジージャンプって面白い。